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誰が雷電をそうさせたか

https://www.tamiya.com/japan/products/61018/index.html
 

 

第一次世界大戦で、飛行機に機関銃を載せて人を撃ち56すという行いを覚えた人類は、武器としての飛行機を開発強化することに血道をあげるようになりました。

まずはプロペラ同調装置が生まれ。それまで横だの後ろだのにしか発射できなかった機銃を機軸そのものに合わせた前方にぶっぱなすことができるようになり、命中率が飛躍的に向上した。

その当時の空中戦はどんなかというと、同高度でだいたい5キロくらい先か?互いにゴマ粒みたいな敵編隊を発見し。

ぶんぶん、おんおんおん、なんてエンジン音は勇ましいけれど、なんかまどろっこしい時間が過ぎてゆっくりと彼我が近づき(30秒くらいらしい)。

ついにはびゅーんと通り過ぎざまに正面射撃、反転して敵機の尻に食いつく、という感じになった。

このあとは、すばしこく敵の尻に食いついて、敵の反撃できない後ろからどれだけ機関銃弾をばらまけるかというのが勝負になった。

これを「ドッグファイト」というのです。

第一次大戦時の複葉戦闘機は、こうした曲技飛行みたいな絡み合いに最も適した形態に進化していました。


 

 

 

一方、いつもこそくな手段で荒稼ぎする奴が現れ。

リヒトホーヘンという、ドイツ丸出しの名前を持つおっさんは、敵を発見したら、上記のように正々堂々と同高度で近づいていくのはやめて、雲の中に隠れて太陽のほうへ移動していき。

敵編隊と太陽の間、上空から降りかかるように急降下すれば、太陽の光で敵は目つぶしを食ってしまい。

この第一撃で相当の撃墜数を稼いだらしい。

もちろん、その後はやっぱり彼我入り乱れてのドッグファイトになり、ここでも操縦がうまかったので撃墜王になった。

ここでドイツ人はある学びを得たのだった。

「敵より速くて、上昇できる飛行機を作れば勝てる」

でも戦争はドイツ敗戦で終わり。空軍や航空産業を蹂躙されてしまった。

勝ったほうのイタリアや日本はドッグファイトにこだわり、じっさい97戦は世界最高の軽戦闘機になりました。

というか、30年代までは、格闘戦に強くないと確かに勝てなかったのである。

なぜかというと「戦闘機の性能が絶望的にとろかったから」

敵を発見しても、互いにのこのこのろのろ近づいていき、相手の顔が見えるじゃん、くらいまで近づいて初めて戦闘開始できた。

その後は、乗り手の判断力で雲に隠れるだの太陽を背にするだのいかようにも飛行機を操り、実は飛行機の性能差よりもパイロットの能力のほうが隔絶して重要だったのである。

P36と零戦が空中戦になったとして、実態として両者ともに同じような高度、同じようなスピードでの格闘戦になり。確かに零戦は強いけれど、それより零戦乗りの神業のほうが勝負を決定していた。

アメリカ戦闘機のわりに格闘戦重視のP36
https://moraisvinna.blogspot.com/2011/05/22-de-maio-de-1942-14-horas-b-25.html
 

 

これがP47と零戦だったらどうなるか。零戦に後ろを取られたP47は、ぐわーんと高度1万メートルまで逃げていってしまい。8000メートルくらいか?零戦はエンジンが息切れして振り切られ、パイロット以前に、ここで物理的に勝負なしで終わってしまうのだった。

つまり、上記の「ドイツ人のまなび」とは、「とにかくパワーがある飛行機を作れば戦争は勝てる。飛行機という機械のパワーがパイロットの能力を凌駕する日が必ず来る」ということだったのである。小学生みたいだけど。

これを一番効率よく体現したのがアメリカ。

ライト2800とかいう2500馬力のエンジンを作り。P47などに乗せて、ほかの国では上がれない高高度にいっさんに上ってゆき、下でまごまごしている敵を急降下でたたき潰すということが可能になった。

「動けるデブ」P47 パブリックドメイン
 

 

日本人も頑張った。でも、実用化できたのは「火星」とかブリストルちっくな名前をもった、模造品ではないけれど、1800馬力がいっぱいいっぱいだった。

2500馬力とは、どうがんばっても張り合えないのである。

といって1000馬力の零戦による格闘戦法ではすでに先は見えていた。

どうしよう。。。。。

例によって、日本人の得意技である「機体空力で何とかエンジンの出力差を埋める」ことになった。

こうして「丸っこい雷電」が生まれたのである。

ぼくは個人的には、あの「肥えすぎたサツマイモ」みたいなスタイルが大好きなのですが、しかし、あのスタイルが生まれたのには、一撃離脱の高性能戦闘機に必須の超大馬力エンジンが作れなかったという絶望的な事情が隠れていたのです。

空気抵抗を小さくするには、流線型にする必要があり。

しかし、零戦とか隼みたいな「ただの流線型」では、低馬力の日本エンジンでアメリカには勝てない。

そこで、当時の日本の技術を結集して、最も空気抵抗の低くなる流線型とは何か、を追求したら「肥えすぎたサツマイモ」じゃなかった「紡錘形」に行きついたのであった。

実際、一式陸攻みたいに、ぶっとい葉巻型の機体にすることで、複葉機とかでは最適化に成功していたらしい。

戦闘機でやったらどうなる?その回答が「雷電」だった。

紡錘形ということは、機首周りは絞られていて、サツマイモというよりラグビーボールのほうがいいか、みたいな感じの機体になり、その中心ちょっと前くらいが最も太くなるようにデザインする必要があり。

直径のでかい火星エンジンではとても機首というわけにはいかず、機首から70センチくらい後ろにずらして設置するしかなくなった。

機首が絞られて空気取り入れ口も小さくなったので、70センチのすきまに空冷ファンを噛ませて強制冷却することになった。

そんな変なことをしたので、エンジンの回転をプロペラに伝える過程で恐ろしい振動が発生し、実戦配備後も結局100%解決しきれなかった。

強制冷却ファン
https://static.mercdn.net/item/detail/orig/photos/m22518049330_13.jpg?1743285241
 

 

冷却ファンのカウリング
 

 

1/32 飛行機 Stシリーズ 三菱 J2M3 局地戦闘機 雷電 21型 ハセガワ (Hasegawa)
 

 

P39の場合、プロペラシャフトがパイロット後方から延々と機首に延び、その上を機関銃が鎮座していたのにくらべ、雷電は70センチ程度じゃん全然大丈夫、とはいかなかったらしい。

P39 https://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/images/p-39-image01.jpg
 

 

プロペラシャフトの技術というより、日本の場合、2000馬力級のエンジンにおけるダイナミックバランサー(ピストン回転による慣性の打ち消し装置)が貧弱だったという情報もある。

要するに、日本の技術力では限界を超えてしまっていた。

それでもがんばって、なんとか実戦配備までこぎつけ。対戦闘機戦闘よりもB29をやっつけるうえで活躍した(戦闘機相手でも強かったけど)。

紡錘形の機体が、どれほど雷電のスピード向上に役立ったか?

実は「大して役に立っていなかった」そうです。

ははは

当たり前ながら、雷電には機首に大きなプロペラがついています。

このプロペラが作り出す強力な後流や、プロペラブレードの回転によって生じる複雑な乱流が、胴体前部や主翼の付け根付近の気流めちゃくちゃかきまわし。

紡錘形胴体が単独で飛行する場合には空気抵抗が低いですが、プロペラ後流内の高速でねじれた気流の中では、設計者が意図したような低抵抗の流線形としての効果が十分に発揮されなかったのだった。

あと、彩雲偵察機みたいに、エンジン直径が胴体の最大直径だ!みたいにいさぎのよい割り切りができず、グラマンみたいなぶっとい胴体になってしまったため、そのぶん「機体容積」が増えてしまい。増えた分だけ重量もかさんだりして、要すれば「容積効率」が悪くなってしまったそうである。

彩雲偵察機 http://www.nags-gallery.com/gallery/C6N1.htm
 

 

じゃあどうやってB29を迎撃できたの?単純に火星エンジンの性能が可能にしたから、です。ははは

大馬力エンジンの威力は爆発的で、離陸から一瞬のうちにB29のいる高度まで駆け上がっていき(実はB29も中低高度爆撃に切り替えていたけど)、それこそ雷電のような一撃を食わして、あっという間に急降下で消えていく、みたいな、胸のすくような一撃離脱だったそうです。

もし雷電にR2800が装備できたら、どんなバケモノ戦闘機になっていたか。おっとタービン過給機も必要になり、格闘性能が低下してしまったことでしょう。あれ?

実は、意識的かどうかは別として、紡錘形とは逆のアプローチで成功した名機もあり。

でも、3000字を超えたので今回は終わりにします。

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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医者と機関銃

ギャング映画に出てくる機関銃。敵のボスを待ち伏せして、ダダダダ!ぶぎゃぎゃぎゃー!と爽快なシーンに、みなさんも拍手喝采したことでしょう。

ダダダダーン!ギャハハハ! https://www.youtube.com/watch?v=BJ-gYx7hXZg
 

 

ナポレオンとかの時代には機関銃はまだなく。

戦列歩兵といって、まず兵隊を横一列に並べたのを、第1列、第2列。。。。と上から見れば方陣というか四角く見えるくらいに密集させ。この突撃によって勝敗を決していた。

騎兵や砲兵もありますが、主力は敵も味方も戦列歩兵。

それぞれ鼓笛の音に合わせて行進してゆき、彼我の距離50メートルくらいで停止。

ここから第1列が小銃の発砲開始。だだだーん!ぶぎゃぎゃぎゃー!とくずおれていく兵士たちの後ろから第2列が一歩せり出し、また互いに発砲。だだだーん!ぶぎゃぎゃぎゃー!その後ろから、第3列とともに、小銃の弾ごめを終わった第1列の生き残りが立ち上がって。。。と際限なくやっていくうちに、敵の中で、並んで的になることに耐えられず逃げ出そうとするやつがでてきて、陣形が混乱し崩れた!そこをすかさず指揮官が「全軍とつげきー!」とやれば、浮足立った敵に大打撃を与えることができた。

でも実際は、何度も互いに的になっているうち、両者ともに混乱し、決着がつかないままに銃剣突撃の白兵戦に突入、というのが多かったらしい。

 

なんで並んで的になるのか?

