タグ: サンパウロ買い出し紀行

ブログBlog

店と客は対等:4にたくない人へ送ります。

店と客は対等、というのは「ラーメンの鬼」佐野実さんの言葉だそうです。

炎のラーメン職人・佐野実さん https://www.favy.jp/topics/29045

 

 

お金が存在する世界で、お金をめぐる「お店」と「お客」が生まれた瞬間から、両者の恐ろしいせめぎあいが生まれ。

改革開放前の中国では、お店の方が好き勝手に売ることができ。お客さんのほうで「おねげえしますだ!売ってくだせえ!」と必死に取りすがるのを「メイヨウ(没有=無いよ)」とにべもなく断ったりしていたらしい。その店員の後ろの棚には、買おうとしていた物品がちゃんとあったにもかかわらず。

これが先進国だと良くも悪くも競争原理が働き。「お客様は神様です」とか「モンスタークレーマー」とかの恐ろしい言葉が生まれてしまい。

なぜ、このような両極端になってしまうのか?

これは、売る側、そして買う側ともに原因があるのだと思います。

まず、売る側。

「売っている商品(サービス)について、お店自身が十分な知識もないままに、単にお金を得る手段としてのみ商品とお客をとらえている」のが一番根本的な原因と理解します。

「ブラジリアパン食紀行」で書きましたが、ダメなお店の一例について抜粋すると

「看板の名前が違うだけでどの店にいっても代わり映えがしない種類の、くたびれてまずそうな品々。決定的なのは店員さんの態度です。寂れていくお店では、店員さん自身が疲れており、いかにもコスト削減、なるべくいい加減に作って稼ぎを大きくしようとしている」

「店員の給料を犠牲にして1セント安くしたパンだ、四の五の言わずにとっとと買って帰れ」と、まるで憂さを晴らすようにお客さんに当たりちらす店になってしまいます。

次は、買う側つまりお客さん。

「買っている商品(サービス)について、お客自身が十分な知識もないままに、単にお金を費やす対象としてのみ商品とお店をとらえている」のが一番根本的な原因と理解します。

パンの場合でも、クッペ · ブール · フィセル · エピ · 田舎パンなどなどの、パンの知識なんて全くなくて、その辺のスーパーに売っているかび臭い食パンを、ここで買ったら5セントやすいぞ!と、みみっちい値引きでしか価値を計ることができない。

フランス大使館員とかが大喜びで通う、本物のパン屋さんはこんな感じ

https://www.facebook.com/LaBoutiquePadariaFrancesa/

 

 

これじゃあいくらいいパンを作っても売れなくなっちゃうわけで。佐野実さんがお客さんをどやしつけてしまう理由もこの点にあるのだと思います。

いきおい、あやしい健康器具とかを大金をはたいて大喜びで買ったり、ほとんどタダ同然のジャンクフードで、やれケチャップが足りないなどと店員に突っかかったりとかになってしまう。

でも、このくらいだったらまだましで、いかにもソフトな対応のお店で、お客さんも大満足!なのに、実はお客にジャンクをつかませて大喜び!という悪徳店舗もあり。

名前は伏せてもわかっちゃうと思いますが、某ファストフードで、「お手軽に、明るく。すべてがうまくいってます」という楽しいお店の雰囲気に浸って、でも肝心のハンバーガーは、はたして?みたいなケースもあります。

ここまでくると、キャバクラだので、とにかくお客をちやほやして、ポケットからお金をふんだくろう、というのとあまり変わらなかったりします。

 

 

でも、夜の女性の、心にもないお世辞を聞きたくて、そうゆう場所でお金を散財しまくるお客がいるから、そうゆう商売も成り立ってしまっているようです。。。。

さて、お客に怒鳴り散らす頑固なラーメン屋がいたとします。

パフォーマンスでやっているお店は、さびれます。だってラーメンまずいんだもん。

これが、おおおこれはすごい!親父は怖いけど、つい。。。というラーメン屋に、ついつい通ってしまう素敵女子の場合、ある日大将から怒鳴られるかわりに「つぎは香水なしで来な」なんておだやかに言われたりして。香水なしで行ったら、それまで気が付かなかった香りを持つラーメンだったことに気が付き。そのうち、大将と仲良く談笑する日々になっていたりします。

 

 

この時、本物のラーメンを知るお客(素敵女子)と店(大将)の対等な関係が生まれます。この客はラーメンのことがわかっている!と大将のほうで安心して、和やかになることができるのでした。

店と客が対等でなければ、人が死ぬ業界があります。

それが「航空機の整備」

ぼくは民間の日曜レジャーパイロットなので、空軍とかエアラインの整備の世界はわからないのですが、ぼくが乗っているような小さなEXPERIMENTAL単発ピストン軽飛行機では、小さな個人経営の整備工場に、オーナーパイロット自身が飛行機を持って行って整備してもらう、というのが普通であり。

練習生時代の鬼教官の親友に、佐野実みたいな「エンジン職人のおっちゃん」がおり。

おっちゃんに遭遇したのは、免許を取り、自分の飛行機を買って間もないころでした。

ぼくが鬼教官の生徒であることを知っているおっちゃんは、一見さんのぼくに対してもフレンドリーに接してくれました。この当時は全くエンジンの知識はなくて(今もそうですけど。ははは)、スロットル操作一つにしても、鬼教官の言うとおりの操作を、実はなぜそうするのかわからぬままにやっていた。そんな段階で、「鬼教官の言うとおりの操作ができるような」エンジンに仕上げてくれたのがおっちゃんでした。

おっちゃん

 

 

そのうち多少なりともエンジンの特性にパイロットとして適応できるようになってくると、たとえば「3600回転から4000回転までの間は、機体の特性でエンジンが震えるから、なるべくその範囲は使わない」などできるようになり。また「高回転のなめらかな状態でも、エンジンの振動が伝わりすぎて操縦かんとペダルがびりびり震えちゃう」のを感知できる感性が備わり、そうゆう話をおっちゃんにすると、おっちゃんはエンジンベッドのゴムを適度な硬さのものに取り換え、みごと振動しない感じにエンジンを調整し。そのかわり始動時にがぶりやくなったから、しっかりスロットル全閉の状態で駐機保管し、始動にも気を付けるように、など僕に対して注文も付けてくるようになりました。

