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パイロットと雲、そしてギョウザ

大陸の高原で小さな飛行機に乗っています。

2人乗りのExperimental機です

 

小さな飛行機なので、レーダーとか上等なものはついておらず。有視界飛行といって、目に見える地形などを指標にしながら飛んでいます。

きょうびグーグルアースとかもあり、目的地までにどんな山や川、町や建物、農場や道路、湖があるかなど事前に調べておき、空に上がれば、おっとこの道路はもっと左寄りになるはずだから、横風で機体が右に流されちゃってるね、と機首を左に向けて修正したりなど、要は地面が見えてさえいればレーダーなしに(GPSは便利)なにげに飛んでゆくことができます。

問題は、雲が出てきて、視界が遮られちゃうとき。

雲というのは水蒸気とダストが目に見える密度に凝縮したものですから、あらかじめ地図上でここにあるよ、と書いておくことはできません。霧雨、雨、雷雨、降らなくても雲が空一面を覆っちゃうなど、雨季の雲は小型機パイロット泣かせです。

離陸時に、滑走路周辺は青空でも、いったん空に上がって50キロくらい先まで視界が効くようになると、50キロどころか、意外に近くで層雲がにょごにょご横に伸びているのが見えたりします。こういうときは、時々360度旋回などして、後方のかなたに離れていった滑走路周辺にこうした雲が伸びていっていないか確認しながら飛ぶ必要があります。

もちろん、こうした雲が滑走路上へ伸びていきそうだったら、管制官へ「出発空港へ進路変更(Alterna Origem)、プラン変更で帰路につく」と要請して「了解」をもらったらすぐに引き返す必要ありです。

離陸時は青空だったのに、着陸時には層雲が発達してきた例

 

ちなみに、雲にはいろいろなタイプがあり。

平べったくて薄く伸びていくのが層雲。この雲が出るときは気流は穏やかで、中層から上に出ていれば飛行にはとても良い天気になります。これが地表にへばりつくように出ている場合は要注意で、フライトプランで翌朝8時離陸、としていたのに、飛行場に行ったら一面の霧だった、泣く泣くフライトキャンセルなんてこともあります。上下ににょきにょき発達するのは積雲。雲の間の視界はよくなるが気流が荒れていることも示しており、要注意の雲です。

*このへんは別記事「いろいろな雲」に書いているので、ぜひ読んでね!

左が下層の積雲(Cumulus)、右が高層の巻雲(Cirrus)

 

最初から入道雲がにょきにょきとか、滑走路直上が真っ暗で今にも豪雨が、というときは判断も簡単ですが、判断がつかないときは、しょうがないので一点飛行(ホームベースから離陸して、ホームベースに着陸する飛行)のフライトプランを提示して、飛行場の周回とかでうさを晴らしたりすることもあります。

そこかしこで強烈な積乱雲(CB)が発生するケースでは、無線機に飛び込んでくる旅客機と管制官の交信も、旅客機が次々に(雲を避けるための)進路変更を要求してくるので、管制官もこれをさばくのに「はっちゃき」になり。そんな時は、管制の邪魔にならないよう、交信に余裕が生じた合間を見計って早めに「最終着陸に入る。フライトプラン終了願う」として、さっさと管制終了(着陸)しちゃうこともあります。

といって、地面にいてばかりじゃ操縦技能も鈍るし、飛行機のメンテにもよくないし。

たとえば、下の写真では、離陸できるかできないか?

答えは、離陸可能です

 

なぜかというと、写真の赤丸に注目

拡大します

赤丸の中に、セルタワー(通信塔)があり。このてっぺんちょっと上くらいが、だいたい海抜3,700フィートつまり滑走路の着陸旋回を行う高度なので、このタワーが雲で隠れていなければ離陸差支えなし、となります。

 

こんな感じで、滑走路近辺の目印を「ものさし」にして判断しています。生活の知恵ですねー

こういうのっぺりした雲が、上記のようなトラフィック高度ぎりぎりではなく、7千フィート以上に出ていてくれれば、太陽の直射熱によるサーマルが発生せず、とても穏やかな空になるので、実はこういった層雲はパイロット好みの雲だったりします。

層雲の高さ、というのはなかなか重要で、雨季になると、よりによって5,000フィートくらいに出てしまうことも多く。これは、Experimental機の巡航高度なんですよね。。。

まあ、薄切り肉みたいに薄っぺらい雲なので、ちょっと降下して雲の下に出れば、大体は穏やかな気流の中、地上の指標をゆうゆう確認して飛ぶことができます。

これが、シュウマイみたいなまるっこいのや、ギョウザみたいなのがいっぱい、という時があります。

大きさにもよりますが、白くて小さいのが多数ふわふわ、むしろ、わたあめみたい!という場合は、気流も穏やかで視界も十分開けているので、こうした雲の間にまぎれこんでいって遊んだりします。

(でも、雲の中に入っちゃうのは厳禁!です)

わたあめみたいな雲

 

ギョウザみたいなのもあり

 

雲の間から、道路や畑、集落などが見え。軽飛行機は地文航法です。

 

パイロットというのは、なかなかあまのじゃくで、空を飛んでいるときは、地面ばっかり見ています。そして、地面にいるときは、空ばかり見ています。。。。

飛行機乗りになって、空を見上げるようになりました

 

まだ記事スペースがあるので、ギョウザのお話を。。。

①蒸しギョウザ

ステンレス蒸し器を購入し、さっそくギョウザ作戦を開始。

日本食品店で、できあいの冷凍餃子を売っているので、冷凍したまま蒸し器に並べて、沸騰している鍋の中に入れます。

蓋をして蒸すこと30分。。。。

 

ぱっと見はとてもいい感じになり。

 

そして、ぜんぜん蒸し器にくっつかなかった!すごいぞ!

 

いい感じに焼けました。すくなくとも、凍ったまま残ってしまい、シャリシャリ。。。というのはなく。

皮は、すごくもちもちになりました。よかったね。。。

 

②焼きギョウザ

ギョウザといえば焼きギョウザ。

まずは、冷凍状態ではこんな感じです、というところから。。。

 

ギョウザたちが3分の2くらい沈む深さに水を入れて、沸騰させ、蓋をして蒸し焼きに。

 

5分間待つのだぞ。。。。

そこで水を切ったまではよかったのですが。。。

やばいぜ、くっつきはじめてるじゃん

 

というわけで、あわてて油で焼いたのですが。。。。

こんな感じになりました。

 

ぜんぜん焦げあとが。。。。

そして、裏返っていないやつの底が、どうなっているかは、お察しください。かなしいな。。。

でも、おいしかったので〇

失敗以前に、もともとがあまりギョウザちっくじゃないじゃん?という人に、少なくとも包装の写真ではかっこいいギョウザでした

こんなふうにうまく焼きたいな。

 

ではでは。

Posted by 猫機長
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短編集:きりん、リート、尼さん

①キリンのお話

ひょんなことから、キリンについてお勉強。なかなかおつな情報がありました。

◎キリンはふつう木の枝の葉っぱを食べる。高い所はオスが食べて、食べやすい低めの葉っぱはメスに譲っているらしい。

◎例によって、群での序列決定のためオス同士でのタイマンがあるが、順位は首の長さ(背の高さ)でおおむね決定しているため、実は儀礼的かつ紳士的な対決が多いそうである。といって、長い首を互いに竹刀みたいにぶつけ合う、ということで相当な衝撃はあるあらしい。

◎オスは成獣で5.5メートルの高さまで行くらしい。5メートというのは、着陸する軽飛行機が滑走路端を通過するときの基本高度なので、だだっ広い草原に着陸するようなときはキリンくんの顔がちょうど側面風防をよこぎるみたいな感じにすれば高低差の錯覚を起こさなくてすむということですね。。。。

