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大インフレ時代が来る:不労所得の威力

7月17日時点で、ドル円は1ドル138.61円。

アベノミクスの初期、2013年頃が98円程度で推移していたのに比べると、140%の上昇で、ブラジルもびっくりの通貨インフレとなっています。

基軸通貨に対する自国通貨のインフレが何を意味するのか。それは、あなたの持っているお金の価値がなくなって、紙切れになるという事です。

この恐ろしい現象を見事に説明する動画があったので引用。

https://www.youtube.com/watch?v=sVjm1QzQkWY

 

 

この動画でも説明していますが、インフレのどこが恐ろしいのかというと、

●生活費が爆上がり。「電気もガスもめっちゃ値上がりしている」

●しかし給料は上がらない。というか、日本は30年間給料が上がらないという恐ろしい国だったことがいまさらながら明らかに。

要するに、30%も40%も給与カットを食らったような状態になってしまうという事である。

数字はともかく、どういう生活が市民を襲うかというと、80年代から90年代のブラジルが一つの指標になると思います。

どんなだったかブラジル。

―購買力激減の恐怖:「毎日高くなる」生活用品を「買えるうちに買っておく」ため、給料日にスーパーが殺人的混雑。

―物価狂乱:日常的に物価が上がり、適正価格の収拾がつかなくなった。「おもちゃのレンジが本物より高かった」「ジャケット(背広)と冷蔵庫が同じ値段だった」などの情報あり。

一日買い物を遅らせると、値段は2倍、3倍になってしまうため、給料をもらったその足でスーパーに直行する人が殺到(当時の報道写真)

 

 

スーパーも連日値札を張り替え。うっかり前の値段のままになっている製品があったりすると、奪い合いの大乱闘ののち、今度はレジでスーパー側とお客のすさまじい喧嘩になった。
 

 
つまり

―給料はもらっているが、その給料が生活を賄える金額なのかだれにもわからない。価値が著しく減っていることだけがわかる。

―来月の家賃はいくらになるのか?未払いになりけり出されたら新たな家の家賃は?著しく高くなっていることだけがわかる。電気代、水道代も同様。

―不動産購入など、多額の分割払いは自殺行為(Financial1.8)になった。

―今日買えたパンは、果たして明日買えるのだろうか?

と、生活の根幹を脅かす事態になってしまいました。

つまり、貨幣が崩壊してしまい(1)価値の尺度、(2)交換(決済)手段、(3)価値貯蔵手段として機能しなくなった。そして国家財政の破綻・国家機能(警察、医療、電気、水道、交通、通信など)喪失の危機が発生。

もうちょっと詳しくはこちらの記事をご参照ください→ブラジル経済の実態(後編)

もちろん、上記は極論であり、日本経済はここまで落ち込む前に持ち直すことと理解しています。

といって、生活破綻の危機にさらされることは事実であり。

どうやって防ぐのか?

上記の動画では、基本2つの対策が提示されています。一つは「優良なインデックスに積み立て投資」もう一つは「副業せよ」となっています。

一つ目は大いに同意します。ただ、優良な、というのがくせもので、動画でのS&P500といった、米国市場のインデックスがやはり一番安全との理解。

このへんは、こちらの記事でも考察しています→インデックス指標から株価暴騰を予知する方法

問題は、インデックス投資は、長期でじっくりと積みたて、最後は複利で勝つ、という、王道中の王道であり、現時点のようにS&P500が先頭を切って暴落していると、投資額も一緒にあっという間に溶けてしまうところにあり。

つまり、この地獄を乗り切る鉄の意志が必要という事である。

地獄を乗り切る間の生活資金という事で、給与プラス副業があるが、給与は上記の通りやはり溶けてなくなり、副業に至っては、みなさん終電まで必死に働いていて、さらにできるかよ!というのが実情と思います。

そんな状況を横目に見ながら、ブラジルでこの記事を書いています。

といって、ブラジルも暴落相場であることは変わりなく。S&P500が暴騰してもそんなにブラジルのBOVESPAは上がらないくせに、暴落となると奈落の底に。。。。ですから泣きます。

というわけで、毎月の所得も急降下か?

いやいや、実はかなり上昇したのでした。あれ?

このへんに、日本にいるみなさんも大インフレ時代に対処する秘密があるのかもしれません。

というわけで、例によってぼく自身をモルモットにして、考察してみます。

 

 

「2021年の不労所得総決算」で書きましたが

2021年12月末時点で、生活費等費用を差し引いた不労所得は、423,658円と、実勢では毎月42万円を再投資に回すことができていた(リートのみ。債券は考慮外)。

一方、

2022年7月時点では、542,976 円と、毎月54万円に増えていたのでした(これもリートのみ。128%の増加)。

*念のため、現地通貨額では102%。ほとんどかわってないじゃん。減らなかっただけましか。。。

なお、今年の7か月間はおおむね債権に再投資していたので、上記12月と7月の比較ベースとなるリートの口数(株数)は実態上同じです。期せずして比較にちょうど良い感じになりました。

なおその2。7月まで債券に投資していたお金は、この原稿を書く1週間前に「債券連動型リート」に組み替えました。ここでの比較にはまだ結果は現れませんが、来月に期待しています。

ちなみに、債権も合わせた不労所得全体で、経費を引く前の総所得では、10,766,856円と、独千男の仲間入りいいいー!になりました。

といって、それほどうれしいというわけでもなく。

もうご存じと思いますが、独千男と言ったって、ブラジルレアルに対して円が暴落しただけですからねー。しかし大丈夫か日本経済?

また、ブラジルのような新興国の場合、アメリカがQT、つまり金融引きしめをすると、それに倍加するような金利引き上げをしないと海外からの投資資金が潮を引くように去っていってしまうので、要するに政策金利が爆上げとなる。

その結果、株価(リートも)暴落し、上記の不労所得の根幹となっているリートでのDYが、去年12月時点では月当たり0.85%、年率で10.2%だったのが、今年7月では月利1%、年間12%に上昇。

これはどういう事かというと、いろいろなリートの中で、金利上昇に敏感な「不動産債券連動リート」の月間DYが1.5%とバケモノに上昇したのをはじめ、他のリートも元本金額が減少してしまったので、総体的にDYが高くなったのである。

 

 

というわけで、金融資産総額はどうなったかというと、

7月16日のレート(1レアル25.60円)で106,178,605円と、2021年12月の103,701,719円とほとんどかわらないじゃん?つまり、円安でトクした分が、ほとんど市場の暴落で食いつぶされちゃった、という事なのです。

さて、ここまでながながと読んでいただいたみなさんは、暴落相場で生き延びる切り札を発見することができたものと理解します。えらそうか?

つまり、いかに暴落相場で元本が下落しても、配当が低下しなければ何とかなるという事なのである。

上記のブラジルリート配当例では、元本は激減しちゃった!けれど、政策金利激増でDY増大した「再建連動リート」が配当防衛をけん引し、家賃を配当源とする在来型の「賃貸収益連動リート」も実体経済の維持(実は家賃の値上げでさらに増配になるかも?)で配当悪化がなかったことで、なんとか暴落相場でも毎月の収入を維持していくことができたのでした。

もちろん、QTが終われば政策金利もまた急降下、「再建連動リート」のDYも半減以下になっちゃうことは必然なので、こうしたリートは金利急騰の急場をしのぎ、リート間のバランスを調整するためにポートフォリオに入れてはいるけれど、主力はあくまで「レンガのリート」つまりReal Stateの家賃を収入基準とするものにしなければならず。でもそっちはDYが低すぎて。。。。となかなか悩み、泣きます。

でも、上記で、これから危惧される市場暴落と、その暴落で元本激減しても生き残る術について、一つの情報提供ができたとおもいます。

キャピタル(元本)が重要でないとは言いません。元本のでかさが利益を決めますから。でも、元本ばかりに目が行って、キャピタルにだまされちゃだめだよ!もっと重要なのは、毎月の配当(インカム)をいかに守り拡大させるかだよ!と提言させていただき、結びといたします。

ではでは

Posted by 猫機長
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緊急投稿!安倍元首相銃撃にみる日本社会の病巣

今回はちょっとシリアスですが、お付き合いいただければ大変幸いです。

とても平和な日本なのに、元首相が手製の散弾銃で殺害、という、アメリカもびっくりな事態になってしまいました。

この事態が、日本にもたらす恐るべき教訓として、どのようなものがあるのでしょうか。

結論から言えば「日本は、国民の生活が保障され、人権が尊重された福祉社会がある国家だという考えは、実は幻想だったのかもしれない」ということです。

人権が保証されず、社会の歪みにねじりつぶされそうになった弱者の叫びが、今回の犯罪となって噴出したのかもしれません。

といって、今回の犯人は、虐待されているのでは?と懸念されているベトナムの技能実習生ではなく、帰化した韓国人でもなく。元自衛隊員という、国家の安全を守る、模範的な、思想健全・身体強健であるべき日本人でした。

自衛隊員だったのは10年以上も前だよ?という意見には同意しかねます。

剣道を始めたとき「稽古はしていなくても、剣道の精神はずっと持ち続けなさい」といわれ、持ち続けるよう努力しています。日々の生活で「剣の理念を修練し、心身を錬磨し、礼節を尊び、信義に重んじ、そして自他の繁栄につながる」ことを、もちろん未熟ながらも、意識するよう努力しています。

災害派遣で身を挺して働く自衛隊員も、自衛隊の人助けの精神は、除隊して何年たっても忘れるという性質のものではないと言いたいのです。

災害派遣で活躍する自衛隊の仕事とその作業服に注目してみよう!

