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獣の刻印:CBDC阿鼻叫喚

*時事ネタで、お金の話が連続しています。飛行機マニアのみなさんご容赦を。来週は飛行機ネタにします。

 

このほど米下院で恐るべき3つの法案(Genius法、Clarity法及び反CDBC監視国家法案)が通過。

アメリカ合衆国議会議事堂
https://ameblo.jp/lachesis423/entry-12729673434.html
 

 

Genius法については、以前の記事で書いたので、ここでは省略。要すればステーブルコイン発行に関し、厳格な資格要件と準備金の維持を義務付け、連邦準備制度(FRB)と通貨監督庁(OCC)にステーブルコイン発行者の監督権限を付予することにより、投資家保護を強化するもので、一般市民が安心して暗号通貨市場に参入できる画期的なステップを記録した。

Clarity法は、デジタル市場におけるデジタル資産の明確な定義を作成し、証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)の間で規制監督の役割分担を明確にするとともに、デジタル商品のスポット市場、取引所、ブローカー、ディーラーを監督、規制を明確化した。これも個人が安心してデジタル資産を構築するための重要な一歩となっています。

でも、今回の記事は、「CBDCクソこのやろ法案」すなわち反CBDC法案を主なターゲットとして書いています。

反CBDC監視国家法案(Anti-CBDC Surveillance Act)ってなに?

連邦準備制度(FRB)が個人向けに直接中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行することを禁止する法案である。

だからどうなの?とみなさんちんぷんかんぷんと思います。

ぼくもつい最近まで、CBDCというものが内包する恐ろしい人権蹂躙のポテンシャルに気がつきませんでした。

FRBが直接CBDCを発行するということが、何を意味しているか。

それは「CBDCへの隷属による国民の奴隷化」

FRBが直接CBDCを発行するということは、FRBがアメリカ人の個人金融データを収集する能力を持つということなのである。

それは、政府による国民のプライバシー侵害、監視、管理に直結しているのだった。

CBDCによって、

◎すべての取引がデジタルデータとして記録され、誰が、いつ、どこで、何を、誰に支払ったかといった情報が中央銀行や政府によって把握される。

◎従来の現金取引では得られなかったレベルの詳細な金融行動データが政府の管理下に置かれることで、個人や企業の経済活動が丸裸にされる。

これが何を意味するのかというと

「政府が個人の信用を管理・評価する「社会信用システム」の構築を可能にしてしまう」ということなのである。

そういうシステムって、どういうシステムなの?

例えば、あなたが「自由で繁栄した国についての勉強」をしたくなり。本屋さん(あるいはインタネ)で、自由主義についての書籍をとかを買いあさったとします。

その情報は、購入に使ったCBDCのオンチェーン情報により、瞬時にKGB(国家保安院会)に流れてしまい。

突然、あなたの家の前に「ファルコン乗用車」が急停車し。

ファルコン乗用車(パブリックドメイン)
 

 

しかし、乗っていたのは上の画像みたいなお上品な家族ではなく、秘密警察の覆面警官であり。

「おまえは反共思想に毒された敵性身分だな。ラーゲリだ!」とシベリア(最近ではサハリンらしい)送りにされ、ブタの糞にまみれて刑死することになってしまうのである。

極論で分かりやすくするために、この例では旧ソ連のKGBと、アルゼンチンで存在したかも?のAAAとか秘密警察をごっちゃにして説明しましたが、要するに、CBDCというのは、人権について配慮しない独裁国家の手にかかると、これ以上ない国民の操縦(虐待)装置として悪用されてしまう危険性があるのである。

スターリン時代のソ連とかだと、「密告」というツールを使い、国民の相互監視によって「敵性身分を発見」し、ラーゲリにぶち込むための大義名分を獲得していた。

たとえば、とある吉日、妻が夫に「スターリンと私の、どちらを愛しているの?」と質問したとします。

この時、夫は、反射的に「もちろん同志スターリンさ!」と叫ばなければなりません。

そうしないと、壁越しに聞いている家族や近所の人々にあっという間に通報されて、たちまちラーゲリ行きになってしまうのでした。

通報するほうも必死であり。

我先に通報しないと、今度は自分が「お前は同志スターリンを愛していないのだな?」と処刑されてしまうのです。

これが、CBDC採用とならば、密告だのなんだのとまどろっこしいことは必要なくて、そいつがどこにどれだけお金を払って何をしたかの情報が自動的に秘密警察に流れ込んでくるのである。

秘密警察のほうでも、ラーゲリ送りの人数ノルマが達成されているうちは「自由主義に関連する本を買った」という理由で満足するが、ノルマが危うい!自分がラーゲリ行きか?となると、今度は「お前がこの間買った資本論は、なぜか最新版だな。なぜ党の地域本部が推薦している第10版にしなかったのだ」なんて理由で、というか理由を捏造して、本来は何の罪もない人びとが、片端からストルイピン車両に詰め込まれることになるのです。

囚人をシベリアに送り込んだストルイピン車両
https://otvet.mail.ru/question/22068350
 

 

結局、お金は、どんな国のどんな人々にも必須のツールであり、この流れをCBDCで把握するということが、どのような恐怖政治を可能にするかという戦慄すべき危険性をはらんでいるのでした。

聖書の黙示録13章に「獣の刻印」という言葉が出てきます。

世界の終りの直前に、反キリストという「獣」が世界を征服し。

「獣」は支配のしるしとして、人々の額、あるいは手に「666」という数字を「刻印する」というものです。

この「刻印」というのは、例えば国民総背番号制の「背番号」がそれだと言われたり、コロナ禍では「コロナワクチンの注射」が「刻印」だとか言われたりしました。

しかし、それらはをはるかに超えた、本物の「刻印」が生まれる間際まで来てしまっているのです。

CBDCという刻印が、一度刻まれてしまった国の国民は、もはや「獣」の虐待を避けるすべを失ってしまうかもしれないのです。

そういった状況において、いかに「CDBCクソこのやろ法案」が重要かということに思い至ると理解します。

反CBDC監視国家法案(Anti-CBDC Surveillance Act)を推進しているのは、トランプとそのギャングです。

トランプというのは、当選直後だったか?「トランプコイン」というふざけた仮想通貨を発行して、私腹を肥やしまくったという、どうしようもないクズ野郎です。

でも、クズだからこそ、CBDCの恐ろしい危険性に気づいた。

これは、トランプだけではなくて、企業家たちも気が付き、トランプを支持しているのだと理解しています。

私腹を肥やすといえば聞こえは悪いのですが、トランプにしろ起業家にしろ、いちおうは合法的に私有財産を増やしているものであり。

そして、私有財産を増やすこと、以前に、私有財産の存在を認めることが、結局人間が生み出した最も人道的な社会(政治、経済)体制の構築に必須であることを、人類は身を持って体験してきたのでした。

*私有財産を認めない体制がどんなものかは、毛沢東、スターリン、黒電話頭など、これ以上言わなくても明確ですよね?

収容所群島 ソルジェニーツイン
YMCA-Press – Cover of the first edition of the Gulag Archipelago, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=112605369による
 

 

CBDCの恐ろしいところは、知らないうちに国民の財産の所在や流れを国家に筒抜けにしてしまうところにあります。つまり、プライバシーという、個人尊重、人権尊重のための必須条件を、お金という資本主義の根本の部分から揺るがすという、これまでに人類が経験したことのない恐ろしい危険をもたらしているのです。

がんばれクズトランプ!「地球が、永遠に、自由な人間たちの惑星であり続けるために」。

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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ジェミニ恐るべし

最近は「会話型人工知能」などといって、いろいろな質問に答えてくれる人工知能が生まれており。ChatGPTはログインだのなんだのめんどいので疎遠になっていましたが、Google Geminiなんてのが出てきたので、早速試してみました。以下、質問と回答です。下線の付いているのがGeminiの野郎による回答です。

 

*以下、挿絵というか画像はすべてPIXABAY無料画像です。

質問:

現在、月当たりR$29,000.00(1レアル25円として725000円)の不労所得を持っています。このうちR$26,000.00が不動産ファンドの配当、残りR$2,000.00がカバードコール型ビットコインETFの配当により構成されています。ブラジリア在住です。この不労所得に基づきアーリーリタイアは可能でしょうか。また、これら配当収入の将来的な見通しについて教えてください。

 

以下回答あり。

まず、総論

R$29,000.00という不労所得は、ブラジルではかなりの高額であり、早期リタイアの可能性は十分にあります。しかし、それが持続可能であるかを判断するには、具体的な支出額と生活設計が不可欠です。これらの情報をご提供いただければ、より詳細な分析とアドバイスが可能です。投資されている具体的な不動産ファンドの銘柄名が分かれば、より詳細な見通しを立てることができます。

 

カバードコールETFについてはかなり詳しい答えが出ており。

ビットコインETFからの配当は、不動産ファンドの配当と比較して非常に変動性が高く、長期的な安定性には疑問符がつきます。ビットコインのボラティリティは非常に大きく、ETFの価値と配当に直接影響します。カバードコール戦略は、オプション料という形でインカムを得る一方で、原資産(ビットコイン)の大きな上昇からの恩恵を限定し、下落局面では損失を被る可能性があります。大きく下落した場合、配当が大幅に減少したり、停止する可能性も十分にあります。長期的な不労所得の柱として期待することは現実的ではありません。将来的にこの配当が大幅に減少、あるいはゼロになる可能性も視野に入れておくべきです。

なんかものすごく常識的な回答。でも、もやもや感じいていたのを明確に言語化しており、ナイスです。

 

総論のところで「具体的な不動産ファンドの銘柄名が分かれば、より詳細な見通しを立てることができます」なんて回答しているのに注目。ブラジルの得体の知れないリートについて、銘柄レベルで解析できるのかジェミニ?

