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ワインを殺す食べ物

結論からいれば、令和の時代では、そんな食べ物はありません。どんな食べ物でも、ワインに合うご時世になっています。

「和」つながりで、昭和の時代ではそうはいかず。ワインを殺す食べ物であり、絶対ワインと合わせてはいかん!というのはいくらでも存在していました。

たとえば

チョコレート:苦いぞ!

ピーナッツ:金属みたいな?味になっちゃう

お醤油で調理した食べ物:えぐいぞ!

おさかな:ヨードチンキを飲むみたいになっちゃう

キムチ:からいからい!

などなど。

さすがに飲む人はいないだろうが、うがい薬としては使われたといううわさも。

https://www.askul.co.jp/p/P102280/

 

 

昭和というか、平成か?「ワインは魚介類に絶望的に合わない(美味しんぼ)」とか、さらにはもっと陰険なのもあり。

こわいな。。。。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1397922053

 

ところが、2022年の今日では、人々の味覚も変化したみたいで

◎「ワインとチョコレートは相性抜群!おすすめのペアリングを高島屋バイヤーがご紹介」(https://www.takashimaya.co.jp/shopping/gift/story/food/FA18986/)

いわく

「どちらもポリフェノールを含んでいます。ポリフェノールはワインの渋みのもとであり、チョコレートにおいては苦みのもと。それぞれの味わいにも大きく関係するポイントですね。糖分の割合が似ているワインとチョコレートを選ぶと、相性がよいと言われています。甘口のワインには甘めのチョコレートを、辛口のワインにはビターなチョコレートを選ぶのがおすすめですよ。」

へえー

 

◎「味噌・醤油に合うワイン5選」(https://mariage.wine-temiyage.com/great-wines-for-miso-soy-sauce/)

いわく

「和食を象徴する味噌・醤油には、ワインは難しいという説があります。たしかに味噌・醤油は風味にインパクトがあるので、その風味が前面に出た料理には、合わせるワインに注意が必要です。ここでは、味噌・醤油に合うワインについてご紹介します。」

ふむふむ。

https://www.enoteca.co.jp/article/archives/20220112143725280/

 

 

◎【2021年お正月に考える】数の子に合うワインは無い説は本当か?独特な角度から検証してみた!(https://nihonwine.jp/enjoy-wine-life/kazunoko/)

「ブドウ畑の環境によって海外のワインは日本のワインに比べて鉄分が多いかもしれない…という話です。

鉄分ゼロのワインはないものの、海外のワインに比べれば甲州やマスカット・ベーリーAなどの方が魚介類に合わせやすい可能性があるわけです。」

なるほどなるほど。

 

 

あまり悩まない、自然な組み合わせもある

 

 

往時の「チョコレートはワインに合わない」から「チョコレートはワインと相性抜群!」へと、180度逆転ですが、どちらが正しいのか?

結論は「どちらも正しいです」

なぜかというと、メタバースの時代の地球は、ギロチンの時代の地球とは違ってしまっているためです。

マリー・アントアネットがキツネ狩りを楽しんでいた時代は、ダイオキシンだのなんだのと、空気を汚す物質は存在しておらず。

当時のロンドンみたいな、人間の糞尿が垂れ流しの大都会ならいざ知らず、おフランスの貴族たちがのこのことお遊びに行くシャトーだの別荘だのは、自然そのものの環境が残っており。

そしてその自然は「石と砂漠のアラビア」ではなくて、ちょっと寒いけれど、人間の生活に適した、優しい温帯の明るい林だったりします。

そんな、清浄そのものの空気にあふれた別荘で飲むワインなので、ピーナッツだと、わあああー錆びたナイフみたいだーと、ものすごく繊細なレベルですが、しかしわかる人には耐えられないDesarmonizationとなり、おえええーとせっかくの超高級ワインを吐いちゃうことになったのだと思います。

喜多川歌麿「教訓親の目鑑(めがね)  俗に言うあばずれ」

 

 

さて、メタバース時代の大阪(東京でもよいです)だとどうなるか。

すさまじい排気ガスの香り。ごった返す人々の喧騒。「そこの車止まりなさい!ぴーぽーぴーぽー」などの雑音で、頭の中がガンガンとぶん殴られたようになり。

仕事でひいひい言いながらも、やっと昼休みだ!化学調味料や添加物でいっぱいの、味もへったくれもないコンビニの弁当。フランス貴族が食べていた「牛フィレ肉のポワレ 季節の温野菜とマスタードソース オレンジの香りを纏ったブールパチュー パセリを添えて」とは比べるべくもなく。

要するに、現代人の鈍化されまくった味覚、嗅覚では、せっかくの超高級ワインも、飲むほうで真の味を感知できなくなってしまっているのである。

一方、ギロチンの時代は、自由放任(レッセフェール)の重農主義なので、本物のワインを飲めるのは、王様や貴族しかおらず。その他大勢はお徳用のアルゼンチン製紙パックワインみたいなのしか飲めないので、マリアージュは、貴族のたしなみとして一部の人たちに限定されたものだった。

アルゼンチンのテトラパックワイン

https://cornershopapp.com/pt-br/products/oyyy-vinho-tinto-termidor-1l-caixa-1000-mililitros-3w8-carrefour-bairro

 

 

ところが産業革命以降、世界の全人類が商業活動に参加。あらゆる物品が商品となり、全人類がその商品を購入するお客さんとなり。

そうなると、風光明媚、空気清浄なお城でキツネ狩りを楽しむ少数の貴族だけに許されたアートな飲み物、というのでは商品として成り立たなくなってしまい。テトラパックでもいいから、ともかく大量生産、薄利多売で利ザヤを稼ぐ、という世の中になってしまいました。

どうせみんなロクな味覚も持っていないので、マリアージュもへったくれもなくなり。また、チョコやピーナツはだめですよ、というのでは購買者が限定されて、大量販売ができなくなってしまう。

というわけで、2022年のワインは数の子だろうがキムチだろうがなんでも合いますよーというふうに進化したのでした。

Photo AC
最強のマリアージュは、卵とごはんですねーぼくは黄身だけ乗せて白身はカリカリに焼いちゃいます。
おっとワインじゃなかった。。。

 

 

ここではあえて「進化」とします。

なぜ「退化」ではないのか?

それは、味覚なんて、結局各個人の自由に帰するものだからなのです。

ブルゴーニュのシャトーで貴族がキツネ狩りを楽しんでいた時代に、ワインとピーナツはだめよね、という常識があったとしても、スモッグにむせぶ現代では、あらたな常識が否応なく生まれているのです。

例えば、「力強い赤ワインで、チョコレートの苦みが強調されて、どちらもひきたつ」という意見。フランス貴族の時代の音楽が、モーツアルトの交響楽とすれば、現代の若者には、Led Zepperinのヘビメタこそミュージックだ!(ちょっと古いかな?)となるように、毛色は違っても音楽であることには違いはなく。

現代でも、フランス貴族と同じくらい繊細な人もいることはいる。

たとえば、「かな先生」みたいな、調律されつくした音楽の達人とか。

 

 

マリー・アントアネットだったらげーげー吐いちゃうような組み合わせでも、竹中平蔵だったら、おいしいね!なんてなるのだと思います。

そういう僕は、週末をエンジンの排気煙でむせぶ飛行機格納庫で過ごしています。

そんなハンガー(格納庫)では、サラミにチーズ。サラミのどうしようもない脂っこさと、チーズのこれまたバターみたいなくどくどのとろみに、ウルタナ(あるいはチリの赤)のタンニンがざらざら、脂っこさを中和して、至福ですねー、とか楽しんでいます。

 

 

さて、こんな飲み方は許せん?でしょうか?ぼくはそうは考えません。キツネ狩りの貴族は、茨だのなんだので擦り傷だらけになりながら、せいぜい馬に乗ってぽっこぽっこと地上を這いずり回るくらいしかできない、かわいそうな存在ですが、現在では、小さな、自分の体の一部みたいな飛行機で、鳥みたいにその辺を心ゆくまで飛び回り、着陸して地上の存在に戻る。その時に飲む、ガソリンの香りがする荒くれのワインと、やっぱり荒くれたサラミにチーズが、「牛フィレ肉のポワレ 季節の温野菜とマスタードソース オレンジの香りを纏ったブールパチュー パセリを添えて」よりもずっとおいしいごちそうだったりします。おっと「牛フィレ肉のポワレ・・・・」とかは食べたことはないですけど。ははは

こんな飛行機に乗っています

 

 

最後に「日本のワインは鉄分が少ないからおさかなと競合しない」については「鉄分のないワインなんてワインと言えるのか?だから日本のワインはダメなんだ」というふうに話がねじれてしまう事を恐れるので、ここでは「ワイン自身の資質の変化」については、上記引用のほかは、お題から外しました。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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店と客は対等:4にたくない人へ送ります。

店と客は対等、というのは「ラーメンの鬼」佐野実さんの言葉だそうです。

炎のラーメン職人・佐野実さん https://www.favy.jp/topics/29045

 

 

お金が存在する世界で、お金をめぐる「お店」と「お客」が生まれた瞬間から、両者の恐ろしいせめぎあいが生まれ。

改革開放前の中国では、お店の方が好き勝手に売ることができ。お客さんのほうで「おねげえしますだ!売ってくだせえ!」と必死に取りすがるのを「メイヨウ(没有=無いよ)」とにべもなく断ったりしていたらしい。その店員の後ろの棚には、買おうとしていた物品がちゃんとあったにもかかわらず。

これが先進国だと良くも悪くも競争原理が働き。「お客様は神様です」とか「モンスタークレーマー」とかの恐ろしい言葉が生まれてしまい。

なぜ、このような両極端になってしまうのか?

