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大空の豚丼:DC3のお話

今からおよそ250年前。英国内での迫害に耐えかね、脱出だ!北米大陸に渡った新興宗教団体の人々がいました。インディアンをいじめたりしながら西部を開拓し、アメリカ合衆国が成立。似たようなケースにオーストラリアがありますが、こちらは有無を言わさず送り込まれた人たちによってできた国であり、自分から逃げてきた人たちの国アメリカとは違いがあるといえばある。

イギリスって、そんなに残虐非道だったのでしょうか。。。。

*ちなみに、奥さんにいじめられて、お家に帰れなくなったポルトガルのだめんずが流れ着いたのがブラジルです。はいはい脱線でした。

https://togetter.com/li/1219409

 

 

映画ではかっこいい幌馬車がつらなって、悪いインディアンを撃退しながら、ステキな大牧場を建設したりしていますが、現実ではそうもいかず。険峻な山河にさえぎられて立ち往生しているうちに食料が尽きて、最後は人肉を食べて生き延びた「ドナー隊の悲劇」などが有名です。

一山越せば肥沃な平野が広がっているのに、一歩手前で斃れていった人たち。この山をひとっ飛びできれば!と何度思ったことでしょうか。

アメリカ人にとって、長距離の移動というのは、民族のDNAに刻み込まれているのだと思います。

その逆に「京都人」があり。洛中で3世代以上生活していないと京都人にはしてやらん、とか、ぼくのように京都駅の東にある埼玉県で生まれた土人は、人間扱いしてくれないのでは、と恐怖しています。

*京都の素敵女子を除く。京都の女性は、みな素敵女子です。

ちなみに、関西には、京都人、大阪人、奈良人と恐るべき個性を持った3つの人種が混在しており。

 

 

この多様性が共存できる日本は、きっと世界の移民を受け入れることができるのだろうなーと期待しています。

アメリカに戻ります。

国土広大なアメリカのみならず、小せいちいせいのイギリスでも、世界に散らばる植民地の管理は大問題であり。古代ローマでは「アッピア街道」などで「すべての道はローマに通ず」でしたが、世界の大洋にまたがる大英帝国では、迅速、確実な連絡は、大英海軍が必死にシーレーン防衛をしても容易にはいかず。

そんななか、恐るべき発明がなされました。

それは「飛行機」

サントス・ヂュモンの14Bis。世界初の公開飛行でした。

 

 

英国など、大喜びで航空輸送に参入し、エアラインの時代になりました。

こうして、船などでは何週間もかかったロンドンからインドへの旅も、飛行機でいけば3日くらいか?で行けるようになり。

(画像出展はhttp://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/ です)

アームストロング・ホィットワースアーゴシー旅客機

 

ショートS.8「カルカッタ」飛行艇

 

デハビランド DH66 “ハーキュリーズ”旅客機

 

 

ロンドンからインドまで、これらの飛行機を乗り継いて何とか到達したらしい。

しかし、エアラインの発展を阻む恐るべき障壁が。

「要するに、儲からん」

儲からないどころか、大赤字であり。

大英帝国の国威を示すために税金をじゃぶじゃぶ注ぎ込んで補填しまくり、やっと実現していたらしい。

当時の旅客機には、こんなのがあり。(画像出展はやっぱりhttp://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/です)

カーチスライトT-32″コンドル II “旅客機

 

 

コンソリデーテッド フリートスター 20-A 旅客機

 

 

上記の英国~インド便も含めて、だいたい1機あたり14名くらいしか乗客を乗せることができず。

それじゃあ儲かるわけないよねーというのが実情だった。

当時は、エアラインと言いながらも、中継地において燃料補給やエンジン整備などしまくりで、その時間のほうが飛んでいる時間より長いんじゃね?なんてかんじだったらしい。

例えば、ドルニエ飛行艇によるヨーロッパ・南米便では、とても大西洋を横断できる航続距離がないので、途中まで燃料や資材を積んだ汽船が出迎えに行き。

ドルニエ飛行艇

http://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/cl-pln12/2010/DORNIER-DoJ.html

 

 

合流点で着水した飛行艇に補給をしている間、乗客たちは汽船に移乗して、今日でいえば優雅な豪華客船の一日を楽しんだらしい。

汽船で、オザミ・トーキョーもびっくりの晩餐。「鱧(はも)のベニエ あさりと蟹味噌, マッシュルームのデュクセル パスティスの香り」を食べた後、一晩ゆっくり眠って、翌朝朝日とともにこれまた優雅に離水。さあ次は最終目的地のナタール港(ブラジル)です、なんて旅行をしていたらしい。

どれだけ航空券やら晩餐やらで浪費してもこたえない、超富裕層の酔狂だったのですねー。

ヨーロッパ諸国が貴族的なエアラインに血道をあげて富裕層を喜ばし、貧乏人の血税を湯水のように注ぎ込んでいたころ、アメリカは、へへんそんなふざけたお遊びはエアラインなんかじゃないよーと嘲笑っていました。

なにしろ、怒り狂ったインディアンの襲撃を防ぎつつ、食うや食わずの冒険をつづけ、運よく肥沃な平野までたどり着くか、でなければ共食いか!という世界です。「ハモのベニエ パスティスの香り」もへったくれもなく、とっとと「吉野屋の豚丼」で腹ごしらえして、次の襲撃に備えなければ!

