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ブラジル移民110周年

ブラジル移民110周年

典型的な移住者家族(blog26)のお話し。

ブラジルへの移住から何年たったか、夫婦と娘2人の4人家族、不作続きながらなんとか今年は借金も返済できる、というところまで来たとき、下の娘が発熱。どんな病気かもわからないままあっという間に危篤になってしまい、うわのそらで「お父さん、おしるこ」という言葉を繰り返す状態に。はっと、娘が日本を出発するまえの最後の団らんのことを思い出していることに気づいたお父さんは、しかし餅も小豆もなく、どうしようもなくGroselha(ブラジルの赤くて甘いジュース)にチーズの切れ端を入れて娘に。もはやほとんど目も見えない状態の娘は、一口入れるか入れないか「おいしいね」の一言も言い切れないまま絶命。

お餅みたいなのは丸いチーズ
その後お父さんは大農場主として大成。しかし死ぬまでおしるこは食べず、娘の命日はただ先ほどの「Groselhaしるこ」を見据えて涙しながら過ごしたそうです。

この話は、戦前の移民、戦後の移民の話でもあり、また戦前の日本の農村(SpiritualS1.9)の話でもあるとともに、現代のシリアなど難民、難民と一緒にするのが嫌だというのであれば、日本に出稼ぎに行った日系人の家庭の話でもあります。満州引き上げやシベリア抑留、空襲・原爆など日本の過去が世界で繰り返されないよう語り継ぐ記念の日として投稿します。

「おしるこ」の材料。左がチーズ。右が粉末のGroselha
ちなみにシベリア抑留ですごいサイトがあったので共有。

「旧ソ連抑留画集」http://kiuchi.jpn.org/nobindex.htm

ではでは。。。

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ブラジル経済の基礎知識(概論)

ブラジル経済の基礎知識(概論)

これから数度不定期で「ブラジルに投資するなら?」をお題とした投稿をさせていただきます。まずは、ポイントを抽出してランダムに書き込んでみます。これら項目について改めて記事作成ということになります。

さてポイントたちですが

―ネガティブキャンペーンにだまされるな

―ブラジルとインフレの切っても切れない恐るべき関係

―三脚

―マルサスとブラジル

―ブラジルコストのお話

―移住者のホロコーストとデカセギのホロコースト

―リート銘柄の個別分析

ううむ2019年10月15日時点で思い浮かぶのはこのくらい。将来増殖させてゆくことを希望します。

というわけでちょっと尻切れトンボの終了。「ネガティブキャンペーンにだまされるな(Blog22)」につづきます

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ネガティブキャンペーンにだまされるな

ネガティブキャンペーンにだまされるな(ブラジル経済の基礎知識①)

ひところ「ブラジル経済」でグーグル検索をかけてみると、「経済危機」、「犯罪」など恐ろしい語句ばかりがヒットされていた時代もあり。

―ブラジルは崩壊寸前の資本主義のいいモデルだ(2018年)

―公務員に支払う給与もない。ブラジル経済は沈没寸前(2016年)

―ブラジルって、治安が悪くて、怖い国なのですね?どう思う?(2014年)

などが、日本の人が抱くブラジルのイメージを代弁していると思います。これらは「知恵袋」からひろって来た一般市民の意見ですが、プロの金融機関などになると

―混迷が続くブラジル経済・政治 – みずほ総合研究所(2016年)

―ブラジル経済の先行きに暗雲 – 国際通貨研究所(2019年)

―ブラジル経済が瀕死なワケ | Forbes JAPAN(2015年)

など、「混迷、不透明、予測不能、低迷」などといったワードが目白押しとなっています。ははは

というわけで、「ブラジルに投資」などと言おうものなら「なんでそんなゲテモノに?」「やめろ、あぶないぞ!」というのがいわゆるひとつの常識的な反応になっていると思います。

でも、ここで重要なのは、ネガティブな情報の羅列(キャンペーン)が、本当のことなのかどうかではなく、ブラジルへの投資が「儲かるかどうか」だったりします。

例えば、「得体のしれない独裁者から核ミサイルをいつ撃ち込まれるかわからず、台風や地震が頻発して「原子力緊急事態」が発令されちゃった」という情報(評判/風評?)が流されている国の通貨が世界有数の安全通貨になっているように、いくら頑張って分析した結果だったとしても、外部の人が想像しながら書いた情報なんて投資判断の材料になんてたいしてなりませんよ、ということであり。「日本政府は隠しているが、原発事故の放射能は日本中を汚染しており内部被ばくで日本人は全滅だ」とか「ブラジルは野蛮で阿鼻叫喚の社会危機、狂乱インフレにデフォルトの国。経済危機が永遠に続く」などというコメントがほんとうかどうか、そんなことを気にする必要はないのです。経済危機だろうがどうだろうが、投資すべきポイント(対象)に投資してしっかり利益を回収すればいいだけの話だからです。

というわけで、具体例で行ってみます。

ちょうどブラジルのハイパーインフレ(Financial3.3)が終息しかかった時代に投資を始めました。その中でも典型的といえる3つの実例を検討してみます。

*超重要:下記の投資を行った期間(1990年代末から2019年)に、460%強のインフレがありました。このインフレを考慮して(その分投資の利益を減少して)計算します。

