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2023年の不労所得総決算

今回の記事は、例によってふむふむ難解・難読の書です。でもおしゃれな挿絵をいっぱい入れたので、素敵女子の皆様もスルーしないで、いいね!してね!

投資女子やセミプロ投資あんちゃんには重要情報と理解します。数字は目安、アバウトなのでご了承お願いします。

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ウクライナ戦争膠着に裏金問題発覚の2023年も終わり。

ビットコインも1万6千ドルから4万ドルへの「回復」、そして2024年1月10日に期待される現物ETFの承認があり。米金利も異次元の収縮から利下げが現実的になるなど、一言でいえば「雪解けの一年」でしたねー元本の市場価格が下げ止まり、来年はどうよ?という希望の12か月でした。

さて、このブログはお題も「不労所得」なので、この「破壊の後の放心の一年」で、なけなしの資産がどうなったかについて、いつも「いいね!」いただいている素敵女子やナイスガイたちに開示するのでした。

昨年から今年の変動はこんな感じ。数字は基本、現地通貨です。

あと、Santander銀行に債券投資がありますが、こちらは給与所得をぶち込んでおり、不労所得ではないので考慮外にしました。

①金融資産種目

2022年12月31日

2023年12月31日

債権(Itau銀行)

787,851.95

777,000.00

金地金

75,500.00

71,000.00

リート+ETF(Santander)

2,784,095.47

3,165,916.10

リート(Itau)

221,930.80

245,613.58

3,869,378.22

4,259,529.68

@29.01=123,568,956円

労働保険(FGTS)

358,704.00

398,054.58

総計

4,228,082.22

4,657,584.26

円額換算

@24.80=104,856,439円

@29.01=135,116,519円

➁投資用不動産等

760,000.00

700,000.00

①+➁(現地通貨)

4,988,082.22

5,357,584.26

①+➁(円額)

@24.80=123,704,439円

@29.01=155,423,519円

ここで注目は、まず①の純然たる金融資産の残高。

2022年12月はR$4,228,082.22

2023年12月はR$4,657,584.26

12,481,329円(429.502.04レアル)の増加。まあまあいいじゃん

2023年についてさらに掘り下げます。

毎月の配当や金利のうち、再投資できた金額が毎月平均でR$27,014.00なので、一年ではRS324,168.00を再投資した。

うちR$170,000.00を②に分類される実物不動産に振り分けたので、上記①すなわち金融資産に振り分けることができたのはR$154,168.00になります。

したがって

2023 年末における①金融資産の元本から配当の再投資分を除いたがんらいの元本の金額は(R$4,657,584.26―R$154,168.00)=R$4,503,416.26

すなわち、配当を除いた元本のみの増減でみると

2022年12月のR$4,122,118.22から、2023 年12月実質R$4,503,416.26へ、ざっくり9.2%の増加。

R$⇔円のレートがこれまた@24.80から@29.01 に大変動したのに助けられはしたが、2023年は金融資産で1億、特に労働保険を抜いても1憶達成しているのには安堵しました。

要すれば、今年が異次元円安ということなので、来年はまた投資用不動産とかを総動員してやっと1億に逆戻りしちゃいそうな気がします。かなしいな

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今年要注意だったのは、投資用不動産を購入したこと(実際は去年購入した土地に今年は施設用の資金を投入した)。

ほんとうは元本価格すなわち株価の一株(リートは一口)当たりの時価が急落し、DY(配当利回り)が相対的に急上昇するいまこそ株やリートを買いあさりたかったのですが、実物不動産でとある物件を買わざるを得なくなり。

この物件の時価総額はR$490,000.00とし、投資用不動産等に組み入れました。2022年は居住用不動産もいれちゃってましたが、2023年はこれは除きました(投資用不動産の値上がりもあるので、単純な引き算ではないですが)。

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ここまでは元本のおはなし。

実はそれより毎月の配当の方が重要です。

というわけで、2022年と2021年の配当及び金利すなわちこれこそまさに純然たる不労所得については以下の通り

*注意:以下は、生活費とかを除いて再投資した金額なので、念のため。

*も一つ注意:2023年の金利収入は、ブラジル政策金利の低下を受けて減少。年間平均はもうちょっと多いのですが、来年さらに低下を見越して低めにしました。

2022年(@24.80)

2,023年(@29.01)

リート配当(1か月平均)

18,998.00

21,014.00

債権金利(1か月平均)

6,500.00

6,000

1か月あたり計

25,497.00

27,014.00

1年分総額

305,964.00

324,168.00

1年分総額(円換算)

7,587,907円

9,404,113円

円額だと、2022年から2023年で24%増加と、いかにもすごそうですが、これも狂乱円安のトリックなので、実質は現地通貨の5.9%増加にとどまった。

これでもよさそうだけれど、今度はインフレがあり。IPCA指標で4.72%なので、現地通貨による実質の年間収入額の増加は5.9-4.72=1.18%にとどまりました。

まあ、インフレを差し引いて、かつ日々の生活費を差し引いた再投資額なので、まずは順調かなとは考えます。

ちなみに、毎月783,676 円ということで、ベンチマークとしている毎月30万円をこえることができて一応安堵。でも、これも為替に幻惑されているので、あえて去年の為替でやってみると669,947円で、こっちの方がリアリスティックかなーと思います。

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なんか数字ばっかりでこんがらかっちゃった?ので、ごくおおざっぱに、まとめてみます。

金融資産の時価評価額:ざっくり10%の増加。安堵(インフレを引いたら5.28%。かなしいな)

不労所得(再投資可能分):インフレを差し引いて1.18%増加。

ううむこの2行を書くためにどれだけ計算じゃい。くたばりました。

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というわけで、結論として、不労所得、元本ともに何とか増加しているから、まあいいかと、安堵しています。

特に元本の増減は要注意で、1年単位で増えた減った、と一喜一憂しているとかえって資産を失う結果になると思います。

じゃあどのくらいのスパンでみればいいの?というわけで、一例としてリート「SHPH11」でみてみます。

1999年に一口R$100.00で購入。

2023年12月29日(実質31日)の段階で1口R$850.00になっていました。つまり850 %の上昇ですねえ。

その間のインフレ(IPCA指標)は以下の通り

 

というわけで、1999年から2023年までの24年では、

R$850.00―R$642 .55=R$207.45がインフレを超えた純利益。

つまり、

インフレを超えて207.45%上がっているのでした。

一年あたりインフレを超えて8.6%(単利計算)なので、ここ2,3年落ち込んではいても、20年のスパンでは勝っているということになります。

ここでこのリートの重要なポイントとして、上記はあくまで元本のみの変動であり、これとは別に配当が毎月、コロナ禍で営業中止した1年程度を除いて必ず分配されてきたことです。つまり、元本はインフレに勝る上昇で資産保全を達成し、さらに配当による不労所得で生活費の充当を可能としてきた、ということです。

タコ配とは別世界の毎月分配もありますよ、という実例になっていれば幸いです。

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もちろん、金融資産の総体を構成する銘柄は、SHPHだけではなく、雑多のリートや債券で構成され、下がるいっぽうだー!なんてダメダメなのもあるのですが、総体的には拡大していってくれているので安心しています。

人口ボーナス期にある新興国の不動産投資が主体なのでこうした安心も得られますが、日本の場合は、はっきり言って投資するにできないんじゃね?というか、結局S&P500へのインデックス投資とか、日本に住んではいても投資先は米国を選ぶ人が多数。でも、Jリートでがんばって資産拡大している人もいることはいるらしい。

去年はこう書きました

「2023年の年末には、うだうだ書かなくても、すぱっと元本総額が増加していることを祈りたいですが、難しそうですねー2024年から2025年にかけての世界市場の復調を願っています。」

今年はこう書き直します

2023年の年末は、意外とすなおに元本総額が増加して、安堵しています。2024年のビットコインスポットETF承認による爆上げと、2024年から2025年にかけての世界市場の復調を願っています。

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ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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空をテーマとした音楽たち

 

 

人間が単なる動物であったころは、本能のまにまに、すべては衝動の世界だったが、エデンの園からの追放、つまり知性を獲得してからは、魂の存在を知覚するようになり。肉体の栄養として食料を生産するとともに、魂の栄養として文化、教養そして芸術を獲得しました。

文明だの教育だのは、まだまだ現世、俗世間での物理的生存のための処世術レベルですが、教養や芸術、と変化していくに従い、情緒、精神つまり魂の調律という、人間のレゾンデートルの根源への到達に近づいてゆき。演劇、絵画など多数の芸術(武道もこれに入る)の中で、もっとも人間の魂の根源に達することができるのが音楽だそうです。

なんてめんどうな理屈はともかく、今回は「空」をテーマとした音楽たちを、ようつべから拾ってきました。

まずはClarinet Concert in A maior – Mozart。

この曲自体が「空」ではないですが、飛行機のある風景ということで掲載。

 

 

La Paloma (はと)

 

 

Cielito Lindo (美しき空)

 

 

スペイン語圏アメリカばっかりだな、ブラジルのも入れよう。

Tico-Tico no Fuba e Pintinhos no Terreiro

 

 

El Condor Pasa これもスペイン語圏

というわけで、もひとつブラジル。

Aviao do Amor (愛の飛行機)

https://www.youtube.com/watch?v=8CqYzpsesTs

Aurora Miranda – AVIÃO DO AMOR – André Filho – Alberto Ribeiro – Odeon 11.088 – 4765 – 15.12.1933 – YouTube

Lamour est Bleu 空は青色、じゃなかった「恋はみずいろ」。まあいいじゃない。

 

 

日本のも入れよう。

コバルトの空(Cobalt Blue Sky)

 

 

もういっちょ!

「飛翔(Soaring)」

 

 

Departure

 

 

Another Sky

 

 

飛行小姐

 

 

パラグアイ

Pajaro Campana Paraguayan Harp

 

 

もう一つパラグアイだ!