ぼくはブラジルに住んでいますが、狂牛病が荒れ狂った当時、東京に旅行する機会があり。深夜でしたが、吉野家はちゃんと開いていました。

カウンターのお兄ちゃんに「ねえねえ牛丼はあるの?」「ありますよ」

でもやっぱり怖くなり豚丼にしました。ははは

注文してから1分もしないうちにほかほかのおいしい豚丼が!

 感動の一瞬でした。

さて、黎明期のエアライン業界は、せいぜい貴族のたしなみでしたが、これが自由市民に裨益し、業者も儲かるように発展するにはどうするか。親方日の丸に頼って補助金で生き延びるのではなく、みずからの力で大儲けしてやる!というアメリカのフロンティア魂が爆発し。

その結果生まれたのが「DC3」

これまでの旅客機とは一線を画した、革命的な飛行機だったのでした。

 

 

◎まず、28人の乗客をのせることで、一人当たりの客単価を著しく効率化できた。

◎頑丈で素直な飛行特性。計器飛行や無線航法の発達と合わせて、雨だろうが風だろうが突っ切って飛ぶことができ。ともかく定期運航というレベルに持って行けた。

DC3の出現により、エアラインは初めて「お客さんからのチケット代だけで運用し、儲けを出すことのできるビジネス」になったのである。

吉野家の豚丼は、注文してから1分もたたない、瞬時にでてきましたが、DC3も「エンジン修理のため、出発を2時間お待ちください」なんてアナウンスがあったのち、エンジンごととっとと取り外して、新品に換装、カウルをつけなおして。。。と、本当に2時間で完成し、あれよあれよという間に、元気よく離陸。大空の中に消えていきました、なんてかんじだったらしい。

*資料では「エンジン着脱が短時間で可能」となっており、どこかで「2時間で取り換えちゃった」という情報もあったのですが、紛失。こういう話はコンステレーション旅客機でもあり、要すれば、冷戦当時「アメリカの飛行機はすぐなおせるぞ」とソ連を威嚇する意図もあったらしい。

50年代にNY~パリ便などで活躍したコンステレーション旅客機

パブリックドメイン

 

 

そもそも故障しないし、故障してもすぐ部品が買えて、あっという間に直しちゃう、という、まるでVWのかぶと虫みたいな飛行機だったのでした。

世界の名車かぶと虫

 

 

その信頼性、耐久性などから、第2次大戦では輸送機として大量に生産され。アメリカを勝利に導いた4大兵器の一つ(ジープ、バズーカ、原爆そしてDC3)として称賛されています。

DC3の恐るべきコストパフォーマンスと耐久性、使いやすさは現在にいたるも有用性を失わず。カナダだのアラスカだの、西部劇もびっくりの、いまどきのひよわなジェット機では入っていけないような地域では、いまでもターボプロップ化されたりして飛んでいるといいますから、いかに優秀な飛行機かということがわかると思います。

ターボプロップ化されたDC3。

http://larch.blog.jp/archives/5161238.html
 

 
本当の名機は、レジェンド(伝説)となると共にレガシー(遺産)も残すといいます。DC3は、上記の通りレジェンドとなりまくり、そして現在の大型旅客機につながる機体構造を確立した、レガシーそのものの飛行機でもあると理解します。

ちなみに、戦後にDC3を操縦した日本のパイロットから「飛行中はとてもすなお。着陸で、接地時に尻が落ちるせつな、方向舵がふっと効かなくなる一瞬があり、気を使った」などの感想があります。

世界の名機DC3。エンジン出力の制約やレーダー装備が未発達であったことから、本格的なエアラインへの進化は第二次大戦以降の新世代旅客機に譲りますが、大好きな飛行機です。

Clássico Douglas DC-3 está à venda no Brasil

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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投資後進国日本。「毎月分配型」に見る実相とは?

