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阿鼻叫喚:クズ野郎トランプの「関税劇場」

最近、ブロ友のみなさんの記事でも、市場急落だー!と悲しむ声が多くなっており。トランプの野郎が関税で世界中に迷惑をかけている影響がいよいよ現実化しているものと思われます。

仮想通貨チャンネルの重鎮にJoe Takayamaさんがおり。現在の状況をうまく説明しているので、画像引用します。(画像です。画像から下の文章は小生の文責です)。

リンクは以下の通り

その1

 

 

アメリカと中国が、なかよくチキンレースを展開し、バカな関税を互いにエスカレートする愚行に及んでいます。50か国以上が関税の見直し交渉を求めているが、アメリカ側は「交渉は時間がかかる」と、どうでもいいやの対応。世界的なリセッションの可能性が高まって、市場は大暴落に陥り。サーキットブレーカ発動の阿鼻叫喚に。ははは

 

その2

 

 

4月3日と4日の値動きは、第2次大戦以降で、1987年のブラックマンデー、2008年のリーマン、新型コロナに次いだ4番目の暴落だとしています。

 

さて。

アメリカが世界に何を宣言し、世界に何をやらせようとしているか。

「WEB 特集 “トランプ関税”狙いは?経済政策のキーパーソンに聞く(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250403/k10014767831000.html)」を参考に書いてみます。

こちらでは、オレン・キャスという野郎が日本のことを属国のごとくこき下ろしています。

この野郎は「ワシントンのシンクタンク「アメリカン・コンパス」のチーフエコノミストを務めているかたわら、バンス副大統領(40歳)やルビオ国務長官(53歳)ら、トランプ政権の若手閣僚と近い関係で、政策の進言を行うブレーン」で、要すればこいつの言うことはトランプの野郎の言うことと同じと思ってよい。ただ、日本と違って、トランプがこいつの書くことを読み上げるだけというのではなく、まずトランプに構想があって、これを技術的に現実化しているという本物のブレーンであるとの理解ですが。

この記事は、日本の記者がオレンの野郎に質問し、これに答え、最後は米国の考えを押し付けるという流れになっています。

*以下は、小生が面白おかしく脚色しています。上記リンクの元本もご確認くださいね

さて。

最初の内はまあまあ常識的である。

質問「トランプ氏がこだわる関税の意図とは」

回答「基本2つある。一つはビジネスのカードである。例としてコロンビアを恫喝したら不法移民の送還を受けいれるようになった。もう一つは経済政策の手段として、国内産業を保護、活性化する重要な政策である」

フルハウス https://nexus-poker.jp/rule/full-house/
 

 

この辺から怪しい物言いが始まり。

「日本人はアメリカの関税措置を理不尽に感じるだろうが、アメリカの視点から物事を考えると、アメリカにとっての利益は日本が望むものとは異なると認識しろ」

「今後、日本も、アメリカか中国かを選ぶ必要が出てくる。日本がアメリカを第一に考えるなら、より多くのリスクをいとわず、経済や安全保障の面で協力して、自国の利益のためにアメリカに不利益をもたらしてはならん。」

えっ?あれ?アメリカに不利益をもたらすなとか、いきなり恫喝か?

「重要なのは、アメリカ人を最優先にし、世界がアメリカをサポートするシステムを作ることである。日本が現状維持を望んでも、そのような選択肢は、すでにテーブルにはない」

日本(と世界)がアメリカの属国になって、アメリカの利益になるように行動しろというのか?

プーチンの場合は、いきなり軍隊でウクライナを蹂躙したので、ある意味わかりやすいのですが、トランプの場合は、アメリカの言いなりになれ!ならないオプションはないんだ!と、関税という手段をもって世界中にカツアゲしているということである。

アメリカは本気で同盟諸国を恐喝しようとしているのか?

そんなことはなく、トランプの野郎は、要すればポーカーではったりをかますのと同じ感覚で世界中に脅しをかけているのだと理解します。

ドル覇権という最強のストレートフラッシュにフルハウスのカードを持っているのでたちが悪いですが。

 

ストレートフラッシュ https://nexus-poker.jp/rule/royal-straight-flush/
 

 

中国やロシア、北朝鮮といった悪の枢軸には、はったりと恐喝しか対話のしようがないのはわかりますが。。。

同盟国相手にそれをやっていると、いつかはアメリカも破綻します。

関税というのは経済を減速、収縮させてしまうからである。

冷戦で自由主義陣営が共催主義陣営をミソクソに圧倒したのは、結局は経済力であり。その経済は、自由経済、関税撤廃、アメリカの貿易赤字上等だ!の世界経済加速・膨張政策によってのみ可能になったのである。

たしかに、この過程で日米安全保障条約により、日本の防衛のためにアメリカが軍隊を派遣するという、歴史的経緯を知らないいまどきのアメリカの若者たちから見れば、なんでアメリカがこんなに金(と命)をつぎ込まなきゃならないんだ!という現実が生まれていた。

日本だけではなく、NATOなんてまさにそれであり。

それでも、バイデン以前の常識的なアメリカであれば、NATOや日本への軍隊駐留や貿易赤字こそが、世界(経済)全体をアメリカ寄りに回すために必要なコストであったし、ますますそうなるぞ、という常識的な見解と政策を維持していたであろうと思います。

マーシャルプランによる西ドイツの復興 パブリックドメイン
 

 

ところが、ウクライナ東部や台湾、北海道はロシア(中国)にくれてやれ!それでアメリカの誰がこまる?とブチギレ、逆切れし。それがいやならおまえらもっと金出せ、というのがトランプ政権である。

たしかに、アメリカがすべての面倒を見る、という状況が固定化し、ウクライナ戦争でもエイブラムスだのなんだのとアメリカに頼り切りであることは否めず。

しかし、その状況を人質に取って、同盟国を恐喝するという、クズの中のクズになってしまったのが今日のアメリカである。

日本やNATO諸国も、アメリカが、実は常識なんて持っていないクズな国なのかも?そういう相手に、どう立ち回るか?という教訓を得たと思います。

対策とすれば、トランプに好きなことを言わせておいて、どうせ来るスタグフレーションをしのぎ、そのあとの量的緩和に期待しましょう、ということですかねー。

トランプがここまで関税にこだわる理由として、実は全然深く考えていなんじゃ?という意見もちらほらしだし。

関税の是非をいいだすと、結局は国民に転嫁されるとか、いやいや日本企業がアメリカに移転してきてかえってアメリカ人の雇用が増えるとか、いろいろ意見があり、どれが正しいかは「時の運」というかどうとでも転んでしまうのですが、トランプとそのギャングは、そんなことはどうでもいい、と考えているというのです。

関税が導入されると。。。

トランプ政権は、新たな関税政策によって今後10年間で6兆ドル(約900兆円)もの税収増が見込める(Noteから:https://note.com/investwriter/n/nf9780bdf523e)

とか、

「新たな関税によって2700億ドル(約42兆7000億円)の税収が得られると推定されており、これはアメリカの年間税収額の約5%に相当するとのこと(ウオールストリート・ジャーナル(https://gigazine.net/news/20250110-economists-hate-trumps-tariff-plan/)」

https://gigazine.net/news/20250110-economists-hate-trumps-tariff-plan/
 

 

ソースによりバラつきはあるが、なかなかの金額になるらしい。

要するに、単純にこの税収が欲しい。というだけなんじゃ?ということです。

トランプ政権の「公約」の一つに「ビットコイン戦略準備金」があります。

日本経済研究センター「https://www.jcer.or.jp/j-column/column-iwata/20250131.html」によれば、この戦略準備金構想では、もともとは「財務省が5年で100万ビットコインを購入し、準備金として連邦準備理事会(FRB)が保有することを義務付ける内容だ」となっていたが、「政府が新たにビットコインを購入する」というところで躓き。

「今持っているビットコインは備蓄に回しますが、新しく買うのは(いまのところは)やめます」とトーンダウンしたため、ビットコインの暴落を招きました。ははは

この100万ビットコインというのが、だいたい78,344,118,707.01 アメリカドル、つまり783億ドルに相当し(4月7日)。たしかに、ビットコインって何?という大部分の国民に、これだけのお金を使ってうさんくさい仮想通貨を買います、というのはなかなか言えなかったらしい。

ここまで書けば、もうお分かりと思います。要するに、関税で儲けた分から100万ビットコインを買ってしまえ、というのかもしれんぞ、ということです。

準備金などで新たな兌換を確保し、ドル覇権を堅固にしたい。そのためには、スタグフレーションだのなんだのなんてどうでもええわー!と判断させる「何か」があるのかもしれません。

いよいよ阿鼻叫喚の世界。あわてず、大底に向けてこつこつ買い増して行ければと思っています。

*投資は自己責任です。ははは

ではでは

Posted by 猫機長
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あーるだいなりじー:ブラック労働からの解放

あーるだいなりじー:ブラック労働からの解放

 

年金の破綻が話題になって久しく。「生涯現役」といいながら、職場の方で死ぬまで存続してくれるとはかぎらず。職を失い、頼みの年金も期待できない、どうしたら。。。という状況に追い込まれ、途方にくれないために、と世のメディアや金融機関はこぞって「投資のすすめ」を売り込んでいます。

でも、それは一方で、売り込まなければならないほど誰も投資をしていないことを意味しており。

ここまで給与所得による生活が危機に瀕しているのに、投資による所得にみんな怖がって手を出さないのはなぜでしょうか。

じつは、政府や企業、メディアが「建前上は売り込む一方、その実投資による破滅の恐怖をあおりまくっている」からなのです。

その理由の最も重要なのが「ブラックな政府と、これにつるんだブラックな主要企業にとって、社畜が投資で経済的な自由を獲得し、会社からいなくなられたら困る」というものです。

ブラックな政府と企業は、メディアとつるんで「投資は重要ですね」とまず国民の意識をひきつけておいて、次の一手で「投資というのは詐欺だ。手を出したら身代をなくすぞ」という情報とともに、本当に詐欺(まがい、とトーンダウンしておきますが)のような行為を一部の金融機関が行うのを黙殺して、一般の市民が「労働するしか所得のつてがなくなる」ように仕向けます。

政府の黙認を得て、悪徳金融機関は、詐欺まがいのような商品を市民に押し付けて搾取し、がっぽがっぽと大儲けしています。

Proyecto Cigarra3 蝉のプロジェクト3
Benedit, Luis – Maman Fine Art
 

 