バカなの? https://www.youtube.com/watch?v=Dzs9gDwjyw8&t=920s
 

 

当時の小銃は、弾がまっすぐに飛んでいかなかったらしい。

弓道でも、放った矢が的のど真ん中に命中だ!でも狙った的ではなくて、1メートル離れた隣の的でした、というのが時たまあるそうですが、当時の小銃の命中精度というのはその程度だったらしい。

数百丁が束になって発射すれば、そのうちの何発かは敵に当たるみたいな感じで、多少なりとも銃撃効果を得るためには、こちらも的になるくらい密集しないと機能しなかったのである。

実態として、50メートルから一斉射撃しても(くらっても)、運のそれほど悪くない奴は生き残り。最後は白兵戦になったのだった。

運の悪い奴は4んだ https://www.youtube.com/watch?v=3XC_rq1OEB8
 

これが、第1次世界大戦になると、1丁の機関銃は、それまでの小銃数百丁分に匹敵するほどの火力を持ち、突撃してくる歩兵を、瞬く間になぎ倒し。

とても戦列歩兵なんていっていられなくなり。地面に穴を掘って隠れる塹壕戦になった。

 

あれ、ナポレオンの時代(1813年)から急に第一次世界大戦(1914年)になるの?機関銃が生まれるまで100年かかったの?

いやいやそんなことはなく。1860年にはみんな大好きガトリンク銃が実用化されていたのです。

ガトリンク銃 https://marcianosz.com/ametralladora-gatling/
 

 

 

それでも、機関銃が浸透するまで50年間はかかったことになります。

なぜか。

それは、「軍隊を構成する人間にとって、機関銃が実用化されてしまったら都合が悪いから」なのでした。ははは

考えてみてください。

兵隊というのは、身体強健な兵卒と、それを指揮統率する貴族(将校)に大別されており。

兵卒は、的になりながら前進を続け、臆することなく敵に小銃をぶっぱなし、最後は銃剣をきらめかして敵をぶち56すという英雄的な行為を行うことができる限られた人種であり。

貴族に至っては、兵卒の前を、馬に乗りサーベルをかざして、さらに狙いやすい的になって全軍を指揮し。突撃時には真っ先に敵陣に切りかかるという、兵卒もしり込みするような英雄だった。(実態は敵が総崩れになってから、いかにも先陣を切ってみたいな演出があったかもしれんが、少なくともそういうのが基本の認識だった)。

 

これが機関銃だと、臨時で徴用されたその辺のニートの兄ちゃんが、手回しクランクを回して、タンタンタン!とガトリングを一閃させれば、百戦錬磨の軍隊がなすすべもなく全滅させられてしまうのである。

機関銃で貴族もへったくれもなく、ハチの巣の肉団子にされてしまうという不都合な真実が既成事実になってしまうことは絶対に避けたかった。

別の言い方をすれば、貴族だの大地主だの、当時の支配層は、機関銃が生まれてから50年近く、なんとかその恐ろしい威力を封印してきたということなのでしょうねー

*不都合の生じない、アフリカだのの植民地戦争では、現地人に対して機関銃を使いまくったらしい。

 

勝っても負けても領主の首が入れ替わるだけだったみたいな時代はそれでも通用したが、第1次世界大戦の国家総力戦になるとそうも言っておられず。

 

限られた階層や個人が脚光を浴び、その他大勢の下々は脚光を浴びる貴族の踏み台です、という時代は、機関銃の普及でついに葬られることになったのである。

日本でも、源平の時代とかは一騎打ちの世界だった。
Images of 源義平 – JapaneseClass.jp
 

さらに言えば、戦車に飛行機といった、だれが乗っているのかもわからない「顔の見えない怪物」に、人間が蹂躙される時代になり。レッドバロンとか、複葉戦闘機のドッグファイトの時代では、まだ「空の騎士だー!」なんてロマンが許されたが、B29から無数の焼夷弾が。。。となると、感情を持たない爆弾に一般市民が焼き56される時代になってしまいました。

 

さて、医者です。

こちらも「医は忍術です」なんていっていたロマンチックな時代では、ブラックジャック、は無許可医なので表には出せないけれど、それに近い優秀な医師が寝る時間も削って人々の命を救うという建前があった。

「ER緊急救命室」https://www.youtube.com/watch?v=S3iTuxMBqUE
 

 

たてまえなの?だって、現実は全然違うんだもん。。。。

ぼく自身「急に息苦しくなった、助けてー」となったときに、治療を受ける以前に病名が判別するまで3か月かかった現実があり。そのもようを以下に抜き書きします。(代替医療 – アーリーリタイア)

 

「とある吉日。急に「ぐあああー息ができない」という状態に。

耳鼻科に行こうとしたら「3週間後しか診察できない」といわれ、「呼吸器外科」を先に受診しました。でもこちらも2週間待たされました。この時点では、日中の息苦しさに加え、夜は就寝中に窒息して、ぎえええー、と跳ね起きてしまい。喉には何かが詰まった感じでのたうちまわっていました。

やっと「呼吸器外科」に行き、肺のCTをとったりとか大騒ぎしたあげく「理由はわからんが気管支炎になっている。」「大人の喘息かもしれん。気長に養生するのがいいよ」などと、パイロットには呪いの言葉である「喘息」まで出てきてしまいました。

ついに耳鼻科へ。お医者さんいわく「上気道(つまり耳鼻科領域)では問題はない。こういうケースは「逆流性食道炎」が疑わしいから、消化器内科へ行きな」とけりだされてしまいました。

またしても病院探しの旅に逆戻りしてしまい。息ができないのと胃炎と何の関係があるのか?喘息だったどうしよう?などのはてしない疑惑が広がっていくのでした。

で、例のごとく予約から診察まで3週間かかり、やっと消化器内科のお医者さんとお話しでき。いわく「胃酸過多で、その胃酸が胃の中にとどまらないで食道から気管支に上がっていったから炎症を起こしたのだ。」とやっと課題と解決が分かったのでした。問題発生からすでに3か月くらいたっていました。」

 

これはブラジルの場合ですが、日本も大して変わらないのでは?(リンク)

診察を予約するにも3週間待たされる。予約手続きでは「そもそもアテンドしない、アテンドしても名前を間違られて全然違う患者の話をされる」など「こちらの意思を伝えるのに大変な労力が必要」で、お医者さんに到達するまでにはてしないハードルを越える必要があり。やっとお医者さん、といっても「この症状はぼくの専門じゃないから知らないよ、勝手にどこかほかのところに行きな」という対応。そして全然別の病院をやっとこさ探して上記予約手続きにループ。再発進になってしまう。

 

ところが、いまどきは上の3人の医者が言うようなことは、グーグルジェミニ、とまで言うとお医者さんをおちょくるみたいなので、ネット医療、遠隔医療システム、くらいにトーンダウンしますが、要すれば生身の人間であるお医者さまをあがめ奉らなくても、AIという、これも機関銃と同じで感情を持たない機械があっというまに

 

尻切れトンボですが3000字を超えたので終わりにします。機関銃は人56しの世界で大革命を起こしましたが、AIという「顔のない怪物」によって、医療の世界で画期的なパラダイムシフトが起こることを期待しています。

 

ではでは

Posted by 猫機長
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サクリファイスの話

来るなら来てみろむらすずめー

 

 

チェスの世界に「サクリファイス」という言葉があります。

一見重要な駒を、ドーン!と捨て去り。対戦相手がぬか喜びをした隙に、ぶぎゃああー!とチェックメイトに持って行ってしまう戦術(ハメ手という人もいる)のエッセンスをなすものです。

典型的なのに「フライドリバーアタック」というのがあり。

序盤はフツーにポーンで中央の支配。ビショップをなにげにふつーの地点に配置した時点で、実はおそろしいタクティクスが発動するのだった。

ビショップ展開。
以下、盤面画像の出典はhttps://chess-beginner.com/fried-liver-attack/
 

 

このあと、いきなりナイトを敵陣近くにはね。クイーンとルークの両取りを狙うぞ!と隙をうかがい。

赤丸にナイトが侵入したら、黒陣営に致命的なフォーク(両取り)となる。
 

 

ここで黒は、へへんそんなのわかってるよーん、とポーンでビショップの道をふさぐのだった。

 

 

この後、白ポーンが黒ポーンを取り除き、それを黒ナイトがさらに奪取。

こうすれば、白のナイトはビショップの支援を受けられなくなり、赤丸にはねてもキングにただで食われるだけになってしまうのである。

どうしよう?

素直に赤丸にはねるのだった。

ははは

 

 

大喜びで馬肉を食らう黒のキング

 

しかし、次の瞬間、白のクイーンにボコられるのだった。王手だ!

 

 

ぎゃあああー!必死に逃げるキング。

 

 

しかし、クイーンは、中央のナイトを取り除き執拗にチェック。

 

 

結局、クイーン交換強要、そして白のビショップによって黒のキングはぶち56されてしまうのだった。

チェックメイト
 

 

ナイトを捨てて攻撃するという、常識を覆すストラテジーを見通すことができなった黒のキングは、ろくにゲームも始まっていないうちに頓死。ナイトを取るということをプライオリティにしてしまったために、もっと優先すべきキングの安全がほにゃららになってしまったのだった。

ははは

 

 

B17と97重爆の性能比較をしていて、サクリファイスという言葉が脳裏に浮かび。

唐突かもしれませんが、本題に入るのでした。

両者ともに、日米の国運をかけて製造した爆撃機です。

B17は四発。97重爆は双発。

パブリックドメイン
 

https://www.yaplakal.com/forum7/topic1784616.html
 

日本は四発爆撃機を実用化できなかったので、非対象に見えるがこうしないと比較できないのです。

この時点で日本側が不利にみえますが、マニアの間で流通している情報は

◎日本は装甲(他重量物)を外して、双発でも4発とかわらない性能を実現した。

要するに、B17は四発の内二発が防禦装置(機銃と装甲)を運ぶために割かれてしまっており、爆撃機としての飛行性能は残りの二発が担っているので、言い換えれば、二発だけでも爆弾搭載量とかの攻撃力だけなら何とかなるという考え。

97重爆のエンジン。1500馬力 https://harley-shovelhead.com/blog/?p=9184
 

 

その結果防御力の全くない「ワンショットライター」になってしまった、という意見です。ライターで有名なのは一式陸攻ですが、B17に比べたら97重爆も似たようなものである。

そもそも、どのくらいの爆弾を積めたのか?

97重爆:1000キロ。重爆だけあって、飛行機に1トンの重量物を乗せるというのは、確かに離れ業である。

B17:5800キロ。

えつ。。。。

やっぱり四発は双発に比べて飛行性能(爆弾積載量)も格段に向上するのだった。

というわけで、二発でも防禦を犠牲にすれば。。。という説は成り立たないことが明らかに。

B17が1機あれば、97重爆の5機分ですからねー

資源がたりない!効率化だー!と言っていた日本こそ、四発爆撃機を量産すべきではなかったのか?

滑走路が整備できないとか、一機の飛行機に四発もエンジンをのせる工業力がないとか、それなりに事実ではあるのですが、単純に積載量1000キロの双発爆撃機2機より、積載量5800キロの四発機1機の方が同じエンジン4発で3倍近くの爆弾を運べるわけですからねー

B17のエンジン。1200馬力。https://mx.pinterest.com/pin/4925880837368057/
 

 

こんがらかったか?