つまり、ぼくの習熟度に合わせて、おっちゃんが「整備員とパイロット」の対等さを維持してくれたので、独りよがりな整備あるいは独りよがりな操縦にならずに、今日まで無事その辺を飛んでいることができているのだと思います。ううむ説明になったかな。。。。

空軍などでは、パイロットと整備員の、階級・職種を越えた対等さというか仲間意識を、緊急脱出のケースなどで垣間見ることができます。

自衛隊パイロットだったか?飛行中に機体のエンジン点検扉がぱかっと開いて、エンジンの推力がどんどん落ちてしまい。

脱出だ!でもあいにく市街地の真上で、ここで飛行機を捨てたら、機体が家だの学校だのの上におちてしまうぞ!となんとか滑空しながら洋上に出た。

しかし、その間に著しく高度を失ってしまっており。もはやパラシュートを開く高度がないため、そのまま海岸線だったか?に強引に不時着を敢行。

飛行機はさほど損傷はなく。でも衝撃でパイロットは死んじまいました。

その後、現場で機体の状況確認がなされ。脱出のための安全装置は外され、運悪く市街地上空でなければゆうゆう(でもないけど)脱出してパイロットは助かっていたであろうことが判明。

つまり、「安全装置は外すことができ、脱出はいつでもできた。パイロットは整備不良で脱出できなかったのではなく、自らの意志で脱出しなかったのだ」というメッセージを整備員に残していったという事ですね。すこしでも整備員の心痛を和らげようとして。

*類似の例は複数あり、やはり高度が足りないけれど、あえて脱出して「ちゃんと作動したよ!」としたケースもあります。この場合もパイロット二名は死亡しましたが。

お店の人もお客さんも、同じ人権を持った人間ですよ、と自然に尊重しあえる、そんな日が来たらいいですね。

ちいさな飛行機に乗っています

ではでは。。。

Posted by 猫機長
ブログBlog

日本では食べられない日本食のお話

今回のお話は、フツーな日本食のお話ですが、実はあまりフツーではなく、たぶん日本では食べることのできない、ふしぎな日本食のお話をさせていただきます。

◎Yakissobaソース

みなさんも、油がぎらぎら、食欲をそそる五目焼きそばやソース焼きそばなど、焼きそばは大好きと思います。

ソース焼きそば

出展:https://www.news-postseven.com/kaigo/wp-content/uploads/2021/11/yakisoba_38.jpg

 

 

ブラジル人も焼きそばが大好き。というわけで、中華レストラン、日本食レストランでの大人気メニューであるだけでなく、家庭でも作ろうよ、という事で麺やソースがスーパーなどで売られているのでした。

さて、麺です

 

 

ううむ、自信作の焼きそばではあるのですが。。。。

-Largo、という記載あり。幅広の麺、という意味ですが、そんな焼きそばあったっけ?

リングイーネ(Linguine)のノリらしい (Pixabay 無料画像)

 

 

-あと、光→Light→ライトな→Karui(軽い)というなかなかおつなキャッチコピーがあるのですが、こちらの説明は別記事「謎のパスタ、その名は「手巻き」」に書いたので、読んでね!

ちなみに、麺の調理法ですが、蒸すのではなく、ゆで麺です。

はやくも怪しいブラジリアン焼きそば。めげずにソースで行ってみます。

ブラジリアン焼きそばソース

 

 

写真だとわからんかもしれんが、日本の焼きそばソースと、違うとは言わないけれど、同じとも言えないのですよねー

と、いうのも、ブラジルにおける焼きそばのスタンダードが「あんかけ焼きそば」であるという恐るべき事実があり。

本家日本のあんかけ焼きそば。

出典はhttps://nagatomo.rumieru.jp/menu-list/%E4%BA%94%E7%9B%AE%E3%81%82%E3%82%93%E3%81%8B%E3%81%91%E7%84%BC%E3%81%8D%E3%81%9D%E3%81%B0/

 

 

というわけで、たしかに焼きそばソースではあるのだが、ソース焼きそばのソースではなく、あんかけの「あん」をイメージした独自開発のソースだったのでした。

というわけで、さっそく調理してみます。

なんて実は調理なんておおがかりなものではなく、沸騰したお湯に上記のKarui麺を入れて、6分くらいかな?アルデンテになったら、水を切ってお皿に盛ります。

 

 

その上に、上記のYakissobaソースをかければ、あんかけちっく素焼きそばの出来上がり。

まだちょっと硬かったかな?

 

 

というわけで、焼きそばなのにいちども焼かないという、ふしぎな焼きそばなのでした。

なかなかおいしいですよー、中華屋さんの焼きそばとは、はっきり言ってかなりちがうけれど。。。。

 

 

◎「おさび醤油」で食べるトロピカルフルーツ

以前の記事で、ブラジリアンわさびすなわち「おさび」について記載しました。

 

 

今回は、この「おさび」と醤油でトロピカルフルーツの刺身をいってみます。

なお、トロピカルフルーツいろいろについては、別記事で書きましたので、そちらも見てね!刺身にできるトロピカルフルーツはココヤシとアボガドですが、今回はアボガドを代表選手に選んで進めます。

といって、何の変哲もなく、アボガドの実を切り刻んで、そのまま食べます。

ワサビ作りすぎ。泣きました

 

 

アボガドは水分が多いのと、独特の臭みがあるので、多めのワサビで、ちょうどよく中和してあっさり風味になりました。写真のは作りすぎたけど。。。

食通の人で、トロみたいだ!という人もいるようですが、たしかに言われてみればそんなかなーという感じでした。まあ、森のバターというくらい脂肪分がありますからねーでも不飽和脂肪酸といって良質のものであり、ダイエットでも大活躍しているらしい。

そんな日本食ないぞ!アボガドなんて日本にないじゃないか!という人に:沖縄ではちゃんとココヤシやアボガドがありますよー

◎Sushiソースで江戸前だ!

今度は正統の江戸前寿司でいっています。なあんてスーパーの日本食売り場で買ってきた、まあコンビニのお寿司みたいなものですけどねー。アニサキスは大丈夫だろうか?ガクブル!