どんなのが詐欺なのか、という一例について「たこ足の毎月分配型投資信託」があります。

米欧の一般常識では、投信信託だろうが株だろうが、「利益の分配(Dividend)」と「元本の償還(Amortization)」というものがはっきり分かれており。

欧米で「配当」と言えばすなわちDividendのことである。

たこ足のように、元本を切り崩すのは、「償還」すなわちAmortizationとなります。

欧米では、定期的に発表される報告書において、「配当」と「償還」を明記して報告しない金融機関の商品は買うべきではないという理解が普通です。

もちろん、コロナだの、将軍様のミサイルだの、突発的に配当のもととなる収入が途絶えたりマイナスになることはよくあります。しかし、このときに「この理由によって今回は配当しません」「この理由で今回は償還が生じます」としっかり顧客に言わなければなりません。

開設当初から元本切り崩しを前提とした商品を顧客に売りつけるなど言語同断である。

フェデリコ・ザンドメネギ、自転車での会合、1896年
https://www.artmajeur.com/ja/magazine/5-mei-shu-shi/atono-zi-zhuan-che/331030
 

 

ちゃんとした商品の例として、SHPH11があります。

すみません日本では売っていません。ブラジル居住者向けのブラジルのリートだからです。

このリートは、1999年の設立から2024年の8月まで、コロナショックで一時期(6か月くらいだったかな?)配当を0にしたほかは、25年間毎月配当を支払ってきました。

2024年7月15日のSHPH11一口の価格はR$899,99に上がっているので、R$4,30の配当は元本に比べ0.47%、年利で5%と、まあ低いけどまともだね、となります。

(僕自身の得ている配当は、1999年の発足当時にぼくが買った値段である、1口R$100に比べて、2004年8月で1口当たりR$4,30、すなわち毎月4.3%、1年で51%という数字になっています。悔しかったら、タイムマシンに乗って1999年へ買いに行けー!)

 

ここで重要なのは、25年間でSHPH11という銘柄が100から899.99まで値上がりしたことです。

単純には899%に見えますが、インフレを除く必要があるので、以下の公式計算機で算出します。

BCB – Calculadora do cidadão

 

 

この結果、2024年6月の時点で、インフレを考慮した金額はR$696.93となりました。

市場価格がR$899.99なので、25年間で899.99-696.93=R$203.06の上昇。

当初価格がR$100.00ですから、25年間で203%上昇したということである。

単純に計算すると、毎年203÷25=8.12%の上昇を見たということになります(インフレ抜きです)。

*念のため:複利計算だと、4.5%でスタートすると、25年目に201%になるらしい。

情報ソースはこちら→複利計算(元利合計) – 高精度計算サイト (casio.jp)

要すれば、インフレを超えて元本が温存され、かつ毎月ちゃんとまともな配当が振り込まれる投資信託が、日本にはないかもしれませんが、世界にはちゃんと存在しているということである。

上記はぼくが住んでいるブラジルの例ですが、USリートとかも該当するとの理解です(個別銘柄の成績などは持っていません。誰か知っている人がいたらご教示願えれば幸いです)。

要すれば、日本のように「毎月分配です」と表面上はさも魅力的に売り込んでおいて、その実「分配はしていますが、それは配当ではなく償還でした」というようなクズ商品を、これが常識です、と売りさばくほうがおかしいのです。

マネ≪キング・チャールズ・スパニエル犬≫
https://blog.goo.ne.jp/k-caravaggio/e/94946d54661cae44f564224d7ba77716
 

 

私は、「配当」と「償還」の差を知らない消費者が悪いとは思いません。こうした取り違えを促進するような商品を売りさばいて儲ける悪徳業者や、「これが投資をする人の末路です」と面白おかしく報道するメディア、そして「だから死ぬまで働きましょう」と誘導する企業や政府がクズなのです。

政府は、NISAだのなんだのと奨励しており。NISAじたいはまともとは思いますが、一方で政府の言うことのどこまでが「大本営発表」なのか、大いに危惧します。

今日の日本は、戦時中の末期に酷似してきています。

当時の政府は「国のため、人のため」という、しごくまっとうな理由で、国民に努力を要求しました。

これはアメリカも同じですが、日本の場合は「努力が足りない。もっと犠牲になれ」と

万歳突撃
サイパンはじめ民間人を巻き込んだ集団自決
特攻の強要

など、人道を無視した行いに及び。

アメリカも、特攻などとといった非人間的な攻撃を、はいそうですかと受け入れるわけにはいかず。人でない相手には人でない手段を使うしかない、と、原爆で日本人を一掃しようという挙に出ました。

ぼくは天皇信奉論者ではないけれど、天皇が終戦を政府に飲ませることで、なんとか滅亡を免れたと思っている一人です。念のため、ぼくも原爆許すまじと思っていますが、原爆を落とすのが許されざる行為であるとともに、落とさせるような行為を行わない、ということも重要だと考えています。

 

さて、令和の日本です。

電車に飛び込む人
会社に行けなくなり、公園で一日を過ごす人
ニート

などなど。

こうした人々は非国民なのでしょうか。

だとしたら、模範的な国民というのは、ブラック企業に命ぜられるままに、企業にしっぽを振ってますますブラックにしていく人々になるのでしょうか。

終戦後、アメリカ占領軍が、日本の軍人等に比べてよっぽど人間らしいまともな人たちだったことに多くの国民が愕然とし。占領軍の親玉であるマッカーサーは日本人の敬愛の対象となりました。

少なくとも、旧日本軍の解体と「蝉、自転車、犬、鴬」といった兵営内での非道な制裁の消滅が、どれほど当時の人たちの心をやわらげたことか。

令和の日本では、占領軍もマッカーサーもいません。戦後80年にもなって、日本をダメにしたのは進駐軍のせいだ、という言い訳はもうできません。

Boyan Dimitrov Blue Cerulean Warbler セルリアンブルーの鶯
https://www.saatchiart.com/art/Painting-Blue-Cerulean-Warbler-bird/893312/4325126/view
 

 

別の言い方をすれば、外部からの命令ではなくて、日本人の一人一人が自分の考えで行動できる時代になっているのです。

なぜできないか。行動の足かせは「経済的な不自由」

この記事は「経済的な自由」を得るために必須な知識である、R>G(あーるだいなりじー)すなわち、投資の所得は労働所得を上回る、ということについての話を書きたかったのですが、その前段の、投資はいいことですよ、悪いことではありませんよ、と説明する話でほとんど埋まってしまいました。

そこまで日本の人々はRつまり投資についてネガティブの見識を叩き込まれてしまっているということなのですね。

この記事を読んで「確かに労働だけではだめだ。勤め先や国家と自分が同等のネゴシエイターになるために、投資も重要だ」と理解いただけた読者がいるでしょうか?

一人でも、投資による経済的自由を得ることが、決して悪ではないし、かつ可能であるということに気づいていただければ幸いです。

というわけで、r>gのからくりについては、結局別の記事にします。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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恐るべしタイガーバーム

ブラジルとパラグアイの国境に、プレジデンテ・ストロエスネルという町があります。ブラジル側のフォズ・ド・イグアスとは、パラナ川で隔たれており、「友情の橋」で通行ができるようになっています。

と書くと、あれプレジデンテ・ストロエスネルじゃないよ、シウダージ・デル・エステだよ、とご指摘があるかもしれません。

 

 

はい、その通りですが、デル・エステになる以前は、ストロエスネルでした。そして、ストロエスネルという恐ろしい独裁者の名前から、デル・エステすなわち「東の町」という、優しさいっぱいの名前に替わったように、現在のデル・エステが優しさいっぱいな国境の貿易・観光都市であるのに比べて、当時のストロエスネルは、身の毛もよだつ、血も涙もない野獣資本主義の渦巻く世界だった、のかもしれません。

要すればスラムだった。

中国人が流入し、窮状で生まれ育った現地の底辺の人の中から、人を出し抜いてでも金儲けをする才能のある人たちを使用人に抜擢して、巨大市場を形成しました。

もともと中国人なんて金儲けの天才ですが、さらに抜きんでた「やりての商売人」が、パラグアイとブラジルの国境という戦略的要地に集まって発展した町、と言ってよいでしょう。

別に、金儲けのためなら、人だろうが犬だろうが56して眉一つ動かさない人たち、とは言っていないので、念のため。

ストロエスネル当時の隣国ブラジルは、自国の産業を育成するために「輸入ゼロだ!すべてを国産にせよ!」と軍事政権が指令を出しており。国産と言っても部品は輸入とかもあったので「100 por cento Nacional(国産化率100%達成)」をアドバルーンに掲げていました。

つまり、それは、外国から見れば、なんちゅう粗悪品じゃ、というような製品が、ものすごく高い値段になってしまうという事を意味していました。

たとえは悪いかもしれませんが、自衛隊の装備を国産としたため、外国の同等品にくらべて高くなっちゃった、というのと似たような話かと思います。

微妙な国産化の例。64式小銃

https://rikuzi-chousadan.com/soubihin/zyuukaki/type64rifle.html

 

 

つまり、うまくブラジル官憲の目を盗んで、著しく安く高品質な外国製品をブラジルに運び込めば。。。。と気が付く中国人が出てきたのも自然な成り行きだったのかもしれません。

https://viagemeturismo.abril.com.br/cidades/ciudad-del-este/

きれいな新車が走りまわる現在のデル・エステ。穏やかになりましたね。。。

 

 

ブラジルとの国境で、うまく抜け荷を運び込める拠点といえば、フォズ・ド・イグアスのほかにもポンタ・ポランなどがありますが、もろもろの事情により(深入りする気はありませんのでご容赦ください)、フォズ・ド・イグアスが一番便利であり、対岸のパラグアイ都市、プレジデンテ・ストロエスネルが最大の拠点となったらしい。

https://www.h2foz.com.br/paraguai/ciudad-del-este-a-que-nasceu-duas-vezes-faz-65-anos/

ストロエスネル時代。ちょっと古い写真だけど。

 

 

もともと、パラグアイという国は、農業国です。

パラグアイの人たちは、働き者の女性と、穏やかなインディオ系の人々、というとステレオタイプ化してしまっていますが、密輸をして大儲けしてやろう、というような種類の人はそう多くなく。

ただ、少なくとも昔は貧しくて、食べていけるなら。。。という人もいた。

九龍城砦という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

端折った説明になりますが、英国が香港を侵略した時、いろいろあって英国の主権が及ばない飛び地が生まれ。

その飛び地には、清(中国)の主権も及ばなくなってしまい。

その結果、警察とかの手が届かない、恐ろしい無法地帯としてのスラム「九龍城砦」が誕生した。

九龍寨城(1989年)
Author: Jidanni, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

