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BTC阿鼻叫喚:トランプコインの地獄

阿鼻叫喚シリーズその3。

その1はこちら→マットグロッソに土地を買う

その2はこちら→オプション取引

ファシストか?トランプ
Donald Trump
 

 

その昔、昭和の時代。テレビだのなんだのが普及しておらず、有名歌手も地方へのドサ回りというか巡業というか、要すればライブが重要な売り込みかつ収入源となっていたころ。

とある駆け出しのコメディアンが、すでにときめく大スターになっていた村田英男(誤字はお察しください)の前座を務めたときのこと。

コメディアンの兄ちゃんは、真打の村田英男の登場に前もって場を盛り上げるべく

「村田英男さん、演歌歌ってもらえんか?」

なんてやったのですが、当然ながら会場はどっちらけ。

もちろんもっと面白いギャグを連発してがんばったのですが、会場は氷のようにしずまりかえり。

そのうち村田英男がでてきて

「みなさんこんにちは、今日は皆さんと演歌で宴会です」

とやったら、たちまち満場大喝采に。

村田英男だったら、どんなくだらないギャグでもウケるのだった。

要するに、大衆心理です。

 

さて。

トランプの野郎が、こともあろうに就任直前にミームコインを発行しやがり。

コインの素性(というかファンダメンタルズというか)なんか全然関係なく、大衆はこれにどっと群がり、大暴騰したのでした。

その名も「トランプコイン」

ソラナのプラットフォーム上で発行したら、「24時間以内に7ドル(約1100円、1ドル=157円換算)から史上最高値75ドル(約11.7万円)まで急騰(https://www.coindeskjapan.com/272611/)」。「億り人続出」などとセンセーションになりました。

このコインの発行にあたっては「トランプ組織の関連会社であるCICデジタルと実業家のファイト・ファイト・ファイトが80%を所有している(MSN)」すなわち、トランプの実質私有企業が大儲けし、見事に私腹を肥やしました、ということなのである。

トランプコイン
https://www.okx.com/zh-hans-au/learn/how-to-buy-trump-coin
 

 

フツー、まともな仮想通貨と言えば、何かの裏付け(たとえばイーサリアムならスマートコントラクト機能)があるはずなんですけどねー「実用的な目的は持っていない(仮想通貨TRUMP(トランプコイン)とは?買い方や価格動向、将来性を徹底解説! | CRYPTO INSIGHT powered by ダイヤモンド・ザイ)」という、ミームの中のミームともいうべきクソコインをしゃあしゃあと発行し、これまでの「トランプ劇場」でかどわしてきた仮想通貨民をうまく利用して巨万の富を稼ぎやがった。

村田英雄の駄洒落だったらどんなくだらないだじゃれでも笑ってしまう、のと同じ大衆心理を利用したこれ以上ないクズの儲け方ですよね。

これまで、トランプのことをクズ野郎と呼ぶのにちょっと引け目を感じてはいたのですが、これ以上ないクズ野郎であることが露呈した今、遠慮なく史上最高のクズとしてこき下ろすのでした。

ただ、クズの神通力は山の神にまでは及ばず。「メラニアコイン」というのを発行したら、さすがにみんなばかばかしくなって、トランプコインもメラニアコインも仲良く暴落したとのことです。ははは

 

おばさん
http://www.today.com/style/see-photos-young-melania-trump-s-early-career-model-16-t107891?cid=public-rss_20170213
 

せいぜい1週間たつか経たないかの間に、クズコインによって億万長者になった人。なり損ねて電車に飛び込んだ人。これからビットコイン、アルトコインともに狂騒する相場の最も悲惨で残酷な修羅場に入っていくものと思います。

その修羅場の落ちどころは。。。。

①15万ドル説:これは一番コンサバというか、基本テクニカル分析(三尊とか一目の雲とかいうやつ)と、マクロ経済分析を併用している人たちに多い。とくに今後の世界政治経済状況で、金融収縮か?金融膨張か?によっては、下手すれば10万を切るかもしれんし、うまくいけば25万から30万までいくかもしれん、という考え。

➁80万ドル説:基本、ビットコインの時価総額が金の時価総額を超える、という期待から、米国戦略準備金としての採用など、今後BTCが世界的戦略コモデティー、金を(石油も)凌ぐ国家準備資産となっていけば、自然にそうなるじゃん、というなかなか説得力ある裏付けのある説なのですが、それが2025年なのか2045年なのかというと後者の可能性が高い。それまでに僕ら投資家は老衰か、死んじゃってますよねー

上記両極端の間にいろいろあり。

ビットコインは基本半減期のサイクルによって値動きが決まってきましたが、今回は単なるクリプトの世界の中の発展ではなくて、ブラックロック他伝統的な巨大金融機関による「認知と利用」すなわちETFの登場による劇的な参入人口の増加と、さらには米国準備金という世界経済的な大変革、そしてそれを面白おかしく演出するクソトランプによって、希望的観測をすれば100万、200万いくじゃね?と見えてしまう一方で、これまでのビットコインの成長曲線だのを見ていくと、結局12万台じゃね?というのも十分現実味があったりします。

こうゆうのはビットコインだけではなく、アップルやSP500でもあり。

成長曲線が成熟しきって、逆に衰退し始めたときに、とあるパラダイムシフトが起きて奇跡の大暴騰、ということが歴史上起きてはいるのです。

アップルの例 https://www.youtube.com/watch?v=h459DF2wOuc
 

SP500の場合 https://www.youtube.com/watch?v=h459DF2wOuc
 

アップルの場合は、iPhoneの登場が契機となり。SP500の場合は、ドルの基軸通貨化確定により爆発的な上昇が起きて現在に至っている。

ビットコインは、クソトランプ(とそのクリプト政策)が起爆剤になるか?

ビットコインの現状 https://www.youtube.com/watch?v=h459DF2wOuc
 

 

さて。

ぼく自身の予想としては、Pi Cycleを一つの指標としています(これだけじゃないけど)

Pi Cycle Top Indicator | CoinGlass
 

 

この緑の線(111日平均線)と紫の線(350日平均線)が交差したときが各サイクルの最高値だぞ、だそうです。

上の図は、ビットコインが誕生してから今日までの13年以上の総括になっているので、直近の2024年4月から2025年1月(12日時点)における推移は以下の通り。

 

 

1月時点で、青の111日平均線(レンジの下限)はざっくり9万ドル。紫の350日平均線(レンジの上限)は14万ドル。実勢値はその中間あたり、黄色の線で10万5千ドルとなっています。

つまり「紫の線がぐんぐんあがってゆき、青の線も紫に従って上がる。でも両者はクロスしない」というのが理想。もちろん実勢値の黄色が紫に達するか、ぶち抜くかしないとおいしくないけど。

最後は青線の方が赤線の方より急に上に伸び、両者が交差するところが最終的な最高値、ということであれば、夢としてはそれが80万ドルですが、せめて40万ドル、とこれも夢ですね。20万ドルで売り抜けか?

今後、クソ野郎トランプ(とそのギャング)が、やれ戦略準備金だ、「シルクロードのカルトヒーロー釈放」だ、SAB121の撤廃だ、14067の廃止だ、CBDCの設立、発行、流通、使用の禁止だと(https://www.bitget.com/ja/news/detail/12560604522201)、狂気の決断を繰り返すごとに、仮想通貨市場は叫喚の修羅場と化し。ビットコインも史上最高値更新を爆発的に更新していくことが期待されます(なんのこっちゃ、という人へ:ともかくトランプの野郎が大革命を起こすと思っていただければいいです)。

がんばれクソトランプ!正真正銘のクズ、これ以上ない世界最強のクズトランプでなければできないクズ政策を連発し、世界経済に大波乱を巻き起こして、千載一遇のパラダイムシフトを呼び込み。この大転換期でなければ絶対に不可能なブル相場を巻きおこして、ビットコインが狂乱の大暴騰だ!となるよう応援しています。

*でも所作(立ち振る舞い)には気をつけましょう。ナチだ!なんて思われたら、無駄に相場が下落するだけである。

客よせパンダなのに、人に誤解をあたえるような振舞いをするクズ。トランプよりましかもしれんが。https://wired.jp/article/neo-nazis-love-elon-musk-nazi-like-salutes-trumps-inauguration/
 

みなさん、くれぐれも投資は余剰資金で行きましょう。投資は自己責任の世界です。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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トランプ対ハリス:勝者なき討論の真実


 

 

いまとなってはちょっと旧文ですが、9月10日ABCテレビ主催で実施された大統領選のテレビ討論は、民主党の候補がバイデン氏からハリス氏に代わって初めての「対決」として注目され。結果は「ハリスの勝ちだ」とされています。その理由として。。。。

◎ハリスがまあまあ理路整然と自分の主張を説明したのに比べ、トランプはハリスのあら捜しばかりで、感情的に激昂したりとか(いつもそうだけど)、いいところがなかった。

◎トランプは「不法移民が住民たちのペットをつかまえて食べている(https://www.fnn.jp/articles/-/757366)」というのをはじめ、暴言のオンパレードだった。

という感じで「番組終了後に実施した世論調査速報において(討論会を視聴した有権者605人が対象)、ハリス氏が勝利したとの回答が63%と、トランプ氏の37%を上回った(https://www.dlri.co.jp/report/macro/374529.html)」となり、ハリス大勝!で終わったかに見えました。

百戦錬磨のブタ野郎トランプが、ポット出の口裂け女じゃなかったバカ笑いば◎あハリスにしてやられたか?

