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阿鼻叫喚:クズ野郎トランプの「関税劇場」

最近、ブロ友のみなさんの記事でも、市場急落だー!と悲しむ声が多くなっており。トランプの野郎が関税で世界中に迷惑をかけている影響がいよいよ現実化しているものと思われます。

仮想通貨チャンネルの重鎮にJoe Takayamaさんがおり。現在の状況をうまく説明しているので、画像引用します。(画像です。画像から下の文章は小生の文責です)。

リンクは以下の通り

その1

 

 

アメリカと中国が、なかよくチキンレースを展開し、バカな関税を互いにエスカレートする愚行に及んでいます。50か国以上が関税の見直し交渉を求めているが、アメリカ側は「交渉は時間がかかる」と、どうでもいいやの対応。世界的なリセッションの可能性が高まって、市場は大暴落に陥り。サーキットブレーカ発動の阿鼻叫喚に。ははは

 

その2

 

 

4月3日と4日の値動きは、第2次大戦以降で、1987年のブラックマンデー、2008年のリーマン、新型コロナに次いだ4番目の暴落だとしています。

 

さて。

アメリカが世界に何を宣言し、世界に何をやらせようとしているか。

「WEB 特集 “トランプ関税”狙いは?経済政策のキーパーソンに聞く(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250403/k10014767831000.html)」を参考に書いてみます。

こちらでは、オレン・キャスという野郎が日本のことを属国のごとくこき下ろしています。

この野郎は「ワシントンのシンクタンク「アメリカン・コンパス」のチーフエコノミストを務めているかたわら、バンス副大統領(40歳)やルビオ国務長官(53歳)ら、トランプ政権の若手閣僚と近い関係で、政策の進言を行うブレーン」で、要すればこいつの言うことはトランプの野郎の言うことと同じと思ってよい。ただ、日本と違って、トランプがこいつの書くことを読み上げるだけというのではなく、まずトランプに構想があって、これを技術的に現実化しているという本物のブレーンであるとの理解ですが。

この記事は、日本の記者がオレンの野郎に質問し、これに答え、最後は米国の考えを押し付けるという流れになっています。

*以下は、小生が面白おかしく脚色しています。上記リンクの元本もご確認くださいね

さて。

最初の内はまあまあ常識的である。

質問「トランプ氏がこだわる関税の意図とは」

回答「基本2つある。一つはビジネスのカードである。例としてコロンビアを恫喝したら不法移民の送還を受けいれるようになった。もう一つは経済政策の手段として、国内産業を保護、活性化する重要な政策である」

フルハウス https://nexus-poker.jp/rule/full-house/
 

 

この辺から怪しい物言いが始まり。

「日本人はアメリカの関税措置を理不尽に感じるだろうが、アメリカの視点から物事を考えると、アメリカにとっての利益は日本が望むものとは異なると認識しろ」

「今後、日本も、アメリカか中国かを選ぶ必要が出てくる。日本がアメリカを第一に考えるなら、より多くのリスクをいとわず、経済や安全保障の面で協力して、自国の利益のためにアメリカに不利益をもたらしてはならん。」

えっ?あれ?アメリカに不利益をもたらすなとか、いきなり恫喝か?

「重要なのは、アメリカ人を最優先にし、世界がアメリカをサポートするシステムを作ることである。日本が現状維持を望んでも、そのような選択肢は、すでにテーブルにはない」

日本(と世界)がアメリカの属国になって、アメリカの利益になるように行動しろというのか?

プーチンの場合は、いきなり軍隊でウクライナを蹂躙したので、ある意味わかりやすいのですが、トランプの場合は、アメリカの言いなりになれ!ならないオプションはないんだ!と、関税という手段をもって世界中にカツアゲしているということである。

アメリカは本気で同盟諸国を恐喝しようとしているのか?

そんなことはなく、トランプの野郎は、要すればポーカーではったりをかますのと同じ感覚で世界中に脅しをかけているのだと理解します。

ドル覇権という最強のストレートフラッシュにフルハウスのカードを持っているのでたちが悪いですが。

 

ストレートフラッシュ https://nexus-poker.jp/rule/royal-straight-flush/
 

 

中国やロシア、北朝鮮といった悪の枢軸には、はったりと恐喝しか対話のしようがないのはわかりますが。。。

同盟国相手にそれをやっていると、いつかはアメリカも破綻します。

関税というのは経済を減速、収縮させてしまうからである。

冷戦で自由主義陣営が共催主義陣営をミソクソに圧倒したのは、結局は経済力であり。その経済は、自由経済、関税撤廃、アメリカの貿易赤字上等だ!の世界経済加速・膨張政策によってのみ可能になったのである。

たしかに、この過程で日米安全保障条約により、日本の防衛のためにアメリカが軍隊を派遣するという、歴史的経緯を知らないいまどきのアメリカの若者たちから見れば、なんでアメリカがこんなに金(と命)をつぎ込まなきゃならないんだ!という現実が生まれていた。

日本だけではなく、NATOなんてまさにそれであり。

それでも、バイデン以前の常識的なアメリカであれば、NATOや日本への軍隊駐留や貿易赤字こそが、世界(経済)全体をアメリカ寄りに回すために必要なコストであったし、ますますそうなるぞ、という常識的な見解と政策を維持していたであろうと思います。

マーシャルプランによる西ドイツの復興 パブリックドメイン
 

 

ところが、ウクライナ東部や台湾、北海道はロシア(中国)にくれてやれ!それでアメリカの誰がこまる?とブチギレ、逆切れし。それがいやならおまえらもっと金出せ、というのがトランプ政権である。

たしかに、アメリカがすべての面倒を見る、という状況が固定化し、ウクライナ戦争でもエイブラムスだのなんだのとアメリカに頼り切りであることは否めず。

しかし、その状況を人質に取って、同盟国を恐喝するという、クズの中のクズになってしまったのが今日のアメリカである。

日本やNATO諸国も、アメリカが、実は常識なんて持っていないクズな国なのかも?そういう相手に、どう立ち回るか?という教訓を得たと思います。

対策とすれば、トランプに好きなことを言わせておいて、どうせ来るスタグフレーションをしのぎ、そのあとの量的緩和に期待しましょう、ということですかねー。

トランプがここまで関税にこだわる理由として、実は全然深く考えていなんじゃ?という意見もちらほらしだし。

関税の是非をいいだすと、結局は国民に転嫁されるとか、いやいや日本企業がアメリカに移転してきてかえってアメリカ人の雇用が増えるとか、いろいろ意見があり、どれが正しいかは「時の運」というかどうとでも転んでしまうのですが、トランプとそのギャングは、そんなことはどうでもいい、と考えているというのです。

関税が導入されると。。。

トランプ政権は、新たな関税政策によって今後10年間で6兆ドル(約900兆円)もの税収増が見込める(Noteから:https://note.com/investwriter/n/nf9780bdf523e)

とか、

「新たな関税によって2700億ドル(約42兆7000億円)の税収が得られると推定されており、これはアメリカの年間税収額の約5%に相当するとのこと(ウオールストリート・ジャーナル(https://gigazine.net/news/20250110-economists-hate-trumps-tariff-plan/)」

https://gigazine.net/news/20250110-economists-hate-trumps-tariff-plan/
 

 

ソースによりバラつきはあるが、なかなかの金額になるらしい。

要するに、単純にこの税収が欲しい。というだけなんじゃ?ということです。

トランプ政権の「公約」の一つに「ビットコイン戦略準備金」があります。

日本経済研究センター「https://www.jcer.or.jp/j-column/column-iwata/20250131.html」によれば、この戦略準備金構想では、もともとは「財務省が5年で100万ビットコインを購入し、準備金として連邦準備理事会(FRB)が保有することを義務付ける内容だ」となっていたが、「政府が新たにビットコインを購入する」というところで躓き。

「今持っているビットコインは備蓄に回しますが、新しく買うのは(いまのところは)やめます」とトーンダウンしたため、ビットコインの暴落を招きました。ははは

この100万ビットコインというのが、だいたい78,344,118,707.01 アメリカドル、つまり783億ドルに相当し(4月7日)。たしかに、ビットコインって何?という大部分の国民に、これだけのお金を使ってうさんくさい仮想通貨を買います、というのはなかなか言えなかったらしい。

ここまで書けば、もうお分かりと思います。要するに、関税で儲けた分から100万ビットコインを買ってしまえ、というのかもしれんぞ、ということです。

準備金などで新たな兌換を確保し、ドル覇権を堅固にしたい。そのためには、スタグフレーションだのなんだのなんてどうでもええわー!と判断させる「何か」があるのかもしれません。

いよいよ阿鼻叫喚の世界。あわてず、大底に向けてこつこつ買い増して行ければと思っています。

*投資は自己責任です。ははは

ではでは

Posted by 猫機長
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バッファローは大陸の動物だった

*この記事の「冬戦争」関連情報は、主に以下が出展となっています。

冬戦争における空中戦 – HiSoUR Art Culture Histoire

 

バッファロー戦闘機、といえば、マニアのみなさんは「かわいそうなやられ役」とすぐピンとくることでしょう。

引っ込み脚に密閉式風防と、設計当時は先進的だったのですが、実際の使用場面では隼や零戦に、なすすべもなくバタバタ落とされた、という事実があります。

同じビヤ樽体形のグラマンF4Fが善戦したのに比べいかにも情けないというかかわいそうなバッファロー。

バッファロー(左)とF4F(右)
F2A Buffalo, or F4F Wildcat? | Sticking with the Midway sche… | Flickr
 

 

当時の一線機だったP39、P40といった陸上機が、零戦との巴戦はやめて戦闘爆撃機(地上襲撃機)として前線に継続・活躍したのにくらべても、バッファローはいいところがなく。ひっこめー!と退場させられてしまった。

ところが、そんなバッファローが大活躍した戦場があるのです。

それが「冬戦争」そしてその後の「継続戦争」

バッファローの前に、これらの戦争の説明が必要と思います。

第2次大戦は、横暴なドイツがかわいそうなポーランドに怒涛の進撃を開始したのが始まりとされており。それは一面で正しいのですが、実は同じくしてロシアもポーランドに血も涙もない侵略を行いました。

ソ連は、連合国側のくせに「独ソ不可侵条約」を結び、ポーランドを分割。英仏がまごまごしている間に魔の手を近隣諸国に伸ばし。1939年11月にフィンランドに侵攻を開始しました。

これが「冬戦争」である。

どこかのウクライナ戦争みたいなソ連の行いに、西側諸国というか米英仏は驚き。ウクライナじゃなかったフィンランドに精一杯の武器供与を行いました。

あれフィンランドって枢軸国じゃなかったの?