年金問題だ!生涯現役だ!と、働いても働いても老後は暗い日本。働かないで(配当などで)儲けることは罪だ!の時代から、働くだけでは生きられない!投資だ!副業だ!と変わり。

終戦直後、教科書にべたべた墨を塗って「昨日までの指導は全部うそです。今日からは180度逆で行きましょう」なんてやられたのと同じで、世のオピニオンリーダーたちから「さあみなさん今日から投資しましょう。でないともう国や会社は老後の面倒なんて見ないよ」とつっぱねられ、国民の皆さんの大多数が途方に暮れているのではないでしょうか。

その結果、悪徳金融業者の餌食となり。退職金から何から身ぐるみはがされる事態に。

騙されないために。。。日本の金融機関、そして金融商品とはどんなものか知っておく必要があると思います。

墨塗り教科書。http://www.tosho-bunko.jp/collection/collection05.html

 

 

なんてえらそうに書きましたが、ぼくは日本には住んでいません。でも、海外在住だからこそ、ここが変だよ日本人、というのも分かり。

変な日本の三流金融事情について、なかでも、日本の実態を雄弁に物語るものとして「毎月分配型投資はダメ」という「神話」について考察してみます。

確かに「ブラジル○○(毎月分配型)ファンド」みたいな、いわゆるタコ足配当で、ろくに企業利益も出ていないのに、配当だけはどんどん分配していき。信託報酬や手数料はちゃっかりかすめ取られて、取り崩す元本がなくなった時点でファンドも消滅、みたいなのが横行(したらしい、としておきます)。

でも、これって、投資者自身が、投資したお金がどこに使われて、どのような利益が得られ、その利益のうちどのくらいが分配されるのか。。。などなど、基本的な情報を業者と確認していなかったのでしょうか?

集めたお金を取り崩した結果、ファンド自身がなくなっちゃったなんて、ギャグみたいな投資商品が本当に存在していた?ことに、まず驚きです。

https://web.facebook.com/kamekandoctor/?_rdc=1&_rdr

 

 

しかし、本当に怖いのは

「毎月分配型はみんなそうであり、それが当然だから、近寄ってはならない」というコンセンサスが生まれてしまうことです。

日本の毎月分配型は、みんなそうなのでしょうか?

だとしたら、日本の投資環境は、三流どころか、悪徳業者の渦巻く暗黒街ということになってしまいます。

*毎月分配、というのは、毎月決算、つまり毎月きっちり成果を出さなければならない、ファンドマネージャーの手腕が試されるモダリティなので、業者側としては一番いやなたぐいの商品です。つまり、「毎月分配はダメだ」というコンセンサスで、一番喜ぶのは。。。。

さて。

日本のことは言えませんが、ブラジルにおいては事情は違う、という実例をこれから記載します。

毎月分配型のリート「SHPH11」です。

結論から言えば、20年間の投資で、元本はインフレを差し引いて200%近く増加。さらには、現在に至ってもDY0.5%の配当を文字通り「毎月分配している」優良商品です。

ちなみに、分配金額は「毎月の利益のうちの少なくとも95%を分配すること」と法律で決まっており。

「毎月の利益のうちの95%」ですから、利益の出ない月は分配しないという時点でタコ足は防止されています。日本のリートでも「利益のうちの90%」なので、Jリートも原則タコ配はないとの理解。ただ、分配が、数か月に一回とかしかないのですよね。。。

数字による実証です

SHPH11

https://www.guiadasemana.com.br/contentFiles/system/pictures/2011/6/589/original/p-shophigienopolis_r.jpg

 

 

Fundo Imobiliario Shopping Patio Higienoporis

ヒジエノポリスショッピングセンター・リート

1999年12月、1口R$100.00で購入。

2022年8月、1口R$800.00で推移(8月30日、キリ番ゲットだ!)。

まず、1999年12月から、2022年8月までのインフレを見ます。

そのため、ブラジル銀行ホームページの公式「インフレ計算機」にデータをぶちこみます。

 

 

1999年12月から2022年8月まで、R$100.00がどのくらい膨張したか計算します。

 

 

同期間のインフレは577.381260%。四捨五入して578%と出ました。すごいな

金額ではR$100.00の578%ということで、R$577.38。

一方、同期間で、一口当たりどのくらい元本が増加したというと、上記の通りR$800.00まで殖えました。うれしいな

したがって、純利益はR$800.00(元本実勢額)―R$577.38(インフレによる浸食分)=R$222.62

この間23年の歳月がながれ。1年あたりの元本増加は単純金利でR$9.67。

購入時から、毎年純利益で9.67%増えていったということですねー

*概要把握のための目安です。複利としていません。

この23年間、毎月毎月配当をぼくの口座に振り込んでくれています。コロナ禍が最悪だった2020年くらいだったか?確かに1年近く振込停止が続きましたが、その後は復活し。

2022年9月21日における、元本と配当の実勢は以下の通りとなっています。

 

 