Pajaro Chogui

 

 

太陽の歌

 

 

Sous le ciel de Paris パリの空の下で

 

 

ヨーゼフ・シュトラウス「天体の音楽」

 

 

イタリア、フランス、オーストリアとくれば。。。。

ドイツまるだし「ツェッペリン伯爵」

 

 

もう一つ「天の音楽」。イギリスか?スコットランドか?

 

 

最後はアメリカでつね。。。

Sunrise Serenade

日本の運命を決めた決定的瞬間に流れていた曲。

 

 

1941年12月7日、ハワイ真珠湾に向かっていた日本の攻撃隊200機が「一面に広がった厚い雲(産経新聞 https://www.sankei.com/article/20150423-X5LQIRO4MBJFFLAZHECZD5MDFE/ )」により行く手を阻まれてしまい。大海原の上空で困っていた時に、ラジオでハワイ放送を傍受し、放送電波に向けて飛んで行ったら真珠湾に到達した、その曲が「Sunrise Serenade」だったとのことです。(当時の飛行機乗りの回想から。https://dot.asahi.com/dot/2015120500018.html?page=6)

ではでは

 

Posted by 猫機長
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ポルシェと電話とベアリング(おまけあり)

 

 

以前、ステアリングボックスの修理をした時の記事で、本当はフロントサス全体をリニューアルしなきゃ。。。と書いたのですが、それから1年3か月、喉元過ぎれば熱さを忘れるで、リニューアルなんて忘れてそのまま乗っていたら、時速80キロを超えたくらいの時点で、ハンドルがぶるぶるぶる。。。とすごい振動をするようになっちゃいました。

ポルシェくん。356Aカブリオーレのレプリカです

 

 

やばいぜ、と、いろいろな修理工から意見を聴収。

まあ、フロントサスということは異論はないのですが

修理工A→「それは、サスペンションアームのパッキンだ」

修理工B→「Aはうそをついている。これはステアリングダンパーだ」

修理工C→「AとBはデマを飛ばすクズだ。車軸がずれが原因で、アライントメントでなおる」

などなど、百家争鳴でした。ははは

幸い、調達や調整が難しいステアリングボックスがヘタレた、ということではなさそうなので一安心。

ポルシェくんのフロントサスペンション機構。赤丸がステアリングボックスです。

 

 

で、そのへんのサスペンション専門修理工場に持っていったら、修理工の兄ちゃんがポルシェを目の当たりにして怖気づいてしまい。

「ううう、こんな怪車はいじれない」

メカはかぶと虫だよ?でも、今どきの若者には、異世界の昆虫のように見えるらしい。

その兄ちゃんに、かぶと虫のフロントサスをいじることのできる修理工場を紹介してもらいました。

その名も「R2モーターズ」

R2という修理工場でかぶと虫を修理しました。

なんてギャグは、きょうび、もう通じないんだろうなあ。。。

世界の名車かぶと虫

ギャグはともかく。

ここも修理工場長のRuiという爺さんが自ら修理を手掛けてくれました。

 

 

ポルシェくんをジャッキアップ。

なんか、口を開けて、ぐえええーとへばっているみたいなポルシェ

 

 

Ruiいわく、これは「電話の中にあるベアリングだ」

えっ?

電話

https://p.potaufeu.asahi.com/c3bd-p/picture/15861677/76d3b63ec8ca366a2c5f80c32fa51541.jpg

 

 

電話とポルシェに何の関係があるのか?

VW系のフロントサスは、トーションバー主体になっています。

トーションバー

https://www.bunnitu.com.br/menu-de-carros/fusca/grupo-jogo-feixe-molas-suspensao-diant-vw-fusca-1200-1300-1953-a-1970-1a-serie-1970-a-1982-sistema-embucham-014413

 

 

そして、このトーションバーが、下の写真のフロントビームにおける、水平の黒い上下の管の中に入っており。

https://produto.mercadolivre.com.br/MLB-1456476889-suspenso-fusca-1300-l-1500-piv-freio-tambor-19721983-_JM

 

 

緑の矢印がトーションバー。赤丸の中に入っているのが、ベアリングとパッキン(ブッシュ)

Suspensão de Buggy Tradicional – Fusca

 

 

トーションバーとフロントビームはブッシュとベアリングで接続されており。グリスで充填され、サスペンションアームがぐりぐり動くぶん、トーションバーがねじれ。地面からのショックを吸収する仕組みになっています。

赤丸がサスペンションアーム。

 

 

今回は、サスペンションアームの付け根にあるベアリングがヘタレたということなのでした。

つまり、「電話」というのは「サスペンションアーム」のことでした。ははは

Ruiなど、ろくろく学校も出ることができず、現場のたたき上げで生活してきた古参のメカニックは、「サスペンションアーム」という名を知らないわけではないけれど「電話」とか、自らの勘と経験で覚えた名前をつかっています。

こんなかんじ(「一杯の魂―ラーメン人物伝―」ISBN4-08-859357)

 

 

いまどきかぶと虫系の車をいじれるというのは、苔の生えた「ラーメン職人のおっちゃん」みたいなのが多いけれど、とても気のいいおっちゃんが多く、助かっています。

電気系統と違って、原因特定も修理も具体的に進めることができる機械系の故障ですが、今回は、まずフロントビームを車体の骨格から外したうえで、「電話」を一つ一つ引っこ抜いてばらばらにするなどなかなか大掛かりになってしまいました。

フロントビームから引っこ抜いた「電話」はこんな感じ

https://produto.mercadolivre.com.br/MLB-699432685-braco-suspenso-pivo-fusca-_JM

 

 

3日ほど工場に留め置かれてしまい。その間はてくしー生活でした。

車のない生活というのはめんどうですねえ。

ステアリング系をいじってしまったので、ホイールアライントメントも必要になってしまい。

自動車の車輪には、まっすぐ走れるよう、

トーやキャンバーという角度がついています。

 

 

こうした角度をつけることで、直進性や安定性をが大きく向上。先人の知恵はすごいですねえ。

今回の修理代は、8万円くらいになりました。予定外の出費としてはちょっときついな。。。

幸い、ハンドルの震えは解消し、いい感じで乗ることができています。

 

 

おまけ

このブログは「軽飛行機で空を飛ぶ」なので、とある吉日、とある空港に飛んで行った時の写真を再掲・掲載します。

この空港は「レディオ空港」といって、空港に通信室があり、管制官がいますが、あくまで空港近辺の飛行機たちへの情報提供にとどまり、アプローチやトラフィック、離着陸は飛行機側の責任で行うというもの。

それほど交通量のない地方空港に多く、今回の記事にしたカルダス・ノーバス空港も、観光地(温泉)ゆえ、月曜から金曜日は閑散としており、管制官はおらず。土日にエアラインの旅客機が下りてくるときに、この交通整理のためレディオ空港として機能するという感じ。ちょうど管制官やエアライン旅客機との通信を練習したかったので、土曜日に行ってきました。

ちなみに、レディオというのは「ラジオ」のことです。ラジオ通信のできる空港だよ!という意味ですね。。。

以下、空港の風景です。

このフライトについてのもっと詳細な記事はこちら→レディオ空港で管制飛行の練習

 

 

おまけその2

吹き流し(風向指示器)

英語では、おしゃれに「ウインドソックス」と言います。

でも日本語にしたら、「風になびく靴下」。

うああああー

おっと、洗濯済みで、ちょうど乾かしている、というのならいいですね。

あれ?

ブラジルでは「ビルッタ」すなわち「狂人。低脳」

呼び方が低脳そのものでした。ははは

確かに狂ったうすら◎カみたいに、ぐるぐると竿の周りをまわる吹き流しですが、パイロットにとってはなかなか頼もしい設備だったりします。

滑走路の9メートル上空あたりで、どんな風が吹いているかを明示してくれるため、離陸や、特に着陸の時に重宝します。

吹き流しの折曲がり具合で、風の強さも見ることができ。

こんなかんじ

https://item.rakuten.co.jp/ohstore/2b6gjp4ujl/

 

 

ちなみに、ぼくのホームベースでは、早朝の7時半ではだいたい6ノット以下ですが、9時ごろから風が荒れ始め、10時から午後4時ごろまでは15ノット以上の烈風が吹き荒れています。

でも、一方向で一定の風なら、12ノットでもそれほど問題にはならず。怖いのは、それこそ吹き流しが狂ったようにぐるぐると方向を変え、急にびゅーんと水平に伸びたと思ったら、次の一秒ではぶらんと垂直に、となるような日です。

乾季では、風は強いがわりかし一定しており。雨季になると狂って揺さぶるような、怖い風の日が多くなっています。

ちいさな飛行機で飛んでいます

ではでは

 

Posted by 猫機長
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アルマダの戦いにみるビットコインのゆくえ

いやいやビットコインが上昇して、投資家のみなさんが狂乱していますが、はたしてそのゆくえは?というところを、恐ろしい史実をもとにひも解くことを試みます。

今回取り上げるのは、「アルマダの戦い」

1588年の7月末から9月末にかけて起きたイギリスとスペインの間の一連の海戦であり、世界の覇権を競った両国のパワーバランス転換を物語る画期的な出来事でした。

パブリックドメイン

 

 

といっても日本人のみなさんにはピンとこないですよねー

日米の太平洋決戦すなわち珊瑚海、南太平洋、ミッドウエー、マリアナなどで起きた一連の決戦が、英仏海峡の要所である、プリマス沖、ポートランド沖、ワイト島沖、グラヴリンヌ沖で起きた、というふうに書けばちょっとはわかりやすいでしょうか。

当時は空母や飛行機なんてないので、ガレー船、ガレアス船やガレオン船、すなわち海賊映画に出てくるみたいな船。

英国に至ってはドレークという正真正銘の海賊がハワードという貴族と一緒に総指揮をとっていました。山口組の組長と警視総監が一緒になって駐車違反の一斉摘発だ!みたいな感じだったらしい。

英国側227隻、スペインは「無敵艦隊」130隻で対決。なんか数量では英国が圧倒していますが、小さなのが多いとか、格という面では同等だったらしい。

結果から先にってしまうと、以下Wikipediaからの引用の通りで

イギリス
戦死50–100人
戦傷400人戦病死:
数千人
スペイン:
戦死600人以上
戦傷800人
捕虜397人
遭難と戦病死:
死者20,000人

 

 

英国側の圧勝でした。

イギリス側はおおむねガレオン船で構成。画像は「トライアンフ」

Triumph 1562 001

 

 

スペイン側で本国に帰還できたのは67隻と半減してしまったのに対し、イギリスは1隻も失なわず。

どうやってイギリス艦隊はスペインの「無敵艦隊」を壊滅させたのか?