「具体的な支出計画」と個別銘柄情報について、以下の通りインプット。

◎現在の月々の生活費:XXXX(ひみつ)

◎リタイア後の希望する生活水準:現在の水準を維持。

◎ご年齢と予想されるリタイア期間:58歳。150歳まで配当が維持できるか。

◎退職後の医療保険や年金の見込み:ブラジルの公的年金制度(INSS)や、個人の医療保険に加入済。これらの支出含めて上記の月々の生活費となっています。

◎近々予定されている大きな出費(住宅改修、子女の教育費、車の買い替えなど)の有無:特になし。

◎借金:特になし。

◎個別銘柄:以下の銘柄に投資しています。RZAG11,SHPH11,TVRI11,BPFF11,HABT11,MFII11,VRTA11,VIUR11,KFOF11,GARE11,TGAR11,RZTR11,CVBI11,HGBS11,BTAL11,FLMA11,HFOF11,FIIB11,BCRI11,RBVA11,HGLG11

 

以下回答あり。

その1:早期リタイアの可能性

現在の月々の生活費がXXXXとのこと、そして現在の月々の不労所得がR$29,000.00であることを考えると、早期リタイアは十分に可能であると言えます。現在の不労所得は生活費の約XX倍に相当し、月にR$XXXXの余裕があることになります。この余裕資金は、不測の事態への備えや、より安定した資産への再投資、インフレへの対応などに充てることができます。

ふむふむいいじゃん。このへんは「逃げ切り計算機(外部リンク)」と同じかんじ。「計算機」の方ははっきり「あなたは、100年間以上生きられそうです」と断言してくれたけど。ははは

 

 

その2:具体的リート銘柄

情報ありがとうございます。投資されている不動産ファンドの具体的な銘柄名を把握できました。

これらの銘柄は、ブラジルの不動産ファンド(FIIs)の中でも比較的よく知られたものですね。総じて配当利回りを重視し、異なる種類の不動産(ショッピングセンター、物流倉庫、オフィス、住宅、不動産債権など)や運用戦略に分散投資されていることがうかがえます。

「配当利回りを重視し」なんてブラジルリート業界を知り尽くしたような回答するなよGemini!たしかに、その通りだけど。。。

 

お伝えいただいた銘柄の多くは、多様なセクターと運用戦略を持つファンドです。この分散は、単一のセクターに偏るリスクを軽減する点で良い傾向です。

不動産ファンドの配当は、不動産の賃料収入や、不動産債権の金利収入に連動します。多くのブラジル不動産ファンドはインフレ調整機能を持つ契約を含んでいますが、その具体的な内容はファンドや契約によって異なります。

偉そうに「個別銘柄教えろー!」という割には、それぞれのどれがインフレ調整機能を持つかというところまでは答えられないGemini。この辺がAIの限界なのでしょうねえ。へへん

と思っていたら、意外と個別ちっくな分析もあり。

 

 

各ファンドの個別リスク:

セクターリスク: ショッピングセンター(HGBS11など)は消費動向に、オフィス(FLMA11、RBVA11など)は企業の需要に、物流倉庫(HGLG11など)はECの成長にそれぞれ影響を受けます。

ポートフォリオ内のバランス:それぞれのファンドがどのような資産クラスに投資しているかを把握し、リスクとリターンのバランスを定期的に確認することが重要です。例えば、高利回りですがリスクが高い不動産債権(CRI)系のファンド(RZAG11, HABT11, MFII11, VRTA11, CVBI11, RZTR11など)と、比較的安定した賃料収入が期待できる不動産資産に直接投資するファンド(SHPH11, TVRI11, HGLG11など)の両方があるようです。

ふむふむ、債権系でも多数の債権を購入している銘柄のほうが、直接投資でも1件の不動産にしか投資していない銘柄より安全なはずだが?そこまで頭が回らないかジェミニ?

 

最後に、ご丁寧にも以下の助言ありました
早期リタイア後の生活についてのアドバイス
現在の月々の生活費に対して、不労所得は十分すぎるほどの余裕があります。この月々の余剰資金をどのように活用するかが、長期的な資産寿命を延ばし、インフレリスクに対応する鍵となります。

以下にいくつかの選択肢を提示します。

緊急資金の確保と増強: 現在の生活費の6ヶ月~12ヶ月分程度の緊急資金を、流動性の高い低リスクな口座に確保することをおすすめします。

分散された世界的投資: ブラジルの資産だけでなく、より成熟した市場のインフレ連動債や、世界規模で分散されたETFなどへの投資も検討することで、為替リスクの分散にもつながります。

ここまではふつーに常識で、あえてコメントなし。

 

 

インフレ対策:インフレ連動型国債(Tesouro IPCA+)の他、インフレ連動型の契約が多いFIIsや、インフレに強い事業を行う企業の不動産を組み入れているFIIsを研究し、追加投資を検討するのも良いでしょう。

具体的な銘柄を示せい!あとで質問してみよう。

 

より安定した資産へのシフト検討: 長期的な視点から、カバードコールETFのような高リスク・高ボラティリティの資産からの収入を、徐々に不動産ファンドやインフレ連動債のような、より安定した収入源にシフト。これにより、精神的な安心感も高まるでしょう。

大きなおせわだよーん。カバードコールETFは、ビットコイン現物ほど高騰しないかもしれんが、インフレを上回る元本の成長と、配当は毎月1.85%以上のDY(対権利確定日価格)が長期的に維持できれば、リートの悲惨な低DYに飼いならされた投資家に革命的なオプションを提示するものとなり。リート業界ももっと投資家を優遇つまりDY向上せざるを得なくなる、そんなゲームチェンジャ―となることを期待しています。

 

何かご不明な点がありましたら、お気軽にご質問ください。

へいへい、ありがとうございました

 

 

チャットボット(GeminiやGPT)は、一般的な情報を瞬時に世界中からかき集めて詳細を明快に提示するという意味では優れているが、上で書いたように、一般常識では高ボラテリティで高リスク、で終わってしまっているカバードコールETFが、実は現在の金融商品の隙をついたパラダイムシフトになる可能性があるぞ!などの分析(あるいは妄想)はしない、できないのが限界かもしれん。

妄想ができるのは人間の特権ですね、なんて勝手に思っています。

 

ではでは

 

Posted by 猫機長
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イギリスが生んだ世界一の艦上戦闘機とは

以前、世界一の戦闘機は?というお題で、零戦を差し置いて「F4F」という結論が導き出されたことは、皆さんご存じと思います。

その記事で、陸上戦闘機と艦上戦闘機には、必要となるスペックが違っているので、そもそも比べること自体が困難である、ということを述べました

忘れた、あるいは知らないよ、という人はこちらをご一読→「零戦はなぜ駄作にされたか」

そこで、優秀な艦上戦闘機に、なにより必須なものは?と考えるようになり。

結果、その「もっとも重要な能力」を持った戦闘機が、例によってというか、実はイギリスで生産されていた、という驚愕の事実に到達し。今回のお題にします。

その名も「フェアリー・フルマー」

https://www.1999.co.jp/itbig69/10691664a.jpg
 

 

あれ、ハリケーンの翼にスピットファイアの機首を付けたみたいじゃね?

はい。スピットやハリケーンとおなじロールス・ロイスのマーリンエンジンを装備しており。姿かたちもとんがった液冷機になりました。

ただ、当時英国の戦いで存亡のかかった英国では、マーリンも最新型はスピットとかに供給優先され、フルマーへは型落ち?で200馬力も出力が低いのしか回せず。

ともあれ、スピットがありながら、なぜ英国はフルマーを作ったのか。

冒頭に書いた陸上機と艦上機のスペック要求の差がこれを物語っています。

スピットは、イギリスの本土に襲い掛かってくるドイツの戦爆連合を迎え撃ち、特にメッサー109を爆撃機の護衛からそらし、あわよくば撃墜、できなくても、少なくとも109の餌食にならない速力、上昇力、旋回性能、火力、防御力をそなえた陸上戦闘機であり。

フルマーのほうは、連合軍の生命線である大西洋の補給船団をドイツの恐ろしいUボート潜水艦から守るのが主任務となった。

そのためには、狭いようで広い大西洋のどこからでも飛び立てる能力と、目印も何もない海のど真ん中で迷子にならない航法能力が必須となったのでした。

いずれもスピットではまったくダメダメである。

どうしよう。

海のど真ん中から飛び立つ、というのは世界一の海軍国イギリスには立派な空母があり。

一方、迷子にならない航法能力となると。。。。

ここで、英国ならではのクレバーな解決をしたのがフルマーだったのでした。

その解決策とは。。。。

「二人乗りにすること」でした。ははは

https://i.postimg.cc/5252R2mX/FULMAR-01.jpg
 

 

専門の航法員をのせることで、常時機位の確認ができ。敵機との乱戦で宙返りを繰り返し、雲の中に入ったり出たりしても、戦闘が終わったときにはちゃんとオマエはここにいるのだ、だから空母への帰投にはこうすれば行方不明にならずにすむのだ、ということを、操縦員がはっちゃきになって機体を振り回し機銃を撃ちまくっているときでも、航法員のほうは、冷静に、かはともかく十分計算することが可能になった。

計算といっても、当時はGPSなんてなくて、航空チャート(あるいは海図)と、「フライト・コンピュータ」とは名ばかりの計算尺により、手計算で行わなければならず。

味方の艦船から無線で方向指示が来たにしろ、はっきりいって単座機ですべてを一人がこなす、というのがいかに無謀なことであったかを英国は熟知していたということである。

Jeppesenのフライトコンピュータ-
 

 

ラバウルなどでは、坂井三郎さんなどからの情報だと、だいたい「空戦の終わるころには一式陸攻が迎えに来ていた。ベテランは陸攻なんかの世話になるかと、やせがまんして自力で帰っていった」みたいな記載があり。

ベテランの零戦搭乗員が神だから、やせがまんすれば帰れたのであって、少なくとも、ふつーに「単座機でも航法に問題はない」のとは全く違うぞ、と力説しておきます。

日米のみならず、イギリスも後にはシーファイアだのの単座機を投入しますが、それは通信装備が日本機に比べて比較にならないほど優秀で、航空管制も発達していたことや、アメリカに至っては、迷子になっても「ダンボ」と呼ばれる救援機、潜水艦、飛行艇、さらに戦闘機の側でも「いかだ」を装備するなど、要するに単座機でもOKね、という体制を確実に整えたうえで投入しているのです。

F4Fに搭載された救命いかだ。
F4F-3 life raft PRINT for F4F-3 Wildcat in 1/48 by Eduard 8591437571109 | eBay
 

 

これがない日本側はどうなったか。

すみません出典は忘れましたが、空戦を生き残り、編隊で帰投する零戦でさえ、「下方にふらふらと編隊を逸脱しそうになる零戦がいた。パイロットが疲労で失神しそうになっているのだ。馬鹿野郎!ちゃんと起きていろ!と絶叫するのだが、その声はもちろん届かない。その零戦は、ついにひょろひょろと高度を落とし、海面にすぽんと飲み込まれてしまった」

というような回想があるのです。別に空戦で損傷したのでもないのに、非道な遠距離作戦の疲労に耐えられずあえなく墜死、という事実が少なからず起きていたものと「推察します」。

Wikipediaでは

「イギリス海軍が複座戦闘機にこだわった理由は、目印も何も無い海上飛行においては、航法担当が機体を適切に誘導することが空母に帰艦するのに必要、と考えていたからと言われる。だが、実際のところは日本、アメリカが証明しているように、操縦者が航法を修得していれば単座機であっても問題なく帰艦できた。」

と書いていますが、「航法を習得」なんて前提条件でしかなく。航法計算が困難あるいはできないような海上や雲の上を、3時間もかけて基地まで帰り着くなんて、そんなことを単座機にやらすな!といいたい。

陸攻を迎えにやらすとか、どこまで毎回実効的に行えていたか疑問です。

Fairey Fulmar (1940)


 

 

ところで、複座にしたため、フルマーは鈍足で上昇力も物足りなくなってしまい。

軽快な単座戦闘機相手だと、カモじゃね?