バカ笑いハリスhttps://www.youtube.com/watch?v=jA13bcxhGp8

@mswatchmojo

Replying to @MamaAshley_4 girl, her too 😂 #kamalaharris #laughingkamala #coconuttree

♬ original sound – msmojo


 

 

いやいや、その実態は「勝ち負けなんてどうでもいい。両者ともに何とか元からの支持者をつなぎとめるためのパフォーマンスに終始した」ということなのであった。

バカ笑いば◎あハリスが、この討論で達成したかった成果とは「かわいそうに老衰(もうろくとはいいません。お察しください)したバイデンと違って、ちゃんと理論的思考ができるふつーの人ですよ」ということを民主党有権者に見せつけて、これならまともな人間じゃん、という安心感ひいては票の獲得につなげることだった。

したがって、トランプみたいな、常識に乏しいクソ野郎に対しては、常識ある理知的な物言いで追い詰め、クソ野郎が感情的に喚き散らすときには、これもお上品にやんわりとかっかっこよくたしなめたりして、知識人はかくあるべし、というモデルを示した。

一方トランプの方は、常識ある知識人です、なんてカッコつけていたら生きていけない、弱肉強食の生存競争にさらされ、ラテン移民やアフリカ系アメリカ人に職を奪われそうになったりしている、やぶれかぶれの「非知識者層に属する白人」が喜ぶようなアクションを意識的にとった、ということで、ハリスば◎あにやり込められればやり込められるほど、底辺の支持者に「うんうん、そうなんだよなあ」とうなづかせて、そういったやつらの票をがぼがぼかき集めるぞー!というどうしようもないクズの戦術だった。このへんは東洋経済紙で『「銃規制反対」「移民反対」「中絶反対」「LGBTに反感」「キリスト教原理主義」「マイノリティに対する差別意識」などのスイッチを持つ人を次々と取り込んでいった(https://toyokeizai.net/articles/-/144507)』と端的に表現しています。

ブタ野郎トランプ https://thehill.com/homenews/media/381205-ny-magazine-cover-depicts-trump-as-a-pig/
 

 

要すれば、ば◎あが「意識高い系のクズ」から票をかき集めようとしている一方で、ブタ野郎は「人間のクズそのもの」の票が熱狂的に集まるように仕向けているのです。

ちょうどいい具合に、ば◎あとブタ野郎の利害が一致したので、なかよく「やり込める役、やり込められる役」を演じたのが今回の討論だったということである。

要すれば、今回の討論は、まずはもともと各候補者の票田にある人々を確実に捕まえることが目的だったということで、結果両者とも目的を達成した。

というわけで、どちらが論戦に勝ったか、というのは実は全然関係なかったのでした。

ははは

一方、今回の討論に出てこなかったお題で、選挙の行方を決するような恐ろしい項目を、両者意識的に話さなかったところがあり。

このお題は、関ヶ原における小早川秀秋みたいな決定的な役割を担っています。

おもしろ関ケ原。小早川秀秋 https://www.youtube.com/watch?v=6tefWFNyOYs
 

 

関ヶ原においては、当初西軍が東軍を囲む形で、戦術的には優勢な布陣だった。

合戦が始まり、西軍と東軍が真正面から衝突!したのですが、この時点で、西軍には東軍の側面を突いて壊滅させることのできる場所に布陣していた、秘蔵っ子の部隊がいた。

戦況膠着だ!秘蔵っ子部隊が雪崩を打って突撃開始。

でも、その部隊は、東軍ではなく西軍に向かって突進し。

西軍の方を壊滅させたのでした。

ははは

部隊を指揮していた裏切り野郎の名が「小早川秀秋」

秀秋は、秀吉からも家康からも恩恵を得ており。一方について恩を返せば、他方には仇で返すことになってしまうというジレンマにあった。

と言って、戦国時代であり、恩だの仇だのと言っていたら自らが滅ぼされてしまう。勝つ方に加勢すれば、たとえ裏切りでもその後の安泰が図れる、ということで、やむなしだったのです。

さて、ば◎あとブタ野郎ですが、小早川秀秋みたいに、どっちに着くかで選挙を覆がえしかねないやばいのがあり。

このブログの読者であればすでにご存じともいます。

その名も「ビットコイン」

どきどき https://industrygrowthtrends.com/industry-reports/blockchain-bitcoin-evolution-industry-report-on-smart-contract-advancements/
 

 

現時点であれば、トランプの方がビットコインを全面的に推進しています。上記ではトランプが底辺層の支持獲得のためにパフォーマンスした(地でいっていますが)ことを書きましたが、その一方で、ブタ野郎は大統領になる以前に大富豪の企業家であり、金、カネ、かねの資本主義にまみれた企業家たちはこぞってトランプの支持者なのである。

そうした企業家たちが、金儲けの道具としての仮想通貨の将来性はすでに見通しており、仮想通貨をうまく使いこなすことのできる候補者に投票する、となれば、ブタ野郎トランプが優勢である。

これら企業家は、変なテレビ討論の予定調和みたいな掛け合いなんかお見通しであり。

トランプは安心してクズ野郎を演じた。本当にクズ野郎なのかもしれんが。

ば◎あのほうはまるでジルマ(ブラジルの左翼。元大統領)か?みたいな共産主義的なバラマキ政策を打ち出し、仮想通貨については沈黙している(https://coinpost.jp/?p=557338)ので、いまのところフツーの企業家だったらブタ野郎に投票する状況である。

あのマドゥロ「大統領」と仲良しの共産主義ペア。ジルマにルーラ
https://www.rfi.fr/fr/ameriques/20110101-dilma-roussef-investie-presidente-bresil
 

 

ただ、ば◎あがなにかビットコインを爆発的に暴騰させるような秘策を持っていたら?それこそイーロン・マスクとかをすでに取り込んでいて、決定的な場面でトランプを裏切るように密約しているとか。

面白おかしい陰謀論を妄想していくと際限がなくなりますねえ。

ぼくは個人的に、ハリスさんは経済は不得手で、社会主義的な政策にはビットコインは相いれないとして黙っているだけと思います。トランプの方も、わざわざ討論会で引き合いに出さなくても、相手がまごまごしていてくれればビットコイナー票をガンガン集めることができるし、討論会で発言することにメリットを感じなかったのだと理解します。

それにしても、本当の常識人だったらハリス寄りになるんですけどねーでもアメリカってどんな国かと言えば、

『富める者は富み、貧しいものはどんどんと底辺に追いやる所得格差・教育格差の拡大、異常に高額な医療サービスや保育サービス、劣化するインフラ、麻薬や睡眠薬による中毒のまん延、銃犯罪の横行、産業の空洞化そして「女性大統領は嫌だ」「銃規制反対」「移民反対」「中絶反対」「LGBTに反感」「キリスト教原理主義」「マイノリティに対する差別意識」(上記東洋経済記事)』

というどうしようもないクズ野郎たちの国であり、その究極であるトランプが事実として大統領だったし、これからもそうなるのかなーと思っています。

そういうお前はどうなんだ?もちろんトランプ派ですよーでなきゃビットコインの暴騰が遅れますからねー

どうしようもないクズが書いた記事となりました。

めでたしめでたし。

ではでは

 

上記と同じ(あるいは似たような)内容をまじめに書いた記事はこちら

トランプ対ハリスのテレビ討論は事実上、引き分け(ニューズウィーク日本版) – Yahoo!ニュース

 

Posted by 猫機長
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「ダメにする文化」:終戦記念日に寄せて

「統計情報リサーチ」(世界各国の男女の平均身長 (statresearch.jp))によると、東アジアにおいて「男性の平均身長+女性の平均身長を順位付けすると、日本人の平均身長は中国、韓国、北朝鮮、香港、台湾よりも低く、 モンゴルよりやや高い、下から2番目の位置となり。日本人女性は東アジアで最も背が低い」となっています。

 

こうした情報を聞いて、世界の人々から、日本は先進国で衛生事情や食糧事情もいいはずなのに、なんで?という疑問が聞こえてきます。

これには、表向きの理由と、その陰に隠れた「真の理由」があるのです。

まずは表から。

◎衛生・食糧事情:

仏教伝来後、日本人は律義な菜食主義者になり。魚は食べましたが、やはり韓国、中国とは食い物が違いますねえ、となった。たくさん犬の肉を食べて大きくなろう、という気もありませんが。

多産多死の人口構成は戦後になるまで変わらず。衛生事情も「東京の合唱」に出てくるようなエリート家庭でもなければ、ブラジルのストリートチルドレンとあまり変わらなかったらしい。

東京の合唱  https://www.youtube.com/watch?v=2LbQKUzZqf8
 

 

◎気候上の理由:

「ベルクマンの法則」というのがあり。いわく「恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する(Wikipedia)」。

世界地図を見れば歴然ですが、北の最果て北海道の最北端でも、ロンドンより南だったりします。東京はほとんどチュニス(アフリカ)とおなじ。さらに南は、ルイジアナもびっくりの湿地帯。ジャングルである。東京から北海道にかけても対馬暖流や津軽暖流などあり、要すれば日本は「あたたかい」のである。

世界地図 https://www.town.yakumo.lg.jp/blog/uploads/fckeditor/uid000337_2012082320041121ae3c9b.jpg
 

 

これが韓国や中国になると、「南船北馬」つまり淮河の南はとにかく水が多く、雨も降り気候も暖か、を通り過ぎて熱帯となり。ここ以南の住民の身長が平均値を押し下げているが、以北になるとシベリアも真っ青の寒冷な荒野が続き。ここで騎馬民族の侵入を撃退したり、仲良しになったりしながら暮らしていた北方の中国人や朝鮮北部の人たちが、ジンギスカン鍋でじゃんじゃん肉を食って育ったあげく、草ばかり食っていた日本人より背が高くなったものと思われます。何の肉かについては、お察しください。

秦嶺・淮河線(しんれい・わいがせん) https://www.hudong.com/wiki/%E6%B7%AE%E6%B2%B3
 

 

 

さて、上記は表の理由で、それなりに説得力はあるが、決定打でもないことがお分かりと思います。

「真の理由」とは。

すなわち「文化的要因」です。

なんのことかわからないので、もっとえげつなくして

「ダメにする文化」

が、日本人の背を低くした真の原因なのです。

暖かい(イギリスから見れば熱帯)の日本人は、太陽の恵みですくすく育った作物を食べて大増殖し。海賊になってよその食い物を奪いに行くという行いをしないですんだ。

北海だのモンゴル高原だのは、農業ができないか困難であり。どうしても海賊というか狩猟民族的な思考になってしまう。普段は獣を狩っているが、足りなくなれば人間を狩り始めるのである。

人間そのものを狩るのではなく、村落を襲撃して食い物や財宝を奪うタイプの「狩猟」に始まり、長じてアフリカで文字通り人間狩りおこない、奴隷にしてヨーロッパに送り込むという、血の気も凍る行いを平気でするようになりました。

奴隷貿易 https://note.com/the_firstpenguin/n/ndc81a3930808
 

 

だって、人からうばわないと、自分が生きていけないですからねー海賊ドレークなどは、スペインから見れば海賊ですが、イギリスから見れば頼もしいナイト(騎士)だったのでした。

ははは

さて、日本です。

「豊葦原千五百秋水穂国」 (とよあしはらの ちいおあきのみずほのくに)、というくらい、古代から中世くらいには、日本は世界でも有数の自然資源(つまりちゃんとした作物が多量に収穫できる農地)の保有国でした。