 

 

どのような組織でも、犯罪者が生まれるのは避けられない。

「税金ドロボー」と自衛隊をそしっていた昭和の昔でも、一方で国民は、町のこまった「非行少年」たちをまっとうな男に立ちなおらせる、叩き直す、育てあげる頼もしい組織としてひそかに敬意を払っていたと思いますし、だからこそ、現職の幹部がインクカートリッジを銀蠅した、というはくらいともかく(これも懲戒で済むか?ですが)、元隊員が、平和な日本で銃器をぶっぱなし首相をぶち殺す、という事にショックを禁じえません。

ちなみに、ぼくも元自衛隊員の人を知っています。決して聖人ではなく、殴り合いのけんかもする人ですが、「人殺しはしない」というふつうの常識を誰よりも持っていると理解します。

「人殺しの訓練をする組織」において「殺すという事が日常化する危機」に、二等陸士から陸士長までの3年間真摯に向き合ってきたからだと思います。

つまり、模範的な日本人でも元首相を殺すという事です。

なにが言いたいのかというと、日本は決してアメリカやブラジルに比べて高等な国ではないという事です(下等ともいっていません)。

銃社会のアメリカでは、大統領暗殺なんて一種(と予防線を張ったうえで)日常茶飯事です。

リンカーン暗殺

 

 

でも、銃のない平和な日本では、元首相の安倍さんだけだよ?とはいかず。

歴代64名のうちの6名が暗殺されています。多くは戦前ですが、戦前も戦後も鉄の治安が保たれていた日本で、こんなに多く死んでいたの?と皆さんも驚いていると思います。

ブラジルなんて、発砲沙汰の犯罪がたえないんだってねー。はいその通りです。

でも、日本でも起きていることが明示されました。

実は氷山の一角で、チャカを使ったやくざ同士の消しあいはもっと多数起きており、ブラジルのファベーラ(無法地帯)とそう変わらないのではと考えます。

ここで強調したいのですが、この原稿は、決して日本を貶めるために書いているのではありません。

日本は、本当に「何も問題はありません。すべてはうまくいっています」という国なのでしょうか、という事を問いかけたいのです。

経済恐慌、凶悪犯罪蔓延の国のボルソナロ大統領が生き延びて安倍さんに弔辞を贈るという信じられない事態が現実になっていた。

ボルソナロも、残る任期でどうなるかわかりませんが。

 

 

山上容疑者の供述ですが「母親を苦しめている宗教団体のボスを標的にしたかったが、いなかったので安倍さんに変更した」という、何じゃそりゃ?という動機での犯行になっています。

うがった考えをすれば「意味不明の動機を持った自衛隊上がりの狂人の、偶発的犯罪」という事で片付けたい、という誰かの悪だくみが透けて見えそうです。SPの人たちが、いかにも「汗をかいて努力しましたが、間に合わなかった」みたいな、これも見方によっては国家権力のだれかに「防ぐふりをして殺害をほう助しろ」とでも言われていたのではないのか?

と果てしない疑惑が浮かぶのですが、状況・物的証拠がそろわない以上、たんなる『とんでも論』の域を出ないので、ここではそちらの説はとりません。

となると、山上容疑者が、本当に宗教団体を恨み、精神錯乱してしまった、という事になります。

決して楽ではない、前期・後期教育課程を得て、3年間防人として勤務し、一人前の男として鍛え上げられたはずなのに、その強靭な精神を病んで、凶行に走らせた日本の社会とは、それこそどこまで病んでいるのでしょうか。

人権が保証され、人道的な生活ができる、本当の先進国だったら、「母が宗教団体に搾取される」という事態が起こりうるでしょうか。

8050問題、電車に飛び込んでしまう人、会社にいけず公園で一日を過ごす人など、実は身の毛もよだつ社会問題が満載の、絶望的なプレッシャーにさいなまれ。山上容疑者も、こうしたプレッシャーで壊れてしまった被害者なのだと思います。

自殺防止のための青色灯

「青い光の奇跡」青色照明で駅や踏切での飛び込み自殺激減

 

 

死者に鞭を撃つことはしませんが、日本の政治家の皆さんに、日本が本当の民主国家に生まれ変わるにはまだまだ遠いこと。そして、生まれ変わるための鍵の半分を握っているのはほかならぬ政治家であることを自覚いただく、重要な事件だったと理解します。

そして、生まれ変わるための鍵のもう半分を握っている日本国民のみなさん。今日の日本の社会のすがたは、どこまで持続できるのでしょうか。日本は世界と違うから安全なんだ、という神話が崩れ、日本もアメリカと同じく、国民が国のリーダーを射殺する国なんだ、という目覚めから、日本人も外国人も同じ人間、世界のみんなと仲良く、つまり外国からの労働者の受け入れなど、もっと実現可能な課題として考える時期に入っているのかもしれません。

ぼくはブラジルという国に住んでいます。人種のるつぼ、混血のるつぼですが、それだけに日本人のことも理解してくれるし、ブラジルではロシア人もウクライナ人も韓国人も日本人も、みんな仲良しです。同じ国の人なのに、貧困女子だとか、ニートだとか、生活保護だとかで蔑視するようなことはあまりありません(このブログを読んでいる人たちのことではなくて、心無く社会的に弱い立場の人々を中傷する人たちがいるという意味です)。

もちろんブラジルでも生活苦で自殺する人はたくさんいます。でも、豊かなはずの日本で、なぜ自殺するの?というのがブラジル人の正直な感想です。

問いかけだけではなく、実は、解決策もあるのです。

「仕事をしないと生きていけない社会だから、仕事のためというエクスキューズさえあれば、何をしても許される」という常識がくつがえる必要があるのです。

 

 

覆す方法は2つあって

1-日本のリーダーである政治家が、本来の姿と模範を見せること。長くなるので、こちらの記事に書いています。→平時なのに戦時医療の切り捨て政策を強行する政府

2-政治家がどうだろうが、国だの政府だのに頼らず、自分自身で自分の安全を確保する(社会的弱者から脱出する)→こちらの方が自力本願の真の解決ですね。その方法はこちら→アーリーリタイア・経済的自由

結局、我々は、資本主義という、金がすべての世の中に生きていますが、幸い、金さえあれば、韓国人だろうが日本人だろうが人種で差別されることなく生きていける世の中になっています。「お金なんて」と逃げずに「お金を確保して愛のある生活を守り抜こう」と、前向きに考えていただければと、願っています。

ではでは。

Posted by 猫機長
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富の寓意画:最後に愛は勝つ

シモン・ヴ―エ「富のアレゴリー」

この絵は、人間にとって財産、お金がどこまで重要なのか、そういったとても大切な問いかけを、アレゴリーすなわち寓意でミステリアスに伝えています。

というわけで、この絵に込められている愛のメッセージを紐解いてみましょう。

まず、画面の中央にすわるご婦人。なんとなくオーギュスト・アングル的な構図ですね。

ご婦人は下から高価そうなネックレスを掲げる天使に目をむけています。一方で、天に向けて指を指し示すもう一人の天使を脇に抱えています。

ご婦人は、月桂樹の冠をかぶっており。つまり、ご婦人自身が美の象徴でもあるとのことです。感性、道徳といったもののお手本となるような「仁と愛とに富む婦人」です。

そのご婦人に宝石を差し出している天使。子供のくせに悪いやつで、宝石だの貴金属だので、ご婦人を堕落させようとしています。

でも、ご婦人は、冷徹、冷ややかそのもののまなざしで誘惑を拒否しています。「道徳」にとって、「世俗的な富」なんて大した価値はもちませんよ、と示唆。

一方、道徳を象徴するご婦人が大事に抱えているもう一人の天使。こちらは、天、すなわち神の世界を指さしています。地上に散らばる宝石に比べて、目には見えない神への信仰(現代日本的に言えば、親切、公正、寛容、慈愛、分別、節制、純潔、勤勉といった価値観)こそが大切なんだ!と示唆しています。

そして、ご婦人は天を仰いている天使を選んだのでした。

へえーやっぱりお金なんて、愛の前では無力なんですねー

偉大な愛の力が現実生活でどうなるか。

一例行ってみます。

無料で読める「駒が舞う」https://www.sukima.me/book/title/BT0000377890/

から抜粋。

将棋日本一を目指す少年2人の地方レベル決勝戦

右のメガネの少年は、この一戦に勝てば「会社の将棋部の管理」だったか、就職して家族を極貧から救うことができる状況。

その家族は、極貧のため妹のチヨちゃんが思わずパンを盗んじゃいます

 

 

チヨちゃんが妹と知らない対戦相手の少年(こちらが漫画の主人公)は行きががり上チヨちゃんをつかまえてしまい。

 

 

チヨちゃんのなりいきを心配して眺める主人公。その家が決勝相手のメガネくんの家だったことに気が付き。

 

 

メガネ君はがめついパン屋のおっさんを撃退

 

 

妹チヨちゃんをしばくメガネ君

 

 

でも心優しいお兄さんだったのでした

 

 

見てはいけないものを見てしまった主人公

 

 

というわけで、現実世界では、いくら愛があってもお金がなければ万引き、DVという犯罪の世界に落ちてしまうのでした。

犯罪の世界に落ち込まないためには、どんなブラック企業でも我慢してお金を稼がざるを得なくなり。はっきり言って愛もへったくれもない、ハラスメントの世界に巻き込まれ。「愛こそすべて。お金なんて」と言っている人に限って、知らないうちに、血も涙もない金の奴隷と化してしまっていないでしょうか。

では、どうやって金の奴隷、社畜でこき使われる地獄を抜け出すのか?

