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バッファローは大陸の動物だった

*この記事の「冬戦争」関連情報は、主に以下が出展となっています。

冬戦争における空中戦 – HiSoUR Art Culture Histoire

 

バッファロー戦闘機、といえば、マニアのみなさんは「かわいそうなやられ役」とすぐピンとくることでしょう。

引っ込み脚に密閉式風防と、設計当時は先進的だったのですが、実際の使用場面では隼や零戦に、なすすべもなくバタバタ落とされた、という事実があります。

同じビヤ樽体形のグラマンF4Fが善戦したのに比べいかにも情けないというかかわいそうなバッファロー。

バッファロー(左)とF4F(右)
F2A Buffalo, or F4F Wildcat? | Sticking with the Midway sche… | Flickr
 

 

当時の一線機だったP39、P40といった陸上機が、零戦との巴戦はやめて戦闘爆撃機(地上襲撃機)として前線に継続・活躍したのにくらべても、バッファローはいいところがなく。ひっこめー!と退場させられてしまった。

ところが、そんなバッファローが大活躍した戦場があるのです。

それが「冬戦争」そしてその後の「継続戦争」

バッファローの前に、これらの戦争の説明が必要と思います。

第2次大戦は、横暴なドイツがかわいそうなポーランドに怒涛の進撃を開始したのが始まりとされており。それは一面で正しいのですが、実は同じくしてロシアもポーランドに血も涙もない侵略を行いました。

ソ連は、連合国側のくせに「独ソ不可侵条約」を結び、ポーランドを分割。英仏がまごまごしている間に魔の手を近隣諸国に伸ばし。1939年11月にフィンランドに侵攻を開始しました。

これが「冬戦争」である。

どこかのウクライナ戦争みたいなソ連の行いに、西側諸国というか米英仏は驚き。ウクライナじゃなかったフィンランドに精一杯の武器供与を行いました。

あれフィンランドって枢軸国じゃなかったの?

ソ連が見境なく近隣国家を蹂躙するので、蹂躙されたフィンランドはソ連の味方であるはずの連合国から支援を受けたというわけである。

というか、フィンランドを「枢軸国」というのも実は疑わしくて、必死になってソ連と戦っているうちに枢軸国にされちゃった、というのが実態と思います。

Finland Winter War Map
 

 

さて、怒涛のソ連侵攻を食い止め、フィンランドはよく戦った。

戦いぶりが、やっぱりウクライナに似ており。航空戦においても、いろいろな国から急遽いろんな飛行機の供与(あるいは貸与?)を受けて、何とか乗り切った。

以下の数字はいずれも推定ですが、「冬戦争」の間に、ソ連側は700機近い損害を被り。ということはそれよりずっと多い飛行機を飛ばしていたのに対し、フィンランド側は215機が使用できました、なんて情報があり。4倍近い?という恐ろしい戦力差だった。

それでも、いろいろな飛行機をかき集めて215機で戦い、見事ソ連空軍を撃退したのである。

フィンランド機の内訳は

ブリストルブルドッグIV(15機)、

フォッカーD.XXI(41機)

ブラックバーンリポン(15機)

ブリストルブレニム爆撃機(18機)

フィアットG.50戦闘機(10機)

グロスターグラディエーター(30機)

モラーヌソルニエMS406戦闘機(30機)

ブリュースター・バッファロー(44機)

ホーカーハリケーン(12機)

枢軸側のイタリア機が入っているのがお笑い。

笑い事ではないのが、「冬戦争」がこじれた結果の「継続戦争」で、ドイツからメッサーシュミットBf109 の供与を受けています。なお、冬戦争は独ソ戦前なのでフィンランド単独、「継続戦争」は独ソ戦たけなわの時期に勃発した戦争です。

どこで読んだかは忘れたのですが、フィンランド人の偽らざる実感として、「継続戦争において、確かにドイツから武器の供与も受けはしたが、実態は、ドイツと同じ戦線において、ドイツと同じ敵と戦っていたというだけであり、決してドイツのフィロゾフィーなどに無条件に賛同していたわけではない」ということだそうです。

「継続戦争」後半にもなるとソ連が猛然と戦力を盛り返して敵も味方もみなぶち殺す「絶滅戦争」のキバをむき出しにし。フィンランドもたまらず涙の講和でなんとか全土を占領されることを逃れました。

この際のソ連の講和条件の一つが「フィンランド戦線で戦っているドイツ軍をフィンランド軍が攻撃し、これを追い出すこと」というこれまた血も涙もない要求であり。でも、その辺はドイツもフィンランドも大人の対応で、いちおうソ連に向けてドンパチはみせながらも、なるべく無傷でドイツ軍が母国に戻れるように立ち回ったらしい。

さて、共産主義者による占領を逃れるうえで決定的な活躍をした飛行機の中にバッファローがあった。「冬戦争」の間はバッファローがんばり。「継続戦争」からは、Bf109と共闘した。

 

F2A-1 Buffalo Model B-239 | Finnish Air Force
 

 

冬戦争、継続戦争時のバッファローとBf109
Finnish Brewster Buffalo and ME 109G – WWII Fighter Planes
 

 

あれ、カギ十字じゃん?

これも、フィンランド人いわく、もともとは「幸運の青い十字(ハカリスティ(Hakaristi)」ということでフィンランドに根差したシンボルであり(発祥はスェーデンだそうです)。これをドイツ人が借用して、独自のフィロゾフィーで使ったのだ、ということだそうです。

さて、バッファローです。

上記の通り、「冬戦争」で絶望的ともいえる戦力差を盛り返した。

フィンランド空軍は、雑多な戦闘機の寄せ集めでしたが、その中でもバッファローは「真珠」と称賛される活躍だったそうである。

その理由について列挙します。最後のはちょっと拍子抜けかもしれんが。

◎気候上の問題

太平洋戦線は、ヨーロッパ人から見れば灼熱地獄であり。「夏はきんちょーだねー」のものすごい酷暑、さらにものすごい湿気が立ち込め、西洋人の作った機械は故障が頻発したらしい。バッファローやスピットファイアなど、オーバーヒート多発でそもそもの基本性能が発揮できなかった。これがフィンランドに行けば、なんか寒いね、くらいでかえってエンジンに優しい気候という感じだったらしい。

◎陸上機としての運用と、魔改造

酷暑の太平洋で日本機動部隊と対決するのが主任務の艦上戦闘機のくせに、暑さでくたばったヘタレなバッファロー。これがヨーロッパ大陸での陸上戦闘機としての活動になると、着艦フックだの救命いかだだのは下ろしてかなり身軽になれた(真正の陸上戦闘機と比べてもほとんどハンデを解消できた)。また、輸入の途上でいったんスゥエーデンへはこばれ、SAAB社の工場で照準機とかの独自の艤装がなされた。どこまで魔改造になっていたか?は不明ですが、性能向上には役立っていたとおもいます。

ちなみに、皆さんご存じNOKIA社がバッファローの魔改造に手を出していたというか、資金援助していたらしく。フィンランドのバッファローは「NOKIA」とスポンサーの広告をしっかりペイントしていたのでした。

「使えないビア樽」戦闘機が「空の真珠」に!? 評価一変 フィンランドでF2A「バッファロー」はなぜ活躍できたのか – (2) | 乗りものニュース
 

 

◎相手に恵まれた

こうして無敵の陸上戦闘機に生まれ変わったバッファローは、ソ連のミグやラボ―チキン新鋭戦闘機をさんざんに打ち破った、というわけではなく。

Bf109とも互角に戦った新鋭ヤク9戦闘機
YAKOVLEV Yak‐9D FIGHTER
 

 

実は戦果の大多数が爆撃機とか一世代前のI15, I16だった。

「冬戦争」当時のソ連側の飛行機は

戦闘機

I-15複葉戦闘機(チャイカ-「カモメ」)

I-16単葉戦闘機

爆撃機

DB-3双発長距離爆撃機

SB-2双発高速爆撃機

TB- 3 4発重爆撃機

というわけで「ワンショットライター」とはいかずともそれに近い旧式爆撃機や、格下のチャイカとかばかりだったので、要すればふつーに勝てる相手に勝った、というだけだったのだった。ははは

I15 チャイカ POLIKARPOV I-153″CHAIKA”FIGHTER
 

 

ただしその勝ち方は尋常ではなく。キルレシオでは1対21、すなわちバッファローが一機やられるごとにソ連機は21機撃墜という恐ろしいスコアを達成しています。

「NOKIA」なんてふざけた広告をはっつけた飛行機に、バタバタ落とされるソ連機。

痛快ですねえ。はははははは

*ロシア人のみなさんごめんなさい。プーチンがぶち56されたら、もっとロシアにも好意的な記事が書けるようになると思います。

いずれにしろ、フィンランド人にとってバッファローは救世主であり。空戦でやられて、ソ連占領地の奥深くに落っこちちゃった!のを、フィンランド軍が決死の回収作戦で取り返したりなどしたらしい。

「継続戦争」になって、本当に新鋭のソ連戦闘機が飛んでくるようになると、バッファローもBf109に応援してもらうようになりました。

バッファローとBf109が仲良くロシアをやっつける、というのはなかなか美しい構図ですねえ。ウクライナでも。。。なんて脱線しそうになってきたので、終わりにします。


 

 

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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ビットコインでインカムが可能になった

なにをいまさら?というセミプロ投資家にいちゃんやおねえさんは、ぼくのブログでは少数派だと思いますが、そういう玄人には、ここでのインカムはステーキングじゃないよ配当(Synthetic Dividend)だよ、とお断りしておいて、つらつらと書いてみます。

ビットコインは、キャピタルゲインが本分で、やれ半減期だとみんなはっちゃきになりながら「いつか来る暴騰」を心待ちにしている、というのがだいたいのイメージと理解します。

ビットコインの価格の推移 http://bitcoin.zorinaq.com/price/
 

 

2011年では、1BTCあたり0.30ドルだったらしい。2025年2月で、おおざっぱだけど100,000.00ドルであるから、333,333倍という狂気のキャピタルゲインをもたらしたことになります。

2011年から2025年まで14年も辛抱している必要はなくて、うまく「クリプトの冬」で買って次の「夏」で売り抜け、うはうは億り人だ!という人も複数いるのでした。

ビットコインの女王による実例(動画は不動産がお題だけど)。

 

 

でも、キャピタルゲイン投資の常で、いくら含み益が順調に出ていても、利確しない限り「絵にかいた餅」であり。突然ブラックスワンだ!と大暴落になり、身代をつぶす例も枚挙にいとまがなく。

レパレッジは絶対やめましょう
 

 

といって、インカムで十分な毎月の不労所得を得るためには、それ相当の元本が必要であり。

利回り年率4%の配当を出す株なりがあったとして、年間400万円の不労所得をたたき出すためには1億円の元本が必要である。

富裕層のいわゆる一つのベンチマークが1億円、というのもこういうところからきているのですねー

 

どうやって1億貯めるのか?