これは、売る側、そして買う側ともに原因があるのだと思います。

まず、売る側。

「売っている商品(サービス)について、お店自身が十分な知識もないままに、単にお金を得る手段としてのみ商品とお客をとらえている」のが一番根本的な原因と理解します。

「ブラジリアパン食紀行」で書きましたが、ダメなお店の一例について抜粋すると

「看板の名前が違うだけでどの店にいっても代わり映えがしない種類の、くたびれてまずそうな品々。決定的なのは店員さんの態度です。寂れていくお店では、店員さん自身が疲れており、いかにもコスト削減、なるべくいい加減に作って稼ぎを大きくしようとしている」

「店員の給料を犠牲にして1セント安くしたパンだ、四の五の言わずにとっとと買って帰れ」と、まるで憂さを晴らすようにお客さんに当たりちらす店になってしまいます。

次は、買う側つまりお客さん。

「買っている商品(サービス)について、お客自身が十分な知識もないままに、単にお金を費やす対象としてのみ商品とお店をとらえている」のが一番根本的な原因と理解します。

パンの場合でも、クッペ · ブール · フィセル · エピ · 田舎パンなどなどの、パンの知識なんて全くなくて、その辺のスーパーに売っているかび臭い食パンを、ここで買ったら5セントやすいぞ!と、みみっちい値引きでしか価値を計ることができない。

フランス大使館員とかが大喜びで通う、本物のパン屋さんはこんな感じ

https://www.facebook.com/LaBoutiquePadariaFrancesa/

 

 

これじゃあいくらいいパンを作っても売れなくなっちゃうわけで。佐野実さんがお客さんをどやしつけてしまう理由もこの点にあるのだと思います。

いきおい、あやしい健康器具とかを大金をはたいて大喜びで買ったり、ほとんどタダ同然のジャンクフードで、やれケチャップが足りないなどと店員に突っかかったりとかになってしまう。

でも、このくらいだったらまだましで、いかにもソフトな対応のお店で、お客さんも大満足!なのに、実はお客にジャンクをつかませて大喜び!という悪徳店舗もあり。

名前は伏せてもわかっちゃうと思いますが、某ファストフードで、「お手軽に、明るく。すべてがうまくいってます」という楽しいお店の雰囲気に浸って、でも肝心のハンバーガーは、はたして?みたいなケースもあります。

ここまでくると、キャバクラだので、とにかくお客をちやほやして、ポケットからお金をふんだくろう、というのとあまり変わらなかったりします。

 

 

でも、夜の女性の、心にもないお世辞を聞きたくて、そうゆう場所でお金を散財しまくるお客がいるから、そうゆう商売も成り立ってしまっているようです。。。。

さて、お客に怒鳴り散らす頑固なラーメン屋がいたとします。

パフォーマンスでやっているお店は、さびれます。だってラーメンまずいんだもん。

これが、おおおこれはすごい!親父は怖いけど、つい。。。というラーメン屋に、ついつい通ってしまう素敵女子の場合、ある日大将から怒鳴られるかわりに「つぎは香水なしで来な」なんておだやかに言われたりして。香水なしで行ったら、それまで気が付かなかった香りを持つラーメンだったことに気が付き。そのうち、大将と仲良く談笑する日々になっていたりします。

 

 

この時、本物のラーメンを知るお客(素敵女子)と店(大将)の対等な関係が生まれます。この客はラーメンのことがわかっている!と大将のほうで安心して、和やかになることができるのでした。

店と客が対等でなければ、人が死ぬ業界があります。

それが「航空機の整備」

ぼくは民間の日曜レジャーパイロットなので、空軍とかエアラインの整備の世界はわからないのですが、ぼくが乗っているような小さなEXPERIMENTAL単発ピストン軽飛行機では、小さな個人経営の整備工場に、オーナーパイロット自身が飛行機を持って行って整備してもらう、というのが普通であり。

練習生時代の鬼教官の親友に、佐野実みたいな「エンジン職人のおっちゃん」がおり。

おっちゃんに遭遇したのは、免許を取り、自分の飛行機を買って間もないころでした。

ぼくが鬼教官の生徒であることを知っているおっちゃんは、一見さんのぼくに対してもフレンドリーに接してくれました。この当時は全くエンジンの知識はなくて(今もそうですけど。ははは)、スロットル操作一つにしても、鬼教官の言うとおりの操作を、実はなぜそうするのかわからぬままにやっていた。そんな段階で、「鬼教官の言うとおりの操作ができるような」エンジンに仕上げてくれたのがおっちゃんでした。

おっちゃん

 

 

そのうち多少なりともエンジンの特性にパイロットとして適応できるようになってくると、たとえば「3600回転から4000回転までの間は、機体の特性でエンジンが震えるから、なるべくその範囲は使わない」などできるようになり。また「高回転のなめらかな状態でも、エンジンの振動が伝わりすぎて操縦かんとペダルがびりびり震えちゃう」のを感知できる感性が備わり、そうゆう話をおっちゃんにすると、おっちゃんはエンジンベッドのゴムを適度な硬さのものに取り換え、みごと振動しない感じにエンジンを調整し。そのかわり始動時にがぶりやくなったから、しっかりスロットル全閉の状態で駐機保管し、始動にも気を付けるように、など僕に対して注文も付けてくるようになりました。

つまり、ぼくの習熟度に合わせて、おっちゃんが「整備員とパイロット」の対等さを維持してくれたので、独りよがりな整備あるいは独りよがりな操縦にならずに、今日まで無事その辺を飛んでいることができているのだと思います。ううむ説明になったかな。。。。

空軍などでは、パイロットと整備員の、階級・職種を越えた対等さというか仲間意識を、緊急脱出のケースなどで垣間見ることができます。

自衛隊パイロットだったか?飛行中に機体のエンジン点検扉がぱかっと開いて、エンジンの推力がどんどん落ちてしまい。

脱出だ!でもあいにく市街地の真上で、ここで飛行機を捨てたら、機体が家だの学校だのの上におちてしまうぞ!となんとか滑空しながら洋上に出た。

しかし、その間に著しく高度を失ってしまっており。もはやパラシュートを開く高度がないため、そのまま海岸線だったか?に強引に不時着を敢行。

飛行機はさほど損傷はなく。でも衝撃でパイロットは死んじまいました。

その後、現場で機体の状況確認がなされ。脱出のための安全装置は外され、運悪く市街地上空でなければゆうゆう(でもないけど)脱出してパイロットは助かっていたであろうことが判明。

つまり、「安全装置は外すことができ、脱出はいつでもできた。パイロットは整備不良で脱出できなかったのではなく、自らの意志で脱出しなかったのだ」というメッセージを整備員に残していったという事ですね。すこしでも整備員の心痛を和らげようとして。

*類似の例は複数あり、やはり高度が足りないけれど、あえて脱出して「ちゃんと作動したよ!」としたケースもあります。この場合もパイロット二名は死亡しましたが。

お店の人もお客さんも、同じ人権を持った人間ですよ、と自然に尊重しあえる、そんな日が来たらいいですね。

ちいさな飛行機に乗っています

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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のらマンゴーとベーシックインカムのお話

以前、いろいろなトロピカルフルーツのお話をしましたが、なかでもマンゴーが圧倒的に登場場面が多く。他のフルーツに比べてもふだんから目にする機会も多くて、それこそ「そのへんの草」みたいな感じで見つけることができます。まるでブラジル高原がマンゴーの原産地みたいな感じ。

というわけで、ブラジルののらマンゴーをお題として、行ってみます。

まず、田舎の農村地帯にある飛行機クラブの敷地内に生えている、のらマンゴーの木 から。

飛行機を格納庫から引っ張り出して床掃除。

右翼の前方、緑に繁げる木々の下にマンゴーの木もあり。

 

 

マンゴーの木

 

 

たわわに実っているマンゴー

 

 

どアップ

 

 

写真をとっていたら、空港管理人のお兄ちゃんが「それはまだまだ熟していないよ。こっちを食べな」と教えてくれました

管理人推薦の完熟マンゴー。地面にもぽとぽと落っこちています。

 

 

上二つが文字通り青いマンゴー。下二つが熟したやつです。

 

 

