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こんな飛行機に乗っています②

以前、ぼくの乗っている「RANS COYOTE(以下こよーて)」と、世界の名機スーパーカブを比較した記事を書きました。

でも、その記事のそこかしこに「セスナみたい」なんて言葉が入ってしまい。

軽飛行機については、セスナを除外しては語れないという恐るべき事実が明示されてしまったのでした。

前回はパイパーという玄人好みの軽飛行機が主人公だったので、セスナは無理やりかたすみに追いやっていましたが、今回は直球勝負でセスナとコヨーテを比較するのでした。

セスナといえば「どんな素人でも安心の安全な飛行機」

スーパーカブみたいに、乗り方を知らないと失速だ!(立て直せるけど)というのとはある種対極の、空を飛ぶってなに?を手とり足とり教えくれる親切なおばさん先生なのでした。

名画「トラ、トラ、トラ」に登場するおばさん飛行教官。ちなみに飛行機はステアマン
https://www.youtube.com/watch?v=jQCz97PyzT8
 

 

 

ここでは一番ベーシックなセスナ150(152もいっしょ)と比較します。

こよーて(上)とセスナ150(下)https://skrzydla.org/photo-Reims-Cessna-F150L-199328
 

 

ぼくはこよーてのことはまあ知っているつもりですが、セスナ150については。。。なので、例によってジェミニくんに聞いてみました。

 

質問:セスナ150の飛行特性とRANS Super coyote(ES Wing)の飛行特性はどの程度違うでしょうか

 

回答(下線部分が回答そのもの。その下におもしろ解説です):

操縦感覚と安定性(Handling & Stability)

セスナ150: 重量があり、慣性が大きく、非常に安定した飛行特性を持ちます。これは練習機としての役割を果たすため、穏やかで予測しやすい挙動を示し、外部の乱れ(乱気流など)に対する抵抗力があります。
RANS Supercoyote: 構造が非常に軽量であるため、操縦が軽快で応答性が高いです。コントロール入力に対する反応が速く、セカンダリーコントロール(ラダーなど)をより積極的に使用する必要があります。また、乱気流の影響をセスナ150よりも受けやすい傾向があります。Supercoyoteの操縦特性は、パイパーJ-3カブなどのより伝統的な軽飛行機に似ていると言われます。

おっと早速カブが引用にでてきましたねーここでは「J3」という、スーパーカブの一代前の軽飛行機が出てきました。

「J3カブ」https://wsaircraft.com/wp-content/uploads/2022/04/Piper-3.webp
と「スーパーカブ」https://aerocorner.com/wp-content/uploads/2020/08/Piper-PA-18-150-Super-Cub-G-HACK.jpg
いずれもパイパー社の名機です。
 

 

コヨーテ乗りとしては、こよーてがJ3に似ている、なんて言われたら、これ以上ない光栄で、感涙ですけど。うるうる。。。

しかし、セスナの話をしようとしたらカブの引用が出てくるし、カブの話をしたら「セスナに比べて。。。」と出てくるし、こまったものだ。

気を取り直して続けます。

 

「重量があり、慣性が大きく」については、ジェミニ大げさすぎと思います。747(や二式大艇)じゃあるまいし、慣性もへったくれもないんじゃ?コヨーテが敏感すぎる、というあくまで比較なのかもしれん。

 

なかなか面白い記載に次のがあり

セスナ152: オールメタルのリベット構造は、しっかりとした感触と高い耐久性をもたらします。
RANS Supercoyote: 金属骨格に布張りという軽量構造は、より「柔らかい」「繊細な」操縦感覚をもたらします。翼が非常に柔軟に働くため、滑空性能(パワーオフでの飛行効率)が良く、セスナとは異なりグライダーに近い感覚で飛行できる側面もあります。

翼が柔軟に動く、はほめ言葉でしょうが、操縦する側からいえば、乱気流で翼の先端がぶにぶに曲がるのを見るのはいい気持ちがしないのであった。鋼管の飛行機なので、しなることで耐性を持たせているのだろうけど。

 

 

なぜ翼がほにゃらら(柔軟に動く)だとグライダーに近い感覚になるのか?ジェミニに更問してみました。

答えは

操縦の「繊細さ」と一体感: 軽量で柔軟な構造は、機体の動きが周囲の気流の変化により敏感に反応することを意味します。パイロットは、硬い機体よりも機体の微細な動き(揺れ、しなり)を通じて気流の状態を肌で感じるようになり、グライダーパイロットが持つような、機体と気流との一体感を覚える側面があります。
これらの特性から、Supercoyoteは一般的な動力機とグライダーの中間的な性格を持つ、非常にユニークなフライト体験を提供すると言えます。

へえええー!なんかこよーて褒められすぎか?ありがとうジェミニ。

でも、コヨーテは決して滑空比のいい飛行機とは思いません。エンジンオフにすればすとんと落ちてじゃなかった降りてくれるし、フルスロットルだ!にすればこれまたぎゅーんと上昇してくれるというとても楽しい飛行機と思っています。

 

とくると、上昇力はどうよ、となり。

RANS Supercoyote (S-6) は、セスナ150と同等またはそれ以下のエンジン出力でありながら、約30〜50%高い上昇率(約1,000 fpm 対 約670-770 fpm)を発揮することが期待されます。

ただし、セスナ150は実運用下(古い機体、熱い日、高地、最大積載時)では、カタログ値の600〜800 fpmではなく200〜300 fpm程度まで大幅に性能が低下する可能性が指摘されています。

これは、コヨーテの上昇力が並外れているということである。

一方、コヨーテに慣れていてセスナ150に乗ったら、着陸経路で下降気流にあおられて、うあああーエンジン全開だ!の場面でも、ぜんぜん上がってくれずに怖い思いをするかも?

 

 

設計と用途(Design & Purpose)

セスナ150: 金属製のセミモノコック構造で、飛行訓練や個人旅行用に設計された耐久性の高い機体です。
RANS Supercoyote: 鋼管(コックピット周り)とアルミ管フレームに布(ダクロン)を貼った構造で、軽量化が徹底されています。これはレクリエーション飛行やスポーツ飛行、そして不整地や短い場所からの運用を主な目的としています。

たしかに、こよーてのほうが「やぶれかぶれ」で、必要あらば不整地にも着陸は辞さないですが、ろくなショックアブソーバーもないこよーてなので、ぼくは土まるだしの滑走路には極力降りないようにしています。

あと、滑走路はアスファルトでも、誘導路は未舗装なんてのもあり。なるべくゆっくり走行しますが、ペラから巻き上げた砂塵がエンジンを削っていくのかと思うと、滑走路のオーナーをぶん殴りたくなるのでした。なんて無断で降りるほうが悪いけど。

滑走路は立派なアスファルトなのに、タクシーウエイはどろんこの例。しかものら馬がいやがり、こまったケース。詳細はこちら→西部劇

 

 

セスナとこよーての重量を比較してみます(今回は離陸重量)。

セスナ:726キロ

こよーて:422キロ

重量差:1.83倍

 

おおお、やっぱりというか、重さはセスナ>カブ>こよーてですねえ。

ちなみに、カブとの比較記事でも書いたけど

グラマンF6F:5,704キロ

零戦:2,733キロ

重量差:2.08倍

と、なんと零戦とグラマンにちかい差があったのだった。

https://aerocorner.com/wp-content/uploads/2020/06/Cessna-150-G-AWPU-1000×500.jpg
 

 

確かに、地方空港に降りて、駐機しているセスナ150の隣にコヨーテを止めると、外装の差が歴然なのですよね。ドアも肉厚で金庫みたいだし、機体全体も堅牢なリベットが整然と並んでおり。大きさはほとんど同じなのに、とにかく作りがしっかりしていて、その差がそのまま重さの差になっていると思われます。ちなみに、カブはコヨーテと同じ鋼管布張りの貧乏くさい機体ですが、鋼管の肉厚が違い、やはり頑丈ではあるがその分重くなった。

https://i0.wp.com/oncenterline.net/wp-content/uploads/2023/03/Cessna-150-N60553-16.jpg?fit=1440%2C960&ssl=1?v=1679848855
セスナ150のドア。
 

 

コヨーテのドア。FRPの一枚板を出来損ないの棒みたいなタブでロックしているのだった。
 

 

最後に、ジェミニも見落とす、カタログスペックに出てこない重要なポイントについて。

RANS(こよーて)が優れた短距離離着陸(STOL)性能と低速での優れたハンドリングを持つことを意味し、短い滑走路での運用が可能です。

とのお言葉ですが、それは無風状態においてなら、という但し書きが必要です。

上で出てきた重量差もあり、着陸経路におけるランプ(着陸角、進路)の維持については、セスナのほうが著しく安定しているのである(鬼教官など皆が口をそろえて証言しています)。こよーてのようなへなちょこでは、やれ横風にあおられた、やれ急な上昇気流で持ち上げられたとかでもみくちゃにされ。一向に着地できないうちに滑走路の真ん中まできちゃった!なんてケースも発生するのです。着地しちゃえばすぐ止まるけど。

こうゆう、パイロットにとって一番困難で危険な場面である着陸のときに安定しているという、魔法のような飛行機がセスナであり、これがセスナを軽飛行機の代名詞たらしめるクオリティなのだと思います。

みなさんが軽飛行機の購入を考えた時の何かのご参考になれば幸いです。

こよーてでの着陸。(自撮りなので、動画では反転しちゃってます。ご了承おねがいします。)

 

ではでは

Posted by 猫機長
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こんな飛行機に乗っています

どんな飛行機に乗っているの?とよく聞かれます。

小さなLSAに乗っています。と答えるのですが、みなさんそこで一瞬フリーズします。

LSAってなに?

