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家電王の農場に着陸

*今回は、動画も入れました

日本の国土の23倍くらい大きいブラジル。事業で成功した勝ち組の人は(宝くじに当たった!とかも)大規模粗放農場を経営して、牧牛をするのが一つのステータスになっています。

そして、これらの農場で、牛の蹄にけとばされながら、カウボーイごっこで遊んだ後、街に出てきておしゃれなフランスパンを食べよう、というときには自家用機を操縦して飛んできたりします。

つまり、自分の農場に長さ800メートルくらいの立派な滑走路を持っている農場がブラジルじゅうにたくさんあるのです。

まずは、そんな大農場への着陸動画

今回は、小生のホームベース(これは飛行クラブのみんなが、なけなしのお金を出し合い、滑走路とメンバーぶんのハンガーを作った)から、そんな大規模粗放農場の滑走路に遊びに行った時のお話です。

飛行前日のうちにホームベースに行き。ハンガー内の居住施設で一泊します。

ガソリンの補充や、機体の確認とかをやっておきます

翌朝6時には、はやくも明るくなっています。昨夜PCで提出しておいたフライトプランをもとに、管制当局に電話してトランスポンダーコード(飛行識別番号)をもらい、PC手前のニーボード(チェックリスト)に書き込んでおきます。

さて、居住区角からとび出して機体の移動だ!そのまえに、スニーカーを軽く振ってクモとかが隠れていないか確認します。

こういうのがいるかもしれん

そして、毎回くどいけれど、ドレン(ガソリンを検査弁から抜き出して沈殿物を検査)と、ピトー管のカバーを外します。

それぞれ、忘れるとこうなるぞ!という記事を「ピトー管」と「ドレン弁」に書きましたので、寄ってみていってください。ははは

飛行機をハンガーから引っ張り出します。

爽やかな朝を実感する瞬間。

コクピットに乗り込みます。

右ひざにくくりつけたニーボードでチェックリスト(飛行点検リスト)確認。

左のチェックリストで、SIGFの落書きは目的地空港の記号。0307はさっき管制からもらった認識番号です。

ここでかぶと虫のエンジンキーを差しっぱなしにしたことに気が付き。しゃあないな、飛行機からいったん降りて取りにいきました

で、もう一回コクピットへ。

ラジオのダイヤルを管制の周波数に合わせたら、さかんにいろいろな旅客機と交信していました。今日はブラジリア国際空港の11Lと11Rで離着陸していることが聞き取れ、ぼくのホームベース05からの離陸経路とは干渉しないな、と安心。交信の中で管制が本日の気圧1022と言っていたので、高度計のダイヤルをあわせたら、ぴったりホームベースの標高3200フィートになりました

航空計器チェック、エンジンスタート。エンジン計器チェック

エンジン開始直後にしては、ちょっと油圧低めだけどいいかんじ。

いよいよ滑走路エンドに進出。

離陸。動画でどうぞ

ぐんぐん上昇していきます。

ブラジリアの10月は乾季の終わりにあたり。4月から少しづつ舞い上がってきた砂塵が上空を覆って視界がかなりぼやけます。でも雨季に入り一雨降ると、とたんに洗われて地面におち、鮮明な空になるのがふしぎです

やっぱり赤茶けたブラジル高原をのしのし飛んでいきます

翼支柱の三角すぐ右に見えるのがPadre Bernardo市。

ということは農場の滑走路はすぐ近くだぞ!離陸から40分くらい経過していました。

さて、ダスト(塵)が浮遊していて、なかなか見えにくい地表。やばいな、滑走路どこだっけ、と探したのですがなかなか見つからず。

ふつうは目的地到着の8分くらい前には、小さな点ながら滑走路やハンガーなど施設が見えてくるのですが、今日はばっちり直上まで来てるのに?とやむなく機首をあれこれめぐらして探しました

やばいな、管制官のおねえさんに「ちゃんと航空図見てきたの?」なんて怒られそうだ、と思っていたら、ブラジリア国際空港では、そのときちょうどランディングギアが作動不良になった飛行機が出たらしく、それまで11L、11Rの2つの滑走路で同時離発着をやっていたのを、片方は故障機専用、もう一方にその他すべてを誘導し始め。ひっきりなしにお姉さんから多数の旅客機をさばきはじめていました。

よしよし、このあいだに滑走路みつけちゃおっと、ともう一度探したら、ありました

みなさん、この写真のどこに滑走路があるかわかりますか?

ちょうど発見を待っていたかのように、管制のお姉さんから通信あり。 「PU-XXX(僕の飛行機の識別名)、現在位置を連絡せよ」もちろんすかさず「目的地滑走路直上、管制解除願う」と回答したら、すぐ解除となり。お姉さんは再び旅客機をさばきまくり始めたのでした。なんかいかにも滑走路直上にいるけど、お姉さんが大変そうだから、旅客機との通信が一息つくまでぐるぐる回って待っててあげたよーん、みたいな結果になったのでした。ははは

降下開始。

高度が下がり、滑走路が写真からはみだすくらいになってきました

周回経路を回りながら、ぐんぐん地表に向けて降りていきます

ファイナルレグ。前方に滑走路

ベースレグからファイナル、そして着陸までの動画はこちら

家畜の群れを左前方に見ながらタキシング

畜舎とかの整備も立派で、これぞザ・農場ですね。。。

滑走路端に到着。降りた側の反対から離陸します。

離陸動画

上昇中

乾季のただなかでも枯れない川があり。農場立地の重要な条件です

かなり急角度で上昇中ですが、気流が穏やかで、操縦かんから手を離したまま飛べました

さらば滑走路。ううむ写真じゃ見えにくいな、左上に小さくなっています

水平飛行になったところで、ガソリン残量チェック。胴体内タンクが3分の2を切ったところ(写真の赤丸)で、翼内タンクからの流入コックを開きます。

左右翼内タンクのゲージでこちらも残量確認。左タンクがいつも右に比べ残量が低くなる傾向あり。これは軽飛行機でよく見られる現象らしい。

ついでに自撮り。今日はこの時点で機内が暑めになり。窓の空気取り入れ口を開いたら涼しくなりました。

空気取り入れ口

大農場地帯の上空を行く。まるく見えるのが「センターピボット式灌漑農地」で、だいたい1年に1~2期作、大豆が主力となっています。赤茶けているのは、収穫後か、あるいはまだ種まきをしていないかな、かもしれん。

山脈地帯、といっても岡程度ですが。

いやしかしダスト(塵)がおおいな。地平線がぼやけちゃっています

航空計器とGPS,トランスポンダー。黄色域ぎりぎりの時速100マイルでいいかんじ。でもGPSによる対地速度は73.2ノット、80マイルくらいで、20マイル(時速30キロくらい)の向かい風になっていました。

そうこうしているうち、青い湖と白い建築物のブラジリアに到着。

ホームベース上空へ到着。

周回路を回って、無事着陸したのでした

ホームベースの周回と着陸の動画はこちら

ハンガーまでタキシングしてきて駐機。ご拝読ありがとうございました。

*なお、国際空港でギアに課題発生した飛行機のその後については、新聞などで「ブラジリア空港へ胴体着陸」などの報道はなし。どうやら無事着陸できたらしい。

おまけ

いや暑い暑い!まだ朝9時半なのに、地上は30度近い暑さでした。デッキチェアを風当たりのいい場所に持ち出して、寝なおしました

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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美術ってなんだ?西洋美術と日本美術の差③

美術ってなんだ?西洋美術と日本美術の差③

これまで2回にわたり、西洋美術と日本美術をそれぞれダイジェストしました。今回、このシリーズのお題である「頭でっかちな西洋美術と、ほにゃららな日本美術の接点を探り、美術に現れる日本のお国柄を理解し、日本の不可思議な新型コロナ対策の解明を試みようと思います」についに到達。

さっそく「接点」というか、まずは「どう違うか」です。

これがなかなか奥が深く。表面上の差と、「奥義」に分かれます。

表面上は技法の面で明確な差があり。

すなわち

◎日本絵画は写実にこだわっていない

◎陰影によって成り立っているのが西洋絵画。

◎日本絵画は、陰影(グラデーション)のかわりに、輪郭線で成り立っている。

◎日本絵画は、色調があっさりしている(水墨画のように、モノクロの絵さえある)

◎日本絵画は、表現が簡潔である

というのが共通認識で、明治時代にフェノロサという人が指摘しました(ぼく個人の「感性」で脚色しました。ははは)。

これらの差が、西洋人と日本人の精神や文化の差を雄弁に物語っています。

西洋人が写実から出発したのはなぜか。「抽象的な想像に左右される主観ではなく、具体的な現実から導き出される客観」が西洋人のメンタリティの基礎だからです。

絵画は視覚芸術であり。だれの目にもこう写っているぞ、本物に似てるね!そっくりだね!というのが基本中の基本である。

できうる限りの写実があって、さらに写実を超えた「輝き」を目指すのが西洋美術であった。例えばみんな大好きフェルメールの「真珠の耳飾の少女(青いターバンの少女)」ですが、「カメラ・オブスクーラ」という装置でとらえたモデルさんの姿を平面(キャンバス等)に転写して描き出しています。当時の画家が共通して使用していた装置らしい。

