投稿者: 猫機長

小さな飛行機で、ブラジル高原の空を散歩しています。 埼玉県で生まれました。8歳で移住者としてブラジルに渡り、流浪の生活を送ったあと、ブラジリアで土着化しました。ひょんなことから日本の国籍を失った日系ブラジル人です。某政府外郭団体に勤めています。ハッピーリタイア希望ですが、労働所得を手放すのが怖くリーマン続投しています。小学校1年だけ日本(給食の「カレーうどん」が脳裏に残っています)、その後大学までサンパウロ。おやおやという間に50歳を超えてしまいました。空だけは広いブラジリアでジェット旅客機と混じって小さなExperimental飛行機で遊んでいます。こうした飛行情報や、高金利国ブラジルでの金融投資20余年の情報で、日本に住んでいる皆さんにも何か参考になるものがあれば幸いです。いちおう兵法二天一流剣術初目録です、ときどき剣道情報も書いています。肩を壊して弓道ごっこは休止中。パン食男子。たい焼き大好き人間です。(2019年12月) コピーライト規約 Direitos autorais : All Rights Reserved. 当HP(ブログ含む)に掲載されている一切の文章や画像等の無断転載はご遠慮下さい。
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「男と男の戦い」かも?バイデンの手紙

バイデンからトランプに政権が移り。

いひひひ、ホワイトハウスへ舞い戻ってきたぞ!とほくそ笑むトランプ。

執務室の机の引き出しの中に、手紙が一通入っていた。

「トランプちゃんへ。バイデンより♡」

その中には「二人だけの秘密だからね!大統領のお仕事は大変だけど、楽しんでね♡」

という心温まる内容の一文があった。

トランプは、「感動した!」と早速世界中にこの手紙の内容を公開しようとしています。
実は愛し合っていたふたり

 

 

ちなみに、バイデンが大統領に就任したときも、バイデンの前の大統領だったトランプから

「バイデンちゃんへ。トランプより♡」

という手紙が引き出しに隠されており。

バイデンはこの手紙の、思いやりに満ちた内容にいたく感動したそうです。

置手紙は、アメリカ大統領間の伝統になっているそうで、上記もその伝統に従って起きたということである。

バイデンとトランプというと、前回選挙から今回選挙まで激闘を繰り広げ。

しかし、いったん戦いが終われば、一方は他方に思いやりあふれる手紙を残し、手紙を受け取った方はこれを称える。

正真正銘の男と男の闘いを垣間見ることができた。。。。と皆さんほろりとしてしまったのではないでしょうか。

なんてわけないですよねーこいつらのどこが男の闘いだ?ははは

そもそも、バイデンの野郎は途中で脱落し、その子分の「バカ笑いばばあ」と「ブタ野郎トランプ」の、「正真正銘の女と男の闘い」になってしまったのだった。

ハリスおばさんはバイデンの後継ととらえて、ともかく政策主張だけでもバイデンとトランプの、男と男の闘いだ!とも、残念ながらならなかったのでした。

だって、そもそも互いの論点がかみ合わないんだもん。。。。

バイデン→ハリスばばあの方は、意識高い系の社会派政策(何のことかよくわからないけど)。ブタ野郎は底辺白人迎合+富裕層企業家(投機屋)抱き込みということで、実は土俵が違っていた。

それぞれの土俵というか主張についても、いかにも政治家のセールストークであり、聞けば聞くほどしらけていくのである。

結局バイデン、トランプと、どちらにも全然同情というか理解というか感情移入とかできないのだった。

めでたくなしめでたくなし

 

男と男の闘いというのは、どういうもののことを言うのか?

4巻までだったか無料で読める「駒が舞う」https://www.sukima.me/book/title/BT0000377890/

 

から抜粋。

 

将棋日本一を目指す少年2人の地方レベル決勝戦

 

右のメガネの少年は、この一戦に勝てば「会社の将棋部の管理」だったか、就職して家族を極貧から救うことができる状況。

 

その家族は、極貧のため妹のチヨちゃんが思わずパンを盗んじゃいます

 

 

チヨちゃんが妹と知らない対戦相手の少年(こちらが漫画の主人公)は行きががり上チヨちゃんをつかまえてしまい。

 

 

チヨちゃんのなりいきを心配して眺める主人公。その家が決勝相手のメガネくんの家だったことに気が付き。

 

 

メガネ君はがめついパン屋のおっさんを撃退

 

妹チヨちゃんをしばくメガネ君

 

 

 

でも心優しいお兄さんだったのでした

 

 

見てはいけないものを見てしまった主人公

 

で、決勝戦に戻ります

 

押されていた主人公が、形勢逆転

 

しかし、打てない

 

 

 

打てば、メガネ君の未来がつぶれます

 

知能では、打てば勝つ!ですが、精神が「打つな!」と言っているのです。ははは

 

たまらず、席を立ち、棄権(投了)

 

 

しかし、そういう勝ち方は認めないメガネ君。主人公をぶん殴っちゃいました。

 

メガネ君サイドも「負けた」と表明。でも主人公も席を立っちゃったし?

 

この場合、両者ともに大切な家族とかのため、絶対に負けられない勝負なのです。

その勝負で、やむにやまれず席を立って棄権しながらも、結局その後の判定で「勝ってしまった」主人公。

メガネ君のついえた夢、チヨちゃんの苦しみが、ずしりとのしかかります。

自分をサポートしてくれる人たち、メガネ君や家族。そうしたみんなのために勝たなければ。。。。

政治家のセールストークとは質が違いますよね。。。。

この漫画の続きでは、日本一を決める全国決勝で、ひやかしにきたとある女の子に

「これは男と男の勝負なんや!女はだまっとれー!」と一喝し、女の子もその言葉の裏付けを悟り、圧倒されるという場面が出てきます。

*このシーンは有料版になっちゃったので、画像引用できませんでした。ははは

でも、こういった言葉は、もはや「昭和の死語」なのかもしれません。

きょうび女性の方が男性より稼ぐ、ということもフツーの時代にあって、男の方でももはや女子供を守る、なんて必要はなくなり。勝とうが負けようが、腹減った、家へ帰ってラーメン食おっと、という程度で終わってしまう世の中になっているのかと思います。

男からすれば全然気楽でいいけど。

ここ最近、必死になって自立している女性を多く見かけます。

男もたじろぐようなパワハラ、モラハラを受けながら、昼夜を問わず、休日返上で働きぬき。

その結果が、「社会的に見栄えのする生活(という仮面の裏で、ろくに衣食住もままならない生活)」を維持するために消えていってしまう。

そんなくらいだったら、一昔前(昭和とは言いません。大正とでもしておきましょうか)のように、女性は家にいて、子供や飼い猫、飼い犬の世話をして、稼ぎは男の方が持ってくる、としたほうがよかったのでは?と思ったりするのです。

もちろん、男の方でも単なる給料配達人にされてしまっては困るのですが、なんか現在の社会を見ていると、男も女も「廉価でいくらでも補充の効く労働力」になってしまっていて、それを「男女同権」とか美辞麗句でうまく騙されているだけなんじゃね?と思います。

母子家庭とか、貧困女子とか、結局「自立」したところで、どこまで女性の生活がよくなったのでしょうか。

別に、妻子を十分食わせたうえで妾まで囲うような男と、その妻子そして妾しかいない世の中になれ、と言っているのではありません。ふつーの専業主婦でも、それほど不自由しないで暮らしていける家庭といった物が戻ってきてもいいのでは?と考えています。

このブログの素敵女子読者の皆様には、こういうことを書いてもヒステリーを起こすような人はいませんよね?

ただ、現在では、ほとんどの場合共働きでやっと、という状況だと思います。結局、労働所得以外の所得を獲得することによって、奥さんの方は働きたければ働けばいいし、もっと家にいたい!子供や猫とかといっしょにいたい!というのであればそうできる、そんな家庭が生まれ増えていくことを願っています。

 


 

 

ネコのいる家庭の風景
 

 

ではでは

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名機の条件:零戦はなぜ駄作になったか

まず、この記事は零戦をディスるためのものではないことを明記しておきます。

といいつつ。。。

欧米での零戦の評価というと、たいてい

「世界で初めて陸上戦闘機を超えた性能を発揮した」

と、情け容赦なくディスっています。

ほめているんじゃないの?残念ですが、ディスっているのでなければ、憐れんでいるのです。

零戦(出典は「極東上空の虐殺」Martin Caidin著)
 

 

説明するためには、駄作の対極にある「これ以上ない名機」について確認することが一番近道と思います。

その名機とは「グラマンF4F」

珊瑚海やミッドウエーなど正規空母同士の艦隊決戦や、護衛空母による船団護衛など、艦上機としてのどんな任務もオールマイティ―にこなし、開戦当初の最も苦しい時期でも、優勢な零戦相手に互角に戦いました。操縦がしやすく、パイロットに優しい戦闘機。F6Fが大活躍できたのも、F4Fの飛行特性とあまり変わらず、ベテランパイロットがF4Fのノリで操縦できたから。

殺しても死なない耐久力、大量生産、大量配備(小さな空母にもたくさん積めた)の、アメリカ的な合理性たっぷりの傑作艦上戦闘機と思います。

F4Fに搭載された救命いかだ。
F4F-3 life raft PRINT for F4F-3 Wildcat in 1/48 by Eduard 8591437571109 | eBay
 

 

 

 

さて、いろいろな反論が沸き起こってくるものと思われます。

例えば、F4Fは

◎遅いじゃん。零戦とどっこいどっこい

◎敏捷だけど、零戦に比べたら格闘性能だめじゃん

これら反論についての一つの回答にキルレシオというのがあり。

「The Wildcat has a claimed air combat kill-to-loss ratio of 5.9:1 in 1942 and 6.9:1 for the entire war(Wikipedia)」となっています。

米側の記録で、零戦の正確な被撃墜数がわからないので鵜呑みにはできませんが、実態として「F4Fが終戦時には1機喪失で零戦7機を撃墜するまでになっていた」と堂々記録されるほどF4Fが強かったという証明にはなると理解します。(個人的には、サッチウエーブだのの物量や他の高性能機との共同撃墜だので、終戦時までの累計でF4F一機ごとに零戦二機くらい撃墜かと推測します)

 

P39とF4F混成によるサッチウイーブの例。
(出典は「極東上空の虐殺」Martin Caidin著)
 

 

零戦との比較はともかく、P51やP47、メッサーやスピット、さらには疾風や紫電改をさしおいて、なんでF4Fが「これ以上ない名機」になるんだ?

F4Fなんて、これら高性能戦闘機と比べると

◎どん亀

◎高空性能が貧弱

と、致命的じゃん?