軽い軽飛行機のことです、と小学生みたいな、でも真実そのものの説明をするのですが、みなさんはいよいよ、(・◇・)????となるのでした。

というわけで、軽い軽飛行機ってなに?ということの説明を試みます。

例えば零戦はこんな飛行機です、と説明するのにグラマンと比べると説明しやすいように、なんか僕の乗っている「RANS COYOTE(以下こよーて)」と比較するいい飛行機がないかなーと思ったら、ちゃんとありました。

その名も「パイパースーパーカブ」

ともかく、外見だけでもまずは「こよーて」と「スーパーカブ」を比べてみましょう

こよーて(上)とスーパーカブ(下)https://www.airliners.net/photo/Untitled/Piper-PA-18-150-Super-Cub/1112500
 

 

なあんだ、両方ともセスナじゃん。

いやいや、セスナに似ていますが、セスナじゃないんですよ。

こんがらかるので、とりあえずセスナは忘れて、両方ともセスナみたいな高翼のチープな単発プロペラ機、と理解いただければよいと思います。

 

なぜスーパーカブを引き合いに出したか。

ひとこと「世界のだれもが認めるこれ以上ない名機」だからです。レファレンスとなる名機に比べられれば「こよーて」も光栄なり、という意味で、お手本としました。

ちなみに、「名機」の定義は人により異なり。零戦は駄作だがF6Fは最高の名機だ、という人はまさかいないでしょうが、いたとしてもそれはその人の勝手です。

でも、スーパーカブについては、飛行機乗りならだれでも「世界の名機」と称賛を惜しまない飛行機なのです。

飛行機乗りでスーパーカブを名機だといわない人は、はっきり言って自分で何らかの飛行機を操縦して空を飛んだことのない人でしょう。

 

というわけで、比較いってみます

実は、「スーパーカブとこよーてを比べてみい」とGoogleジェミニに聞いた内容ですが、なるほどこよーてについてはなかなかうなづける内容であり、スーパーカブについてもみなさん知らなかった!なんて発見もあるとおもうので、面白おかしく編集しますが以下の通りです。

                                      

 

質問:スーパーカブの飛行特性とRANS Supercoyote(ES Wing)の飛行特性はどの程度違うでしょうか

 

回答(下線部分が回答そのもの。その下におもしろ解説です):

「スーパーカブ(Piper PA-18)とRANS S-6スーパーコヨーテ(ES Wing)の飛行特性は、外見上のカテゴリー(高翼式)は同じですが、機体重量、制御応答性において大きく異なります。

S-6スーパーコヨーテは、PA-18よりも軽量で軽快であり、特に操縦の応答性(ロールレート)が速いのが特徴です。」

へえええー!こよーてのほうが敏捷だった?

 

 

 

機体重量(空虚重量)

スーパーカブ:450キロ

こよーて:270キロ

重量差:1.66倍

 

あれ、どこかで見たぞ?この数字をだいたい10倍にすると。。。。(全備重量)

グラマンF6F:5,704キロ

零戦:2,733キロ

重量差:2.08倍

 

ええええー?、カブってそんなに重かったっけ?零戦とグラマン、まではいかないにしても、それにちかいじゃん?

いかにこよーてが「ひ弱なひょろっ傑」かということが浮き彫りになってしまった。だって、スーパーカブだって「軽い飛行機の代表選手」ですからねえ。。。

コヨーテに乗るのが怖くなってしまいました

 

気を取り直して、制御応答性です。

「スーパーカブ: 構造が頑丈で重く、制御系統が伝統的なため、操縦感覚は重く、ロール(横転)の応答は比較的穏やかです。乱気流の中でも安定しやすく、パイロットの操作に対する許容度が高い(少々「雑」な操作でも破綻しにくい)です。

RANS S-6 (Rotax機): 複合材や軽量な構造材を使用し、エンジンも軽いため、非常に軽快で応答性がクイックです。特にエルロンによるロールレートが速く、空のスポーツカーのような感覚です。しかし、機体が軽いため、乱気流や突風に対してPA-18より敏感に反応し、常に積極的な操縦(”Fly the plane”)が求められます。」

 

「頑丈で重く、制御系統が伝統的」ってなにを言いたいんだジェミニ?

いろいろ更問したら、だいたい以下の通りになった。

◎スーパーカブのほうは、グライダーを引っ張ったりとか力仕事も多いので、こよーてと同じ鋼管布張りでも、鋼管の肉厚が違った。

◎制御系統もケーブル主体で、こよーてがコンロッドを多用しているのに比べ昔ながらの仕様です

ということらしい。

ふむふむ興味深いですねえ。

コヨーテのコンロッド
 

 

いきおい「操縦感覚は重く、ロール(横転)の応答は比較的穏やか」というのは理解でき。

一方「乱気流の中でも安定しやすく、パイロットの操作に対する許容度が高い(少々「雑」な操作でも破綻しにくい)です。」というのはちょっと?

あくまで、こよーてに比べて、ということなんでしょうねえ。だって、確かにコヨーテの倍近い重さがあるにしても、カブみたいな小さな飛行機が「乱気流の中でも安定」なんてありえないですよねー

さらには「許容度が高い(少々「雑」な操作でも破綻しにくい)」に至っては、取りようによってはスーパーカブへの侮辱になりかねないので、ちょっと補足します。

そもそも、カブというのは「決して操縦の優しい飛行機ではない。しかし、三舵のバランスがよくて、ちゃんと操縦ができる奴なら、自分の手足のように動いてくれる。カブで学んだ飛行機乗りは基本がしっかりしている」(高橋淳さんというジェネアビの神によるご意見の受け売り)ことから、許容度とか破綻しにくいとかだとセスナになるとおもいます。

 

おっとまたセスナだ。今回の記事ではセスナは忘れて、ずんずんカブとの比較いきます

「RANS S-6 (Rotax機): 複合材や軽量な構造材を使用し、エンジンも軽いため、非常に軽快で応答性がクイックです。特にエルロンによるロールレートが速く、空のスポーツカーのような感覚です。しかし、機体が軽いため、乱気流や突風に対してPA-18より敏感に反応し、常に積極的な操縦(”Fly the plane”)が求められます。」

どん亀のこよーてを「空のスポーツカー」と言ってくれてありがとうジェミニ!

感動しました。うるうる。。。。

確かに、スーパーカブに比べてもコヨーテは乱気流に弱い、まっすぐ飛んでくれん、というのはわかった。でも、エルロンによるロールレートがいいというのはやっぱりうれしいでつねー一方で、スーパーカブがフォワードスリップで着陸してくるのをみると、戦闘機みたいなキレがあり。やっぱりカブ乗りは神だなーと感心するのでした。

カブのフォワードスリップ

こちらも神着陸→https://www.youtube.com/shorts/0bz7Wt2EfPE

 

 

あと、両者の大きな違いがエンジン。

エンジン以前に、こよーてはエンジンフードが複合材「ガラス繊維」でずるっこ成型しています。スーパーカブのほうはアルミニウム合金。

「スーパーカブ: Lycomingエンジンは低速・高トルクが特徴で、固定ピッチプロペラ(または改造可変ピッチ)と相まって、低速でのパワフルな引きを提供し、STOL時の力強さにつながります。巡航速度は控えめです。

RANS S-6: Rotax 912エンジンは、その軽さから機体のSTOL性能向上に貢献しつつ、スーパーカブに比べて高回転型です。これにより、スーパーカブとほぼ同じか少し速い程度の巡航速度を発揮でき、移動性が向上しています。」

 

このへんはこよーてのほうがメンテがしやすいとの理解。一方、高回転型でエンジンの作動はなめらかですが、プロペラ回転に合わせるために減速歯車を噛ませる必要があり。この歯車がほにゃららになったときに何が起こるかはこちらをご参照→頓死するところでした

 

この記事に書いていなかったところで、カブとこよーての最大の相違点は、カブが尾輪式であること。こよーてのほうは前輪式、尾輪式とあり、ぼくの乗っているのは前輪式ですが、尾輪式に改造しようかな、なんてたくらみも持っています。

 

 

飛行機ごっこから本物のスポーツとしてのフライトへ進化する関門の一つに、尾輪式を乗りこなせるかどうかがあり。でも、カブに比べても安定性がないといわれてしまったこよーて。おとなしく前輪式のままにしといたほうがいいかも。。。

 

ではでは

 

Posted by 猫機長
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中国塩政とビットコイン

久しぶりの「ビットコイン阿鼻叫喚シリーズ」です。

1月27日に至り、世界経済を震動させる恐ろしい事件が発生。

それは「張又侠が捕まった」

誰だそいつ?どこが大事件なの?

張という野郎は、中国軍部の重鎮で、習近平の野郎の腹心といってよい重要人物であり。

それが、よりによって粛清されやがった。

張又俠・中央軍事委員会副主席
https://www.sankei.com/article/20260125-AQXOPWTQC5ORLBQG3YFTFNNXVQ/photo/TSR66ISPPVNNRO3S6IM3MLKZ6M/
 

 

張の野郎は、中国経済を開放路線に乗せるためにはこいつしかいないというくらい重要な人物なのだが、開放という言葉が大嫌いな習近平に、ついに〆られてしまい。

これで習近平の独裁・暴走を止める常識を持った奴が中国から消え去ってしまった。

ビットコイン解禁なんて夢のまた夢。

真逆の政策として、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の強要がいよいよ懸念され。

こうした反動政治を見るにつき、中国人というのは歴史に学ばない奴らだなー、へへん、と思わず軽蔑してしまうのでした。

歴史の国中国。

しかし、それは血塗られた支配者による人民抑圧、専横の歴史だったのです。

中でも、悪名の高いのに「塩政」があり。

古代中国が始めた塩の専売制は、単なる財源確保ではなく、「国民の生命線を国家が握り、逆らう者を飢え死にさせる」統治システムだった。

一言で説明すれば

「生存に不可欠な物資を人質に取った、実質的な徴税権の独占」

かつての王朝は塩を支配することで民衆と経済をコントロールし。ポイントは

◎必須性: 人間は塩を摂取しなければ4にます。現代人が経済活動に「通貨」を必要とするのと同じレベルの強制力があった。

◎供給の限定: 塩はどこでも採れるわけではなく、塩田や塩井(塩の井戸)など特定の場所に限られ。管理がしやすかった。

◎安定した収益: 景気に左右されず、全人口が毎日消費するため、政府にとっては「打ち出の小槌」のような財源になった。

 

漢の時代、武帝は匈奴との戦争費用を捻出するため、民間の塩ビジネスを禁止。

生産から販売まで政府が直営とし。勝手に塩を作ったり売ったりした者は処刑した。

唐・宋以降になると、政府が直接売るのではなく、商人が政府に食糧や金を納め、代わりに「塩の販売許可証(塩引)」をもらう仕組みにより、政府はリスクを負わずに確実に利益(税)を吸い上げることができた。

福建省の塩田 https://www.kobaien-shop.com/SHOP/101205103.html
 

 

こうして、一時的には皇帝や支配者層の懐を大いに潤し。うはうはだったが、しかし天帝はこういった非道を長くは許すはずはなかった。

塩政の破綻は少しづつ顕在化し。

政府は飽くことなく市場価格を吊り上げ(独占販売)。しかも役人、小役人にほしいままに中抜きされ。民衆は「このままじゃ4ぬかも?」というところまで搾取されてしまい。

結果、密売が蔓延した。

官売の塩が、原価の数十倍、時には百倍以上の高値で売られる一方、密売人はその数分の一の価格で高品質な塩を届け。一般市民の命綱になったのである。

塩の利権をめぐる政府と非合法勢力の暗闘はついに革命を勃発させた。

中国の歴史を見ると、「政府が塩で民衆を縛ろうとし、耐えかねた民衆が密売人のリーダーと共に立ち上がる」かつ「中国で革命(政府の転覆・転換)が起きるのは、農民反乱から始まる」というサイクルが繰り返されることになった。

黄巣の乱
https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcTzd_fQyZ45WjtPjohdp7ylTPpFxfntH_Hlyw&s
 

 