どうしてもキャピタルに頼らざるを得ない、という事情も特に日本在住の人に関しては理解できます。

ニワトリと卵
 

 

キャピタルゲイン投資大嫌い人間のぼくも、「ビットコインETF」というキャピタルそのもの、キャピタルにしかならない銘柄を持っているのでした。

その名もHASH11。

2021年の4月だったかのIPO直後に買い始め。暴落時に買い増したりして、平均価格ざっくり40レアル。2025年1月で市場価格90レアルなので、どんぶりだけど4年で倍ちょっとになりました。

これをインカムで達成しようとすると、年利22%(月利1.83%)が必要となり(算出根拠はこちら→複利計算(元利合計) – 高精度計算サイト)。

ここまでの配当を毎月出すとか、債権金利で稼ぐのはちょっと難しいですねーというわけで、確かにキャピタル狙いもおろそかにはできないのでした。

でも、くどいけれど、利確して現金にしない限りこの儲けは現実化しないのですよね。。。。

毎月現金が振り込まれるリートとか、金利分の増加が確実に表示される債権とか、やっぱり本当の経済的自由はインカムじゃなきゃ。。。。というのはご理解いただけたと思います。

黙示録の四騎士 パブリックドメイン
 

 

「キャピタル狙いでストレージ(カストディ・保管)するだけでなく、ストレージに付随した定期的(毎月と言いたい)なインカムゲインが得られないものか」という投資家の願いは、仮想通貨交換所とかでも目ざとく察知しており。

ここに「ステーキング」というモダリティが生まれました。

仮想通貨の世界なので、どうしてもITの話が混じってしまいますが、ものすごくはしょって言えばスマートコントラクト技術を応用して資産を「ロック」し、その期間に応じて報酬が支払われる、というものである。

でも、投資家目線では、そんなことより、交換所なりに預けた仮想通貨を一定期間動かさないでカストディ(つまりロック)しておくことにより、定期的に金利みたいなのがもらえる、というのが重要であり。

要すれば、銀行にお金を預けて金利をもらったり、株を買って配当をもらうのと同じ効果が得られるということである。

うまくいけば仮想通貨の値上がり・暴騰でキャピタルがもらえるし、そうでなくてもかなりいい利率のインカムがもらえる、という夢のモダリティが誕生した、みたいになった。

みたいに、というのは、しょせんは仮想通貨の世界における取引や承認に係るプレミアムであり、ハッキングだのなんだのといつどうなるかわからん、というリスクを逃れられないためです。

Pixabay無料画像
 

 

交換所がらみではなく、まっとうな、と言って悪ければ、伝統的金融界において数十年の信用を持っている世界的大手金融機関を通じた、現行法定通貨による仮想通貨関連のインカムゲイン獲得を可能とする銘柄はないものか。

なんか訳が分からん、という人はスルーしていいです。言わんとするのは「安心できる大手銀行でフツーに取引できるやつはないのか」ということです。

そんな都合のいいのあるわけないじゃん。いやいやあったんですよ。

あったというか、去年(2024年)の10月だったかにアメリカで「配当型ビットコインETF」が生まれて、可能になりました。

その名もBTCI。

去年12月に、ブラジルでもBTCIに連動したCOIN11という配当型ビットコインETFが生まれ、ぼくはこちらを購入しているので、以下COIN11についての説明です。

COIN11が配当を生み出すからくりは以下の通り。

COIN11の管理企業(以下COIN11と省略)はぼく(以下投資家)から資金投下を受ける。

COIN11は、この金でビットコイン購入(かあるいはBTCIを買っているのかな?)ともかくここで「原資産」を手に入れておく。

COIN11は、原資産を裏付けに、金融市場において市場参加者(以下取引相手)に「将来のとある日にこの原資産を買う権利」を売りつける。

例えばこんな感じ

◎将来のとある日:今日から1か月後

◎原資産:ビットコイン

◎原資産の価格:100円(COIN11と取引相手で設定した契約金額。市場価格とは別物)

◎権利の付与に伴う料金:10円

取引相手がこの「権利」を買えばひとまず取引成立。料金(以下プレミアム)10円が、この時点でCOIN11に転がり込むのであった。

チューリップバブル(「愚か者の車」) パブリックドメイン
 

 

さて、「将来のとある日」が到来したとき。

(1)原資産の市場価格が200円になっていた→取引相手は大喜びで権利を行使し、契約金額の100円すなわち市場価格より大幅安でビットコインを入手できるのだった。

(2)原資産の市場価格が50円になっていた→取引相手は権利を放棄。だって倍値で買うなんて大損ですからねー

 

以下、超重要

①そもそもCOIN11は原資産(ビットコイン)を100円以下で仕入れていた。つまり、(1)のケースになり、市場価格200円で、取引相手に100円で売らざるを得なかっとしても、COIN11自身の購入額に対しては、少なくとも赤字は生じていないのだった。

➁(2)のケースでは、取引相手が権利放棄したので、COIN11は原資産(ビットコイン)を手放さずにすみ。

いずれの場合も、COIN11はプレミアムを取得していたのだった。

このプレミアムの一部分を、毎月配当として配る、というのがCOIN11のインカムゲイン、配当のからくりである。

その名も「合成配当(Synthetic Dividend)」。ははは

 

玄人のみなさんは、ピンときたとおもいます。

要すれば、カバードコールによるコール売りに基づくプレミアム狙いの商品だということである。

PIXABAY無料
 

 

果たして、うまくいくのか?

そもそも、上記①のように、市場値が契約金額より上になってもしのげるように、ともかく安く原資産を調達しなければならないことと、市場値が爆発的に高くなったら、プレミアムもへったくれもなく「目前の大魚を安値でさらわれる」ことになりますからねー

上記②の場合はプレミアムは影響は受けないが、これも下落がきついとそもそも原資産が溶けていくことになりプレミアム以前に危うい。

一番いいのは、上記①に近く、市場値と契約値がほとんど同じで契約相手が権利放棄せず行使してくれれば、COIN11はインカムとキャピタルを同時に得られて一安心、ということらしい。一方うまくいかないと、資産を取り崩して配当ではなく償還(俗にいうタコ足)になってしまう可能性もなきにあらず?という危険性も秘めています。

COIN11購入の時、銀行側のエージェントは「長期的に見ればこういったカバードコールの銘柄はビットコイン現物の上昇についていけないぞ」と言うので

◎インフレを上回る元本の成長と、購入時元本比月利1.85%のインカムを長期にわたり恒常的に維持できるか

これができれば大喜びで買うよ、といったら「ううーむ、まだ生まれたばかりのモダリティなのでわからん」とのことでした。

BTCIはアメリカで生まれてまだ3か月ちょっと、ブラジルのCOIN11はまだ1か月ていどですから、いずれも未知そのものですが、さて、一年後に大ブレイクしてみんな買いまくっている、となるかどうか?

3000字越えで終了。

生まれたて
 

 

ぼくはオプション取引はやりませんが、COIN11みたいに投資家に代わって管理者がやってくれるなら歓迎です。ははは

ではでは

Posted by 猫機長
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BTC阿鼻叫喚:トランプコインの地獄

阿鼻叫喚シリーズその3。

その1はこちら→マットグロッソに土地を買う

その2はこちら→オプション取引

ファシストか?トランプ
Donald Trump
 

 

その昔、昭和の時代。テレビだのなんだのが普及しておらず、有名歌手も地方へのドサ回りというか巡業というか、要すればライブが重要な売り込みかつ収入源となっていたころ。

とある駆け出しのコメディアンが、すでにときめく大スターになっていた村田英男(誤字はお察しください)の前座を務めたときのこと。

コメディアンの兄ちゃんは、真打の村田英男の登場に前もって場を盛り上げるべく

「村田英男さん、演歌歌ってもらえんか?」

なんてやったのですが、当然ながら会場はどっちらけ。

もちろんもっと面白いギャグを連発してがんばったのですが、会場は氷のようにしずまりかえり。

そのうち村田英男がでてきて

「みなさんこんにちは、今日は皆さんと演歌で宴会です」

とやったら、たちまち満場大喝采に。

村田英男だったら、どんなくだらないギャグでもウケるのだった。

要するに、大衆心理です。

 

さて。

トランプの野郎が、こともあろうに就任直前にミームコインを発行しやがり。

コインの素性(というかファンダメンタルズというか)なんか全然関係なく、大衆はこれにどっと群がり、大暴騰したのでした。

その名も「トランプコイン」

ソラナのプラットフォーム上で発行したら、「24時間以内に7ドル(約1100円、1ドル=157円換算)から史上最高値75ドル(約11.7万円)まで急騰(https://www.coindeskjapan.com/272611/)」。「億り人続出」などとセンセーションになりました。

このコインの発行にあたっては「トランプ組織の関連会社であるCICデジタルと実業家のファイト・ファイト・ファイトが80%を所有している(MSN)」すなわち、トランプの実質私有企業が大儲けし、見事に私腹を肥やしました、ということなのである。

トランプコイン
https://www.okx.com/zh-hans-au/learn/how-to-buy-trump-coin
 

 

フツー、まともな仮想通貨と言えば、何かの裏付け(たとえばイーサリアムならスマートコントラクト機能)があるはずなんですけどねー「実用的な目的は持っていない(仮想通貨TRUMP(トランプコイン)とは?買い方や価格動向、将来性を徹底解説! | CRYPTO INSIGHT powered by ダイヤモンド・ザイ)」という、ミームの中のミームともいうべきクソコインをしゃあしゃあと発行し、これまでの「トランプ劇場」でかどわしてきた仮想通貨民をうまく利用して巨万の富を稼ぎやがった。

村田英雄の駄洒落だったらどんなくだらないだじゃれでも笑ってしまう、のと同じ大衆心理を利用したこれ以上ないクズの儲け方ですよね。

これまで、トランプのことをクズ野郎と呼ぶのにちょっと引け目を感じてはいたのですが、これ以上ないクズ野郎であることが露呈した今、遠慮なく史上最高のクズとしてこき下ろすのでした。