それこそがシモン・ヴ―エ「富のアレゴリー」の、まさに寓意によって明確に指示されているのです。

もう一度、この絵の判読をしてみましょう。

「真相はこうだ」

シモン・ヴ―エ「富のアレゴリー」

 

 

まず、画面の中央にすわるご婦人。

月桂樹の冠をかぶった美の象徴でもあり、感性、道徳といったもののお手本となるような「仁と愛とに富む婦人」です。ここまでは別に変更なし。

問題は、ここから先である。

そのご婦人に宝石を差し出している天使。子供のくせに悪いやつで、宝石だの貴金属だので、ご婦人をお大尽の放蕩生活に堕落させようとしています。素直に、現実世界で重要な意味を持つ資産のもろもろの象徴をわかりやすい形でご婦人に提示してくれています。

そのご婦人は、冷徹、冷ややかそのもののまなざしで誘惑を跳ね返しています。道徳にとって、世俗的な富なんて大した価値はもちませんよ、と示唆。仏様のような半眼の慈愛に満ちたまなざしで、これらの宝物をみつめています。現実世界の経済的な裏付けが、いかに美徳・道徳の成立に重要な基礎となっているかを見事に示唆。

一方、道徳を象徴するご婦人が大事に抱えているもう一人の天使。こちらは、天、すなわち神の世界を指さしています。地上に散らばる宝石に比べて、目には見えない神への信仰(現代日本的に言えば、親切、公正、寛容、慈愛、分別、節制、純潔、勤勉といった価値観)こそが大切なんだ!と示唆しています。一見非の打ちどころのない価値観を振りかざされて「国、会社、上司に滅私奉公しろ!犠牲になれ」とだまされ、息も絶え絶えになりなからも、白目をむいて天(お上)を崇拝している社畜じゃなかった天使。そんな偽善の被害者、カモネギになんてなるな!と見事に示唆しています。

このあと、ご婦人は社畜天使をえいやー!と放り投げ、財宝を高配当株やインデックスETF、リートなどに変えてしっかり不労所得を稼ぎ、ゆとりある生活を盤石にしたのでした。

なああんて!

シモン・ヴーエが生きていたら、絶対お礼参りにくるだろう。

でも、死人に口なし。くやしかったら、化けてでてみろー!

ただ、ヴーエの援護をするとすれば、この絵のおばさん(ご婦人)は実はおばさんでなく、翼の生えた天使であるということです。

つまり、おばさん自身が天使として、上記での親切、公正、寛容、慈愛、分別、節制、純潔、勤勉といった価値観をすでに持っている。

だから、ありあまる富を持っても、それをみんながほわほわ幸せになるように生かしていく。

そのためにも、富は重要なんですよ、というのが、この絵の最大の教訓かなと思います。

ちなみに、よく「想像力がありすぎる」とか怒られます。

想像力ではなくて、これまで生きてきていろいろあり。ときどき不思議な白い光が見えるのです。今回は、天を指さしている天使の目つきから、インサイトが来てしまいました。

白目をむいています

 

 

この天使は、ペコちゃん焼きになってしまっているのである。

ペコちゃん焼き?

飯田橋神楽坂に、不二家さんというお店があり。たい焼きみたいな、なんていったら怒られるかもしれせんが、そんなかんじの「ペコちゃん焼き」を売っています。

包装では、とてもかわゆいペコちゃんが。

日本でここだけだそうです。

 

 

ところが、ペコちゃん焼き本体は

白目をむいて泡を吹いてるぞ!うああああー

 

 

たい焼きみたいに、頭からかじると、ゾンビに脳みそを食いちぎられて泣きわめく少女になるのでした。ぎゃああー

スプラッター菓子。

*とてもおいしくて、大好きなお菓子です。念のため

「富のアレゴリー」の天使も、はっきりって目つき悪いですよね。こうゆう目つきをしていて、天の啓示を受け取れるのだろうか?それこそ「天の啓示という名の偽善にだまされるな!」というシモン・ヴ―エさんのメッセージが、この「スプラッター天使」に込められていたのでは、なんて、かえってそういう啓示をうけました。

もちろん面白おかしく、ウケ狙いですが、個人的に思うのは、この絵は単にステレオタイプの「愛がすべて」という絵じゃないぞ!おばさん、そして天使たちの表情に、なにか一段奥深いメッセージがある、と感じ、今回の記事とさせていただきました。

愛は勝つ

ではでは。。。

 

 

Posted by 猫機長
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短編集:お料理、絵画、Quoraと居合

短編集続き。今回は①お料理、②絵画の世界、③Quora質問リクエストに答えて、④居合です。

①NHK今日の料理

ではなく、猫機長今日の料理、行ってみます。

時には豪華にということで、①長ネギ、サラミ、インスタントラーメン購入。ちなみに長ネギは太目のやつと細めのやつの2つの束に分けておきます。②ここで玉散る鋭利なはさみを取り出し、③細めの束を切り刻んでいきます。ちょきちょき。。。④この辺で水を入れたなべに点火。⑤どんぶりの中で切り刻んだ長ネギにしょうゆ、味の素、食用油をからめて混ぜておきます。⑥一方で、太目の長ネギをまるかじりだぜ!辛くて耐え切れん、というときにサラミを食べます。至福の一瞬。⑦そうしているうちにお湯が沸いてくるのでラーメンを入れます。大学時代からの技でアルデンテに仕上げます。⑧というわけでおいしいネギラーメンの出来上がり。おそまつさまです、ちゃんちゃん。

 

 

②カンディンスキー

少年時代より、なぜかこの絵「コンポジション8」にこだわりがあり。どこかでみたなーなんですが、あれ、もしかしてこれって操縦席からの眺めじゃん、なんて気づきました。もちろんカンディンスキーが生きてたら「ふざけんなー!」でしょうが、死人に口なし。悔しかったら化けて出てみろー!ぎゃははは!

 

 

③Quora質問リクエストに答えて

「Quora(クオーラ)は、ユーザーコミュニティで作成、編集、運営を行うQ&Aサイト(Wikipedia )」だそうです。なんとなく2Chみたい、なんて言ったら怒られるかもしれませんが、ランダムに立てられたスレに回答する、みたいな感じ。気ままにいろいろなスレに回答していたら、名指しでぼくに回答してくれ、という質問スレが立ち。こんな感じで答えました、というのを抜粋。

頂いた質問:

「在日ウクライナ大使館が外国人で構成する「義勇兵」への参加を公式ツイッター上で呼び掛けたところ、元自衛官ら日本人約70人が志願したことが分かりました。志願された方々を 貴方はどう思われますか」

ぼくの回答:

個人としてみれば、とても勇気のある勇敢な行為と思います。国家という観点から見れば、元自衛官など、今後ロシア周辺国である日本がウクライナのような事態に直面した時、決定的な経験、情報、スキルを持った人たちが養成されているという理解であり、防衛省はこれらの人たちを戦後教官などとして招き入れるなどすれば、防衛力向上への大きな人的資源になると理解します。

人命を重視する西側諸国の一員として実戦参加し、必要とあらば捕虜になることで、死ななければ強制収容所(振武寮含め)送りにされる全体主義国家とは根本的に違った兵士として戻ってくることを期待します。

沖田総司。「ああ、斬れない。婆さん、俺は猫が斬れないよ」

画像出展:https://ameblo.jp/akira-typeo/entry-11459556216.html

 

 

これにより、陸上自衛隊が、二度と旧帝国陸軍とならぬよう。また「たちかぜ事件の海上自衛隊」が「敵も味方も同仁の明治海軍」に復帰できるよう、重要な人材が得られることと信じます。

小生食用のために鶏を斬ろうとしましたが、殺すことができませんでした。今回の戦争で、眉一つ動かさずに敵兵という人間を殺すことを覚えた人材が日本の自衛隊に還流することは、兵自身のみならず一般日本市民の生命を守るために決定的な重要性を持つことと理解します。

人間性を失わずに殺し、生き残ること。西欧の軍隊(ウクライナは東欧ですが、原理は西欧の軍隊と合一化して動いているとの理解です)での経験により、旧軍とならない日本の防衛装置の確立に重要と考えます。