しかし、歴史に学ぼうとしない共産主義者たちは、新たな「塩」の「専売」を始めようとしているのである。

みなさんピンと来られたと思います。「塩の独占販売」を「デジタル人民元(e-CNY)の導入」と読み替えれば、中国政府が何をしようとしているのか瞭然となるのである。

塩の場合は、腐りもしなければ価値基準にもなり、何にでも交換できるので、それ自体が貨幣として通用したのだが、しかしデジタル人民元すなわちCBDCには、塩も真っ青な恐怖政治を可能とする特性があり。

それは「プログラム可能な通貨である」ということ。

「政府が気に入らないデモに参加した者の口座を止める」「特定の思想を持つ者の購買記録を追跡する」といったことが技術的に可能になり、逐一トレースできてしまうので、CBDCの導入により、中国は、政府側の気まぐれでどうとでも国民を搾取できてしまう巨大な強制収容所と化してしまうのだった。

 

塩の専売制とCBDC(デジタル専売制)が、どのように酷似しているか。

比較項目
古塩の専売
現代のデジタル人民元

独占の対象
生活に不可欠な「塩」
社会活動に不可欠な「決済手段」

統治の目的
商人の勢力を削ぎ、皇帝に富を集中
アリペイ等の民間プラットフォームを無力化

監視能力
流通経路の把握による反乱抑制
すべての取引をリアルタイムで追跡・凍結

副作用
闇市場(私塩)の横行と品質低下
資本逃避(地下経済)の激化と経済の硬直化

塩の専売は一時的に皇帝の財布を潤したが、長期的には国家を衰退させた。

官僚機構の腐敗: 専売を管理する官吏が特権を悪用し、私腹を肥やす場となり。デジタル人民元も、アルゴリズムを操作できる特権階級による「新たな利権」となるリスクがある。
民間活力の窒息: 民間の商人が自由な商売を禁じられたことで、物流や技術革新が停滞しました。現在、中国のハイテク企業が「共同富裕」の名の下に抑圧されている状況と重なり。
地下経済の肥大: 国家が厳しく縛るほど、人々は「私塩(密売された塩)」を求め。現代における「ビットコイン」や「地下銀行」への根強い需要に重なるのだった。

 

ついにビットコインが出てきましたねー

塩の専売が厳しくなればなるほど、人々は「自分たちだけの塩(闇塩)」を命がけで確保し。同様に、習の野郎がデジタル人民元で国民の全財産を「プログラム可能な監視対象」にするほど、国家の手が届かないビットコインの「非中央集権性」は、中国人民にとっての「生存の知恵」としてより深く地下に根を張ることになるであろう。

 

このへんを見通し、クレバーに対策をとっているのがアメリカだった。

米国がCBDCに対し「導入禁止」を訴える法案(CBDCアンチ・サーベイランス国家法など)を推進している理由として、「自由の防衛」という強い政治的意志があり。

以下の理由が挙げられ。

民間イニシアチブとイノベーションの保護

米国は、金融サービスは政府ではなく民間が競い合うことで進化すると考えており。

政府がCBDCを発行することは、USDCやUSDTといった、民間発行のドル連動型ステーブルコインを「国有化」で塗りつぶす行為であり、イノベーションを阻害することになる。

国民が中央銀行(FRB)に直接口座を持つようになれば、民間の商業銀行から預金が流出し、銀行が融資を行う能力(信用創造)が弱まってしまい、資本主義の根幹を揺るがすことになるのである。

「監視国家」への強い拒絶(プライバシー問題)

中国のデジタル人民元(e-CNY)推進との決定的な違いであり、米国が最も恐れている点である。上記の通り「政府による個人のコントロール」、政治的弾圧への懸念すなわち「中国のような監視社会を米国に持ち込むな」という意味である。

どきどき https://finance.yahoo.com/news/why-women-hesitant-invest-crypto-190010089.html
 

 

アメリカが中国のデジタル専売に対抗して、経済の自由を守る秘密兵器が、実はビットコインだった。ひえええー!

中国のモデル: 国家が発行し、取引を監視・凍結・プログラムできる「垂直的なデジタル管理(デジタル人民元)」。
米国のモデル: 国家が発行しない、発行上限が決まっている、誰にも凍結できない「水平的で分散型の資産(ビットコイン)」。

米国がビットコインを戦略準備金の設立などで「戦略資産」として認めることは、世界中の富裕層や知識層に対して、「あなたの資産を守るなら、監視される人民元ではなく、米国の法の下で保護された自由なビットコインとドルのエコシステムに来なさい」という強烈なメッセージなのである。米国のビットコイン戦略は、「中国のデジタル専売制という檻(おり)に対抗するための、自由な経済の要塞作り」なのだった。

 

米国は、ビットコインを「デジタル・ゴールド(準備資産)」として政府が保有し、その上で動くドル建ての民間デジタル決済を支援することで、「金(ゴールド)+ドル」の体制をデジタル時代に再構築しようとしており。

まるで「ビットコイン本位制」がくるみたいな展開ですねー

こういった楽しい陰謀論が、実は陰謀論ではないかも?今後が楽しみなビットコインですね。

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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リートリバランスその2

その1はこちら→リーマンリートリバランス

*本稿画像は、特にお断りのない限りhttps://www.vincifundoslistados.com/nossos-fundos/vinci-imoveis-urbanos-fundo-de-investimento-imobiliario/portfolio/portfolio-viur/

が出展です。

 

生きているといろいろな目にあい。今般、高配当でインカム狙いには最適だったVIURという銘柄で異変が起きたので、お知らせします。

ぼくはブラジルのリートを24銘柄(中にインフラファンドや農業ファンドもある)持っており、だいたい毎月の配当で40,000.00レアル、2026年1月18日のレート@29.47で1,178,800円くらい出ています。

このうち734レアル、21,630円がVIUR11というリートから出ていた。ポートフォリオの中での比重は小さいほうであるが、年間DYが14%に達しており。月1%を超えれば超高DYと呼べるところ、夢の高配当株ではあった。

インフレ国家で負債による成長を目指した企業の末路

 

 

ところが、去年(2025年)の12月11日、変な情報が株主一般に提示され。

「不動産投資信託(VIUR11)の臨時投資主総会に関する招集通知

投資主各位

DAYCOVAL 銀行(以下「当行」)は、VINCI IMÓVEIS URBANOS FUNDO DE INVESTIMENTO IMOBILIÁRIO(以下「本ファンド」または「VIUR11」)の管理会社として、以下の通り臨時投資主総会を開催し、投資主の皆様を招集する。

【審議事項】

本ファンド投資口(株)の償還(1回または複数回):現行の規制に従い、投資主に対して本ファンドの保有資産である金融資産、有価証券、および/または現金の交付によって行う。

【一般情報】

投票期間: 書面投票の案内は2025年12月12日開始。2025年12月28日 23時59分まで投票が可能。

 

結果発表: 本書面投票の結果は2025年12月29日に集計され、12月30日までに開示される。

敬具

DAYCOVAL 銀行」

 

なんのこっちゃ?

情報を集めたら

「VIUR11は、経営方針刷新のため、TRXF11という別のファンドに物件のうち6つを売却し、戦略的再編成を行うことにした」という趣旨の決定がなされ、上記の総会はこれを株主に認めてもらうため、ということらしいと分かり。

数年前からVIUR11の高配当の陰に潜むリスクは露見しており。これって、もしかして「経営方針の刷新」「戦略的再編」なんてかっこよくごまかしながら、結局はTRXFに身売りする気じゃ?

VIUR11はRenda Urbanaすなわち都市部、人口集積地域における様ざまな商業物件からの家賃収入をもとに配当を行う、わりかし新しい種類のリートであり。古来からのリート、例えばSHPH11の「ショッピングセンター」、FLMA11の「ホテル」といったジャンルにこだわらず、人口活動の中心である都市部で収益がみこめる物件ならなんでもいいやという、バッタ屋的発想で、とにかく儲かってるやつを集めて、実物資産型リートなのに不動産債権型リートもびっくりの高配当をたたき出していた。

アニマ(Anima)グループによる管理施設(Uniritter大学、上がポルトアレグレ市、下がカノアス市)

 

 

VIUR11のポートフォリオは7件という危うく少ない物件で成り立っており、列挙すると

教育施設(Educacionais):以下の都市で私立大学ほか総合教育施設管理

1)Ânima(カノアス – RS州)

2)Ânima(ポルト・アレグレ – RS州)

3)Anhanguera(ラパ – サンパウロ/SP州)

小売・都市型商業施設(Varejo/Renda Urbana):

4)Grande Center(サン・ルイス – MA州):大規模商業センター。

5)Dasa(リオデジャネイロ – RJ州):ヘルスケアネットワークが占有する物件。

6)Cândido Benício(リオデジャネイロ – RJ州):小売店舗。

7)FACAMP(カンピーナス – SP州): カンピーナス私立大学(Faculdade de Campinas)が占有する教育用物件

 

アニャングエラ大学
 

 

これらからの賃貸収益が配当となってぼくの懐に転がり込んでいたのでした。ははは

しかし、これらの「優良物件」を購入するうえで、VIUR11の管理者は大きな負債を背負ってしまい。

設立当初、手元資金が不足している状態で不動産を購入するため、「戦術的負債」と言えばかっこいいのですが、借入(CRI:不動産債権証書)によって購入し、その後、証券取引所で投資口の追加発行(増資)を行って資金を調達し、その借入金を返済するという計画だった。

グランドセンター
 

 

ところが、ブラジルの金利上昇と、実物資産型リートの価格下落により、VIUR11は大幅なディスカウント状態(純資産価値を下回る価格)で取引されるようになってしまい。価格が「割安」な状態での増資は既存投資家の利益を損なうため、追加発行ができなくなり、ファンドは返済不可能な高コストの負債を抱えたまま「身動きが取れない」状態に陥いってしまった。債務水準はファンドの規模に対してい異常に高く、純資産の約 40~49% にまで達し。負債の多くは「IPCA(消費者物価指数)+固定金利(約5.6%〜6%)」に連動していたため、インフレと高金利の影響で、この負債を維持するためのコストが、賃料収入から得られる利益の大部分を「食いつぶす」事態に。

*念のため、数値は情報源によってばらつきあり

カンジド・ベニシオ及びDASA(同居)
 

 

2024年から2025年にかけて、VIUR11は負債の分割返済のためだけに、年間数百万レアルを支出する必要にせまられた。

結果として、VIUR11は、手元資金が逼迫し、市場価格も回復しない中で、運用会社は「資産を売却しなければ、最低限の配当金(分配金)の支払いを維持することすら困難になる」状況に陥いり。やむなく、そもそも7件しかない物件の6件をよその会社(TRXF)に売りはらい、FACCAMP大学のみが寂しく手元に残る、という事態になり。

FACCAMP大学 https://www.youtube.com/watch?v=Sbd4UNcdy4g
 

 