せんぜん大丈夫でした。

そもそも「軽快な単座戦闘機」は、フルマーの飛ぶ大西洋のど真ん中まで飛んでこれないので、戦闘そのものが成立しないのであった。

フルマーが相手をしたのは、やっぱり複座、たいていは双発で、艦隊を襲おうとしてきた長距離航続力のある爆撃機や、これに随伴可能な長距離双発戦闘機など(https://teambtrb.com/2021/05/01/isthefulmarrubbish/)で、確かに零戦対スピットの空戦にくらべれば、まのびしたまだるっこっしい空戦だったかもしれんが、十分戦闘機として活躍できたのだった。

連合軍がドイツを押し込み、英国空母もイタリアだのヨーロッパ沿岸へ進出してくると、イギリスはマートレットという単発戦闘機を起用して、陸上基地から飛んでくるBF109などと対決させるようになり。

マートレット、米国名ワイルドキャット
https://hobby.dengeki.com/news/2141771/
 

 

マートレットはメッサー109相手でも格闘戦に持ち込んで優勢に戦ったらしい。

スピット、フルマー、F4Fとそれぞれの土俵で傑出した性能を持っており。

時と場所を間違えればやられ役になってしまうが、的確な用兵で名機として生まれ変わる、というのは、P40もそうですが、バッファロー(フィンランド版)など目の覚めるような活躍をしたのもあり。この辺はまた別記事で書いてみたいと思います。

とかく華やかな空戦ばかりに目が行きがちですが、それ以前にまず乗機のエンジンはじめ万全に維持し、味方と適切な交信を行い、戦場まで行って帰ってこれる航法。霧の中に入った、積乱雲を迂回した、という気象の知識も必要です。

こうした総合力で、特に航法というものが決定的になる大西洋の戦場にフルマーという「適材適所」を配置した英国恐るべし。

「負けに不思議の負けなし」ですが、英国の「勝ちも必然の勝ちのみ」にもっていく指導層の英知は学ぶべきと考えています。

フィンランドのバッファロー https://letztbatallion.com/%E3%83%8F%E3%82%BB%E3%82%AC%E3%83%AF-b-239-%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AD%E3%83%BC-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%A9%BA%E8%BB%8D%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9Cp-4/
 

 

何も目印のない海上で往復3時間、合計6時間、その間に苛烈な空戦で、生き残ったとしても「お前はもう死んでいる」疲労の絶頂で、毎日どうやって基地まで帰り着いたのか。

ジャパニーズビジネスマンが、24時間戦わないで済む日本になることを願っています.

 

ではでは

Posted by 猫機長
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ビットコイン阿鼻叫喚:ステーブルコインの地獄

まだまだ続く阿鼻叫喚シリーズ。とりあえず前回のリンクを貼っておきますので、以前の記事も見てね!→阿鼻叫喚(前回)

今日のお題は「目玉焼きとしょうゆ」です
目玉焼き | 職人醤油 – 醤油を使い分けると、食はもっと楽しくなる!
 

 

さて。

アメリカで、GENIUS法というのが発布されようとしています。

ジーニアス法、ジニアス・アクトなどいろいろな名前で呼ばれていますが、Google Geminiによる概要説明は以下の通り

『GENIUS Actは、アメリカで提案されているステーブルコインに関する法案のことです。

正式名称は「Guiding and Establishing National Innovation for US Stablecoins Act」です。

主な目的は、具体的には、以下のような内容が含まれています。

規制の明確化: ステーブルコインの発行者や準備金に関する明確なルールを定めます。

消費者保護: ステーブルコインの利用者を保護するための義務的な開示や監督体制を構築します。

違法な金融活動の防止: マネーロンダリング対策(AML)やテロ資金供与対策(CFT)なども盛り込まれています。

この法案は、特にステーブルコイン市場が拡大する中で、規制の不確実性を解消し、より多くの機関投資家の参入を促す役割が期待されています。一方で、一部の修正案では、Meta、Amazon、Googleのような非金融企業がステーブルコインを発行したり保有したりすることを禁止する可能性も指摘されており、その動向が注目されています。』

ふむふむ。

ひとことで言って、ステーブルコインを消費者(投資家含む)が安心して使用できるようにするための明確な基準を設定するものらしい。

アメリカ合衆国議会議事堂
https://ameblo.jp/lachesis423/entry-12729673434.html
 

 

ステーブルコインってなに?

これは仮想通貨のなかで、法定通貨等に連動して価値修正を行っているクリプト貨幣のことです。

法定通貨担保(連動)の他に、仮想通貨担保、コモデティ担保や、無担保(アルゴリズム)なんてのもありますが、この記事では法定通貨との関係が重要なので、ほかのやつは除外します。

Google Geminiによれば、代表的なステーブルコインにUSDTがあり。

『USDT (Tether)

発行元: Tether Operations Limited

担保: 米ドル(現金、短期国債など)

特徴: ステーブルコインの中で最も取引量が多く、暗号資産取引における基軸通貨のような役割を果たしています。歴史が長く、DeFi(分散型金融)やCEX(中央集権型取引所)での利用が非常に広範です。』

ほかにもUSDCやTUSDなどがあり。

ただ、いずれも発行体が民間企業なんですよね。というわけで、通貨というよりは、食券食堂の食券みたいな感じでしょうか。

こんがらかった人は、とりあえず食券のくだりは無視して読み進めてください。

政府発行のステーブルコインもある。Gemini先生によれば

『厳密には「中央銀行デジタル通貨(CBDC: Central Bank Digital Currency)」を指すことが多いです。

一般的なステーブルコインは、民間企業(Tether、Circleなど)が発行し、その価値を法定通貨(米ドルなど)やその他の資産に連動させることで安定性を保っています。これに対し、CBDCは各国の中央銀行が発行する、法定通貨と同一のデジタルマネーです。』

なるほど、こちらは貨幣そのものという位置づけですねえ。

GENIUS法案は、あくまで民間発行のステーブルコインを対象としており、CBDCについては知らん、という立ち位置らしい。たしかに政府が自分で自分を規制、監視するのも変ですから、ふつーそうなるのかもしれん。

*実はトランプ政権がCBDC大嫌いといううわさもありますが、ここでは上記にとどめます。

 

要すれば、GENIUS法が施行されれば、そのへんの得体の知れない食券みたいなステーブルコインが、法定通貨と同じ安心感をもって使えるようになるらしい。

さて、みなさんは新宿かどこかで「食券食堂」に行ったことがあると思います。

食券販売機
https://nextchuki.com/bt-v212b/
 

 

食道の入り口に立っている食券販売機に法定通貨つまりお金を入れて、「天丼」だのなんだののボタンを押すと、食券チケットがぶににに、とでてくるので、食堂に入ってこれで注文、という感じ。

問題は、お金入れたのにぜんぜん食券が出てこないとか、「大トロ」のはずなのに、なぜか出てきた食券は「ガリ」だった時どうするかである。

食堂の大将がもののわかった人ならいいけど。。。

結局、飯を食いに行ったはずなのに気が付いたら黒いメガネの人と乱闘していたとか、や-さんをノした(あるいはノされた)結果、なぜか警察に連行ではなく「地連」という謎の建物に招待されたとか、要すれば「食券」に手を出したのが最後、身を亡ぼすことにならないのか?という恐怖が付きまとうのである。

*もちろんちゃんとした食券食堂が99.999999999%です。念のため。

なぜこうなるのかというと、「食券」の場合、そのへんの民間業者(ここの例では食堂)の個人的な発行により、その食堂でしか使えないし、そもそもちゃんと機能するのかという懸念を払しょくすることができないのであった。

民間発行によるステーブルコインも同じことだったのである。

だった、という過去形なのは、GENIUS法によって、国家という最大の暴力装置じゃなかった治安組織による監査監督が可能になり、市井の人々が安心してUSDTだのなんだののステーブルコインを使えるようになるためである。

そして、ステーブルコインが、限られたオタクのみではなく、市井の老若男女に浸透した場合どうなるか。

天丼だろうがあんパンだろうが、購入のための電子決済手段として広く流通することが期待されます。

でも、そんなことよりもっと恐ろしいパラダイムシフトが起きるかもしれないのです。

それが「ビットコインの大暴騰」

なんのこっちゃ?

がんらい、ビットコインは、暗号資産取引所に口座を開けて直接購入だった。

でも、ご存じの通りビットコインは価値上昇もすごいが下落となると輪をかけて。。。。であり。それこそ「大トロ」の値段で買ったビットコイン(実態は「サトシ」ですね)が、次の日には「ガリ」も買えなくなっちゃった、ということが起きてしまいます。

日本におけるビットコイン利用方法の解説:デジタル通貨の普及と利便性


 

 

これがビットコインじゃなくて、USDTだのなんだののステーブルコインを買っておけば、ドルと同じですから買った時の価値は維持できる。

つまり、あらかじめ交換所経由でステーブルコインにしておいて、買いたいときにすぐビットコインに換金できるぞ!ということなのである。

言い換えれば、絶対安心でかつ瞬時にビットコインに換金できる「食券(ステーブルコイン)」を普段から買っておくことができるようになるということなのである。

他にも土日もへったくれもなく24時間取引できるとか、手数料だのなんだのの削減、ビットコインを買えない国では、その国の法定通貨を、その国が許可している何らかのステーブルコインに替えてから、それでビットコインを購入するなどができるようになる。

*べつに中国のことを言っているのではありませんが、中国10億の人民がステーブルコインを縦横に使いだしたら。。。。

 

こうしたことから、ステーブルコインの普及とビットコインの上昇は正の相関性を持っていると言われています。目玉焼きと醤油、というか、トマトジュースと塩くらい重要なパートナーになる可能性があるのです。

トマトジュースで検索したら「トマトラーメン」が出てきました
https://www.recipe-blog.jp/profile/20961/blog/18415862
 

 

今回の半減期サイクルで、2022年11月には$15,460.00と奈落の底に落ち、2025年6月には$100,000台まで「躍進」したビットコイン。これからも阿鼻叫喚の暴落を繰り返しながら、奇跡の大暴騰に向かって驀進を期待しています。

最後に、この記事を書いている6月17日、GENIUS法案は見事上院議会を突破。

でも、これから下院での審議に入り。上院よりも民主党(トランプクソコノヤロ党)の力が強い下院では、もともと共和党(トランプの党)が押し進めてきたこの法案の通過にはなかなかの紛糾が懸念されます。うまくいけば、米議会が夏休みに入る前の7月末にはトランプの署名までいくか?