ソ連が見境なく近隣国家を蹂躙するので、蹂躙されたフィンランドはソ連の味方であるはずの連合国から支援を受けたというわけである。

というか、フィンランドを「枢軸国」というのも実は疑わしくて、必死になってソ連と戦っているうちに枢軸国にされちゃった、というのが実態と思います。

Finland Winter War Map
 

 

さて、怒涛のソ連侵攻を食い止め、フィンランドはよく戦った。

戦いぶりが、やっぱりウクライナに似ており。航空戦においても、いろいろな国から急遽いろんな飛行機の供与(あるいは貸与?)を受けて、何とか乗り切った。

以下の数字はいずれも推定ですが、「冬戦争」の間に、ソ連側は700機近い損害を被り。ということはそれよりずっと多い飛行機を飛ばしていたのに対し、フィンランド側は215機が使用できました、なんて情報があり。4倍近い?という恐ろしい戦力差だった。

それでも、いろいろな飛行機をかき集めて215機で戦い、見事ソ連空軍を撃退したのである。

フィンランド機の内訳は

ブリストルブルドッグIV(15機)、

フォッカーD.XXI(41機)

ブラックバーンリポン(15機)

ブリストルブレニム爆撃機(18機)

フィアットG.50戦闘機(10機)

グロスターグラディエーター(30機)

モラーヌソルニエMS406戦闘機(30機)

ブリュースター・バッファロー(44機)

ホーカーハリケーン(12機)

枢軸側のイタリア機が入っているのがお笑い。

笑い事ではないのが、「冬戦争」がこじれた結果の「継続戦争」で、ドイツからメッサーシュミットBf109 の供与を受けています。なお、冬戦争は独ソ戦前なのでフィンランド単独、「継続戦争」は独ソ戦たけなわの時期に勃発した戦争です。

どこで読んだかは忘れたのですが、フィンランド人の偽らざる実感として、「継続戦争において、確かにドイツから武器の供与も受けはしたが、実態は、ドイツと同じ戦線において、ドイツと同じ敵と戦っていたというだけであり、決してドイツのフィロゾフィーなどに無条件に賛同していたわけではない」ということだそうです。

「継続戦争」後半にもなるとソ連が猛然と戦力を盛り返して敵も味方もみなぶち殺す「絶滅戦争」のキバをむき出しにし。フィンランドもたまらず涙の講和でなんとか全土を占領されることを逃れました。

この際のソ連の講和条件の一つが「フィンランド戦線で戦っているドイツ軍をフィンランド軍が攻撃し、これを追い出すこと」というこれまた血も涙もない要求であり。でも、その辺はドイツもフィンランドも大人の対応で、いちおうソ連に向けてドンパチはみせながらも、なるべく無傷でドイツ軍が母国に戻れるように立ち回ったらしい。

さて、共産主義者による占領を逃れるうえで決定的な活躍をした飛行機の中にバッファローがあった。「冬戦争」の間はバッファローがんばり。「継続戦争」からは、Bf109と共闘した。

 

F2A-1 Buffalo Model B-239 | Finnish Air Force
 

 

冬戦争、継続戦争時のバッファローとBf109
Finnish Brewster Buffalo and ME 109G – WWII Fighter Planes
 

 

あれ、カギ十字じゃん?

これも、フィンランド人いわく、もともとは「幸運の青い十字(ハカリスティ(Hakaristi)」ということでフィンランドに根差したシンボルであり(発祥はスェーデンだそうです)。これをドイツ人が借用して、独自のフィロゾフィーで使ったのだ、ということだそうです。

さて、バッファローです。

上記の通り、「冬戦争」で絶望的ともいえる戦力差を盛り返した。

フィンランド空軍は、雑多な戦闘機の寄せ集めでしたが、その中でもバッファローは「真珠」と称賛される活躍だったそうである。

その理由について列挙します。最後のはちょっと拍子抜けかもしれんが。

◎気候上の問題

太平洋戦線は、ヨーロッパ人から見れば灼熱地獄であり。「夏はきんちょーだねー」のものすごい酷暑、さらにものすごい湿気が立ち込め、西洋人の作った機械は故障が頻発したらしい。バッファローやスピットファイアなど、オーバーヒート多発でそもそもの基本性能が発揮できなかった。これがフィンランドに行けば、なんか寒いね、くらいでかえってエンジンに優しい気候という感じだったらしい。

◎陸上機としての運用と、魔改造

酷暑の太平洋で日本機動部隊と対決するのが主任務の艦上戦闘機のくせに、暑さでくたばったヘタレなバッファロー。これがヨーロッパ大陸での陸上戦闘機としての活動になると、着艦フックだの救命いかだだのは下ろしてかなり身軽になれた(真正の陸上戦闘機と比べてもほとんどハンデを解消できた)。また、輸入の途上でいったんスゥエーデンへはこばれ、SAAB社の工場で照準機とかの独自の艤装がなされた。どこまで魔改造になっていたか?は不明ですが、性能向上には役立っていたとおもいます。

ちなみに、皆さんご存じNOKIA社がバッファローの魔改造に手を出していたというか、資金援助していたらしく。フィンランドのバッファローは「NOKIA」とスポンサーの広告をしっかりペイントしていたのでした。

「使えないビア樽」戦闘機が「空の真珠」に!? 評価一変 フィンランドでF2A「バッファロー」はなぜ活躍できたのか – (2) | 乗りものニュース
 

 

◎相手に恵まれた

こうして無敵の陸上戦闘機に生まれ変わったバッファローは、ソ連のミグやラボ―チキン新鋭戦闘機をさんざんに打ち破った、というわけではなく。

Bf109とも互角に戦った新鋭ヤク9戦闘機
YAKOVLEV Yak‐9D FIGHTER
 

 

実は戦果の大多数が爆撃機とか一世代前のI15, I16だった。

「冬戦争」当時のソ連側の飛行機は

戦闘機

I-15複葉戦闘機(チャイカ-「カモメ」)

I-16単葉戦闘機

爆撃機

DB-3双発長距離爆撃機

SB-2双発高速爆撃機

TB- 3 4発重爆撃機

というわけで「ワンショットライター」とはいかずともそれに近い旧式爆撃機や、格下のチャイカとかばかりだったので、要すればふつーに勝てる相手に勝った、というだけだったのだった。ははは

I15 チャイカ POLIKARPOV I-153″CHAIKA”FIGHTER
 

 

ただしその勝ち方は尋常ではなく。キルレシオでは1対21、すなわちバッファローが一機やられるごとにソ連機は21機撃墜という恐ろしいスコアを達成しています。

「NOKIA」なんてふざけた広告をはっつけた飛行機に、バタバタ落とされるソ連機。

痛快ですねえ。はははははは

*ロシア人のみなさんごめんなさい。プーチンがぶち56されたら、もっとロシアにも好意的な記事が書けるようになると思います。

いずれにしろ、フィンランド人にとってバッファローは救世主であり。空戦でやられて、ソ連占領地の奥深くに落っこちちゃった!のを、フィンランド軍が決死の回収作戦で取り返したりなどしたらしい。

「継続戦争」になって、本当に新鋭のソ連戦闘機が飛んでくるようになると、バッファローもBf109に応援してもらうようになりました。

バッファローとBf109が仲良くロシアをやっつける、というのはなかなか美しい構図ですねえ。ウクライナでも。。。なんて脱線しそうになってきたので、終わりにします。


 

 

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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七人の侍にみる「本物のプロパガンダ」とは

黒澤明の名作に「七人の侍」があります。

なんて説明しないと、令和の子供たちにはちんぷんかんぷんと思いますが、昭和生まれで空襲から逃げまどったか、あるいはその息子、娘の世代にとっては「名作」と言えばこの映画。英国放送協会(BBC)が、史上最高と選定(英BBCが選ぶ史上最高の外国語映画1位に「七人の侍」 : 映画ニュース – 映画.com)した、文字通り「世界一の名作」なのでした。

『七人の侍』と『ムーラン』


 

 

能書きはともかく、ストーリーの概要は

◎戦国時代の終わりころ。とある農村に、盗賊団(以後、野武士)が襲撃しようとしたが、「まてまて、今行ってもなんにもあるめえ。収穫の後に、またくるべー」と引き返していったのを、農村の百姓1人が隠れて見ていた。

*セリフなど、ぼくのうろ覚えなので、一字一句同じではないです。念のため

◎そいつは長老の家にかけこみ。村一同緊急会議になった。

◎「領主の野郎は、野武士が略奪しつくしていなくなってから、いかにも野武士をやっつけたみたいに乗り込んできやがるだろう」と、百姓どもが悲嘆にくれる中、長老が口を開いた。「さむれえ雇うだ」

◎「そのむかし、たくさんの村が襲撃された中で、焼かれないで残ったのはさむれえを雇ったその村だけだった」

◎飯を食わすだけしかできない貧乏な村で、どうやって侍を雇うのか?「腹のへったさむれえ探すだよ。腹がへりゃ熊だって山降りるだ」。

◎その後いろいろあり。腹が減っているかはともかく、白い飯だけでやとわれてくれた心優しい侍6人と、謎の自称武士1名が村を守ることになった。

◎その後さらにいろいろあり。百姓どもとさむれえたちが決定的な仲たがいしかけた時に、自称武士1名(実は百姓の落ちこぼれ)がいいかんじに両者の仲を取りもち。みんな仲良しになりました。落ちこぼれ野郎もこの辺から侍として認められるようになった。

お主百姓の出だな https://www.pinterest.com/pin/613685886700350297/
 

 

めでたしめでたし。ということで画面が真っ暗に。

終わったか?いやいや「休憩」だそうで、5分間真っ暗な画面が続いたのでした。

いよいよ後半開始。

◎秋の収穫に喜ぶ百姓ども

◎そこに野武士の軍団が襲撃。迎え撃つ百姓どもと正義のワイルドセブンじゃなかった七人の侍。

◎ぶぎゃぎゃー!ぶぎゃぎゃぎゃー!野武士は全滅。正義の7人も、落ちこぼれ含め4人が4んじまいました。

めでたしめでたし。

また生き残ったな https://ameblo.jp/hal-9000hn/entry-10427297588.html
 

 

なんか後半は書くのがめんどくなり、いいかげんに済ませてしまいましたが、まあこんなかんじです。

もっと詳しいネタバレはこちら→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E4%BA%BA%E3%81%AE%E4%BE%8D

 

令和の子供たちは、疑問になったとおもいます。

「どこが名作なの?」

別に悪気はなく、素朴な疑問と思います。というか、上記の説明だけで「おおなんてすばらしい名作なんだ!」なんて感涙してしまう人は、かえって思考停止、「みんなが名作だと言っているのに自分だけ名作じゃないなんて言えない」という、同調圧力全盛だった昭和暗黒時代の住人だと思います。

というわけで、どこが名作なのか?