青いやつを切ってみたら、固くて酸っぱく、食べられず。ごめんねマンゴーくん。

 

 

熟れたほうのは、お金を出して買ってくるのとまったくかわらぬおいしさでした。

 

 

青いやつも、3週間後、表面は青いままですが、なかは黄色く柔らかくなり。やっぱりおいしくなりました。

 

 

はっきり言って、以前の記事で書いた、お店屋さんで買って食べるマンゴーと全然変わりなかったりして。

田舎っていいねー、わざわざお金を出して買うようなのが、いくらでも地面にごろごろ転がってるもんねー、と思いきや、実はブラジリアの都会でも、街角にいくらでもマンゴーの木があり。

街路樹にまじってマンゴーの巨木もあり。

 

 

マンゴーじゃなかったみごとなジャックフルーツの巨木もあり。

 

 

ごめんなさい脱線しました

マンゴーの巨木はこちら(写真手前)

 

 

よく見ると、地面の排水溝あたりに、マンゴーが無数に落っこちていました。

ううむもったいないなあ

 

 

とあるドイツ人の知り合いが、「赤道に近くなればなるほど人間は怠け者になる。赤道の近くでは、温かくて雨も多く、いろんなフルーツの実が落っこちているから、働かなくてもいつでも食い物があるし、家がなくたって全然凍えないからだ」と言っていたのを思い出します。確かにドイツ民族みたいに、中世だの近世だののころから、やれ三十年戦争だとヨーロッパ中からいじめられ、プロシアから統一ドイツ帝国になってやっとうまくいきかけたら、今度は第1次世界大戦で世界中にまたしてもいじめられたあげくに、ついには発狂して第三帝国をぶちあげ、世界を征服しようとしたら、逆に征服されてしまい。シベリアへ連行されて凍え死ぬところだった、という苛烈な環境では、だれよりも勤勉となり世界征服をたくらむくらいでないと生き残れないのだと思います。ブラジルだと、雪なんて降らないし(降るところもある)、何もしなくても天からマンゴーが降ってきますからねー。

マンゴーついでにブラジリアの写真をいくつか

なんか間延びしたブラジリア

 

 

きれいな黄色い花が咲いていました。なんの木だろう?

 

 

日曜日の交差点。道路の真ん中で写真を撮っていたら、遠くの前方からバスが突進してきたので、逃げました

 

 

ブラジリアの中心部

 

 

住居地区。アパート群の間に塀とかはなく、

その辺の通行人でも入っていけるのでした

 

 

歩道近くの垣根

 

 

北部居住地区。マンゴーやジャックフルーツもあり

 

 

町と言わず田舎といわずそこら中にマンゴーが転がっているのに、なぜわざわざスーパーとかに買いに行くのか?

これは個人的意見?ですが、のらマンゴーは虫食いとかも多く、街路樹というか巨大化した奴は実もそうそうもげない高さになってしまう。といって、地面に落っこちたやつはあまり拾って食べる気にもならない(熟れすぎとか、地面に当たったところが腐る、虫がついちゃうとかあり)。食べたいときにさっと買えるスーパーで、ということなのかなーと思います。

いくらでも地面に落ちているマンゴ―なのに、農業製品としての栽培や売買もなりたっています。ふしぎだな

 

 

日本は寒すぎてマンゴーは育ちにくいだろうけれど、リンゴやなしとかで「のらなし」なんてのはないでしょうかねー、ううむやっぱり無理か。

ドイツ人に並び日本人が勤勉なのも、厳しい冬(特に雪国)などあり、働かないと生きていけない(餓死、凍死)というのがあるのだと思います。

では、赤道に近い国では、みんななまけものになるのかというとそうでもなく。ブラジルの場合、ペレやビラロボス、オスバルドクルスやセナなど、「努力の天才」もたくさんおり。つまり、生活ができるようになれば仕事をしなくなるぞ!という事ではなくて、「凍死しないために必死になって家を建てる」みたいな「労働の枷」がなくなって、お金のためではない労働、というか努力、スポーツだの芸術だのが促進されるのではないかと思います。

というわけで、ぼくはベーシックインカム推進派です。でも、推進派でない人が大多数なので、個人的には不労所得で自分自身のベーシックインカムを作っています。

*ベーシックインカムってなに?についてはこちらの記事をどうぞ→ベーシックインカム:愚民政策か、AI時代の必然か①

まだリーマン継続中ですが、別に今日クビになってもリートや債券の配当や利子で生活費を払ったうえ、毎月40万円くらいかな?再投資に回せているので、会社勤めでも、こう言うと怒られそうですが、いろいろと恐れずにいい仕事ができる、という気がします。

ハンガーに戻って、休日のハンガー生活はこんな感じ

ハンガーの風景

 

 

ハンガー内の居住区(手前はキッチン、その後ろが寝室です)

 

 

寝室兼書斎からのながめ

 

 

暑いときは、キッチンスペースにデッキチェアを持ち出して涼んでいます

 

 

実は、デッキチェアに半袖半ズボン、という時にスマホで投資の操作をしており、背広を着て会社にいるときより◎倍(ひみつです)の年収を得ていたのでした。

スマホの投資操作画面。リートの一部分をちらりとお見せします

 

 

田舎の飛行場

 

 

今回はあまり「おち」がないですね、のらマンゴーから、ふと労働や収入といったお題が思い浮かんだので、つらつらと書かせていただきました。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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自家製麺の極意:恐るべしマグネトー

まず、アメブロランキング1位に感謝。今回は「刀」というタグでした。皆様のご訪問に、改めて感謝させていただきます。

あれこんな記事あったっけ?すみません、時事ネタ(安倍首相銃撃と、超円安)が2回続いたので、その前の記事のランキングでした。

ちな先週の記事(超円安)はこんな感じ。

さて、本題です。。。。

一流のラーメン屋さんを見つける一つの指標として「自家製麺」つまり店主自らが文字通り麺を作っているか、があります。

もちろん製麺機を使って作るのですが、外部の製麺会社から買ってくる「仕入れ麺」と一線を画した、その店だけの麺を作れるという利点があり。でも一方でコストはうなぎのぼりなので、出来合いのものより上等な麺を作れなければ元も子もない、というのもあるし、仕入れ麺でも、げきうま!のラーメン屋さんもいっぱいある。

自家製麺で有名になったラーメン屋さんに「ラーメンの鬼」佐野実さんの「志那そばや」があり。かん水だの以前に、小麦粉まで厳選して、「スープとの微妙なバランスを調整できる麺」を作り出して、他の追随を許さない独自のラーメンを生み出し。一説によれば、フランス料理みたいな繊細なラーメンらしい。ぼくは結局「志那そばや」へは行けずじまいでしたけど。

「ラーメンの鬼」を大迫力で表現したのが「―ラーメン人物伝―一杯の魂1」

電子書籍じゃなくて、印刷版を持っています。えっへん

 

 

マイホーム費用まで手を付けて製麺機一式を買ったおっちゃん

 

 

試行錯誤。奥さんに愛想をつかされ始めています。ははは

 

 

しかし、ついに開眼

「自家製麺をやらなかったら絶対わからなかった。ラーメンは奥が深い」

この言葉が本稿のエッセンスです。

 

 

というわけで、記事スタート。

とある吉日。るんるんエンジン始動、暖機運転を始めたその時。

ばすん、とエンジンが止まっちゃいました。

これって燃料系じゃね?というわけで、チョークをいじったり、電気燃料ポンプを作動させたりといろいろやってみたのですが、一向に始動する気配がなく。

通りすがりの飛行機仲間もひやかし応援に加わり。「エンジンがストップした時の音は聞いていた。明らかに燃料系だ」などとまたしても始動しようとしたのですが、やはりうまくゆかず。

僕が飛行練習生のころにいろいろいじめられた教えてもらった鬼教官を呼んできて、見てもらいました

鬼教官(半ズボンのおっさん)が校長かつ事務員の飛行学校。僕のハンガーの3軒裏手にあります

鬼教官いわく「プラグに火花が飛んでおらん」

ガソリン流量以前の話なので、その日はギブアップ。エンジン職人のおっちゃんに見てもらうことになりました。

エンジン覆いを外したところ

 

 

その結果「マグネトーのフライホイールステーターコイルが焼き付いたため、点火系に配電されなくなった」ことが判明。

カタカナばかりですみません、以下説明します。

軽飛行機の点火系はバッテリーではなく、マグネトーという一種の発電機から供給される電気で作動しています。

そのマグネトーは、永久磁石の仕組まれたフライホイールと、その内側のステーターコイルによって構成されており。

フライホイールはエンジンのシャフトと一緒に回転しますが、ステーターはエンジン本体に固定されているので、磁力が発生し、これを電力に転換するのが基本的な仕組みです。

エンジンを裏側から撮影。エンジンシャフト(クランク軸)が見えています。

 

 

フライホイール

 

 

分解図はこんな感じ:https://www.cps-parts.com/catalog/rtxpages/912914magneto.php

 

 

マグネトーは、バッテリーなしでもプラグに電気を供給できる「発電機」なので、バッテリーが上がっちゃってもOkみたいに安心していました。

でも、「発電機」ということは、発電するためのコイルが焼けちゃったら、電気が通らなくなり、今回みたいな故障が起こるということに気がまわらず。

地上試運転で起きてよかったです。というか、上空で起こらないように試運転するのですけど。。。。

これで修理完了か?と思ったら、悲劇は再び。

今度は点火系(点火プラグ)の半分はうまく発火するけれど、残り半分が死んじゃってるぞ?

