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ビットコイン:地獄から、トランプ再選による革命へ

2024年7月25日現在、ビットコインは6万4千ドルで低迷。6万ドルまで転落してしまうぞ!という分析も飛びかい、うああああ地獄だー!と、全財産をはたいて買ったビットコインの投げ売りをしようとしている人も多いと思います。

売るのはこの記事を見てからでも遅くないぞ!かくいうぼくも、今が最後の買い場じゃね?と思っています。

なぜか?この記事で解説します。

「外貨準備」というものがあり。「中央銀行あるいは中央政府等の金融当局が外貨を保有すること。保有量は外貨準備高(Wikipedia)」です。

要すれば、自国の通貨の信頼が得られなくなったとか、やばい時に引き出してピンチを乗り切るためのへそくりである。

みなさんが子供のころ、めんこ遊びで、やばい!取られるばっかりだ!仕方なく、とっておきのビー玉とめんこを交換して凌いだことがあると思います。ビー玉が外貨準備金ということである。

カラバッジョ「トランプ詐欺師」https://www.tabitobijutsukan.com/
 

 

「外貨」なので、大体ドルとかユーロ。日本政府はドル建てで発表しているが、内訳にはブラジルレアルやパラグアイのグアラニーもまじっているかもしれん。ドル建てで発表、というのは、世界で共通の尺度がドルを置いて他に無いからである。

お金は「価値尺度、流通手段、価値貯蔵の3機能を持つ(Wikipedia)」ことが必須であるため、国際経済・国際関係において「お金」と言えるのは「ドルしかない」ということなのですね。ブラジルのグアジャジャラ=インディオ保留地では通用しないけれど。

*インディオ保留地でも、外貨準備金としてのドルならウエルカム、ですが、話がループして収取がつかなくなるので、ここでは通用しない、と切って捨てておきます。

外貨準備がどれほど重要かは、最近の日本で浮き彫りになっています。

ここ数年異次元の円安が続き。1ドル160円に達したところで、日本政府はたまらず為替介入をして、円の下落を一時的かどうか、防ぎました。

為替介入というのは、ほかならぬビー玉によるめんこの購入、じゃなかった外貨準備でためていたドルを使って円を買い支えることにより、円のレートを上げるという恥ずかしい行いなのです。

Aldo Luongo 「Hawk with Wine and Cards」
https://www.1stdibs.com/art/paintings/figurative-paintings/aldo-luongo-aldo-luongo-oil-on-canvas-hawk-wine-cards-26-x-34/id-a_4232691/
 

 

本当は、日本の製品とか美術品でも高く売れて、その結果日本のお金の価値が上がる、というのがあるべき為替の姿なのですが、日本政府は、絶望的な「生涯現役」で老若男女をこき使い、疲れはてた日本人の「稼ぐ力」が減少して為替が安くなってしまったのを、日本国内への投資ではなく円を買うという姑息な手段でごまかしています。

80年代から90年代のブラジルと同じで、待っているのはハイパーインフレ。

*詳細はこちら→インフレ時代のブラジル

この記事の目的は日本政府をおちょくることでも、ハイパーインフレへの恐怖をあおることでもなく、ビットコインがいま世界経済に起こそうとしている革命についてなので、本題に戻ります。

外貨準備というものが各国の経済に如何に重要であるかはお分かりいただけたかと思います。

世界基軸通貨ドルを持つアメリカも同じであり、ちゃんと世界有数の外貨準備を持っています。

でも、問題は、どんな外貨でもドルに比べて信認が落ちてしまう、ということなのでした。ははは

例えば、日本政府が西側から断交され、外貨準備もドルやユーロはダメ、と言われてしまったときに、しゃあないブラジルレアルにするか、というのと同じなのである。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「ダイヤのエースを持ついかさま師」 https://www.tabitobijutsukan.com/
 

 

以前、アメリカはこの点について悩まずにすんでいた。むかしにはドルよりも信認の厚い通貨が存在していたからなのです。

えええ?ドルより強いお金なんてあったの?

ありました。それが「金(地金)」

1971年までは、金ドル本位制と言って、金と1オンス=35ドルの平価で交換可能だった。

なぜ以降は交換できなくなったかというと、世界大戦だのなんだので米国経済が大膨張し、発行されるドルの枚数・金額と交換できる量の金塊がなくなったためでした。ははは

その後、ドルは「兌換できないけれど信用できます」という呪文を世界中が信じて、信認を保っています。ふしぎだな

現在、アメリカが持っている世界有数の外貨準備高は、大体ユーロじゃね?実はほとんど人民元だったりして?この辺知っている人がいたら教えてください。

金地金 PIXABAY無料画像
 

 

さて、ビットコインです。

7月25日から27日にかけてアメリカで「BTCカンファレンス2024」が開催されることになっており。名だたる政治家だの企業家だのが参加するやばい会議ですが、トランプが登壇して、とある爆弾発言を行うという情報がリークされています。

その爆弾発言とは

「アメリカは連邦準備金としてビットコインを導入する」

*詳しくは、ルミス上院議員という人が中心となって「連邦準備制度理事会(FRB)が金や外貨を保有するのと同様に、戦略的準備資産としてビットコイン(BTC)を保有することを義務付ける法案(シンシア・ルミス上院議員、ビットコイン会議2024でBTC準備法案を発表へ:レポート – BeInCrypto Japan)」について発表するということらしい。

これまで、ビットコインとは犯罪者の使う怪しげな換金手段であり、各国政府はそんなの非合法だ!という姿勢が強かった。中国がマイニングや取引を禁止しているのが好例です。

ドイツとかは、ものすごくまじめに、犯罪者から押収したビットコインをとっとと法定通貨に変えようと売りさばき。最近のビットコイン下落をもたらしたりしました。

ところが「世界の警察アメリカ」が、よりによって「ビットコインを戦略的準備資産にしましょう」などというたわごとを言い出したのである。

そして、そのたわごとは、たわごとから世界の信認をえた新たな呪文として世界に広がっていくでしょう。日本とかの弱小国家は、たまらず外貨準備高の一部をビットコインに転換せざるをえないかもしれん。(弱小というのは、アメリカに比べた日本経済の規模のことです)。

押収したビットコインでも、二束三文でたたき売らざるを得なかったドイツと、ちゃっかり政府準備資産にしてしまうアメリカ。

まじめな奴が損をする世の中ですねえ。かわいそうなドイツ。

ドイツがくたばろうかどうなろうが、そんなことよりもっと重要なパラダイムシフトを、世界が経験しようとしています。

ビットコインが、ことと次第によっては金にとってかわる兌換資源(通貨とはあえて言いません)になるかもしれないのです。

増田誠「トランプ」 https://miraika-art.jp/buyingitem/a669/
 

 

2024年の初頭、ビットコインは米国の現物ETF承認により、それこそ怪しげな交換所ではなく、政府公認の主要金融機関で、法定通貨によって取引できるデジタルコモデティーに生まれ変わりました。

世界の人々が(今のところはアメリカやブラジルといった少数の国ですが)ETFを通じてビットコインに投資ができることになったのを、革命の第1段階とすることができると思っています。

トランプが再選し、本当にビットコインが政府準備金に組み込まれることとなれば、これはアメリカがビットコインを正式に認めた、組み込んだということであり、いくら中国が禁止しようが国際社会での兌換において重要な地位をビットコインが占めることになると理解します。これが革命の第2弾かつ決定打かもしれません。

もはや、政府や有識者も、ビットコイン反対のポジショントークは不可能になってしまうでしょう。

偽物ではない、本物の有識者の中で、邱永漢さんの他に豊島逸夫という人がおり。この人のようつべにちょっかいをかけたり(まじめな賞賛をしました)ので、ぼくのことを知っているとは思います。もしかしたらこの記事を読んでいるかしれん?

もし読んでいたら、豊島さんから見たビットコインは、これから有望な、大豆、石油、砂といった物をもしのぐ恐るべきコモディテイーになると思いませんでしょうか?ぼくも、ビットコインはとうてい金には及ばないと思っていますが、投資対象として今後決定的な重要性を獲得していくと思っています。

ではビットコインはいくらになるの?と突っ込んでくるせっかちなみなさん。今日明日に爆発的な上昇があるとは言いませんが、ぼくはブラジルのETFであるHASH11に、ビットコインが20万ドルを超えたら全額売る指値注文を毎月更新しています。

*投資は自己責任で

めんこ https://pansu.exblog.jp/20774181/
 

ではでは

Posted by 猫機長
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ビットコイン阿鼻叫喚:マットグロッソについて

2024年6月24日時点で、ビットコインが61,000ドル付近で推移しています。

今年初めの1月10日に現物ETFが承認されて、1月3日には42,844ドルだったビットコインは、3月13日には73,135ドルに上昇。このままいけば、いよいよ7月には90,000ドル、2024年中には150,000ドルへの上昇を開始か?とみんな大喜びで期待していたのですが。。。。

5月から6月に大暴落してしまいました。

 

一時は58,265ドル(5月1日)と、20%の暴落。

その後いったん持ち直しましたが、6月末現在で再び60,000ドル台に下がってしまいました。

世のコメンテーターとかは「わあああーダブルトップだもうだめだ落ちる一方だああー!」などと大騒ぎしています。

ビットコインチャートがダブルトップを形成。5万ドルまで下落する可能性も:テクニカル分析 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
 

 

現物ETF承認という未曽有の大革命で、順風満帆のはずのビットコインに何が起こったのか?

いろいろ指摘されており。

◎マウントゴックス。2014年の不正流出事件での被害85万BTC、金額にすれば470億円だの500億円だのについて、ついに債権者への返済が始まった。このことで、すさまじい数のビットコインが売りに出され、というか大量売りの懸念で暴落の引き金になった。

◎ドイツ政府が30億ドル分のビットコインを「オンライン海賊版グループ」から押収し、この販売を始めた

◎ドル円が160円を更新して上昇。ドル高でビットコインからの逃避が始まった

◎CPIや雇用指数などアメリカの主要経済指標が根強いインフレ圧力を示し、金利を下げることができない。リスクオフが今後も長期間継続する

などなど。

個人的には、リスクオフの話以外はどれもポイント的(一時的)な理由で、恐れるに足らずなのですが、世のユーチューバーとかでは「このままベアマーケット入りになるぞ」なんてのも複数おり。「こんなことをいう私は嫌いになっても、ビットコインのことは嫌いにならないで」なんて、どこかで聞いたことのあることをいうお姉ちゃんもいたりして。

お姉ちゃんの動画 https://www.youtube.com/watch?v=gAk1RuDldPs

 

 

W杯ブラジル対クロアチア「審判のことは嫌いになっても、日本のことは嫌いにならないで」W杯開幕戦、西村主審は誤審をしたのか?“大会第1戦”の意味とクロアチア監督が批判した理由 | フットボールチャンネル (footballchannel.jp)
 

 

そもそも、今回の「暴落」なんてへでもないよーん。

確かに6月だのは上記の通り20%の下落をきたしはした。

 

 

 

でも、2022年の16,452ドル(11月25日)に比べれば、なんと364%上昇していたのでした。ははは

 

 

というわけで、たかだか5月だの6月だのの推移だけで「ビットコインはもう終わりだー」とわめくのは早計だということである。

今後ビットコインはどうなるのか?