実は、名作にもいろいろあり。絵画に「これが名作です」という判断基準があり、映画(特に黒澤映画)にも応用できるとの理解から、列挙すると

◎作画の技術:

絵画教室に行くと、「線を引きなさい、たくさんの線を」と言われて、最初は平面的なえんぴつ書きの練習がえんえんと続きます。でもまじめにやっていると、花瓶なら花瓶で「写真とまがう鉛筆画」が描ける技量が身に着いたりします。油絵具だろうがアクリルだろうが、技量が歴然としており、見る人を震撼とさせるような絵が名作の一つの条件となります。抽象画も、正確な写実ができる技術の裏付けがないとかけられん。

◎画面の鮮明度:「カドが立っているか」

醤油のカドが立ったえぐいラーメン、あるいはへたな包丁さばきでネタのカドがぐちゃっと潰れた寿司みたいになのはだめ。まろやかだけれどくっきりと色彩や輪郭が浮きあがり「ネタがびしっと切り立ったお寿司」みたいなのが名作。

カドの立った中トロ。出展はhttps://hitosara.com/0006079316/
 

 

◎構図

3分割構図、対角線構図、三角構図、キアロスクーロ(レンブラント様式)、シメトリー構図、色による構図(補色、反対色など)その他無数にあり。名作はこれらの無数のオプションから、選び抜かれた構図をもって「カドの立った寿司」みたいな切れ味を実現している、ということでしょうか。

◎弘法筆を選ばず、名画鑑賞者を選ばず

書道の達人は、どんな筆を使っても名作を残し。絵画も、本物の名作であれば、鑑賞者がヒッピーであろうが共産主義者であろうが、絵に目を止めた瞬間、画面の中に引き込まれるように迷い込んでしまいます。要するにそういう絵が名作であり、上記に書いた技術、立体度(鮮明さ)、構図すべての総合力です。

さて「七人の侍」ですが

◎「本物志向」。リアリティを追及し、鬘から着物まで時代考証を徹底。セリフに至っては「わざと聞き取りにくくした」みたいな感じで、最近の日本映画みたいに、美しくてわかりやすいけれど、かえって現実感が薄れる、というのとは真逆になっています。

◎正義の7人に導かれて悪人を撃退する市民(百姓)という、誰が見てもわかりやすい構図(ストーリー)に、かつ侍の一人一人、主要な農民、悪役の野武士等々、くどすぎもあっさりしすぎもなく、すんなりと受け入れることができ。最後の決闘というか乱戦の場面では、雨がドバドバというお膳立てとか(映りをよくするため、「雨水」の中に墨汁を混ぜて撮影した(https://www.youtube.com/watch?v=8LjhwVBxqrE))で、要すれば「角の立った寿司」のような切れ味が視聴者を魅了。

 

なるほどねえ。

でも、この程度だったら、単によくできたエンターテイメント映画じゃね?で終わってしまいます。

しかし、七人の侍を、世界1の映画とする「影の理由」が存在しているのです。

それは、当時の緊迫した世相が生んだ、戦慄すべき理由だった。

その名も「東西冷戦」

この映画が封切られたのは1954年。作成開始は1952年です。朝鮮動乱で共産主義国家と自由主義国家が軍事衝突し、第三次世界大戦勃発寸前という恐ろしい事態の中、あわただしくサンフランシスコ平和条約で日本が「主権回復」し、日米安保条約による米軍駐留などがニューノーマルとして定着していった時代でした。

サンフランシスコ講和条約 https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00641/
 

 

というか、定着しないとソ連、北朝鮮、共産中国に袋だたきにされて、日本の存続がやばいぞ!

日本はアメリカが抑えているぞ!いざとなれば、(韓国みたいに)傀儡国家としていつでも共産主義に立ち向わせる準備はできているぞ!と共産主義諸国に恫喝していないと、逆に共産諸国から日本が恫喝されて、北海道だのを取られてしまうぞ!という時代だったのである。

朝鮮動乱。漢江人道橋爆破事件https://history365days.blog.fc2.com/blog-entry-232.html
 

 

インターネットもなかった時代に、こうした現実を日本国民に「啓蒙する」ツール。それが映画だったのでした。

要すれば、「七人の侍」によって日米支配層が日本市民に発したメッセージとは

1)7人の侍、というのは要すれば在日米軍であり、百姓たちは日本国民のことである。映画では「利吉」とか、7人の侍に積極的に協力するキャラが出てきますが、これは自衛隊を象徴している。

2)野武士はソ連をはじめとした共産勢力ですよね。映画作成の時期に、韓国がほとんど滅亡の瀬戸際に追い込まれており。日本も他人ごとではないよ、ということです。

おもしろおかしいストーリーで、見事在日米軍の存在を正当化するサブリミナルな情報を日本人にすんなりとすり込むことができた、ということで、「七人の侍」は、「これ以上ないプロパガンダ映画の名作」として金字塔を打ち立てることになったのでした。

この映画の中で「自称武士1名」が偽りの家系図を見破られ。「この家系図が本物ならば、おぬしは当年もって13歳。おぬし、とても13歳には見えんがの」と大笑いされるシーンが、この映画のすべてを語っていると理解します。

「13歳」というのは、時代劇の年齢の数え方。現在では「12歳」となり。

当時日本を統治していたマッカーサーが、日本人の精神年齢を評して「12歳だ」といったのは有名で皆さんもご存じと思います。

マッカーサー パブリックドメイン
 

 

つまり、「12歳」の「自称武士1名」は実は日本国民そのものを象徴しており。その日本国民が、米国に助けられて、ソ連の脅威を撃退するというストーリーを当時の日本人の無意識にすり込んだ結果、安保条約に保護された日本の自由陣営における発展を可能とした、これ以上ないプロパガンダ映画だったということです。

恐ろしきもの、その名は映画。今後、こうした名作が生まれないで済む世の中になることを、願っています。

 

*なかなかニッチなようつべを見つけたので添付。


 

ではでは

Posted by 猫機長
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高度計を信じよう

こないだその辺を飛んでいたら、管制官のお姉さんからお𠮟りが。

いわく「チャーリーモード受信不能。トランスポンダ-チェックせよ」

小さな飛行機で飛んでいます
 

 

へいへい、とトランスポンダーのIDENTボタンを押してチェックしたのですが、どうもこちらの高度が管制まで届いていないようで、何度かチェックの後、やっと

「Cモード受信。レーダーコンタクト確認」と、無罪放免になりました。

なんか暗号文みたいになってしまったので、説明します。

C(チャーリー)モードというのは、ぼくの操縦している軽飛行機に搭載された機位発信装置すなわちトランスポンダーと連動した高度エンコーダーによって機体の飛行高度が管制に発信されている通信作動形態(モード)の意味です。

ますます意味不明か?

要すれば管制のお姉さんは、この高度エンコーダーから発信されるぼくの機の高度情報が受け取れておらん、機材チェックせよ、と言っていたのでした。

そこで、こちらはトランスポンダーのIDENTボタンを押して、送信チェックを実行。こうすると、管制官が見ているスクリーン上で、ぼくの飛行機を表す光の点が、ぴかぴか!と点滅し、トランスポンダー異常なし、ということを明示するのでした。

計器盤の中央に鎮座しているトランスポンダー。STBY、ALT、IDENTのボタンに注目。
 

 

ただし、IDENT実行には、まずSTAND BY – ALT – IDENTと順序立てて複数のボタンを押す必要があるとか、いったんIDENTを押すと管制官の画面で8秒だったか12秒だったかぴかぴかとまぶしく点滅して、ほかの機の光の点滅が見えなくなっちゃうとかあり。「まちがってIDENT押しちゃった」とかやると管制から烈火のごとく怒られるので皆さんが飛行機を操縦するときはご注意くださいね。

 

さて、管制がCモード受信できん、という場合、たいていは気象状況によって電波が切れぎれになっちゃうというのが多いはずだが、万一こちらの機器が故障していた、だったらやばいので、着陸したら早速トランスポンダーとアンテナをチェックしました。

そしたら、なんとアンテナがごみや錆で真っ黒けになっていることを発見!これでよく発信・受信できていたなとびっくり。

アンテナ。管制のお姉さんごめんなさい
 

さっそくガシガシとこすって錆とかはとったのですが、勢い余ってアルミ?のメッキもはがしてしまい。なんかプラスチックみたいな白い地肌が出てきちゃった!

そこで、いつも機体の年次検査をお願いしている兄ちゃんに連絡。週日でぼくは町から出られないけれど、お兄ちゃんに格納庫のカギを渡し、郊外の飛行クラブまで出張修理へいってもらい。機体からアンテナを外し、点検してもらいました。

この結果

「アンテナ自体は全然問題ない。ただアンテナとCモード送受信機の接続部分で機体に干渉していたのでちゃんと絶縁しといた」

さらには「メッキが剥がれて、アンテナ本体の真鍮だっけ?がむき出しなのは問題ない」ということで、70ドルの出費を抑えることができたのは安堵。

新品のアンテナ。これで70ドルですから、やってらんないですねー
https://www.aerian.com.br/antena-transponder-dme-conector-bnc-ted-104-12
 

 

その後は、トランスポンダー画面のCモード送受信シグナルもちゃんと点滅するようになり、いい感じに作動しています。

画面に表示されている「ALT」の下に、「R」のシグナルが点滅し、高度情報を管制に送信していることがわかります。
 

 

これだけだったらめでたしめでたしなのですが、修理屋のお兄ちゃんの心無い一言で、夜も眠れない、恐ろしい懸念が発生してしまったのでした。

その一言とは

「トランスポンダーの高度表示の誤差がでかすぎたから、調整しておいたよ」

と、まあこれだけならよかったのですが

「ちゃんと(機体を駐機してある)飛行クラブの標高にあわせといたからね」

の一言がぐさりと突き刺さったのでした。

標高にあわせた?うああああー?