この辺が、イギリスやモンゴルの荒野と画期的に違っていた点である。

しかし、江戸時代になって土地も開発しつくされ、天保の飢饉だとかが発生するに従い、雲行きが怪しくなり。

豊潤な日本の田畑が、いかに生産力が高いかと言っても、耕地面積当たりで養える人間の数には限りがあるのである。

江戸、明治から令和に続く日本人の農法というものは、一人一人の人間が、とても機械ではできない精緻な農業を。。。というやりかたで、豊作の年に、村の住人を総動員して24時間働いた結果得られる収穫がすなわち村の標準生産量となった。

これは、人口過密の社会を生み出し。

人口のインフレにより、一人一人の命は価値が激減してしまった。

https://www.newsweekjapan.jp/nippon/rule/2016/10/179279.php
 

 

しかし、豊作の年にはそこにだれも気付かず。モンゴルの荒野では食べられない量の食糧が村の一人一人に供給されるからです。

ところが、ちょっとした飢饉が起こってしまったら。。。。

極論ですが、ブラジルの大規模機械化農業で、3000ヘクタールを3人でトラクターだの農業機だのを使って維持していたとします。

収穫は1ヘクタール当たり0.01人分の食糧、総量で30人分が養えるとします。

なんか冷害になり、100ヘクタール分がダメになっちゃいました、という場合でも、別に3人が生きていくくらいなら何とかなるのでした。輸出が減るけど。

日本の場合、3000ヘクタールで3000人が小さな小さなコンバインとかを駆使して奮闘し。

ブラジル(https://veja.abril.com.br/economia/pib-economia-brasileira-cresce-06-e-ensaia-recuperacao/)と日本(https://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/ounourin/tochi/documents/h281007.html)の農業機械
 

 

収穫は1ヘクタール当たり1人分の食糧(たとえ話ですよ)。

つまり、同じ3000ヘクタールで、ブラジルは30人分の食糧しか生産できないのに、日本では3000人分の生産ができたのでした。

すごいぞ日本。

でも、ある年飢饉で100ヘクタール分がダメになった

この場合、人口は3000人なのに、100人分の食糧が入手できなくなっちゃった!

残る2900人分をやりくりすることになります。

このくらいなら余裕だぜ!ですが、ここで恐ろしいフィロソフィーが生まれることになります。

その名も「滅私奉公」

つまり、3000人の一人一人が自分に供給される権利のある食糧から少しづつ我慢して、100人分の不足を補うということですねー

一見美しい行為ですが、心無い為政者によって縦横無尽に悪用されることになっていきます。

100ヘクタールがダメになった、くらいならこのフィロソフィーは有用ですが、B29に爆弾を落とされた!原爆ではないただの爆弾なのに、2000ヘクタールがダメになっちゃった!というとき。

残る1000ヘクタールで3000人を養うのは無理です。

「欲しがりません勝つまでは」と、「はいきゅう」に「ぞうすい」でがんばったので、奇跡的に2900人までは養えるようになったとします。

https://museum.city.fukuoka.jp/exhibition/556/index02.html
 

 

https://www.town.yoichi.hokkaido.jp/machi/yoichistory/2018/sono161.html
 

 

 

ここで、村は合法的に100名を56さなければなりません。

あとはもうご存じと思います。

満蒙開拓、シベリア抑留、ペルー移民(ブラジルや他のもひどいけど)、最後は特攻と、いろいろな理由をつけて「犠牲となる100人」を選びました。

つまり、江戸時代から第二次大戦にかけて、日本は「だれかをダメにしないと生きていけない国」になってしまったのである。

ダメにする理由は

「こいつはみんなと飲み会に行かないから」
「身体強健、思想健全でこれ以上ない優秀な人材だから」

など、要すればなんでも理由になりましたが、基本は①の「はみだし者」か、➁の「英霊」となります。

は赤紙でひっとらえてインパールに送り込み。
は特攻隊に志願してもらって、自分から人身御供になってもらう。

生き残りたい人は、①と②のはざまで、いかに目立たず生きていくか、となり。

背が高く、見栄えもイケメンで、いかにも楽しく生活を満喫しているなんていうタイプは、たちまち「自分だけ得してみんなをないがしろにしているクズ①」あるいは「社会の模範だ!率先して一億総特攻の先駆けだ!➁」と、いずれにしろ消されてしまうので、残ったのは「社会のために自分を犠牲にしています、生活が苦しく、ロクな物も食っていないので、やせ細り、背中もまがった、ちびでがにまたのクズです」となってしまい。

要すれば「一発で日本人とわかる。日本人にしか見えない」というタイプしか生き残れなくなってしまったのでした。

令和になって、他人なんかどうでもいいや、行く手に立ちふさがるならピストルでハチの巣だぜー!というタイプも増えつつあり、ベーシックインカムで生産の主体が人間から機械に移れば、現在の人口減少がうまく作用して、将来日本は人権が保障された、引きこもり、いじめなどのない先進国に生まれ変われるかもしれませんね。

前谷惟光「ロボット三等兵」
 

 

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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あーるだいなりじー:ブラック労働からの解放

あーるだいなりじー:ブラック労働からの解放

 

年金の破綻が話題になって久しく。「生涯現役」といいながら、職場の方で死ぬまで存続してくれるとはかぎらず。職を失い、頼みの年金も期待できない、どうしたら。。。という状況に追い込まれ、途方にくれないために、と世のメディアや金融機関はこぞって「投資のすすめ」を売り込んでいます。

でも、それは一方で、売り込まなければならないほど誰も投資をしていないことを意味しており。

ここまで給与所得による生活が危機に瀕しているのに、投資による所得にみんな怖がって手を出さないのはなぜでしょうか。

じつは、政府や企業、メディアが「建前上は売り込む一方、その実投資による破滅の恐怖をあおりまくっている」からなのです。

その理由の最も重要なのが「ブラックな政府と、これにつるんだブラックな主要企業にとって、社畜が投資で経済的な自由を獲得し、会社からいなくなられたら困る」というものです。

ブラックな政府と企業は、メディアとつるんで「投資は重要ですね」とまず国民の意識をひきつけておいて、次の一手で「投資というのは詐欺だ。手を出したら身代をなくすぞ」という情報とともに、本当に詐欺(まがい、とトーンダウンしておきますが)のような行為を一部の金融機関が行うのを黙殺して、一般の市民が「労働するしか所得のつてがなくなる」ように仕向けます。

政府の黙認を得て、悪徳金融機関は、詐欺まがいのような商品を市民に押し付けて搾取し、がっぽがっぽと大儲けしています。

Proyecto Cigarra3 蝉のプロジェクト3
Benedit, Luis – Maman Fine Art
 

 

どんなのが詐欺なのか、という一例について「たこ足の毎月分配型投資信託」があります。

米欧の一般常識では、投信信託だろうが株だろうが、「利益の分配(Dividend)」と「元本の償還(Amortization)」というものがはっきり分かれており。

欧米で「配当」と言えばすなわちDividendのことである。

たこ足のように、元本を切り崩すのは、「償還」すなわちAmortizationとなります。

欧米では、定期的に発表される報告書において、「配当」と「償還」を明記して報告しない金融機関の商品は買うべきではないという理解が普通です。

もちろん、コロナだの、将軍様のミサイルだの、突発的に配当のもととなる収入が途絶えたりマイナスになることはよくあります。しかし、このときに「この理由によって今回は配当しません」「この理由で今回は償還が生じます」としっかり顧客に言わなければなりません。

開設当初から元本切り崩しを前提とした商品を顧客に売りつけるなど言語同断である。

フェデリコ・ザンドメネギ、自転車での会合、1896年
https://www.artmajeur.com/ja/magazine/5-mei-shu-shi/atono-zi-zhuan-che/331030
 

 

ちゃんとした商品の例として、SHPH11があります。

すみません日本では売っていません。ブラジル居住者向けのブラジルのリートだからです。

このリートは、1999年の設立から2024年の8月まで、コロナショックで一時期(6か月くらいだったかな?)配当を0にしたほかは、25年間毎月配当を支払ってきました。

2024年7月15日のSHPH11一口の価格はR$899,99に上がっているので、R$4,30の配当は元本に比べ0.47%、年利で5%と、まあ低いけどまともだね、となります。

(僕自身の得ている配当は、1999年の発足当時にぼくが買った値段である、1口R$100に比べて、2004年8月で1口当たりR$4,30、すなわち毎月4.3%、1年で51%という数字になっています。悔しかったら、タイムマシンに乗って1999年へ買いに行けー!)

 

ここで重要なのは、25年間でSHPH11という銘柄が100から899.99まで値上がりしたことです。

単純には899%に見えますが、インフレを除く必要があるので、以下の公式計算機で算出します。

BCB – Calculadora do cidadão

 

 

この結果、2024年6月の時点で、インフレを考慮した金額はR$696.93となりました。

市場価格がR$899.99なので、25年間で899.99-696.93=R$203.06の上昇。

当初価格がR$100.00ですから、25年間で203%上昇したということである。

単純に計算すると、毎年203÷25=8.12%の上昇を見たということになります(インフレ抜きです)。

*念のため:複利計算だと、4.5%でスタートすると、25年目に201%になるらしい。

情報ソースはこちら→複利計算(元利合計) – 高精度計算サイト (casio.jp)

要すれば、インフレを超えて元本が温存され、かつ毎月ちゃんとまともな配当が振り込まれる投資信託が、日本にはないかもしれませんが、世界にはちゃんと存在しているということである。

上記はぼくが住んでいるブラジルの例ですが、USリートとかも該当するとの理解です(個別銘柄の成績などは持っていません。誰か知っている人がいたらご教示願えれば幸いです)。

要すれば、日本のように「毎月分配です」と表面上はさも魅力的に売り込んでおいて、その実「分配はしていますが、それは配当ではなく償還でした」というようなクズ商品を、これが常識です、と売りさばくほうがおかしいのです。

マネ≪キング・チャールズ・スパニエル犬≫
https://blog.goo.ne.jp/k-caravaggio/e/94946d54661cae44f564224d7ba77716
 

 

私は、「配当」と「償還」の差を知らない消費者が悪いとは思いません。こうした取り違えを促進するような商品を売りさばいて儲ける悪徳業者や、「これが投資をする人の末路です」と面白おかしく報道するメディア、そして「だから死ぬまで働きましょう」と誘導する企業や政府がクズなのです。