というわけで、CDI(点火ボックス)を確認したら、2つあるボックスの一つでアース配線が外れちゃっていました。

赤丸の中に見える青い箱がCDI点火ボックス

 

 

アース配線が外れてました

 

 

そんな、最近総点検したばっかりで、ありえねーんじゃね?しかしこのせいでCDIボックスも焼けちゃったのでした。

責任を感じたか?おっちゃんはDucati製のオリジナルを提供してくれました。

色が黒いのがイタリア製純正品。青いのはブラジル製。規格・性能は同じです。

 

 

点火系のトラブルはピストン機の泣きどころで、近年では電子インジェクションだの工夫はあるのですが、自動車と違ってものの数分でなん百メートルと上昇下降する飛行機のエンジンでは、温度、湿度、密度などが激変するため、下手にコンピュータ化されたシステムだと、変化に追随するのが過剰なストレスになり、厳正な整備をしないと故障の原因になったりするらしい。

今日でも軽飛行機のエンジンが「コンチネンタルザウルス」つまり第二次大戦前からあまり変わらないライカミング社やコンチネンタル社製のエンジンが主流だったりするのは、ローテクのほうがかえって故障しないということがあったりするのです。

これがディーゼルエンジンだと、燃料そのものの圧縮と高温化で爆発するので、点火系は不要なところから、これを航空エンジン化する試みもあったのですが、いまいちメジャー化できていないらしい。

ちなみに、ブラジルではアルコールエンジンというのもありますが、これはちょっと高い高度へ上がると、大気密度と温度の変化に敏感なアルコールがたちまち揮発してエンストになっちゃう(ガソリンに比べてアルコールは化学変化が著しい)ので、基本地上十数メートルで肥料や農薬を散布する農業機に使われています。ブラジルは世界有数のサトウキビ生産国であり、広大なサトウキビ農場で使う分には、いくらでも安くサトウキビからアルコールが生成できるので、その意味ではなかなか便利らしい。(*追記。別に高度変ってもどうってことないよ?という情報あり。でも。その情報源もやっぱり農業機パイロットだったりして。。。)

電気モーターは。。。。あまり故障の予兆も見せず、突然壊れたり、なおしたつもりなのに思わぬ再発が起きる電気機器の残念な特性と、雨の中に入ればモーターは冷水のシャワーを浴びる感じになるし。。。。なので、ぼくとしてはあまり信用できないで、います。

やっぱり軽飛行機のエンジンは、空冷の水平対向、キャブレターじゃなきゃ。。。むかしのスバルみたいなエンジンが最良ですね

元祖空冷。かぶと虫のエンジン

 

 

これまでの一連の飛行機整備で実感するのは、教習所で習う知識がいかに表面的か、ということ。パイロット練習生は、みなひととおりエンジン整備についても習うのですが、教室で教科書をめくるだけだと、本当に重要な情報は覚えられない。

パイロット用の飛行機整備教本。でも「畳の上の水練」ということに

後になって気づくのでした。

 

 

例えば

◎「飛行機はマグネトー発電だから、点火系はメンテフリー」みたいな早とちりとか

◎エンジンの振動とエンジンベッドパッキングの関係

◎ガソリンタンクの整備

◎フラップの修理

など、レンタルではない自分の飛行機をいじらないとわからないということを痛感。

結論は。。。

ううむなんかくだらないオチだな。。。

 

 

というわけで、ちゃんちゃん。ご拝読ありがとうございました。

Posted by 猫機長
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大インフレ時代が来る:不労所得の威力

7月17日時点で、ドル円は1ドル138.61円。

アベノミクスの初期、2013年頃が98円程度で推移していたのに比べると、140%の上昇で、ブラジルもびっくりの通貨インフレとなっています。

基軸通貨に対する自国通貨のインフレが何を意味するのか。それは、あなたの持っているお金の価値がなくなって、紙切れになるという事です。

この恐ろしい現象を見事に説明する動画があったので引用。

https://www.youtube.com/watch?v=sVjm1QzQkWY

 

 

この動画でも説明していますが、インフレのどこが恐ろしいのかというと、

●生活費が爆上がり。「電気もガスもめっちゃ値上がりしている」

●しかし給料は上がらない。というか、日本は30年間給料が上がらないという恐ろしい国だったことがいまさらながら明らかに。

要するに、30%も40%も給与カットを食らったような状態になってしまうという事である。

数字はともかく、どういう生活が市民を襲うかというと、80年代から90年代のブラジルが一つの指標になると思います。

どんなだったかブラジル。

―購買力激減の恐怖:「毎日高くなる」生活用品を「買えるうちに買っておく」ため、給料日にスーパーが殺人的混雑。

―物価狂乱:日常的に物価が上がり、適正価格の収拾がつかなくなった。「おもちゃのレンジが本物より高かった」「ジャケット(背広)と冷蔵庫が同じ値段だった」などの情報あり。

一日買い物を遅らせると、値段は2倍、3倍になってしまうため、給料をもらったその足でスーパーに直行する人が殺到(当時の報道写真)

 

 

スーパーも連日値札を張り替え。うっかり前の値段のままになっている製品があったりすると、奪い合いの大乱闘ののち、今度はレジでスーパー側とお客のすさまじい喧嘩になった。
 

 
つまり

―給料はもらっているが、その給料が生活を賄える金額なのかだれにもわからない。価値が著しく減っていることだけがわかる。

―来月の家賃はいくらになるのか?未払いになりけり出されたら新たな家の家賃は?著しく高くなっていることだけがわかる。電気代、水道代も同様。

―不動産購入など、多額の分割払いは自殺行為(Financial1.8)になった。

―今日買えたパンは、果たして明日買えるのだろうか?

と、生活の根幹を脅かす事態になってしまいました。

つまり、貨幣が崩壊してしまい(1)価値の尺度、(2)交換(決済)手段、(3)価値貯蔵手段として機能しなくなった。そして国家財政の破綻・国家機能(警察、医療、電気、水道、交通、通信など)喪失の危機が発生。

もうちょっと詳しくはこちらの記事をご参照ください→ブラジル経済の実態(後編)

もちろん、上記は極論であり、日本経済はここまで落ち込む前に持ち直すことと理解しています。

といって、生活破綻の危機にさらされることは事実であり。

どうやって防ぐのか?

上記の動画では、基本2つの対策が提示されています。一つは「優良なインデックスに積み立て投資」もう一つは「副業せよ」となっています。

一つ目は大いに同意します。ただ、優良な、というのがくせもので、動画でのS&P500といった、米国市場のインデックスがやはり一番安全との理解。

このへんは、こちらの記事でも考察しています→インデックス指標から株価暴騰を予知する方法

問題は、インデックス投資は、長期でじっくりと積みたて、最後は複利で勝つ、という、王道中の王道であり、現時点のようにS&P500が先頭を切って暴落していると、投資額も一緒にあっという間に溶けてしまうところにあり。

つまり、この地獄を乗り切る鉄の意志が必要という事である。

地獄を乗り切る間の生活資金という事で、給与プラス副業があるが、給与は上記の通りやはり溶けてなくなり、副業に至っては、みなさん終電まで必死に働いていて、さらにできるかよ!というのが実情と思います。

そんな状況を横目に見ながら、ブラジルでこの記事を書いています。

といって、ブラジルも暴落相場であることは変わりなく。S&P500が暴騰してもそんなにブラジルのBOVESPAは上がらないくせに、暴落となると奈落の底に。。。。ですから泣きます。

というわけで、毎月の所得も急降下か?

いやいや、実はかなり上昇したのでした。あれ?

このへんに、日本にいるみなさんも大インフレ時代に対処する秘密があるのかもしれません。

というわけで、例によってぼく自身をモルモットにして、考察してみます。

 

 

「2021年の不労所得総決算」で書きましたが

2021年12月末時点で、生活費等費用を差し引いた不労所得は、423,658円と、実勢では毎月42万円を再投資に回すことができていた(リートのみ。債券は考慮外)。

一方、

2022年7月時点では、542,976 円と、毎月54万円に増えていたのでした(これもリートのみ。128%の増加)。

*念のため、現地通貨額では102%。ほとんどかわってないじゃん。減らなかっただけましか。。。

なお、今年の7か月間はおおむね債権に再投資していたので、上記12月と7月の比較ベースとなるリートの口数(株数)は実態上同じです。期せずして比較にちょうど良い感じになりました。

なおその2。7月まで債券に投資していたお金は、この原稿を書く1週間前に「債券連動型リート」に組み替えました。ここでの比較にはまだ結果は現れませんが、来月に期待しています。

ちなみに、債権も合わせた不労所得全体で、経費を引く前の総所得では、10,766,856円と、独千男の仲間入りいいいー!になりました。

といって、それほどうれしいというわけでもなく。

もうご存じと思いますが、独千男と言ったって、ブラジルレアルに対して円が暴落しただけですからねー。しかし大丈夫か日本経済?