というのも、トランスポンダーの表示すべき高度というのは、標高とかではなく、標準大気圧1013hPaに合わせたものでなければならないからなのです。

標高に合わせなければならないのは高度計で、離陸前にかならず「QNHセッティング」を行います。

QNHというのは「海抜高度規制値」のことです。

気圧は毎日変わりますが、飛行場の標高は一定しているので、例えばぼくのホームベースであるSDCB飛行場では、離陸前に「3200フィート」にダイヤルを合わせます。その時高度計の気圧表示窓に現れる気圧がその日の気圧ということである。QNHは飛行場近辺の低空を飛ぶときは特に大切です。

海抜3160フィートの飛行場にて。左がQNHセッティング。「コールスマン窓(黄色い枠内)」表示の大気圧1023hPa。これがQNE(右)になると、気圧を国際標準の1013hPaに合わせるので、高度は300フィート近く低い2920フィートになってしまいました。
 

 

一方、トランスポンダーはあくまでQNEセッテイングでなければならないのである。

QNEとは「国際標準大気規制値」。

広いようで狭い空では、いろんな場所から飛んできた飛行機が同じ空域に交じりあい。たとえば羽田から飛んできた飛行機とブラジリアで離陸した飛行機がブラジリア上空でかち合った場合、ブラジリアの気圧に基づいた高度計セッティングと、羽田の気圧に基づいたセッティングでは同じ高度でも明らかに高度計の針は違う高さを指してしまい。ニアミスなどの原因となるので、「じゃあ一定の気圧を決めてみんなこの気圧で高度計を調整しましょう」としたのがQNEです。そして、その気圧は国際標準大気1013hPaとなっています。

ふつう、みんなQNHで離陸し、ある一定の高さまで行ったらQNEに変更します。ちなみに、QNEでの高度の呼び方は、7500フィートとは言わずFL075(FLはフライトレベル)となります。

QNHとQNEの差
https://www.linkedin.com/posts/airlifter_qnh-qne-and-qfe-are-altimeter-settings-activity-7093040410830274560-PiU5
 

 

 

要すれば、トランスポンダーの表示はあくまでQNE(標準気圧、1013hPa)に基づいたものでは無ければならないのに、修理屋の兄ちゃんが不用意に「標高に合わせた」なんていうから、こいつQNEとQNHを勘違いしたんじゃね?

という恐ろしい疑惑が生まれてしまったのでした。

その日は水曜だったか?木金は一日中ブルー。土曜日早速飛行場へ飛んで行って、ちゃんとトランスポンダーのFL(フライトレベル)表示が1013で調整となっているか確認しました。

確認自体はしごく簡単で、高度計のほうの気圧を1013にして、そこで示される高度がトランスポンダーのFL表示と合致していればOkということなのである。

その結果は、写真のごとく

 

 

高度計3040フィートのところ、トランスポンダーのFL30と、ばっちり合致でした。

あーよかった

*この確認方法では、高度計がしっかり調整されている必要があります。念のため

FLの調整がちゃんとなされていないと、罰金(恐ろしい金額です)以前に、本当にエアトラフィックを混乱させてしまうので、間違ってもこの調整でQNHとQNEを取り違えるなんてあってはならないのである。

ただ、このチェックは問題なく正しい数値が出るだろうというあてはあった。

というのも、トランスポンダーへ情報発信する高度エンコーダーは、そもそも標準気圧に基づいた数値(高度)しか示さないようになっているからである。

一抹の不安として、このエンコーダーが出す数値に誤差が生まれていて、それを修理屋の兄ちゃんが下手にいじってさらに拡大してしまった、ということを恐れていました。

結論から言えば、お兄ちゃんは「標準気圧に基づいた標高に調整した」という、下線の部分をはしょってしまったということなのですね。。。

「標高」という言葉は「標準気圧」という言葉が前提になっているのかもしれませんが。

というわけで、終わりよければすべてよし、と強引に終わるのでした。

ははは

ではでは

 

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日曜のブラジリア

前回は「ビットコインの変動に連動したカバードコール売りによるプレミアム収益に基づくインカムゲインを目標とする投資」という、あまりにオタクすぎたお題だったので、心機一転、今回は金もうけだのなんだのはころりと忘れ、どうでもいい日常のあほなひとこまについて書いてみます。

さて。。。

日曜の朝。ひょんなことからブラジリアのかいわいを放浪することになり。いろいろへんなものを見つけました。

◎謎の電動キックボード

街角のそのへんに、まるで忘れ去られたかのように電動キックボードが何台も放置されており。

 

 

どうやら、シェアサイクルというものらしい。

これらの電動キックボードにはりつけてあるQRコードをスマホで読み取って登録し、ロックを外して自由に乗り回す、というものらしい。

日本での例では「サステナブル・スマートシティ・パートナー・プログラム」というので、とてもわかりやすい説明があったので、ご参考まで転載します。(出典:https://digital-is-green.jp/case/usecase/60.html)

「シェアサイクルとは、乗りたい時に借りて、行きたい場所で返すことができる自転車のシェア(共有)サービスです。
サイクルポートにある自転車にICカードをタッチすることで誰でも借りることができます。
電車、車に次ぐ新しい交通手段として颯爽と赤い電動自転車でラクラクと漕ぎ出してみませんか?

【サービスの特徴】
・すぐに借りられる
…WEBから会員登録できます。お手持ちの交通系ICカードも登録すれば、ワンタッチで自転車の錠が開き、乗りだせます。
・行きたい場所で返却
…借りた場所に戻さなくても目的地近くのサイクルポートに返却できます。
・ラクラク乗れる
…電動アシスト付き自転車だから坂道でも楽々走行できます。
・保険完備
…自転車には各種損害保険を付保しています。」

ここで引用終わり。

いやいやブラジルでこんなことをしたら、一瞬で盗まれて分解され、パラグアイへでも転売に。。。となると思ったら、ゆうゆうと放置されているのですよねーこれは民度が高くなったというより、衛星なんとかで各個体の動向が逐次管視されており、盗もうものなら一瞬で足がつく、ということなのだと思います。

恐ろしい世の中になったものである。

(盗みができないという意味ではなく、超管理社会になったという意味)

「第二の獣は、最初の獣と協力して、『小さき者にも、大いなる者にも、富める者にも、貧しき者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々に、その右手あるいは額に刻印を押させ』る(ヨハネの黙示録 13:16)」

 

◎日曜日の街角で運転の練習

誰もいない、というほどでもないけれど、自動車はほとんど走っていない商店街の周りの道路で、とあるペーパードライバーの運転の練習におつきあいすることになり。

ポルシェで出動。

 

 

かわゆいポルシェの前に写っているモデルさんのお姉さんが今回のペーパードライバーです。

麗人の姉妹ですが、姉のほうは気が強く「少佐」みたいな感じです。

少佐の元ネタはこちら。「攻殻機動隊」https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fblog.goo.ne.jp%2Ftechdou%2Fe%2Fb7a31ef556d9664dafb62217af2c19a8&psig=AOvVaw2Rpz1_5iVKLzLhzopwVv1A&ust=1741614659594000&source=images&cd=vfe&opi=89978449&ved=0CBYQjhxqFwoTCKDOlsqS_YsDFQAAAAAdAAAAABA3

 

 

こんな感じの、道路というより駐車場ですねーここを2,3周しました。

 

 

その結果こうなりました。まあボデイがぺしゃんことかにはならかったので、よしとします。。。

 

 

◎アイスクリームおじさん

 

 

常夏のブラジリア。アイスクリームをアイスボックス備え付けの三輪自転車で売りさばくおっさんがちらほら町を走っています。

おじさんではなく、プーチンとかだったら。。。。

◎プーチン:子供たちが集まってきたところで、一番隣の子供に、突然パンチ!

パンチ!パンチ!パンチ!

騒然としてボコボコにされた子供を守ろうとする周りの子供たちに、アイスボックスを指さし「近寄るな。この中には核兵器が入っているんだ。皆殺しで絶滅させてやるぞ!」

◎ゼレンスキー:自転車の前でコントを披露。集まってきた子供たちに、アイスボックスの蓋を開けると、中はカラだった。

「みなさん、ここに援助資金を入れてください」

*行きがかり上ギャグにしちゃいましたが、がんばれウクライナ!くた●れプーチン!

◎トランプ:集まってきた子供たちに「お前らへ売るアイスにはすべて税金を上乗せして高くしてやる!」と脅したうえで「でも今の内ならディスカウントしてやるぞ」と、舌の根も乾かないうちに前言を翻すのだった。

みなさん、こいつは中国商人も真っ青の、よく言えばビジネスマンだが、実はどうしようもないクズ野郎なのです。こいつの言うことは最初から信じないようにしましょう。

*蛇足:ウクライナについては、ロシアに耳触りの良いセールストークをしておいて、結局はウクライナ東部の資源埋蔵地帯の利権をかすめ取りたいらしい。また、ビットコインについてはこいつの言うことに一喜一憂せず、戦略備蓄などの具体的動向をモニタリングしましょう。

クレムリン(**注)https://www.kaunet.com/kaunet/goods/42513001/

 

 

◎石破首相:アイスボックスに駆け寄る子どもたち。「おっちゃんアイスちょうだい」答えて「想定にない質問なので、お答えできません」

ばかばかしくなって立ち去る子供たち。一人ぼっちになった石破氏は、立ったままうとうとと居眠りを続けるのだった。

◎ルーラ(ブラジル大統領):駆け寄った子供たちから赤いシャツを着た子供たちを選び出して、アイスボックスをあけると、そこに詰まっていた「フードスタンプ」券をばらまいた。

「ただ飯の食券(Bolsa Familia)」に群がる子供たち。

しかし、この食券をバラまくために、官僚機構を肥大化させまくり、果てしない税金がつぎ込まれていることを、子供たちは知る由もなかったのだった。

◎番外編。ハリスおばさん:子供たちが集まるや否や、突然大音声で、「ギャギャギャギャギャー」と笑いだすおばさん。恐れおののき、子供たちは一散に逃げ出してしまったのであった。

バカ笑いハリスhttps://www.youtube.com/watch?v=jA13bcxhGp8

@mswatchmojo

Replying to @MamaAshley_4 girl, her too 😂 #kamalaharris #laughingkamala #coconuttree

♬ original sound – msmojo

 

 

 

◎尋ね猫

バス停の柱に張り付けてあった、行方不の猫のポスター

 

 

飼い主の方には残念ですが、今頃は野犬に食われ、ボロボロになってくたばっていることでしょう。他人ごとでよかったよかった。ちーん

という文章で、戦慄した人がいたでしょうか。戦慄したあなたは普通の人です。

なぜなら、「飼い主の方」と「野犬に食われ」をちょっと変更すればこうなるからです。

「ウクライナの人には残念ですが、今頃はロシアに破壊されつくされ、ボロボロになってくたばっていることでしょう。他人事でよかった。ちーん」

援助疲れで西側諸国は疲弊していますが、がんばってウクライナ支援をつづけよう。かんばれウクライナ!