「地連」。
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2007/2007/html/j3411100.html
 

 

ではでは

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短編集:悲劇の発電機他

◎6月の祭り「フェスタジュニーナ」

ポルトガルやブラジルでは、5月末から6月(場合によっては7月)にかけて、週末の夜にお祭りがおこなわれます。聖ジョアンの日(6月24日)、聖アントニオの日(6月13日)と聖ペドロの日(6月29日)にちなんだお祭りであり。アントニオさんが「結婚の聖人」、ジョアンさんが「火(焚火)の聖人」、ペドロさんが「雨の聖人」である。

寒い冬のもっとも夜が長くなる冬至がこの季節で、焚火であったまろうよ、というのと、東北地方など厳しい乾季に雨を希う、という南半球の生活に合わせて発展しました。というわけで、ブラジル全国の風習ですが、東北地方で最も盛んらしい。

*結婚については、謎です。

ブラジリアでもこないだクルゼイロ地区のとある教会で「フェスタジュニーナ」があり。素敵女子などと一緒に見物に行きました。

男女がペアになって踊る「クワドリーリャ」。

 

 

これは盆踊りみたいなもので、踊る阿呆に見る阿呆。。。。踊ったら汗かくだけで損なので、一般の聴衆は見るだけでのほほんとしていました。

 

 

教会の駐車場で実施。善男善女の群れの後ろに教会の建物が見えます。

 

 

踊りよりも食べ物がほしいというのもいっぱいおり。売店が開かれて、くし刺し肉、スープ、干し肉ご飯だのと言った東北ちっくなのが出ており好評でした。ちっくというのは、ほんものの東北人から見たら、どこが!というのがあり、と思うため。

売店
 

 

写真は「シュラスコ」くし刺し肉です。
 

 

そのうち、ステージがぎゃーぎゃー騒がしくなり。観衆もステージまえに集まり出したので、素敵女子といっしょに見に行ったら、へんなサンバショーみたいなのが始まっていました。

 

 

キリスト教会で、半裸の狂乱ダンスいいのか?

よく見たらステージ横のスクリーンに「観光局(Secretaria do Turismo)」とかでかでかと宣伝したりしており。ほかにもショーの最中に近所のスーパーだのなんだのの宣伝をぎらぎら映写しており。

 

 

要すれば狂乱ダンス劇団を招聘したもろもろのスポンサーの宣伝をしていたのだった。

この中で、突然指名手配者の公示か?と思ったら、やっぱりスポンサーの政治家のことでした。

こうしたスポンサーからの献金のどのくらいの部分が教会に向かっているのか?べつにいいけど

上から教会の留学生?宿泊施設、講堂
 

 

でもマリア像とかもあり、やっぱりキリスト教のお祭りでした。

 

 

◎悲劇の発電機修理

1960年製のVWかぶと虫に乗っていますが、6か月くらい前かから、エンジン始動の際に「がらがらがら、ぎゃぎゃぎゃぎゃ」とものすごい異音がするようになってしまい。

いったんエンジンが回り始めると収まるというのと、そもそもものすごい音がする日と全然静かな日があったりで、原因が特定できず。いったんかかっちゃえばトルクもあってエンジン作動じたいは快調なので、しばらく様子をみることに。

世界の名車かぶと虫
 

 

最初の1~2か月はかえって異音が消え去ったかのようになったのですが、そのうちエンジンスタート時のみでなく加速だのエンブレだのの時にも「がりがりがりがり!」といやな音が出るようになり。

エンジンヘッドやピストンがいかれたとしたらどうしよう?

でも、エンジン内部ではなく、冷却ファンあたりが音源になっているようなのですよね。

であれば、とりあえずシリンダやクランクとかは無事のはずだが。

空冷VWエンジンは、エンジンシャフトとベルトでつながっている発電機の先についている冷却ファンでエンジンを冷やしています。

 

 

写真中央の黒い円盤がファンベルトで回されている発電機のプーリー。その右(後ろ)の筒が発電機。その後ろに強制冷却のハウジング。この中で発電機の軸と冷却ファンがつながっています。

このファンは、冷却用のハウジングの中に隠れていて外からは見えないのですが、このファンがハウジングと干渉して、鉄と鉄が擦れ合うようなすさまじい騒音が発生しているのかも?

元祖空冷。かぶと虫のエンジン
 

 

空冷VWエンジンの強制冷却システム。1がハウジング。4が冷却ファン
Amaury Almeida著「汝のVWを知れ」より
 

 

問題は、ぜんぜん音のしない時と、気が狂いそうな異常な音になる時があり、いつ「ぎゃぎゃぎゃぎゃ」と始まるのかがわからないので、音のしない時に修理屋に持って行っても原因特定できないんじゃね?という懸念があり。

そのうち、冬になり冷え込んだのが関係したのか?エンジンが回っているときは「ぎりぎりぎりぎり」と騒音が続くようになったので、修理屋に行きました。

すると「確かに冷却ファン関連だが、これは冷却ファンそのものではなく、接続している発電機とハウジング隔壁をつなぐリング(上の絵での11.)が破損したのかもしれん。そうだったら、この新品はもう製造しておらんので、見つけられないかもしれん」という恐ろしい所見が。

いずれにしろ、発電機をバラさないと。。。ということで、プーリーを外したところ、ああああ?

 

 

プーリーと発電機の回転軸を固定しているカムが摩耗してめちゃくちゃぎざぎざになっていたのでした。

 

 
こちらはいくらでも新品があり。プーリーもろとも新品に交換したら、異音がしなくなりました。
めでたしめでたし。

 

 

◎滑走時に前車輪がシミーするようになっちゃった

今度は軽飛行機のお話。

ふつーの飛行機は、主脚と前車輪合計3本のランディングギアで機重を支えています。

このうち、後ろ二本のメインギアで着陸の衝撃を吸収するなど、機体を支える文字通りメインの役割を持たせ、前輪の方はブレーキ機構とかは省いて軽くし、ステアリング機構に特化?となっています。

 

 

この前車輪ですが、滑走スタートから離陸で地面を離れるまで、飛行機の加速に合わせて高速度で回転し。地上を離れても数秒は慣性でぶんぶんとまわります。

これが問題で、ホイールバランスがとれていないと、ぶんぶん回りながら左右に振動し。

ぶるぶるぶるぶる。。。。と場合によってはギアそのものをもぎり取ってしまうような恐ろしい振動を生むことがあります。

ぼくの軽飛行機でも、機首上げして車輪を捕まえている地面がなくなったとたん、前車輪に連動している左右のペダルをもぎ取るか?みたいなすさまじい振動になったことがあり。でもホイールバランスを修正したら、きれいになくなりました。

 

 

というわけで安心して7年くらい乗っていたら、今度は着陸後前車輪が地面をとらえたときに似たような振動が起こってしまい。

いつも機体の点検をお願いしているお兄ちゃんに連絡してみたところ「タイヤの摩耗によってバランスが崩れたのだ」ということでした。

つまり、飛行機の前車輪は、離陸で空中に浮いてから一定の位置で回転が止まる傾向にあり。ひいては、着陸・着地の時にもいつも同じ場所が接地するので、そこだけ摩耗してバランスが崩れしまうということである。

そこで修理屋のお兄ちゃんは、バランス用の重りをホイールにはっつけて修正。

 

 

ところが。。。。

これでよくなったね、とはならないばかりか、離陸の時はともかく、着陸後減速時に「がたがたがたがた!」とまるで飛行機が分解か?みたいなものすごい振動に悪化してしまい。

もう一度確認したら、単なる一定部位(垂直)ではなく、なんか斜めに(水平に)も方べり(偏摩耗)しているとのことで、これが水平方向に強烈な振動を生んでいる、ということから、おとなしく新しいタイヤに替えましょう、ということになりました。

その後、恐ろしいシミーはなくなり。ほっとしています。

偏摩耗したタイヤ。写真ではわからんかもしれんが。
四角い銀色のはホイール用のバラストです。
 

 

ではでは

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謎の傑作機KM2

どんなパイロットも必ず乗ることになる飛行機で、それも一度や二度ではなく、教官にしばかれながら、なんとか一人で乗りこなせるようになるまで我慢づよく付き合ってくれる頼もしい奴。それが練習機です。

練習機そのものとして作られる場合もありますが、自家用機として大人気になり、それを聞きつけた各国が喜んで練習機として購入するケースもあり。今回は、どちらかと言えば後者に属するビーチクラフトボナンザと、その日本版である富士KM2について投稿します。

まずはボナンザから。

時は第二次大戦中。日本が竹やりでB29をやっつけようとしていたそのころ、アメリカではすでに戦後を見越して「大人4人と手荷物が積める、自動車のように手軽で快適な軽飛行機。単葉・全金属製・水平対向エンジンを採用、斬新なデザイン(V字尾翼配置、美しい窓周り、モダンな内装)、小型軽量化など、新しい時代に合わせた、小型ながらも豪華な高速機(Wikipedia)」の設計製作が進んでいたのでした。

その結果、1947年にはV字尾翼のボナンザ・モデル35が初飛行し。その後、いろいろなユーザーの要望をくみ上げながら、通常の尾翼に変化したデボネアボナンザなど無数のモデルが生まれ。富裕層の高級な自家用機として現在もいっぱい飛んでいます。

(上)竹槍訓練https://www.reddit.com/r/HistoryFans/comments/5gozmt/japanese_soldier_training_women_to_defend_the/
(下)ボナンザ モデル35 https://www.kshs.org/km/items/view/853
 

 

この過程で、練習機型のT34メンターが生まれました。こちらも「良好な操縦性と安定性、そして荒い使用にも耐える頑丈さから傑作練習機との評価が高く、初飛行から50年以上を経た現在でも練習用として使用(Wikipedia)」されています。

練習機型のT34は、タンデムシートのかっこいい低翼単葉機です。日本でも、富士重工がライセンス生産しました。

ボナンザ(上)https://www.portaldoaviador.com/a-historia-do-beechcraft-bonanza-model-35/
とT34メンター(下)
http://www.avgeekery.com/mentor-beechcrafts-t-34-primary-trainer-well-played-gamble/
 

 

この経験から、富士重工は独自にその発展形であるKM1(陸自向け)とKM2(海自向け)を生産。今日の記事はKM2をお題としています(KM1もそっくりだけど)。

では、ここからアメリカの名機ボナンザをいかにして日本的に洗練していったかについて記載します。

まず、風防です。

ボナンザ(上)https://www.airteamimages.com/beechcraft-35-bonanza_D-EECA_-private_328761.htmlとKM2(下)富士KM-2研究 Study of the Fuji KM-2 (hikokikumo.net)

 

 

なぜ青がえるにしてしまうのか?