政府は、NISAだのなんだのと奨励しており。NISAじたいはまともとは思いますが、一方で政府の言うことのどこまでが「大本営発表」なのか、大いに危惧します。

今日の日本は、戦時中の末期に酷似してきています。

当時の政府は「国のため、人のため」という、しごくまっとうな理由で、国民に努力を要求しました。

これはアメリカも同じですが、日本の場合は「努力が足りない。もっと犠牲になれ」と

万歳突撃
サイパンはじめ民間人を巻き込んだ集団自決
特攻の強要

など、人道を無視した行いに及び。

アメリカも、特攻などとといった非人間的な攻撃を、はいそうですかと受け入れるわけにはいかず。人でない相手には人でない手段を使うしかない、と、原爆で日本人を一掃しようという挙に出ました。

ぼくは天皇信奉論者ではないけれど、天皇が終戦を政府に飲ませることで、なんとか滅亡を免れたと思っている一人です。念のため、ぼくも原爆許すまじと思っていますが、原爆を落とすのが許されざる行為であるとともに、落とさせるような行為を行わない、ということも重要だと考えています。

 

さて、令和の日本です。

電車に飛び込む人
会社に行けなくなり、公園で一日を過ごす人
ニート

などなど。

こうした人々は非国民なのでしょうか。

だとしたら、模範的な国民というのは、ブラック企業に命ぜられるままに、企業にしっぽを振ってますますブラックにしていく人々になるのでしょうか。

終戦後、アメリカ占領軍が、日本の軍人等に比べてよっぽど人間らしいまともな人たちだったことに多くの国民が愕然とし。占領軍の親玉であるマッカーサーは日本人の敬愛の対象となりました。

少なくとも、旧日本軍の解体と「蝉、自転車、犬、鴬」といった兵営内での非道な制裁の消滅が、どれほど当時の人たちの心をやわらげたことか。

令和の日本では、占領軍もマッカーサーもいません。戦後80年にもなって、日本をダメにしたのは進駐軍のせいだ、という言い訳はもうできません。

Boyan Dimitrov Blue Cerulean Warbler セルリアンブルーの鶯
https://www.saatchiart.com/art/Painting-Blue-Cerulean-Warbler-bird/893312/4325126/view
 

 

別の言い方をすれば、外部からの命令ではなくて、日本人の一人一人が自分の考えで行動できる時代になっているのです。

なぜできないか。行動の足かせは「経済的な不自由」

この記事は「経済的な自由」を得るために必須な知識である、R>G(あーるだいなりじー)すなわち、投資の所得は労働所得を上回る、ということについての話を書きたかったのですが、その前段の、投資はいいことですよ、悪いことではありませんよ、と説明する話でほとんど埋まってしまいました。

そこまで日本の人々はRつまり投資についてネガティブの見識を叩き込まれてしまっているということなのですね。

この記事を読んで「確かに労働だけではだめだ。勤め先や国家と自分が同等のネゴシエイターになるために、投資も重要だ」と理解いただけた読者がいるでしょうか?

一人でも、投資による経済的自由を得ることが、決して悪ではないし、かつ可能であるということに気づいていただければ幸いです。

というわけで、r>gのからくりについては、結局別の記事にします。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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子猫とミルク

最近ようつべで「生後0日の子猫を保護しました」みたいな動画が多く。

コメント欄など、「かわいいー!」の大合唱なのですが、どうもぼくとしては、かわいいというより、恐怖を感じてしまっていました。

最初はなぜかわからなかったのですが、何本もの動画を見て、そうか、こういうことだったのだなと納得したので、書いてみます。

これらの動画は、だいたい3つのシーンで構成されています。

その一つが、「おしっことうんち」。

生まれたての子猫であり、まだ体の中に変な毒素もないので、おしっこといっても、場末のラーメン屋で出してくるコップの水よりはきれいなんじゃね?みたいな感じ。

齢0日の子猫は、自発的に排せつをするだけの筋肉?がまだないので、テイッシュでぽんぽんとおしりをたたいて、刺激によって排せつさせています。テイッシュが濡れてきた、というのが普通ですが、時にはおしっこがぴゅーと発射されるのが見える動画もあります。うんちもおなじ。本来は母猫がなめなめ、して刺激するそうですが、保護猫の場合はこうして代行するわけである。

https://www.lifeboat.or.jp/contents/baby-cats/4.htm
 

 

その二つ目が「ミルク」

最初は、細いシリンジ、それでも小さな子猫の口がいっぱいになりますが、少しづつ口の中に差し込んで注射桿(プランジャ)を押し込んでやる。

そのうち、自分からちゅばちゅぱ吸う力が出てきたら、哺乳瓶に取り換える。

だいたい150グラムくらいの子猫が満腹になるころには、体重も160グラムになっており。一回で10グラムのミルクを飲むということなのですね。

https://eureka.tokyo/archives/287035
 

 

そして、3つ目が「睡眠」

だいたい2時間から3時間くらい眠るらしい。この間、子猫の体内ではミルクが栄養として分解され、驚くべき速さで吸収されていく。と共に、この2~3時間で、おしっこ、うんちが貯まり、一番上の「おしっことうんち」のサイクルに戻ります。

これを繰り返していくうちに、4週間くらいで500グラムくらいになり、ここまでいけばまあ突然死とかの危険は激減した、一応元気な子猫になって、その辺を走り回るようになるらしい。


 

 

こうした動画を見て、はっきりいって戦慄しました。

要すれば、生まれたての子猫というのは、人間でいえば、生死の間をさまよう未熟児ということなのである。

0日の状況では、一応手足もしっぽもあるが、満足に動かすことはできず。めったやたらにもがいている状況である。

目もみえず。耳も聞こえない状況らしい。

本当だったら、そんな状況で生まれてきたら、たちまち冷気に当たって文字通り冷たくなちゃうとか、室内外で母猫が十分保護されている場合はともかく、のらの場合は多数生まれたうちの1,2匹は母猫の乳を吸うことができず餓死するというのもあるらしい。

生まれたての子猫は、へその緒が切れて栄養補給がなくなってしまった状態で、目も見えず耳も聞こえず。冷たい外界に投げ出されて、人間から見ればかわいいしぐさや鳴き声も、その実相としては、このままでは死ぬぞ!栄養をくれ!体温を保存してくれ!という叫びであり。

「寒い、おなかがすいた、死にたくない死にたくない、誰か助けてー!」と絶叫しているというのが事実だった。

https://eureka.tokyo/archives/347792
 

 

暗闇の中での絶望的な絶叫。唯一持っている嗅覚で母猫の乳に向かって夢中で這っていくのですが、運動神経もまだ発達していないので、まともに動くこともできず。

こうした状況で、いち早く母猫の乳に到達できたグループだけが生き延び、残りの2,3匹はそのまま干からびちゃう、という恐ろしい世界なのだと思います。

ともかく脆弱な生後0日の子猫は、人間が温かい家屋の中で保護して、シリンジでミルクを与えたとしても、ちょっとした不具合で死んじまうらしい。哺乳瓶の口が大きすぎてうまく吸えなかった、みたいなケースもあれば、もともと肺だの内臓だのが弱く、昨日まで元気だったのに突然ぐったり、というのも多いらしい。

生後10日くらいから目が開き始めますが、最初は開いているだけで視力はないらしく。体はかなり大きく、丈夫になりますが、やはり餓死、衰弱死一歩手前で、消化器も弱く、ティッシュでおしりをポンポンしてあげないとたちまち便秘で死亡、という状況は続きます。

さて2週間か3週間か?やっと自分で排せつでき、目が見えてそこらを走り回るようになった動画を見て、初めて安堵している自分自身を発見していたのでした。

こういった子猫たちをみるにつれ、いかに人間が恵まれた環境にいるかと痛感しています。

https://pt.dreamstime.com/
 

 

3時間おきにミルクやおしりポンポンというのは、常人にはできない行為と思います。

一方、なんか幸せそうに人間が猫のミルクやおしりぽんぽん、というのには違和感を抱えてしまうのです。人間が幸せかどうかなんて、子猫から見れば人間の勝手ですよね。

もっと機械的に、栄養を定時定量流し込み、排せつも補助したうえで、あとは生きるも死ぬもお前次第だ。かわいいもへったくれもない、というふうにした方が、本当の保護と言えるのではないか、と思ったりしてしまいました。要すれば、「かわいいから保護する」のではなく「保護すべきだから、保護できる余力があるから保護する」としないと、子猫は結局人間の感情を満足させるためのおもちゃか?になってしまうことを恐れるのです。

でも、それじゃあ、燃料を注入して、エンジンを作動させ、排気管から排気ガスを出す機械と変わらないですよね。とすれば、やはり人間と同じ感情と理性、意志を持った生命体として接する必要があると思います。

こうした保護猫の話を聞き帰するにつけ、生ませる責任、育てる責任というものを考えるようになりました。

人間たちが無造作に捨て猫とかを繰り返すたびに、捨て猫同士が交尾し、ますます野良猫が増えていきます。

しかし、野良猫の生活環境はあまりに厳しく。それは、生きるのが苦しい為に育児放棄をする母猫、子猫を襲う外敵とっ闘って致命傷を負い、死んでしまう母猫。単に食料を狩ることができなくて、衰弱死してしまう母猫など、要すれば育児放棄などで凍えて死んじゃうしかない生後0日の子猫たちがますます増えていくという事を意味しています。

えさやりおばさんとか、大きくなった野良猫を助けるという意味では大切ですが、一方でこれらの野良猫たちがますます子猫を累乗的に生んでいくことを考えると、手放しで喜ぶこともできないですよね。

そこで、野良猫を一時保護し、去勢したうえでまた外界に戻す、という人たちもいるようです。こうした「さくら猫(耳にしるしを入れて、桜みたいに見える)」への野良猫の転換が、一番現実的な解決策かもしれません。

https://buycott.me/report/000163.html
 

 

さくら猫なら、繁殖はしないので、ぜひえさやりおばさんたちと仲良しになって、子猫の時に人間に捨てられた思い出もあるけれど、餌をくれる優しいおばさんもいることを知って、人間てそれほど悪い生き物じゃないね、と思ってくれれば幸いです。

そして、いったん猫を飼うと決めたら、室内で寿命を全うするまで飼う、という覚悟も必要ですね。

ウクライナでは、巨額の富が人殺しにつぎ込まれています。侵略者がなるべく早く撤収して戦争が終わるとともに、人間がお金を戦争に垂れ流すのではなく、人間も含んだ生き物たちのより良い一生に活用することができるような世の中が来ることを願っています。

 

ではでは

Posted by 猫機長
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紫微斗数と飛行機③

これまで、

◎武曲星、破軍星、天相星

◎巨門星、天機星

について書いたので、それらも見てね!