インフレの計算式(ブラジル中央銀行。大本営発表(Financial3.3)ですがそこそこ信頼可能):https://www3.bcb.gov.br/CALCIDADAO/publico/corrigirPorIndice.do?method=corrigirPorIndice

1.分譲アパート(financial1.8)購入

1996年7月、R$20,000.00で買いました。

2019年2月、R$ 170.000,00で売りました。

この期間のインフレ460,307310 %、修正後R$ 112.061,46

実質利益はR$170.000,00-R$ 112.061,46=R$57,938.54

つまり1996年から2019年のあいだに、289%の純利益(57,938.54X100÷20,000.00)。1年あたり12%の元本価値上昇があったということですね。へえええー!

賃貸に出していた当時の家賃収入は考慮せず。

*家賃を考慮した金額は忘れちゃったので家賃収入0としておきます、ははは

2.リート(Financial1.5)購入

その1:FLMA11

2000年11月、1株R$1,00の値段で買いました。

2019年10月、1株R$5,16で推移中。

この期間のインフレ280,988910 %、修正後1株当たりR$ 3,81

実質利益はR$5,16-R$3,81=R$1.35

つまり2000年から2019年のあいだに、135%の純利益。1年あたり7.1%の元本価値上昇があったということですね。4%ルールは達成している(financial1.11)ものの、低いな、しくしく。。。毎月の配当(Financial1.4a)は考慮せず。

ホテルとビルテナントです。写真出展http://investidorderisco.blogspot.com

その2:SHPH11

1999年12月、1株R$100.00の値段で買いました。

2019年10月、1株R$955.00で推移中。

この期間のインフレ320,991100 %、修正後1株当たりR$420,99

実質利益はR$955.00-R$420.99=R$534.01

つまり1999年から2019年のあいだに、534%の純利益。1年あたり26%の元本上昇があったということですね。すごいぞ!毎月の配当は考慮せず。

ショッピングセンターです。広報資料よりhttps://www.facebook.com/shoppinghigienopolis/

結論:どんぶり勘定ですが、20年間のブラジル投資で、3つの投資先それぞれ利益年あたり12%、7.1%、26%、平均で15%の利率ですね、インフレを引いた後の純利益なので、わるくないじゃん?とか自己満足してます。(10月24日)

つまり、配当を考慮しない元本のみの上昇でも、過去20年間で年当たり15%の純利益が得られたのがブラジルだった、というのが実例として提示できました。ネガティブな情報はあるしその情報は実はかなり本当だった、というのもあるのですが、その情報ゆえに投資をしなかったらこの年率15%の不労所得(Financial1.2a)はなかったということですね。

では、ネガティブな情報にだまされることなく、成果の出る投資をするには?この答えは一言では言えません。本ホームページの経済コンテンツ(Financial1.1)・スピリチュアルコンテンツ(SppiritualS.0)をくまなくご覧いただくようお願いします。

(追記:元本に対する配当の利率は平均で1年あたり6%くらいFnancial1.2b)でいっています。恒常的な不労所得であり、元本の上昇より実は重要だったりしますが、説明は別記事(Financial1.6)ご参照)

ではでは。。。

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ブラジル経済の実態(前編)

ブラジル経済の実態(前編)(ブラジル経済の基礎知識②)

さて、前回では、どうやらブラジルは得体のしれない怪しい国、と思われている(Blog22)ということを書きました。

というわけで、ほんとうのブラジルはどんな国?ということを現地人(1975年工業移住、当時7歳ぐらい)の視点から書いてみます。「真相はこうだ」

そもそもブラジルは1500年当時ポルトガルにより植民が開始され、農業資源、砿業資源つまりサトウキビだの金鉱だのの供給基地として巨大プランテーションあるいは鉱山といった生産施設が開発され、自然資源を本国に吸い取られる一方で、植民地自体の生活拠点整備がおざなりにされた「収奪式植民地」になりました。アメリカの場合は、イギリスでいじめられた清教徒が、もう帰れない!アメリカを住みよくするしかないんだ!ということで生産施設だけでなく学校、病院、娯楽施設を含めた都市の整備などが進みました。この差が後々までアメリカとブラジルの発展の差に影響することになります。

収奪式モノカルチャー経済(サトウキビ→金鉱→コーヒー、等と時代につれ移行していきます)の生産の担い手は奴隷。多数の奴隷をポルトガルから来た大規模投資家が使役してプランテーション農業、という図式が出来上がります。つまりブラジルの場合ものすごく少数のエリートがものすごく多くの奴隷をこきつかうという極端な社会格差がスタンダードとなりました。

そのうち英国はじめ正義の味方が奴隷労働を糾弾し始め、ブラジルも正義の国なので1888年に奴隷解放(Financial3.7a)し、それまで資本家側(奴隷の主人)が払っていた労働者の衣食住のコストを「自由になったからどうぞ勝手に生活してね」と労働者側に押し付けることに成功。こうしたコスト削減と、コーヒーなどが世界にどんどん売れだした利益を合わせ、第二次大戦では上手に連合国側に味方してアメリカから援助してもらったなどもあり国家としての経済力も次第に整備されてきました。