④居合

幕末。江戸の北辰一刀流小千葉道場に、土佐生まれの血気盛んな若者が。

その名も坂本龍馬。

めきめきと剣術の腕を上げて、皆伝並みに強くなりました。

「いひひひひ、これで並み大抵の野郎なら一撃で斬り倒せるようになったぜー!黒船で押し寄せてきやがる南蛮人どもをさくさく斬りきざんでやる」

と血気にはやっていたのを見かねた上役の松平春嶽が

「きみきみ刀を殺人に使うなどと物騒なことを考えてはいかん。だいいち人の血でさび付いた刀は研いでも使えなくなっちゃうぞ」

「おおお松平様、ぼくは貧乏で刀は一振りしかありません、じゃ人を斬るのはやめますね」

「そうそう。人を斬るなんて時代劇でも口にする言葉じゃないね。もっとも刀の錆にしたい奴もいるがな」

「ええええ?平和主義の松平様でもそんな奴がいるんですか?もしかして、松平様が大好きな、わかばのたい焼きをくすねてドロンした空き巣のことでしょうか」

「それに近いが、もっと悪いやつだ。そいつは南蛮人と結託して日本を商売人に売り渡そうとしているのだ」

「ええええー!そいつこそ輪切りにぶった切ってやります」

「だから刀を人殺しに使うなと言ったではないか。確かにぶった切ってやりたいとは思うがな。そいつは赤坂に住んでいる、勝海舟というふざけた名前の野郎だ。ここに地図もあるからよかったらやるぞ」

「ありがとうございます。ようし、こうなったら日本のために、勝とかいう「働かないおっさん」をぶった切ってやるぜー!」

「これこれ物騒なことを言うなというに。わしは勝を切れなんて一言もいっておらんからなー」

と、松平のおっちゃんにけしかけられたのか、あるいは血気にはやる若者の情熱なのか、気が付いた時には勝さんのお家に到着していたのでした。

マッチ売りに変装して、勝家の戸を叩く龍馬

「おっさんよう、マッチ一本いらねえかい」

「ちょうどマッチを切らしていたところだ、どうぞお入んなさい」

戸を開けた使用人さんを蹴り倒し、勝さんの部屋に乱入する龍馬。

「ようおっさん、三枚におろしてやるから覚悟しな」

しかし、勝海舟は舶来の椅子にすわったまま全く動じず。

悠々と地球儀を持てあそぶ勝海舟に、龍馬は刀が抜けず。

「う、ううう?ううーむ?」

隙だらけのようで全く隙のない海舟は、地球儀をかざしながら、竜馬に言って聞かせました。

「あっしを斬ったところで、せいぜい君が塀の内側に落ちるくらいで、世の中全然変わらないよ」

と地球儀を見せながら

「ごらん、この地球儀の中で、大きなヨーロッパ大陸がある。もっと大きなメリケンがある。エゲレスやメリケンでは、電線というものでエレキを町中に配電して、夜でも明るいナショナル電球が煌煌としているのだ。町にはテロの標的になるような超高層ビルが建っており、線路の上ではデゴイチ機関車がごうごうと走っているのだぞ」

 

 

想像もしなかった事実を聞かされて、きょとんとする龍馬。

「おっさん、おフランスじゃあ素敵女子と真昼間からデートしてても怒られないんですか?」

「当たり前だ。フランスでは仕事よりも新婚旅行の方が大切なのだ。だが、そんなことより、NASDACというのがあって、全米の主要な株が取り引きされているのだ。そして、うまく高配当株を組み合わせれば、配当生活でアーリーリタイアも可能なのだぞ」

雀躍する龍馬

「勝先生スゲー!ぜひ先生と一緒に海運会社を立ち上げて、イランからガソリンを買い付け、日本をエコノミックアニマルの大資本主義国家に発展させましょう。みんないっしょにジャパニーズビジネスマンだ!」

優秀な若者を説得できて喜ぶ勝さん

「よしよし、ではいっしょにサンバパーティーで楽しくお祝いをしよう」

と、龍馬さんとなかよく街角のサンバホールに遊びに行き。

サンバパーティー

https://www.youtube.com/watch?v=Lzb1BSyy4ZQ

 

 

それから龍馬さんは勝さんのお弟子さんとなり、明治維新の基礎を作ったのでした。

ううむ、坂本龍馬フアンの人たちに怒られそうだ。決して龍馬さんをけなしているわけではないので、許してくださいね。。。。

おっとこの文章の本題を忘れるところでした。

こういう場面で、なみの武士であれば、相手より先に斬って勝つ。

でも、達人は「抜かずして勝つ」。

龍馬さんは、皆伝並みの腕だけれど、勝さんの前で刀が抜けませんでした。

勝さんも、直心影流の免許皆伝で、斬りあいに持っていけば勝さんが優位だったかもしれません。

でも、勝さんは龍馬さんを「気で威圧して、抜かせませんでした」。

そして、龍馬さんを説得したうえで、斬りあいの流血沙汰なんて非生産的なことではなく、欧米帝国主義に対抗するための重要な人材として龍馬さんを取り込んじゃったのでした。

これが、「抜かずして勝つ」ほんものの居合の姿だと思っています。

というわけで3000字越え。ではでは。。。

明るいナショナルメドレーhttps://www.youtube.com/watch?v=Kw76bnsS5hU

 

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飛行時間800時間到達

まずは、Ameblo公式ランクインに感謝。今回の1位は「三十三間堂」という珍しいタグで、記事は、先週掲載の「不条理演劇とロマン主義的イロニー」でした。見に行ってね!

 

 

さて、本題です。。。

今年初めはいろいろあって全然飛べず。4月になって、気候も穏やかになり、久しぶりにその辺を飛びました。

穏やかな青空が広がる、乾季初めの空

 

 

小さな飛行機で飛んでいます

着陸後、なにげにログブックを記載していたら、知らないうちに飛行時間800時間に達していました。へえー

 

 

800時間というのは、多いのか少ないのか?

コミューター会社のパイロット募集だと「総飛行時間500時間以上(2000時間以上優遇:http://www.sacc.co.jp/saiyou2.html)」などとあり。でも、よく見たらヘリパイロットの募集でした。ははは

はっきりした基準はないらしいが、プロのパイロットは1000時間を越えればベテラン、アマチュアはその半分、という事で、500時間がフツーの飛行機乗りとしての一つの指標かもしれん。

幸い、これまで一度も落っこちることなく飛んでこれたので、ますます安全運転を意識して、のしのしのこのこ、その辺を飛んでいきたいと思っています。

高原の空をのし歩きだ!

 

 

これまでどんなところを飛んできたかというと

赤丸がぼくのホームベース、青丸がブラジリア国際空港、黄色い丸がゴイアニア国際空港。赤い線が一番長距離の飛行で、カルダス・ノーバス国際空港に行きました。直線で片道260キロ、片道2時間くらいかかりました。

カルダス・ノーバス空港での写真をちょっとだけ掲載。詳しくはこちらの記事をご参照→レディオ空港で管制飛行の練習

 

 

ちなみに、近年、航空当局が法律の整備というか整備しようとして実は混乱に陥っており、身に覚えのない違反だの罰金とかが来るのはいやなので、ここ数年は管制空港へは行っていません。かなしいな

というわけで、管制のない地方空港とか農場の滑走路におじゃますることが多く。農場によっては、目を見張るような立派な滑走路もあり。

例えばこちら→家電王の農場に着陸

 

 

上記の航空マップでは、緑色の線です。だいたい片道40分くらい。

さて、ここまで読んだ皆さん。「800時間になるまでに、落っこちそうになったりとか、いろいろあっただろう。書け書けー!いひひひひひ!」

と、意地悪く思っているお兄ちゃんも多いことでしょう。

実は。。。。という事で、いろいろあったのを列挙してみます。

ちゃんと修理していたことは忘れないようにしよう

マグネト―。こいつのせいでデートが。。。。

減速ギアがすりへった、プロペラがとまっちゃうぞ!

布張りあるある

ピトー管

などなど。詳しくはリンク先を見てくださいねー

さて、字数がまだあるので、最近の「飛行場の風物詩」をちらりとお見せします

◎セリエマ(Seriema)

とある吉日、車で自宅を出発、飛行場敷地内にはいったら、柵越しにトリさんが。

保護色になっていて、分かりにくいな。。。。

なかなかほっそりしてかっこいい鳥です。鳴き声はこんな感じ→https://www.youtube.com/watch?v=ha6Wdd8cjm4

 

 

飛んでいるのを見たことがないけど、飛ぶのも得意らしい。蛇をやっつけてくれる益鳥でもある。

◎カピバラ注意

自宅(ブラジリア市内)から飛行場(北西30キロ)までの道すがらに、最近変な道路標識が。

野生動物注意、でした。でも、カピバラって野生ちっくでないなあ。。。

 

 

◎六射六中

早朝にひとっ飛びした後や、雨の日などは、ハンガーで弓道ごっこをしています。

珍しく6射6中したので、さっそく写真を撮って自慢するのでした

このあと、裏手のハンガーに遊びに行き、帰ってきたら、飛行場管理人の飼い犬が寝ていました。

こいつはいいやつです。
 

もう一匹、見張ってないと飛行機のタイヤにお◎っこをする奴がいるので、そいつはハンガーに入れてやらないのでした。

今回は「おち」はなし。

空が好き。パイロットになってよかったと思っています

 

 

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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着陸灯の換装

まず、記事の前に、ロシアのウクライナ侵略によせて:

がんばれウクライナ!なんとか戦争が国内に広がらないように、国境地帯で防御しきって、SWIFT停止や兵器援助によって、ロシアが侵略をあきらめるまで持ちこたえることを願っています。