◎とにかくのっぽのひょろっ傑なので、遠くからでも見間違えがないらしい。一方、でかすぎてライオンとかもうかつには近づけず。

◎ただし、幼獣は肉食獣の餌食になっちゃうので、近づくハイエナやライオンなど、母キリンなどが蹴りを入れて吹っ飛ばすことがあるらしい。

◎といって、肉食獣もあまり脅威にならず、草食獣ともエサの競合がないので、いたって穏やか、優しい性格らしい。

◎それでも全速で逃げるようなケースも発生し。時速60キロは出せるそうだが、なにぶん巨体かつ長大な脚なので、いかにも優雅にゆったり、と見えるらしい。優雅にゆったり、はB17が逃走する様子をゼロ戦パイロットが語った言葉とも一致しています。

キリンと違い、めちゃくちゃ凶暴なB17爆撃機(Pixabay無料画像)

 

◎ちなみに、時速60キロつまり37マイルはぼくの乗っている軽飛行機の失速速度です。キリンが全力疾走している後ろ上から着陸態勢で降りてきて、ちょうど並走しながらふわっと着地みたいな感じですね。。。

◎犬にも土佐犬、秋田犬などあるように、キリンも4種くらいいるそうです。でも、外見はせいぜい「ブルゾンちえみと渡辺直美」くらいの差しかないので判別できないらしい。

あやめにかきつばたのような美人。なんて、無理か。。。

https://www.excite.co.jp/news/article/Fumumu_127066/

 

◎そして皆さん最大の関心事項:「キリンは食べられます」「アフリカの人は干物にして食べるケースが多いです」「味はおいしいという人と、おいしくないという人に分かれます」。「キリンカレーを食べたら、馬肉みたいでおいしかった(タイの人)」「Jerkedのキリンをたべたら、黴臭くてまずかった(日本の人)」など情報あり

◎ちなみに、キリンは国により絶滅危惧の保護対象になっていたりしており、普通は狩猟禁止ですが、増えすぎて生態系を壊しそうになるケースがあり、その時はハンティングの許可が下りるらしい。

◎キリンも時たまタンパク質が欲しくなるようで、時々小鳥を掴まえて食べちゃうらしい。日本の動物園で飼料を高たんぱくにしたら、鳩を食べなくなったとの情報あり。

こんな飛行機で飛んでいます
 

②ちょっと古いです。2021年7月の金融資産状況(リート)

このブログ(HP)のお題は「アーリーリタイア」なので、お金の話です。

ぼくはおおむねリート(不動産投資信託)と債券に投資しています。以下がこっそり!公開させていただく2021年7月におけるリートの情況です(サンタンデル銀行。イタウ銀行にも数銘柄持っていますが、こちらはひみつ。)

総額でR$2,972,564.62=63,850,688円(7月15日レートR$1,00 = 21.48円)。

去年(2021)12月31日のR$3,145,742.06=62,631,723円(R$1,00=19.910円)に比べて、120万円の増額。為替差益恐るべし。でも、現地通貨ではコロナ禍始まって以来最悪の感染状況を反映して減少。なんて資産減してもしゃあないなの気休めを書いておくのでした。

さて、毎月配当を分配しているブラジルのリート。7月の上記リート分配金総額は

R$17,528=378,955円で、上記の元本総額のおよそ0.58%。年率で7.07%。

この金額のうち、38,955円は、上記イタウ銀行のリート収入などと合わせ健康保険や生活費に充てて、「不労所得だけで元本を崩さずに生活費充当」は継続的に実現中。残りの340,000円は再投資(リート購入)に回します。ということで、「毎月30万円以上の再投資ができてそこは安堵。

でも、2020年のインフレが4.52%だったので、実際の利率はざっくり7.07‐4,52=2,55%になってしまい。たった2%でも、まあ純利益なのでいいですけど。

ちなみに、ここには入れていない上記イタウ銀行でのリート収入も考慮した利率になると、年利8.86%で、インフレの4.52%を引いても4.34%残る計算。

というわけで、4%ルールに照らし合わせて、多い?少ない?というのは断定できませんが、生活費を差し引いてもインフレ以上に再投資できたか、という方が重要だと思います。

その点は成功しているけれど、やっぱり今後どう経済が荒れ狂うかわからないし、リーマンも継続して、給料も全額投資に回しているのでした。労働所得は年収200万にもならないけれど。。。。

最後に、目ざとく「表示されているすべてのリートの総額はR$2,857,404.40で、R$2,972,564.62じゃないじゃないかー!」と突っ込む人へ。

はいはい、その差額は、リートではない、恐るべき秘蔵っ子「HASH11」に投資しています。こちらはリートではなく、配当金は出ないので、利率の計算からははずしました。ははは

秘蔵っ子HASH11の正体についてはこちら→「ブラックカードの絆」

*2021年11月23日追記。HASH11は、60.25と倍増していました。でもまだまだ売りません。ふふふふ。。。

 

③Feira do Rolo泥棒市

数字ばっかりで頭がこんがらかったので、短編集の最後は、心温まる優しさいっぱいのお話にします。

むかしむかし。

とある尼さんが3人の黄色い服を着たお兄さんに呼び止められ。

「やっと再会することができました。3日後に平城京の市場で会いましょう」

と言われたところで目が覚めました。

夢だった?変な夢だな?

不思議に思い、当日市場に行ってみましたが、結局3人は現れず。日も暮れかかり、帰ろうとしていると、ふと3本の黄色い巻物を売っているおっちゃんを発見。

よく見るとその巻物は昔盗まれた3巻のお経でした。思わずお金を払って買い戻した尼さんは、それから日がなこの巻物たちでお勉強をして暮らしました、ちゃんちゃん。(日本霊異記)

奈良時代の都からブラジリアのFeira do Rolo(どろぼう市) まで、盗品を市場で売るとか、盗まれた大切な品物を買い戻しちゃうとか、人間のすることって変わらないんですね、なんかほのぼのしたので投稿します。

Uma monja budista foi parada por três homens de traje amarelo. Muito felizes, disseram a ela “Até que em fim reencontramos. Venha nos buscar na feira na cidade de Nara(capital da época século V)”. Quando a monja acordou. Era sonho. Achando esquisito, ela foi para a feira mas dia passando e nada de 3 homens. Quando prestes a ir embora, descobriu que estavam vendendo 3 livros amarelos, que verificando, eram os três sultras budistas que ela apreciava tanto mas que infelizmente tinham roubado dela. Pagou e comprou, reavendo dos três livros que com muita felicidade serviu para os estudos dela por resto da sua vida.

Gente feira do rolo não é exclusividade de Brasília, já tinha desde 1500 anos atrás – posto pois fiquei contente em ver que ser humano continua sendo ser humano, mesmo que o tempo passe.

 

Posted by 猫機長
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富裕層の家は床が広い:オカルトか事実か?

目指せ資産1億!みたいなお題のブログなどでときたま出てくるのが「金持ちの家は部屋が広々としている」「閑散として圧倒する空間におしつぶされそうだ」というコメント。これはどこまで本当なのでしょうか。

真相は、ずばり!

「本当ですが、意味をとりちがえないように気をつけましょう」です。

貧乏な人の部屋を見ると、大体が「足の踏み場もなくモノが散乱している」。

残念なことに、ユニクロで買った格安のヒートテックとか、ガチャでもらった景品とか、へんな健康器具とか、実は一年を通じてほとんど使わないようなものが散乱し、なにがどこにあるかわからない。で、寒い冬には魔法瓶が欲しいけどどこにあるかわからないや、とこれまた激安品を買ってきて、2週間ぐらいで壊れちゃった!使わなくなり少年ジャンプの山の陰に忘れ去られることに。で暖かくなった春に、くしゃみだ!マスク!とすさまじい物品の山をかき分けると、マスクではなく、昔探そうとした魔法瓶が発掘され。でもこれまた壊れていたので、冷たい麦茶のためにまた激安品を。。。と際限なくガラクタがたまってゆきます。

つまり、貧乏な人が貧乏を抜け出せないのは、部屋が大きい小さいではなく、自分の部屋の管理ができないだけなのです。ははは。。。。

部屋以前の問題で、自分自身の過去・現在・未来について考え(尋牛)、流れる時間の中で何をするか、という意志がはっきりしていれば、そのために必要な整頓された部屋におのずとなっていきます。たとえば、「今年は剣道大会で上位入賞だぞ(成功法則)」という人の部屋は、握力強化の「にぎにぎグリップ」や前腕強化のためのダンベル、「剣道・攻めの定石」といった書籍、もちろん素振りのための竹刀と、片手突きの練習のために壁の某所に張り付けた「突き垂想定の印(ガムテープ)」で、あとはスペース確保のために何にもないや、みたいになるしそうなる必要があるのです(もちろん、ドーンなんて踏み込んだりせず、すり足で。声は出さずにサイレントに練習しましょう)。