まさにその通り。そして戦略爆撃による高空決戦で必須の「速度と高空性能」がだめだめだったからこそ「これ以上ない名機」になれたのです。

F4Fの主戦場は、海の上です。

大西洋や太平洋の、とても陸上機が飛んでこれない「文字通りの絶海」で、水面に浮かぶ(つまり高度ゼロの)艦船をやっつけたり、味方の艦上機(艦船)を護衛するのが任務なのである。

スピットなどの陸上戦闘機の性能がいいのは、着艦フックだのが不要なのもあるが、実際問題として艦上機ほど燃料を積み込む必要がないからである。F4Fの縄張りである最果ての海には、スピットとかの陸上戦闘機はそもそも飛んでこれないので、艦上機の方で陸地まで飛んでいかない限り戦闘そのものが成立しないのであった。

P39。当時は珍しい前輪式。https://modelismoestatico.comunidades.net/ph-bell-p-39-airacobra
 

 

艦隊決戦が陸地近くまでもつれこんできたら?その場合でも、F4Fのお仕事は艦隊防衛と攻撃援護ですから、別に高空性能なんか必要ないし、低空での格闘は、零戦と張り合うF4Fは最強である。陸上機相手でも、自分の土俵で戦えばこわいものなし。

要すれば、陸上の高性能戦闘機と、艦上の高性能戦闘機では、要求される諸元が違うのであった。ははは

だましたな猫機長!最初から「これ以上ない名機」じゃなくて「これ以上ない艦上戦闘機」だといえー!ぐぬぬぬー!

まさしくそこがこの記事のコアなのです。

貧すれば鈍する、と言いますが、日本は「陸上も艦上も一緒くたにして」「要求される諸元が相互に矛盾する」非実用的な要求を零戦に課してしまった。

防弾装備などの必須部品をかなぐりすてた、飛行性能だけは何とか世界一流の「なんでもござれ」の飛行機。それが零戦だったということである。

そして、無能な日本軍部は、こともあろうに艦上戦闘機を持って陸上戦闘機の土俵に殴り込みをかけてしまった。

飛行性能は陸上機もしのいでいた零戦が、熟練パイロットによって決死の殴り込みを行ったため、開戦当初は大戦果を挙げ、欧米をして「陸上機をしのいだ最初の艦上戦闘機」といわしめました。

しかし、よく考えてみてください。

ちょっと物の分かった人だったら、艦上戦闘機を陸上戦闘機にぶつけるという行為がいかに非効率か、という以前に、いかに低能なことであるかと容易に気づけてしまうのです。

P40だのの陸上機をやっつけたことには驚きますが、その驚きには「なんでこいつらちゃんと陸上機で挑んでこないのだろうか?基本のキを知らねーんじゃね?」という憐れみが含まれており。

P36。水冷エンジンにつけかえて機首がとんがったのがP40。

Aeronave histórica em cerimônia de dissolução de base, na França


 

 

艦上戦闘機的な中低高度の格闘ではやられ役のP40が、陸上機らしい一撃離脱をとるようになると、容易に零戦につかまらなくなり。

そのうち「高空性能、速度」に加えて「航続距離」に卓越したB29を雲霞のごとく解き放ち、くどいけど「高空性能、速度、航続距離」のそろったP51がこれまた雲霞のごとく護衛してくるようになると、いつまでも「水面近くの高度における格闘性能」にこだわっていた日本の艦上戦闘機のみならず陸上戦闘機までもがアメリカ戦爆連合の飛ぶ高度に上がっていくことさえできずに。。。。というワンサイドゲームになっていきます。

日本は、零戦に何を求めたのか。

無能な首脳部がなにも決定できないので、どんな場面にも即応できる万能機が必要になってしまった。

ぱっと見は成功したかに見えたが、うわべの飛行性能だけではだめで、通信、防弾、武装といった「勝つために必要な装備」が「ないか、貧弱か、使い物にならなかった」ので、結局、「いくら撃たれても死なない」敵機に取り囲まれて、袋叩きになってしまった。

どだい、何でもできる、というのは、裏を返せば、何もできない、ということに陥ってしまうのです。

日本の首脳部が何も決められないままに、一般の国民が右往左往というのは、コロナ禍でもみられました。

出展:https://note.com/hyamaguchi/n/n0c60c7292ec3
 

この逆がアメリカだった。

陸上なら陸上でP35,P36,P39,P40,P47,P51,P38と、陸上機としての王道である上昇力、速力、火力、高空性能、さらには十分すぎる防火・防弾性能を持った名機を次つぎと開発し。

艦上機は、格闘戦に優れたF3F,F4F,F6Fと順調に発展させることができました。

そして、戦争指導・遂行においてしっかり「ここはこの飛行機を使おう」と、それぞれの持ち味を最大限に引き出した。

F4Fはこうした的確な用兵によってその性能を最大限に引き出し、勝利を決定づけた「船団護衛、対潜哨戒、制空、攻撃援護」と、艦上機として要求される用途すべてにおいて能力を出し切り。長距離爆撃機の護衛だのといった畑違いの用途で犠牲にされることはなく。

これがF4Uになると、陸上戦闘機並みの速力を出そうとして、艦上戦闘機としては使い物にならなくなった、という事実が、的確な用兵が最重要ということを裏書きしていると思います。

F4Uコルセア。https://vintageaviationnews.com/aviation-museum-news/planes-of-fame-f4u-corsair-flying-demo-hangar-talk-march-4th-2023.html
 

 

F4Uが出てきてしまうと、F6Fも引き合いに出さなければならないのですが、これこそ欧米的な価値観から見たら、「速度も出なければ高空へも上がってこれない、P47と同じ高性能エンジンなのにかわいそうな低性能機」になってしまい。「低性能機ぞろいの日本を相手に、唯一日本機の持ち味であった格闘性能で同等の立ち回りができるように、速度や高高度性能を犠牲にした、対日本という傍流の戦線へつぎ込むコイン機」として、日本機をせん滅して勝利に貢献したはしたが、なんかあまり楽しい記事にはならないので、F6Fについてはなかなか筆がすすまないのです。コイン機呼ばわりは言い過ぎかもしれないけど。

F6F(左)とP47(右)https://www.youtube.com/watch?v=Ydf0-QadMlY
 

 

F4Fなら、艦上戦闘機としてのすべての場面で大活躍した幸せな飛行機ということで、安心して書くことができるのでした。

3000字を超えたのでおしまいにします。

日本人が、やみくもな行動で右往左往する(あるいは行動できずに思考停止してしまう)前に、その行動について理性的に計画できる日が来ることを願っています。

ではでは

 

Posted by 猫機長
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チーズはどこへも消えません

啓発本、と言われる類の中でも、一世を風靡し、現在でも有名なのに「チーズはどこへ消えた」というのがあります。

Wikipediaでは

「『チーズはどこへ消えた?』(英語原題:Who Moved My Cheese?)は、アメリカ合衆国の医学博士・心理学者であるスペンサー・ジョンソン(英語版)が著した童話、ビジネス書。1998年にアメリカで出版され、2019年時点で2800万部を超えるベストセラーとなっている。」

あれ童話だったっけ?こんな「童話」を読んだ子供はアダルトチルドレンになってしまうのでは?

かんじんのSinopseすなわち内容の概要がWikipediaには載っておらず。むりやり要約しちゃえ!ということで以下の通りとなりました。

(参考:【要約】『チーズはどこへ消えた?』のあらすじ【20代向けの名著】 | 小売オタク)
チーズのある静物(Still Life with Cheese ) ギョーム・ロマン・フエース
https://www.meisterdrucke.jp/fine-art-prints/Guillaume-Romain-Fouace/67876/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E9%9D%99%E7%89%A9.html
 

 

◎登場人物は、小人の「ヘム」と「ホー」、そしてネズミの「スニッフ」と「スカリー」です。

◎この2人と2匹が迷路にあるチーズを探していると「チーズステーションC」で大量のチーズを発見。幸せな日々を過ごしていた。

◎ところが、ある日チーズは消滅してしまった。

◎ネズミどもは本能のおもむくまま別の場所にチーズを探しに行き。しかし人間どもは泣き言や繰り言をのべるばかりで「ステーションC」から離れることができず。

◎ヘムが「何もしないでこのままステーションCにいるべき。チーズはいつかは戻ってくるはずだ!」とだだをこねる一方、ホーは「とっとと身を危険にさらして新たなチーズステーションを探検に行くべきだ!」と見境もなくわめき。

◎引きこもりのヘムを残し、ホーはサンゴヘビや猛獣、政治家やB29と出くわす危機を無視して、闇くもに迷路に飛び込んでいった。

◎ところが、企業家(経産省、経団連)の加護があったホーは、いくらブラックな探検を強いられても生き延び。「俺は不死身のホーだああああ!」と、ついに新しいチーズを見つけることができたのでした。

めでたしめでたし

元ネタはこちら。ゴールデンカムイ
https://www.suruga-ya.jp/product/detail/892141554
 

 

ではなく、これ以上なく「めでたくなしめでたくなし」という終わり方になってしまっています。

いったい、この「童話」で、世の指導層は、しがないサラリーマンのあなたに何を求めようとしているのか?