 
 

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220228-OYT1T50173/?from=rss

 

 

そして、記事いきます。

小さな飛行機で空を飛んでいます。

 

 

アメリカの飛行機をブラジルでライセンス生産したものですが、おおらかなアメリカと違い、ブラジルは変なところで小役人みたいな規制があり。ろくろくラジオの電源もない、小さなExperimental機なのに、なぜか着陸灯が必要になってしまっています。

というわけで、ブラジルの場合、いろいろなExperimental機がいろいろ工夫を凝らして着陸灯を設置しています。

Paradise(veja.abril.com.br)。プロペラスピナーの下に、小さい四角が滑油冷却器、大きい四角がラジエター、その下に光っているのが着陸灯。

 

 

これもParadise。左右翼端に設置した例(loopingaviacao.com.br)

 

 

RV9(Flightmarket.com.br)。翼端に、航法灯とセットで格納したゴージャスな例

 

 

AeroBravo(aeroanuncios.com.br)。機首の上下エアインテークの間に設置した例

 

 

Dynamic(lionheartcreations com)。プロペラスピナー直下に左右2個の着陸灯。

 

 

RV9という、Experimental機というよりは重戦闘機みたいな全金属性の機体では、主翼に組み込んでおり、着陸灯というより前照灯でも通じるんじゃね?みたいな強力なのを装備しています。Paradiseみたいな堅牢なベストセラー機も同様。

一方、機首のプロペラ直下、あるいは左右などに設置している機体も多いですが、これはエンジンとの兼ね合いでなかなか配置が難しく。

結局、ぼくの乗っているこよーて(Rans Super Coyote)は、羽布張りの機体なので、唯一鋼製の主翼前縁に穴をあけて。。。というのも嫌だし、かといって機首はぎりぎりエンジンが入るような設計で空気抵抗を減らそうとしているしで、結局、機首にぼこんと着陸灯が突き出ているという、なんともさえない感じになってしまっています。

以下、ブラジルにおけるコヨーテ着陸灯の配置。

Culpi.com.br

Aeroanuncios.com .br

 

 

これじゃ機首に乱気流出まくりだよねー、という何とも残念なことに。

もっとやばかったのは、へんなところにライトを設置したため、エンジン始動時やスロットルテストなどで機首がびりりり、と揺られるたびにミキサーのように振動してしまい。7年間の使用で、ライト本体と機首の出っ張りを接合しているねじが吹き飛んじゃった!飛んだねじや、ライト本体がプロペラにぶつかったら大変!と、意を決して着陸灯の位置を変えることにしました。

ねじが飛んでしまったので、とりあえず鋲止めして急場をしのいでいました

 

 

といって、とても小さなこよーて君に唯一設置可能な、といってもよいスペースが、この機首直下だったので、どこに移動するかはすごく悩みました。コヨーテを購入した直後から、この電車みたいな着陸灯のでっぱりは取っ払いたいなーとおもいながら手を付けずにいたのも、ここしかないんじゃね?という事情があり。

電車と、前照灯(trafficnews.jp)

 

 

一方、世の中では技術革新が進み、7年前はあまり普及していなかったLEDライトがきょうび簡単に手に入るようになり。在来型のライトに比べて、著しく省エネ・小型化しながら同じ照度が得られるようになった。

そこで購入したのが角型のLEDライト。平べったいライトを機首下面にくっつけることで投影面積(空気抵抗)を少なくすることができ。

機首下面、といっても、どこにつけるかということでいろいろ悩みました。

①当初予定していた位置と、

 

 

②実際に設置した位置。

 

 

なるべくプロペラから遠くにつけたかったので、当初案は①としたのですが、そうすると、機首下面の固定カウルフラップ付近で乱気流を生じ、カウルの排気口からの気流吸出しに支障が出るぞ!という意見があったので、②のようにカウルフラップと干渉しないようにしました。

固定式カウルフラップ、というとなんか精巧なものを思い浮かべますが、実は、カウルの排気口にちょっとフラップみたいなフィン(というよりでっぱり)をつけただけだったりします。ところが、このでっぱりがあるがゆえにカウル外部を流れる気流とエンジンルームに取り込んだ空気の気流で著しい気圧差?が生まれ、エンジンルーム内の熱くなった空気が一気に噴出される(吸いだされる)という、なかなかおつな構造になっています。

Ⓐプロペラ直後の冷却用空気取り入れ口、そして機首下面のⒷ排出口とカウルフラップ。機首下の塗装は、電車みたいな以前の着陸灯をとっぱずして整形した後、仮の塗装なので今後さらに塗装しなおします。

 

 

一方、プロペラ直後では、プロペラ自身が生み出す乱気流の中に組み込まれ、かえってカウルフラップ付近への影響はなくなる、ということも、ぶきっちょにプロペラにかすりそうな位置へせり出して設置されていた理由でもあった、ということに今更気づき。

排気カウルフラップは小型ピストン機のエンジン冷却において「魔法の杖」みたいな効力を発揮し。いろいろな形が工夫されています。

鬼教官のParadiseの例。機首下面の着陸灯がやはり乱気流を生んでしまうらしく、前輪前、カウル気流排出口に、オリジナルの白い固定フラップのほか、銀色無塗装の延長フラップ?を設置しています。

 

 

鬼教官の飛行機は、練習生をのせて離着陸を繰り返し、スロットル全開、全閉の連続という過酷な使い方をするので、延長フラップで冷却効果を向上させたいらしい。

一方、ぼくの乗っているCoyoteについては、カウル形状の違いもあり、また上でも書いたようにライト自体が大いに小型化された恩恵もあり、カウルフラップ付近にもっていっても悪影響となる乱気流は避けることができるようになった、ということなのですねーLEDを発明した人に感謝。

そこで、こよーてを購入してから7年余、ついに決断して、機首のライトをとっぱずすことに。

何でも屋の飛行場管理人と共同で、ライトと機首を接続していた円筒をのこぎりで切断。グラスファイバーが固く、なかなか苦労しました。

切断後、空いた穴をカーボンファイバーで塞ぎ、パテで矯正。その後サーフェイスと塗装。

 

 

 

 

同時並行で、新しい着陸灯の設置。

点灯テスト。特に照度が上がったわけでもないけれど、懸念していたラジオとの干渉もなく、安堵しました(干渉すると、ラジオに「ザー」という雑音が入り交信が困難になってしまう)。

 

 

結果、こんな感じになりました。

 

 

ちなみに、アルゼンチンや日本でも同じように悩んでいるらしく。まずは日本の写真(出典はスカイライフ:http://www.skylife.co.jp/pg14.html)ですが、丸形ランプを機首からさらに後ろの胴体下面に設置しています。個人的にはこっちのほうがかっこいいなーと思ったのですが、写真の設置場所は羽布しかないのでは?なので、鋼管骨組みのところにライト設置の足場を作ったのかな?かなり手の込んだ取り付けになってます。

 

 

ぼくのコヨーテはそこまで大きな工作をする余裕(と職人、お金)がなかったので、ファイバー製でなんとかライト設置の足場になるエンジンカウルにつけちゃいました。下の写真はアルゼンチンの例で、こちらはぼくがつけたのと反対側、排気ノズルの前方につけてますねーノズルで乱気流が発生してる側につけちゃえ、という考えなのかな?ぼくは片側だけに乱気流が発生するのはいやなので、あえて排気管の反対側にしました。

アルゼンチンの例(freddiaviones.com)

 

 

今回の学びというか、ぱっと見は、電車か?みたいな、なんちゅういい加減な、センスのないライトの設置じゃ、と思っても、そこには考えぬいて、やっぱりここが一番だよねーという知恵があったのでした。Experimental機なので、改造などは比較的自由ですが、プラスマイナスに係らずその影響はオーナー自身が直に受けることになるので、改良が改悪にならないよう十分気を付ける必要があることを痛感したのでした。

最後に、例によっていろいろなフライトの写真を掲載しておしまいにします。

この日は、離陸してから烈風がすさびはじめ、着陸に苦労しました

 

 

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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ビットコインと「神の谷底」

2022年2月20日。

ビットコインが4万ドルを割って、またまた年初来の最低へ向かってまっしぐら。

あれ?去年の終わりには、10万ドル越えとかいってなかったっけ?

