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飛行機づくしの短編集

先週は気難しい、数字ばっかり、「ふむふむ」の資産投資の話で、はたして最後まで読んでいただけるか?だったのですが、たくさん「いいね!」いただき、ありがとうございました。今回はもっとぽけっと「わくわく」、短編集でいってみます。

というわけで。。。。①恐ろしいドレン弁のお話、②引っ込み脚と固定脚、③飛行機乗りの格言です。

恐るべしドレン弁

製造から25年(購入からは7年)を経過したこよーて(自家用機の名前)。エンジンを開けてフルオーバーホールし、経年劣化で硬くなったエンジンベッドのゴムなども取りかえて、完璧になったぞ!と、数週間ぶりのフライトをもくろみ。いそいそと早朝から機体のチェックを開始。

こんな飛行機に乗っています

 

 

でも、この時点で、なにか変だぞ?虫の知らせがあり。

というのも、オーバーホールでまたもやマグネトー交換をしたりとか、要は巨万の富をつぎ込んだかなりの大手術が、遂に完璧に完了だ!というだけでも上出来なのに、乾季の始まりではまだめずらしい、雲一つない完璧な青空、無風というこれ以上ないグッドコンディション、ようするに完璧すぎるシチュエーションになり。

ふつーは、やれ風が強いだの、やれ雲が出ているだの、風向きが悪くて滑走路直上にエアバスや737がバンバン侵入してくるとか、離陸しにくくするなにかがあるんですよねーここまで完璧で、いかにも神様から飛べとべー!とけしかけらているようなかんじだと、なにか恐ろしい落とし穴があるんじゃないか?と勘繰りたくなるのです。気のせいか?本当になにかあるのか?

ありました。

ドレン弁からのガソリン漏れを発見。

ドレン弁。燃料の状態を確認する大切なパーツです

水や埃はガソリンより重くタンクの底に溜まるので、エンジンまでの配管にドレン弁をつけて、離陸前の機体チェックの時に少量のガソリンを抜き取って除去します。

 

 

ちょっと写真では見えにくいですが、ドレン弁のガソリン排出コック先のビニール管(写真で黒っぽく変色しているところ)にガソリンが貯まって雫になっており。

 

 

そして床に落ちた雫が地面に染みを作っていたのでした。

ちなみに、燃料タンクから送られてくるガソリンの圧力というのはなかなかのもので、1週間も駐機しているとキャブレターからプラグまでガソリンが染み出て、がぶっちゃうこともあるので、駐機しているときは燃料タンクのメインコックは閉じて、ドレンから先へガソリンが流入しないようにしておきます。

 

 

そして、土曜日の早朝、勇躍してメインコック開け、ドレン弁にガソリンが流入しタンクからの圧力がかかったとたんに、ガソリン漏れが始ってしまったのでした。

ガスコレイタ―(Gascolator)本体内のガソリン点検排出口に汚れが貯まって、ドレン弁コックのパッキン(パチンコ玉みたいなやつ)が密閉しなくなっていました

 

 

これを確認しないで離陸したらどうなるか。

ちゃんとドレン弁が密閉された状況では、こんな感じです。

 

 

ところが、ドレン弁からガソリン漏れがあると、

 

 

燃料系統と上空における外気の気圧差でガソリンが機外に噴射されてしまい、あっというまにガス欠でエンジンが止まっちゃうのでした。

もっとも、今回の程度であればまだまだ安全に飛行できますけど、やっぱり完璧に密閉しないといやですよねー。

いやいやエンジンフル整備の直後、いかにも安心、というときに限ってなんかあるぞ!といつにもまして警戒したのと、別の記事に書きましたが、レストア完成したばかりの世界の名機J3カブが、やっぱりドレン弁のガス漏れで不時着、全損というかわいそうな事故のことが脳裏に焼き付いていたのが大きいかなともいます。

世界の名機パイパーJ3カブ

 

 

「人は、長生きするに従って知識を獲得していくが、飛行機乗りは、知識を持っているやつが長生きする」ですね。はははは

 

②引っ込み脚と固定脚

ランディングギアは離陸した瞬間に単なる抵抗物と化すため、引込めることができれば。。。となるのは進化の必然ですが、引込みの機構(モーター他)はそれこそ「飛行機が一番嫌う重量増加そのもの」だし、だいいち故障でもしたら、ということで、超音速で飛ぶジェット戦闘機はともかく、小型飛行機は引っ込みとするかどうかは永遠の課題です。さる研究結果によると「時速350キロくらいまでは固定脚のほうがよい。これを超えると重量増加や引っ込み機構設置による機体・翼の補強などを考慮しても引込み式のほうが効率的」だそうで、せいぜい100マイル(時速160キロ)で飛ぶ「こよーて君(僕の自家用機)」はもちろん固定脚です。飛行中、操縦席の窓から主脚スパッツがぽかんと空に浮かんでいるのをみると心がなごみます。

こんな感じ

 

 

左が固定脚(こよーて)、右が引っ込み脚(グラマンF3F)

 

 

ちなみに、固定脚でも流線型のスパッツ装着で空気抵抗を10分の1程度に減らせるので、昔の戦闘機には必須の装備でした(そして現在の日曜パイロットには燃費低減のため必須です。ははは)。吉村昭の小説「零式戦闘機」では、96式戦闘機という傑作戦闘機を設計するとき、スパッツの形状を工夫することで、当時の引っ込み脚の戦闘機と同等のスピードを出すことに成功したうんぬんとあり。

96艦戦

 

 

96艦戦は、艦上戦闘機ですが陸上基地でも盛んに使われ。ろくな舗装もないでこぼこの平原で離着陸した昔の飛行機らしく、巨大なメインギアですね。。。

一方、実戦では下の写真のとおりタイヤむき出しで使用されたこともあったようで、陸軍の97戦では、ある記録いわく「戦友が敵陣に不時着し、おもわず自分も近くに着陸し救出した。その日はたまたま整備が間に合わずスパッツをはずしていたため、不整地の強行着陸でも転覆しなかった。人の命なんてほんのハズミで左右されてしまうのですね」。

97戦

 

 

現在でもHOTEL FAZENDA(農場ホテル)等の滑走路は赤土むき出しのところもあり。「ぬきあしさしあし」で離着陸しています。

 

 

③飛行機乗りの格言その2

その1はこちらをどうぞ→飛行気乗りの格言(axiomas-de-aviador)

◎滑走路の長さ、燃料と女性の愛は多いに越したことはない。

Três coisas que nunca são demais: pista, carinho da mulher e combustível.

◎地上にいて飛びたがっている方が、飛んでいて降りられなくなるよりはましである。

É bem melhor estar aqui em baixo desejando estar lá em cima, que estar lá em cima desejando estar aqui em baixo.

◎飛ぶことは危険ではない。危険なのは落ちることである。

Voar não é perigoso. Perigoso é cair.

◎安全に落ちれば危険なことはない。これを着陸という。

Se cair em segurança não existe perigo . A isto chamamos de Pouso.

◎恐怖のひとときは、高価な大型旅客機も最小の価格で購入した部品で組み立てられていることに気づいたとき。

O que me assusta ao voar de avião é imaginar que tudo que está dentro dele foi colocado pelas empresas que ofereceram o menor preço.

◎正しい決断は経験から。そして経験は間違った判断を重ねて得ていくもの。 Decisões acertadas vêm com a experiência, e a experiência vem com decisões erradas.

◎人は、長生きするに従って知識を獲得していくが、飛行機乗りは、知識を持っているやつが長生きする

Na terra, quanto mais se vive, mais se conhece. No ar, quanto mais se conhece, mais se vive.

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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前が見えない

飛行機を操縦するうえで、単に操縦かんをぐりぐりというだけではなく、気象、航法、通信など、パイロットは同時並行でいろんなことをやらなければならず。

そのためには、なにが一番重要か?

風速や機速を計算する明晰な頭脳か?飛行機の挙動を瞬時に察知して機体を操る運動神経か?

いずれも重要ですが、もっと大切なものがあるのです。

それが「見る力」

視力ともちょっと違うかも?たとえ2.0の申し分ない視力でも、それほど遠くないチェックポイントが見つけられない人もいれば、ど近眼なのに「あの灯台に向かって飛んでいこう」なんて砂塵にかすむ方向へなにげに飛んでいくと、本当に灯台が見えてきたぞ、なんて人もいます。

もちろん、後者のほうがパイロットの適性があるということである。

自分がどこをどう飛んでいるのかを、その辺の山だの谷だの道路だのから、瞬時に航空図に照らし合わせて、あここにいるね、とわかる能力が重要である。

とある重要河川の合流点。機上からの見え方と航空地図上の記載。いずれも赤丸です。

 

 

この才能は、熟練で置き換えることができます。何度も飛ぶことで、早朝はこんな感じに見えたけど、ちょっと日が昇ったら全然違う感じ。東から来たときはこんなだけど、西から来たらあんなだ、とインプットして、次第に迷わないで済むようになってきます。

最初はGPSにたよって何とか、でも、わざとGPSの画面をオフにして、地文航法で飛ぶように練習するときもある。チェックフライトではGPS使用不可ですからねー。

飛行機によっては、視界が悪くて航法に苦労するのもあり。

ぼくの乗っているこよーてや、セスナなどのサイドバイサイドの高翼機は、見晴らしがよくて、らくちんです。

こよーて(Rans Super Coyote)。サイドバイサイドです。

*隣の素敵女子は婚約者がいました。しくしく

 

 

同じ高翼機でも、PA18だの、タンデムになってくるとやばいぜ!基本、機長は後席になり、それだけでも前方の見晴らしは悪くなるのに、前の人がメタボ体質とかで、文字通り視界を全部覆っちゃう、なんてケースもあるらしい。

パイパーJ3。前の人のほうが小さくてやせ型という、幸せなケース。

 

 

「ジェネアビの神様」高橋淳さんは、「別にこのくらいの飛行機なら前見なくたって操縦できるがね」なんて言っていますが、大きな双発機から曲技機まで乗りこなす達人だから言えることであって、ぼくだったら一発で空間識失調になって墜落すると思います。

でも、それって、飛行機のせいじゃなくて、前に乗るやつが悪いんだよね?