コントロールの訓練です。とん、と軽く当ててさっと引きましょう

無目的に、その日その日を世間に流されているから、がらくたのたまるゴミ屋敷になってしまうのです。

ばくせんと、お金持ちになりたいなー、ではなく、お金持ちはどんな部屋を必要とするのか、ということを志向してみましょう。

つまり、「だだっ広い部屋に住めば金持ちになれる」というオカルト的な発想ではなく、「金持ちはおのずからスペースに余裕のある部屋を構築する」。したがって、余裕のある部屋ってなんだろう、というアプローチが重要です。意味を取り違えるな、というのはそういうことです。

ちなみに、本当に広い屋敷のこれまた広々とした部屋に住んでいる、という金持ちはいわゆる田舎のジェントリー(郷紳)で、日本みたいに狭苦しい国の都市富裕層は住んでいるマンションの部屋も小さい。でも、「小さいなりに広々、すっきりしている」のです。このへんがポイントで「僕は部屋が小さいからごちゃごちゃするのは避けられないよ」という言い訳は通用しません。整頓しましょう。ははは。。。。

昨日買ってきたマヨネーズどこだっけ?

あストーブの上だった、なんてははは

で、金持ちの部屋のポイントとは:

くつろぐことのできるもの、勇気づけるものが置いてある。これは絵画とか美術品であったり、選手時代に全国大会で使った居合刀だったりします。弓などは部屋の調度品としても使えますが、小手とかそういうのはしっかり乾燥してにおわない暗所に隠しじゃなかった格納しましょう。

剣道で脱線しましたが、出張時に使うスーツケースとかシュレッダーとか必要であるが毎日使用というものでもないような物品は扉のあるたんす(これが暗所スペース)などにしまう。こういう家具はケチらずに、安物でいいので買いましょう。

そして家具一般は必要最小限。とにかくシンプルにしましょう。一方、扉のない開放的な棚に、日常で使うものが一発で分かるように置いておきます。棚の中がモノでぎゅうぎゅう詰めというのは不可です。買ったまま使用していない雑貨などは血も涙もなく捨てましょう。ガチャなどでもらった景品のぬいぐるみなどは女性にあげると喜ばれたりします。

そして、奥義は「床面積を広くしましょう」。箒や塵取りなどは、上記の暗所スペースがなければ、地面にじかに立てかけず、壁や棚の側面に引っ掛けるようにしましょう。要は、地面に物が直接置かれることを極力避ける、ということで、なんか掃除しやすくなったぞ、という部屋になればOK。

と偉そうに書くおまえの部屋はどうなんだ?と言われそうなので、ご参考まで「無料画像の想像図」ではなく「現実に存在する部屋の写真」でいってみます。

普段住まい(都会暮らし)のワンルームマンション。居合刀、フライトキャップ、車や飛行機から外してきた思い出の計器たちや、デートでもらったものたちなどからのエネルギーの中で生活しています。

週末の田舎暮らしごっこ(飛行機格納庫)における棚の使用例。これで飛行機メンテナンスのための道具類など一目でわかるようになりました。

どこが富裕層の部屋じゃい!そのとおり、チープです、ははは。。。でもこうみえてアパートや格納庫、飛行機などたいがい金融資産の配当(大金に兵法なし)で買いました。不労所得っていいですね。。。

格納庫全景

格納庫内の居住スペース

居住スペースからの眺め

暑いときはデッキチェアを持ち出して来て、翼の下で涼んでいます

おまけ。飛行中の写真数枚。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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ポルシェは生き物である。そして生きることを選んだのである。

*VWかぶと虫ベースのレプリカ356Aのお話です。

さて、とある日曜、田舎の飛行場から自家用機で飛び立ち。いい感じで空をお散歩したあと、飛行場から30キロの先にある自宅アパートに帰ってきました。

12mX12mのハンガーに飛行機を格納しています
 

いつものとおりレプリカ356Aをフツーに運転してアパートにつき。敷地内で旋回したとき「ぎりぎりぎり、ぐににに」と前輪サスからへんな音がしたな、グリースアップしなきゃ、なんて思いながら、駐車場前の誘導路の坂道を登り切ったとたん。

「べきん、ぎぎぎぎ」と、車体が斜め前のめりになってしまい。

あれ、パンクかめんどいな、といったんストップして前輪を確認したら、タイヤは全然OKなのに、車体が傾いてしまっています。

やばいぜ、サスが折れちゃったか?

さらにまずいのは、アパートに住む多数の善男善女が通過する駐車場通路でエンコした形になってしまい。

赤丸の場所でエンコしてしまい、焦りました
 

さすがに気が動転していて、エンコ中の写真は撮影を忘れちゃいました。

それでも、恐る恐る356くんを動かすことができ。障碍者専用駐車スペースに避難させることができました。

VWベースの356だけあって、何とか故障したなりに、下の写真のように車輪がひしゃげたまま、それ以上悪化させずに避難場所まで走ってくれました。せいぜい20メートルちょっとだったけれど、旋回もすればバックもしなきゃで、普通の車だったら、サス全体が壊れちゃっていると思います。

 

前車輪がひしゃげちゃったポルシェくん
 

とりあえず人様のご迷惑にならない場所に避難できたので、あらためてゆっくり故障個所を確認してみました。

ふむふむ、サスペンションアーム(緑の〇)とハブベアリングを結合するピボット(赤の〇)が破損して、ハブベアリングがサスペンションからはずれちゃったのでつね。。。

 

その日は日曜だったので、356くんはそのまま避難させておくしかなく。アパートの管理人さんに、動かせるようになるまで数日かかるから置かせてね、と許可を取っただけでそれ以上の対応はできず。

月曜日に、アパートの目の前にある修理工場のおっさんに上記の写真を見せながら説明したら「これならピボットだけで済みそう。サスペンションアームとその中にある板ばね(サスペンション本体)には影響はないが、即日解決というものでもなく、超多忙なので修理開始は水曜までまってほしい」とのことでした。

ちなみに、VW(レプリカポルシェも)の前部サスペンションはこんな感じ↓

 

故障部分をアップしたらこんな感じ↓

赤丸の部分がサスとハブベアリングの結合部。結合のための接続ピンとでもいうのがPIVOT(ピボット)です。

 

上図のとおり、ピボットは上下2個、左右のハブベアリングで合計4個あり。このうちのひとつが破損したということですね。。。

で水曜日。修理工場からベテランのお兄ちゃんが推参。

きょうびVWや昔のポルシェをいじれるメカニックは絶滅種となりながも、いまだにどこの工場にも一人はいるらしく、今回「出張修理」で来てくれたおにいちゃんも、仕事というより、かぶと虫が壊れていたらほっておけない!といういかにもVWメカニック的なお兄ちゃんでした。

お兄ちゃんと一緒に356くんをジャッキアップしたり、タイヤ(ホイール)を外したりしましたが、VW系統だと、やっぱり「しかたなく修理している」のではなくて「修理をして遊んでいる」という雰囲気になるから不思議です。

まずはタイヤをはずして。。。

 

ダンパーとサスペンションアームを外します。

 

このあと、修理工のお兄ちゃんはサスペンションアームを工場へ持って行き、古いピボットを抜き取ったうえで、新しいピボットを仕込んで持って帰ってきました。工場へ持っていくのは、ピボットの取り外しはなかなか繊細な作業で、相応の設備が必要だからです。

サスペンションアーム。ピボットが仕込まれた状態の写真。

出展:https://produto.mercadolivre.com.br

 

このあと、サスペンションアームを元に戻し、無事ハブベアリング(ブレーキディスクのついている円盤状の部品)との結合に成功。

 

なんとか走れる状態になったので、修理工場まで移送しました。

ここでお兄ちゃんといったん分かれて、ポルシェくんは工場でもう一度サスをばらして再点検することに。

週末までには修理完了できるよ、ということでしたが、左右の前輪をとっぱずし、上のようなサスペンションアームの取り外し、ピボットの交換をそれぞれあと3回、さらには元通り組み上げなければならないし、それ以前にステアリングアームや、ステアリングのピボットに影響が出なかったかとかも調べなければならないので、水曜に工場へ置いて、本当に金曜までにできるのか?