多数のテクニカル分析ユーチューバーなどの予想を見事うらぎり、奈落の底へ真っ逆さまに墜落したのでした。

ビットコイン反対派は大喜びで

「やーいやーい!やっぱりぜんぜんだめだったー!」

「ビットコインなんて裏付けがないものがうまくいくわけねーだろー!ぎゃははは!」

と大騒ぎしています。

こうゆうリアクションを見ていると、なるほどこれも成功法則の一つのパターンかと、納得するのでした。

要するに「だめだだめだー!やっぱりだめだったー!」という喜び方をする者は、自分自身をもダメにする者であるということです。

ぼく自身の経験談から、パイロット免許を取ったときのことを述べてみます。

会社のお昼休みとかに、パイロット教本でお勉強(というか、お勉強ですけど、楽しい読書というかんじ)していると、意地の悪いやつが必ずいて、

「なんで会社以外のことをするの?」

「うまくいくわけないじゃん」

本当に意地悪く言ってくる人もいれば、本心の親切心から「飛行機乗りはすぐ死ぬから、やめなさい」なんて感じの人もいました。ははは

パイロット用の、エアトラフィック(有視界飛行)教本

 

 

さて、親切心から言ってくる場合は別として、こうした人たちの精神構造はどんなかというと

「うまくいかない」

「やっぱり失敗した」

というマイナス思考で脳内がいっぱいになっているのだと思います。

こうした人たちがどのように時事世相を判断するかというと

◎ビットコインはうさんくさい悪徳商品だ。手を出すな

◎日本の経済が世界で一番いい。ブラジルのような狂乱インフレの国は絶対にうまくいかない

というような感じで、やれ将軍様がミサイル発射だ、やれロシアとウクライナが戦争だ、と大喜びでマイナスのニュースを探し出して「もうだめだー!」と大騒ぎしています。

はっきり言って、自分の人生がうまくいかなくて、不満たらたらなのを、ウクライナだのブラジルだのがうまくいっていない、ビットコインが急落した、というニュースにすり替えて安心しようとしているにすぎないのです。

いじめっ子が、実は四六時中自己否定に悩まされ続けていて、いじめによってしか自分の優位性を証明し、アイデンティティーを救うことができないのと同じかもしれません。

しかし、そういう人たちは、自分から失敗の底へ底へと自分自身を導くという恐ろしい人生になってしまいます。

 

例えばビットコイン

 

 

上の図の青い〇のように、大暴落が発生。

「やーいやーい!やっぱりだめだー!」と大喜びした人たちは、それで満足して、次にこきおろす標的を探しに行き、ビットコインのことは忘れてしまうのでした。

一方、冷静にこの大暴落を分析して「これは局限的な大暴落だな!節度ある投資をすればかなりのリターンになるぞ!」と適切な投入をした人が6か月後にどうなったかというと

上記赤の□右上まで上昇。なんと5倍近く資産を増やしていたのでした。ははは

画像出展:https://livecoins.com.br/bitcoin-mira-alta-historica-no-brasil-apos-dobrar-de-preco/

 

 

もちろん、ビットコインはうさん臭い、というのは本当です。

でも、うさん臭いぞー、とこき下ろして満足してしまう人と、うさん臭いなかから、そのうさん臭さを取り除いてまっとうな投資とできた人で、決定的な差が生じています。

つまり、ビットコインに限らず、すべてのものにはプラス面とマイナス面があり。プラス面を引き出して成果につなげる人は繁栄してゆき、マイナス面をあげつらってこき下ろす人は、自分自身も奈落の底に落ちてゆくという事である。

*ちなみに、ビットコインのどこがうさんくさいか、そしてどのようにすればうさん臭さをとりのぞいた投資ができるか、という僕なりの考えは別記事にしていますので、そちらも読んでね!→ビットコインのETF

パイロット免許の話に戻ると、教本からいよいよ朝5時起きで実地訓練(飛行練習)に移ったころは、いじめっ子たちの反応は「ばっかだねー」とあざ笑いになり。でも筆記試験に受かったころからなりをひそめはじめ、実技に受かり、その辺を飛んでいる今日では、どこへ行ったか消滅してしまったのでした。

 

 

無視、嘲笑、排斥をしていた人たちは、いまでも誰か、何かをターゲットとして、無視、嘲笑、排斥ばかりの人生を送っているのだと思います。

ただ、ここで要注意の落とし穴があり、

嘲笑だのなんだのの暇があったら自分自身の未来のために努力しよう!というのは出発点ですが、単に努力しているだけでは成果はついてきません。

要するに、勝つことがわかる勝負をしろ、という事です。

若いうちは、たくさん負けて、どんな理由で負け、そして勝つのかを学びましょう。

どうすれば勝つのかがわかったら、いよいよ努力して成果を勝ち取りましょう。

中島悟というすごいF1レーサーがおり。でも最初は正式なレースには出ずに「峠の公道」を上ったり下りたり。その理由が

「峠を走っていれば、勝つレベルになったかどうかが学べる。レベルに達しないうちはレースに出ない」

そして、よしこれなら!という時にレースに出場し、いきなり3位で一大センセーショナルに。その後F1まで登り詰めました。

*F1におけるリゾルトはここでは議論のまな板にはあげませんが、表面的な結果しか見ない一部の評論家たちと違い、レース仲間等では十分に評価されていたそうです。

1987年鈴鹿グランプリ

ビットコインはどうかというと、いつどんな値動きをするぞ!というのはわかりません。わかればビットコイン長者が続出です。

でも、ビットコインを裏付けているブロックチェーン技術が、今後発展間違いなしであり、エルサルバドルの法定通貨化、ウクライナでの使用認可、そろそろ米国の現物ETFも認可かな?という動きによって、中長期的には有望という足がかりがあるので、投資ポートフォリオの中で打撃にならない程度の、いいかえればなくなってもいいやくらいの金額で賢く投資するのがいいと思います。すくなくとも「こんなわけのわからんものがうまくいくわけないじゃん、奈落の底まで暴落しろー!」なんてこき下ろすしか能がない、というよりはずっとましである。

そうゆうぼくも、とある金額をビットコインのETFに投資しています。別にレパレッジしているわけでもないので、大暴落してもぜんぜんふつーに、こんな自画自賛の記事を書いて、えへらえへらと投稿しています。

あと、今回暴落のプラスの部分は、ウクライナの戦争危機だの、アメリカの経済情勢だをうまく言い訳にして、クジラども(大規模投資家)が価格の調整をしやがったな、なのかもしれません。こうして、クジラの背中に乗ってレパレッジで儲けようするこざかしいイワシども(その他大勢の投資家)を振り落とし、レパレッジ由来の売り買いによる嫌な価格変動をシャットアウトしたうえで、全世界でイワシの大軍が「やーいやーいやっぱりビットコインなんてだめなんだー!」と大合唱になったまさにその時、世紀の大暴騰になるか!なんて、楽しんで妄想しています。

こう書いていて思うのは、確かにビットコインなんてまだまだスペキュレーションですねー、ということ。紫微斗数でいうところの「横発之財」で、それなりの対応をしないと、儲けてもまた一瞬でなくなっちゃうかも?

努力をすれば、だれでも空を飛べる世界。

ネガティブにいじけちゃうのはもったいないですよね。。。

 

 

結論ですが、人間はどうしてもネガティブなニュースに大喜びする傾向がありますが、ネガティブな出来事、恐慌・狂乱の中に息づいている再生・発展の芽をいかに見極め、育てることができるか―――これが、負け組で一生を終えるか、成功して自由な人生を手に入れることができるかの分かれ目と考えています。狂乱インフレのブラジルで、インフレと同居した高金利を前向きに投資に活用した、つまり借りるほうではなく貸す方に回ったことで、今日では資産1億円を超えて、偉そうに資産運営のブログを書けるようになりました。これを読む皆さんも、マイナス思考しかできない人たちに惑わされずに、冬来たならば春遠からじ、厳冬こそ、神がこれ以上は寒くならないよ、と教えてくれた「神の谷底」で、前向きに未来へのタネをまいて、成功されることを願っています。

ではでは。

 

Posted by 猫機長
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格納庫の休日

格納庫全景。ちいさな飛行機に乗っています。

 

◎操縦索、タイヤ空気圧などなど。

いまいち方向舵の遊びがおおきいんじゃね?という事で、尾翼部分の点検扉を外して確認することに。

点検窓にスマホを潜らせて、胴体側から尾翼に向けて撮影。

 

 

同じ点検扉ですが、今度は尾翼側から胴体中心へ向けて撮影。

写真下の左右に、ケーブルの留め具があり。幸い異常なしでした

ついでに、操縦席のシートを倒して、尾翼に向けて再確認しました

 

 

そのあと、タイヤ圧調整

なぜかコパイ側の空気が抜ける傾向があるんですよねー、次回のタイヤ交換はタイヤチューブも買い替える必要があるかも。。。。

 

 

それから、弓道ごっこで遊びました。

4射2中。射距離10メートルの弓道ごっこなのに、ぜんぜんだめですねえ

 

 

なんか飛行機と全然関係ないオチになっちゃった。

というわけで、飛行機に戻ります。

 

 

◎アクセルケーブルと、命の値段

軽飛行機も自動車もガソリンエンジンで動き。その操作は、スロットルの開閉で行います。マンガで「アクセル全開だああーー!」というのは、まさにエンジンキャブのスロットルから運転席まで引っ張ってきたケーブルにつながれたアクセルを床まで踏み込んでいるという事なのです。

飛行機の場合、アクセルペダルではなく、手で操作するスロットルレバーです。

画面中央にスロットルレバー。すぐ下にチョークレバー。チョークの左下にある黒いボタンはELTの作動装置です。

 

 

このレバーを引いたり押し込んだりします。すべて押し込んで黒いボタンしか見えなくなった時が全開。写真では全閉の状況です。

このレバーは操縦席パネルの後ろで4分割されたケーブルのうち、上の二つに接続され。(下の2つはチョーク)

画面下の四角い銀色のが、左右方向舵を操作するペダル。左ペダルの上に小さく四角い箱があり、ここからにょきと伸びている4本のケーブルのうち、上2本が、計器盤パネルのスロットルレバーから伸びてきた制動索に接続されています。