 

 

もちろん、九龍城砦の住人のほとんどは、まじめな、働き者の人たちであり、お医者さんや歯医者さんといった知識人もいれば、日常の雑貨を売るお店屋さんやスーパーみたいなのとか、床屋さんなど、要すれば、国家権力が届かない「九龍城砦」という一つの独立共同体が存在していた。

ストロエスネルの場合、貿易、というお題で発生した、ブラジル・パラグアイの国家権力があまり厳しく取り締まらない(わいろを絞り取っていたとは言いません)、一つの巨大なスラムだった、という事が言えると思います(繰り返しますが。過去形です。現在はデル・エステという都市になっています)。

こういった場所の常で、いわゆる反社組織が強い力をもっていた。これがリオデジャネイロのスラム(ファヴェーラ)だと、「コマンド・ヴェルメーリョ」だのといった組織が、警察を追い払ってデファクトの権力を大っぴらに握ったりしていますが、ストロエスネルの中国組織はもっとクレバーで、別にパラグアイやブラジルの国家権力とケンカするでもなく、でもストロエスネルの貿易を牛耳る中国商人の手綱はしっかりと握っていたらしい。

時代は過ぎ。

ブラジル製品もいちおう外国製品と肩を並べる品質と価格になってきて、それほど密輸のうまみはなくなってしまいました。

でも、以前からつちかわれた、中国人のコネクションを通じたパラグアイからブラジルのへの輸送販路は継続され。

現在は、穏やかな国境都市デル・エステから、「友情の橋」を渡って、中国や東洋の特産品をサンパウロの東洋人街へ運ぶ重要な拠点になっていると理解します。

友情の橋

História e curiosidades sobre a simbólica Ponte da Amizade

 

 

こないだサンパウロの東洋人街に行ってきましたが、以前の日本人街だった時の、日本書籍店や、日本食品店が並んでいた、一種のどかな風景から変化して、すさまじい数の極小店舗が雑居ビルに密集した九龍城砦みたいなのが生まれており、びっくりしました。

まあ、ブラジルの九龍要塞は、明るくてあっけらかんとしていましたが。

東洋人街、雑居ビルの入り口。いろいろなお店の看板が密集しています。

 

内部はこんな感じ。クリスマスの飾りつけとががなされています。

 

 

というわけで、どんなものが売られているかというと、こんな感じ

 

 

これらがすべてデル・エステ経由か、あるいは直接サンパウロ空港からなのかはわかりません。

というわけで、やっと表題のタイガーバームにたどり着いたのでした。

そもそも、タイガーバームってなに?

軟膏です。世界中で売れているベストセラーであり、日本では第三類医薬品に区分されている、外用鎮痛消炎薬です。

このタイガーバームを見て、ストロエスネルでの記憶を思い出しました(以下、脚色しています)。

 

 

ストロエスネルでは、いわゆる担ぎ屋さん(パラグアイでの免税を利用して大量に買い付け、うまく「友好の橋」を渡ってブラジルで売りつける人たち)と、観光客としてやってきて、でもパラグアイで安く購入してブラジルに持って帰る人が主な客であり、特に後者はせいぜいお土産程度しか買っていきませんが、上の写真みたいにひしめく店舗に展示しているタイガーバームふくめ、もろもろの輸入品を、「やったー中国の本物を、ブラジルの政治家に中抜きされない値段でゲットだ!」と大喜びして買っていきました。

そんなお客さんたちを見ながら、とある中国のお兄さんのひとこと。

「タイガーバームには、実は古来のタイガーバームと、一般向けのタイガーバームがあるんだ。古来のタイガーバームは、歯が痛ければ歯に塗る(本当は歯茎か?)、おなかが痛ければお湯に溶かして飲む。肺がやられたらお湯に混ぜて吸引する、という事で、なんにでも聞く万能の薬なんだけど、お湯に溶かすとか歯に塗るとかはちゃんとやらなければ副作用を起こすし、そう誰にでも売っていい薬じゃない」

「そこで、一般向けのタイガーバームには、消炎・鎮痛の外用塗り薬という部分をのこして、世界のどこでも売れるようにしている。みんなが買っているのはこっちの方なのさ。でも中国人には、古来のものを売っているし、欲しかったら売ってあげるよ」

ということでした。

さて、「古来のタイガーバーム」に何が成分として入っているのか、もちろん聞くことはしませんでした。する人は4にます。

奇跡の万能薬タイガーバームは、現在では、外用消炎鎮痛薬、第3種医薬品として順応し、日本に世界に愛されています。

デル・エステから送られてくる現代に合致したメントール薬品タイガーバーム。

時代の流れは、少しづつでも「風の時代」に向かっているのかな、と願っています。

アメリカにもタイガーバームちっくなのがありました

https://jp.rohto.com/mentholatum-ointment/ointment/

 

 

ではでは

Posted by 猫機長
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ルーラ大統領復活に見る新興国社会の闇

雨季たけなわのブラジリア。週末は飛行機格納庫で暮らしていますが、雨を逃れて、巨大なタランチュラが侵入してきやがった!

スリッパの半分ぐらいの、丸々太ったやつでした

 

 

ベッドにもぐりこまれて、あそこを嚙まれたら大変!なので、かわいそうだけど、ガソリンをかけたら、死んじゃいました。ちーん。

というわけで、楽しい田舎暮らしのひとこまでした。

さて本題。今回も野郎向けの気難しい記事ですが、素敵女子たちも、いいね!してね!

2023年1月1日、ルーラ氏が大統領に返り咲きしました。

ルーラ氏は、1945年、東北地方の貧しい農家に生まれ、学校もろくに通うことができず。靴みがきの少年、港の労働者、製鉄所での工員として苦労を重ねる中、労働運動にいそしみ。この過程で、大規模ストライキを扇動したりして、1980年には、ブタ箱に。35才にして前科者になってしまいましたが、まあ政治犯だから、幼女連続猟奇殺人犯とは違い、また麻薬犯罪組織の人たちとは関わり合いにならずに済んだらしい。

その後、3度出馬して3度落選しながらも、2002年に見事大統領に当選したのでした。

ルーラ大統領

https://www.metropoles.com/brasil/politica-brasil/ex-presidente-lula-completa-1-ano-preso-pela-lava-jato

 

 

ところで、ルーラは決してただの共産主義者ではなく。前任のフェルナンド・ヘンリッケ・カルドーゾ(FHC)による経済政策を受け継ぎ、そこは動かさなかったため、ルーラの第1期政権では、IMFに対する債権国になるなど、発展しました。

しかし、第2期政権以降ポピュリスト的傾向が頭をもたげ。「ボルサ・ファミリア(家族賃金)」という、日本での「ナマポ」みたいなのを創設するなど、せっかくFHCが必死になって均衡をもたらした財政に陰りが出てきてしまい。

貧困家庭への所得分配ならまだしも、ルーラ政権を継承したジルマ政権(2011~2016)では、「クリエティブな経理」「新たな経済マトリックス」など、要するに歯止めの効かない政府支出の増大に走ってしまい。

なぜ共産主義者は支出ばかり増やして、その支出を支える生産(企業)をないがしろにするのか?

このままでは経済崩壊だ!80年代からのハイパーインフレで恐ろしさを知り抜いている国民が、共産主義者だけは大統領にするな!とにかく誰でもいいから、ルーラのカムバックだけは阻むんだ!ということで、どこのだれかは知らないけれど、知らないということは汚職もしていないよねという、ボルソナロがSNSなどで若者の人気を集め、気が付いたら、ほにゃららーと大統領に当選していたのでした。

しかし、ジルマ政権からボルソナロ政権への移行には、ほにゃららにみえて、血みどろの

抗争がくりひろげられていた。

麻原彰晃やプーチンなど、いくら無辜の人々を殺しても狂信的な信徒がいるように、ルーラにも狂信的な信者がおり(ルーラ自身はそんな悪いやつじゃないけど)。

ルーラ氏とその信者じゃなかった支持者

Mais de 400 juristas lançam manifesto por Lula Livre

 

 

ほっておくと、信者に担ぎ上げられて再選してしまうぞ!と常識ある知識人が恐怖していたところに、折よく「汚職とマネーロンダリング疑惑が浮かび上がり」見事禁固9年6か月の実刑でルーラをブタ箱にぶちこみ。右派大統領ボルソナロの誕生となりました。

一方、ルーラ擁護派は、この投獄や、時期を同じくしたジルマ大統領の弾劾罷免など「すべてファシストの策動だー!」としており。真実は神のみぞ知る、なのですが、ルーラやジルマも決してシロではなく、自業自得であったと思います。

ここまで読んだみなさん、猫機長はボルソナロ擁護派なの?と思われたかもしれませんが、ぼくとしては、だれが大統領かなんて実はどうでもよくて、そんなことより、せっかくFHCが、当時の社会的な犠牲の上に打ち立てた経済安定をぶち壊して、ベネズエラやアルゼンチンみたいにしてしまわないことを願っています。

要すれば、FHC当時のレアル・プラン(経済政策)で、財政支出の削減と管理、為替の安定による通貨価値の保全、金利政策に基づくインフレ制御という3本柱が成立したのに、ぶち壊すようなことをやるなということである。

財政支出の削減と管理、という言葉一つをとっても、響きは美しいけれど、それが貧困層にとって何を意味するのか。

もとから脆弱なブラジルの医療制度で、支出の削減が意味するのは、貧困地域での医療崩壊です。政府の補助に頼っていた貧困家庭では、医療が受けられなくなって悪化・死亡する人が続出。

こんな感じ

「銭ゲバ」より:https://www.sukima.me/bv/t/gomabooks0000167/v/1/s/1/p/15

 

 

ハイパーインフレからレアルプランの安定までには、国家レベルで社会的弱者の切り捨てが行われたということである。

遠いブラジルの話でピンとこないでしょうか?