ダイエットしましょう。

上には上があり。

なんと最初から「前が見えない飛行機」もあったのでした。

その名も「ライアンNYP」

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Spirit_of_St._Louis_at_San_Diego_Airport_DSCN0022.JPG

 

 

視覚障碍者用の飛行機なのか?いやいや、目が見えない人は、飛行機の操縦はできません。

リンドバーグが大西洋横断のために特注して作ったのですが、参考になったモデルがあり。

その名もべランカ単葉機

https://airandspace.si.edu/collection-media/NASM-A19800263000cp03

ちゃんと窓がついています。

 

 

リンドバーグもこの飛行機で大西洋横断をしたかったそうですが、べランカ社側といろいろあり。結局自作機で行くことになりました。

エンジンはべランカ機と同じライト・ホワールウインドを使用。酷使しても文句を言わない「百姓エンジン」だったらしい。

問題は、大西洋横断などという長距離をとぶに当たって、大量に消費する燃料を入れるタンクを、小さな単発機のどこに格納するかとなり。

飛行機は、重量の中心すなわち重心と、推力・抗力・揚力・重力が合わさる空力重心がうまくかみ合わないと、そもそも飛べないか、安定性の全くない危険な飛行機になってしまいます。

例えば、B17を遠くベルリンまで護衛して有名なP51ですが、このために胴体内の変な場所に増加タンクを設置せざるを得なくなり。この増加タンクの燃料がへたに残っていると、バランスが崩れて、戦闘機動どころかまっすぐ飛ぶのさえ危ない飛行機になってしまいました。その点なにげに長距離が飛べた零戦は偉大ですねえ。

http://majo44.sakura.ne.jp/planes/P51/702.html
 

 
燃料を目いっぱい積んでも、飛行特性が変にならないためにはどうすればよいのか?

その①:主翼に搭載しちゃえばバランスを崩さずにとべる。

その➁:なるべく主翼に近い位置の胴体に格納する。

ライアンNYPの場合は、翼内の他に主翼直下の胴体で、操縦席の前の部分は全部燃料タンクにしちゃえ!となりました。

要するに前部胴体がほぼすべてガソリンタンクの状態。

https://ww2aircraft.net/forum/attachments/ryan-nyp-spirit-of-st-louis-1jpg-jpg.498261/

 

 

ふむふむなかなかシンプルでクレバーな解決だね!

でも、気がついたら、機体前面に窓がつけられなくなっていました。ははは

https://www.cradleofaviation.org/history/exhibits/exhibit-galleries/the_golden_age/spirit_of_st_louis.html

 

 

しゃあない、このままいくか。

大西洋横断という狂ったまねをする上では、前方視界が確保できるかは、死活問題ではなくなっていたのでした。

この記事のはじめに「チェックポイントを探して」と書きましたが、どんなに視力がよくても、裸眼で視認できるのはせいぜい70キロ先までの目標(タワーとか識別しやすいやつ)です。

望遠鏡もあるけど、大西洋横断でいったん海に出ちゃったら、前後左右それこそ見渡す限り海になってしまい。

見えない目標に向かって飛ぶために、推測航法を行いました。

飛行機の速度と飛んでいる方角から、今この辺をこっちに向かって飛んでいるな、と計算し。一見奇跡的ながら、ほとんど計算どうりに、まいごにならずに飛んだらしい。

*この成功には、リンドバーグが郵便機のパイロットだったことがかなり決定的に影響したらしい。

一方、前の見えない飛行機なんて、さすがにできそこないすぎじゃね?とライアン社の人たちが悩んだかどうか?とある工夫で、不完全ながらなんとか前を見ることができる機構を開発し。

それは「潜望鏡」

以下に、ライアンNYPの操縦席の写真を掲載します。

緑楕円の部分が伸び縮み式の潜望鏡。写真は伸ばしたところで、赤丸の部分に前方の景色が映るようになっています。

https://www.si.edu/object/nasm_A19280021000

伸ばしたままだと空気抵抗もはんぱないので、よっぽどでなければ格納したまま飛んでいたと思われます。

こうして、ひねた片目のカニ、というか、飛行機のくせに潜水艦みたいな恐ろしい飛行機になってしまったライアンNYPですが、そのくせ大西洋横断にはこれ以上ない合理的な飛行機だったのでした。

カニの目じゃなかった潜望鏡

https://twitter.com/jack19998/status/846323667579486210/photo/1

 

 

◎小型の単発機。当時の長距離記録機は多発エンジンが多く。もちろん一発が壊れてもなんとか不時着できるぞ、という理由ですが、リンドバーグからみれば、一発でも壊れた時点で長距離飛行は断念だし、それより絶対壊れない、VWカブト虫みたいなエンジンを一発だけ積んだ小型機のほうがガソリンの消費が少なくていいじゃん、となった。

「壊れなければどうということはない」。

世界の名車かぶと虫

 

 

◎陸上機であえて洋上を飛ぶ。やっぱり何らかのエンジン不調や、迷子になっちゃった!というときに、水上機であれば着水してゆっくり天測、ができるが、リンドバーグから見れば、着水なんて余計なことをした時点で新記録は望めない。燃費も落とせ、エンジンの性能を最大限に発揮できる陸上機以外の選択肢はなかった。

◎この結果、すべてうまくいけばこれ以上合理的な飛行機はない、けれど、何かがうまくいかなければ、即行方不明という、やけくその飛行機になってしまったのでした。

ついでながら、飛行性能を高めるために、尾翼、特に水平尾翼をちっちゃくしてしまったため、安定性が得られず。まるでBf109とかF4Uか?みたいになってしまい。

それにしても、こんなできそこないの飛行機で大西洋横断なんて、きっとリンドバーグはよっぽど悪いことをして、とにかくアメリカを脱出だ!と追い込まれていたのかもしれん。うまく成功して有名人になったので、過去の悪行は帳消しになったとか。

なあああんて!

幸いうまくゆき。

33時間の飛行の後、見事パリに着陸。

最初の一言は「英語話せる人いる?」その次が「トイレどこ?」だったそうです。

トイレのないライアンNYPで成し遂げた偉業。

前が見えなくても大西洋は横断できる、というプラグマティズム(実利主義)の権化みたいな事例でした。

郵便機の世界。宝塚「サン・テグジュペリ」

https://www.bilibili.com/video/av33353628/

 

ではでは。。。。

 

Posted by 猫機長
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ふしぎな百人一首の世界

以前、タロットカードの話を投稿した時に、なんのはずみか「軍国百人一首」というのを書きました。

正しくは「愛国百人一首」でした。なんだそりゃ?

大正から昭和に入り、世界も日本も大戦争の悪夢に転がり込んでいくご時世の中で、日本はナショナリズムの高揚のためいろいろな努力を行い。その一つとして日本古来の文化を見直し、その素晴らしさを喧伝する、という方策がとられました。

そして、世界に誇れる日本文化の一つとして、百人一首が脚光を浴びることになり。

神国日本の百人一首を覚えて、来る大戦争へ向け防人の魂をふるいたたせよう!

例えば。

45番 謙徳公 あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな

http://www2u.biglobe.ne.jp/~nagaki/hyakunin/45.htm

 

 

無敵皇軍の勇ましい和歌だ!でも平安時代の言葉なので、現代語に訳してみましょう。

「あなたをずっと愛しく思っております。あなたに恋いこがれ続けても、そんな私のことを哀れだと言ってくれそうな女性は他に誰も見あたらないまま、むなしく無駄に死んでいくのでしょうか。」

あれ?

お姉ちゃんに振られて、いじいじと悩むしょうがない奴のことじゃね?

うううむ、気を取り直して、もう一ついってみます。

21番 素性法師 今来むと 言ひしばかりに 長月の有明の月を 待ち出でつるかな

http://www2u.biglobe.ne.jp/~nagaki/hyakunin/21.htm

 

 

なんかにやけた坊さん、という事で、一抹の不安がよぎりますが、翻訳してみましょう。

「「今すぐに参ります」とあなたが言ったばかりに、9月の夜長をひたすら眠らずに待っているうちに、夜明けに出る有明の月が出てきてしまいました。」

うああああー?坊さん??いいのか????

と、要すれば100首のうち、43までが「恋の歌」つまり「お姉ちゃん、すきすきー」とか、「ふられちゃった、しくしく」みたいに、いい年こいたおっちゃんやおばちゃんが情けなくとりみだす情景ばっかりになってしまっていたのでした。

ううむ、これではとても軍国日本の文化として推すわけにはいかない、というか、奈良だの平安だののヒーローがこんなんだったら、昭和の日本人はいったいどうよ?となってしまうぞ?