ただ、クズの神通力は山の神にまでは及ばず。「メラニアコイン」というのを発行したら、さすがにみんなばかばかしくなって、トランプコインもメラニアコインも仲良く暴落したとのことです。ははは

 

おばさん
http://www.today.com/style/see-photos-young-melania-trump-s-early-career-model-16-t107891?cid=public-rss_20170213
 

せいぜい1週間たつか経たないかの間に、クズコインによって億万長者になった人。なり損ねて電車に飛び込んだ人。これからビットコイン、アルトコインともに狂騒する相場の最も悲惨で残酷な修羅場に入っていくものと思います。

その修羅場の落ちどころは。。。。

①15万ドル説:これは一番コンサバというか、基本テクニカル分析(三尊とか一目の雲とかいうやつ)と、マクロ経済分析を併用している人たちに多い。とくに今後の世界政治経済状況で、金融収縮か?金融膨張か?によっては、下手すれば10万を切るかもしれんし、うまくいけば25万から30万までいくかもしれん、という考え。

➁80万ドル説:基本、ビットコインの時価総額が金の時価総額を超える、という期待から、米国戦略準備金としての採用など、今後BTCが世界的戦略コモデティー、金を(石油も)凌ぐ国家準備資産となっていけば、自然にそうなるじゃん、というなかなか説得力ある裏付けのある説なのですが、それが2025年なのか2045年なのかというと後者の可能性が高い。それまでに僕ら投資家は老衰か、死んじゃってますよねー

上記両極端の間にいろいろあり。

ビットコインは基本半減期のサイクルによって値動きが決まってきましたが、今回は単なるクリプトの世界の中の発展ではなくて、ブラックロック他伝統的な巨大金融機関による「認知と利用」すなわちETFの登場による劇的な参入人口の増加と、さらには米国準備金という世界経済的な大変革、そしてそれを面白おかしく演出するクソトランプによって、希望的観測をすれば100万、200万いくじゃね?と見えてしまう一方で、これまでのビットコインの成長曲線だのを見ていくと、結局12万台じゃね?というのも十分現実味があったりします。

こうゆうのはビットコインだけではなく、アップルやSP500でもあり。

成長曲線が成熟しきって、逆に衰退し始めたときに、とあるパラダイムシフトが起きて奇跡の大暴騰、ということが歴史上起きてはいるのです。

アップルの例 https://www.youtube.com/watch?v=h459DF2wOuc
 

SP500の場合 https://www.youtube.com/watch?v=h459DF2wOuc
 

アップルの場合は、iPhoneの登場が契機となり。SP500の場合は、ドルの基軸通貨化確定により爆発的な上昇が起きて現在に至っている。

ビットコインは、クソトランプ(とそのクリプト政策)が起爆剤になるか?

ビットコインの現状 https://www.youtube.com/watch?v=h459DF2wOuc
 

 

さて。

ぼく自身の予想としては、Pi Cycleを一つの指標としています(これだけじゃないけど)

Pi Cycle Top Indicator | CoinGlass
 

 

この緑の線(111日平均線)と紫の線(350日平均線)が交差したときが各サイクルの最高値だぞ、だそうです。

上の図は、ビットコインが誕生してから今日までの13年以上の総括になっているので、直近の2024年4月から2025年1月(12日時点)における推移は以下の通り。

 

 

1月時点で、青の111日平均線(レンジの下限)はざっくり9万ドル。紫の350日平均線(レンジの上限)は14万ドル。実勢値はその中間あたり、黄色の線で10万5千ドルとなっています。

つまり「紫の線がぐんぐんあがってゆき、青の線も紫に従って上がる。でも両者はクロスしない」というのが理想。もちろん実勢値の黄色が紫に達するか、ぶち抜くかしないとおいしくないけど。

最後は青線の方が赤線の方より急に上に伸び、両者が交差するところが最終的な最高値、ということであれば、夢としてはそれが80万ドルですが、せめて40万ドル、とこれも夢ですね。20万ドルで売り抜けか?

今後、クソ野郎トランプ(とそのギャング)が、やれ戦略準備金だ、「シルクロードのカルトヒーロー釈放」だ、SAB121の撤廃だ、14067の廃止だ、CBDCの設立、発行、流通、使用の禁止だと(https://www.bitget.com/ja/news/detail/12560604522201)、狂気の決断を繰り返すごとに、仮想通貨市場は叫喚の修羅場と化し。ビットコインも史上最高値更新を爆発的に更新していくことが期待されます(なんのこっちゃ、という人へ:ともかくトランプの野郎が大革命を起こすと思っていただければいいです)。

がんばれクソトランプ!正真正銘のクズ、これ以上ない世界最強のクズトランプでなければできないクズ政策を連発し、世界経済に大波乱を巻き起こして、千載一遇のパラダイムシフトを呼び込み。この大転換期でなければ絶対に不可能なブル相場を巻きおこして、ビットコインが狂乱の大暴騰だ!となるよう応援しています。

*でも所作(立ち振る舞い)には気をつけましょう。ナチだ!なんて思われたら、無駄に相場が下落するだけである。

客よせパンダなのに、人に誤解をあたえるような振舞いをするクズ。トランプよりましかもしれんが。https://wired.jp/article/neo-nazis-love-elon-musk-nazi-like-salutes-trumps-inauguration/
 

みなさん、くれぐれも投資は余剰資金で行きましょう。投資は自己責任の世界です。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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日本人の金融リテラシー向上について

長らく、お金について話すことは悪、と洗脳じゃなかった教育されていながら、最近になって、手のひらを返したようにNISAだのなんだのと、お上から「投資で自活しろ」と切って捨てられた哀れな日本人の皆様。
それでも頑固に続いている「生涯現役で世のため人のため働き、過労死しちまうのが美徳」という建前の裏で「生涯現役ですがこっそり投資もしてます」という切羽詰まったご時世に。
そんな日本人から見た、投資といったものへのアプローチについて雄弁にものがたるようつべ動画を2つ見つけたので、以下面白解説いってみます。

その①「ビットコインETF拡大中。おまえら買ってる?」


 

 

冒頭から、〇「次のリーマンショックは間違いなくビットコイン発だな」〇「これだけ経済と結びついたら大惨事になるだろう。間違いなくそれはやってくる」

 

 

ときました。ははは
こうゆうコメントを書いているのは、投資とはあまり関係ない人生を送っており、リーマンの時も、暴落だ破産だーというニュースを事実上他人事として聞いていた人たちなのでしょう。
確かにビットコインがリーマン級の激震をもたらすようになったらすごいですけどねーでも本当はその逆で「リーマン級の激震が来たら、ビットコインはどこまで買えるか」というアプローチのほうが、金儲けになると思います。
ははは
引き続いて
〇「ビットコインという使徒はもう世界経済のATフィールドに深く浸食してしまっている。大惨事になるだろうて」
エヴァンゲリオンかよ!

〇「株式市場もババ抜き状態だし、世界最大の暴落は近づいていると思う。」
よほど大暴落が待ち遠しいんですねえ。いまのうちからキャッシュをため込んでおいて、大暴落時に優良株を買いまくりだー!という「健全な切望」ならいいんですけど。。。。

健全な投資家
 

 

〇「で、何がこの商品の後ろ盾なわけ?「俺は逃げ切れる」という妄想で回ってるだけの詐欺商品」
いい指摘ですが「詐欺だー」で喜んでいるだけだと交換所の養分、餌食ですねえ。ETF化により、これ以上ないボラテリティを持ったコモデティになったぞー!という意見が出てこないのが悲しいのだった(その後出てきました。安堵)。

〇「BTCずっと気になっているけど手だしてないや。税金が高すぎるし、投資信託でよいかなと思ってる」
これは素直な意見ですね。いかがわしい業者の餌食になるよりはましと思います。このコメントをした人が、一歩進んでETFなど「ビットコインをお題にした投資」で成功すること祈っています
*実は「成功するかどうか」なんてどうでもいいけれど、ETFをバンバン購入してくれる人が増えればBTCも高騰するのだった。ははは

〇「ETFだとしたら投資家はビットコインを買うわけじゃない」「ETFは株扱い。証券口座でやりとりする」
そうそう。この辺がわからずにBTCに近寄れない人が多いんですよねえ。換金リスクとかは証券会社にひっかぶせて、ETFをみんなでどんどん買いまくろう!

〇「BTCは貧乏人が否定しても意味ない。なぜ金持ちがこんな怪しいものを支持してるか考えろ」「スマホ一つありゃ誰にでも送れて、何百億でも即換金できる流動性もあって、インフレ耐性もあってあとはある程度安定さえしてくれれば、金持ちにとって夢のような資産になるからな」
なるほどなるほど。個人的には、以下の点で異議あり。
「怪しい」→これには異議なし。怪しさを利用して金もうけしましょう。
「ある程度安定してくれれば」→安定されると困ります。未曽有の大暴騰だああああああー!というのを「網を張って待っています」

ニシンだよ!ニシンが来たよ!
石狩挽歌 – 北原ミレイ – YouTube
 

 

〇「ただ本気で考える覚悟のある人は、人生で一度は腰を据えてビットコインの本質に触れたほうが良い」
本質とは何か、誰にも分らないと思いますのでこちらへの反論はしませんが、腰を据えてビットコイン投資を考える、というのは特に人口オーナスでろくな投資先のない日本では必須と思います。

さて。
問題は、そもそも日本でビットコインETFが存在しないことと、税金が高すぎて儲けの半分以上がパーという、万難排して現物所有しても全然ペイしないという恐ろしい国になってしまっているということである。
まずこの辺をとっとと改革しろー!でないと首相だろうが大臣だろうがショットガンでハチの巣だぞー!というくらいにならないとダメなんでしょうねえ。
それじゃアメリカじゃん?はい。日本も「お客様は神様です」とかのキャッチコピーの裏で実はお客をおちょくっているとしか見えない金融後進国から、「客と店は対等だ!」で、いずれかが他方をダマそうとした途端、ショットガンでハチの巣だぜ!という国になったほうが、生涯現役で過労死、でも誰も見向きもしないなんて国より健全と思います。

 

 

もう一つは、日本も捨てたもんじゃないね!というプラスの動画です。
その2「【有料級】富裕層のインカムゲイン構築戦略を徹底解説します」


 