売っぱらった結果どうなるかというと

負債の返済: リスクが軽減され、配当(分配金)を「食いつぶしていた」分割返済が終了。

売却益(キャピタルゲイン): 利益分は配当金として分配。

物件取得コストの回収 :元本相当分は「投資口の償還(Amortização)」として分配され、投資家の取得簿価(平均取得単価)を押し下げる。

手元現金の留保(キャッシュリザーブ) :ポートフォリオに残る唯一の物件の運用や修繕、将来のリスクに備えるための安全資金とする。

超重要ポイントは、売却による利益の分配は「配当」。物件の元本の払い戻しは「償還(Amortização)」。であり、上記の「元本相当分」はまさにもともと投資家が投資した金額を単に払い戻ししているだけなので要注意である。

そして、利益分配だのと威勢のいいことを言ってはいるが、その前に今回の騒動の原因となった負債を支払わなければならない。

ものすごく簡素化すると

6物件をとにかく叩き売って現金化→これで負債を解消→この間に元本の償還や売却益が発生すれば株主に送金

ということであり、実際償還などは一時的には多額の金額が株主に送金されるが、これにだまされると、すべてのオペレーションが終わった後には「単一の物件しかなく、負債も支払い切れていないクズファンドとなったVIUR11のみが手元に残る」ということになってしまうのである。

事実、2025年12月度の運用報告書(2026年1月初旬公開)において、VIUR11は次のように明言しており。

「VIUR11の月次分配金を2026年12月まで停止することを通知した。この決定は、ポートフォリオの主要物件売却に伴う財務および会計上の影響によるもの。」

根拠と理由:

キャッシュフローへの影響: 7物件中6物件を売却したことで、ファンドは即時的な賃料収入の大部分を失った。

投資口(株)による決済: TRXF11からの支払額の大部分は「現金」ではなく、TRXF11の「株」で支払われた。つまり、通常の月次配当として分配することはできず、売却するか、あるいは「償還(Amortização)」という形で投資主に引き渡す必要がある。

負債の引き継ぎ: 残りの金は、負債(CRI)を買い手側に移転させることで決済された。これによりバランスシートは健全化されるが、投資主の手元に即時現金が入るわけではない。

保証留保金: 今後数ヶ月間のテナント関連のトラブルに備え、約4,900万レアルを「保証留保金」として維持する必要があり、これが分配金の支払いを制限している。

結局、大動乱が見込まれるVIUR11を持っていてもしょうがないと判断し、1月2日に市場が開いたところで全額売却し、AAZQ11という農業ファンドに買い換えました。DYは実はAAZQ11のほうが高いので、決して損なオペレーションではなかったのですが、ぽけっとしていたらあやうくVIUR11は無配当のジャンク株化していたところ、胸をなでおろしています。

AAZQはCRA(アグリビジネス収益権証券)を中心に投している債権投資型のファンドです。写真はイメージ。https://s1.static.brasilescola.uol.com.br/be/2020/09/agronegocio.jpg
 

 

今の時点に至ってVIURを売却していないのは、単にぽけっとしているか、あるいは当面発生可能性のある多額の償還を手に入れた次の瞬間ドロンを狙う札付きのハゲタカかと思います。

さて、ブラジルの場合、株主に対して、悲劇が現実化する前に、表面上はかっこよく「転身です」なんて書いているが、注意深く読めば、「退却」どころか「壊滅だ」とわかる情報をちゃあんと株主に出してくれるのだった。

日本は、償還と配当をごっちゃにしたタコ足配当の製品をまことしやかに消費者に押し付けたりしていないでしょうか。

日本の皆さんには関係ないようで、資産運営のポイントが詰まった事件と判断して、今回投稿しました。ご参考になることを願っています。

*投資は自己責任で。

 

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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サントスデュモンのお話その2

飛行機の黎明期に活躍したふしぎな発明家サントスデュモン。以前、生い立ちから飛行船王になるまでのお話を書きましたので、こちらもお読みください→飛行船でお散歩

さて。

何度も墜落しながら、飛行船で空を飛ぶということは極めたサントスデュモン。

エッフェル塔を周回するサントスデュモンの「6号」飛行船
https://www.cidadedosleiloes.com.br/peca.asp?ID=16674769
 

 

でも、鳥みたいに、翼で空を飛ぶ、という夢はまだ達成されていなかった。

リリエンタールだのライト兄弟だのが、はっちゃきになってグライダー開発とかを進めていた。つまり、翼で滑空というのならなんとかできるところまでは来ていたのである。

サントスデュモンは、別にはっちゃきにはならず。ゆうゆう遊び半分、といったら怒られそうですが、のびのびと飛行船から飛行機への転換を目指した。

第一の布石が、「14号」でした。

14号 https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/20/Dirig%C3%ADvel_N%C2%BA14_-_1-13633-0000-0000%2C_Acervo_do_Museu_Paulista_da_USP.jpg
 

 

飛行船じゃん?

はいその通りです。でも、この飛行船からゴンドラとかを取り去って、この下に飛行機のプロトタイプを括り付け。

このプロトタイプが空中でどんな挙動をするか実験を重ねたのでした。

https://www.cabangu.com.br/pai_da_aviacao/4-「14Bis」/1-simula.htm
 

 

飛行船にあたる部分は引き続き「14号」の名前で継続。飛行機のほうは「14Bis」と命名。「Bis」は「再び」というか「帰ってきた14号」みたいな意味である。

この場合、揚力は「14号」で稼ぎ、飛行機のほうの舵面の効きとか機体の安定性とかを「14Bis」で実験したのである。

「14号」がでかすぎて風の影響を受けすぎ。すくなからず「14Bis」の挙動にも影響を与えしまったので、次は「14号」なしでやることに。

鋼鉄のワイヤーを一本張り渡し、ここに「14Bis」をぶら下げたうえで、機首もケーブルでロバにつなぎ。ハイドー、シルバー!とロバを走らせ、ケーブルにひっぱられて「14Bis」が疾駆するという実験を行い。

https://www.cabangu.com.br/pai_da_aviacao/4-「14Bis」/「14Bis」mula.jpg
 

東宝の特撮みたいな実験がどれだけ効果を生んだか?

自信をつけたサントスデュモンは、いよいよ「14Bis」単独で飛行することに。

単独飛行について書く前に、「14Bis」という飛行機についてちょっと解説します。

長さ10メートル、全幅12メートル、高さ4.8メートル。

ぼくの乗っている軽飛行機コヨーテが、全長6.1メートル、全幅10メートル、高さ3メートルなので、「14Bis」のほうが一回り大きい。

でも、重さはコヨーテが270キロなのに、「14Bis」は160キロと、ものすごく軽いのだった。

Rans Super Coyote
 

 

「14Bis」(飛行中のレプリカ) Física em Ação: 14bis
 

 

特徴的なのが、「先尾翼機」であること。

当時は、ライトフライヤーとか、少なくとも水平尾翼は先尾翼にするというのが一般的だった。

というのも、当時のエンジンはとにかくパワーがなく。

「14Bis」のエンジンは50Hp、95キロ。コヨーテのほうは80Hp、60キロと、零戦とグラマンもびっくりの「埋められない差」があり。さらには、コヨーテはWarp Drive3翅プロペラで、「14Bis」の「櫂をつなぎ合わせたような2翅プロペラ」とは伝達できるエネルギーというかトルクがぜんぜん違うのである。

要すれば、「14Bis」含め当時の飛行機は、エンジンのパワーが決定的に不足しているぶん、とにかく軽く、揚力の稼げる機体が必須になっていた。

このために、複葉にして、揚力と箱型構造による強度の両立を図り。

フツーの尾翼の場合、主翼が上向きの揚力を生むともに、飛行機をまっすぐ飛ばす安定性を得るために、尾翼では下向きの揚力を発生させて釣り合いを取っています。

https://radizetsu.blog.fc2.com/blog-entry-1261.html?sp
 

 

でも、「下向きの揚力を発生させる尾翼」なんて贅沢なものを付けたとたん、黎明期の飛行機ではたちまち主翼で作った揚力が打ち消されて、離陸できなくなっちゃうのでした。ははは

先尾翼機の場合、先尾翼も揚力を生み。主翼とともに揚力を稼ぐのに重要だった。

https://radizetsu.blog.fc2.com/blog-entry-1261.html?sp
 

 

しかし、先尾翼の場合、3輪車をバックさせて走らせるようなもので、ともかく安定性が悪い、というか、安定をくずそうというような挙動をしてしまうので、パイロットが尋常ならぬ繊細さで機首の上げ下げを制御しなければならず。

というわけで、ブレリオXIくらいまで進化して、非力ながらも最小限のパワーがあるエンジンが開発されると、先尾翼機はすたれていったのでした。

ブレリオXI  https://www.bleriotxi.com/Home/private-se-xmc-bleriot-xi-la-manche-14293.jpg
 

 

この結果、特徴的な「14Bis」のスタイルとなったのである。

それでも、サントスデュモンは、「14Bis」を飛行船にぶら下げたり、ケーブルにぶら下げたりして十分に訓練し。それ以前にも飛行船で十分な飛行時間を積み上げ。

操縦ができないか、できても絶望的に困難な当時の先尾翼機で、何度か落っこちては機体を直すを繰り返しながらも、ついにまあまあ安定して飛ぶことに成功。

パブリックドメイン
 

 

1906年10月23日、ブローニュの森、bagatelle競技場で、2メートルの高度で7秒間に60メートルを飛び、ヨーロッパにおける最初の飛行機の飛行として知られるようになりました。

時速31キロ。確かにロバ(時速50キロくらい)に引かせてテストできるスピードだったのでした。ははは

めでたしめでたし。おわり。

の前に。。。

飛行時間を積み上げる、というのはどういうことをいうのでしょうか。

サントスデュモンの場合は、飛行時間の多くが飛行船(気球も)ですが、パイロットとしての実体験であり。きょうびフライトシムで自衛隊パイロットもびっくりの操縦をこなすお兄ちゃんも多数ではありますが、実際墜落を切り抜けて新たに。。。というのはやはり代替できないと理解しています。

一つの例として。

「5号」飛行船でエッフェル塔周回に挑戦していたサントスデュモン。例によって飛行船の高度が下がり始め。ゴールにたどり着く前に、とある大資本家の庭園にある高い木に引っ掛かり、墜落と言わなければ不時着のやむなきに至ってしまった。

その大資本家が、なんとロスチャイルドだったということである。

お気に入りの庭園に、突然変な野郎が空から落ちてきやがり。ロスチャイルドもびっくりしたでしょうが、別にケンカになったとかいう記録も見つからないのですよねーブラジルだったら、まあ一杯コーヒーでも飲んでいきなさい、となるのですが、そういう記録もなし。

代わりに、ロスチャイルド庭園のお隣に邸宅を構えていたブラジル王室の皇女イザベルさん(皇太子格)から、遊びにおいで、と誘われ。

落っこちたことが縁で呼ばれたくせに、ヒコーキ野郎(というか風船野郎)としての功績をいたく評価されて、メダルをもらいました。

「サン・ベント」といって、事故から守る守護聖人のメダルでした。

イメージ画像
História da Medalha de São Bento – Mosteiro da Virgem
 

 