でも、逆転の発想をする者はいつの時代にでもいるようで、「別に新しいのを作っちゃえばいいじゃん」と、万葉集だのなんだのから、「勇ましい和歌」をかき集めて「愛国百人一首」が生まれたのでした。

奈良県立図書館情報HP(https://www.library.pref.nara.jp/collection_sentai/reference/112)で、そのいきさつや、どんな和歌が収録されているのかが説明されており。

「形式的には短歌であり、小倉百人一首に採録されているものは除く。

時期的には、万葉集以降で、明治維新前に没した詠者に限定する。

臣下の歌に限定、つまり天皇や皇族の歌を除くこと。

「愛国」を広義に解釈する(例えば、母性愛や夫婦愛をうたった女性の歌、国土の美しさをうたったものなど)

ある作者の歌の中から一首を選ぶ場合は、直接愛国の精神を詠っているかよりは、和歌として優れているかを基準とする。

明朗に、また積極性を帯びている作をなるべく優先する。

歴史上有名な人物の作であっても、あくまで作品としての質で選定する。(引用終わり)」

具体的な100の軍国和歌は、すべて書き出すと記事の字数がめちゃくちゃオーバーしてしまうので、こちらをご参照ください→
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E5%9B%BD%E7%99%BE%E4%BA%BA%E4%B8%80%E9%A6%96

以下、一部抜粋です。(なお、絵柄は「愛国百人一首絵葉書」です)

現代ちっくな絵柄のものから。

21、 今奉部與會布 今日よりはかへりみなくて大君の御楯と出で立つ吾は

今日からは家をも身をも顧みすることなく、大君 の強い御楯となって、私は出立するのである

 

 

こちらはなんとなく米国ちっくなおねえさん。美人過ぎて、ぼけっと見入ってしまいました。

10、 海犬養岡麿  み民吾生けるしるしあり天地の榮ゆる時にあへらく思へば

天皇の民である私は生きている甲斐があることよ。 天地が栄える時に生まれ合わせたと思うので。

 

 

復古調のものもあり。

左から

38、 中臣祐春 西の海よせくる波も心せよ神の守れるやまと島根ぞ

12、 小野老 あをによし奈良の京は咲く花のにほふがごとく今さかりなり

 

 

桃太郎も登場

92、 津田愛之助  大君の御楯となりて捨つる身と思へば軽き我が命かな

 

 

きわめつけは、性別不明の美形キャラ。

45、 楠木正行   かへらじとかねて思へば梓弓なき数に入る名をぞとどむる
梓弓で放たれた矢のように2度と生きては帰るまいと決意しているから、ここに私と共に死ぬ決意の者の名を永久に残そうと書きとどめる

 

 

これらのかるた(絵葉書ですけど)を見て、実は、一種安心しています。

戦前の日本と現在の北朝鮮を同一視する人も多く、実際「軍国主義」と「先軍政治」そして強圧的な恐怖政治という点で確かに類似しているけれど、上記の絵と、北朝鮮のポスターでは、明らかに差があり。

北朝鮮のポスター。https://m.media-amazon.com/images/I/A1oxvbD97EL._AC_SL1500_.jpg

 

 

北朝鮮(旧ソ連や、プーチンのロシアもそうですけど)の絵は、やらされている感が半端ない。というか、とにかくこういう絵でもかいて将軍様を賛美しないと、たちまち強制収容所、となってしまうのに比べ、日本のかるたのほうは、少なくとも絵葉書バージョンはかなり気ままに描いており(と勝手に思っています)。

要すれば「官製の軍国歌謡」と「民間で自主的に生まれてきた替え歌」の差かもしれん。

前者の例が、高橋掬太郎という人が作詞した「英国東洋艦隊壊滅」。これはこれで威勢がよくていいけど

 

 

この歌は、いわゆる「ニュース歌謡」で、レコード化もされなかった(一説には官製アジテーションの曲をレコード化するのがいやがられた)らしいのですが、愛国心に燃えるサトウハチローさんが「断じて勝つぞ」という替え歌にしたら、同じく愛国心に燃える国民の間で大ブレイク、レコードが飛ぶように売れたらしい。

断じて勝つぞhttps://www.youtube.com/watch?v=7Zps8NbDwmk

 

 

要すれば、北朝鮮の人々が、どんなに鞭うたれてもひれ伏して従うしかない80歳の老人とすれば、軍国日本は正義の日本を信じ切って自発的に軍に協力した、12歳の無垢な少年、くらいの差があると思います。

現在のすれからしな日本では、無くなってしまったひたむきさを、「愛国日本絵葉書」の登場人物の目つきに見出してしまったのは、私だけでしょうか。

といって、愛国百人一首の内容をざっと見てみると

「大君は神にしませば」「大君の命かしこみ」「命をばかろきになして」「すめ神の天降りましける」

なんて、「日本は神の国です」というのばっかり延々と続き。

はたして、「お姉ちゃん好き好きー」の和歌を書いたのと同じ日本人の作ったものなのだろうか?日本人って、ふしぎですねえ。

これじゃあB29と竹やりのケンカになっても不思議ではないですよね。。。

さて、戦争が終わると、こんどは「新いろはかるた」というのが生まれ。日本国憲法の精神をあらわした

◎国民主権(「み 民主 みんなの 心から」、「ろ ろばた から よ論」)

◎戦争放棄(「い いくさを なくす 新憲法」、「へ 平和の 世界 われらののぞみ」)

◎基本的人権の尊重(「こ 個人 尊重」、「し 信仰の 自由 学問の 自由」)

なんてのが生まれました。

なんかこっちも官製ちっくな押しつけがましさ満載だなあ。北朝鮮のポスターとあまり変わらなったりして。。。

一方、戦前、戦後を通じ、人を人として敵も味方もなく尊重した、というか、尊重しようとした、そんな戦前の和歌もあり。この和歌は、軍閥だの産業界だのが自分の利益のために大衆を先導しようとか、あるいは大衆のほうで思わず扇動に乗っちゃった、みたいな「12歳」とも違った、平安時代から今日までに通ずる「仁」という、日本が誇ることのできる思想を体現していると思います。この和歌を掲載して、結びとさせていただきます。

「よもの海 みなはらからと 思う世に など波風の たちさわぐらむ」

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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B29によって築かれたエアライン運航の基礎

B29って何?アメリカの巨人爆撃機のことです。

と、説明しなければならないほど戦争は過去の話になり。

ぼくが幼稚園ぐらいだったかの昔は、当時の大人たちが語った「暗い夜に空襲警報が鳴って、サーチライトに照らされたB29の上や下に、ぼっかんぼっかんとまるで当たらない対空砲火。地上は猛火で荒れ狂い、みんな防空壕に逃げ込んで震えていた」という恐怖体験が身近なこととして残っていました。

サーチライトに照らされるB29のイメージ図

https://wararchive.yahoo.co.jp/airraid/detail/26/

 

 

日本から2356キロ離れたサイパンという島がアメリカに取られた時点で、当時の東条内閣は責任を取って総辞職しました。その理由には「サイパンの滑走路から飛び立つB29の行動半径に東京含め日本の大部分が入ってしまう」ためというのが重要な部分を占めていたと言います。

そして、B29に多数の都市を焼き払われ。

この時点で降伏していればいいものを、ずるずると黙殺だのなんだのと引き延ばしたため、原爆を落とされて終戦になりました。

その原爆を落としたのもB29です。

というわけで、(アメリカから見れば)B29は対日戦争終結の最大級の功労者であり、対独戦争終結の最大級の功労者であるB17とともに、世界中の飛行機マニアから尊敬を集めては、実はいなかったりします。

B17は、「大空の女王」「空の要塞」と呼ばれる有名な飛行機ですが、B29は?「超空の要塞」という呼称があるにはあるけど、それでどうなの?というかわいそうな扱いになってしまっています。

その理由はなぜか。この記事で真相にせまります

さて、結論を先に書いてしまうと、「B17は戦争終結の原動力になった」一方、B29は「戦争という状況を利用して、戦後の金もうけに向けた実験台となった」からと理解しています。

なんだそりゃ?

B17と、B29、それぞれ行ってみます。

◎B17

Pixabay無料画像

 

 

B17は、もともとが1930年代に、「東海岸、西海岸と長大な海岸を防衛するために、船(戦艦)よりスピードがものすごく早く、どこの海岸が攻撃されてもすぐ飛んで行って悪い敵の戦艦に弾をぶち込むことができる飛行機」というコンセプトで開発がスタートしました。

つまり、空を飛べる戦艦ということで、大砲の替わりに爆弾を、となり、その結果人呼んで「空の要塞」となりました。

でも、実は海岸防御などではなく、大西洋をひとっ飛びして悪いナチや共産主義者をぶち殺してやれ!と画策していた(これを、戦略爆撃と言います)。

当時、アメリカは孤立主義、すなわちヨーロッパのことなんて知らないよーん、という政策が国民から支持されていたので、戦略爆撃で欧州攻撃だ、なんて飛行機は許可が下りなかったのでした。

こうした言いかえは現在でも続いており、日本でも、最初は病院船だったのが、気が付いたら戦闘機を乗せた空母になっていた、という例もあったりします。

「いずも」。実は空母としてはいろいろあって機能せず、次世代で本物の空母を作るための訓練用・実験用だ、という意見もある。

https://www.mod.go.jp/msdf/jmp/index.html

 

 

というわけで、実は渡洋爆撃でよその国の工業地帯を爆撃し麻痺させてやるぞーという悪だくみを実現させるために作られたのがB17だったのでした。

このため、以下の特徴がある飛行機になりました。

―とにかく落ちない。尾翼が吹き飛ぼうが敵戦闘機が衝突しようがお構いなしに飛び続け「死なない奴が生き残り、勝つ」という、小学生の作文みたいですが究極の真理を体現した。ろくに戦闘機の援護もないままヨーロッパ奥地まで侵入し、対空砲火、迎撃戦闘機などあらゆる防空網にボコられまくり、一時は総出撃機数の3分の1に及ぶ損害をだしながらも、ドイツの恐るべき工業生産力に致命傷を与えるまでにボコり返し、凄惨な「殴り合い」をねじ伏せて勝利しました。

 

 

―数の暴力:200機を超える大編隊でドイツに侵入した

―航続距離:ドイツのすぐ近くにイギリスという滑走路があったので、重爆撃機としては実用的な距離といえる半径960キロの円内にベルリンを収めることができた。でも護衛戦闘機にとっては遠すぎ、長距離戦闘機が開発されるまでは敵戦闘機から一方的にボコられた。

http://ktymtskz.my.coocan.jp/E/EU5/app3.htm

 

 

これらは、すべて敵に勝つためであり、搭乗員の快適さとかは考慮しきれないところもあった。

B17の側方銃座。高度8000メートルで吹きさらしなので、電熱服でぬいぐるみ状態、酸素マスクでかろうじて呼吸しています

(https://secure.boeingimages.com/サンプル画像)

 

 

◎B29

Pixabay無料画像

 

 

B29の場合は、B17と同じことをやれば勝てる、という事はすでに分かっていたので、さらに付加価値をつけよう、となったらしい。

B17の戦訓で得た結果から、新たな悪だくみが盛り込まれました。

1-高空を飛べば、中高度で飛ぶDC3のように、乱気流に巻き込まれて、乗客がきゃー!なんて騒ぐ恐れも少なくなり。寒いが気流は穏やかである(あるいは一定している)ことが分かった。→与圧室の設置により、半そでシャツでも快適に飛べるように改良。