ここで、ブラジルの暗転が始まります。

1960年代、時の大統領自ら「ブラジルは海岸しか発展しておらん、内陸開発だ」と「50年の発展を5年で達成しよう」をスローガンに大経済開発(工業化など)に着手。

もちろん考えとしてはものすごく妥当で、アマゾン・マナウス商業地区とか、マナウスだけですが経済開発をアマゾンに持っていくことができたり、ブラジルのど真ん中にあるブラジリアの建設に至っては、南部海岸のサンパウロから中央サバンナのブラジリア1000キロにわたりブラジル経済の拡大に成功。現在ブラジルが世界最大(時々2位に落ちることがある)の大豆生産国になったなどの経済発展には、確かにこの政策は貢献しました。

クビチェック大統領と工業化のシンボル「かぶと虫(Blog19)」
しかし、アメリカのように植民の開始から移住者たちが「ここが終の棲家だ、イギリス以上の先進国にするんだ」との覚悟が要求されなかったブラジルは、巨大な農場/鉱山と数えるような資本家の大邸宅があるだけで、その他は何もない原始状態の国になってしまっており。学校もない状況で資本家は子供たちをヨーロッパに遊学、というか大学を出るまで生活させ、その後農園経営に戻ってくる。そして好きな時にまたヨーロッパに遊びに行く、という状況がつづき、マナウスの大オペラ施設とかそういった文化施設は散在してはいるものの、ブラジルの大部分は縄文時代と変わらないんじゃね?とういう状態でした(いまでもそうですけど)。

さて「縄文時代の原野」を先進文明国の都市に変えられないかというと、変えられました。

人工都市ブラジリア。出展はhttps://ja.wikipedia.org/wiki/ブラジリア
ただし、ものすごくお金がかかりました。「砂利まで飛行機でリオから運んだ」といわれるように、まさにゼロからの建設であり。それも無理やり大統領の任期中に完成させるように5年程度で作れという無謀な工事を余儀なくされてしまたっため、建設費は天文学的になってしまい。

そのお金を、借金で賄いました。歴代の政府は、まあ経済発展で収入も増えるから利子込みで払えるじゃん、としており、最初はうまくいきかけたようだが、運悪くオイルショックが勃発。

当時100%輸入に頼っていた原油、そしてすべての経済の基礎となる原油が、天文学的に値上げ。一気にあらゆる金利が爆発的に上昇します。政府は、借金を払うためにたまらず貨幣の増発(価値下落)に踏み切らざるを得なくなり。

このとき、狂乱インフレの火ぶたが切って落とされてしまったのでした。

そして現在のイメージである「経済危機の国ブラジル」に転落。

すみませんここまででかなりの量になってしまいました。次の記事で「狂乱インフレの赤裸々な実像」を記載いたします。ではでは。。。。

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ブラジル経済の実態(後編)

ブラジル経済の実態(後編)(ブラジル経済の基礎知識②)

さて、前回(Blog23)では、何がブラジルを狂乱インフレにおいやったか、というお題で、ブラジルの国の生い立ちから説明してきました。

今回では「狂乱インフレ時代のブラジルって、どんな生活だったの?」という切り口で現地人(1975年工業移住、当時7歳ぐらい)の視点から書いてみます。「真相はこうだ」つづき。

オイルショックまでは年率10%程度の経済成長を達成していたブラジル。直接投資の奨励、外資の誘致、輸出の奨励、輸入の抑制(100%Nacionalつまり国産化率100%の製品生産達成への努力)などがうまくいき、「ブラジルの奇跡」などともてはやされた時代もあったのですが。石油の価格高騰によりGDP成長率1%程度に落ち込み。国債の価格をインフレにスライドさせ、そのスライド率(INDICE)をすべての価格決定の基準にするINDEXACAO(価値修正(Financial3.3))でインフレを辛くも調整していたのが、80年代から90年代にはいわゆる「4桁インフレ」そして94年6月には前月比50.8%(年率換算13,083%)の文字通り狂乱インフレになってしまいました。

さて、数字や理屈はともかく、市民の生活がどうなったかというと

―購買力激減の恐怖:「毎日高くなる」生活用品を「買えるうちに買っておく」ため、給料日にスーパーが殺人的混雑。

―物価狂乱:日常的に物価が上がり、適正価格の収拾がつかなくなった。「おもちゃのレンジが本物より高かった」「ジャケット(背広)と冷蔵庫が同じ値段だった」などの情報あり。

一日買い物を遅らせると、値段は2倍、3倍になってしまうため、

給料をもらったその足でスーパーに直行する人が殺到(当時の報道写真)

スーパーも連日値札を張り替え。うっかり前の値段のままになっている製品があったりすると

奪い合いの大乱闘ののち、今度はレジでスーパー側とお客のすさまじい喧嘩になった。

当時のスーパーの宣伝から。マーガリン4万クルゼイロ。

2019年10月16日時点では6レアルで売っていました。

つまり

―給料はもらっているが、その給料が生活を賄える金額なのかだれにもわからない。価値が著しく減っていることだけがわかる。

―来月の家賃はいくらになるのか?未払いになりけり出されたら新たな家の家賃は?著しく高くなっていることだけがわかる。電気代、水道代も同様。

―不動産購入など、多額の分割払いは自殺行為(Financial1.8)になった。

―今日買えたパンは、果たして明日買えるのだろうか?