イギリス人のいつものやり方で、開戦前に情報を収集し、画期的なイノベーションを駆使して優勢な敵をやっつけた。

突然第2次大戦を引用しますが、例えば「英国の戦い」では、当時まだビットコインもびっくりの、得体のしれない新発明であったレーダーを国土の要所に設置し。ドイツ爆撃隊の進路を事前に察知して効果的に戦闘機隊を展開しましたが、アルマダの海戦でも、ぱっと見は優勢な無敵艦隊の弱点を事前に見抜いてボコりまくり、見事勝利を手にしました。

 

 

Early warning

英国の戦いにおける早期警戒体制

 

 

勝利のポイントは。。。。

◎「帆の最大活用」:当時の軍艦と言えば、ガレー船といって何十人もの人が漕ぐというやつが主体だった。レパント沖の海戦等の前例において、波の穏やかな地中海でガレー船による機動の威力を身に染みて知っていたスペイン人たちが、オール(櫂)でこぐことができない、風まかせの船なんて。。。と思うのも自然と考えます。

レパント海戦当時スペインのガレー船の一例。

https://infographics90.com/en/how_they_use/galley-warship

 

 

がレー船を発展させたガレアス船。

https://thehistorymanatlarge.blogspot.com/2011/04/16th-century-galleass-of-spanish-armada.html

 

 

しかし、イギリスの方は、当時の高等先端技術であった「帆」をうまく使えば、ガレー船よりもきびきびうごけるぞ!という手ごたえを得ており。大航海時代のナウ(キャラック)船を発展させた、大砲多数積載かつ帆走に適したガレオン船を投入しました。

なんとなく、ノモンハンや中国上空での経験から格闘戦至上に凝り固まってしまった日本と、よりどりみどりの強力なエンジンを裏付けにした一撃離脱を導入できたアメリカみたいな感じですねー

ここでの強力なエンジンが「風」なのでした。

地中海と違って、英物海峡は海峡ですが外洋であり、波も荒ければ烈風もすさんでおり。

言い換えれば、この烈風を受け切り、使いこなす装置があれば、それだけでも相当な優位に立てたということである。

その装置が「帆船」。

実はスペイン側もうすうす気づいており。「漕ぎ手の上層部に大砲を配置した帆船とガレー船の混合型ガレアス船を導入(Wikipedia)」して艦隊の主力にはしたのですが、どっちつかず、欲張りすぎの設計では防弾設備が皆無となりグラマンに撃墜され、じゃなかった、ともかく実戦では重心のすわりが悪く荒波で安定できないなどが露呈し、成功できなかったらしい。

速度、航続距離、格闘性能など欲張りすぎた零戦。傑作機ではあるのですけど。。。。

https://i.ytimg.com/vi/xoop9o9nUIM/sddefault.jpg

 

 

◎大砲の活用:この当時の常識と言えば、ともかく船体を敵船にぶちあて、どわわわーと水兵が敵船に躍り込みチャンバラで勝敗を決するという、要すれば元寇の時に鎌倉武士が小舟で元の軍船に押し寄せていったのとあまり変わりがなかった。ただそのためには、敵艦が逃げないように停止させる必要があり、「数発で敵船の動きを止めて従来の接舷斬り込み戦法に持ち込むための、重量の大きい砲弾を放つ、威力は強いが短射程のカノン砲や全カルバリン砲が多用されていた。また、接舷切り込み直前の接近戦で人員殺傷を狙うため、ペリエール砲以下の軽砲が搭載砲約2,500門の3分の2を占めていた(Wikipedia)」

英国側は、「大砲の95パーセントが、軽量弾を放つ長射程の半カルバリン砲で、砲戦で終始主導権を握る展開へとつながった(Wikipedia)」とあり。

カルバリン砲。徳川方が大阪冬の陣で使ったらしい。

https://ameblo.jp/dodongo-neroga/entry-12687429792.html

 

 

要すれば、刀をぶんぶんふりまわす侍を、ストリートチルドレンが4メートル先からピストルで撃ち56すみたいな感じだったらしい。

インディジョーンズでも似たようなシーンがありました

 

 

ここまで書けばもう明らかですが、要すれば、英国は「相手の間合いより遠くから火砲でやっつける」という、現代では常識ですが、当時ではまだわからなかったかも?という法則を見事に導きだし、実行しました。当たり前すぎて法則と言えないかもしれませんが。

この結果、イギリス側は無傷で生き延び。

一方でスペイン側には130-67=63隻という甚大な撃沈被害を与えた。。。。のでは、全然なかったのでした。

実は、撃沈されたのはたったの11隻にすぎず。

両艦隊は、プリマスあたりからダンケルクに抜ける英仏海峡を連戦し。

Routes_of_the_Spanish_Armada.gif (415×756) (wikimedia.org)

 

 

確かに、グラヴリンヌ沖(Gravelines)に差し掛かるころにはスペイン側は11隻がやられ、劣勢になってはいた。

しかし、勝敗を決したのは、人知を超える大自然の猛威だったのである。

上記の図を見れば、グラブリンヌから折り返してポートランドまで帰ろうか、というのが自然と思います。

たしかにイギリスが通せんぼするでしょうが、この時点ではイギリスもスペインも相当に弾薬を消費しており。イギリスが肉弾戦を避ける以上、組まずほぐれずで、スペインまで帰れるんじゃね?

と思ったら、海流や風向きの問題があり。

結局、イギリスの北をぐるっと迂回していくしかなくなってしまったのでした。

「悲惨な運命が待っていた。無敵艦隊の航海士たちはアイルランド周辺の海岸線についてまったく無知であり、多くの船がここで難破して沈没し、上陸した乗組員たちも土着民やイングランド兵によって虐殺された。

溺死や餓死、そして虐殺された犠牲者は戦闘によるものよりもはるかに多く、スペイン無敵艦隊の半数だけがスペインに帰還できた(Wikipedia)」

結局、スペイン側の損害のうち、実に54隻が難波だのなんだので、戦闘による喪失ではなかったのでした。

Routes_of_the_Spanish_Armada.gif (415×756) (wikimedia.org)

アルマダ壊滅の現実。

 

 

確かに、英国はクレバーにイノベーションを導入し、スペインを撃破。海戦における損傷でスペイン側の難波が増大したのは事実だが、じかし趨勢を決したのは、決して人間のこそくなちまちました努力なのではなく、荒々しい外洋の疾風怒濤という、人間ではコントロールできない恐るべき神の配剤によるものであったということに配慮すべきと思います。

さて、ビットコインですが、最近やれ上がっただの下がっただの、今後はいつ4万ドルだ、それにはデッドクロスだのなんだのというテクニカル分析華やかなりですが、本当の値動きは、米国スポットETFが認可になる、という海峡の出口から、いよいよ外洋でもみくちゃになり、仮想通貨も法定通貨もへったくれもない世界経済の転換という疾風怒濤に乗って、壊滅ではなく、いよいよ10万、20万の大台に乗っていくものと理解します。

めちゃくちゃこじつけそのものの記事でした。

ビットコインとかなんとかより、面白かったね!と言っていただければ成果達成です。

ご拝読感謝。ではでは。。。。

 

Posted by 猫機長
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「リア―・ガンナー」

アメリカ映画に「Rear Gunner」というのがあり。

 

 

アメリカ陸軍航空軍のつくったプロパガンダ映画ですが、アメリカがどれだけぜいたくに、ゆうゆうと無数の機上銃手を養成していたがが一目瞭然です。

 

 

無数のトラックの荷台に、惜しげもなく爆撃機用の銃座を取り付け。自走式トロッコに立てた的(布)に向かって撃ちまくっていた。

日本側は、機関銃どころか、歩兵銃で一発撃つごとに「薬莢はどこだー」と探し回り。一個でも紛失したら、誰かが首を吊るはめになったそうですからねー

三八式歩兵銃の薬莢

https://aucview.aucfan.com/yahoo/w172434885/

 

 

*自衛隊も薬莢を回収してますが、安全対策上?の措置だそうです。

自衛隊ヘリの薬莢受け(カートキャッチャー)

http://rightwing.sakura.ne.jp/eventreport/sokaen05/sokaen05-10.html

 

 

一方、米軍は回収もへったくれもなく撃ちまくり。

薬莢が散乱しまくっています。

https://www.nationalmuseum.af.mil/Visit/Museum-Exhibits/Fact-Sheets/Display/Article/1519644/bomber-crew-protection/

 

 

もちろん実戦に入る前に、練習機上からもカンガン撃ちまくっていた。

 

 

この結果、アメリカの銃手は、坂井三郎のようなべテラン戦闘機乗りも「その射撃は非常に正確(「大空のサムライ」193ページ)」と評価。下手に近寄ろうものなら戦闘機の方が火だるまにされて撃墜されるという、強力な防御砲火を構築したのでした。

加藤隼戦闘隊の加藤隊長や、坂井三郎さんは、いずれも小型爆撃機の後方銃手によって撃墜ないしは致命傷に近い被害を受け。

一方日本側がどうだったかというと。

上から零戦、99艦爆、97艦攻

零戦 21型 & 九九艦爆 11型 & 九七式三号艦攻 “真珠湾攻撃隊”