97重爆はエンジン1基あたり爆弾500キロ

B17はエンジン1基あたり爆弾1,450キロ

パイロットや航法通信士、銃手、機銃の数も、実は同じように、双発機2機を作るより四発機1機の方がエンジン当たりの数が重要な節約になるのだった(上の例では実質半分)。

航続距離もB17の方が上です。スピードはどっこいどっこいだが、防御力は言うまでもありませんよね?

結局、日本は、上の黒キングのように、プライオリティを間違えて、みごとにやられてしまったのである。

では、アメリカは何をサクリファイスしたのか?

それが「巴戦」

と書くとちょっと強引ですが、要すれば日本が格闘戦のできる戦闘機を雲霞のごとく作ることに血道をあげていた時に、アメリカはちゃっかり、いかに最短コースで爆弾を日本のライフラインの頭上に降らせるかという方向でプライオリティを設定した。

たしかに、護衛戦闘機を一時的ではあれサクリファイスした。でも、爆撃機自体が不死身なので、戦争遂行という点では見事に大当たりし、日本(ドイツも)の主要都市は灰燼に帰してしまった。

日本が世界に誇る零戦ですが、いくら格闘戦に強くても、それ自体では戦争には勝てないのである。

B17はまっすぐに飛ぶことしかできない、というか爆撃機なのでまっすぐに飛んで爆弾を正確に落とす必要があるのですが、そうゆう爆撃機を迎撃するためだったら、はっきり言って格闘性能なんて全く必要ないのだった。

零戦はP35,36,37,38,40, 47,400,51,F4F,F4U,F6Fとバタバタ落としました。でも、繰り返しますが、落としたこと自体が敵のライフラインを爆砕して機能マヒさせたかというとぜんぜんそうはならないのである。

日本は対戦闘機戦闘で制空権を取って、それから。。。というなんかまだるっこしいほうに血道をあげてしまったため、B17が雲霞のようにやってきて、戦闘機用の7.7ミリでは当たっても落ちないし、20ミリが当たる至近距離まで行く前にB17のブローニング防火機銃でやられてしまうという悲惨なことになってしまった。

これが格闘戦至上の軽戦闘機ではなく、ブローニングを跳ね返す装甲と、13ミリ以上か?B17に通用する武装を持った重戦闘機だったら。。。

重戦闘機の例。P61(パブリックドメイン)
 

 

結局1万機以上零戦を生産する意味はあったのか?ということです。

それだけ栄発動機(火星発動機)を作れるんだったら、B17みたいな「殺しても死なない」四発の重爆をもっと作れていたのでは?

広大な太平洋をまたいでアメリカに戦略爆撃できるか?という、いつもの反論はありますが、それこそ、行くぞロンドンワシントン!と、デトロイトやロスアラモスを火の海にしてやるぞ!というふうにプライオリティを置くことができなかったのか?と考えるのです。

P51にしても、実は格闘性能はそれほど。。。でも、爆撃機に降ってくる零戦にくらいついて、爆撃機から引っぺがしたら任務完了。あとは急降下でさようならーという感じで、アメリカは戦闘機なんてあくまで補助、脇役と割り切った。

結局、日本は見かけのフライオリティすなわち「格闘戦で制空権を獲得」で自らをだましてしまい。開戦初頭に米英の戦闘機勢力を一掃したが、そこで軍部も責任を果たしたと安心し、思考停止してしまった。

アメリカは、そんなことより日独のライフラインを破壊だ!と、戦略爆撃に血道をあげ、戦闘機がまだ工場で生産中のところをせん滅してしまった。

日米比較の記事だと、いつもこの結論になってしまうのですが、結局日本はまず「何を成果とするのか」を決める能力をつちかうことが必要である。

だれも何も決めない、決められないままにずるずると日中事変から太平洋戦争にずれ込み。バッファローを何機落としたとか、戦争の帰結に直結しないポイント的な成果の羅列をして自らだましているうちに、アメリカは零戦の飛べない超高空から日本の主要都市に侵入し、最後は原爆二発で戦争に決着をつけてしまいました。

山本元帥が、あともうちょっとだけ日本人離れしていて、近衛文麿さんに「勝てるの?」と聞かれたときに「狂ったかクズ野郎?勝てるわけないだろう!」と明確にエッセンスを直答していたら。。。。あたら「私は軍人です。やれと言われれば1年や2年は大暴れして見せますが、その後は全く自信を持てません」なんて、いかにも日本人的な「勝てないと言いたいが直答しないので聞いているオマエの方で忖度してわかってくれ」みたいな回答をしたため、近衛さんのほうでも自分に都合よく解釈し。。。。その後は原爆に至る地獄に落ちてしまった。

3000字を超えました。脈絡のない投稿ですみません

行くぞロンドンワシントン http://www.warbirds.jp/heiki/50000.htm
 

 

ではでは

 

Posted by 猫機長
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中国塩政とビットコイン

久しぶりの「ビットコイン阿鼻叫喚シリーズ」です。

1月27日に至り、世界経済を震動させる恐ろしい事件が発生。

それは「張又侠が捕まった」

誰だそいつ?どこが大事件なの?

張という野郎は、中国軍部の重鎮で、習近平の野郎の腹心といってよい重要人物であり。

それが、よりによって粛清されやがった。

張又俠・中央軍事委員会副主席
https://www.sankei.com/article/20260125-AQXOPWTQC5ORLBQG3YFTFNNXVQ/photo/TSR66ISPPVNNRO3S6IM3MLKZ6M/
 

 

張の野郎は、中国経済を開放路線に乗せるためにはこいつしかいないというくらい重要な人物なのだが、開放という言葉が大嫌いな習近平に、ついに〆られてしまい。

これで習近平の独裁・暴走を止める常識を持った奴が中国から消え去ってしまった。

ビットコイン解禁なんて夢のまた夢。

真逆の政策として、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の強要がいよいよ懸念され。

こうした反動政治を見るにつき、中国人というのは歴史に学ばない奴らだなー、へへん、と思わず軽蔑してしまうのでした。

歴史の国中国。

しかし、それは血塗られた支配者による人民抑圧、専横の歴史だったのです。

中でも、悪名の高いのに「塩政」があり。

古代中国が始めた塩の専売制は、単なる財源確保ではなく、「国民の生命線を国家が握り、逆らう者を飢え死にさせる」統治システムだった。

一言で説明すれば

「生存に不可欠な物資を人質に取った、実質的な徴税権の独占」

かつての王朝は塩を支配することで民衆と経済をコントロールし。ポイントは

◎必須性: 人間は塩を摂取しなければ4にます。現代人が経済活動に「通貨」を必要とするのと同じレベルの強制力があった。

◎供給の限定: 塩はどこでも採れるわけではなく、塩田や塩井(塩の井戸)など特定の場所に限られ。管理がしやすかった。

◎安定した収益: 景気に左右されず、全人口が毎日消費するため、政府にとっては「打ち出の小槌」のような財源になった。

 

漢の時代、武帝は匈奴との戦争費用を捻出するため、民間の塩ビジネスを禁止。

生産から販売まで政府が直営とし。勝手に塩を作ったり売ったりした者は処刑した。

唐・宋以降になると、政府が直接売るのではなく、商人が政府に食糧や金を納め、代わりに「塩の販売許可証(塩引)」をもらう仕組みにより、政府はリスクを負わずに確実に利益(税)を吸い上げることができた。

福建省の塩田 https://www.kobaien-shop.com/SHOP/101205103.html
 

 

こうして、一時的には皇帝や支配者層の懐を大いに潤し。うはうはだったが、しかし天帝はこういった非道を長くは許すはずはなかった。

塩政の破綻は少しづつ顕在化し。

政府は飽くことなく市場価格を吊り上げ(独占販売)。しかも役人、小役人にほしいままに中抜きされ。民衆は「このままじゃ4ぬかも?」というところまで搾取されてしまい。

結果、密売が蔓延した。

官売の塩が、原価の数十倍、時には百倍以上の高値で売られる一方、密売人はその数分の一の価格で高品質な塩を届け。一般市民の命綱になったのである。

塩の利権をめぐる政府と非合法勢力の暗闘はついに革命を勃発させた。

中国の歴史を見ると、「政府が塩で民衆を縛ろうとし、耐えかねた民衆が密売人のリーダーと共に立ち上がる」かつ「中国で革命(政府の転覆・転換)が起きるのは、農民反乱から始まる」というサイクルが繰り返されることになった。

黄巣の乱
https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcTzd_fQyZ45WjtPjohdp7ylTPpFxfntH_Hlyw&s
 

 

しかし、歴史に学ぼうとしない共産主義者たちは、新たな「塩」の「専売」を始めようとしているのである。

みなさんピンと来られたと思います。「塩の独占販売」を「デジタル人民元(e-CNY)の導入」と読み替えれば、中国政府が何をしようとしているのか瞭然となるのである。

塩の場合は、腐りもしなければ価値基準にもなり、何にでも交換できるので、それ自体が貨幣として通用したのだが、しかしデジタル人民元すなわちCBDCには、塩も真っ青な恐怖政治を可能とする特性があり。

それは「プログラム可能な通貨である」ということ。

「政府が気に入らないデモに参加した者の口座を止める」「特定の思想を持つ者の購買記録を追跡する」といったことが技術的に可能になり、逐一トレースできてしまうので、CBDCの導入により、中国は、政府側の気まぐれでどうとでも国民を搾取できてしまう巨大な強制収容所と化してしまうのだった。

 

塩の専売制とCBDC(デジタル専売制)が、どのように酷似しているか。

比較項目
古塩の専売
現代のデジタル人民元

独占の対象
生活に不可欠な「塩」
社会活動に不可欠な「決済手段」

統治の目的
商人の勢力を削ぎ、皇帝に富を集中
アリペイ等の民間プラットフォームを無力化

監視能力
流通経路の把握による反乱抑制
すべての取引をリアルタイムで追跡・凍結

副作用
闇市場(私塩)の横行と品質低下
資本逃避(地下経済)の激化と経済の硬直化

塩の専売は一時的に皇帝の財布を潤したが、長期的には国家を衰退させた。

官僚機構の腐敗: 専売を管理する官吏が特権を悪用し、私腹を肥やす場となり。デジタル人民元も、アルゴリズムを操作できる特権階級による「新たな利権」となるリスクがある。
民間活力の窒息: 民間の商人が自由な商売を禁じられたことで、物流や技術革新が停滞しました。現在、中国のハイテク企業が「共同富裕」の名の下に抑圧されている状況と重なり。
地下経済の肥大: 国家が厳しく縛るほど、人々は「私塩(密売された塩)」を求め。現代における「ビットコイン」や「地下銀行」への根強い需要に重なるのだった。

 

ついにビットコインが出てきましたねー

塩の専売が厳しくなればなるほど、人々は「自分たちだけの塩(闇塩)」を命がけで確保し。同様に、習の野郎がデジタル人民元で国民の全財産を「プログラム可能な監視対象」にするほど、国家の手が届かないビットコインの「非中央集権性」は、中国人民にとっての「生存の知恵」としてより深く地下に根を張ることになるであろう。

 

このへんを見通し、クレバーに対策をとっているのがアメリカだった。

米国がCBDCに対し「導入禁止」を訴える法案(CBDCアンチ・サーベイランス国家法など)を推進している理由として、「自由の防衛」という強い政治的意志があり。

以下の理由が挙げられ。

民間イニシアチブとイノベーションの保護

米国は、金融サービスは政府ではなく民間が競い合うことで進化すると考えており。

政府がCBDCを発行することは、USDCやUSDTといった、民間発行のドル連動型ステーブルコインを「国有化」で塗りつぶす行為であり、イノベーションを阻害することになる。

国民が中央銀行(FRB)に直接口座を持つようになれば、民間の商業銀行から預金が流出し、銀行が融資を行う能力(信用創造)が弱まってしまい、資本主義の根幹を揺るがすことになるのである。

「監視国家」への強い拒絶(プライバシー問題)

中国のデジタル人民元(e-CNY)推進との決定的な違いであり、米国が最も恐れている点である。上記の通り「政府による個人のコントロール」、政治的弾圧への懸念すなわち「中国のような監視社会を米国に持ち込むな」という意味である。

どきどき https://finance.yahoo.com/news/why-women-hesitant-invest-crypto-190010089.html
 

 

アメリカが中国のデジタル専売に対抗して、経済の自由を守る秘密兵器が、実はビットコインだった。ひえええー!

