投稿者: 猫機長

小さな飛行機で、ブラジル高原の空を散歩しています。 埼玉県で生まれました。8歳で移住者としてブラジルに渡り、流浪の生活を送ったあと、ブラジリアで土着化しました。ひょんなことから日本の国籍を失った日系ブラジル人です。某政府外郭団体に勤めています。ハッピーリタイア希望ですが、労働所得を手放すのが怖くリーマン続投しています。小学校1年だけ日本(給食の「カレーうどん」が脳裏に残っています)、その後大学までサンパウロ。おやおやという間に50歳を超えてしまいました。空だけは広いブラジリアでジェット旅客機と混じって小さなExperimental飛行機で遊んでいます。こうした飛行情報や、高金利国ブラジルでの金融投資20余年の情報で、日本に住んでいる皆さんにも何か参考になるものがあれば幸いです。いちおう兵法二天一流剣術初目録です、ときどき剣道情報も書いています。肩を壊して弓道ごっこは休止中。パン食男子。たい焼き大好き人間です。(2019年12月) コピーライト規約 Direitos autorais : All Rights Reserved. 当HP(ブログ含む)に掲載されている一切の文章や画像等の無断転載はご遠慮下さい。
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滑走路と軽飛行機

以下、二つの対照的な滑走路を提示します。あなたが軽飛行機パイロットだったら、どちらが着陸しやすいとお考えでしょうか。

その1 小さな飛行クラブの滑走路。ときどき飛行学校の練習機が飛んでいるくらいで、トラッフィクがなく閑散としている。諸元は以下の通り

cbaaer – Google マップ
 

 

標高3200フィート、960mくらい。

全長600メートル、全幅6メートル。

滑走路番号03‐21

*この番号は、滑走路がどの方角に伸びているのかを示しており。03-21というのは、コンパスの30度から210度、つまりほとんど南北、という感じになっています。

https://www.asahi-net.or.jp/~TX6F-NKMR/map/map-02.html
 

その2 ジェネアビの重要なハブ空港。エアラインは乗り入れてないけど。諸元は以下の通り。

https://g1.globo.com/df/distrito-federal/noticia/2022/07/11/justica-volta-a-permitir-reintegracao-de-posse-do-aerodromo-botelho-pela-terracap-no-df.ghtml
標高3300フィート、1000mくらい。

全長1499メートル、全幅18メートル。

滑走路番号14‐32

*こちらは140度から320度ですから、東西に延びている感じ。

 

さて、軽飛行機パイロットのみなさんにとって気になる風向と風速ですが、サーマルで風が強くなった時で20ノットくらい。卓越風の風向は110度、南東から北西へ吹いています。南半球の滑走路です。

 

その1は丘陵地の底から丘の頂上に向かって登っていくような、かなり勾配のある滑走路で、離陸は滑走路番号03から谷底に向かって真っ逆さまに落ちていく感じ。着陸は21の方から坂道を登っていく感じで降ります。

ちょっと左右にそれるとたちまちコースアウトしそうな滑走路
 

誘導路に入ったところ。

彼女の身長は155cmです。滑走路の幅は3人分もうちょいで6メートルとしました。
田舎過ぎてだれも正確な寸法を知らないのだった。

ぼくが乗っている軽飛行機(LSA)の全幅が10メートルなので、翼は滑走路からはみ出してます。ははは

こんな飛行機に乗っています
 

 

 

その2は、平べったい大豆畑の端っこみたいなところにあり、東西どちらからでも離発着できる勾配の少ない平らな空港です。

全幅18メートルなので、それほど広いというわけでもないけど、その1に比べたら3倍。飛行機がとても小さく感じます。
 

見渡す限り伸びてゆく滑走路と格納庫群。
ここまで書くと、絶対その2の方が離発着しやすいよねー、だって

その2は、その1の2.4倍の長さ、幅に至っては3倍の広くて長い滑走路で、その1みたいな急こう配・谷底に降りていくような着陸は不要。視界の開けた平原だし、その1が常時真横からの横風着陸になるのに比べて、その2はほとんど機首からの向い風を利用できる。

というわけで、その2の圧勝だ!と思われるかもしれません。

 

でも、正直のところ、その1の方が降りやすかったりするのです。

えええどうして?

まず、その2から説明していきます。

https://www.flightmarket.com.br/pt/aeroportos/SIQE?srsltid=AfmBOoqiJdv9TtKkZ9JHvgA49oF0ooX81kI5frq0DeFxXseQdedn_juu
 

SIQEというのがこの空港の名前です。画像で空港の直上は藪みたいな感じ。空港の直下を道路が走り、畑や住宅が見えています。

これが何を意味するのかというと、空港の下側は確かに平べったく。しかし、上側はちょうど平野の境界線、言い換えれば崖になっていて、がけ下からの乱流が吹き上げてくるのでした。ははは

そして、滑走路自体は広くて長いのですが、写真の滑走路左端すなわち滑走路番号14、季節風に従って通常の着陸を行う端っこの先が、これまた変な窪地になっていて、こちらは吹き上げるというより、ここを通過すると浮力がなくなって急に機体が落ち込むので、わああー?とスロットルをふかして沈下を止め、そのうえで今度はスロットルオフ、機首下げですべりこみ、いい感じで滑走路番号を通過してラウンドアウトを始めたころあいで、今度は左のがけ下から吹いてきた乱流で、うあああ?と機体が持ち上げられてしまい。

画面の左から中央下が谷みたいになっていて、
乱気流が滑走路(白い箱つまり格納庫がいっぱいみえるところ)に吹き上げています。
 

ここで慌てずに操縦かんを止めればよいのですが、行き過ぎてつい前に倒してしまい。

その結果、乱流が終わった地点で今度はすとーんと落っこち。

そこで、わあああー!と機首上げ(迎角増による揚力増大。滑走路上なのでエンジンはほどんどオフ)してしまうのですが、これで下降が止まった、と安心した途端に、第2波の吹き上げ地点に差し掛かってしまい。

ぎゃああー!とつい機首下げをしてしまったときに、今度は揚力を一気に失って、どちん!と落着になってしまいます。

へんな機首下げを繰り返していると、スピードが落ちずに地面にぶつける感じになり、びょーんと跳ね上がったところで揚力を失って前輪で地上に激突、という、要すればポーポイに陥ってしまうのでした。

何度も離着陸を繰り返し、降下経路のここで沈み込み、滑走路上ではこことここが吹き上げだな?とわかって、沈み込みのところはちょっと高めで通過し、滑走路端を主脚でこするつもりで、心持ち機首上げで通過、吹き上げが来ても機首は下げないで、すとーんと落ちたときはぐっとさらに機首を上げてこらえる。これを計2回(3回の場合もある)繰り返すと、ちょっと機首を上げすぎか?みたいなかんじで、どしん(うまくいけばすとん)と主脚から接地するので、あとは操縦かんを引ききってなるべく前輪が落ちるのを遅らせることで、ぶざまだけどまともな?着陸ができるようになりました。

ただ、これは早朝の気流が穏やかな時の話で、10時から午後2時の、サーマルが荒れ狂う時間になると、滑走路上で木の葉のようにもまれてしまい。中心線上に着地するために、カニみたいに斜めになって風上の主輪での1輪着陸せざるを得ず、主脚によくないので、寝坊した日は来れない空港になってしまっています。

もっとも、これは空港が悪いのではなく、飛行機が小さすぎるのです。

こちらの空港に着陸が想定されているのは、ビーチクラフトのターボプロップ機とか、要すればハイソサエティーの乗る、ずっしりした高級なやつで、多少の吹き上げなんか気にしない、みたいなのばっかりなので、文字通り吹けば飛ぶような布張りのピストン機なんて知らないよ~ん、ということらしい。

ハイソサエティーの自家用機ビーチクラフト https://merkmal-biz.jp/post/40506
 

かなり乱気流のあった日にこいつがぐわーんと降りてきて、滑走路の端っこに接地したと思ったら、プロペラの向きを逆にしてぐわーんとすごいブレーキをかけ。例の吹き上げが始まる地点の前で無理やり停止しやがったのは、やっぱりこれだけでかくて重い飛行機でも、この滑走路における乱気流は嫌だったのかもしれん。

脱線しました。ではその1が意外とらくちんだぞ?について説明します。

こちらは、以下の着陸動画がすべてを語っていますが。。。。


一番わかりやすいのは(といって動画だとあまり地形の起伏や遠近が伝わらないのですが)、01:03のファイナルレグで、左側の小山にぶつかるようにして降りていきますが、滑走路末端はまだはるか下にあり。要すれば谷というか山というかの斜面をこするようにして降りていくところです。

言い換えれば、滑走路の末端が三方丘に囲まれているということであり。

崖の上にあるその1の滑走路が下からの乱流吹きさらしになっているのに比べ、こちらはこれらの丘がいいぐあいに乱流を遮って、滑走路上はたいてい穏やかになっているのでした。

降下中はこれらの丘に気流がぶつかって、わあああー!と揺れますが、スロットルの押し引きで乗り切り、滑走路末端に滑り込めば、そこから先は楽になるということである。

というわけで、こちらは滑走路の幅が飛行機の翼の幅より短いというふざけた滑走路ながら、ぜんぜん逸脱せずにふつーに着陸できているのでした。

また、谷底というかすり鉢の底というかが滑走路端ということは、そこから先はきつい登坂になるわけで。うまく着地さえできれば、ブレーキなしでも自然に飛行機の行き足がとまって、停止してくれる。乱気流で接地点を先延ばしにしなければならないような日には、特にありがたいです。

クラブの仲間が滑走路の末端(下のほう)での写真を持っていました。飛行機と滑走路の大きさに注目。
https://www.google.com/maps/place/cbaaer/@-15.7744664,-47.7031982,3a,75y,90t/data=!3m8!1e2!3m6!1sAF1QipNbBKOUoBYF-AFlCcxQ1Guq00GfmIXRxYKwVN01!2e10!3e12!6shttps:%2F%2Flh5.googleusercontent.com%2Fp%2FAF1QipNbBKOUoBYF-AFlCcxQ1Guq00GfmIXRxYKwVN01%3Dw203-h114-k-no!7i3840!8i2160!4m15!1m5!8m4!1e2!2s109702831146318633818!3m1!1e1!3m8!1s0x935a175f8c795307:0x3f0aea02808c1e74!8m2!3d-15.7744664!4d-47.7031982!10e5!14m1!1BCgIgAQ!16s%2Fg%2F11b6gchmnf?entry=ttu
素敵女子とお散歩した時の写真はこちら。