第1次大戦後の恐慌によりドイツでナチが台頭し、ユダヤ人から財産を没収して、強制収容所で奴隷労働をさせた、という側面があるように、ブラジルでもハイパーインフレから新自由主義政策が台頭する段階で大量の失業者が出て、日本へデカセギの大移動が起きました。

ユダヤ人迫害は、ドイツ人らしいくそまじめさで、有無を言わさず「ユダヤ人認定」して、収容所送りにしたのに比べて、ブラジルの場合は、日本で外貨を稼げるぞ!と自ら「日系人認定(ビザ申請等)」して、自費で日本へ出てゆくよう仕向け。普通の日本人がやりたがらない3K労働で搾り取った挙句、給与はブラジルに流れるように。。。。という、どこまで狡猾なんだブラジル?という、一種ナチスも血の気が引くような行いでした。

日本側は、低賃金でなり手のいない労働に、そこそこ日本的な習慣にも慣れてくれる便利な労働力がきたー!と、悪意はなかったでしょうが。

一方、食うや食わずで働けば一財産築けるぞ!とそうはならずに工事現場で背骨を折ってゴキブリみたいに死んじゃったお兄ちゃんも多かっただろうけれど、ゴキブリより生命力が強ければ、ブラジルに帰ってまあまあ裕福になれた人も多く。

日本におけるブラジル人デカセギ労働者

O que é ser um “Dekassegui” no Japão?

 

 

ホロコーストと違って「労働は人を自由にする(Arbeit Macht Frei)」が、一定の確率で望めた、という点は特記しておきます。

日本に残って日本人化した人も一定数おり、日本人もデカセギも同じ人間だよ!という実例が生まれて、ほっとしています。

日本人が犠牲になった例ではシベリア抑留があり。これは、日本政府がソ連に対し「いま大挙して帰ってこられても、みんな飢え死にだから、シベリアで養ってね!そのかわりどんなにこきつかってもいいからね!」とお願いしたといううわさがあり。

ハイパーインフレ時代のブラジルも、FHCに至って、「みんな飢え死に」にならないために、社会的弱者は病気になったら死んじまえ。日系人はデカセギで日本抑留になって、とっととブラジルに送金しろ、という血も涙もない切り捨ての結果「財政を抑制すれば、為替も安定し、インフレもコントロールできる」というところまで到達した。

その遺産を、ルーラ第2期からジルマ政権の代になって食いつぶそうとしたので、みんないたたまれなくなって共産主義者を政権から引きずり下ろした、というのがボルソナロ出現の実態でもあるのです。

さてボルソナロですが、失脚だの暗殺だのもなく、ほにゃららーと任期満了まで生き延び。共産政権にならないよう、もう一期継続を。。。と願ったのは、ぼくだけでなく、ブラジル国民のほとんど半数に達していたことが、決選投票で明らかになりました。

しかし、結果は、半数+僅差でルーラが勝利。

監獄からの、ゴキブリみたいじゃなかった不死鳥のような復活でした。

この辺に、ブラジルの病巣があらわになっていると思います。

レアルプランをもって経済が安定しても、いまだに、ブラジル国内で、医者にかかれずに死んでしまう人、工事現場でゴキブリのようにつぶされて死んでしまう人など、まだまだ生活苦にあえぎすぎている人々が多すぎ。これらの人たちが、一縷の望みを「ルーラのバラマキ」につないだ、という事実があるのだと思います。

サッカーとカーニバル。「パンとサーカス」。

 

 

しかし、バラマキの先に待っているのは経済崩壊と、ハイパーインフレの地獄。

ルーラが再選されるほど貧困の深刻なブラジルは、格差の是正が必須になっていますが、具体的な解決策は難しいし、これだよ!なんて安易に提示する奴がいたら、詐欺師だと思います。

シンギュラリティなどによるAIの発達で、ベーシックインカムが可能になれば。。。と個人的に思っています。

それまでは、一人一人が、自分自身のベーシックインカムを構築することだと思います。ブラジルの若者たちにも、リテラシーのあるやつも出はじめている、ということを信じたいと思っています。

ARBEIT MACHT FREI | Il portico dipinto

 

 

ではでは。。。

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2022年の不労所得総決算

今回の記事は、例によってふむふむ難解・難読の書です。でもおしゃれな挿絵をいっぱい入れたので、素敵女子の皆様もスルーしないで、いいね!してね!

投資女子やセミプロ投資あんちゃんには重要情報と理解します。数字は目安、アバウトなのでご了承お願いします。

 

 

ウクライナ戦争にコロナ禍、米国異次元利上げと、怒涛の2022年も終わり。

一言でいえば「さんざんな一年」でしたねーこれでもかと下がってゆく元本の市場価格に、資産が溶けてなくなっていっちゃうのでは、という恐怖の12か月でした。

さて、このブログはお題も「不労所得」なので、この「絶望的な破壊の一年」で、なけなしの資産がどうなったかについて、いつも「いいね!」いただいている素敵女子やナイスガイたちに開示するのでした。

昨年から今年の変動はこんな感じ。数字は基本、現地通貨です。

あと、Santander銀行に債券投資がありますが、こちらは給与所得をぶち込んでおり、不労所得ではないので考慮外にしました。

また、年央あたりにItau銀行の債権をちょっとかなり(つまりまあまあ)崩して、リート購入したら、リートの元本がその後急落して、泣きました。

①金融資産種目

2021年12月31日

2022年12月31日

債権(Itau銀行)

789,091.37

787,851.95

金地金

81,125.00

75,500.00

リート+ETF(Santander)

3,017,131.99

2,784,095.47

リート(Itau)

238,285.00

221,930.80

4,125,633.36

3,869,378.22

労働保険(FGTS)

325,242,63

358,704.00

総計

4,450,875.99

4,228,082.22

円額換算

@20.653=91,923,941 円

@24.80=104,856,439円

➁投資用不動産等

560,000.00

760,000.00

①+➁(現地通貨)

5,010,875.99

4,988,082.22

①+➁(円額)

@20.653=103,489,621円

@24.80=123,704,439円

ここで注目は、まず①の純然たる金融資産の残高。

2021年12月はR$4,450,875.99

2022年12月はR$4,228,082.22

2022年についてさらに掘り下げます。

毎月の配当や金利のうち、再投資できた金額が毎月平均でR$25,497.00なので、一年ではRS305,964.00を再投資した。

うちR$200,000.00を②に分類される実物不動産に振り分けたので、上記①すなわち金融資産に振り分けることができたのはR$105,964.00になります。

したがって

2022年末における①金融資産の元本から配当の再投資分を除いたがんらいの元本の金額は(R$4,228,082.22―R$105,964.00)=R$4,122,118.22

すなわち、配当を除いた元本のみの増減でみると

2021年12月のR$4,450,875.99から、2022年12月実質R$4,122,118.22へ、ざっくり8.4%の減少になっちゃった!

でも、R$⇔円のレートがこれまた@20.653から@24.80に大変動したので、2021年は金融資産のみでは1億を割ってしまっており投資用不動産とかを入れて何とか1億だったのに、今年は金融資産のみで1億という、現地通貨では減ったのに円額では増えた、という恐るべき結果になっています。

要すれば、今年が異次元円安ということなので、来年はまた投資用不動産とかを総動員してやっと1億に逆戻りしちゃいそうな気がします。かなしいな

 

 

今年要注意だったのは、投資用不動産を購入したこと。

ほんとうは元本価格すなわち株価の一株(リートは一口)当たりの時価が急落し、DY(配当利回り)が相対的に急上昇するいまこそ株やリートを買いあさりたかったのですが、実物不動産でとある物件を買わざるを得なくなり。

この物件購入は、無利子(固定割賦)で頭金+10か月の分割払いにできたので、年利13%を超えるブラジルではとても好条件で買えました。なんてその分購入金額にすでに織り込まれちゃってるのだろうけれど。。。。

この物件の時価総額はR$300,000.00ですが、12月末時点でまだ未払い分の割賦がR$100,000.00あったので、資産計上には差し引きのR$200,000.00としています。

ここまでは元本のおはなし。

実はそれより毎月の配当の方が重要です。

というわけで、2022年と2021年の配当及び金利すなわちこれこそまさに純然たる不労所得については以下の通り

*注意:以下は、生活費とかを除いて再投資した金額なので、念のため。

*も一つ注意:2021年の金利収入は、もうちょっと少なかったはずなのですが、1年間でどれだけ増加したかを確認するのが目的なので、多め(2022年とおなじ金額)にしちゃいました。ははは

2021年(@20.653)

2022年(@24.80)

リート配当(1か月平均)

16,480.00

18,998.00

債権金利(1か月平均)

6,500.00

6,500.00

1か月あたり計

22,980.00

25,497.00

1年分総額

275,760.00

305,964.00

1年分総額(円換算)

5,695,271円

7,587,907円

円額だと、2021年から2022年で33%増加と、いかにもすごそうですが、これも狂乱円安のトリックなので、実質は現地通貨の10%増加にとどまった。

これでもよさそうだけれど、今度はインフレがあり。IPCA指標で5.79%なので、実質の収入増は10-5.79=4.71%にとどまりました。

まあ、インフレを差し引いて、かつ日々の生活費を差し引いた再投資額なので、まずは順調かなとは考えます。

ちなみに、毎月632,325円ということで、ベンチマークとしている毎月30万円をこえることができて一応安堵。でも、これも為替に幻惑されているので、あえて去年の為替でやってみると526,589円で、こっちの方がリアリスティックかなーと思います。

 

 

なんか数字ばっかりでこんがらかっちゃった?ので、ごくおおざっぱに、まとめてみます。

金融資産の時価評価額:ざっくり8.4%の減少になっちゃった!

不労所得:インフレを差し引いて4.71%増加。

ううむこの2行を書くためにどれだけ計算じゃい。くたばりました。

 

 

というわけで、結論として、不労所得は何とか増加しているし、元本の減少も「恐慌の1年」の割には抑えられたと、安堵しています。

特に元本の増減は要注意で、1年単位で増えた減った、と一喜一憂しているとかえって資産を失う結果になると思います。

じゃあどのくらいのスパンでみればいいの?というわけで、一例としてリート「SHPH11」でみてみます。

1999年に一口R$100.00で購入。

2023年1月11日の段階で1口R$729.00になっていました。つまり792%の上昇ですねえ。

その間のインフレ(IPCA指標)は以下の通り

 

 

というわけで、1999年から2022年までの23年では、

R$729.00―R$663.66=R$65.34がインフレを超えた純利益。

つまり、

インフレを超えて65.34%上がっているのでした。

一年あたりインフレを超えて2.8%(単利計算)なので、ここ2,3年落ち込んではいても、20年のスパンでは勝っているということになります。

ここでこのリートの重要なポイントとして、上記はあくまで元本のみの変動であり、これとは別に配当が毎月、コロナかで営業中止した1年程度を除いて必ず分配されてきたことです。つまり、元本はインフレに勝る上昇で資産保全を達成し、さらに配当による不労所得で生活費の充当を可能としてきた、ということです。

タコ配とは別世界の毎月分配もありますよ、という実例になっていれば幸いです。

 

 

もちろん、金融資産の総体を構成する銘柄の中には、SHPHだけではなく、雑多のリートや債券で構成され、下がるいっぽうだー!なんてダメダメなのもあるのですが、総体的には拡大していってくれているので安心しています。

人口ボーナス期にある新興国の不動産投資が主体なのでこうした安心も得られますが、日本の場合は、はっきり言って投資するにできないんじゃね?というか、結局S&P500へのインデックス投資とか、日本に住んではいても投資先は米国を選ぶ人が多数。でも、Jリートでがんばって資産拡大している人もいることはいるらしい。

2023年の年末には、うだうだ書かなくても、すぱっと元本総額が増加していることを祈りたいですが、難しそうですねー2024年から2025年にかけての世界市場の復調を願っています。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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W杯:日本チームに応援すべきか?