と、生活の根幹を脅かす事態になってしまいました。

つまり、貨幣が崩壊してしまい(1)価値の尺度、(2)交換(決済)手段、(3)価値貯蔵手段として機能しなくなった。そして国家財政の破綻・国家機能(警察、医療、電気、水道、交通、通信など)喪失の危機が発生。

ブラジル政府も黙っていたわけではなく。通り一遍のやり方じゃダメじゃね?とその名も「ヘテロドックスプラン」を連発します。

Plano Cruzado及びPlano Cruzado II 1986(クルザード計画)

Plano Bresser1987(ブレッセル計画)

Plano Verão1989(夏季計画)

Plano Collor 1990(コロール計画)

しかしやっていることはほとんど同じで

預金封鎖、価格凍結、給与凍結と”gatilho salarial(給与の段階的価値修正)”、インフレ計算法の修正、家賃計算の修正、増税、公共料金(燃料、電力等)価格の上昇

こうしてむりやり「凍結」で価格を固定しようとした結果

―供給の枯渇:「原価割れで値上げしなければ売るに売れない」→値上げの再発

―購買力の崩壊:Gatilho はインフレを昂進させ給与増は物価に追いついてゆけず

―国家資産の蒸発:在外準備金の減少→対外債務モラトリアム(1987)

に行きついてしまい。結論としてインフレに逆戻りしてしまうのでした。

一部権力者主導の作為的・強引な措置によりいったんは「奇跡の成長」までいっても、虚の繁栄の最後に待っているのは崩壊だった。とくにコロール大統領の国内口座凍結は国民経済力の破壊による国家自体の貧困化をまねいたと理解しています。

さて、その場しのぎのけれん技(SpitirualS.9)では解決できないことを思い知ったブラジル政府。あっとおどろく解決(SpiritualS.10)は、また記事が大きくなったので次回にします。

ではでは。。。。

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レアルプラン成功のひみつ

レアルプラン成功のひみつ(ブラジル経済の基礎知識③)

90年代初め。コロール大統領は罷免。イタマール副大統領が昇格し、大蔵大臣にフェルナンド・カルドーゾ氏が就任しました。

この時の経済状況はいわゆる「4桁インフレ」そして94年6月には前月比50.8%(年率換算13,083%)の文字通り狂乱インフレになっていました。

毎日物価が2倍3倍に上がってしまう状況で、

―給料はもらっているが、その給料が生活を賄える金額なのかだれにもわからない。価値が著しく減っていることだけがわかる。

―来月の家賃はいくらになるのか?未払いになりけり出されたら新たな家の家賃は?著しく高くなっていることだけがわかる。電気代、水道代も同様。

―不動産購入など、多額の分割払いは自殺行為(Financial1.8)になった。

―今日買えたパンは、果たして明日買えるのだろうか?

と、生活の根幹を脅かす事態に。貨幣が崩壊してしまい(1)価値の尺度、(2)交換(決済)手段、(3)価値貯蔵手段として機能しなくなった。そして国家財政の破綻・国家機能(警察、医療、電気、水道、交通、通信など)喪失の危機が発生。

という絶体絶命の状況に。

さすがにカルドーゾ大臣(以後FHC)は奇をてらった、かつぎ技(Financial1.6)のけれん芸はせず。オーソドックスの王道で勝負しました。

それが、「経済の三脚」すなわち「経済を支える3つの支柱を構築すること」となって現れました。

レアルプランの要「経済の三脚」

この要諦は

1.為替アンカー:「ドルとの兌換紙幣」となり、レアル(中央銀行と政府)の信用が回復

2.インフレターゲット:金利調整等に基づくインフレ変動範囲の調整により、爆発的インフレのストップに成功

3.財政プライマリー収支の健全化:財政政策の規律維持により、財政面での立て直しに成功

ひとつひとつ説明します。

アンカーというのは「錨」のこと。為替が嵐の中の船みたいに大揺れにならないよう、錨でしっかり安全な港内に「釘止め」してしまおうという施策。安全な港とは、「米ドル」です。「兌換紙幣」つまりいつでも1レアル=1ドルで価値が維持されるよという「保証」が錨です。アンカーが打ち込まれたその瞬間、1レアルは揺るがぬ価値(Financial1.14)を持ったお金に復活しました(実は当時の貨幣だったクルゼイロ・レアルの1ドル相当額であった2750クルゼイロ・レアルを1レアルに変則デノミしたので、新たに生まれたといったほうがいいかもしれません)。