ステアリングアームとピボット

 

やむなくとはいえ、車輪がひしゃげたままカーブやバックまでせざるを得なかったため、ステアリング機構がゆがんじゃってたらいやだな。。。

というわけで、進捗状況確認のため、木曜日に工場まで見に行きました。どのくらいまで修理すすんでいるのだろう。全然修理されずに放置されていたらどうしよう。。。

なんと、修理完成していました。

修理工のお兄ちゃんと、その辺をテスト走行。確かにステアリング機構もやられておらず、ついでにお願いしていたハンドブレーキ調整とキャブの洗浄も終わっていました。

修理代200ドル。ううむ高いか安いかわからん

 

というわけで、修理工場から出発。フランスパンを買って帰りました。

フランス大使館員も御用達のお店。

「ブティック」https://www.facebook.com/LaBoutiquePadariaFrancesa/

 

くるみとゴルゴンゾーラチーズのパン。中毒になりました

 

修理後。何事もなかったかのように、パン屋さん前の駐車場に鎮座する356。えらいね!

 

このレプリカは、1982年製の旧車ですが、壊れてもなにげになお ってくれるので重宝しています。フロントガラス破損の時は半年以上稼働不能になったけれど。。。

今回のタイトルは、Amebroのブロ友さんの「パンは生き物である。そして生きることを選んだのである」からぱくらせていただきました。なかなか鋭い観察でお勧めです。でも今日では「You ( 人間 ) @ 情報」にタイトル改称してます。ははは(リンクはhttps://ameblo.jp/taiyou-pan/entry-12706266375.htmlです)

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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成功法則:逐次投入で勝つということ

*あらかじめお断り。この記事は「マリアナ沖海戦」をお題に成功法則(特に資産運用)を探るのが目的であり、かなり面白おかしく加工してます。ご了承お願いします。

数字や理論ばっかりの記事。美術関連の記事などを応援していただいている素敵女子やナイスガイのみなさんへこの動画で埋め合わせ希望。ごめんなさい。。。

 

さて、古今東西の兵学で、勝つための定石として「大軍で、寡兵の敵をボコる」というのがあり。ナポレオンは、プロシア、イギリス、ロシアと周りを敵に囲まれていながら、これらが合流して巨大にならないうちにうまく「各個撃破」して、ヨーロッパを席捲しました。

映画だと特殊部隊とかが大軍をバタバタ倒し殲滅しますが、現実はその逆で、多少の技術的な優位は物量の前にはかなわず。中国古典でも「大軍に兵法なし」としています。

すなわち「全力をもって分力を討つ」というのが定石となり。

一方、すごい大軍を持っているのに、少しづつしか兵力を使わないというのは、もっとも忌むべきやり方とされています。これを「兵力の逐次投入」といいます。

まじめな日本の空母艦隊は、せいぜい15分で200機近い飛行機を発進させて、雲霞のごとき大編隊を形成するという離れ業を行っていました。ただ、集中発進にこだわりすぎて、ミッドウエーでは4隻の空母で「ちょっと準備に遅れている空母がいるから、残りのみんなも発艦をあと5分待ってね!」とやったら、まさにその5分にアメリカ爆撃機に襲われ壊滅、ということも起きたりしましたが、これは偶然・例外に類するものと考えます。

南太平洋海戦(1942年)。この時はまだ勝っていた

 

その後のマリアナ沖航空戦(1944年)となると、数的な優位がアメリカに移ってしまい。日本側498機に対して、アメリカは倍近い901機を参加させ、日本は「アメリカから『マリアナの七面鳥撃ち(Great Marianas Turkey Shoot)』と揶揄される壊滅的敗北(Wikipedia)」を喫してしまいました。

「七面鳥撃ち」の背景には、日本の編隊がアメリカ空母に近づく前にレーダーでばっちり捕捉されてしまうなどあり。余裕で迎撃態勢を整えたグラマン戦闘機には、重たい爆弾を積んだ攻撃機はまさに七面鳥だし、零戦も技量未熟のパイロットが多く、簡単に撃墜されてしまった。

といって、航空戦は消耗戦であり、敵も味方もバタバタ落とされる。ろくな防弾設備もない日本機は、パイロットも助からず、老練なパイロットは多くが死んじまい。一方アメリカは、開戦時は女性とデートとか、ダンス踊ってばっかりで操縦は下手だったけれど、何度落とされても防弾装置や手厚いレスキューにより生き延び、開戦後3年のマリアナでは、大ベテランに成長しており。パイロットの技量も逆転していたのでした。

とまあここまではフツーの分析ですが、飛行機運用の面から見たら、アメリカの一方的勝利が成立するための恐ろしい前提条件が隠れていたのです。

その前提条件は「逐次投入」。

何を隠そう、アメリカが「徹底的な戦力の逐次補充をしたから勝った」

あれ?逆じゃないの?

いやいやこれで正しいのです。

さらに言えば、アメリカが「4次元ポケット」を持っていたことが、勝敗を決しました。

零戦とグラマン(出展:https://ameblo.jp/headhunterslovebass/entry-12379202409.html)

 

日本側は、6月19日に「6次にわたる攻撃隊を送りだしたが、どの部隊も敵の迎撃と行方不明によってそのほとんどを失った(Wikipedia)。」

各攻撃隊の機数は、第1次64機、第2次128機、第3次49機、第4次50機、第5次18機、第6次15機となっています。

まとまった数を発進出来たのは第2次くらいで、他は多くても50機程度です。

要するに、広い海上にぽつねんと浮かぶ空母群からでは、いかにまとまった兵力を維持することが難しいかということである。

必要な場所に必要な機数(規模)をどうやって維持し飛ばすのか?が勝敗の意外なカギになっていたが、この点、日本側は空母からのみでなく、ヤップ、サイパン、テニアン、グアムなど最寄りの島の陸上基地を使うことができた。それだけ飛行機発着のオプションがあった。

出展:https://ameblo.jp/houzankai/entry-12444524559.html

 

アメリカは空母のみという状況で、その点実は不利だった。なのに、どうやって空母・陸上滑走路をマトリックス的に使用した日本側の「6次にわたる攻撃隊を撃退できた」のか。

この海戦での米軍の損害は「艦載機約130機」となっています。ざっくり出撃した10機のうち1機。

でも内訳は「撃墜されたのが50機くらいで、燃料切れの不時着や夜間着艦の失敗が80機くらい」すなわち着艦できなかった飛行機の数との理解なので、何とか空母に帰り着いたけど、エンジンがやられていてもう飛べない、海に廃棄とかいうのを含めたら、使用不可能になった機数はもっと増えると思います。

というか、アメリカの喪失1割というのは、どう見ても低すぎるのである。

本来はどんなかというと、下記の表のとおりで、主要な空母決戦において、日本、アメリカそれぞれ半数を喪失という恐るべき数値が出ています。ミッドウエーは、上記の「魔の5分」があり、日本は事実上全滅。(数値は英文Wikipediaから引用)

日本
アメリカ

海戦
参加
損失
損耗率
参加
損失
損耗率

珊瑚海海戦(1942.05)
139機
69機
50%
128機
69機
54%

南太平洋海戦(1942.10)
136機
92機
68%
199機
81機
41%

ミッドウエー海戦(1942.06)
248機
248機
100%
233機
150機
64%

*珊瑚海での米軍損失は97機という情報もある。Battle of the Coral Sea – Wikipedia

 

つまり、マリアナのように6次にもわたる戦闘を繰り返していれば、攻めるほうも守るほうも損耗してしまい。

日本側は事実上壊滅。5次、6次攻撃の出撃機数なんて見るも哀れですよね。。。

一方、アメリカがどうして10分の一程度ですんだのか?アメリカ空母の格納庫に「4次元ポケット」があって、たとえば5機使用不可になるごとに、4次元ポケットから新たに3機出てきます、なんてのがないと計算があわないじゃん?