すべきでない、と言って物議をかもした共産主義者のおっさん(東京都区会議員)がいた一方で、ドイツなど本物の文明国では「氷点下のW杯サッカー、熱気乏しく 人権重視しボイコットの動き―ドイツ(外部リンク・時事通信)」なんて、カタール大会の意義そのものを問う(そしてそんな大会に出るドイツチームなんて応援してやらんという)動きもあったりして。

このへんを、Q&AサイトのQuoraにおいてつらつら書いてみました。以下、お題として提示されていた質問2つと、ぼくなりの回答です。

なお、本稿におけるW杯ポスターの出典はAFPニュース(https://www.afpbb.com/articles/-/3170004)です。

イタリア、1934

 

さて、Quoraです。

ドイツに勝って幸先のいいスタートを切ったものの、コスタリカに敗北。どうなる日本?

質問その1:サッカーW杯2022コスタリカ戦の敗因は?

回答:W杯ともなると、試合の結果には、単にチームの実力だけではなく、応援する国民のそして国の経済・社会状況が影響して、W杯での成績に反映されるケースがあるようなのです。

ブラジルの例で言えば、70年の3冠達成の時がまさに「ブラジルの奇跡(的経済成長)」の頂点であり。78年にアルゼンチンに優勝をさらわれたあたりからおかしくなり、その後はハイパーインフレに陥りましたが、92年の米国で優勝し、同じくしてレアル政策で躍進しました。

ドイツが日本に負けたのも、「人種差別を認めたW杯ではないのか?そんなW杯を盛り上げていいのか?」と自問自答し、悩んでいる結果が出てしまった。これから「このW杯で勝つことは、ナチの過去に戻ることではない」と吹っ切れれば、スペイン相手に7対1で勝ったりして?

この回答を読んだ皆さん、2年後に日本の経済社会はどうなっているでしょうか?恐ろしいハイパーインフレにあえいでいるでしょうか?あるいは日本だけ世界で独り勝ちの躍進になっているでしょうか?

ブラジル、1950

 

 
その後、日本は見事予選突破。

https://www.nikkansports.com/entertainment/photonews/photonews_nsInc_202212020000361-2.html

 

 
ベスト8まで進めば、なんとブラジルと試合の可能性が。

そのブラジルは。。。。

質問その2:ワールドカップを観ていて、やはりブラジル代表のプレイに一番ド肝を抜かれるのですが、彼らは何が違うのでしょうか?また、他国の代表がああなることは不可能なんでしょうか?

回答:貧富の差が激しいブラジルでは、「シテイ・オブ・ゴッド」でも提示されている通り、とても学校にいけない貧民層が多く。

そんな家庭の親父は、サッカーの試合になけなしのお金を賭けて、勝てば酒を飲んで奥さんや子供を殴り。負ければ倍殴るという生活です。親父のゲンコツから逃げ出した子供の生きる道は、何とか中流階級のいる地区に潜入して、商店などから寄付をお願いすることですが、単に寄付をお願いしても相手にしてくれないことが多いので、タウルス拳銃を向けて「お金ちょうだい。じゃないとあなたに事故がおこりますよ」という、強制的な寄付をお願いする生活になってしまいます。

https://www.russoairsoft.com.br/revolver-taurus-.38-spl-rt-85s-oxidado-brilhoso

 

 
もちろん、そういう行為は、世間では犯罪なので、商店主の方で今度は用心棒を雇い。

夜陰にまぎれて少年たちを先制攻撃で間引いてしまいます。

ブラジルでは、慢性的な貧困があり。こうした少年たちが無限に生まれてくるので、片端から間引いていくのですが、時に、特殊技能により、こうした地獄の連鎖から逃れることのできる少年たちもいます。

もうお分かりと思いますが、こうした少年たちが天性の才能で、ブラジルでしか生まれない「すごい選手」になったりします。

もちろん上記は極端な例で、中産層出身の名選手もいますが、だいたいは、上記ほどでないにしてもハングリー精神にあふれた、要すれば育ちの違う少年たちなので、これを超える選手、というのは日本では難しいと思います。

でも、ブラジル人の中でも、こうした実情から、ワールドカップは、いたたまれなくてとても見れない、とテレビを消す人もいます。

一方、「世間では犯罪とみなされる」生活を送る少年たちでも、特にいじけたところもなく、おなかがいっぱいであれば、ピストルなんて忘れて、楽しくサンバを踊っています。これがブラジル独特の身のこなしになるのだと思います。

楽しいサンバ

 

 
選手になっても、決して、お金のためにいやいやサッカーをやっている、というのではなく、お金がなくてもやっぱりサッカーやってんじゃん、というところもあり。サッカーを口実に地獄のような家庭にしてしまうクズ親父もいる一方で、サッカーというスポーツが、地獄の社会から人を救い出すなにかも持っている、というところだと思います。

ブラジルも含め格差・貧困のない世界になることを、願っています。

スペイン、1982

 

 

暗い話題ばっかりだったので、W杯にも楽しめる部分があるにはある、というお話も行きましょう。

構図、という言葉があります。

この言葉は、芸術家にとって、恐ろしいパワーワードなのです。

どんなに才能あふれる芸術家でも、構図のない絵を描いてしまうと、けっきょくほにゃららな小学生の図工なのか、名作なのかわからないものになってしまいます。

いちおうおことわりしますが、ぼくは絵画から感性を排除する気は全くありません。でも、感性こそすべて、という人に限って感性なのかその場の気分なのかわからないままに漫然と絵をみて「感動した気になって終わり」という恐ろしい世界に落ちいってしまうと理解しています。まず理性に照らし合わせて、さらに理性を超える魂の世界に入る、ほうがよいと思っています。。。。

ソ連じゃなかったロシア。2018

 

 
で構図ですが、3分割構図、対角線構図、三角構図、キアロスクーロ(レンブラント様式)、シメトリー構図、色による構図(補色、反対色など)その他無数にあり。いえることは、名作はこれらの無数のオプションから、選び抜かれた構図をもって「カドの立った寿司」みたいな切れ味を実現している、ということでしょうか。

ひらめきで一気に、ということもあるのでしょうが、多くの場合は何枚も何十枚もデッサンをかさねて、構図を考え抜いて。。。というのが名画を通じて伝わってくると思います。

究極のファッションのごとく、なにげにコーディネートしているけれど、細部まで鍛え(考え)抜かれ、選び抜かれた構成が自然にかつ魂の奥底に迫るインパクトで見るものを圧倒する。フォービズムや現代アートでは、この「優しさいっぱいの自然さ」を放棄してグロテスクなやつもあるけど。

構図のお手本といえば、ダビンチの晩餐だのいろいろあるのですが、しかしその最高峰は、なんと日本人なのでした。

その名も「葛飾北斎」

出展:https://artscape.jp/study/art-achive/1205252_1983.html

 

 
北斎さんが、考え抜いてこの構図を構築したのか?あるいはその場のノリでやったら結果こうなったのか?本人に聞くことはできないのですが、緻密な構図になっています。日本画の場合は大首絵(上半身アップ)みたいな固定化した構図とか、犬図みたいな禅の世界(あっぱらぱ)も多いのですが、あっぱらぱに見えても名画は構図もしっかりしている、と思います。

上記は絵画といういわゆる2次元アートの世界ですが、人間の運動というお題で、極限のアートが見れるのがW杯だった。

サッカーマニアのみなさん、ここでぼくが「浅野琢磨のシュート」を引き合いにだして称賛すると思ったでしょうか。

https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20221123-OYT1I50182/

 

 

へへん残念でした。たしかに日本人離れした蹴り込みでしたが、そんなのぜんぜんへろへろへなちょこのあっぱらぱだよーん、という恐ろしいアートが存在しているのです。

それが「ベベトのゴール」

「米国ワールドカップにおけるベベト選手のゴール」のことです。決勝進出をかけたすさまじいプレッシャーの中、なにげに地面を転がっていく一直線のシュートが、キーパーの指先10センチ、ゴールポストから10センチをかすめてゴールに。動画(外部リンク)ご覧ください。こういうなにげにふつーのシュートを打てる人が最高の芸術家かもしれん。

画像出展はhttps://internacional.estadao.com.br/

 

 

なお、このゴールには、ロマリオという、マラドーナを真人間にしたらこうなる、というのが、ゴ◎ブリみたいにからんでいますが、マニア向けのお話なので、ここでは省略。

3000字を越えました。

次のワールドカップでは、SDGが本当に達成されて、安心して日本に応援できるようになっていたらいいですね。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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投資後進国日本。「毎月分配型」に見る実相とは?

年金問題だ!生涯現役だ!と、働いても働いても老後は暗い日本。働かないで(配当などで)儲けることは罪だ!の時代から、働くだけでは生きられない!投資だ!副業だ!と変わり。

終戦直後、教科書にべたべた墨を塗って「昨日までの指導は全部うそです。今日からは180度逆で行きましょう」なんてやられたのと同じで、世のオピニオンリーダーたちから「さあみなさん今日から投資しましょう。でないともう国や会社は老後の面倒なんて見ないよ」とつっぱねられ、国民の皆さんの大多数が途方に暮れているのではないでしょうか。

その結果、悪徳金融業者の餌食となり。退職金から何から身ぐるみはがされる事態に。

騙されないために。。。日本の金融機関、そして金融商品とはどんなものか知っておく必要があると思います。

墨塗り教科書。http://www.tosho-bunko.jp/collection/collection05.html

 

 

なんてえらそうに書きましたが、ぼくは日本には住んでいません。でも、海外在住だからこそ、ここが変だよ日本人、というのも分かり。

変な日本の三流金融事情について、なかでも、日本の実態を雄弁に物語るものとして「毎月分配型投資はダメ」という「神話」について考察してみます。

確かに「ブラジル○○(毎月分配型)ファンド」みたいな、いわゆるタコ足配当で、ろくに企業利益も出ていないのに、配当だけはどんどん分配していき。信託報酬や手数料はちゃっかりかすめ取られて、取り崩す元本がなくなった時点でファンドも消滅、みたいなのが横行(したらしい、としておきます)。

でも、これって、投資者自身が、投資したお金がどこに使われて、どのような利益が得られ、その利益のうちどのくらいが分配されるのか。。。などなど、基本的な情報を業者と確認していなかったのでしょうか?