封神演義、という神話があり。

殷王朝が倒れて周王朝が生まれるまでの壮大なストーリーを、楽しい物語の形で綴っています。両王朝の英雄たちを紫微、貪狼、巨門、廉貞、武曲、破軍、天府、天梁、天機、天同、天相、七殺、太陽、太陰の14星になぞらえて、それらの星の性格や、生年月日にこれらの星たちが夜空のどこにいたかで、恋愛とか仕事とかの運勢を占うことできます。

風神演義。左が殷陣営。右が周陣営。https://kknews.cc/zh-hk/history/l2b8242.html

 

 

ランダムに、特徴的な星たちについて記載してみます。

◎太陽星:「陰ひなたのない情熱の人」

貴族的、外交的、名声、といったいい意味があります。目立ちたがり屋ですが、単に視線を集めたいだけらしい。

https://services.shen88.cn/ziweidoushu/taiyangxing.html
 

 

これだけなら幸せなのですが、紫微斗数の占いでは、星の「回座」すなわち運勢マップのどこに出るかで「輝きの違い」が出てしまい。

◎ 廟(びょう) ○ 旺(おう) △ 平(へい) × 落陥(らっかん)があり、特に落陥は、大凶の妖兆となってしまうのでした。

太陽性が落陥すると、「へそまがり、傲慢で、ギャーギャーと闘争好き」など、暗転してしまいます。

というと、こうなりますよね。。。。

その1:ブロシュMB152

http://ww2fighters.e-monsite.com/pages/marcel-bloch-mb-151-mb-152.html
 

 

模型マニアとかはお気づきでしょうか、フランスの飛行機はへそまがりです。

というと怒られそうなので「フランスの飛行機はアートです」

ぱっと見は、フランスなのになんかあか抜けない、四角い飛行機ですねーくらいなのですが、曲がっているのです。

三面図をみると。。。

https://www.the-blueprints.com/blueprints/ww2planes/various/82252/view/bloch_mb-152/
 

 

エンジン(とカウル)がひん曲げられて取り付けられていたのでした。

ピストンエンジンでプロペラを回す飛行機は、エンジンのトルクとかプロペラの後流とかで、機首をふつう左に振ろうとする癖が生じます。

というわけで、垂直尾翼をもともと右に偏向するように取り付けるとか、いろいろな策がとられ。ぼくが乗っているような、エンジン出力の小さい軽飛行機では、単に方向舵にタブを付けるだけ、というのもあります。

紙飛行機とおなじで、手でひん曲げる固定タブです

 

 

MB152のばあいは、エンジンごと機体中心から左に向くように斜めに取り付けてしまったのでした。ははは

ほんとうは右に向くように取り付けるべきだが?

この飛行機は右に偏向する癖があったようで、エンジンは左向きなのでした。

カッコ悪いうえにへそ曲がりですねえ。

ちなみに、プロペラ軸を偏向させる、というのは、今どきの富士T5及びT7練習機でもやってます。


 

 

練習機 T-5 (fc2.com)
 

 

プロペラスピナーの方向に注目。こちらは素直に右向きの偏向で、デザインもなにげに流麗。MB152みたいな、フオーブな取り付けとは一線を画しているようです。

野獣派(フォービズム)絵画。Charing Crossの橋(1906年、ドラン作)
 

 

さらにもう一つ、US2飛行艇も「「左傾左旋」のクセを緩和するべく、エンジンの取付け向きが正面に対し右に3度ずれた向きに配置(Wikipedia)」しています。

その2:シュド・エスト SE.100

もう一つ、けったいなやつを。

SE100 (nags-gallery.com)
 

 

なんかかわいいですねえ。空飛ぶフランスパン。

なぜこういう姿になったか?論理的な説明が見つかりませんでした。

まあまあ。アートだからいいじゃない。

 

 

その3:ルデュック

https://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1556142351/l50
 

 

とんがりコーンの部分がコクピットになっているという、絶対パイロットから好きになってもらえないかわいそうなジェット試作機。

Leduc 022 (morewin-media.de)
 

 

「はっきり言って、あんたモテないでしょ」と言われまくりなのだろう。

おっとこのブログに出てくる飛行機はみんなプロペラ機のはずだが?フランスだからいいんですよ。

そのへんの空を軽飛行機で散歩したあと、フランスパンとワインのひととき。
 

 

◎太陰星:「コメット星からやってきた愛の使者」

月です。母性の星です。

控えめに、夜空を優しくてらす満月です。

https://services.shen88.cn/ziweidoushu/taiyinxing.html
 

 

でも、落陥するとどうなるか。

「憂鬱、悲観、神経質」。少女漫画も戦慄の世界が展開され。

輝く太陽とは真逆のどうしようもない陰惨な、密告・告発、強制収容所。。。。と、

要すれば「ソ連」ですね

ソ連には、世界的な名機も多いのですが、ここでは、ソ連というものの存在をこれ以上ないくらいに明示している、恐ろしい殺人鬼じゃなかった殺人機を掲載します。

その名もIL2 シュツルモビーク。

 

 

機体前面を外板からもろ装甲で覆い。

冷却器の空気取り入れを機首上部からにするとか、要すれば地上砲火をいくら食らっても落ちず。

哀れなドイツの戦車や兵隊をぶち56しまくりました。

でも、敵を56しまくるくらいならドイツのスツーカもやっていたよ?

シュツルモビークはこの斜め上を行く「殺人マシーン」でした。

それは「後部銃座」によって暴かれます。

さて、機体の前面、下面を装甲で固めた分後方はスキができてしまい。鈍足なシュツルモビークは背後から食いつくドイツ戦闘機に大量に落されるはめに。

この損害にキレたプーチンじゃなかったスターリンは、設計者イリューシンに言い放ちました。

「ソ連はシュツルモビークを空気のように必要としているのだ。何とかしなかったらどうなるかわかるよな?」

強制収容所行きにならないため、イリューシンは絶望的な努力をし。

セルゲイ・イリューシン
隠れた空の開拓者たち (coocan.jp)
 

 

とにかく増産し、かつ今飛んでいる奴は落とされないようにしなきゃ!という事で、単座機なのに、むりやり後部銃座を取りつけたのでした。

https://www.tamiya.com/japan/products/61113/index.html
 

 

この断面図でわかることは、まずパイロットの後ろに防弾板。その後ろに燃料タンク。そしてさらにその後ろにもう一枚防弾板。

この意味するところは、飛行継続に必須な燃料タンクとパイロットという部品は装甲で守り、機体の喪失は絶対に防ぐという事である。

一方で、機銃手には何も防弾がないことに注目。

後方から襲いかかるドイツ戦闘機の機銃弾は、銃手をブギャー!とハチの巣にはするが、その後ろの防弾版は血まみれにするのみで貫通できず。飛行機は基地まで帰れる。

つまり、機銃手というのは、ソ連にとって単なる弾除けに過ぎなかったのでした。

機銃手の座席はこんなかんじ

https://www.britmodeller.com/forums/index.php?/topic/235056334-the-flying-tank-ilyushin-il-2-shturmovik/
 

 

茶色い革帯を張り渡しただけでした。

ちゃんとした座席にすると、敵の機銃に撃たれたときにのけぞった姿勢で4んじまうので、敵の方でも、これで安全だ!と襲いかかってくるのに比べ、この「簡易シート」が、ばねみたいに作用して、機銃手はうつぶせで絶命し。敵戦闘機から見れば、あたかも銃を構えているかのようにみえるので、なかなかそれ以上接近できなかった、という情報があります。

こうして、後部銃手という懲罰兵をぶち56すことにより、イリューシンはじめ多数の関係者(パイロット含む)がラーゲリ送りにならずに生き残ることができた。

なんか生々しすぎる、陰惨なことを書いてしまいました。

もともと今回の記事は「太陽星と太陰星みたいな飛行機」がお題だったことにあらためて気づき。

そして、いずれも「吉星」なので、基本、良い意味を持っているのですよね。

なんで共産主義者の飛行機が登場してしまったのだろうか?

というわけで、太陽星と太陰星がいずれも持っている、優しさいっぱい!の暖かさを象徴する飛行機と、その飛行機乗りを記載するのでした。

まず飛行機ですが「パイパーJ3カブ」

https://lonestarflight.org/fly/piper-j-3-cub/
 

 

自動操縦や計器飛行とは対極の世界。

「低い高度を保ちながら、鮮明で活き活きと見える木々のてっぺんをかすめるように野原を飛び回り、大きく開いた扉から、すぐに手が届きそうな森をいくつか過ぎた後、高度を下げ、くねくねと曲がる川をなぞるように飛び、川の流れによってできた渓谷の上で手を振る子供たちに翼を振って応えました」という世界です。(詳しくはこちらをご参照→https://www.ambidex-lab.com/2020/03/18/hc-plane-cub01/)

そんなカブにぴったりのパイロットが「マドモアゼル・カミカゼ」

村上千代子という日本女性です。

詳しくは以前の記事を読んでいただきたいのですが、まだ海外旅行が大冒険だった時代に、単身フランスにわたり操縦を覚え。その後カナダで飛行学校を開くなど、こんな素晴らしい生き方もあるのだと感激しました。

https://cmtruth.exblog.jp/9500506/
 

 

マドモアル・カミカゼみたいに、太陽の情熱と月の優しさを併せ持つ、それが太陽星や太陰星を持つ人たちと思います。

えっへん。ではでは

Posted by 猫機長
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アートの力で悪徳政治をぶち破れ!