まず正面からインカムゲインを推奨していること。世間では、いくらで買ったらどこまで上昇した、というキャピタルゲインの話ばかりですが、元本を保全しつつ恒常的な利益を得るインカムのことはだれも言わないんですよねー、と思っていたら、この動画のように、最近いろいろ出てきており。安堵しています。ただし、レバレッジは厳禁。レバレッジをかけなくてもまともな配当が得られる規模の元本を構築することがまずは重要です。さて、インカム投資の、その1としてこの動画では債権を挙げています。固定利付債、変動利付債の区別は重要であり。

 

 

今後下手をすれば高インフレやスタグフレーションも危惧される日本において、変動債といったものの存在も知っておいたほうがよく。この動画で初めて知った、という人も多いのではないでしょうか。

高配当株は、もうインカム投資の王道中の王道でしょうねえ。ただし、高DYがどこからきているかについてはご用心。
不動産について。日本で不動産というのは実はやばい投資なのですが、東京23区内の一等物、といったこれなら何とかなる、というのを紹介しており、まともな内容となっています。リートを提示しているのはポイント高しですが、日本のリートがどこまで健闘できるか課題。

注目はトータルゲインについて説明しているところ

 

 

上の画像でキャピタルロスという言葉が出てきます。
ぼくが主体としているブラジルリートでここ2か月恐ろしいキャピタルロスが発生しているので、こちらで説明しますが、
例えばリートRZAG11について。(FIIじゃないよ、FIAGROだよ、という突っ込みはやめましょう)

 

 

なんと1年で18%の暴落だ!ぎゃあああー
一方で、DYつまり配当率については

RZAG11


 

 

7月の1.30%から12月は1.39%とうなぎ上りなのでした。ははははははは笑いが止まりませんねえ元本が1年で18%暴落してるじゃん!それで?別に、売らなければいいだけの話です。キャピタルロスというのは、売って確定しなければ全然確定しないのでした。ははは一方、DYは、年率で16.65%に達し。もちろん、毎月配当が出るごとにせっせと買い増ししているのでした。元本価格が落ちているので、買える株数も増加。いよいよ笑いが止まりませんねえ。あははは。あはははは!もちろん、なぜ暴落しているのかという理由を知っておかなければならず。その①ブラジルにおける金利暴騰:

https://cbic.org.br/wp-content/uploads/2024/09/informativo-economico-selic-setembro-2024.pdf
 

今年(2024)4月には9%だった政策金利が、9月から11月にかけ11.25%に急上昇。今後14%まで上がるぞ?なんて予想も出ていたりして。リートより債権のほうがいいじゃね?と、みんな乗り換えにいそしんでいるということである。その➁:ブラジルアグリビジネスの特性RZAGというリートは、農業用地に特化しており。ブラジルのアグリビジネスは、豊作か?国際市場で需要があるか?などのファクターにより大きく儲けが変動してしまうバクチといった一面があり。そもそもDYが高いのもこのリスクを織り込んでいるのです。そのうえ、上記の金利高で、リートの出資先である農場(企業)が金利を払えず倒産、というケースが出てきた。農業関連リートは軒並み大暴落。一方、RZAG11に関して言えば、ぜんぜん貸し倒れとかなくて、要すれば「イワシの群れ」が恐れをなしてたたき売りしているだけなのでした。はははというわけで、個人的にはRZAG買い増ししています。脱線しました。最近日本でもまともなようつべ、インフルエンサーが出てきたようであり、日本人の全般的なリテラシーも向上を期待しています。なんか思い切り偉そうになってしまいました。ご容赦を

 

ではでは

 

*このブログは、ワールドプレスHP「アーリーリタイア・軽飛行機で空を飛ぶ」のAmebloスピンオフです。以下、主要な項目のリンクに飛びます
◎精神世界:自己客観視の獲得からさらなる進化へ
◎経済的自由:まずは先立つものを。。。資産1億の達成
◎飛行機生活:小さな自家用機でいろいろ飛んでいます

 

 

 

Posted by 猫機長
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中国剣術と日本剣道

さいきん、ようつべで「日本剣術の発祥は中国剣術にあり」なんてのが人気らしいです。

やれやれ、またか。。。。まあ韓国起源というのはお笑いで済ませるけれど、中国となると、ということで、書いてみます。

歴史の国中国。殷だの周だの、と言った古代から、中国剣術は存在しており。この当時日本人はまだ原始人ですから、日本より前に中国で剣術が生まれた、というのはそのとおりである。

また、弥生時代だの縄文時代だのの遺跡から発掘されたのを見てみると、挂甲とかいって中国で出土しているものと同一といってよく、中国からの輸入か、模造ということがわかり。例えば「白村江の戦い」では、ぱっと見は誰が唐で、だれが新羅、百済、そして日本人か、というのはなかなか分からなかったと思います。

と思ったら、意外と見分けがついていたかもしれん。http://gunsight.jp/c/k-hakusuki.htm
 

いずれにせよ、この時代の剣術というか兵法は、中国のスタンダードがそのまま近隣諸国にも流通していた。

しかし、朝鮮半島も日本も国家を形成し、白村江の例を待たずとも互いにいがみ合うようになると、それまで3カ国間でなにげに流通していた文物、技術も、セクト同士の間で独占しようとするようになり。

この場合、唐―新羅セクトと日本―百済セクトに分かれてしまい、日本は、仲間の百済が滅亡してしまったうえ、もともと敵対したくない唐が新羅のケツ持ちになってしまったことから、先進地域唐ならびに朝鮮からの情報が入ってこなくなってしまい。

日本は、慌てふためき、新羅がとうせんぼをしている朝鮮半島を迂回して遣唐使を送るなどの羽目になってしまいました。

一方、唐の方では、北方民族とか西域とか、それぞれ凶暴な組組織じゃなかった民族に脅かされており。日本海の向こうの日本なんてどうでもいいやあ!というのが正直なところだった。

要するに、中国に見捨てられた状態になった日本は、なんとか自力で政治経済、文化を発展せざるを得なくなり。

名前だけでもかっこよくしよう、と「国風文化」と名乗っていたら、意外と、中国に比べてもなかなかいいじゃん、みたいなのが生まれ。それがひらがなだったり、束帯とか日本独自の衣装だったり、つまり自分の文字を持った独立国家になったのでした。よかったね

中国ちっくな奈良時代(左)https://costume.iz2.or.jp/period/nara.htmlと、かなり独自色のある平安時代(右)https://costume.iz2.or.jp/period/heian.htmlの服装
 

 

武器についても、中国式の両刃の剣から、方刃のすなわち「刀」になり。この時点で中国剣術ではない独自のものになっていたことがわかります。

刀と言っても、最初は直刀の平づくりで、世界中のいろいろな刀剣とあまり変わらなかったのですが、そのうち切り刃作りから鎬(しのぎ)づくりに進化するに至って、世界に類のない日本刀となりました。

直刀。https://www.touken-world.jp/tips/53583/
 

 

いろいろな造りこみ(刀の断面)。 https://www.touken.or.jp/museum/sword/making.html
 

 

この鎬が、日本の剣術のエッセンスを握っているもので、書き出すと終わりがないので極論せざるを得ないのですが、要すれば「鎬による切り落とし」が日本剣術のエッセンスとなり。

中国でも日本刀からインスピレーションを得た「苗刀」があり、樋をいれたりとか見様見真似でまねしていますが、長さは日本刀に比べて相当長く、その操法も日本剣術かどうか疑わしいので、これは中国の剣術と思った方がよいと理解します。

そりがあるから日本刀、というのも間違いではないですが、鎬の方が重要と思います。

こうした特色のある刀は日本刀のみであり、それを存分に使いこなす剣術も日本発祥の日本剣術ですから、これで疑う余地はないかと。

中国目線から見ると、舎弟の新羅とケンカしやがったチンピラの日本をシカトしてやったら、中国の優良な鉄を輸入できずに、「玉鋼」とかいうくず鉄をとんかんとんかん必死にたたいて、青龍刀や中華の剣とは似ても似つかない日本刀とかいうあわれなだんぴらを作りやがった、ということであり、現代の中国人が「中国発祥」というと、こうしただんぴらとそれを振り回す野蛮人の技術が中国産だということになってしまい。自分で自分を野蛮人と言っていることになります。

そんな中国人ですが、倭寇だの朝鮮出兵などで日本刀と接する機会があり。だんぴらだけどなかなかいいじゃん、とまねをして「苗刀」を作ったりしたのは上記の通りです。なお、中国人は、いいものはいいと認める頭の良さがあり、日明貿易では日本刀が重要な産物として珍重されたらしい。

日本刀と苗刀。https://www.youtube.com/watch?v=XWleFy6YAr4&t=412s
 

 

一方、どこが発祥だ、どちらが上だ、なんてことより、もっとずっと大切なことがあり。

中国と日本の差、それぞれの長所を知る必要があるのです。そうすれば、厨二病みたいに互いに浅はかな批判を繰り返す、というバカなまねはしなくてもよくなると理解します。

で中国の特色ですが、

◎中国剣術は、体術、拳法と一体化している、というか、まずは拳法を学び、その延長として(手の延長として)器械術をまなぶ。

◎中国にとって、剣とは器械の中の一つに過ぎない。器械は、こん棒みたいなやつとか手裏剣みたいなやつとか、見ているだけで気味の悪くなるようなえげつないのが無数にあり、剣術なんてその他大勢の一つに過ぎないということである。

中国のいろいろな器械。出展は「中国武術・武器博物館(http://www.oriental-dragon.jp/)」
 

 

◎功夫(達人)の条件は、上記をすべてこなすこと。ここでいうこなすというのは、無数の武器を使いこなすというより、その武器で目玉なりきんたまなり、つぶそうと思えばつぶせるし、つぶさないようにしようと思えばつぶさないという技術力、精神力を持つことである。

一方日本の特色ですが

◎剣術・剣道は、まずは精神修養の道である。

◎剣術・剣道は、あくまで剣の道であり、器械なんてもってのほか。この精神は、千葉周作と大石進の「器械対決」で千葉周作が終始「抑え」にはしり、要するに余興だ、勝負にならん、という姿勢を示したところに雄弁に表れています。(この記事の最後に「機械対決」について解説しています)。