で、Sushiソースです

オーガニック食品などを揃え、客層も富裕層ちっくな人が多い、意識高い系のスーパーで売っています。

 

 

またしてもKaruiブランドでした。

このソースのウリは、すでにワサビがブレンドされた、ワサビ醤油に匹敵するソースだぞ!ということらしい。

確かに、前回ワサビつくりすぎてひどい目にあったので、自動的にブレンドされていればいちばんいいですねー、ということで、さっそく試してみました。

 

 

のり巻きに囲まれた四角い区画の中に、かなりなみなみと注ぎ込んでいますが、写真では見えにくいですねー

結論:フツーの醤油と全く変わらず。ぜんぜん辛くなかった。。。。

◎南国の醤油

ブラジルは、アメリカと並んで世界の1,2位を争う大豆生産国であり。みそ、とうふなど、フツーにスーパーで売られており、ブラジル人にも浸透している。

なのに、なぜかココナツ製の醤油を発見?

 

 

それこそ戦時中のラバウルかなんかで、補給が途絶えた!しかたなく。。。。。ならわかるのですが、いくらでも安い醤油を売っているスーパーの、その隣に、倍の値段で。。。。というふしぎな醤油です。

たしかに、石鹸でも、その辺で売っているフツーの石鹸と、ホネケーキとか言って恐ろしい高値で売っているのもあり。いわゆる「ホネケーキ醤油」とでもいうべきかもしれん。

資生堂ホネケーキ

https://www.shiseido.co.jp/sw/c/products/SWFG070410.seam?shohin_pl_c_cd=090201&online_shohin_ctlg_kbn=1

 

醤油ばなれしたまろやかさや香りで、フランス料理にどうぞ、なあんて格調高い醤油なのかも?

というわけで、その「ホネケーキ醤油」で、醤油ラーメンを作ってみました(麺はインスタント、スープはココヤシ醤油と味の素を混ぜただけのテキトーなやつです)。

 

 

結論:醤油ちっくなエグみが強烈な、カドの立ちまくりなラーメンになりました。。。。

メーカーさんごめんなさい、こればっかりは、エグみばかりでなく、むりやり合成甘味料を入れたみたいな変に甘い味になってしまい、さすがに醤油とは言えないと判断しました。「ココヤシ醤油(ココナッツアミノ)」という、新しい調味料として理解させていただきます。。。。

 

 

◎番外編その1

ブラジリア有数の日本食品店で、日本的なおにぎりを見かけるようになりました。

 

 

でも、なぜか説明文は中国語だった?まさか?中国から輸入しているのか?

 

 

◎番外編その2

同じ日本食品店で、「Ossonai」という謎の食品を発見

 

 

よく見たら、鏡餅でした。Ossonai→お供え、という意味だろう。ほんとは、Ossonae、としてほしかった。。。。

 

 

◎番外編その3

日本そのものの味覚も売っていたぞー

みょうが

 

 

どうですみなさん!サバンナのど真ん中で、こんな見事なみょうがなんてなかなか見られないですよね。冥加の至り。なんちってはいすみません。

ブラジルに移住してきた一世のおじいさん、そしてその子、その孫が「強く雄々しい 血を継いで」日本の食文化の灯を消すな、とがんばっています。

ブラジル人から見たら、なにそれ?なんのことかもわらないような、みょうが。でも、知っている人から見れば、とても大切なふるさとの味覚が、こうした日本食品店で生き続けています。

写真のみょうがも、栽培はサンパウロかな?文化としては「八重の潮路を越えて」こうしてブラジル高原のど真ん中に息づいているのですよね。。。。

この日本食品店は、他の類似店が店をたたんでいく中、逆に拡張してがんばっています。ブラジリア南部地区の。。。なんて書くとわかっちゃうかもしれん?ぜひ、今後とも、日本の味覚のリファレンスセンターとして発展していってほしいと思っています。

 

 

]◎番外編その4

みょうがを知らないブラジル人がどんなものを食べているかというと。。。。

子豚。丸焼きが有名

 

 

スーパーの肉売り場で発見。さすがにふだんはここまでいかないけれど、クリスマスから新年へかけてのパーティーとかで需要があるらしい。

◎最後の番外編

 

 

上記の焼きそば麺で、なにげにLinguine al Olioみたいにして、粉チーズで食べたら、はっきり言って焼きそばとして食べるよりおいしかったです。焼きそばとしてもそれなりにおいしいですけど。

食の民族融合ですね。ブラジルに住んでいてよかったと思っています。

「茗荷より かしこさうなり 茗荷の子」

ではでは。。。

Posted by 猫機長
ブログBlog

死ぬかと思った

人間生きているといろいろな目にあい。

とある土曜日、早朝の心和むフライトでその辺を飛んできました。

朝6時の飛行機格納庫(ハンガー)。

まぶしい日差しが差し込んでいます

 

こんな飛行機に乗っています。Rans Super Coyote、「こよーて」と呼んでいます

 

快晴の空をとびました

 

で、帰ってきたのが朝8時半くらい。

滑走路近くでサーマルが発生しており、滑走路アプローチ(降下)途上でちょっと揺られましたが、まあまあスムーズに着陸でき。のこのことタクシーウエイをつたって、無事に格納庫にたどり着いたのでした。

この時点では、あの恐ろしい事故が起こるとはつゆも知らず。

早朝5時からいろいろ準備してきたこともあり、ビールを一杯、フランスパンを食べたら眠くなり。いい感じでデッキチェアでうとうと、ぐーぐー寝ていました。

左が「愛のパン」というお店で買ってきたくるみパン。近くの日本食品店であんパンも買ってきたよ!

 

デッキチェア

 

と、突然格納庫に「わぎゃあああー」とひげむじゃらの怪物が躍り込む夢を見。ふぎゃぎゃぎゃーと飛び起きてしまいました。

こんなかんじ

 

よく見たら、飛行場管理人のお兄ちゃんでした

なかなか働き者です

 

にいちゃんのただならぬ様子にこちらも一気に目が覚め。

「一体どうした?嫁さんがひきつけでも起こしたか?」

それがね。。。。と話し出したところによると。

ぼくがその辺を飛んでいるあいだ、お兄ちゃんは近くの、と言っても田舎なので車で15分くらいの場所にあるスーパーへ買い物に行き。

ぼく「ふんふん、それで?」

おにいちゃん「なかなか大安売りで、お肉や野菜を一杯買ったんだよ。カートが一杯になっちゃった」

ぼ「ふんふん、それで??」

お「で、気が付いたんだけど、ぼくスクーターで来てたんだ。とても積み込めないから、レジのお姉さんに頼んで見張ってもらっている間、こっちにもどってきたんだよ」

ぼ「ふむふむよくわかった。それで、その話と私に何の関係があるのだ?」

お「それでね、きみの持っている車なら買い物全部積めるから、ぼくと一緒にスーパーに取りに行ってくれない?」

一瞬沈黙が流れ。

ぼ「ふんぐおー!人がいい気持で寝てるところを叩き起こしたうえ、運送屋かい!ゆるさん!いてまうで!ごるあああああーーー!!!」

お「早くいかないとお肉が腐っちゃうんだ。お願いだからたすけてー」

とまで頼まれればいやとも言えず。

しゃあないので自家用車「ポルシェ君」でスーパーまで行くことにしました。

ポルシェ君。VWベース、356A カブリオ―レの

レプリカ(つまりにせもの)です

 

さて、管理人のおにいちゃんと二人してスーパーへ。

ちきちきちきちき。。。とエンジン快調だったのですが、とあるカーブを抜けたとたん

ビシッ!