現在、どんなことが起きているのかというと

◎政府だの企業だのの大希望投資家(つまりクジラ)がこの数日というか数週間というかビットコインを売っている。

◎トランプはビットコイン支持を鮮明にしつつあり、バイデンもビットコインをむげには否定できない状況に陥りつつある(ビットコイン、いよいよ明日が本番、ドイツに続き米国も売却か? | 楽天ウォレット (rakuten-wallet.co.jp))。要すればビットコインが米大統領選を左右するイシューというか、米国経済(世界経済)を左右するコモディティになっているということである。

◎イーサリアムの現物ETHが7月初めにも最終承認の希望あり。

◎大規模金融機関がその商品ポートフォリオにビットコインを組み込むのはまだまだこれから。このブログの読者のみなさんがゆうちょに貯金するときに、窓口のおねえさんに「ビットコイン銘柄も組み込んだ債権に投資してみませんか」なんていわれる日が遠からずやってくるということである→うそですが、三菱UFJだの三井住友だのりそなだので、ポートフォリオの一部をビットコインETFにしましょう、という日は意外に早くやってくるかもしれん。アメリカのメガバンクでは実現間近と思います。

上記総合して、ビットコインが今日明日に60,000ドルから300,000ドルに上昇なるかというとそれは難しいし、上記のようつべお姉さんの言う通り、実はベアマーケットが始まってしまい30,000ドルに落ちてしまいました、という可能性も実はあったりするのですが、ぼくの見立てとしては、そう遠くない将来に200,000ドルくらいまではいくじゃね?と思います。

この記事を書いていて思うのが「マットグロッソに土地を買う」というお話です。

このお話は「浪曲笠戸丸」(Vol.171 「浪曲 笠戸丸&平野運平」 (ブラジル日和 : 2014年ゲスト・アーカイブ) (100nen.com.br))の中に出てきます。

笠戸丸。https://www.ndl.go.jp/brasil/data/R/G004/G004-0002r.html
 

 

なにわぶしです。

一昔前のホームドラマみたいなもので、三味線を弾きながら、浪曲師が語るなみだの物語に、聴衆もみんな涙して聞き入ったそうである。ぼくはラジオ版をPCで聞いたことしかないのですが、はっきりいって、へんなNHKの朝ドラとかよりよっぽどましかもしれん。

だって、日本の朝ドラとか、物語の半分は「よろしくお願いします」「ありがとうございます」「すみません」とご挨拶やぺこぺこしてる場面ばっかりで、見ているこっちも恐縮して首の筋が突っ張っちゃうんですよねー

「おひきとりくださいませ」
ぺこぺこしていないのもある。朝ドラじゃないけどhttps://www.youtube.com/watch?v=T_4cK1L89E8
 

 

マットグロッソというのは、ブラジルの内陸で、だれも到達することのできない秘境であり、熱帯病や寄生虫、猛獣が徘徊する恐ろしい瘴癘地であり、警察に追われた猟奇犯罪者とかが最後に逃げ込むような場所とされていました。

笠戸丸移民当時から戦後くらいまでは、移民の親子の間でこんな会話がささやかれていたものである。

息子から父へ「パパイ、こんなオンサが出るようなマッタに土地を買って、とてもファゼンダなんかできやしないよ」

現代国語に翻訳すると「お父さん、こんなピューマが出るような密林に土地を買って、とても農場なんかできやしないよ」

ところが、こんにちのマットグロッソ州は、ブラジルでも有数の農地面積を持ち、世界屈指の大豆生産地帯であるとともにブラジル最大の牧畜(放牧)地域となりました。

マットグロッソ州における大豆の収穫
http://www.agenciabrasil.gov.br/media/imagens/2009/03/28/1142RP2792.jpg/view
 

 

じっさい、みんな怖がって近寄りもしなかったマットグロッソの密林を、現在から見ればですが二束三文という価格で買った日本人移民その子孫が、現在は大農場のオーナーとして活躍しているというケースがいっぱいあるのです。

もちろん、その経過で伐採や栽培の試行錯誤、疫病などによる阿鼻叫喚の地獄も体験し、それを乗り越えたからこその成功です。

 

いま、ビットコインがこの阿鼻叫喚のフェイズに入っていると思うのです。

といって、ビットコインなんてコンピュータのボタンをぽちるだけですからねーマットグロッソに比べどれだけましか。

でも、阿鼻叫喚は阿鼻叫喚です。ぼくやみなさんのような戦後のもやしっ子にとっては、十分すぎるほど人生を狂わす危険を持っているということは覚悟した方がよいと思います。

マットグロッソに狂気の土地購入をした人が、大富豪となるまでには親子2代はかかったようです。

ビットコインはどのくらい大化けまでに時間がかかるか?確実な予測は立てられませんが、ふつーの人の資産構築に重要なキャピタルゲインをもたらすには、例えば2025年の10月までが一つの山場かな、とか思ったりしています。

最後に、投資は自己責任ですので、念のため申し添えます。

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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ビジネスジェットに見る主翼桁の「功罪」

ジェネラルアビエーション、すなわちエアラインや軍用機を除いた商業機(エアタクシーなど)や軽飛行機の世界での花形が、セスナのサイテーションをはじめとしたビジネスジェットです。

ジェネアビの最先端を切るビジネスジェットを見ていると、現在の航空技術の究極を見ることができ。マニアならずともなかなか面白い飛行機情報が得られると思います。

ビジネスジェットの生産にしのぎを削っている各社は、顧客に魅力的な飛行機を作るため最大限の努力を行っています。そこから、重要な特徴が見えてきました。

その名も「主翼」

特に「主翼のつなぎ目」が必殺技になっているらしい。

そもそも、ビジネスジェットの根本として「どれだけ快適に一定数の乗客を運べるか」があり。

エアラインみたいに、とにかく無数の乗客をすし詰めだ!文句があるなら地上の係員に言え!なんて通勤電車一歩手前とは一線を画した、空飛ぶ一流ホテルであり。中東の石油王とかが、トップモデルの彼女を乗せて、ほかほかのエスカルゴとひえひえのシャンペンなんかを飲み食いしながら優華に行幸するための飛行機であるビジネスジェットは、客室空間の快適さが売れ行きを左右すると言っても過言ではなく。

もちろん、石油王だの金持ちになればなるほどドケチになりますから、豪華さはロールスロイスでも、運航経費はかぶと虫より安いぞ!でないと見向きもしてくれません。

世界の名車かぶと虫
 

 

というわけで、ともかく「安くてリッチな」客室スペースが第一優先であり。この結果、「段ボール肉まん」ではない「本物の肉まん」というハイレベルの飛行機だぞ!という程度はすまず、顧客の要請によって「豚まん」「肉(牛)まん」、イスラム教徒だけどもそれほどではない顧客には「肉まんに見せかけた豚まん」みたいな飛行機を作る必要があるのでした。

ううむなんだかわからなくなってきたぞ?要するに、単発ピストンの2人乗り軽飛行機みたいに「ドアは閉めてもすきま風」とは真逆の世界という事はご理解いただけたと思います。

夏はそこそこ涼しいですが、冬は殺人的な寒さになるため、
ユニクロのももひきが必須です。
 

 

そんなビジネスジェットの旅とはどんなかなーというのが「PHENIX JET」という国際オペレータ―のホームページに乗っていたので、抜粋します。以下、

写真含め「https://www.phenixjet.com/jp/business-jet/」からの抜粋です。

◎機内を独り占め。ラグジュアリーで快適な旅を

ファーストクラスを超越したラグジュアリーな機内空間において、従来の民間便では味わえなかった快適な時間を過ごすことができ。機内で高速Wi-Fiを用いた動画視聴や電話も可能となっています。

フライトの最中には、客室乗務員が用意したベッドで眠ったり、シアタールームでゆっくりとくつろぐなど、友人や家族とも充実した時間を過ごすことができます。

 

 

◎お好きな料理をお選びください

お料理の種類からお酒の銘柄に至るまで、メニューはすべてお客様のご希望に沿ったものとなり。有名なシェフとも提携し、様々なお食事をお客様にお楽しみいただけます。

以上で引用終わり。

 

さて。

ここでプライベートジェットの設計者を悩ます重大な問題が出てきてしまいました。

スピードを出し、燃料消費を少なくするためには、なるべく胴体を細くしたい。

でも、細い胴体だと、胴体の直径をすべて使い切ってもお客さんが窮屈に感じてしまいます。

というわけで、エアバスよりは細いけれど、金持ちが窮屈に感じないくらいには太い、というところで妥協しなければならなかった。

しかし、今度は安全性の壁にぶつかり。

乗客がその辺の貧乏人だったら、墜落して4んじまったとしても、中国人に依頼して事故現場を埋めてもらうだけで済みますが、石油王だと、生命保険だなんだの、要すれば賠償で飛行機メーカーもたちまち破産なので、絶対に落ちない安全な飛行機を作らなければならない。

要すれば、十分な強度を持った主翼と、壊れないエンジンが必須となり。

エンジンについてはなかなかいいのがあるので、ここではあえて深堀する必要もありませんが、問題は主翼である。

初期のサイテーションの画像を見ると、このへんの胴体と主翼の結合など、天才的な、美しい処理がなされていることに気が付きます。

主翼と胴体の流れるような結合と、主翼直下の流れるような直線的な胴体に注目。
 

 

パイロットに親切な大型の風防
 

 

気になる室内はこんなかんじ
 

 

さて、セスナはサイテーション500で大ヒットを飛ばし。

でも、そのうち競合各社も肉薄してきたため、なんとか差別化を図りたくなり。

ここでセスナ社は悪魔のささやきを聞いてしまった。

それは

「居住スペースと主翼の主桁を分離すればいいじゃん」

航空を飛ぶビジネスジェットの居住空間は、与圧する必要があります。

というわけで、安全な与圧(安い与圧)のために、胴体断面は円形にしていた。

https://private-jet.aero/userfls/editor/large/826_cessna-citation-501-1.jpg
 

 