B29の与圧隔壁

 

 

いまどきの旅客機。与圧によって、ハイヒールでも飛べるようになりました(www.independent.co.uk)

 

 

ただし、日本戦闘機(マニアの人へ:屠龍です)の37ミリ砲弾一発が操縦区画に命中し、与圧が抜けて急に零下何十度の世界になってしまい。だれもケガしなかったけれど、「このままでは11人の冷凍人間が出来上がってしまう!」と、飛行機自体は全然飛べるのに、11名の搭乗員は脱出やむなき、なんて、与圧したばっかりに、意外に打たれ弱い、ひ弱な一面も生まれてしまったらしい。

 

2-無数の巨人機を運用する空港施設や、管制のノウハウを蓄積した。

左はグアム島ノースフィールド(https://www.jiji.com/jc/d4?p=bsf226-0906251234090&d=d4_mili)。右はアトランタ空港(https://www.hisour.com/ja/airline-hub-37949/)

 

3-どうせ戦争はすぐ終わる。エンジンとかは寿命が短くてもいいや(アメリカ人の見方。日本のエンジンよりしっかりしていた)。そして、いろいろな新機構を試してみよう。→安普請で大量生産を計るとともに、大型旅客機製造に向けた各種データ取得に貢献。ただし、その後旅客機含めエンジンはジェット化しちゃったけど。

安普請ではあるが機体構造の不死身さは継承した。https://makkiblog.com/b29_fcs/

 

4-世界はわれらのものだ!サイパンから東京へ行って帰ってこれる航続性能。そしてこれだけの距離を迷子にならずに飛べる航法装置。後にニューヨーク・パリの5830キロ等を定期便のアメリカ旅客機が飛ぶうえで重要な実験台になった。

戦後の巨人旅客機、ロッキードコンステレーション(Pixabay無料画像)

 

 

つまり、B29というのは、実は戦争なんてどうでもいいや、その後の世界の航空輸送を牛耳ってやるぜー!というアメリカの恐ろしい野望を体現した飛行機だったのである。

ヨーロッパも日本も死に物狂いになって戦争している中、こうゆう戦後の金もうけのための実験台をのうのうと作っているいやらしさから、B29はB17に劣らない貢献をしているのに、あまり好かれない飛行機になってしまっています。

もちろん、戦争道具としてもすごいところもあり。

例えば、遠隔機銃

https://www.sun-inet.or.jp/~ja2tko/jap/ok_b29.museum.html
 

 
詳しい技術は良くわからないけれど、リモコン方式、かつコンピュータ制御で自動的に敵機の経路を計算して、射手は照準器に入った敵機に向けて引き金を引けば、機銃のほうで勝手に見越し射撃をやってくれるという恐ろしい装置です。

その当時日本がやっていたことは

竹槍訓練。ははは

 

 

ここまで読んで、そんなことないよ!アメリカも必死になって日本に勝とうとしていて、B29が戦後の旅客機の参考になったのは、あくまで副産物だよ!という人がいるかもしれません。

たしかに、必死と言えば言えば必死でした。

でも、必死さのレベルがぜんぜん。。。。というかんじであり。

1945年7月の雑誌TIMEの表紙。戦争?なにそれ?

https://www.ebay.com/itm/304101850719

 

 

ミリオタサイト「兵器生活(http://www2.ttcn.ne.jp/~heikiseikatsu/index.html)」によると、8月15日のニューヨークタイムズでは「前日のナ・リーグ野球の結果は以下の通り。パイレーツ7-ブレーブス5(第一試合)、パイレーツ6-ブレーブス2(第二試合)。ジャイアンツ5-レッズ2。カーズ2-ドヂャース1」なんて掲載していたそうです。

最後に、B29の旅客機バージョンです。

ニューヨーク・ロンドン間5,578キロを、1947年には飛んでいたらしいが、こちらもB17じゃなかったコンステレーションの影にかくれて、いまいち知名度が?だったらしい。

Bill Larkins – B377unitedSFO, CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=29362764による

 

 

http://www.ovi.ch/domains/ovi.ch/public_html/b377/

ではでは。。。

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敗戦国日本が植民地にならなかった理由

昔大戦争があり。日本は主要な都市がマリウポリも戦慄というほど破壊しつくされ、最後には原爆を落とされて無条件降伏しました。

アメリカ占領軍は、日本を植民地化し、今日にいたっています。

ということはなく。

一時占領されましたが、植民地にはならずに、被占領国となっても国として存続し、サンフランシスコ講和条約で独立国として主権を回復し、今日にいたっています。

どうして日本は国として存続できたのか?

極東軍事裁判に、この理由を見ることができます。

戦争なんて誰が正しいだれが悪い、ということはなくて、本当はみんな悪いから起こるのですが、「勝てば官軍」で、勝ったほうが正義の味方になり。極東軍事裁判は、連合国の行いを正当化するために実施されました。

日本側の戦争指導者は、A級、B級、C級等の戦犯として裁かれるようになり。被告それぞれの行いによって絞首刑になったりとか、懲役が決まりました。

極東軍事裁判

 

 

こうした場合、えてして戦前戦中にふんぞり返って「米英撃滅だ!」などと威張っていた上層部にかぎって、ころりと「私はみんなの意見に従っただけで、何もやっていません」と手のひらを返してアメリカにすり寄ったりするものなのですが、アメリカもそこはうまく利用して「アメリカが正義だ!悪い日本の軍国主義者を処刑だ!という判決にするための証拠を作って持ってくれば、お前は無罪にしてやるぞ」みたいな取引を行い。ここでは人名は書きませんが、Wikipediaでは「被告の多くが自己弁護と責任のなすり合いを繰り広げる中で」という記載があり。運のいい人ずるい人がうまくアメリカの喜ぶ情報を渡して生き延びた一方、処刑された人でも、実は無実なんじゃ?という人もいると理解します。

といって、ぼくは「運のいい人ずるい人」を批判するつもりはありません。なぜなら、状況は「カルネアデスの舟板」になっていたからです。

「カルネアデスの舟板」は、ギリシアの哲学者が出したお題のことです。その内容は

●多数の乗客が乗っている船が沈没。海に投げ出された人の一人が、波間に浮かぶ板切れを発見し、藁をもつかむ思いですがりつたところ、実はその板切れには別の人が縋り付いていて、2人の重さには板は支えきれず沈んでしまい、2人ともおぼれてしまう。そこで、一人がもう一人をぶんなぐって溺れさせ、板を奪うことで何とか生きのこった。

●この、生き残った人は、犯罪者か?

というのとおなじで、人に罪をかぶせてでも、としなければ生き残れないという場合に、その人を非難できるかどうか、ということだと思います。

出展:https://tk252525.work/plank-of-carneades/

 

 

こうして敗戦国は、住民同士の悲惨な生き残り競争の末に、あえなく戦勝国に併合されて植民地化、というのが避けられない運命であり、多数の国がこうして滅亡しました。

でも日本は残ったよ?

そうなのです。それは、「カルネアデスの板」をほかの人に与えて自分が消えることを選んだ人たちがいたからです。

別に自己犠牲が美しいとかいうつもりはありません。日本が国として残るためには「国体(ここでは単純に天皇と国民という国家の構成要素のこととします)」というものが「カルネアデスの板」に残っている必要があったという事を言いたいのです。

「国体」存続の超重要なピースに「天皇」があり(天皇のことですよ。プーチンとか、しゅーきんぺーとか、黒電話頭のことじゃないよ!)。

世界中が天皇を悪者にして、処刑だ!と騒いでいた時、「天皇に戦争責任はない。責任があるのは日本という国を乗っ取って暴走した軍閥だ!」と、みごと天皇をカルデアネスの板に残し、自分が集中砲火を浴びることで天皇存続、国家存続を可能にした恐るべき人物がおり。

その名も東条英機

https://www.buzzfeed.com/jp/keiyoshikawa/tokyo-saiban2019

 

 

ええええー!それこそ戦犯中の戦犯じゃねーの?

その通り。じっさい、とても冤罪とは言えず、絞首刑となり刑場の露と消えました。

確かに、東条首相は、亡国の主犯でもあるのですが、しかし崖っぷちで日本を救ったのも事実であり。

どうやって東条首相は日本を救ったのか。

終戦後、東条はアメリカ軍に捕まり。死して虜囚の辱めは受けんぞ!と自殺をしようとしましたが、失敗。

ぼくは、この未遂は、パフォーマンスで、最初から自殺で死ぬ気なんてなかったのだと思っています。

なぜなら、東条には、自分の命と引き換えに日本を崖っぷちから救い出すための大仕事があったから。

別に彼が超人だとかいうことではなくて、彼の立場にある人でしかできないことであり、頭のいい人なら、そうか、と思いうかび実行することを実行した、ということなのだと思います。

まず、第1に

「日本は何も悪いことはしていない。連合国のいじめに敢然と立ち向かいアジア独立の支援も含めた防衛戦争を行っただけで、正義は日本にこそある。連合国こそ戦犯だ!」と主張。国際法を盾に、英米が日本を戦争に引きずり込むために行った悪だくみ(英米側の戦争準備)を資料を用いて理路整然と主張したため、アメリカ側の検事たちも「しばしばやり込められた(Wikipedia)」そうです。

ここで、日本という国を廃絶させる正当な理由は何もないという方向にもっていった。

ミャンマーの紙幣。肖像の人は、日本の軍人ではなく、「面田紋次」という日本名も持っていたアウンサン国防相。日本と共闘してビルマ独立を勝ち取った。

この人の長女がアウンサン・スーチーさんです

http://www.lovelyplanet.jp/Myanmar67A.png

 

 

そして、第2に

「確かに軍閥は、憲兵隊や特高警察などで恐怖政治を敷き、嫌がる国民を無理やり戦争にひきずりこんだ。つまり、日本国民を戦争に駆り立てた張本人であり、戦争の責任は軍閥にこそある」