Amebloのブロ友さんで、毎回すごい情報量で圧倒のアート記事によって読者を魅了するすごいおにいちゃん「bunsho-san」と、こんな対話をしました

 

ぼく「ダダは、無意味であることに意味を見出そうとして、躓いてしまった一方で、バカボンパパの言動は、まさに天性のダダと思います。赤塚不二夫さんからさかのぼり、葛飾北斎や写楽、はては法隆寺の落書きなど、日本はカリカチュアの宝庫であり、このカリカチュア精神(天性ダダ的な「無意味の力」による「常識・正義の粉砕」)で、戦争などのゆがんだ正義をゆるさない、おこさせない、そんな世界を願っています。」

 

Bunsho-san「今回のブログ(Romantique issue No.421 架空美術展『今こそ、DADAへ。』開催)で伝えたかったことが猫機長さんにちゃんと伝わっているようでとても嬉しいです。アートの力、なんてそんなものあるのかと思いつつ、アートの力を(音楽とか写真や映画とか、ユーモアや詩、文学の力も)信じたいと強く思っています。」

 

この対話は、ダダイズムという芸術運動が当時世界のゆがんだ常識(第1次世界大戦を巻き起こした帝国主義)に、どのようなアンチテーゼをもたらしたか、というお題で意見交換したもの。

ダダイズムとは、詳しくは別記事(神は死んだのか)で説明しているので、定義とかはスルーしますが、第1次大戦の殺し合いがいかにバカげているのかを暴いた側面が強い運動だったと理解。

でも、一方で、毒ガスだのなんだのの「残虐なる新兵器」を使用した無意味な殺戮がなければ、ダダも発生していなかったかも。

政治とアートは裏表一体のところがあり。

本当は、アートはそれそのもので存在すべきで、政治なんていやだよーん、と思うのですが、そう単純に分離できず。政治から逃げると、かえって悪い政治家にアートを利用されて、それに気づかない、なんてことも起こるので、要注意なお題ですが取り上げざるを得なくなってしまいました。

さて、政治とアートのつながりというと、これが有名ですね

ボッティチェリ 「ヴィーナスの誕生」1483頃

 

 

ここでのヴィーナスさんは、実はシモネッタさんという実在の人物であり、そのシモネッタさんは、時の権力者メディチ家のあんちゃんジュリアーノ・デ・メディチくんの彼女であり。この絵が完成する5年前くらいに、ジュリア―ノ兄ちゃんは政敵の刺客により惨殺されてしまったこともあり、オマージュそしてメディチ家の権力誇示に絶大なる威力を発揮したものと理解します。

言ってみれば、美術作品は当時の「カール・ビンソン」だったのかもしれません

原子力空母(カール・ビンソンかは不明。ははは)

Pixabay無料画像

 

 

この当時の作品は、アートが前面に出ていて、「ヴィーナスの誕生」にしても、シモネッタとかは嘘っぱちだ!という意見も多く。一方で、ボッティチェリはじめ当時の美術家は、メディチ家などパトロンの援助があったからこそ才能を開花させることができた。

人類にとって幸いだったのは、メディチ家が事実上「芸術の庇護者」として、体を張って芸術の育成と保護に努めたことにあると考えます。

典型的なのがロレンツオ・イル・マニーフィコ。本人自身が芸術家であり、子供のころから詩や絵画などになじんで育ってきた。戦国状態のイタリア諸都市国家の中で、フィレンツェを強国として定着させた恐るべき政治家ですが、一方で、その政治は大砲による武力制圧というより、人々の心をいやすことによって支持を得、敵を倒し、意外と平和に上り詰めた(と言って生馬の目を抜くルネサンス時代ですから、陰惨な策謀術数、殺し合いもしたと思いますが)。

フィレンツエの僭主、ロレンツオ・オ・マグニフィコ。

 

 

要は、マニーフィコはまずは風流人、芸術家であって、芸術を守るために、仕方なく芸術を空母みたいに使うしかなくなった、と理解するのは、買い被りでしょうか?

これらのアートは、現在では政治的権力のデモンストレーションという側面は薄れ、アートとして、空母級のインパクトで世界に君臨しています。

アートの世界の原子力空母たちは、ウフィツィ美術館というところに多数が集められていますが、これはメディチ家が没落、と言って怒られるのなら事実上断絶した時、最後の一人となったアンナ・マリア・ルイーザさんが「メディチ家のコレクションがフィレンツェにとどまり、一般に公開されることを条件に、すべての美術品をトスカーナ政府に寄贈した(wikipedia)」ためです。

メディチ死すとも美術は死なずと、体を張って芸術を残したから、今でも万人に開かれた形で閲覧できるのですよね。。。。

つまりは、どこまで政治利用なのか、どこまでが芸術そのものか?という議論が発生し得るほど芸術あふれる(アートそのものの重要性が理解されていた)時代だった。

ところが、時代が下るにつれて人間もしょうがなくなってゆき。

ダヴィッド「アルプス越えのナポレオン」(1801)

 

 

この絵が政治的アジテーションの道具だということに、異論をはさむ人は少ないと思います。

時の権力者も、自分自身をプロモートするしか能がなくなってしまいました。

一方で、新興勢力も自我を確立しつつあり。こんな絵画で政治主張を始めるようになりました。

ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」1830年
当時のフランス国王を打倒した7月革命を描いています。

 

 

こうして、体制側のプロパガンダだけでなく、被支配層からのレジスタンスという形での政治的利用も顕著になってきました。

時代は下り。7月革命ではマスケット銃だった武器も、1914年には機関銃に毒ガスとなり。

体制側はこんなアートで「戦争は正義だ!」とアジりました。

https://www.gizmodo.jp/2018/02/ww1-propaganda-posters-are-gorgeous-but-messed-up.html

自由の女神か?

アメリカ人にとって、萌えキャラっていうのはこんな感じなんですかねー

 

 

https://ja.topwar.ru/8413-plakaty-pervoy-mirovoy-voyny.html

こんなのもあり。白馬の騎士がロシア。竜がドイツらしい。

 

 

しかし、実態は正義もへったくれもなく、王様や貴族の都合で、市民同士の殺し合いをさせられていることに気づいた人たちが、白馬の騎士とかに騙されるな!こいつら(体制側)の言っている正義なんて真っ赤な大ウソなんだ!という叫びがダダイズムを生むことになり。

デュシャン「泉」(1917)

ポルトガルの美術館で展示されたレプリカ。

http://pt.museuberardo.pt/noticias/inauguracao-da-exposicao-no-place-home

 

 

当時の正義、良識、常識といった価値観をガラガラぽん、と破壊する芸術を生みました。

しかし、その後も戦争はじめ社会の不条理は爆発し続け。アートも正面からこれら政治の不条理に対決するようになり。

ピカソ 「ゲルニカ」(1937)

 

 

ところで、知らないうちに、アートは政争の道具になってしまっていたのでした。

ゲルニカにしろ、素直に見れば爆撃の被害にもがき苦しむ市民を描いた反戦画ですが、一方で「米英におもねってフランコ政権を貶めようとしたバイアスのかかった絵だ」なんていう人もいるらしい。

そもそも「反戦画」という時点で、政治的な側面を持つことを避けえなくなってしまっています。

一方、体制側は「いさましく、バンバン敵をやっつける皇軍を描け」といったのに、画家のほうでは、そんなふざけたプロパガンダの片棒を担ぐのは、前線で虫けらのように殺されている兵隊さんを考えると忍びない、と思ったかどうか、こんな絵もあります。

藤田嗣治 「アッツ島玉砕」(1943)

戦争画とは?「アッツ島玉砕」などの有名作品・戦争時代を生きた画家について詳しく解説

展示された当時、絵の前にひざまずいて涙を流し、

手を合わせる人が絶えなかったそうです。

 

 

美術って、こんなに凄惨で、生々しく、暗澹たるものだったのだろうか?

やっぱり、美術は、政治とは離れて、希望とか明るさとか、そういったもので人々を満たすものであってほしいですよね。

そんな絵も、ちゃんとありました

仙厓和尚 「犬図」(19世紀)

 

 

きゃふんきゃふん。ほわほわ。あーよかった。。。

こんなアートが世界中にあふれ、それを見て育った子供たちが政治家になっても、やっぱり希望に満ちた政治になる。そんな世界が来ることを願っています。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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短編集:クリスマスに寄せて

優しさいっぱいのクリスマス特集です

 

 

かぶと虫に356レプリカ。この2台に代わる代わる乗っています。

こうゆうふしぎな名車たちを生み出したドイツについて、短編を3つほど掲載します。ひとつめはドイツ文学の名作「朗読者」の感想文(ネタバレなし)です。「愛を読む人」として映画化されているので、そちらの方をご存知の方も多いかもしれません。ふたつめは飛行機乗り目線から見た、飛行機史上のとある実話。3つ目は、その実話がらみのちょっとした短文です。

 

 

1.ナチスの「犯罪」についてのドイツの本音。

とある素敵女子から、なにげに借りた小説「朗読者」。実はドイツの深層が隠された恐るべき内容でした。戦後10年程しか経っていない当時のドイツに、まず登場するのが、なよやかな病弱少年。歩道でゲーゲー吐いて倒れかかったときに助けてくれたたくましいおばさんと、どきどき!な関係になってしまいますが、その後おばさんが戦争中は強制収容所の看守だったことが発覚し、裁判行きに。とこれくらいならネタバレにならないでしょう。

 

 

恐るべきは、①少年:ワイマール時代の虐げられたドイツと戦後の悩める優しいドイツ、②おばさん:第三帝国(ナチスドイツ)、を象徴していて、おばさんの裁判シーンは、裏付けのない判決を言い渡されるドイツ(おばさん)、勝者の論理を押し付ける連合国(裁判官や、便乗しておばさんだけに罪をかぶせる元同僚)を象徴するが如しである。

「裏付けのない理由」がいかにもドイツ的な明快・正確さで提示されていますが、ネタバレになるので書きません。「朗読者」という題名がまさにそのものずばりとだけいっておきましょう。そして裁判をひっくり返す「理由」を知っている優しい少年は、おばさんへの「朗読」を続けるのでした。公式に戦争犯罪を認めたドイツの小説であり、ラストは避けがたい内容ではあると理解しますが、「ヒトラー最後の12日間(こっちは映画です)」とともにドイツの正義とはなにか?を議論(というか主張)し後世に残す重要な文献と理解しました。

映画版「愛を読む人」https://nospensees.fr/the-reader-traumatismes-secrets-et-passion/

 

 

2.キュートな飛行気乗りのお話をひとつ。

第二次世界大戦、ヨーロッパ。

イギリスを発進し、海を越えてヨーロッパ内のドイツ陣地を空襲したB17爆撃機の編隊。しかし激烈なドイツの反撃にあい。

当時のドイツ高射砲はかなり優秀だったらしい。

さらには、ほとんど体当たり状態まで突っ込んでくるドイツ戦闘機の攻撃も激しく。これは勇敢とかいう前に、時速500キロ近くで動きまわる空中戦では、ほとんどぶつかるまで近寄らないと機関銃の弾も当てられん、ということで、日本の零戦乗りも「敵機から50メートルくらいの距離まで近づいて、照準器から敵機が大きくはみ出るくらいになってから射撃した」そうです。

実際に衝突したケース

 

 

というわけで、B17側も被害続出し。一時は出撃ごとに三分の一に及ぶ機数が撃墜されたこともあったらしい。

そんななかで、チャーリー・ブラウンさんの操縦するB17一機が、なんとか爆撃を終えて帰路には着いたものの、エンジンがやられてスピードが出ないぞ!