 

上の図を見るとわかる通り、主翼桁は胴体を貫通しており、実はその分居住スペースが少なくなることは避けられず。

 

しかし、ここで悪魔の声を聞いてしまったセスナ社。

サイテーションIIIシリーズを皮切りに、ぼこんと胴体の下に主翼桁を突き出した、なんともぶきっちょな飛行機になってしまいました。

https://www.aircharterservice.com.au/aircraft-guide/private/cessnaaircraftcompany-usa/cessnacitationx
 

 

 

主翼が胴体の下に飛び出し、ひねたネズミみたいになってしまったサイテーションX https://getoutlines.com/blueprints/17975/cessna-citation-x-blueprints
 

 

初期の小さなサイテーションは、隼や飛燕、零戦みたいな、空力的に洗練された繊細なデザインだったのに、大型化されるに従ってぶきっちょな腹の出たアヒルみたいになってしまったのが悔やまれます。

胴体と主翼のかねあいについては、他のメーカーも努力してはいた。

例えば、「ハンザジェット」

https://ameblo.jp/ae31x/entry-11457500211.html
 

 

前進翼にすることで、主翼桁を客席の後ろに持って行った。

特殊な主翼ながら、そのせいで事故になったとかいう話は聞きませんが、それでも胴体断面中央に主翼桁、というのはやはり居住性からしては不利だったらしく、胴体後部のエンジン、T型尾翼という特殊な配置がこの機以前、以後と広く採用されて特殊でなくなったのに比べて、前進翼はこの飛行機が最後になったらしい。

一方、最初から居住性なんてどうでもいいや、空力を優先しましょう、という潔いのもあり。

すみませんビジネスジェットではありませんが、「TU104」というのがあり。

https://www.airliners.net/photo/Aeroflot/Tupolev-TU-104A/0168122/L
 

 

主翼を胴体中央に突き刺したため、ものの見事に客席に段差が付き。主翼、アエロフロートマーク上の窓の配置に注目。

 

 

も一つ雑学。機首がガラス張りになっていますが、これは爆撃手ではなく、航法員のためののぞき窓です。

広大なソ連を網羅できるレーダー網がなかった当時、この窓から航法員が地図とにらめっこして進路を確認・計測していたらしい。

 

 

ビジネスジェットではこういう例はないの?ありません。

だって、小さなビジネスジェットでこれをやったら、客室がなくなっちゃいますよね。。。

さて、逆の意味で潔いのに「ホンダジェット」があり。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe/76/7/76_7_751/_pdf
 

 

こちらは、最初から主翼桁を胴体から出っ張った形で設計しており。

https://global.honda/jp/news/2014/c140628.html
 

 

カモノハシのように広がってくびれた機首や、それにしても出っ張りすぎじゃね?みたいな主翼と胴体の接合部など、どうも違和感を感じてしまうのはぼくだけでしょうか?エンジン配置などとともに、最新の空力設計、というのはわかるのですけど。。。

やっぱりサイテーションIみたいな、シンプルなのがいいなあ、と思っています。皆さんはいかがでしょうか。

https://aeromagazine.uol.com.br/artigo/cessna-500-citation-i-o-inicio-de-uma-era.html
 

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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武道と武術

武道と武術

 

世の少年たちが追い求めてやまない願望に「強くなりたい」というのがあり。

「ドラゴンボール」が世界のベストセラーになったことでも明らかと思います。

スーパーサイヤ人

 

 

もとは野獣だった人間が、生存を賭してはぐくんだ闘争本能は、理性的な「ヒト」に進化した今日でも、体の奥底に生き続けているのだと思います。

そんなわけで、興味の度合いには個人差はあるけれど、男の子ならみんな大好きなのが「格闘技」

ほんとうに道を究めて「カンフーマスター」とかになるのもいますが、だいたいはマンガや映画で満足、というのが多いようです。

クソガキだと、街角で本当に殴り合いのケンカをし、長じてはヤクザにケンカを売って叩きのめすことを生きがいにするなんて言うゆがんだ成長をするのもいることはいる。

もっと育ちのいいのは、スポーツなどで「強さ」を競います。中間が空手だの剣道だのと言った武道系かもしれん。

いずれにしても、剣山を腹に仕込んでおいて、相手のパンチを食らったときに、こっちも血へどを吐いてうずくまるが、相手もこぶしに剣山が突き刺さって絶叫だ!という世界から、防具で保護された部位を、竹刀による冴えた打突で、撃たれても痛くない、という世界に変ってきました。

剣山 https://item.rakuten.co.jp/kensaku-shop/ntf10169/?iasid=07rpp_10095___et-lqo9k1l3-cj-5d08ca62-9a11-4b40-b3dd-eb0ef07c77b8

 

 

人間が野獣からヒトに変わっていくに従い、「勝つとは何か」という、求めるものも変わってくるのである。

石器時代とか、マントヒヒやハイエナと食料の奪い合いをしていたころは、猫が蛇をやっつけるのと同じように、本能そのままの格闘だった。その目的も、物理的に敵を叩きのめすという事以上でも以下でもなく。

猫と蛇の戦い。https://www.youtube.com/watch?v=LnWxQ4wZMvs

 

火や道具の発明で、動物に対して絶対的な優位を勝ちとった人間ですが、今度は人間同士で格闘が始まってしまい。

カラリパヤットとか、クラビークラボンとか、世界で「格闘に勝つための技術」が発達しましたが、結局は「史を歴する国」中国で、こうした技術が記録され、伝授されながら「中国武術」として世界に類を見ない発展をしました。

こうした武術は、戦時では合戦を生き伸びるため、平時では護身の術として活用され、すさまじい数の流派が生まれ。

ところが、その辺の女子供がピストルで5メートル先の警察官を射殺する世の中(ブラジルの貧民街)になると、武術の有用性も薄れてしまい。

現在では、少林寺など、文化遺産として継承していく人たちを除いて世界の表舞台からは消えていく傾向にあり。

変わって柔道だのがオリンピック種目になったりしています。

柔道がストリートファイトで最強だからというのではなくて、柔道の持つ「闘争を和合に変える」部分が、闘争ではない心身の鍛錬として、現代にマッチしていることから受け入れられたのだと理解しています。

剣道の場合は、オリンピック種目への指向はしていません。ポイント制の身体技能競技ではなくて、武士道の探索を主目的としているからです。

中国功夫と日本の達人の対話。映画 Fearless(SPIRIT)

 

 

 

すごく偉そうかつ抽象的になってしまった。

全剣連から理念を借用すると

「剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である」

いよいよあやふやだぞ?

「心構え」に行くと

「心身を錬磨して旺盛なる気力を養い

剣道の特性を通じて礼節をとうとび

信義を重んじ誠を尽して

常に自己の修養に努め

以って国家社会を愛して

広く人類の平和繁栄に

寄与せんとするものである」

「国家社会を愛して人類の平和繁栄」は右翼、GHQや共産党といったセクトに対する言い訳なのでここでは掘り下げませんが、その上の「旺盛なる気力、礼節、信義、修養」はまさに剣道のみならず武道の本質を文章化した部分と理解しています。

武術の話から武道に進化してきました。

進化、というのは、武道が「敵を倒すための技術から、自己修養の道に変化した」ことをさしています。

要すれば、武道なんてのは瞑想と同じである。「動き禅」といって、このブログの読者のみなさん(作者のぼくも含めて)のようなクソガキたちが、竹刀をぶんぶんふりまわすお遊戯をやっているうちに、いつか体育から精神の鍛錬に移っていく、というすごいところがあり、これが海外でなかなか剣道が人気の理由と思います。

武術は人殺しの技術である。

この差を雄弁に物語るのに、映画「バース・オブ・ザ・ドラゴン」の1シーンがあります。

ブルース・リーの伝記映画で、アメリカの空手大会に乱入してチャンピオンと対決する、という場面があり。

以下の動画の33:39あたりから35:20あたりに、武術(カンフー)と武道(空手)の差が見事に表れています。

映画としての脚色はあるのでしょうが、この映画を作った人は、武道と武術の差を知り尽くしている人と思います。

画像で解説します。動画もご覧ください。

出典はhttps://www.youtube.com/watch?v=vbcbMr24HWE

さて、両者構え合ったのが下の画像。

 

 

空手家が正拳突きを食らわしたところ、猫みたいにひらりと横にかわし。

 

 

後ろからパンチをくらわしたのでした。ははは

 

 

後ろからの正々堂々!パンチをもうひとつ。

 

動画では、相手の正面を突いている技もありますが、ご覧いただければ、だいたいが空手家がまっすく入ってくるものを、「ちょうしゅ(聴手)」でからみついて、斜めから横から後ろから急所を狙っていることがわかります。

映画なので爽やかに終わっていますが、実際の格闘だったら、空手家は目をつぶされ、喉笛をつぶされ、手足の関節をへし折られ、き◎たまを蹴り上げられ、断末魔にうめいていることでしょう。

武術は護身術です。相手の動きを外し、横から急所を狙うのが最も効果的であり、その通り実践したのがこの動画でした。

武道の方はどうかというと、下の動画のように、中心から攻め合い、クリンチになったら離れる。横や後ろからの攻撃はしない。

武術でクリンチになったら、あっとうまに目玉やき◎たまをつぶされちゃうので、そもそもクリンチにはならないと思います。武道の方は自然に間合いが詰まってクリンチになり、自然に間合いを切って戻っています。

 

 

この辺で結論です。

武道の場合は、真っ向中心から攻めあって、修練の度合いが高い方が勝つ。打って感謝、打たれて感謝の世界です。

*感謝というのは、勝っても負けても、自らの修練の度合い、上達しているところ、未熟なところ、思わぬ盲点など、対戦相手に教えてもらえるからです。

武術の場合は、感謝なんてゆうちょうなことを言っている暇はなく。

勝負が終わったときには、自分は茫然と立っており、地面には目だまを飛び出させた相手が断末魔でのたうち回っている、という世界です。

こう書くと、いかにも武道の方が上みたいですが、武道は武術から武徳の修養を抽出したエッセンス版であり、武術は武道も含む要素が詰まった複合版と言えます。

だから、本物の功夫であれば、武道家が相手であれば武道としての中国武術を駆使できるものであり。上記の映画のような行いは「己の未熟さを観衆にさらけ出している」ことになるでしょう。

