尋牛 (じんぎゅう)
何事も基本が大切といいますが、初心者すなわち達人だったりします。それはへたな熟練者のように「試合テクに走って目先の勝ち負けにおぼれ、本質から遠ざかってしまう(S9)」ということがないからです。
続きを読む十牛図
十二世紀ごろ、北宋の禅師郭庵(かくあん)によって人が仏性(自己知、神、など呼び方は多々ある)を「獲得する、取り戻す、目覚める」ステップを10枚の絵(と詩・散文)によってあらわしたもの。(分別智の強い人のために追記:散文つまり序は慈遠禅師の著作です。分別智ってなんだ?という人はこの括弧内のコメントなんて気にせずどんどん読み進めましょう。
続きを読む◎自己の獲得と進化へ:スピリチュアル関連
「三千年を解くすべを持たないものは、闇の中、未熟なままに、その日その日を生きる(ゲーテ)」といいますが、まいにちの生活で精一杯の現代人も、生きていればいろいろな目にあい。世の中の不公平や不合理に虐げられるのはなぜ?どうすれば解決・解放されるの?そもそも解放ってなに?そして解放される自分とはいったい何だったの?と、だれでも悩んだことがあると思います。でも、それは悩みというより、現代社会という大きな機械・工場の歯車になってしまった人間が、「歯車って何?」という問いかけに気づいた、実はとても大切な瞬間だったのかもしれません。
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