上記参考リンクから、以下そのまま抜粋します。

「迷路で旅をするうちに、ホーはいくつかのことを学びました。

変化は起きる→チーズはつねに持っていかれ、消える

変化を予期せよ→チーズが消えることに備えよ

変化にすばやく適応すること→古いチーズを諦めればそれだけ早く新しいチーズを楽しむことができる。

変化できないのは恐怖があるからだ→迷路の中には何があるかわからない。

ホーは自分を変えて、新しくチーズステーションNにたどり着きました。チーズステーションNには、新しいたくさんのチーズがありました。

そこには、すでにネズミのスニッフとスカリーがいました。2匹はすでにチーズを食べて満腹の様子でした。

こうしてホーは自分を変え、迷路の中で学び、新しいチーズを掴み取ることができました。」

 

上記から、いよいよこの本が、いかに読者の魂を抜き去り、単なる家畜になるよう誘導しているかということが明らかになります。

チーズが何を象徴しているかについては、ここでは「収入」、「生活の保障」をひっくるめて「お金」としておきます。

チーズのある静物、1615年 (Still Life with Cheese, c.1615 ) ヴァン・ダイク
https://www.meisterdrucke.jp/fine-art-prints/Floris-Claesz.-van-Dyck/394017/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E9%9D%99%E7%89%A9%E3%80%811615%E5%B9%B4.html
 

 

この本のエッセンス部分である「チーズ」を「お金」に替えたうえで、説明を加えるとこうなるのでした。

変化は起きる→お金はつねに持っていかれ、消える
変化を予期せよ→お金が消えることに備えよ

◇なるほど、お金というものはなくなってしまうものであり、消えることをあらかじめ覚悟せよ、ということですか。ふーん。

 

変化にすばやく適応すること→古いお金を諦めればそれだけ早く新しいお金を楽しむことができる。

◇要するに、今あるお金に執着するな。あきらめろ。そうすれば新らしい収入が得られるぞ、と言いたいのでしょうか。人口オーナスの今日、「新しいチーズ」が発見できる保証が、どこにあるのでしょうか。さらに言えば、変化に素早く適応しろ、と突き放しておきながら、どうすれば適応できるかということには触れていない、恐ろしく無責任な誘導になっています。

 

変化できないのは恐怖があるからだ→迷路の中には何があるかわからない。

◇当たり前です。自分も家族も危険にさらすような生活の変化に、抵抗もなく飛び込んでいく「12歳の幼稚な子供」になれ、ということなのでしょうか。

 

そして、この本の極めつけの本質が、以下で明示されています。

ホーは自分を変えて、新しくお金ステーションNにたどり着きました。ステーションNには、新しいたくさんのお金がありました。そこには、すでにネズミのスニッフとスカリーがいました。2匹はすでに「チーズを食べて」満腹の様子でした。

◇すべてお前が悪い。お前が変化して「ステーションN」に順応できなければ餓死だ。4んじまえ、ということです。

 

どんな変化をすればたどり着けるか、というお手本が「すでにネズミのスニッフとスカリーがいました」ですからねー

要するに、この本のメッセージは、

「思考能力を捨てろ。うだうだ能書きをたれずに本能的に「チーズを探す」ネズミ畜生になれ」

ということなのです。

パン、チーズ、ワイン、プレッツェルのある静物(Still Life with bread, cheese, wine and pretzels )Osias the Elder Beert https://www.meisterdrucke.jp/fine-art-prints/Osias-the-Elder-Beert/72287/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%80%81%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%80%81%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%80%81%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%84%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E9%9D%99%E7%89%A9.html
 

 

「予期せよ」とか「適応する」とか、いかにもかっこいいことを書いていますが、「どんなクライテリアで」「どのようなリスクを計算して」「どのような成果を見越して」といった思考・計画の部分を見事に消し去って、ネズミ畜生のように見境なく走り回れ、とけしかけているに過ぎないように思ってしまうのは私だけでしょうか。

ホーのように、やみくもに新しいステーションを探すことで、必ずステーションが見つかる、という保証があれば、この本も多少はあなたの役に立つことでしょう。

しかし、ステーションを見つけるための具体的な手掛かりは提示せずに「お前が変われ」ということに終始するこの本の意図としてどんなものが隠されているのか。

あなたが、変化に変化を重ね、汗みどろになって新しいステーションを探す労働をしているとき、その労働の成果をかすめ取っている組織などがないでしょうか。

この本は、あなたが新たなステーションを探し当てようが、あるいは探し当てることができないまま哀れな過労死を迎えようが、必死になって労働することのみが人生だということを刷り込もうとしていないでしょうか。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fminne.com%2Fitems%2F30333665&psig=AOvVaw2vAV3OqgTnPNmpy0O5AhLX&ust=1735831164845000&source=images&cd=vfe&opi=89978449&ved=0CBcQjhxqFwoTCNDb55rp1IoDFQAAAAAdAAAAABAE
 

いよいよ核心です。

この本が、あなたを「ネズミ車をひたすら回すような」絶望的な労働に落としいれることを正当化する本だとわかったうえで、あなたが穏やかに、質素に生きていくうえで必要な量のチーズ(お金)を、会社だの雇用主だのにかすめ取られないで確保するためには、どうしたらよいのでしょうか。

結論は「ヘムに学べ」です。

もちろん、ただのニートではいけません。

「チーズの本質を理解し、チーズを使いこなすニート」になる必要があります。

「本質」といっても、そんなに崇高とか深遠なものではありません。

「チーズはどこへも消えません」ということを理解していればいいのです。

別に質量保存の法則について説明したいわけではありません。「金は天下の回りもの」だと言いたいのです。

ステーションCで、ありあまるチーズを発見したとき、バカみたいにむしゃむしゃ食ってしまうのが間違いなのである。

有り余っているわけですよね?ネズミのように何も考えずに食うのではなく。債権に変えて利食いするなり、株だろうがリートだろうが、不労所得を生む資産にとっとと変えて、幸せな配当生活をすればよいのです。

「労働しなければチーズは得られない」から「チーズがチーズを生んでくれる」ように、あなたが変化するのではなくて、所得の方で変化、進化、増加するように計画実行すればいいのです。

「やみくもに迷路を走る」よりずっとましである。

チーズとドライデザート(Cheese and Dry Dessert ) Jacob Foppens van Es
https://www.meisterdrucke.jp/fine-art-prints/Jacob–Foppens-van-Es/103313/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%A8%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%88.html
 

 

では、どうやって配当だけで生活できる量の「チーズ」を築き上げるのか。

これは、楽しくてためになるサイト「アーリーリタイア・軽飛行機で空を飛ぶ」の特に「Financial」の部分をご精読ください。

3000字越えで終了。

ではでは

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短編集:「愛のジョージ」と「HAIKAI」ほか

その①ヘッドセット修理

とある吉日、雨季のブラジリアにしてはからっと晴れて、久しぶりにそのへんの農場でTGL(タッチアンドゴー)してきました。ここ数週間、雨や霧で飛べないとか、飛べてもせいぜい滑走路の周回程度しかできなったので、まあまあせいせいと飛ぶことができました

現地でも有数の大農場。アスファルトの巨大な飛行場。

 

 

まあまあ、というのは、離陸前にちょっとやばくないけどやばいかも、というのが発生し。

いつもどおり、機体、エンジンと、プリフライトチェックは順調に行っていたのですが。。。

ラジオをオンにして、「えェラジオのテスト中。えへらへらへらー」とやったところ、あれ、片耳しか聞こえないじゃん?

もうフライトプランの離陸5分前くらいで、エンジンもガンガン回しているのに、あせりましたねえ。

スケルチ(マイク感度)調整とかやったのですがぜんぜんだめ。ヘッドセットからのコードを機体に接続しているコンセントをぶち抜き、コパイ用のヘッドセットに取り替えたらちゃんと作動したので、故障は機体側ではなくヘッドセットのスピーカーが死んだのであろうと判断し、その日はそのまま飛びました。

いやいや、ガンガンうなるコクピットの中でヘッドセットを外し、コンセントに抜いたりさしたりとか、うるさくてやってらんなかったですが、でもちゃんと両耳聞こえる状態でないと、大げさではなく多数の人の生死を分ける航空通信ですからねーちょうどソロでの飛行だったので全く問題なくヘッドセット交換できました。

問題のヘッドセット
 

 

さて、帰ってきてからじっくり確認、でもないけど、確かに7年以上の連続使用でもあり、湿気の立ち込めるブラジリアの夏でもあり。いつかは壊れるものが壊れたということで、インターネットで新たなヘッドセットを探してみましたが、なんと古すぎの化石になっていたらしく、どのサイトに行っても見つけることができず。

最新のに取り換えればいいじゃん?そうはしたいのですが、一応機長・コパイと2セット更新しなきゃならないし、値段も2倍どころか3倍、4倍となってしまうのですよねー

しゃあないので、いつも機体の検査をおねがいしているお兄ちゃんに連絡したら「確かに化石で新品はもうないが、部品は持っているから修理は可能である」とのことで、お兄ちゃんのアパートまでもっていって修理してもらいました。

7年の使用で、耳あてとマイクのスポンジがボロボロになっていたので、これらはコパイ分も含めて新品と交換してもらいました。これら消耗品はまだ新品があるらしい。

破れはてて、中から気味の悪い液体というボンドがにじみ出ていました
 

 

修理後はこんな感じ。耳当てがあんなにボロボロになったのは、純正品ではない得体の知れないニセモノだったから、ということで、じゃあちゃんと正規品を、としたら値段が高すぎて手が出ないので、やっぱり並行市場からまあいいじゃん、という模造品にしたのでした。ははは

ヘッドセットから耳当てを外して取り換え。上がダメになった耳当て。下がそれなりの新品。
 

ちゃんと両耳聞こえるようになりました
 

 

 

➁「愛のジョージ」と「HAIKAI」

「愛のジョージ」という名のカフェを発見。ポルトガル語で「Amado Jorge」です。

と言えば、ブラジルに住んだ人はわかると思いますが、Jorge Amado(ポルトガル語読みでジョルジェ・アマード)という文豪がおり。この文豪にあやかった、いわゆる意識高い系のカフェ兼古本屋らしい。

ムヒカそっくりのJorge Amado(パブリックドメイン)
 

 

このJorge Amadoですが、実はブラジル共産党員であり、このカフェも、結局そういう世界の住人が集まる恐るべきアジトではあるのですが、ぼくは小学校の教員のおばさんと一緒に行ったので、要すれば警察とかジエイタイとかとかかわりはないよね?ということで通してくれました。ブラジル空軍とはかかわりあいになっているけど。

街中にぽつんと立っている古本屋
 

 

ちょうどその日、というか夜の8時でしたが、共産主義者たちの集会に出くわし。でもその夜はみんなで詩を発表し合うというそれこそ意識高い系の集まりでした。

詩の内容もアジテーション的なものはなく、なんとなく平安貴族じゃね?みたいなのもあったりして。

マイクの前で歌ったり、詩の発表
 

 

安くてうまい、に近いかものサンドイッチと、謎のジュース
 

 

インテリアや古本コーナー
 

 

そのうち、へんなおっちゃんが登場し。

「俳諧をやります」

補足情報ですが、日本の俳諧とは「主に江戸時代に栄えた日本文学の形式、また、その作品のこと。誹諧とも表記する。正しくは俳諧の連歌あるいは俳諧連歌と呼び、正統の連歌から分岐して、遊戯性を高めた集団文芸であり、発句や連句といった形式の総称である。(Wikipedia)」

この俳諧が、日本人移民からブラジル人に広がり「HAIKAI」としてブラジル文化に定着したのでした。

季語だのなんだのというより、音韻とかがブラジルのソネットともなじみがあるらしいという技術的な部分と、なんでも茶化してやろう!というブラジル人の性格にマッチしたというのが主な理由らしい。

へんなおっちゃんの「HAIKAI」。お題は「マンゴー」

マンゴーは、皆さんご存じとおもいますが、とにかく繊維質で歯の間に挟まるのと、それはともかく、すさまじく黄色い果汁をそこら中にまき散らし、あたり一面を黄色くしてしまうという悪魔の果実です。