カマラ・オブスクーラ。
ただしフェルメールは使っていないぞ!と主張する人もいます。

こうして描き出した、写真とまがう肖像がまずはベースになり。
しかし、単なるイラストではない「内部から輝くような芸術に」するため、それぞれの芸術家がいろいろな秘法を駆使していますが、フェルメールの場合は「ポワンティエ(点綴法)」で「写実を超えた一歩先」を実現しています。ポワンティエなんて、いかにも芸術的なお名前ですが、実はシンプル(容易とは言いません)で、「光の粒で明暗、特に輝きを表現した」。

例えば目。

白い点(星)が入っています。

えええー!じゃあ「ベルばら」のキラキラおめめのキャラクターたちと同じなんですか?その通り。「アルフレッド―!」の藤原栄子の原点はフェルメールだったのだった。へえええ。。。。

ちなみに、日本絵画に写実がないわけではなく、陰影による表現がないわけではない。例えば、ドミニク・アングルの(泉)部分と、渡辺崋山の絵を比べてみると

アングルのお姉さんは「泉」の擬人化。艦これの先祖ですが、実在の人間とまがうばかりの写実的表現です。渡辺崋山の方は鷹見泉石という実在の蘭学者で、当時日本では、実はここまで写実的な絵は「魂を取られる」などと言われ、嫌がられたらしい。

艦これ「空母赤城の擬人化」。実在の空母は、艦尾の
安定がわるく、なかなか着艦しにくかったらしい。
出展:https://wikiwiki.jp/kancolle/%E8%B5%A4%E5%9F%8E

日本画らしい、明るくあっぱらぱな陰影。富士山は輪郭線くっきりです。
葛飾北斎「凱風快晴」
でも線画、あっさり、あえて余白を作る一方、表面的で奥行(パース、遠近)を「気にしない、あるいは独特の表現をする」日本絵画の特徴がわかると思います。

さて、技法による差が見えれば、その奥にある根源(民族的素養)も明確になります。

西洋美術とは、論理を視覚化したものであった。

一方、日本美術は、情緒を絵の形でぶちまけたものだった。

従って、西洋世界の思考論理や思考の裏付けとなる教養についての知識がないと、西洋絵画はそもそも理解ができないのです。この「知識」にはいろいろありますが、わかりやすいのに「アトリビュート」があります。

簡単に言えば「持ち物」のことで、例えば下のダビンチさんの絵ですが、アトリビュートがわかれば、誰がみても「受胎告知」という聖書の物語だと論理的にわかるようになっています。

あれれ、この絵って、工務店のおかみさんが「どすこい!」と税金取り立てのお兄ちゃんを後ずさりさせてる所じゃないの?いやいや。

まず、お兄ちゃんは、白い百合の花を持っています。この「持ち物」で描かれる天使は「ガブリエル」といって神様のお言葉をつたえるメッセンジャーということがわかります。(ちょっと見えにくいけれど、左手から顔の前に伸びています)

お姉さんの方は、青と赤のお洋服(アトリビュート)で、聖母マリアであるということがわかります。

そして、背後に立っている細長い木は「糸杉」で、西洋では生と死のシンボルです。つまり、キリストが生まれ、殉教することを示しています。

これらの情報から、西洋人ならみんな知っている「天使ガブリエルが聖母マリアにイエスキリストの妊娠を伝える」という聖書の物語にたどり着き。「おおお、なんと美しい救世主の誕生の秘話なのだ!」という結論に達するのです。

聖書の「ルカによる福音書1章26~38節」に、こう書かれています(以下ちょっと省略しました)。

『28 天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」

29 マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。

30 すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。

31 あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。

32 その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。」

34 マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」

35 天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。」

38 マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。』

ふむふむ。。。。

一方で、日本絵画。仙厓和尚です

絵の名は「犬図」。きゃふんきゃふん。

かわいいね!終わり。

わくわく。。。。。

ここでついに奥義です。それは

『西洋絵画は「ふむふむ」であり、日本絵画は「わくわく」である』

です。

つまり、くどいけれど、西洋絵画は「情報・知識にもとづいて解明する」ものであり、日本絵画は「印象、心象、情緒を楽しむ」ものだったということである。

ううむ西洋と日本の違いは分かった。では、ジャポニズムなど、どうして西洋の最高の画家たちが日本の絵画に熱狂し、その影響を受けることになったのか?そして、このシリーズのお題である、日本のコロナ対策(はじめとする政策等)がなぜ不可思議なものとなるのか?の解明については、次の記事にさせていただきます。

なお、日本と西洋の違いというと、紙や布が豊富な日本と、毛皮を着る西洋。水が豊富な日本と、料理や絵の具まで油の西洋、といった自然条件や気候風土による違いも美術に如実に反映されるのですが、これもまた別の記事とさせていただきます。

今回はかなり繊細・コアな内容で、書いていて力尽きました。いつまでも終わらずすみませんが、見捨てずにごひいきください。

「ラーメン才遊記」から抜粋。
ラーメンは「ふむふむ」と気難しく考えながら食べるものではなく
「わくわく」でなければ。。。。そして絵画は?
ではでは。。。

*「犬図」について、あの犬は、実は禅の「〇」のことであり、「エデンの園を脱出せよ!」というメッセージなんだ!という人もいますが、こまかいこといわんと、わくわく!かわいいね!でいいじゃないですか。ははは追記でした。

Posted by 猫機長
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軽飛行機で乾季の高原を飛行

軽飛行機で乾季の高原を飛行

最近、やれ西洋美術史だのやれ不動産投資だの「ふむふむ」と考え込む気難しい記事ばっかりだったので、久しぶりにぽけっと空を飛んだ記事にします。

さて、新型コロナ自粛によって飛行回数が激減しちゃってますが、機材(つまり飛行機、特にエンジン)のメンテとパイロット自身の技量の維持のため、こないだぼくのホームベースから、とある農場の滑走路まで行って帰ってきました。これがコロナ禍とかでなかったら、素敵女子と一緒に観光地(ピレノポリスの記事ご参照)とかにいくんだけどなー。まあいいや。

で、ぼくの自宅のあるブラジリア市内から車で40分の距離にあるホームベースの格納庫に、前日のうちに移動しておき、格納庫内の居住スペースで一泊。

格納庫。左奥の白い部屋が居住スペース。

翌朝6時起床。格納庫内は18度。外気温度は16度くらいかな。。。フライトジャケットがちょうどいい温度です。

飛行機乗りに便利な機能がつまったフラジャケ。

真っ先にピトー管の保護カバーを外します。外さないとどうなるかはこちらの記事→「ピトー管」をどうぞ。

そして、すぐ正副操縦士席の間にあるフラップレバー(ハンドブレーキみたいなやつ)の下にあるメイン燃料コックを開いておきます。

これも駐機中は閉めておき、ガソリンタンクからの圧力がキャブレターにストレスをかけるのを防いでいます。ただし、閉めたまま離陸してしまい、離陸途中でガス欠、落着なんて事故が後を絶たず。ピトー管と燃料計は何より先に!確認するよう自動反射で覚えこむよう努力しています。

ハンガーの戸をあけ放ちます。ううむ開放感がたまらん

8月にしては穏やかそのものの空。木々の葉っぱや、飛行場管理人の家の洗濯物が微動だにせず。

管理人の飼っている犬がのこのこ遊びに来ましたが、おまえなんかかまってやらないよーん、と知らん顔していたら、すねて居なくなりました。

そんなことよりドレンの方が重要です。写真の赤丸の部分がドレン弁で、ここからガソリンを少し抜き取り、水や不純物がないか調べます。

飛行機(Rans Super Coyote,こよーて君と呼んでいます)をハンガーの外に引っ張り出し

いったん居住区内にもどり、電話でAPP(空軍の管制当局)を呼び出します。

昨日のうちに許可をもらっておいたフライトプラン(写真左)の情報を提示して、トランスポンダー番号(管制と通信する際のぼくの飛行機のコード番号となるもの)をもらいます。今日は0433,ということで、チェックリスト(右写真の二―ボードにはりつけてます)にえんぴつで書いておきます。

格納庫の戸締りをして、飛行機にもどります。

おっと、飛行機けん引用アームを外し忘れちゃってた!はずします

これまた、外さないでタキシングしてしまい、地面の凹凸で跳ね上がってプロペラに当たっちゃたら大変!プロペラだけでなくクランクシャフトもやられるので、忘れるのはダメ!絶対!です。(離陸しちゃうと、着陸時に事故は免れないので、くれぐれも皆さんが自家用機で飛ぶ場合はお気を付けください)。

飛行機に乗り込みます。

ピトー管カバーとり外しからここまでで30分。ううむ安物そのものの腕時計だ。

離陸はフライトプランで7時30分、ちょっと時間があるので自撮りしました

   
本来はコンタクトレンズですが、COVID対策で、めがねです

計器のある風景

写真を撮って遊んでいたら離陸時間が迫り。まず電気ガソリンポンプのボタン(上の写真の中の一つです、ははは)を押して、燃料フィルターとキャブにガソリンを送り込みます。

ぽちっとスイッチを押すと、カタカタカタ、ブルブルブル、チチチチ、ぐぐぐぎゅるぎゅるぎゅる、ぎゅぎゅぎゅぎゅ、とだんだん音がくぐもっていきます。ぎゅぎゅぎゅ、まで行ったらスイッチをオフにします。

2週間に1度と低頻度でしかエンジンを回していないため、キャブなどガソリン蒸発してカラになっちゃうので、こうしてガソリンをあらかじめ送り込んでおきます。やりすぎるとがぶるので注意。こういうちょっとしたあんちょこ?がROTAX4サイクルエンジン全般で活用できるので、覚えておいて下さい(航空エンジンです。バイクの方は?です)。