インフレターゲットとは、昂進しようとするインフレを大統領の一声で価格凍結という強権的なやり方ではなく、レアルをドルの外貨準備高と連動した供給量で維持することによってレアルの貨幣としての価値を保ちつつ、金利の上昇によってインフレ圧力を冷却する、というなんてことないオーソドックスな調整法を採用したこと。このためブラジルは高金利国家としての位置から抜け出せなくなってしまうことにもなりましたが。

インフレはお金の価値の不足でありこの不足は実は政府の無責任な財政から発していたところが大きく(そもそも借金でブラジリアを作ったという不純な行為が発端かも?)。これが財政政策の規律維持つまり節約と健全財政の実現により、プライマリー収支の青字化(Financial1.2b)を達成しました。これが3番目の柱です。

この結果、今日1レアルで買えたものは明日も1レアルで買えるようになり。給料日に有り金を全部スーパーで生活必需品に替える必要もなくなって、爆買い消滅による価格の鎮静も始まりました。購買力が戻り始め、しかし供給は続き。生活者の実感としては、レアル導入の初めに値段が高くなったけれど、それ以上上がらなくなったので、無理して買わずに済み、また、売るほうでもコスト割れする低価格で売ることを強制されなくなったので「価格凍結がひっくり返るまで売らないぞ」と供給ストップをしないでもすむようになった。こうして信じられない短期間でインフレは終息し、健全な経済が戻ったのでした(ちょっと極論・大げさに書いています)。

なぜレアルが成功したのか?

とにかく「信用」を基本に置いたから。突然のPACOTE(価格凍結)投下ではなく、Focusレポート(中央銀行による市場や民間への経済情報説明・説得)、金融政策決定会合(COPOM)議事録の発表など、政府がつとめて産業界・国民へ説明し。透明性が増大し信頼の回復に役立った。最後はドルの信認に頼ってなんとか成功した。

正直に政府の財政破綻を認め、財政支出を抑えた。つまり、今までやれパチンコだやれ競馬だ、と散財していた親父が、すっぱりやめて借金なしでも生きていけるようになったみたいな感じ。でも実はそれでも足りなくて、家族の中でお金を稼がない赤ん坊は曲馬団に売り渡して借金を清算した、みたいな感じ。

しかし、なりふり構わぬ財政均衡により、医療や教育が犠牲になり、公的医療機関では廊下の床にまでアテンドを待つ重病患者が転がっているという状況に拍車をかけることにもなりました。こうした弱者切り捨ては貧困層の恨みを買い、共産系のルーラ大統領当選になりました。ルーラ政権やその後のジルマ政権では、「曲馬団に売られた子供を取り戻すため」に「みんなのブラジル(Brasil Para Todos)」というバラマキ政策をやってしまい。財政赤字(Financial1.2b)が拡大し、狂乱インフレに逆戻りか?という懸念が発生したため、共産主義者を除く国民が「汚職疑惑のある奴でなければ誰でもいい、とにかくアカを大統領から外せ」と、たまたま出てきたボルソナロが大統領になりました。

さて、ついに、この「狂乱インフレ三部作」の一番重要なまとめにたどり着きました。「為替や金利が大きく変動し、予測不能のブラジル」に投資するかどうかは、なにを基準・根拠にして判断すればいいのか?

それは、ずばり!「経済の三脚が守られているか否かを見極めることにつきる」です。

つまり、為替が安定しているか。そのために金利を過不足なく調整しているか。そしてそもそも台所事情は青字か。これがOKであればブラジルへの投資もOKです。

で、2019年10月時点での3脚がどうかといえば

◎1ドル4.15レアルでレアル安すぎ。ただし

◎世界のマイナス金利、ブラジルもリセッション傾向にある中、金利も低くすんでいる(政策金利5%)つまりインフレの抑え込みに成功している。

◎そして一番の懸念である社会福祉改革が議会通過し、財政健全化が望める。

ことから、まだまだ経済サイクルは後退期から回復期の底にあるけれども、今後は成長が望める、と考えています。

もちろん個人的見解であり、投資は皆さんの自己責任でお願いします。

最後に一言。FHCにしろボルソナロにしろ「医療福祉」「基礎教育」といった大切な赤ん坊たちを見殺しにすることで経済均衡を危うく保っている状況(国自体が福祉的なアルゼンチンとは真逆)。こうした赤ん坊たちを「曲馬団(困窮のどん底、ホロコースト)から買い戻す経済力」が一日も早く得られることを切に望んでいます。

ではでは、ちゃんちゃん。。。

経済サイクル

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6月18日 おにぎりの日

6月18日 おにぎりの日

おにぎりは弥生時代からあり、平安時代に玄米(もち米という説もある)を卵形にした屯食(とんじき)に進化し、のりがまかれた現在の形になったのは江戸時代だそうです。

おにぎりのお米は1621粒が標準であり、お弁当屋さんの修行では一粒でも多いと「ドアホが一粒分原価割れじゃー!」と親方にどつかれ、一粒でも少ないと「ドアホがお客さんに小さいといわれるやろがー!」とやっぱりどつかれるそうです。
なぜおにぎりにこだわるのか、とか聞かれますが、特に理由はないです、ただ幼少のころ、よく日本の自慢話をするおじいさんがおり、隣にまたさびしそうに微笑んでいるおばあさんがいて、子供心に、おじいさんたちは日本に帰りたいのだな、と思っていました。東京に旅行(Blog5)した時、ぽけっとコンビニのおにぎりをたべながら、おじいちゃんおばあちゃんは帰れなかったけど日本は優しさいっぱいの景色が残っているよ、とおもわず空に語りかけたりしています。ははは。