 

 

このHAIKAIを日本語に意訳したらこんな感じ(翻訳なので音韻もへったくれもないです。ご了承を)。

手にしたマンゴー

かぶりつく子供

歯に挟まる線維

喜ぶ子供。大口で笑う

黄色い笑い

 

原文はこちら、と言っても、書き取りしたわけでもなく、あくまで記憶です。

Mão com Manga

O menino Chupa

Fibra nos Dentes

Menino Feliz, Largo Sorrizo

Sorrizo Amarelo

 

ここで、「黄色い笑い」というのはブラジルのスラングで「気まずい笑い」という意味である。ここでは、盗み食いを見つけられた子供の「マンゴの-果汁で黄色く染まった口」を「気まずい笑い」とちゃかしているのですね。

 

会場は手を打って大笑い。

 

そんな感じでのんびりの一夜でした。

アフリカ系のおばちゃんと、アフリカ文化オマージュのオブジェ。
 

 

抽象画になり切れない、へんな絵画がいっぱいあった
 

 

③おまけ

今回の記事は字足らずなので、おまけに我が家の猫の写真を数枚。

車庫で、タイヤの上に登るバカネコ。
 

 

コンピュータの操作を邪魔するクズネコ
 

 

酔っ払いネコ
 

 

おそまつさまでした。

ではでは

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BTC阿鼻叫喚:トランプコインの地獄

阿鼻叫喚シリーズその3。

その1はこちら→マットグロッソに土地を買う

その2はこちら→オプション取引

ファシストか?トランプ
Donald Trump
 

 

その昔、昭和の時代。テレビだのなんだのが普及しておらず、有名歌手も地方へのドサ回りというか巡業というか、要すればライブが重要な売り込みかつ収入源となっていたころ。

とある駆け出しのコメディアンが、すでにときめく大スターになっていた村田英男(誤字はお察しください)の前座を務めたときのこと。

コメディアンの兄ちゃんは、真打の村田英男の登場に前もって場を盛り上げるべく

「村田英男さん、演歌歌ってもらえんか?」

なんてやったのですが、当然ながら会場はどっちらけ。

もちろんもっと面白いギャグを連発してがんばったのですが、会場は氷のようにしずまりかえり。

そのうち村田英男がでてきて

「みなさんこんにちは、今日は皆さんと演歌で宴会です」

とやったら、たちまち満場大喝采に。

村田英男だったら、どんなくだらないギャグでもウケるのだった。

要するに、大衆心理です。

 

さて。

トランプの野郎が、こともあろうに就任直前にミームコインを発行しやがり。

コインの素性(というかファンダメンタルズというか)なんか全然関係なく、大衆はこれにどっと群がり、大暴騰したのでした。

その名も「トランプコイン」

ソラナのプラットフォーム上で発行したら、「24時間以内に7ドル(約1100円、1ドル=157円換算)から史上最高値75ドル(約11.7万円)まで急騰(https://www.coindeskjapan.com/272611/)」。「億り人続出」などとセンセーションになりました。

このコインの発行にあたっては「トランプ組織の関連会社であるCICデジタルと実業家のファイト・ファイト・ファイトが80%を所有している(MSN)」すなわち、トランプの実質私有企業が大儲けし、見事に私腹を肥やしました、ということなのである。

トランプコイン
https://www.okx.com/zh-hans-au/learn/how-to-buy-trump-coin
 

 

フツー、まともな仮想通貨と言えば、何かの裏付け(たとえばイーサリアムならスマートコントラクト機能)があるはずなんですけどねー「実用的な目的は持っていない(仮想通貨TRUMP(トランプコイン)とは?買い方や価格動向、将来性を徹底解説! | CRYPTO INSIGHT powered by ダイヤモンド・ザイ)」という、ミームの中のミームともいうべきクソコインをしゃあしゃあと発行し、これまでの「トランプ劇場」でかどわしてきた仮想通貨民をうまく利用して巨万の富を稼ぎやがった。

村田英雄の駄洒落だったらどんなくだらないだじゃれでも笑ってしまう、のと同じ大衆心理を利用したこれ以上ないクズの儲け方ですよね。

これまで、トランプのことをクズ野郎と呼ぶのにちょっと引け目を感じてはいたのですが、これ以上ないクズ野郎であることが露呈した今、遠慮なく史上最高のクズとしてこき下ろすのでした。

ただ、クズの神通力は山の神にまでは及ばず。「メラニアコイン」というのを発行したら、さすがにみんなばかばかしくなって、トランプコインもメラニアコインも仲良く暴落したとのことです。ははは

 

おばさん
http://www.today.com/style/see-photos-young-melania-trump-s-early-career-model-16-t107891?cid=public-rss_20170213
 

せいぜい1週間たつか経たないかの間に、クズコインによって億万長者になった人。なり損ねて電車に飛び込んだ人。これからビットコイン、アルトコインともに狂騒する相場の最も悲惨で残酷な修羅場に入っていくものと思います。

その修羅場の落ちどころは。。。。

①15万ドル説:これは一番コンサバというか、基本テクニカル分析(三尊とか一目の雲とかいうやつ)と、マクロ経済分析を併用している人たちに多い。とくに今後の世界政治経済状況で、金融収縮か?金融膨張か?によっては、下手すれば10万を切るかもしれんし、うまくいけば25万から30万までいくかもしれん、という考え。

➁80万ドル説:基本、ビットコインの時価総額が金の時価総額を超える、という期待から、米国戦略準備金としての採用など、今後BTCが世界的戦略コモデティー、金を(石油も)凌ぐ国家準備資産となっていけば、自然にそうなるじゃん、というなかなか説得力ある裏付けのある説なのですが、それが2025年なのか2045年なのかというと後者の可能性が高い。それまでに僕ら投資家は老衰か、死んじゃってますよねー

上記両極端の間にいろいろあり。

ビットコインは基本半減期のサイクルによって値動きが決まってきましたが、今回は単なるクリプトの世界の中の発展ではなくて、ブラックロック他伝統的な巨大金融機関による「認知と利用」すなわちETFの登場による劇的な参入人口の増加と、さらには米国準備金という世界経済的な大変革、そしてそれを面白おかしく演出するクソトランプによって、希望的観測をすれば100万、200万いくじゃね?と見えてしまう一方で、これまでのビットコインの成長曲線だのを見ていくと、結局12万台じゃね?というのも十分現実味があったりします。

こうゆうのはビットコインだけではなく、アップルやSP500でもあり。

成長曲線が成熟しきって、逆に衰退し始めたときに、とあるパラダイムシフトが起きて奇跡の大暴騰、ということが歴史上起きてはいるのです。

アップルの例 https://www.youtube.com/watch?v=h459DF2wOuc
 

SP500の場合 https://www.youtube.com/watch?v=h459DF2wOuc
 

アップルの場合は、iPhoneの登場が契機となり。SP500の場合は、ドルの基軸通貨化確定により爆発的な上昇が起きて現在に至っている。

ビットコインは、クソトランプ(とそのクリプト政策)が起爆剤になるか?

ビットコインの現状 https://www.youtube.com/watch?v=h459DF2wOuc
 

 

さて。

ぼく自身の予想としては、Pi Cycleを一つの指標としています(これだけじゃないけど)

Pi Cycle Top Indicator | CoinGlass
 

 

この緑の線(111日平均線)と紫の線(350日平均線)が交差したときが各サイクルの最高値だぞ、だそうです。

上の図は、ビットコインが誕生してから今日までの13年以上の総括になっているので、直近の2024年4月から2025年1月(12日時点)における推移は以下の通り。

 

 

1月時点で、青の111日平均線(レンジの下限)はざっくり9万ドル。紫の350日平均線(レンジの上限)は14万ドル。実勢値はその中間あたり、黄色の線で10万5千ドルとなっています。

つまり「紫の線がぐんぐんあがってゆき、青の線も紫に従って上がる。でも両者はクロスしない」というのが理想。もちろん実勢値の黄色が紫に達するか、ぶち抜くかしないとおいしくないけど。

最後は青線の方が赤線の方より急に上に伸び、両者が交差するところが最終的な最高値、ということであれば、夢としてはそれが80万ドルですが、せめて40万ドル、とこれも夢ですね。20万ドルで売り抜けか?

今後、クソ野郎トランプ(とそのギャング)が、やれ戦略準備金だ、「シルクロードのカルトヒーロー釈放」だ、SAB121の撤廃だ、14067の廃止だ、CBDCの設立、発行、流通、使用の禁止だと(https://www.bitget.com/ja/news/detail/12560604522201)、狂気の決断を繰り返すごとに、仮想通貨市場は叫喚の修羅場と化し。ビットコインも史上最高値更新を爆発的に更新していくことが期待されます(なんのこっちゃ、という人へ:ともかくトランプの野郎が大革命を起こすと思っていただければいいです)。

がんばれクソトランプ!正真正銘のクズ、これ以上ない世界最強のクズトランプでなければできないクズ政策を連発し、世界経済に大波乱を巻き起こして、千載一遇のパラダイムシフトを呼び込み。この大転換期でなければ絶対に不可能なブル相場を巻きおこして、ビットコインが狂乱の大暴騰だ!となるよう応援しています。

*でも所作(立ち振る舞い)には気をつけましょう。ナチだ!なんて思われたら、無駄に相場が下落するだけである。

客よせパンダなのに、人に誤解をあたえるような振舞いをするクズ。トランプよりましかもしれんが。https://wired.jp/article/neo-nazis-love-elon-musk-nazi-like-salutes-trumps-inauguration/
 

みなさん、くれぐれも投資は余剰資金で行きましょう。投資は自己責任の世界です。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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傑作機MU2

これまで何度か戦後の日本機について書いてきました。

その1→YS11

その2→エアロスバル

これらで、YS11はとろくて、とか、エアロスバルは無駄に敏捷すぎて、、、みたいなことを書いた、というか書かざるを得なかったのですが、この記事でやっと文句なく傑作機だ!というのにたどり着きました。

その名も三菱MU2。

当時の画期的なビジネス多用途機であり、「これが日本のコンパクト・プレーンです」みたいな感じで、世界各国で762機というベストセラーになったすてきな飛行機です。

三菱500 https://www.bibian.co.jp/product.php?id=p763745338
 

 

さて、三菱500ではない三菱MU2の外見はこんな感じ

https://www.mu-2aircraft.com/images/History_Veley_0229-web_optimized.jpg
 

 