 

 

「飛翔雲」という、当時の艦爆乗りの回想があり。

http://navgunschl.sblo.jp/category/796030-5.html

http://navgunschl.sblo.jp/category/796030-6.html

そこでは

「敵空母を攻撃する前に、艦爆隊は何故全滅したか?原因の第一は、艦爆には敵戦闘機に反撃する装備がないことであった。艦爆は7粍の旋回機銃を持っていたが、これでは敵戦闘機ワイルドキャットの防弾ガラスを貫撒できないし、敵の燃料タンクは防弾ゴムで守られていたので、火災を起こさせる力がないのであった。」

「7粍機銃に代る13粍機銃を要求することには非常に難しい問題があった。直接横須賀航空隊に訴えるしかなかった。」

つまり、どのような訓練を積んだか、日本の銃手は相当に優秀だったのですが、問題は「当たっても落ちない」という、悲しいけれどいつもの結論にたどりついてしまっています。

艦爆接敵隊形

 

 

敵戦闘機に襲撃され、36時間海にぷかぷか漂流したのち、写真の船に救助された。その名も「玄洋丸」だそうです。

 

 

さて、このパイロットは、「敵戦闘機の防弾ガラスを、7粍弾で貫徹できないもんでしょうかねえ、隊長!」という戦地の切実な声を、内地の空技廠などに「ソロモンの戦況を告げ、艦爆隊の空戦について詳しく説明し、13粍の必要性を力説した」のですが、回答は

「 九九艦爆の機体と銃座の強度は13粍機銃には不足であるから、改造補強しなければ装備できない。」

という、要すれば全機改造なんて妄想だ、99艦爆では7ミリが精一杯だ、と言われてしまいました。

結果、99式は、「艦爆」ではなく「棺桶」になり果ててしまい。

他の国の単発爆撃機はどんなだったでしょうか。

ますは、スツーカです。

https://centurabooks.com/index.php?route=product/product&path=25_60&product_id=116

 

 

こちらも、大戦中期には味方戦闘機の援護がないとバタバタ落とされるようになってしまい。

一方、機体の方に余裕があり、エンジンも610馬力から1400馬力に強化できたので、防弾装備をガンガン増強し。

後期型スツーカにおける防弾の強化。風防左右に防弾版が追加された。

https://i.redd.it/urwdn9gtumi61.png

 

 

「Ju87D-5は、搭乗員防護の強化で、通常の厚さ約四センチの防弾ガラスにくわえて、一〇ミリの装甲板が取付けられた。

 これは下方と後方からの砲火にたいして足をまもり、さらに後方からの砲火にたいして頭と肩をまもるよう、座席まわりに装備された。

 後席も同じように、特に射撃中、銃手の両手をまもる、取り外し可能な装甲板も装備され、さらに機体側方からの銃弾をふせぐ、ひざくらいの高さの装甲板も取付けられた。(http://ktymtskz.my.coocan.jp/E/EU/astuka11.htm)」

この改装が1944年ですから、ドイツ魂で最後の最後まで改良を続けていたことがうかがえます。

Ju87D-5の後方機銃は7,92ミリで、口径は日本とあまり変わらなかったようですが、2連装で相当の威力増があったかも?

https://www.pinterest.pt/pin/571886852675161669/

 

 

https://www.pinterest.pt/pin/901564419133339370/

 

 

初期の単装から、2連装に進化しており。99艦爆もこうできなかったのだろうか?

初期の単装機銃

Junkers Ju87 B code 6G+CD of StG 51 rear gunner in his position

 

 

もう一度99艦爆を見てみます

https://m.media-amazon.com/images/I/71gHJdnwemL._AC_UF894,1000_QL80_.jpg

 

 

空気抵抗を減少させるために、ふだんは機内に格納して、すっぽり風防に覆われていますが、なかなか凝ったギミックで機銃を引き出すようになっており。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14223246349

見ての通り、防弾はパイロットも機銃手も皆無だった。

 

 

それでも、雷撃機と違い、艦爆は爆弾投下後に戦闘機との空中戦も想定しているところから、防弾よりも運動性を重視する思想というのはやむを得ないかもしれません。

さて、アメリカです。

SBD  ドーントレス

https://planesoffame.org/aircraft/plane-SBD-5

 

 

アメリカにしては地味でおとなしいデザインですが、Slow but Deadlyと言われた通り、ミッドウエーでは日本の主力空母4隻を一気に撃沈して、太平洋戦争の形勢を逆転させました。

その後方銃座はどうかというと

https://www.reddit.com/svc/shreddit/cdn-media-page?imgUrl=https%3A%2F%2Fi.redd.it%2Fmwn0equ5koc51.jpg

https://www.si.edu/object/douglas-sbd-6-dauntless%3Anasm_A19610109000

 

 

機銃自体に装甲が施されており、機銃手は、装甲の覗き穴から照準して撃つようになっていたのでした。

戦車の銃眼か?ははは

Ⅲ号ベルゲパンツァー 2cm砲搭載 戦闘車両

http://www5b.biglobe.ne.jp/~O-NINE/factory09_Making2009-2.htm

 

 

ドーントレスの機銃は7.62ミリですが、2連装であり。

坂井三郎さんの零戦を撃破した時は、風防をみじんにして、坂井さんに瀕死の重傷を負わせた。もうちょっと下すなわちエンジンに当たっていたら、たぶんその場で撃墜になっていたと思います。

要すれば、二連装の威力と日本機の脆弱性がセットになって絶大な成果をもたらした。

ここまで書いて、切実に思うのは、

「結局、世の中金がすべて」

国家間の戦争なので、かっこいい言葉を使って、経済力が生み出す技術力、工業力や産業力、と言い換えることもできます。

搭乗員の安全を真っ先に考えて、そのための飛行機を作れる余裕を有り余るほど持っていたアメリカと、そのアメリカと何とか張り合うために、防弾も機体強度もかなぐり捨てた哀しい飛行機を必死になって開発した日本の差が、まじまじと見えてきてしまうのです。

世界をしのぐ性能を持った99艦爆も、13ミリとは言わず、せめて7,7ミリを連装化できたいたら。。。。でも、機体性能をぎりぎりに引き出していて、これ以上乗員の生命を守る装備を加えることができなかった。

しかも、それは前線でのはなしであって、後方では、アメリカは無数の搭乗員を、機銃ふくむ装備やお金を無尽蔵に使って育成していたのに比べ、日本では、マリアナ沖海戦の段階でベテランパイロットは払底し(4んじまっており)、新前の若者たちは、技量未熟により「ターキーシュート」といって、事実上の虐殺になってしまいました。

日本は、それでもまだましです。

ソ連は、日本も真っ青の状況だった。

その象徴がIL2 シュツルモビーク。

 

 

機体前面を外板からもろ装甲で覆い、地上の敵をやっつけるうえでは、世界に類を見ない「空飛ぶ戦車」でしたが。。。。

https://www.tamiya.com/japan/products/61113/index.html

 

 

この断面図でわかることは、まずパイロットの後ろに防弾板。その後ろに燃料タンク。そしてさらにその後ろにもう一枚防弾板。

一方で、機銃手には何も防弾がないことに注目。

後方から襲いかかるドイツ戦闘機の機銃弾は、銃手をブギャー!とハチの巣にはするが、その後ろの防弾版は血まみれにするのみで貫通できず。

つまり、燃料タンクの保護と引き換えに、機銃手を丸裸で敵に差し出していたのです。

機銃手の座席はこんなかんじ

https://www.britmodeller.com/forums/index.php?/topic/235056334-the-flying-tank-ilyushin-il-2-shturmovik/

 

 

茶色い革帯を張り渡しただけでした。

ちゃんとした座席にすると、敵の機銃に撃たれたときにのけぞった姿勢で4んじまうので、敵の方でも、これで安全だ!と襲いかかってくるのに比べ、この「簡易シート」が、ばねみたいに作用して、機銃手はうつぶせで絶命し。敵戦闘機から見れば、あたかも銃を構えているかのようにみえるので、なかなかそれ以上接近できなかった、という情報があります。

ドーントレスとスツルモビーク。アメリカ、ソ連両国の勝利へ決定打を与えた傑作機ですが、その貢献の裏に何が潜んでいたかが解明されると、資本主義がもたらす「個人の尊重(簡単に言えば、自由)」が大切なのだなと、思っています。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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短編集:マフラー修理ほか

◎エンジン音が。。。。

とある吉日。

絶好の飛行日和だねーと、飛行機をハンガーから引っ張り出し。

チェックリスト通り各種点検OK、エンジンスタート、暖機運転、マグネトーチェックなどなどいい感じにこなし。ぐっとブレーキを踏み込んでスロットル全開にしたとき、こころなしか、すかっと抜けたようなかんじで、エンジン音がちょっと高くなり。

なんかいつもに比べうるさいな。でもエンジン計器などすべて問題なしなので、気にせずに離陸しちゃいました。

ぜんぜんいいかんじで飛んでいたのですが、なんかうるさいんですよねースロットルを閉じたときはいいのですが、ちょっとふかすとヴぉろろーみたいになり。

早めに着陸して、マフラーでも見てみるか、とエンジンナセルを覗き込んだら。。。。

排気管がマフラーからすっぽ抜けてました。

 

 

 

 

鬼教官に連絡したら「新しいマフラーを買うより、今のを直した方がよい」ということで、以前ランディングギアを直してもらったお兄ちゃんに連絡。

お兄ちゃんはさっそくマフラーをばらし。

パンチングパイプと言って、無数に穴があいており、ここに排気をくぐらせているパイプがちぎれちゃっていたので、この部分をステンレススチールで作り直すことに。

古いパイプと同じように新しいパイプにパンチングするためマーキング(左)。パンチングされた新しいパイプ(右)