とフロントガラスがめちゃめちゃに割れてしまった?

こんな感じ

 

半狂乱になって叫ぶおにいちゃん。「ぎゃああー事故だー!死ぬ!死にたくないー!ぎええええー!」

そういう情けない悲鳴を聞くと、かえって落ち着くもので。ポルシェは、ちきちきちき。。。と元気よく走り続けており、幸い誰もいないまっすぐな一本道で、他の車との衝突や路肩転落の恐れもなく。そして、冷静に観察すると、一面ひびが入ったフロントガラスながら、前がまだ見えるじゃん、と一安心したのでした。

こんな感じ。ゴッホの絵か?

 

いずれにしろ、肉が腐っちゃわないうちに取りに行かなきゃ。。。と、お兄ちゃんをなだめて、そのままスーパーへ。

もともと人目を引くポルシェ。フロントガラスがめちゃめちゃになったまま「お買い物です」と駐車場に侵入したため、他の車が怖がって逃げていくとか、好奇の目が集まるなかを、でもサイレンと回転灯をつけた取り締まり当局の作業用車両がいなかったのが幸いで、そろりそろりと、ヒビの入ったフロントガラスが風圧で飛び散らないように気を付けながら帰ってきました。

ちなみに、車内はお肉や野菜、お米などでいっぱいになり。貧乏だ、大変だ、と言っている割には、食い物とかゴージャスにいいもの買っているなあ。。。

人のいいお兄ちゃんは、この時点で「悪いことをしてしまったー!買い物にぼくをひっぱり出したばっかりにー!」と意気消沈。でも、ぼくとしては「割れるならちょうどいいときに割れてくれたぞ!これでお兄ちゃんにタダで修理してもらえるぜー!」と内心ほくそ笑んでいたのです。

ゴッホ「オリーブ園(1889年)」

で、修理です。

といっても、ポルシェ356Aなんて1950年代の車ですから、フロントウインドーなんてなかなか見つからず。あーでもないこーでもないとネットなどで探して、クラッシクカーのフロントウインドーを特注で作る業者2社をなんとか探し出しました。2社というのは、1社目は、「ポルシェ356ね、取り扱ってはいるけど、356のウインドーはすぐ割れちゃって取り付けにくいんだよねー」などと、のらりくらりと逃げ回られてしまい。2社目のRAROVIDRO社のほうは、たしかにすぐ割れて、取り付けにくいが、寸法がわかれば。。。。ということで作ってくれました

Rarovidro社:https://rarovidro.com.br/

 

この寸法というのが曲者で、基本上下の長さ(下の写真の矢印)がわかれば左右の長さはそれに対応しているから計らんでもよい、ということだったのですが、この時点でかなりガラスが吹き飛んでしまっており、本来ゴムのラバーに入っていた(差し込まれていた)のは5ミリ?10ミリ?と謎だらけなうえに、業者さんからの情報では、ラウンド型の356フロントウインドーでも、レプリカの年式によって寸法は3種類くらいあるらしく。えいやーと計って業者さんに連絡しました。

 

その後3週間くらいかな、ウインドー到着。ちなみに、こういう業者はブラジリアみたいな田舎にはなく、すべからく南方1010キロのサンパウロからの取り寄せです。ウインドー自体のお値段300ドルに、運送料50ドルかかり、泣きました。

ウインドー到着。ここまでで破損発生から4か月経過。

 

さあやっと装着だ、ということで、まずは割れたウインドーを取り除き。

 

車内に飛散した破片を掃除機で吸い出します。

清掃など終わった状態のポルシェ

 

今度はウインドーの準備です。

どうやら寸法は間違っていないようだぞ。。。。

 

ラバー取り付け

 

 

そしてついに装着。

 

なんて書くとすごくあっさりしていますが、ラバーにしろガラスにはめ込むのにものすごく苦労し、はめ込んだしりからぶにゅ、なんて外れちゃったりして、さらに苦行だったのは車体へのはめ込みで、右が入れば左が外れ、といってへんに叩いたらガラスが割れちゃうぞ!と、やじ馬で遊びに来たクラブのパイロットを引きずり込んで3人がかりでうんしょ、うんしょ、と朝から晩まで、日が落ちて真っ暗になるころ、ようやくはめ込みに成功したのでした。

でもなんとかこれで7カ月ぶりに走れるようになったぞー!放置されている間1回だけバッテリーに充電しましたが、ちょっとセルがぐずついて、キャブも少々ポンピングしたくらいで無事エンジンがかかり、いまのところぼこん、なんてウインドーが外れたりせずに乗ることができています。

画面左上の赤い箱が、コンセントの220Vをバッテリーの12Vに転化する

バッテリーチャージャー。だいたい8時間から12時間くらいの

スロー充電でセルが良く回るようになります。

 

今回、石が当たったようにも見えず、原因不明のオカルトな割れ方でしたが、はっきりいって、怒りとか落胆とかはなく、ある意味安堵しているところがあります。

なかなかかわゆいポルシェ

 

これが車でなくて、こよーて(自家用機)の飛行中に、バードストライクなどでこよーてのウインドーが飛散したら?サンパウロからのウインドーの取り寄せにかかった費用などは、見えない世界への税金と考えて、ポルシェ君がこよーて君に替わって今回の事故を引き受けてくれたというふうに思っています。

こよーての着陸。ようつべでご視聴ください https://www.youtube.com/watch?v=DUUxuoGdlks

ではでは。。。

Posted by 猫機長
ブログBlog

実は親友だった?ドラクロアとアングル

久々に西洋美術のお話です。でも、単なるウケ狙いのおもしろ記事ではなく、リピーター読者の皆さんには、成功法則や資金投資に関するポイントも詰まっている記事だとお分かりと思います。