中国のモデル: 国家が発行し、取引を監視・凍結・プログラムできる「垂直的なデジタル管理(デジタル人民元)」。
米国のモデル: 国家が発行しない、発行上限が決まっている、誰にも凍結できない「水平的で分散型の資産(ビットコイン)」。

米国がビットコインを戦略準備金の設立などで「戦略資産」として認めることは、世界中の富裕層や知識層に対して、「あなたの資産を守るなら、監視される人民元ではなく、米国の法の下で保護された自由なビットコインとドルのエコシステムに来なさい」という強烈なメッセージなのである。米国のビットコイン戦略は、「中国のデジタル専売制という檻(おり)に対抗するための、自由な経済の要塞作り」なのだった。

 

米国は、ビットコインを「デジタル・ゴールド(準備資産)」として政府が保有し、その上で動くドル建ての民間デジタル決済を支援することで、「金(ゴールド)+ドル」の体制をデジタル時代に再構築しようとしており。

まるで「ビットコイン本位制」がくるみたいな展開ですねー

こういった楽しい陰謀論が、実は陰謀論ではないかも?今後が楽しみなビットコインですね。

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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大ウソつきジェミニ

最近、いつでもどこでもお手軽にジェミニ。でも、ものすごく信頼できるような回答に見えて、実は。。。というのも散見するので、今回そういう珍回答について特集してみました。

どきどき https://course-net.com/blog/apa-itu-gemini-ai/
 

 

◎宿命の天中殺

50年も生きていると、あの時この時、気が付けばいろいろな無料サイトで天中殺をしらべたりしており。昔は手計算なので間違いとかもあったのですが、近年ではサイトのアルゴリズムもしっかりしてきて、ぼくの天中殺は以下で一致しています。

「午未天中殺の生年天中殺」

サイトによっては、ほかにも「互換中殺」「生日中殺」がでてるよ!と親切に掘り下げて教えてくれるところもあり。

よしよし、ジェミニでこうした生年だの互換だのについてどんな事を言うか調べてみよう。

そこで以下質問しました。

「西暦XXXX年X月XX日午前4時、埼玉県朝霞市生まれの男性です。どの天中殺になるのか、宿命天中殺があるかを教えてください。」

あれ午前4時はいらなかったっけ、まあいいや。

ジェミニの答えは

◎「あなたの天中殺: 戌亥(いぬい)天中殺」

◎宿命天中殺の有無: 宿命天中殺はありません。

 

えつ、あつ、あれ?

これって、新暦(太陽暦)と旧暦(大陰暦)を間違えているんじゃね?

どきどき占い師さん。算命学は水晶占いじゃないけど(IllustAC)
 

 

 

質問を追加

「旧暦をもとに、どの天中殺になるのか、宿命天中殺があるかを教えてください。」

ジェミニの答えは、再び

◎「あなたの天中殺: 戌亥(いぬい)天中殺」

◎宿命天中殺の有無: 宿命天中殺はありません。

 

なぜこの結果になったか?ジェミニいわく

◎「旧暦(太陰太陽暦)は、「月(太陰)」の満ち欠けを基準に日を数える暦法ですが、四柱推命や算命術などの占術で用いる「天中殺」は、「太陽」の運行に基づく干支暦(節月)で算出するため、旧暦(太陰太陽暦)の日付で占うことはありません。」

 

という、なんか断定的で納得できないですよねー。

そうだ高尾学とか学派の基準で計算せい、とすればちゃんとした結果が出てくるじゃね?

新たに質問

「高尾学あるいは朱子学による計算ではどの天中殺になるでしょうか。宿命天中殺はあるでしょうか。」

ジェミニの回答は。。。

◎「天中殺の基本的な計算方法(どの天中殺になるか)は、高尾学でも朱子学でも共通です。」

これは御意。でも次の回答が。。。。

◎「お客様の属する天中殺は、辰巳天中殺 となります。宿命天中殺(生年・生月天中殺)の条件は揃っていません。」

 

わあああ?また別の天中殺がでできたあああ?

この時点で何が正しいのか全く分からなくなり。

しゃあねえ別の無料サイト複数で計算してみよう、となり。

その結果はこちら

https://sanmei-stock.com/category/basic/tenchusatsu/fate/#google_vignette
 

 

やっぱり、「午未天中殺の生年天中殺、互換中殺、生日中殺」

でした。生日とか互換とかはサイトによってあったりなかったりですが、午未であることは間違いないのだった。

ははは。あーよかった

 

戌亥だの辰巳だのという結果を出すにあたって、ジェミニは「日干、新暦」にこだわっているらしい。

占い好き、プロ占い師の素敵女子読者の皆さん、この辺についてなにか補足情報、おもしろ情報ありましたらぜひコメントとかメールください。

 

 

◎B-29

上記は占いというかなりな専門知識がないと。。。というお話ですが、ぼくでもわかるよ~ん、という実例を提示します。というか、飛行機オタクだったら有名な事実についてです。

Pixabay無料
 

 

質問「アメリカがソ連にレンドリースした飛行機は、戦後どうなったのでしょうか」

回答として、ソ連が約束を踏み倒してアメリカに返さなかった。勝手にスクラップにしてアルミ材として使った、またはソ連の技術革新のための教材として使った、というような答え(念のため、一字一句同じではない)から続いて、問題の一文が。

◎「2. 技術研究と複製

最も重要な例外は、ソ連が自国の兵器開発のために供与機体を技術研究に使用したことです。

B-29の複製: 特に有名な事例は、米国から供与されたB-29爆撃機です。故障などでソ連領内に不時着した4機が分解・徹底的に研究され、その技術がソ連初の戦略爆撃機であるTu-4(「ブル」というNATOコードネーム)の完全なコピー生産に繋がりました。」

あたかも当然な事実みたいで、ああそうだよね、と思わず読み飛ばしそうになるのですが。ちょっと待った!

「米国から供与されたB-29爆撃機」

あれれ?B29なんて秘密兵器中の秘密兵器で、特にソ連なんて「明日の敵確定」の相手に供与なんてしていないよね?

だからこそ、ソ連領内にB29が不時着したとき、ソ連は大喜びで「日ソ不可侵条約」を口実にアメリカのクルーをひっとらえて拘束し、もちろん金づるの大事なお客さんなので丁重に扱ってアメリカに返したが、機体自体はちゃっかりくすねてリバースエンジニアリングし、ジェミニの回答にもあるとおりTU4という、本物かとまがうレプリカを作りだしてしていたのだった。

なお、こいつはソ連製のエンジがなかなか優秀で、本家のB29よりも高性能だったかも?だそうです。

あとでジェミニに聞いてみよう。

そうだジェミニでした

問題の一言は「米国から供与されたB-29爆撃機」、ということで更問:

「上記で「米国から供与された」とありますが、事実でしょうか」

するとあっさり以下の答えが来ました。

◎「いいえ、「米国から供与されたB-29爆撃機です」という記載は事実ではありません。

正確には、レンドリース法に基づき供与されたわけではなく、日本への爆撃任務中にソ連領内に不時着または緊急着陸した4機のB-29を、ソ連が無許可で押収し、研究・複製したものです。これは以前のご回答で述べた通り、私が前の応答で「供与された」と誤って述べてしまった箇所があり、誤解を生んでしまいました。大変申し訳ありません。」

TU4 パブリックドメイン
 

 

いやいや別に謝る必要はないんですよ、重要なのは事実の確認ですから。。。。

処罰だのなんだのの方向に血道をあげるのではなく、大事なのは無数の情報のなかから有用なものを見つけ出すことであって、その過程で必然的に生じる、こうした「勘違い情報」が発生することをゼロにしようとしたら、前向きな探求はそこで止まってしまいます。

というわけで、どんどん間違えろジェミニ!でも、間違えたら、すぐ修正してね。

 

B29についてはすっきりしました。

問題は天中殺計算のほうで、こうした、計算式のクラィテリアによって結果が大きく変わってしまうものを、ジェミニなりの計算方法に固執して修正に応じない、あるいはさらに迷走するというのはゆくゆく重大な結果を招く可能性があり。

でも、これにしても問題はジェミニではなくて、ジェミニと対話する人間が、ちゃんとジェミニをリードしなければならない話なんですよね。

幸い、人間はまだ「AIを飼いならす知見」を持っているようですね。といって、シンギュラリティだの、遠からず人間のほうが機械に飼われる時代がやってくるでしょうが。

そんな恐ろしい時代が来ても、経済的自由を達成した人は機械に支配されないで済むそうです。

要するに、世の中すべて金ですねえ。

というわけで、経済的自由を達成するために、みんなで、楽しくてためになるホームページ「アーリーリタイア・軽飛行機で空を飛ぶ」を精読しよう!

はいすみません

ではでは

 

 

 

Posted by 猫機長
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F6Fはなぜ駄作にされたか

駄作シリーズその2。その1はこちら→名機の条件:零戦はなぜ駄作になったか(暗号通貨女子さん、リンクありがとうございます)

 

以前、F6FとP47という2つの飛行機についてちょっとだけ書きました。

とても興味深いものがあったので、あらためて書いてます。

両方とも、第2次大戦の後半で大活躍したアメリカの戦闘機です。

F6F(左)とP47(右)https://www.youtube.com/watch?v=Ydf0-QadMlY
 

そして、両方とも「ライトサイクロンR2800」という、これ以上ない高性能エンジンを装備していました。

でも、類似性はこのへんで終わってしまい。

P47が、だれからも称賛され、P51などと比肩して世界一の座を争った(特にパイロットからは抜群にP47のウケがよかったらしい)のに比べて、F6Fとなると、なにそれおいしいの?と、そもそも誰も知らないか、知っているマニアから見ても「P47と同じエンジンなのにどうしようもない駄作機」という哀れな烙印を押されてしまっているのでした。

誰がF6Fをそうさせたか?