エンジンスタート。暖機運転開始。

この眺めはやっぱり「COMPOSITIONVIII」ですねーカンディンスキーは飛行機乗りだったかもしれん

なんのこっちゃ?脱線でしたすみません

この時点でのエンジン計器はこんな感じ。

上左から電気系当(電圧計)OK,エンジン回転計2500でOK,左シリンダーヘッド180度下でOK,中左から油圧計ちょっと高いけどまだエンジンが冷えてるからOK、油温計OK,バキュームメータはROTAXエンジンでは使用しない(自動ミクスチャーなので不用。コンチネンタルエンジンとかだったら重要です)ので、そもそも接続されておらず数値0でOK。下段は画面から這い出ちゃいましたが、ラジエター水圧、水温計と、右シリンダーヘッド温度でいずれもOK。

この間、ラジオやGPS,航法灯、着陸灯などもONにします。

いよいよ滑走路エンドに進出。画面右の吹き流しが風速ゼロの穏やかな空を示していることに注目。

エンジン全開、離陸します。

ブラジリア市街を左に見ながら、ぐんぐん上昇していきます。4500フィートでAPP(管制)を呼び出し、飛行許可と飛行高度(FL065)、目的地までの直進許可をもらい、今日の大気密度でのFL065に該当する7200フィートくらいだったかな?まで上がって行きます。

水平飛行に移る直前のエンジン計器。離陸・上昇はエンジンに最も負荷がかかる状態なので、注意します。写真ではおおむね温度関連は高め、油圧は低めですが、ぜんぶ緑色内におさまっておりOK。左に見える0433が飛行前にもらっておいたトランスポンダーコード。FL064↑はまだ上昇してるよ、という表示です。

雲一つない青空をのしのし飛んでいきます。

赤茶けた乾季のブラジル高原

航空図、眼下の地形、GPSで機位確認します。対地速度73.3ノットで速度計の対気速度とほぼ同じ、つまり向かい風など無しの微風であること、目的地滑走路まで14分55秒で到達予定、針路328度のところ、機首が327度なので右に1度修正せよ、などの表示がわかります。

さらに6分くらい飛んで、そろそろ滑走路が見え始めるかな。。。でも全然見えてこないな、とのこのこ飛んでいたら、滑走路直上になってやっと気づきました。ははは

上と下はそっくりに見えますが、180度旋回前後の写真です。よしよし、のら牛とかが滑走路上に歩いていないな。。。。

周回経路を回って、下降していきます。

ここから先より着陸までは、両手両足をフルに使うので写真はなし。ごめんなさい。。。

で、着陸直後の写真。

いいぐあいに滑走路端の3分の一地点で接地、滑走路のまんなかぐらいでストップできました。ちなみにここの滑走路は830メートル、アスファルト舗装ですが、なぜかつるつる滑ってしまい。離着陸とも気をつかいました。この地点からでも離陸できそうですが、奥に木が連なっているので、おとなしく滑走路端(つまり木の根元)までタキシングしてゆき、180度転回して離陸することにしました。

で、離陸。こちら側からは、滑走路前方に全く障害物がないことがわかります。

上昇旋回。離陸から180度旋回した状態。

ぐんぐん上昇していきます。

 

この区間では気流がとても穏やかで、トリムを合わせたら操縦かんを離したままでまっすぐ上昇できました

 

副燃料コックを開けて、胴体内タンクに加え翼内タンクも使用。

帰りはFL055まで上昇。計器高度(今日の気圧で計った真正高度)は6000フィートでした。GPSは「マップモード」にして管制とのコンタクトポイント(地点)などがわかるようにしています。

青い湖や白い建物のブラジリアに戻ってきました。市街地の直上は避けて飛んでいます。

 

ホームベースの滑走路に到着。

朝9時ちょっとに着陸。早くも8月の風が荒れくるい始めており、ノーフラップでちょっと揺られながら接地しました。

吹き流し。15ノットくらいでているかな?

 

往復で140キロ、エンジンスタートからカットまで1時間44分でした(実際の飛行時間は1時間20分くらい)

最後までお付き合いありがとうございました。ではでは。。。

Posted by 猫機長
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姓名判断に学ぶ不動産購入の決定的な要点

姓名判断に学ぶ不動産購入の決定的な要点

経験豊富な人がしっかり検討して買った不動産なのに、買ったとたん問題が噴出!「書類や建物を透過して瑕疵(かし)を見つける神通力があったらなあ」なんて声が聞こえてきます。

ジェット旅客機は機首のレーダーではるか先を透過して見えない積乱雲を探知し、乱気流を避けて快適な旅を可能にしています(でも燃料を節約したいときは、あえて雨雲の中をつっきって、がんががん!きゃー!なんてなるときもあります)。

文字通り「立ちはだかる暗雲を事前に察知する」レーダー

業者さんの宣伝文句の裏や、美しい化粧板の裏が実はぼろぼろだった、などの「見えない瑕疵」を透過するレーダーはないのでしょうか。

そこで参考になるのが、レーダーなんてなかった時代に見えない先を探ろうとして先人たちが積み上げてきた知恵があります。すなわち紫微斗数、姓名判断などです。

なんで突然占いが?いえいえ占いとして使うのではなく、現在把握可能な情報をもとに将来起こりうる可能性を確認する、情報の取り扱い方法やアプローチに学び、応用するのです。

そもそも「何のために占う(不動産を買う)の?」に関わる根幹である幸不幸の解明・説明・定義、この根幹に決定的な影響を与える、千差万別な人々の性格や資質といった諸元を分析した恐るべきビッグデータとして活用するのがポイント。かえって占い師の人は嫌がるとらえ方かもしれませんが「将来予測に重要なレーダーとなる情報は目ざとく活用しよう」

ちなみにタロットやおみくじ、花びらを一枚いちまい、みたいな毎回違う答えが出てくるのは、デートで女性とたむわれるのにはよいですが、今回のように因果関係の明確かつ一定した情報獲得が必要な場合にはそれほど使えないので念のため。

今回は姓名判断でいってみます。

姓名判断は、漢字の画数で名前を数値化します。ぼくのハンドルネーム「猫機長」でやってみると

総格は35で、「頭が良く、感受性・創造性の豊かさに加え、表現力に長け、文芸や技術に秀でており」などと判断します。自画自賛ではなく、無料診断サイト(https://enamae.net/)にちゃんとこう書いてました。えへへへ

このくらいだったら、不動産を買うときに、「築何年で、お値段は」みたいな基本の基本です。

で、総格が「大吉」だったとします。

ところが、他にもやれ天格だの、人格だのとあり、そういったいろいろな数字をはじき出してこれら単体の吉凶や、相互に影響しあって発生させる吉凶を検討して、総合的にこれなら、という名前にする必要があります。

不動産もおなじで、資産価値だの住環境だのといろいろな緒元が影響しあうので、見落とさないようにしなきゃ!と皆さん努力されると思います。

まずは立地(ご近所様、駅前かどうか、学校、病院は、刑務所・自衛隊が近くにないかなど)から始まり、新築・中古・戸建・分譲・耐震性・津波・液状化リスク・リフォームや管理費・諸費用や税金、なかなかよさそうだけどでも車庫がないからダメ、でも間取りがいいから買いたい、でもやっぱり収納部がよくないから、水回りはいいのに。。。と次から次へ調べることになり。でも数限りなく出てくるので結局は全て調べつくすなんて不可能で、緻密にすべてを検討して決定したぞー、と買ったら実はすべてにおいて中途半端で住むに住めないなんてケースもあり。

もちろん諸元の知識はとても重要である。ただし、すべて的確に適応しなきゃ!というバイアスがかかってしまうと、細かい断片にしか目がいかず、せっかく現場視察に行っても現物をありのままに見れなくなり、あえなく不良物件を買っちゃう、ということになるのです。

弓道体験のある人はお分かりと思いますが「的を見ようとすればするほどぼやけてみえない。見ようとするこだわりを捨てるとはっきり見えるようになる」というのと同じです。弓道と的の話については「十牛図(見牛)」で記載しているのでご一読ください。

まさにこの辺が姓名判断と同じところで。うろ覚えの知識でやれ総格はいいが外格はだめ、でも人格がいいからこれにしよう。へへんすべての緒元を考慮した完璧な名前だ!と安心していると、その裏に隠された「同格現象」という恐るべき秘密の現象で不幸のどん底に突き落とされることになるのでした。

名前には上記の「表層の画数」のほかに、これらの画数をさらに足し引きした「内画数」というのがあり、この数たちが苗字、名前のどこにどう表れるかで「ナナメ同格」「タスキ同格」などが発生する。同格によっては禍々しい凶兆の暗示となり、「なんとか同格があると、いかに総格(基本の数)が良くても一家離散、大病、事故など逃れられない」なんて震え上がるようなことが書いてあったりします。ははは

総格だの外格だのは不特定多数の初心者でも理解できるやさしい内容で、基本ではあるが表層の知識であって、それをすべてだと勘違いしてしまうからどんでん返しの悲劇が待っているのです。不動産でも同じように、カタログなどの宣伝文句や表面上の数値や情報をすべてと思ってしまうと、後になって「知らなかった」から始まる悲劇に突き落とされるリスクがあるのです。

そろそろまとめです。。。

姓名判断という先人からの智慧を振り返ることで、現代の不動産購入についても次の学びが得られます。

その①、そして最も重要な学びは、「どんな不動産がいい不動産なの?」という問いに、明確な答えが得られること。

「いい不動産」とはスマートな機能が詰まったタワマンでしょうか?それとも風光明媚な田舎の一軒家でしょうか?