 

 

お兄ちゃんいわく、3000個以上の穴らしい。

ぼくとしては、個数はともかく、純正品と同じ大きさ、同じ間隔で開けているよね?という方が気になったのですが。。。

パンチングパイプを、マフラーの外殻に組み入れ、溶接して完成。

マフラー筒の、左側についている2つの出っ張りが機体側のエンジンベッドにねじ止めされ。筒から出ている4個のたこの口みたいなのが、エンジン各気筒からの排気管と接合する部分です。

 

 

気筒からのエキパイ接続口(たこの口みたいなやつ)の中に、パンチングパイプが見えます。

マフラーとエンジン側からのメインパイプ接続。エンジンもマフラーもエンジンベッド上のゴム(ブッシュ)で振動するため。メインパイプ(エキパイ)とマフラーがわの「たこ口」との接続部でこの振動を吸収できるよう、ばねで連結しています。

完成後の一枚。

 

 

その後、いったん地上でエンジンをまわしてテスト。翌朝そのへんを飛んで、問題なくフィットしていることが確認できました。

 

 

◎一枚の紙

MSN.JPのニュースに「侍ベンチで「便利だ!」と日米納得の”思いやり”が反響拡大「日本では分かりやすい」 (msn.com)」というのがあり。

概要は以下の通り。

「野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した日本代表ベンチのたった1枚の”気遣い”に注目が集まっている。球速表示の変換表を発見した米識者が画像を公開。

ベンチに置かれたドリンクキーパー。その側面に1枚の紙が貼られていた。左側には68~104マイルと表記。それぞれの数字の隣には110~167とキロが書かれていた。マイルとキロをすぐに換算できる工夫。米国ではマイルが一般的だが、馴染みのない日本人選手にとって一目で球速変換ができるありがたい表だった。

日本のファンも、 “思いやり”に続々と反応。「日本では、マイルは使わないからねーこういうのあると分かりやすいです」「すごく助かりますね」「これは分かりやすい!」「マイル、キロ換算 これホントいるよねw」「便利だね!」などと納得した様子の声が広がっている。

THE ANSWER編集部」

とのことでした。

その気持ちはよくわかりますよーぼくの軽飛行機にも、コクピットに似たような表を張り付てますからねー

 

 

こちらは、ノット(法定単位)→マイル(速度計の単位)→キロ(ふつーの人が使う単位)、の3段階になっていて、アメリカ生まれの軽飛行機が提示するマイル表示を、管制の素敵女子と交信するときはノット、燃料が持つかな?なんて航法計算するときはキロに変換しています。

あと、アナログの速度計はマイル表示ですが、GPSが表示する対地速度はやっぱりノットなので、対照表で全部ノットにして向かい風、追い風を確認しています。

例えば、GPSで68ノット、速度計で100マイルだったら、対地速度が68ノット→80マイル、速度計は100マイルだから、20マイル→18ノットの向かい風うけちゃってんじゃん、みたいな感じです。

*速度計測のベースはあくまで速度計なので、速度計がマイルである以上、いったんはすべてマイルにしたうえで、改めてノットにして、管制官のお姉さんにすぐ回答できるようにしています。

 

 

◎たかがねじ、されどねじ

似たような話で、軽飛行機のねじの単位があり。

ブラジルは、ヨーロッパふうなので、単位はセンチやミリですが、軽飛行機はアメリカのねじを使っているので、ぜんぶインチです。

結果、ブラジルの工具では軽飛行機の整備ができないので、アメリカの工具を輸入しないと、、、、となってしまうのでした。

といって、オーナであるぼくはせいぜいホイールのねじの閉めぐあいを確認するくらいなので、写真のように、袋ねじ用の工具は中国製のテキトーな奴(インチではある)、そのねじを後から止めているナットは、10番(10センチ)のスパナで代用しちゃってます。

 

 

ときどき閉めぐあいを確認しないと、ねじがはずれて飛んで行っちゃうんですよね。。。

工具の話ついでに。

なんかマイナスドライバーがなくなっちゃったよねーと思っていたら、ひょんなことからかぶと虫のエンジンルームを除いたとき、見事プーリーとエンジン本体(厳密には遮風板)の間でコロコロしていたことに気づき。

 

 

2週間近くこの状態で走っちゃってました。

結局どこにも傷とかつかず、よかったです。めでたしめでたし

 

 

◎ツカノ

ブラジルを代表する鳥に、「ツカノ」というのがおり。

ブラジリアの議員会館で群れを成して行動し、大規模ゼネコンから秘密の献金をうけているかも?という恐ろしい疑惑の種族です。

でも、それは鳥のツカノではなく「ブラジル社会民主党(PSDB)」のことでした。

PSDBのシンボルがツカノです

 

 

今日の記事はこちらのツカノのことではなく。

ブラジルの代表的な鳥にツカノがあり。

熱帯雨林に生息し、和名は「オオハシ」。

なかなか人懐っこく、トロピカルフルーツ大好きないいやつらしい。

Pixabay無料画像

 

 

でも、今日の記事は、やっぱり鳥のツカノではなく。

「ツカノ」という名前のついた飛行機のことなのでした。

新型も売れるか? 攻撃機A-29「スーパーツカノ 」南米生まれのベストセラー 意外過ぎる元々の使い道 | 乗りものニュース (trafficnews.jp)
 

 

さて、スーパーツカノですが、もともとは練習機だったものを襲撃機に改造し。

これもブラジル製の早期警戒機と組んで、南米で唯一といってよい電子戦能力を持っているのでした。

衛星は日本製かも?

 

 

あれ、ブラジルの周りには、ロシアも中国も、北朝鮮も韓国もないよ?

せいぜいアルゼンチンですからねー、パラグアイ海軍もあるけど。

内陸国パラグアイ。でも海軍もあったりして。。。

南米パラグアイ

 

 

税金の無駄使いじゃないの?いやいや税収の増加をもくろんでいるのです。

要するに、ブラジルの場合、広大な国土を持てあましており。

アマゾン地域など、レーダーが届かない地域で、麻薬を乗せた小型輸送機が我が物顔に飛びまわっていたのでした。

密林のど真ん中に開かれた不法滑走路

 

 

そこで、密輸ダメ!ゼッタイ!と、早期警戒機が密輸機をレーダーでとらえ。誘導されたツカノがこれをつかまえて、最寄りの空港へ連行する体制を構築し。

でも、空港には警察が待ち構えていて、着陸しようものならパイロットは処刑なので、その辺の空き地が見つかったら強行着陸して、密林へ逃げこむ、という例が多発しています。

強行着陸後、銃撃を受けて炎上するセスナ。かわいそう。。。

 

 

密林を低空飛行するツカノ。

 

 

こんな不時着のできないところを低空飛行なんて、ぼくなら絶対やりませんけどねー

ブラジル空軍も人使いが荒いですねえ。サラリーマンはつらいよ。

ちなみに、ツカノは零戦と大体同じくらいの性能らしく。空中戦が見てみたいなーなんて妄想します。

ははは

ではでは

Posted by 猫機長
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セスナ社のLSAが生産中止になった理由

軽飛行機といえばセスナ。セスナ社の軽飛行機は世界中に普及しています。

セスナ社は、モデル120から、140、152,172。。。。と連綿と続く傑作軽飛行機を生み出し。

でも、一時期アメリカ政府が軽飛行機の安全性について小役人みたいな規制をかけたので、さすがのセスナ社も軽飛行機は採算が取れなくなり生産中止。かわって、サイテーションとかビジネスジェットで巻き返しています。

そんなセスナ社が、満を持して、小さな単発ピストンエンジン機の世界で新作を発表だ!と2009年に生まれたのが「セスナ162 スカイキャッチャー」。

https://aircraft.fandom.com/wiki/Cessna_162

 

 

これまで実機の世界を制してきたセスナが、ついにLSAの世界に乱入だ!

この、実機とLSAの違いが、この記事の核心になるので、簡単に説明します。

両方とも軽飛行機で、性能はどっこいどっこい。

実機の方は、安全が確立された製法、エンジンで作られた古典的な飛行機。

LSAは、伝統にこだわらない製法、エンジンで作った創作料理みたいな飛行機。

当初はLSAは試作機みたいな扱いでしたが、最新技術が信頼を得るに従って実機と共に軽飛行機の中で重要な割合を占めるようになり。

これは、フランスにおける「良い子のワイン」と「悪い子のワイン」の関係に類似していると思います。

フランスには「ラングドック」という地方があり。ワインの革命を進めている恐ろしい地域だそうです。

ラングドック地方には「良い子」と「悪い子」のワインがあり。もともとは安ワインの大産地だったが高級志向で売れなくなり、伝統的なブドウの品種を格式作法?にのっとり、がんばって1980年代に「AOC(高級品質保証)」をもらったのが「良い子」、一方そんな権威なんて信じねーぜ!自分の思うように外来の品種を混ぜたり創作してやる、というのが「悪い子」で、実は「悪い子」のほうが品質は上だ、という人も多いらしい。

http://www.tintosetantos.com/index.php/denominando/1105-corbieres

南仏ラングドック、コルビエール地方

 

 
要すれば、実機が「良い子」。LSAが「悪い子」である。

欧米ではLSAが大ブームになっており。

そんな中で、セスナもLSAを発表。

セスナの信用とLSAの技術革新、そしてメンテナンスがお手軽だよ!などなどの利点から、販売開始当時は世界中のジェネアビ界から注目を集めました。

そして驚異の大生産・大量販売、にはならず。。。。

2013年に生産終了になってしまいました。

当初は年間生産600機などと期待されていましたが、実績としては4年を通じて

生産機数はわずか275機にとどまり。

何が起こったのか?

整備や運行のメンテナンスなど、コストダウンが経営の決定打となるフライトスクールがこぞって購入するはずだったのに?

