成功の実現は自分でコントロールできるか①

成功の実現は自分でコントロールできるか①

『深層心理はしっかり因果を把握している』

最近SEO対策などといって「ブログやホームページのアクセス数を増やすためのアドバイス」などが大人気なようです。読んでみると

―サイトをアクセスする人が何を解決したがっているのかの課題・問題を的確につかむ。多数の人が興味を持っている言葉をキーワードにする。

―これらの課題・問題の解決について簡単明確に、わかりやすく説明する

―迅速に効果の出る解決策を提示する。

となっており。どこかで見たなーと思ったら、カップラーメンのCMと同じなのでした

三分間待つのだぞ（ごめんなさいカレーでした)

つまり、「腹減った（問題のキーワード）、カップラーメンじゃなかったカレー（明確簡単な解決）、お湯を沸かして三分間（迅速性）」の三拍子そろったブログなどが飛躍的にアクセス数を伸ばすらしい。

といって、そういった即席の解決が得られるものばかりでもなく。また即席の解決が、本当の解決か？とか危ぶむケースもあります。

たとえば、貧困の克服というキーワードで試してみます。

脱貧困（問題のキーワード）、富裕層になる（解決）、宝くじに当たる（迅速性）

になります。

ばっかだなー「宝くじに当たる」なんて狙ってできるわけないじゃん、と思った人はフツーの判断ができる人なので、喜びましょう。なぜなら、「宝くじ必勝法」なんてサイトが大流行であり、多数の人か「インスタントな成功実現法」に惑わされて資金をごみ箱につぎ込んでいるのです。

当選する確率が飛行機で落っこちて死んじゃう確率より低い宝くじを勧めるようなサイトがまがい物（SpiritualS1.2.）というのははまだわかりやすいけれど、「資源国の高金利を利用して累進的に資産を増やそう」なんてわかったような「美辞麗句」を並べると、つい騙されてしまいます。

つまり「毒薬口に甘し」なので、アクセス数を伸ばしたいのが見え見えなサイトには気を付けましょう。訪問者のニーズよりも、広告料を儲けることが目的になってしまっているからです。

でも、①問題把握、②解決策の確定と③具体的実行、というのは成功実現に欠かせないステップだったりします。上記のような残念なサイトたちからも、学ぶことはあるようです。

で、やっと本題の「成功の実現（願望達成）は自分でコントロールできるか」です。

上記で学べるのは、まず①願望があって、②成果の明確化、そして③その実現に努力し、その結果「成功した！わああーい！」という、つまり原因と結果という時系列に起き、相互に関連しあう事象があるということです。これを「因果の法則」（SpiritualS.2.）というのです。怪しいサイトではなく、お釈迦さまの言葉なので本当です。なあんてははは。。。

で、ちゃんと成果の出る（成功する）原因を作ればよいのです。

わかりやすく実現可能なところで、カップラーメンで行ってみましょう。ははは

まず、願望を把握します。なんとなく満ち足りないけれど、何なのかわからない。何かいいことがおきないかなー、というのはダメ。おいしいね、とラーメンを食べている自分が思い浮かび、そうかおなかすいたな、と具体的に把握しましょう。願望が特定できれば半ば実現したもおなじです（SpirititalS.1.1.）。もちろん残り半分もたいへんですが。

あとは、カップラーメンなりインスタントラーメンなりを具体的に作るか、あるいは中華屋さんでラーメンを頼めばよいのです。おいしいね、と願望実現になります。

基本のからくりを理解したところで、応用編に行ってみます。

まずは願望の確定。「前日本剣道選手権大会優勝」でいってみましょう。具体的でいいですね。

そこで、努力です。ここに、願望実現のカギがあるのです。

ナポレオン・ヒルという人が「思考は現実化する」という恐るべき法則を導き出しています。つまり、現実で起こっていることは、現実に起こると思ったことが実現するというのです。

これは、人間の意識が「顕在意識」と「潜在意識」に分かれているためです。

あらゆる物事を発生させ、あらゆる結果をもたらすのは「潜在意識」なのです。

潜在意識は、仏教では阿頼耶識ともよばれており。「あらゆる記憶がつまった場所」なのだそうです。その無数の引きだしから、成功体験、失敗体験などを人々にふり巻いているのです。

ここでポイント。阿頼耶識は「すべて」なので、ラーメンとか優勝メダルとかのレベルに固定（分化）していません。アセンション系の言葉を使うと、ピュアなエネルギーなので、阿頼耶識すなわち潜在意識の引き出しにある間は「バイブレーションが高すぎて人の目に見えない」状態にあり。

したがって、人のほうから潜在意識に「こうゆう成功体験を取りに来たよーん」と働きかける必要があります。潜在意識のほうでは「じゃあどうぞ」といわれたそのままを引き出しから取り出し、人に見える波動に落として差し出してくれます。

ちなみに、禅の世界で、顕在意識と潜在意識識が調和し仲良しになった図があります（SpiritualS.1.6）。こういう境地にたどり着けばよいということである。

人（顕在意識）と牛（潜在意識）が仲良し、以心伝心になった境地

さて、ここがうまくいくかどうかの分かれ道です。信じれば実現するし、信じようとすれば失敗するのです。

ラーメンみたいな簡単な場合は、お湯を沸かして3分なんて自明の理なので、信じるとかいう以前に既成事実になっています。お湯を沸かしながら「ラーメンおいしいね」という既成事実を潜在意識に送っているので「ラーメンおいしいね」という既成事実が潜在意識から差し出され、おいしいね、と食べることができます。

さて、これが全日本優勝だったどうでしょう。「信じれば実現するぜー」とおっちょこちょいに「宮崎正弘優勝」と載ったスポーツ新聞の記事を引っ張り出し、宮崎選手の顔の上に自分の顔の写真をはっつけ、「宮崎正弘」の語句の上に自分の名前をはっつけ、「俺は強いんだ！新聞に載って優勝だ！」と暗示をかけたら優勝できるのでしょうか。

実はこういう暗示、「俺は強いんだ！」と思い込むのは大切な基礎です。でも思い込んだだけでは勝てません。頭で考えているだけで体が納得していないからです。思い込んだら試練の道をどんと行きましょう。

でも、みんな血の汗を流して努力しているじゃん？でも優勝は一人だよ？

その通り。なぜなら、努力していては勝てないからです。

ここまで読んでこんがらかってしまった人に、おめでとう！ぼくの書いていることを正確に理解していただいているようで、うれしいです。

でも記事が長くなってしまいました。潜在意識と仲良くなって、成功を引き寄せる方法の核心は次（SpiritualS.5.）に回させていただきます。ではでは。。。