18 de junho é considerado “Dia do Oniguiri” por ter sido encontrado nesta data fóssil de Oniguiri mais antigo do Japão, aparentemente da era Yayoi(300a.c. a 300d.c.), mas somente na era Edo(1603 a 1868) Oniguiri tomou a forma atual combinado com algas marinhas e tornando alimento portátil importante para viajantes, ainda que era privilégio de classes mais favorecidas como samurais, pois arroz branco em abundância era luxo que poucos podiam ter acesso sendo que povão vivia de mistura arroz-trigo. Popularização de Oniguiri se deu mais após era Meiji(1968 a 1912), notadamente pós Segunda Guerra. Estima-se que em cada bolinho está contido cerca de 1621grãos de arroz

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生まれて初めてリート売りました

生まれて初めてリート売りました

投資戦略として、デイトレード、Buy and Hold(買って保持せよ)、Buy and Forget(買ったら忘れろ)などいろいろあり。はっきり言って大多数の人が、自分は気づかなくてもDay Tradeに近い短期的なキャピタルゲインの獲得に血道をあげ、あわれ大損して市場撤退という悲劇がおおいなか、20年間「買うことはあっても売ることはなかった」ことがささやかな誇りでした。

ところが。。。。

2019年10月。とあるリート「FLMA11」が4日間でR$4.5からR$5.2すなわち15%上昇。1月1日のR$2,74からほとんど倍増したぞ!社会保障改革(Blog25)を口実とした投機アタックだな!と、意を決して持ち株の半分を売ることにしました(でも流動性がなく実際は20%くらいしか売れず)。

別記事(Blog22)でも記載したように、FLMAはこのリートのIPOつまり発足時にR$1,00で買っています。つまり差益一株当たりR$4,20。

上記20%を売り払い、総額でR$169,000.00(430万円)が口座に入金。しかし税金で20%とられてしまい、実質340万円が残りました。

この340万円で早速別のリート「MFII」を購入。

この結果、リート全般への投資額は税金の金額だけ減少。あれ、損してませんか?いやいや、この減少をカバーするステキなからくりがあるのです。

それは、ずばり!「リート銘柄組み換えによるインカムゲインの上昇」です。

キャピタルゲインの上昇を、インカムゲインの上昇に転換することによって、

恒常的な不労所得の増収が可能となる。

さて、FLMAの元本に対する毎月の配当は0,34%まで落ち込んじゃってます。上記のとおり額面15%上昇が5日で、なんてなればなおさら。

一方で、MFIIのほうは、ひところの1.1%なんてバケモノの配当率はなくなりましたが、0.85%で推移。ふつうは0.5%くらいのリートがおおいので、「開戦時のゼロ戦」みたいに無敵の配当を維持しています。

で、この2つの銘柄を足した配当がどうなったというと

組み換え前:R$6,157.00

FLMA R$2,662.00

MFII  R$3,495.00

組み換え後R$7,090.00

FLMA R$2,181.00

MFII  R$4,909.00

差額でR$933.00、23.375円が毎月の配当額に加算されることになりました。

つまり、一番重要なのは、高値で売って儲けたぞーという元本での利益(キャピタルゲイン)ではなく、毎月の収入が2万3千円増えたぞー、ということなのですね。たいしたことない金額とはいえ、単にリートの銘柄を組み替えるだけの「濡れ手にあわ」で不労所得の増加が可能、という実例が提示できました。なお、これらの金額は2019年10月の配当額なので、あくまで目安です。念のため。

生まれて初めて市場の瞬間的な変動を対象にした投機的な売買でした。でもこれからはこつこつ少しづつのBuy and Hold (気がついたらForgetになっていることあり)、草食投資の弱小動物にもどります。

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バブル爆発:キャピタルゲインの妙味を堪能

バブル爆発:キャピタルゲインの妙味を堪能

こないだ、20年間買ってばかりのリートを生まれて初めて売った(Blog31)ことを記事にしました。

リートというのは、Equity operation(エクィティ・オペレーション)であり、日本語では「株式業務」なんてオブラートに包んだ訳になってしまいますが、その実態は「市場の感度に従っていくらでも変動するVariableな投資」であり、ブラジルではそのものずばり「変動収入:Renda Variavel(Varilable income)」、これに対比して元本が固定し一定のリターンを期待する債券などを「固定収入:Renda Fixa(Fixed Income)」と呼んでいます。

さて、リートの元本はまさに株式市場で日々変動している一方、毎月の配当は基本的に固定傾向で維持。なぜなら、元本は市場で投機の対象になったりするのに対して、配当は家賃収入をはじめとした実業での利益を元に計上しているためです。