必死に帰路を急ぐ編隊に置いて行かれてしまったのでした。

当時は100機にも及ぶ爆撃機が密集体形をとって、近づくドイツ戦闘機に一斉に射撃をくらわすという防御の仕方をしていたので、一機だけはぐれちゃった爆撃機なんて、それだけで敵戦闘機から見れば「おいしいエサ」です。

こまった!どうしよう。。。

そんな状態で、遠くからキラリ!と輝く機影があったと思うと、ぐんぐん瀕死のB17に近づきはじめ。

遂に敵戦闘機に発見されてしまった!

あやうしB17!

一方戦闘機の方では、フランツ・スティグラーというドイツ丸だしの名前を持つパイロットが操縦していました。

「いひひひひ!これで勲章確定だぞ!」と大喜びでB17に近づき。

スティグラーさんは、これまでの戦歴により、この一機を落とせば「騎士鉄十字章」を獲得できるところまできていたのです。

ぐんぐんとB17に近づいたとき。

うあああ?なんじゃいこりゃあ?

B17は、それまでの戦闘で、左の水平尾翼は吹き飛び、垂直尾翼も半分無くなっちゃった!身を守るための機銃はもはや撃ち尽くし、機体は穴だらけ。

「空飛ぶぼろ雑巾」の状態で、幸い4発エンジンのうちまだ3発は動いていたので、なんとか水平飛行は続けられていた。

 

 

ひえええ!だれだこんな残酷なことをする奴は!と、敵だなんだという以前に、かわいそうになってしまったのでした。

飛行機の中ではもう誰も生きていないんじゃね?

幽霊船状態のB17。スティグラーさんは、B17の真横まで戦闘機を操り、並行して飛行しました。

操縦士は生きているぞ!必死になって飛行機を水平に保っていたのでした。

操縦席からチャーリー・ブラウンさんが、うつろな目でこちらを眺めています。

チャーリー・ブラウンさんもスティグラーさんを視認。よく見ると、Bf109戦闘機の、出来損ないじゃないけどそれに違い、ほとんど身動きもできない小さな操縦席の中で、一生懸命チャーリー・ブラウンさんへサインを作って送って来ています。

以下、スティグラーさん(ス)とチャーリーさん(チ)の会話

ス「ぼけかおまえは。イギリスとは全然違う方向に飛んでいるぞ」

チ「ざけんな!トイレもない飛行機に乗ってやがるくせに、偉そうだぞごるあ!」

ス「おまえらとちがって飛行中にう◎ちなどせんわ!いいかよくきけ、イギリスまで送って行ってやる」

チ「えっほんと?あとで「わかば」のたい焼きおごってあげるね!」

と、そこからは仲良く、イギリス近くの、連合軍制空権の始まる直前の空域まで飛んで行き。スティグラーさんはドイツへ向けて反転していったのでした。

400キロの距離を飛んだB17は無事イギリスに帰還。

基地で大騒ぎするなかまたち。「わああぼろ雑巾が飛んできた!」

チャーリーさんは、隠さずに「変なドイツ人が道案内をしてくれました」と報告すると、上官は

「たしかにドイツ人は道案内が大好きという習性があるようだが。。。ん?あれ?敵と仲良く編隊飛行なんて、何を言っとんねん!しばき倒したるでごるああああ!」

文化的なイギリス空軍なので、シバかれはしませんでしたが、

『敵への肯定的な感傷の一切を今後構築しないよう』命じられてしまいました。

一方スティグラーさんの方は、ちゃっかり「一機落としました。海の上なので残骸は見つからないよ」と報告し、どうやら勲章もゲットしたらしい。

東京四谷の「わかば」。天然物のたいやきです

 

 

それから40年後。

いろいろあって両者は再会することができ。親友になったのでした。

めでたしめでたし。

ちなみに、スティグラーさんがチャーリーさんのB17を撃墜しなかった理由は

「まるでパラシュート降下中で、全く反撃できない人を撃ち殺すようなものだ。そんなことは断じてできない」

と述べています。

 

3.ブラジリア国際空港で

日独米の若者達をモルモットに開発したB17やB29を祖先に持つだけあって、なかなか精悍な面構えのボーイング737。ハチの巣になっても飛び続ける機体、乱気流の少ない超高空をらくちんに飛行できる与圧装置、IFR(計器飛行)や航空管制技術の開発によって「殺しても死なない」安全性が確立され、ぼくもその安全さを享受している旅客の一人では、あります(撮影@ブラジリア国際空港/SBBS)。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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ビットコイン・リーマン級の激震

このブログは「アーリーリタイア」すなわち経済的自由を主題の一つとしているので、今回は時事ネタで「ビットコイン・リーマン級の激震」ですが、いつも訪れていただいている素敵女子等の多数からは「なにそれおいしいの」だと思います。

そうした素敵女子たちに、素敵な歌の動画をプレゼント!なので、見てね!でも、できたら、ビットコインのお話も最後まで読んでいただけたら、きっとためになる情報だと思います。

そして、ぜひぜひ「いいね!」してね!コメントもうれしいです。

 

 

さて、本題です

2022年11月。

超優良とみなされていた暗号資産交換所FTX Trading Limitedがものの見事に破綻し。

「負債総額は数百億ドル、債権者は10万人以上とメガトン級だ。市場規模は違うが、2008年のリーマン・ブラザーズ破綻と同じような状況といえば理解しやすいだろう(現代ビジネス:「仮想通貨」は”地獄絵図”へ…! FTX「破綻」で待ち受ける「ビットコイン投資家」たちのヤバすぎる末路…! (msn.com))」という惨劇が現実に。

2021年の11月10日、最高値6万9千ドルをつけていたことに比べれば、その凋落は著しく。今年の11月16日時点で1万6千ドルになってしまっています。

危うしビットコイン!

こうした状況から「黙示録の騎士」と呼ばれる「ビットコイン大嫌い勢力」は大喜びで、「やーいやーいもうビットコインなんて消滅だー!」と大騒ぎしています。

世界の終わりを暗示する、黙示録の四騎士

 

 

さて、本当にビットコインは消えてなくなってしまうのでしょうか。

FTXは「顧客資産を自身の関連企業の融資の原資として利用する愚行(現代ビジネス)」を犯した。

そんなやくざな商売をするビットコインの取引所からは逃げて、もっと手堅い投資をしましょうね、と、もっと健全な投資先に移った方がよいのでしょうか。たとえば、善男善女の老後を守る「年金基金」とかだったら、ビットコインみたいなばくちではない、堅牢なからくりになっているはずですよね。。。

ところが、つい最近「英国年金基金ショック」が起き。イギリス発の大暴落が世界市場を襲ったことは記憶に新しいと思います。

こちらは、日本経済新聞によれば、「ライアビリティー・ドリブン・インベストメント(LDI=債務主導投資)という運用戦略をとる年金基金において2~4倍のレバレッジをかけ。損失がかさんで取引相手方の金融機関からマージンコール(追加担保の差し入れ要求)を突きつけられた。支払いのための現金を捻出するために、保有資産の多くを占める物価連動国債を含めた国債、社債や海外株式の売りに動いたとしている。(英年金基金の損失、最大25兆円に 米証券が試算: 日本経済新聞 (nikkei.com))」

あれ?お客さんの老後のために集めたお金でレバレッジ投資なんかしていたの?

健全な投資だったら絶対やっていはいけない用途にお客さんのお金をつぎ込んでいた、という面ではFTXと変わらないのでした。

年金基金の管理者は、利率は低くてももっと手堅い投資の利益で基金を運営しなければならないのですが、長らくのマイナス金利とかで、レパレッジに手を出して利鞘を稼ぐしかなくなってしまっていた。

QEで資金じゃぶじゃぶのうちはよかったのですが、最近の異次元利上げでお金が潮を引くように減少してしまった(金融収縮)時、レパレッジで冒険していた分が今度はマイナスとなってのしかかり。今回のショックを引き起こしてしまいました。

要すれば、猫もしゃくしも破綻のご時世なのである。

ここまではファクトの羅列ですが、実は、ビットコインをめぐって、取引所と米国証券取引委員会(SEC)がつるんで利権をむさぼろうとしていたのが、実は今回のFTX破綻の真の理由だ!という人さえおり。

そもそもビットコインは分散型の金融モダリティであり。

ビットコイン(とその信奉者)が一番嫌うのが、中央集権管理とか規制とかいう言葉である。

なのに、なぜか?FTXのリーダーであるバンクマン-フリードCEOは、これまで仮想通貨の規制に前向きで、SECとも良好な関係を維持していたとされています。

バンクマンCEO https://voi.id/ja/bernas/150135/read

 

 
FTXは、MLBで大活躍の大谷翔平選手などを「アンバサダー」として起用し。クリーンなイメージを社会にアピールしていましたが、「規制に前向き」というのも、健全な組織です、というプロパガンダじゃね?と、「規制大嫌いの原理主義ビットコイナー」からはうさん臭げに見られていたらしい。

もっとも、バンクマンさんくらい有名人になってしまうと、時の権力に協力しています、というそぶりだけでも見せておかないとやばかったのかもしれませんが。

そぶりか、本気か。ごめんなさいポルトガル語でした。ははは

 

 
ただ、そぶりにしては真剣で、なんかSECのゲーリー・ゲンスラー委員長と大の仲良しになりつつあった、といううわさもあり。しかし、仲良しになり切れず?バンクマンさんが切り捨てられた形になった、のかもしれません。

さて、SECとFTXのからみに付いては、そのへんのYoutuberなどから出てきた情報なので、あくまで楽しい創作童話、くらいに理解しておいていただきたのですが、要するに何が言いたいのかというと、きょうびなにがうさん臭い投資で、なにが健全な(安全な)投資なのかわかりませんよ。みなさん気を付けましょうね、という事です。

ゲンスラーSEC委員長 https://bittimes.net/news/105425.html

 

 
白も黒も分からない状況で、資産を守るためには、どうしたらいいのか?