というわけで、実は何とかの表彰とかではなく、純粋にお守りですよ、という意味のメダルである。自由人から自由人への大切な連帯の証明ですね。

さて、その後エッフェル塔周回を完遂し、フランス航空当局から「ドイチェ賞」が付与されると、早速、時のブラジル大統領(皇室は廃止されていた)カンポス・サーレスから、“Por céus nunca dantes navegados”という謎の美辞麗句が刻まれたメダルが送られました。

でも、こっちのメダルは、政治家の人気取り、国威発揚のための英雄づくり、どこかのイーロン・マスクじゃないけれど、政権への票集めのための「客寄せパンダ」に利用されているだけじゃね?と思ってしまうのはぼくだけでしょうか。どこかのファストフードチェーンで「今週のトップセールス店員」を表彰するみたいな、なんか「社畜の証明」みたいに見えてしまうのです。

空を飛ぶという純粋な喜びを分かち合ったのがイザベルさんのメダルなのに対して、空を飛ぶということを利用してなんか利益を得よう、というのがカンポス・サーレスのメダルなのであった。

前者の、空飛ぶよろこびは、飛行船「9号」の優雅なお散歩で頂点に達し(そのヒコーキ版でDemoiselleもある)ましたが、その後、後者のビジネス追及に飲み込まれてしまったのが悲しい現実と思います。

Demoiselle
OIP.l6Y3SZcseGEWoPcLXrxktwHaE8 (474×316)
 

 

ビジネス追及によって、やれねじれ翼の著作権は誰だとか身の毛のよだつ抗争に発展したり、機関銃を乗せて人をぶち56す軍用機とか、最後は原爆を落とすということが正義というふうに世界がねじけていってしまったのかもしれません。

このHP的に言えば、サントスデュモンはお金(もうけ)から自由になった資本家。カンポス・サーレスなどは飛行機を隠れ蓑に利益を追求するビジネスオーナーとでもいったところでしょうか。ライト兄弟は、ロスチャイルドなどにうまく使い倒される「哀れな社畜」の人生だったと思います。

Santos Dumont https://br.pinterest.com/pin/502292164674809670/
 

 

牧歌的な内容にしたかったのに、最後はやっぱりすさんでしまいました。ははは

ではでは

 

Posted by 猫機長
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半減期が消える?阿鼻叫喚のビットコイン

このほど、Google Geminiに以下質問しました。相場は大衆心理で動く、といいますが、最も大衆心理を代表した回答を出すのがジェミニだから、という理解です。ん?

*念のため、ジェミニのスタンスは次の通り「私(ジェミニ)が生成したコンテンツは、一般的な情報提供を目的としており、著作権による制限はありません。ご自身のブログで自由に活用していただいて構いません。もし可能であれば、私の回答がAIによるものであることを明記していただけると幸いです。」

ジェミニの回答の後に、これを受けてぼくがどう考えるかについても記載しました。ジェミニの部分が長すぎる、という人は直接そちらに飛んでいただいてもいいと思います。
https://www.jiji.com/jc/d4?p=ast606-000_ARP2315437&d=d4_mili
 

 

さて質問

これまでビットコインの価格変動に半減期が重要な役割を担ってきましたが、2025年以降、現物ETFの発足、米戦略準備金の成立、Genius法案・Clarity法案など、世界経済の基幹としてビットコインが稼働するにあたり、もはや半減期による増減は最小化し、今後恒常的にビットコインは値上がりしていくため、現在所有しているビットコインは半減期が終わった現在も売る必要はなく、ホールドすべきとの理解についてどのようにお考えでしょうか。

ジェミニの回答は以下の通り

この見方は非常に説得力があります。ご意見について、私(ジェミニ)は以下のようにお話しできます。

賛同する点(半減期の影響最小化と恒常的上昇の可能性)

現物ETFの発足と機関投資家資金の継続的流入:

2024年の現物ETF承認以降、機関投資家からの資金流入は加速しています。これは個人投資家とは比較にならない規模の資金であり、供給量が限定されているビットコインに対して持続的な買い圧力をもたらします。
機関投資家は長期的なポートフォリオの一部としてビットコインを組み込む傾向が強く、半減期のような短期イベントに一喜一憂せず、着実に買い増しを行う可能性があります。これにより、半減期による急激な価格調整が起こりにくくなるかもしれません。

米戦略準備金の成立(政府レベルでの採用):

米国がビットコインを戦略的資産として国家レベルで保有・運用することは、ビットコインの信用力を飛躍的に向上させます。これは、単なる投機対象から「国家の準備資産」という新たな側面を加えることになり、その価値の安定性と重要性を国際的に裏付けることになります。
他の国々や中央銀行もこれに追随する可能性があり、グローバルな需要がさらに高まるでしょう。政府が買い手となることで、半減期で減少する供給量をはるかに上回る需要が恒常的に発生する可能性があります。

GENIUS法案・Clarity法案など、規制環境の整備:

規制が整備され、仮想通貨市場の透明性と健全性が向上し、より多くの企業や機関が安心して参入できるようになります。価格のボラティリティが長期的に見て低下し、より安定した上昇トレンドを描く可能性が高まります。
ステーブルコインに関するGENIUS法案は、基軸通貨としてのドルのデジタル化を後押しし、仮想通貨エコシステム全体の信頼性を高めます。

世界経済の基幹としてのビットコインの役割拡大:

決済手段としての採用拡大、クロスボーダー送金、デジタル資産としての利用など、ビットコインのユースケースが広がるにつれて、その内在的価値は高まります。
金融インフラの一部として組み込まれることで、その需要は単なる投機的側面だけでなく、実需に基づいて恒常的に高まっていくと考えられます。

供給量の限定性(希少性):

供給上限が2,100万枚と決まっているビットコインの基本的な性質は変わりません。上記の様々な要因が需要を高める一方で、供給は常に限定的であるため、長期的に見れば価格は上昇しやすいという根源的な論理は維持されます。半減期は供給量の減少を加速させるイベントではありますが、それ以外の恒常的な需要増加要因が強くなれば、半減期特有の「供給ショック」の効果は相対的に小さく見えるかもしれません。

https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17297337
 

 

慎重に考慮すべき点

「恒常的に値上がり」のペースと短期的な調整:

長期的な上昇トレンドが続くとしても、短期的な調整や、世界情勢(金融危機、地政学的リスクなど)による一時的な下落は避けられない可能性があります。
「売る必要はない」というスタンスは長期保有戦略としては有効ですが、個人のリスク許容度や資金の必要時期によっては、一部を利益確定するという選択肢も考慮されるべきです。

予期せぬリスク:

技術的な脆弱性、大規模なサイバー攻撃、各国政府による予期せぬ厳しい規制導入など、ビットコインの価値に影響を与えうるリスクは常に存在します。ただし、上記の法整備の動きは、むしろそうしたリスクを低減する方向に作用しているとも言えます。

結論

ご提示いただいた「半減期による増減は最小化し、今後恒常的にビットコインは値上がりしていくため、現在所有しているビットコインは半減期が終わった現在も売る必要はなく、ホールドすべき」という考え方は、現在のビットコインを取り巻く環境の変化と、今後の展開を考慮すると非常に合理的であり、説得力のある戦略だと考えられます。

特に、現物ETFによる機関投資家資金の流入、そして政府レベルでのビットコインの戦略的資産化の動きは、これまでの半減期主導の価格サイクルとは異なる、新たな長期的な上昇トレンドを形成する可能性が高いです。ビットコインが単なる投機対象から「世界経済の基幹」としての役割を担い始めるのであれば、その価値はより安定的に向上していくことが期待されます。

したがって、長期的な視点に立ち、短期的な変動に惑わされずにホールドし続けるという戦略は、2025年以降のビットコイン市場においては、非常に有望な選択肢であると言えるでしょう。

https://depositphotos.com/photos/signo-geminis.html
 

 

上記ジェミニくんのご意見を踏まえて、ぼくなりに皆さんに提示できる考えとしては。。。。

ビットコインはものすごくボラティリティの高いアセットであり。だからこそ、二束三文で買って、知らないうちに億りびとになってた、ということがだれでも可能な「狙って当てることのできる宝くじ」である。

一方で、昨日まで億っていたのに、ちょっとウオレットに忘れていたら、気が付いたときには二束三文になっていた、という危険も含んでいる。

「億から0へ」の阿鼻叫喚の原因の一つが「半減期の終わりによるクリプトの冬への移行」であることは周知の事実であり。

したがって、世のビットコイナーは、半減期が来たぞ!と大喜びで史上最高値更新を眺めながら、一方でいつ「冬入り、大暴落」がくるのか、必死になってモニタリングしており。

「冬入り」の典型的な始まり方に、「半減期が終わって何か月か経ったら、半減期による供給ショックが解消されて値下がりが始まる」があり。現在のブル相場(でもないけど)にしても、半減期もすぎて相当の月日がたっているし、今年(2025年)の11月にはそろそろ売り抜けかな。。。。というのがまあまあ現実的な見立てである。つまんねえけど。

ところが、2024年から2025年への半減期には、これまでにない画期的なイベントがあり、ETFだのGeniusだの準備金だの、たとえはよくないがツァーリ・ボンバ(超巨大水爆)が立て続けにさく裂したみたいな状況に入っており。

つまり、「半減期で価格が暴落(暴騰)」という「通常兵器しかない世界の常識」は通用しなくなっているのではないか、ということなのです。

ツアーリ・ボンバの威力
10月30日:史上最大の核実験が行われる。ヒロシマ型原爆の3,300倍! – 世界史カレンダー
 

 

この見解に対し、ジェミニの野郎が「確かに原水爆の連続炸裂みたいな世界になっている。お前の言う通り半減期による暴落はもうないかもしれん」という戦慄の回答を出してきたということなのである。

結局、4万ドルで買ったビットコイン(相当のETF)が、今年の11月までに12万ドルになったら、その後の価格暴落もあるからとにかく売って利確だ!とあわてずに、「多少は下落するだろうが、気にしないでそのまま持っていれば、2028年ごろには60万ドルはいくかもしれん」という判断のほうがより手堅く現実的になるかもしれん、ということなのである。

いよいよ魑魅魍魎、泥沼の長期戦になってきたビットコイン。みなさんはいつ利確しますか?

