タイヤ圧調整

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タイヤ圧調整

その①:空気ポンプ用電源コード作成

タイヤに空気を入れる際、コンセントのない場所でも電気ポンプを使えるよう自動車のバッテリーにつなぐ電源コードを作成しました。材料は①自動車用シガーライターと②ブースターケーブル。ケーブルは両端に赤黒のワニ口が付いていますが、片方のワニ口2つは切り捨てます。ライターは芯と照明電球の部分は取り外し、ソケットのみ使用。①②をつなぎ合わせ、用心のため10Aのヒューズを接続して完成③。さっそく役にたちました。「僕も作ってみよう」という人にポイントはライターの⊕と⊖を間違えないことと、自己責任でおねがいします。

その②:実際のタイヤ圧調整

こよーてのようなEXPERIMENTALの小型機は、35PSIが適正なタイヤ圧とされていますが、草地や不整地に降りることが多い場合、石ころなど異物を踏んでもタイヤが破裂しないようタイヤ圧を低めにしてタイヤを保護する人もいます。ぼくの場合はほとんど舗装された滑走路ばかりなので、むしろ高めに設定して、着陸の瞬間における接地面積を少なくしています。つまり、どうしても着陸の瞬間タイヤは引きずられてから回転を始めるため、このときに接地面積が大きいとタイヤを引きちぎるような力が発生してしまうためです。また、転がり抵抗も低くなるのでハンガー内で飛行機を押したり引いたりするのが楽になります。

一方、空気を入れるためのポンプといっても、自家用機レベルでは簡易な自動車用電動コンプレッサーを使うことが多く。ぼくの場合もホームセンターで買ってきた中国製の得体のしれないポンプだったりします。

電源はこよーてに装備していたが経年劣化で弱ってしまいエンジン始動には使えなくなったバッテリーを使っています。使用する1日前、一晩(8時間ぐらいでOK)バッテリーチャージャー(これも自動車用)で充電しておくと、ポンプ駆動ならまだまだ元気よく使えます。

ちなみに、こよーて君つまりEXPERIMENTAL航空機で使っているバッテリーは、実はオートバイ用のバッテリーだったりします。でもちいさな飛行機なので、そこそこのデッドウエイトでもあります。

さて本題に戻り。ポンプにも一応空気圧メーターが付いていますが、使う日の気象条件などによって表示が変化してしまい。でも厳密には表示しないと分かっていればそれなりに使えます。

基本は内側の赤字が4ちょっと上、黒字が60くらいに行くまで補充します。飛行機のタイヤは小さいので、すぐ補充されますが、ポンプ側のホースをタイヤ側のバルブから引っこ抜いたときにブシュー!と抜ける空気が馬鹿にならないので、その分余計に入れます。

タイヤと、特にタイヤチューブは当たりはずれがあり、左右主車輪用に同時に買ったけれど、片方は1年何もしないでもいいのに、もう片方は3か月に一度補充しなきゃ、なんてケースもあります。これはバルブが微小ながら締め切らず空気漏れしていることが多いらしい。でもいつも点検して大事に使った方が、とにかくあたらしく変えよう、というのより安全だったりします。要するにスーパーで買えるような汎用品でもなく、品質も絶対均一とはいかない、ということですね。。。。もちろんこれが週一の頻度でタイヤ圧が下がっちゃう、という場合はバルブ交換か、タイヤチューブそのものを変える必要があります。

さて、計器より重要なのが目視でタイヤの潰れ具合を確認すること。数字を信用しすぎる飛行機乗りは死にます。

左が6か月くらい使用した後のタイヤ。正面から見て四角く潰れちゃっています。右が空気圧補充後。サイドウオールを引きずらないくらい丸くなっています。

これもなかなか面倒で、丸くなりすぎるとタイヤの中央ばかりすり減ってしまい。でも個人的には低すぎるよりはましだと思います。

最後のうんちくです。主車輪の摩耗と前輪の摩耗は段違いで、主車輪のタイヤを3回交換するごとに前輪のタイヤを交換するぐらいの頻度になっています。また、本当に高いのはタイヤよりタイヤチューブで、交換するときは泣きます。。。。

今回はこのへんで。ではでは。。。。

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