このへんが、中国の奥深いところであり、日本が学ぶべきところかと考えます。

古来より、中華帝国は漢、唐、宋、明と、東洋に向けては仁義礼智の模範となり、西域にあっては東洋文明の防波堤となり、北には長城を持って農耕文化を守り抜き。

元や清と、異民族に征服されたと見えても、漢人の徳と知性は、いつしかこれら異民族を漢化して、かえって中華文明の威光を世界に示しました。

しかし、清末に至り、上は皇帝から下は貧民に至るまで風紀の乱れ、精神の汚濁はすさまじく、西洋列強の半植民地になりはて。

これを漢の武帝、明の永楽帝他賢帝が見たらどう思うでしょうか。

現在では、共産主義の美名のもと、マルクスの描いたものとは全く異なった恐怖政治の人権蹂躙による「東亜の病人」になりはて。

幸い、台湾が中華の伝統を守り続けており。東亜の師としての中華はまだ生き続けています。

大陸が、いつか解放されて、中華の輝きを取り戻すことを願っています。

 

中国の徳を日本が仁に発展させたことについてはこちら

精神と知能

 

東亜の徳性、日本の魂が西洋を驚かせたことについてはこちら

日本刀の実用性

日本美術と西洋美術

 

中国おそるべし→孫氏

ではでは

 

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遂に来た米国スポットETF:ビットコインの大革命はじまる

いやいや2021年の5月に初めて言及してから2年半、ついに2024年1月10日、米国で現物ETFの承認となりました。

当時から、一時はETFどころかビットコインそのものがオワコンだ!となりかかったものが、2024年1月1日時点では最高値から見て半額ちょっとまで回復。それでも1万6千ドルの最低値当時に投資を始めた子供たちから見れば、「倍増だあああー!」と大騒ぎになっています。

いやいやいかに世の人々が、目の前の短期的な推移に攪乱されているかという事ですねー

パブリックドメイン

 

 

しかし、そんなスポット的な変動も、ブロックチェーンの構造的な発展から見れば小さなものだったと気づくときがくる。

その構造的な大変動のもっとも巨大なものが、今回の現物ETFの承認と理解しています。

かくいうぼくも、保有している現物ビットコインETFが、購入してから2年半で爆下がりするばかりで、もうだめだー!と流されていた一人です。

あれ?この記事の最初で①「ついに今年の1月10日に現物ETF承認になった」って書かなかった?なのに②「現物ETF購入して2年半で爆下がり」っていいうのはありえないんじゃね?

突っ込みを入れてくれたみなさんありがとう。ここが、今日の記事の核心です。

そして、この核心に気づけた人は、今後の現物ETFで大成功するための重要な情報を手に入れることができる人だと、信じています。

さて。

①と②は、全然齟齬はありません。逆に、②があるからこそ①について理解ができるという事を説明します。

種明かしをすると。。。。

①「米国の」現物ビットコインETF。2024年1月10日承認

②「ブラジルの」現物ビットコインETF。2021年4月時点で承認。

ブラジル以外にも、カナダやドイツでこれまで現物ビットコインETFは承認済みであり。別に米国が世界で初めてではないという事に注目。

つまり、ブラジルだのドイツなどの先行事例に投資していた人たちは、現物ビットコインの具体的なからくりがどうであるかを、実体験として知る事ができているのである。

しかし、重要なポイントとして、世界経済のなかで、ブラジルだのカナダだのドイツだのを合わせても、アメリカの現物ビットコインETFの規模には遠く及ばないというのがあります。

米国市場(とそして連動する世界市場)を動かすことによって、はじめて現物ビットコインETFは個人投資家含む世界の投資家が参加する超巨大市場を形成するのである。

イメージ的にはこんなかんじですかねー

◎ブラジルやカナダ、ドイツなど→すべてあわせれば琵琶湖くらいにはなるかも。

◎アメリカ→一国で太平洋、大西洋、地中海もろもろの海を合わせたくらいの巨大さ。

つまり、アメリカでの現物ビットコインETF出現により、ビットコインは一部のマニアによる代替通貨ごっこから、石油や鉄鋼、金も真っ青となる巨大コモディティ資産へ大転換を遂げることになった。

パブリックドメイン

 

 

この大異変(大転換)の根底となるファクターが「ビットコイン取引の大衆化」です。

ETF出現前のビットコインへの投資と言えば、「現物を直接買って、自己責任で保管する」という、著しく困難で危険性の高い、一部の人々にしか手の届かないものであった。

ビットコインを買うためには、まずは「仮想通貨取引所」というところを通じて口座から「ウオレット」へと移転して保存し。

このウオレットつまり日本語では財布ですが、金庫のような物理的なものではなく、まさに「暗号」のかたちでホットあるいはコールドウオレットに保管しなければならない。

ここで、ビットコイン爆上げだ!利確だぜ!の場合は、今度はウオレットから取引所へ送金し、換金しなければならない。

ここまで読んで、なんのこっちゃ?ちんぷんかんぷん?という人が大多数と思います。

でも、ちんぷんかんぷんではすまないのです。。。

ビットコインの直接売買に使われる「うたい文句」は「政府の管理、中央集権を離れた自由な取引」ですが、それが現実に何を意味するかは「個人対ビットコイン取引所という限りなく力関係が不均衡な契約」なのである。

「ビットコインについては、警察はじめ国家権力は管理していません」という世界なとうことであれば、いかに正式登録した取引所と言えど、「作為または不作為の不手際」をしでかした際、対決し解決するにはあなた個人の独力しか頼るものがありません。警察など国家権力が、あなた個人の為にどれだけ力になってくれるか、また、力になるための「事件性」をどこまで真面目に追及してくれるかは疑問です。

要するに、よほど事情に精通した投資家でない限り、個人による直接のビットコイン購入では、個人に覆いかぶさるリスクが大きすぎるのである。

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ETFであれば、ブラックロックだのフィデリティだの、要すれば三菱みたいな誰でも安心のマンモス金融機関に口座を開けて「ビットコイン現物の値動きをターゲットとしたETFを購入」するだけですから、換金もウオレットもへったくれもなく。証券会社で行う法定通貨の金融資産として、誰でもふつーに投資することができます。投資家と銀行(証券会社)の契約であり、取引所など外部との交渉のリスクが存在すれば、それは銀行(証券会社)が負ってくれる。銀行(証券会社)は個人とは桁外れ、取引所も圧倒する交渉基盤を持っている。国家権力も銀行はつぶしませんからねー

これを世界の大規模機関投資家が先取りして大規模投資を敢行中。。。。というような話題は今日の本題からは外れるのでここでは書きませんが、要すれば、今回の米国現物ETF承認で、直接取引所(交換業者)に口座を開設して入金するしかなかった時代でのリスク、つまり、取引所がハッキングされるだの以前に、投資家が個人で所有するコールドウオレットつまりインターネット環境から切り離した専用デパイスや、紙に印刷するペーパーウオレットが、紛失や盗難という危険や、紙の場合、コーヒーこぼしちゃった!などなくても自然な劣化で秘密鍵が読み取れなくなり、その時点で永久に投資がパーになったり、ハードウオレット等の秘密鍵を念失、紛失し、やはりその時点で永遠に投資がパーになるという危険から解放されたという事である。

左がハードウエアウオレットの一例https://hardwarewallet.jp/

右はペーパーウオレットの一例https://payment-revolution.net/pepar.html

 

 
ETFの承認によってこうしたリスクから解放された世界の投資家によって、ビットコインというコモディティが投資イシューとして大躍進する基礎が整った。

ぼくはブラジルで現物ETF「HASH11」を保有していますが、S&P500のETFみたいなかんじでお手軽に値動きを確認し、さらにお手軽にSantander証券を通じで購入、売買できるという事を事実として体験することにより、上記の「仮想通貨直接購入リスク」が全く無縁の世界もあるぞ!ということを具体的な現実としてこの記事に提示することができています。

HASH11。実はBTC80%、ETH20%のバスケット型です。

 

 
こうした実体験から、現物ETFは、本物のコモディティETF、しかも未曽有のコモディティETFであるということを確信できています。

*念のため。あくまで情報提供です。投資の判断は皆様の自己判断、自己責任でお願いします。

もちろん、「ファクト売り」で、いったんビットコイン価格は半減すると思います。そこから、半減期などのいいわけじゃなかった材料を織り込み、少しづつ、最後は雪崩のように怒涛の爆上げが2025年くらいまでに起こることを期待しています。

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 ではでは

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アルマダの戦いにみるビットコインのゆくえ

いやいやビットコインが上昇して、投資家のみなさんが狂乱していますが、はたしてそのゆくえは?というところを、恐ろしい史実をもとにひも解くことを試みます。

今回取り上げるのは、「アルマダの戦い」

1588年の7月末から9月末にかけて起きたイギリスとスペインの間の一連の海戦であり、世界の覇権を競った両国のパワーバランス転換を物語る画期的な出来事でした。

パブリックドメイン

 

 

といっても日本人のみなさんにはピンとこないですよねー

日米の太平洋決戦すなわち珊瑚海、南太平洋、ミッドウエー、マリアナなどで起きた一連の決戦が、英仏海峡の要所である、プリマス沖、ポートランド沖、ワイト島沖、グラヴリンヌ沖で起きた、というふうに書けばちょっとはわかりやすいでしょうか。

当時は空母や飛行機なんてないので、ガレー船、ガレアス船やガレオン船、すなわち海賊映画に出てくるみたいな船。

英国に至ってはドレークという正真正銘の海賊がハワードという貴族と一緒に総指揮をとっていました。山口組の組長と警視総監が一緒になって駐車違反の一斉摘発だ!みたいな感じだったらしい。

英国側227隻、スペインは「無敵艦隊」130隻で対決。なんか数量では英国が圧倒していますが、小さなのが多いとか、格という面では同等だったらしい。

結果から先にってしまうと、以下Wikipediaからの引用の通りで

イギリス
戦死50–100人
戦傷400人戦病死:
数千人
スペイン:
戦死600人以上
戦傷800人
捕虜397人
遭難と戦病死:
死者20,000人

 

 

英国側の圧勝でした。

イギリス側はおおむねガレオン船で構成。画像は「トライアンフ」

Triumph 1562 001

 

 

スペイン側で本国に帰還できたのは67隻と半減してしまったのに対し、イギリスは1隻も失なわず。

どうやってイギリス艦隊はスペインの「無敵艦隊」を壊滅させたのか?