1口当たりの額面はR$830.00で、8月末からR$30.00増えてます。にこにこ

でも、コロナ禍前の最盛期はR$1,000.00に迫っていた時もあり、激減のうえで、いまだ回復途上です。しくしく

こちらは元本の増減であり、上記の通り、リーマンだのコロナだのとボコられながらも、インフレを差し引いて毎年9%伸びているので、あまり気にする必要もないや。

重要なのは、毎月の配当です。

2022年9月の配当は、下の図にある通り、1口あたりR$4.250

上の図の通り僕が持っているのは576口なので、R$2,448.00

上の図の通り、ぼくの持っている元本総額はR$478,080.00なので、元本に対する利率(DY)は0.51%

下の図の赤枠で囲った部分をご覧いただけますとご理解できると思います。

*赤枠の中のDYは0.53になっていますが、これは元本をR$800.00としているためです。

 

 

10か月間で、DYがすごく上下動しちゃってるじゃん!はいその通りです。

定期金利の定期預金とは違い。DY=0が何か月も続くという恐ろしい時期もあります。

でも、定期預金では経済的自由は事実上不可能、というのはもうみなさんご存じですよね。。。世界経済が激震に襲われつつも右肩上がりで上昇していくことを「信認」して市場に投資した、その結果をここにお知らせさせていただいています。

さてDYですが、上記10か月を平均すると、(最高値+最低値)÷2ということで、(0.38+0.62)÷2=0.50%になりました。

年利は6.0%である。

円額では、9月21日時点でのブラジルレアル円すなわちR$1.00=27.84円として、

元本13,308,747円

配当66,543円(月額)

さあ多いか少ないか?

インフレを考えると、心もとない数字である。

そこで、SHPH11だけではなく、いろいろな部門のリートを複数組わせてポートフォリオを作っています。

要するに、バスケットにどの卵をどのくらい盛るのか、ということである。

 

 

この辺は別記事に書いたのでそちらを読んでいただくとして、以下の感じで分配しています。

ショッピングセンターなどの店子の家賃を収入源とするもの(SHPH11,HGBS11)

ホテルの毎月の収入を分配するもの(FLMA11)

他のリート多数に投資して、その配当から手数料を差し引いたうえ再配当するもの(BPFF11)

地上げ屋のリート。荒稼ぎした分から出資者に分配するもの(MFII11)

債権に投資して、金利を分配するもの(VRTA11,HGBS11)

いろいろな部門に投資して、利益もリスクも分散しています。

もうご承知かと思いますが、コロナ禍で大打撃を受け、いまだ回復できていないショッピングセンターやホテルなどは、何とか毎月のDYを0.5%くらいで死守。昨今の「異次元の利上げ」の恩恵を得た債券投資型リートは、リートとしては邪道ですが、DYが毎月1.5%なんてバケモノみたいなのもある。

総じて、毎月1.0%、そして配当の総額はひみつ!ですが、まあ毎月の生活費を差し引いたうえで毎月50万円くらいは残ってくれているので、再投資しています。現時点では金利が異常上昇しているので、債権のほうに主に回しています。

ところで、ブラジルにおける2021年のインフレは10.06%(IPCA指標)。

ということは、配当で12%あっても、実際は2%しか増えてなかった!

まあ、2%でも、インフレ差し引き後の「真の利益」なので、増えているからいいや、とします。。。

やばいのが「支出」。こちらの総額は、多めに見積もっても、なんとか純金融資産の3.72%と、4%ルール内にとどまっているので、安堵です。

*金額は、秘密です。ははは

 

 

最後に朗報。「マネーポスト」によると、日本にもまともな毎月分配型はあるようですよー(ただ、毎月の配当に税金がかかるとか、お上による足かせもあり、要注意ですが)

かつての「タコ足配当」と何が違う? 再び脚光集める「毎月分配型投信」の新潮流

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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インデックス指標から株価暴騰を予知する方法

*コロナ暴落前に書かれた記事ですが、ポイント的なイベントや移り行くトレンドに左右されない中長期的な投資がお題なので、特に修正などしてません。このHPの記事はすべからく「時は変わっても価値を失わない」ものを掲載するようにしています。

市場投資を行う際の重要な判断材料の一つに、株価指標というものがあります。例えば「日経平均株価」とか。

これは、東京証券取引所第一部に上場する約2000銘柄の株式のうち225銘柄の値動きの平均値で、ざっくり日本の株式市場の動きが上昇しているのか下降なのかが見える指標、という理解でよいと思います。この指標がぐんぐん上がっていれば、経済は好調になっている、みたいな。