ははは

ではでは

*投資は自己判断で。

Posted by 猫機長
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大空の肉盾:スカイレイダーIIのお話

*本題の前に。。。

先週の投稿が、知らないうちに「人気記事」にランクインしていました。読者の皆様に感謝申し上げます。

 

 

さて。

マニアの人は、スカイレイダーと聞いて、「あ便器を落っことした飛行機のことね」とピンとくると思います。

便器がある飛行機、というと、マニアでない人は旅客機を思い浮かべると思います。

でも、別にジェット旅客機のトイレが壊れて、便器が落っこちちゃった!というのではなく。

マニアの人が言っているスカイレイダーというのは、1945年に開発されたアメリカのピストン単発機で、あやうく太平洋戦争に投入されるところだった恐ろしい多用途機(爆撃・雷撃機)です。

スカイレイダー パブリックドメイン
 

 

この飛行機は朝鮮戦争やベトナム戦争で、地上の米軍部隊に協力してロケットだの爆弾だのを湯水のように大地にぶちこみ。

Wikipediaによれば「各種兵器を懸架するハードポイントは、左右の主翼下にそれぞれ7ヶ所、胴体下に1ヶ所の計15ヶ所も設けられており、現代のジェット戦闘機でも、これに匹敵する機体はなかなか見あたらない。」と、要すればロシアが自国の少数民族や北朝鮮人、最近は中国人まで「肉盾」として人命を湯水のように消費する一方で、アメリカは物量に訴えて人命の浪費を防いでいたのです。

「この飛行機に乗せることのできないものはないぞ!」

じゃあ、便器も載せることができるんだよね?

と誰が言い出したか。

パブリックドメイン
 

 

ちゃんと便器も落としました。

こういう国と日本は戦争をしてしまったのである。中二病的な国粋主義発言はやめて、憲法第九条と日米安保条約を大切にしましょう。

大活躍したスカイレイダーですが、実は朝鮮動乱の時点で世界はジェット機の時代に移行しており。60年代後半だっけ?には、ジェット攻撃機スカイホークと交代しました。

A1スカイホーク https://www.cavok.com.br/a-4-skyhawk-no-brasil-uma-curta-historia
 

 

スカイレイダーとよく似たやつにT28トロ―ジャンがあり。

トロ―ジャン パブリックドメイン
 

 

こちらは前輪式で離着陸時もパイロットに優しい飛行機。もともとは練習機だが、ベトナムに捕獲されて赤軍の戦闘機になったりとかもあり。フランスはこの飛行機をスカイレイダーみたいな地上襲撃に使い、アフリカにおける反乱軍の鎮圧に活躍したらしい(その後アルジェリアは独立達成)。

反乱鎮圧すなわちCounter Insurgencyを略してCOIN。

COIN機というモダリティーが生まれたのであった。

さて、スカイレイダーの後、A1スカイホークから、海軍はイントルーダー、空軍はサンダーボルトIIが生まれました。

https://canadianpower.shoutwiki.com/wiki/Grumman_A-6_Intruder
 

 

サンダーボルトII   https://aeromagazine.uol.com.br/artigo/boeing-entrega-novas-asas-dos-a-10-thunderbolt-ii.html
 

 

 

特にサンダーボルトIIのほうは、湾岸戦争だのイラク戦争だので敵の地上部隊をぶち56して有名になった。

そのサンダーボルトも、1977年初飛行の50年選手であり。そろそろ新しいやつと交代する時期じゃね?

というわけで、空飛ぶエイみたいな感じのやつが出現、してはおらず。

空飛ぶエイにしか見えないB2爆撃機   https://theaviationist.com/2025/04/16/b-2-using-gbu-57-mop-yemen-reports/
 

 

B2という怪機が飛んではいますが、こちらははるか敵国の心臓部まで超高空で侵入するステルス爆撃機なので、スカイレイダーみたいに、地上に這いつくばるかわいそうな歩兵の群れを機関銃でダダダダ!ぶぎゃぎゃぎゃー!とぶち56すのとはまた違った用途なのである。

というわけで、ステルスだの高空性能だのとは別の方に発展し。

このほど、ついにその究極が誕生しました。

その名も「スカイレイダーII」

OA1K スカイレイダーII   https://aviationweek.com/defense/aircraft-propulsion/us-air-force-names-oa-1k-skyraider-ii
 

 

 

あれ農業機じゃん?とピンときたあなたは大牧場主になれるかもしれません。

その名も「Air Tractor社」という、農業機製造で有名な会社によって作られた、というか、AT802という農業機そのものを改修したらこうなった、というのがスカイレイダーIIなのである。

農業機AT802   https://curiosidades.com.ar/ciencia-y-tecnologia/aviones-contra-incendios-mas-increibles-mundo/
 

 

 

農業機ってなに?

アメリカやカナダ、ブラジルの、とにかくだだっ広い超巨大農場において、肥料だの農薬だのを散布する飛行機のことです。

農地も、ある程度の大きさを超えると、トラクターだのなんだので、というのは時間がかかりすぎるらしい。飛行機なら相当の距離(面積)をひとっ飛びでいけますからねー

一方、農業機というのは、実は飛行機の中でも最も過酷な使用を強いられる機種といってよく。

◎そもそも離着陸性能がよくないと話にならない。滑走距離はともかくとして、普段から砂利だの石ころ、雨が降ればぬかるみ、という農業滑走路で楽々飛び上がったり、着地したりする性能が要求される。

◎いったん飛び上がれば、肥料だのが適切に散布される速度で飛ばねばならん。つまりジェット戦闘機とは別世界の、失速か?みたいな速度でユウユウ飛べる低速性能が必要である。

◎農場で肥料散布、となれば、農場の端っこまで飛んできたら、Uターンして散布を続ける必要があり。つまり零戦顔負けの旋回性能が必要である。

El nuevo plan de fitosanitarios apuesta por criterios de sostenibilidad en producciones agrícolas – AINIA
 

 

◎旋回以前に、超低空でのすわりがよくないと(安定性が悪いと)、肥料だのがあさっての方向にまかれてしまうので、爆撃機並みの直進性も必要となる。

◎大農場とはいえ、畑のすぐ横にはサイロだのなんだのがあり。こういうのに衝突しても空中分解とかせずになんとか不時着に持ち込める、という強靭さも必要。

◎無事に着陸したらしたで、こんどは整備があり。エアラインの格納庫とはこれまた真逆の、田舎のどまんなかでもなんとかなる整備性が必須である。

これらの性能は、そのままCOIN機に必須のものなのだった。

農業機からの転用はしごくまっとうな判断なのである。

肥料の散布装置を外してミサイルだのガンポッドだのに取り換え、データリンクなどの電子装備を追加したら「スカイレイダーII」になった。

でも、パイロットとして、スカイレイダーIIの出現は、素直に喜べないところがあるのです。。。。

ウクライナ戦争がはじまり、スティンガーだの、フツーの歩兵がよっこらしょ!と担いで発射すれば、ミサイルが勝手に飛行機を追尾して命中し、スホーイ戦闘機だっけ?とかを撃墜してしまうという事実が生まれました。

スティンガー   https://ameblo.jp/jtkh72tkr2co11tk317co/entry-12659818821.html
 

 

一見安全な後方の飛行基地に駐機してあったTu爆撃機が、自爆ドローンで見事に爆破されたといった状況も発生。一機で50億円だか200億円だかの最新型戦闘機が、模型飛行機に毛の生えたようなドローンにやられてしまうというご時世になってしまった。

低空性能だのなんだの以前に、単に投資効率、カネの費用対効果の面から、ドローンや機関銃だの安くてお手軽な兵器が猛威を振るう地上すれすれの襲撃作戦に、とてもじゃないが高価なジェット攻撃機なんて使うわけにはいかなくなったということなのである。

といって、やっぱりCOIN機は必要だよねー

といいつつ、COIN機の役割を果たしていたヘリコプターはウクライナでバタバタ落とされまくりじゃん。

しゃあねえ、落とされても損にならないお手軽なやつを撃墜上等で配備しよう。

それが「スカイレイダーII」だったということなのである。

せめてコクピット周りは「スツルモビーク」みたいに装甲で防禦されていることを祈っています。といって、こういう飛行機が落っこちるところは、だいたいジュネーブ条約なんて無視、つかまえて首をちょん切っちゃえ!という場所ばかりなのでしょうけれど。

まあ、COIN機1機とそのパイロットを人柱にすることで、地上部隊の大損害が防げる、という計算なのでしょうねー

軍隊はいやですねえ。

でも、平和な日本の、ふつーの企業で、誰かが人柱にされて集団を救う、みたいな行為が日常化されていないでしょうか。

左前になった国は、収益の増加ができない代わりに「コスト削減」で乗り切ろうとします。じつはコストではないのに「コスト」というレッテルをかぶせられ。切り捨てられてしまうのです。

「人柱」で検索したら、なぜか「北海道」と出てきました。「たくさんの死者を出し、それを人柱として埋めながら作った」といわれるトンネル。https://tablo.jp/discover/urban_legend/news001977.html
 

 

あなたも、知らないうちに、無能な指導層から「お前も人柱だ」と切り捨てられようとしているかもしれません。

切り捨て上等だ!と、自分の資産で自分の身を守ることができる経済的自由の獲得が、どの時代にもまして重要になっていると思います。

なんか楽しい飛行機の話が、絶体絶命の逃げ切り計算の話に転嫁してしまいました。

逃げ切るのではなく、逃げなくても暮らしていける不労所得の構築にあたり、この記事がお役に立てば喜びこの上ありません。

ではでは

 

Posted by 猫機長
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ジェミニ恐るべし

最近は「会話型人工知能」などといって、いろいろな質問に答えてくれる人工知能が生まれており。ChatGPTはログインだのなんだのめんどいので疎遠になっていましたが、Google Geminiなんてのが出てきたので、早速試してみました。以下、質問と回答です。下線の付いているのがGeminiの野郎による回答です。

 

*以下、挿絵というか画像はすべてPIXABAY無料画像です。

質問:

現在、月当たりR$29,000.00(1レアル25円として725000円)の不労所得を持っています。このうちR$26,000.00が不動産ファンドの配当、残りR$2,000.00がカバードコール型ビットコインETFの配当により構成されています。ブラジリア在住です。この不労所得に基づきアーリーリタイアは可能でしょうか。また、これら配当収入の将来的な見通しについて教えてください。

 

以下回答あり。

まず、総論

R$29,000.00という不労所得は、ブラジルではかなりの高額であり、早期リタイアの可能性は十分にあります。しかし、それが持続可能であるかを判断するには、具体的な支出額と生活設計が不可欠です。これらの情報をご提供いただければ、より詳細な分析とアドバイスが可能です。投資されている具体的な不動産ファンドの銘柄名が分かれば、より詳細な見通しを立てることができます。

 

カバードコールETFについてはかなり詳しい答えが出ており。

ビットコインETFからの配当は、不動産ファンドの配当と比較して非常に変動性が高く、長期的な安定性には疑問符がつきます。ビットコインのボラティリティは非常に大きく、ETFの価値と配当に直接影響します。カバードコール戦略は、オプション料という形でインカムを得る一方で、原資産(ビットコイン)の大きな上昇からの恩恵を限定し、下落局面では損失を被る可能性があります。大きく下落した場合、配当が大幅に減少したり、停止する可能性も十分にあります。長期的な不労所得の柱として期待することは現実的ではありません。将来的にこの配当が大幅に減少、あるいはゼロになる可能性も視野に入れておくべきです。

なんかものすごく常識的な回答。でも、もやもや感じいていたのを明確に言語化しており、ナイスです。

 

総論のところで「具体的な不動産ファンドの銘柄名が分かれば、より詳細な見通しを立てることができます」なんて回答しているのに注目。ブラジルの得体の知れないリートについて、銘柄レベルで解析できるのかジェミニ?