占いの智慧からの答えは「住んだ人に、健康、愛情(友情)、お金をもたらす物件であれば、どちらも正解」なのでした。

これは、「健康、愛情(友情)、お金」がどんな人でも幸福を決定する要素であると、幸福の学問である占いが人類の歴史にまたがる壮大なビッグデータの分析によって導き出してくれているからなのです。

その②、不動産を調査するための諸元は確かに存在する。しかし、表面上は分からない「同格現象」のような裏があるということを覚悟しなければならない。

では「同格現象があるような恐ろしい不動産を避ける方法」とは?

これは本物のプロ、かつ信頼関係のある不動屋さんとタッグで購入するしかないと思います。こうした情報は、素人では見分けることが困難な(できないとはいわない)ためです。

で、本物の不動産屋さんを見つける方法、そして不動産屋さんから信頼される顧客になる方法とは?これは「ブラックカード」の記事をご参照ください。

最後に、素人でもできる、不動産を含む投資全般の物件・銘柄決定の秘訣を一つ伝授いたします。

それは、ずばり!「物件概要の印象を正しい距離で把握しろ!」です。ははは

なんじゃいそりゃあ?

「金(ゴールド)投資の神」豊島逸夫さんいわく

『「マーケットは印象派の絵を鑑賞する如く見よ」つまり、モネの睡蓮は近くで見ると絵具の塊にしか見えないが、距離を置くと睡蓮が浮かび上がって見えるもの。細かな統計数字のエクセルばかり見てもダメということ。』

人それぞれなので、皆さん一人一人が自分で把握するしかないのですが、要は弓道の例でも書いた通り「バイアスのない状況で見えている」位置を把握する、ということです。買いたい、買う必要がある、というとそれが雑念となって見えなくなる。

投資用不動産(Financial1.8)なら、普段から「あこのラーメン屋さんは駅前でいつも繁盛してるな」「あれこのカレー屋さんは駅前なのにガラガラだな」とアンテナを伸ばしておく。居住用だったら、ここは学校からは近いけどなんかしなびてる、やだな、と、深く考えないで自然な印象でこれはいい、これはどうか、と見分ける判断力を磨いておく(もちろんおみくじみたいに、日によって変わっちゃう、というのではないしっかりした判断力です)。そうすればいざ買うぞというとき、自然と欲や雑念に曇らされることのない的確な購入が可能になると思います。

ジョルジュ・スーラの印象主義絵画

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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美術ってなんだ?西洋美術と日本美術の差

美術ってなんだ?西洋美術と日本美術の差

以前、ひょんなことからルネサンス美術の恐るべきからくりについて書きましたが、そもそも美術とは何か?という再確認をしたうえで、頭でっかちな西洋美術と、ほにゃららな日本美術の接点を探り、美術に現れる日本のお国柄を理解し、ゆくゆくは日本の不可思議な新型コロナ対策の解明を試みようと思います。

さて、美術ってなんだ?

簡単に言えば「表現」です。ははは

「内的必然性(Inner Necessity)の表現」。

こんがらかった人は、上の言葉はちょっと忘れて

「表現者(画家)が、表現を通じて鑑賞者に何らかの情報(意志、理念など。感性も?)を伝え、鑑賞者へ感覚的に何かの啓示なり感動なりを呼びおこすもの。」

そして呼び起こす根源となる表現、表現物、物体を作品と呼べばわかりやすいかと思います。

美術は、芸術の中の仲間です。ほかにいろいろ仲間があり。

文芸:小説とか詩。このブログの文章なんちって

音響芸術:軍艦マーチ。AKB48やベートーベンももちろん入ります

舞台芸術:演劇・ダンス。ブルゾンちえみ。

映像芸術:映画。「トラ・トラ・トラ」や「日曜日の恋人たち」なんてのもある。

造形芸術:ミロのビーナスとかの彫刻や、建築。ぼくはBAUHAUSちっくなやつやコルビジエが好きです。ニーマイヤーはおおざっぱすぎてううむ、というかんじ

視覚芸術:ここに美術が入る。ドミニク・アングル、キリコやホッパー、リキテンシュタイン、そしてカンディンスキーなど。

美術についての簡単な定義が定まったところで、西洋美術にいってみます。

1.西洋美術のスタートは「初期キリスト美術」。

あれれギリシア美術は?という質問があると思いますが、ローマ後期から、ゲルマン大移動と、フランク王国など蛮族による諸王朝によって埋もれてしまい。当時芽生えた初期キリスト教美術と、続く初期中世美術をスタートとさせていただきます。

さて初期キリスト教美術・初期中世美術の特徴ですが、ギリシア(ヘレニズム)の精緻・繊細・躍動感はどこかに行ってしまい。

受胎告知。教会壁面のモザイク。作者はだれだろう?

素朴というか幼稚というか、ポーズも表情も固定して、なんかお役所の公文書みたいな感じ。つまり「書式からずれてる!書きなおーし」とはならないにしても、「こうしなさい、こうあるべし」というのでかなりがんじがらめになっていたらしい。

そして、表現が目指すものは「文字の読めない人たちにキリスト教を絵でつたえること」でした。

2.次に出てくるのがビザンティン美術。ギリシア文明の継承者を自称する東ローマ(ビザンティン帝国)ですが、やっぱり公文書みたいな堅苦しさあり。イコンといって「聖書における重要な出来事や、教会史上の出来事を画いた画像(Wikipedia)」が発達。人々の目指すべき理想を絵にし、指し示すもの、ということで現在のアイコンの語源になったとの説あり。

表現が目指すものは、やっぱり「キリスト教の普及、広報」でした。

「ウスチュグの受胎告知」

3.東西貿易など、イタリア諸都市をはじめとした新勢力が勃興すると、これらをパトロンとしたルネサンスが始り。硬直化して身動きの取れなくなった美術を、掘り起こされたギリシア美術の均整、写実といった技法で再発見し、人間中心の絵画が生まれました。題材として聖書は主流にあり続けましたが、登場するのはイコンではなく、人間と相通ずる肉体、精神を持った聖人賢者になりました。

フラ・アンジェリコの受胎告知

表現が目指すものは、「キリスト教や肖像画を通じた教会やパトロンの広報」でしたが「教会やパトロンも人間」「絵に出てくる天使などにも人間と同じ感性が表現」されはじめました。

*ただし、この時代からの広報やプロパガンダは、ある程度エリートの人たちの間にとどまっていたらしい。新聞みたいなマスメディアによる普及は、後に書くように写真の出現以降、あるいはルーブル博物館の一般公開開始(1793年)以降などの説あり。

4.一方で、西欧美術の擁護者であり指令塔であったカトリック教会は、メディチ家とかの大商人、絶対君主やプロテスタントの勃興など、資金、政治・軍事、宗教全方位で危機にさらされ。これじゃいかん、もっと檀家(信者)を増やして財力・権力を回復せねば!と、プロパガンダ大攻勢を開始します。

この流れでバロック美術が登場。お題は聖書で変わりがないが、表現方法をとにかくドラマチック、見ている人が感動して涙してしまうような「ドーンと衝撃的な作品」で、カトリックファンを呼び戻そうとしました。

従って、表現が目指するものは「キリスト教の広報、普及だが、見るものの感性に訴えて否応なく引き込む」

つまり、ここで「理性・情報の伝達」より「感覚・感情の作用」がまさりはじめた。

エル・グレコ(受胎告知)

5.ロマン主義

フランス革命にナポレオンの時代。王や貴族より民衆の方が強くなっていった。ギロチンで王様の首が飛ぶ大混乱、大革命の時代を象徴して、美術も情熱、夢想。ついに情感が前面に出はじめます。この時期を代表する画家にウジェーヌ・ドラクロアという人がいます。

ドラクロア「受胎告知」

ううむいがいにインパクトがないなあ。。。というのも、ロマン主義は「神・主、ヨーロッパ普遍」よりも「各国の個人の自我」を表現するのが得意なので、下の方が有名です

ドラクロア「民衆を導く自由の女神」

表現しているものは。。。「自由、平等、博愛といった、自我を持つ人間の精神。勇気、希望、情熱と言った、やっぱり自我を持つ人間の感性」。宗教から分離し始めているが、民族・国家のプロパガンダとしての色彩はまだ濃い。

6.ロマン主義と前後して、新古典主義があり。

熱狂的に受けた「巨人の星」が、時代が下るに従い「ギャグマンガ」と受け取る人が多くなってしまったように、バロックの暴力的な迫力は、受ける人には受けるがちょっとくどくてねー、となり。「やっぱりもっと均整がとれた、古代ギリシャみたいな細部まで精密な美術に回帰しよう」と新古典主義が生まれました。

この絵をみて、めらめらと目に炎が燃え上がる人は昭和のおっちゃんです。

ぎゃははなにこれー!と笑っちゃう人は令和のゆとりくんです。

(出展:https://ameblo.jp/kamome4022/entry-12177778646.html)