また、ブラジルのような新興国の場合、アメリカがQT、つまり金融引きしめをすると、それに倍加するような金利引き上げをしないと海外からの投資資金が潮を引くように去っていってしまうので、要するに政策金利が爆上げとなる。

その結果、株価(リートも)暴落し、上記の不労所得の根幹となっているリートでのDYが、去年12月時点では月当たり0.85%、年率で10.2%だったのが、今年7月では月利1%、年間12%に上昇。

これはどういう事かというと、いろいろなリートの中で、金利上昇に敏感な「不動産債券連動リート」の月間DYが1.5%とバケモノに上昇したのをはじめ、他のリートも元本金額が減少してしまったので、総体的にDYが高くなったのである。

 

 

というわけで、金融資産総額はどうなったかというと、

7月16日のレート(1レアル25.60円)で106,178,605円と、2021年12月の103,701,719円とほとんどかわらないじゃん?つまり、円安でトクした分が、ほとんど市場の暴落で食いつぶされちゃった、という事なのです。

さて、ここまでながながと読んでいただいたみなさんは、暴落相場で生き延びる切り札を発見することができたものと理解します。えらそうか?

つまり、いかに暴落相場で元本が下落しても、配当が低下しなければ何とかなるという事なのである。

上記のブラジルリート配当例では、元本は激減しちゃった!けれど、政策金利激増でDY増大した「再建連動リート」が配当防衛をけん引し、家賃を配当源とする在来型の「賃貸収益連動リート」も実体経済の維持(実は家賃の値上げでさらに増配になるかも?)で配当悪化がなかったことで、なんとか暴落相場でも毎月の収入を維持していくことができたのでした。

もちろん、QTが終われば政策金利もまた急降下、「再建連動リート」のDYも半減以下になっちゃうことは必然なので、こうしたリートは金利急騰の急場をしのぎ、リート間のバランスを調整するためにポートフォリオに入れてはいるけれど、主力はあくまで「レンガのリート」つまりReal Stateの家賃を収入基準とするものにしなければならず。でもそっちはDYが低すぎて。。。。となかなか悩み、泣きます。

でも、上記で、これから危惧される市場暴落と、その暴落で元本激減しても生き残る術について、一つの情報提供ができたとおもいます。

キャピタル(元本)が重要でないとは言いません。元本のでかさが利益を決めますから。でも、元本ばかりに目が行って、キャピタルにだまされちゃだめだよ!もっと重要なのは、毎月の配当(インカム)をいかに守り拡大させるかだよ!と提言させていただき、結びといたします。

ではでは

Posted by 猫機長
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緊急投稿!安倍元首相銃撃にみる日本社会の病巣

今回はちょっとシリアスですが、お付き合いいただければ大変幸いです。

とても平和な日本なのに、元首相が手製の散弾銃で殺害、という、アメリカもびっくりな事態になってしまいました。

この事態が、日本にもたらす恐るべき教訓として、どのようなものがあるのでしょうか。

結論から言えば「日本は、国民の生活が保障され、人権が尊重された福祉社会がある国家だという考えは、実は幻想だったのかもしれない」ということです。

人権が保証されず、社会の歪みにねじりつぶされそうになった弱者の叫びが、今回の犯罪となって噴出したのかもしれません。

といって、今回の犯人は、虐待されているのでは?と懸念されているベトナムの技能実習生ではなく、帰化した韓国人でもなく。元自衛隊員という、国家の安全を守る、模範的な、思想健全・身体強健であるべき日本人でした。

自衛隊員だったのは10年以上も前だよ?という意見には同意しかねます。

剣道を始めたとき「稽古はしていなくても、剣道の精神はずっと持ち続けなさい」といわれ、持ち続けるよう努力しています。日々の生活で「剣の理念を修練し、心身を錬磨し、礼節を尊び、信義に重んじ、そして自他の繁栄につながる」ことを、もちろん未熟ながらも、意識するよう努力しています。

災害派遣で身を挺して働く自衛隊員も、自衛隊の人助けの精神は、除隊して何年たっても忘れるという性質のものではないと言いたいのです。

災害派遣で活躍する自衛隊の仕事とその作業服に注目してみよう!

 

 

どのような組織でも、犯罪者が生まれるのは避けられない。

「税金ドロボー」と自衛隊をそしっていた昭和の昔でも、一方で国民は、町のこまった「非行少年」たちをまっとうな男に立ちなおらせる、叩き直す、育てあげる頼もしい組織としてひそかに敬意を払っていたと思いますし、だからこそ、現職の幹部がインクカートリッジを銀蠅した、というはくらいともかく(これも懲戒で済むか?ですが)、元隊員が、平和な日本で銃器をぶっぱなし首相をぶち殺す、という事にショックを禁じえません。

ちなみに、ぼくも元自衛隊員の人を知っています。決して聖人ではなく、殴り合いのけんかもする人ですが、「人殺しはしない」というふつうの常識を誰よりも持っていると理解します。

「人殺しの訓練をする組織」において「殺すという事が日常化する危機」に、二等陸士から陸士長までの3年間真摯に向き合ってきたからだと思います。

つまり、模範的な日本人でも元首相を殺すという事です。

なにが言いたいのかというと、日本は決してアメリカやブラジルに比べて高等な国ではないという事です(下等ともいっていません)。

銃社会のアメリカでは、大統領暗殺なんて一種(と予防線を張ったうえで)日常茶飯事です。

リンカーン暗殺

 

 

でも、銃のない平和な日本では、元首相の安倍さんだけだよ?とはいかず。

歴代64名のうちの6名が暗殺されています。多くは戦前ですが、戦前も戦後も鉄の治安が保たれていた日本で、こんなに多く死んでいたの?と皆さんも驚いていると思います。

ブラジルなんて、発砲沙汰の犯罪がたえないんだってねー。はいその通りです。

でも、日本でも起きていることが明示されました。

実は氷山の一角で、チャカを使ったやくざ同士の消しあいはもっと多数起きており、ブラジルのファベーラ(無法地帯)とそう変わらないのではと考えます。

ここで強調したいのですが、この原稿は、決して日本を貶めるために書いているのではありません。

日本は、本当に「何も問題はありません。すべてはうまくいっています」という国なのでしょうか、という事を問いかけたいのです。

経済恐慌、凶悪犯罪蔓延の国のボルソナロ大統領が生き延びて安倍さんに弔辞を贈るという信じられない事態が現実になっていた。

ボルソナロも、残る任期でどうなるかわかりませんが。

 

 

山上容疑者の供述ですが「母親を苦しめている宗教団体のボスを標的にしたかったが、いなかったので安倍さんに変更した」という、何じゃそりゃ?という動機での犯行になっています。

うがった考えをすれば「意味不明の動機を持った自衛隊上がりの狂人の、偶発的犯罪」という事で片付けたい、という誰かの悪だくみが透けて見えそうです。SPの人たちが、いかにも「汗をかいて努力しましたが、間に合わなかった」みたいな、これも見方によっては国家権力のだれかに「防ぐふりをして殺害をほう助しろ」とでも言われていたのではないのか?

と果てしない疑惑が浮かぶのですが、状況・物的証拠がそろわない以上、たんなる『とんでも論』の域を出ないので、ここではそちらの説はとりません。

となると、山上容疑者が、本当に宗教団体を恨み、精神錯乱してしまった、という事になります。

決して楽ではない、前期・後期教育課程を得て、3年間防人として勤務し、一人前の男として鍛え上げられたはずなのに、その強靭な精神を病んで、凶行に走らせた日本の社会とは、それこそどこまで病んでいるのでしょうか。

人権が保証され、人道的な生活ができる、本当の先進国だったら、「母が宗教団体に搾取される」という事態が起こりうるでしょうか。

8050問題、電車に飛び込んでしまう人、会社にいけず公園で一日を過ごす人など、実は身の毛もよだつ社会問題が満載の、絶望的なプレッシャーにさいなまれ。山上容疑者も、こうしたプレッシャーで壊れてしまった被害者なのだと思います。

自殺防止のための青色灯

「青い光の奇跡」青色照明で駅や踏切での飛び込み自殺激減

 

 

死者に鞭を撃つことはしませんが、日本の政治家の皆さんに、日本が本当の民主国家に生まれ変わるにはまだまだ遠いこと。そして、生まれ変わるための鍵の半分を握っているのはほかならぬ政治家であることを自覚いただく、重要な事件だったと理解します。