 

実は、アメリカはちゃっかり「4次元ポケット」を用意していたのです。

その名も「補充空母」

正規空母が日本機の相手をしている後方(近辺海域)で、「補充空母」が整備万全の予備機、休養たっぷりの搭乗員を載せて待機していた。

これら補充空母は、その小ささから「ジープ空母」などともよばれていたようです。日本だったら「ドラえもん空母」かもしれん。

下から上へ、3隻の正規空母と1隻の補充空母
 

ドラえもん空母は速力も正規空母の半分ぐらいしか出せず、正面装備の艦隊行動にはついていけなかった。でも、ドラえもん空母から正規空母まで飛んで行って未帰還機や廃棄した飛行機の補充、状況が許せば戦闘空域で味方と合流して、着艦は正規空母というのなら余裕で運用できる。

究極の「逐次投入」ですが、集中した全兵力を1日ですりつぶしちゃった日本側に比べ、アメリカは日本と直接対峙する前衛のほかに、予備を必要に応じて展開していたということで、これ以上効果的なやり方もないと思います。

ドラえもん空母からいくらでも補充されてくる新手に、休む間もなく襲いかかられては、日本の戦闘機乗りが開戦時級の玄人だったとしても、やっぱり最後は落とされちゃったのでは?

要するに、この海戦では 「逐次投入」こそが正しい選択だった。これに気づいたアメリカおそるべし。

この辺を迫力たっぷりに描いた映画「荒鷲の翼(The Wings of Eagles)」があります。


 

3000字を超えちゃったので打ち止め。

で、最後にこの記事のエッセンスです。

これって、ナンピンのことじゃ?はいその通りです(押し目買いという言い方もある)。

この記事を書いた2021年5月19日時点でビットコイン関連がなかなか強烈な下げになっており、この下落を利用して買い増し、ある程度の元本規模を維持できた人は、将来の暴騰局面で爆発的な資産増加が可能かも?と思っていたらこの記事を掲載した10月19日時点では記録的最高値更新かも?に上昇していました。

一方、買い増しにしても4次元ポケットがあるでなし、補充可能な金額もおのずと制限されると思います。自己責任でじっくり安全にやりましょう。

ではでは。。。

 

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空からの雑感と、Ameblo1位ランクインに感謝

◎乾季の空、雨季の空

10月の初め。ブラジリアは乾燥が一番厳しい時期になり。

枯れた草木に覆われた荒野

 

山火事や、農場でも火事が頻発。まあ農場のは休耕時の雑草が焼ける(あるいは、焼く)ことが多いので、被害というのとは違うけれど。。。

農地の例。黒っぽく焦げているのが火の通った跡。

 

山脈も火事の跡が。煙が発生して、今まさに燃えている、という場所も。

 

山火事の煙。つい「この煙は向かい風15ノットだな」というふうにとってしまいます。ははは

 

ホームベースの滑走路も黄ばんだ茶色の枯れ草が一面に。

誘導路をのぼっている横を、離陸する鬼教官の飛行機。左主輪のスパッツを外しており、ブレーキでも調整中なのかな?

 

さて、これが雨季ともなるとこんな感じ。以下、大体4月頃の撮影です。

緑の滑走路

 

山肌も緑。

 

きわめつけはこの写真。みどりが目にしみます。

 

乾季では、枯れはてたような荒野ですが、ちょっと2,3日雨が降ると、ぱっと緑の芽が鮮やかになります。

山火事で焦げちゃったところは茶色・こげ茶ですが、延焼を免れたところで、2日前の小雨から淡い緑が生まれています。

 

そして、乾季なのに緑、のところも

青い貯水池の周りでの、円形灌漑農地。

 

環境保全は重要だけれど、荒野の中に立派な滑走路が現れたりすると、なんかとても希望に満ちた気持ちになるのでした。

SBOB(ブリチ農場・個人所有の滑走路)。16 19 21S/047 13 24W

 

 

◎Ameblo1位ランクインに感謝

こないだの記事「都会の風物詩」が、なんと「パイロット」公式ハッシュタグで1位になっていました。

18,762件の投稿からの一位だそうです。パイロットなんてマイナーなタグですからねー投稿数自体が全然すくないけれど、1位になるほどたくさんの人から見ていただけたという事で、うれしいです。いつもご訪問いただいたり、「いいね!」いただいている皆様に、あらためて感謝申し上げます。

で、他にはどんな記事があるかというと

こんな感じ

うううーむ?、2位、3位は確かにパイロットだけれど、4位は女子力そのものの記事だったりして?どうやらパイロットの奥さんらしい、という事で納得。

その後のランキングには、エアラインパイロットを目指す人への自社養成や航空大学校への受験情報とか、すごく切実な情報がつまったブログが続いたりしており、ぼくのブログみたいに、その辺を飛んで遊んでいたとか、素敵女子とミルフィーユを食べにいったとか、そんな内容だとちょっと申し訳ないですけど、皆様の「いいね!」などに勇気づけられて、これからも続けられればと思っています。

格納庫全景。小さな飛行に乗っています

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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都会の風物詩

「田舎の風物詩」がなかなか人気だったので、図に乗って都会暮らし編です。でも、それほど風物詩ではなかったりします。。。

◎イペーの木

ノウゼンカズラ科の広葉樹で、材木としても使われ、Wikipediaによると「横浜大さん橋(くじらの背中)でも、フロア材として大量に使用されたが、乾燥すると割れやすいという性質が考慮されなかったために亀裂が多数発生し、来客が転倒した際に怪我をするという問題が多数発生した」という、お騒がせな木だそうです。

ブラジリアの町では、白い花のイペーが咲いていました。

あれ、Joao de Barro (セアカカマドドリ)が大きな巣を作っているぞ!

セアカカマドドリ

どれどれ、その辺の小石を投げてちょっかい出してやろう、と近づいて行ったら。。。。

鳥ではなく、ハチの巣だったので、逃げました

こんな感じの蜂くんが、いっぱい木の周りを飛んでいました

ちなみに、「ヴァイオリンの弓材として希少なブラジルボク(フェルナンブーコ)の代替材として世界で評価されている(Wikipedia)」他、水にぶくぶく沈んでしまう「ハードウッド」だそうです。

◎テレビ塔

1967年完成、高さ224メートル(東京タワーは333メートル)。大体テレビ塔の高さの3倍くらいが、ブラジリアで軽飛行機が飛んでいる高さになります(それ以上高く飛ぼうとすると、管制官のお姉さんに「また旅客機の航空エリアに侵入しようとしてる!しっしっ!」と怒られます)。

テレビ塔からは、ブラジリアの官庁街が一望できるのですが、展望台は閉鎖中。そしてちょうど朝日が順光だったので、日光を避けて展望台の下、日影から撮影しました。

丸っこいオブジェは「宇宙の世紀」という名前らしい。

http://www.museucapital.com.br/artecapital/inicial.html

テレビ塔の裏の広場には、緑の屋根の民芸品売り場があり。その裏に国立競技場

それほど早朝でもないけど、閉まっている店ばかりでした

 

ちょうど9月7日の独立記念日で、旗だのなんだのを売っていた

 

民芸品店のおばちゃん

 

いろいろなお土産。あんまりブラジリアでないのもあるけど

 

勤務中に制服で買い食いしている警察官を発見

 

熊猫餐館?となりはタピオカ屋さん
 

テレビ塔のある風景。都会か?それとも田舎か?