 

 

この勾配が幸いして、離陸は、下り坂の上から下へ滑走路が飛行機を放り投げて加速してくれ。いい感じで離陸できています。

こういう話は、じっさいに飛行機を操縦しないとわからないだろうなーなぜアメリカがジェネアビに力を入れているのかがこういうところに出ていると思います。日本にも、既定路線のエアラインだけじゃなくて、へんてこな滑走路でいろいろくふうして飛んでいるジェネアビの関係者がもっといれば、航空産業全体の発展に寄与すると思っています。

ではでは。。。。

 

Posted by 猫機長
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r>g。資本主義で生き残るために

以前、そっくりなタイトルで投稿したのですが、投資は悪じゃないよ、という説明で3000字使ってしまい、肝心のr>g(くどいけど「あーるだいなりじー」)についての説明ができなかったので、こちらの記事で書かせていただきます。

なお、このブログの読者の皆様はもうご存じと思いますが、この記事には全然学術的な価値はありません(あるかも?)。一方、ぼくが資産1億達成したうえで、こうした解釈と活用をしましたよ、ということを知っていただき、皆さんが経済的自由を獲得するうえでの参考になることを願って、書いています。

さて、r>gです。

rとは投資による利益、利率、利益の拡大。gとは労働による収益とその拡大のことです。

読んで字のごとく「投資による利益>労働による利益」です。

かんたんにいえば、月日が経つほど、死にそうになって労働する社畜はますます貧乏になり、スマホのタッチひとつでホームブローカーを操作する投資家はますます金持ちになってゆくぞということです。

労働者はつらいよ
https://blog.goo.ne.jp/nora_kohri/e/af9bfda85a9c2c919afbb54bff43abb0
 

 

資本主義経済では必然的にそうなるのです。

資本主義について最もわかりやすい説明をしているのが、資本主義絶対反対!の共産主義者だったりします。

共産主義者すなわちマルクスとかエンゲルスとかの理論をうまく悪用して恐怖政治に持ち込むセクトの人たちは、こんな感じで資本主義を説明しています。

◎資本主義経済とは、生産手段を持つ者と持たない者に2極化される経済体制である。

◎持つ者つまり大農場主や大工場主は、持たないものすなわち労働者をこき使い、搾取して大儲け。

◎持たざる者は、身一つで文字通り生産手段がないので、資本家の施設を使わせてもらい生産し。その成果品(農産品、工業製品、その売買などによる利潤)はほとんど資本家に取られるが、労働の見返りに給料をもらって生き延びることになる。

◎資本家のほうでも、工場や機械を回す人間が必要なので労働者を雇用するが、スケール化などで労働者一人当たりの単価(労働者から見れば給料)はどんどん低くしていくことができた。

◎どんなに賃金が安くても、「いくらも代わりがいる」労働者は、安い賃金に甘んじて働くしかなくなり。

この結果、労働者はいくら働いても生活は楽にならず、じっと手を見る、という人生になってしまいます。

たしかに、東京駅とかの毎朝の殺人ラッシュを見ていると、見渡す限り所狭しとひしめき合う群衆のうち、100人や200人はふっと消えてもなにも変わらない、いてもいなくても同じ、という風に見えてしまいます。

一方資本家はというと、労働ではなく資本が本人に代わって働いてくれる。ここでの資本とは、農場であったり工場であったりしますが、それを買うためのお金すなわち資本と考えていただくとなおよいです。

資本主義経済はすなわち市場経済です。いい商品を作れば飛ぶように売れますが、いい商品というのは、皆さんご存じの通り「安い」というのが重要なファクターになります。安くてもクズにならない商品を作るには、単品当たりのコストを下げるのが鉄則ですが、その一番いい方法が人件費を削減することです。

値段は高いがいい味です、というのもあることはある
https://www.komi.co.jp/feature/koikuchi.html
 

 

この結果、過労死するまで働いても、ろくに衣食住もまかなえない社畜があふれかえることになります。

この記事の目的は、投資家が悪でも社畜が善でもなく、事態はそう言った感情なものよりももっと冷徹なMathematics(数学)によって決せられるものであり、これを知らないと死ぬまで奴隷ですよ、ということをわかりやすく説明することにあります。

投資家は悪だー!56してしまえ!と共産革命を起こした国々がどうなったかは改めて書く必要はないとの理解です。

「収容所群島」ソルジェニーツイン
https://oldmagazine.thebase.in/items/9244351
 

 

要すれば、世の中もっとも公平なシステムが資本主義だからなのです。

もちろん、資本主義は恐ろしい格差を内包しています。でも、ファラオ時代のエジプトとか、専制君主の意のままに人権もへったくれもない生活を行ってきた古代の人々が、フランス革命に至って「自由、人権、博愛」を前面に出せるほど豊かになった背景に、恐ろしい発明があります。

その発明とは「お金」

*お金の発明と共に、生産・分配体制の発達で人権を重視する余裕がうまれたのもあります

吉野家で300円の豚丼が売っていたとします。この豚丼は、300円出せばファラオだろうがユダヤ人だろうが、埼玉県人だろうが宮さまだろうが等しく購入することができるのです。

つまり、ユニバーサルで貯蔵でき価値の尺度となる、そんな魔法の物質であるお金が生まれたために、お金の前ではファラオだろうが大岡越前だろうが平等となることができるようになりました。

言い換えれば、どんな大資本家でも、お金に見放されればたちまち乞食であり。どんな社畜でも、お金の使い方、貯め方、増やし方を知っていれば少なくとも経済的な自由を獲得できる世界になっているのです。

北朝鮮に行けば、どんなにお金を持っていても、黒電話頭の野郎に目をつけられれば終わりです。こういう国では、いくらドルを持っていようが、突然強制収容所に送られて4ぬことになり、あなたから没収されたお金で黒電話頭の野郎がマクドナルドのハンバーガーをうはうは!と買いまくることになるのです。

世界でも最もお金について知っている、お金を持っているユダヤ人も、ヒトラーという専制君主(というかナチという体制)の前では、みぐるみを剥がれて絶滅収容所送りという搾取のターゲットにしかなりませんでした。

「働けば自由になる(Arbeit Macht Frei)
https://mitsuyahideto.com/auschwitz-birkenau2/
 

 

お金によって自由が得られる資本主義の国に生まれたことを、みんなもっと喜んでよいと思います。

つまり、資本主義の国では、社畜から脱出できるいちるの望みは確かに存在しているということを力説します。

でも、そのためには、

◎まず自分が社畜であることを自覚し

◎社畜とは違った経済的自由のある生活の存在を理解し

◎具体的に経済的自由達成まで行動

しなければなりません。

そして、その行動が「投資」なのです。

要すれば、自分が投資家になればいいだけの話なのであった。ははは

さいわい、今日の投資では、工場をぶったてて、ベトナムからの密航者をタダ働きさせる必要はありませんし、また、自営業(ラーメン屋でもなんでも)で奥さん子供をタダでウエイトレスやコックにしてこきつかう必要もありません。

ホームブローカーを通じて、ETFやリート、株などを買い、配当でのんびり暮らせる世の中になっているのです。

もちろん、配当でのんびり、のためには少なくとも1億円の元本はほしいところです。簡単か?と言えばそうではないが、可能です。北朝鮮ではなく日本に住んでいるあなたには、そういうことが可能な国に生まれたという恐るべきアドバンテージがあるのです

*日本よりもっと稼ぎやすい国・場所もある。ドバイだのなんだの、実は選択肢には事欠かなかったりして。そういうぼくはブラジルにいます。

PIXABAY無料画像
 

 

最後にもう一度

r>g

つまり、投資で得た所得は年利5%程度で拡大できる一方、給与所得はせいぜい2%程度しか上昇しないということです。この5%が複利で働くと、20年後には決定的な差となっているのです。

というわけで、資本とか投資とかを毛嫌いしないで、毛嫌いさせようとする社会の風潮(実は指導層の洗脳)なんて気にしないで、正面からお金、投資というものを直視する必要があると思います。

あとは、インカムゲインを主体とした配当による恒常的な収入を拡大させていけば、知らないうちに1億円に到達しています。

 

最後に一つだけ警笛を。現在までの資本主義拡大の過程では、

◎資本家のほうでも、工場や機械を回す人間が必要なので労働者を雇用した

ですが、AIの台頭によって、労働者なんていらないよ、という世の中が遠からずやってくるものと理解します。つまり、労働所得に頼っていると、飢え死にだぞ!という世の中も身近になっており、投資は生き残りに必須だぞ!と個人的意見ですが、しるします。

ではでは。。。

 

 

Posted by 猫機長
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短編集:①女性が男性に求めるもの、➁ブラジリア上空の散歩

◎男性の性、女性の性(その2)

その1はこちらをご参照→女の本性

以下、男と女の違いを雄弁に表しています。ご覧あれ。

男を幸せにする方法

食べ物を作る;
夜を共にする;
質問しない;
彼を放っておく。

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女性を幸せにする方法

友達になる。
伴侶となる
恋人になる
ハンサムであること
チャーミングであること
キッチン上手であること
スポーツ万能であること
電気技師になれること
配管工になれること
メカニックになれること
大工になれること
装飾家になれること
スタイリストになれること
詩人である
心理学者である
昆虫駆除業者になれる
精神科医になれる
ユーモアのある人
聞き上手
まとめ役
良き父親
いい香りがすること
共感者になること
文化的な人
繊細
気配り
魅惑的
知的
面白い
クリエイティブ
ホット
強い
理解者になれること
寛容
慎重
野心的
有能
勇気がある
決断力がある
誠実
自信がある
何にでも挑戦する
サンドバッグ(袋叩きになれること)
女友達がいないこと
ほかに彼女がいないこと

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忘れるな

よく褒める
プレゼントを贈る
正直であること
車のドアを開ける
彼女にストレスを与えない
他の女性に目を向けない
便座を持ち上げる
コンピューターの教師になること
いびきをかかない
タオルで足を拭かないこと。