そして、生まれ変わるための鍵のもう半分を握っている日本国民のみなさん。今日の日本の社会のすがたは、どこまで持続できるのでしょうか。日本は世界と違うから安全なんだ、という神話が崩れ、日本もアメリカと同じく、国民が国のリーダーを射殺する国なんだ、という目覚めから、日本人も外国人も同じ人間、世界のみんなと仲良く、つまり外国からの労働者の受け入れなど、もっと実現可能な課題として考える時期に入っているのかもしれません。

ぼくはブラジルという国に住んでいます。人種のるつぼ、混血のるつぼですが、それだけに日本人のことも理解してくれるし、ブラジルではロシア人もウクライナ人も韓国人も日本人も、みんな仲良しです。同じ国の人なのに、貧困女子だとか、ニートだとか、生活保護だとかで蔑視するようなことはあまりありません(このブログを読んでいる人たちのことではなくて、心無く社会的に弱い立場の人々を中傷する人たちがいるという意味です)。

もちろんブラジルでも生活苦で自殺する人はたくさんいます。でも、豊かなはずの日本で、なぜ自殺するの?というのがブラジル人の正直な感想です。

問いかけだけではなく、実は、解決策もあるのです。

「仕事をしないと生きていけない社会だから、仕事のためというエクスキューズさえあれば、何をしても許される」という常識がくつがえる必要があるのです。

 

 

覆す方法は2つあって

1-日本のリーダーである政治家が、本来の姿と模範を見せること。長くなるので、こちらの記事に書いています。→平時なのに戦時医療の切り捨て政策を強行する政府

2-政治家がどうだろうが、国だの政府だのに頼らず、自分自身で自分の安全を確保する(社会的弱者から脱出する)→こちらの方が自力本願の真の解決ですね。その方法はこちら→アーリーリタイア・経済的自由

結局、我々は、資本主義という、金がすべての世の中に生きていますが、幸い、金さえあれば、韓国人だろうが日本人だろうが人種で差別されることなく生きていける世の中になっています。「お金なんて」と逃げずに「お金を確保して愛のある生活を守り抜こう」と、前向きに考えていただければと、願っています。

ではでは。

Posted by 猫機長
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富の寓意画:最後に愛は勝つ

シモン・ヴ―エ「富のアレゴリー」

この絵は、人間にとって財産、お金がどこまで重要なのか、そういったとても大切な問いかけを、アレゴリーすなわち寓意でミステリアスに伝えています。

というわけで、この絵に込められている愛のメッセージを紐解いてみましょう。

まず、画面の中央にすわるご婦人。なんとなくオーギュスト・アングル的な構図ですね。

ご婦人は下から高価そうなネックレスを掲げる天使に目をむけています。一方で、天に向けて指を指し示すもう一人の天使を脇に抱えています。

ご婦人は、月桂樹の冠をかぶっており。つまり、ご婦人自身が美の象徴でもあるとのことです。感性、道徳といったもののお手本となるような「仁と愛とに富む婦人」です。

そのご婦人に宝石を差し出している天使。子供のくせに悪いやつで、宝石だの貴金属だので、ご婦人を堕落させようとしています。

でも、ご婦人は、冷徹、冷ややかそのもののまなざしで誘惑を拒否しています。「道徳」にとって、「世俗的な富」なんて大した価値はもちませんよ、と示唆。

一方、道徳を象徴するご婦人が大事に抱えているもう一人の天使。こちらは、天、すなわち神の世界を指さしています。地上に散らばる宝石に比べて、目には見えない神への信仰(現代日本的に言えば、親切、公正、寛容、慈愛、分別、節制、純潔、勤勉といった価値観)こそが大切なんだ!と示唆しています。

そして、ご婦人は天を仰いている天使を選んだのでした。

へえーやっぱりお金なんて、愛の前では無力なんですねー

偉大な愛の力が現実生活でどうなるか。

一例行ってみます。

無料で読める「駒が舞う」https://www.sukima.me/book/title/BT0000377890/

から抜粋。

将棋日本一を目指す少年2人の地方レベル決勝戦

右のメガネの少年は、この一戦に勝てば「会社の将棋部の管理」だったか、就職して家族を極貧から救うことができる状況。

その家族は、極貧のため妹のチヨちゃんが思わずパンを盗んじゃいます

 

 

チヨちゃんが妹と知らない対戦相手の少年(こちらが漫画の主人公)は行きががり上チヨちゃんをつかまえてしまい。

 

 

チヨちゃんのなりいきを心配して眺める主人公。その家が決勝相手のメガネくんの家だったことに気が付き。

 

 

メガネ君はがめついパン屋のおっさんを撃退

 

 

妹チヨちゃんをしばくメガネ君

 

 

でも心優しいお兄さんだったのでした

 

 

見てはいけないものを見てしまった主人公

 

 

というわけで、現実世界では、いくら愛があってもお金がなければ万引き、DVという犯罪の世界に落ちてしまうのでした。

犯罪の世界に落ち込まないためには、どんなブラック企業でも我慢してお金を稼がざるを得なくなり。はっきり言って愛もへったくれもない、ハラスメントの世界に巻き込まれ。「愛こそすべて。お金なんて」と言っている人に限って、知らないうちに、血も涙もない金の奴隷と化してしまっていないでしょうか。

では、どうやって金の奴隷、社畜でこき使われる地獄を抜け出すのか?

それこそがシモン・ヴ―エ「富のアレゴリー」の、まさに寓意によって明確に指示されているのです。

もう一度、この絵の判読をしてみましょう。

「真相はこうだ」

シモン・ヴ―エ「富のアレゴリー」

 

 

まず、画面の中央にすわるご婦人。

月桂樹の冠をかぶった美の象徴でもあり、感性、道徳といったもののお手本となるような「仁と愛とに富む婦人」です。ここまでは別に変更なし。

問題は、ここから先である。

そのご婦人に宝石を差し出している天使。子供のくせに悪いやつで、宝石だの貴金属だので、ご婦人をお大尽の放蕩生活に堕落させようとしています。素直に、現実世界で重要な意味を持つ資産のもろもろの象徴をわかりやすい形でご婦人に提示してくれています。

そのご婦人は、冷徹、冷ややかそのもののまなざしで誘惑を跳ね返しています。道徳にとって、世俗的な富なんて大した価値はもちませんよ、と示唆。仏様のような半眼の慈愛に満ちたまなざしで、これらの宝物をみつめています。現実世界の経済的な裏付けが、いかに美徳・道徳の成立に重要な基礎となっているかを見事に示唆。

一方、道徳を象徴するご婦人が大事に抱えているもう一人の天使。こちらは、天、すなわち神の世界を指さしています。地上に散らばる宝石に比べて、目には見えない神への信仰(現代日本的に言えば、親切、公正、寛容、慈愛、分別、節制、純潔、勤勉といった価値観)こそが大切なんだ!と示唆しています。一見非の打ちどころのない価値観を振りかざされて「国、会社、上司に滅私奉公しろ!犠牲になれ」とだまされ、息も絶え絶えになりなからも、白目をむいて天(お上)を崇拝している社畜じゃなかった天使。そんな偽善の被害者、カモネギになんてなるな!と見事に示唆しています。

このあと、ご婦人は社畜天使をえいやー!と放り投げ、財宝を高配当株やインデックスETF、リートなどに変えてしっかり不労所得を稼ぎ、ゆとりある生活を盤石にしたのでした。

なああんて!

シモン・ヴーエが生きていたら、絶対お礼参りにくるだろう。

でも、死人に口なし。くやしかったら、化けてでてみろー!

ただ、ヴーエの援護をするとすれば、この絵のおばさん(ご婦人)は実はおばさんでなく、翼の生えた天使であるということです。

つまり、おばさん自身が天使として、上記での親切、公正、寛容、慈愛、分別、節制、純潔、勤勉といった価値観をすでに持っている。

だから、ありあまる富を持っても、それをみんながほわほわ幸せになるように生かしていく。

そのためにも、富は重要なんですよ、というのが、この絵の最大の教訓かなと思います。

ちなみに、よく「想像力がありすぎる」とか怒られます。

想像力ではなくて、これまで生きてきていろいろあり。ときどき不思議な白い光が見えるのです。今回は、天を指さしている天使の目つきから、インサイトが来てしまいました。

白目をむいています

 

 

この天使は、ペコちゃん焼きになってしまっているのである。

ペコちゃん焼き?