 

◎日曜のお散歩、ということで、牧歌的な明るく楽しい記事にしたかったのですが、「日曜の恋人たち(フランス映画)」も驚きの陰鬱な記事になってしまいました。最後に、少しはなごめる画像で終わりにします。

もふもふ

 

**→クレムリンにもゴキブリホイホイが置いてあるかも、という以上の意味はありません。あしからず。

ではでは

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ビットコインでインカムが可能になった

なにをいまさら?というセミプロ投資家にいちゃんやおねえさんは、ぼくのブログでは少数派だと思いますが、そういう玄人には、ここでのインカムはステーキングじゃないよ配当(Synthetic Dividend)だよ、とお断りしておいて、つらつらと書いてみます。

ビットコインは、キャピタルゲインが本分で、やれ半減期だとみんなはっちゃきになりながら「いつか来る暴騰」を心待ちにしている、というのがだいたいのイメージと理解します。

ビットコインの価格の推移 http://bitcoin.zorinaq.com/price/
 

 

2011年では、1BTCあたり0.30ドルだったらしい。2025年2月で、おおざっぱだけど100,000.00ドルであるから、333,333倍という狂気のキャピタルゲインをもたらしたことになります。

2011年から2025年まで14年も辛抱している必要はなくて、うまく「クリプトの冬」で買って次の「夏」で売り抜け、うはうは億り人だ!という人も複数いるのでした。

ビットコインの女王による実例(動画は不動産がお題だけど)。

 

 

でも、キャピタルゲイン投資の常で、いくら含み益が順調に出ていても、利確しない限り「絵にかいた餅」であり。突然ブラックスワンだ!と大暴落になり、身代をつぶす例も枚挙にいとまがなく。

レパレッジは絶対やめましょう
 

 

といって、インカムで十分な毎月の不労所得を得るためには、それ相当の元本が必要であり。

利回り年率4%の配当を出す株なりがあったとして、年間400万円の不労所得をたたき出すためには1億円の元本が必要である。

富裕層のいわゆる一つのベンチマークが1億円、というのもこういうところからきているのですねー

 

どうやって1億貯めるのか?

どうしてもキャピタルに頼らざるを得ない、という事情も特に日本在住の人に関しては理解できます。

ニワトリと卵
 

 

キャピタルゲイン投資大嫌い人間のぼくも、「ビットコインETF」というキャピタルそのもの、キャピタルにしかならない銘柄を持っているのでした。

その名もHASH11。

2021年の4月だったかのIPO直後に買い始め。暴落時に買い増したりして、平均価格ざっくり40レアル。2025年1月で市場価格90レアルなので、どんぶりだけど4年で倍ちょっとになりました。

これをインカムで達成しようとすると、年利22%(月利1.83%)が必要となり(算出根拠はこちら→複利計算(元利合計) – 高精度計算サイト)。

ここまでの配当を毎月出すとか、債権金利で稼ぐのはちょっと難しいですねーというわけで、確かにキャピタル狙いもおろそかにはできないのでした。

でも、くどいけれど、利確して現金にしない限りこの儲けは現実化しないのですよね。。。。

毎月現金が振り込まれるリートとか、金利分の増加が確実に表示される債権とか、やっぱり本当の経済的自由はインカムじゃなきゃ。。。。というのはご理解いただけたと思います。

黙示録の四騎士 パブリックドメイン
 

 

「キャピタル狙いでストレージ(カストディ・保管)するだけでなく、ストレージに付随した定期的(毎月と言いたい)なインカムゲインが得られないものか」という投資家の願いは、仮想通貨交換所とかでも目ざとく察知しており。

ここに「ステーキング」というモダリティが生まれました。

仮想通貨の世界なので、どうしてもITの話が混じってしまいますが、ものすごくはしょって言えばスマートコントラクト技術を応用して資産を「ロック」し、その期間に応じて報酬が支払われる、というものである。

でも、投資家目線では、そんなことより、交換所なりに預けた仮想通貨を一定期間動かさないでカストディ(つまりロック)しておくことにより、定期的に金利みたいなのがもらえる、というのが重要であり。

要すれば、銀行にお金を預けて金利をもらったり、株を買って配当をもらうのと同じ効果が得られるということである。

うまくいけば仮想通貨の値上がり・暴騰でキャピタルがもらえるし、そうでなくてもかなりいい利率のインカムがもらえる、という夢のモダリティが誕生した、みたいになった。

みたいに、というのは、しょせんは仮想通貨の世界における取引や承認に係るプレミアムであり、ハッキングだのなんだのといつどうなるかわからん、というリスクを逃れられないためです。

Pixabay無料画像
 

 

交換所がらみではなく、まっとうな、と言って悪ければ、伝統的金融界において数十年の信用を持っている世界的大手金融機関を通じた、現行法定通貨による仮想通貨関連のインカムゲイン獲得を可能とする銘柄はないものか。

なんか訳が分からん、という人はスルーしていいです。言わんとするのは「安心できる大手銀行でフツーに取引できるやつはないのか」ということです。

そんな都合のいいのあるわけないじゃん。いやいやあったんですよ。

あったというか、去年(2024年)の10月だったかにアメリカで「配当型ビットコインETF」が生まれて、可能になりました。

その名もBTCI。

去年12月に、ブラジルでもBTCIに連動したCOIN11という配当型ビットコインETFが生まれ、ぼくはこちらを購入しているので、以下COIN11についての説明です。

COIN11が配当を生み出すからくりは以下の通り。

COIN11の管理企業(以下COIN11と省略)はぼく(以下投資家)から資金投下を受ける。

COIN11は、この金でビットコイン購入(かあるいはBTCIを買っているのかな?)ともかくここで「原資産」を手に入れておく。

COIN11は、原資産を裏付けに、金融市場において市場参加者(以下取引相手)に「将来のとある日にこの原資産を買う権利」を売りつける。

例えばこんな感じ

◎将来のとある日:今日から1か月後

◎原資産:ビットコイン

◎原資産の価格:100円(COIN11と取引相手で設定した契約金額。市場価格とは別物)

◎権利の付与に伴う料金:10円

取引相手がこの「権利」を買えばひとまず取引成立。料金(以下プレミアム)10円が、この時点でCOIN11に転がり込むのであった。

チューリップバブル(「愚か者の車」) パブリックドメイン
 

 

さて、「将来のとある日」が到来したとき。

(1)原資産の市場価格が200円になっていた→取引相手は大喜びで権利を行使し、契約金額の100円すなわち市場価格より大幅安でビットコインを入手できるのだった。

(2)原資産の市場価格が50円になっていた→取引相手は権利を放棄。だって倍値で買うなんて大損ですからねー

 

以下、超重要

①そもそもCOIN11は原資産(ビットコイン)を100円以下で仕入れていた。つまり、(1)のケースになり、市場価格200円で、取引相手に100円で売らざるを得なかっとしても、COIN11自身の購入額に対しては、少なくとも赤字は生じていないのだった。

➁(2)のケースでは、取引相手が権利放棄したので、COIN11は原資産(ビットコイン)を手放さずにすみ。

いずれの場合も、COIN11はプレミアムを取得していたのだった。

このプレミアムの一部分を、毎月配当として配る、というのがCOIN11のインカムゲイン、配当のからくりである。

その名も「合成配当(Synthetic Dividend)」。ははは

 

玄人のみなさんは、ピンときたとおもいます。

要すれば、カバードコールによるコール売りに基づくプレミアム狙いの商品だということである。

PIXABAY無料
 

 

果たして、うまくいくのか?

そもそも、上記①のように、市場値が契約金額より上になってもしのげるように、ともかく安く原資産を調達しなければならないことと、市場値が爆発的に高くなったら、プレミアムもへったくれもなく「目前の大魚を安値でさらわれる」ことになりますからねー

上記②の場合はプレミアムは影響は受けないが、これも下落がきついとそもそも原資産が溶けていくことになりプレミアム以前に危うい。

一番いいのは、上記①に近く、市場値と契約値がほとんど同じで契約相手が権利放棄せず行使してくれれば、COIN11はインカムとキャピタルを同時に得られて一安心、ということらしい。一方うまくいかないと、資産を取り崩して配当ではなく償還(俗にいうタコ足)になってしまう可能性もなきにあらず?という危険性も秘めています。

COIN11購入の時、銀行側のエージェントは「長期的に見ればこういったカバードコールの銘柄はビットコイン現物の上昇についていけないぞ」と言うので

◎インフレを上回る元本の成長と、購入時元本比月利1.85%のインカムを長期にわたり恒常的に維持できるか

これができれば大喜びで買うよ、といったら「ううーむ、まだ生まれたばかりのモダリティなのでわからん」とのことでした。

BTCIはアメリカで生まれてまだ3か月ちょっと、ブラジルのCOIN11はまだ1か月ていどですから、いずれも未知そのものですが、さて、一年後に大ブレイクしてみんな買いまくっている、となるかどうか?