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その他:

決して忘れないこと:

* 彼女の誕生日

* ♪ 初キスの記念日

* 初めて会った記念日

* 彼女の母親の誕生日

* バレンタインデーと誠実さ

 

女性が嫌うのは…

口論してくる男
黙っている男
嘘をつく男
誠実な男(注:タイプミスではない)
女をかまってばかりの男
女をかまわない男
嫉妬深い男
嫉妬しない男

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おまけ:

そして決して忘れてはならないのは、たとえ自分が正しくても、自分が間違っているということだ…。

 

うううーむ、おまけがすべてを語っていますね。。。

わからん、というあんちゃん達には、楽しくてためになるホームページ「アーリーリタイア・軽飛行機で空を飛ぶ」の「経済 Financial Liberty」を熟読しましょう。そうか、女というのはこういうものなんだな、となっとくされると思います。

 

◎ブラジリア空の散歩

人工都市ブラジリアの近辺を飛んでいますが、ふつー軽飛行機では都市の直上は飛ばないところ、こないだ素敵な管制官の許しを得てブラジリア人工都市の真上を飛ぶことができました。となりの素敵女子に取ってもらった写真がこちら

*写真の前にブラジリアの地図はこちら。(出典は:https://blog.goo.ne.jp/akiyadesu/e/bb4749149682656cbd8fa7f1b34244b7)

翼の真下に官庁街(上の写真の⑭あたり)。その下はパラノア人工湖
 

 

パラノア湖
 

 

翼支柱右に官庁街。さらに右に北部の住宅街(Asa Norte)が広がっています
 

 

上記地点前方をコパイ目線で撮ったらこうなりました
 

 

北部住宅地区
 

 

同上
 

 

翼と支柱の間にマネガヒンシャ・スタジアム。
 

 

パラノア人工湖とJK大橋
 

 

7月、乾季のブラジリア。マネガヒンシャ・スタジアムが画面上中央右寄りに。その左に北部住宅地区。画面の下はまだまだ赤茶けた空き地がいっぱい。
 

 

あと、ブラジリアそのものじゃないけと、近郊のを2枚。

色とりどりの畑が花壇みたいでした
 

 

乾季のブラジリア
 

ではでは

 

 

 

 

 

 

 

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オプション取引:ビットコインの阿鼻叫喚

阿鼻叫喚シリーズその2。その①はこちらです→マットグロッソに土地を買う
さて、11月に入り、ビットコインが9万ドルを超え。
2022年の11月は1万6千ドルだったビットコインが、2024年の11月で9万ドルということは、2年で5.6倍ですからねー仮想通貨愛好者の界隈では、ふぎゃぎゃぎゃー!と大騒ぎになっています。
個人的には、その程度で騒いでどうする?と思っていますが、残念ながら、ぼくもギャーギャー騒いでいる弱小投資家にまぎれた投資家の屑にすぎず。「株の儲けは我慢料」ではないけれど、ぼくの持っているETFが200レアル、すなわちBTC自体は25万ドルくらいか?まで上昇するのをじっと待っているのでした。
しかし、プロアマかかわらず、本物の投資家は、そんな「ニシンの大群が網にかかるのを待つ」みたいな、あなた任せのやり方ではなく、実はビットコインがどう転ぼうが、がっぽがっぽ儲ける仕掛けを作っているのです。

ニシン漁 ニシン豊漁の浜㊤ 昭和20年代、今は見られない活気<記憶の光景>:北海道新聞デジタル
 

 

今回は、その恐ろしい仕掛けについて説明します。
その名も「オプション取引」
なんてプロの投資家だったら、なあんだそんなののどこが。。。と思うのでしょうが、ぼくのような素人適格投資家から見ると、恐ろしい悪魔の仕掛けであり、このブログを読んでいるみなさんにも有益と思うので書いてみました。

「オプション取引失敗 自殺」でG検索してみてください
 

 

さて。
今回の記事のカギを握る言葉に、以下があります。
プット
コール
ここで、プットを売る、プットを買う、コールを売る、コールを買う、のみでなく、売ったり買ったりの権利を放棄するしないと、無限にややこしくなっていくので、この記事では、あなたが「コールを買って、権利を放棄するしないは市場動向によって決める」とした場合について説明します。
とある吉日、というか11月の20日に、あなたは市場でとある売り手(ハゲタカファンドとか)から、「12月の20日に1BTCを10万ドルで買う権利」を取得したとします。つまり、「買う権利を取得」なので、「コール・オプションを取得」しました。
もちろん、ただで取得できないですよね。というわけで、ハゲタカにオプション料を例えば1万ドル払うことになりました。
というわけで、界隈の言葉を使えば「1万ドルで、12月20日を期限とする10万ドルのコール・オプションを買った」ということになります。

さてさて。
可能性その①:12月20日に、ビットコインは、なんと20万ドルになっていた
この場合は、あなたはとっととオプションの権利を行使し、10万ドルで買ってすぐさま20万ドルで売りさばけば「白手成家(はくしゅせいか・なにもないカラの手から巨額の財産を生み出す)」の大儲けとなるのでした。あわれハゲタカファンド。
可能性その➁:12月20日に、ビットコインは、なんと2万ドルになっていた
この場合は、権利を行使すれば大損ですが、権利は権利であって義務ではないので、すなおに権利を放棄すれば、オプション料1万ドルをハゲタカに取られただけで済むのであった。ハゲタカ大喜び。
ここで、ハゲタカがどうやってあなたからオプション料をかすめ取るかが浮き彫りになるのでした。
でも、①の場合、ハゲタカは大損害じゃないの?いやいやちゃんと損害をヘッジするというか予防するというかの手を打ってあるのですよ。
そもそも、ハゲタカの野郎どもは、その豊富極まりない資金を存分に使って、2022年11月に、1万6千ドルでBTCを買いあさっていたのです。
というわけで、2024年の12月に10万ドルで売れれば、それだけで大儲けなのでした。ははは

死肉をあさるハゲタカ
https://www.istockphoto.com
 

 

もちろん、20万ドルで売れるに越したことないのですが、それ以前に無数の取引で「オプション料」を「脳みその足りない個人投資家」からがぼがぼ吸い上げることにより、相場がどう動こうが恒常的に、一定以上の儲けを生み出しているのです。
ここでのポイントは「12月20日にBTCの価格がいくらになるか」ですが、上記みたいな20万ドルなんてのはまあ夢物語で(ほんとうになるかもしれんが)、ハゲタカの野郎は、ちゃんとまあ8万とか10万とかだろう、とうまく計算しているのです。
したがって、「脳みその足りない個人投資家」がまぐれ当たりでオプション行使しても、ハゲタカは儲けこそすれ自らの腹は痛まない、という勝負しかやらないのであった。ハゲタカ恐れるべし。
一方、それぞれの時期に、どんな金額のオプションが積みあがっているか、というのを知ることができれば、その時期に、だいたい本当にこの金額になるぞ、みたいな「やま」を見つけることができます。
オプション積み上がりを知ることなんてできるの?できますよー
以下、積み上がり状況を示したグラフです。


*このグラフの出典動画ですが、恐るべき「悪うせえるすまん」が主催するようつべチャンネルがあるので、必見です。でも、これ以上言うと企業案件になるので、やめます。
 

つまり、12月20日に9万8千ドル、10万7千ドル、11万6千ドル、17万8千ドルといったオプションが積みあがっているということである。実は、ビットコインETFのオプション取引解禁は本当につい最近で、米国時間11月19日にナスダックで開始された。つまり、脳みそが足りないかどうかはともかく、今後個人投資家や機関投資家が、雪崩を打ってBTCETFのオプション取引を開始するということであり、つまりはBTCの供給ショックからいよいよの暴騰が予想されるということである。上記のグラフも、この動きを見越したうえでの数字らしい。市場というのは際限のない欲望によって際限まで計算しつくされた血みどろの修羅場だということなのですねー上記はオプション取引のほんの一部で、ほかにも、例えばプットの売り買いに関する権利だの義務だのと、いよいよ際限が無い魑魅魍魎の世界に入っていくので、ぼくはオプション取引はやらないことにしています。今年(2024年)の初めまで、ビットコイン現物を取引する事実上唯一の方法は暗号資産取引所に口座を開設し、コールドウオレットなどでなにかと安全を確保しようとか、それでも度重なる交換所関連の事件とかで、はっきりいって相当やばいばくちであったものが、ビットコイン現物ETFの登場で金とか大豆と同じようなコモディティに進化し。今回のオプション解禁により、オプションプレミアムに損失限定したり、あるいはレパレッジ効果を狙ったりとか、いよいよ投資家参入の間口が拡大しました(よいこの投資家は、レパレッジは絶対やめましょう)。オプション取引開始で、身代を亡ぼして電車に飛び込む小口投資家も多数生まれていくことでしょう。ただ、おとなしく「ニシンの群れが来襲することを見越して網を張っている」ぼくのような投資家の屑にも、BTCETFのオプション開始で、これまで気づけなかった機会がみえてくることもあるので、それこそ網じゃなかったアンテナを張って常時早期警戒をめざしています。

ニシンだよ!ニシンが来たよ!
石狩挽歌 – 北原ミレイ – YouTube
 

*投資は自己責任で
ではでは

 

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豊島逸夫さんに物申す

物申す、というのは読者を呼び込むためのキャッチコピーです。
この記事の目的は、「豊島逸夫」という恐ろしい金融の鬼がおり、金投資(ゴールド)といいつつ、実はあらゆる投資全般にこれ以上ない鋭利な分析、意見を無料で提示しているぞ!とリークすることにあります。
その豊島さんですが、戦後のどさくさの時に新宿のバラックですいとん屋を始め、右側の人たちと組んで第三国人を駆逐し、大いに資本をためたところで、「豊島園」を開設して世界の遊園地王になった、というのはもちろん真っ赤なおおウソです。

豊島園https://s-nerima.jp/wp/tag/toshimaen
 

 

本当の経歴はこちら→豊島逸夫の手帖|純金積立なら三菱マテリアル GOLDPARK(ゴールドパーク) 三菱の金
「豊島逸夫氏プロフィール
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。」

豊島逸夫さん(上記リンクから)
 

 

その豊島さんがどんなことを言っているか、そしてぼくなりにどんな解釈をしているか。豊島さんのブログを参考に、1億達成した経験から感謝を込めて記載します。
◎「とにかく相場に正解はない。こつこつ買い増してゆくことこそ地味だが金投資の王道。」
資産形成には、人それぞれで得手不得手があり。「海外不動産しか勝たん!」という人や、ぼくの場合は「ブラジルリート」とか、要すれば必殺技が形成されてきます。
しかし、必殺技もすべての場合に正解にはなりえず。では、不正解と出たときに、なすすべもなく資産崩壊か?
いやいや、正解はなくても王道はちゃんと存在するのです。「こつこつ買い増す」が金投資に限らず、巡り巡って最後には正解になる、というお話でした。ん?