さて、フランス革命からナポレオンの第一帝政、ウイーン体制からの共和制や王政の入れ替わりの時期にあたる1798年から1863年に、フェルディナン・ヴィクトール・ウジェーヌ・ドラクロワというにいちゃんが登場しました。同時期の1780年から1867年にはジャン・オーギュスト・ドミニク・アングルが登場。ちなみに、1867年は日本では大政奉還が起き、次の年の1868年に元号が「明治」になった。

つまり、世界中で大変動が起きており。フランスではギロチンで王様の首がちょん切られ、ナポレオンが下剋上で帝政を敷いてヨーロッパを荒らしまわった。ゲーテ言うところの「疾風怒濤」がヨーロッパ中をあれくるい、いわゆるひとつの「ロマン的危機」が生まれていた。

すなわち、「ロマンチックな時代」です。アンシャン・レジームの封建的な決まりきった日常から明日をも知れない大変動の日々に突入。ロシアやエジプトに侵攻し、次々に新しい世界を切り開いていくナポレオン。その劇的な敗北と失脚。ウイーン体制の反動など、要するに少年漫画もびっくりの冒険・どんでん返しがこれでもかと押し寄せ、美術の世界でも劇的な世界の動きに感化された劇的な絵画が生まれました。これがロマン主義美術です。

そしてロマン主義美術の大本山フランスの、ロマン主義美術の旗手として活躍したのがドラクロア。とここまで書けばどんな絵かは自明と思います。代表作を掲載してみます。

キオス島の虐殺

 

サルダナパールの死

 

(第四回)十字軍のコンスタンティノープルへの入城

 

モロッコのスルタン

民衆を導く自由の女神。

さて、ロマンな時代のロマンな絵画で時代の寵児となったドラクロアですが、当時模範とされていた「絵のかきかた」と差があったため、アカデミックなサロンとかからは批判の対象となり。

当時の「正しい絵」とは、穏やかで控えめな色彩、厳格で静謐な空間があるべきで、情熱や激情なんて生々しい、はしたないのはやめましょう、という、言ってみれば保守的な内容を求めていたのに対し、ドラクロアの絵はその逆でした、ということで、例えば「キオス島の虐殺」は「絵画の虐殺だ!」と批判を浴びたりしました。

といって、いかに大本営発表で「正しい絵だけかきましょう」といっても、激動の時代が生み出した激動の絵画は止めることができないわけで。ドラクロアも先輩画家(実は保守派の人)からの後押しなど得て、1822年にパリ・サロンに入選したころから、保守派勢力を一掃しそうな勢いで名声を得始めました。

保守派勢力はあわてふためき。

だれかロマン主義・ドラクロアに勝ると劣らない「新古典主義絵画を代表する絵を描ける」達人がいないのか?と大捜索をはじめたら。。。。

いました。その名もジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル。

こまかいこといわんと、まずはアングルのおっちゃんがどんな絵をかいたか見ていきましょう。

玉座のナポレオン(「花とみつばち」ではない)

 

ジュピターとテティス

 

ホメロス礼賛

 

ラファエロとフォルナリーナ

 

ルイ13世の請願

 

Wikipediaによれば、アングルの作風は「入念に構成された調子の緊密な諧調、形体の幾何学的解釈など、入念に組み立てられたテクスチャと徹底的に研鑽された描線、そして緊密な調子の諧調により成立する空間は「端正な形式美」」となっています。すなわち、

◎新古典主義の最高峰にして、具象画、写実主義絵画の完成形に到達した

という恐るべき功績を達成した。

体制派のアカデミズムに祭り上げられた最高有識者のアングルと、民衆の激情を余すところなくぶちまけて時代を駆け上がったドラクロアは、とてもステキな好対照をなして、西洋絵画の発展にものすごく貢献したのでした。

ドラクロアとアングルの対立。当時の風刺画

ドラクロアは、アングルのことを「不完全な知性の完璧な表現」と言い、アングルの方はドラクロアのことを「醜く恐ろしいものしかかけない」と憐れんでいたそうです。ははは

両者の絵を並べてみます。

要するに、アングルは「NHKの教育番組」であり、ドラクロアは「ちょっと穏やかな韓流ドラマ」ですね。。。。なお、韓流ドラマをえげつなくして、それこそ醜いもの、恐ろしいものを強調していくと「コンテンポラリーアート」へ行ってしまうので、また別の記事でトライしてみます(現代アート好きのみなさんごめんなさい)。

さて、世間一般で通用している両者のイメージはこんな感じですが、実はもっとやばい所で両者類似点があるかも?

ドラクロアの方はあまり陰ひなたがなくて、すなおにロマン主義路線を驀進しており。問題はアングルで、新古典主義アカデミズムのインフラや地位を謳歌しながら、実は?な絵をかいたりしています。

たとえば

グランド・オダリスク

デフォルメです。

新古典主義のくせに、端正を放棄して「ロマンチックなプロポーションを妄想」しています。

しかも「胴長」です。

どういう美的感覚しているんだアングル?まあ、美的感覚なんて個人の自由ですけど。ほかにも首が異様に太い女性とか、なんか「壊れてる?」

通報一歩手前の怪しいおっちゃんなのかもしれん。

当然ながら「椎骨が2つか3つ多すぎる」などと猛批判にさらされてしまい。ただ、上記のとおりこういうアプローチで議論を白熱させてしまうと「新古典主義の旗手アングル」が旗手でなくなってしまうし、アングルの方も自分の表現を顧客に普及してくれる重要なストラクチャーである体制派の組織や人々とそうそうケンカするべきではないということを十分理解しており。10年近く批判にさらされながら、アングルが新古典派での地位を固めるに従い、うやむやじゃなかった円満に収まったらしい。

花とみつばち。♪僕たち男の子♪ヘイヘイ!