と、うまく戦争責任を「日本全体」から分離させて、「日本の一部を構成していた軍閥」に集中して背負わせることに成功。

第3の、そして決定打が、

「『開戦の責任は自分のみにあって、昭和天皇は自分たち内閣・統帥部に説得されて嫌々ながら開戦に同意しただけである』と明確に証言し、この証言が天皇の免訴を最終的に確定することになった。(Wikipedia)」

と、天皇制の存続と、天皇制に付随する国家の成り立ちをとりあえず維持することに成功。この後平和憲法などで進化して、戦後日本の繁栄を決定づける恐るべき基礎が確立されました。

命乞いをせず「責任はすべて私にあります」と言うエンペラー。

マッカーサーも、天皇制の存続は、国民が決する問題であり、占領軍が命令して決めるものではないと認めた。

 

 

東条は「負けて占領されはしたが日本だぞ!軍隊は消えても、天皇と国民は健在な、しっかりした国だぞ!」という状態を維持し、世界に認めさせたために、後のサンフランシスコ講和条約の時点で分断、内乱に見舞われずに、すんなりと被占領状態から独立を回復し、その後の復興ができたのだと思います。

もちろん、日本の主権回復は、戦後の新秩序において、共産主義の南下に対処するため日本が重要だから、というアメリカの打算もあるのですが、それにしても、日本列島という土地をアメリカが単に占拠しただけでは防共の砦にはならず。同盟国となる「日本という国家」が継承・存続されていたからこそ可能となった。

この功績は、東条さんだけではなく、当時の日本人全体のものだと思います。単なる目先のトクを追い求める残念な国ではなく、まず理念があり、その理念を大切にする武士の国日本の精神が、みんなのなかに生きていたからだと思います。

終戦直後、1940年代の東京

 

 

今日、ウクライナで戦争になっています。

武士の国日本は、核武装して強くなり、ロシアをやっつけるべきなのでしょうか。

ぼくはそうは思いません。ロシアを筆頭に、目先のトクを得るために血眼になっている国々があるなか、日本の理念はどこにあるべきでしょうか。

もちろん、侵略された国への武器支援等は重要です。武器がなければ侵略者は撤退しないからです。

でも、太平洋戦争で、占領されながらも復活した日本は、戦争を否定する形での貢献も可能と思っています。平和憲法は決して悪法ではないし、平和の理念に沿ったやり方が、きっとみつけられると思っています。

二式戦闘機「鍾馗」。アメリカ軍がつけたコードネームは「TOJO」

出展:http://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/cl-pln3/FR052.html

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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店と客は対等:4にたくない人へ送ります。

店と客は対等、というのは「ラーメンの鬼」佐野実さんの言葉だそうです。

炎のラーメン職人・佐野実さん https://www.favy.jp/topics/29045

 

 

お金が存在する世界で、お金をめぐる「お店」と「お客」が生まれた瞬間から、両者の恐ろしいせめぎあいが生まれ。

改革開放前の中国では、お店の方が好き勝手に売ることができ。お客さんのほうで「おねげえしますだ!売ってくだせえ!」と必死に取りすがるのを「メイヨウ(没有=無いよ)」とにべもなく断ったりしていたらしい。その店員の後ろの棚には、買おうとしていた物品がちゃんとあったにもかかわらず。

これが先進国だと良くも悪くも競争原理が働き。「お客様は神様です」とか「モンスタークレーマー」とかの恐ろしい言葉が生まれてしまい。

なぜ、このような両極端になってしまうのか?

これは、売る側、そして買う側ともに原因があるのだと思います。

まず、売る側。

「売っている商品(サービス)について、お店自身が十分な知識もないままに、単にお金を得る手段としてのみ商品とお客をとらえている」のが一番根本的な原因と理解します。

「ブラジリアパン食紀行」で書きましたが、ダメなお店の一例について抜粋すると

「看板の名前が違うだけでどの店にいっても代わり映えがしない種類の、くたびれてまずそうな品々。決定的なのは店員さんの態度です。寂れていくお店では、店員さん自身が疲れており、いかにもコスト削減、なるべくいい加減に作って稼ぎを大きくしようとしている」

「店員の給料を犠牲にして1セント安くしたパンだ、四の五の言わずにとっとと買って帰れ」と、まるで憂さを晴らすようにお客さんに当たりちらす店になってしまいます。

次は、買う側つまりお客さん。

「買っている商品(サービス)について、お客自身が十分な知識もないままに、単にお金を費やす対象としてのみ商品とお店をとらえている」のが一番根本的な原因と理解します。

パンの場合でも、クッペ · ブール · フィセル · エピ · 田舎パンなどなどの、パンの知識なんて全くなくて、その辺のスーパーに売っているかび臭い食パンを、ここで買ったら5セントやすいぞ!と、みみっちい値引きでしか価値を計ることができない。

フランス大使館員とかが大喜びで通う、本物のパン屋さんはこんな感じ

https://www.facebook.com/LaBoutiquePadariaFrancesa/

 

 

これじゃあいくらいいパンを作っても売れなくなっちゃうわけで。佐野実さんがお客さんをどやしつけてしまう理由もこの点にあるのだと思います。

いきおい、あやしい健康器具とかを大金をはたいて大喜びで買ったり、ほとんどタダ同然のジャンクフードで、やれケチャップが足りないなどと店員に突っかかったりとかになってしまう。

でも、このくらいだったらまだましで、いかにもソフトな対応のお店で、お客さんも大満足!なのに、実はお客にジャンクをつかませて大喜び!という悪徳店舗もあり。

名前は伏せてもわかっちゃうと思いますが、某ファストフードで、「お手軽に、明るく。すべてがうまくいってます」という楽しいお店の雰囲気に浸って、でも肝心のハンバーガーは、はたして?みたいなケースもあります。

ここまでくると、キャバクラだので、とにかくお客をちやほやして、ポケットからお金をふんだくろう、というのとあまり変わらなかったりします。

 

 

でも、夜の女性の、心にもないお世辞を聞きたくて、そうゆう場所でお金を散財しまくるお客がいるから、そうゆう商売も成り立ってしまっているようです。。。。

さて、お客に怒鳴り散らす頑固なラーメン屋がいたとします。

パフォーマンスでやっているお店は、さびれます。だってラーメンまずいんだもん。

これが、おおおこれはすごい!親父は怖いけど、つい。。。というラーメン屋に、ついつい通ってしまう素敵女子の場合、ある日大将から怒鳴られるかわりに「つぎは香水なしで来な」なんておだやかに言われたりして。香水なしで行ったら、それまで気が付かなかった香りを持つラーメンだったことに気が付き。そのうち、大将と仲良く談笑する日々になっていたりします。

 

 

この時、本物のラーメンを知るお客(素敵女子)と店(大将)の対等な関係が生まれます。この客はラーメンのことがわかっている!と大将のほうで安心して、和やかになることができるのでした。

店と客が対等でなければ、人が死ぬ業界があります。

それが「航空機の整備」

ぼくは民間の日曜レジャーパイロットなので、空軍とかエアラインの整備の世界はわからないのですが、ぼくが乗っているような小さなEXPERIMENTAL単発ピストン軽飛行機では、小さな個人経営の整備工場に、オーナーパイロット自身が飛行機を持って行って整備してもらう、というのが普通であり。

練習生時代の鬼教官の親友に、佐野実みたいな「エンジン職人のおっちゃん」がおり。

おっちゃんに遭遇したのは、免許を取り、自分の飛行機を買って間もないころでした。

ぼくが鬼教官の生徒であることを知っているおっちゃんは、一見さんのぼくに対してもフレンドリーに接してくれました。この当時は全くエンジンの知識はなくて(今もそうですけど。ははは)、スロットル操作一つにしても、鬼教官の言うとおりの操作を、実はなぜそうするのかわからぬままにやっていた。そんな段階で、「鬼教官の言うとおりの操作ができるような」エンジンに仕上げてくれたのがおっちゃんでした。

おっちゃん

 

 

そのうち多少なりともエンジンの特性にパイロットとして適応できるようになってくると、たとえば「3600回転から4000回転までの間は、機体の特性でエンジンが震えるから、なるべくその範囲は使わない」などできるようになり。また「高回転のなめらかな状態でも、エンジンの振動が伝わりすぎて操縦かんとペダルがびりびり震えちゃう」のを感知できる感性が備わり、そうゆう話をおっちゃんにすると、おっちゃんはエンジンベッドのゴムを適度な硬さのものに取り換え、みごと振動しない感じにエンジンを調整し。そのかわり始動時にがぶりやくなったから、しっかりスロットル全閉の状態で駐機保管し、始動にも気を付けるように、など僕に対して注文も付けてくるようになりました。

つまり、ぼくの習熟度に合わせて、おっちゃんが「整備員とパイロット」の対等さを維持してくれたので、独りよがりな整備あるいは独りよがりな操縦にならずに、今日まで無事その辺を飛んでいることができているのだと思います。ううむ説明になったかな。。。。

空軍などでは、パイロットと整備員の、階級・職種を越えた対等さというか仲間意識を、緊急脱出のケースなどで垣間見ることができます。

自衛隊パイロットだったか?飛行中に機体のエンジン点検扉がぱかっと開いて、エンジンの推力がどんどん落ちてしまい。

脱出だ!でもあいにく市街地の真上で、ここで飛行機を捨てたら、機体が家だの学校だのの上におちてしまうぞ!となんとか滑空しながら洋上に出た。

しかし、その間に著しく高度を失ってしまっており。もはやパラシュートを開く高度がないため、そのまま海岸線だったか?に強引に不時着を敢行。

飛行機はさほど損傷はなく。でも衝撃でパイロットは死んじまいました。

その後、現場で機体の状況確認がなされ。脱出のための安全装置は外され、運悪く市街地上空でなければゆうゆう(でもないけど)脱出してパイロットは助かっていたであろうことが判明。

つまり、「安全装置は外すことができ、脱出はいつでもできた。パイロットは整備不良で脱出できなかったのではなく、自らの意志で脱出しなかったのだ」というメッセージを整備員に残していったという事ですね。すこしでも整備員の心痛を和らげようとして。