海外不動産しか勝たん!https://www.youtube.com/watch?v=MC-RS2L1PUM
 

 

◎「長期では筆者の筋金入り円安論は全く変わらず」
◎「筋金入り円安派の筆者でも、こんなに、あっさり160円突破するとは驚き。」
為替は予測不能な水物ですが、金融界の大鬼がこう断言しているので、読者のみなさんのお孫さんが大学を出るくらいまではじわじわあるいは急激な円安を見据えて投資しましょう。ぼくは海外在住、外貨で投資なのでちょっと安心。東京のたい焼きが今後安く感じることになると考えると、わくわく。

◎「最終的には為替相場は、その国の稼ぐ力により決まる。だから、筆者は、財産の半分は、金を含むドル建て資産で相変わらず保有していると公言して憚らないのだ。」
人口オーナスの日本。「稼ぐ力」の見直しが必要かも。少なくとも、「社畜」を「生涯現役」で死ぬまでこき使う、というモデルは立ちいかなくなっていると、思います。。。

◎「ビットコインETFは昨日米SECにより認可された。金がビットコインに喰われている面は否定できない。但しETF化すると空売りも増えるから諸刃の剣だけどね。」
◎「価値の保存手段としては数千年の歴史がある金に軍配が上がるが、価値の交換手段としては、ネット環境があれば決済できる仮想通貨が有利」
あまりビットコインに前向きでなさそうな豊島さんも冷静な分析。「金融収縮の場面でビットコインの動向が試される」つまりビットコインの歴史のほとんどが金融膨張の場面だったという指摘があったと理解します。
サぁトランプの野郎がいいぐあいに経済をハードランディングさせて、ぎゃあああー未曽有のQEだああー!バラマキの行くところがなくなり、ブラジルへの投資やビットコインに爆発的に流れていく、となってくれるかが、ビットコインにとって勝負かもしれん。

ブタ野郎トランプhttps://www.asahi.com/
 

◎「金は何も生まない。投資とはおカネに働いてもらってなんぼの世界。だから金投資という言葉は使わないようにしている。」
これは、投資の琴線に触れた言葉ですね。投資のすべてと言っていい重要性があるので、この記事の最後でもう一度取り上げます。

◎「中国が南太平洋の島しょ部に食指を動かすのも、国防だけではなく金を含めて資源獲得の思惑があるからだ」「もはや目ぼしい陸上金鉱脈は開発が進んだので、金鉱山会社としてサバイバルするならば、有力な埋蔵量を持つ同業他社を買収することが最も手っ取り早い手段となっている。要は既存資源のパイの食い合いだ。それほどに今後の金生産は頭打ちとも言える。筆者が自信を持って長期金価格見通しは強気を語れる最大の理由でもある!」
将軍様のミサイルや、中東のごたごたも、経済的な理由があるのでしょうねえ。最後はぼくやみなさんの懐に響いてくるかもしれん。

中国の錬金術師。http://www.china.org.cn/english/daodejingforum/207904.htm
 

 

◎ドイツが世界2位の金保有国である理由。「まずハイパーインフレの歴史。第一次大戦後、パン一個が1兆マルク」「ドイツが公的金保有にこだわるふたつ目の理由がロシアの脅威です」
なんか。。。日本も人ごとじゃなかったりして。。。
*ブラジルは、ロシアが肥料を売ってくれなくなるとアグリビジネスが破綻するので、ウクライナ侵略には加担せずともロシアの顔色を窺ってなにもできず。日本は大いにアメリカの威を借りてロシアの膨張を阻止しましょう。

ブラジルの大農場Goiás assume a terceira posição como maior produtor de grãos do Brasil, ultrapassando o Rio Grande do Sul
 

◎「有事の金のドカ買いは悪魔の選択だよ。」
あまり説明の必要はないと思います。つい天井で買ってしまうんですよねえ

Ronny – KC Registered Standard British Bulldog – £350


 

 

◎新NISA関連「新NISAは長期資産形成としてとても良くできていると思う。但し、それを利用する側の覚悟とリスク耐性が何とも覚束ない。」耐性?「問題はこれからの新NISAの期間、例えば10、20、30年の間に日銀は巨額のマネーばら撒きをやめ、市中からマネーを回収せねばならないことだ」「「日銀、本格出口に動く」の見出しだけで大暴落するであろう」に耐えられるかということらしい。「日銀は日経平均が下がった日は、買い支えに入る、救いの神も演じてきた。お上が救済する中国の上海市場のレベルだ。その結果今や日銀が筆頭株主という企業が続出している。世界的にも日銀だけのカスタマーサービスだ。」「欧米では中央銀行の株購入は「禁じ手」とされている。」ふむふむ。。。。ぼくは海外在住なので、NISAなんて知らないよ~ん。皆様の幸運を祈ります。ちなみに「結果は10年以内に露呈する。」とのことです。ははは

日本銀行券 https://www.npb.go.jp/ja/n_banknote/design01/
 

 

最後に、「投資の琴線」にふれる部分について。
豊島さんは「豊島逸夫Ch」というようつべチャンネルを持っており。
「2022/10/08 9月雇用統計の評価、株安、円安進行、これからどうなる?」というのがアップされたのですが、48:52で「投資っていうのは、お金に働いてもらってなんぼの世界。利息あるいは配当を受け取れるということがあってこそ投資」
という金言を残しています(まだ生きてるけど)。
つまり、「外国為替金属ディーラー」はじめ、生き馬の目を抜く、血も涙もない、カネだけがすべての、強欲の果てにあるいは鬼あるいは蛇と化した魑魅魍魎が渦巻く地獄絵図となりはてた金融市場で何十年も生き延び世界のリファレンスとなった生き残りの化石じゃなかった世界の第一人者が「投資というものの定義」として残した言葉が
◎「利息あるいは配当を受け取れるということがあってこそ投資」
なのです。
100円で文明堂の株を買ったら爆上げして1日で1億円になった(たとえばの仮定ですよ)、なんてのは、あくまで投資の前座、雑魚、脇役、枝葉の装飾であって、本当の投資とは、その1億円をリートや株、債券に投資したら、毎月100万円の利息及び配当がもらえるようになった、みたいな、毎月の恒常的な不労所得で安心な生活が送れるようになることをいうのだぞ、と教えてくれているのでした。
ぼくのブログの読者ならもうお分かりですよね。いつも「キャピタルに騙されちゃだめだよ!インカムだよ!」とお勧めしていますが、ぼくのような雑魚、中途半端な屑ではなく、金投資の大鬼、人間離れした、いわゆるそういう人が不労所得の重要性を強調している実例として記載します。
これが実感できれば経済的自由達成です。
3000字越えで終了。
*最後に、投資は自己責任です。いわずもがなですが。。。

三時のおやつはぶんめいどーhttps://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g1122092413
 

 

ではでは

Posted by 猫機長
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プロペラの話その2

以前「殺人装置プロペラ」というお題で投稿しましたが、今回は、「枚数」をお題に書いてみます。

「プロペラ機」でイラストACの無料画像を検索したら、こんなのが出てきました。

ふつー、プロペラ機そしてプロペラというとこんなイメージなのですよねー

しかし、こうした2枚羽のプロペラというのは、実はそれほどふつーではなかったりします。

*(これから、気分次第で羽、羽根、翅、という言葉が出てきます。ご了承ください)

ではどんなのがあるというと、プロペラ旅客機の代表というべきATRは、6枚だったりします。

https://trafficnews.jp/post/122302
 

US2飛行艇も6枚

https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/206908
 

セスナキャラバンみたいな単発機では5枚

http://www.mt-propellerusa.com/en/mtusa/news.htm
 

じゃあ、きょうび5,6枚がスタンダードなのかというとそうでもなく。

ぼくの乗っている小さな軽飛行機は3枚だったりします。

 

 

ふむふむ、エンジン出力とプロペラの枚数は関係してそうだぞ。。。

でも、そっちのまえに、そもそもプロペラがどうやって飛行機を前進させる推力を生むのかを説明します。

プロペラというのは、要すれば翼である。プロペラをすぱっと真ん中でぶった切ると、その断面は飛行機の主翼そのままだったりします。

【飛行機のプロペラ】断面みたことある?どうしてねじってあるの?


 

 

主翼は、前縁を飛行機の進行方向に向けて、上への揚力を得るのに対し、プロペラは飛行機の進行方向と直角にして、揚力が飛行機を前へ引っ張る推力としてはたらくようにしたものである。

翼が揚力を生む原理 https://www.jsme-fed.org/experiment/2010_2/002.html
 

 

 

ただ問題があり。

プロペラは回転体であり、先端と根本では1回転当たりの周回距離が全く違っている。

皆さんが体育でトラックを周回させられた時、みんなトラックの内側に寄って行くのは、内側のほうが走る距離が少なくて済むからなのでした。あたりまえだけど。

イメージ図 https://www.nikkei.com/article/DGXZZO57951280R30C13A7000000/
 

 

周回距離が全く違うが、一回転にかかる時間は根本だろうが先端だろうがおなじなため、結果根本が回転するスピードと先端が回転するスピードも全く別になってしまい。

下記の図では、根本は129ノットなのに、先端は389ノットと倍以上になっています。

【飛行機のプロペラ】断面みたことある?どうしてねじってあるの?


 

 

ということで、プロペラは根本と先端で迎え角を変化させて(ねじって)均一な揚力を生むようにしてあるのでした。

もいちどプロペラの図。ねじりに注目 https://www.hikouki-pilot.com/prop-twist-reason/
 

 

翼そのものもすごい発明だけど、プロペラって世紀の発明ですよねーどうやったらこんなことが思いつくんだろうか?