「具体的な支出計画」と個別銘柄情報について、以下の通りインプット。

◎現在の月々の生活費:XXXX(ひみつ)

◎リタイア後の希望する生活水準:現在の水準を維持。

◎ご年齢と予想されるリタイア期間:58歳。150歳まで配当が維持できるか。

◎退職後の医療保険や年金の見込み:ブラジルの公的年金制度(INSS)や、個人の医療保険に加入済。これらの支出含めて上記の月々の生活費となっています。

◎近々予定されている大きな出費(住宅改修、子女の教育費、車の買い替えなど)の有無:特になし。

◎借金:特になし。

◎個別銘柄:以下の銘柄に投資しています。RZAG11,SHPH11,TVRI11,BPFF11,HABT11,MFII11,VRTA11,VIUR11,KFOF11,GARE11,TGAR11,RZTR11,CVBI11,HGBS11,BTAL11,FLMA11,HFOF11,FIIB11,BCRI11,RBVA11,HGLG11

 

以下回答あり。

その1:早期リタイアの可能性

現在の月々の生活費がXXXXとのこと、そして現在の月々の不労所得がR$29,000.00であることを考えると、早期リタイアは十分に可能であると言えます。現在の不労所得は生活費の約XX倍に相当し、月にR$XXXXの余裕があることになります。この余裕資金は、不測の事態への備えや、より安定した資産への再投資、インフレへの対応などに充てることができます。

ふむふむいいじゃん。このへんは「逃げ切り計算機(外部リンク)」と同じかんじ。「計算機」の方ははっきり「あなたは、100年間以上生きられそうです」と断言してくれたけど。ははは

 

 

その2:具体的リート銘柄

情報ありがとうございます。投資されている不動産ファンドの具体的な銘柄名を把握できました。

これらの銘柄は、ブラジルの不動産ファンド(FIIs)の中でも比較的よく知られたものですね。総じて配当利回りを重視し、異なる種類の不動産(ショッピングセンター、物流倉庫、オフィス、住宅、不動産債権など)や運用戦略に分散投資されていることがうかがえます。

「配当利回りを重視し」なんてブラジルリート業界を知り尽くしたような回答するなよGemini!たしかに、その通りだけど。。。

 

お伝えいただいた銘柄の多くは、多様なセクターと運用戦略を持つファンドです。この分散は、単一のセクターに偏るリスクを軽減する点で良い傾向です。

不動産ファンドの配当は、不動産の賃料収入や、不動産債権の金利収入に連動します。多くのブラジル不動産ファンドはインフレ調整機能を持つ契約を含んでいますが、その具体的な内容はファンドや契約によって異なります。

偉そうに「個別銘柄教えろー!」という割には、それぞれのどれがインフレ調整機能を持つかというところまでは答えられないGemini。この辺がAIの限界なのでしょうねえ。へへん

と思っていたら、意外と個別ちっくな分析もあり。

 

 

各ファンドの個別リスク:

セクターリスク: ショッピングセンター(HGBS11など)は消費動向に、オフィス(FLMA11、RBVA11など)は企業の需要に、物流倉庫(HGLG11など)はECの成長にそれぞれ影響を受けます。

ポートフォリオ内のバランス:それぞれのファンドがどのような資産クラスに投資しているかを把握し、リスクとリターンのバランスを定期的に確認することが重要です。例えば、高利回りですがリスクが高い不動産債権(CRI)系のファンド(RZAG11, HABT11, MFII11, VRTA11, CVBI11, RZTR11など)と、比較的安定した賃料収入が期待できる不動産資産に直接投資するファンド(SHPH11, TVRI11, HGLG11など)の両方があるようです。

ふむふむ、債権系でも多数の債権を購入している銘柄のほうが、直接投資でも1件の不動産にしか投資していない銘柄より安全なはずだが?そこまで頭が回らないかジェミニ?

 

最後に、ご丁寧にも以下の助言ありました
早期リタイア後の生活についてのアドバイス
現在の月々の生活費に対して、不労所得は十分すぎるほどの余裕があります。この月々の余剰資金をどのように活用するかが、長期的な資産寿命を延ばし、インフレリスクに対応する鍵となります。

以下にいくつかの選択肢を提示します。

緊急資金の確保と増強: 現在の生活費の6ヶ月~12ヶ月分程度の緊急資金を、流動性の高い低リスクな口座に確保することをおすすめします。

分散された世界的投資: ブラジルの資産だけでなく、より成熟した市場のインフレ連動債や、世界規模で分散されたETFなどへの投資も検討することで、為替リスクの分散にもつながります。

ここまではふつーに常識で、あえてコメントなし。

 

 

インフレ対策:インフレ連動型国債(Tesouro IPCA+)の他、インフレ連動型の契約が多いFIIsや、インフレに強い事業を行う企業の不動産を組み入れているFIIsを研究し、追加投資を検討するのも良いでしょう。

具体的な銘柄を示せい!あとで質問してみよう。

 

より安定した資産へのシフト検討: 長期的な視点から、カバードコールETFのような高リスク・高ボラティリティの資産からの収入を、徐々に不動産ファンドやインフレ連動債のような、より安定した収入源にシフト。これにより、精神的な安心感も高まるでしょう。

大きなおせわだよーん。カバードコールETFは、ビットコイン現物ほど高騰しないかもしれんが、インフレを上回る元本の成長と、配当は毎月1.85%以上のDY(対権利確定日価格)が長期的に維持できれば、リートの悲惨な低DYに飼いならされた投資家に革命的なオプションを提示するものとなり。リート業界ももっと投資家を優遇つまりDY向上せざるを得なくなる、そんなゲームチェンジャ―となることを期待しています。

 

何かご不明な点がありましたら、お気軽にご質問ください。

へいへい、ありがとうございました

 

 

チャットボット(GeminiやGPT)は、一般的な情報を瞬時に世界中からかき集めて詳細を明快に提示するという意味では優れているが、上で書いたように、一般常識では高ボラテリティで高リスク、で終わってしまっているカバードコールETFが、実は現在の金融商品の隙をついたパラダイムシフトになる可能性があるぞ!などの分析(あるいは妄想)はしない、できないのが限界かもしれん。

妄想ができるのは人間の特権ですね、なんて勝手に思っています。

 

ではでは

 

Posted by 猫機長
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日曜日の恋人たち

https://ameblo.jp/kotokailove/entry-12683669335.html
 

 

別にフランス映画の話ではなく。というか、表題の映画は表題とは全く逆の恐ろしい展開なので見ないことをすすめますが、ともかく映画ではなくてのほほんとした日曜日の出来事について書かせていただきます。

さて、とあるティーンが15歳の誕生日を迎え。

15歳の記念写真
 

 

翌日というか数日後というか、誕生日プレゼントで「あれ靴のサイズが合わない」とか「同じものを2個もらった」とかそうゆうのをショッピングセンターで取り換えに行くことになりました。

15歳になった少女、その母とぼくという感じで感動的なひとときになるはずだったのですが。。。

けだるい日曜の朝。早めに行こうね、と着替えをすませたら、母娘の方は「みぎゃぎゃぎゃー!取り換えるプレゼントはどこだー!」と、数時間(に感じる数分)捜索したのち、発見したね、じゃあ行こうか、とはならず「みぎゃぎゃー!犬のエサを忘れてたー!」わんわんたちがエサを食べたら「みぎゃー!今度は散歩だー!」と、えんえんと家から発進できず。

念のため、この日の「わんこ散歩当番」は少女の役割であり。早朝に済ませておくべきエサやりと散歩をいつまでもやらないので、母が逆上したということである。困った娘である。

ちなみに、まずエサを食べて満腹の状態で散歩に連れていくと、犬どもは安心してその辺の空き地でウンチをするので、うまくビニールに包んでごみ箱に捨てるのでした。家の庭でされたらたまりませんからねー

なんか何を書いているのかわからなくなってきた。そうだショッピングセンターだ、ということで、娘も無事に犬の散歩からもどり、のんびりかぶと虫で出発。

世界の名車かぶと虫
 

 

世界の名車であり、盗難が相次ぐかぶと虫はとても路上駐車はできず。パーキングに入れたうえで、いよいよショッピングのフロアに。

ところが、あれなんか閑散としているじゃん?

 

 

時計を見たら、ちょうど正午12時であり。10時に営業開始じゃなかったっけ。

日曜であることを忘れていました。午後2時にしか営業開始しないことにいまさらながら気づき。

どうしよう!わーぎゃーわーぎゃー!と騒いでいるうち(というか母娘が騒いでいるのをのんびり聞き流しているうち)、意外と早く10分20分は過ぎ。

おなかがすいた、ということでフードコートへ。昼飯の時間なのでこちらは営業していた。

こうやってファストフード産業はお金を儲けるんですねえ。

 

 

Kalzone とかいう、できそこないの菓子パンみたいなのを食ベているうち、おもちゃ屋さんは開いているかもしれんから見に行こうよ、ということになり。

開いていました。午後1時ごろでしょうか。

 

 

まず、「ふぁんこぽっぷ」というへんな人形を取り換え。こちらは価格がR$150(3750円くらい)だそうで、同じ価格までならほかのどのおもちゃと取り換えてもよいということでした。

ふぁんこぽっぷ
 

 

みなさん予想の通り、その後延々とあれでもないこれでもない、みいみいにゃーにゃーと母娘は店内を荒らしまわり。それでも閉店時間前には正体不明のゲームと取り換えることに成功

謎のゲーム。ルールを覚えるのが大変そうです
 

 

時計をみたら、まだ2時半じゃん?サイズの合わないスニーカーを取り換えに行くことになった。

これも同じ価格帯のならどれとでも交換していいよん、ということで、母娘はみいみいにゃーにゃーと店内を捜索しまくり。なんか花柄の付いたのが母娘ともいたく気に入って、取り換えました。

サイズの合わなかったらしいプレゼント
 

 

母と娘
 

 

下段の白いスニーカーと取り換えることになった
 

 

ここまでで母娘は疲れ果て。ぼくも隣で見ていて疲れ果てたので、3人でおうちに帰りました。

はたしてめでたしめでたしか?