従って、とあるリートFLMA11の配当は毎月一株当たりR$0,015程度で維持しているのに、元本は一株当たりR$0,60からR$6,00に乱上昇・乱降下したりします。

ええええ!0,6から6なんて10倍の激増じゃん!そのとおり。事実として下記のグラフがあります。

ぼくの場合、このリートをIPOすなわち発足時(2000年)1株当たりR$1,00で買いました(Blog22)。そのうち元本は変動しても配当はそれほど変わらなかったので(ほかのリートに比べればすごく変動したが(Financial1.7c)、それはまた別の話)、毎月の収入(配当)があれば元本なんてどうだっていいや、なんて悠長に構えていたら、知らない間に半額になっちゃった!(R$0,43、2007年3月16日)でもやっぱり配当は毎月入ってきており、タコ足(Fiancial1.5)になっていないからいいや、とほったらかしにしていました。すると2011年代から一株R$2,00台で推移し、7年ほどスタック(膠着状態)に。でもやっぱりたこ足じゃないからいいじゃん、とやっぱり放置しました。

ところが。

2019年に入り、9月までの9か月間でいきなりR$4,27に上昇し、10月の1か月でR$6,17到達。1か月でR$2,00の爆発的な上昇。

つまりこの1か月で144%の元本上昇。しかし、著しい業績の向上(家賃収入倍増)があったわけでもなく、要するに

VP(事業収益などから割り出した本来の資産価値)= R$2,90

P/VP (市場値÷上記VP)=2,07倍

DY (Dividend Yieldつまり配当率)=0,25

という、めちゃくちゃ本来の市場価値より高い値で取引されているという状態に突入。

ここまでくれば、ぼくは配当狙いだから元本なんて知らないよ(Financial1.6)。。。なんていってられなくなり。暴騰している以上、暴騰しているうちに売るべきは売って利益確定し(Financial1.14)、すかさずDYのまともな別銘柄(FIIB:0.55及びMFII:0.85)に買い替えました。その結果が、前の記事(Blog31)とその後のもう一回の組み換えで、

毎月の現金収入(配当)R$1,233.00つまり3万円の増加に成功。正味2日かけて市場での売買を行っただけで、年あたり36 万円の所得増加ですから、バカにできないと思います。

紫微斗数占星術で、「白手成家(ぬれ手で粟。何もせずにすごい儲け)」という言葉がありますが、それを地でいった成果ですね。。。

さてさて、これを読んでいるみなさんは、こういうこともあるんだなーではこういう大化けする銘柄を普段から安値で買っておくことはできないのだろうか、という疑問・希望を持たれたことと思います。

そして、ずばり!そういう銘柄を狙って買うことは実は可能であり、ある法則を当てはめれば適切な銘柄が買えるぞ!ということを今回のマネーゲームで発見したのでした。

では、その法則とは?とここまで書いて、記事も長くなったしめんどくなったので今回は終わりにします。気が向いたら(近いうちに)別記事で更新しますので、乞うご期待。じゃあね、ばいばーい!

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大化け株の見つけ方

大化け株の見つけ方

さて、前回(Blog32)ではとあるリート(FLMA11)の一株当たりの額面が1か月144%上昇し、すかさず高配当リートなど(MFII、FIIB)に買い替え、2,3日の市場操作(売買)で毎月の配当3万円、年収で36万円のアップを達成したことを書きました。具体的な市場での操作については別記事「リート売りました(Blog31)」をご参照お願いします。

さて、今回のお題は、「狙ってこういう大化け株を」見つけることができるか」です。

前回記事で、どうやってFLMA11という大化けリートを選んだかということをわざと謎にしておいたので、読者の皆さんもいろいろ頭の体操で考えてみたことと思います。

たとえば

―対象事業におけるリスクが高いが、そのぶん利益が大きくなるからくりがある

―市場で過小評価されている。ローソク足や出来高の高値をチェック

―ブロックチェーンなど、知られていないが産業界に革命をもたらす事業を取り扱っている

などなど。

でも、実体験に基づく答えは

「最初からそういう方向での銘柄そのもののクオリティについては全然気にしていませんでした」です。はははは!

というのも、2000年当時、まだまだブラジル(そして日本もと思います)でリートが始まったばかりで、当時存在していて小口投資家でも買えるのがSHPH、NSLU、FLMAくらいしかなく。ショッピングセンターSHPHはIPOすなわち発足と同時に買い、小児科病院NSLUは「赤ちゃんの写真を載せた宣伝パンフ」が偽善的に見えてしまったため手をださず。残ったのがFLMA(ホテルとビルテナント)だけだった、というのが真相でした。はははは

ただし、FLMAの対象としているホテルが世界的なフラッグで、場所も南米随一のFaria Lima商業地区であるがために買った、というのがあります。当時サンパウロ在住の地の利から「ここなら成功する」という確信はあった。

でもその程度です。不動産は1に立地、2に立地、3,4がなくて5が立地、というそれだけが購入判断の決め手でした。

ふざけんな!じゃあ「選んで大化け株」じゃなくて「たまたま大化け」じゃねーか!どう落とし前つけんだごるあ!と怒られそうですが、いやいや確かにたまたまですが、今回のたまたまで「これは大化けするぞ」という特徴を把握することができました。つまりそういう特徴のある銘柄を買えばいいということである。