◎達人とは、活人剣をふるえる者のことである。目玉、金玉など最初からカウントに入っていない。

これだけ違ってますからねーそれだけに互いに尊重できると思うのですが。

ちなみに、本物の中国功夫が日本の剣術の達人と勝負したら、その勝負は事実上日本剣道の勝負になると思います。

この場合、功夫は無数の中国剣術の技法の中から、「精神修養を貴ぶ」部分を抜き出し、交剣知愛の勝負になり。

ところがひとたびこの功夫をウクライナの戦線に放り込んだら、今度は血も涙もなく、見るもおぞましい器械を無数に繰り出してロシア軍を壊滅させるでしょう。

要するに、良くも悪くも日本剣術は単純馬鹿で、ただ幸いその志向するものが「真・善・美(弓道じゃないけど)」なので、中国側も、地獄極楽の多様性の中から、本物の功夫であれば「真・善・美」の部分を抜き出して付き合ってくれるということである。

どちらが上か?もはや上下はありませんね。

映画 Fearless(SPIRIT)

 

 

*機械対決について。

幕末の剣豪千葉周作は、大石進という道場やぶりが、槍みたいに長い「六尺竹刀(通称物干しざお)」で挑戦してきたとき、樽の蓋かなんかで作った巨大なつばを付けた竹刀で応戦。半刻か一刻か?大石が突き、周作がこれを受けるということに終始し、結局勝負なしとなった。

あとで、観戦していた剣豪たちから「周作殿のほうが優勢だったのでは?なぜ一本決めなかった?」と聞かれたとき、周作答えて曰く「ものほし竿に樽の蓋なんて、あんなものはもう道具ではなく、器械でござる。器械を使った笑止千万のお遊びに、勝つもへったくれもござらぬでそうろう」。

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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カラ売り:地獄の一丁目へようこそ

相場の世界の恐ろしい最終兵器「カラ売り」。いろいろなサイトなどでいろいろな説明をしていますが、みなさんなんのこっちゃ?となっていないでしょうか。というわけで、ともかく仮のオペレーションで説明してみます。もちろん金額はすべてランダムな推定値です。

①金融機関等から期限限定で株の借り入れ。借り入れ料金10円を支払う。

➁借り入れた株を市場で売却。当日価格で70円入金。

➂借り入れ期限内に市場で買い戻す。当日価格で20円出金。

④借入期限が来て、株は金融機関などに返却

⑤この時点で➁70円―(①10円+③20円)=40円の利益

となります。

これを散文で説明すると「現在の株式市場での空売りとは、証券の保有者から証券を借りて市場で売り、証券の返却期日前に証券を買い戻す行為を主に指す。この場合は株の貸借の返済期日までに証券の価格が値下がりすると証券を安値で買い戻して高値で決済することができるので、差額による利益が生まれる。(Wikipedia)」

堂島米市場 https://www.jpx.co.jp/dojima/ja/index.html
 

 

なんかみみっちい儲け方ですねえ。

といって、プロの相場師はのきなみカラ売りで儲けているらしい。

プロをおちょくるおまえはいったい誰だ?という人に、いちおう「Qualified Investor」です。日本語だと「適格個人投資家」となるらしい。ぼくが持っているのはブラジルによる格付けで「Investidor Qualificado」になっています。

ちなみに、日本における適格投資家の要件はいろいろありますが、一番達成しやすいのに「投資性資産を1億円以上有する個人(Wikipedia)」ということで、読者のみなさんにもちらほらいたりして。

みみっちいかどうかはともかく。

カラ売りは一般の投資家ではなかなかできない、というのは、上記の①➁の時点で、単に借りているだけで、自分の所有物でもない株を、正々堂々と市場で売るか?ふつー相当抵抗を感じると思います。そして、「無期限信用」ならともかくとして、返済日が来るまでにちゃんと株を買い戻して③、どうぞお返しします④と、しれっと借りた相手に返却となると、やっぱりプロでないと心理的に参ってしまうと思います。

こういう儲け方を、ショートといいます。

対照的なのが、安いね!と思った株を借り入れでなく購入し、高くなったら売るというすなおな取引で、これはロングと言います。

堂島米市場 https://www.jpx.co.jp/dojima/ja/index.html
 

 

 

猫機長はどちらなの?

ぼくは基本どちらもやりません。ははは

基本「死ぬまでガチホ」です。

要すれば、株の価格が上がったら売って差益を得る(ロング)あるいは価格が下がるのを見越して(あるいはつりさげて)、下がったら買い戻して利益を得る(ショート)というのは、いずれも株の値段、価格の上下変動に基づくお金の儲け方であり。

それよりも、経営状態のしっかりした企業の株を永続的に保有して、その企業の配当をもらって生活したほうがいいのです。

価格の変動に基づく儲けは「キャピタルゲイン」といい、配当生活は「インカムゲイン」に基づいています。

ぼくに助言を聞きに来る人には、いつも「キャピタルにだまされちゃだめだよ!インカムだよ!」と答えています。(インカムは配当のみではなく、物理的な投資用不動産を持っている場合の家賃収入や、債権の金利。仮想通貨のステーキングも入ります。)

ただ、インカムで生活できるためには、それなりの配当をもらう必要があり。ぼくの場合はざっくり1億円の元本から毎月ひかえめ70万円(0.7%)のインカムですかねーインフレ対策もありこの大部分は再投資していますが、生活費に差し引く分も、金融資産の4%以内(年あたり)にとどめて、質素ながら生活ができているのでした。

米相場の早見盤 http://core.kyoto3.jp/rice.html
 

 

1億貯めるためにはカラ売りに血道をあげるのもありかもしれませんが、ぼくとしてはS&P500のETFとかの方がまともと思います。

ちなみに、ぼくが1億ためたのは、高金利国ブラジルに住んで金利の高い債券と、人口ボーナスで右肩上がりの不動産を主体としたリートで配当を再投資していった結果です。

日本ではどうする?人口オーナスとインフレ(というよりスタグフレーション)爆発間近になっている日本ではもうだめかもしれん。

と切って捨ててしまうのも残酷なので、

例えば「海外不動産しか勝たん!」


 

 

とか、あるいはJリートでがんばっている人、分配金(償還ではなく配当)を出す投資信託を組み合わせて毎月配当金生活という人もいるので、そうゆうケースを参考にできると思います。

ところで、カラ売りが成功するためには、「➁借り入れた株を市場で売却」の時点でできうる限り高く売る必要があるとともに「③借り入れ期限内に市場で買い戻す」時には、できうる限り安い値で買い戻す必要があります。

この辺が相場師の腕の見せ所、と言えば聞こえはいいですが、実態はいかに機関投資家などの巨大金融勢力が市場操作するか。個人投資家はいかにこの波に乗るか、という、血も涙もない、生き馬の目を抜く、恐ろしい騙し合いの魑魅魍魎の世界になっています。

たとえば、とあるブロックチェーン関連の銘柄「NotBitcoin社」があったとします。

巨大金融勢力すなわちクジラたちは、浮世の欲にまみれた亡者と化した市場参加者をあやつるため、あの手この手で扇動するのです。

例えば、今年初めにビットコインETFが認可だぞ!「NotBitcoin社」も暴騰だああー!と、まずはちょっとだけ買いを入れます。(ここでできうる限りの株数を借りておく)

でも巨大勢力なので、ちょっとだけでもびょん!と相場は上がり始め。

びっくりした善男善女の群れが(これを「イワシの群れ」と言います)、わああ乗り遅れるなー!と大騒ぎして買い始めます。

相場は著しく上昇。

ここで、クジラは、あらかじめ借り入れていた「NotBitcoin社」株を、高値のうちに売り抜けてしまうのです。

米屋 https://yagimitinomise.livedoor.blog/archives/1776244.html
 

 

そのタイミングとして、例えば「トランプが選挙に負けそうだ」という情報をキャッチして、わああもうだめだハリスになったら「NotBitcoin社」は壊滅だー!と、ETF認可の時に買った株を、今度は二束三文でたたき売ってしまいます。

巨大勢力のたたき売りなのでやはり市場は動揺し。イワシどもは、今度は我先にと売り出すのでした。

そして大暴落。

クジラは、底値で借りた株数分を買い戻し。差額で大儲けするのでした。

個人の相場師で、はしこい奴はクジラの動きを読んで、個人でできる水準の売買をしてちまちまと儲けるのでした。

いずれにしろ、イワシの群れつまりふつーの善男善女はクジラとコバンザメの養分になるだけなのだった。

というわけで、コバンザメのようにクジラに引っ付いておこぼれをもらう、というのもありですが、そういったキャピタルゲインより、やっぱりインカムの方がいいなーと思います。

ううむ話が循環してきた、この辺で終わりにしますが、クジラの動きを知ることができれば、カラ売りだけではなく、ロングでも大勝負ができるぞ!

すなおな市場暴騰に乗っての儲け(安く買って高く売る)においては、ビットコインのETFがそろそろ上昇開始かな?

BTCの現物そのものはぼくはやっていません。以前書きましたが、取引所の養分になることを恐れるためです。

つらつらととりとめのない一文でした。投資は自己責任ですが、皆さんの参考になることを願っています。

米屋の米倉 https://yagimitinomise.livedoor.blog/archives/1776244.html
 

 

ではでは

 

Posted by 猫機長
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ガッツポーズ

この記事を書くにあたって、まず「通し矢」という、江戸時代の恐ろしい「オリンピック」について説明しておきます。

通し矢とは「京都蓮華王院(三十三間堂)の軒下(長さ約121 m)を、矢を射通す競技。一昼夜に堂の南端から北端までの全長を射通した矢の数を競う「大矢数」が有名である。(Wikipedia)」

各藩から代表選手が矢数を競い、勝ってもメダルはもらえませんでしたが、負ければ切腹が待っていました。
https://www.sukima.me/book/title/BT0000124683/
 

 

さて、本文スタートです。

パリ五輪、柔道。とあるようつべ動画が世界中で議論の的となっているシーンについて取り上げ。ジョージアのとある選手が金メダルを取ったときの挙動、そして日本のとある選手がとった挙動を比較して、その是非というとおおげさですが、を議論しています。

ジョージアの選手は、勝利の瞬間に天に向かって大きくガッツポーズ(と日本人には見える)。日本選手は、優勝しても、せいしゅくに、試合場の端を回って観客の皆さんに礼。

https://mail.google.com/mail/u/0/#inbox/FMfcgzQVxttZXkcBNxGQZXFJcnNpgsfl
 

 

要注意のコメントに「日本の選手は観客に気遣いを見せている」というのがあり。

日本選手の行動は控えめで、観客への配慮が目立っているのかもしれませんが、そもそも武道としての柔道であれば、観客以前に対戦相手への配慮が根本でなければなりません。

どこまで相手を思いやっているのか?あるいは形式上の「礼式」として、単に情動を控えた振る舞いをしているのか。

最近、礼式というマニュアルが絶対となっていて、すこしでも形が違ったら、たちまち周囲から「無礼だ!コンプライアンス破りだ!」とバッシングになるため、実は対戦相手なんてどうでもいいから、とにかく形を壊さないように、と、必死になっていないでしょうか。

