成功の実現は自分でコントロールできるか②

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成功の実現は自分でコントロールできるか②

『深層意識はしっかり因果を把握している』

さて、前回(Finncial3.1)では、原因と結果という、時系列で起き、相互に関連しあう「因果の法則」(S2.を味方につけることがスタートと書きました。成功を構成する要素つまり、まずA.願望があって、B.実現に努力し、A.とB.が「因」となって「成功した!わああーい!」という「果」が生じる、ということです。ちゃんと成果の出る(成功する)原因を作ればよいのです。

願望決定のポイントも書きました。つまり、何となくいいことないかなみたいな具体性のないのや、こうなりたいという「未来形」ではだめ。ラーメンを食べたいではなく、おいしいね、とラーメンを食べている自分を願望とします。

前回はケーススタディで「全日本剣道選手権大会優勝」という願望を設定しました。

いよいよ核心に入ります。(まだ前回と重複する部分がありますが、ここからが成功引き寄せの要点です)

1.努力のやりかたに、願望実現のひみつが潜んでいます。

2.人間の意識は「顕在意識」と「潜在意識」に分かれており。あらゆる物事を発生させ、あらゆる結果をもたらすのは「潜在意識」なのです。仏教では阿頼耶識ともよばれており「あらゆる記憶がつまった場所」です。その無数の引きだしから、成功体験、失敗体験などを人にふり巻いているのです。

3.人間は顕在意識を通じて潜在意識にアクセスします。ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という法則でいうとおり、現実で起こっていることは、現実に起こると思ったことが実現するのです。(思考が顕在意識です)

4.超重要:潜在意識は具象化していないピュアなエネルギーです。人(顕在意識)のほうから潜在意識に「こうゆう成功体験を取りに来たよーん」と働きかければ、潜在意識のほうでは「じゃあどうぞ」といわれたそのままを引き出しから取り出し、人に見える波動に落として差し出してくれます。

人(顕在意識)と牛(潜在意識)が仲良し、以心伝心になった境地(S1.6.)

5.もう一つ超重要:信じれば実現するし、信じようとすれば失敗するのです。

6.思い込み:「俺は強いんだ」「優勝できる強さがあるんだ」と思い込むことは重要。トップアスリートが自分の優勝場面、勝った一瞬をイメージして、なりきるイメージトレーニングは有名であり、必要不可欠。

7.でもイメトレだけでは勝てません。頭で考えているだけで体が納得していないからです。思い込んだら試練の道をどんと行きましょう。努力です

8.でも、勘違いしないでください。血のにじむ努力をしてはいけません。というかそもそも努力していては勝てません

さて、ここで成功引き寄せの根本に到達しました。

7.と8.は全く矛盾していません。7.は、周りから見れば「すげーハードトレーニング」ということです。8.は人から見ればハードでも、自分はそう感じず、むしろ無邪気に楽しんでいる、という状態です。

上記で、「潜在意識は顕在意識が取りに来たものをそのまま与える」と書きました。「すべて」であり「形のない」潜在意識は「顕在意識が持ってきたひな型」どおりの結果を顕在意識に差し出すからです。

つまり、

「血がにじんでいる」「苦しい」というメッセージだけを「潜在意識」に送ってしまうと、返ってくるのも「苦しい」「努力の途上で、達成していない」という成果だけです。

で、どうするかというと、例えば、突きでつっころばされた時。いたいよー、はまあいいですが、地面にへたばっている自分、周りで見ているみんな、これじゃ勝てないという弱気、そういったものはすべて忘れてしまうのです。集中すべきは、どの時点で小太刀で突きを叩き落し、大刀を打ち下していれば、自分が突かれる代わりに相手の面を捉えることができるか、という点であり、そういった工夫を楽しめるようになる必要があります。

実はこの時点で優勝とかなんとかは忘れているのである。

で、これがうまくいった、こうして成功した、というときは遠慮なくその成功に浸ればいいのです。うまくいった、という情報を潜在意識に送れば、潜在意識もうまくいったという成果を返してきます。うれしい成果が質量ともに増えていきます。

つまり、小さな成功を楽しんでいるとき、顕在意識は楽しい成功のひな型を潜在意識に送っている。一方、上で書いたように顕在意識では優勝とかなんとは忘れてはいますが、潜在意識ではイメトレの時点でちゃんとキャッチしており、かつ突っころばされた、わきの下にあざができた、とかいう肉体からの「フェイクニュースじゃないよ、ほんとうに行動しているよ」という情報が裏付けとなって、潜在意識はこれらの情報を総合した結果を製造し始めます。

単に思い込んでいるだけの頭でっかちではなく、体で実体験した成果であり。こうした成功体験が既成事実として積みあがっていけば、

あ、この試合に勝ったけど、気が付いたら決勝だった、

みたいな成果になっていることでしょう。

どんとゆけ

https://www.dailymotion.com/video/xgx7bc

ううむすごく偉そうになってしまった。ぼくの場合はとても辺鄙な地方の大会で3位入賞なので、血のにじむ訓練はしませんでした、ははは。ちなみに全剣連剣道ではなく二刀をつかう古流の流派です。古流ですが竹刀剣術もやります。勝ちたいと思っているうちは勝てなくて、小さな勝利を既成事実として積み上げていったらぼくにとってはとても大きな3位入賞になっていました。

困難な目標になればなるほど努力がキーポイントになりますが、「苦しい苦しい結果はまだか」となってはいけません。潜在意識も馬鹿正直に「まだ届いていないよ」という成果しか送ってくれなくなってしまうからです。小さな成果を着実に積み上げ、その過程を楽しみましょう。「楽しい、うまくいった」という成功が必ず得られます。

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