青がえる。東横線などで活躍した。(相鉄線かも?)
https://kumamoto.keizai.biz/headline/117/
 

 

気を取りなおして、側面のスタイルいってみます。

ボナンザ(上)https://flyteam.jp/photo/3662925とKM2(下)富士KM-2研究 Study of the Fuji KM-2 (hikokikumo.net)
 

 

トヨタのAAじゃん

スバルじゃないけど
Toyota AA – prvé auto vyrobili ešte pred vznikom automobilky | TOUCHIT
 

 

なぜこうなるのか?

これは、日本海軍じゃなかった海上自衛隊による使用方法と密接に関連しており。

海自の場合、基本サイドバイサイドの双発機、四発機を運用しており。機長と副操縦士が隣り合って座る感じにしないと都合が悪かった。

別にふつーのボナンザでいいじゃん?とは思うのですが、こういうぶっといピラーに四角いコクピット(丸みはあるけど)にしないと、天井に「いかり」を格納できないためらしい。

いかり?

海自の飛行機は、みんな錨を装備しているのです。

US2飛行艇の例
空飛ぶのになぜ“錨”つき? 飛行艇「US-2」の船っぽい“神装備”とは | 乗りものニュース (trafficnews.jp)
 

もちろんLM2に錨というのはうそですよー

では、なぜあんな冴えない、ダサくて、かっこわるい、ぶきっちょな、どう考えても誉め言葉がみつけられない、ボナンザの設計者が見たら卒倒しそうな、だれが見ても日本人にしか見えない、どうしようもないかわいそうなスタイルになったのか?

どうやら実戦配備になったときの実機になるべく近い雰囲気にしたかったらしい。

一式陸攻(上)https://benriyanekonote.sakura.ne.jp/issikirikukou.htmlとKM2(下)https://blog.goo.ne.jp/kazusisiren/e/a026b369f9a5d35852c576a290c36a09
 

 

なっとくしました。

KM2は4人乗りで、前には正副の操縦士としての役割を学ぶ訓練生。後ろには精神棒を構えた教官と、行き過ぎて死人が出ないように監視している米海軍のSP(Shore Patrol)がセットで搭乗していたそうです。

*もちろんうそですよー

 

ただ、全てうそとも言えない部分もあり。いじめに耐え兼ねた自衛隊隊員が、KM2を奪って飛び去り。結局今日まで行方不明という事件もあったそうです。

*この事件については、Wikipediaに詳しく書いてあります→自衛隊機乗り逃げ事件 – Wikipedia

すみません行方不明は陸自のLM1でした
http://hikokikumo.net/His-Mil-LM1-00000-index.htm
 

 

スタイル自体は各人の主観なので、ぼく自身は意外にいいじゃん、と思っていますが、性能や耐久性、強靭さは、やっぱりアメリカの冠たる高級軽飛行機メーカービーチクラフトの自信作、単発機の帝王であるボナンザを受け継いで、リムジンのような重厚な飛行機だったと聞いています。

ボナンザは、航空大学校で2020年まで練習機として使われるなど、文句ない世界の名機です。超高価なボナンザを無数に購入して練習機として使うことのできる日本は、やっぱり超大国だなーと素直に感心しています。

ぼくはブラジルに住んでいますが、ブラジルの場合ロクに練習機を買う金もなく。こともあろうにアルゼンチンから「アエロ・ボエロ練習機」を空軍だったかがまとめて購入してブラジル国内各地の飛行クラブにばらまいたという謎の過去があります。

なぜかアルゼンチン製の練習機アエロボエロ
https://www.airliners.net/photo/Aeroclube-do-Rio-Grande-do-Sul-ARGS/Aero-Boero-AB-115/806867
 

 

脱線ついでに、ブラジル政府はアエロボエロ購入の費用をねん出するため、パラグアイへ輸出している中古自動車に対する税金を充てようとしたのですが、ブラジルから大量にパラグアイへ輸出されている中古車は、両国民の駆け引きによって税金のかからない方法で出荷されていたため、政府は仕方なくどこか別の財源に変更したという話があります。

ブラジルとパラグアイにまたがる「友情の橋」。 https://www.memoriarondonense.com.br/eventos-single/construcao-da-ponte-internacional-da-amizade-foz-do-iguacu/32/
 

 

ブラジル全国から盗まれたじゃなかった取得された中古車がこの橋を渡ってパラグアイに輸出され、パラグアイの経済発展に貢献したらしい。

*訳が分からなくなった人はこの記事をご覧ください→微笑みの街ストロエスネル

本題に戻ります。

現在でもボナンザ乗りはアメリカをはじめ一目置かれる存在です。そんなボナンザを乗りこなすカッコイイ日本人パイロットのブログがあったので、リンクしときます→LA Flighrt Diary

世界の名機ボナンザを、これでもかとデフォルメし、似ても似つかぬゲテモノにしてしまった富士重工。でも、性能低下はぜんぜんなかったということですから、そこに日本の技術力が光っているのだと思います。

なんておちょくりまくっているように見えますが、KM2の、アートで、見る者の目を引き付けるふしぎなスタイルに魅了され、いつかプラモの一つでも組み立ててみたいなと思っています。

 

ではでは

 

Posted by 猫機長
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短編集:ガソリンタンクに穴が開いたほか

◎予防注射

こないだ、インフルエンザの予防接種を受けることになり。

COVIDの時の状況。今回もまあ似たような感じ
 

 

待っていたら意外に早くぼくの番も来て、3人ぐらいの看護師さんが陣取っている一室に呼び込まれ。

そのうちの一人が、なんかのカルテに「名前を書いてね」。でもまごまごしていたら、何か察したように「身分証明書を出してくれたら、書かなくてもいいですよ」。

「非識字者」と思われてしまったようです。

ブラジリアのど真ん中でそんなに非識字者がいるのか?

もう一人が注射器を出し「ちゃんと新しい注射器で、薬も入っていますよ」

へいへい信じます。どうぞ

ぶすりと注射も終わりの時に、不用意にぼくからその看護師さんに一言いってしまいました。

「この注射は強毒性鳥インフルエンザにも効くんだよね?」

その時、三人の看護師が恐怖の表情に凍り付くのを見てしまったのです。

 

一瞬の静寂の後、看護師さんは

「と、鳥インフルエンザは人間どうしでは感染しないんですよ。だから安全なんですよ。デング熱にも武田のワクチンがあるんですよ?」

なんか脈絡のない、私に対してというよりは、看護師さんたち自身みずから安心しようとしているような、へんな会話で終わってしまったのでした。

じゃあね、ばいばい、と素知らぬ顔で帰ってきましたが。。。。

実は、それ以前に、ブラジルの感染症の大家と話す機会があり(ペルナンブコ大の感染症教授とはまた別の人です)。

最近、感染症関連の学会で、レファレンスとなる諸機関の医師や学究が「表の議題」の陰で「世界的な鳥インフルエンザ拡散への情報交換」を行っているらしい。

渡り鳥が世界中を回遊というか飛翔するにあたって、ウイルスも伝播、変異しまくりで、現代の医学で対応できない状況に陥っているかも?という事態となりつつあり。これが「人間にうつり、変異して人から人に感染するようになったら、COVIDなんて比較にならない大惨事になるぞ」という懸念が生まれているというのです。

コロナ禍における医療崩壊(中国)。https://www.bbc.com/japanese/64170779
 

 

というのはもちろん面白おかしく脚色したよいこの創作童話なのでした。

ただ、この投稿を読んでいる皆さんに、絶対安心だよ!とはいえず。

◎渡り鳥による拡散と変異化は事実起きており、先端の研究者間で懸念を持って検討されているというのはほんとらしく、

◎一方、非識字者に「ただの風邪」の予防注射をぶすぶす打っているような末端の医療従事者が知らされている内容ではなく。「恐怖の表情」とかは単に思い違いで、看護師さんたちは「また、ろくにインフルエンザの知識もない、脳みその足りないくそじじいがきやがったか」とうまく流していただけだったのかもしれん。

ははは

でも、強毒鳥インフルは実在しているらしいので、皆さんがそのへんで捕まえてきたニワトリを首ちょんばするときは、めんどくさがらずに後でちゃんと手を洗いましょう。

*鳥インフルワクチンはまだ存在しません

 

 

◎教皇の信仰心

ブラジル元大統領のジルマおばちゃんが、このほど4んじまったローマ教皇の葬儀に参加のためヴァチカンを訪問。

ジルマ(元)大統領。出展g1.globo.com
 

南米、特にブラジルやアルゼンチンは、南欧とカトリック人口を二分する大勢力であり(フィリピンとかにもいっぱいいるけど)、ブラジルの元組長じゃなかった元大統領がヴァチカンを訪問するというのはカトリック世界ではなかなかの大事件なのです。

といっても、日本人のみなさまはピンとこないと思います。

たとえて言えば、統◎教会の教主?の葬儀に安◎首相さんが参列するようなものなのである。

いよいよこんがらかったか?これ以上はお察しください。(ご参考:【17日公開】安倍晋三氏と旧統一教会幹部が並ぶ写真 関係に迫る [旧統一教会問題]:朝日新聞)

 

さて、南米の檀家総代みたいなジルマおばちゃんは、ヴァチカンでリポーターに取り囲まれ。世界は総代ばあちゃんの発言に注目した。

最初のうちは、法王は差別と戦い平和に貢献した、みたいな、共産主義者がよく使うフレーズをまたしても、ぐらいだったのですが、何を思ったか、突如

「最も深遠な意味で宗教的な法王でした」

えつ?