*類似の例は複数あり、やはり高度が足りないけれど、あえて脱出して「ちゃんと作動したよ!」としたケースもあります。この場合もパイロット二名は死亡しましたが。

お店の人もお客さんも、同じ人権を持った人間ですよ、と自然に尊重しあえる、そんな日が来たらいいですね。

ちいさな飛行機に乗っています

ではでは。。。

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のらマンゴーとベーシックインカムのお話

以前、いろいろなトロピカルフルーツのお話をしましたが、なかでもマンゴーが圧倒的に登場場面が多く。他のフルーツに比べてもふだんから目にする機会も多くて、それこそ「そのへんの草」みたいな感じで見つけることができます。まるでブラジル高原がマンゴーの原産地みたいな感じ。

というわけで、ブラジルののらマンゴーをお題として、行ってみます。

まず、田舎の農村地帯にある飛行機クラブの敷地内に生えている、のらマンゴーの木 から。

飛行機を格納庫から引っ張り出して床掃除。

右翼の前方、緑に繁げる木々の下にマンゴーの木もあり。

 

 

マンゴーの木

 

 

たわわに実っているマンゴー

 

 

どアップ

 

 

写真をとっていたら、空港管理人のお兄ちゃんが「それはまだまだ熟していないよ。こっちを食べな」と教えてくれました

管理人推薦の完熟マンゴー。地面にもぽとぽと落っこちています。

 

 

上二つが文字通り青いマンゴー。下二つが熟したやつです。

 

 

青いやつを切ってみたら、固くて酸っぱく、食べられず。ごめんねマンゴーくん。

 

 

熟れたほうのは、お金を出して買ってくるのとまったくかわらぬおいしさでした。

 

 

青いやつも、3週間後、表面は青いままですが、なかは黄色く柔らかくなり。やっぱりおいしくなりました。

 

 

はっきり言って、以前の記事で書いた、お店屋さんで買って食べるマンゴーと全然変わりなかったりして。

田舎っていいねー、わざわざお金を出して買うようなのが、いくらでも地面にごろごろ転がってるもんねー、と思いきや、実はブラジリアの都会でも、街角にいくらでもマンゴーの木があり。

街路樹にまじってマンゴーの巨木もあり。

 

 

マンゴーじゃなかったみごとなジャックフルーツの巨木もあり。

 

 

ごめんなさい脱線しました

マンゴーの巨木はこちら(写真手前)

 

 

よく見ると、地面の排水溝あたりに、マンゴーが無数に落っこちていました。

ううむもったいないなあ

 

 

とあるドイツ人の知り合いが、「赤道に近くなればなるほど人間は怠け者になる。赤道の近くでは、温かくて雨も多く、いろんなフルーツの実が落っこちているから、働かなくてもいつでも食い物があるし、家がなくたって全然凍えないからだ」と言っていたのを思い出します。確かにドイツ民族みたいに、中世だの近世だののころから、やれ三十年戦争だとヨーロッパ中からいじめられ、プロシアから統一ドイツ帝国になってやっとうまくいきかけたら、今度は第1次世界大戦で世界中にまたしてもいじめられたあげくに、ついには発狂して第三帝国をぶちあげ、世界を征服しようとしたら、逆に征服されてしまい。シベリアへ連行されて凍え死ぬところだった、という苛烈な環境では、だれよりも勤勉となり世界征服をたくらむくらいでないと生き残れないのだと思います。ブラジルだと、雪なんて降らないし(降るところもある)、何もしなくても天からマンゴーが降ってきますからねー。

マンゴーついでにブラジリアの写真をいくつか

なんか間延びしたブラジリア

 

 

きれいな黄色い花が咲いていました。なんの木だろう?

 

 

日曜日の交差点。道路の真ん中で写真を撮っていたら、遠くの前方からバスが突進してきたので、逃げました

 

 

ブラジリアの中心部

 

 

住居地区。アパート群の間に塀とかはなく、

その辺の通行人でも入っていけるのでした

 

 

歩道近くの垣根

 

 

北部居住地区。マンゴーやジャックフルーツもあり

 

 

町と言わず田舎といわずそこら中にマンゴーが転がっているのに、なぜわざわざスーパーとかに買いに行くのか?

これは個人的意見?ですが、のらマンゴーは虫食いとかも多く、街路樹というか巨大化した奴は実もそうそうもげない高さになってしまう。といって、地面に落っこちたやつはあまり拾って食べる気にもならない(熟れすぎとか、地面に当たったところが腐る、虫がついちゃうとかあり)。食べたいときにさっと買えるスーパーで、ということなのかなーと思います。

いくらでも地面に落ちているマンゴ―なのに、農業製品としての栽培や売買もなりたっています。ふしぎだな

 

 

日本は寒すぎてマンゴーは育ちにくいだろうけれど、リンゴやなしとかで「のらなし」なんてのはないでしょうかねー、ううむやっぱり無理か。

ドイツ人に並び日本人が勤勉なのも、厳しい冬(特に雪国)などあり、働かないと生きていけない(餓死、凍死)というのがあるのだと思います。

では、赤道に近い国では、みんななまけものになるのかというとそうでもなく。ブラジルの場合、ペレやビラロボス、オスバルドクルスやセナなど、「努力の天才」もたくさんおり。つまり、生活ができるようになれば仕事をしなくなるぞ!という事ではなくて、「凍死しないために必死になって家を建てる」みたいな「労働の枷」がなくなって、お金のためではない労働、というか努力、スポーツだの芸術だのが促進されるのではないかと思います。

というわけで、ぼくはベーシックインカム推進派です。でも、推進派でない人が大多数なので、個人的には不労所得で自分自身のベーシックインカムを作っています。

*ベーシックインカムってなに?についてはこちらの記事をどうぞ→ベーシックインカム:愚民政策か、AI時代の必然か①

まだリーマン継続中ですが、別に今日クビになってもリートや債券の配当や利子で生活費を払ったうえ、毎月40万円くらいかな?再投資に回せているので、会社勤めでも、こう言うと怒られそうですが、いろいろと恐れずにいい仕事ができる、という気がします。

ハンガーに戻って、休日のハンガー生活はこんな感じ

ハンガーの風景

 

 

ハンガー内の居住区(手前はキッチン、その後ろが寝室です)

 

 

寝室兼書斎からのながめ

 

 

暑いときは、キッチンスペースにデッキチェアを持ち出して涼んでいます

 

 

実は、デッキチェアに半袖半ズボン、という時にスマホで投資の操作をしており、背広を着て会社にいるときより◎倍(ひみつです)の年収を得ていたのでした。

スマホの投資操作画面。リートの一部分をちらりとお見せします

 

 

田舎の飛行場

 

 

今回はあまり「おち」がないですね、のらマンゴーから、ふと労働や収入といったお題が思い浮かんだので、つらつらと書かせていただきました。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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自家製麺の極意:恐るべしマグネトー

まず、アメブロランキング1位に感謝。今回は「刀」というタグでした。皆様のご訪問に、改めて感謝させていただきます。

あれこんな記事あったっけ?すみません、時事ネタ(安倍首相銃撃と、超円安)が2回続いたので、その前の記事のランキングでした。

ちな先週の記事(超円安)はこんな感じ。

さて、本題です。。。。

一流のラーメン屋さんを見つける一つの指標として「自家製麺」つまり店主自らが文字通り麺を作っているか、があります。

もちろん製麺機を使って作るのですが、外部の製麺会社から買ってくる「仕入れ麺」と一線を画した、その店だけの麺を作れるという利点があり。でも一方でコストはうなぎのぼりなので、出来合いのものより上等な麺を作れなければ元も子もない、というのもあるし、仕入れ麺でも、げきうま!のラーメン屋さんもいっぱいある。

自家製麺で有名になったラーメン屋さんに「ラーメンの鬼」佐野実さんの「志那そばや」があり。かん水だの以前に、小麦粉まで厳選して、「スープとの微妙なバランスを調整できる麺」を作り出して、他の追随を許さない独自のラーメンを生み出し。一説によれば、フランス料理みたいな繊細なラーメンらしい。ぼくは結局「志那そばや」へは行けずじまいでしたけど。

「ラーメンの鬼」を大迫力で表現したのが「―ラーメン人物伝―一杯の魂1」

電子書籍じゃなくて、印刷版を持っています。えっへん

 

 

マイホーム費用まで手を付けて製麺機一式を買ったおっちゃん

 

 

試行錯誤。奥さんに愛想をつかされ始めています。ははは

 

 

しかし、ついに開眼

「自家製麺をやらなかったら絶対わからなかった。ラーメンは奥が深い」

この言葉が本稿のエッセンスです。

 

 

というわけで、記事スタート。

とある吉日。るんるんエンジン始動、暖機運転を始めたその時。

ばすん、とエンジンが止まっちゃいました。

これって燃料系じゃね?というわけで、チョークをいじったり、電気燃料ポンプを作動させたりといろいろやってみたのですが、一向に始動する気配がなく。

通りすがりの飛行機仲間もひやかし応援に加わり。「エンジンがストップした時の音は聞いていた。明らかに燃料系だ」などとまたしても始動しようとしたのですが、やはりうまくゆかず。

僕が飛行練習生のころにいろいろいじめられた教えてもらった鬼教官を呼んできて、見てもらいました

鬼教官(半ズボンのおっさん)が校長かつ事務員の飛行学校。僕のハンガーの3軒裏手にあります

鬼教官いわく「プラグに火花が飛んでおらん」

ガソリン流量以前の話なので、その日はギブアップ。エンジン職人のおっちゃんに見てもらうことになりました。

エンジン覆いを外したところ

 

 

その結果「マグネトーのフライホイールステーターコイルが焼き付いたため、点火系に配電されなくなった」ことが判明。

カタカナばかりですみません、以下説明します。

軽飛行機の点火系はバッテリーではなく、マグネトーという一種の発電機から供給される電気で作動しています。

そのマグネトーは、永久磁石の仕組まれたフライホイールと、その内側のステーターコイルによって構成されており。

フライホイールはエンジンのシャフトと一緒に回転しますが、ステーターはエンジン本体に固定されているので、磁力が発生し、これを電力に転換するのが基本的な仕組みです。

エンジンを裏側から撮影。エンジンシャフト(クランク軸)が見えています。

 

 

フライホイール

 

 

分解図はこんな感じ:https://www.cps-parts.com/catalog/rtxpages/912914magneto.php

 

 

マグネトーは、バッテリーなしでもプラグに電気を供給できる「発電機」なので、バッテリーが上がっちゃってもOkみたいに安心していました。

でも、「発電機」ということは、発電するためのコイルが焼けちゃったら、電気が通らなくなり、今回みたいな故障が起こるということに気がまわらず。

地上試運転で起きてよかったです。というか、上空で起こらないように試運転するのですけど。。。。

これで修理完了か?と思ったら、悲劇は再び。

今度は点火系(点火プラグ)の半分はうまく発火するけれど、残り半分が死んじゃってるぞ?