事実、これら飛行学校の教官たちが、わくわく、と試乗しはじめ。

ところが、なんと、あまり良い評価が得られなかったらしい。

ここからは、「らしい」という推測で進めさせていただきます。

というのも、確かに当時のどこかの飛行学校のHPで「こういう理由でスカイキャッチャーの導入はやめました」というような情報はあったのですが、2022年の今日再び探したら全然見つけられず。

別に、セスナ社が箝口令を敷いた、という気はありません。

一方、ぼくもLSA乗りとして、LSAとしてとても有望だったはずのスカイキャッチャーが消え去ってしまったことに対する一つの提起として、書かせていただきます。

どうも、これらフライトスクールの教官たちは、実機のりばかりだったのでは、と考えたくなるふしがあり。

スカイキャッチャー不評の理由として(くどいですけど今日裏付けを貼り付けることはできないので、あくまで私見ですが)

◎低速時における操縦性がインスタブル過ぎる

◎着陸降下時のランプ(降下アプローチ)が、ちょっとした横風で大きく変わってしまい、まっすく降りることができない

◎滑走路直上で一定したフレア(引きおこし)ができない。上下左右に振り回され、思うような着地にならない

◎ギア装備がぜい弱すぎ。ちょっとでも落着したら壊れちゃう

というような意見があったと理解しています。

確かに、

◎お手軽に、短時間で、飛行学生に免許を取ってもらいたい

というスクールにとっては、なんちゅう扱いにくい教材じゃ、となってしまったのだと思います。

でも、一見残念なスカイキャッチャーの特性?は、実は、LSAだったらどのメーカーのどの機種にもある、LSA特有の宿命であって、特にスカイキャッチャーが劣っていたわけではないのでは?と思います。

LSAは、軽量化などで実機と同等の性能を達成しましたが、それは、カタログスペックには出てこない、着陸時における繊細な操縦の必要性といった弱点?とバーターすることによって可能になったものと理解しています。

というわけで、ブラジルの例ですが、LSAの免許を取るためには、年齢の数の倍の飛行時間が必要になっています(40歳の人だったら、80時間かかる、みたいな感じ)。

もちろん法的な最低ラインというのではぜんぜんなくて、飛行学生が、やんちゃなLSAを壊さないで着陸させたり、上空でも突風でもみくちゃにされるLSAをなにげにまっすぐ飛ばせるようになるまでには、ふつーこれくらいの飛行時間が必要になっています。

ぼくの場合は80時間かかりました。実機の場合はこの半分以下で免許くれるらしい(ブラジルの場合)。

それでも、欧米ではLSAの免許を取るために、がんばって時間をかけてでもスクールを通いとおす人たちがひきもきらず。

要すれば、LSAは、免許取得や、その後も実はお手軽とは言えない部分もあるのだけれど、それでも実機にくらべてアドバンテージがあるということらしい。

ぼくの個人的なケースでは、LSAに特化した小さな飛行クラブで、実機に比べて税金が安く、修理についても自動車のプラグなどを使用する前提のロータックスエンジン、ガソリンも同様。計器なども実機用の純正品と同規格のものを3分の一以下の値段で買える、などなど、メンテの費用削減もあるが、とにかく簡素な、クラブ自前の滑走路・格納庫ですみ、実機の運用を許可された飛行場施設が要求する目の飛び出るような保管料とかがない、という、こちらもカタログスペックには出てこない重要なアドバンテージがあるのです。

これは、実機の方がいいとか、LSAの方が優れているとか、そういう話ではなくて、双方の特性を知ったうえで、自分に合った方を選びましょう、という事だと思っています。

 ぼくはLSA乗りですが、LSAがあったからこそ今日の飛行機乗り人生があったと思っています。

老舗セスナが生み出したLSAの名機(なんて断定しちゃいますが)スカイキャッチャー。LSAが理解されてきた今日こそ、再登場してほしいな、なんて思っています。

最後に、なかなか網羅的にスカイキャッチャーの失敗について説明した動画があったので追加。

ぼくは、中国だのなんだのというより、エッセンスは17:20あたりから17:25あたりに凝縮されていると思います。

ではでは

Posted by 猫機長
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 墜落したお話(ぼくじゃないよ)

世界のさいはてブラジルのそのまた最果てブラジリア、さらにその果てのソブラジーニョ・ドス・メ―ロスという「だあれも知らない、知られちゃいけない」宇宙のかなたにある飛行クラブで、土日は軽飛行機を操縦してその辺を飛んでいますが、ときどきクラブのパイロットたちが集まってバーベキューをやることもあり。

最果ての飛行クラブ。

 

 

そんなときに、それぞれ「エアラインと混じって有名な空港へ降りたよ!」とか「素敵女子とブラジリア近辺の観光地に行ってきたよ!」 などのお話に交じって、「戦闘機にスクランブルされて、死ぬかと思った」みたいな要注意なのや、「乱気流に煽られて翼がふにゃふにゃ揺れてた」とか、ついには「ブラジリアの湖に墜落しちゃった」というのさえ出てきちゃいましたので、記載します。

落っこちたパイロットですが、もともと空軍の飛行機乗りで、早期退職か?あるいは軍隊の退職年齢がもともと低いのか?それほど年取っていないのに、リタイヤちっくにのしのしクラブをほっつき歩いており。あえて強風の時に飛び立って、空中静止(バックするときさえある)を楽しむという、クラブでも指折りの技量保持者です。

空中静止、でお分かりと思いますが、生粋の草分けウルトラライト・プレーン(ULP)パイロットです。

元祖。初級ULP

 

 

その名もFさんとしておきます。

事件は、以下の経過をたどりました。

当時(20年くらい前)は、まだまだ初級ウルトラライト、鋼管に翼をくっつけただけみたいなやつの全盛期であり。でも、ハンググライダーみたいな「体重移動型」から、ちゃんと補助翼、昇降舵、方向舵が付いた飛行機ちっくなものに移行した時期でした。

さて、こうした初級ULP乗りたちが集まって、日帰りでとある大農場へ遊びに行こう、ということになり。

いまのクラブは最果てに追いやられていますが、当時はブラジリア市の真ん中というか、ブラジリア市の象徴の一つである人工湖の近くに滑走路を設置していました。

ブラジリアとパラノア湖(人工湖)、そして当時の飛行クラブの位置(赤い星)。

Mapa de Brasilia – Bing images

 

 

当日のまだ暗いうちに集まり。どんなルートで行こうかとか、わいわいがやがやと、まあ楽しく計画していたのはいいのですが、意外に遠くね?と誰かが言い出して、一瞬沈黙が。

というか、全然遠くないのですが、目的地の農場ではガソリンの補充が不可能で、往復分の燃料を入れていかなければならず。ちょっとした向かい風で大いにスピードが落ちる(燃料消費量が増える)初級ULPのこと、みんなしゃあねえな、と普段はやらない、ち密な燃料計算を始めました。

出発地からの離陸上昇速度、上昇時間、水平飛行の速度、その時間、下降は。。。とそれぞれのステップにおける気圧の変化(高度が高くなれば気圧は減ります)など、もちろん向かい風成分も想定して、それは綿密に計算した結果、なあんだ燃料満タンにしなくても行って帰ってこれるじゃん、ということになり。

当時のULPは、胴体左右、中心線近くに1個づつ燃料タンクを備えていることが多く。両方のタンクを半分ちょっと満たしていればOK、と安心したのですが。。。

しかし、ここでFさんのULPが、タンクの一つを修理中で外していた、と気づき。

初級ULPにおける燃料タンク配置の一例。

後部座席のすぐ下にある白い容器が右側燃料タンク。左側にも同様のがあります。

https://maisaero.com.br/produto/830/

 

 

さすがに一つだけじゃ、満タンでも強い向かい風を食らったような場合に苦しいんじゃね?とみんなで悩んでいるうちにも、日が高くなりはじめ。とっとと離陸しないと、サーマルがはじまってもみくちゃだぞ?

今回はやめにしようか。。。なんて弱気な意見が出たところで、目的地の農場の管理人から電話があり。

「なんか近くの看護師学校の女生徒たちが、うちの農場で乗馬体験をすることになっているけど、ULPが飛んでくると言ったら大喜びしていたよ」

わあああーい!とみんな喜び勇んで、あっという間に離陸していったのでした。

幸い無風の快晴で、わいわいがやがやラジオでおしゃべりしながら、余裕で農場に着陸。でも、ここでうまく行き過ぎたのが、Fさんの油断を誘発してしまったらしい。

看護師の卵さんたちと、楽しいバーベキューだ!もちろん帰りも操縦するので、アルコールは一切厳禁。でも、そういうところも素敵女子たちの好感を得たみたいで、馬に乗ろうとして落っこちたり、怒った牛に追いかけられたりして、のんびり満喫し。

ブラジルの大規模農場

GADO_AMAZONIA.jpg (468×271) (asiacomentada.com.br)

 

 

一方、初級ULPでの離陸体験というのは素敵女子たちも怖がったみたいで、滑走路を2,3度走ったくらいで済ませたらしい。

この記事を読んでいる皆さん、将来パイロットになったときに、女性の中で一定数とても怖がりの人がいることを覚えておいてくださいね。そういう方とは、タクシーウエイと滑走路をちょっと走るだけでも十分楽しめますよーでもいかにも離陸するみたいにエンジン全開といういじわるはしないように。

猫を飼うとわかりますが、同じ母猫から生まれた子猫なのに、そこらじゅうを探検しようとして、あわや行方不明か?みたいなのもいれば、母猫のそばを一日中離れないというのもいる、ということですねー個人差は尊重しましょう。

同じ子猫でも、成長すると性格が変わるのもいるらしい

 

 

あと、冒険大好き女子で、ちょっと空が荒れてるけど行こうよーとなったのですが、着陸したらぐったり、なんてケースもあり。男と違って、女性はとても繊細なので、素敵女子と飛ぶときは風のない日にしましょうね、と補足しておきます。

Fさんに戻りますが、素敵な看護師さんたちと楽しい時を過ごしているうち、ガソリンタンクのことなんて忘れてしまっていたのでした。ははは

そろそろ帰らないと日が傾いてくるよ、となり。

やばいぜ!別れの挨拶もそこそこに、プリフライトチェックはもっとそこそこに、次々と離陸。

帰りもしごく平穏な飛行で、でもちょっと遊びすぎたね、夕日がもう少しで沈んじゃう。。。とみんなそわそわしながら、でも滑走路が見えるところまで飛んできました。

なんか忘れてなかったかなーと思った刹那、Fさんのエンジンがばす、ばす、と息をつき始め。

わあああーガス欠だー!