 

国立競技場のある風景。オリンピック以降ガラガラとなり、現在は刑務所に改装中らしい

 

◎冬の街路樹

あまり季節感のないブラジリア。

葉っぱがほとんど落ちちゃったバオパブのすぐ横手に、青々と茂った巨木があったりして。。。

 

◎バス停

別になんてことない、ただのバス停

 

でも、座っているお兄ちゃんの後ろに注目

 

なんと、本棚になっているのでした

 

これは、2008年に、T-BoneというNGOのイニシアチブで「文化なバス停」というプロジェクトが実施され。ブラジリア市内の34か所のバス停でこうゆう棚を設置し、だれでも自由に読んだり持ち帰ったりできるように本を置いた。プロジェクト開始時にこれらのバス停へ800冊の本が分配され、紛失率(なくなっちゃったとか、破かれたとか)はわずか2%らしい。ただこれは2009年ころのデータで、その後モニタリングされてないのか?破けたとかそういのは多くなっているみたいです。

このバス停では「統一保健システムにおける医療機関人員給与一覧表」とか、医療系ばっかりでした

ふむふむ、ぼくも「アーリーリタイア・軽飛行機で空を飛ぶ」が本になったら、一冊置いておこう、なあんて。

まじめな話をすれば、もっと子供向けの絵本とかあったらいいなとかおもいました。持っていかれてしまい、棚に残っていないのだろうか?

 
◎カテドラル(大聖堂)とギマランエス博物館

まずはギマランエス博物館から

空飛ぶ円盤みたいな建物で、2006年に完成という新しい博物館。ギマランエスという、学生運動で何度か投獄され、最後は行方不明になってしまったお兄ちゃんを記念した命名となっているらしい。

ちょうどボルソナロ大統領の支持集会にぶちあたってしまい。恐れをなしたか?閉館していたので、入れず。いつかこの博物館に潜入して内部の状況を書いてみたいと思っています。

カテドラル(大聖堂)

1970年完成。

デモ途中の群衆にまぎれこんでしまいました

 

入口への通路には、マタイ伝の4使途(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)の像が設置された「瞑想の道」になっているのですが、今回はデモ行進の群衆で占拠されてしまい、瞑想もへったくれもなく。迷走の道、なんちって

 

やはり閉鎖されており中には入れず。中にはすてきなステンドグラスなどあるのですが、別の機会に記事にしようと思っています。

 

◎ドンボスコ聖堂

ステンドグラスといえばドンボスコ。

1970年建設。

入り口にはアルコールで手を洗浄するためのトーテムが。ご時世ですね

 

いったん中に入れば、さっきのデモ行進でのバカ騒ぎが嘘のような静かな空間が。

お祈りしている女性が二人

 

◎ブラジリア飛行クラブ

ぼくの所属しているEXPERIMENTAL機のクラブとは別ですが、ちょっとおじゃましてきました。

◎空から見たブラジリア

飛行機乗りのブログなので、「空撮が見たい」とのご要望が来そうなのですが。。。

ぼくたちEXPERIMENTAL機(軽飛行機)は、市街地の上を飛ぶことは禁止されており、されてなくても安全上飛びません。でも、既定の有視界航空路で、市街地に隣接する部分もあるわけで。そんなところからの写真を掲載しておきます。

こんな飛行機に乗っています

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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山火事で生き残る木、ワクチンで生き残る変異株   

乾季たけなわ。ブラジル高原では降雨のない日が9月12日に連続114日目を記録した地域も生まれ。気温は連日30度を超しており、乾燥と高温が、山火事を頻発させています。

そこかしこから白い煙が吹き上がり、上空で合流しています。

 

パイロット目線から見た山火事は、意外と焼けている面積自体は小さな「点」みたいですが、この煙が立ち上り、乾季特有のダスト(乾燥した塵など)にまじって、視界がめちゃくちゃ悪くなっちゃったぞ、となり。

こんな感じ。乾季の終わりの風物詩ですね

 

この時期は、冬のはずなのにすさまじい暑さとなり。ちょっと上昇した(エンジンスロットルを開けた)だけでラジエター温度がぎゅーんと上がっちゃうので、早めに機首下げ、水平飛行にして、ラジエータに冷気をあてるようにするなど、神経を使います。

油温、水温、エンジンヘッドなどなど、微妙に高くなっています。

写真右端の温度計は30℃に。ほんとか?

 

風防の空気取り入れ口からの風も、上空らしからぬなま暖かさで、ついこないだまで、凍え死ぬ―!という寒さだったのに、自然の移ろいに対して、いかに人間がちっぽけなのか、操縦席で痛感するのでした。

ブラジリアの植生はサバンナですが、アフリカに比べてもうちょっと茂っており。セラード(CerradoあるいはCerradão)と呼ばれています。

 

こんな感じ(出展はICMBIO)

上空から見た山火事は、地上ではこんな感じになるらしい。(pesquisafogo .icmbio.gov.br)

そして、あとにやけぼっくいが残ります。(pesquisafogo .icmbio.gov.br)

 

ただ、ブラジル高原での山火事は、もともと自然の生物多様性のサイクルの一部であり。すべてがすべて「大規模農家の焼き畑だー!自然破壊だー!」というのとは違い。

焼け跡に残っているやけぼっくいのなかで、表面の樹皮は黒焦げだけれど、中はちゃんと元気いっぱい生きている、という木もあり。

山火事前の、いろいろ茂っている状態では、こういう樹種はあまり成長できずに埋もれてしまっているけれど、火事で周りの植生が全滅状態になると、太陽光などを競合する植物がなくなりすくすくと育ち始める。そして、この樹が、こんどは木の実だの枯葉だので、黒焦げの大地に養分を与え。その養分で再び生まれぐんぐん育ってくるもろもろの在来種によって、また青々と茂るセラードに回復、となっています。

上記で、山火事も乾季の風物詩、と書いたのはそうゆう意味です。

従って、「山火事だー環境破壊だー!すぐ消せー!」というのは、かえって環境破壊に寄与してしまう。

問題は、人間の都合で、まだ自然の発火点に達していないところに火をつけてしまうと、上記のサイクルがいびつになって、再生できるものもできなくなってしまうので、焼き畑以前に、たばこのポイ捨てとかそのレベルから気を付ける必要があると考えています。

ブラジリア市内での発火例。こういうのはたいていタバコが原因らしい

市内でもあり、消防車が駆け付け鎮火。

上の写真で、奥のほうに枝が折れ曲がり、くねりくねっている木があるのが見えるでしょうか。

写真ではあんまりうまく写っていませんが、Flickrからもっと典型的なのがあったので拝借。

Baixinha e retorcida

 

これらの木は、やけぼっくいになったとき、新たな芽が横に生えるために、横に伸びてゆき。そのあと太陽に向かって上に伸びてゆくが、また火事で。。。と繰り返してこのように曲がりくねった感じになるらしい。

山火事で生き残る木。そして森林再生のバトンをつなぐ木。

こういう木をみていると、なんか勇気づけられたりします。

でも、コロナ禍の今日、この「山火事のサイクル」から、「ウイルス株のサイクル」を想起してしまいました。

森林の場合、山火事があって、焼ける樹種、残る樹種が交代してゆき、植生は継続してゆく。

ウイルスの場合、ワクチンが山火事のような働きをし。ワクチンがなければ、ウイルスは世界を覆ってしまうため、焼き畑で雑草を駆除するように、世界各国が団結して、ワクチンで制御を図りました。

もろ人為的な干渉ですが、はっきり言ってそうせざるを得ない事例であると思います。

こないだ第2回接種を受けました。この話は別の記事で。

 

問題は、ワクチンではなく、ワクチンを使用した人間の、その後の行動にあります。この行動のいかんによって、人間たちは、壊滅的な打撃を受けることになるかもしれません。

山火事が大平原の草から灌木、森林を焼き払って広大な焼けあとを作るように、ワクチンによってアルファーだのベータだの、ワクチンが相手できる範囲のコロナ株は「焼き払う」ことはできます。

問題は、その隙に生まれてくる変異株です。

デルタとかは、ワクチンがあろうがなかろうが生まれてきた、ということだそうですが、危険なのは、本来アルファー等の在来株が覆いつくしていれば、その陰で成長できなかっただろう変異株が、「焼け跡」で猛威を振るう事です。

焼け跡で生き残った「樹皮の固い種族の木」は、植生再生の頼もしい味方ですが、アルファー等がいなくなった隙に生き残った変異株は、ものすごく繁殖力が強く、かつエボラも戦慄するような致死率で、かつ生まれたての赤ちゃんから、おじいちゃんおばあちゃんまで、年齢、性別を問わず大感染をもたらす、そんな恐ろしい、人類の敵となるかもしれないのです。

専門家でなくてもわかる疫学の常識として、がんらい致死率の高い変異株は、感染した人間とともにウイルス自体も死んじまう(正確には分解?)ので、自然の摂理として、あまり宿主(人間)の生命を脅かさないウイルス株が広がるのは明らかと思います。

ところが、人為的な山火事のように、ワクチンで、こうした「穏やかウイルス」を抑え込んで、凶悪ウイルスが繁殖できる「焼野原」を人間が作ってしまったとしたら?