重厚で格調高く、どっしり威風堂々とした絵が新古典主義の特徴です。

宗教画もあるのですが、なぜか受胎告知は発見できず。ということで、ナポレオンの肖像画を掲載。

ダヴィッド「アルプス越えのナポレオン」

この美術学派の表現するもの:ううむ「パトロン、あるいは芸術家の意志を写真のような写実的な絵柄(モデルとは思い切り似てない可能性あり)で視覚化する」。

ちなみに、ぼくはアングルの大ファンです。アングルはこの時代の代表的な画家で、「当時発明された写真が「画家の生活を脅かす」としてフランス政府に禁止するよう抗議した(Wikipedia)」らしい。

そして、この抗議が、西洋美術の本質を物語っていると理解します。ここがこの記事のコアポイントです。

写真が登場するまで、西洋美術とは、神様、天使や、メディチ家やナポレオンなどの世俗権力者、あるいはフランス革命などの歴史的大事件の描写と報道をするための手段だった。あるいは形式、あるいは理性、あるいは感情と、写実やデフォルメの間を行ったり来たりしながらも、その「報道写真」としての本質は変わらず。

しかし、写真の出現により、美術の存在価値は180度転換します。

報道写真。(出展:Photograph by Joe Rosenthal, AP)

もはや書くスペースがなくなってしまったので、今回はこの辺で終わりますが、何百枚でも複製できる写真の出現で写実のくびきから逃れた美術は、

7.形而上絵画、キュビズム、シュルレアリズムなど、感性そのもの、純粋な内的必然性の表現となって生まれ変わりました。

そして、西洋美術の生まれ変わりには、実はいかにも日本的な日本美術が恐るべき影響を与えたことも別記事で書きます。その序章として「日本画にしか見えない日本画」を掲載して、結びにいたします。

シュールでかわいい犬くん。

仙厓和尚 犬図

きゃふんきゃふん。ではでは。。。

Posted by 猫機長
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成果主義の企業は潰れる

成果主義の企業は潰れる

成果主義、能力主義が叫ばれて久しいですが、依然として日本株式会社の企業たちは「先進国最低の生産性」というレッテルを外すことができず。

こう書くと、「年功序列などの古いしきたりが残っているから成果主義になれないんだ」というコメントがでてきますが、実は、さらに重大な理由があるのです。

成果主義とは、企業が生きていくための利益すなわち成果を出すために誰がどの程度貢献したかを計測し、その貢献度合いに従って企業内における待遇を決定していく経営方法であり、その成否は成果そのものの設定(零戦)つまり企業にとって何が成果かということの明確化と、社員がどれだけスマートに貢献したかによって決定されます。

貢献という言葉がくせもの。「スマートに」は「効率的に、効果的に、実利的に」という意味ですが、つい「年功序列と代替できる手っ取り早いスマートさを創作してしまう」から成果主義の取り組みに失敗するのです。

たとえば「効率的」について。

がんらいの日本株式会社は、慶応出だろうが早大出であろうがはたまた防衛大出であろうが、新卒をじっぱひとからげに採用して、初年兵すなわち新人はお茶くみに宴会のビール継ぎ、コピー取りにカラオケ大会の使役兵じゃなかった雑用係、そうして会社のしきたりを学び(学べない人は電車に飛び込んだりして消え去る(カエル))、2年目3年目くらいから会社の各部署におけるエキスパートとなっていくが、業務は大学で学んだ科目とはほど遠い内容でした、という効率性もへったくれもない封建的なやり方なので、「成果主義だぞー」と学歴不問、会社の事業成果に直結する分野の若者のみ採用し、出社初日から専門分野の能力発揮を要求する会社が出始め。といっても最初は先輩についてオンザジョブトレーニングですが、飲み会やカラオケという「教育」ではないことに留意ください。これで成果が出せればOK、でなければ「ハイそれまでヨ」さようならと解雇、というふうに変革した企業が生まれ始めました(極論です)。

ハイそれまでヨ(©東宝)

https://www.youtube.com/watch?v=94lJKBmo74c

で、生産性躍進したかというと、実はそうでもない。なにが問題になっているのでしょうか。

それは、ずばり!「競争にとらわれ、協調が達成されてないから」です。

効率化、効果的、実利的、というと、つい「あのやりかたは効率的でないからダメ」という切り捨て思考に陥ってしまいます。もちろん選択と集中は大切ですが、一歩間違えると単に『効率化している』という満足のためだけに本来ありうる多数の選択肢を自分から切り捨てているということになってしまうので気を付ける必要あり。

たとえば、ITサービス企業にとって、大卒であれば芸術学部であろうが体育学部であろうがじっぱひとからげ、というのではなく、学歴問わずデジタル技術を知っている人を選んで採用する、というのは効率化です。でもデジタル部門の経歴だけで競争し雇用しようとすると、マイナス思考に陥ってしまいます。デジタル強者だけを雇って純粋培養という思考が危険なのです。

ううむわかりやすい例がないかな、たとえば、個人事業主(ラーメン屋さん、花屋さんなど)向けの広報サイトを作成する会社があったとします。そこそこ業績はあるが、いまいちお客さんからのフィードバックが?と伸び悩んでいたそんなある日、なんのはずみか、全然IT知識のない70過ぎのじっさまが派遣で入ってきた。

ラーメン屋さん。お客さんを呼びこむHPとは?

そのじっさまは、定年まではそれなりの大企業にいたらしいが、「いやいや妻の介護でお金が必要になりまして。。。」なんてとても低姿勢で人当たりが良いので、いつの間にか若い人たちに慕われ、仕事ではなく生活の悩みの知恵袋になりました。ははは

で、若い人のほうでも仕事というより雑談レベルで「こんなふうにやるんですよ」とじっさまに伝える(教える)ようになり。じっさまもまじめに「へえへえこうすればぐーぐるの検索ページであのパン屋さんのキャッチコピーが表示されるんですね①」「じゃあ、キャッチコピーはこんな言葉を使って、これぐらいの大きさにすればいいんですね②」などと勉強している。

これをみた社長が

「ああああ!そういうことだったのか!」と驚愕し。

つまり①は「スぺニット」のことであり②は「SEOコメント」のことだったのです。

IT強者の若者軍団で構成された会社だったので、IT弱者のパン屋さんや花屋さんのHPを作成するにあたり「①いろいろな検索エンジンで貴社の情報が一目でわかるようにスぺニットを作成し」「②SEO対策を万全にしてインデックスを確実に、検索エンジンで上位を狙いましょう」などと手取り足取り説明するのですが、悲しいかなパン屋さんの方は「すぺにっと?SEO??いんでっくす???」とちんぷんかんぷんになってしまい。もちろん業者も相手が初心者なのは重々承知しているので、親切に「スぺニットとは、検索エンジンによる検索結果の一部として表示される、Webページの要約文のことです(Weblioより)」などと説明するのですが、果たして皆さん理解できたでしょうか?はははは。。。。

ぼくのサイトのスぺニットはこんな感じ。

ぜひお友達とかにも教えてあげてくださいね(^▽^)

そこでじっさまが登場。実業界の修羅場を生き抜いて、お客さんにどんな言葉で説明したらよいのかを知りぬいているじっさまは、若者がスぺニットの存在を教えただけで、そのスぺニットが何かはともかく、何のためにあり、どう使い、どんな言葉をどれだけ入れればパン屋さんなどの集客になるのか無意識ながらも見抜き、「キャッチコピーはこうすればいいんですね」と逆に効果的なスぺニットの作成を若者に提案していたのです。

社長は、パン屋さんなどお客さんとのHPデザイン他交渉の場に必ずじっさまを同席させることに決定。その結果、若者の出す技術提案がしっかりお客さんに伝わるようになり、若者の提示するITという手段と、じっさまが通訳ないしお客さんからひきだすキャッチコピーというサブスタンスがうまく合体するようになり、成果倍増となりました。めでたしめでたし。

つまり、会社としてはスマートだったけれど、お客さんのほうへのリーチ(味割の術)ができていなかったのです。成果主義であるがために、デジタル強者の社員同士で先端技術・知識の披露合戦というか血も涙もない数値獲得の競争になってしまい、お客さんを含むデジタル弱者に目が届かない、社員同士で足を引っ張り合う(洗脳)マイナス思考にとらわれてしまったのでした。ここでIT弱者のじっさまという、一見スマートさとは関係ないメンバーが入ってきましたが、実は何より重要な集客能力を持っている人だったので、デジタル強者のだれよりも会社に貢献することができたのでした。

成果主義は可視的な数値・記号を作ろうとするあまり、見栄えの良い成果もどきを作れる人が強者となり、でもそれは会社の存続には貢献しなかったりします。

もちろん、飲み会だカラオケだで「面白いやつ、気が利くやつ」とお覚えめでたく出世などという次元からは卒業が必要(洗脳)ですが、一方「数字で報酬や進退を決めてしまう成果主義ごっこ」ではなく、多文化共生、それぞれのメンバーがのびのび個性を発揮し補完しあう(Finalcial7b)会社への進化が必要。そのためにはまず「脱・会社人間(ベーシックインカム)」ですね。教養・趣味・副業と言った「本業外の知見」が本業を成立させる、そんな世界になっていくと理解します。