イギリス人のいつものやり方で、開戦前に情報を収集し、画期的なイノベーションを駆使して優勢な敵をやっつけた。

突然第2次大戦を引用しますが、例えば「英国の戦い」では、当時まだビットコインもびっくりの、得体のしれない新発明であったレーダーを国土の要所に設置し。ドイツ爆撃隊の進路を事前に察知して効果的に戦闘機隊を展開しましたが、アルマダの海戦でも、ぱっと見は優勢な無敵艦隊の弱点を事前に見抜いてボコりまくり、見事勝利を手にしました。

 

 

Early warning

英国の戦いにおける早期警戒体制

 

 

勝利のポイントは。。。。

◎「帆の最大活用」:当時の軍艦と言えば、ガレー船といって何十人もの人が漕ぐというやつが主体だった。レパント沖の海戦等の前例において、波の穏やかな地中海でガレー船による機動の威力を身に染みて知っていたスペイン人たちが、オール(櫂)でこぐことができない、風まかせの船なんて。。。と思うのも自然と考えます。

レパント海戦当時スペインのガレー船の一例。

https://infographics90.com/en/how_they_use/galley-warship

 

 

がレー船を発展させたガレアス船。

https://thehistorymanatlarge.blogspot.com/2011/04/16th-century-galleass-of-spanish-armada.html

 

 

しかし、イギリスの方は、当時の高等先端技術であった「帆」をうまく使えば、ガレー船よりもきびきびうごけるぞ!という手ごたえを得ており。大航海時代のナウ(キャラック)船を発展させた、大砲多数積載かつ帆走に適したガレオン船を投入しました。

なんとなく、ノモンハンや中国上空での経験から格闘戦至上に凝り固まってしまった日本と、よりどりみどりの強力なエンジンを裏付けにした一撃離脱を導入できたアメリカみたいな感じですねー

ここでの強力なエンジンが「風」なのでした。

地中海と違って、英物海峡は海峡ですが外洋であり、波も荒ければ烈風もすさんでおり。

言い換えれば、この烈風を受け切り、使いこなす装置があれば、それだけでも相当な優位に立てたということである。

その装置が「帆船」。

実はスペイン側もうすうす気づいており。「漕ぎ手の上層部に大砲を配置した帆船とガレー船の混合型ガレアス船を導入(Wikipedia)」して艦隊の主力にはしたのですが、どっちつかず、欲張りすぎの設計では防弾設備が皆無となりグラマンに撃墜され、じゃなかった、ともかく実戦では重心のすわりが悪く荒波で安定できないなどが露呈し、成功できなかったらしい。

速度、航続距離、格闘性能など欲張りすぎた零戦。傑作機ではあるのですけど。。。。

https://i.ytimg.com/vi/xoop9o9nUIM/sddefault.jpg

 

 

◎大砲の活用:この当時の常識と言えば、ともかく船体を敵船にぶちあて、どわわわーと水兵が敵船に躍り込みチャンバラで勝敗を決するという、要すれば元寇の時に鎌倉武士が小舟で元の軍船に押し寄せていったのとあまり変わりがなかった。ただそのためには、敵艦が逃げないように停止させる必要があり、「数発で敵船の動きを止めて従来の接舷斬り込み戦法に持ち込むための、重量の大きい砲弾を放つ、威力は強いが短射程のカノン砲や全カルバリン砲が多用されていた。また、接舷切り込み直前の接近戦で人員殺傷を狙うため、ペリエール砲以下の軽砲が搭載砲約2,500門の3分の2を占めていた(Wikipedia)」

英国側は、「大砲の95パーセントが、軽量弾を放つ長射程の半カルバリン砲で、砲戦で終始主導権を握る展開へとつながった(Wikipedia)」とあり。

カルバリン砲。徳川方が大阪冬の陣で使ったらしい。

https://ameblo.jp/dodongo-neroga/entry-12687429792.html

 

 

要すれば、刀をぶんぶんふりまわす侍を、ストリートチルドレンが4メートル先からピストルで撃ち56すみたいな感じだったらしい。

インディジョーンズでも似たようなシーンがありました

 

 

ここまで書けばもう明らかですが、要すれば、英国は「相手の間合いより遠くから火砲でやっつける」という、現代では常識ですが、当時ではまだわからなかったかも?という法則を見事に導きだし、実行しました。当たり前すぎて法則と言えないかもしれませんが。

この結果、イギリス側は無傷で生き延び。

一方でスペイン側には130-67=63隻という甚大な撃沈被害を与えた。。。。のでは、全然なかったのでした。

実は、撃沈されたのはたったの11隻にすぎず。

両艦隊は、プリマスあたりからダンケルクに抜ける英仏海峡を連戦し。

Routes_of_the_Spanish_Armada.gif (415×756) (wikimedia.org)

 

 

確かに、グラヴリンヌ沖(Gravelines)に差し掛かるころにはスペイン側は11隻がやられ、劣勢になってはいた。

しかし、勝敗を決したのは、人知を超える大自然の猛威だったのである。

上記の図を見れば、グラブリンヌから折り返してポートランドまで帰ろうか、というのが自然と思います。

たしかにイギリスが通せんぼするでしょうが、この時点ではイギリスもスペインも相当に弾薬を消費しており。イギリスが肉弾戦を避ける以上、組まずほぐれずで、スペインまで帰れるんじゃね?

と思ったら、海流や風向きの問題があり。

結局、イギリスの北をぐるっと迂回していくしかなくなってしまったのでした。

「悲惨な運命が待っていた。無敵艦隊の航海士たちはアイルランド周辺の海岸線についてまったく無知であり、多くの船がここで難破して沈没し、上陸した乗組員たちも土着民やイングランド兵によって虐殺された。

溺死や餓死、そして虐殺された犠牲者は戦闘によるものよりもはるかに多く、スペイン無敵艦隊の半数だけがスペインに帰還できた(Wikipedia)」

結局、スペイン側の損害のうち、実に54隻が難波だのなんだので、戦闘による喪失ではなかったのでした。

Routes_of_the_Spanish_Armada.gif (415×756) (wikimedia.org)

アルマダ壊滅の現実。

 

 

確かに、英国はクレバーにイノベーションを導入し、スペインを撃破。海戦における損傷でスペイン側の難波が増大したのは事実だが、じかし趨勢を決したのは、決して人間のこそくなちまちました努力なのではなく、荒々しい外洋の疾風怒濤という、人間ではコントロールできない恐るべき神の配剤によるものであったということに配慮すべきと思います。

さて、ビットコインですが、最近やれ上がっただの下がっただの、今後はいつ4万ドルだ、それにはデッドクロスだのなんだのというテクニカル分析華やかなりですが、本当の値動きは、米国スポットETFが認可になる、という海峡の出口から、いよいよ外洋でもみくちゃになり、仮想通貨も法定通貨もへったくれもない世界経済の転換という疾風怒濤に乗って、壊滅ではなく、いよいよ10万、20万の大台に乗っていくものと理解します。

めちゃくちゃこじつけそのものの記事でした。

ビットコインとかなんとかより、面白かったね!と言っていただければ成果達成です。

ご拝読感謝。ではでは。。。。

 

Posted by 猫機長
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「リア―・ガンナー」

アメリカ映画に「Rear Gunner」というのがあり。

 

 

アメリカ陸軍航空軍のつくったプロパガンダ映画ですが、アメリカがどれだけぜいたくに、ゆうゆうと無数の機上銃手を養成していたがが一目瞭然です。

 

 

無数のトラックの荷台に、惜しげもなく爆撃機用の銃座を取り付け。自走式トロッコに立てた的(布)に向かって撃ちまくっていた。

日本側は、機関銃どころか、歩兵銃で一発撃つごとに「薬莢はどこだー」と探し回り。一個でも紛失したら、誰かが首を吊るはめになったそうですからねー

三八式歩兵銃の薬莢

https://aucview.aucfan.com/yahoo/w172434885/

 

 

*自衛隊も薬莢を回収してますが、安全対策上?の措置だそうです。

自衛隊ヘリの薬莢受け(カートキャッチャー)

http://rightwing.sakura.ne.jp/eventreport/sokaen05/sokaen05-10.html

 

 

一方、米軍は回収もへったくれもなく撃ちまくり。

薬莢が散乱しまくっています。

https://www.nationalmuseum.af.mil/Visit/Museum-Exhibits/Fact-Sheets/Display/Article/1519644/bomber-crew-protection/

 

 

もちろん実戦に入る前に、練習機上からもカンガン撃ちまくっていた。

 

 

この結果、アメリカの銃手は、坂井三郎のようなべテラン戦闘機乗りも「その射撃は非常に正確(「大空のサムライ」193ページ)」と評価。下手に近寄ろうものなら戦闘機の方が火だるまにされて撃墜されるという、強力な防御砲火を構築したのでした。

加藤隼戦闘隊の加藤隊長や、坂井三郎さんは、いずれも小型爆撃機の後方銃手によって撃墜ないしは致命傷に近い被害を受け。

一方日本側がどうだったかというと。

上から零戦、99艦爆、97艦攻

零戦 21型 & 九九艦爆 11型 & 九七式三号艦攻 “真珠湾攻撃隊”

 

 

「飛翔雲」という、当時の艦爆乗りの回想があり。

http://navgunschl.sblo.jp/category/796030-5.html

http://navgunschl.sblo.jp/category/796030-6.html

そこでは

「敵空母を攻撃する前に、艦爆隊は何故全滅したか?原因の第一は、艦爆には敵戦闘機に反撃する装備がないことであった。艦爆は7粍の旋回機銃を持っていたが、これでは敵戦闘機ワイルドキャットの防弾ガラスを貫撒できないし、敵の燃料タンクは防弾ゴムで守られていたので、火災を起こさせる力がないのであった。」

「7粍機銃に代る13粍機銃を要求することには非常に難しい問題があった。直接横須賀航空隊に訴えるしかなかった。」

つまり、どのような訓練を積んだか、日本の銃手は相当に優秀だったのですが、問題は「当たっても落ちない」という、悲しいけれどいつもの結論にたどりついてしまっています。

艦爆接敵隊形

 

 

敵戦闘機に襲撃され、36時間海にぷかぷか漂流したのち、写真の船に救助された。その名も「玄洋丸」だそうです。

 

 

さて、このパイロットは、「敵戦闘機の防弾ガラスを、7粍弾で貫徹できないもんでしょうかねえ、隊長!」という戦地の切実な声を、内地の空技廠などに「ソロモンの戦況を告げ、艦爆隊の空戦について詳しく説明し、13粍の必要性を力説した」のですが、回答は

「 九九艦爆の機体と銃座の強度は13粍機銃には不足であるから、改造補強しなければ装備できない。」

という、要すれば全機改造なんて妄想だ、99艦爆では7ミリが精一杯だ、と言われてしまいました。

結果、99式は、「艦爆」ではなく「棺桶」になり果ててしまい。

他の国の単発爆撃機はどんなだったでしょうか。

ますは、スツーカです。

https://centurabooks.com/index.php?route=product/product&path=25_60&product_id=116

 

 

こちらも、大戦中期には味方戦闘機の援護がないとバタバタ落とされるようになってしまい。

一方、機体の方に余裕があり、エンジンも610馬力から1400馬力に強化できたので、防弾装備をガンガン増強し。

後期型スツーカにおける防弾の強化。風防左右に防弾版が追加された。

https://i.redd.it/urwdn9gtumi61.png

 

 

「Ju87D-5は、搭乗員防護の強化で、通常の厚さ約四センチの防弾ガラスにくわえて、一〇ミリの装甲板が取付けられた。

 これは下方と後方からの砲火にたいして足をまもり、さらに後方からの砲火にたいして頭と肩をまもるよう、座席まわりに装備された。

 後席も同じように、特に射撃中、銃手の両手をまもる、取り外し可能な装甲板も装備され、さらに機体側方からの銃弾をふせぐ、ひざくらいの高さの装甲板も取付けられた。(http://ktymtskz.my.coocan.jp/E/EU/astuka11.htm)」

この改装が1944年ですから、ドイツ魂で最後の最後まで改良を続けていたことがうかがえます。

Ju87D-5の後方機銃は7,92ミリで、口径は日本とあまり変わらなかったようですが、2連装で相当の威力増があったかも?

https://www.pinterest.pt/pin/571886852675161669/

 

 

https://www.pinterest.pt/pin/901564419133339370/

 

 

初期の単装から、2連装に進化しており。99艦爆もこうできなかったのだろうか?