で、ずばり!特徴いってみます。

その1:まずは経済局面から

すみません、個別の銘柄の話ではありません。でもどんな個別の銘柄でもブル・マーケットやベアマーケットいった経済全体の動きには抗うことができず。というわけで、なによりまず「経済サイクル」を検討することが必要です。

経済サイクル

さて、ブラジルは2019年の段階で、共産政権のバラまき政策による財政収支の悪化に基づく「ベネズエラ化」言い換えればレアル経済以前の経済危機に逆戻りしそうなところを、現政権が血も涙もない弱者切り捨てで財政を回復し、FHC時代からの健全な「経済の3脚」を回復しつつある状況です。なんのこっちゃ?となった人は「ブラジル経済の基礎知識(Blog21)」、「ブラジルとインフレ(Blog23)」、「三脚(Blog25)」などをご覧ください。さしあたっては、「ブラジルが上記の図の後退期から回復期に入り始めており、投資をする余裕のある人々が出はじめた」ということが、まずは「大化け株の発生する第1の兆候」です。

その2:低金利

世界的にマイナス金利。ブラジルの政策金利も年利5%と、つい2,3年前の2桁金利がウソのようになってしまい。つまり、ふつーの債券でゆうゆう年利8%だのなんだのいっていたのが「市場でリスクを取らないと利益も得られない」状況に。これは日本もおなじですね。

と言って、市場投資つまり株ではまさに元本価格がジェットコースターのように上下し、「固定した収入(Fixed Income)(Blog32)」に慣れ切った人々にはとても耐えられるものではなく。そして債券では毎月一定の金利が振り込まれたのに、株の配当はせいぜい3か月に一度、そして会社側の判断で「今回は配当0です」とやられることも多く、とても投資する気にならない。

そこで救世主となったのがリートです。リートの場合法律で収益の95%(ブラジルの場合)はかならず株主に還元することとなっており。ブラジルのリートは毎月配当なので、あたかも債券が毎月金利を振り込むような感覚で配当をもらえる。

ということでリートへの投資がここ1年で激増しました。FLMAへももちろん投資殺到。

3.低位株

さて、やっと個別銘柄FLMAに到達しました。市場に投資しなきゃ!でも株はいや!という人たちが殺到したリート市場ですが、銘柄によっては敷居が高くて買えないというのもあり。例えば、PQDPは1株R$3,300.00であり、平均給与がR2,340.00(2019年4月のデータ。地域によって差がある)のブラジルでは、買いたくても買えない。また、SHPHのようにR$930.00台であれば買うことは買えるがDY(Dividend Yield、配当率)が購入価格の4%(年利)を切ってしまいだれも買いたがらない。

そこで残ったのがFLMAでした。ぼくがIPOすなわち発足時に購入した時の価格がR$1.00。2018年から2019年でR$3,00に上昇したが、それでもPQDPのR$3,000.00の千分の一ですからねー、つまりお金がなくてもなんとか買える、ということでDYが年利で3%という超低利でも群がるように買い始めた。

その結果が、気が付いたら1株当たりR$6,00を超える爆発的な上昇になっていた、ということですね。ちなみに、価格が低い株のことを「低位株」というそうで、大化け株の重要な候補だそうです。

4.そして、リート業界(株も)の特徴として、増資による事業規模拡大があり。

小さな企業より大企業の方が潰れにくい理で、リートも増資して資産拡大を狙うのは健全なのですが、その方法として株数を増発することがあり。この場合、「株のインフレ」がおこり、一株当たりの額面金額や配当額が下がっちゃいます(Blog10)。長期的には回復・上昇しますが、低金利を逃れてリートの世界にやってきた新米投資家にはこれが我慢(Blog13)できず。2019年は増資ラッシュのリート界で、MONO-MONOつまり単一業界(ホテル。テナント含む)の単一物件(Faria Limaスクエアビル)から拡大せず株の増発をしない、新米投資家から見れば1株当たりの配当額が減少しないFLMAに群がるという事態になりました。

要は、低位株で増資をしない(株当たり配当低下の危険がない)銘柄があれば要チェック、という結論ですね。でも経済サイクルはすでに停滞期を抜けつつあり、いまさらあらたにFLMAのように「ファンダメンタルズを知らない新米投資家が殺到し、本来の株価に比べて144%の増加をもたらす」ようなおいしい話が続発するかどうか(・・?

ぼくはもともと1株R$1の時からのFLMA株主なので、R$5台でいったん利益確定しました。もしこのまま「理由なき上昇」が続き、R$7から8までいったらまた売れるだけ売ってさらに利益拡大しようと思っています。ただし、売るだけじゃなくて、すかさず高配当銘柄に買い替えることが必須ですが。

マネーゲームで狂乱した一週間の後、週末は郊外の飛行場にゆき、

自家用機でひとっとびするのが(Aviation0)気分転換になっています

ながくなりました、ではでは。。。

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