この原理を世界で初めて思いついたのはダヴィンチらしい。プロペラというよりスクリューかもしれんが。

ダヴィンチのヘリコプター。天才はちがいますねえ https://urabe-fas.com/pct_3Dcl_heli.html
 

 

さて、プロペラの発明で飛行機に推力を与えることに成功した人間。最初は左右のバランスから必然的に2枚羽になり。

エトリッヒ・タウべとかブレリオとか、みな2枚ブレードでした。

まだ翼のからくりがよくわからず、鳥の真似をしたデザインでごまかしていたエトリッヒ・タウべ。https://www.keibunsha-books.com/shopdetail/000000024832/
 

しかし、ここでも課題が明らかに。

写真は97戦のプロペラですが、ごらんのとおり、片方のプロペラの180度前には別のプロペラがあり。あたりまえだけど。

https://www.webmodelers.com/202403Photo97sen.html
 

 

でも、それは片方のプロペラが作った乱気流の中をもう一方が必然的に通過するということであり、乱気流に乱されてせっかくの推力が。。。となることを意味していた。

じゃあ一枚羽にすればいいじゃん?

ちゃんと一枚羽のプロペラもあったりします。

https://www.quora.com/Why-do-propellers-have-two-three-or-four-blades
 

羽根の反対側はバランスをとるために重しをいれているらしい。ははは

https://www.aopa.org/news-and-media/all-news/2018/november/pilot/singular-sensation
 

 

ちゃんと飛ぶから大したものである。ただ、飛行当日の湿気(湿度)とかの状況によっては、カウンターウエイトの調整をしなければならないなどで、めんどいらしい。

ところが、ウケ狙いではなく、実用上1枚翅のプロペラとしているのがあります。

それが「モータグライダー」

モーターグライダーでも、機首にエンジンとプロペラのある軽飛行機みたいなやつと、胴体内に引っ込み式のプロペラとエンジンを格納する形式のやつがあり。

軽飛行機みたいなやつhttps://flyteam.jp/photo/2385820
 

 

引っ込み式プロペラのグライダー https://www.jetphotos.com/photo/8318664
 

 

上の写真は二枚翅ですが、胴体に格納するスペースの観点から、一枚翅の奴もあるらしい。

https://x.com/shinabamorotomo/status/1373426656983937029
 

 

モーターグライダーみたいな特殊なのはともかく、飛行機の黎明期では、結局は乱流だのなんだのはそれほど影響なく、ふつーに2枚翅がスタンダードになった。

そのうち、エンジンのパワーが向上し、飛行機のスピードが速くなっていくにつれ、推力の主体であるプロペラも長くでかくなっていった。

ここで新たな問題が。

でかいプロペラというのは、すなわち直径の長いプロペラです。

でも、直径が長ければ長いほど、根本はともかく先端の速度はすさまじいものとなり。

プロペラによっては、なんと先端の速度が音速を超えてしまうという現象が起きてしまうことに。

音速を超えると、衝撃波とかが発生して、たちまちかんじんの推力がガタ落ちになってしまうのです。

こまった、どうしよう。。。。

そこで、プロペラの枚数を増やすことに。一枚一枚は短くして、先端でも十分効率的な速度に抑え。

でも、枚数が増えれば、増えた分だけ前のプロペラが作る乱気流で各ブレード(羽根)の効率は落ちてしまい。

要すれば、二枚から3枚翅にしたとしても、単純に1枚分推力が増えるというわけではないということである。

それでも、エンジンが強力になり、というか飛行機自体が単発機でも大きく重くなるにつれ、2枚翅では必要な性能が得られなくなり。次第に翅の枚数は増えていきました。効率が落ちる分はエンジンパワーでぶん回して補うという力技でしのいだ。

同じ飛行機でも、改良されるに従い、プロペラ枚数が増えっていったのもあり。

例えば隼。I型では2枚だったものが、II型以降は3枚になった。

写真上がI型、下がII型
https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1343/583/html/001.jpg.html
 

 

これがスピットファイアになると、なんと当初の2枚から

https://imodeler.com/2020/02/do-i-really-need-another-spitfire-in-my-collection-oh-yes-or-how-an-old-dream-came-true/
 

英国の戦いでは3枚に

https://imodeler.com/2020/12/airfix-supermarine-spitfire-battle-of-britain-addons-1-72/
 

その後4枚になった。まあこのくらいならよくある

Indestructible Paint Helps To Protect Iconic Aviation


 

 

それでも、まだ気が済まないぞ!5枚翅だ!

https://modelingmadness.com/review/allies/cleaver/gb/tmc14.htm
 

最後には、2重反転プロペラという狂った行いに及びました

https://www.airliners.net/photo/Untitled/Supermarine-389-Spitfire-PR19/776890
 

戦時中に2重反転プロペラの技術を実用化した米英恐るべし。

というか、ここまでくると、プロペラ回転のトルクがものすごく。2重反転にしてそれぞれのトルクを相殺しないと、機首を振ってまともに飛べない飛行機になってしまったらしい。

2重反転プロペラはなかなか妙味のある装置なので、別の機会に書かせていただきます。

日本機の場合は、残念ながらエンジン馬力がそれほどなかったので、最新鋭の誉エンジン搭載でも4枚翅にとどまった。

https://hephaestus.kan-suke.com/hayate02.htm
 

 

*試作機では「震電」みたいな6枚のやつもある

https://natalie.mu/eiga/gallery/news/548974/2188980
 

 

ちなみに零戦は初期の生産から3枚ですが、これは試作当時2枚で飛行したら変な振動があり。3枚にしたらなくなったというのが理由らしい(吉村昭の「零式戦闘機」に書いてあった)。

こうして、エンジンのパワーアップと機体重量の増加に対応して、プロペラの枚数は順次増えていき。現在では8枚翅なんてのも飛んでいます。

枚数が増えるほど、一枚あたりの効率は落ちたとしても全体としてのトルクは上がるらしい、ということで、エアバスの輸送機では、後退翼に8枚プロペラ、といういかにもいまどきな技術のミックスになっています。

https://mail.gisli.mx/?o=solutions-found-for-a400m-engine-problems-aviation-international-news-cc-a9Zx9hA
 

 

https://www.aviationwire.jp/archives/61069
 

トルクは軽飛行機にとってとても重要で、田舎の小さな滑走路で、とにかく短い距離で離発着しなきゃ!というかわいそうな貧乏人の飛行機では3枚翅のが多く。

 

一方、長距離を短時間で飛んで、やれ今日は浜辺でロブスターだ、明日は内陸でバーベキューだ、というハイソサエティーの乗るハイソな軽飛行機は、2枚翅で高速巡航に適したのが多い。

空のフェラーリ、RV9 https://aeropedia.com.au/content/vans-rv-9/
 

 

きょうび、ジェット機が我が物顔で飛んでいますが、やっぱり飛行機はプロペラじゃなきゃ。。。。

3000字を超えました。この辺でおしまい。

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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与圧の話

いつぞや、サッカーのW杯予選で「ブラジル対ボリビア」をやっていました。

6対0とか、ブラジルの圧勝と思っていたら、当初は機敏に動いていたブラジルの選手たちが、しだいにふらふらよたよたとくたばっていくのです。

ボリビアの方は終始元気いっぱい。

結局、2対0とか、ブラジルは勝ったけれど、なんか物足りない結果に。

ブラジルの選手は試合後「お前はもう死んでいる」状態になっていました。

高度3000メートル近いラパス市での試合で、富士山の8合目を走り回るのと同じになり。ブラジル選手は酸欠を起こしていたのです。

ボリビア人は、現地人の強みで、血中濃度が高まっていたらしい。

Elenco da Seleção Brasileira 1982


 

 

飛行機でも同じことが起こります。

ぼくが乗っている軽飛行機だと、高い時で7500フィート、すなわち2500メートルくらい。

この程度だと、寒いけれど、呼吸とかはぜんぜんふつーです。

3000メートルを超えると、サッカーみたいな運動をしなくても判断力が鈍り。これ以上の高度は酸素マスクとかが推奨されるらしい。ぼくはそれほど上がったことがないから知らないけど。

でも、パイロット以前に飛行機が悲鳴を上げ始めます。

高度を上げると、飛行機の過給機に十分な酸素がいきわたらず、エンジンの出力が落ちてしまうのです。

こうした状況を逆手にとって、偵察機とかは戦闘機の上がってこれない高度を飛ぶことができるようにしたのが多い。

その好例が「SR-71」。

Pixabay無料画像
 

 

実用高度25,929mと、飛ぶ高度が高すぎて、パイロットも生身だとたちまち窒息したうえ凍死してしまうので、宇宙服みたいな飛行服で保温し、酸素をいきわたらせるなどしています。

https://airandspace.si.edu/multimedia-gallery/08awinterjan2022interview-pressuresuitlivejpg
 

 

 

日本の「百式司令部偵察機」では、別に与圧服があるわけでないのに、酸素マスクと闘魂でアメリカのB29と同じ1万メートル近くまで上がってがんばった。

B29のほうは、やっぱり宇宙服か?

いやいや、半そで半ズボンとかで飛んでいたという記録があります。

なぜだ?B29搭乗員は、メチールでもきめて、狂乱していたのか?