もちろん、「穏やかウイルス」アルファだのベータだのも、実は全然穏やかではなく、それどころか「容易ならざるすごい病気(外部リンク)」なので、ワクチンは重要な対抗手段と理解しています。

問題は、ワクチン打てばすべて解決、と勘違いするところにあるのです。

実は、解決どころか、ワクチンを打ったがゆえに、ワクチンなしの場合ではありえなかった凶悪株の大流行を招く可能性もある、という事を再認識する必要があると理解します。

政治家は、「ワクチンを打ったから解決だ」「ワクチンパスポートさえあればどこに行ってもいい」「はやく3密にもどって税金を稼ぎ、収めろ」と言ってくるでしょう。

そのとき、あなたは、言われるままに、マスクなんて外して、大喜びで群衆の中にまぎれこもうとするのでしょうか。

あるいは、ワクチンの限界、医療の限界を見据えて、社会的なディスタンスを堅持し、ウイルスが弱毒化するまでの持久戦を耐え抜く決意を新たにするのでしょうか。

これから「なんで他人行儀にマスクするの?」「なんでみんなと一緒に行動しないの?」「飲み会に来ないの?」「まだ在宅勤務にこだわるの?」など、悪気のない質問や、そして批判があなたに投げかけられることになるでしょう。

しかし、考えてください。誰が本当に「冷たい人」なのでしょうか?「容易ならざるすごい病気」を防ぐために、ソーシャルディスタンスを徹底することこそが、本当に周囲を思いやった、温かい行為なのではないでしょうか。

焼け跡に残る木は、再生への希望のシンボルですが、ウイルス後に残る変異株は、人類を不幸に突き落とす絶望の象徴です。

医療関係者たちが、自らの感染リスクも顧みず必死になってウイルス接種を展開した今こそ、絶対に変異種の出現はゆるさないぞ!と、今度は一般の我々が、ますます感染対策を強化する時期になっていると思います。

なんか偉そうですみません。でも、アメブロのブロ友や、ドクターハッシーなど、医療関係者の人たちからの情報に接していると、やっぱり患者予備軍の我々一般市民がまずは防御を固めなければ、という考えから、書かせていただきました。

最後に、植物のほうのお話で、「焼け跡の希望の木」は、ブラジルだけではなく、乾燥地帯に共通にしてあるようです。

オーストラリアに「ブラシの木」というのがあり。

Wikipediaによると、「果実には粉状の種子が入っており、オーストラリアでよく起こる森林火災が起こると割れて種子を放出する。」とあり。周りにほかの草花が青々と茂っている間は、花が枯れても、実のままの状態で何年でも待ち続けるらしい(出展:https://www.townnews.co.jp/0110/2020/07/16/534360.html)。

ではでは。。。。

 

Posted by 猫機長
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空飛ぶクルマ:パイロット目線から見た課題と可能性

コロナ禍でステイホームの世の中でも、なぜか道路の渋滞は続き。ドライバーたちから「車ごと空に飛びあがって渋滞なんて飛び越せて行けたらなあ」なんて声が聞こえてきます。

一方、自動運転、電気自動車、シェアカーなどの到来近し!と、脅威におののく大手自動車産業界も、これまでからのパラダイムシフトが必要になっており。

その結果、かどうか「空飛ぶクルマ」が2020年代にも実現するぞ!という勢いになっています。

こんな感じになるらしい。

https://tabi-labo.com/281449/aeromobil-flying-car

 

ううむ?このトビウオみたいなやつは、地上では主翼をハエみたいにたたみ、飛ぶときは尻尾のプロペラで推進するらしい。

でも、はっきり言って、かなり不合理、非効率、悪いけどどんなにうまく作っても出来損ない必至だと思います。

がんらい自動車と飛行機は全く別の乗り物であって、空を飛ぶなら写真のクルマのような大きな前車輪そしてステアリング機構、サスペンションとかはただの余計な重量物です。写真のように尾翼がほとんど地面に接しており、比較的小さな後輪では、地面の石ころやらなんやらが尾翼に当たって、へたしたら、ぱっと見は気が付かないけれど空中の安定を損なうようなひん曲がりを生んじゃうかもしれない。

要するに飛行機としても自動車としても中途半端になってしまうのである。

ううむ自動車ファンで、「僕のクルマに翼を付けて飛ぶぞー」とか夢見ている人たち、ごめんなさい。。。。

でも、効率度外視で「フォルクスワーゲンで空を飛んでやる」と、かぶと虫に翼とプロペラを付けて本当に飛んだ人がいたそうです。そうゆう「鳥人間コンテスト」的なやつは「いいね!」と思います。

ぼくもVWかぶと虫に乗っています

 

脱線しました。

「空飛ぶクルマ」は、米国連邦航空局(FAA)が試験飛行を許可しており、航法・管制関連の法整備も進んでいるらしい。

つまり、世界の主要国家が未来の移動手段として認めているということである。

ぼくなりに、どんな「クルマ」なら実現可能か考えてみました。

こんな感じ

 

基本は「有人ドローン」です。手動操縦想定です。

上の図では、車庫から出て離陸するまでの、地上での取り回しのため、ダクテッドファンは垂直にしてます。

地上では通行人がいるので、プロペラみたいな殺人装置は不可。ジェットエンジンもゴミやネコを吸い込んじゃうのでだめ。残る選択がダクトでした。「扇風機みたいに覆ったプロペラ」でもいいかもしれん。

車輪は、車庫から離陸地点(道路のどこか)まで、のこのこ移動するためのものなので、思い切って大きめのを1輪。大きめなのは、空港と違い一般道路はめちゃくちゃ凹凸があるため。

1輪だけだとこけちゃうので、補助輪を左右に付けてます。ハリアー戦闘機みたいな感じ。

ハリアー戦闘機

出展:https://www.jiji.com/jc/d4?p=vtl207-DNSC8705770&d=d4_mili

 

この一輪の取り付けで、地上高を稼ぎ、石ころとかでファンを傷つける可能性を低くしています。

そして、この一輪が、空中でも超重要な働きをするのです。それは後で書きます。

で、車庫から出た「ドローンくん」は、ダクトファンを上向きにして空に浮かび上がり。

こんな感じ

 

さて、ここで「空飛ぶクルマ」が実現できるかどうかの最大の課題というか危機に直面してしまいます。

それは「空中衝突」

70年代のサンパウロ市の情況はこんな感じ

 

同じことが、2030年代の東京の上空で起きたら?