マニアなら、この写真を見て、なんかフツーに見えて相当斬新なことをしてね?と感づくと思います。

斬新さの特徴を一つ一つ上げていきます。

その1 エンジン

MU2の初飛行は1963年。Wikipediaによれば、初の民生用量産ビジネスジェットは1964年のリアジェット23とのことで、当時はツインコマンチやクイーンエアみたいなプロペラ機が主力だった。

ツインコマンチ https://piperowner.org/pa-30-twin-comanche-ads/
 

 

クイーンエア https://kingairmagazine.com/article/beechcraft-90-years-of-excellence/queen-air-3/
 

 

これら競合機は、皆ピストンエンジンでプロペラを回していた。

当時の小さな地方空港や個人の滑走路に対応して、低速での加速があるプロペラ機とすることは当然として。競合機より性能のいいやつを作りたい三菱は、当時の画期的なイノベーションを導入した。

それが「ターボプロップエンジン」

エンジンの性能を決めるものに、馬力(推力)がありますが、馬力さえあればいいというものでもなく。馬力、重量、大きさの三拍子がそろっていないといいエンジンにはならないのである。

ターボプロップは戦後すぐに生産されていましたが、ビジネス機より大きなコミューター機はともかく、MU2クラスではまだまだピストン機が主流であり。

落ちれば4ぬ飛行機のエンジン。戦中からの「恐竜エンジン」つまりコンチネンタルとかライカミングといった信頼性の立証されている奴で安心したいというのが売る方も買う方も共通ですが、MU2はあえて当時未知数のターボプロップに挑戦した。

この結果、推力は競合機と同じだが、軽いエンジンになった。ターボプロップは、実態はジェットエンジンの中心軸に減速機などをかましてプロペラをつけたようなもので、構造上はピストンエンジンより簡素であり。その分軽く馬力のあるエンジンができた。

レシプロより簡単なのに、なぜ大戦中にターボプロップやジェットがもっと生まれなったかというのは、原理はわかっても、ガスタービンの超高温で溶けちゃったりとかしない素材や、コンプレッサーなどの製造技術の開発に手間取ったからである。

そんな状況で、えいやー!とターボプロップを採用した三菱の先見性恐るべし。

MU2は、エンジンが軽くなった分主翼を小さくでき。競合機と同じ収容力なのにコンパクトな機体にまとめ、レシプロ双発機の1.4倍に達する巡航速度を実現した(jstage.jst.go.jp/article/jjsass1953/13/143/13_143_396/_pdf)。

燃費はレシプロ勢とどっこいどっこいに抑えることができ。速度差が大きなアドバンテージになった。

ターボプロップの導入と並行して、というか影響し合ってMU2の特徴となったのが。。。

 

その2「主翼の配置と形態」

もいちど競合機2機とMU2の写真を見比べると、MU2のみが高翼機であることがわかります。

PA-30 Twin Comanche ADs


 

 

https://mantisserv.com/en/small-props/14/beech-queen-air-b80
 

 

https://www.mu-2aircraft.com/images/History_Veley_0229-web_optimized.jpg
 

 

低翼、高翼といろいろ利点・弱点がありますが、MU2の場合「地面効果」が重要な決定要因となったらしい。

地面効果というのは、着陸時に飛行機が滑走路上に到達したとき、主翼と地面の間の空気が「圧縮」されてクッションみたいになり、飛行機を上空に押しもどそうとする作用です。

せっかく滑走路端で地面ぎりぎりに降りても、地面効果のせいでいつまでも接地できず、余計に滑走路の長さを食ってしまうことがあり。低翼機に顕著で、MU2のような強力なフラップをつけた機体で低翼にすると、地面効果に対処できる昇降舵の設計が複雑・困難になってしまうらしい。

競合機のほうは、すなおに低翼の利点すなわち翼内に主輪を格納するスペースができるとか、高翼にすると天井に主翼桁の分だけ飛び出して頭をぶつけるとかを嫌って、大体が低翼であり、高翼はMU2とエアロコマンダーくらいという、ちょっとまれな配置になりました。

一方、エンジン(プロペラ)と地上のクリアランスを広くとることができるとか、客室からの見晴らしがいいとかも決定の要素に入っていたと理解。

結局はMU2の特徴的な翼により、高翼が妥当となったのだと推理します。わざわざ胴体の側面にバルジ(フェアリング)をぽっこりつけて主脚格納のスペースを作ってまで高翼にするというのは、それなりの利点があったんでしょうねー

機体上面のフェアリング(主翼桁の流線形の覆い)と側面のバルジが特徴的なMU2
https://www.the-blueprints.com/blueprints/modernplanes/modern-m/85701/view/mitsubishi_mu-2j/
 

 

さて翼型ですが、一見おとなしい、微妙にテーパーをかけた直線翼ですが、層流翼を採用し、かつ競合機に比べて小さめなのですよね。つまり、抵抗減、重量減で、いったん飛び上がっちゃえば高速飛行などには適しており、事実後発のターボプロップ機キングエアとかに比べても高速だったらしいのですが、はっきりいって操縦むずかしくなってね?と心配します。

速度も重要だけれど、着陸性能も劣らず大切のところ、MU2はSTOL性能でも競合機を引き離していました。

どうやったの?強力なフラップを装備して、ふだんは高翼面荷重のくせに、特に着陸時は翼がぎゅーんと伸びて大きくなったかのようなエフェクトを可能にしました。

ただ、無理やりフラップで着陸性能を確保しようとしたため、ふつーのように翼の中ほどまでのフラップでは足らず、翼後縁全体に伸びたものすごく長いフラップになってしまい。

それじゃ補助翼はどこに行ったの?つけることができませんでした。ははは

 

そこでMU2の特徴その3:スポイラー

補助翼の代わりに、スポイラーというものを翼の上面に設置しました。

ふつーの翼(上)https://br.pinterest.com/pin/775956210785738173/
とMU2の翼(下)https://siregar3d.com/category/mitsubishi-mu-2/
 

 

グライダーみたいなMU2。補助翼がなくなった分アドバースヨーとかも減少したとのことですが、やっぱり補助翼とスポイラーでは飛行機に与える挙動は違ってしまい。のちのち事故多発、と言って怒られるのであれば、複数の事故を巻き起こす原因になってしまいました。

それでも、MU2がにがてな着陸時の低速飛行や、スポイラーによる操舵レスポンスのずれや遅れを乗りこなせるパイロットたちからは、「ホットロッド」だ!と好まれたそうです。ホットロッドというのは、軽い車体にでかいエンジンを積んだスポーツカーの一種で、爆走できるが安定性は。。。みたいなののことらしい。

ホットロッドhttps://www.dragzine.com/features/car-features/ron-clarks-outrageous-bugzilla-blown-radial-tire-vw-bug/
 

 

MU2はいったんスピードが出ちゃえば安定性もあるし、操縦性もよかったらしい。ただ、旅客機で着陸安定性に難が、というのは痛い失点ですねーこれがなければ1000機以上売れていたかもしれん。小さな翼で、無理やり着陸滑走距離を少なくしようとしたひずみが出てしまったのだと理解。

ベルリン管弦楽団の著名な指揮者カラヤンが、訪日したときに、コンサートもそこそこに「MU2に乗りたい」と三菱の工場に乱入したこともあり。コクピットに乗り込んで、ゼロ戦乗りだぞ!みたいにニタニタしていたのかもしれん。

ドイツ人は、MU2のことを「零戦の三菱が生んだ名機」としてかなり好奇の目と言って悪ければ尊敬のまなざしで見ていたらしい。

日本人に好意的なカラヤン。 https://skawa68.com/2024/08/03/post-62765/
 

 

その4 与圧、その5 尾翼と、その6 チップタンク

MU2は、円形断面の胴体で効率的な与圧(与圧そのものが当時はゴージャスな装備)、翼端チップタンクで翼端渦を整流するなど、クレバーというか危ういというか、その辺は日本人にしかできない繊細なバランスのある飛行機になりました。特に、高翼のくせにT字尾翼ではないふつーの尾翼にして、ディープストールを防いだあたりは三菱くらいしかできないまねかもしれません。ほんらいは、T字尾翼にしないと主翼からの乱流を受けて尾翼が効かなくなっちゃうところ、乱流があたらないうまい位置で設置というのは、地味に見えてなかなか看過できない技術と思います。

主翼からの乱流をうまく避けた尾翼の設置。

jstage.jst.go.jp/article/jjsass1953/13/143/13_143_396/_pdf
 

 

注目は、チップタンクの取り付け位置や整流フィンの設置などで、翼の「上反角効果」を調整していたこと。タンクの位置をぶら下がる感じにしたことで、「横 の飛 行 性についてのパ イ ロッ ト・コメ ン トは 好 評 で あ っ た(外部リンク:Jstage)」とのこと。

 

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsass1969/22/247/22_247_405/_pdf
 

 

https://www.mu-2aircraft.com/images/History_Veley_0229-web_optimized.jpg
 

 

記事がでかくなりすぎなので、この辺でおわりに。スポイラーはともかく、文句なく名機のMU2でした。

ではでは

 

Posted by 猫機長
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日本人の金融リテラシー向上について

長らく、お金について話すことは悪、と洗脳じゃなかった教育されていながら、最近になって、手のひらを返したようにNISAだのなんだのと、お上から「投資で自活しろ」と切って捨てられた哀れな日本人の皆様。
それでも頑固に続いている「生涯現役で世のため人のため働き、過労死しちまうのが美徳」という建前の裏で「生涯現役ですがこっそり投資もしてます」という切羽詰まったご時世に。
そんな日本人から見た、投資といったものへのアプローチについて雄弁にものがたるようつべ動画を2つ見つけたので、以下面白解説いってみます。

その①「ビットコインETF拡大中。おまえら買ってる?」


 

 

冒頭から、〇「次のリーマンショックは間違いなくビットコイン発だな」〇「これだけ経済と結びついたら大惨事になるだろう。間違いなくそれはやってくる」

 

 

ときました。ははは
こうゆうコメントを書いているのは、投資とはあまり関係ない人生を送っており、リーマンの時も、暴落だ破産だーというニュースを事実上他人事として聞いていた人たちなのでしょう。
確かにビットコインがリーマン級の激震をもたらすようになったらすごいですけどねーでも本当はその逆で「リーマン級の激震が来たら、ビットコインはどこまで買えるか」というアプローチのほうが、金儲けになると思います。
ははは
引き続いて
〇「ビットコインという使徒はもう世界経済のATフィールドに深く浸食してしまっている。大惨事になるだろうて」
エヴァンゲリオンかよ!