ではでは。。。

多文化共生:映画「おはようラモン」より

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航空整備に生きるルネサンス美術の技法

航空整備に生きるルネサンス美術の技法

まず、ここでの美術ですが、西洋美術、特に絵画のことを差します。時期的にはルネサンスごろ、つまり人間が世界の中心になってから以後の芸術に焦点を当てます。

東方貿易などでイタリア諸市が勃興してくると、大商人が芸術を仕切るようになり。メディチ家などが有名で、パトロンとして多数の芸術家を育成しました。

西洋美術の特徴を一言でいうと「報道写真」。写真がない時代だったので、絵画がその役割を果たしていました。もともとはキリストや天使とか「聖書の世界の報道写真」だったのですが、ルネサンスになると、パトロンとなる豪商の肖像画とかの広報が加わります。聖書やギリシア神話なども題材にされていますが、表現されている神話の英雄は、メディチ家のだれかさんそっくり(実はそのもの)になっていた、みたいな傾向あり。これが時代が下って新古典主義になると、ナポレオンの肖像みたいに、そのものずばりの「プロパガンダ」が現れます。

ボッティチェリの「東方三博士の礼拝」。メディチ家の新旧当主などが三博士など主要人物になっています。「メディチ家は神に近い存在」というメッセージもあるらしい。

ナポレオンになると一気に世俗的なプロパガンダに。もっと背が低く、ロバに乗っていたという本物とは似ても似つかない、美化された「報道写真」らしい。

つまり、芸術とは、パトロンの意志を絵画等の形で目に見えるようにする作業の成果品ということであり。

そのため、パトロンは画家と細かな点まで打ち合わせて契約を結んだそうな。例えば、

◎題材は聖書の人物。でもその人物はパトロンとその一族を暗示するような描写にする。そして、威厳だのカッコ良さだのをパトロン好みに出すこと(パトロンによって「炎のような情熱を表すこと。カラ元気でもいい」とか「穏やかな、なにげに自然なのにしてほしい」などなど)。

◎そのためには、青絵の具はその辺のスーパーに売ってるやつじゃなくて、シルクロードから持ってきたコバルトを使うこと。赤は。。。。。などなど原料・材料も精密に検討。

◎高価な材料を使うだけに、その使用する分量なども細かく計算した。

こうした細かな取り決めを画家(というより画家の所属する工房)とパトロンの間で、公証人まで入れた契約書にして署名した。

この辺を見事に説明したすごいマンガあり。「レオナルド・ダ・ヴィンチの師匠」(出展:https://www.sukima.me/bv/t/BT0000724131/v/1/s/2/p/4(外部リンクです))

3ページだけ抜粋。

①絵具など綿密に計算されていた

②芸術とは、公証人まで入れた「成果品作成・提出」の契約だった

③芸術が目指していたもの。

この時代では呼び方は芸術家ではあっても、実は「報道写真を作成する職人」という位置づけであり。作成される絵画も、実は芸術作品というより、事前に取り決めあられた契約条項のとおり、パトロンが提示したスペックをすべて満たした手工業製品、だったりします。(なんていうとダビンチさんは「芸術だ!工芸じゃないぞ!」なんて怒るかもしれませんが。ははは)

ここで、飛行機のエンジンとの接点が出てきます。

飛行時間500時間を超え、いつも修理している工場の「炎のエンジン職人のおっちゃん」に完全オーバーホールしてもらいました。

左が真っ二つに分割したエンジンブロック。その後2週間、右のように組上がりました。

左写真の小さな継ぎ手から、右の電気配線、燃料や潤滑油のホース、導管など、オーバーホールでやるべき項目そして部品などのスペックは細かく決まっており、そのすべてを満たした製品が再び組みあがったエンジン、ということになります。

文書としての契約書はこの場合不要です。スペックを全て満たしていないと、エンジンは止まり、死にます。

シリンダー、バルブ等ひとつひとつ摩耗状況が違い。細心の研磨などで均整を取ってゆきます。ちなみに、新品であればよいかというとそうでもなく。やはり微妙なバラツキや、それほど大量生産されるものでもなく品質保証も甘いので、不良品に当たり、返品・交換に大いに苦労するなどがあるらしい。

というわけで、おっちゃんは

◎相当使い込んで、クランク等の摩耗が限界に近付いているけれども、有効限度内なので、適正な油圧システムを維持して「炎のような強烈な上昇と、穏やかな水平飛行ができるエンジンにする」という、パトロンじゃなかったクライアント(つまりぼく)の好み、というより必須条件として提示したわがままな要求にこたえ、

◎そのためには、国産品で堪えうる継ぎ手などは現地調達し、キャブレターのブイなどオーストリアの純正品でないとダメなものは取り寄せる、など判断し。

その結果、組上がったエンジンでテスト飛行した結果

「あれれ、油圧計の針が一定しないでぶれちゃってるよ?」という結果に。

さて、ここからがおっちゃんの本領発揮です。

本当は、クランクシャフトを取り換えたかったのですが「新しいエンジンを買うより高くなっちゃうぞ」というのがあり(輸入税や、輸送料、そして為替差損などがのしかかるため)。おっちゃんいわく、「交換しない。今のままで新品以上のエンジンパワーを引き出してやる」となり。摩耗状況はもちろん規定範囲内だったのですが、ピストン、バルブ、ヘッドなど、空気取り入れ口のすぐ後ろで冷気の当たる1番、3番ピストンと、暖まった空気しか行かない2番、4番では摩耗状況も違うため、潤滑油がこれら全ピストンに過不足なく回るために最適な油圧を設定する必要が生じました。

つまり、油圧ポンプの設定で、圧力が高すぎれば摩耗の少ない、つまり部品間のスペースが狭い部分で油圧が高くなりすぎ、オイル漏れそして焼き付きに綱がり。逆に低すぎると、摩耗して部品間のスペースがひろがっちゃっているところで油圧が足らず焼き付いちゃう!というのがあるため、おっちゃんは少しづつエンジンを回しながらオーバーホールの足りない部分は旋盤などで修正し(あるいは専門の旋盤工へもってゆき)、おっちゃんでしかできない均整の取れたエンジンを作り上げたのでした。

まさに「受胎告知」の絵が、お題は同じでも画家により出来栄えが違うように、エンジン整備も、仕様は同じでも出来栄えは違うということである。これがダメな画家じゃなかった職人だと、均整どころがエンジンをダメにしちゃうのですが、おっちゃんのばあいアンジェリコないしダヴィンチ級に仕上げるから大したものです。

ダヴィンチの受胎告知

お題は同じ「受胎告知」。フラ・アンジェリコのバージョン

ただ、今回は油圧がふらついちゃう、というのがあったので、おっちゃんは追加の謝金も取らず、試験飛行で指摘された点を修正すべく3度4度とエンジン調整を行い。

油圧計。取り換え前

回転計の時と同じく、計器そのものがヘタレかかっていたので交換。ところが油圧センサーとの相性が悪く、センサーも交換となりました。こう書くとあっさりしていますが、おっちゃんは予備で複数持っているセンサーや計器を付け替えひっかえ、ついに修正にいたるというかなり苦難の道のりでした。

でも、これでエンジン自体は問題ないと立証できたので一安心。

油圧計を変えてテスト飛行。油圧が僅かに低めですが、ラジエターの水温、水圧、油温、シリンダヘッドなど、他のすべての計器がばっちり緑色域に入っているので、エンジン自体は快調であることがわかります。

オーバーホール前は、滑走開始からエアボーンまでちょっと時間がかかるな、だったのですが、おっちゃんの手にかかり、アイドリングはぴたりと1600回転、全開にすると5300回転に行っちゃう!ので、スロットルを全開から指幅半分くらい残した感じで5200回転に抑え、それでもあっという間に離陸、上昇するようになりました。(その後プロペラを調整して全開で5150回転に整備しました。でもこれは後日談)

おっちゃんに電話

「おっちゃんにかかると、このエンジンは古くなるほどパワーアップだ!すごいぞ!」

実はこのほかにキャブの調整もあったのですが、それは別記事にさせていただきます。

ではでは。。。

乾季のブラジリア

Posted by 猫機長
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あなたの給料をおびやかす?シンギュラリティのお話

あなたの給料をおびやかす?シンギュラリティのお話

「技術的特異点」とも言います。現在の人工知能が人間の知能を超える転換点のこと。AI関係の進歩は目ざましく、半導体の世界では、半年から2年のサイクルでコンピュータの性能は2倍になるらしい(ムーアの法則)。でもって人間の知能を超えるのが2045年となるらしい。この転換点を、シンギュラリティというそうです。

昔むかしのコンピューター「メインフレーム」。ぼくもインターン時代いじったことあり、磁気

テープがロールから「ぐににに」とほぐれてしまい、泣きました(80年代後半のお話し)

こういう話をすると「そんなのウソだよ、AIは意識を持つことはないからだ」という人がいます。

まさにこの辺がポイント。つまり、AIは人間がプログラムした作業を忠実に行う器械であって、単純作業の反復、ルーチンをより早くこなす、という意味では人間を超えているが、それは作業能力であり、自ら思索・思考できる人間の知能(精神と知能)を脅かすものではない、という意見ですね。

では、AIは意識を持つことはないのでしょうか。

意識の根源は「考える力」です。

パスカルが言う通り「人間は考える葦である」。コンピュータのみならず、人間とその他すべてを分け隔てるのが、「考える力」です。ゴリラや猫など、類人猿や人間と交流する能力のある動物はある程度知的能力も発達させていますが、三項能力の完全な獲得までに至っていません。