要するに、アングルは「隠れロマン主義だったんじゃ?」なのかもしれません。ははは

もしかして、1850年くらいのパリの、とある料亭じゃなかったどこかのカフェで、アングルとドラクロアが密会していたりして。。。。。

アングル「いやいやこたびの新聞では拙者とお主がますますいがみおうていると書き立てておるぞ」

新聞の挿絵

ドラクロア「フォッフォッフォ、めでたいことでござるな。これで頭空っぽのブルジョアどもが報道に躍らされ、ロマン主義も新古典主義もますます注目を浴びて、絵が高く売れることとなろうぞ」

アングル「まさにその通りじゃ。お主もぜひアンチ新古典主義のアジテーションを引き続きお願いいたすぞ。拙者は宮仕えの身。作法から外れた言動をいたすとサロンから締め出しを食らうでのう」

ドラクロア「いやいや拙者もこのところサロンに認められて、ゆえにあまり派手な絵もかきにくくなってしもうてな。いっそアングル殿のように体制に担がれた隠れロマンチックになりとうござる」

アングル「しかし、それも窮屈でござるぞ。まあ絵が売れて生活安泰なのは良いことでござるがな。ロマンチックな絵を新古典主義として売るのもなかなかに面白いものじゃ」

ドラクロア「お主もワルよのう」

アングル「おぬしこそ。フォッフォッフォッフォッフォ。。。。。」

最後はよい子の創作童話でした。

「アンジェリカを救うルッジェーロ」ドミニク・アングル

お主もワルよのう、の元ネタはこちら↓

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
ブログBlog

ランディングギア修理(新型コロナから小休止②)

ランディングギア修理(新型コロナから小休止②)

ねこもしゃくしも新型肺炎、このブログも毎週コロナ情報ですが、今回は今一度小休止してリフレッシュ。コロナ前の自家用機メンテのお話です。

―O―

久々の飛行機いじり。修理というほどでもないのですが、タイヤのローテーションをした際、車軸と主脚柱を接続しているねじの穴が摩耗して車軸がぐらぐらしていたので修正しました。

まず、タイヤのローテーションってなに?

下の図のとおり、主脚のタイヤA,Bは地面に直角ではなく微妙なキャンバー角で地面に接地しています。このキャンバー角の分だけタイヤのすり減りが偏るので、まだすりへっていない側が接地するよう取り換えます。その後摩耗が進み全体的にトレッドが見えなくなっちゃった!というところまで行ったらタイヤそのものを新品に交換します。

ちなみに、今回の点検では、機長側のタイヤがより多くすり減っていたので、単にタイヤを「ひっくりかえす」のではなく、文字通り左右ローテーションしました。

というわけでスパッツを外し、ホイールごとタイヤを外します。

軽飛行機のタイヤいじりはホイールを分解してタイヤチューブを引き出したうえで上記のとおりA,Bの位置がえを行います。自動車と違い、着陸のショックを吸収する飛行機のタイヤはチューブレスでは具合が悪いらしい。というわけで、タイヤチューブがタイヤとの摩擦で破けちゃわないように、ベビーパウダー(写真でタイヤのに横ある白、青、黄色の筒)をまんべんなくチューブとタイヤの双方に振りかけておきます。これで赤ちゃんのお尻みたいなすべすべチューブになりました。うふ

左から、ホイール、タイヤ、タイヤチューブ、組み上げ後の断面。

(Jorge M.Homa 著「Aeronaves e Motores」より

さて、タイヤのほうは予定どうり交換終了。でも、ジャッキアップしたら、車軸と主脚ビームを結合する部分がぐらぐらしていることを発見。

写真左の赤丸が結合部分。右のねじが通っている穴が削れてぐらぐらしていました。

このままほっておいたら、ねじに負荷がかかりすぎて、着陸時にばきん、なんて車輪が飛んじゃう可能性があるので、直すことに。

こうなったらたいへん

早速車軸をビームから抜き出します。

写真左、赤丸がねじの通っていた穴。この穴が削れて大きくなってしまい、ねじが中で泳いでいたので、写真右矢印のようにアルミ片で作成したキャップ?をねじ込みます。

一方、ひび割れが懸念されたねじは全然OKでした。あーよかった、航空機用のねじなんてブラジリアで売ってませんからね。。。。。

もちろん車軸交換なんてなったら大手術で、お金がいくらあっても足りないぞ!というわけでアルミキャップ挿入がうまくゆきほっとしています。

ちなみに、タイヤのお値段は1本でふつーの乗用車のタイヤ1本とおなじくらい。問題はタイヤチューブで、タイヤの倍かかる上に、なぜか不良品が散見されて、業者に「ふざけんなゴルあ!返品じゃー!」というケースがぼく自身でも発生してしまいました。でも業者のほうでおとなしく交換してくれました。

というわけで、今回修理で殊勲のアルミキャップはどこから入手したのか?実は航空アルミではなく、上の写真のペンキ缶のふたや、ビール缶などでいろいろ試して、これがいいね、とどちらかは忘れちゃいましたがぴったりフィットしました→なあんて!読者のみなさんここに書いてあることのすべてが本当とは思わないでくださいね?もちろんフェイクニュースはありませんが。

自家用機「こよーてくん」。こんな飛行機です。

そして、意外に人気の飛行中の写真。こんな感じで飛んでいます

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
ブログBlog

ブラジリアパン食紀行(自営業で成功したい人必見)

ひょんなことから京都府警の有名な警部とお知り合いになる奇遇あり、彼女とピレノポリスなど遊びに行ったりしたのですが「ブラジリアにもすてきなスポットがあるのですよ」と教えていただきました。いずれも「パン屋さん」で、とても楽しいティータイムを過ごすことができ。いま考えると彼女は「パン食女子」だったのですねーぼくも「パン食男子」になりました。

というわけでグルメパン買い出し紀行いってみます。ブラジリア旅行の際はこれらパン屋さん巡りも楽しいと思います。

まず、お店から。ブラジリア内に4件くらいかな?あり。

「愛のパン」www.lamourdupain.com.br

「ブティック」https://www.facebook.com/LaBoutiquePadariaFrancesa/

「ブーランジエ」https://www.facebook.com/LaB.306Sul/ (複数支店あり)

「Philippe Verstraete」https://www.facebook.com/philippeverstraete.com.br/

こんな感じです

ブーランジエ

ブティック

どんなパンがあるの?