「英国の戦い」においては、英独のパイロットは互いに尊敬しあっていたらしい。

「パラシュート降下中の敵を撃つな」と規定で決めた部隊もあったそうですが、だいたいは英仏海峡の海に落っこちた敵を「味方の救命艇に拾ってもらえたらいいな(出典は「ブラッカムの爆撃機」)」なんて気遣っていたらしい。

太平洋の日米決戦になると、気遣いもへったくれもなくなり。物量作戦の前に人命までもが消耗品と化し、パラシュート脱出でもしようものなら、ダダダダ!とたちまち敵機にハチの巣にされてしまった。

*太平洋でも「騎士道精神」の発露もあれば、ヨーロッパでもえげつない「と殺」は多数あったとの理解であり、ステレオタイプ化はできません。読者のみなさんはご承知のことと思いますが。

中世ヨーロッパの合戦が、太平洋の状況に似ていたらしい。

十字軍の戦いでは、サラディン率いるイスラム軍の人道的な行動にヨーロッパ側が感銘を受けたとのことですが、当時のヨーロッパの合戦は、捕虜もへったくれもない(身代金をせびれる金持ちの敵だったら別)、血も涙もない56しあいで、勝った方は負けた方の将軍の首をちょん切ってみんなでけりまわし、大喜びしたらしい。

すなわち、サッカーの発生です。

兵士たちは2つのチームに分かれて、ゴールポストに首をけりこんだ方が勝ちね、というふうだったらしい。

ウクライナのチームとポーランドのチームが、プーチンの生首をけりまわしているところを想像してみましょう。

ウクライナ側は、それこそ勇んでけりまわし、ゴールだの以前に生首を文字通りぼこぼこにし、歯がとびちったぞ!目玉が飛び出たぞ!とそこらじゅう血みどろにしながら咆哮して喜ぶと思います。

ポーランドは?大喜びだけど「本当はスターリンの首を蹴り回したかった」だったりして。

時代が下るに従い「敵国の将軍の首を蹴って勝利を祝ったことが、モッブゲームという「祭り」として形を変え、広まった。 これは、王妃が将軍の首に見立てた球(ボール)を城から投げ、民衆が一斉に隣町の門(ゴール)へ競い合って蹴りあうものだった。(出典:LSIN北海道)」

中世のMob Football https://www.facebook.com/photo.php?fbid=766196435150112&id=100052792866330&set=a.597235145379576&locale=en_GB
 

 

人類は進化し、今日のサッカーでは、生首ではなくボールになりました。

恩も恨みもないボールをゴールに叩き込むという、まあまあ純粋なゲームになったサッカー。負けたとしても、しゃあない家に帰ってラーメン食おっと、で済むのである。負けたが最後むごたらしく血まみれになって断末魔のうちに4んじまう、というよりずっといいじゃないですか。

結果、ゴールのたびごとに、血みどろの咆哮ではなく、点取り成功のパフォーマンスダンスを楽しむほほえましい競技になりました。


 

 

柔道の場合、もともとは合戦における柔術であり。負ければ組み伏せられて鎧通しでぶすり。ひでぶうー!と断末魔のうちに4んじまうことになります。

勝った方は、ひでぶうー!と血みどろでもがき苦しむ敵を見て、どう思うでしょうか。プーチンではない、自分と同じ奥さん子供もいる哀れな人間です。わああーい!とガッツポーズでほほえましく喜べるでしょうか。

弓矢が顎から頭を貫通して、断末魔でもがき苦しむ人。「平治物語絵巻」より
 

 

むかしの柔道では、そうした「血みどろさ(をしのぶ真剣さ)」があったということである。

ヘーシンクが日本人以外で初めての金メダリストになったとき、大喜びで駆け寄るチームメンバーを制して、静かに礼で勝負を終えた陰に、敗者になった日本人柔道家を思いやる心があった。

ところが、現代の柔道は、勝とうが負けようが4ぬわけじゃなし。家へ帰ってラーメン食おっと、という世界です。ドラクエだったっけ、ポイント加算し、最高レベルクリアだ―!と大喜びするのと同じで、天真爛漫にガッツポーズしてどこが悪い?別にそれで相手に何の無礼にもなっていないじゃないですか。

お題の動画でも、少なからずジョージアの選手を称賛し同調する意見がありました。要約すれば、想像を絶する鍛錬の結果栄冠を勝ち取った喜びを、体全体で表現して何が悪い?というものです。

意見によっては、ちょっと日本人に忖度?して、「ジョージアの選手は神に感謝していたのだ。日本人とは違った礼の表し方なのだ」というようなのも多かったのですが、ぼくとしては、むしろ素直に、勝ったー!と喜んでいるように見え、かつ、それでよいと思うのです。

なぜなら、オリンピックでは、スポーツとしてのJUDOが、世界から認知され、喜び・楽しみを提供するすてきな進化を遂げているからです。

ヘーシンクとか日本選手のような、古風な「斃れた対戦相手を丁重に弔う」みたいなのもいいし、わああーい!と跳ね回り、相手の方でも一緒に、よかったね、と喜んであげるくらいでもいいと思うのです。

そんなのあるかよ!あるんですよ。

東京オリンピックのスケートボードがまさしくそれでした。

年端のいかない少年少女が、わああーい!とスケートボードで遊びまくり。結果、金メダル、銀メダル、銅メダルとか配ってはいたが、それよりもみんなでわいわい、一人一人が最大のパフォーマンスを出せるようにみんなで応援、という、「疑惑の判定でホーム有利にしないと審判の命が危ない」というようなゆがんだ世界とはかけ離れた「惑星」があったのです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0c3b8ab860752b8405f304cba5b7b70f7062c493

 

パリ五輪は?ごめんなさい見てないのでわかりませんが、東京オリンピックと同じであったことを祈っています。

江戸時代の通し矢じゃあるまいし「我が藩の名誉にかけて日本一になるのだ」「ハハ―ッ」という世界からは卒業する必要があるのです。

https://www.sukima.me/book/title/BT0000124683/
 

 

柔道もJUDOになり、しきたりでしおらしくしていなければ、という世界ではもうなく。

どうせ負けようが血まみれになって4ぬじゃなし、金だの銀だのとかこまかいこといわんと、みんなで一緒にラーメン食べに行こうよ、というオリンピックになってほしいと思います。

ぼく自身の経験では、チームに助けてもらって何とか優勝した金メダルより、ぼく自身がチームの中堅としてガンガン勝ち上がった銅メダルの方が全然うれしかったし、要すれば金銀なんて時の運、こだわらなくていいですよー。

*もちろんオリンピックじゃないですよ。ブラジルの「全国剣術大会(防具に竹刀の、全剣連みたいなやつ)」です。はははは!

世界のいろいろな常識が互いに尊重し合って、新しい、前向きな常識が生まれる。そんなオリンピック柔道がいいと思います。

ではでは

 

Posted by 猫機長
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ビットコイン:地獄から、トランプ再選による革命へ

2024年7月25日現在、ビットコインは6万4千ドルで低迷。6万ドルまで転落してしまうぞ!という分析も飛びかい、うああああ地獄だー!と、全財産をはたいて買ったビットコインの投げ売りをしようとしている人も多いと思います。

売るのはこの記事を見てからでも遅くないぞ!かくいうぼくも、今が最後の買い場じゃね?と思っています。

なぜか?この記事で解説します。

「外貨準備」というものがあり。「中央銀行あるいは中央政府等の金融当局が外貨を保有すること。保有量は外貨準備高(Wikipedia)」です。

要すれば、自国の通貨の信頼が得られなくなったとか、やばい時に引き出してピンチを乗り切るためのへそくりである。

みなさんが子供のころ、めんこ遊びで、やばい!取られるばっかりだ!仕方なく、とっておきのビー玉とめんこを交換して凌いだことがあると思います。ビー玉が外貨準備金ということである。

カラバッジョ「トランプ詐欺師」https://www.tabitobijutsukan.com/
 

 

「外貨」なので、大体ドルとかユーロ。日本政府はドル建てで発表しているが、内訳にはブラジルレアルやパラグアイのグアラニーもまじっているかもしれん。ドル建てで発表、というのは、世界で共通の尺度がドルを置いて他に無いからである。

お金は「価値尺度、流通手段、価値貯蔵の3機能を持つ(Wikipedia)」ことが必須であるため、国際経済・国際関係において「お金」と言えるのは「ドルしかない」ということなのですね。ブラジルのグアジャジャラ=インディオ保留地では通用しないけれど。

*インディオ保留地でも、外貨準備金としてのドルならウエルカム、ですが、話がループして収取がつかなくなるので、ここでは通用しない、と切って捨てておきます。

外貨準備がどれほど重要かは、最近の日本で浮き彫りになっています。

ここ数年異次元の円安が続き。1ドル160円に達したところで、日本政府はたまらず為替介入をして、円の下落を一時的かどうか、防ぎました。

為替介入というのは、ほかならぬビー玉によるめんこの購入、じゃなかった外貨準備でためていたドルを使って円を買い支えることにより、円のレートを上げるという恥ずかしい行いなのです。

Aldo Luongo 「Hawk with Wine and Cards」
https://www.1stdibs.com/art/paintings/figurative-paintings/aldo-luongo-aldo-luongo-oil-on-canvas-hawk-wine-cards-26-x-34/id-a_4232691/
 

 

本当は、日本の製品とか美術品でも高く売れて、その結果日本のお金の価値が上がる、というのがあるべき為替の姿なのですが、日本政府は、絶望的な「生涯現役」で老若男女をこき使い、疲れはてた日本人の「稼ぐ力」が減少して為替が安くなってしまったのを、日本国内への投資ではなく円を買うという姑息な手段でごまかしています。

80年代から90年代のブラジルと同じで、待っているのはハイパーインフレ。

*詳細はこちら→インフレ時代のブラジル

この記事の目的は日本政府をおちょくることでも、ハイパーインフレへの恐怖をあおることでもなく、ビットコインがいま世界経済に起こそうとしている革命についてなので、本題に戻ります。

外貨準備というものが各国の経済に如何に重要であるかはお分かりいただけたかと思います。

世界基軸通貨ドルを持つアメリカも同じであり、ちゃんと世界有数の外貨準備を持っています。

でも、問題は、どんな外貨でもドルに比べて信認が落ちてしまう、ということなのでした。ははは

例えば、日本政府が西側から断交され、外貨準備もドルやユーロはダメ、と言われてしまったときに、しゃあないブラジルレアルにするか、というのと同じなのである。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「ダイヤのエースを持ついかさま師」 https://www.tabitobijutsukan.com/
 

 

以前、アメリカはこの点について悩まずにすんでいた。むかしにはドルよりも信認の厚い通貨が存在していたからなのです。

えええ?ドルより強いお金なんてあったの?