三項能力とは、

①自分の存在を知覚し、

②自分以外の存在を知覚し、

③自分以外の存在と自分との間の交流を行い、

④交流する相手の考えていることを推察して、その考えに対応したリアクションをする能力

です。

AIは自分という身体(からだ)がない電波だけの存在なので三項能力が成立しない。したがって思考を発達できないので人間を超えることはない、という理論です。

ふむふむ2020年現在のAIはそんなかんじですねえ。

例えばコンピュータでネットショッピングしてみます。

ユニクロみたいな衣料品店のサイトにはいって、目指す製品を探します。

常夏のブラジリアから真冬の成田空港に降り立った時、ユニクロの支店でヒートテックの「ももひき」
を売っており、凍死を逃れることができました。ユニクロのみなさんに感謝。
https://www.uniqlo.com/jp/store/feature/uq/men/

 

まずは

①「メンズ」をぽちっと押してみます。

すると②「ジャケット」「パンツ」などのオプションが出てくるので、「ジャケット」。

そしたら③「ドカジャン」「タンクジャケット」が出てきましたが、購入したい「A2フライトジャケット」はなかったので、何も買わずに離脱しました、なんてははは

つまり「事前にインプットされた選択肢の中から行動を選ぶ」というのが現在のAIの進化状況である。

ぼくも大学でプログラム理論かじりましたが、上記の操作がコンピュータ側でどう認識されるかというと

Select メンズ(上記①)

-IF メンズ Than goto ジャケット or  パンツ(上記②)

    -IF ジャケット Than gotoドカジャンor タンクジャケット(上記③)

       - IF ドカジャン Than goto ●●●

       - IF タンクジャケット Than goto  ×××

という感じ(Pascal言語の例です。うろ覚えなのでいい加減です)

つまり、人間がプログラムした「もし(IF)」メンズが選択されたら、「その時は(Than)」ドカジャン「あるいは(Or)」タンクジャケットの「いずれかを選択しろ(goto)」という想定を忠実になぞるのがコンピュータであり、想定外の対応はできません、というのが現時点での限界である。

たとえば、高見山みたいなおっさんが「メンズとレディーズのボタンだけで、トランスジェンダーのボタンがないから作って」と要求しても、現在のAIにはそういう能力はありません。白か黒か0か1かではない虹色の何か想定外の事象について、記憶・経験・感情も?などをもとに理解し、新たなオプションを創造して対応する、というのは今のところ人間固有の能力です。

きもいたとえをするな!と言わないでください。

本稿の重要な結論にからんでいるのです。(©文藝春秋)

では、AIと人間はずっと一線を画した状態でいられるかというと。。。。

特定範囲でのプロセッシングしかできない「特化型人工知能」はすでに時代遅れの「弱いAI」と呼ばれ始めており。ビッグデータの分析から、深層学習能力によって自分自身で自分のプログラムを改良し、0でも1でもないAI自身が「考え出した」独自の回答を引き出すところまですでに現実化しはじめているらしい。いわゆる「エクスポネンシャル(累乗的)」な進化によって、AIも思考能力そして意識を獲得しつつあるそうで、識者によっては自立性を持つ「汎用人工知能」、人間の脳と変わらないニューロンコンピュータすなわち「強いAI」が遠からず実現し、人間の脳にある情報を転送するなどで、肉体は死んでも意識はコンピュータで継続できるなんてSFちっくな世界が来るかもしれないそうです。

SFちっくはともあれ、シンギュラリティまでコンピューターが進化すれば、事実上知的労働であろうがAIは人間よりよっぽど優秀にできるようになり。その結果とても「生涯現役だ」なんて言ってられない大失業時代がやってくるであろうことは別記事で述べました。でもその恐慌を生き延びた人は、ベーシックインカムでかえって文化的な生活を送れるようになるかもしれん。

未来はあらゆる可能性に満ちています。将来AIが自己智(第1図)、意識や感情を獲得し、高見山(みたいなおっさん)が「スカートほしいの」なんて要求したとたん「ぎゃあああー!」バーン!なんて爆発しちゃうコンピュータが意外に早くあらわれるかもしれませんね。

ブルゾンちえみだったら、

「かわいいー!無料サービス!」とか。

(https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1702/16/news149.htmlから加工しました)

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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ハンター・キラー作戦による新型コロナの撃滅

ハンター・キラー作戦による新型コロナの撃滅

新型、というだけあって得体の知れないCOVID19。しかし、その特性は少しづつ解明されています。

新型コロナの病理面というかでの特色は

◎意外と患者をえりごのみすること。持病持ち、老齢者、肥満の人、男性など。

◎一方、感染しても大多数は軽微で済むのに、全然リスクグループでない人、軽症の人でも突然悪化して死亡というケースがあること。

などあり。

突然悪化のケースについては「サイトカインストーム」の記事で書いたのでそちらをご参照ください。

研究が進むに従い、重要なポイントが明らかになり。同じ新型コロナウイルスが人によってまちまちな凶悪度を発揮するという謎の解明に、リスクグループでの一つの共通した傾向をもたらしている、「ある存在」が重要であることがわかってきました。

その名は「T細胞」

免疫細胞であり、リンパ球の一種です。実はワクチンとか以前に誰でも持っている細胞である。全身免疫の重要なアクターです。

だれにでも「全身免疫」というのがあり。全身免疫は「自然免疫」と「獲得免疫」にわかれるらしい。

自然免疫は、日々空気や食べ物などにくっついてくるバイ菌などを見つけてやっつけている免疫で、自動的に体が生産し続け、この免疫により、体によくねーやと判断された外部からの侵入物質は「マクロファージ」つまり食べちゃうことで消滅させています。日常的にはこれで十分らしいが、自然免疫は解毒力というかはあまり強くなく、かつ「新型」と名の付くような「見たこともない」ばい菌やウイルスは、識別できずに素通りしてしまいます。

素通りした悪いばい菌は内臓などで悪さを始め、病気を引き起こします。

ここで今度は「獲得免疫」の出番になります。

炎症・損傷した身体細胞を獲得免疫が発見し、悪さをしているばい菌をやっつける。

新型コロナをやっつけるには、この獲得免疫が重要である。

ここで心強い情報が2つ。

一つは、獲得免疫も、人間が本来持っているもので、薬をのむだの注射するだの体外から注入しなくてもよいというものであること。

もう一つは、獲得免疫は「交差反応」といって、例えば「ただの風邪」で獲得された免疫が「新型コロナ」でも活躍しているのではないか、という希望が見えていることです。

この辺が、感染しているのに全然発症しないですんじゃう人が大多数、という謎に対する回答かもしれないそうです。

つまり、獲得免疫機能の強い人(というか普通以上の人)は重症化リスクはすくなく。

では、獲得免疫機能のつよい弱いは、どうやって決まるのか?新型コロナ対策のアプローチでキーとなるのが「T細胞」ということだそうです。

というわけでやっとT細胞に帰ってきました。

上記で出てきたリスクグループの人は、共通してT細胞の減少がみられているらしい。T細胞を適正に生成・生産できる人は重症化しないですみ。適正というのは、T細胞の増減などがサイトカインストームという恐ろしい現象を引きこす因子となっているかどうか調査中のためだそうです。

つまり、T細胞の作用メカニズムをいかに新型コロナ対策に生かすか、言い換えれば、いかに新型コロナウイルスを攻撃するようT細胞を「教育」するかが、今後決定的な重要性を持つかもしれん、という状況になっています。

そして、T細胞は「グラマンみたいな免疫細胞だぞ」という作用メカニズムが解明されています。ということで、とっぴですが飛行機ネタで説明します。

(ここに書いているのは、コロナ禍を生きのびるために必死にネットサーフィンお勉強して得た知識ですが、ぼくは飛行士ではあってもお医者さんではないので、ぼくなりに説明できる方法で提示させていただきます。。。。)

さてグラマンは、先の戦争で日本を攻撃した悪いやつですが、戦争が終わってから自衛隊で使われるようになり。文字通り「昨日の敵は今日の友」になったのでした。

戦後の日本にとってともかく怖かったのがソ連。満州や樺太を分捕られ、アメリカがいなかったら北海道も取られていたかもしれん。その恐ろしいソ連を力づくで押さえていたのが米の機動部隊つまり空母をはじめとした軍事力でした。

ところが、世界最強のアメリカ空母を脅かす恐ろしい兵器をソ連が増強し始め。いわば新型コロナとスペイン風邪とエボラが一緒になって襲いかかってきたような脅威がうまれます。

その名も「潜水艦」。水面下に隠れて空母越しにアメリカだろうが日本だろうが核ミサイルの雨を降らされては大変、とアメリカも対策を始めます。

そこで登場するのがグラマン。戦闘機ではなく雷撃機の方です。自然免疫じゃなかった通常の航空兵力では見つけられず素通りしてしまう水面下の潜水艦を、レーダーという装置によって探知する能力を獲得しました。ただ空母から飛び立つ飛行機では大きさ・重さに限りがあり、レーダーを積んで潜水艦の発見と攻撃の組み立て、オリエンテーションに特化した「ハンター」と、爆雷を積んでハンターの指示通りに潜水艦をやっつける「キラー」の2種を製造しました。

左が「ハンター」でぼこっと突き出たお腹にレーダーが入っています。

右が「キラー」です。

飛行機マニアのひとはご存知と思いますが、この2種を合体して大航続距離を持たせ、陸上から飛び立つ四発大型機にしたのがP3C哨戒機で、中東での海賊対策などPKOほかで有名になっています。最近は川崎航空機が日本製のP1哨戒機を開発しています。

でT細胞ですが、こちらも「ヘルパー」と「キラー」に分かれており、グラマンの役割分担とだいたい同じになっている。実はB細胞というもう一つ重要なのと、みつどもえで作用しているらしいが、飛行機ネタと合わなくなるので無視します。ははは

新型コロナ対策では、サイトカインストームの重要因子であるIL6ポンプとともに、キラーT細胞が重要なカギを握っているらしい。

さて、物知りになったのはいいが、その知識を応用して新型コロナを抑制するステップがまだ残っており。どうやってT細胞の「適正な生成」を達成するのか?薬か?ワクチンか?