とくに小口個人投資家にとって重要なのに「インデックス投資」というのがあり。平均株価を構成している主要な銘柄のグループに出資して、市場株価指標をなぞるような値動きをするファンドに投資するというもの。個別株投資と違って「市場全体は好調なのにぼくが投資した会社はつぶれちゃったあ!」みたいなことがなく。10人の内9人までが失敗し破滅するという株式市場(そして残る1人が利益を独り占め。ははは)において、唯一安全に成果を狙える株投資だ、という人もいます。

アメリカ制空権空域へ侵入した日本機10機の内9機は撃墜される、という状況で唯一のこのこ生還できた100式偵察機。インデックス投資、と書いていてつい連想しました

ちなみに、アベノミクスが始まったころにすなおにインデックスファンドを買っていた人は、2年間で資産を3倍に増加していた、という分析もあるぐらいです。へえー!

でも、証券会社の人に「僕はインデックス投資をやりたいから、いいファンドを教えて」といったら渋い顔をされて「そんなのもうからないよ」「もっといい個別株があるよ」と言われた経験あり。要するに個別株をお客さんの間で転がすことが証券会社の利益の重要な部分となっているらしい。

もちろん市場が変動し下降すればインデックスファンドの成績も一緒に下がります。でも、アメリカのような経済大国の株式市場は長期的には拡大してゆくので、インデックス投資していれば、ビットコインのような大化けは期待できないにしても自然に儲かっていくことになります(日本はちょっとあやしい状況)。プロの人は素人がこういう自然な儲けかたを見つけてしまうと仕事が無くなってしまうので「われわれの個別ファンドはインデックスに勝ちます」みたいな銘柄を提示したりしますが、実際勝つのは至難の業らしい。もちろん勝つこともあり、あえて個別株をやる玄人もたくさんいることはいる。

インデックス関連での注意点:

長期的という言葉が生命線。上記のアベノミクス便乗で2年で3倍なんて言うのはブラジルもびっくりのレアケースであり、本来は20年で3倍くらいとおもったほうがよい。

インデックス投資の信頼性を決するものに市場規模があり。楽天証券の「世界時価総額ランキング」によれば、世界最大のニューヨーク証券取引所は時価総額19,490,633百万ドル、世界全体の26%を占めており、東京証券取引所は4,751,890百万ドル、世界比7.21%。これだけの規模があれば、機関投資家が投機アタックで株価を操作しようとしてもそう簡単にはいかないので、上記の「自然な上昇」が実現できる。一方、ブラジルのBOVESPA(サンパウロ証券取引所)に至っては為替変動の激しい新興国の哀しさか、いろいろなソースで全然違う数字になっていたりして?最新とみられる情報でも493,500百万ドルとぜんぜん少なく(出展はhttps://myindex.jp/global_per.php)。これが何を意味するかというと、いくらでも投機筋の餌食となり実物経済とはかけ離れた動きをしてしまうため、インデックス指標ははぜんぜんあてにならない、ということになってしまいます。

それでも、新興国のインデックス指標はアテにならないとわかっていればそれなりに有用です。

たとえばIFIXというのがあり。

IFIXすなわちブラジルリート指標は、440億レアル(100億ドル)、161銘柄が上場しており。上記のBOVESPAが一般の株に対応しているのに比べてリート市場の動きを提示しています。そしてこのIFIXは2018-2019年で35.98%という記録的上昇。IBOVESPAの31.58%を上回りました。

赤が法定基準金利。青がIFIX。株価指標は金利と逆比例することに注目。

そして不動産業界全般(建設、売買等関連企業)の株価指標であるIMOBに至ってはなんと70.6%の暴騰。そしてリート売買をしている投資家の人数は2012年~2017年は年間10万人だったのが、2018、2019の二年間で一気に47万人に激増しました。

ブラジルリート市場における投資家の人数。2018年から2019年の1年で3倍強の爆発的増加。このグラフにめぐりあった皆さん、ブラジルの市場はまだまだ伸びしろがありますよ、なんて悪魔のささやきを送ります。

いっぽう同期間でドルは3.56%上昇。インフレは7.30%(IGPM 指標)。法定金利は6.5%から4.5%へ減少。

ううむ数字ばかりでこんがらかってしまった。

投資家にとって指標や数字と特にその動きがどんな重要性を持つのか?

それは、ずばり!「リートなどで濡れ手に粟の大儲けをする投資判断の裏付けになる」ということなのです。

たとえば、とあるリートFLMA11について。

上記のIFIXの動きをウオッチしていて、かなりのサーマル(上昇乱気流)だな、すなわち

リート投資家の数が激増。株式市場もブルマーケットそのもの。不動産産業は70%の爆発的発展。需要に供給が全く追い付かない事態が発生するぞ!

一方でドル上昇・金利減少。実体経済はまだまだ停滞期だ!