いやいや、ある工夫で、B29の機内は、地上とあまり変わらないように調節されていたのです。

その調整の秘法が「与圧」。

エンジンで空気を圧縮し、なんとか人間の生き延びられる気圧、温度、湿度にしたうえで、畿内に導入しているのです。

地上と同じ1気圧にしようとすると、エンジンの推力が与圧の維持に取られすぎるなどして非効率なので、だいたい0.7気圧から、最近は0.8気圧まで上げることができるようになったらしい。

1万メートルの上空では、温度は―50度、気圧は地上の4分の1なので、いかに強力に与圧されているかということですねーそれでも何とか高度2500メートルくらいの気圧に持って行っているということなので、地上にいるのに比べて相当乾燥し、かつ酸素濃度も70%くらいまで下がってしまい。乗客も、何もしなくてもふらふらし始め、気が付いたら寝ちまってた、というのも多いと思います。

畿内全体を与圧できるようになったのは、戦前にもボーイング307とかあるにはあったが、実態上は戦後になってから。

B29の場合は、操縦区画や、銃手のいる区画に限定して与圧していた。

Pixabay無料画像
 

 

https://www.quora.com/Was-the-B-29-pressurized
 

 

https://www.sun-inet.or.jp/~ja2tko/jap/jap.b29/b29no2.html
 

 

ちなみに、日本の百式司令部偵察機のスケルトンはこんなかんじ


もちろん与圧はなし。
 

 

その与圧の経験が戦後の花形マンモス輸送機であるコンステレーションやB377,DC4などに生かされました。

与圧が大量高空輸送にとっていかに重要であり、しかし困難かつセンシブルな先端技術であったか。与圧の失敗がいかに重大な被害をもたらすかというのに、コメット旅客機の連続事故があります。

コメット旅客機(パブリックドメイン)
 

 

 

戦後、「最後のレシプロ旅客機」と言われたボーイング377が、B29譲りの機体とB307 からの集大成である与圧設備で世界の空を制覇していたころ、与圧の技術を会得しつつあった英国が、満を持してコメット旅客機を開発しました。

先進的な後退翼の4発ジェット旅客機で、さしものB377も時代遅れになったか?

がしかし、コメット旅客機に連続して重大な空中分解事故が発生。

乗員も乗客もみんな4んじまうので、原因究明にも苦労し。

それでも、そのうち、与圧が事故の原因であることが明らかになり。

与圧した飛行機というのは、機内の圧力が外気に比べて異常に高くなっており。要すれば風船がぱちん!と破けちゃうみたいな、一歩手前にあるのを、機体の骨組みだ外皮だとかで無理やり抑えこむことになってしまい。

風船に針、と同じとは言わないが似たような感じで、穴が開きでもしたら、そこから亀裂が走り、機体が破裂してしまうことが分かった。

そして、穴が開く重大な原因の一つが「四角い窓」

 

 

つまり、窓の鋭角(角)の部分に圧力が集中して、ひびが入ってしまうのである。

アメリカ側は、四角い窓の危険を知っていたのか?B377では、まるい窓のバージョンが多かった。でもユナイテッド航空などの使用していた機体は四角い窓だし、四角と丸の混合した機体もあり。ボーイングもまだ試行錯誤だったらしく、別にアメリカが英国に与圧の情報を出し惜しみしたから発生した事故ということでもなさそうである。

https://flyawaysimulation.com/images/add-ons/18640/b377-lia-1zip-1-image.jpg
 

 

上部キャビンが角窓。下部キャビンが丸窓の例。
https://www.airliners.net/photo/Ghana-Airways-Nigerian-Airways/Boeing-377-10-34-Stratocruiser/92259/L
 

 

四角窓でも与圧に問題を起こさなかったB377おそるべし。これなら、機銃掃射を食らってハチの巣になっても、空中分解とかはせずに、ユウユウと飛び続けるのではないかと思ったりします。

これは、英国の飛行機がひ弱なのではなくて、アメリカの飛行機がどこかおかしいのです。

与圧はアメリカの得意技ではあるけれど、別に専売特許でもなく。

バトル・オブ・ブリテンの段階で、ドイツは超高空を飛ぶJU86という大型偵察機を開発しており。

高度1万2千メートルという、泣く子も黙る高空性能で、もちろん与圧室を備えていました。でも、乗員は2名のみで、全長17メートル、全幅25メートルという大きな機体(東京を初空襲したB25くらいの大きさ)になんとか2名分の与圧設備を搭載できた。

https://i.pinimg.com/originals/df/31/ce/df31ceee9dd35f3290c06e15dd46bd07.jpg
 

 

ttps://br.pinterest.com/kadyshevks/
 

スピードは時速400キロくらいで、遅くはなかったけれど速くもなく。ディーゼルエンジン搭載とか、なかなか妙味のある機体なのでいつか詳しく書いてみたいですが、そんな与圧装置付きの不思議な飛行機が存在しており、大戦中期にイギリスが高高度型スピットファイアを開発するまでは、1400キロの航続距離を生かして、のこのこと敵地上空に侵入し。

JU86を追っ払った高空型スピットも与圧装置を備え。2重の風防をスライド式ではなくねじ止めにしたりとか、与圧隔壁をコクピットに新設したとか、いろいろ工夫し。実はあまりうまく作動しなかったらしいのですが、英米は電熱服や酸素吸入など進んでいたので、パイロットも、あああ!ちびってあそこが凍っちゃった!壊死だ!なんてならずに済んだらしい。

 

B29を迎撃した日本の屠龍だの雷電だの飛燕だのは、作動するしない以前にそもそも与圧がなく。米英に比べ粗末な飛行服でよくぞ成層圏まで上がれたものと思います。リポビタンDでも飲んで、「ガンバラナクッチャ」と、はっちゃきになって飛んで行ったんでしょうねえ。

ガンバラナクッチャ

 

 

与圧のなかった大戦中の戦闘機でも、米英のは「気密性」がよく、要すればキャノピーを閉めれば寒い外気は100%遮断され、エンジンの熱でそこそこ暖かかったらしいです。

日本機はどうだったでしょうか。なんか「ブラックな職場」という言葉が浮かんできてしまうのは、ぼくだけでしょうか。

ああ無情。。。

ちなみに、ぼくの乗っている軽飛行機は、ぜんぜん気密性がなく、隙間風吹きまくりで、冬は凍えます。。。

小さな飛行機に乗っています
 

 

いまどきの旅客機は、素敵女子のCAさんがにこにこと機内食を配り、映画だなんだと、あたかもお家の居間にいるような感覚にしてお客をけむに巻いていますが、舟板一枚下は地獄じゃなかった、隔壁一枚裏は。。。。なので、理解して乗りましょう。

もちろん、隔壁が破れたりすると、遺族への補償でエアラインはつぶれるし、同型機は一斉に飛行停止とかになってしまうので、絶対隔壁が破れない構造になっているのが現代の飛行機ではあります。

最後はおどかしてしまいました。まあ、隔壁なんてない軽飛行機に比べれば、ジェット旅客機は急減圧とかが起こらないとは言えないけれど、全然大丈夫ですよーと、皆さんの飛行機旅行を無責任にけしかけて、結びといたします。

 

ではでは

Posted by 猫機長
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短距離ランナーがマラソン走者になった話

飛行機マニアなら「スピットファイア」という言葉はご存じと思います。

「英国の戦い」でドイツのメッサーシュミットBf109戦闘機をやっつけてドイツ軍の怒涛の進撃をくいとめ。英国がドイツに占領されずに生き残る上で決定的な貢献をした殊勲の戦闘機です。

Pixabay無料画像
 

 

でも、実は空戦そのものはメッサ―と一進一退だったらしい。

メッサ―を追い払ったように見えて、実はメッサ―の方で燃料切れになり、お家に帰らなきゃ。。。と退散していったので、いかにも「制空権を確保しました」というふうになった。

この当時、ヨーロッパの戦闘機は軒並み航続力が少なく。大陸内で飛んでいるうちは、燃料切れになっても、彼我入り乱れた前線のそこかしこに味方の補給施設もあったので、存分に空戦して、燃料切れになったらそのへんに降りましょう、ですんでいた。

太平洋のぽつねんとした島々を飛んでいた零戦とかとえらい違いですねーちなみに、零戦乗りが一番ほめるのが格闘性能でもスピードでもなく「安心していって帰ることのできる航続力」だったそうです。

零戦の偉大さがここに明確となります。元来、3000キロなんて航続距離を得るためには、燃料積みすぎとなって直線飛行もままならないはずなのに、満タンでも米英の新鋭機と互角に格闘するという狂った戦闘機になっています。要すればマラソンランナーなのに短距離選手の瞬発力も併せ持つバケモノでした。(バケモノになれた悲しい理由はこちら→グラマンと零戦)

代わって、スピットやメッサ―は、航続距離は925キロくらいしかなく。そのぶん機体、エンジンに振り分けることができて、これ以上ない俊敏な短距離選手になりました。

さて、英国の戦いではドーバー海峡が大陸と英国の間に横たわっており。直線距離で34キロと、短いようでいてその先は敵地であり。この時押せ押せで英国領空に殴り込んでいたドイツ機は、被弾しようがどうなろうがこの海峡を飛び越えないとそこで終了となってしまうので、勝っていても途中で背を向けて帰るしかなくなり。

スピットの方は文字通り自分の家の庭で戦っていたので、よゆうよゆう!でした。

連合軍戦闘機の行動半径の増加 http://ktymtskz.my.coocan.jp/E/EU5/bomb3.htm
 

 

こうして、防空戦では大活躍したスピットですが、攻める方になるとやっぱりからきしダメになり。長距離爆撃機についていくことができず、戦闘以前にそもそも戦場そのものに到達できずに、丸腰になったB17など爆撃機が大被害を受けることになってしまいました。

でも、戦闘機としての性能は申し分ないので、英国人はいろいろ考え。

「そうだベルリンに行こう」ということになりました。

その距離960キロ。八丈島から「そうだ京都に行こう(806キロ)」というのとまあまあ似たような距離である。

でも、これってスピットの最大航続距離じゃん?ベルリンまでいけないことはないけれど、そこでエンコだよ?