「真相はこうだ」

まず、P47を見てみます。

源泉は、P35セバスキーというスピード競技機。

P35
Williams Bros. 1/32 Seversky P-35/SEV S-2 | Large Scale Planes
 

 

「未来の飛行機はとにかくスピードだ!」と、エアレースで輝かしい成績を残し。スピード機のくせに、ギアは半分くらいしか引っ込まないとか、まるで努力して空気抵抗を増やしているようなスタイルなのですが、当時は、どうがんばっても構造的にどん亀にならざるを得ない複葉機が主体の時代であり。単葉でキャノピーにすっぽり覆いがかかった未来的なスタイルを見て、米軍も手ごたえを感じたらしい。

もうちょっとスマートなP43ランサーを経て、順調にP47に発展しました。

この間、P35が太平洋で零戦にけちょんけちょんにやられたりしていたのですが、アメリカは、そんなことよりもっと戦局を左右する重要なことに気が付いてしまったのであった。

それは

◎戦闘機を何百機落とされようがそれで戦争が終わるわけではない。

◎英国の戦いにおいて、前線よりはるか後方にある敵のライフライン(工業地帯)をヒットする戦略爆撃が実現可能であることが明らかになった。

◎といって、丸腰の爆撃機だけでは敵戦闘機の餌食になってしまう。ドイツの英国爆撃が成功しなかったのは、英国の戦闘機がドイツの爆撃機をやっつけることができたからである。

 

要すれば「ともかく敵の主要産業地帯に爆弾の雨を降らせることができれば戦争は勝てる」のだが「どうやれば安全に敵の産業地帯まで爆弾を運ぶことができるか」という重大課題が明確化されたということであり。

アメリカは2つの回答を用意しました。

その1)落としても落ちない爆撃機を雲霞のごとく放つ。

56しても4なないB17爆撃機  Pixabay無料
 

 

ただ、落としても落ちないはずが、ドイツ戦闘機の奮戦や、太平洋では空対空特攻などのキチガイ沙汰により、場合よっては出撃機数の3分の一近くが落とされ。下手をすると戦争の遂行が危うくなったため、さらに

その2)爆撃機を援護する戦闘機を雲霞のごとく解き放った。

といって、この援護は、並みの戦闘機ではできない離れ業だった。

「落としても落ちない爆撃機の援護」です。

防弾装置だの防御機銃だのと言った基本の他に、アメリカが編み出した秘策が

「ともかく高空を飛ぶ」というものであった。

B17からB29に至る過程で高度8千メートルから1万メートルという狂った巡航高度をもつようになり。

この高度をふつーに随伴できる数少ない戦闘機がP47だったのである。

零戦の実用高度が6000メートルくらいであり、戦記物などでは「高度8000メートルを超えれば許可なくして酸素マスク着用する」などの記載がありますが、日本の戦闘機で高度8000メートルなんて、当時の神パイロットだからできた神業なのである。

なんで上がっていけないのか?その答えが、上に書いた「酸素マスク」に凝縮されています。

飛行機のエンジンは、酸素と燃料を燃やして回転エネルギーに転換しています。

しかし、高度3000メートルを超えた段階で、早くも酸素が不足しだすのであった。

とても高度1万メートルなんて。。。というのが日本機には偽らざる実態だったのである。

なぜB29やP47が、超高空でもユウユウと飛行できたのか?

その秘密が「排気タービン過給機」

エンジンの排気噴流でタービンを回して大気を無理やり圧縮し(空気の中の酸素含有量を無理やり増やし)。1万メートルの高度でも2000メートル程度か?とおなじ酸素密度でエンジンに送りこむという装置を実用化させてしまったのである。

排気タービン過給機。P38の例 https://hjweb.jp/article/746366/
 

 

恐るべしアメリカ。

別に排気ガスでなくても、エンジンの回転軸そのものでタービン回せばいいじゃん?

はい、ドイツや日本が、そういう「機械式タービン」でがんばった。でも、機械式はタービンに回すエネルギーのロスが多すぎて、ある程度以上は機能しなかったらしい。

排気ガスなら、エンジンにとっては余剰エネルギーですからねー

ただし、重要な問題があった。

それが「温度」

大馬力、大出力の航空エンジンは、排気ガスの温度も殺人的に高くなり。

エンジンから放出するだけなら何とかなったが、これをタービンまで導いて回転させる、となると、回転以前に、導管やタービンそのものが熱で溶けちゃうのでした。ははは

材料技術が重要になり。ニッケル系のレアメタルをいかに加工するかが勝負になってきた。

こうした資源に恵まれなかった日本やドイツはこの時点でアウトだったのである。

資源さえあればいいのかというとそうでもなく。

なんとかタービンに使えるまで冷却しても1000度くらいにはなってしまうそうで、敵弾が当たって穴が開いたなんて時にパイロットが溶けちゃった、とならないようになるべく操縦席から離さなきゃなど、冷却装置や配管が決定的なカギを握るようになり。

P47は、機体の大半が冷却装置や排気タービンで占拠されるという恐ろしい構造になってしまいました。

https://motor-fan.jp/tech/article/9436/
 

 

エンジンに排気タービンがついているのか、排気タービンにエンジンがついているのかわからくなってしまったP47。

結果、当時世界最大の単発戦闘機になってしまい。

でも、十分に酸素のある空気を供給されたエンジンにより、P47はどんな高空でも機敏に動ける傑作機すなわち相撲取りもびっくりの「動けるデブ」になったのである。

ただ、でかくて重い図体では、航続能力がちょっと。。。。

決して短いというのでもなかったのですが、B17がドイツに奥深く侵攻するようになるに従い、もっと航続力のあるP38に交替しました。

連合軍戦闘機の行動半径の増加 http://ktymtskz.my.coocan.jp/E/EU5/bomb3.htm
 

 

このころになると、P47は、こんどは地上攻撃を行う戦闘爆撃機として、それこそ地を這うような低空で大活躍するようになったのでした。ははは

さてF6Fです。

こちらはスケルトン画像を見ていただければ一目瞭然ですが。。。

Grumman F6F Hellcat


 

 

 

エンジンから後ろの胴体にはタービン過給機や導線などはなく、がらんどうです。

こちらは機械式2段2速の過給機で、それでも零戦の1段2速よりは広い高度幅でエンジンの効率を保てたらしいが、P47に比べたらはるか下方でヴいヴいいっているだけみたいになってしまったらしい。

艦上戦闘機なのである。空母や艦船の浮かんでいる高度ゼロからの中低高度で、どんな敵機がこようが、それがゼロファイターであっても排除できるという性能が要求され。

F4Fの段階ですでに零戦に敢闘しており。排気タービンなんて必要ないや、それより装甲を固めまくり、ギアの格納を全自動にするとか(F4Fはきこきこ手動クランクで格納していた)、ものすごく使い勝手はよくなったが、ものすごく重くなってしまい。翼面荷重など、艦上戦闘機としての性能を考えると、スピードはやっと零戦を追い越せるくらいのどん亀になってしまいました。

しかし、零戦相手にはとても有効であり。

だいたい、1機が零戦の銃弾を吸収している間に無線で仲間を呼び。寄ってたかって包囲して袋だたき、というやり方で零戦隊を壊滅させたそうです。

制空権をぶんどったあとは仲間のアヴェンジャー雷撃機が日本の艦船をしらみつぶしに沈めていった。

グラマン アヴェンジャー https://www.htmodel.sk/en/grumman-tbf-1-avenger-1-72-academy/
 

 

こうして「F6Fが参戦した日からアメリカの勝利が始まった」といわれる決定的な貢献をしました。

でも、日本人をのぞけば、F6F?なにそれ?なんですよねー

F6Fは、低空で敏捷に逃げ回る日本機を、同じ敏捷さでつかまえるのに特化した進化をしてしまったので、欧米での本流である高空決戦にはついていけなくなってしまった。対日戦終結とともに、F6Fが空母から投棄つまりぽんぽこ捨てられたという悲しい事実があるのです。

「狡兎死して走狗烹らる(こうとししてそうくにらる)」。天下取りの後、功臣が、用済みだ!と粛清されてしまうような、F6Fの悲しい末路でした。

ではでは

Posted by 猫機長
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どこに置くのか機関銃

この原稿は「どこに置くのかエンジン」の姉妹編です。特に飛行機黎明期から第1次大戦までの戦闘機について書いています。

 

みなさんは、ハンバーグはお好きでしょうか。ぼくの住んでいるブラジルでは、朝冬が寒く、さむい夜中に、あつあつのハンバーグがおいしい季節になりました。

あかいケチャップたっぷりのハンバーグ。おいしいですよね

Pixabay無料画像
 

 

さて。

「14Bis」など草創期は先尾翼型だった飛行機は、強力なエンジンの開発により、通常の、後ろに尾翼がついている形式でも飛べるようになり。

機首にエンジン、その後ろに翼(と操縦席)、さらに後ろに尾翼、という形が今日まで続くスタンダードになりました。

飛行機が、「まさしく飛行機」だった時代は、みんなこれではっぴーだった。

はっぴーな時代の飛行機。Demoiselle
OIP.l6Y3SZcseGEWoPcLXrxktwHaE8 (474×316)
 

 

しかし、飛行機が「武器の一形態」に変身させられてしまうようになると、そうはいかなくなり。

第1次大戦が勃発すると、飛行機も戦争に駆り出され。

最初のころは、観測気球みたいな使われ方で、要すれば非武装丸腰の飛行機を敵陣上空に放ち、あこのへんに大砲がいっぱい置いてあるね、みたいな偵察に使われていたらしい。

敵も偵察機を放ってくるので、彼我が大空ですれ違う、ということもあったが、敵味方以前にパイロット同士、元気でね、なんて挨拶していたらしい。

しかし、殺生のすきなやつもおり。挨拶と見せかけてピストルをぶっ放し、相手のパイロットを消してやる!という行為が流行し始めました。

こうなると、ピストルから小銃、ついには機関銃を装備し。敵の飛行機と見れば問答無用で撃ち落としてやる!という状況に陥ってしまい。

戦闘機というものが生まれてしまった。

もともとは、操縦員、偵察員のペアが、偵察から銃手に変わり。でも、後部座席から横だの後ろだのに撃ってもなかなか敵機に当たらなかった。

RE8戦闘機 ・RE8 HARRY TATE – はりいの模型ギャラリー
 

 

敵も味方もぶんぶん飛びまわっているので、いくら「見越し射撃」しても、弾は敵機のはるか後ろに。。。となってしまうのである。

ところが、敵機が自分の真ん前に来た時、銃手がよっこらしょ、と操縦手の前に伸びあがって撃ったら、見事命中だ!