というわけで、CDI(点火ボックス)を確認したら、2つあるボックスの一つでアース配線が外れちゃっていました。

赤丸の中に見える青い箱がCDI点火ボックス

 

 

アース配線が外れてました

 

 

そんな、最近総点検したばっかりで、ありえねーんじゃね?しかしこのせいでCDIボックスも焼けちゃったのでした。

責任を感じたか?おっちゃんはDucati製のオリジナルを提供してくれました。

色が黒いのがイタリア製純正品。青いのはブラジル製。規格・性能は同じです。

 

 

点火系のトラブルはピストン機の泣きどころで、近年では電子インジェクションだの工夫はあるのですが、自動車と違ってものの数分でなん百メートルと上昇下降する飛行機のエンジンでは、温度、湿度、密度などが激変するため、下手にコンピュータ化されたシステムだと、変化に追随するのが過剰なストレスになり、厳正な整備をしないと故障の原因になったりするらしい。

今日でも軽飛行機のエンジンが「コンチネンタルザウルス」つまり第二次大戦前からあまり変わらないライカミング社やコンチネンタル社製のエンジンが主流だったりするのは、ローテクのほうがかえって故障しないということがあったりするのです。

これがディーゼルエンジンだと、燃料そのものの圧縮と高温化で爆発するので、点火系は不要なところから、これを航空エンジン化する試みもあったのですが、いまいちメジャー化できていないらしい。

ちなみに、ブラジルではアルコールエンジンというのもありますが、これはちょっと高い高度へ上がると、大気密度と温度の変化に敏感なアルコールがたちまち揮発してエンストになっちゃう(ガソリンに比べてアルコールは化学変化が著しい)ので、基本地上十数メートルで肥料や農薬を散布する農業機に使われています。ブラジルは世界有数のサトウキビ生産国であり、広大なサトウキビ農場で使う分には、いくらでも安くサトウキビからアルコールが生成できるので、その意味ではなかなか便利らしい。(*追記。別に高度変ってもどうってことないよ?という情報あり。でも。その情報源もやっぱり農業機パイロットだったりして。。。)

電気モーターは。。。。あまり故障の予兆も見せず、突然壊れたり、なおしたつもりなのに思わぬ再発が起きる電気機器の残念な特性と、雨の中に入ればモーターは冷水のシャワーを浴びる感じになるし。。。。なので、ぼくとしてはあまり信用できないで、います。

やっぱり軽飛行機のエンジンは、空冷の水平対向、キャブレターじゃなきゃ。。。むかしのスバルみたいなエンジンが最良ですね

元祖空冷。かぶと虫のエンジン

 

 

これまでの一連の飛行機整備で実感するのは、教習所で習う知識がいかに表面的か、ということ。パイロット練習生は、みなひととおりエンジン整備についても習うのですが、教室で教科書をめくるだけだと、本当に重要な情報は覚えられない。

パイロット用の飛行機整備教本。でも「畳の上の水練」ということに

後になって気づくのでした。

 

 

例えば

◎「飛行機はマグネトー発電だから、点火系はメンテフリー」みたいな早とちりとか

◎エンジンの振動とエンジンベッドパッキングの関係

◎ガソリンタンクの整備

◎フラップの修理

など、レンタルではない自分の飛行機をいじらないとわからないということを痛感。

結論は。。。

ううむなんかくだらないオチだな。。。

 

 

というわけで、ちゃんちゃん。ご拝読ありがとうございました。

Posted by 猫機長
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富の寓意画:最後に愛は勝つ

シモン・ヴ―エ「富のアレゴリー」

この絵は、人間にとって財産、お金がどこまで重要なのか、そういったとても大切な問いかけを、アレゴリーすなわち寓意でミステリアスに伝えています。

というわけで、この絵に込められている愛のメッセージを紐解いてみましょう。

まず、画面の中央にすわるご婦人。なんとなくオーギュスト・アングル的な構図ですね。

ご婦人は下から高価そうなネックレスを掲げる天使に目をむけています。一方で、天に向けて指を指し示すもう一人の天使を脇に抱えています。

ご婦人は、月桂樹の冠をかぶっており。つまり、ご婦人自身が美の象徴でもあるとのことです。感性、道徳といったもののお手本となるような「仁と愛とに富む婦人」です。

そのご婦人に宝石を差し出している天使。子供のくせに悪いやつで、宝石だの貴金属だので、ご婦人を堕落させようとしています。

でも、ご婦人は、冷徹、冷ややかそのもののまなざしで誘惑を拒否しています。「道徳」にとって、「世俗的な富」なんて大した価値はもちませんよ、と示唆。

一方、道徳を象徴するご婦人が大事に抱えているもう一人の天使。こちらは、天、すなわち神の世界を指さしています。地上に散らばる宝石に比べて、目には見えない神への信仰(現代日本的に言えば、親切、公正、寛容、慈愛、分別、節制、純潔、勤勉といった価値観)こそが大切なんだ!と示唆しています。

そして、ご婦人は天を仰いている天使を選んだのでした。

へえーやっぱりお金なんて、愛の前では無力なんですねー

偉大な愛の力が現実生活でどうなるか。

一例行ってみます。

無料で読める「駒が舞う」https://www.sukima.me/book/title/BT0000377890/

から抜粋。

将棋日本一を目指す少年2人の地方レベル決勝戦

右のメガネの少年は、この一戦に勝てば「会社の将棋部の管理」だったか、就職して家族を極貧から救うことができる状況。

その家族は、極貧のため妹のチヨちゃんが思わずパンを盗んじゃいます

 

 

チヨちゃんが妹と知らない対戦相手の少年(こちらが漫画の主人公)は行きががり上チヨちゃんをつかまえてしまい。

 

 

チヨちゃんのなりいきを心配して眺める主人公。その家が決勝相手のメガネくんの家だったことに気が付き。

 

 

メガネ君はがめついパン屋のおっさんを撃退

 

 

妹チヨちゃんをしばくメガネ君

 

 

でも心優しいお兄さんだったのでした

 

 

見てはいけないものを見てしまった主人公

 

 

というわけで、現実世界では、いくら愛があってもお金がなければ万引き、DVという犯罪の世界に落ちてしまうのでした。

犯罪の世界に落ち込まないためには、どんなブラック企業でも我慢してお金を稼がざるを得なくなり。はっきり言って愛もへったくれもない、ハラスメントの世界に巻き込まれ。「愛こそすべて。お金なんて」と言っている人に限って、知らないうちに、血も涙もない金の奴隷と化してしまっていないでしょうか。

では、どうやって金の奴隷、社畜でこき使われる地獄を抜け出すのか?

それこそがシモン・ヴ―エ「富のアレゴリー」の、まさに寓意によって明確に指示されているのです。

もう一度、この絵の判読をしてみましょう。

「真相はこうだ」

シモン・ヴ―エ「富のアレゴリー」

 

 

まず、画面の中央にすわるご婦人。

月桂樹の冠をかぶった美の象徴でもあり、感性、道徳といったもののお手本となるような「仁と愛とに富む婦人」です。ここまでは別に変更なし。

問題は、ここから先である。

そのご婦人に宝石を差し出している天使。子供のくせに悪いやつで、宝石だの貴金属だので、ご婦人をお大尽の放蕩生活に堕落させようとしています。素直に、現実世界で重要な意味を持つ資産のもろもろの象徴をわかりやすい形でご婦人に提示してくれています。

そのご婦人は、冷徹、冷ややかそのもののまなざしで誘惑を跳ね返しています。道徳にとって、世俗的な富なんて大した価値はもちませんよ、と示唆。仏様のような半眼の慈愛に満ちたまなざしで、これらの宝物をみつめています。現実世界の経済的な裏付けが、いかに美徳・道徳の成立に重要な基礎となっているかを見事に示唆。

一方、道徳を象徴するご婦人が大事に抱えているもう一人の天使。こちらは、天、すなわち神の世界を指さしています。地上に散らばる宝石に比べて、目には見えない神への信仰(現代日本的に言えば、親切、公正、寛容、慈愛、分別、節制、純潔、勤勉といった価値観)こそが大切なんだ!と示唆しています。一見非の打ちどころのない価値観を振りかざされて「国、会社、上司に滅私奉公しろ!犠牲になれ」とだまされ、息も絶え絶えになりなからも、白目をむいて天(お上)を崇拝している社畜じゃなかった天使。そんな偽善の被害者、カモネギになんてなるな!と見事に示唆しています。

このあと、ご婦人は社畜天使をえいやー!と放り投げ、財宝を高配当株やインデックスETF、リートなどに変えてしっかり不労所得を稼ぎ、ゆとりある生活を盤石にしたのでした。

なああんて!

シモン・ヴーエが生きていたら、絶対お礼参りにくるだろう。

でも、死人に口なし。くやしかったら、化けてでてみろー!

ただ、ヴーエの援護をするとすれば、この絵のおばさん(ご婦人)は実はおばさんでなく、翼の生えた天使であるということです。

つまり、おばさん自身が天使として、上記での親切、公正、寛容、慈愛、分別、節制、純潔、勤勉といった価値観をすでに持っている。

だから、ありあまる富を持っても、それをみんながほわほわ幸せになるように生かしていく。

そのためにも、富は重要なんですよ、というのが、この絵の最大の教訓かなと思います。

ちなみに、よく「想像力がありすぎる」とか怒られます。

想像力ではなくて、これまで生きてきていろいろあり。ときどき不思議な白い光が見えるのです。今回は、天を指さしている天使の目つきから、インサイトが来てしまいました。

白目をむいています

 

 

この天使は、ペコちゃん焼きになってしまっているのである。

ペコちゃん焼き?