そこはイギリス人で、いろいろやって、航続距離を倍増した、スピットの長距離偵察型を作り上げてしまったのでした。

まずは、重量物を廃棄した。

敵と会っても、正面からドンパチではなく、逃げるが勝ちだ!が任務なので、重たい防弾装置や、機銃などはぜんぶ下ろしてしまった。

この結果、偵察型スピットの風防はすっきりというかのっぺりというかになり。

通常型の風防(上)https://togetter.com/li/1146070 と偵察型(下)https://ammonaitoh.blog.fc2.com/blog-entry-841.html の風防
 

機銃を取っ払ってスペースができた主翼の前縁の先っちょから胴体との接合まで全部燃料タンクを増設した。

機銃がなくなってすっきりした主翼前縁 http://blog.livedoor.jp/hyamagu3/archives/52270196.html
 

 

 

これだけで航続距離は倍増し、2254キロまで伸ばすことができたらしい。零戦の3350キロよりまだ少ないけれど。。。

それでも気が済まず、主翼下胴体中央に半月型の増設タンクを設置。

https://www.webmodelers.com/202308Kotobuki.html
 

 

一方、無理やり航続距離を倍以上にしたため、油温や油圧がやばくならね?とオイルタンク容量も増大しなければならなくなった。

この結果、スマートな曲線を描いていた機首下部のラインが、なんかぼっこりしたさえないデザインになってしまった。

https://ammonaitoh.blog.fc2.com/blog-entry-841.html
 

 

さらに、重量のバランスをとるためか微妙に尾部を延長し、垂直尾翼の形もへんなとんがり気味のかんじに変更。

https://majo44.sakura.ne.jp/planes/spit9/10.html
 

 

のっぺりした風防とあいまって、なんかスピットにしてはぼてっとした、痩せてるけどやぼったいスタイルになってしまいました。きっとケイト・ベッキンセイルが化粧を落としたらこんな感じになるんだろうなあ。

ケイト・ベッキンセイル https://www.cc9.ne.jp/~yokota/yoko-index.html
 

 

ところで、胴体下面に穴が開いていますが、これはうんちやお◎っこが出るのではなくて、写真機のレンズ穴なのでした。偵察機ですから。。。

https://www.webmodelers.com/202308Kotobuki.html
 

 

ちなみに、この写真を見て、子猫のおしりぽんぽんを思い浮かべるのはぼくだけでしょうか。生後間もない子猫は、まだ腹筋だのが弱すぎて自分でお◎っこやうんちができないので、母猫がなめなめ、あるいは飼い主さんがティッシュでそこをぽんぽん、と刺激して排出促進しなければならないのですよね。。。


 

 

 

もともと戦闘機なので運動性は抜群。でも燃料いっぱいに写真機、丸腰じゃあ、メッサ―相手に心もとないよねー、ということで、どうエンジンをいじったか、高空性能も充実させることができ。

でも、そのままだとパイロットが凍死・窒息死してしまうので、操縦席を与圧式にした。

このため、風防はねじ止めにして、むりやり圧力差で吹き飛ばないようにするなど、パイロットから見れば恐怖でしかない細工がなされ。でも、与圧なしで1万メートルまで上昇し、お◎んちんが凍っちゃうよりましか、と文句は出なかったようです。

こうして完成した偵察型スピットは、ダムバスター作戦のために重要な情報とかをすっぱ抜いて活躍しました。「遠すぎた橋」で有名なマーケットガーデン作戦(連合軍のオランダ奪還)でも情報収集に活躍したらしい。

動画Spitfire over Berlin https://www.youtube.com/watch?v=ljqPi-aVh8M
 

 

メッサ―の長距離型がロンドンまでお使いに、というのはできなかったようで、米英の飛行機がいかに余裕を持って作られていたかを示すエピソードでもありますねー

偵察型スピットは塗装もPRUブルーとかいうふしぎな色に塗られ、空に溶け込むようにして低視認性を達成していたらしい。でも、模型とか見ると、白黒の「インバージョンストライプ」が入っていて、一目で「あ、あそこに飛んでる」とわかっちゃうという、残念な塗装になっています。

与圧も実はあまりうまく作動しなかったが、幸いエンジンの熱がコクピットにつたわり、酸素はともかく、わりかし快適だったという情報もあり。

スピットのくせに遠出ができる不思議な偵察機。イギリスらしい飛行機のお話でした。

 

ではでは

Posted by 猫機長
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Quoraおもしろ回答

Q&Aサイトで、なかなか面白い質問があり、ちょこちょこ回答していたら、短編みたいな形でたまってきたので投稿します。みんなも各回答のリンクにいって、高評価してね!

あなたが最も好きな戦闘機は何でしょうか?理由と共に説明していただけると幸いです。

ttps://www.flickr.com/photos/sdasmarchives/27396772315/
 

https://www.bnamodelworld.com/model-planes-wolfpack-design-wp14808-1:48-usaaf-seversky-p-35a-fighter
 

 

セバスキーP35です。

引っ込み脚なのに、引っ込んでも車輪が半分以上見えている不思議な引っ込み脚。

そんなできそこないの格納で、メインギアが空気抵抗でまくりなのに、尾輪は機内に全面格納というなぞのこだわり。

視界のために空気抵抗を犠牲にした涙滴型風防なのに、一番肝心な真後ろの視界が機体フレームに隠れて全然みえない。斜め後ろは見えるけど。

パイロットの視界を遮るようなフロントガラスの窓枠。

これでも速度競技機として強かったとか、たぶん競技相手が複葉機ばっかりだったのだと思います。

要するに、まるでできそこないにしよう、できそこないにしよう、と努力して作ったみたいで、こいつ合格!いつか、4分の3レプリカを作って、乗ってみたいななんて夢見ています。

でも、この飛行機が本当に好きな理由は、理屈ではなく、とにかく、かわいいいい!からなのです。

ちなみに、太平洋戦争で零戦にボコられまくったが、うまく積乱雲ににげこみ、というか、積乱雲に突っ込んでも分解しないという驚異の強さを発揮し、ハチの巣状態になりながらもなんとか基地に帰り着いたもの多数といううわさの、頼れるやつでもあるそうです。

 

 

日本刀はなぜ一本の刀を両手で握って使うのですか?世界中、たいていは刀(矛)と防御具(盾)のセットではないでしょうか。それともそのセットでは矛盾を生じてしまうので、具合が悪いのですか?

 

以下はお手軽回答です。詳しくはこちら→日本の剣術に盾がない理由

それは日本人の体格が虚弱なので、片手で刀をぶんぶん振り回す力がないからです。

というのはうそです、ごめんなさい。

猫機長とは、こんな人です。20年前の写真
 

 

二刀流とか片手刀法もあります。

ただし、日本の片手技は、攻め勝っておいて一振り、というのが多く、ぶんぶん振り回して勝機をつかむ、というのとはまた違っています。そういった意味では虚弱体質でもなんとか片手で操れると思います。

実は、武士の本分は弓であり、弓と盾は同時に使えないので、盾から肩当に変化し。

https://www.touken-world.jp/tips/11258/
弓を引くとき、この肩当がいい具合に背後を防ぐ盾になった。
 

 

盾を持つかわりに、刀の鎬で敵の打突を受け(ながし)つつ、敵を切り落とす、両手剣術になったと思います。

二刀の場合は、小太刀で受け、大太刀で切るのが多い。ただし、小太刀は盾というスタンスではなく、あくまで敵の刀をこちらから制し、抑えるという役割になっています。

◎剣道などなど

剣道、居合道、弓道:日本武士道から見た成功とは – アーリーリタイア

 

◎剣道などなどの精神的なうらづけ

精神と知能:幸不幸、成功と失敗を分ける分水嶺 – アーリーリタイア

 

 

小型機のレシプロエンジンはどんな燃料を使っているのですか?着火は点火プラグ、それともディーゼルエンジンのような自然着火ですか?

 

鋭い着眼点で、思わず回答。

基本、ガソリンエンジンです。

点火系のトラブルはピストン機の泣きどころで、近年では電子インジェクションだの工夫はあるのですが、自動車と違ってものの数分でなん百メートルと上昇下降する飛行機のエンジンでは、温度、湿度、密度などが激変するため、下手にコンピュータ化されたシステムだと、変化に追随するのが過剰なストレスになり、厳正な整備をしないと故障の原因になったりするらしい。

今日でも軽飛行機のエンジンが「コンチネンタルザウルス」つまり第二次大戦前からあまり変わらないライカミング社やコンチネンタル社製が主流なのは、ローテクのほうがかえって故障しないとかがあったりするのです。

https://pvd.ajpest.shop/index.php?main_page=product_info&products_id=35427
中島エアロスバル。エンジンはライカミングです。
 

 

ディーゼルエンジンだと、燃料そのものの圧縮と高温化で爆発するので、点火系は不要なところから、これを航空エンジン化する試みもあったのですが、いまいちメジャー化できていないらしい。

ブラジルではアルコールエンジンもありますが、ちょっと高い高度へ上がると、大気密度と温度の変化に敏感なアルコールがたちまち揮発してエンストになっちゃう(ガソリンに比べてアルコールは化学変化が著しい)ので、基本地上十数メートルで肥料や農薬を散布する農業機に使われています。ブラジルは世界有数のサトウキビ生産国であり、広大なサトウキビ農場で使う分には、いくらでも安くサトウキビからアルコールが生成できるので、その意味ではなかなか便利らしい。(*追記。別に高度変ってもどうってことないよ?という情報あり。でも。その情報源もやっぱり農業機パイロットだったりして。。。)

電気モーターは。。。。あまり故障の予兆も見せず、突然壊れたり、なおしたつもりなのに思わぬ再発が起きる電気機器の残念な特性と、雨の中に入ればモーターは冷水のシャワーを浴びる感じになるし。。。。なので、ぼくとしてはあまり信用できないで、います。

やっぱり軽飛行機のエンジンは、空冷の水平対向、キャブレターじゃなきゃ。。。むかしのスバルみたいなエンジンが最良ですね

元祖空冷。かぶと虫のエンジン
 

 

◎飛行機の点火系についてはこちら

自家製麺の極意:恐るべしマグネトー‐アーリーリタイア

 

◎悪魔の液体ガソリンについてはこちら

燃料タンク給油口破損。悪魔の液体ガソリンと闘う – アーリーリタイア

 

◎殺虫剤の効かないサソリやタランチュラには、ガソリンをかけてあげましょう。

田舎暮らしつづき。サソリや雨漏りその後‐アーリーリタイア

 

 

ポルトガルは大部分をスペインに囲まれているので、ポルトガル人は第二言語としてスペイン語を学ぶことが普通なのですか?