3000字越えで終了。

生まれたて
 

 

ぼくはオプション取引はやりませんが、COIN11みたいに投資家に代わって管理者がやってくれるなら歓迎です。ははは

ではでは

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ポルシェ356A:悲劇のエンジン修理

 

 

ポルシェと言ってもかぶと虫ベースのレプリカです。

レプリカですが、エンジンはVW空冷水平対向の1600CCで、オリジナルの1500CCよりも強力だったりするのでした。

オリジナルのポルシェ356A エンジン

 

 

ぼくのにせものレプリカに乗っている正真正銘のVWエンジン
 

 

ぱっと見は、オリジナルもレプリカも同じじゃね?実はキャブレターとか、微妙に差はあるのですが、要は同じです。と聞いて怒ったポルシェオーナは、356が本物のポルシェだよ!もちろん911以降も本物ですけど、と今一度認識を新たにしましょう。

 

 

さて。

最後にオーバーホールしてから10年ちかくですかねー大事にだいじに乗ってきたのですが、オイル漏れがひどくなってしまい。ガレージの床がぎとぎとになってきてしまったので、意を決してガスケットやシーリングを交換することに。

https://carroslokoscarros.blogspot.com/2013/05/pecas-do-fusca.html
 

 

縦や斜めにピストンがついているふつーの自動車と違って、水平にピストンがついているVWのエンジンは、エンジンヘッド、気筒、エンジンブロックと、どうしてもオイル漏れのポイントが多くなってしまい。上記の画像のように、それぞれ分割してガスケットなどを交換するというなかなかめんどうな作業が必要なのであった。

 

 

ところが、エンジンをばらしてみると、ぎゃあああー!マニホールドから給気口にかけて、煤でほとんど詰まってるじゃん!

上がすすで真っ黒の状態。中と下がレストアして戻ってきた状態。
 

 

確かに、全然加速がないなーとは感じていたのですが、これでよく回っていてくれたものです。

下の写真でお分かりと思いますが、フツーに作動していたピストンと、オイル漏れによる真っ黒な煤で埋まったピストンがくっきり分かれ。

 

 

もともとそうとう使い込まれたエンジンヘッドに、気筒(シリンダー)がうまく密着するようOリングをかませていたところ、このリングが、ぴし!と折れてしまい、ここからオイルが入り込んで焦げまくっていたのでした。

 

 

いやいや早朝から初めて1日で済まそうと軽く考えていたら、たいへんなことになってしまい。なくなくエンジンは専門のレストア業者へ運び込んで、1週間くらいか?かかって戻ってきました。

クラッチも交換しました
 

 

さて、ここまでいじると、あんのじょういろいろと「初期不良」が起きてしまい。

クラッチがぜんぜん切れなくなった、なんて一見関係なさそうなのから、加速が全然滑らかにならず、がんがんがん!とキチガイのように振動して、車がこわれそうになってしまうとか、ディストリビューターをバキュームアドバンス付きのものに取り替えなきゃならなくなるなど、時間もかかればお金も飛んで行き、泣きました

それでも、なんとかいい感じで動くようになったじゃん、とぼくもメカニックのおっちゃんも安堵し、やっと普段の日常にもどったねーと安心したのですが。。。。

2日もするとエンジンから異音がするようになってしまいました。

幸い、ガラガラ、ガンガンという、要すればシャフトがやられたとかバルブがぶつかっているとかいうのではなく、加速だのなんだのという性能面ではふつーなのですが、特にパワーオンの時に変な「ぴりぴりぴりぴり」という音が出るようになってしまい。

まだエンジンが温まっていないくらいの時はいいのですが、というか、逆に、あったまったぞ、ぎゅーんとパワーオンだ!というときにはじまってしまい。ふつーだったら「ちきちきちきちき」と小気味いい「サウンド」になるはずが、耳を覆いたくなるような大音声で「ぴりぴりぴりぴり」と、いやいや周りの車や人に対して恥ずかしいのなんの。

 

ふと気が付き、マフラー専門の工場に持っていきました。

工場のあんちゃんも、一目見て、これはマフラーが中で腐食してがらんどうになってるよ、ということで、ふんぱつして新しいのに取り替えました。

 

 

こよーて(僕の乗っている軽飛行機)の場合は、マフラーを補修(実際はほとんど作り直したけど)して解決したので、ポル公も、と思っていたのですが。。。。

軽飛行機の場合は、マフラー補修で見違えるほどよくなりました。
 

 

結局、全然解決せず。

要すれば、一番恐れていた「シリンダー周りからの圧縮漏れ」であると結論付けざるを得ず。

だって、まさにシリンダー、エンジンヘッド、ブロックをレストアしたばっかりなのに、そのヘッドにヒビでも入ってしまったのか?

いよいよ泣きました

しかし、工場に行ったら、意外な診断が。

「要するに、この前いじったシリンダ一式は全然破損しておらん」

問題は、これら一式を接合する、スタッドという棹みたいな部品があるのですが、これがエンジンブロックから抜け落ちかかっており、隙間を生んでしまっていたということなのでした。

四角いエンジンブロックと、猫のひげみたいなのがスタッドです
 

 

 

本当は新しいエンジンブロックにきっちりスタッドをねじ込みたいのですが、値段の他に、よそから取り寄せたブロックがどこまで信頼できるかがあり。

今使っているブロックは、確か1969年製の年代物だけれど、肝心のクランクシャフトとの連結部分とかはまだ使用可能であり。

結局、現在のブロックのねじ穴の部分を削り込んで新たなねじを切り込み。切り込んだ分だけ穴の直径が拡大してしまうので、「軸鞘(スリーブ)」という一種のグローブを埋め込み(ねじ込み)、そのうえでスタッドをねじ込みなおす、ということになりました。

 

軸鞘
https://produto.mercadolivre.com.br/MLB-1188780661-30-bucha-prisioneiro-carcaca-motor-fusca-kombi-10x14x26-_JM
 

 

その結果が以下の通り

各スタッドとブロックの接合部に丸く軸鞘の加工跡が残っていることに注目
 

 

この結果、みごと「ぴりぴりぴり」の空気音はなくなり。今度こそ本当に安心できたのでした。

さて、そもそもの修理の発端となったオイル漏れは?

いまのところまったくなし。いつまでこの状態が続くか?
 

 

水平対向エンジンの宿命である微妙なにじみは避けられないと思い、オイル受け用のカーペットを買っておいたのですが、今のところうれしい誤算となっています。よかったね。

蛇足。写真撮影を邪魔するバカネコ
 

ではでは

Posted by 猫機長
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「男と男の戦い」かも?バイデンの手紙

バイデンからトランプに政権が移り。

いひひひ、ホワイトハウスへ舞い戻ってきたぞ!とほくそ笑むトランプ。

執務室の机の引き出しの中に、手紙が一通入っていた。

「トランプちゃんへ。バイデンより♡」

その中には「二人だけの秘密だからね!大統領のお仕事は大変だけど、楽しんでね♡」

という心温まる内容の一文があった。

トランプは、「感動した!」と早速世界中にこの手紙の内容を公開しようとしています。
実は愛し合っていたふたり

 

 

ちなみに、バイデンが大統領に就任したときも、バイデンの前の大統領だったトランプから

「バイデンちゃんへ。トランプより♡」

という手紙が引き出しに隠されており。

バイデンはこの手紙の、思いやりに満ちた内容にいたく感動したそうです。

置手紙は、アメリカ大統領間の伝統になっているそうで、上記もその伝統に従って起きたということである。

バイデンとトランプというと、前回選挙から今回選挙まで激闘を繰り広げ。

しかし、いったん戦いが終われば、一方は他方に思いやりあふれる手紙を残し、手紙を受け取った方はこれを称える。

正真正銘の男と男の闘いを垣間見ることができた。。。。と皆さんほろりとしてしまったのではないでしょうか。

なんてわけないですよねーこいつらのどこが男の闘いだ?ははは

そもそも、バイデンの野郎は途中で脱落し、その子分の「バカ笑いばばあ」と「ブタ野郎トランプ」の、「正真正銘の女と男の闘い」になってしまったのだった。

ハリスおばさんはバイデンの後継ととらえて、ともかく政策主張だけでもバイデンとトランプの、男と男の闘いだ!とも、残念ながらならなかったのでした。

だって、そもそも互いの論点がかみ合わないんだもん。。。。

バイデン→ハリスばばあの方は、意識高い系の社会派政策(何のことかよくわからないけど)。ブタ野郎は底辺白人迎合+富裕層企業家(投機屋)抱き込みということで、実は土俵が違っていた。

それぞれの土俵というか主張についても、いかにも政治家のセールストークであり、聞けば聞くほどしらけていくのである。

結局バイデン、トランプと、どちらにも全然同情というか理解というか感情移入とかできないのだった。

めでたくなしめでたくなし

 

男と男の闘いというのは、どういうもののことを言うのか?

4巻までだったか無料で読める「駒が舞う」https://www.sukima.me/book/title/BT0000377890/

 

から抜粋。

 

将棋日本一を目指す少年2人の地方レベル決勝戦

 

右のメガネの少年は、この一戦に勝てば「会社の将棋部の管理」だったか、就職して家族を極貧から救うことができる状況。

 

その家族は、極貧のため妹のチヨちゃんが思わずパンを盗んじゃいます

 

 

チヨちゃんが妹と知らない対戦相手の少年(こちらが漫画の主人公)は行きががり上チヨちゃんをつかまえてしまい。

 

 

チヨちゃんのなりいきを心配して眺める主人公。その家が決勝相手のメガネくんの家だったことに気が付き。

 

 

メガネ君はがめついパン屋のおっさんを撃退

 

妹チヨちゃんをしばくメガネ君

 

 

 

でも心優しいお兄さんだったのでした

 

 

見てはいけないものを見てしまった主人公

 

で、決勝戦に戻ります

 

押されていた主人公が、形勢逆転

 

しかし、打てない

 

 

 

打てば、メガネ君の未来がつぶれます

 

知能では、打てば勝つ!ですが、精神が「打つな!」と言っているのです。ははは

 

たまらず、席を立ち、棄権(投了)

 

 

しかし、そういう勝ち方は認めないメガネ君。主人公をぶん殴っちゃいました。

 

メガネ君サイドも「負けた」と表明。でも主人公も席を立っちゃったし?