 

 

4本のケーブルは、防火壁を通過して、左右のキャブレターにつながり。

ツインキャブのROTAX80馬力エンジン。右キャブが見えにくくてごめんなさい

 

 

このスロットルは、スプリング の作用で、通常は全開近くのポジションになるよう設定されており。

一方駐機中は全閉にしておくもので、通常の飛行時も60%くらいかな?以上は押し込むことは少ないので、要すれば操縦者の好きなポジションにセットされたら動かないようにホールドする仕掛けが必要となっています。

セスナや、ぼくの乗っているRANS Supercoyoteでは、スロットルレバー根元の円盤を回して、スロットルを押さえつけたり、開放したりしています。

ねじを締めるのと同じで、右に回せば閉まってレバーが動かなくなるし、左に回せば緩まります。

 

 

ところが、7年間も乗っていると、この円盤の後ろに仕組まれたパッキンが摩耗してしまい。いくら締めてもスロットルが勝手に引き込まれるようになってしまい。

パッキンだけ別売りはなかったので、レバーとケーブル一式になったものを新たに購入しました。

画面中央の白い奴がパッキン。その右が例の円盤。この円盤を回すと、パッキンが変形していってスロットルレバーを押し付けるあるいは緩める仕組みです

 

 

新品一式はこんな感じ。

 

 

からくりは自動車とやはりあまり変わらず。VWかぶと虫のアクセルケーブル一式はこんな感じ。

世界の名車かぶと虫ですが、アクセルケーブルは泣きどころで、これまで20年乗っていて、3回くらい切れちゃったかな?

 

 

かぶと虫の場合は、全閉が通常のセットポジションなので、ぷちん!と切れたら、アクセルは踏み込んだままなのに、エンジンは、ちきちきちきちき。。。。とアイドリングになっちゃうのでした。

世界の名車かぶと虫

 

 

しょうがないなあ。。。と路肩に止めて、エンジンフードを開き。

キャブレターのスロットルバルブが半開ぐらいになるように石ころなどを挟みます。写真では消しコムを使用。

 

 

エンジンは回転しっぱなしになるので、止まりたいときはクラッチを切り、ギアはニュートラルにしておきます。

こうゆう時に信号待ちをしていると、車は止まっているのにエンジンはうおんうおんとうなっていたりして、通行人の素敵女子とかが驚いて逃げて行ったりします。

でも、この便法で、なにげにお家にたどり着くことができるのでした。

軽飛行機の場合は、ケーブルが切れちゃったら、エンジンは一気に全開まで行ってしまうので、

①ともかくエンジンが過熱でブローしないうち(1.5分くらいの間)に、上昇できるだけ上昇し

②左右のマグネトーカット。つまりエンジン停止

③あとは滑空して最寄りの空き地に不時着

となってしまうので、飛行機のケーブルは切れてはならない、というのがあります。まあ自動車に比べると、ケーブルにかかる負荷ははるかに少ないですけど。

ということで、上記のスロットル一式ですが、実際に摩耗しているのはパッキンだけなのに、一式しか売ってくれないのでした。

ちなみに、VWかぶと虫のスロットル一式は、上記の通りR$33くらい、まあ7ドル程度です。

一方飛行機の一式は、R$800と、160ドルが飛んでしまいました。

この差額が、命の値段、という事なのでしょうか。。。。。

最後に、早朝フライトでの景色。やっぱり飛ぶのがやめられないですね。。。(この写真は9月19日撮影)

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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2021年の不労所得総決算

*サイトがハッキング被害か?ダウンしてしまい、3週間更新できませんでした。幸いサイトは復活したので、その間投稿できなかった記事を徐々に掲載して、最終的にはこれまで通り週1投稿のペースに戻ります。

 

総決算、なんて書いてますが、かなりいい加減などんぶり勘定です。でも、きっと皆さんの資産構築に有益な情報だと思います。ぜひ読んでね!

シモン・ヴーエ 「富のアレゴリー」

 

さて、ぼくが持っている資産で、不労所得を生んでいるのがリート。ほかに債権もありますが、ここではリートを主に見てみます。

そして、個人的にリートを3群に分けて投資しています。すなわち

①再投資用の不労所得を確保するための、攻めのリート群。以下8銘柄で、2021年12月はR$18,597 .00の配当を達成。12月31日のレート(@20.6371)で383,788円。

SHPH11(ショッピングセンター)

BBPO11(銀行)

BPFF11(Fund of Fund)

HABT11(不動産証券連動型)

HGBS11(ショッピングセンター)

MFII11(不動産土木開発)

VRTA11(不動産証券連動型)

②生活費を賄うための、守りのリート群。以下4銘柄。配当額は秘密ですが、服飾、食料、ガソリン(他自動車・飛行機の維持経費)、アパートの管理費、水道・ガス・電気のほか、プロパイダ、飛行クラブ会費が入っています。

HCTR11(不動産証券連動型)

VILG11(運送ロジスティックス)

FLMA11(ホテル業)

GGRC11(不動産開発と証券連動のミックス)

③医療保険関連。一つは民間保険、もう一つは国民(公的)保険の積立金です。民間保険のほうはざっくりR$500.00の余剰が出ており、国民保険はかつかつ、プラマイゼロなので、余剰は発生せず。

FIIB11(工業施設)→こちらが、12月はR$1,505.00、うちR$1,000.00を保険会社に払っており、残ったR$500.00つまり10,318円は上記①に足して再投資に回します。

BCRI11(不動産再建連動)→こちらが国民健康保険。12月はR$1,036.00ですが、事実上全額連邦政府に分捕られるので、余剰はなし。

④通信費及び予備費→2つのリート銘柄により、電話代(インターネット代)をこちらで支払っています。12月は2銘柄合わせてR$1,832.00 、このうち電話代R$400.00を引いて、R$1,432.00、29,552円が再投資可能になりました。

*この④は、実質②に含まれますが、①から③までがSantander銀行で投資しているのに比べ、④はItau銀行なので、分けてます。というわけで、上記の「3群」は、①、②+④そして③となります。

ちなみに、上記は12月ですが、だいたい毎月似たような金額で推移しています。

Banquet Still Life by Abraham van Beyeren

 

この結果

①の段階で383,788円が月当たり再投資できる計算であり、目標としては「30万円以上」なので、いちおう安堵。

③と④のおこぼれがそれぞれ10,318円、29,552円、これらを①に足すと、423,658円と、実勢では毎月40万円を再投資に回すことができています。さらに債券の金利とかもあり、実際はもうちょっと多くなります。にこにこ。(金額はひみつ。でもたいしてして加算されるわけではないです。しくしく)

さて、元本に対する利率つまりDividend Yierdですが、12月時点で元本は上記全銘柄合わせてR$3,057,617.00(63,100,345円)、これで配当は毎月①+③”+④”(「”」としているのは、余剰ではなく配当金そのもので計算したため)=541,888円となり、毎月0.85%、年率で10.2%とでました。なかなかいいじゃん。

*この利率には、②の配当額や、債権の金利収入は含んでいません。実勢はもっと上がります。うれしいな

*一方、インフレを換算するとものすごく利率が削られます。(例えば12月のインフレ予想値は0.78%)かなしいな。

上記、というか今回の記事はすべからくリートの元本と分配金を対象としていますので、総投資額(債券などを含んだ総額)とはまた違ってきますが、とりあえずは、ざっくり年率1.5%をインフレ後の純DYとしてとらえています。

まあ、生活費など、出るものはすべて出たうえで、さらにインフレを差し引いて、財産が1.5%増えたという事でとりあえず満足しておきます。インフレやばいね

一方、4%ルール(毎年総資産の4%までなら使ってよいという考え)に照らしてみたら、幸い今年の支出は4%に達せずにすんでいました。

重要なのが、去年からどれだけ躍進できたか。

①については、去年12月がR$12,942.00X@19.9100(去年の12月31日レート)=257,675で、わあああ目標の30万円に5万円足りないぞ!だったが、これはリートのみの結果なので、債券金利を合わせればなんとか毎月30万円以上だからいいじゃん、とたかをくくっていました。

というわけで、去年と今年の比較では

257,675円から383,788円と、48%の増加。すごいじゃん

毎年こうゆうふうに行けば世話なしなんですけどねーでもリートの配当なんて水ものですから、来年はどうなるか?