〇「株式市場もババ抜き状態だし、世界最大の暴落は近づいていると思う。」
よほど大暴落が待ち遠しいんですねえ。いまのうちからキャッシュをため込んでおいて、大暴落時に優良株を買いまくりだー!という「健全な切望」ならいいんですけど。。。。

健全な投資家
 

 

〇「で、何がこの商品の後ろ盾なわけ?「俺は逃げ切れる」という妄想で回ってるだけの詐欺商品」
いい指摘ですが「詐欺だー」で喜んでいるだけだと交換所の養分、餌食ですねえ。ETF化により、これ以上ないボラテリティを持ったコモデティになったぞー!という意見が出てこないのが悲しいのだった(その後出てきました。安堵)。

〇「BTCずっと気になっているけど手だしてないや。税金が高すぎるし、投資信託でよいかなと思ってる」
これは素直な意見ですね。いかがわしい業者の餌食になるよりはましと思います。このコメントをした人が、一歩進んでETFなど「ビットコインをお題にした投資」で成功すること祈っています
*実は「成功するかどうか」なんてどうでもいいけれど、ETFをバンバン購入してくれる人が増えればBTCも高騰するのだった。ははは

〇「ETFだとしたら投資家はビットコインを買うわけじゃない」「ETFは株扱い。証券口座でやりとりする」
そうそう。この辺がわからずにBTCに近寄れない人が多いんですよねえ。換金リスクとかは証券会社にひっかぶせて、ETFをみんなでどんどん買いまくろう!

〇「BTCは貧乏人が否定しても意味ない。なぜ金持ちがこんな怪しいものを支持してるか考えろ」「スマホ一つありゃ誰にでも送れて、何百億でも即換金できる流動性もあって、インフレ耐性もあってあとはある程度安定さえしてくれれば、金持ちにとって夢のような資産になるからな」
なるほどなるほど。個人的には、以下の点で異議あり。
「怪しい」→これには異議なし。怪しさを利用して金もうけしましょう。
「ある程度安定してくれれば」→安定されると困ります。未曽有の大暴騰だああああああー!というのを「網を張って待っています」

ニシンだよ!ニシンが来たよ!
石狩挽歌 – 北原ミレイ – YouTube
 

 

〇「ただ本気で考える覚悟のある人は、人生で一度は腰を据えてビットコインの本質に触れたほうが良い」
本質とは何か、誰にも分らないと思いますのでこちらへの反論はしませんが、腰を据えてビットコイン投資を考える、というのは特に人口オーナスでろくな投資先のない日本では必須と思います。

さて。
問題は、そもそも日本でビットコインETFが存在しないことと、税金が高すぎて儲けの半分以上がパーという、万難排して現物所有しても全然ペイしないという恐ろしい国になってしまっているということである。
まずこの辺をとっとと改革しろー!でないと首相だろうが大臣だろうがショットガンでハチの巣だぞー!というくらいにならないとダメなんでしょうねえ。
それじゃアメリカじゃん?はい。日本も「お客様は神様です」とかのキャッチコピーの裏で実はお客をおちょくっているとしか見えない金融後進国から、「客と店は対等だ!」で、いずれかが他方をダマそうとした途端、ショットガンでハチの巣だぜ!という国になったほうが、生涯現役で過労死、でも誰も見向きもしないなんて国より健全と思います。

 

 

もう一つは、日本も捨てたもんじゃないね!というプラスの動画です。
その2「【有料級】富裕層のインカムゲイン構築戦略を徹底解説します」


 

まず正面からインカムゲインを推奨していること。世間では、いくらで買ったらどこまで上昇した、というキャピタルゲインの話ばかりですが、元本を保全しつつ恒常的な利益を得るインカムのことはだれも言わないんですよねー、と思っていたら、この動画のように、最近いろいろ出てきており。安堵しています。ただし、レバレッジは厳禁。レバレッジをかけなくてもまともな配当が得られる規模の元本を構築することがまずは重要です。さて、インカム投資の、その1としてこの動画では債権を挙げています。固定利付債、変動利付債の区別は重要であり。

 

 

今後下手をすれば高インフレやスタグフレーションも危惧される日本において、変動債といったものの存在も知っておいたほうがよく。この動画で初めて知った、という人も多いのではないでしょうか。

高配当株は、もうインカム投資の王道中の王道でしょうねえ。ただし、高DYがどこからきているかについてはご用心。
不動産について。日本で不動産というのは実はやばい投資なのですが、東京23区内の一等物、といったこれなら何とかなる、というのを紹介しており、まともな内容となっています。リートを提示しているのはポイント高しですが、日本のリートがどこまで健闘できるか課題。

注目はトータルゲインについて説明しているところ

 

 

上の画像でキャピタルロスという言葉が出てきます。
ぼくが主体としているブラジルリートでここ2か月恐ろしいキャピタルロスが発生しているので、こちらで説明しますが、
例えばリートRZAG11について。(FIIじゃないよ、FIAGROだよ、という突っ込みはやめましょう)

 

 

なんと1年で18%の暴落だ!ぎゃあああー
一方で、DYつまり配当率については

RZAG11


 

 

7月の1.30%から12月は1.39%とうなぎ上りなのでした。ははははははは笑いが止まりませんねえ元本が1年で18%暴落してるじゃん!それで?別に、売らなければいいだけの話です。キャピタルロスというのは、売って確定しなければ全然確定しないのでした。ははは一方、DYは、年率で16.65%に達し。もちろん、毎月配当が出るごとにせっせと買い増ししているのでした。元本価格が落ちているので、買える株数も増加。いよいよ笑いが止まりませんねえ。あははは。あはははは!もちろん、なぜ暴落しているのかという理由を知っておかなければならず。その①ブラジルにおける金利暴騰:

https://cbic.org.br/wp-content/uploads/2024/09/informativo-economico-selic-setembro-2024.pdf
 

今年(2024)4月には9%だった政策金利が、9月から11月にかけ11.25%に急上昇。今後14%まで上がるぞ?なんて予想も出ていたりして。リートより債権のほうがいいじゃね?と、みんな乗り換えにいそしんでいるということである。その➁:ブラジルアグリビジネスの特性RZAGというリートは、農業用地に特化しており。ブラジルのアグリビジネスは、豊作か?国際市場で需要があるか?などのファクターにより大きく儲けが変動してしまうバクチといった一面があり。そもそもDYが高いのもこのリスクを織り込んでいるのです。そのうえ、上記の金利高で、リートの出資先である農場(企業)が金利を払えず倒産、というケースが出てきた。農業関連リートは軒並み大暴落。一方、RZAG11に関して言えば、ぜんぜん貸し倒れとかなくて、要すれば「イワシの群れ」が恐れをなしてたたき売りしているだけなのでした。はははというわけで、個人的にはRZAG買い増ししています。脱線しました。最近日本でもまともなようつべ、インフルエンサーが出てきたようであり、日本人の全般的なリテラシーも向上を期待しています。なんか思い切り偉そうになってしまいました。ご容赦を

 

ではでは

 

*このブログは、ワールドプレスHP「アーリーリタイア・軽飛行機で空を飛ぶ」のAmebloスピンオフです。以下、主要な項目のリンクに飛びます
◎精神世界:自己客観視の獲得からさらなる進化へ
◎経済的自由:まずは先立つものを。。。資産1億の達成
◎飛行機生活:小さな自家用機でいろいろ飛んでいます

 

 

 

Posted by 猫機長
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2024年の不労所得総決算

今回の記事は、例によってふむふむ難解・難読の書です。でもおしゃれな挿絵をいっぱい入れたので、素敵女子の皆様もスルーしないで、いいね!してね!
投資女子やセミプロ投資あんちゃんには重要情報と理解します。数字は目安、アバウトなのでご了承お願いします。

口裂け女とブタ野郎が泥沼の出来レースを繰り広げた2024年も終わり。
ビットコインも2023年のどん底1万6千ドルから2024年末には10万ドルへの「躍進」、そしてトランプの野郎が当選して、米国戦略準備金としてのビットコイン採用が現実味を帯びるなど、ビットコインには「雪解けの一年」でしたねー一方で為替や金利など、海外(ブラジル)在住者にとっては10月以降ほとんど市場暴落といっていい恐ろしい1年になってしまいました。
さて、このブログはお題も「不労所得」なので、この「放心のあとの破壊の一年」で、なけなしの資産がどうなったかについて、いつも「いいね!」いただいている素敵女子やナイスガイたちに開示するのでした。
2022年から今年にかけての変動はこんな感じ。数字は基本、現地通貨です。
あと、Santander銀行に債券投資がありますが、こちらは給与所得をぶち込んでおり、不労所得ではないので考慮外にしました。

ここで注目は、まず①の純然たる金融資産の残高。
2023年12月はR$4,657,584.26
2024年12月はR$4,942,798.14
現地通貨では増加したのに、異次元のレアル安で、円換算では2023年より減少しちゃった!まあ、純金融資産のみで1億継続しているからいいけど
2024年についてさらに掘り下げます。
毎月の配当や金利のうち、再投資できた金額が毎月平均でR$29,497.00なので、一年ではRS353,964.00を再投資した。
したがって
2024 年末における①金融資産の元本から配当の再投資分を除いたがんらいの元本の金額は(R$4,942,798.14―R$353,964.00)=R$4,588,834.14
すなわち、配当を除いた元本のみの増減でみると
2023年12月のR$4,503,416.26から、2024 年12月実質R$4,588,834.14へ、ほぼ横ばい。
R$⇔円のレートがこれまた@29.01から@25.42 に大変動、恐怖の現地通貨安にかかわらず、なんとか2024年も金融資、特に労働保険を抜いても1憶達成しているのには安堵しました。

https://www.islandartcards.com/shop/Pan-Am-Hawaii-by-Jet-Pineapple-Head-Giclee-Art-Print-Poster-WAP1031.html
 

 

今年要注意だったのは、10月以降、ブラジルの政策金利が急騰して、投資の主体を占めているリート元本が大暴落したこと。
下図で、
Fundos Imobiliariosすなわちリートが年間-7.08%の下落。
ETFすなわちビットコイン+イーサリアムのETFが年間+155.79%の上昇したので助かり、差し引きで金融資産全体としては昨年からの横ばいで逃れた。
Fundosというのは債権。不労所得の計算に入れていませんが、年末の金利上昇でぐっと利潤を稼ぎました。
Acoesというのは株という意味ですが、ここでは株ではなく、農業リートです。なぜか法律上株あつかいらしい。こちらも下落。

 

 

さて。
元本価格すなわち株価の一株(リートは一口)当たりの時価が急落し、DY(配当利回り)が相対的に急上昇するいまこそ株やリートを買いあさる好機であり、来年が草刈り場というか、どこまで買い下がることができるかという状況。

https://collection.sfomuseum.org/objects/1511909403/#1527855287
 

 