集めたお金を取り崩した結果、ファンド自身がなくなっちゃったなんて、ギャグみたいな投資商品が本当に存在していた?ことに、まず驚きです。

https://web.facebook.com/kamekandoctor/?_rdc=1&_rdr

 

 

しかし、本当に怖いのは

「毎月分配型はみんなそうであり、それが当然だから、近寄ってはならない」というコンセンサスが生まれてしまうことです。

日本の毎月分配型は、みんなそうなのでしょうか?

だとしたら、日本の投資環境は、三流どころか、悪徳業者の渦巻く暗黒街ということになってしまいます。

*毎月分配、というのは、毎月決算、つまり毎月きっちり成果を出さなければならない、ファンドマネージャーの手腕が試されるモダリティなので、業者側としては一番いやなたぐいの商品です。つまり、「毎月分配はダメだ」というコンセンサスで、一番喜ぶのは。。。。

さて。

日本のことは言えませんが、ブラジルにおいては事情は違う、という実例をこれから記載します。

毎月分配型のリート「SHPH11」です。

結論から言えば、20年間の投資で、元本はインフレを差し引いて200%近く増加。さらには、現在に至ってもDY0.5%の配当を文字通り「毎月分配している」優良商品です。

ちなみに、分配金額は「毎月の利益のうちの少なくとも95%を分配すること」と法律で決まっており。

「毎月の利益のうちの95%」ですから、利益の出ない月は分配しないという時点でタコ足は防止されています。日本のリートでも「利益のうちの90%」なので、Jリートも原則タコ配はないとの理解。ただ、分配が、数か月に一回とかしかないのですよね。。。

数字による実証です

SHPH11

https://www.guiadasemana.com.br/contentFiles/system/pictures/2011/6/589/original/p-shophigienopolis_r.jpg

 

 

Fundo Imobiliario Shopping Patio Higienoporis

ヒジエノポリスショッピングセンター・リート

1999年12月、1口R$100.00で購入。

2022年8月、1口R$800.00で推移(8月30日、キリ番ゲットだ!)。

まず、1999年12月から、2022年8月までのインフレを見ます。

そのため、ブラジル銀行ホームページの公式「インフレ計算機」にデータをぶちこみます。

 

 

1999年12月から2022年8月まで、R$100.00がどのくらい膨張したか計算します。

 

 

同期間のインフレは577.381260%。四捨五入して578%と出ました。すごいな

金額ではR$100.00の578%ということで、R$577.38。

一方、同期間で、一口当たりどのくらい元本が増加したというと、上記の通りR$800.00まで殖えました。うれしいな

したがって、純利益はR$800.00(元本実勢額)―R$577.38(インフレによる浸食分)=R$222.62

この間23年の歳月がながれ。1年あたりの元本増加は単純金利でR$9.67。

購入時から、毎年純利益で9.67%増えていったということですねー

*概要把握のための目安です。複利としていません。

この23年間、毎月毎月配当をぼくの口座に振り込んでくれています。コロナ禍が最悪だった2020年くらいだったか?確かに1年近く振込停止が続きましたが、その後は復活し。

2022年9月21日における、元本と配当の実勢は以下の通りとなっています。

 

 

1口当たりの額面はR$830.00で、8月末からR$30.00増えてます。にこにこ

でも、コロナ禍前の最盛期はR$1,000.00に迫っていた時もあり、激減のうえで、いまだ回復途上です。しくしく

こちらは元本の増減であり、上記の通り、リーマンだのコロナだのとボコられながらも、インフレを差し引いて毎年9%伸びているので、あまり気にする必要もないや。

重要なのは、毎月の配当です。

2022年9月の配当は、下の図にある通り、1口あたりR$4.250

上の図の通り僕が持っているのは576口なので、R$2,448.00

上の図の通り、ぼくの持っている元本総額はR$478,080.00なので、元本に対する利率(DY)は0.51%

下の図の赤枠で囲った部分をご覧いただけますとご理解できると思います。

*赤枠の中のDYは0.53になっていますが、これは元本をR$800.00としているためです。

 

 

10か月間で、DYがすごく上下動しちゃってるじゃん!はいその通りです。

定期金利の定期預金とは違い。DY=0が何か月も続くという恐ろしい時期もあります。

でも、定期預金では経済的自由は事実上不可能、というのはもうみなさんご存じですよね。。。世界経済が激震に襲われつつも右肩上がりで上昇していくことを「信認」して市場に投資した、その結果をここにお知らせさせていただいています。

さてDYですが、上記10か月を平均すると、(最高値+最低値)÷2ということで、(0.38+0.62)÷2=0.50%になりました。

年利は6.0%である。

円額では、9月21日時点でのブラジルレアル円すなわちR$1.00=27.84円として、

元本13,308,747円

配当66,543円(月額)

さあ多いか少ないか?

インフレを考えると、心もとない数字である。

そこで、SHPH11だけではなく、いろいろな部門のリートを複数組わせてポートフォリオを作っています。

要するに、バスケットにどの卵をどのくらい盛るのか、ということである。

 

 

この辺は別記事に書いたのでそちらを読んでいただくとして、以下の感じで分配しています。

ショッピングセンターなどの店子の家賃を収入源とするもの(SHPH11,HGBS11)

ホテルの毎月の収入を分配するもの(FLMA11)

他のリート多数に投資して、その配当から手数料を差し引いたうえ再配当するもの(BPFF11)

地上げ屋のリート。荒稼ぎした分から出資者に分配するもの(MFII11)

債権に投資して、金利を分配するもの(VRTA11,HGBS11)

いろいろな部門に投資して、利益もリスクも分散しています。

もうご承知かと思いますが、コロナ禍で大打撃を受け、いまだ回復できていないショッピングセンターやホテルなどは、何とか毎月のDYを0.5%くらいで死守。昨今の「異次元の利上げ」の恩恵を得た債券投資型リートは、リートとしては邪道ですが、DYが毎月1.5%なんてバケモノみたいなのもある。

総じて、毎月1.0%、そして配当の総額はひみつ!ですが、まあ毎月の生活費を差し引いたうえで毎月50万円くらいは残ってくれているので、再投資しています。現時点では金利が異常上昇しているので、債権のほうに主に回しています。

ところで、ブラジルにおける2021年のインフレは10.06%(IPCA指標)。

ということは、配当で12%あっても、実際は2%しか増えてなかった!

まあ、2%でも、インフレ差し引き後の「真の利益」なので、増えているからいいや、とします。。。

やばいのが「支出」。こちらの総額は、多めに見積もっても、なんとか純金融資産の3.72%と、4%ルール内にとどまっているので、安堵です。

*金額は、秘密です。ははは

 

 

最後に朗報。「マネーポスト」によると、日本にもまともな毎月分配型はあるようですよー(ただ、毎月の配当に税金がかかるとか、お上による足かせもあり、要注意ですが)

かつての「タコ足配当」と何が違う? 再び脚光集める「毎月分配型投信」の新潮流

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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投資の始め方がわからない人へおくります

年金制度の破綻で、老後の生活はどうなる?事態はコロナ禍にウクライナと、いよいよ悪化し、生涯現役で働いても、はたして生活費がまかなえるのか?という懸念はますます増大しています。

 

 

そんななか、投資による「自分年金」を作って、政府からお金が出なくなってもなんとか生き延びるという備えが、ますます切迫したニーズとなっています。

といって、生涯を会社で過ごしてきた人たちにとって、投資っていったいなに?どうやってやるの?と、まじめに会社や仕事に打ち込んできた人であればあるほどちんぷんかんぷんで、悪徳金融機関に騙されて、なけなしの貯金や退職金を奪われてしまうという悲劇が多発。

そろそろ定年も近づいてきたけれど、どうしよう。。。。という人たちに、この記事をお送りします。

そこで、この記事は①安心の老後を過ごすための投資ってなに? ➁具体的にどうやって始めればいいのか ③どんな投資対象ジャンルなどがあるか、に分けて書いてみます。

また、本稿は、僕の経験と、「かぶまるのゆっくりチャンネル」からの情報をもとに書いています。

ぼく自身はずっとブラジルで投資していたので、世界でユニバーサルな部分は書けますが、日本独自の状況、については、かぶまるさんからの情報を参考にさせていただいています。この記事の最後に、かぶまるさんの「神回」の動画を掲載しますので、ぜひご覧ください。

 

 

①安心の老後を過ごすための投資ってなに?

あまり複雑に考えないほうがよい。要するに、退職後、アルバイトだのなんだのしなくても生きていける毎月の生活費を、給料ではなく投資の利益によって得ること。それだけの利益が得られる投資元本を築き上げること、です。

投資の利益には、次の種類がある。

(1)キャピタルゲイン:1000円の株を買って、2週間たったら1002円になっていた。つまり株の元本そのもの変化です。

(2)インカムゲイン:1000円の株を買って、3か月後に6円の配当がもらえた。

キャピタルゲインは、上がるときは上がるが、下がるときも底知らずです。若い時に資産倍増のためにチャレンジというのはよいが、定年近くの人はブルーチップ(優良企業で、値動きが少ないが、利益も少ない株のことです)を慎重に、とするべき。

インカムゲインは、元本が102になろうと98になろうと配当は2円もらえるので、老後資金としてはこのほうが安全であるが、業績悪化や留保などで配当が出ない時もあるので、多数の高配当株・優良企業の株を持っている必要があるとともに、はっきりいって配当は投資額に比べて雀の涙なので、生活費が賄える配当を得るためには、それなりの元本が必要。

例えば、年間で200万円あればなんとか生きていけるぞ!という場合、日本だと1億円必要か?要するに、投資額の2%から4%なんて、そんな世界です。

でも、ここであきらめないで下さい。

配当で生活している人はいくらでもいるのです。

ぼく自身のケースでは、生活費を差し引いて40万円毎月配当を得ています。純金融資産総額は8月15日時点で103,060,825円でした。

(ブラジルの不動産信託つまりリート投資では、年率10%を超える年もあるが、ブラジルの不動産や経済事情に親しんでいないとやばいのでここではおすすめせず、後でかぶまるさん情報による日本の投資について記載します)。

どうやったら配当生活ができるか?