ありました。それが「金(地金)」

1971年までは、金ドル本位制と言って、金と1オンス=35ドルの平価で交換可能だった。

なぜ以降は交換できなくなったかというと、世界大戦だのなんだので米国経済が大膨張し、発行されるドルの枚数・金額と交換できる量の金塊がなくなったためでした。ははは

その後、ドルは「兌換できないけれど信用できます」という呪文を世界中が信じて、信認を保っています。ふしぎだな

現在、アメリカが持っている世界有数の外貨準備高は、大体ユーロじゃね?実はほとんど人民元だったりして?この辺知っている人がいたら教えてください。

金地金 PIXABAY無料画像
 

 

さて、ビットコインです。

7月25日から27日にかけてアメリカで「BTCカンファレンス2024」が開催されることになっており。名だたる政治家だの企業家だのが参加するやばい会議ですが、トランプが登壇して、とある爆弾発言を行うという情報がリークされています。

その爆弾発言とは

「アメリカは連邦準備金としてビットコインを導入する」

*詳しくは、ルミス上院議員という人が中心となって「連邦準備制度理事会(FRB)が金や外貨を保有するのと同様に、戦略的準備資産としてビットコイン(BTC)を保有することを義務付ける法案(シンシア・ルミス上院議員、ビットコイン会議2024でBTC準備法案を発表へ:レポート – BeInCrypto Japan)」について発表するということらしい。

これまで、ビットコインとは犯罪者の使う怪しげな換金手段であり、各国政府はそんなの非合法だ!という姿勢が強かった。中国がマイニングや取引を禁止しているのが好例です。

ドイツとかは、ものすごくまじめに、犯罪者から押収したビットコインをとっとと法定通貨に変えようと売りさばき。最近のビットコイン下落をもたらしたりしました。

ところが「世界の警察アメリカ」が、よりによって「ビットコインを戦略的準備資産にしましょう」などというたわごとを言い出したのである。

そして、そのたわごとは、たわごとから世界の信認をえた新たな呪文として世界に広がっていくでしょう。日本とかの弱小国家は、たまらず外貨準備高の一部をビットコインに転換せざるをえないかもしれん。(弱小というのは、アメリカに比べた日本経済の規模のことです)。

押収したビットコインでも、二束三文でたたき売らざるを得なかったドイツと、ちゃっかり政府準備資産にしてしまうアメリカ。

まじめな奴が損をする世の中ですねえ。かわいそうなドイツ。

ドイツがくたばろうかどうなろうが、そんなことよりもっと重要なパラダイムシフトを、世界が経験しようとしています。

ビットコインが、ことと次第によっては金にとってかわる兌換資源(通貨とはあえて言いません)になるかもしれないのです。

増田誠「トランプ」 https://miraika-art.jp/buyingitem/a669/
 

 

2024年の初頭、ビットコインは米国の現物ETF承認により、それこそ怪しげな交換所ではなく、政府公認の主要金融機関で、法定通貨によって取引できるデジタルコモデティーに生まれ変わりました。

世界の人々が(今のところはアメリカやブラジルといった少数の国ですが)ETFを通じてビットコインに投資ができることになったのを、革命の第1段階とすることができると思っています。

トランプが再選し、本当にビットコインが政府準備金に組み込まれることとなれば、これはアメリカがビットコインを正式に認めた、組み込んだということであり、いくら中国が禁止しようが国際社会での兌換において重要な地位をビットコインが占めることになると理解します。これが革命の第2弾かつ決定打かもしれません。

もはや、政府や有識者も、ビットコイン反対のポジショントークは不可能になってしまうでしょう。

偽物ではない、本物の有識者の中で、邱永漢さんの他に豊島逸夫という人がおり。この人のようつべにちょっかいをかけたり(まじめな賞賛をしました)ので、ぼくのことを知っているとは思います。もしかしたらこの記事を読んでいるかしれん?

もし読んでいたら、豊島さんから見たビットコインは、これから有望な、大豆、石油、砂といった物をもしのぐ恐るべきコモディテイーになると思いませんでしょうか?ぼくも、ビットコインはとうてい金には及ばないと思っていますが、投資対象として今後決定的な重要性を獲得していくと思っています。

ではビットコインはいくらになるの?と突っ込んでくるせっかちなみなさん。今日明日に爆発的な上昇があるとは言いませんが、ぼくはブラジルのETFであるHASH11に、ビットコインが20万ドルを超えたら全額売る指値注文を毎月更新しています。

*投資は自己責任で

めんこ https://pansu.exblog.jp/20774181/
 

ではでは

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ビットコイン阿鼻叫喚:マットグロッソについて

2024年6月24日時点で、ビットコインが61,000ドル付近で推移しています。

今年初めの1月10日に現物ETFが承認されて、1月3日には42,844ドルだったビットコインは、3月13日には73,135ドルに上昇。このままいけば、いよいよ7月には90,000ドル、2024年中には150,000ドルへの上昇を開始か?とみんな大喜びで期待していたのですが。。。。

5月から6月に大暴落してしまいました。

 

一時は58,265ドル(5月1日)と、20%の暴落。

その後いったん持ち直しましたが、6月末現在で再び60,000ドル台に下がってしまいました。

世のコメンテーターとかは「わあああーダブルトップだもうだめだ落ちる一方だああー!」などと大騒ぎしています。

ビットコインチャートがダブルトップを形成。5万ドルまで下落する可能性も:テクニカル分析 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
 

 

現物ETF承認という未曽有の大革命で、順風満帆のはずのビットコインに何が起こったのか?

いろいろ指摘されており。

◎マウントゴックス。2014年の不正流出事件での被害85万BTC、金額にすれば470億円だの500億円だのについて、ついに債権者への返済が始まった。このことで、すさまじい数のビットコインが売りに出され、というか大量売りの懸念で暴落の引き金になった。

◎ドイツ政府が30億ドル分のビットコインを「オンライン海賊版グループ」から押収し、この販売を始めた

◎ドル円が160円を更新して上昇。ドル高でビットコインからの逃避が始まった

◎CPIや雇用指数などアメリカの主要経済指標が根強いインフレ圧力を示し、金利を下げることができない。リスクオフが今後も長期間継続する

などなど。

個人的には、リスクオフの話以外はどれもポイント的(一時的)な理由で、恐れるに足らずなのですが、世のユーチューバーとかでは「このままベアマーケット入りになるぞ」なんてのも複数おり。「こんなことをいう私は嫌いになっても、ビットコインのことは嫌いにならないで」なんて、どこかで聞いたことのあることをいうお姉ちゃんもいたりして。

お姉ちゃんの動画 https://www.youtube.com/watch?v=gAk1RuDldPs

 

 

W杯ブラジル対クロアチア「審判のことは嫌いになっても、日本のことは嫌いにならないで」W杯開幕戦、西村主審は誤審をしたのか?“大会第1戦”の意味とクロアチア監督が批判した理由 | フットボールチャンネル (footballchannel.jp)
 

 

そもそも、今回の「暴落」なんてへでもないよーん。

確かに6月だのは上記の通り20%の下落をきたしはした。

 

 

 

でも、2022年の16,452ドル(11月25日)に比べれば、なんと364%上昇していたのでした。ははは

 

 

というわけで、たかだか5月だの6月だのの推移だけで「ビットコインはもう終わりだー」とわめくのは早計だということである。

今後ビットコインはどうなるのか?

現在、どんなことが起きているのかというと

◎政府だの企業だのの大希望投資家(つまりクジラ)がこの数日というか数週間というかビットコインを売っている。

◎トランプはビットコイン支持を鮮明にしつつあり、バイデンもビットコインをむげには否定できない状況に陥りつつある(ビットコイン、いよいよ明日が本番、ドイツに続き米国も売却か? | 楽天ウォレット (rakuten-wallet.co.jp))。要すればビットコインが米大統領選を左右するイシューというか、米国経済(世界経済)を左右するコモディティになっているということである。

◎イーサリアムの現物ETHが7月初めにも最終承認の希望あり。

◎大規模金融機関がその商品ポートフォリオにビットコインを組み込むのはまだまだこれから。このブログの読者のみなさんがゆうちょに貯金するときに、窓口のおねえさんに「ビットコイン銘柄も組み込んだ債権に投資してみませんか」なんていわれる日が遠からずやってくるということである→うそですが、三菱UFJだの三井住友だのりそなだので、ポートフォリオの一部をビットコインETFにしましょう、という日は意外に早くやってくるかもしれん。アメリカのメガバンクでは実現間近と思います。

上記総合して、ビットコインが今日明日に60,000ドルから300,000ドルに上昇なるかというとそれは難しいし、上記のようつべお姉さんの言う通り、実はベアマーケットが始まってしまい30,000ドルに落ちてしまいました、という可能性も実はあったりするのですが、ぼくの見立てとしては、そう遠くない将来に200,000ドルくらいまではいくじゃね?と思います。

この記事を書いていて思うのが「マットグロッソに土地を買う」というお話です。

このお話は「浪曲笠戸丸」(Vol.171 「浪曲 笠戸丸&平野運平」 (ブラジル日和 : 2014年ゲスト・アーカイブ) (100nen.com.br))の中に出てきます。

笠戸丸。https://www.ndl.go.jp/brasil/data/R/G004/G004-0002r.html
 

 

なにわぶしです。

一昔前のホームドラマみたいなもので、三味線を弾きながら、浪曲師が語るなみだの物語に、聴衆もみんな涙して聞き入ったそうである。ぼくはラジオ版をPCで聞いたことしかないのですが、はっきりいって、へんなNHKの朝ドラとかよりよっぽどましかもしれん。

だって、日本の朝ドラとか、物語の半分は「よろしくお願いします」「ありがとうございます」「すみません」とご挨拶やぺこぺこしてる場面ばっかりで、見ているこっちも恐縮して首の筋が突っ張っちゃうんですよねー

「おひきとりくださいませ」
ぺこぺこしていないのもある。朝ドラじゃないけどhttps://www.youtube.com/watch?v=T_4cK1L89E8
 

 