ここまでは元本のおはなし。実はそれより毎月の配当の方が重要です。というわけで、2022年から2024年の配当及び金利すなわちこれこそまさに純然たる不労所得については以下の通り

*注意:以下は、生活費とかを除いて再投資した金額なので、念のため。

*2024年の金利収入は、ブラジル政策金利の低下を受けて減少。と思っていたら年末に急上昇。でも債権金利に反映するのは来年から、ということで悲しい低下をきたしています。

 

ちなみに、毎月749,813 円ということで、ベンチマークとしている毎月30万円をこえることができて一応安堵。現地通貨において、今年のインフレ(IPCA指標)が4.71%だったので、昨年の月間R$27,014.00X1.047=R$28,283.66を超えており、といってほとんど超えてないけど、来年の金利高でさらに引き離して利潤拡大に期待が膨らみます。

なんか数字ばっかりでこんがらかっちゃった?ので、ごくおおざっぱに、まとめてみます。
総資産の時価評価額:インフレを差し引いてざっくり1.03%の増加。(5,792,798.14X100÷5,609,926.48)
不労所得(再投資可能分):インフレを差し引いて1.04%増加。(29,497.00X100÷28,286.36)
ううむこの2行を書くためにどれだけ計算じゃい。くたばりました。

Caixa de fósforos


 

 

というわけで、結論として、不労所得、元本ともに何とか微増しているから、まあいいかと、安堵しています。

2024年の年末は、共産主義者の懲役野郎ルーラが大統領という状況では、いつかは避けえなかった金利高暴騰ではあるが、それが意外な時期に爆発して、リート元本が大崩れになったところを、ビットコインETFが下支えして、金融資産総体としては横ばい状態でしのげました。2025年は、どこまでビットコインが上がってくれるか?かつ、どこまで金利高を利用して安くなったリスク資産を買いあさることができるか?なかなか勝負の年ですねー来年のいまごろはもっとのんびりできていることを祈っています。

https://www.ebay.com.au/itm/154782364034
 

 

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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前が見えない➁ 旅客機の風防

 

 

その①についてはこちらをご参照→前が見えない
今回は、旅客機の風防について投稿します。
黎明期の旅客機は、風防なんてなくて吹きさらしで飛んでいましたが、そのうち飛行機のスピードが速くなり、高度も上がったりしていくうえで、すっぽり操縦者を覆う機体と風防に進化しました。

黎明期の旅客機 https://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/cl-pln8/DH66.html
 

といっても、最初はユンカース旅客機みたいに、機体には操縦者も覆う天井があるのに、なぜか操縦席だけ大きく天井をぶち抜いて、風防には申し訳程度の透明な板をくっつけたみたいな謎の飛行機も生まれ。

TYO magazine » 世紀をこえ、歴史的航空機が復活!──「ユンカース F13」 (tyo-m.jp)
 

 

Rimowa’s beautiful Junkers F13 flies for the first time | British GQ | British GQ (gq-magazine.co.uk)
 

 

ここまでやるんだったら全部覆えばいいじゃん、ということでハンニバルみたいな感じのが生まれました。
とくちゃんのプラモの部屋・プログ – 楽天ブログ (rakuten.co.jp)https://plaza.rakuten.co.jp/tokuchanplamo/diary/200611110000/
 

 

この当時はガラス・プレキシガラスの曲面加工とかがまだまだ未発達で、風防も窓枠ありすぎみたいなのが多かった。

エアスピードAs6Aエンヴォイ https://i.ytimg.com/vi/0eeUetkIz1o/maxresdefault.jpg
 

 

ちょっと脱線ですが、その後加工が比較的容易になった第二次大戦でも、一部の飛行機は曲面を極力避けて平面のガラスを窓枠で結合していた。

JU88 https://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/cl-pln4/290Ju87.html
 

 

零戦 https://onemore01.blog.ss-blog.jp/2015-11-15-1
 

 

東海 パブリックドメイン
 

 

曲面ガラスだと光が乱反射して全然透明にならず。海面下に身をひそめる潜水艦を目視で発見するために作られた東海など、典型的な「曲面ガラス大嫌い」の飛行機になってしまったらしい。
旅客機の場合は、上だの後ろだの下だのを見る必要はなく、ちゃんと離着陸できて前が見えればいいやということで、機首のガラス部分も次第に必要最小限のものに効率化されていった。ドラゴンラピードからエレクトラへの変遷で見て取ることができます。

https://www.mailexperiences.co.uk/de-havilland-dragon-rapide-flight-over-london
 

 

ロッキード エレクトラ https://www.hobbyland.jp/shopdetail/000000103144/
 

 

このへんで、だいたい現在に通じる旅客機の風防のスタンダードが生まれたというか定着し始めました。
スタンダードと言えばDC3。

https://airlegend.fr/aircraft/dc-3/
 

 

まず、流線形の丸い機首。そして、操縦者にすっぽりかぶさる感じで風防と天蓋が設置された。

http://hikokikumo.net/Z-14-Senmonka.htm
 

 

似たようで個性のある旅客機たちの機首と風防はこんな感じ

ボーイング247 https://flightsim.to/file/34658/boeing-247-fast-western-airlines-fwa18
 

 

ビーチクラフト モデル18 https://i.ytimg.com/vi/NjJ05D0YR-c/maxresdefault.jpg
 

https://aviadejavu.ru/Images6/MA/MA95-2/o2-4.jpg
ロッキード スーパーエレクトラ
 

 

三菱MC20旅客機 https://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/cl-pln8/MC-20.html
 

 

しかし、雨だろうが雪だろうが既定の路線を飛んでいかなければならない旅客機にとって、「風防に水滴や雪などが吹き付けられて、前が見えなくなってしまう」というやばい問題が生じ。
しょうがないので、せっかくコクピットに守られたパイロットが、風防のサイドウインドーを開けて顔を出し。びしょ濡れになりながら操縦というケースも多々発生してしまいました。
どうしよう。。。。
ワイパーが実用化されたのは第二次大戦くらいかららしい。
連合国勝利の立役者となったDC3が、ワイパーを設置して、雨だろうが雪だろうが元気いっぱい飛び回った。
ちなみに、日本にもDC3のライセンス版である「零式輸送機」がありましたが、こちらにはワイパーはなくて、戦後になってから日本の高空会社が購入した舶来のDC3に「あああこんな便利なものがあったのか!」と大喜びしたといううわさもあり。
まだワイパーのなかった戦前の30年代とかはどうしたのかというと
「風防に逆傾斜をつけた」
ボーイング247が典型的です。
まずは通常型から

https://flightsim.to/file/34658/boeing-247-fast-western-airlines-fwa18
 

 

逆傾斜をつけたのはこちら

https://www.tedwilliamsaviationart.com/profile-art/boeing-propliners/boeing-model-247-united-air-lines.html
 

 

この結果雨や雪が風防に貼りつかなくなって大喜びだったそうです。でも、機体強度だの空気抵抗だのではやはり無理があるらしく、ワイパーにとってかわられて今日にいたっています。

777のワイパー 縦ワイパーと横ワイパー: 風の探検隊 (air-nifty.com)
 

 

飛行機にとってなにより命なのがスピード。
でも、スピードだけでロクに前がみえない、操縦できない、というのでは困るので、パイロットの視界をよくする必要もあり。
結果、風防ガラスの位置や角度が色々と工夫されて、いろいろな旅客機の特徴的なツラがまえというか機首ができてきました。
も一度DC3ですが、やはり世界の名機だけあって、必要なものが必要な大きさと形で、と理解します。

http://hikokikumo.net/Z-14-Senmonka.htm
 

 

DC3の風防は、すとんと切り立った小さめのものが、大きくラウンドした天井にくっついており。重く、あつかいにくいガラスの使用面積を最小にしながら、空気抵抗の増大を抑えています。最新の旅客機では、機首と風防の段差がなくのっぺりとしています。空気抵抗の面ではこの方がいいのでしょうが、斜めにすればするほどガラスの面積も増えるわけで。さらには機体と一緒に曲面に整形しないとかえって空気抵抗増大になってしまいますから、整形しても軽く破損せず、かつ偏光して視界がゆがむということのない、最新技術があって初めて可能になったものと思われます。

https://air.theworldheritage.com/htm/htm_flame/flame_ERJ175.html
 

 

DC3から今日までの過渡期の例でYS11があり。当初のっぺり型を目指したが、やはり段差をつける方がよいということになり。確か3回ほど設計変更して最終的な形が決定された。

_pdf (jst.go.jp)
 

 

すずめや鷹など、鳥の頭はだいたい段差型をしており、個人的にはこれが一番効率的かなーと思うのですが、段差のない「機首一体」のも存在しています。

段差のないのもいる。https://medium.com/@VIVIMETALIUN/especial-tipos-de-tucano-6243f5f99434
 

 

グライダーも一体型が多い。

こういう風防で、乱反射とかないのだろうか?(PIXABAY無料画像)
 

 

とにかくスピードを出したい偵察機で、段差型から一体型に移行したのもあり。でも、「視界の歪みや夜間飛行時の内面乱反射の発生(Wikipedia)」で評判は良くなかったらしい。前期型の最高速度604キロから、段なし風防では630キロに向上したというのですが、エンジン出力も1080HP X2から1500HPX2と劇的に向上していますからねー風防の変更がどこまで役にたったかはなぞと思います

新司偵の初期型(上)http://www.hasegawa-model.co.jp/product/02243/
と後期型(下)http://www.nags-gallery.com/gallery/ki46.htm
 

 

大型機になると、空気抵抗以外の理由で、段差なしの一体型になることもあり。
例えばB29の場合、もちろん空気抵抗もあったが、通常型の機首上部に、というのだと、離着陸時に地面がみえなくなってしまい。B17で相当苦労したのか、B29では降着装置も前輪式にして、その点は離着陸がそうとうやりやすくなったとは思いますが、巨人機できびきびした取り回しの難しいB29だと、機首全体を温室みたいなガラス張りにして、地面を見やすくしたというのはあると理解します。

B29 パブリックドメイン
 

 

B29の着陸 https://www.youtube.com/shorts/zB4_tSsUJWA
 

 

B17やハドソンとか、段差式の機体でも機首はガラス張りにして照準器を置いていた。B29では、操縦席も一緒にしちゃえ!ということだったらしい。
あと、B29の場合は、与圧設備の都合があり。段差式にして照準手と操縦手を離してしまうと、効率が悪くなり設備も複雑になってしまったものと思われます。
他には機体の上部銃座の射角を確保したいというのも聞きます。
「空軍大戦略」でみんなおなじみハインケル爆撃機も、初期型は段差式だった。