飯田橋神楽坂に、不二家さんというお店があり。たい焼きみたいな、なんていったら怒られるかもしれせんが、そんなかんじの「ペコちゃん焼き」を売っています。

包装では、とてもかわゆいペコちゃんが。

日本でここだけだそうです。

 

 

ところが、ペコちゃん焼き本体は

白目をむいて泡を吹いてるぞ!うああああー

 

 

たい焼きみたいに、頭からかじると、ゾンビに脳みそを食いちぎられて泣きわめく少女になるのでした。ぎゃああー

スプラッター菓子。

*とてもおいしくて、大好きなお菓子です。念のため

「富のアレゴリー」の天使も、はっきりって目つき悪いですよね。こうゆう目つきをしていて、天の啓示を受け取れるのだろうか?それこそ「天の啓示という名の偽善にだまされるな!」というシモン・ヴ―エさんのメッセージが、この「スプラッター天使」に込められていたのでは、なんて、かえってそういう啓示をうけました。

もちろん面白おかしく、ウケ狙いですが、個人的に思うのは、この絵は単にステレオタイプの「愛がすべて」という絵じゃないぞ!おばさん、そして天使たちの表情に、なにか一段奥深いメッセージがある、と感じ、今回の記事とさせていただきました。

愛は勝つ

ではでは。。。

 

 

Posted by 猫機長
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日本の「韓国化」に気を付けよう

ようつべで「世界剣道大会」を見ました。

団体決勝は日本対韓国ということで、へえーどんな試合かな?さぞやシャープな、目にも止まらない早わざ、豪快な大技が繰り出されるのか?と期待していたら。。。。

(リンクは:)

クリンチ(つばぜり合い)ばっかりでした。

つばぜり合いhttps://k.mandarake.co.jp/auction/item/itemInfoJa.html?index=558378

 

 

剣道では、打ち込んで前へでる、という動きが基本であり。両者前に出れば、ごっつんこ、体当たりからつばぜりになるのは普通ですが、そのままの体制では打つに打てないので、相手を押したり、自分が下がったりして、ちゃんとした打ちができるスペースを作る。

フツーは、つばぜりになったら、両者相手の奇襲を注意しつつも切っ先三寸の間合いまで開いて、そこで勝負しなおし、となるのですが、韓国選手の場合、竹刀をからみあわせたまま、日本選手がいっしょうけんめい間合いを開こう(距離をとろう)としても、その竹刀を腕などでひっかけて、離れるに離れられないようにしてしまっています。

*動画を見るともっとわかりやすいです。

 

 

ううーむ、いいのか?確かに古流で「そくいつけ」と言って、つばぜりの体制から相手を離れられないようにして、両者からみあったまま最後は相手を地面に押さえ込んでしまう、という技がありますが、現代剣道ではそんなことしてもせいぜい反則を取られるくらいだし。

竹刀の先端から物打ちが交差するくらいの距離が基本の間合いです

 

 

切っ先三寸の距離がないと、十分な技はなかなか出せません。遠すぎてもだめですけど。

でも、近くでからみあっていれば、相手からも技を食らわなくなるわけで。試合終了近くに一本先取した場合など、そのままつばぜりにもちこんで時間切れまで逃げ切る、という試合テクがあるくらいです。

さて、今回の韓国選手ですが、スポーツとしては一つの戦略ですが、古来の剣道・剣術とはかけ離れたものになってしまっているのでした。

そういう偉そうなことを書くお前は剣道範士か?

すみません「兵法二天一流剣術」の「初目録」です。というぜんぜん大したことない免許ですが、ぜんぜん剣道やったことのない素人でも、「これじゃあやばいよねー」と簡単に言える状態になっているのです。

上記の写真をちょっとアップ。

 

 

もし、これが竹刀じゃなくて刀だったら?

韓国選手は横首、あるいは右手首をスパッとやられて、ギエエエー!と血煙りに沈んでいるところです。(ちなみにこの写真では、刃すじは手首に向かってますね)

つまり、肩と手を使って相手の刀(刃)を抑え込むという、どんな素人から見ても一目瞭然の、真剣勝負ではあり得ない動作になってしまっているのです。

スポーツ剣道としてのルール上、相手の首に刃筋を当てたり、手首を単に刃の部分で抑えただけでは一本にならないので、韓国選手のようになりふり構わず試合を硬直させて、あわよくば反撃を、みたいなケースが出てきてしまうようです。

要するに竹の棒を当ててポイントを奪い合うという競技で、ポイントにならなければ刃筋もへったくれもないじゃん?同様に、ポイントになりさえすれば、どんなことしたっていいじゃん?

勝って実績を作ることしか考えない「悪知恵」全開になっています。

ううむ韓国の人たちごめんなさい、でも、これって韓国だけじゃなくて、オリンピックでも、試合以前に段ボールベッドの上で「ぎゃははーこわれろこわれろー」と大勢で飛び跳ね。ばかん、ぐしゃしゃしゃー!わああいー壊れた壊れたー!という動画があり。

小学生かお前ら?

イスラエルの選手、五輪選手村のベッドに9人で乗って破壊する動画を投稿し謝罪 一方で「寧ろ耐久性の証明になった」との声も

 

 

というような事例が頻発しています。

さて、ベッドで飛び跳ねるというような行いを、アイルトン・セナやペレ、日本でいえば王選手やイチローがやるでしょうか。

「コロナで命を犠牲にしてもいい」と出場したオリンピックであれば、これからも大事な試合が控えている状況で、もし転倒でもして足でもくじいたら?とか考えないのでしょうか。また、そんな暇があったら、周囲の選手の見るべき技の研究、自分自身の技を最高の状況に持っていくためのチューニングなどで精いっぱいとなり、別に王選手までいかなくても、まともな選手であればこんなバカなことはやらないと思います。

まるでコロナ感染への配慮もできない、三流のならず者たちが、オリンピックという見世物小屋でギャラ(あるいは何らかの褒賞)をもらうために、心にもない「命を犠牲にしてもオリンピックに参加する選手」を演じさせられてストレスがたまり。ガス抜きしている場面をバカッターしちゃった、という感じにしか見えないのはなぜでしょうか。

このケースは、単に知能が低いだけとの理解ですが、韓国の場合、「韓国は日本の被害者だ」、「韓国は日本に絶対勝たなければならない」そして「日本相手なら、どんな手段を使ってもいい」という恐ろしい呪縛によって「悪知恵を働かせなければならざるを得なくなっている」のかもしれません。

「剣道であるかどうか」は二の次になってしまい。とにかく勝てさえすればいい。

反日思想というスケープゴートの存在により、韓国の一定の人たちが良識、思考といったものを麻痺させられてしまっている。

剣道に限らず、サッカーでも、勝てない場合は、試合が終わって握手を求められてもすねちゃうとか、全然すがすがしくない場面が発生し。

https://news.yahoo.co.jp/articles/656c6cc29725fc8e09b252e904388f0a378078af/images/000

 

 

この記事は、韓国の悪口を書くために書いているのではありません。

韓国の一部の人たちの行いから学ぶべきものは何か、という意味で書いています。

韓国の人が極悪人、という事ではなくて、上記の呪縛によって、良識のない行いをするよう追い込まれてしまっているのだと理解しています。

さて、日本は?

日本人の模範となるべき、とは言わず、日本という国の一つの「要約」「集約」である日本政府は、日本及び世界の重大課題であるコロナ対策について、こんな感じです。

出展:https://note.com/hyamaguchi/n/n0c60c7292ec3

 

 

何をしたらよいのかわからなくなっており、なんでも中途半端。アクセルとブレーキを両方踏む状態となっています。

自分の意見を確立できないでいる日本人は、自分以外の「権威」がうまく何らかのスケープゴートを見つけてしまったら、それに誘導されて「韓国化」してしまわないか憂慮しています。

さて、自分の方向性をしっかりもった場合としての、よい例はないのか?

ありました。

やっぱり剣道世界大会ですが、ルーマニアチームそして日本チームがあり。

動画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=X2Rkcqe331U

まずルーマニアから。

ルーマニアも日本も、つばぜりで試合をスタックさせるという事は全くせず。

下の写真は、つばぜりから、日本選手が一瞬で後ろに飛び下がり、同時に相手の面を打ったところ。

これは「引き面」といってわりとポピュラーな技であり、つばぜりの場面で多用されますが、技能に勝る日本選手が見事決めたのは当然として、ここではルーマニアの選手に注目ください。

 

 

面をくらいながらも、果敢に前進しています。

剣道では、前進し、体の中心からずらさないまっすぐな技が至上とされます。引き面もありますが、引き技は近間で膠着して、仕方なく、というたぐいの技であって、本来は一足一刀の間合いから、堂々と攻め勝って真正面の中心から打つ、というのが基礎であり奥義であり。相手がまっすぐ打ってくるのを、ちょっと2寸(6センチくらい)横に自分の体をずらして、斜め横から打つ、というのは確かにありますが、なるべくならやらないほうが良い。引いて打つ、というのも同様。

こちらの動画を見ていると、解説者が「ほんとうによく引き面が決まりますねー(3:44や5:47)」と感心していますが、そもそもルーマニアでは、あまり引き技をしていないのではないかな?まさに「なぜかわからないのに打たれている(6:00)」状況だったりして。

でも、それじゃ日本はあまり褒められない勝ち方ですねー、格下相手だったら、出頭面で勝つとかできないかなーとおもったら、大将戦で、見事前へ出る面二本で勝ちました。

 

 

大将戦の「横綱剣道」で、相手チームに模範を示した日本。そして、ひるまず、前に出る果敢な剣道のルーマニア。こういう試合が、勝った負けたではなく、剣の理念を修練し、心身を錬磨し、礼節を尊び、信義に重んじ、そして自他の繁栄につながる、そういった精神をもつ人々の育成につながると思っています。

ではでは。。。

Posted by 猫機長