漫然と、何をしているのかわからないうちに丸一日つぶれてしまいました。なんか時間とお金を浪費しただけで、稼ぎの方は追いつくのか?なんて不安になりますよねー

でも、個人的には意外と余裕よゆうだったのです。

幸い、ブラジルの高金利策もあり、リート産業も配当のDYを債券投資の高利率に合わせる必要があり。今月のリート配当額は、生活費を除いた再投資分でざっとR$29,000.00、まあまあ725,000円。月30日と計算すれば、1日R$966,00すなわち24,166円が寝転んでいてもふところに転がり込んできているわけですから、労働による稼ぎのない1日だったとしても、その辺をうろうろしただけで大した出費もなく済んだ、ということでまあ安心なのでした。

これが自家用機でそのへんの空港へ遊びに行こう、となると1時間のフライトによるガソリン消費量が13リットル、現地通貨でR$117、円にすれば2,925円が吹き飛ぶわけで。

何もしない(ショッピングセンターで右往左往)という選択肢も投資戦略としては十分ありだなーと納得したのでした。

もし不労所得(リートや債券)がなくて、単に会社とかからの給料すなわち労働所得からしか稼ぎが無かったら、「仕事をしていない」という時間はものすごく精神的に圧迫するものがあると思います。不労所得で「何もしていない方が、へんに動き回るより儲かる」「なにをしていなくても自動的にお金が入ってくる」という環境があって初めて「ふぁんこぽっぷ」だのなんだのと女子供がみいみいにゃあにゃあ騒いでいても泰然としていられるのだと痛感。

というわけで、この原稿を読んでいる素敵女子のみなさん。ご主人様か、お父さんか、素敵女子それぞれの年齢で違うと思いますが、日曜日とかにイライラ、ぐおおおー!と苦悶していたら、いじらずにそっとしておいてくださいね。。。

 

ちなみに、自家用機でそのへんの空港に行って、現地のレストランでハンバーガーを食べるというのはアメリカでは割とポピュラーな週末のプログラムであり。ガソリン代が100ドルくらいというので「100ドルバーガー」として親しまれているそうです。

以前本家サイトで「100ドルバーガー」についての記事を書いたので、こちらに転載・再掲します。

「100ドルバーガー

ttps://br.pinterest.com/cutteraviation/aviation-100-hamburger/
 

 

軽飛行機が自家用車がわりのアメリカでは、近くの空港へ飛んで行きハンバーガーを食べるのが休日の楽しみ、という日曜パイロットが多く、どの州のどの空港においしいレストランがあるぞ、というガイドブックまで発刊されているそうです。燃料がUS$130くらいだそうで「$100 hamburger」の名で親しまれているらしい。ブラジルは「でかい滑走路」はいくらでもあるがレストランなんてないので、町のRodoviaria(バスターミナル)まで行ってパステスを食べています。燃料費で「R$XX(ひみつ)のパステス」ですねーブラジルは著しく安いです。写真はこないだフォルモーザに行った時のパステスで、ルジアニアやピレノポリスと比べても安くてよかったです。

フォルモーザ市。なかなか立派な空港あり、ちょくちょく遊びにいっています」
 

 

ではでは

 

Posted by 猫機長
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ビットコイン阿鼻叫喚:ステーブルコインの地獄

まだまだ続く阿鼻叫喚シリーズ。とりあえず前回のリンクを貼っておきますので、以前の記事も見てね!→阿鼻叫喚(前回)

今日のお題は「目玉焼きとしょうゆ」です
目玉焼き | 職人醤油 – 醤油を使い分けると、食はもっと楽しくなる!
 

 

さて。

アメリカで、GENIUS法というのが発布されようとしています。

ジーニアス法、ジニアス・アクトなどいろいろな名前で呼ばれていますが、Google Geminiによる概要説明は以下の通り

『GENIUS Actは、アメリカで提案されているステーブルコインに関する法案のことです。

正式名称は「Guiding and Establishing National Innovation for US Stablecoins Act」です。

主な目的は、具体的には、以下のような内容が含まれています。

規制の明確化: ステーブルコインの発行者や準備金に関する明確なルールを定めます。

消費者保護: ステーブルコインの利用者を保護するための義務的な開示や監督体制を構築します。

違法な金融活動の防止: マネーロンダリング対策(AML)やテロ資金供与対策(CFT)なども盛り込まれています。

この法案は、特にステーブルコイン市場が拡大する中で、規制の不確実性を解消し、より多くの機関投資家の参入を促す役割が期待されています。一方で、一部の修正案では、Meta、Amazon、Googleのような非金融企業がステーブルコインを発行したり保有したりすることを禁止する可能性も指摘されており、その動向が注目されています。』

ふむふむ。

ひとことで言って、ステーブルコインを消費者(投資家含む)が安心して使用できるようにするための明確な基準を設定するものらしい。

アメリカ合衆国議会議事堂
https://ameblo.jp/lachesis423/entry-12729673434.html
 

 

ステーブルコインってなに?

これは仮想通貨のなかで、法定通貨等に連動して価値修正を行っているクリプト貨幣のことです。

法定通貨担保(連動)の他に、仮想通貨担保、コモデティ担保や、無担保(アルゴリズム)なんてのもありますが、この記事では法定通貨との関係が重要なので、ほかのやつは除外します。

Google Geminiによれば、代表的なステーブルコインにUSDTがあり。

『USDT (Tether)

発行元: Tether Operations Limited

担保: 米ドル(現金、短期国債など)

特徴: ステーブルコインの中で最も取引量が多く、暗号資産取引における基軸通貨のような役割を果たしています。歴史が長く、DeFi(分散型金融)やCEX(中央集権型取引所)での利用が非常に広範です。』

ほかにもUSDCやTUSDなどがあり。

ただ、いずれも発行体が民間企業なんですよね。というわけで、通貨というよりは、食券食堂の食券みたいな感じでしょうか。

こんがらかった人は、とりあえず食券のくだりは無視して読み進めてください。

政府発行のステーブルコインもある。Gemini先生によれば

『厳密には「中央銀行デジタル通貨(CBDC: Central Bank Digital Currency)」を指すことが多いです。

一般的なステーブルコインは、民間企業(Tether、Circleなど)が発行し、その価値を法定通貨(米ドルなど)やその他の資産に連動させることで安定性を保っています。これに対し、CBDCは各国の中央銀行が発行する、法定通貨と同一のデジタルマネーです。』

なるほど、こちらは貨幣そのものという位置づけですねえ。

GENIUS法案は、あくまで民間発行のステーブルコインを対象としており、CBDCについては知らん、という立ち位置らしい。たしかに政府が自分で自分を規制、監視するのも変ですから、ふつーそうなるのかもしれん。

*実はトランプ政権がCBDC大嫌いといううわさもありますが、ここでは上記にとどめます。

 

要すれば、GENIUS法が施行されれば、そのへんの得体の知れない食券みたいなステーブルコインが、法定通貨と同じ安心感をもって使えるようになるらしい。

さて、みなさんは新宿かどこかで「食券食堂」に行ったことがあると思います。

食券販売機
https://nextchuki.com/bt-v212b/
 

 

食道の入り口に立っている食券販売機に法定通貨つまりお金を入れて、「天丼」だのなんだののボタンを押すと、食券チケットがぶににに、とでてくるので、食堂に入ってこれで注文、という感じ。

問題は、お金入れたのにぜんぜん食券が出てこないとか、「大トロ」のはずなのに、なぜか出てきた食券は「ガリ」だった時どうするかである。

食堂の大将がもののわかった人ならいいけど。。。

結局、飯を食いに行ったはずなのに気が付いたら黒いメガネの人と乱闘していたとか、や-さんをノした(あるいはノされた)結果、なぜか警察に連行ではなく「地連」という謎の建物に招待されたとか、要すれば「食券」に手を出したのが最後、身を亡ぼすことにならないのか?という恐怖が付きまとうのである。

*もちろんちゃんとした食券食堂が99.999999999%です。念のため。

なぜこうなるのかというと、「食券」の場合、そのへんの民間業者(ここの例では食堂)の個人的な発行により、その食堂でしか使えないし、そもそもちゃんと機能するのかという懸念を払しょくすることができないのであった。

民間発行によるステーブルコインも同じことだったのである。

だった、という過去形なのは、GENIUS法によって、国家という最大の暴力装置じゃなかった治安組織による監査監督が可能になり、市井の人々が安心してUSDTだのなんだののステーブルコインを使えるようになるためである。

そして、ステーブルコインが、限られたオタクのみではなく、市井の老若男女に浸透した場合どうなるか。

天丼だろうがあんパンだろうが、購入のための電子決済手段として広く流通することが期待されます。

でも、そんなことよりもっと恐ろしいパラダイムシフトが起きるかもしれないのです。

それが「ビットコインの大暴騰」

なんのこっちゃ?

がんらい、ビットコインは、暗号資産取引所に口座を開けて直接購入だった。

でも、ご存じの通りビットコインは価値上昇もすごいが下落となると輪をかけて。。。。であり。それこそ「大トロ」の値段で買ったビットコイン(実態は「サトシ」ですね)が、次の日には「ガリ」も買えなくなっちゃった、ということが起きてしまいます。

日本におけるビットコイン利用方法の解説:デジタル通貨の普及と利便性


 

 

これがビットコインじゃなくて、USDTだのなんだののステーブルコインを買っておけば、ドルと同じですから買った時の価値は維持できる。

つまり、あらかじめ交換所経由でステーブルコインにしておいて、買いたいときにすぐビットコインに換金できるぞ!ということなのである。

言い換えれば、絶対安心でかつ瞬時にビットコインに換金できる「食券(ステーブルコイン)」を普段から買っておくことができるようになるということなのである。

他にも土日もへったくれもなく24時間取引できるとか、手数料だのなんだのの削減、ビットコインを買えない国では、その国の法定通貨を、その国が許可している何らかのステーブルコインに替えてから、それでビットコインを購入するなどができるようになる。

*べつに中国のことを言っているのではありませんが、中国10億の人民がステーブルコインを縦横に使いだしたら。。。。

 

こうしたことから、ステーブルコインの普及とビットコインの上昇は正の相関性を持っていると言われています。目玉焼きと醤油、というか、トマトジュースと塩くらい重要なパートナーになる可能性があるのです。

トマトジュースで検索したら「トマトラーメン」が出てきました
https://www.recipe-blog.jp/profile/20961/blog/18415862
 

 

今回の半減期サイクルで、2022年11月には$15,460.00と奈落の底に落ち、2025年6月には$100,000台まで「躍進」したビットコイン。これからも阿鼻叫喚の暴落を繰り返しながら、奇跡の大暴騰に向かって驀進を期待しています。

最後に、この記事を書いている6月17日、GENIUS法案は見事上院議会を突破。

でも、これから下院での審議に入り。上院よりも民主党(トランプクソコノヤロ党)の力が強い下院では、もともと共和党(トランプの党)が押し進めてきたこの法案の通過にはなかなかの紛糾が懸念されます。うまくいけば、米議会が夏休みに入る前の7月末にはトランプの署名までいくか?

「地連」。
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2007/2007/html/j3411100.html
 

 

ではでは

Posted by 猫機長