みんながあっけにとられて見守る中、ともかく滑空姿勢に入り、もうちょっとで滑走路に滑り込めるぞ!がんばれー!とULPに語りかけながら降下してゆき。

がんばりましたが、滑走路にとどきませんでした。ははは

結局、市街地は避けて湖の岸辺になんとか不時着だ!でもそんな広い岸辺もなく。

ぽちゃん、と湖に落っこちちゃったのでした。

陸に降りるより水に落ちる方が衝撃は大きいはずなのですが、そこはもともと空軍パイロット、どうやってスピードと降下率を殺したのかはわかりませんが、仲間たちが上空から観察していたかぎりでは、まるで「冷たいプールに恐る恐る入るような」感じだったらしい。

も一度ブラジリア地図。Mapa de Brasilia – Bing images

市街地上空を通過しないように、湖の上を、行きは赤の線、帰りは緑の線を飛ぶことが義務付けられており(飛行場近辺は時期によって変更あり)。ULPの回廊すなわちU Corridorと呼んでいました。青線がガス欠発生からの経路、緑の星が着水点だったらしい。

 

 

飛行機は沈没。でも岸辺の浅い場所だったので、後でレッカー車かなんか呼んできて引き上げました。

パイロットはびしょ濡れ。でも風邪とかも引かずに済んだらしい。

問題は、エンジンに水が入ってしまい。ピストンとかばらして乾かすのに大変だったそうです。

同じ湖にヘリコプターが不時着した例。乗員は無事だった

G1 – Guincho retira da água helicóptero particular que caiu no Lago Paranoá – notícias em Distrito Federal (globo.com)

 

 

初級ULPの全盛期は、こうゆう珍事がそこかしこだったのですが、きょうび実機(セスナ)とかわらないくらい進化した高級ULP、その名かわってLSA(ライトスポーツエアプレーン)の時代になり、フライトプランに管制飛行という、古き良き時代とは一線を画した世界になってしまいました。それはそれで楽しいですが。

LSAの一例。ぼくが乗っているRans社製Coyoteです

 

それでも、エアラインパイロットに比べれば、鳥のように気ままに飛べるLSAの世界。このブログで皆さんに楽しんでいただけることを願っています。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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ビットコイン「高騰」にご用心

*飛行機で墜落した話(ぼくじゃないですよ)を書こうと思ったのですが、ビットコインが大荒れなので、時事ネタに急遽変更。墜落については来週にします。

10月頃からでしょうかねー仮想通貨好きのみなさんがえへへへと喜びはじめ。

いわく

「ビットコインが1年半ぶり高値、DTCC掲載やグレイスケール勝訴で現物ETF承認期待が影響か(あたらしい経済) – Yahoo!ニュース」

「ビットコインは変換点を迎える…2025年に15万ドルになると投資会社が予測 (msn.com)」

確かに、去年の11月にUS$15,720.25だったビットコインが今年の11月6日にはU$S34,670.00すなわち1年間で220%の上昇ですからねー1か月当たり18%の上昇なんてバケモノの投資ほかにないじゃね!暴騰だー!ぎゃはははー!と大喜びしているトレーダー兄ちゃんたちの声が聞こえてきます。

bitcoin dolar – 検索 (bing.com)

 

 

でも、ぼくから言わせれば、そんな金魚のふんみたいなていどの上昇の、どこが暴騰だ!とけいべつのまなこであしらうのでした。

暴騰だー!なんてのは、去年の11月に比べてということであって。

さらに1年前の11月は、US$64,084.00というわけで、こちらを基準にすれば

bitcoin dolar – 検索 (bing.com)

 

 
2021年11月:US$64,084.00→100%

2022年11月:US$15,720.25→25%

2023年11月:US$34,670.00→54%

2021から、2022年にはなんと4分の1へと地獄の大暴落をしてしまい、2023年に至ってもいまだ半値程度にしか回復していないということなのである。

ネットや新聞で「ビットコイン爆発だー!」ともてはやしても、単にメディアにとって都合のいい時間軸でのあだ花のような変動を面白おかしく記事にしただけで、乗せられて大喜びで大人買いしてしまうと、次なる「ブラックスワン」でまたしても「大暴落」、すかんぴんになっちゃうぜーなので、気を付ける必要があります。

ビットコインが生まれたばかりの2010年頃に比べて、現在の価格は約2000万倍になってはいる。

これからまた2000万倍になるというのは非現実的ですが、上記の通り1年で倍だの半分だのなんてのはぜんぜんカッパのへだということがお分かりいただけたと思います。

要するにリスク資産であり、相応の覚悟が必要である。

Pixabay無料画像

 

 

さて、どうやってビットコインで儲けるかですが、日々のテクニカル分析もあるが、現状では、ビットコイン含む世界全体のマクロを考慮するのがよいと思います。

ここから先は、ぼくの個人的な考えなので、念のため。

現在、ウクライナ戦争は膠着し、パレスチナも短期的にはがたつくがそれよりも結局アメリカの金利政策が長期的には影響がでかい。コア指標も打ち止め感が強く、金利も据え置きが一定期間(長く)続く、という局面は、ビットコインみたいなちゃらちゃらしたリスクオンのお遊びには不利に見えます(おっとこの辺は三菱のオピニオンリーダー、スイスの小鬼というある達人の影響を受けています。ここから先は個人的見解が強くなります)。

上記から見ればダメダメそうにみえて、しかし、ビットコインのようなパラダイムシフトはいつか金融の表舞台にも影響をもたらすことになり。

ちょっと脱線ですが。。。

むかしむかし、計算と言えばそろばんか、巨大な電子計算機か、という時代に、「カシオミニ」が生まれました。(以下電卓草創期 – 電卓の歴史 – 電卓 – CASIOを参考にしています)。

それまでの計算機というのは、ずっしりと会社の作業机に鎮座し、プロの経理マンとかが複雑な操作法を駆使して、みたいな、要すれば一部の人たちしか知らない、使えないものだった。

https://funse.net/gurucomi/?id=1036317

 

 

ところが、カシオミニが発明されると、手のひらサイズでどこでも持ち歩け、そのへんのおにいちゃんがボウリングの点数を計算するとか、万人に操作できるようになった。

http://museum.ipsj.or.jp/heritage/casio_mini.html

 

 

ボウリング大会に持っていくなんてお手軽さは画期的で、世紀の大ヒットとなったそうです。

要すれば、どんな重要な発明でも、一部の人たちしか使えないというのではだめで、世界どこでも誰でも、というのが大ヒットの決定的要因なのである。

ビットコインにしても、現在では一部のもの好きしか知らず。その保有にしても、まずは取引会社でウオレットを開き。。。。と、この時点で、読者の皆様はちんぷんかんぷんと思います。

さらに重要なところで「安全性」があります。

何とかウオレットを開いた取引会社も、突然「つぶれました」となったとたんにすべてパーです。コ◎ベースとか、F◎Xとか、どこまで安心してあなたのお金を投資できるでしょうか。得体のしれない仮想通貨の取引所と違って、法定通貨の天下の老舗三菱銀行とかなら、つぶれる可能性はないとは言えないけれど、安心の度合いが違いますよね。。。。。

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ビットコインも、いまいち「機械式計算機」みたいな、ふつーの人から見ればどこか別の星の話、というのから、「カシオミニ」みたいに、だれでもどこでも投資できます、というふうになる時がくる。

その時が、本格的なビットコイン上昇の始まりということになるとの理解です。

ここまで言えば、もうみなさんお分かりと思いますが、その契機となるのが

「アメリカにおける現物ビットコインETFの承認」

ETFですから、得体のしれない取引会社ではなくて、皆さんがご存じの大手金融機関で口座を開設するか、あるいは他にも株とかを取引きしている口座がすでにあれば、そこにビットコイン現物ETFも入れ込むことができる。

実は、カナダやブラジルでは現物ビットコインETFはすでに存在しており。ブラジルではサンタンデル銀行などで現物ETF (HASH11及びQTBC11)を取り扱っています。

厳密には、「サンタンデル銀行」ではなく「サンタンデル証券」ですが、世界有数の金融機関であるサンタンデルの系列であることには変わりはなく。要すれば①「コ◎ンベース」などとは企業体力が違う、そして➁仮想通貨ではない、在来型とでもいうか?の法定通貨による世界経済のけん引を行っている金融機関であり、政府もむげにはできない、そういった機関が、ETF承認によってこぞって参加してくる。

そもそもビットコインETFというのは「ビットコインの値動きを指標に変動する、法定通貨による投資モダリティ」なので、投資家は仮想通貨のウオレットなんて全然持つ必要はなかったのでした。法定通貨の投資ですから。くどいか?