つまり、金利現象に悲鳴を上げ、株に逃げ込もうとする「イワシの群れ(初心者投資家)」が、特定の株に群がり、ファンダメンタルズ(実体経済)に見合わない暴騰を見せるときが来るぞ!

と手ぐすね引いて待ち構えていました。

すると本当に到来し。折しも社会保障改革議会通過直後の2019年10月末の時点において、FLMAというリート銘柄が1か月で144%株価上昇。改革成功を口実にした投機があったな!よし株価がファンダメンタルズ相応に戻る前に売って利益確定だ!

と2日くらいかけて保有株の40%くらい売却。すかさず高配当リートに買い替え年収36万円アップになりました(図の赤丸の時点・金額)

FLMAの2020年1月17日時点、過去6か月間のグラフ

ちなみに、実体経済は沈滞しているのでやっぱり2020年1月時点でFLMAの株価も6か月前の水準に戻っちゃったのでした(図の青丸)。(2020年9月20日追記。コロナ禍で暴落した後、少し戻して3.06となっています)

以前も記載しましたが、経済サイクルというのがあり。

為替や政策金利で、実体経済がどんなかなーというのを大雑把につかめます。でも市場は「噂で買って事実で売る」というように景気を先行するのが常であり。IFIXはじめ指標が示す加熱の兆候も実現にはまだまだですが、今のうちに買うべきは買い、本当に経済成長したときには売り逃げするくらいの覚悟でいる必要があると思います。

「リート?それってなあに?」「ブラジル?そんなのに投資するの?」と、まだ誰も知らないうちに「ボコられている銘柄に投資」するのが秘訣で、新聞やテレビなどマスメディアが「リートが新時代の救世主だ!」なあんて大々的に報道するようになったら、もはや儲ける時期はとっくに過ぎてしまっており。この記事を読んだみなさんは、だまされて(だますつもりもないでしょうが)買ってしまい、暴騰の次に必ず来る暴落の餌食になり破滅する「イワシの群れ(ラットレース)」に入らなくて済むことと思います。

最後に、この記事を読んで、キャピタルゲイン投資に血道を上げようとする若者たちへ一言。「この20年来、ぼくはリートは買うことはあっても売ることは1度(2回に分けましたけど)しかありませんでした。暴騰しようが暴落しようがコツコツ買っていったら資産1億を超えました」

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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日本からでは見えない新型コロナ問題の解決:本質はどこに?

まず、4月3日時点でみつけた「ニューヨークの新型コロナ肺炎」についてのリンクを貼っておきますので、見ておいてください。

(外部リンク)

新型コロナウイルスの病理的な側面については、これまで「コロナウイルスの隠れた凶暴性」の記事などに書いてきましたが、その当時に比べ著しく凶悪化が進んでいるようです。まさに同記事で有識者の大学教授が懸念した「変異」が起きつつあり、強健な人、若い人でも「せいぜい7,8時間で」急激に悪化する、という情報がちらほら入ってきていますので、皆さんも巣ごもりなどで「3密」をさけ、ぜひ健康・安全第一で行動ください。

今回の記事は、そもそもなぜこのような世界的伝播が起きてしまったのかということについて日本からでは見えない国際大規模農業ビジネスの側面から書いてみます。

さて、先進国、新興国ともに都市封鎖、ロックアウト、自宅勤務、までいかない国でも集会禁止、商業は停止の状況で、町はゴーストタウンと化しています。

いよいよ世界は終わってしまうのでしょうか。いやいや全然そんなことはないのです、ははは

都市部こそ前代未聞の緊急事態ですが、ちょっと離れて農村部に行けば、全然普通の生活状況、生産状況だったりします。

世界諸国では小規模農家でも20ヘクタール(田舎暮らし)、大規模となれば3000ヘクタール(農業エキスポ)なんてふつーにあり。空調完備の操縦室をもつ巨大トラクターではるかな地平線を見ながら作業している人からみれば、「人と人の間隔を2メートル以内に縮めないようにしましょう」どころか、周囲300メートルはだれもいない、寂しいな(Niquelandia)、というのが日常です。

というわけで、幸いながら世界の食料をになう大規模農業はいままでどうり生産しています。

ちなみに、米国と世界の大豆供給を2分するブラジルの大豆生産は今年は12%の増産が見込める状況にあり、主な購入者である中国は、うはうは!と大喜びです。

あれ?中国?