飯田橋神楽坂に、不二家さんというお店があり。たい焼きみたいな、なんていったら怒られるかもしれせんが、そんなかんじの「ペコちゃん焼き」を売っています。

包装では、とてもかわゆいペコちゃんが。

日本でここだけだそうです。

 

 

ところが、ペコちゃん焼き本体は

白目をむいて泡を吹いてるぞ!うああああー

 

 

たい焼きみたいに、頭からかじると、ゾンビに脳みそを食いちぎられて泣きわめく少女になるのでした。ぎゃああー

スプラッター菓子。

*とてもおいしくて、大好きなお菓子です。念のため

「富のアレゴリー」の天使も、はっきりって目つき悪いですよね。こうゆう目つきをしていて、天の啓示を受け取れるのだろうか?それこそ「天の啓示という名の偽善にだまされるな!」というシモン・ヴ―エさんのメッセージが、この「スプラッター天使」に込められていたのでは、なんて、かえってそういう啓示をうけました。

もちろん面白おかしく、ウケ狙いですが、個人的に思うのは、この絵は単にステレオタイプの「愛がすべて」という絵じゃないぞ!おばさん、そして天使たちの表情に、なにか一段奥深いメッセージがある、と感じ、今回の記事とさせていただきました。

愛は勝つ

ではでは。。。

 

 

Posted by 猫機長
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短編集:軽飛行機と紙飛行機、ラジオ修理ほか

◎軽飛行機と紙飛行機の類似点

小さな飛行機で飛んでいます。

 

 

飛行機つながりで、敬愛するブロ友の「さとさんちゃん」が、素敵な紙飛行機の記事をいっぱい書いており。ぼくも子供のころ紙飛行機を作って飛ばしていたことを思い出しました。

これがなかなか飛んでくれないんですよねーなんかすとんと落っこちちゃうとか。「水平尾翼にタブをつければいいよ」と教えられて、おおおほんとにぐんぐんまっすぐに飛んでいくようになった!なんてこともあったのでした。

組み立て式紙飛行機

 

 

折り紙飛行機にもタブをつけるひとがいるらしい

https://www.quora.com/How-do-you-make-your-paper-airplane-more-aerodynamic

 

 

ぼくの飛行機にもちゃんとタブが付いていたのでした。

まずは垂直尾翼から。

紙飛行機とおんなじで、手でひん曲げる固定タブです

 

 

最近、まっすぐ飛んでいても、左足をペダルから離すと、ふわ-と機首が右に回ってしまうので、なんか踏みっぱなしにしなければならなくなり。1時間も飛んでいると左足が疲れちゃうので、意を決してペンチでひん曲げました。

タブと方向舵を接続しているリベット(左写真の赤枠の部分)にストレスがかからないよう、木の板を噛ませて固定します。

 

 

曲げすぎると今度は機首が左に振られてしまうので、おっかなびっくり、ちょっとだけ。。。。

 

 

でも、あまり効果が出ていません。まあ、気休めにはなったかな、というかんじです。

水平尾翼はもっとシビアな調整が必要なので、電動式のタブがついています

赤丸の部分が電動タブ。左右の水平尾翼は連動しているので、タブは右翼だけです。

 

 

◎ラジオの液晶が漏れて周波数が見えなくなっちゃった!

優秀な日本製のICOM IC-A200ラジオで交信しています。

 

 

優秀ですが液晶パネルが弱いらしく。写真のように液晶漏れが進んでしまいました。

よわったなーそもそもこのラジオそのものが生産終了して十数年?というアンティークなので、取り換え用の液晶なんてないし、どうしよう?

折から年一度の機体点検(車検みたいなもの)の時期にさしかかっていたので、点検を頼んでいる整備工のお兄ちゃんに相談したところ、

▽液晶パネルのみでは交換はできない。ちょっとした取り付け時の圧力の差で液晶がすべて漏れ出してしまい、真っ黒になり見えなくなってしまう事多々あり。

▽一方で、操作パネルそのものを交換するというのならできる。問題は、この部分が使用可能な中古品の個体を探し出してきて、そこだけとっぱずすという、いわゆる「共食い整備」になるので、その個体を見つけるのがちょっと難しいかも。。。

赤い四角の部分が操作パネル。

画像出展は:http://www.aeroelectric.com/Installation_Data/Icom/A200/A200_SM.pdf

 

 

という事だったのですが、なんと1週間もたたずに「見つけたよ!」と連絡があったので、さっそく取り換えてもらいました。

ただ、中古品ゆえ、万一うまく作動しなかったら。。。という懸念もあり。その場合、今のにまた戻さなければらないのですが、そういうストレスがかかると、液晶はいよいよ見えなくなっちゃうかも、というリスクを負いながらの交換なので、ちょっと躊躇しましたが、現状でも第2周波数はほとんど見えないばかりか、第1周波数もやばくなってきたので、えいやーと取り換えることにしました。

修理前の状況。左が第1周波数(現在交信中の周波数)。右が第2周波数(スイッチで第1周波数に転換)。この写真では、第1は軽飛行機同士の自由通信周波数、第2が管制(ブラジリアアプローチ)との交信用周波数です。

 

 

ネットなどで似たような修理をした人の情報を見てみると、液晶がうまくいっても、周波数がずれちゃった?みたいなのもあったりして、果たしてうまくいくのか?

結論から行けば、うまくいきました

見た目は新品になりました

 

 

取り換えてから、まだ2回しか飛んでいませんが、今のところ管制との通信もできており、どうやらうまくいったか?配線とかが外れちゃわないことを祈っています。

計器盤の真ん中を陣取る通信機器群。上からGPS, トランスポンダーとラジオ。

 

 

さてお値段ですが、お兄ちゃんがサービスでタイヤ1本を取り換えてくれたりして、それも含めて420ドルでした。もしラジオ本体そのものを交換となったら、それだけでも600ドルかかるし、その本体がちゃんと作動しているか、それこそ周波数の調整なども必要になってしまう事を考えれば、安かったと思っています。

おにいちゃんが取り換えてくれたタイヤ(上)。こちらも中古品ですが、もとのタイヤ(下)に比べてトレッドがまだしっかりしています。

 

 

乾季の初めになり、雲が減って青い空が広がるようになりました。

今年は、ちょっと風が強めです。。。

ではでは。

 

Posted by 猫機長
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タロットに見るアートのエッセンス

誰もが知りたい未来の秘密。運命のゆくえを紐解くタロットカードは、IT時代の今日でも世界中で親しみを持って使われ続けています。

中世から現代まで、いろいろなタロットが生まれ。一枚一枚のカードを彩るアートも、千差万別のバラエティに富んでいます。

例えば、1番最初のカード「魔術師」にしても

https://i1.wp.com/oficinadasbruxas.com/wp-content/uploads/2014/05/cartas-o-mago.png?ssl=1

左から、ウエイト版、エジプト版、神託のタロット

 

 

和製の「軍国百人一首かるた」みたいなのもあり。

http://cosmosmococo1689.blog.fc2.com/blog-entry-4.html
 

 
名前からしてアートです、みたいな「アールヌーボー版」なんてのもあったりします。

 

 

時代や地域によって変化する美的感覚で、いろいろなタロットがもてはやされてきました。今日の日本でもてはやされるタロットは、たぶん上のアールヌーボーとか、こんなのではないでしょうか?

https://www.illust-factory.com/sample_a47/

かわゆい猫タロット

 

 

一方、浮世絵の美人と、現在の美人のイメージが必ずしも合致しないように、時代時代の美的感覚にマッチしたタロットは、時代が変わればあまり顧みられないようになり。代わって新しい時代にマッチしたカードが登場。

現在ポピュラーなカードがウエイト版との理解です。「1909年にロンドンのライダー社から発売され、イギリスでタロットと言えば、ほとんどこれを指すほどになった(Wikipedia )」など、いくつかの国では代表的なタロットの地位を築いているようです。

一方で、「1650年頃(Wikipedia )」と、現在とは美的感覚も相当違っていたはずの時代に生まれながらも、多くの愛好家から「タロットの源泉」「あらゆるタロットの中で最も本来の姿を保っている(Wikipedia)」すなわち「本物のカード」として、現在でも主役の座を明け渡さない、すごいカードが存在します。

それが「マルセイユのタロット」

 

 

マルセイユのカードは、絵柄はちょっとおどろおどろしいけれど、圧倒的な迫力をもって迫ってきます。「猫タロット」が、かわいいいいいい!だけど、「かわゆい」の一言で終わってしまうのに比べ、マルセイユのほうはカードをめくる一人一人に、魂の奥底から揺さぶるようなインパクトを与えています。そして、カードの奥底から放射される恐ろしいエネルギーをもって、観る人を虜にしてしまう。そんな魔力を秘めたカードです。

その魔力は、どこから出てくるのでしょうか。

マルセイユのカードがアートなのは、マルセイユがアートになろうとしなかったことこそにその源泉があるのだと思います。

以下、マルセイユ版「魔術師」についての考察です。

机の上に、ナイフやコイン、カップなどが並べられています。

これらの品物は「火・風・土・水」すなわち万物の元であり。魔術師が若者であることとともに、「すべてのスタートであり、無限の可能性が広がっていますよ」という意味なのです。

ここで、他の版との違いが浮き彫りになります。ウエイト版のように、比較的忠実に机の上の物品、つまり「どのような存在にも変化しうる未来」を示したものもあれば、猫タロットみたいに机(変化が起こる、スタートの場所が用意されましたよ、というメッセージ)が最初から無い、なんてカードもあります。同様に、アールヌーボーも、アートとしては美しいけれど、美しい青年とその付属物の絵、になってしまっていて、マルセイユ版のような生々しいメッセージの提示はなくなってしまっているのでは?と思います。

