お金がお金を生む現実

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お金がお金を生む現実

A.複利を知ろう

クリプトナイトという物質があり。スーパーマンのパワーを無効にしてしまうという恐ろしい物質です(もちろん漫画です、ははは)

イスラム教国では金利をとることが禁止されていますが、その他の国々では金利という、お金を借りる人を破滅させてしまう恐るべき「クリプトナイト」が存在します。現金で買えないから分割払いで。。。としたが最後、月賦を完済したとき、あれ?現金払いに比べてものすごく金額高くなってるじゃん?とびっくりすることがあります。

これは、金利が「今日お金をもらう代わりに明日(来月、来年。。。)に伸ばした場合、待ってあげる代わりの料金」だからです。分割払いで完済までの期限が長くなれなばなるほどこの料金もどんどんかさんでいきます。

要するに、分割払いはやらないことである。とくに不動産みたいなでかい買い物を分割払いというのは、やるなとはいいませんがあまり返済計画も考えずにやっているといつか大変な目に合う可能性あり、慎重になるべきと考えます。(借家か自宅か、の記事(1.8)でもっと説明しています、脱線しました)

このように元本を大化けさせてしまう金利ですが、こういう猛毒こそこれ以上ない良薬にもなります。要はあなたがお金を貸すほうに回ればよいのです。

この時、「クリプトナイト」は、「反-クリプトナイト」に転換し、お金を貸す人のふところを爆発的に潤わす「正義の物質」に転換するでしょう。ははは。。。。

具体例で考えてみます。

元本100円、毎年の利子が10%の債券(というか金融資産なら何でもよい)があったとして、スタートの100円から、どのように利子が働いてゆくかというと

1年目 100円+利子10%=100円+10円=110円

2年目 110円+利子10%=110円+11円=121円

3年目 121円+利子10%=121円+12円=133円

4年目 133円+利子10%=133円+13円=143円

5年目 143円+利子10%=143円+14円=157円

ここで重要なのは、元本100円に対し、10%の金利に該当する金額が、5年で50%の50円ではなく、57%の57円となっていることです。これは元本が毎回増えていくために、金利の金額も増えてゆく現象で、「複利」といいます。小数点以下は削って控えめにしていますがそれでも金利相当の利益は7%増加しました。

つまり、複利の力で、時がたてばたつほど金利分のお金(リターン)は増加してゆくのです。

最初の10年くらいは単利・複利の差が見えないので、あきらめず投資続行しましょう

B.大金に兵法なし

元ネタは「大軍に兵法なし」で、敵の何倍もの兵力があれば、へたな戦術などに頼らす物量で圧倒せよ、という教えです。ただし、「ミッドウエー海戦」みたいに、敵の4倍の戦力があったのにひねられちゃった、みたいなケースもあることはあります。

でお金になりますが、「毎月20万円の生活費がほしい」というときに、このホームページのお題である不労所得の金利収入で20万円を稼ごうとすると:

(理解しやすいように毎月引き下ろし、元本は増減なしが考えの基準なので複利にはしてません)

◎金利毎月1%の場合:元本2000万円 が必要。

でもこの場合年利12%です。そんな金利があり、バクチでない投資なんて存在しません。それこそありとあらゆる投資の戦略戦術を弄して奇跡のパフォーマンスを。。。むりです。

じゃあということで

◎金利毎月0,2%の場合:元本1億円が必要。

この場合は年利2.4%です。戦術もくそもなく、普通に安全な債券で運用すれば帰ってくる年利です。ちなみに、ぼくの場合はリートなどで毎月0.6%くらいでています。

要するにスケールメリットを生み出す元本をためるのがいかに大切か、ということです。

結論ですが。。。。

アーリーリタイア達成のためには

  • 利子(配当)だけでも生活ができる元本をためる(4%ルールを達成できる金額(1.11)が必要)ために
  • 複利で増えてゆく利子を利用して上記の①をなるべく早く達成する

必要があります。

できない。。。と悲観することはありません。がんばりましょう。

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