その辺を飛んでいます。いろいろな滑走路

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その辺を飛んでいます。いろいろな滑走路

日本のEXPERIMENTAL機は「試験飛行」という名目で、離着陸場所、飛行空域などを限定(エクスペリメンタル航空機連盟)されており、ウルトラライト(ULP)機は「航空法第79条ただし書きによる、離着陸場として許可された場所」(日本マイクロライト航空連盟)、実際は飛行場から半径3km、地理的条件及び管理体制の良い所で最大9kmしか飛んでいけず、一点飛行(一か所の飛行場で発着)しかできないなど悲しい制限がいっぱいです。逃れるには、セスナなどのいわゆる正規の飛行機パイロットになるしかないが、日本では資金等の理由でとても免許がとれず、アメリカやフィリピンなど外国でとる人が続出。しかも、日本に帰ってきてがんばって免許書き換えしても、やはり日本で軽飛行機を維持管理するには高すぎ、軽飛行機を飛ばすことのできる空港は遠すぎ、などふんだりけったりの状態だと思います。

ブラジルの場合、EXPERIMENTAL機はULPと一体になっており(新規開発の純然たるEXPERIMENTAL機もある)、ぼくが乗っているこよーては米国のRANS SUPERCOYOTEをライセンス生産したもので、一応自作が建前ですが、営利目的でないので前オーナーから完成品を買っても問題ありませんでした。そしてブラジルの場合、アメリカと同様EXPERIMENTALだろうがなんだろうが所定の装備(ラジオ、トランスポンダー、ELT(B8))を装着し、フライトプランを提出すれば、ブラジル全国どこへでも飛んでゆくことができ。冒頭の「とにかく飛んでみよう!」で書いたとおり、管制官と通信してエアラインのボーイングやエアバスと空を共有しながらいろいろな空港や飛行場へ発着することが可能です。ただし、レジャーパイロットとしての免許が必要です(日本でいう陸上単発とだいたいおなじです)。

ブラジルでは、ウルトラライトも全国無制限で飛ぶことができる

というわけで、このセクションではEXPERIMENTAL/ULP乗りの天国ブラジルで、その辺(近郊都市や、一点飛行)や、ちょっと遠出したいろいろなフライトについて記載しています。ちなみに一番遠かったのがカルダスノーバス空港(SBCN)(D3)で、文字通りエアバスたちに交じって離着陸しました。近いと言えば、雲に囲まれた日に飛行場周辺を周回の練習をするということもあります。日本の場合は実質後者しかできないことを考えると、日本がいかに恵まれていないか?なのかもしれません。

で、まずはその辺ってどの辺?図解します

白い星のあるのがブラジリア。一番遠いPLANALTINAまで60㌔くらいでしょうか。画面まんなかにあるCBAAERというのをホームベースにしています。というわけで、まずそこから写真です。

CBAAER(SDCB)

周辺はかなり起伏あり。勾配(傾斜)があり、離着陸が楽しい滑走路。

15 46′ 26″S/47 42′ 11″//Elevation:- 3.200 ft//ICAO:SDCB//Runways: [03 21] 630m, Asfalto

◎PLANALTINA

B26双発爆撃機の基地だったD2)

滑走路番号(未舗装で書き込まれていませんが)11/29つまり磁北110度および290度というのはブラジリア国際空港とおなじです。

15° 40′ 44″ S/ 47° 32′ 39″ W//Elevation:3806’ft (1160 m)//ICAO:SWPV//Runways:1 [11 29] 3590.4 x 66 ft, Gravel

◎AERORANCHO

ここは未舗装です。一見道路に見える。

15° 40′ 54″ (S) / 47° 46′ 8″ (W)//Elevation: 3563’ft MSL (1086 m) //ICAO: SDNT //[14 32] 3960 x 89 ft, Gravel

◎BOTELHO(SIQE空港)

ここはぼくの本拠の倍以上の長さ、広さを誇る「ザ・空港」です。

巨大なハンガー群に圧倒されます。

離陸直前。スレッシュホールド(横断歩道みたいなやつ)のさらに前方に滑走路番号14とあるのが見えるでしょうか?なんとこの番号を通過してちょっとで浮きあがって離陸しちゃいました。大きい滑走路っていいな。

Aeródromo Botelho (SIQE)BRASILIA/DF //FIR: SBBS//Coordenadas: S15°56’30” W047°43’12” //

Elevação: 1036 (3398)//14 (1750×30 ASPH) 32

他にもSSWB(D6などあり、遠めの空港など別途記事にしています。

フォルモーザ空港(SWFR)

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