空には道路がありません。中央分離帯も、信号機も何にもなーい空域で、多数の「空飛ぶクルマ」がおしくらまんじゅうだ!となったらどうなるか。

地上では、進行方向は前後左右だけです。左右と進行方向は道路で明確に制限されるので、基本は前を見ていれば衝突を防げる。

空の場合は、制限するものがなにもないうえに上下の運動が加わるので、一台の「ドローンくん」が移動するベクター(方向)は、文字通り「無限」です。

さらに、空の乗り物はスピードが速いと相場が決まっている。二台の「ドローンくん」が、それぞれ真正面から同高度を反航で飛んでいたとして、それぞれ時速150キロだったら、相対速度は時速300キロ、つまり秒速83メートルです。

晴れた空でも、830メートルの距離でゴマ粒みたいな相手を発見し、適切な回避操作を10秒内にできるかと言われると、なかなかできないと思います。

空を飛んでいて「あ航空機だ」とわかるゴマ粒を同高度で発見したときは恐怖の一瞬で、そのゴマ粒が直進しているのかカーブしているのか、上昇しているのか下降か、はたまたこちらに向かってきているのか遠ざかっているかを判断するのは難しく、はっきり言って何秒もかかります。いいかげんな判断で回避操作しようとすると、相手の方も混乱して、かえってニアミスや衝突の可能性を高くしてしまいます。

というわけで、空を飛ぶときはフライトプランの事前提出と離陸後の管制との交信が必須になっているのです。

上記のケースでも、ちゃんとフライトプランを提示していれば、管制が両機をレーダでとらえていて、ぼくの方には「(前方)12時より反航の小型機あり、100フィート上昇せよ」と、目視できるちょっと前には教えてくれるので「了解」と素直に上がっていけば、その間に、管制は向うの機体に「猫機長機が12時よりあと2分で交差する。100フィート下降せよ」と教え、相手の機が「はいはーい」と答えているのが航空無線でちゃんと聞こえ。あとは1,2分で200フィート下にその小型機がぼくの下をくぐっていくのを安全に目視できる。200フィートなんてたかだか60メートルですから、相手が低翼機だった場合は(ぼくは高翼機)、すれちがいざまに笑顔で手を振っているパイロットが見えたりします。

高翼機(左)は下がよく見え、低翼機(右)は上がよく見えます。

 

鼠算式に増えていく「ドローンくん」をどうやってさばくのか?「ドローンくん」だっていちいちフライトプランなんて提出できないし、だいいち管制がパンクしちゃいます。

というわけで、「ドローンくん」のための「線路」が、少なくとも大都会では必須になると思います。都会を出れば線路も終了。そこからは自由に飛び立て!なあんて

こんな感じ。画家への道は遠い

 

上のイメージ図では、線路というよりモノレールみたいな誘導路になっています。地上の移動に使った一輪を、誘導路に差し込んで、レール上を滑走していくイメージです。

誘導路の利点は、衝突防止の注意を上下左右の3次元から前後の2方向のみに減少させるだけではなくて、日々刻々と変わる気候による、乱気流だのなんだのを食らっても、誘導輪が誘導路にがっちりホールドしてくれるところ。

せいぜい自動車程度の大きさ(そして重さは自動車の半分以下)しかない「ドローンくん」では、ちょっとした突風でも、わあああー!と木の葉落としみたいになり。誘導路で紐付けていれば、紐のきれた風船みたいに制御不能にならずにすみます。

というわけで、実は航空技術より土木技術がネックかもしれません。鉄道の高架とかよりははるかに高く、願わくはビルの谷間の乱気流を受けないために、高層ビルの頂上よりちょっと上くらい、高層ビルの屋根から支柱が伸びるくらいでいいかもしれんが、要するにそうゆう高さで、乱気流にあっても地震の時のビルみたいにゆーらゆーらと柔軟にぶれるくらいのしなやかでかつ堅固な構造物が必要となるためです。

ここまで読んで、あれ?誘導路なんてフィジカルに作らなくても、レーダー制御とかできるんじゃね?「ドローンくん」各個体にもレーダーを付けて、自動的に衝突回避できないの?と疑問に思った人もいると思います。

正直、その通りと思います。技術的には。

でも、ぼくが「ドローンくん」に乗るとしたら、ぼく自身の手足と目で操縦系統を操り、有視界飛行するやつじゃないと乗らないと思います。コンピュータとか電子制御で作動する、すべて機械任せでは、素敵女子を隣に載せてランデブーなんてとても怖くてできません。

といって「オリラジのあっちゃん」中田敦彦さんによれば、そう遠くない未来に「昔の自動車は自動運転がなくて、みんな自分で運転してたんだって!そんな危険なことが良くできたねー」が常識になる日が来るらしいですけど。

最後に、1900年頃のフランスで、2030年にはこうなるぞ!という「未来図」が描かれていたので、掲載します。いい線いってるじゃん。。。。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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田舎の風物詩

これまで何度か田舎暮らしの話を書きましたが、ウケ狙いでサソリだのクモだのとそんなのばっかりだったので、今回はもっとおだやか、なにげな風物詩?でいってみます。

◎クールバリルの木

ジャトバの木、といったほうが知名度が高いか?

週末はブラジル高原のど真ん中にある飛行クラブで寝起きしていますが、3軒隣の格納庫の前に大きなジャトバの木。絶滅懸念種?とかで環境当局から「切り倒してはいかん」とされており、写真の通りタクシーウエイがこの木を迂回して、アートなジグザグになっています。

この写真は雨季のはじまりの状態で、後述する固い果実がタクシーウエイ上に散乱して、軽飛行機の小さなタイヤでは乗り越えるのに苦労したりします。

一転して乾季になると、葉っぱが落ちまくり。

タクシーウエイじゃなくて、ただの歩道じゃね?に見えるので、もう一枚飛行機のある風景を掲載しときます。

赤い矢印のうえにペイントした線より左に主車輪が出ないようにタキシングします。出ちゃうと、翼が木の幹にごちん!と当たってしまい、泣きます。

さて雨季にはごんごろと果実が地面に落ち。一つ拾って格納庫内へ持ってきました。

かたい殻をトンカチでかち割ると、食べることのできる果実が出てきます。

姿かたちはバナナみたいな感じ。食感は、きな粉を無理やり押し固めて固体化したみたいで、ぱさぱさ、うううのどが詰まる、水、みずー!みたいな感じ。

あまりおいしくないけれど、でんぷんとタンパク質を豊富にふくみ、栄養価が高いとのことです。でもやっぱりぽてちのほうがおいしかったりして。。。

ぽてち。やっぱり超写実絵画になっているようです。

◎小鳥の巣

飛行場は鳥にとっても楽園らしく、格納庫の扉の隙間から小鳥が入ってきて、ちゅんちゅんうるさいなーと思ったら、巣をつくっていました。

屋根を支えている梁の内側に巣を作っていて、外からは見えなかったけれど、ひなたちがぴーぴー、うるさいぞ!そして、親鳥が飛行機の上にう◎ちをしてないか?なんて、ちょうど巣の下になっていた翼の上に雑巾を用心してかぶせておくとか、なかなかめんどかったのですが、しらないうちにひなたちは育ち、巣立って静かになりました。そうなると今度はさびしいな。。。。

こいつのう◎ちが飛行機の風防(プレキシガラス)に落ち、化学反応を起こして曇っちゃったら。。。なんて心配では、ありました。

◎のら牛

隣の農場から柵を越えて侵入してくることあり。滑走路の上でのそのそされると着陸できなくなることもあり。そういう時は、機上から電話で飛行場の管理人を呼び出して、追っ払ってもらうなどのケースもあるようです。幸い僕が飛んでいた時は、滑走路の端っこにいたので、ちょっと着地点を前に伸ばすくらいですんでいますが。。。

そして、やっぱりいやなのが、う◎ち。滑走路のどまんなかにぽたぽた、という時があり、離陸速度に達しないときにぐんぐん迫った来たときは、ちょっとだけ片翼を上げてタイヤが踏まないように、なんて滑走をするときもあります。

◎円形農場

購入から7年ぶりにエンジンを取り外して大修理。エンジン自体は町の工場で分解検査、機体はその間格納庫で保管しました。

プロペラスピンナーとか、こうして見るとプラモデルとかと変わらなったりして。。。

プロペラとオイルタンク

ふだんはキッチンとして使っているスペースに部品たちが鎮座してしまい。ラーメンとどんぶりの上にある白い部品は「エンジンベッド」といって、エンジンと機体を接続するとても重要なパーツです。

エンジンを外すと、重心が変わってしりもちをついちゃうので、椅子などでつっかいぼうをしておきます。

飛行場の朝

フランスパンにワインでなごんでいるところ

分解修理も終えて、とある農場へ遊びに行きました。

乾季のど真ん中(8月撮影)なのに、灌漑で青々と茂る作物、その先、画面左上には収穫直前のトウモロコシかな?が茶色く広がっており、さらにその先に細長く滑走路が見えています。

着陸の模様は動画でご覧ください

ちょっと高度をとって、上の畑の全容はこんな感じ。センターピボット灌漑といって、コンパスみたいな感じで灌漑装置がぐるっと回るので、丸い畑になっています。

ではでは。。。。

Posted by 猫機長