頭を空っぽにして、いったんインカムもキャピタルも忘れてください。とにかくなすべきことがあるのです。

それは「まず100万円を貯金すること」

かならずだれにでもできます。

 

 

➁具体的にどうやって始めたらいいのか。

皆さんは銀行に口座を持っていますよね。銀行で買える低リスクの債券投資で十分です。100万円も、皆さんの銀行のふつーの債権にふつーに投資していれば達成できます。

投資というより、貯金の感覚でいいのです。

でも、思いついたように、今月は3万円債権に投資したけれど、それから3か月はぜんぜん。。。というのではだめです。最終目標は1億円です。あなたが毎月投資できる金額を、毎月の給料が出たその時、なによりもまず債権に投資するのです。反射的にそうなるよう、ふつーの生活習慣になったときに、100万円たまっていることでしょう。

100万円たまったら、次は500万円をめざします。

このレベルになると、どうしても投資市場に参入せざるを得ない。銀行によく似てはいるが別のものに証券会社というのがあり、そこに口座を開けることになります。

ここで多数の人が海千山千の業者に騙されてしまいます。

マンガでは、正直な業者もいますが、漫画の世界です。下のは不動産業者ですが。証券会社も似たようなものですねえ。。。

正直不動産

 

 

証券会社のほうではとにかくマージンを稼がないと生きていけない。そのマージンは、お客に次々と個別株を買売させ、回転させて手数料を稼ぐ、という操作で生まれます。その結果、多数の人々がロクでもない商品を買い、売らざるを得なくなり、また別のガラクタを買い、と誘導され、証券会社向けの手数料製造機になってしまっています。

これを逆手に取って、販売員の人に聞いてみてください。「米国市場インデックスファンドを20年間保有したいので、教えてください」

露骨に嫌な顔をする人は、組みやすしです。この人が嫌な顔をするインデックスファンドを買えばよいのです。

「それは賢明ですね、関連商品をお見せします」なんて顔色を変えずに「インデックス」と名前の付いた無数の商品を展開する人からは、逃げましょう。ロクな商品はありません。

この段階で、市場での勝ち負けを学びましょう。

毎月3万円を債権に投資してきた人は、それをつづけたまま、さらに1万円でも5000円でもいいので、市場に何らか投資してみましょう。

暴落に次ぐ暴落で、最初の1年で半分にへっちゃったけど、毎月粘って投資して、あれ、負けたと思った時こそ大安売りの買い場だったね、と気づくころには、500万円になっているでしょう。

 

 

500万円のつぎは1000万円をめざします。

ここまでくれば、市場におけるあなたの得意技(株、ファンド、リート)が確立しているほか、ビットコインなどのガチャをうまく余剰金で買い増していくなどの手練手管が身についているでしょう。1000万円貯まれば人生が変わります。

どう変わるのかというと、今日あすの出費は全然余裕だぜ、という実感です。これは、会社からの給料やお客さんからの料金など、他の人に依存したお金ではなく、自分自身のお金が、自動的に生活費を生んでくれるという事を知った時に、初めて理解されると思います。

 

 

そして最後の関門、5000万円

1000万円の段階で、年利4%あれば年間40万円が何もしなくても自動的に入ってくることになりました。毎月3万3千円。5000万円になると、これが毎月16万6千円になります。

ここまでくればお金がお金を呼ぶようになります。女やギャンブルで身を崩さず、100万円時代の志を忘れず、不労所得の恩恵を楽しみましょう。

かぶまるさんによれば、日本ではこれで十分ゴールだぞ!ぼくとしては、1億円をめざせ!と言いたいですが、さいわい、準富裕層すなわち5000万で十分そうなので、経済的自由を達成した生活でのんびりがよいとおもいます。

 

 

③ここまでに書いた債権とインデックスの積み立てが鉄板で、20代の人だったらこれだけでも30年かければ1億いくかな?5000万はいくぜーと思いますが、定年まじかとなると時間的な制約が厳しい。でも目指せ人生100年だ!というわけで、死ぬまで働かなくても、何とか1000万までなら。。。。ということなら希望は持てるのではないでしょうか。

ぼくも1億達成はしましたが、飛行機に手を出したりして散在してしまい。でも、現地通貨暴落などあってもなんとか1億円を維持しています(実は円安で助かった)。ひやひや1億ではなく、1億5千万は目指したいなーなんて考えています。みんな一緒にがんばりましょう。

最後に、100万円から5000万円への道について、大迫力で説明した、かぶまるさんの動画リンクを掲載しますので、ぜひ見てね!お気にいられたら、動画のコメント欄に、猫機長からのレコメンドがあってきました、とか書いていただければ、かぶまるさんも喜ぶかもしれん。

ではでは。。。。

 

Posted by 猫機長
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リーマンリートリバランス

コロナ禍勃発から1年。ちょうど去年の今頃は金融市場でサーキットブレーカー発動だ!と暴落相場で優良リート(不動産投資信託)買いあさりに血道をあげていましたが、今年は暴落後の「にせV字回復」つまりドルに換算したら底のままL字(つまりそのぶん為替が下落した)で推移した後、さらに下落基調になっています。悲しいな

2020年3月大暴落からの推移。SPXつまり米SP500は緩やかなV字。ブラジル(EWZ)に至ってはV字になりたいけど実はL字で底のまま推移。

出展https://media.seudinheiro.com/uploads/2020/09/grafico-richard.jpg

一方、それは、銘柄によってはDY(配当率)が向上しているということでもあり。つまり元本(と1株)あたりの市場価格は暴落したけれど、実体経済上で配当を維持できた銘柄は、同じ投資額で得られる配当の金額が上がったということです。

数字で説明

コロナ禍以前に1株100円で、一株当たりの配当5円の株のDYは5÷100=0,05%

コロナ禍で株の値段が暴落だ!1株50円になったが、Eコマース部門の銘柄だったとかで事業はコロナの影響を逃れ、配当は5円のまま継続。この場合のDYは5÷50=0,10%に倍増だ!

この例では、コロナ後、100円の投資で配当が10円もらえるようになったということです。

つまり、現金を持っている人は、割引値段でリートを買える好機到来である。

(*ブラジルのリートです。日本は別ですが、ここでの情報は、いつかは日本でも役に立ちますよー)

ぼくは貧乏で現金がなかったので、すでに持っているリートのリバランスで対応することにしました。

で、現金化に選んだのが、ホテル業のリート「FLMA」

このリートはなかなかおつなやつで、天文学的暴騰をしたときに売ってキャピタルゲイン獲得→高配当リートに買い替えした履歴があり。

今回は天文学的暴騰ではないが、コロナ禍で配当激減、ここ2年はホテル業はもとに戻らないだろう、というところで、リバランス候補になってはいた。

でも、買い替えしても買った方のDYがやっぱり低ければ意味がないわけで。とりあえず様子見でコロナ過から1年のんびりしていました。

この期間に、なかなか有望であることを証明したのがFOFすなわちFund of Funds。

これはリートだけれど、直接不動産に投資するのではなくて、他のリートを買いまくって、その配当を株主に分配すると言うものです。

あれそんなんで儲かるの?

これも数字で説明。

とあるFoF、BRFF11があったとします(実在します)

このリートは、下記のリートを購入して、その配当を収益にしています

FII AESAPAR

FII BB PRGI

FII BC FUND

FII GALERIA

FII RIOB RC

FII RB CAP

FII RRG

FII CSHGSHO

FII CSHG CR

FII CSHGJHS

FII CSHG LO

FII HG REAL

FII SHOPJSU

FII KINEA

FII POLO CR

FII RB GSB

FII SANT AG

FII SDI LOG

FII SPA

FII SP DOWN

FII TBOFFIC

FII BM THER

FII OLIMPIA

FII XP MACA

ううむすさまじい数の銘柄だ。

問題は、これらの銘柄の一つ一つの配当を得た時点で、すでにその配当の管理費が引かれてしまっているということである。

そして、これら各銘柄の配当をかき集めて、BPFFの配当に一本化し、BPFFの株主に対する配当として再分配するときには、当然ながらさらにBPFF管理会社が管理費を差し引きます。

というわけで、事実上2回管理費が引かれて、株主の手元に残る配当はかなり減少しちゃうのでした。

FoFはあまり玄人受けしない種類のリートだったのは事実である。

ところが、コロナ暴落が起き。

個人投資家が保有銘柄の元本激減をなすすべもなく見守っていた時、FoFは、企業として持っている豊富な現金で、暴落した優良株を買いあさっていたのです。

結果どうなったかというと、「安く買って配当は下がらず」つまり、FoFのDYもぐんと上がったのでした。

さらに、この期間FoFがのきなみ「株数増発により増資」を行い、しかも増発した株の1株当たり価格を低く抑えた(資産上の本来の価格より低くしたのもある)ので、FoF自身の1株当たり額面も減少して、これもDYを向上させた。

BPFFの場合

2020年5月29日 1株当たり価格R$97,99、DY0.51%

2021年2月26日 1株当たり価格R$79,00、DY0.72%

DYが0.7%を超えた段階で、FLMAを売ってBPFFに取り換えることを決意。

ちなみにFLMAのDYは2月で0.3%ですから、買い替えによって投資格当たりDYは事実上倍増したわけである。

その結果。。。

残念ながらこの売買に係る税金もはんぱなく、売った金額全てを買い替えには使えないなどあるのですが、何とかこの買い替えにより月収でR$938すなわち17,822円上昇。

以前、同じくFLMAを組み替えて月間3万円の配当増を達成したことを「バブル爆発!」の記事で書きました。

今回と合わせて4万7千円の月収増加。

今回は「リバランスつまり買い替え」がお題ですが、「コロナ暴落で獲得した配当増」で別途月収2万円増達成しているので、マネーゲームのみで得た月収増は総額で6万7千円。年額で80万円となります。安アパートの家賃ぐらいだったらまかなえるかも?