初期の単装機銃

Junkers Ju87 B code 6G+CD of StG 51 rear gunner in his position

 

 

もう一度99艦爆を見てみます

https://m.media-amazon.com/images/I/71gHJdnwemL._AC_UF894,1000_QL80_.jpg

 

 

空気抵抗を減少させるために、ふだんは機内に格納して、すっぽり風防に覆われていますが、なかなか凝ったギミックで機銃を引き出すようになっており。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14223246349

見ての通り、防弾はパイロットも機銃手も皆無だった。

 

 

それでも、雷撃機と違い、艦爆は爆弾投下後に戦闘機との空中戦も想定しているところから、防弾よりも運動性を重視する思想というのはやむを得ないかもしれません。

さて、アメリカです。

SBD  ドーントレス

https://planesoffame.org/aircraft/plane-SBD-5

 

 

アメリカにしては地味でおとなしいデザインですが、Slow but Deadlyと言われた通り、ミッドウエーでは日本の主力空母4隻を一気に撃沈して、太平洋戦争の形勢を逆転させました。

その後方銃座はどうかというと

https://www.reddit.com/svc/shreddit/cdn-media-page?imgUrl=https%3A%2F%2Fi.redd.it%2Fmwn0equ5koc51.jpg

https://www.si.edu/object/douglas-sbd-6-dauntless%3Anasm_A19610109000

 

 

機銃自体に装甲が施されており、機銃手は、装甲の覗き穴から照準して撃つようになっていたのでした。

戦車の銃眼か?ははは

Ⅲ号ベルゲパンツァー 2cm砲搭載 戦闘車両

http://www5b.biglobe.ne.jp/~O-NINE/factory09_Making2009-2.htm

 

 

ドーントレスの機銃は7.62ミリですが、2連装であり。

坂井三郎さんの零戦を撃破した時は、風防をみじんにして、坂井さんに瀕死の重傷を負わせた。もうちょっと下すなわちエンジンに当たっていたら、たぶんその場で撃墜になっていたと思います。

要すれば、二連装の威力と日本機の脆弱性がセットになって絶大な成果をもたらした。

ここまで書いて、切実に思うのは、

「結局、世の中金がすべて」

国家間の戦争なので、かっこいい言葉を使って、経済力が生み出す技術力、工業力や産業力、と言い換えることもできます。

搭乗員の安全を真っ先に考えて、そのための飛行機を作れる余裕を有り余るほど持っていたアメリカと、そのアメリカと何とか張り合うために、防弾も機体強度もかなぐり捨てた哀しい飛行機を必死になって開発した日本の差が、まじまじと見えてきてしまうのです。

世界をしのぐ性能を持った99艦爆も、13ミリとは言わず、せめて7,7ミリを連装化できたいたら。。。。でも、機体性能をぎりぎりに引き出していて、これ以上乗員の生命を守る装備を加えることができなかった。

しかも、それは前線でのはなしであって、後方では、アメリカは無数の搭乗員を、機銃ふくむ装備やお金を無尽蔵に使って育成していたのに比べ、日本では、マリアナ沖海戦の段階でベテランパイロットは払底し(4んじまっており)、新前の若者たちは、技量未熟により「ターキーシュート」といって、事実上の虐殺になってしまいました。

日本は、それでもまだましです。

ソ連は、日本も真っ青の状況だった。

その象徴がIL2 シュツルモビーク。

 

 

機体前面を外板からもろ装甲で覆い、地上の敵をやっつけるうえでは、世界に類を見ない「空飛ぶ戦車」でしたが。。。。

https://www.tamiya.com/japan/products/61113/index.html

 

 

この断面図でわかることは、まずパイロットの後ろに防弾板。その後ろに燃料タンク。そしてさらにその後ろにもう一枚防弾板。

一方で、機銃手には何も防弾がないことに注目。

後方から襲いかかるドイツ戦闘機の機銃弾は、銃手をブギャー!とハチの巣にはするが、その後ろの防弾版は血まみれにするのみで貫通できず。

つまり、燃料タンクの保護と引き換えに、機銃手を丸裸で敵に差し出していたのです。

機銃手の座席はこんなかんじ

https://www.britmodeller.com/forums/index.php?/topic/235056334-the-flying-tank-ilyushin-il-2-shturmovik/

 

 

茶色い革帯を張り渡しただけでした。

ちゃんとした座席にすると、敵の機銃に撃たれたときにのけぞった姿勢で4んじまうので、敵の方でも、これで安全だ!と襲いかかってくるのに比べ、この「簡易シート」が、ばねみたいに作用して、機銃手はうつぶせで絶命し。敵戦闘機から見れば、あたかも銃を構えているかのようにみえるので、なかなかそれ以上接近できなかった、という情報があります。

ドーントレスとスツルモビーク。アメリカ、ソ連両国の勝利へ決定打を与えた傑作機ですが、その貢献の裏に何が潜んでいたかが解明されると、資本主義がもたらす「個人の尊重(簡単に言えば、自由)」が大切なのだなと、思っています。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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ビットコイン「高騰」にご用心

*飛行機で墜落した話(ぼくじゃないですよ)を書こうと思ったのですが、ビットコインが大荒れなので、時事ネタに急遽変更。墜落については来週にします。

10月頃からでしょうかねー仮想通貨好きのみなさんがえへへへと喜びはじめ。

いわく

「ビットコインが1年半ぶり高値、DTCC掲載やグレイスケール勝訴で現物ETF承認期待が影響か(あたらしい経済) – Yahoo!ニュース」

「ビットコインは変換点を迎える…2025年に15万ドルになると投資会社が予測 (msn.com)」

確かに、去年の11月にUS$15,720.25だったビットコインが今年の11月6日にはU$S34,670.00すなわち1年間で220%の上昇ですからねー1か月当たり18%の上昇なんてバケモノの投資ほかにないじゃね!暴騰だー!ぎゃはははー!と大喜びしているトレーダー兄ちゃんたちの声が聞こえてきます。

bitcoin dolar – 検索 (bing.com)

 

 

でも、ぼくから言わせれば、そんな金魚のふんみたいなていどの上昇の、どこが暴騰だ!とけいべつのまなこであしらうのでした。

暴騰だー!なんてのは、去年の11月に比べてということであって。

さらに1年前の11月は、US$64,084.00というわけで、こちらを基準にすれば

bitcoin dolar – 検索 (bing.com)

 

 
2021年11月:US$64,084.00→100%

2022年11月:US$15,720.25→25%

2023年11月:US$34,670.00→54%

2021から、2022年にはなんと4分の1へと地獄の大暴落をしてしまい、2023年に至ってもいまだ半値程度にしか回復していないということなのである。

ネットや新聞で「ビットコイン爆発だー!」ともてはやしても、単にメディアにとって都合のいい時間軸でのあだ花のような変動を面白おかしく記事にしただけで、乗せられて大喜びで大人買いしてしまうと、次なる「ブラックスワン」でまたしても「大暴落」、すかんぴんになっちゃうぜーなので、気を付ける必要があります。

ビットコインが生まれたばかりの2010年頃に比べて、現在の価格は約2000万倍になってはいる。

これからまた2000万倍になるというのは非現実的ですが、上記の通り1年で倍だの半分だのなんてのはぜんぜんカッパのへだということがお分かりいただけたと思います。

要するにリスク資産であり、相応の覚悟が必要である。

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さて、どうやってビットコインで儲けるかですが、日々のテクニカル分析もあるが、現状では、ビットコイン含む世界全体のマクロを考慮するのがよいと思います。

ここから先は、ぼくの個人的な考えなので、念のため。

現在、ウクライナ戦争は膠着し、パレスチナも短期的にはがたつくがそれよりも結局アメリカの金利政策が長期的には影響がでかい。コア指標も打ち止め感が強く、金利も据え置きが一定期間(長く)続く、という局面は、ビットコインみたいなちゃらちゃらしたリスクオンのお遊びには不利に見えます(おっとこの辺は三菱のオピニオンリーダー、スイスの小鬼というある達人の影響を受けています。ここから先は個人的見解が強くなります)。

上記から見ればダメダメそうにみえて、しかし、ビットコインのようなパラダイムシフトはいつか金融の表舞台にも影響をもたらすことになり。

ちょっと脱線ですが。。。

むかしむかし、計算と言えばそろばんか、巨大な電子計算機か、という時代に、「カシオミニ」が生まれました。(以下電卓草創期 – 電卓の歴史 – 電卓 – CASIOを参考にしています)。

それまでの計算機というのは、ずっしりと会社の作業机に鎮座し、プロの経理マンとかが複雑な操作法を駆使して、みたいな、要すれば一部の人たちしか知らない、使えないものだった。

https://funse.net/gurucomi/?id=1036317

 

 

ところが、カシオミニが発明されると、手のひらサイズでどこでも持ち歩け、そのへんのおにいちゃんがボウリングの点数を計算するとか、万人に操作できるようになった。

http://museum.ipsj.or.jp/heritage/casio_mini.html

 

 

ボウリング大会に持っていくなんてお手軽さは画期的で、世紀の大ヒットとなったそうです。

要すれば、どんな重要な発明でも、一部の人たちしか使えないというのではだめで、世界どこでも誰でも、というのが大ヒットの決定的要因なのである。

ビットコインにしても、現在では一部のもの好きしか知らず。その保有にしても、まずは取引会社でウオレットを開き。。。。と、この時点で、読者の皆様はちんぷんかんぷんと思います。