 

この場合、両者ともに大切な家族とかのため、絶対に負けられない勝負なのです。

その勝負で、やむにやまれず席を立って棄権しながらも、結局その後の判定で「勝ってしまった」主人公。

メガネ君のついえた夢、チヨちゃんの苦しみが、ずしりとのしかかります。

自分をサポートしてくれる人たち、メガネ君や家族。そうしたみんなのために勝たなければ。。。。

政治家のセールストークとは質が違いますよね。。。。

この漫画の続きでは、日本一を決める全国決勝で、ひやかしにきたとある女の子に

「これは男と男の勝負なんや!女はだまっとれー!」と一喝し、女の子もその言葉の裏付けを悟り、圧倒されるという場面が出てきます。

*このシーンは有料版になっちゃったので、画像引用できませんでした。ははは

でも、こういった言葉は、もはや「昭和の死語」なのかもしれません。

きょうび女性の方が男性より稼ぐ、ということもフツーの時代にあって、男の方でももはや女子供を守る、なんて必要はなくなり。勝とうが負けようが、腹減った、家へ帰ってラーメン食おっと、という程度で終わってしまう世の中になっているのかと思います。

男からすれば全然気楽でいいけど。

ここ最近、必死になって自立している女性を多く見かけます。

男もたじろぐようなパワハラ、モラハラを受けながら、昼夜を問わず、休日返上で働きぬき。

その結果が、「社会的に見栄えのする生活(という仮面の裏で、ろくに衣食住もままならない生活)」を維持するために消えていってしまう。

そんなくらいだったら、一昔前(昭和とは言いません。大正とでもしておきましょうか)のように、女性は家にいて、子供や飼い猫、飼い犬の世話をして、稼ぎは男の方が持ってくる、としたほうがよかったのでは?と思ったりするのです。

もちろん、男の方でも単なる給料配達人にされてしまっては困るのですが、なんか現在の社会を見ていると、男も女も「廉価でいくらでも補充の効く労働力」になってしまっていて、それを「男女同権」とか美辞麗句でうまく騙されているだけなんじゃね?と思います。

母子家庭とか、貧困女子とか、結局「自立」したところで、どこまで女性の生活がよくなったのでしょうか。

別に、妻子を十分食わせたうえで妾まで囲うような男と、その妻子そして妾しかいない世の中になれ、と言っているのではありません。ふつーの専業主婦でも、それほど不自由しないで暮らしていける家庭といった物が戻ってきてもいいのでは?と考えています。

このブログの素敵女子読者の皆様には、こういうことを書いてもヒステリーを起こすような人はいませんよね?

ただ、現在では、ほとんどの場合共働きでやっと、という状況だと思います。結局、労働所得以外の所得を獲得することによって、奥さんの方は働きたければ働けばいいし、もっと家にいたい!子供や猫とかといっしょにいたい!というのであればそうできる、そんな家庭が生まれ増えていくことを願っています。

 


 

 

ネコのいる家庭の風景
 

 

ではでは

Posted by 猫機長
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名機の条件:零戦はなぜ駄作になったか

まず、この記事は零戦をディスるためのものではないことを明記しておきます。

といいつつ。。。

欧米での零戦の評価というと、たいてい

「世界で初めて陸上戦闘機を超えた性能を発揮した」

と、情け容赦なくディスっています。

ほめているんじゃないの?残念ですが、ディスっているのでなければ、憐れんでいるのです。

零戦(出典は「極東上空の虐殺」Martin Caidin著)
 

 

説明するためには、駄作の対極にある「これ以上ない名機」について確認することが一番近道と思います。

その名機とは「グラマンF4F」

珊瑚海やミッドウエーなど正規空母同士の艦隊決戦や、護衛空母による船団護衛など、艦上機としてのどんな任務もオールマイティ―にこなし、開戦当初の最も苦しい時期でも、優勢な零戦相手に互角に戦いました。操縦がしやすく、パイロットに優しい戦闘機。F6Fが大活躍できたのも、F4Fの飛行特性とあまり変わらず、ベテランパイロットがF4Fのノリで操縦できたから。

殺しても死なない耐久力、大量生産、大量配備(小さな空母にもたくさん積めた)の、アメリカ的な合理性たっぷりの傑作艦上戦闘機と思います。

F4Fに搭載された救命いかだ。
F4F-3 life raft PRINT for F4F-3 Wildcat in 1/48 by Eduard 8591437571109 | eBay
 

 

 

 

さて、いろいろな反論が沸き起こってくるものと思われます。

例えば、F4Fは

◎遅いじゃん。零戦とどっこいどっこい

◎敏捷だけど、零戦に比べたら格闘性能だめじゃん

これら反論についての一つの回答にキルレシオというのがあり。

「The Wildcat has a claimed air combat kill-to-loss ratio of 5.9:1 in 1942 and 6.9:1 for the entire war(Wikipedia)」となっています。

米側の記録で、零戦の正確な被撃墜数がわからないので鵜呑みにはできませんが、実態として「F4Fが終戦時には1機喪失で零戦7機を撃墜するまでになっていた」と堂々記録されるほどF4Fが強かったという証明にはなると理解します。(個人的には、サッチウエーブだのの物量や他の高性能機との共同撃墜だので、終戦時までの累計でF4F一機ごとに零戦二機くらい撃墜かと推測します)

 

P39とF4F混成によるサッチウイーブの例。
(出典は「極東上空の虐殺」Martin Caidin著)
 

 

零戦との比較はともかく、P51やP47、メッサーやスピット、さらには疾風や紫電改をさしおいて、なんでF4Fが「これ以上ない名機」になるんだ?

F4Fなんて、これら高性能戦闘機と比べると

◎どん亀

◎高空性能が貧弱

と、致命的じゃん?

まさにその通り。そして戦略爆撃による高空決戦で必須の「速度と高空性能」がだめだめだったからこそ「これ以上ない名機」になれたのです。

F4Fの主戦場は、海の上です。

大西洋や太平洋の、とても陸上機が飛んでこれない「文字通りの絶海」で、水面に浮かぶ(つまり高度ゼロの)艦船をやっつけたり、味方の艦上機(艦船)を護衛するのが任務なのである。

スピットなどの陸上戦闘機の性能がいいのは、着艦フックだのが不要なのもあるが、実際問題として艦上機ほど燃料を積み込む必要がないからである。F4Fの縄張りである最果ての海には、スピットとかの陸上戦闘機はそもそも飛んでこれないので、艦上機の方で陸地まで飛んでいかない限り戦闘そのものが成立しないのであった。

P39。当時は珍しい前輪式。https://modelismoestatico.comunidades.net/ph-bell-p-39-airacobra
 

 

艦隊決戦が陸地近くまでもつれこんできたら?その場合でも、F4Fのお仕事は艦隊防衛と攻撃援護ですから、別に高空性能なんか必要ないし、低空での格闘は、零戦と張り合うF4Fは最強である。陸上機相手でも、自分の土俵で戦えばこわいものなし。

要すれば、陸上の高性能戦闘機と、艦上の高性能戦闘機では、要求される諸元が違うのであった。ははは

だましたな猫機長!最初から「これ以上ない名機」じゃなくて「これ以上ない艦上戦闘機」だといえー!ぐぬぬぬー!

まさしくそこがこの記事のコアなのです。

貧すれば鈍する、と言いますが、日本は「陸上も艦上も一緒くたにして」「要求される諸元が相互に矛盾する」非実用的な要求を零戦に課してしまった。

防弾装備などの必須部品をかなぐりすてた、飛行性能だけは何とか世界一流の「なんでもござれ」の飛行機。それが零戦だったということである。

そして、無能な日本軍部は、こともあろうに艦上戦闘機を持って陸上戦闘機の土俵に殴り込みをかけてしまった。

飛行性能は陸上機もしのいでいた零戦が、熟練パイロットによって決死の殴り込みを行ったため、開戦当初は大戦果を挙げ、欧米をして「陸上機をしのいだ最初の艦上戦闘機」といわしめました。

しかし、よく考えてみてください。

ちょっと物の分かった人だったら、艦上戦闘機を陸上戦闘機にぶつけるという行為がいかに非効率か、という以前に、いかに低能なことであるかと容易に気づけてしまうのです。

P40だのの陸上機をやっつけたことには驚きますが、その驚きには「なんでこいつらちゃんと陸上機で挑んでこないのだろうか?基本のキを知らねーんじゃね?」という憐れみが含まれており。

P36。水冷エンジンにつけかえて機首がとんがったのがP40。

Aeronave histórica em cerimônia de dissolução de base, na França


 

 

艦上戦闘機的な中低高度の格闘ではやられ役のP40が、陸上機らしい一撃離脱をとるようになると、容易に零戦につかまらなくなり。

そのうち「高空性能、速度」に加えて「航続距離」に卓越したB29を雲霞のごとく解き放ち、くどいけど「高空性能、速度、航続距離」のそろったP51がこれまた雲霞のごとく護衛してくるようになると、いつまでも「水面近くの高度における格闘性能」にこだわっていた日本の艦上戦闘機のみならず陸上戦闘機までもがアメリカ戦爆連合の飛ぶ高度に上がっていくことさえできずに。。。。というワンサイドゲームになっていきます。

日本は、零戦に何を求めたのか。

無能な首脳部がなにも決定できないので、どんな場面にも即応できる万能機が必要になってしまった。

ぱっと見は成功したかに見えたが、うわべの飛行性能だけではだめで、通信、防弾、武装といった「勝つために必要な装備」が「ないか、貧弱か、使い物にならなかった」ので、結局、「いくら撃たれても死なない」敵機に取り囲まれて、袋叩きになってしまった。

どだい、何でもできる、というのは、裏を返せば、何もできない、ということに陥ってしまうのです。

日本の首脳部が何も決められないままに、一般の国民が右往左往というのは、コロナ禍でもみられました。

出展:https://note.com/hyamaguchi/n/n0c60c7292ec3
 

この逆がアメリカだった。

陸上なら陸上でP35,P36,P39,P40,P47,P51,P38と、陸上機としての王道である上昇力、速力、火力、高空性能、さらには十分すぎる防火・防弾性能を持った名機を次つぎと開発し。

艦上機は、格闘戦に優れたF3F,F4F,F6Fと順調に発展させることができました。

そして、戦争指導・遂行においてしっかり「ここはこの飛行機を使おう」と、それぞれの持ち味を最大限に引き出した。

F4Fはこうした的確な用兵によってその性能を最大限に引き出し、勝利を決定づけた「船団護衛、対潜哨戒、制空、攻撃援護」と、艦上機として要求される用途すべてにおいて能力を出し切り。長距離爆撃機の護衛だのといった畑違いの用途で犠牲にされることはなく。

これがF4Uになると、陸上戦闘機並みの速力を出そうとして、艦上戦闘機としては使い物にならなくなった、という事実が、的確な用兵が最重要ということを裏書きしていると思います。

F4Uコルセア。https://vintageaviationnews.com/aviation-museum-news/planes-of-fame-f4u-corsair-flying-demo-hangar-talk-march-4th-2023.html
 

 