*原文はこちら”Ele foi um papa religioso no sentido mais profundo “, declarou.

https://www.jornaldacidadeonline.com.br/noticias/69419/no-vaticano-dilma-consegue-passar-novo-vexame-veja-o-video

 

うああああー?

暴言とは言いません。

でも、たとえは悪いですが、プーチンが「キムジュンイルは、最も深遠な意味での凶悪犯罪者です」と言っているみたいになってしまい。

山◎組組長も真っ青の、プーチンみたいな極悪人の発言なら、至高のクズが究極のクズを称えているんだねーと、ふつーに納得と思いますが、何を狂ったかジウマ?

クズの共産主義者に信仰(宗教)の何がわかる!よりによって法王になんという言い草だ!とブラジルのメディアは、この発言に一斉に大バッシング!

とはなりませんでした。

ジルマの知能指数から考えて、特に深遠な意味を持たない、カエルがげこげこ鳴くのとおんなじです、ということで、一瞬スクープにはなったがそのまま立ち消えになったのでした。

ははは

ジルマさん(イメージ図)
 

 

◎ガソリンタンクに穴があいちゃった

ポルシェ356Aレプリカのお話です。

 

 

軽飛行機「コヨーテ」のタンクに穴が開いたときのお話はこちら→悪魔の液体ガソリン

20年近く乗ってきたポル公。10年前くらいか?なんかコクピットというか車内にガソリンのにおいが充満するようになってしまい。

気が付いたら、ガソリンタンクの底に微妙な亀裂が入ったらしく、トランクルーム内にガソリンがだだ洩れになっていました。

その時はタンクそのものを交換。それ自体はそんなに大手術ではなかったのですが。。。

一週間くらいしてから、ガソリンタンクは満タンなのにガス欠でエンジンストップという症状が頻発するようになり。

必死になって色々調べたら、問題はガソリンポンプとかエンジンの方ではなくて、タンク内からガソリンを吸い上げる管に不具合が生じていた。

ガソリンタンク。中央の丸いふたみたいなのに注目。

 

 

この蓋の中には管が通っています。
Boia Tanque Combustível Brasilia após 1978 Modelo Horasa com Pescador
 

 

要すれば、この管でガソリンを吸い上げているのですが、ガソリンが消費されるに従い空気圧によりタンクがぺっこんとへこんで管をふさいでしまっていたのでした。

管の方は、下の図のように先端を斜めに切り込んで、タンクがへっこんでも管の全体をふさがないようにし。

白い俵みたいのに針金がついているのは燃料計のブイです。
Boia Tanque Gasolina Brasilia 78/82 – Sist. Horasa 44l 2620 | Parcelamento sem juros
 

 

それよりさらに重要なのが、給油口にエア抜き穴をあけたこと。実は抜くのではなく、ガソリンが消費される分だけ空気が入っていくことで、ぺっこん、とつぶれることがなくなりました。

エア抜き穴(鋼管)。車体外にホースで導いて、においがこもらないようにしています。
 

 

エア抜き穴をあけるためには、いったんタンクを取り出して、タンク内のガソリン残渣(気化したのも含む)をすべて抜き取っておかないと、ドリルで火花が飛び散ったとたん、ドガガガーン!と爆発してしまうので、爆死しないために、数十分もかけて他の車の排気ガスを送り込み、十分蒸発というか燃焼させる必要があり。

オートバイのタンクに自動車の排気ガスを送り込んでいる例
www.youtube.com/watch?v=egS8DWHrAzs
 

 

ガソリンタンクをいじるというのははてしなくめんどいのである。

それでも、喉もとをすぎて忘れていたら、10年後またあの嫌な臭いで車内が充満するようになってしまい。

もう一日ブルーですよね、今度はどこから漏っているのだろう?

給油口のすぐ後ろに、1センチぐらいの細長い穴が開いていました。錆ですね

 

 

さいわい、今回はタンクの上部であり。走行中はたっぷんたっぷんと飛沫を食らうことはあっても、一日の大部分を過ごす駐車の状態ではガソリンとタンクの直接の接触はない部分なのであった。

これって、パテでふさげば何とかなるんじゃね?

変な溶接とかで爆死したくはないですよね。。。

いろいろあって、結局エポキシ樹脂(凝固剤と樹脂が別々になっていて、両者をぐにぐに混ぜ合わせることでパテになるやつ)でふさいで1週間、今のところガソリン漏れは消え去って、においもしなくなり、安堵しています。

10年とは言わず、2年これで持ってくれれば、と祈っています。。。

 

 

ではでは

 

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「614052」の呪い。恐るべしファイバー通信

3年くらい前いからか?インターネットはSIMカードを使うモバイル式のを契約しています。

SIMカードってなに?については、こちらのサイトで分かりやすく説明しているので引用します→SIM(シム)カードとはどんなもの?|格安スマホ初めての方へ|QTmobile(QTモバイル)公式サイト

SIMカード:https://iori-com.net/what-is-simcard/
 

 

重要部分を抜粋すると、SIMカードによって

「データ通信:携帯電話用の通信網(3G/4G/LTE)を利用してインターネットに接続するサービス。Webサイトを見たり、メールなどが可能になります。」

というもの。

ぼくの場合は、2つのSIMカードを契約しており。99XXX-1XX8の方が携帯電話、99◎◎◎‐2◎◎6の方がコンピュータでの接続に対応。2つのSIMは相互に連携し、合わせて毎月180GBまで使ってよい、という契約だった。

携帯の方は電話本体にSIMの一つを挿入。

PCでインタネにアクセスするために、もう一つのSIMカードを入れたモデムを手配し、受信機・送信機としていた。

ポケット携帯モデム。この中にSIMカードを仕込んでいます。
 

 

ところが、とある吉日、急にPCがインターネットにつながらなくなってしまい。

コンピュータ側の表示では、ちゃんと「Vivo-Internet9A2C」という回線につながっているよ!なのですが、全然接続できず。

そのうち「インターネット回線がありません」だの「DNSサーバーがなんとかかんとか」だの、いよいよダメになってしまいました。

 

 

契約先の電話回線業者であるVIVO社(ヴィーヴォ (ブラジルの企業) – Wikipedia)に何回も訪問しましたが。。。。

一回目では、こちらはモデムの交換を主張しましたが、先方は全然壊れていないの一点張りで平行線となり、門前払い。

コンピュータ側に問題があるかもしれないので、その後ウイルスなど含めコンピュータ本体を検査するために、電気屋さんめぐりなどの結果、コンピュータ側の故障ではないという結論に。

二回目の訪問。PCは壊れてなくても、旧式で通信速度に対応できない可能性があるとして買い替えを進められ。光ファイバー回線を契約に含め、かつ毎月の通話料を減額するよ!という一方で、新たに500MBpsの通信を処理できるPCを購入し、かつ、1週間後の土曜日の朝にVIVOの作業員がやってきてぼくのアパートでファイバー接続を行う、ということで一段落。

 

 

ところが、その日から、得体の知れない怪電話がかかってくるようになってしまいました。

見たこともない番号からかかりまくってくる幽霊電話。最初は気味がわるく、ほおっていたのですが、しかし、幽霊ではあるがとある法則性があることに気が付き。

その電話は、すべからく「614052」で始まっていたのでした。

またしても「614052」からかかってきたので、意を決して受けてみることに。

「お前は誰だ」

「電話接続工務員だ」

「VIVOの手のものか」

「そうだ」

「なんでVIVOを名乗らず、詐欺電話のような番号でかけてくるのだ」

「下請けなのでVIVOを名乗らせてくれないのだ」

「ViVOを名乗れないくせ者が何の用だ」

「VIVOから貴様のアパートにファイバーをつなげと言われたが、貴様がアパートにいないから困っているのだ」

「今日をいつだと思っている。月曜の真昼間にアパートでほげほげしているニートだと思っているのか」

「そんなことは知らん。無駄足を踏ませてどうする気だ」

「最初から土曜日に来いと言ってある。勝手に違う日に来るな」

「土曜だのはVIVOから聞いておらん」

「知ったことか。土曜日にきやがれ」

といって切りました。ちょっとかわいそうですが、こちらも勤務中にこんなふざけた電話を対応しているひまはないですよね。。。。

さて、翌日になると、今度は「VIVO CESAR」というのから電話がかかり。VIVOならへんな「かたり」ではないだろう、と受けてみると

「今日光ファイバーの設置に行くので準備してください」

「土曜という約束のはずだが、なにか起きたのか」

「あああそうでした、ごめんなさい」

と、こちらはまあ話が通じました。

一方「614052」からはこれまたつぎつぎと電話がかかりまくり。しかもいよいよ気味が悪いことに、一回一回違うやつだったりするのです。

 

 

しかし言うことは同じで

「VIVOから貴様のアパートにファイバーをつなげと言われたが、貴様がアパートにいないから困っているのだ」

そこから先はご存じの通りです。

それでも一週間は過ぎ去り、土曜日。

「614052」から電話。

「貴様のアパートに到着した。入らせろ」

「とっとと来い。早く接続を済ませろ」

と、いよいよ開始だぞ!

