女性と剣道(稽古終了後の講話)

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女性と剣道(稽古終了後の講話)

剣道では稽古が終わると、みんなで集まって師範格の人が新進の人たちに講話(Blog12)を行い、精神面などの心構えをつたえます。ぼくが剣道助教で講話するときに使ったテキストから一つひっぱってきました↓

女性と稽古をしていて、ともすれば体力で圧倒しようとしていることに気づく。体格・体質により女性はスピードとパワーに比較的恵まれないが、それだけに無理無駄のない流れるような動き、機会を的確にとらえた打突など、力任せでごまかしてしまう男の剣道に比べ剣道の本質に迫っている。女性相手に基本打ちのような(ゆったり大きくした)打ちで勝つことができれば、それは女性が自然に出す攻め合いの攻防に加わらせてもらい、打つべき時に打たせてくれたということで大いに喜んでよい。

(上記は望ましい剣道の例。以下上記と正反対の「試合テク」について)

試合テク1.3所よけ

剣道では、面・小手・胴と三か所のみに打突部位が限られています。試合で一本取って(有利な状況で先行して)逃げ切りたい(Financial1.12)時などにつかうテクニックで、下図のように構えると相手は打つところがなくなってしまいます。ただこればかりやっていると反則を取られることもあるらしい。

試合テク2.ばね小手

竹刀はちょっと立て気味に、左手は振り下ろす!ところを右手で押さえて、ぱっと見は「竹刀があがっちゃった中段(上がった分だけ隙が生じる)」にしておく。相手がひっかかり面なり小手なりに飛んでくるせつな、右手を外すと、ストッパーのはずれたバネみたいにひゅーんと竹刀が飛んでゆき相手の小手に命中する。うまい人がやると、すごい!目にも止まらない片手小手だ!となるらしい。

試合テク3.自分の胴を打って一本

剣道の胴はすれ違いざまに打つのが一般的。ほんらいはすれ違う時に竹刀の刃に当たる部分で相手の胴を打つのですが、このとき竹刀の峰で自分の胴を打ってすれ違うテクニック。うまい人だとすれ違いざまに「ぱあああん!」ととてもいい音がして「どおおおおー!」一本!と思わず審判も旗を揚げてしまうらしい。

要するに剣道の本質を全く外れただましうちですね、はははははは。。。。

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