まあ、マルセイユ版を使い倒して、そのうえで他のカードを使うなら、例えばエジプトタロットの机にある壺は要すればカップであり、神話タロットでお兄ちゃんが持っているろうそくは、本来であればワンドなんだな、と合点がいくものと思います。

つまり、マルセイユ以外のタロットは、マルセイユにインスパイアして、見栄えをよくした各時代のポップアート、という事なのかもしれん。

いわゆる一つのポップアートの金字塔として「50年代アメ車」があります。

平べったく巨大な車体と、巨大なテールフィン

画像出展はいずれもhttps://web.motormagazine.co.jp/_ct/17440107/album/16798476/image/16928828

 

 

つまり、50年代では、こうゆう走行性能とはあまり関係ない、巨大な、装飾でゴテゴテの車が「かっこいい!」日常の足だったわけで。

でも、今日では「博物館で見る美しいクラッシックカー」ではあっても、これで日常的にスーパーにお買い物、というのは、ちょっと抵抗があるのではないでしょうか。

一方で、さらに前の1930年代に作られたのに、多くの国々で、まだまだ日常の足として「おしゃれだね」という車が存在しています。

このブログの読者であれば、すでにお分かりですよね。。。。

世界の名車かぶと虫。

パン屋さんへ行ったら、もう一台、うすこげ茶?のが駐車していました

 

 

かぶと虫には、50年代で流行したテールフィンはないけれど、テールフィンの流行が去っても、車としてのエッセンスはずっと持ちづつけていたので、今日まで現役で残り。街角でちょくちょく見かけます。部品とかもフツーに生産されていて、これは工業面から言えば画期的な現象らしい。

マルセイユ版タロットが今日まで残っているのも、すべてのタロットの源泉となるエッセンスが隠されているからと理解します。どんなエッセンスがあるのか?そしてどこに隠れているのか?

マルセイユ版と、ウエイト版を見比べてみましょう。

 

 

ここでは、マルセイユ版のおにいちゃんの帽子に注目してください。

なかなかおしゃれな帽子じゃん?いえいえアートな帽子を目指しているのではなくて、∞を図案化しているのです。

∞すなわち「無限大」。そんなわかりにくい「絵解き」にしないで、ウエイト版みたいに、兄ちゃんの頭の上に∞と描けばいいじゃん?

いえいえそういうわけにはいかないのです。

マルセイユ版が成立した時代は、中世の封建主義から大航海時代の絶対主義王権が確立されていった時代であり。教会あるいは絶対君主がキリスト教の名において独裁的な政治を「合法化」していました。

この時代は、「神の作りたもうた秩序が永遠に続く」ことこそが正義であり。唯一ひっくり返すとすれば「終末のラッパが鳴り響く」黙示録の時代が到来した時で、いつ到来するのかは「神のみぞ知る」なので、ともかく「今日を牛馬のように働け」そして「そのまま生涯現役で働き、廃人になって死んでしまえ」という事が「キリストの教え」とされていた時代であり。

要すれば「今日と違った、より良い明日があるかもしれない」「より良くしたい」「より良くなるかどうか知りたい」などという考えは、悪魔のささやきであり、神の与えたもうた今日の境遇を、死ぬまで文句をいわずに受け入れなさい、ということである。

そういう「教義」「権威」が最も嫌うものは、まさに「人間は無限大の可能性を持つ」そして「(占い含めて)その可能性を開花させるために努力する」ことであった。というわけで、表立って∞だのと書き立てたら、ひっとらえられて火あぶりになったらしい。

この辺は、敬愛するブロ友のべるっちさんが「知ってる?マルセイユ版の愚者に0が無い理由」で書いてます。また、拙ブログの「神と人と物」のトマス・アクィナスのくだりでも書いていますので、ご参考まで。

つまり、マルセイユ版タロットが他の追随を許さないのは「必要な情報を、必要な形で」すべて含んでおり、必要でないゴテゴテした飾りは全くない、そして、出し方を間違えると、強権によって処刑されるが、しかしだからこそ人々のために本当に必要な情報をうまく「絵」という「抽象の核」に包んで教えてくれている。

こうした、一見簡略化されたような絵柄の中にこめられた真理が、カードの奥底から強大なオーラとなって、人々の魂を突き刺す。

マルセイユタロットの美を「おどろおどろしい」「生々しい」と書きましたが、むしろ、軍艦のような、極限まで鍛えぬいた結果生まれた「すさまじい」機能美と形容するのが良いのかもしれませんね。

航空戦艦「日向」。プラモの箱絵。

出展は:https://ameblo.jp/a-itougunkan/entry-12615470400.html

 

ではでは。

Posted by 猫機長
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ポルシェくんのステアリングギアボックス交換

クルマ好きの中で、60年代や70年代のヒストリックカーで集まり、当時さながらのレースを楽しむマニアがいますが、最近では、そのオンボード画像をようつべで視聴できるというすごい世の中になってます。

以下は、Spaというからにはベルギーかな?(温泉のことじゃないよ)での、ルマン耐久出走車を集めた親善レース?の動画です。

この当時のクルマの特徴として「全然まっすぐに走ってくれない」「カーブでめちゃくちゃ安定性がなくなる」ので、動画でのレーサーのハンドルさばきを見ていると、カーブのみならずストレートでもステアリングを修正しまくっています。まあ現代のF1でも似たようなものらしいが。

これは時速200キロの世界ですが、ポルシェくんのステアリングが、街乗りの時速40キロでもこんなうふうになっちゃった、ので修理することに。

修理工場で、ポルシェ君をジャッキアップ。

あんのじょうステアリングギアボックスが摩耗して、ハンドルの遊びが大きくなりすぎていたのでした。

ポルシェくんのフロントサスペンション機構。赤丸がステアリングボックスです。

ステアリングボックスの拡大図はこんな感じ

左の透視図は出展:http://jornalailha.com.br/2017/10/02/folga-na-direcao-do-fusca-e-normal.html

右はポルシェくんからはずしたやつです。

①がステアリングシャフト(ハンドルとつながっている)。その先端には③ウオームギアで④ボックス内の定置ギアをまわし、連動して回転する②ピットマンアーム軸を通じて車軸側のステアリングアーム機構を操作しています。

ポルシェくんの場合は、上記③が摩耗して④との隙間ができてしまい。その摩耗も一律ではなくイレギュラーなので、まっすぐ走るにもめちゃくちゃハンドルを右左、だけでなく、カーブの途中で突然車の向きが変わっちゃうなんてやばいことになっていたので、この修理で大幅改善できました。

修理自体は、③のウオームギアを交換するだけで済むはずだったのですが、ブラジリアではポルシェくんみたいな「怪車」のギアボックスを分解できるウデのいいメカニックは存在せず。新品のギアボックスをサンパウロから取り寄せてボックスごと交換しました。

新旧ギアボックス

以下、交換風景。

新品のギアボックスをフロントサスの定位置に設置したところ。

下から。ピットマンアーム軸が見えます。

こちらはまだ交換前。ピットマンアームの固定状況が見えます。

ギアボックス自体は隠れて見えませんが、前輪の機構はこんな感じです。

装着後を上から見たらこんな感じ(交換してから1か月後に思い出して写真に撮ったので、早くも汚れが出ています)

さてステアリングギアを取り換えたはいいが、こんどはキャンバーとトーインを修正しなきゃ。。。

自動車の車輪には、まっすぐ走れるよう、

トーやキャンバーという角度がついています。

というわけで、別の工場へ。

ジャッキアップして、車軸にセンサー装置取り付け

探知機とモニター

画像の赤い半円が緑になるまで調整。かなり規定値をずれていたらしい

調整は車の下から行います。ジャッキアップしたのはそのためです。

ほんとうに完璧にするには、ステアリングダンパーの交換や、いろいろなパッキンなど、ステアリングを超えたフロントサス全般の更新が必要ですが、今回の修理で安全に走れるようになったのでとりあえず良しとします。

ちなみに、ポルシェくんは356レプリカで、今回のステアリングボックスもVWビートルのものを流用しているなど、メンテは比較的簡単のはずなのですが、それでも、「怪車」にランクされているらしく、なかなか精通したメカニックを見つけるのに苦労しました。

ポルシェくんやビートルは、基礎設計が1930年代から50年代というのもあり。まっすぐ走ってくれない、ブレーキが効かない、ヘッドライトが弱すぎて夜は前が見えない、などあるのですが、運転そのものがとても楽しい、ふしぎな車です。

古い方のステアリングボックスは、あとで分解して遊びました

最後に、ブラジリア名物 IPE Branco(日本名パオロペあるいはノウゼンカズラ)の花が咲く季節に撮った写真を掲載します。こちらは「旧車の集い」の記事にも載せてますので、お立ち寄りいただけたら幸いです。

ではでは。。。

Posted by 猫機長