さて、工務員のお兄ちゃんは、たしかに頑張りました。

 

 

アパートの電話回線ボックスを調べ、回線ポイントの中からぼくのアパートのものを見つけ出し、ぼくのアパートの回線コンセントまで配線を確認し。

しかし、それ以前の問題として、VIVO社の配電施設からアパートへの送電網が満杯で、ぼくの部屋につなげる回線がなかったのでした。ははは

これが分かった段階で、ぼくは居合刀の手入れをしていたので、工務員のお兄ちゃんはこころなしか青ざめてすごすごと消え去り。

神器居合刀
 

 

さて、どっこらしょ、とぼくのほうはその足でVIVOの総本山(というかショッピングセンターにあるカスタマーアテンド用の店舗。上記2回行ったのと同じところ)へお礼参りに上がりました。

アテンドした店員に

「ようにいちゃん、アパートにVIVOのファイバー回線がつながっていねえとは、ちと冗談が過ぎねえかい。親分さんを呼んできな」

支配人みたいのが飛んできて

「鋭意調査したところ、内部手続き上手配中のものがあって、回線がつながっていないわけではないのだが満杯でありつながっていないため、迅速に対応し新たにつなぐよう手続きを開始した。ついては1週間待っていただきたい」

なんてお役所みたいな回答の後

「一方、今回の接続工事はいったんキャンセルすることが新規工事手続きに必要であり、もちろんこちらでキャンセルと新規手続きは行うが、貴方に万一意向確認がなされた場合はキャンセル同意をおねがいしたい」

これ以上こんがらかるのもいやなので、とりあえずこの日は引き下がりました。

さて、翌日からは「614052」の他に、今度はメッセージ攻撃がくわわり。

 

 

要すれば、オマエのアパートに接続に行ったが、できなかった。どうしてくれる!という強迫なので、言われた通り「キャンセル」するのですが、何度キャンセルしても不死鳥のようにメッセージがよみがえって送られてきてしまい。

一方、この時点でこちらとしても一つの解決は得ていた。

何のことはなく、(VIVo側が渋るのを押し切って)新しいモデムを購入していたのでした。

壊れたポケット携帯モデムからSIMカードを移植した、新しいモデム。
 

 

これでファイバーがなくても復活さ、「614052」やメッセージなんて知らんしらーん、と無視することに。だってまじめに回答してもらちが明かないんだもん。。。

その後1週間か?わけあってサンパウロ(居住地のブラジリアから1000キロ)に行き、帰路サンパウロの空港ラウンジでぐったりしていたところ、なんと「VIVO RODOLFO」から連絡があり。

サンパウロ・コンゴニャス空港のラウンジ
 

 

「回線の問題は解決した。今週接続に行くのでよろしく」とのことでした。

Rodolfoにいちゃんは、新しいPCを買う段階でも親切にいろいろ情報を教えてくれており。今度は本物だな!と待ち受けることにし。

それから脅迫メッセージは来なくなりましたが、今度はWhatsappで「とある吉日に訪問してやるから、ありがたく待っているように」みたいなAIメッセージが送られ。「訪問させてやるから、ありがたく来やがれ」と回答しました。

すると、本当に工務員がやってきて、今度はちゃんと接続したのでした。

ファイバー用モデムの取り付け
 

 

現在は光ファイバーによる物理的?回線と、WIFIモデムによるモバイル併用になり、かつ毎月の支払いは微減になりました。ブラジリアのアパートにいるときはファイバー、田舎の飛行クラブではWIFIと、使い分けています。

飛行機格納庫に「移住」したWifiモデム
 

 

なにより、神経衰弱になるような「614052」と脅迫メッセージの連打が来なくなって、ほっとしています。

 

 

*最後にワンポイント?解説。VIVO側は、モバイルWIFI(SIMカード)による無線通信網が飽和状態にあるのか、顧客を無理やりファイバー回線に誘導したいらしい。ところが、肝心の顧客アパートへの物理的ファイバー網がもっと飽和状態で満杯であったという、クズとしかいえないミスを犯し、あわてて補充した(1週間で補充したのはご立派)のはよいが、その間WIFIを死んだ状況にすることもできず、ずるがしこい客に新しいWIFIモデムを提供するしかなくなり。この結果、ぼくとしては、WIFIとファイバー両得で毎月の通信料金も低下させることに成功しました。ただ、WIFIは今後接続が困難になっていくものと思われます。。。

 

ではでは

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チーズはどこへも消えません➁

以前「チーズはどこへ消えた」という本について、「チーズ」の面から考察した記事を書きました。今回は「迷路」をお題に書いてみます。

その前に、この本のおさらい。前回記事でご存じの方は、「ここから新しい内容だよ!」の記載まで飛ばしてください。

Wikipediaでは

「『チーズはどこへ消えた?』(英語原題:Who Moved My Cheese?)は、アメリカ合衆国の医学博士・心理学者であるスペンサー・ジョンソン(英語版)が著した童話、ビジネス書。1998年にアメリカで出版され、2019年時点で2800万部を超えるベストセラーとなっている。」

あれ童話だったっけ?こんな「童話」を読んだ子供はアダルトチルドレンになってしまうのでは?

かんじんのSinopseすなわち内容の概要がWikipediaには載っておらず。むりやり要約しちゃえ!ということで以下の通りとなりました。

(参考:【要約】『チーズはどこへ消えた?』のあらすじ【20代向けの名著】 | 小売オタク)

◎登場人物は、小人の「ヘム」と「ホー」、そしてネズミの「スニッフ」と「スカリー」です。

◎この2人と2匹が迷路にあるチーズを探していると「チーズステーションC」で大量のチーズを発見。幸せな日々を過ごしていた。

◎ところが、ある日チーズは消滅してしまった。

◎ネズミどもは本能のおもむくまま別の場所にチーズを探しに行き。しかし人間どもは泣き言や繰り言をのべるばかりで「ステーションC」から離れることができず。

◎ヘムが「何もしないでこのままステーションCにいるべき。チーズはいつかは戻ってくるはずだ!」とだだをこねる一方、ホーは「とっとと身を危険にさらして新たなチーズステーションを探検に行くべきだ!」と見境もなくわめき。

◎引きこもりのヘムを残し、ホーはサンゴヘビや猛獣、政治家やB29と出くわす危機を無視して、闇くもに迷路に飛び込んでいった。

◎ところが、起業家(経産省、経団連)の加護があったホーは、いくらブラックな探検を強いられても生き延び。「俺は不死身のホーだああああ!」と、ついに新しいチーズを見つけることができたのでした。

めでたしめでたし

元ネタはこちら。ゴールデンカムイ
https://www.suruga-ya.jp/product/detail/892141554
 

 

ではなく、これ以上なく「めでたくなしめでたくなし」という終わり方になってしまっています。

 

ここから新しい内容だよ!

さて、前回は「チーズ」という、目標そのものについて記載しました。

でも、目標到達のためには「経路」があるわけで。この本では「迷路」で象徴されています。

さてこの迷路ですが、会社、社会と、それらが構成する常識であったりということらしい。

「チーズはどこへ消えた」を批判する人たちの論点では、権力とか指導層が自分の都合のよいように迷路を作り。要所要所にチーズを置いて、労働者というか社畜というかを必死に走り回り競争するよう仕向け、指導者側の利益になるよう誘導している、というものです。

この見解については、ぼくとしては全く同意するのでした。ははは

一寸先は闇の恐怖に満ちた迷路。

「進むも死、止まるも死」ではないけれど、「スカリー(恐怖)」で反射的(本能的)に迷路を走り回り、あてもなくチーズを探すように調教された社畜たち。

一部はチーズにありつきますが、その他の大多数は途中で力尽き。電車に飛び込んだり、過労死したり、うつで病院行きなどになり、消えて行きます。

要すれば、チーズにたどり着いた者しか生き残っていない(たどり着けなかった者は消え去る)ので、あたかもみんながチーズにたどり着けるみたいな錯覚を生み。実はブラックな真相が隠されてしまうのです。

権力の使い捨てにされる消耗品から、どうやって脱出するのか?

「社畜同士で団結して、迷路自体をぶちこわせー!」

という意見が複数出ています。「ついでに、迷路を作った権力者とその取り巻きを、片端から捕まえて、機関銃でハチの巣にしてしまえー!」

怒涛の大革命だ!

収容所群島 ソルジェニーツイン
YMCA-Press – Cover of the first edition of the Gulag Archipelago, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=112605369による
 

 

たしかに気持ちはわかりますが、ぼくはこうした考え方には賛成しません。

こういうのは共産主義者の考え方だからです。

ここでいう共産主義者というのは、実は共産主義者のことではなく。

共産主義の教義というか論理というかの中から、都合のいい部分を抜き出して大衆を扇動し。大革命を起こしたうえで、革命前も真っ青な恐怖政治を打ち立てる独裁政府とその構成員のことを言います。

例えばスターリンとそのギャングですが、プロレタリア革命と言って市民、農民をだまし、挙句の果てにはご存じの通りロシア全体に「収容所群島」をぶったててツアー政治も真っ青の独裁政権を作ってしまいました。

念のため、プロレタリアというのはもともとは都市の無産階級のことであり、それをレーンだったかトロッキーだったか?が、「農村の人もプロレタリアということにしましょう」と、著しく革命分子の分母を大きくすることに成功するなど、この時点で実は共産主義の定義などどうでもよくなってしまっていた。その後のスターリニズムの台頭においては、推して知るべし。

*このへん詳しくは以下ご参照

https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/2920527/011_p020.pdf

レーニンの農業・農民理論をいかに評価するか

https://www.textiletoursofparis.com/blog/the-origins-of-haute-couture-from-opera-to-le-sentier
 

 

さて、こうした共産主義者たちが「資本主義の迷路」をぶち壊したとき、だれが生産体制を回復するのか。

「迷路」が機能していた時は、迷路なりに産業があり、食品、工業製品、要すれば生活必需品が営々と生産されていた。

迷路をぶち壊すということは、電力、水力と言ったエネルギーインフラを含め、物理的ににぶち壊さないとしても、その活動を麻痺させ、機能できなくしてしまうのである。

フランス革命の場合は、王族、貴族の首をちょん切り、その経済基盤をぶち壊し分割して革命分子に分け与えたが、ブルジョア革命であり、いわばブルジョアの首が入れかわっただけ、と言ったらフランス人に怒られそうですが、国家としての生産基盤は損なわれずに済んだ。

ロシア革命はじめ共産主義革命の場合、「敵性身分」が根こそぎぶち殺されてしまい、生産基盤の経営ができた人材がラーゲリでブタの糞にまみれて4んじまったため、要すれば生産再開ができなくなってしまった。

革命政府でもそれに気が付き。NEPとかなんとかがんばったり、ホロドモールでウクライナから身の毛のよだつ略奪をするとか「工夫」したけれど、ついには共産政権そのものが瓦解してしまいました。

唯一元気なのが中国ですが、これは「資本主義の迷路」をいよいよ魑魅魍魎の迷路に仕立て直す中国人の恐ろしい金儲けの才能によるものであり、ぶち壊すどころかいよいよ堅固にしてしまっているのである。

何を言いたいのかというと、「迷路」をぶち壊すのは、そのあとどうするのかという恐ろしい火種を同時に含むことから、得策ではありませんよ、ということです。

どうすればいいのか。

別にそんな難しいことではありません。

鳥になればいいのです。

というか、「鳥の目を持てばいいのです」

地上にはいつくばっているから、目の前の壁の後ろに、どんな恐ろしい怪物が潜んでいるかわからない迷路になってしまうのです。

地上から見た迷路https://mirai-chiiku-labo.com/programming-meiro/
 

 

上空から見た迷路 https://karaezadrenaline.com/le-parc-aventure/le-parc-en-images/
 

 

上空から見れば、どこが行き止まりで、どこにへんな怪獣がいるか。そして、どことどこにどれだけのチーズがあるか、というのが一目瞭然なのです。

自家用機で空を飛ぶようになって、地上から見た視点とは別の視点を知ることができました。

そういった非日常の時間を持つと、日常の場面でも客観的な判断ができるようになった、と思っています。

突然抽象的になるなごるあ!はいはい、具体的なお話に戻ります。

要するに、迷路の中、外かかわらず、地上という2次元の同じ土俵にいるより、3次元つまり上空から俯瞰するような視点が得られれば絶対的なアドバンテージですよーと言いたいのです。

ここでの同じ次元というのは、「労働しないと生活できない」という次元のことです。無産階級のままでいるから、生産手段を持った屑のブルジョアに社畜としてこき使われてしまうのです。

では、迷路のどこに富があり、この富をどう使いこなすかを俯瞰視点で把握するにはどうするのか?