でも、一番重要なのは今後配当が維持するかだったりします。

BPFFの場合、DYは今後下がるであろうことが予見されます。だって元本がディスカウントされまくっている状況で買ったんだもん。でも、それは元本価格(資産額)が今後上がるということでウエルカム。

懸念は、DYよりも、物理的な配当額が減少にならないかどうか。今後ブラジルでも金利増が見込まれ、リートは元気がなくなることが予想されるのですが、これも元本市場価格の話で、FoFとしての収入源となっている諸リートの業績悪化がなければ維持していくであろう、と期待しています。ううむコロナ禍の趨勢が影響するな。。。。

FoFのいいところは、実質的にインデックスファンドになっているところ。かつ、個人ではなかなか苦しい機動力で、FoFの管理会社がどんどんポートフォリオを組み替えていけるので、結局「管理費2度払い」でも十分ペイする配当を叩き出せること、かつブラックスワンのような緊急事態で意外と打たれ強いこと、が明示されました。

というわけで、ぼくもFoF第1弾としてBRFF,うまくいくようであればもう一銘柄買おうと思っています。2銘柄にするのは、いつぞや書いた「スピットファイヤとハリケーンのたとえ」の考え方に従ったものです。

シャンプーとリンス、じゃなかったハリケーンとスピットファイア

一方、FoFの要注意なところは、管理会社によって業績に差が出るところ。

例えば、とあるFoFでは、DYが0.5%で推移しているのに、別のFoFではDYが1%近いぞ!というときに慌てて後者を買ってしまうと、2,3か月後に後者の配当が激減!なんてことがあり得ます。

これはどうゆうことかというと、DYの低い方は、真面目にリートのみポートフォリオに組み込んでいたのに比べて、DYの高い方は、リート購入は申し訳程度で、大半の資金を実はオーバーナイトみたいな超短期投資につぎ込んでいた等があり。こういう超短期投資は、うまくいけばすごい利益が出るけど、長期的にはいつかこける時が来るので、その時にDY激減!泣くぞ、となります。

さて、資産1億もいいけれど、やっぱり「毎月30万円は再投資できる不労所得」が重要ですよねー。

ぼく個人の例で恐縮ですが、現時点での不労所得は月額45万円くらい。というわけで、不労所得だけでも、生活費を差し引いたうえで「毎月30万の再投資」は何とか出来るけれど、コロナ暴落で相応に減少しており。なかなかリーマンをやめる気になれません(うまく会社の方で早期退職制度とか作ってくれないかなーとかは思っています。クビにするなら受けて立つぞ!)。

一方、今回のリバランスで月収1万7千円増加を達成し、コロナ暴落で減少した分を多少ながらも巻き返して、完全リタイアに月収1万ちょっとながらも近づいたぞ、という安堵はあります。1年365日、千里の道もあと一歩、ですかね。

ではでは

365日のマーチ。蘭寿とむではありません。

 

Posted by 猫機長
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損切りをしていると資産はできない

時々、「猫機長はどういう基準で損切りをしているの?」と聞かれます。

ぼくの答えは「損切りはしてません」です。質問した人は目が点になります。ははは

たとえばリートについて。

1999年から2019年まで20年間1度も売ったことはなく。(2019年になって 2度売りましたが、損切りではありません。こちらの記事をご参照→イワシの群れを追い散らす)

えええリートって、そんなに順調にふえていくの?損切りしなきゃなんて場面はないの?

いやいやいっぱいありますよー例えば不正増資の密告があり、取引停止を食らったあげく、3か月後の取引再開時にはほとんど株価半額に激減なんて銘柄(MFII)もあれば、違法建築の密告で営業自体が危殆に瀕した銘柄(SHPH)など。コロナ禍で営業中止を余儀なくされ、配当0が何か月も続くことになったショッピングセンター関連銘柄など、この20年間でいくらでもありました。

でも損切りなんてやってないもーん。

その結果、不労所得だけで生活・再投資できるようになりました。

なぜ損切りしないのに資産崩壊が防げたのか?

それは簡単です。損切りしなくてもよいような投資をすればよい、ただそれだけのことです。

というわけでやっと本題です。

損切りしないで済む投資、には3つのアプローチがあります。順次説明します。

 

第1のアプローチ:個別銘柄からの視点

「ここまでさがったら、売るぞ」ということが損切りの基本です。

でも「ここまで」というのは人それぞれで、ある人にとってはまだ大丈夫でも、別の人にとっては「わああたたき売りだー!」と、要するに市場の現実というより、投資する人の都合で決められてしまっています。

ここがポイント。「ここまで」が0になってもよい銘柄(言い方を変えれば、0付近まで落ち込んでも倒産せず生き残って行ける企業)を買えばよいのです。

さっきのMFIIをグラフで見てみます。

7月17日の取引停止から、10月19日取引解除の時の推移。

わああ半減だー!損切りだー!とせずに我慢します。

すると、半年程度で回復しさらに上昇したのでした。

というわけで、損切りした人は、最安値で損害確定しただけで終わったことになります。

ところで、その後コロナ暴落があり。

もう一度がくんと下落した2020年3月19日ころからの推移は以下の通り。

この時に損切りしていたら?

さいわいぼくの場合3月19日にR$84,69でしこたま買い込んだら、後で暴落時の最安値だったことが判明しました。この記事を書いている9月2日時点ではR$125.00まで上昇しています。(そしてHP掲載日の11月20日時点で、R$137,85と、コロナ暴落前より高くなりまいた。へえー!)

上記全体の推移は以下のグラフに。

このグラフで、2回の落ち込みを見ることができます。1回目が取引停止騒ぎ。2回目がコロナ暴落。

史上最大のブラックスワン(恐慌)と言われるコロナ禍でも、取引停止騒ぎの半分くらいしか落ち込んでいません。取引停止措置が、いかに壊滅的な打撃だったかがわかります。

しかし、ここで「損切りだああー!」とやってしまった人は、「損切りしたために資産崩壊を招いてしまいました」。

ぼくの場合は「へへんなにが取引停止だ!0になるならなってみろー!」とBUY&HOLDを貫いたので、被害にあわずにすみました。

なぜHOLDできる自信があったのか?

ここが超重要ですね、つまり「MFIIは優良銘柄であるがゆえに競争相手にボコられ、今回の密告→措置がイジメの決定打だな」ということがわかっていたからなのです。つまり「アンチMFII」に告発されましたが、あんのじょう重大な法律違反はなく、多少の規則上の不備を修正したのみでめでたく取引再開となりました。

ぼくはチキンなので損切りしないだけにとどめていたのですが、取引再開のパニック下落の折、大喜びで買いあさっていた猛者も多数いたのです。

この教訓から、コロナ暴落の時はぼくも買いあさる方に回ったのでした。はははは

つまり、最初から「ボコられたくらいで倒産するような銘柄は買うな」ということです。

では、倒産しない、を通り越してMFIIのように「ボコり返す」恐るべき銘柄を見つけるにはどうしたらよいのでしょうか。

その方策をこちらに書きましたので、熟読ください→「ボコられている銘柄を探せ!」

もちろん、MFIIにしても、明日倒産しないという保証はありません。なので、優良な銘柄複数で分散投資は必須ですよね。当然すぎますが念のため明記しておきます。

 

第2のアプロ―チ:インカムゲインとキャピタルゲイン

以前の記事で書いたように、投資のリターンは元本そのものの上昇によるキャピタルゲインと、元本はそのままで利子、配当によるインカムゲインがあります。

これは投資好きの人ならだれでも知っている基本情報ですが、悲しいかな圧倒的大多数の人がリスクばかりで安定しないキャピタルゲインしか見えなくなっています。

リートの例(MFII)でいえば、上記のとおり2018年10月19日にR$71,58だったものが、2020年の1月24日にはR$136,66に上昇しています。この株価そのものの変動差益がキャピタルゲインです。

ところが、この同じ期間に、MFIIは毎月配当を配っていました。月により変動はあるにせよざっくり1株(口)あたりR$1.00。つまり、この15か月間では,R$15.00の収入があったことになります。この期間のキャピタルゲインは1株R$136,66-R$71,58でR$65.08ですが、この金額は元本を売っちゃわないと手にれることができません。配当の方は寝ていても毎月入ってきます。

これが、1株でなく5000株だったら?毎月R$5,000.00(10万円くらい)が何もしなくても入ってくるのです。

つまり、みんな保有している株数があまりに少ないので、安定したインカムゲインのありがたみがわからず、キャピタルの変動で儲けようとして、あわれ暴落、となってしまうのです。

保有している株数がある程度に達すれば、配当で毎月の支出が賄えるようになるので、元本の変動は気にならなくなり。元本価格が何らかの理由で破壊されようと、企業ファンタメンタルズがしっかりしていれば、配当は安泰。損切りだああ!などと絶望的な安売りなんかしないで済むようになります。

 

第3のアプロ―チ:投資銘柄ポートフォリオの組み方。

これも簡素化して説明しますが、①ホテル、観光、航空会社など、人の移動で儲ける企業の株、と②Eコマースつまりインターネットなどで買い物から何からすべて「巣ごもり状態で解決できます」をうたったIT関連企業の株、があったとします。

近年の「11年来の米国好況」で観光などが躍進しており。①群の株は高騰していたのですが、コロナ禍で一気に失速。逆に地味で目立たなかった②群が一気にスターダムにのし上がったのでした。

というわけで、①は損切りすればいいのでしょうか?いえいえ、単に購入ストップすればいいだけの話です。

問題は「今はトレンドがこうだから①だけにしよう」「でも今度はああ変わったから②だけにしよう」というゼロサム思考で、これにとらわれることが危険なのです。

①の株で、配当が50円もらえ、②も同様50円だったとします。

①②バランスよく持っていれば、普通の経済状況で50+50=100円もらえます。

ここで、コロナ禍だ!①は0円になってしまいました。

でも②が100円になりました。差し引きで配当100円継続。

もちろん、そんなにうまくゆかず。ぼくの場合だと、いろいろな銘柄の配当変動差し引きで、コロナ前が100だったら、現在は75くらいまで落ちちゃってますが、①②の両極端ではなく、③④⑤⑥。。。。みたいな複数そろえているので、例えばショッピングセンター株の配当が0になっても、ロジスティクス関連のが増えたりして、未曽有のブラックスワンでも25%減で済んでいるのです。

というわけで、まずは、「全体でコンスタントな利益を叩きだすポートフォリオをつくること」これができれば、あとは損切りなんて考えずに、注意深く「今後の業績向上が見込める銘柄」を買い足していけばよいのです。暴落した銘柄でナンピンという手もあるが、荒業であり、慎重にやりましょう。

ううむ、今回の内容は、「今日から市場投資を始めるぞー」という人たちにはちょっとリスキーすぎたかな?一方、「いい所まで行って墜落、なんでいつも損切りで大損に終わってしまうんだー!」という人にとっては、そもそもの銘柄選びの基準や、投資の基本スタンス(インカムだよ!キャピタルにだまされちゃだめだよ!)など再確認の一つのきっかけにかるかな?と期待しています。

ではでは。。。

Posted by 猫機長