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著名な伝統的金融機関がこぞってETF開設すれば、これら機関のもつ信用力に安心して、多数の個人のみでなく、企業もどんどん投資するようになってきます。

その結果、ETFにすさまじい投資資金の流入が始まります。

さて、サンタンデルなど、ETFの発行元自身は、現物市場で購入したビットコインを信託として証券を発行するため、ビットコインの「一次市場」でも購入需要がうなぎ上りになり、ビットコイン自体の価格も上昇することになり。

結局、単にチャートを見て、「ろうそく足」がどうだからとか、200日平均線がこうだから、というのを超えた、上昇の確かな裏付けを見ることができるのです。

上記から、実は数年前から「米国の現物ETFは本当に承認になるのか?」「承認するなら、それはいつか?」というのが、世界中で大議論になっていました。

ブラックロックのETF申請によって、BTC現物ETFという、「仮想通貨と従来型投資手法がコンバインされた画期的な投資手段」の誕生が夢物語ではないぞ!とみんな納得しだし。来年の1月あたりには米国初の現物ETF承認が当確か?という状況にまで進展しています。

カナダやブラジルとは市場規模が全く違いますからねーアメリカで承認になれば、世界中で同じようなETFが生まれだしたりして、ビットコインが法定通貨経済に取り込まれる、といって怒られるのであれば、共存がなされる、という画期的なパラダイムシフトになると理解します。

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もちろん、認可がなされたから爆発的に上昇、ではなくて、上記のような世界中におけるパラダイムシフト、構造変化によって、ビットコイン投資が限られた一部のグループから世界の経済人口全体に行き渡ることにより、達人の言葉を借りれば「ボディブロー」のように、ぼく自身の言葉でいえば「時間差エフェクト」でじわじわと、そして最後は雪だるまのようにビットコイン価格が上昇していくことを期待して、結びといたします。

(僕はブラジルのETFを平均購買価格R$38で持っています。これがR$200までいけば、売り逃げだあああー!ともくろんでいます)

ではでは

Posted by 猫機長
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ウクライナ戦争にみるアチソンラインの実効性

ウクライナ戦争にみるアチソンラインの実効性

「パラサイト 半地下の家族」という韓国映画があり。貧困にあえぐ一家が、ひょんなことから裕福な家庭に取り入り、少しずつ資産家一族の家庭を崩壊させていくという映画ですが、この貧困一家がまさに「韓国の一部の人たち」そして知らないうちに身ぐるみはがされていく資産家一族が「戦後の日本」そのものではないかと慄然としてしまいました。

「GSOMIA破棄」「慰安婦」「元徴用工」など、韓国政府は際限なく「謝罪を要求」実はたかろうとしており。さすがに日本側も気付き「韓国なんてシカトしろ、付き合おうとするとしゃぶられるだけだ」という論調が強くなっています。

GSOMIAは米国が韓国に「抗議」する事態に。日米も面倒見きれん、というのが正直なところではないでしょうか。

*注意:韓国人、特にブラジルで知り合った韓国系の人たちは韓国政府とは全く違った、個人としても独立国民としても常識豊かな人たちであること。そして陶器をはじめとして韓国は世界でも有数の文化国家であることを明記しておきます。良識派の韓国の人たちごめんなさい。

ぼくは埼玉生まれ、ブラジルに土着化した移民ですが、中立の国から韓国政府の行いを見るにつけ、ここまでわかりやすく常識を逸脱している状況をむしろ断絶の好機ととらえるべきと考えています。

日韓基本条約により韓国政府と日本は互いに独立国として承認したにもかかわらず、元徴用工の賠償請求権を振りかざすなど、自分から基本条約に反した行動を取っています。

世界から見れば、韓国政府は基本条約をデファクトで破棄したということである。

自分から独立を破棄した国と外交関係を継続することはできません。日本は韓国在留邦人を引き揚げ、工場など日本企業の財産は持って帰れればよし、でなければ放棄する覚悟が必要です。残った施設が罪のない韓国の人たちの生活を助ける生産につながるならいいじゃないですか。

あとは韓国政府が北朝鮮と統合しようが、統合しないまま日米の経済援助を失って経済恐慌に入ろうが、北朝鮮に武断政治を引かれようが知ったことではない。

しかし、ミサイルなどの牙を日本に向けるようであれば日米同盟によって阻止する。

簡単に言えば、アチソンラインがデファクトで実現するということである。

*超重要:ここでは、台湾が自由主義側に入っている「新アチソンライン」としています。

https://blog.goo.ne.jp/o2009kay/e/d4874b8ee5574a7a8ec1b485e1bd600b

 

 

アチソンラインとは、第二次大戦後の自由主義陣営と共産主義陣営の境界線がまだはっきりしていなかった時代に、アジアにおける一つの考えを提示したもの。よりによってアチソン米国務長官が「これがアメリカの考えです」みたいに公表してしまったため、北朝鮮は「韓国は入っていないわけやね」と電撃侵攻を開始し、朝鮮動乱になってしまいました。

今日の両陣営の対峙線は、青点線となっています。

でも、読者の皆さんは「対峙?」「共産主義陣営?」とちょっと違和感を持たれたと思います。なぜなら、きょうび実質的には「対峙する共産主義陣営」なんて無いからです

*プーチンと将軍様は別枠、政治体制とは関係なく、対峙するために対峙しているテロ国家と考えたほうが良い。

例えば中国は共産主義国家の雄ということになっていますが、「社会主義核心価値観」として以下を掲げています。

「富強、民主、文明、和諧、自由、平等、公正、法治、愛国、敬業、誠信、友善」

自由に平等です。これってどこかの国の「航行の自由作戦」とかを連想しないでしょうか。

つまり、きょうび「政治体制としての共産主義」は存在できても「経済体制としては資本主義しかありません」ということなのです。

中国みたいに「一国2制度」なんて、ちゃっかりと「政治は共産主義のくせに経済は資本主義」になってしまう国家もあり。ドイツみたいに真面目なのは東西統合し自由主義国家になりました。ソ連にいたっては「あれ昔そんなのあったっけ」になってしまい。「モスクワ5輪ボイコット。ミーシャがかわいそう」なんて現実があったことさえ忘れられてしまっています。

いま見直してみたら意外に憎たらしい、でもやっぱりかわいいミーシャ

 

 

アチソンラインが生まれた50年代は、共産主義と資本主義の覇権が全く未知数で寸土の奪い合いだったため、アチソンさんの不用意な一言で本当に戦争になってしまいました。

しかし、ベルリンの壁の崩壊や、ソ連の瓦解に象徴されるように、共産主義による統制経済は欠陥があり失敗が明らかとなり。

2020年代の今日では、イスラム教諸国だろうが、共産圏だろうが、デファクトの経済体制は資本主義しかなく。アチソンラインにしても単に政治体制としての「共産」か「自由」か、はっきりいって千葉と埼玉の県境はどこかくらいの意味しかなく。そんなことより、中国、米国、日本みんななかよく資本主義的な交流で儲けることのほうが重要になっているのである。

むしろ恐ろしいのは、北朝鮮のような「テロ国家」であり。ウクライナ戦争で、ロシアが仲間入りしてしまいました。

バイデン大統領が「ウクライナは米国の守備範囲にはいっていないよ」とうっかり言ってしまい、プーチンみたいな狂った独裁者に引きずられて戦争に、という情報もあり、残念ながら、防衛力の維持は必要という事が裏書されてしまいました。

上記から、ここが境界線だという「アチソンライン」がアジア・ヨーロッパ共に再び重要になっていると理解します。ヨーロッパでは、クリミアや東ウクライナもすべてウクライナに返還したうえで、両国国境から、フィンランド国境に伸びるラインを、暴力による現状変更は許さない、と明確にする必要はあると思います。

韓国はアチソンラインに入れるべきか?

日米の同盟国のはずなのに実は北に「せどり」等支援していた、というのでは、ミサイル防衛などの機密が韓国政府を通じて将軍様に筒抜けになってしまう危険もあり。韓国消滅のほうがましです。日米同盟で将軍様と対話し「北朝鮮は存続させてあげるから、東京にミサイルなんて狂ったまねはしないでね。本当にやるそぶりを見せたらB2爆撃機で将軍さま一族の脳天をスイカ割りみたいにぐちゃぐちゃにしちゃうからね」とはっきり言える相手が北1国だけのほうが良く。

北のほうでも将軍様の大好きなマグドナルドのハンバーガーが食卓に届いていれば文句はないので、新聞をにぎわせながらも共存していく。というわけで韓半島は北(実は中国)に統合したほうがいいかもしれません。韓流ドラマは見れなくなっちゃいますけど。

B2爆撃機。将軍様のお家上空にずけずけと侵入し、急降下爆撃の

そぶりを見せて北朝鮮をけん制したといううわさあり。

(パブリックドメイン)

 

 

さて、中国ですが、韓半島の人たちの思考回路を理解するには中国との歴史を認識しておく必要があります。

高麗、新羅、百済、李氏朝鮮、と韓半島ではいろいろな国が興亡し。しかし、実は独立国というより、中国の保護国ないしは属国だったことに注意する必要があります。新羅の時代に唐を攻めたとか断片的に独立国的な動きはしますが、結局は中国の圧政に苦しむ衛星国というのが韓半島国家の姿だった。

つまり、慰安婦、徴用工の問題についても、韓国を独立国だと思っているからかみ合わないのであって、元朝を恨みぬいて、でも服従した高麗と同じ感覚で、恨みぬいている倭王の国(日本)に、でも実はお恵みをお願いしている、と考えれば理解できると思います。

*高麗については「北山敏和の鉄道いまむかし」というサイトに「悲劇の朝鮮半島」というすごい記事あり。リンクはhttp://ktymtskz.my.coocan.jp/E/W/mongol/mon11.htm

日韓基本条約で、韓国も独立国ですと決めた以上は独立国としてふるまってもらわなければ付き合いようがないのですが、時には中国、時にはアメリカ、そして時には日本に対して属国としての態度しか取れない現状では、日米にあいそをつかされ、中国の衛星国に逆戻りしかないのではと思います。

ただ、世界で活躍している韓国系の人たちは、独立した国際社会の一員として「世界市民」として行動しており。世代交代に従って、将来への希望を提示しています。

長くなりました。ではでは。。。

Posted by 猫機長