さらに重要なところで「安全性」があります。

何とかウオレットを開いた取引会社も、突然「つぶれました」となったとたんにすべてパーです。コ◎ベースとか、F◎Xとか、どこまで安心してあなたのお金を投資できるでしょうか。得体のしれない仮想通貨の取引所と違って、法定通貨の天下の老舗三菱銀行とかなら、つぶれる可能性はないとは言えないけれど、安心の度合いが違いますよね。。。。。

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ビットコインも、いまいち「機械式計算機」みたいな、ふつーの人から見ればどこか別の星の話、というのから、「カシオミニ」みたいに、だれでもどこでも投資できます、というふうになる時がくる。

その時が、本格的なビットコイン上昇の始まりということになるとの理解です。

ここまで言えば、もうみなさんお分かりと思いますが、その契機となるのが

「アメリカにおける現物ビットコインETFの承認」

ETFですから、得体のしれない取引会社ではなくて、皆さんがご存じの大手金融機関で口座を開設するか、あるいは他にも株とかを取引きしている口座がすでにあれば、そこにビットコイン現物ETFも入れ込むことができる。

実は、カナダやブラジルでは現物ビットコインETFはすでに存在しており。ブラジルではサンタンデル銀行などで現物ETF (HASH11及びQTBC11)を取り扱っています。

厳密には、「サンタンデル銀行」ではなく「サンタンデル証券」ですが、世界有数の金融機関であるサンタンデルの系列であることには変わりはなく。要すれば①「コ◎ンベース」などとは企業体力が違う、そして➁仮想通貨ではない、在来型とでもいうか?の法定通貨による世界経済のけん引を行っている金融機関であり、政府もむげにはできない、そういった機関が、ETF承認によってこぞって参加してくる。

そもそもビットコインETFというのは「ビットコインの値動きを指標に変動する、法定通貨による投資モダリティ」なので、投資家は仮想通貨のウオレットなんて全然持つ必要はなかったのでした。法定通貨の投資ですから。くどいか?

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著名な伝統的金融機関がこぞってETF開設すれば、これら機関のもつ信用力に安心して、多数の個人のみでなく、企業もどんどん投資するようになってきます。

その結果、ETFにすさまじい投資資金の流入が始まります。

さて、サンタンデルなど、ETFの発行元自身は、現物市場で購入したビットコインを信託として証券を発行するため、ビットコインの「一次市場」でも購入需要がうなぎ上りになり、ビットコイン自体の価格も上昇することになり。

結局、単にチャートを見て、「ろうそく足」がどうだからとか、200日平均線がこうだから、というのを超えた、上昇の確かな裏付けを見ることができるのです。

上記から、実は数年前から「米国の現物ETFは本当に承認になるのか?」「承認するなら、それはいつか?」というのが、世界中で大議論になっていました。

ブラックロックのETF申請によって、BTC現物ETFという、「仮想通貨と従来型投資手法がコンバインされた画期的な投資手段」の誕生が夢物語ではないぞ!とみんな納得しだし。来年の1月あたりには米国初の現物ETF承認が当確か?という状況にまで進展しています。

カナダやブラジルとは市場規模が全く違いますからねーアメリカで承認になれば、世界中で同じようなETFが生まれだしたりして、ビットコインが法定通貨経済に取り込まれる、といって怒られるのであれば、共存がなされる、という画期的なパラダイムシフトになると理解します。

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もちろん、認可がなされたから爆発的に上昇、ではなくて、上記のような世界中におけるパラダイムシフト、構造変化によって、ビットコイン投資が限られた一部のグループから世界の経済人口全体に行き渡ることにより、達人の言葉を借りれば「ボディブロー」のように、ぼく自身の言葉でいえば「時間差エフェクト」でじわじわと、そして最後は雪だるまのようにビットコイン価格が上昇していくことを期待して、結びといたします。

(僕はブラジルのETFを平均購買価格R$38で持っています。これがR$200までいけば、売り逃げだあああー!ともくろんでいます)

ではでは

Posted by 猫機長
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紫微斗数と飛行機②

本題の前に、まずはランクイン1位達成で、読者の皆さまに感謝。

 

 

最近、たまにランク付けされていても80位だのなんだので、さびしいな、と思っていたら、一挙大量にベストテン入りと、いつもながら謎のAmebloランク計算ですが、ありがたく掲載させていただくのでした。特に、「ブロックチェーン」のタグで1位になったのは、ぼくが常々主張していることと、世間一般の関心ごとが一致してきたのかなと、勝手に喜んでいます。

さて、本題です。

第1回に引き続き、紫微斗数がらみのお話です。まずは前回のおさらいから。

封神演義、という神話があり。

殷王朝が倒れて周王朝が生まれるまでの壮大なストーリーを、楽しい物語の形で綴っています。両王朝の英雄たちを紫微、貪狼、巨門、廉貞、武曲、破軍、天府、天梁、天機、天同、天相、七殺、太陽、太陰の14星になぞらえて、それらの星の性格や、生年月日にこれらの星たちが夜空のどこにいたかで、恋愛とか仕事とかの運勢を占うことできます。

風神演義。左が殷陣営。右が周陣営。https://kknews.cc/zh-hk/history/l2b8242.html

 

 

ランダムに、特徴的な星たちについて記載してみます。

ここからが新しい記事になります。

◎巨門星「沈黙は金」

馬千金、といっても競馬で一千万円儲けました、というのではなく。姓は「馬」名は「千金」という名のおばちゃんです。

https://services.shen88.cn/ziweidoushu/jumenxing.html

 

 

殷側の登場人物なので、夫を尻に敷いたあげく、離婚でけりだした悪女にされてしまっています。強烈なおばちゃんではあるのですが、殷や周の皇帝にまじっておばちゃんが?

中国の神話おそるべし。

確かにただもののおばちゃんではなく。雄弁、弁舌、マニアックな観察力・分析力。いがいと几帳面。飲み食いとも縁があるらしい。

となると、やっぱりこんな飛行機ですよね。。。

その1:イタリア機全般

飛行機というより、飛行機に乗るほうのイタリア人がぺらぺらシャベリーノしながらパスタをマンジャーレと、巨門星なのですよね。ここでは代表選手でフィアットG50を挙げておきます。

Fiat G.50 Freccia

 

 

日本の隼と比べると、不思議さが際立ちますよね。。。

隼は、素直にエンジンから胴体か伸びており。前方視界をよくするために、風防を極力前に引っ張ってきています。

フィアットも前方視界をよくしたい、のですが、前に引っ張るのではなく、無理やり上に持ち上げてしまったのでした。ははは

 

 

 

 

これを「せむし型コクピット」という人もいるらしい。

コクピットを上に持ち上げる、というのはわりかしフツーな設計ですが、その場合、機首から一定した曲線あるいは直線で持ち上げ、コクピットの後ろもやっぱり同じような放物線で。。。というのが一般的である。

F8Fの例。https://cdn.airplane-pictures.net/images/uploaded-images/2010/11/23/110161.jpg

 

 

でも、そうなると、胴体が太くなってしまい。

ところが、さすが芸術の国イタリアだけあり。奇想天外な解決策をひねくりだしたのでした。

それは「エンジンを機体の下にずらして設置してしまう」。

特にマッキMC200で顕著な特徴です。

https://www.pinterest.fr/pin/556687203924833709/

 

 

エンジンカウルの下に、大きな空白があいちゃってるじゃん?乱気流でまくりじゃないの?と危ぶむのですが、これでそれほど空力的損失をしたという記載がないので、カウルから後ろの形状処理になにか秘密があるのか?

でも、かっこいいいなー。やっぱりイタリアは違うね!

その2:マッキ速度記録機

イタリアですが、マニアックな分析で、几帳面に速度を追い求めたらこうなった、という、あまり陽気ではないけれど、論理(この場合は物理・化学)を突き詰めた、よく言えば芸術品。悪く言えばおたくでヘンタイな飛行機です。

マッキMC72 https://grabcad.com/library/idrocorsa-macchi-castoldi-mc72-1934

 

 

ジェロラモ・カルダーノ(1501-1578、3次方程式の解法、虚数概念の導入)やルドヴィコ・フェラーリ(1522-1565、4次方程式の解法)など、世界を変えた数学者を輩出したイタリア。論理思考は日本人より得意かもしれませんね。

 

 

 

◎天機星「女ってこわいな」

世の女性は、パートナーだの夫だのが仕事で疲れ果てて帰ってきたところを、待ってました!とつかまえて、起承転結のない、とりとめのない、どうでもいいお話を1時間、2時間とえんえんと話し、聞かせないと気が済まない、恐ろしい生き物ですが、天機星すなわち呂商くんは、とりとめのないどころか、甲斐性なし!などとさんざん罵倒する悪妻を引いてしまい。

https://services.shen88.cn/ziweidoushu/tianjixing.html

 

 

その悪妻すなわち馬千金に、離婚だ!とけり出されて、途方に暮れているところを、九天玄女という素敵女子に拾われ。20年にわたる仙人修行の後、武王の右腕として殷を倒し、周の建国に決定的な役割を担った最強の軍師になりました。

でも、20年も素敵女子九天玄女といっしょながら、霊山での「とても健康的な友情」を越えられなかったのでしょうねえ。かわいそうに。。。

そんな天機星みたいな飛行機は。。。。

善意の人、知恵・学問、まじめ(礼儀正しい)、でもシャイ、冷たい人とみられる。。

となると、やっぱり「ドイツ機全般」ですよね。

ワールドカップで、ドイツとイタリアが決勝で当たったとき、やっぱり、ずるっこいイタリアがゆうずうの利かないドイツの裏をかいて勝ったりしましたが、飛行機の世界でも、貴重なDB601エンジンをじゃんじゃんイタリアに供給したら、そのイタリアは連合国側に寝返り、DB601エンジンを付けた戦闘機で逆襲してきたりしました。

かわいそうなドイツ人。

そんなドイツを象徴する飛行機は。。。

https://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/cl-pln4/290Ju87.html

 

 

Ju88です。

こちらも、まずは主翼に注目ください。

https://www.the-blueprints.com/blueprints/ww2planes/junkers/36557/view/junkers_ju_88_1936/

 

 

うううむ?直線翼なのか?後退翼なのか?

まあ、楕円翼じゃないよね?