 

こういう質問をしてはいけません。

ポルトガルは、建国当時から、スペインにいじめられまくり。一時はスペインに併合されたりもしながら(そのいきさつがいかにもポルトガル的な「ばっかだなあ」という感じなのですが、ここでは省略)、なんとか独立を回復し。ブラジルを搾取したりして経済活性化のためがんばりましたが、スペインにくらべればただの屑だったので、イギリスに魂を売って生き延びました。

ということから、ポルトガル人は自国のアイデンテティとして、ポルトガル語を必死に守り抜こうとしています。ポルトガル人がポルトガル語にかける、鬼気迫る情念には、たじろぐものがあります

https://periclesvilela.blogspot.com/2017/04/foi-deus-amalia-rodrigues-n-1715.html
 

 

ブラジルのように、ロシア人もウクラナイ人もどんどん混じり込み、結果ポルトガル人が聞いたら何を言っているのわからないブラジル・ポルトガル語は、ポルトガル人から見れば屑の言語であり、ポルトガル語と認めてやらん、となっているらしい。

*アフリカ人のポルトガル語は、ポルトガル人もびっくりのポルトガル語です。パーフェクトなポルトガル語を話さないとポルトガル人が人間扱いしてくれなかったらしい。ポルトガルが植民地にいかに苛烈な統治をおこなったかと思います。

*ブラジルは植民地じゃなかったの?そういう時代もあったことになっていますが、ブラジル人はあまりにあほアホ(あるいは頭が良すぎる)なため、統治することができなかったというのが実情です。

脱線しすぎました。

ポルトガル人にとって、スペイン語は、ポルトガル語を退化させた屑の言語なので、別に勉強しないでも話せます。

というわけで、ポルトガル人の第二言語は、ポルトガル語です。

あれ?

第一言語は、イギリス英語です。

日本人の第一言語がアメリカ英語なのといきさつは似ていると思います。さいわい、ポルトガルは、イギリスに原爆を落とされたり、占領されたことはありませんが。

最後に。。。。

この屑回答を読んで、ふざけんな―!通報だー!とわめいている人(特にポルトガル人)はいませんよね?そういう人は 、ぜひブラジルに来てみんなでサンバを踊りましょう(踊れない人は、サンバを踊る素敵女子たちと交流しましょう)。ポルトガル人も、ウクライナ人も、日本人も、ロシア人も、みんなともだちです。

めでたしめでたし

◎ブラジル生活

都会の風物詩 – アーリーリタイア

田舎暮らしつづき。サソリや雨漏りその後 – アーリーリタイア

サンパウロ買い出し紀行 – アーリーリタイア サンパウロ買い出し紀行

家電王の農場に着陸 – アーリーリタイア

 

ではでは。

Posted by 猫機長
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空飛ぶスバルのお話

最近「空飛ぶクルマ」が話題になっています。

マイカーあるいはタクシーを拾うような感覚で、お手軽にいつでもどこでも、というなかなかおつな発想で、いろいろ試験車?試験機?など開発しているらしいが、とあるやばい理由によって実現は困難かもしれません。

https://www.bibian.co.jp/product.php?id=p763745338
 

 

やばい理由についてはこちら→「空飛ぶクルマ」

20ヘクタールも超えればもう大規模農家という、田んぼも建物も人間もひしめき合う日本では、車もおしくらまんじゅうですが、アメリカとかに行けば、フツーに「見渡す限り大平原」というのがあったりします。

それだけ集落と集落の間の物理的距離が開いており。隣町と言っても車で数十分、なんていうのもフツーにあったりします。

というわけで、マンハッタンの摩天楼とかではともかく、アラスカまではいかなくとも、カナダとの国境地帯とかでは車なんて遅すぎる、自家用機でなくちゃ。。。。という場所もいっぱいあるのです。

要すれば二束三文で買った中古の軽飛行機を乗り回すという世界が存在しているのである。

この場合、空飛ぶクルマ、というか、クルマのように使いまわす飛行機というか、結局同じ気もしますが、特に北米では軽飛行機が重要な市民の脚となっています。

そういった、自動車のように親しみ深い軽飛行機たちの代表が「セスナ」

セスナというのは、英語で軽飛行機のこと、ではなくて、セスナという飛行機製造会社の名前なのです。

セスナ 172  Pixabay無料画像
 

そのセスナは、第2次大戦で発展したレシプロエンジン機の技術をもとに、2人乗りから6人乗りの軽飛行機をじゃんじゃん売りさばいて、文字通り「軽飛行機の代名詞」になりました。

でも、セスナだけではなく。世界各国で小さな軽飛行機を製造するようになり。

アメリカではパイパー社がセスナ社と双璧とでも言いましょうか、元祖軽飛行機でセスナよりさらにいにしえの「カブ」その発展形の「スーパーカブ」そのまたさらに発展して「チェロキー」とか「アパッチ」とかヒット作を生み出しました。

チェロキー Pixabay無料
 

 

安くてお手軽、という路線をカブに取られたビーチクラフト社は、逆に高級志向で「ボナンザ」「クイーンエア」「キングエア」なんて王侯貴族の名前をつけた飛行機で有名になり。

ボナンザ Piaxabay無料画像
 

戦後の一時期、マイカー代わりに平和な空をガンガン飛ぼうぜーという、なかなか希望にあふれた時期があったのです。

日本では折から高度成長期に入っており。スズキフロンテとか三菱500、ホンダ360とかが元気いっぱい走り回っていた。

フロンテ https://gazoo.com/feature/gazoo-museum/meisha/rr/19/05/22/
 

 

そんな時代の少年たちが、「アメリカのセスナとかかっこいいよねー」と憧れ「日本にもセスナみたいのがあったらいいのになー」と夢見ていたら、なんとその夢は実現したのでした。

高度成長期の日本はよかったね!

日本人が作った、セスナみたいな軽飛行機は、1965年に初飛行しました。

その名も「エアロスバル」。

https://www.s40otoko.com/wp-content/uploads/2018/08/1.jpg
 

 

 

富士重工です。スバル360という世紀の名車と共に、なんと軽飛行機も誕生させていたのでした。

「これが日本のコンパクト・プレーンです」みたいな感じで生まれたエアロスバルすなわち富士FA200は、諸国の軽飛行機に比べてもそん色ない傑作機となり。次の特徴を持っていました。

◎運動性:宙返りだろうが何だろうがお手の物で、アクロバット機としての対空類別(認可)も取得している。

◎主翼をセミ・インテグラルタンクにすることで、軽飛行機としては驚異の航続距離(1000キロくらい)を達成。

あれ、どこかで聞いたことがあるぞ?

零戦か?と思った人は、惜しいけれど違うのでした。

 

特徴続きます

◎小さくて軽いくせに安定性も優れており、しかも上記の通り運動性もいいといった、一種矛盾する性能を両方持っているといったなかなかおつな飛行機だった。この辺は、安定性はいいけれど、とろくて。。。というセスナに勝っていたと思います。さらに言えば、敏捷に動いてくれるけれど、なかなかまっすぐ飛んでくれないというカブ(そしてLSA一般)に比べても、とても素直で乗りやすかったらしい。

ここまでは操縦面での特徴ですが、機体とかハード面でいうと

◎スライド式のキャノピーにして、乗員の乗り降りをらくちんにした。

https://www.wikiwand.com/ja/FA-200

 

 

◎主翼水平尾翼はテーパーをかけない直線形にして生産性を高めた(もっと言えばぶつけちゃったときの修理も楽にした)◎舵面とか部分的に波板を使ったり、構造材の形状や組み合わせを工夫するなりして、堅牢かつ軽量な機体に仕上がった。◎凝っているのが「スロッテッド・フラップ」の採用で、フツーのフラップに比べて気流の流れがよくなり、着陸性能の向上に貢献した。

飛行機のフラップ5種【プレーン、スプリット、スロテッド、ファウラー、スロテッドファウラー】

 

 

一方、高性能へのこだわりが不利に働いた点として

◎キャビンを流線形に絞り込んだため、後部座席が窮屈になり。積載可能な荷物が限られてしまった

という、お客を乗せてなんぼのエアタクシーや遊覧事業とかには不向きの機体になってしまったのでした。軽飛行機としてはかなりの弱点ですよね。。。。

一方、飛行学校における訓練機としてはなかなか優秀だったそうで、全日本空輸、航空大学校などそうそうたる組織で活躍した。

世が世なら、「舞い上がれ」の舞ちゃんも、シーラスとかボナンザではなくてエアロスバルに乗っていたかもしれないのですねー

Wikipediaによれば「西ドイツ・イギリス・オーストラリア・南アフリカ・ギリシャと言った海外に輸出した」とあり、世界水準を超えた傑作機であったことがうかがえます。あれアメリカ輸出はなかったっけ?

国内、輸出合わせ296機を販売。生産は1986年まで続きました。

商売としてはいまいちですが、日本の飛行機の優秀さを世界にしめした事例と思います。

さて、上記でも書いた「くるくるよく回り、操縦しやすい」という特性ですが、それってもしかしてこれじゃね?

隼 https://joefig.exblog.jp/21754159/
 

 

まさにその通りで、そもそも富士重工というのは、中島飛行機が戦後解散した(GHQに解散させられた)後を受け継いで生まれたメーカーであり、占領軍による航空機製造禁止で、しかたなく自動車を生産していたら、そっちが本業になっていたという会社だったのでした。ははは

というわけで、マニアから見れば、エアロスバルの姿かたちってそのまま隼じゃん?とわかると思います

隼(上)https://soyuyo.main.jp/ki43d/ki43-3.html
とエアロスバル(下)https://flyteam.jp/aircraft/fuji/fa-200-aero-subaru/photo?filtertype=airport&filtercode=ryugasaki-airfield
 

 

一方、よく間違われるのが「エアロスバルはスバル製の水平対向エンジンを積んでいた」で、確かに水平対向ですが、アメリカのライカミング製のエンジンを積んでいたのでした。ざんねん

機体製造のノウハウは弾圧を逃れてなんとか継承できたが、エンジンとなると戦後のブランクは越えがたかった、ということなのでしょうねえ。

最後に、この投稿でしか見ることのできない特ダネを入手しましたので、このブログの読者の皆様だけに、秘密で暴露だ!

なんと、富士重工は、三菱向けにライセンス生産の図面を提供していたというのです。

この生産が実現した場合の「エアロミツビシ」がどんなになったかという想像図を掲載するのでした

 

 

 

もちろんおおうそですよー

*零戦のキャノピーはこちらからお借りしました→https://freeway.main.jp/yusyukan/gazou/zero/IMG_7346-ed1-900-600.jpg

 

おあとがよろしいようで。このへんで打ち止め。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長