マットグロッソというのは、ブラジルの内陸で、だれも到達することのできない秘境であり、熱帯病や寄生虫、猛獣が徘徊する恐ろしい瘴癘地であり、警察に追われた猟奇犯罪者とかが最後に逃げ込むような場所とされていました。

笠戸丸移民当時から戦後くらいまでは、移民の親子の間でこんな会話がささやかれていたものである。

息子から父へ「パパイ、こんなオンサが出るようなマッタに土地を買って、とてもファゼンダなんかできやしないよ」

現代国語に翻訳すると「お父さん、こんなピューマが出るような密林に土地を買って、とても農場なんかできやしないよ」

ところが、こんにちのマットグロッソ州は、ブラジルでも有数の農地面積を持ち、世界屈指の大豆生産地帯であるとともにブラジル最大の牧畜(放牧)地域となりました。

マットグロッソ州における大豆の収穫
http://www.agenciabrasil.gov.br/media/imagens/2009/03/28/1142RP2792.jpg/view
 

 

じっさい、みんな怖がって近寄りもしなかったマットグロッソの密林を、現在から見ればですが二束三文という価格で買った日本人移民その子孫が、現在は大農場のオーナーとして活躍しているというケースがいっぱいあるのです。

もちろん、その経過で伐採や栽培の試行錯誤、疫病などによる阿鼻叫喚の地獄も体験し、それを乗り越えたからこその成功です。

 

いま、ビットコインがこの阿鼻叫喚のフェイズに入っていると思うのです。

といって、ビットコインなんてコンピュータのボタンをぽちるだけですからねーマットグロッソに比べどれだけましか。

でも、阿鼻叫喚は阿鼻叫喚です。ぼくやみなさんのような戦後のもやしっ子にとっては、十分すぎるほど人生を狂わす危険を持っているということは覚悟した方がよいと思います。

マットグロッソに狂気の土地購入をした人が、大富豪となるまでには親子2代はかかったようです。

ビットコインはどのくらい大化けまでに時間がかかるか?確実な予測は立てられませんが、ふつーの人の資産構築に重要なキャピタルゲインをもたらすには、例えば2025年の10月までが一つの山場かな、とか思ったりしています。

最後に、投資は自己責任ですので、念のため申し添えます。

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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ビジネスジェットに見る主翼桁の「功罪」

ジェネラルアビエーション、すなわちエアラインや軍用機を除いた商業機(エアタクシーなど)や軽飛行機の世界での花形が、セスナのサイテーションをはじめとしたビジネスジェットです。

ジェネアビの最先端を切るビジネスジェットを見ていると、現在の航空技術の究極を見ることができ。マニアならずともなかなか面白い飛行機情報が得られると思います。

ビジネスジェットの生産にしのぎを削っている各社は、顧客に魅力的な飛行機を作るため最大限の努力を行っています。そこから、重要な特徴が見えてきました。

その名も「主翼」

特に「主翼のつなぎ目」が必殺技になっているらしい。

そもそも、ビジネスジェットの根本として「どれだけ快適に一定数の乗客を運べるか」があり。

エアラインみたいに、とにかく無数の乗客をすし詰めだ!文句があるなら地上の係員に言え!なんて通勤電車一歩手前とは一線を画した、空飛ぶ一流ホテルであり。中東の石油王とかが、トップモデルの彼女を乗せて、ほかほかのエスカルゴとひえひえのシャンペンなんかを飲み食いしながら優華に行幸するための飛行機であるビジネスジェットは、客室空間の快適さが売れ行きを左右すると言っても過言ではなく。

もちろん、石油王だの金持ちになればなるほどドケチになりますから、豪華さはロールスロイスでも、運航経費はかぶと虫より安いぞ!でないと見向きもしてくれません。

世界の名車かぶと虫
 

 

というわけで、ともかく「安くてリッチな」客室スペースが第一優先であり。この結果、「段ボール肉まん」ではない「本物の肉まん」というハイレベルの飛行機だぞ!という程度はすまず、顧客の要請によって「豚まん」「肉(牛)まん」、イスラム教徒だけどもそれほどではない顧客には「肉まんに見せかけた豚まん」みたいな飛行機を作る必要があるのでした。

ううむなんだかわからなくなってきたぞ?要するに、単発ピストンの2人乗り軽飛行機みたいに「ドアは閉めてもすきま風」とは真逆の世界という事はご理解いただけたと思います。

夏はそこそこ涼しいですが、冬は殺人的な寒さになるため、
ユニクロのももひきが必須です。
 

 

そんなビジネスジェットの旅とはどんなかなーというのが「PHENIX JET」という国際オペレータ―のホームページに乗っていたので、抜粋します。以下、

写真含め「https://www.phenixjet.com/jp/business-jet/」からの抜粋です。

◎機内を独り占め。ラグジュアリーで快適な旅を

ファーストクラスを超越したラグジュアリーな機内空間において、従来の民間便では味わえなかった快適な時間を過ごすことができ。機内で高速Wi-Fiを用いた動画視聴や電話も可能となっています。

フライトの最中には、客室乗務員が用意したベッドで眠ったり、シアタールームでゆっくりとくつろぐなど、友人や家族とも充実した時間を過ごすことができます。

 

 

◎お好きな料理をお選びください

お料理の種類からお酒の銘柄に至るまで、メニューはすべてお客様のご希望に沿ったものとなり。有名なシェフとも提携し、様々なお食事をお客様にお楽しみいただけます。

以上で引用終わり。

 

さて。

ここでプライベートジェットの設計者を悩ます重大な問題が出てきてしまいました。

スピードを出し、燃料消費を少なくするためには、なるべく胴体を細くしたい。

でも、細い胴体だと、胴体の直径をすべて使い切ってもお客さんが窮屈に感じてしまいます。

というわけで、エアバスよりは細いけれど、金持ちが窮屈に感じないくらいには太い、というところで妥協しなければならなかった。

しかし、今度は安全性の壁にぶつかり。

乗客がその辺の貧乏人だったら、墜落して4んじまったとしても、中国人に依頼して事故現場を埋めてもらうだけで済みますが、石油王だと、生命保険だなんだの、要すれば賠償で飛行機メーカーもたちまち破産なので、絶対に落ちない安全な飛行機を作らなければならない。

要すれば、十分な強度を持った主翼と、壊れないエンジンが必須となり。

エンジンについてはなかなかいいのがあるので、ここではあえて深堀する必要もありませんが、問題は主翼である。

初期のサイテーションの画像を見ると、このへんの胴体と主翼の結合など、天才的な、美しい処理がなされていることに気が付きます。

主翼と胴体の流れるような結合と、主翼直下の流れるような直線的な胴体に注目。
 

 

パイロットに親切な大型の風防
 

 

気になる室内はこんなかんじ
 

 

さて、セスナはサイテーション500で大ヒットを飛ばし。

でも、そのうち競合各社も肉薄してきたため、なんとか差別化を図りたくなり。

ここでセスナ社は悪魔のささやきを聞いてしまった。

それは

「居住スペースと主翼の主桁を分離すればいいじゃん」

航空を飛ぶビジネスジェットの居住空間は、与圧する必要があります。

というわけで、安全な与圧(安い与圧)のために、胴体断面は円形にしていた。

https://private-jet.aero/userfls/editor/large/826_cessna-citation-501-1.jpg
 

 

 

上の図を見るとわかる通り、主翼桁は胴体を貫通しており、実はその分居住スペースが少なくなることは避けられず。

 

しかし、ここで悪魔の声を聞いてしまったセスナ社。

サイテーションIIIシリーズを皮切りに、ぼこんと胴体の下に主翼桁を突き出した、なんともぶきっちょな飛行機になってしまいました。

https://www.aircharterservice.com.au/aircraft-guide/private/cessnaaircraftcompany-usa/cessnacitationx
 

 

 

主翼が胴体の下に飛び出し、ひねたネズミみたいになってしまったサイテーションX https://getoutlines.com/blueprints/17975/cessna-citation-x-blueprints
 

 

初期の小さなサイテーションは、隼や飛燕、零戦みたいな、空力的に洗練された繊細なデザインだったのに、大型化されるに従ってぶきっちょな腹の出たアヒルみたいになってしまったのが悔やまれます。

胴体と主翼のかねあいについては、他のメーカーも努力してはいた。

例えば、「ハンザジェット」

https://ameblo.jp/ae31x/entry-11457500211.html
 

 

前進翼にすることで、主翼桁を客席の後ろに持って行った。

特殊な主翼ながら、そのせいで事故になったとかいう話は聞きませんが、それでも胴体断面中央に主翼桁、というのはやはり居住性からしては不利だったらしく、胴体後部のエンジン、T型尾翼という特殊な配置がこの機以前、以後と広く採用されて特殊でなくなったのに比べて、前進翼はこの飛行機が最後になったらしい。

一方、最初から居住性なんてどうでもいいや、空力を優先しましょう、という潔いのもあり。

すみませんビジネスジェットではありませんが、「TU104」というのがあり。

https://www.airliners.net/photo/Aeroflot/Tupolev-TU-104A/0168122/L
 

 

主翼を胴体中央に突き刺したため、ものの見事に客席に段差が付き。主翼、アエロフロートマーク上の窓の配置に注目。

 

 

も一つ雑学。機首がガラス張りになっていますが、これは爆撃手ではなく、航法員のためののぞき窓です。

広大なソ連を網羅できるレーダー網がなかった当時、この窓から航法員が地図とにらめっこして進路を確認・計測していたらしい。

 

 

ビジネスジェットではこういう例はないの?ありません。

だって、小さなビジネスジェットでこれをやったら、客室がなくなっちゃいますよね。。。

さて、逆の意味で潔いのに「ホンダジェット」があり。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe/76/7/76_7_751/_pdf
 

 

こちらは、最初から主翼桁を胴体から出っ張った形で設計しており。

https://global.honda/jp/news/2014/c140628.html
 

 

カモノハシのように広がってくびれた機首や、それにしても出っ張りすぎじゃね?みたいな主翼と胴体の接合部など、どうも違和感を感じてしまうのはぼくだけでしょうか?エンジン配置などとともに、最新の空力設計、というのはわかるのですけど。。。

やっぱりサイテーションIみたいな、シンプルなのがいいなあ、と思っています。皆さんはいかがでしょうか。

https://aeromagazine.uol.com.br/artigo/cessna-500-citation-i-o-inicio-de-uma-era.html
 

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長