というわけで、結論はやっぱり、楽しくてためになるHP「アーリーリタイア・軽飛行機で空を飛ぶ」の「Aviation」をご覧いただければとなります。

 

 

3000字を超えました。

ではでは

Posted by 猫機長
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阿鼻叫喚:クズ野郎トランプの「関税劇場」

最近、ブロ友のみなさんの記事でも、市場急落だー!と悲しむ声が多くなっており。トランプの野郎が関税で世界中に迷惑をかけている影響がいよいよ現実化しているものと思われます。

仮想通貨チャンネルの重鎮にJoe Takayamaさんがおり。現在の状況をうまく説明しているので、画像引用します。(画像です。画像から下の文章は小生の文責です)。

リンクは以下の通り

その1

 

 

アメリカと中国が、なかよくチキンレースを展開し、バカな関税を互いにエスカレートする愚行に及んでいます。50か国以上が関税の見直し交渉を求めているが、アメリカ側は「交渉は時間がかかる」と、どうでもいいやの対応。世界的なリセッションの可能性が高まって、市場は大暴落に陥り。サーキットブレーカ発動の阿鼻叫喚に。ははは

 

その2

 

 

4月3日と4日の値動きは、第2次大戦以降で、1987年のブラックマンデー、2008年のリーマン、新型コロナに次いだ4番目の暴落だとしています。

 

さて。

アメリカが世界に何を宣言し、世界に何をやらせようとしているか。

「WEB 特集 “トランプ関税”狙いは?経済政策のキーパーソンに聞く(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250403/k10014767831000.html)」を参考に書いてみます。

こちらでは、オレン・キャスという野郎が日本のことを属国のごとくこき下ろしています。

この野郎は「ワシントンのシンクタンク「アメリカン・コンパス」のチーフエコノミストを務めているかたわら、バンス副大統領(40歳)やルビオ国務長官(53歳)ら、トランプ政権の若手閣僚と近い関係で、政策の進言を行うブレーン」で、要すればこいつの言うことはトランプの野郎の言うことと同じと思ってよい。ただ、日本と違って、トランプがこいつの書くことを読み上げるだけというのではなく、まずトランプに構想があって、これを技術的に現実化しているという本物のブレーンであるとの理解ですが。

この記事は、日本の記者がオレンの野郎に質問し、これに答え、最後は米国の考えを押し付けるという流れになっています。

*以下は、小生が面白おかしく脚色しています。上記リンクの元本もご確認くださいね

さて。

最初の内はまあまあ常識的である。

質問「トランプ氏がこだわる関税の意図とは」

回答「基本2つある。一つはビジネスのカードである。例としてコロンビアを恫喝したら不法移民の送還を受けいれるようになった。もう一つは経済政策の手段として、国内産業を保護、活性化する重要な政策である」

フルハウス https://nexus-poker.jp/rule/full-house/
 

 

この辺から怪しい物言いが始まり。

「日本人はアメリカの関税措置を理不尽に感じるだろうが、アメリカの視点から物事を考えると、アメリカにとっての利益は日本が望むものとは異なると認識しろ」

「今後、日本も、アメリカか中国かを選ぶ必要が出てくる。日本がアメリカを第一に考えるなら、より多くのリスクをいとわず、経済や安全保障の面で協力して、自国の利益のためにアメリカに不利益をもたらしてはならん。」

えっ?あれ?アメリカに不利益をもたらすなとか、いきなり恫喝か?

「重要なのは、アメリカ人を最優先にし、世界がアメリカをサポートするシステムを作ることである。日本が現状維持を望んでも、そのような選択肢は、すでにテーブルにはない」

日本(と世界)がアメリカの属国になって、アメリカの利益になるように行動しろというのか?

プーチンの場合は、いきなり軍隊でウクライナを蹂躙したので、ある意味わかりやすいのですが、トランプの場合は、アメリカの言いなりになれ!ならないオプションはないんだ!と、関税という手段をもって世界中にカツアゲしているということである。

アメリカは本気で同盟諸国を恐喝しようとしているのか?

そんなことはなく、トランプの野郎は、要すればポーカーではったりをかますのと同じ感覚で世界中に脅しをかけているのだと理解します。

ドル覇権という最強のストレートフラッシュにフルハウスのカードを持っているのでたちが悪いですが。

 

ストレートフラッシュ https://nexus-poker.jp/rule/royal-straight-flush/
 

 

中国やロシア、北朝鮮といった悪の枢軸には、はったりと恐喝しか対話のしようがないのはわかりますが。。。

同盟国相手にそれをやっていると、いつかはアメリカも破綻します。

関税というのは経済を減速、収縮させてしまうからである。

冷戦で自由主義陣営が共催主義陣営をミソクソに圧倒したのは、結局は経済力であり。その経済は、自由経済、関税撤廃、アメリカの貿易赤字上等だ!の世界経済加速・膨張政策によってのみ可能になったのである。

たしかに、この過程で日米安全保障条約により、日本の防衛のためにアメリカが軍隊を派遣するという、歴史的経緯を知らないいまどきのアメリカの若者たちから見れば、なんでアメリカがこんなに金(と命)をつぎ込まなきゃならないんだ!という現実が生まれていた。

日本だけではなく、NATOなんてまさにそれであり。

それでも、バイデン以前の常識的なアメリカであれば、NATOや日本への軍隊駐留や貿易赤字こそが、世界(経済)全体をアメリカ寄りに回すために必要なコストであったし、ますますそうなるぞ、という常識的な見解と政策を維持していたであろうと思います。

マーシャルプランによる西ドイツの復興 パブリックドメイン
 

 

ところが、ウクライナ東部や台湾、北海道はロシア(中国)にくれてやれ!それでアメリカの誰がこまる?とブチギレ、逆切れし。それがいやならおまえらもっと金出せ、というのがトランプ政権である。

たしかに、アメリカがすべての面倒を見る、という状況が固定化し、ウクライナ戦争でもエイブラムスだのなんだのとアメリカに頼り切りであることは否めず。

しかし、その状況を人質に取って、同盟国を恐喝するという、クズの中のクズになってしまったのが今日のアメリカである。

日本やNATO諸国も、アメリカが、実は常識なんて持っていないクズな国なのかも?そういう相手に、どう立ち回るか?という教訓を得たと思います。

対策とすれば、トランプに好きなことを言わせておいて、どうせ来るスタグフレーションをしのぎ、そのあとの量的緩和に期待しましょう、ということですかねー。

トランプがここまで関税にこだわる理由として、実は全然深く考えていなんじゃ?という意見もちらほらしだし。

関税の是非をいいだすと、結局は国民に転嫁されるとか、いやいや日本企業がアメリカに移転してきてかえってアメリカ人の雇用が増えるとか、いろいろ意見があり、どれが正しいかは「時の運」というかどうとでも転んでしまうのですが、トランプとそのギャングは、そんなことはどうでもいい、と考えているというのです。

関税が導入されると。。。

トランプ政権は、新たな関税政策によって今後10年間で6兆ドル(約900兆円)もの税収増が見込める(Noteから:https://note.com/investwriter/n/nf9780bdf523e)

とか、

「新たな関税によって2700億ドル(約42兆7000億円)の税収が得られると推定されており、これはアメリカの年間税収額の約5%に相当するとのこと(ウオールストリート・ジャーナル(https://gigazine.net/news/20250110-economists-hate-trumps-tariff-plan/)」

https://gigazine.net/news/20250110-economists-hate-trumps-tariff-plan/
 

 

ソースによりバラつきはあるが、なかなかの金額になるらしい。

要するに、単純にこの税収が欲しい。というだけなんじゃ?ということです。

トランプ政権の「公約」の一つに「ビットコイン戦略準備金」があります。

日本経済研究センター「https://www.jcer.or.jp/j-column/column-iwata/20250131.html」によれば、この戦略準備金構想では、もともとは「財務省が5年で100万ビットコインを購入し、準備金として連邦準備理事会(FRB)が保有することを義務付ける内容だ」となっていたが、「政府が新たにビットコインを購入する」というところで躓き。

「今持っているビットコインは備蓄に回しますが、新しく買うのは(いまのところは)やめます」とトーンダウンしたため、ビットコインの暴落を招きました。ははは

この100万ビットコインというのが、だいたい78,344,118,707.01 アメリカドル、つまり783億ドルに相当し(4月7日)。たしかに、ビットコインって何?という大部分の国民に、これだけのお金を使ってうさんくさい仮想通貨を買います、というのはなかなか言えなかったらしい。

ここまで書けば、もうお分かりと思います。要するに、関税で儲けた分から100万ビットコインを買ってしまえ、というのかもしれんぞ、ということです。

準備金などで新たな兌換を確保し、ドル覇権を堅固にしたい。そのためには、スタグフレーションだのなんだのなんてどうでもええわー!と判断させる「何か」があるのかもしれません。

いよいよ阿鼻叫喚の世界。あわてず、大底に向けてこつこつ買い増して行ければと思っています。

*投資は自己責任です。ははは

ではでは

Posted by 猫機長