初期型 https://www.gettyimages.com.br/fotos/heinkel-he111
 

 

後期型 https://www.gettyimages.com.br/fotos/heinkel-he111
 

 

与圧はないけれど、大体B29と同じ理由で「全視界操縦席」になったものと思われます。
戦後の旅客機全盛時代に戻ると、B29の民生型であるB377が機首と一体の風防になり。照準手の必要はないので、操縦席も前に移動し、ガラスの枚数も減りました。

B377 https://united-states-lines.org/boeing-stratocruiser/
 

 

ところが、ここでパラダイムシフトが。
これまでの飛行機は、とにかくパイロットの目を頼りに飛んでいましたが、戦後になってレーダーが普及し始め。
パイロットの肉眼ではとても見えないなん百キロ先の積乱雲とかを探知できるようになりました。
ただ、レーダーは飛行機の先端に付ける必要があり。というか、そうしないとぜんぜん非効率になってしまうのです。
そこで、軍用、民間問わず、飛行機の先端には「レドーム」がつくことになり。レーダーが格納されているコーン(電波透過性に優れた特殊な塗料で塗られているため、ふつー黒いです)の部分を操縦席の前にして干渉を防ぐ必要が生じた。
こうして、段差つきのコクピットが復活しました。
代表的なのがコンステレーション(ただし初期型はレーダーなかったらしい)

https://www.loughborough-raes.org.uk/ewExternalFiles/120313%20Beneath%20the%20Skin.pdf
 

 

https://www.europeanairshows.co.uk/aviation-anniversaries/july/lockheed-l-1049-super-constellation-first-flight
 

 

その後のDC8とか、ボーイング707,727,737とか、いずれもDC3ちっくな段差つきになっています。特殊な塗料もいろいろな色ができるようになり、現在の旅客機は機首も機体と同じ色ですが、その先端はレドームであり、レーダーが収まっているのです。さらに時代は進み、現在はまた段差のない形に回帰しつつあるようですね。でも、個人的にはやっぱりDC3みたいなメリハリのある段差式の機首がかっこいいと思っています。

 

ではでは

Posted by 猫機長
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石油を超えるか?BTC

 

 

最近、NSNニュースとか、いわゆる新聞や新聞ちっくな報道媒体における話題としてビットコインが引っ張りだこに。

 

 

単に史上最高値を連日更新、というだけでなく、世界経済の根幹を揺るがすようなニュースが目白押しとなっています。
なかでも、やっぱりメインは米国。
戦略準備金にビットコインを、という試みが試みではなく現実化に向かっている状況において、諸国が追随を始めています。
アメリカが100万枚のビットコインを備蓄するということは、ビットコイン供給量の約5%をアメリカが独り占めするということである(https://jp-beincrypto-com.webpkgcache.com/doc/-/s/jp.beincrypto.com/learn/how-bitcoin-reserve-change-government/)。
金の場合、アメリカが世界1で、8,134トン。人類が採掘した金の量がプール3杯分、150,000トンとのことであるから、アメリカはだいたいこれまで世界が供給してきた金の5.5%を保管している。
ふむふむ偶然かな?金もビットコインも5%台でならびました。
100万枚かどうかは、実は分からず、本当はもっとぐっと少なめになるという人もいます。というかそちらの意見の方が多いらしいが、量以前に、戦略備蓄という行為がどのような影響を世界に及ぼすのか。
*戦略準備金の基本概念としては別記事にしましたのでご参照→「ビー玉」としてのビットコイン

ビー玉  PIXABAY無料画像
 

 

これは、アメリカ自身が「ドルがやばくなった時に代替する手段(あえて通貨とは言いません)として、ビットコインが有望である」ということを宣言したのと同じなのである。
ドルより信認の低い通貨を持つ諸国はあわてふためき。
ブラジルなんて、ぼくもビットコインを戦略備蓄します、なんて便乗し始めています。
未確認情報ですが、ロシアもこれに乗るらしい。
中国は、表面上は「ビットコインダメ!ゼッタイ」と言っていますが、いつなし崩しに解禁から戦略備蓄に「面を革(あらた)む」つまり手のひらを反すか、わかったものではない状況にある。
要すれば、世界のマクロ経済において「ビットコインを取り込まないと、4ぬかも?」というFOMOがはじっまているのである。アメリカも、アメリカなんて嫌いなBRICSも、競ってビットコインを戦略備蓄ですからねー
*FOMO(フォーモ)とは、取り残されることへの恐れのことです。
実は、アメリカとBRICSは、裏ではビットコイン基軸通貨化でなかよし協調しようとしているのかもしれん。

今のところ「悪の枢軸」まで劣化していないBRICS。PIXABAY無料画像
 

 

さて、戦略備蓄よりもっとえげつなく、ビットコインの法定通貨化を進めてきたのにエルサルバドルがあります。
当初は「狂ったか?」「かわいそうに」「やっぱり犯罪者か」とボコられまくりでしたが、2021年からのたかだか4年で8500万ドルの利益になったとかで、悪口を言うやつらは影を潜め。うはうは!笑いが止まらないのだった。
大儲けしたお金を使って、今度は金鉱脈を再開発だ!3兆ドル(約458兆円)相当の金が埋蔵されているとのことで、こちらに魔手を伸ばしたいらしい。
がんばれバッタ屋エルサルバドル!
エルサルバドルは、かわいそうに金鉱はあっても石油は出ないらしく、ドバイみたいに、オイルダラーで先進国入りだ!というふうにはいけないらしい。
やれ太陽光だ、やれ風力だ、そして最後には原子力だ、と世界中でがんばってはいるが、しかし石油が文字通り「世界経済の燃料」である時代はこれからもながらく継続することでしょう。

Pixabay無料
 

石油がいかに諸国家の存亡を左右しているか、過去の例でも明らかになっています。
◎石油の供給そのものを止められて滅亡:軍国日本。「大空のサムライ」で、著者の坂井さんが、開戦理由として「アメリカは日本に一滴の石油も売ってくれなくなった。売ってくれないというなら、力づくで取りに行くしかない」という訓示を受けたことが記載されています。八紘一宇だのとの美辞麗句の裏に、実は日本が開戦に踏み切らざるを得なかった真の理由がここにあった。
◎石油の取引をドル以外で行なおうとしたため消された:某フセインの野郎が石油をドルではなくユーロで売ろうとしたため(イラク戦争 – Wikipedia)、アメリカは、ユーロ圏に属さないイギリス、オーストラリア、ポーランドを巻き込みあるいは引きずりこんで犯行に及んだ。もちろん、表の理由は「大量破壊兵器撲滅」などの美辞麗句ですが、その実は。。。一つ前の湾岸戦争では、ドル圏もユーロ圏も参加した30カ国に渡る「多国籍軍」だったのですよね、ということで、そこから先はお察しください。
◎石油覇権は誰が、というせめぎあいで利用される国もある。第2次大戦直後はまだまだイギリスの力が強く、これをアメリカが乗っ取る過程で、イギリス側植民地にアメリカが影響力を行使するための既成事実化に日本が利用されたケースなどあり。1953年、当時独立したてだが、石油利権はイギリスが握ったままのイランに、アメリカは利権奪取のため、自分は前面に出ずに、うまく日本を使って石油を買いに行かせた「日章丸事件」というのがあるのです。こちらは、詳しくはこちらでご覧ください→「小説日章丸事件」
*小説ですので、念のため。事実かどうかは、お察しください。

映画「海賊と呼ばれた男」での日章丸。画像出展は
http://fuseishoyo-roku.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-50ee.html
 

 

さて。世界の石油を掌握し、覇権国の地位を確立したアメリカ。
しかし、肝心の生産は大部分が中東に頼っていたのであった。ははは
そこで編み出したのが戦略備蓄。誰でも思いつくアイデアかもしれないけど、実行したのが1975年と、アメリカ建国の1776年からほとんど200年は、ぽけっと備蓄も何もありません、というほにゃららな状態だった。ただし、石油の本格的な経済利用は、明治維新とかそのへんの時代からなので、実際上は1900年くらいから1975年までは戦略備蓄はなしでやっていたということらしい。
ただ、戦略ではないが備蓄自体はあったらしく。1973年当時のオイルショックで、石油価格が爆上げしたため、かえってアメリカ政府は備蓄していた石油でうまく利確してうるおい。経済危機をうまく回避したらしい。これに味を占めて戦略備蓄を法制化したのが1975年というのが真相なのかもしれん。

つまり、覇権国アメリカにとって、その覇権を保証するための必殺の秘蔵っ子が、戦略備蓄物資(石油)だということなのである。
石油だと中東に引っ張られて、コストばかりかかる戦争を、やれタリバンだやれフセインだと手を変え品を変えてやらざるを得なくなってしまうし、だいいち経済産業の根源となる実物資産なので、下手に扱うと国民の生活(そして政府)が大打撃を受けてしまう。
戦略的備蓄となるコモデティーで、かつ特定の国や地域に産出のカギを握られておらず、価格が乱降下しようが直接家畜どもじゃなかった一般市民の食いぶちに影響しない、そんな夢の物資がないかなー
ありました。その名も「ビットコイン」
ただ、ビットコインなんて実体もへったくれもない、ドイツのようにまじめな国々が「摘発、売却」しているものを、よりによって国家として正式に買いあさり、戦略備蓄に仕立て上げるなんてことを思いついたのは、やはりアメリカが覇権国であるゆえんと思います。
ブラジルに住んでいると、コモデティーすなわち大豆とか農産品を想像してしまいます。確かにビットコインは気候変動だので豊作だ不作だとかいった環境要因に左右されることのない、これこそまさに最高のコモデティーだぜ!ですが、さらに飛躍して、ビットコインを石油変わりにするとは。。。アメリカ恐るべし。

見渡す限りの大牧場のなかにぽつんと滑走路があるのが見えるでしょうか。ブラジルの軽飛行機生活はこんなかんじ
 

 

ちなみに、ビットコインが金の代わりになるかどうかは。。。。ぼくは個人的には、ビットコインは一山あててとっとと換金し、その一部は金地金に替えて安心の永久保存、というふうに考えています。
以前、豊島逸夫さんという、金(ゴールド)投資の第1人者について書きました。こういった最大級のオピニオンリーダーが、いろいろあってのポジショントークを抜け出て、これまでのビットコイン批判から豹変し、実利的に「ビットコインでこう儲けろ!」ということを書いてくれるようになれば。。。。アメリカの戦略準備で、そろそろか?なんて期待しています。
投資は自己責任で。
ではでは

Posted by 猫機長