生まれ変わりはあるか。因果応報の法則

生まれ変わりはあるか。因果応報の法則

絶対ある！と確信している人から、死んで脳みそが腐ったら終わり、意識なんて脳波に過ぎない。という人まで千差万別です。人類で一番信頼できる人は「そういう定義にこだわらないように。どちらでもよい」という旨を言ったそうです（お釈迦さんのこと。残念ながらご本人に直接聞けませんでした、ははは）。

一方お釈迦さんは「因果の法則」を明示しており。つまり現在存在しているあらゆる物体（生き物含め）や事象の発生には必ず何らかの原因となる事象があって、そして今あるものや行為は将来の事象の原因になるということですね。たとえば壁の電気スイッチを入れること（因）によって、天井の電球が点灯する（果）とか。点灯しない場合も電気代を滞納していたとか、単に球ぎれでしたという別の因がちゃんと存在しているのです。

電球の例をつきつめれば、現在起こっていることはいつか起こると信じていたことが起きていること（Financial　3.1.）になります。であれば、信じたもの勝ちで「死は存在する。でも魂は永遠に生きていて、肉体を持っている間に学んだことで進化し、また生まれ変わってさらに進化する」と思い込むのが一番前向きかもしれません。そうすると本当にそういう因果が起こって、不滅の魂がぐんぐん霊格・霊性を高める、という世界が生じるかもしれませんね。

なお、「電気代を滞納しても電気は切られないと信じよう！」としてもむだです、ははは。これは「深層意識でしっかり因果を把握しているから」(S5.)」です。。。

また、良い因果の連鎖を作り出せばいいわけやね！と早合点して、じゃあ、明日からじゃんじゃん人助けとかをして、速攻でラッキー・開運をよびこんでやるぜー！とは実はゆかず。いい人なのに不幸ばかり降りかかる例も無数にあり。これはその人の行いや、いわんや前世のせいではありません。

宗教などでは、「いい行いをしましょう、そうすればいいことがおこりますよ」と布教します。それ自体は紛れもない事実です。

問題は、いいことばかりしているのに不幸な出来事ばかり起こる人とか、その逆に悪行しまくりなのになぜかすべてがうまくゆく人とか、全く理屈に合わないことが多かったりするように見えることです。

これは、因果応報の法則を狭義にとらえすぎているためと理解します。

（＊ここでは「いいこととは何か（S6,）」、という方向では議論しません。素朴に「いいこと」・「悪いこと」、とその初歩的な意味でとらえるようにしてください）。

さて、医師のAさんは空爆で苦しんでいるシリアの人たちのために、ボランティアで現地に飛んで行きたくさんの人を救いました。

でもAさんは数年後原因不明の病気にかかり、もがき苦しんで死んでしまいました。

一方、詐欺師のBさんは多数の人をだまして破滅や自殺に追い込みました。

でもBさんはとても健康で、詐欺で儲けたお金で楽しく生活しています。

世界中でAさん、Bさんのようなケースがいっぱいと理解します。

さて、Aさんはいいことをしたのになぜ悪いことが起こったのか？Bさんもなぜその逆が？

その答えは

1. 「神（宇宙の法則、セントラルサン、第八図（8.））から見れば人間なんて誰でも同じ」言い方を変えれば、聖人のAさんも鬼畜のBさんも変わらぬ尊さを持つ人間である
2. したがって、人間が行った行為が人間に帰ってくるのは当然としても、Aさんが行った行為が必ずAさんに帰ってくるかどうかは神は関知しない。Aさん、Bさん、Cさんみんな変わらぬ尊さをもつ人間ですから。
3. したがって、Aさんが行った行為は、Aさんに帰ってくることもあれば、Dさん、Eさんに行くこともあり。上記Bさんの場合はだれかがおこなったよいことをBさんが受け取ったということになります。

要は、いいことはそれそのものがいいことであって、何かの報酬のために行うことではない、ということです。

たとえ行く手に何が待ち構えていようとも「いいことをやる」ということができるか、ということを重視しているのです。闘病で余命宣告されても、健常者では考えつかないような前むき、ひたむきな行動をとる人がいるのが重要な例と思います。

聴覚障害を克服したベートーベン

じゃあ悪い奴が得する不公平はどうするんだ！となりますが、テクニック上は解決は簡単で、①人はどうあれ自分はいいことをしましょう、ははは。世界人類全体がそうなれば悪い因果は自動的に消滅。そしてそのスタートは自分とする自由をみんな持っています。②一方で、悪人の被害者にならないように。「この所から出なさい（聖書、創世記19章）」ではないですが、悪人とは基本対立を避け、「神の裁き」を待ちましょう。ポイントは警察の人が良く言う「被害者がいなければ犯罪は成立しない」であり、悪人の前にはそもそも居合わせないように努力しましょう。

そして、①②を実行するための最大の武器ですが。。。。経済的自由（Finncial 1.1.）を一刻も早く確立しましょう。やばい悪人の下でこき使われないですむようになり、食いっぱぐれの恐怖なしに自分が信じるよいことができるからです。

ということで、因果応報の結果が気にならない、よい結果ばかりの世界になりますように。ちゃんちゃん、なますて。。。。

創世記19章　悪業に染まった町から脱出する人たち