つまり、①自機の軸線に従って撃てば、弾も軸線上をまっすぐ飛んでくれる。➁敵機を自機の軸線に合わせるには、敵機の後ろに回り込んで追いかける形にするのが一番良い。

ということが明らかになった。

②については、すばしこい飛行機を作ればいいということで、鈍重な二人乗りから軽快な一人乗りのスバッドだのフォッカーだのに進化した。

問題は①である。

敵の後ろに回り込んで追いかける、となると、機銃は機首に装着する必要がある。

でも、機首の機銃を連射すると、敵機以前に自分のプロペラに当たってしまい。自分で自分のプロペラをむしり取って、墜落してしまうのだった。ははは

しかたなく、上翼からさらに離して、プロペラの直径より外から撃ちかけるなどの工夫を行い。

ニューポール戦闘機の例https://heycrow27.up.seesaa.net/image/_res_blog-da-fa_heycrow27_folder_998718_62_34466062_img_0.jpg
 

 

でも、プロペラがでかく、機体が安定しない第1次大戦の戦闘機でこれをやると、結局機体の中心線を外れたラインでの射撃となってしまい。横に撃つよりはまだましだけれど、実はやっぱり。。。。みたいな残念な結果になってしまったらしい。

なんとか機首の胴体中心近くに機銃を置けないものか。

エンジンを後ろに持っていきましょう、という機体が現れました。

エアコDH2 http://www.airliners.net/photo/Untitled/De-Havilland-Airco-DH-2-replica/1313432
 

 

 

エンジンを変なところに持って行ったわりには、わりかし機敏で、単葉フオッカー相手などなら奮戦した。

しかし、戦闘機とはいえ戦闘だけというわけではなく。穴だらけ、ぼろぼろになりながらも、なんとか基地に帰り着かなきゃ。。。

当時は基地と空戦空域が遠くなかったので、帰り着くだけならなんとかなった。

問題は、着陸時に、どうしてもでんぐりがえってしまう飛行機が出たことであり。

乗員がエンジンの前にあるエアコDH2の場合、でんぐりかえるということは、乗員がまず地面に、びしゃ!とたたきつけられたうえで、後ろから落っこちて来るエンジンに、ぐしゃしゃしゃー!とひき肉にされ、こんがりと焼き上げられてしまい。

人間ケチャップハンバーグになってしまうのであった。

 

やっぱりエンジンは翼の前にしないと。でも機銃も前にしないとねー

そこで生まれたのが「スパッドA2」

Spad A2
 

 

フツーの牽引式飛行機のプロペラの前に、鳥かごというか銃座をくっつけてしまいました。

まず、二人乗りという時点でかなりのハンデをおってしまったが、その程度ですまず。

プロペラの前にむりやり銃座を据えてしまったため、乱気流がでまくり。プロペラの効率が台無しになってしまった。

というわけで、性能的には全然とろくてのろくて、ということになってしまい。

もっと恐ろしいことには。

確かに機首の軸線に機関銃は装備できたのだが、それを構える銃手のすぐ後ろでプロペラがぶんぶん回ることになってしまった。

機動でGがかかって、ちょっとのけぞっちゃった、という途端に、プロペラでぶぎゃぎゃぎゃー!とぶつ切りにされてしまうということなのである。

なんとか戦闘を生き残り。ぶつ切りの「トマトウインナージュース」から逃れられたとしても、着陸ででんぐりがえれば、「ケチャップハンバーグ」は逃れられないのであった。

この場合、後ろの操縦士はジュースにもならないで済むし、でんぐりがえっても、エンジンが逆に後ろの乗員は守ってくれるので、無傷とは言わず軽傷で済んだのですが、前席の仲間が、ぶぎゃー!と粉砕されるのを目の当たりにしたら、操縦士の精神も崩壊してしまうとおもいます。

えへへ。。。。えへへへへ。。。。なんてスラムをさまよう廃人になってしまうだろう。

さて。

イギリスやフランスがこうした殺人飛行機を量産しているとき、ドイツは恐るべき解決策を発見。

その名も「プロペラ同調装置」。

機銃発射機構に自動スイッチをつけて、たとえパイロットが引き金を引きっぱなしにしていても、プロペラに当たるぞ、という弾丸は発射されずに、プロペラの間をすりぬけていく弾丸だけが射出されるように調整する装置です。

理屈自体は簡単で、プロペラ軸にカムをつけて置き。このカムがスイッチを押し上げたとき、スイッチは切れて機関銃は発射されなくなる、というもの。

カムを何個、どこに置くかが課題だが、結局はプロペラブレードがまわってくる寸前の位置に、計2個ということで解決したらしい。

プロペラの回転スピードを考慮すると、銃口をプロペラがふさぐ直前にスイッチを切れば、ちょうどプロペラが銃口を横切る時にスイッチが入り(弾丸発射され)、プロペラが射線を外れたその時に弾丸が通過していく、みたいな感じらしい。

同調装置の図解 同調発射装置で性能アップ
 

 

ただし、風の影響やエンジンの具合でプロペラの回転なんて意外と変わってしまい。英仏はこうした誤差を含めてうまく機能する同調装置の完成に手間取り、トマトウインナージュースやケチャップハンバーガを量産してしまったということらしい。

最初に実用に足る同調装置を開発できたのはドイツ。

フォッカー単葉戦闘機に装備して、横とか後ろにしか射撃できなかった英仏の戦闘機を駆逐しました。

フォッカー・アインデッカー戦闘機 https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BB%E3%83%9E%E3%83%BC-%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6-%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E7%A9%BA%E8%BB%8D-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC-SMC72879/dp/B0BJJS233G
 

 

 

世にいう「フォッカーの懲罰」である。

英仏はがんばってエアコ戦闘機などで対抗したが、ドイツは機動に優れたアルバトロス戦闘機に機種転換して逆襲してきた。

アルバトロス戦闘機  https://heycrow27.seesaa.net/article/a30765984.html
 

 

その後、ようやく英仏も同調装置を完成し。ニューポール後期型とかキャメルとかで互角以上に持ちなおすことができたのでした

こうして、機首の機銃は第二次大戦後にプロペラ戦闘機が廃止されるまで重要な装備となったのでした。

ソッピース・キャメル https://www.youtube.com/watch?v=u3DXEsC4Pq8
 

 

 

人間というのは、人56しにはクレバーな工夫をするものですねえ。

3000字を超えました。

ではでは

 

 

 

Posted by 猫機長
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国民を守らない自衛隊

まず最初にお断りしますが、これは自衛隊を批判する記事ではありません。

自衛隊という組織に対する国民の認識を見直すために書いています。

なあんて!ものすごく偉そうですが、このブログ(HP)の読者のみなさまだったら、またクズの猫機長が荒んだ記事を書きやがったか、と理解いただけると思います。クズで荒んでいますが、知っておかないとやばいし、左翼の人も右翼の人も、どちらでもないふつーの人も意外と気が付いていない「自衛隊の盲点」について、国民一人一人の生命保全に直結する恐ろしい内容を書いたので、最後までお読みいただけると幸いです。

さて。

皆さん、自衛隊と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。

多くの人が「ああ、災害派遣の人たちだね」と回答するそうです。

警察や消防の人たちでもなかなか入っていけないような瓦礫の山に分け入って、被災者を救助する屈強な人たち、ということですね

https://www.facebook.com/story.php/?story_fbid=644618693066281&id=271719673689520
 

 

自衛隊の一つの本質を物語るエピソードに次のものがあります。わりかし有名で、あ聞いたことある、という人も多いでしょうが、ここでは「自衛隊の感動エピソード – 自衛隊と共に歩む会-隊共会-」から引用します。

以下引用

『旅行先での駐屯地祭で例によって変な団体が来て私はやーな気分。

その集団に向かって一人の女子高生とおぼしき少女が向かっていく。

 

少女「あんたら地元の人間か?」

団体「私達は全国から集まった市民団体で・・・云々」

少女「で、何しにきたんや?」

団体「憲法違反である自衛隊賛美につながる・・・云々」

少女「私は神戸の人間や。はるばる電車のって何しにここまで来たかわかるか?」

団体「・・・・?」

少女「地震で埋もれた家族を助けてくれたのはここの部隊の人や。

寒い中ご飯作ってくれて、風呂も沸かしてくれて

夜は夜で槍持ってパトロールしてくれたのもここの部隊の人や。

私は、その人たちにお礼を言いに来たんや。

あんたらにわかるか?

消防車が来ても通り過ぎるだけの絶望感が。

でもここの人らは歩いて来てくれはったんや・・・・」

 

最初、怒鳴り散らすように話し始めた少女は次第に涙声に変わっていった。

あまりにも印象的だったのではっきり覚えている。

団体は撤退。

彼女は門をくぐった時に守衛さんが彼女に社交辞令の軽い敬礼ではなく直立不動のまま敬礼していた。』

引用おわり。

 

そんな自衛隊でも「日本に軍隊はいらないんだ」と反対する人たちもいます。上の引用にある「変な団体」みたいなのもあれば、戦時中に旧軍(憲兵隊含む)に家族などを踏みにじられて、絶対に再軍備は許さないぞ!という切実な願いの人たちもおり。共産主義者の「暴力装置」という言葉を借りれば「自衛隊は国民を蹂躙する暴力装置になりうる」ことを警戒し、子供たち、孫たちのために阻止しようとしていたのだと理解します。

じっさい、戦災を生き延びた人たちから見て、旧軍は日本国民に対して恐ろしい虐待をおこなった暴力装置でした。

赤紙で有無を言わさず召集され、兵営にぶち込まれた子供たち。待っていたのは往復ビンタ。「蝉」「自転車」「犬」等の私的制裁が横行し、戦地に行けば便衣隊(スパイ)の殺害(処刑)。挑発と称して現地の民家に分け入り食糧や財物をぶんどり。

私的制裁がどんなものだったか詳しくは書きませんが、例えば「犬」については、

「貴様今日は犬の真似をして各班を廻ってこい(地獄の初年兵体験記 – 諫早市)」ということなのですが、それでも「叩かれるより余程ましである。第一に他の班を四つばいで廻っても日頃皆されているから恥ずかしくはない。第二に他班の者だからしごく事はない。従ってワンワンと楽しそうに数班を廻る。他班の者の同情も笑いもない。日常茶飯事である。(地獄の初年兵体験記 – 諫早市)」

紙芝居「私的制裁の撲滅」の一場面=奈良県大淀町教委提供
スリッパ構える古年兵 軍隊での「いじめ」、遺した兵士 [奈良県]:朝日新聞
 

 