F4Uが出てきてしまうと、F6Fも引き合いに出さなければならないのですが、これこそ欧米的な価値観から見たら、「速度も出なければ高空へも上がってこれない、P47と同じ高性能エンジンなのにかわいそうな低性能機」になってしまい。「低性能機ぞろいの日本を相手に、唯一日本機の持ち味であった格闘性能で同等の立ち回りができるように、速度や高高度性能を犠牲にした、対日本という傍流の戦線へつぎ込むコイン機」として、日本機をせん滅して勝利に貢献したはしたが、なんかあまり楽しい記事にはならないので、F6Fについてはなかなか筆がすすまないのです。コイン機呼ばわりは言い過ぎかもしれないけど。

F6F(左)とP47(右)https://www.youtube.com/watch?v=Ydf0-QadMlY
 

 

F4Fなら、艦上戦闘機としてのすべての場面で大活躍した幸せな飛行機ということで、安心して書くことができるのでした。

3000字を超えたのでおしまいにします。

日本人が、やみくもな行動で右往左往する(あるいは行動できずに思考停止してしまう)前に、その行動について理性的に計画できる日が来ることを願っています。

ではでは

 

Posted by 猫機長
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チーズはどこへも消えません

啓発本、と言われる類の中でも、一世を風靡し、現在でも有名なのに「チーズはどこへ消えた」というのがあります。

Wikipediaでは

「『チーズはどこへ消えた?』(英語原題:Who Moved My Cheese?)は、アメリカ合衆国の医学博士・心理学者であるスペンサー・ジョンソン(英語版)が著した童話、ビジネス書。1998年にアメリカで出版され、2019年時点で2800万部を超えるベストセラーとなっている。」

あれ童話だったっけ?こんな「童話」を読んだ子供はアダルトチルドレンになってしまうのでは?

かんじんのSinopseすなわち内容の概要がWikipediaには載っておらず。むりやり要約しちゃえ!ということで以下の通りとなりました。

(参考:【要約】『チーズはどこへ消えた?』のあらすじ【20代向けの名著】 | 小売オタク)
チーズのある静物(Still Life with Cheese ) ギョーム・ロマン・フエース
https://www.meisterdrucke.jp/fine-art-prints/Guillaume-Romain-Fouace/67876/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E9%9D%99%E7%89%A9.html
 

 

◎登場人物は、小人の「ヘム」と「ホー」、そしてネズミの「スニッフ」と「スカリー」です。

◎この2人と2匹が迷路にあるチーズを探していると「チーズステーションC」で大量のチーズを発見。幸せな日々を過ごしていた。

◎ところが、ある日チーズは消滅してしまった。

◎ネズミどもは本能のおもむくまま別の場所にチーズを探しに行き。しかし人間どもは泣き言や繰り言をのべるばかりで「ステーションC」から離れることができず。

◎ヘムが「何もしないでこのままステーションCにいるべき。チーズはいつかは戻ってくるはずだ!」とだだをこねる一方、ホーは「とっとと身を危険にさらして新たなチーズステーションを探検に行くべきだ!」と見境もなくわめき。

◎引きこもりのヘムを残し、ホーはサンゴヘビや猛獣、政治家やB29と出くわす危機を無視して、闇くもに迷路に飛び込んでいった。

◎ところが、企業家(経産省、経団連)の加護があったホーは、いくらブラックな探検を強いられても生き延び。「俺は不死身のホーだああああ!」と、ついに新しいチーズを見つけることができたのでした。

めでたしめでたし

元ネタはこちら。ゴールデンカムイ
https://www.suruga-ya.jp/product/detail/892141554
 

 

ではなく、これ以上なく「めでたくなしめでたくなし」という終わり方になってしまっています。

いったい、この「童話」で、世の指導層は、しがないサラリーマンのあなたに何を求めようとしているのか?

上記参考リンクから、以下そのまま抜粋します。

「迷路で旅をするうちに、ホーはいくつかのことを学びました。

変化は起きる→チーズはつねに持っていかれ、消える

変化を予期せよ→チーズが消えることに備えよ

変化にすばやく適応すること→古いチーズを諦めればそれだけ早く新しいチーズを楽しむことができる。

変化できないのは恐怖があるからだ→迷路の中には何があるかわからない。

ホーは自分を変えて、新しくチーズステーションNにたどり着きました。チーズステーションNには、新しいたくさんのチーズがありました。

そこには、すでにネズミのスニッフとスカリーがいました。2匹はすでにチーズを食べて満腹の様子でした。

こうしてホーは自分を変え、迷路の中で学び、新しいチーズを掴み取ることができました。」

 

上記から、いよいよこの本が、いかに読者の魂を抜き去り、単なる家畜になるよう誘導しているかということが明らかになります。

チーズが何を象徴しているかについては、ここでは「収入」、「生活の保障」をひっくるめて「お金」としておきます。

チーズのある静物、1615年 (Still Life with Cheese, c.1615 ) ヴァン・ダイク
https://www.meisterdrucke.jp/fine-art-prints/Floris-Claesz.-van-Dyck/394017/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E9%9D%99%E7%89%A9%E3%80%811615%E5%B9%B4.html
 

 

この本のエッセンス部分である「チーズ」を「お金」に替えたうえで、説明を加えるとこうなるのでした。

変化は起きる→お金はつねに持っていかれ、消える
変化を予期せよ→お金が消えることに備えよ

◇なるほど、お金というものはなくなってしまうものであり、消えることをあらかじめ覚悟せよ、ということですか。ふーん。

 

変化にすばやく適応すること→古いお金を諦めればそれだけ早く新しいお金を楽しむことができる。

◇要するに、今あるお金に執着するな。あきらめろ。そうすれば新らしい収入が得られるぞ、と言いたいのでしょうか。人口オーナスの今日、「新しいチーズ」が発見できる保証が、どこにあるのでしょうか。さらに言えば、変化に素早く適応しろ、と突き放しておきながら、どうすれば適応できるかということには触れていない、恐ろしく無責任な誘導になっています。

 

変化できないのは恐怖があるからだ→迷路の中には何があるかわからない。

◇当たり前です。自分も家族も危険にさらすような生活の変化に、抵抗もなく飛び込んでいく「12歳の幼稚な子供」になれ、ということなのでしょうか。

 

そして、この本の極めつけの本質が、以下で明示されています。

ホーは自分を変えて、新しくお金ステーションNにたどり着きました。ステーションNには、新しいたくさんのお金がありました。そこには、すでにネズミのスニッフとスカリーがいました。2匹はすでに「チーズを食べて」満腹の様子でした。

◇すべてお前が悪い。お前が変化して「ステーションN」に順応できなければ餓死だ。4んじまえ、ということです。

 

どんな変化をすればたどり着けるか、というお手本が「すでにネズミのスニッフとスカリーがいました」ですからねー

要するに、この本のメッセージは、

「思考能力を捨てろ。うだうだ能書きをたれずに本能的に「チーズを探す」ネズミ畜生になれ」

ということなのです。

パン、チーズ、ワイン、プレッツェルのある静物(Still Life with bread, cheese, wine and pretzels )Osias the Elder Beert https://www.meisterdrucke.jp/fine-art-prints/Osias-the-Elder-Beert/72287/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%80%81%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%80%81%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%80%81%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%84%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E9%9D%99%E7%89%A9.html
 

 

「予期せよ」とか「適応する」とか、いかにもかっこいいことを書いていますが、「どんなクライテリアで」「どのようなリスクを計算して」「どのような成果を見越して」といった思考・計画の部分を見事に消し去って、ネズミ畜生のように見境なく走り回れ、とけしかけているに過ぎないように思ってしまうのは私だけでしょうか。

ホーのように、やみくもに新しいステーションを探すことで、必ずステーションが見つかる、という保証があれば、この本も多少はあなたの役に立つことでしょう。

しかし、ステーションを見つけるための具体的な手掛かりは提示せずに「お前が変われ」ということに終始するこの本の意図としてどんなものが隠されているのか。

あなたが、変化に変化を重ね、汗みどろになって新しいステーションを探す労働をしているとき、その労働の成果をかすめ取っている組織などがないでしょうか。

この本は、あなたが新たなステーションを探し当てようが、あるいは探し当てることができないまま哀れな過労死を迎えようが、必死になって労働することのみが人生だということを刷り込もうとしていないでしょうか。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fminne.com%2Fitems%2F30333665&psig=AOvVaw2vAV3OqgTnPNmpy0O5AhLX&ust=1735831164845000&source=images&cd=vfe&opi=89978449&ved=0CBcQjhxqFwoTCNDb55rp1IoDFQAAAAAdAAAAABAE
 

いよいよ核心です。

この本が、あなたを「ネズミ車をひたすら回すような」絶望的な労働に落としいれることを正当化する本だとわかったうえで、あなたが穏やかに、質素に生きていくうえで必要な量のチーズ(お金)を、会社だの雇用主だのにかすめ取られないで確保するためには、どうしたらよいのでしょうか。

結論は「ヘムに学べ」です。

もちろん、ただのニートではいけません。

「チーズの本質を理解し、チーズを使いこなすニート」になる必要があります。

「本質」といっても、そんなに崇高とか深遠なものではありません。

「チーズはどこへも消えません」ということを理解していればいいのです。

別に質量保存の法則について説明したいわけではありません。「金は天下の回りもの」だと言いたいのです。

ステーションCで、ありあまるチーズを発見したとき、バカみたいにむしゃむしゃ食ってしまうのが間違いなのである。

有り余っているわけですよね?ネズミのように何も考えずに食うのではなく。債権に変えて利食いするなり、株だろうがリートだろうが、不労所得を生む資産にとっとと変えて、幸せな配当生活をすればよいのです。

「労働しなければチーズは得られない」から「チーズがチーズを生んでくれる」ように、あなたが変化するのではなくて、所得の方で変化、進化、増加するように計画実行すればいいのです。

「やみくもに迷路を走る」よりずっとましである。

チーズとドライデザート(Cheese and Dry Dessert ) Jacob Foppens van Es
https://www.meisterdrucke.jp/fine-art-prints/Jacob–Foppens-van-Es/103313/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%A8%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%88.html
 

 

では、どうやって配当だけで生活できる量の「チーズ」を築き上げるのか。

これは、楽しくてためになるサイト「アーリーリタイア・軽飛行機で空を飛ぶ」の特に「Financial」の部分をご精読ください。

3000字越えで終了。

ではでは

Posted by 猫機長