いえいえ、楕円翼なのです。

というか、楕円翼にしたかったけど、ドイツ式にやったら、カチンコチンのカクカクした「直線でできた楕円翼」になってしまったのでした。ははは

マニアの人は、そんなことないぞ!ドイツもちゃんと楕円翼の名機があるぞ!と怒るでしょうので、「ドイツの誇る楕円翼」はこんな感じ。

99式艦爆。http://kurage55.web.fc2.com/AREA144/IJN/99KB_03.html

 

 

ドイツ機じゃないじゃん?

いやいや、ドイツのハインケル爆撃機があまりに優秀だったので、日本人が思わずまねをしたのです。

そうしたら、世界一の急降下爆撃機になりました。

そして、お手本になったドイツ機はこちら

ハインケルHe70 https://hobbycom.jp/my/kashiwagi/photo/products/116416

 

 

日本機のみではなく、後のスピットファイアを設計したMJミッチェルという技師が、ハインケルさんに「感動した!」みたいな手紙を書いており、スピットの特徴的な楕円翼に、すくなくともインスピレーションは与えていた(コピーしたというとイギリス人に怒られるので)との理解です。

楕円翼の完成形。スピットファイア(パブリックドメイン)

 

 

じゃあ、なんでJu88が、あんなできそこないの楕円翼もどきになったの?

要すれば、工業力です。

第1次大戦後、戦勝国たちに虐待されて滅亡寸前になってしまったドイツ。

逆切れして、ナチスになってしまいました。

必死に再軍備し。Ju70爆撃機もがんばって324機作りました。

でも、それじゃ全然足りないよね、となり。

要するに、完璧な楕円翼というのは、ものすごく生産しにくいのです。

次世代のJu88では、苦肉の策として、楕円翼とほとんど同じエフェクトは得られるけど、工程工数を減らせるように直線を多用した、特徴的な翼になった。

世界の名車かぶと虫。

別に、すべてのドイツ製品が角ばっているというわけではありません。

 

 

その結果、33,984機という恐ろしい数が生産されました。

零戦が10,430機、グラマンF6Fが12,272機ですから、その多さがわかるというものです。

Ju88は、当初は素直に爆撃機として、しかしドイツが多方面で死闘に入ると、あるものは巨大な機関砲を積んで戦車をやっつけ、あるものはレーダーを積んで爆撃機と戦い、偵察型など、ドイツ行くところJu88ありという活躍をしました。

ドイツの知恵・学問、そしてまじめな探求は、世界の技術革新に貢献していますが、ドイツ人の「愚直さ」をシンボライズするような飛行機があるので、今回記事の最後を締めくくる名機として掲載。

Ju52輸送機。https://avioesemusicas.com/junkers-ju523m-um-pouco-de-historia-parte-2.html

 

 

こちらも、経済恐慌から第二次大戦の時代の、虐げられたドイツを支えた、愚直な馬車馬、みたいな飛行機で、波型外板など、デビュー当時は最新の技術で作られ、戦闘機みたいな華やかさはないけれど本当に頼られる信頼性を持った名機と思います。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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文化の融合と平和への道

日本で、人口オーナスと人口減少が進んでいます。

若い労働者の数が少なくなってしまい、老年人口を支えられなくなる危惧から、「生涯現役」のスローガンで、老年人口も第2、第3の職場で働くご時世に。

これがドイツなどでは、若くて働く意欲を持った移民を受け入れればいいじゃん、と移民に門戸を開放しました。

ドイツの場合は、ナチス時代の人種差別を反省する、という意味もあったのでしょうが、外国人、異民族を分け隔てなく受け入れることが、実は国家の発展・安泰の重要な原因となった国々も存在します。

まず中国。歴代王朝で、異民族王朝も多々ありますが、漢民族の王朝で、異民族でも中国風の思想を受け入れ、国家の発展に貢献した人は分け隔てなく登用、重用した唐帝国は、世界でも屈指の大国として君臨しました。

『天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも』

阿倍仲麻呂は、漢民族ではなかったが、唐で抜擢され、活躍した。

 

 

近代国家では、カナダ、オーストラリア、ブラジルなどが多民族国家として発展しています。

アメリカの場合は、多民族国家だけれど、なんとなくWASP優先なので、あえてここではお手本とはしないことにしました。

外国労働者を受け入れれば、もちろん摩擦や犯罪も起こります。

「おはようラモン」という映画があり、メキシコから不法入国でドイツに出稼ぎを試みたラモン少年が、「アウスレンダーアウト!(外国人は出ていけ!)」の冷たい対応をする人、「乞食であったとしてもすべての人は平等な権利を持っている」と温かく支援してくれる人と交流しながら生活していく、という内容の映画がありますが、こういう混乱を受け入れて行こうというドイツは、ナチス時代に行った差別政策がもたらす災厄を誰よりも思い知ってるのだと思います。ちなみにフランスはもっとちゃっかりしていて、「外人部隊」というのに自国民がいやがる危険な軍務をおしつけちゃってます。ははは

おはようラモン。南米やヨーロッパで話題になりましたが、

なぜか日本語版を発見できませんでした。

 

 
さて。

日本は、単一民族国家とされていますが、その単一民族としての優秀さの象徴の一つに「零戦」があり。

零戦は、日本が独自の技術を結集して作った、日本の純血を象徴する、世界最高の戦闘機だ!その零戦を作った日本民族は、その辺の雑種がまじりあった混血の国の複合民族よりも優秀なんだ!という自負がありありと見えています。

それが今日まで続く外国人アレルギー、移民への抵抗、そして混血なんてもってのほか、という、理屈よりも生理的な嫌悪になっているのだと思います。

ところが、あなたが思っている純血、は本当に純血なのでしょうか。

何を隠そう零戦がその実相を雄弁に物語っているのでした。

「眞相はこうだ」

さて、ゼロ戦です。

純国産の、日本の技術を結集した最先端の精密機械。

では実はなかったのでした。

最先端の精密機械ではありますが、日本の技術はあまり結集していなかったりします。

本当の意味での、自国の技術で100%開発、というのに「グラマン」があります。

グラマンF6Fを構成するアメリカの技術は、以下の通り。

〇ハミルトンスタンダードの油圧式可変ピッチプロペラ

〇ダブルワスプ、サイクロンなど、よりどりみどりのエンジンチョイス

〇ブローニング12.7ミリ機関銃

と、すべてアメリカンな、アメリカ純粋培養の純血戦闘機でした。

パブリックドメイン

 
さて、ゼロ戦ですが

〇プロペラはやっぱりハミルトン

〇有名な「栄」エンジンですが、実態はブリストル・ジュピターの発展型だった。プラット・アンド・ホイットニー社の影響もうけているというか、零戦を鹵獲したアメリカは「そっくりすぎ。コピーじゃね」と評したそうです。実態は、大きく影響を受けたが、単純なコピーではない。むしろ英国(ブリストル)、アメリカ(P&W)に、日本人らしい小技がくわわった、美しい混血児、といったところでしょうか。

気筒を包むような遮蔽版。オリジナルのP&Wにはなかったらしい

パブリックドメイン

 

 
〇7.7ミリ機銃は、実はイギリスのヴィッカース機銃のライセンス生産。20ミリ機銃は、スイスのエリコン社のライセンス生産。要するにコピーですね。

それだけにとどまらず

〇引っ込み脚はチャンス・ヴォート製V-143戦闘機から流用、と言って怒られるなら、参考にした。

〇照準器はドイツのユンカース製レヴィ2b照準器をコピーした「九八式射爆照準器」

と、要するに世界の技術の博覧会であり。

こうした技術が見事に混血して、零戦という名機が生まれたのでした。

出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B6%E5%BC%8F%E8%89%A6%E4%B8%8A%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F

 

 
ちなみに、戦争になったため、住友だったか?ハミルトン社への特許使用料が払えなくなり、戦後にようやく支払おうとしたら、ハミルトン社より「1ドルでいいです」と返されたというエピソードがあります。

ハミルトンとしても、自分の技術が敵の戦闘機に使われて、その特許料を正確に請求、なんてしたら、それこそ売国行為になってしまうぞ!という懸念で、1ドルにしました、という苦渋に満ちた判断なのか、あるいは、昨日の敵は今日の友、気にすんな気にすんな、みたいな、ユーモアたっぷりの対応だったのかは、今となっては知る由もないですが。

というわけで、零戦は日本人が実現することのできた、多民族の混血の象徴であると理解しています。

そんな零戦を作り上げることのできた日本人は、もっと外国人に寛容になれると、信じています。

そもそもですが、日本人は、実は南方系、北方系、東アジア系などの混血でできた民族だそうです。

混血美人。わあああーい!

でも、やっぱり日本女性のほうがいいな。。。

 

 
そんなの石器時代の話だ、といいたい気持ちははよくわかりますし、絶対に混血しろとははいいません。

本当は、いろいろな人種が、別に混血なんてしなくても、それぞれの個性を分かり合えるというのが一番ですから。

しかし、世界では、肌の色による人種差別などが絶えません。アメリカにおいても、コロナなどを言い訳にしたアジア人ヘイトの事例が起きています。

一方、石器時代のさらにその前に混血しまくって「単一民族」になった日本で、「人種差別」が遠い世界の話になっているとすれば、世界でも日本でも、混血というのがもっとも現実的に実行可能な解決策なのかもしれません。

一方、混血が大々的になされるようになったら、その時の日本は、現在の日本とは似ても似つかない国になっていることと思います。

でも、もし江戸時代のちょんまげと刀をかたくなに捨てずに、今日まで続いていたとしたら。。。。たぶん、日本はロシアかアメリカかわかりませんが、それこそどこかの国の植民地にされ、「昔はジャパンと呼ばれたアメリカのニュー・オリエント植民地では、礼儀正しく名誉を大切にする先住民がいる。彼らのプライドを傷つけると、Harakiriで自殺してしまうので、アフリカのマサイ族に対するような尊敬の念をもって対処するべし」なんてなってたかもしれませんね。

マサイの美女。でも、やっぱり日本女性がいいなあ

 

 
正岡子規曰く「軍艦の甲板を掃除せよ、というとき、『いくさぶねの舟板(ふないた)を掃き清めよ』というだろうか。たとえ英国製の軍艦(戦艦三笠など)であっても、その軍艦を使って日本が勝てば、勝利はすべて日本のものじゃ。固陋はいかんぜよ」(小説「坂の上の雲」より)。

がんらい、中国だのなんだの、多数の国、多民族の文化や知識を吸収し、日本独自のものにまで昇華させてきた日本。外国人労働者、避難民など、外国の人も分け隔てなく受け入れ、同じ人間として、新たな日本を作ってゆく。そんな日が来ることを願っています。

ではでは

 

Posted by 猫機長