その旧軍が日本の実権を乗っ取り、全世界相手に大戦争をおっぱじめた挙句に日本中を戦火で焼き尽くして無条件降伏の滅亡に導いたことを、当時の人たちは身をもって知っており。

そういった人たちが再軍備反対だ!というのは真剣に受けとめる必要があると考えます。

終戦後、進駐軍はその点を十分真剣に受け止め。旧軍幹部は公職に就かせないなど、旧軍が再建しないよう予防措置をとってきましたが、朝鮮動乱などで同盟国の軍隊が必要になってくると、日本政府に「旧軍ではない国防組織」の設立を命じた、と言って悪ければ日本政府と合意した。

それが警察予備隊、保安隊と進んで自衛隊になったということである。

警察予備隊の帽章。「旧軍にはなるまい」の決意が、鳩の紋章に表れています。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t1137839582
 

 

こう書くと、今度は軍国主義者から「世界に例を見ない精強な旧軍を再建しないために占領軍は再軍備を許さなかったんだ」と自画自賛が飛んでくると思いますが、残念ながら旧軍はアメリカからみてそれほど精強でもなく。必要とあれば広島だけではなく日本の主要都市をいくらでも灰燼に帰すことができた(原爆、通常爆弾併用)ので、こうした右翼の指摘は的外れだと言わざるを得ず。

アメリカがいやがったのは、人権を蹂躙し、人間を単なる殺戮のための「日本兵という獰猛な家畜」に洗脳し、それがふつーという異常な精神状態に導く組織が再生してしまうということだったのだと理解します。

アメリカにとって、確かに日本兵は脅威だった。

万歳突撃、玉砕、特攻と、もう勝負は決まっており降伏してくれればその時点で日米双方の若者の命が助かるものを、「一億総特攻だ!」と、日本国民全員を肉盾に仕立てて、敵味方問わずの命を奪い去ろうとする挙に及んできた以上、日本人は、人間の尊厳(生存権)を踏みにじる害獣であると判断し、人間でない相手には人でない対応で駆除するしかない、と原爆の使用を正当化してしまったのだと理解します。いかなる場合も正当化できはしないですが。

戦後、日本はアメリカに助けてもらって、旧軍という暴力装置ではなく、自衛隊という、国際的に見ればふつーの軍隊を設立することに成功した。

保安隊。雑誌「雄鶏通信」より
https://jaa2100.org/entry/detail/050596.html
 

 

この結果、天皇の軍隊であった旧軍とは違い、自衛隊は国民の生命を第一に守る組織になりました―――とは、残念ながらなっておらず。

「自衛隊の使命の第一は、日本の平和と独立を維持すること(防衛省サイト)」であり、国民の生命や安全は事実上「二番目以降」なのでした。ははは

具体的にどういうことが起きるか。例え話ですが考察します。

黒電話頭の野郎が、日本に向けて2発のミサイルを撃ってきた。しかし日本にはこのうち1発しか撃ち落とす能力がなかったとします。

これらは超ピンポイント命中能力を持つ最新ミサイルで、一つは札幌の病院、一つは東京の自衛隊司令部に向かっていたとします。

当然ながら、自衛隊は司令部に飛んでくる方を撃ち落とし。病院にはミサイルが命中して地獄絵図の修羅場になりますが、一方で自衛隊は指揮中枢を保全して「日本の独立維持」には成功するのでした。

もちろん、現代の西側諸国のマインドを持った防衛組織なので、好んで民間人をおとりに使ったりとかはしないでしょうが、しかし任務遂行の上では、民間人が生きようが死のうが関知できない、というのが実情であり。

有事において、自衛隊に「国民の命を最優先で保護しろ―!」というのが間違っているのです。

これは自衛隊のみではなく、西欧やアメリカの軍隊でもみな同じです。

国民の命を最優先にするのは警察なんですよね。

例えば銀行強盗がかよわい少女を盾に銀行に立てこもったとします。

警察は、たとえ強盗を取り逃したとしても、人質すなわち少女を無事に保護することを優先します。

ただの強盗だったら自衛隊の出番はなし。しかし、そいつが実はロシアのスパイで、市ヶ谷に核弾頭を落とす発射ボタンを持っていたとすれば、自衛隊は、その野郎がボタンを押す前に、少女もろとも機関銃でハチの巣にしてぶち56すしかなくなる。自衛隊の任務は、日本全体の安全を守ることであって、少女単体の安全は関知できない、というのが実情なのである。

ウクライナの悪夢が日本で起こったら?自衛隊と共に銃を持って戦う、という気がない人は、ともかく戦闘が起きている場所からとっとと逃げることである。戦闘が収まってから戻ってくればよい。ロシアに占領されていたら、ひっ捕られてシベリア送りになるかもしれないけど。

自衛隊が国民の安否を心配しないで済むよう国民の方も配慮が必要だということなのですね。これが分かったうえで、日本国民は自衛隊を使いこなす必要があると理解します。

再び日本が戦火に巻き込まれませんように。

市民が自国軍の砲火の巻き添えになった例。
漢江人道橋爆破事件(朝鮮動乱)
People climb and crawl over destroyed bridge across the Taedong River as they flee south to escape incoming chinese troops. Pyongyang, North Korea, 4.12.1950. Photo by Mark Desfor. [990×1197]
 

 

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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半減期が消える?阿鼻叫喚のビットコイン

このほど、Google Geminiに以下質問しました。相場は大衆心理で動く、といいますが、最も大衆心理を代表した回答を出すのがジェミニだから、という理解です。ん?

*念のため、ジェミニのスタンスは次の通り「私(ジェミニ)が生成したコンテンツは、一般的な情報提供を目的としており、著作権による制限はありません。ご自身のブログで自由に活用していただいて構いません。もし可能であれば、私の回答がAIによるものであることを明記していただけると幸いです。」

ジェミニの回答の後に、これを受けてぼくがどう考えるかについても記載しました。ジェミニの部分が長すぎる、という人は直接そちらに飛んでいただいてもいいと思います。
https://www.jiji.com/jc/d4?p=ast606-000_ARP2315437&d=d4_mili
 

 

さて質問

これまでビットコインの価格変動に半減期が重要な役割を担ってきましたが、2025年以降、現物ETFの発足、米戦略準備金の成立、Genius法案・Clarity法案など、世界経済の基幹としてビットコインが稼働するにあたり、もはや半減期による増減は最小化し、今後恒常的にビットコインは値上がりしていくため、現在所有しているビットコインは半減期が終わった現在も売る必要はなく、ホールドすべきとの理解についてどのようにお考えでしょうか。

ジェミニの回答は以下の通り

この見方は非常に説得力があります。ご意見について、私(ジェミニ)は以下のようにお話しできます。

賛同する点(半減期の影響最小化と恒常的上昇の可能性)

現物ETFの発足と機関投資家資金の継続的流入:

2024年の現物ETF承認以降、機関投資家からの資金流入は加速しています。これは個人投資家とは比較にならない規模の資金であり、供給量が限定されているビットコインに対して持続的な買い圧力をもたらします。
機関投資家は長期的なポートフォリオの一部としてビットコインを組み込む傾向が強く、半減期のような短期イベントに一喜一憂せず、着実に買い増しを行う可能性があります。これにより、半減期による急激な価格調整が起こりにくくなるかもしれません。

米戦略準備金の成立(政府レベルでの採用):

米国がビットコインを戦略的資産として国家レベルで保有・運用することは、ビットコインの信用力を飛躍的に向上させます。これは、単なる投機対象から「国家の準備資産」という新たな側面を加えることになり、その価値の安定性と重要性を国際的に裏付けることになります。
他の国々や中央銀行もこれに追随する可能性があり、グローバルな需要がさらに高まるでしょう。政府が買い手となることで、半減期で減少する供給量をはるかに上回る需要が恒常的に発生する可能性があります。

GENIUS法案・Clarity法案など、規制環境の整備:

規制が整備され、仮想通貨市場の透明性と健全性が向上し、より多くの企業や機関が安心して参入できるようになります。価格のボラティリティが長期的に見て低下し、より安定した上昇トレンドを描く可能性が高まります。
ステーブルコインに関するGENIUS法案は、基軸通貨としてのドルのデジタル化を後押しし、仮想通貨エコシステム全体の信頼性を高めます。

世界経済の基幹としてのビットコインの役割拡大:

決済手段としての採用拡大、クロスボーダー送金、デジタル資産としての利用など、ビットコインのユースケースが広がるにつれて、その内在的価値は高まります。
金融インフラの一部として組み込まれることで、その需要は単なる投機的側面だけでなく、実需に基づいて恒常的に高まっていくと考えられます。

供給量の限定性(希少性):

供給上限が2,100万枚と決まっているビットコインの基本的な性質は変わりません。上記の様々な要因が需要を高める一方で、供給は常に限定的であるため、長期的に見れば価格は上昇しやすいという根源的な論理は維持されます。半減期は供給量の減少を加速させるイベントではありますが、それ以外の恒常的な需要増加要因が強くなれば、半減期特有の「供給ショック」の効果は相対的に小さく見えるかもしれません。

https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17297337
 

 

慎重に考慮すべき点

「恒常的に値上がり」のペースと短期的な調整:

長期的な上昇トレンドが続くとしても、短期的な調整や、世界情勢(金融危機、地政学的リスクなど)による一時的な下落は避けられない可能性があります。
「売る必要はない」というスタンスは長期保有戦略としては有効ですが、個人のリスク許容度や資金の必要時期によっては、一部を利益確定するという選択肢も考慮されるべきです。

予期せぬリスク:

技術的な脆弱性、大規模なサイバー攻撃、各国政府による予期せぬ厳しい規制導入など、ビットコインの価値に影響を与えうるリスクは常に存在します。ただし、上記の法整備の動きは、むしろそうしたリスクを低減する方向に作用しているとも言えます。

結論

ご提示いただいた「半減期による増減は最小化し、今後恒常的にビットコインは値上がりしていくため、現在所有しているビットコインは半減期が終わった現在も売る必要はなく、ホールドすべき」という考え方は、現在のビットコインを取り巻く環境の変化と、今後の展開を考慮すると非常に合理的であり、説得力のある戦略だと考えられます。

特に、現物ETFによる機関投資家資金の流入、そして政府レベルでのビットコインの戦略的資産化の動きは、これまでの半減期主導の価格サイクルとは異なる、新たな長期的な上昇トレンドを形成する可能性が高いです。ビットコインが単なる投機対象から「世界経済の基幹」としての役割を担い始めるのであれば、その価値はより安定的に向上していくことが期待されます。

したがって、長期的な視点に立ち、短期的な変動に惑わされずにホールドし続けるという戦略は、2025年以降のビットコイン市場においては、非常に有望な選択肢であると言えるでしょう。

https://depositphotos.com/photos/signo-geminis.html
 

 