中国です。

さて、ここからがコロナ騒動の大規模農業ビジネスから見た本質です。

中国の農業生産は限界に達しており、10億中国人民の胃を満たすためにはブラジルはじめ農業国からの輸入が必須ですが、近年のコモデティーの高騰で中国経済は圧迫されており。

一方、HUAWEIだのチベットだの、米国との制裁合戦は、実は誰のためにもならないことは分かっていながら降りることができないチキンレースと化しており。これも中国経済を苦しめている。

こうした状況などなどから、中国経済は恐ろしいスタグフレーションつまりインフレとデフレが一緒に来る事態が懸念されていました(参考資料はこちら『いよいよ「スタグフレーション」が警戒される中国経済(第一生命経済研究所―外部リンクです)』))

この状況で新型コロナが発生。

武漢封鎖から始まる一連の措置は、経済的には無理やり消費を冷却した形となり。中国のインフレ圧力の重要な部分を取り除くことができたらしい。

また、ドルが暴騰(というか新興国通貨が暴落かな?)し、ここ2週間(3月中旬)でブラジルの通貨レアルも25%の暴落なので、為替差益を利用して生産・貿易する側も青田買いで買い叩かれようが、ディスカウントしてでもここぞとばかり中国に売りたい。

一方人民元は(為替介入などちゃっかり中央集権な施策で)ここ1か月あたり1ドル7.04元から7.06元で、ぜんぜん変化していない。つまり、ブラジルの大豆を、いくらでも安く買える状況になった。

こうした中国のちゃっかりした儲け方は、実はアメリカにとっても有益でありこそすれ害にはならなかったりします。

上記のとおり米中のチキンレースはがっぷり四つの抜けるに抜けられない泥仕合と化しており。

一方、米国経済自体が「11年来の上昇相場」と、見てくれはいいがしかし実態は一連のQE緩和やマイナス金利など、つまりはヘテロドックスのけれん技を出しまくって取り繕った「張り子の虎」であり。近い将来破裂・クラッシュは避けられない(ソフトランディングはありえた)状況だった。

ここで新型コロナが発生したため、あれよあれよという間に市場経済がクラッシュ、1929を超すかもしれない大暴落が「始まってくれた」状況になりました。

さて、ここからは、いわゆる一つの陰謀論になってしまいますが、楽しいフイクションの中にも実は真実が?というかんじで読んでいただくようお願いします。

上記もろもろの問題を抱え、解決策を考えあぐねていた中国共産党政権。

そんな時、武漢で謎の新型肺炎が発生。天性のエコノミックアニマルである中国は、一瞬にしてその経済面での影響を悟り。

悟ったがゆえに、新型肺炎の危険性を指摘した医師やジャーナリストなどを、おもわず処刑しちゃった。そして政府見解発表「別にへんことないよ」

しかし、その後良心の呵責が。「あああでも世界のためにやっぱり食い止めなくちゃ!」と武漢を封鎖したが、すでに遅し。

その後の世界への伝播についてはみなさんご存じのとおりです。

一方米国のほうでも、インフルエンザが猛威を振るっていたし、誰のせいでもない原因で市場クラック、再スタートできることは悪いことではない。そもそも中国は米国ひいては世界経済の重要な資本主義(的)パートナーであり、長い目で見れば中国の経済回復は世界にとって必須である。

ということでこちらもやはり思わず対応が鈍ってしまった。

結局、新型コロナ問題は、世界の農業ビジネスによる米中超大国の利害を抜きに解決には持っていけないということですね。でも個人的には米中とも得するところは十分トクした(無理なく経済減速を説明できるスケープゴートを見つけたという意味も含めて)と理解しており。無数の人々の生命に甚大な危険をもたらすパンデミックをおもちゃみたいに使うな!とっとと(主に米中が)ワクチンでもなんでも開発して収束させろー!と思っています。

ううむ陰謀論で遊んでいたら記事が散漫になってしまった。

この記事の要諦を書いておきます。

新型コロナという前代未聞のグローバルな産業破壊によって、食糧生産・貿易の世界バランスがリセットされたが、一方でパンデミックによる都市活動の崩壊が発生した。そして都市生活者の労働のあり方に、血も涙もない恐ろしい変革が起きつつある。その変革とは:

◎新型コロナ以降は、これまでの労働に関するパラダイムが粉砕されていきますよ

◎会社という物理的な存在から在宅勤務への移転が、一時的であれ現実になった。つまり、IT・AIが仕事に占める比率が拡大していきますよ(AIに仕事を取られていきますよ)

ドローン搭載の医療検知ロボットで、医師を危険にさらさずに

感染症の診断が技術的には可能になっている。(医者いらずになっている)

AI、ブロックチェーン、ビッグデータなど、技術革新は労働にも革命(尋牛)をもたらす。

◎「生涯現役(つまり死ぬまで労働の機会は存在し続ける)」とか、「労働をすれば報酬が得られる」という「大本営発表」をうのみにせず、雇用主に頼らない生活を実現した方がいいですよ(労働崩壊が起きますよ)