何が危険をもたらし、何が利益をもたらすかを見通すことができればいいのである。

今回の騒動は、要すれば仮想通貨取引所の破綻である。

仮想通貨取引所にお金を預けていた人は大恐慌に陥っていると思います。

でも、このブログの読者の方はお分かりと思いますが、事態としては、取引所と一般のお客との間で力関係が違いすぎるだけではなくて、「規制を受けない」仮想通貨の場合は、国家も警察も力になってくれないよ!と以前から警告していたことが現実になっただけだった。(FTXの場合は、企業がでかすぎて政府も傍観はできなさそうですけど)。

警告の内容をもうちっと詳しく書いた記事はこちら→「ビットコインのETF」

ビットコインは、投資種目としては大化けの可能性を秘めているけれど、それはビットコインをお題としたETFなどに投資して、取引所関連のリスクをETF管理者が請け負ってくれる状況だから(比較的)安心して投資できるのであって、直接現物としてしまうと、はっきりいってホットウオレットだけでなくコールドウオレットも大して安心できないという恐ろしいばくちに身を投じてしまうことになるのです。

一方、こんな恐慌状態でも心強いのは、ビットコインのアルゴリズムに重大な欠陥があったわけでもなく、ビットコインの土台は全然揺らいでいないということです。これも前に記事に書きましたけど、今回の事件も結局はブロックチェーンを使う人間がしでかしたへまに過ぎない。

あとは、投資する金額ですねーなくなってもいい金額、なんてないけれど、なくなっても生活や投資計画を維持していける程度の金額にとどめておくべきと理解します。

でも、こうしたお金が、いつか奇跡の大暴騰を始めたりして。投資家の「スラング」では「市場に雷が走る瞬間」と言いますが、その雷が雷を呼んで、世紀の大激震(もちろん爆上げという意味ですよ)をもたらす日を、えへらえへらと待っています。

本当は去年(2021)の年末くらいを期待していたのですが、今や圧倒的金融収縮の時代に入ってしまったので、雷が光るのはもしかしたら10年先になってしまうかも?

仕込んだ苗が枯れ木になってしまっても、枯れ木に花が咲きましたー、なんて日が来るのを期待しています。

さて、前代未聞のQTで阿鼻叫喚にみえる市場も、意外に早くまたQEに転換し、酒池肉林の騒ぎになったりして?

それまでは、ナンピンの資金も尽きちゃったので、布団をかぶって寝ています。。。

世界の金融は、なんでもありの「九龍城砦」化しているのかもしれん。

画像はこちらからお借りしました:https://ameblo.jp/yoshidomotomasa/entry-12676529566.html

ではでは

Posted by 猫機長
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ウクライナで核戦争は起きるか。切り札を握る中国

まず、ひさびさのランクイン。たくさんのアクセスや、いいね!この場でお礼申し上げます。

すごい個人的な記事の内容なのに、認めていただき感謝です。大学のお話の続きは来週に掲載します。

さて、今週の本題です。

そもそも、ウクライナって、どんな国?

どきどき!美人がいっぱい、ですが、日本女性に勝るものでもなく。

世界の安全保障(経済、軍事)に、ウクライナがどれだけ影響力のある国なのかを見てみます。以下、特に明記していない限り、出典はWikipediaです。

1991年、ソビエト連邦の崩壊とともに独立。

ソ連時代からの先進科学技術を引き継ぎ、発展させ、ヨーロッパの隠れた技術大国になっていました。

その1:宇宙開発

「ソビエト時代に培われた技術力は西側諸国からも一目置かれ、各国との共同計画に参加する。1995年にはアメリカ、ロシア、ウクライナ、ノルウェーの4ヶ国合弁事業に参加した。」

「2005年にはインドと新型ロケットのエンジンに関する協力関係を締結した。」

ウクライナ製人工衛星の記念コイン

 

 

ここまで宇宙開発できる国って、なかなかないですよね。西側先進国もびっくりの技術力です。

その2:軍事産業

航空機エンジンも、世界有数のものを持っている

「モトール・シーチは、ウクライナのザポリージャに本社を置く航空用エンジンや産業用ガスタービンエンジンの製造メーカーである。

ソビエト連邦時代からアントノフ An-124とAn-225に搭載されるターボファンや様々な航空機のエンジンを生産。ソ連崩壊後もKa-50やMi-24、Mi-28のようなロシア連邦のヘリコプターの80%以上にエンジン(クリーモフ TV3-117など)を供給していた」

もトール・シーチのロゴ。なんと創業1907年

 

 

造船技術も、世界最高峰

「ヴァリャーグは、ソ連で設計された航空母艦である。

ソ連の崩壊後、ウクライナ海軍に編入されたが完成せず、廃艦となった。

1985年12月6日にウクライナ・ソビエト社会主義共和国・ムィコラーイウの黒海造船工場で起工され、1988年11月25日に進水した。」

つまり、空母を建造できる世界有数の工業力、港湾施設を持っているという事である。

そして、みなさんもうお気づきかもしれませんが、ソ連崩壊後の経済大混乱をうまく利用して、資金難のウクライナから「中国本国で海上カジノとして使用する予定」という、ふざけたいいわけで、中国がお得な購入!

「中国人」になるまえのワリャーグ

 

 

その後「遼寧」という、とても海上カジノとは言えない物体と化し。

「空母だぞ!」と自由主義陣営を恫喝する道具になり果ててしまいました。

このへんは、中国人Motoyamaさんの鋭い解説動画で詳述されています。

 

 

そして、造船産業の要ウクライナにそっぽを向かれてしまったロシアは、日常のメンテにも事欠く事態に陥ってしまい。

詳細はこちらをご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=q_WRk3bAZlQ

 

 

その3:農業

こちらはあまり詳しく説明する必要もありませんよね。ウクライナは、世界でも有数の穀倉地帯です。

さて、ここまでで、恐るべき事実が浮き彫りになってきます。

◎ソ連やロシアの躍進の原動力である技術の重要な部分が、実はロシアではなく、ウクライナから生まれていた。

◎しかし、ソ連・ロシアは、ウクライナを正当に評価しないばかりか、ホロドモールなどで虐待・搾取した。

「ホロドモール」とは、1450万人が犠牲になった大飢饉ですが、ソ連邦の工業化促進のためにウクライナの農産物を無理やり輸出して外貨獲得に走ったために発生。一説では、ウクライナを弱体化して支配しやすくするため、人為的に起こされたジェノサイドと言われています。

スターリンに苦しめられるウクライナを象徴的に描いた絵画

https://www.meijigakuin.ac.jp/about/mg_plus/1380

 

 

◎戦慄したウクライナは、悪魔のナチスと協力する(部分的ですが)など、ロシアからの自立を必死になって模索した。

◎ソ連崩壊により悲願達成。

しかし、この後も受難は続き。

ロシアから見れば、極論ですが、ウクライナが本当に自立してしまったら、ロシア側に残されるのはシベリアの原野だけになっちゃうぞ!という危惧があったのだと思います。

一方、ロシアに三行半をつきつけ、ホロドモール以降続く虐待から解放されたウクライナではあるが、とにかくお金がない。

どうしよう。。。。

西側も、ロシアに忖度してあまりウクライナを支援できない。

やはりまたロシアに吸収されてしまうのか?という時に、すり手をしながら現れた恐ろしい商売人が。

もうお分かりですよね。中国です。

有り余るお金を背景に、やれ遼寧だのモトール・シーチ買収(こちらは不発)だのと、ウクライナの技術をどんどん吸収し。

中国とウクライナの危険な関係については、Weekly Economist紙が喝破しています。

「中国はいち早く、92年1月にウクライナと国交を樹立。以来、旧ソ連の武器製造の拠点であったウクライナの関係技術者を異常なまでの高給で中国に迎え入れ、ミサイルや航空母艦製造の技術のすべてを教授してもらった。

 米国の国防総省(ペンタゴン)が「中国のミサイルと造船技術は米国より優れている」と書くほど、中国の軍事力が成長したのはウクライナのおかげなのである。」

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20220317/se1/00m/020/003000d

最たるものが、2013年に両国間で締結された「中国ウクライナ友好協力条約」。

「もし、ウクライナが核兵器の使用によって侵略された場合、またはそのような侵略の脅威に晒された場合は、中国はウクライナにそれ相応の安全保障を提供することを約束する。(https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20220329-00288894)」

という恐るべき一文が明記されています。

これって。。。。

日米安保条約で、日本がアメリカの核の傘に入っているのと同じじゃね?

中国は、「友好条約」で、ウクライナをまんまと自分の核の傘に入れてしまいました。

中国による、一連の「静かな簒奪」をぽけっと見ていたロシアですが、いくらとんまでも、何かしなければ!と焦ったのだと思います。

成算があるにはあった。

読者の皆さんは、「緑の人たち」という言葉をご存じでしょうか。

環境団体のことではなくて、緑の制服、つまり軍服を着た人たちのことです。

軍服ですが、国籍を表示しないので、どこの誰だかわからないという、卑怯そのものの団体様ご一行のことでした。

英語では「リトル・グリーンメン」といわれるこのご一行は、2014年、東ウクライナや、クリミア半島に侵入し、行政組織の警備員が持っていない機関銃で武力占拠し。

あれよあれよというまに投票だのなんだのでロシアに編入。

「緑の人たち」。日本には自衛隊がおり、こうした卑怯な行いを防いでいます。

パブリックドメイン

 

 

もちろん、ウクライナはそんなふざけたやり方には同意せず、今日のウクライナ戦争まで続く紛争になりました。

要するに、プーチンは、ウクライナ全土で同じことをやりたかった。

ところが、ゼレンスキーは見事この悪だくみを挫折させ。

あれよあれよと、今度はウクライナ全域を巻き込んだ泥沼の戦争になってしまいました。

さて、中国です。

ウクライナを自分の子分として杯を交わしたはいいが、前の親分が怒り、この子分をボコって戦争を始めてしまった。

でも、今のところは「西側対ロシア」と、いわば中国にとって都合の良い状況になっており。西側に対しては「ロシアに味方する悪役」を演じながら、実はロシアが自滅していくのを大喜びでながめていたりして?

ロシアの自滅にプーチンが狂って、核を使おうとした時、中国がどう動くか。

孫子の国です。日本は、憲法第九条など「戦争は悲惨で、不幸をもたらすから」という美しい、芸術的な理由で戦争放棄していますが、中国の場合「戦争なんて、せっかく儲けたお金を散財するばっかりで、全然利益の出ない、下の下の行為」だから、あらゆる努力をして避けます。

ただ、戦争をした方が儲かるぞ!という場面ではいそいそと参戦し、戦争をしないと儲けを奪われるぞ!という場合はいやいやながら参戦するでしょう。

ウクライナの場合も、報復すれば儲ける(あるいは損をしない)、と判断した時が危ない。

さて、本稿も3000字を越えてしまいましたので、尻切れトンボですかこのへんにします。

西側はウクライナを支援を抜本的に強化して、プーチンが狂ったり、中国が干渉したりする隙を与えず、電撃で国境までロシアを押し返して休戦にもちこみ、暴力による現状変更を許さずに、戦争を終わらせるべきと考えています。

大阪人もびっくり。商人の国、中国

上はhttps://www.nanmuxuan.com/zh-hk/classic/fasdfccatyn.html

下はhttp://businessmacroanalysis.blogspot.com/2016/11/blog-post_14.html

ではでは。

Posted by 猫機長