「くるみとゴルゴンゾーラチーズのパン」「マスタードパン」「ヤギチーズのパン」「カカオパン」「乾燥フルーツのパン」「田舎パン」「全粒パン」

などを売っています。

おおむね全粒粉を使った黒っぽくて硬めのパンで、パン自体に味わいがありマーガリンとはつけずにそのまま食べるパンです。

「クルミとゴルゴンゾーラ」

余り硬くなく、ゴルゴンゾーラチーズが強烈でとろけるような個性あふれるパン。「パン食男子」初心のころはインパクトに中毒してしまいこればかり食べていました

「マスタードパン」

警部殿(2019年。今日はもっと出世しているかもしれん)ご用達。これは全粒粉じゃない白いパンですが、マスタードがいい具合に隠し味で入っていて、ゴルゴンゾーラが全力で主張!に比べてとても奥ゆかしい「はんなりのパン」です。

「ヤギチーズのパン」

これも全粒粉少なめ、皮が薄くて中身はもっちり。日本でいう一般的なフランスパンに似た食感。田舎パンのがさつさと対称的なお上品なパン。

「カカオパン」

真っ黒。カカオの色だそうですが、甘ったるく柔らかい何となくケーキに近いテイスト。デートで「なにこれきもい」とか言われる可能性あり。

「乾燥フルーツのパン」

ゴルゴンゾーラ中毒から卒業し、もうちっと素朴であるが深みのある味わいが欲しくなった時とてもおいしいと感じるようになりました。今日はこのパンばかり食べています

「田舎パン」

パン・ド・カンパーニュともいいます。本来ぼこっとまんまる「ブール(ボール)」系が多いが、ぼくが行く店では「とんがったラグビーボール」です。中身はもっちり、でも皮がめちゃくちゃ硬いぞ!フランスの「堅パン」かもしれん

「全粒パン」

パン・コンプレ。完全無欠・パンの完成形。ちょっとぼそぼそしすぎかな、と感じてあまり食べていません。

警部とパン屋さん巡りをして気づいたのですが、成功するビジネスモデルの一つの重要な要素がこれらのおしゃれなパン屋さんに共通して存在しているようです。

そしてこの要素が、毎日何十店と生まれていくパン屋さんのなかで、生き残っていくお店とつぶれちゃうお店を分ける重要な働きをしているようなのです。

その要素とは、ずばり!「パラダイムシフト(第1図)を的確に実行している」です。

「何百とあり」「つぶれちゃう」タイプのお店はどんな感じでしょうか。看板の名前が違うだけでどこにいっても同じようなレイアウト、どこにでもある代わり映えがしない種類の、くたびれてまずそうな品々。決定的なのは店員さんの態度です(写真にとれませんでした、ごめんなさい)

要するに、寂れていくお店では、店員さん自身が疲れており、パンの種類もいかにもコスト削減、なるべくいい加減に作って稼ぎを大きくしようとしている。

繁盛していないというわけではないのですが、いくら繁盛しても利鞘が低すぎて利益にならず。従業員も疲れるだけで報われることがないためいよいよ仕事がおざなりになってしまう。

お客さんもそこは気づき、どうせ不健康そのものの安ものなんだからここで買うよりもう1セント安い3件隣のパン屋にいこう、となり。

こうした悪循環に耐えられず閉店、というケースが多いようです。

いっぽう、上記のおしゃれなパン屋さんの場合。

まずは、店主がフランスで本場の修行をしているというところが大きい。店を切り盛りする手腕や人望も必要ですが、ともかく人類の長い歴史のなかで「こういうパンなら、健康的で、おいしく、おしゃれで楽しく食べれるよ」という最高のパンを作り上げてきた本場の中心で本物のパンを知り、作りかたを学んで帰ってきた。

そして、フランスから小麦粉を輸入するなどの工夫をこらしてフランス顔負け?のパンを作り、本当においしいパンを食べたい人たちが集まるようになる。ちなみにフランス大使館の外交官が好んでお茶に来るらしい。

そういう「意識の高い店」には店員も比較的お店に誇りを持った人たちが雇われるようになり。お客さんに対しても「店員の給料を犠牲にして1セント安くしたパンだ、四の五の言わずにとっとと買って帰れ」というのとは正反対に「今日のゴルゴンゾーラパンは3本焼き立てですよ、どれにしますか」とお客さんが一番自分の気に入った焼き加減(形、大きさ)のを選ぶことができる余裕がある。

もちろんお客さんも「カビが生えていたが1セント安く買った、今日は1日幸せ」という人は来ず。本物のパンを食べる喜びを求める「意識の高い人」が来るようになります。

さて、ここで「お値段は?」と突っ込みが入ると思います。確かに高いですねーでも豚小屋みたいな店でろくな対応も受けずなんていうよりよっぽどいいと思います。要するにコスト対利益が段違いなのである。

結論ですが、お金を稼ぐために店を開けるというのではなく、いいものを作ったらお金ももうかった、という「パラダイムシフト」しないとだめですよ、ということですね。当たり前か?

どうやって「当たり前へのパラダイムシフト」を可能にするのか?

それは、ずばり!

仕事に自信を持つこと。「炎のおっちゃんの話」をご参照。

お店の収入に頼らないでも生きていける経済体制を築くこと。これはこのホームページの経済コンテンツをくまなくお読みください。

「売上なんてどうだっていい、納得のいくラーメンを出したい」

こういう店主になれるかが成否の分かれ目。

(出展は「一杯の魂―ラーメン人物伝」です)

 

Posted by 猫機長
サンパウロ買い出し紀行
ブログBlog

サンパウロ買い出し紀行

サンパウロ買い出し紀行

何年ぶりか、休暇でサンパウロ市およびモジダスクルーゼス市にいってきました。

今回はおおざっぱにわけて①「とにかく食べる楽しみを追及」し、②ブラジリアでは手に入らない「貴重物品」や情報の取得(DAISOに潜入調査など)、するともに③人生の契機となった場所を再訪し初心にたちもどる(この辺はつまらないかも?ごめんなさい)目的で旅してきました。

まず食い物だが、ブラジリアにもありそうでない、しかしないと狂乱する日本食を毎日食いまくってきたぜ!1年分ため食いで危うくおなかをこわすところだった。

その1、すきやの牛丼

その2 串かつ

その3 生やきそばと実際に食べているところ

そして、贅沢のきわみに「お弁当とうぐいすもち(包装では「きなこもち」)の2本立て超豪華版だ!
というわけで5日間「まるかい」に通い続け、レジのお姉さんたちに顔を覚えられてしまったようです。

ちなみに、ブラジリアでは普通の食生活にもどりました

MIOJO Al OLIO (インスタントラーメン。Al Olio)

リベルダーデ(サンパウロ東洋街)には2店の日本書店がありますが、太陽堂のほうは最近手芸関係?に特化してきており、フォノマギが唯一のこる他分野対応形?の書店となっています。(2019年11月付記。太陽堂は潰れてしまったようです。悲しいな)小生サンパウロ旅行したときは自己啓発のためにもなるべく「ネット購入でない本屋さんで出会った本」を買うことにしてますが、年々バラエティが少なくなっていくような感じでさびしいです。。。