そして、労働崩壊に備えた生活へのキーワードが、①不労所得、②ベーシックインカム

ですかね、ぜひ本ホームページの経済コンテンツをじっくりご覧ください。

最後に、陰謀論ではない現実の農業コモディティー生産にかかる現状について、ブラジルの状況をリンクしときます(でもポルトガル語です、すみません。外部リンク)

ではでは

 

Posted by 猫機長
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暴落市場を利用して所得を増加する方法

暴落市場を利用して所得を増加する方法

現在、新型コロナによる米市場暴落で取引停止措置(サーキットブレーカー)が何度も発動されるなど、市場は底なしの深みへ真っ逆さまの状態です。

しかし、それは資産1億を達成する「100年に1度の」好機が巡ってきているということでもあります。

3月初旬・中旬の二週間で、1日に価格が20%近く減少する銘柄が後を絶たず。でも、1株当たりの配当は同じです。つまり、暴落で元本(キャピタル)額面が激減(安くなる)ということは、相対的に配当(インカム)は激増するということですから、配当狙いの銘柄を激安で買える無二のチャンスです。

ぼく自身、この状況を利用してリート買いまくり(資金は債券を売り払ってあてました)、ざっくり200万円の投下で月収1万円増加を達成しました。

つまり、暴落局面においては、キャピタル狙いよりインカム狙いのほうが堅実的と理解します。キャピタル狙いすなわち銘柄の額面価格が著しく安くなったから買って、回復するのを待ったうえで売り払い、差益で儲けるという考え方は間違ってはいませんが、はっきり言って額面回復(つまり市場が回復する)までには2年くらいはかかります。それよりも、堅実な業績を出し続け、恐慌局面でも業績の悪化しない企業の銘柄を見つけ、安く買うことによって上記のとおり配当収入の最大化を図る方が確実で安全と理解します。

じゃあ、恐慌でも業績悪化しない企業もあるんですね?いやいやないんです。ははは

もちろんどんな優良な銘柄でも今後数か月は配当減を覚悟する必要はあります。特にショッピングセンターとか、政府の閉鎖勧告を食らって事実上営業停止なんて分野の銘柄で「事態が改善するまで配当払いません。将来営業利益が明確になったらまとめて払います」なんて宣言した銘柄もあります。でもいわゆるたこ足配当ではないので、もしこの銘柄が恐慌前に堅実な業績を上げ続けてきたのであれば、ぼくは買いだ!とみます。もちろん控えめに、資金をつぎ込みすぎないようにする必要がありますが。

19日の暴落から1夜明けた市場では今度は+10%なんて銘柄がざらに。

昨日(-15%暴落)買ってよかった、とほっとしていますが、

でも胃炎がぶり返し、医者に処方してもらった「エソメプラゾール」

のお世話になっています。

これまでのぼくの経験だと、リーマンショックの時は配当にはほとんど影響という記憶はなし。でも、今回はWTC,リーマンショック、古くはチューリップから1929、病気によるショックではスペイン風邪など、一連の恐慌とは違う「人の往来の禁止をはじめとした集団活動の人為的な抑制(消滅)による経済の停滞」つまり、世界中の人たちの絶え間ない移動と、人々が群れを成して接触・交渉・交易することで成り立っていた世界経済を人為的にストップしたという一種壮大な実験であり、経済的には甚大な被害が懸念され始めています。テレワークとか遠隔通信とか、うはうは!という分野もありますが。

要するに、一時的なパニックですむかどうかが勝負で、3か月、4か月と封鎖が続くと供給の抑制で済まず需要自体がボコられて弱ってしまい、そのままリセッションになってしまう懸念があります。

現在の状況は、挿絵のPanicに入ったというところでしょうか。

つまり、「100年に1度あるかないか」の底値に近付いている。

たとえば、ブラジルのリートHGBS11について、資産価値から見た適正価格はR$239とされていますが、昨日の市場ではR$182と、30%に近い割引となっています。同リートの管理会社によれば、これまでのショッピングセンターの収益や、収益を金融投資に回して得て来た利益があるので、当面ショッピングセンターの活動が停止しても、数か月は配当維持で持ちこたえることができる。ただし停止期間が長引けば配当額は削っていかざるを得ないであろう 、との見解をだしています。

一方で、同管理会社に対して「どんな値段でもいいから買い取って」という株主が殺到しているらしい。ははは

こういう、パニックに取りつかれた多数の株主のことを「イワシの群れ」と言います。それなあに、という説明は「暴騰株のその後。リート投資の注意点」をご参照下さい。

将来はがたつき、配当も回復まで1年はかかるかなだけれど、そういう荒波を乗り切る覚悟があれば、まだまだ買い時(これからが買い時)です。がんばりましょう。

Posted by 猫機長