いえいえ、実は普段の生活習慣が大きな効果をもたらすらしい。

これまでに書いた通り、T細胞は自然に人体に備わった防御システムである。つまり、このシステムが十二分に発揮できるように体を調律できれば、それだけで新型コロナに対して「勝負あった」つまり勝勢にもってゆくことができるということである。

そのためには

◎バランスの良い食生活。発酵食品がよいらしい。納豆、ヨーグルト、みそなど。世界のリーダーも食生活には気を配っており。トランプ大統領やエリザベス女王も納豆を食べているかもしれん。

◎適度な運動。でもしすぎはだめらしい。

◎笑顔。ストレスをためない(洗脳)こと。深夜まで飲み会で「しゃちょうー!そうですねー!」なんてやめましょう。Zoom飲み会でやらざるをえないこともあるかもしれませんが。

◎手洗い。マスク。玄関で靴を脱ぐ日本の文化が新型コロナウイルスの家屋内浸入を防いでいるという説もあり。

要するに、普段の生活における対策がいかに重要かということですね。。。。

これまでコロナ関連記事では、「隠れた凶暴性」だの「思ったより凶悪だった」だの、暗い話題ばっかりだったのですが、普段からの自然な体力で「交差反応」などコロナをやっつけうるぞ、となんとか明るい記事が書けました。

これまで日曜はコロナ速報、水曜がほんらいのブログ更新だったのですが、コロナも情報がだいたい出そろったので、次からはコロナや飛行機、投資情報やスピリチュアルとりまぜ日曜更新、週一のペースに戻ります。

P3C哨戒機(出展:https://www.khi.co.jp/mobility/aero/aircraft/p_3c.html)

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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不動産投資の成功を決める立地。「味割の奥義」とは

不動産投資の成功を決める立地。「味割の奥義」とは

以前の記事で「失敗しない不動産投資」のためには「1に立地2に立地、3,4がなくて5が立地」と書きました。

一方、立地の良しあしを決めるのは「味割の術」だー!とかなり強引に終わってしまったので、今回で説明します。

「味割」は奥義なので、その前の「表の技」現代ふうに言えば表面に現れる一般的なポイントから入る必要があります。

これらのポイントを説明するテキストは、実は「不動産と立地」とぐぐればすぐに出てきます。こんな感じ

◎不動産投資は立地がすべてと言われる理由

◎不動産投資「失敗しない立地」を見極めるコツ

◎マンション経営は立地が9割

などなど。

そして、これらの見出しを持つ記事における「立地の構成要素」は

▽駅からの距離:徒歩X分以内。X+α分で家賃や元本価格はこう減少する、なんてグラフや数値を記載したサイトまであり。

▽商業等施設が近くにあること:これもスーパー、コンビニ、コインランドリー、薬局、学校、病院。。。。と果てしないリストが続き。また、刑務所などが近くにあると減点などこれも精密そのものの分析がなされているようです。

▽騒音がない。「閑静な住宅街が最高」ということでしょうか。いろいろなサイトで「治安の良さ」がここに含まれるようです。

あとひねったのには

▽女性受けのする地区は資産価値の高くなる物件がおおい。なぜなら、商業施設などおしゃれでサービスの良いのが集まり、地区そのものの価値が上がるからだ、

なんてのもあり。

これらはすべて事実です。

というわけで、「よーし上の条件すべてを満たしたタワーマンションを買って賃貸に回すぞー」とやってしまい、あわれ入居率が全然低い割にはメンテナンスコストばかりかかって、損害ばかりになりたたき売って損切り、なんてケースも少なからずあり。

あれれ、レファレンスとなるメディアがこぞって書いているポイントのとおりやったのに、なぜ失敗してしまうんだー!という人が後を絶たないと思います。

理由は実は簡単で「一般論をマニュアル通りになぞっているだけ」だからです。

一般論ですが重要・不可欠なポイントであり、これらが欠けては成功は遠のく、というのは紛れもない事実ではあるですが、単にこれらを表面的にクリアしているだけではだめですよ。その裏にさらに核心に触れる要素があり、これを満たさないとうまくいきませんよ、ということなのです。

核心に触れる要素、ということで、やっと奥義に入ることができました。

全てマニュアル通り、景観も治安も利便性も申し分ないタワマンに投資しても、入居者がすぐいなくなっちゃうだの、なぜ失敗するのか?「タワマンなんてこりごりだー」という元入居者に聞いてみましょう。

いわく:

景観:一日中眺めるものでもなし。すぐに慣れちゃった。景観なんてなくても生きていける。

利便性:駅前5分というのはよかった。でも、こないだの地震で停電してしまい。X階から階段で上り下り。地獄の体力訓練になっちゃった。パーテイールームとか、実は使いもしないのに共益費として莫大な出費がかかるものもあるんです。

スペックに出てこない欠点:それでも低い階に住んでいたから、階段はなんとかなった。でも、なぜか低い階の住人は高い階の人に差別されているんです。。。。。

などなど。特に「スペックに出てこない欠点」に注目してください。

一方、駅前、と言ってもひなびた路面電車の駅前にあるこれまたひなびた中華屋さんのお店の家主さん。20年来滞納知らずの大成功、といったケースを探ってみます。

いわく

うちの店子さんは、たいしてうまくもないぐったりしたラーメンしかない中華屋さんなんだけど、大将とおかみさんがなんかのほほーと気楽に適当に経営していて、そこに行く人は一見さんだろうが常連だろうがなんか居るだけで安心してしまい。なんか幸せだなーの雰囲気があるので思わず通っていたら20年の常連になっちゃた、と大家さん自ら店子さんのお客さんになっちゃったらしい。

これが奥義です。

つまり、失敗するのは、投資する側、賃貸をオファーする側の視点でしかアプローチができていないため、入居者同士で差別してギスギスするような物件を買ってしまうのです。

うまくいく物件の最大の要素は「住んだ人が幸せだなーとなるかどうか」です。ひなびた中華屋でも、そこにほわほわと人が集まり、家賃以上の利益が継続的に発生していれば20年でも30年でも継続して維持発展してゆくのです。

つまり、不動産投資の成否を決するのは、貸す側、オファーする側ではなく、借りる側、お客さんにあったのです。

お客さんのニーズを常時的確に満たす技術のことを「味割の術」と言います。料理人の世界の言葉で、お客さんの好みを一瞬で察知し、お客さんが幸せだなーとなる料理を出す技術のことです。

おいしいだけでは足りないのです。言い方を変えれば、たいしておいしくなくても(まずいのはだめ)、幸せだなーとお客さんが来てくれるようになればそれでよいのです。

ひなびた物件ですが、居住用に購入し、その後賃貸に回し、

最後は売却。資産1億の達成に貢献しました(分譲個室)

同じように賃貸マンション投資でも、表面だけ立地が良いように見えても、住む人が不幸を感じるような住居では借りる人がいなくなってしまいます。お化け屋敷じゃ住む人はいないけれど、多少ひなびていても、かえって安心だなー、と人が集まってくるような物件を見つける必要があるのです。

さて、「幸せ」という、つかみどころのない恐ろしい言葉が出てきてしまいました。幸せなんて人それぞれじゃないの?「住んだ人が幸せになる」なんてそんな物件はどうやって見つけたらいいんだー!

そうなのです。結局、幸福ってなんだ?という所に行き付いてしまうのです。

でも、ちゃんと「だれにでも通用する幸福の定義」を提示してくれている人たちがいます。姓名判断の学派の人たちです(浅野派、かと思ったら現在は樹門流という人たちが提唱しているようです)。

占い師なので、幸せになる、ならないを見極めるのが仕事。その基本の基本が「どんなお客さんにも通用する幸せの定義」で、

―健康

―お金

―愛情(友情や人間関係含む)

この3つということだそうです。

お客さんによっては「友達なんていらない、お金が欲しい」という人もいるらしく、そういう人生を歩む姓名を編み出して改名ないしは命名(赤ちゃん)を勧めるらしい。信じるかどうかはその人次第。

つまり、不動産投資で成功するためには、幸不幸とは何か、そしてそれを決する運命とは?という恐ろしく定性的なファクターについて考察する必要があるのですが、上記のとおりそういうことを専門にした学問がすでに存在しています。

すなわち西洋占星術であったり、紫微斗数であったり。

いかがわしい占い、ととらえるのではなく、幸不幸の解明・説明・定義、そして千差万別な人々の性格や資質を分析した恐るべきビッグデータとしてとらえるべきと理解(でもかえって占い師の人は嫌がるとらえ方かもしれません。ははは)。

そして、その解明・説明・分析手法は不動産の購入にも参考になると理解します。

でもこの話はまた別にします。とりあえずは料理人の「味割の術」についての記事を読んでいただき「お客さんのニーズを的確につかむ」不動産の投資のご参考にしていただければ、ということで今回終わりにします。

現物不動産やリートによるインカムゲインで飛行機用のハンガー(格納庫)

を購入。別荘としても使っています。

ではでは。。。

Posted by 猫機長