というわけで今回買った本は
百人一首今昔散歩
和歌の読み方(意味)やいろいろなトリビアなど、なかなか楽しい本です。

さて、DENSOじゃなかったみんな大好きDAISOですが、そのまえに南米最大の金融街といわれるCENTRO某地区を歩いてみました。
ブラジル銀行

BOVESPA(サンパウロ金融市場)付近。建物の紋章に英国の影響?が見られます。

付近でこだわりの帽子屋さんを発見。早速店主に小生のかぶっていた帽子(実は日本のZETTAという大衆用の安物、上記牛丼の裏に写っているやつ)をみせびらかし、どうだこういう帽子は売ってないだろーと冷やかしたら、まじめに怒って「うちの帽子は格式が違うんじゃー!」などと言い合いになってしまった。別に言い合いをしにいったのではなくて、サンパウロの職人魂に再び触れることができて嬉しいです。

サンパウロだが絶対経営者はブラジリア(あるいはリオ)だぜ、という上記帽子屋さんとは180度反対の店も発見
商品(サンドイッチ)にやたら張り紙をしているへんな看板

よくみたら「売り切れ」。おまえやる気あるのかゴルア!よくサンパウロでこんな商売やってつぶれないものです。
つぎはイタリア人町BEXIGAにある骨董品市場へ潜入しました。

こんなかんじ。本物の骨董に混じってなにげにニセモノの日本刀がおいてあるところに商魂のたくましさを感じます。
こちらはガラス器具を主力としている店
つい、かぶと虫となると写真を撮ってしまいます。

空母のおもちゃ。やはり気になっちゃうんですよね。これも滑走路の一種ですから。。。(ちなみに、上記本物・偽ものについては小生の主観です)。
飛行機つながりで、サンパウロ飛行クラブを訪問。

博物館が併設されていて、いろいろな展示物がありました

DC3旅客機のアンテナドーム

40年代のクラブ風景。ブラジリアはいまでもこんな感じだなあ。。

ファーストソロフライト(教官なしの単独飛行)のときに飛行機に結わえ付けていた旗と「ファーストソロ証明書」

すっちいさんと子猫女性パイロットについての展示

飛行帽。まだ吹きさらしで飛んでいた時代は必需品だったそうです。
場所変わりましてコンゴニャス空港すぐ近くの「飛行気乗りの隠れ家」

ここで航法・航空法規関連の参考書籍を買いました
その他の点描や情報

・今回LARGO SANTA CECILIAそのものにあるホテルに泊まりました(一泊R$65)。

でも驚いたのは宿泊者もフロントアテンダントもみんなアフリカ系で、アンゴラに迷い込んだような雰囲気になってしまった。小生の部屋の目の前が食堂になっており、毎晩アンゴラ人みたいなおにいちゃんが一人いひひひなんてコンピュータをいじっていたが、今考えてみれば警備員だったと理解。朝食時にはなぜか近くの交番から軍警察の警察官が朝ごはんを食べに来ていました(治安上は上策と思います、はい)
部屋に窓はあったがこんな感じでした
・すぐ近く、でもないがSHOPPING CENTER HIGIENOPOLISがあり、そこの本屋で買った雑誌を読みながらSTARBUCKSで休憩しました。

ちなみにISTO E DINHEIROで特集「レアルプランの20年」があり、レアル誕生秘話みたいなすごい記事がいっぱい載っていた。とりあえずの重要データとしては◎レアルが成功したのはまず事前にURV導入など含め国民に十分説明し、公共部門のARROCHO FISCAL(緊縮)など政府の具体的決意・成功の裏づけを見せたから。◎レアルの基礎は①為替管理②インフレターゲット③RSPONSABILIDADE FISCAL(財政責任法等財政管理)の三脚にある。◎しかしブラジル経済の安定にはレアルが国際基軸通貨(ドル、円、ユーロ)として通用するくらい安定・流通しなければならない。このためには中国のような大輸出国(ブラジルは世界25位)となり、貿易とともに巨額の金額が世界をまたにかけて動くようになる必要がある。◎従って、レアルプランの最大優先事項はインフレ沈静ともに国際競争力の強化が必須となる。このためにはインフラ整備や人材育成が鍵である。

・SHOPPING HIGIENOPOLISですが、おとぎの国から抜け出てきた王様やお姫様のようなセレブ(スリマラさんみたいな感じ)が徘徊していて、サンパウロ消費者の豪勢さを痛感(小生は靴磨き少年みたいな感じ)。このショッピングは優良なサービスがそろっているので皆さんがサンパウロに寄った際はぜひ素敵な物品の購入や映画館の利用など活用してください。なお、場所柄かヒトラー等ナチに関する書籍や物品は見当たらず。

・LARGO SÃO JOSE DE BELEMへ行ってきました。

IGREJA MATRIZ DE SÃO JOSE DE BELEM

このLARGO(広場)は大学受験の試験場だった場所で、なぜか「小学校教師のおばさん2人組」となかよしになり、試験のあいまに「合格しようね、がんばろうね」と励ましあった記憶があります。
試験場となった小学校校舎
子猫たちへのお土産のパネトーネはここで買っています。前回来たときは個人経営だったスーパーが今はEXTRAに変わってしまっていました。

その他、スペースがないので簡単な説明にとどめます
大学卒業前後過ごした安アパート(緑色の壁の部分、3階。サンパウロ市ピニェイロス地区)
ブラジルに移住して初めて住んだ家(今はレストランになっちゃいました。モジダスクルーゼス市)
「さうだーで」ですね、というわけで以下リンクして結びとします。ちなみにポルトガルの歌であり、Mariquinhasは固有名詞でありブラジルで言うような悪趣味な意味はないので念のため。

Foi no Domingo passado que passei
À casa onde vivia a Mariquinhas
Mas está tudo tão mudado
Que não vi em nenhum lado
As tais janelas que tinham tabuinhas

Do rés-do-chão ao telhado
Não vi nada, nada, nada
Que pudesse recordar-me a Mariquinhas
E há um vidro pegado e azulado
Onde via as tabuinhas

Recordações de calor
E das saudades o gosto eu vou procurar esquecer
Numas ginjinhas

Pois dar de beber à dor é o melhor
Já dizia a Mariquinhas

ではでは

Posted by 猫機長