上記ジェミニくんのご意見を踏まえて、ぼくなりに皆さんに提示できる考えとしては。。。。

ビットコインはものすごくボラティリティの高いアセットであり。だからこそ、二束三文で買って、知らないうちに億りびとになってた、ということがだれでも可能な「狙って当てることのできる宝くじ」である。

一方で、昨日まで億っていたのに、ちょっとウオレットに忘れていたら、気が付いたときには二束三文になっていた、という危険も含んでいる。

「億から0へ」の阿鼻叫喚の原因の一つが「半減期の終わりによるクリプトの冬への移行」であることは周知の事実であり。

したがって、世のビットコイナーは、半減期が来たぞ!と大喜びで史上最高値更新を眺めながら、一方でいつ「冬入り、大暴落」がくるのか、必死になってモニタリングしており。

「冬入り」の典型的な始まり方に、「半減期が終わって何か月か経ったら、半減期による供給ショックが解消されて値下がりが始まる」があり。現在のブル相場(でもないけど)にしても、半減期もすぎて相当の月日がたっているし、今年(2025年)の11月にはそろそろ売り抜けかな。。。。というのがまあまあ現実的な見立てである。つまんねえけど。

ところが、2024年から2025年への半減期には、これまでにない画期的なイベントがあり、ETFだのGeniusだの準備金だの、たとえはよくないがツァーリ・ボンバ(超巨大水爆)が立て続けにさく裂したみたいな状況に入っており。

つまり、「半減期で価格が暴落(暴騰)」という「通常兵器しかない世界の常識」は通用しなくなっているのではないか、ということなのです。

ツアーリ・ボンバの威力
10月30日:史上最大の核実験が行われる。ヒロシマ型原爆の3,300倍! – 世界史カレンダー
 

 

この見解に対し、ジェミニの野郎が「確かに原水爆の連続炸裂みたいな世界になっている。お前の言う通り半減期による暴落はもうないかもしれん」という戦慄の回答を出してきたということなのである。

結局、4万ドルで買ったビットコイン(相当のETF)が、今年の11月までに12万ドルになったら、その後の価格暴落もあるからとにかく売って利確だ!とあわてずに、「多少は下落するだろうが、気にしないでそのまま持っていれば、2028年ごろには60万ドルはいくかもしれん」という判断のほうがより手堅く現実的になるかもしれん、ということなのである。

いよいよ魑魅魍魎、泥沼の長期戦になってきたビットコイン。みなさんはいつ利確しますか?

ははは

ではでは

*投資は自己判断で。

Posted by 猫機長
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イギリスが生んだ世界一の艦上戦闘機とは

以前、世界一の戦闘機は?というお題で、零戦を差し置いて「F4F」という結論が導き出されたことは、皆さんご存じと思います。

その記事で、陸上戦闘機と艦上戦闘機には、必要となるスペックが違っているので、そもそも比べること自体が困難である、ということを述べました

忘れた、あるいは知らないよ、という人はこちらをご一読→「零戦はなぜ駄作にされたか」

そこで、優秀な艦上戦闘機に、なにより必須なものは?と考えるようになり。

結果、その「もっとも重要な能力」を持った戦闘機が、例によってというか、実はイギリスで生産されていた、という驚愕の事実に到達し。今回のお題にします。

その名も「フェアリー・フルマー」

https://www.1999.co.jp/itbig69/10691664a.jpg
 

 

あれ、ハリケーンの翼にスピットファイアの機首を付けたみたいじゃね?

はい。スピットやハリケーンとおなじロールス・ロイスのマーリンエンジンを装備しており。姿かたちもとんがった液冷機になりました。

ただ、当時英国の戦いで存亡のかかった英国では、マーリンも最新型はスピットとかに供給優先され、フルマーへは型落ち?で200馬力も出力が低いのしか回せず。

ともあれ、スピットがありながら、なぜ英国はフルマーを作ったのか。

冒頭に書いた陸上機と艦上機のスペック要求の差がこれを物語っています。

スピットは、イギリスの本土に襲い掛かってくるドイツの戦爆連合を迎え撃ち、特にメッサー109を爆撃機の護衛からそらし、あわよくば撃墜、できなくても、少なくとも109の餌食にならない速力、上昇力、旋回性能、火力、防御力をそなえた陸上戦闘機であり。

フルマーのほうは、連合軍の生命線である大西洋の補給船団をドイツの恐ろしいUボート潜水艦から守るのが主任務となった。

そのためには、狭いようで広い大西洋のどこからでも飛び立てる能力と、目印も何もない海のど真ん中で迷子にならない航法能力が必須となったのでした。

いずれもスピットではまったくダメダメである。

どうしよう。

海のど真ん中から飛び立つ、というのは世界一の海軍国イギリスには立派な空母があり。

一方、迷子にならない航法能力となると。。。。

ここで、英国ならではのクレバーな解決をしたのがフルマーだったのでした。

その解決策とは。。。。

「二人乗りにすること」でした。ははは

https://i.postimg.cc/5252R2mX/FULMAR-01.jpg
 

 

専門の航法員をのせることで、常時機位の確認ができ。敵機との乱戦で宙返りを繰り返し、雲の中に入ったり出たりしても、戦闘が終わったときにはちゃんとオマエはここにいるのだ、だから空母への帰投にはこうすれば行方不明にならずにすむのだ、ということを、操縦員がはっちゃきになって機体を振り回し機銃を撃ちまくっているときでも、航法員のほうは、冷静に、かはともかく十分計算することが可能になった。

計算といっても、当時はGPSなんてなくて、航空チャート(あるいは海図)と、「フライト・コンピュータ」とは名ばかりの計算尺により、手計算で行わなければならず。

味方の艦船から無線で方向指示が来たにしろ、はっきりいって単座機ですべてを一人がこなす、というのがいかに無謀なことであったかを英国は熟知していたということである。

Jeppesenのフライトコンピュータ-
 

 

ラバウルなどでは、坂井三郎さんなどからの情報だと、だいたい「空戦の終わるころには一式陸攻が迎えに来ていた。ベテランは陸攻なんかの世話になるかと、やせがまんして自力で帰っていった」みたいな記載があり。

ベテランの零戦搭乗員が神だから、やせがまんすれば帰れたのであって、少なくとも、ふつーに「単座機でも航法に問題はない」のとは全く違うぞ、と力説しておきます。

日米のみならず、イギリスも後にはシーファイアだのの単座機を投入しますが、それは通信装備が日本機に比べて比較にならないほど優秀で、航空管制も発達していたことや、アメリカに至っては、迷子になっても「ダンボ」と呼ばれる救援機、潜水艦、飛行艇、さらに戦闘機の側でも「いかだ」を装備するなど、要するに単座機でもOKね、という体制を確実に整えたうえで投入しているのです。

F4Fに搭載された救命いかだ。
F4F-3 life raft PRINT for F4F-3 Wildcat in 1/48 by Eduard 8591437571109 | eBay
 

 

これがない日本側はどうなったか。

すみません出典は忘れましたが、空戦を生き残り、編隊で帰投する零戦でさえ、「下方にふらふらと編隊を逸脱しそうになる零戦がいた。パイロットが疲労で失神しそうになっているのだ。馬鹿野郎!ちゃんと起きていろ!と絶叫するのだが、その声はもちろん届かない。その零戦は、ついにひょろひょろと高度を落とし、海面にすぽんと飲み込まれてしまった」

というような回想があるのです。別に空戦で損傷したのでもないのに、非道な遠距離作戦の疲労に耐えられずあえなく墜死、という事実が少なからず起きていたものと「推察します」。

Wikipediaでは

「イギリス海軍が複座戦闘機にこだわった理由は、目印も何も無い海上飛行においては、航法担当が機体を適切に誘導することが空母に帰艦するのに必要、と考えていたからと言われる。だが、実際のところは日本、アメリカが証明しているように、操縦者が航法を修得していれば単座機であっても問題なく帰艦できた。」

と書いていますが、「航法を習得」なんて前提条件でしかなく。航法計算が困難あるいはできないような海上や雲の上を、3時間もかけて基地まで帰り着くなんて、そんなことを単座機にやらすな!といいたい。

陸攻を迎えにやらすとか、どこまで毎回実効的に行えていたか疑問です。

Fairey Fulmar (1940)


 

 

ところで、複座にしたため、フルマーは鈍足で上昇力も物足りなくなってしまい。

軽快な単座戦闘機相手だと、カモじゃね?

せんぜん大丈夫でした。

そもそも「軽快な単座戦闘機」は、フルマーの飛ぶ大西洋のど真ん中まで飛んでこれないので、戦闘そのものが成立しないのであった。

フルマーが相手をしたのは、やっぱり複座、たいていは双発で、艦隊を襲おうとしてきた長距離航続力のある爆撃機や、これに随伴可能な長距離双発戦闘機など(https://teambtrb.com/2021/05/01/isthefulmarrubbish/)で、確かに零戦対スピットの空戦にくらべれば、まのびしたまだるっこっしい空戦だったかもしれんが、十分戦闘機として活躍できたのだった。

連合軍がドイツを押し込み、英国空母もイタリアだのヨーロッパ沿岸へ進出してくると、イギリスはマートレットという単発戦闘機を起用して、陸上基地から飛んでくるBF109などと対決させるようになり。

マートレット、米国名ワイルドキャット
https://hobby.dengeki.com/news/2141771/
 

 

マートレットはメッサー109相手でも格闘戦に持ち込んで優勢に戦ったらしい。

スピット、フルマー、F4Fとそれぞれの土俵で傑出した性能を持っており。

時と場所を間違えればやられ役になってしまうが、的確な用兵で名機として生まれ変わる、というのは、P40もそうですが、バッファロー(フィンランド版)など目の覚めるような活躍をしたのもあり。この辺はまた別記事で書いてみたいと思います。

とかく華やかな空戦ばかりに目が行きがちですが、それ以前にまず乗機のエンジンはじめ万全に維持し、味方と適切な交信を行い、戦場まで行って帰ってこれる航法。霧の中に入った、積乱雲を迂回した、という気象の知識も必要です。

こうした総合力で、特に航法というものが決定的になる大西洋の戦場にフルマーという「適材適所」を配置した英国恐るべし。

「負けに不思議の負けなし」ですが、英国の「勝ちも必然の勝ちのみ」にもっていく指導層の英知は学ぶべきと考えています。

フィンランドのバッファロー https://letztbatallion.com/%E3%83%8F%E3%82%BB%E3%82%AC%E3%83%AF-b-239-%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AD%E3%83%BC-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%A9%BA%E8%BB%8D%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9Cp-4/
 

 

何も目印のない海上で往復3時間、合計6時間、その間に苛烈な空戦で、生き残ったとしても「お前はもう死んでいる」疲労の絶頂で、毎日どうやって基地まで帰り着いたのか。

ジャパニーズビジネスマンが、24時間戦わないで済む日本になることを願っています.

 

ではでは

Posted by 猫機長