ちなみに、②、③、④の各収入額についても増加はしているが、微々たるもので有意な差は生じていないので、カット。

クエンティン・マセイス「両替商とその妻」1514

出典は:https://ameblo.jp/bf-art-gallery/image-12640642026-14858013674.html

 

 

最後に、総資産額(こちらは債券とかも総動員した金額)ですが

2020年は、100,302,600円

2021年は、103,701,719円

と、ほとんど変わらなかったのでした。ほんとがけっぷちの1憶が続き。泣いています。

ちなみに、おおおDY増加なのに資産総額は変わらないという事は、リート元本が目減りしちゃったんじゃ?と気づいた人もいると思います。まさにその通りで、今年はコロナと金利上昇によってリートにはダブルパンチとなり、ぼくは配当狙いだから元本なんてどおでもいいや、なんていってもいられなくなってしまい。

元本増加(キャピタルゲイン)に向けて、とあるETF「HASH11」を購入しました。2022年の推移に希望をつないでいます。

今年はリート元本が大きな被害を受けたけれど、何とかETFや債券、そして実のところ円との為替変動に助けられて1憶継続できました。だけどこんながけっぷちなんていやですよねー来年はもうちょっと資産総額が上がっていることを願っています。

今年はブラジルのインフレが2桁に爆発しましたが、幸い、配当すなわちインカムは順調なので、のんびりしています。「100年に一度の危機」とかが今後発生せず、安定した世界経済(特にブラジル。ははは)の向上発展がなされるよう、切に願っています。

「希望」ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ1872年

ではでは。。。。

 

Posted by 猫機長
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「ノーペイン・ノーゲイン」

◎魔法のザクロ

経済的自由達成をテーマとしているすごいユーチューバー「両学長」という人があり。すごい動画をアップしています。

その中で、ううむこれは視聴者側がどう受け取るかで、その人の将来が大きく変わってしまうかも?という動画「魔法のザクロ」があったので、コメントしてみます。

いくら発信者がすごい情報を提供していても、観るほうがキャッチできなければ意味がないわけで。聞く人本人の資質もありますが、本人を取り巻く社会の環境に影響される部分もあり。例えば、「働かざる者食うべからず」とか、「生涯現役」とかに、なにも疑問を感じない人は、どんなにすごいFIRE情報を得たとしても、キャッチできるものは少なくなってしまうと思います。

というわけで、「魔法のザクロ」についてかんたん解説行ってみます。ネタバレ回避のため、まずは動画https://www.youtube.com/watch?v=7g2FrwLhs1Eをご覧ください。

「自由の学問」。すごいぞ!

 

この動画で、3人の兄弟が、素敵女子のお姫様を重病から救い、兄弟のうち1人がこの素敵女子をお嫁さんにするお話が出てきます。

この過程で、よく知られている重要な語句が出てきます。

◎ノーペイン・ノーゲイン=犠牲なくして成功なし

◎手放すこと

◎誰かに言われるのではなく、自分の意志で行う

一つ一つ考察します。

◎ノーペイン、ノーゲイン=犠牲なくして成功なし

成功するためには、まず実力を練り上げる努力が必要というところには議論はないでしょう。。。しかし、それは、犠牲(ペイン)なのか?

わかりやすい例として「剣道大会優勝」という「成功」が欲しかったとします。

鬼の師範につっころばされ、首から胸には「桜吹雪」つまり突きを食らったあとのあざが美しく咲き誇ることとなり。要すれば「死ぬ一歩手前の特訓」にいかに近づけるかが実力養成の重要なファクターとなり。

さて、それはペイン(痛み)なのでしょうか。確かに防具外れに一発くらうと、痛いですけど。

とある大会に出場して、試合場を歩いているとき、道場の後輩が寄ってきて

「せ、せ、センパイ。。。。」と恐怖の表情を浮かべて言うのです。

試合直後で「すでに死んでいる」状態だったので、なんだこいつ!人を妖怪みたいな目で見るなごるあ!とにらみつけてやったら、逃げていきました。ははは

ところが、ふと自分の左腕を見ると、わりばしくらいの竹刀の破片が、ピサの斜塔のごとく突き刺さっていたのでした。

 

後輩はこれを教えてくれようとしていたようです。ごめんね。

道着が血まみれになっちゃった、というほどでもなく、はっきり言って、全然ノーペイン。すごい記念品だ!(竹刀を折ってしまった対戦者の人ごめんなさい)と、嬉々として持ち帰ったのでした。(その後紛失。かなしいな)

も一ついってみます。とある寒げいこに参加。連休の3日間くらいか、終わりを土曜にして、月曜の朝はふつうの生活に戻れるように、という師範側の愛の配慮があり。

たしかに、きつかったのかなーと思います。他人事みたいに「思います」というのは、寒げいこでしごかれているという部分が記憶から欠落しているためです。明日から寒げいこだ、やだなーという、精神的なペインの断片は残っているのですが、はじまったぞー!なんてかえって喜んだ記憶の次は、自宅のベッドで目が覚めた状況であり。はっと気が付き、おおまだ日曜だ、と安心したのを覚えています。

寒げいこの途中で意識不明になり家に運び込まれた、のではなくて、ちゃんと終了まで参加して、その後自分で家に帰り。土曜日から日曜日までこんこんと眠りこけた挙句、目が覚めた。つまり、寒げいこ自体は、成功への重要なステップですが、ぜんぜんペインもへったくれもなく、気が付いた時には通過した後だった。またまた足裏(肉球の部分)の皮がむけてるじゃんとか、いろいろあざが増えていて、みんな打突がへたくそだなー、とかそういう痕跡は残っていましたが、痛いとかいう前に、とにかく腹減った、とパンとモルタデーラ(ハムみたいなやつ)をごっそり買ってきて、食った!食った!食った!食うのは何日ぶりか?そして、そのまままた寝ました。至福の瞬間。

というわけで、周りから見たらペイン(Pain)かもしれないけれど、本人には至福かも?というのが、ゲイン(Gain)を得る条件かと思っています。

モルタデーラパン

https://cornershopapp.com/pt-br/products/19u4l-pao-com-mortadela-unidade-3hf-panetteria

別に武道系だけではなく、例えば音大に行く人が3歳だの4歳だのからバイオリンを弾いていて、ぼくから見れば拷問ですが、本人はいたって楽しそうにひいている(注:本人は拷問と思っているかもしれませんが、しかしその思いとはうらはらに、実は楽しんでいることをぼくは知っています。ふふふ)など、要すれば努力はペインと別物と考えています。

そんなすごいバイオリン素敵女子のようつべもリンクしときます

かな先生。すごいぞ!

 

◎手放すこと

さて、上記で剣道バカになっていたころ、何を手放していたのでしょうか。確かに、へんなテレビ番組をみたりとか、一服「らりる」とか、そういうことは手放すあるいは最初からやっていません、ということで、要すれば最初からやるべきでないこと、どうでもいいこと、を手放したにすぎません。

動画では「どれだけの労力、お金を犠牲にしたかわからない、騙されたり、裏切られたりしながら突き進んだ(7:05ごろ)」となっており、たしかに、ぼく自身、会社のお昼休みにパイロット教本を勉強していたら、周りの反応は

 

つまり無視、嘲笑、排斥のあと、免許を取ってその辺を飛ぶようになったら、称賛になりました。ははは

周りの目なんて気にする必要ないし、最初から応援してくれた本物の友人を見分け、その他の、どうでもいい友人もどきは捨てるいい機会かもしれません。

剣道も、ペインでもなく手ばなすでもなくやっていたら、なかなか美人ちゃんの金髪(目は茶色)の後輩ちゃんがあらわれ、「強いね」なんて言ってくれ、お近づきに。。。とか、そういう全く予期せぬ成果もあったりしましたので、付記しておきます。

犠牲、という考えは、非常に危険なものだと思います。

恐ろしい「滅私奉公」という言葉を想起してしまうからです。

新卒で会社に入り「社会人一年生」のころ言われたのは

「まず自分が与えろ」

「無償で奉仕しろ、見返りを求めるな」

社畜になれ、としか聞こえないのですよね。。。。

会社員初年兵の頃は、実際は会社の足手まといでしかないのは事実なので、給料以前に会社、仕事、社会ということを勉強し覚えていくこと自体が得難い報酬であり。仕事の訓練(いじめではない)を給料以外の見返りとして大いに先輩社員に求めるべきだし、センパイもそこはちゃんと与えなきゃ。。。と思います。

すくなくとも、悪辣なブラック企業とかポンジスキームに騙され、自分の基本的人権を誰かに引き渡してしまった、とならないように気を付ける必要があり。動画でも「カモネギになるな!」と注意喚起しています。

◎誰かに言われるのではなく、自分の意志で行う

まったく疑う余地なく同意。「犠牲を払いなさい」といわれて、「はい、払います」と従うから、カモネギになってしまうのです。

いい情報だ!というのがあっても、うのみにするのではなくて、自分はこう思う、と考えることは、その情報を否定することではありません。ここでは両学長さんの「魔法のザクロ」をお題にして、ぼく自身の受け取り方、意見を書いていますが、決して排斥ではないので念のため。

弁証法ではないけれど、両学長さんのテーゼがあり、ぼくからアンチテーゼがあって、その結果もっと進化したジンテーゼが引き出される、のが重要だと思います。

「魔法のザクロ」では、3人のいい奴と1人の素敵女子がおり、素敵女子はいい奴の1人と結婚した。

でも、なんで1人を選んで結婚しなければならないのか?これがアンチテーゼです。

素敵女子側も、妹なり姉なり、隣の家のおねえちゃんなりを呼んできて、素敵女子の病気全快祝いに、みんなでサンバホールに行ってサンバパーティだ!そのうち、病気なおした治さなかったではなく、一番気の合う者同士で結婚するなりして、お父さんの王様は3人に平等に宝物とかご褒美したらいいじゃん、とか思います。

サンバパーティー

https://www.youtube.com/watch?v=fVidhHZfbrw

でも、こんなジンテーゼを提示したら、タルムードの作者たちから抹殺されそうなので、この辺にしておきます。

また3000字越え。ではでは。。。

Posted by 猫機長