タグ: 航空通信

ブログBlog

落っこちました(生きてます)

まずお断りしますが、別に墜落ではなくて、タクシーウエイの排水溝にメインギアを落として、立ち往生というイタイお話でした。

 

 

でも、転んでもただでは起きたくないので、ウケ狙いのお題にして記事を書き、うさを晴らすのでした。

というわけで、よいこの皆さんはぜひこの記事に「いいね!」してね!

さて、事件は以下の経過をたどりました。

日曜日の朝早く離陸するために、土曜日の午後から早速自宅ブラジリアより車で45分の所にある飛行クラブの飛行機格納庫で一泊。

格納庫には、飛行機を置くスペースの裏に、小さな簡易居住区があり。

そこでワインをいっぱいやりながらまずは空軍へフライトプランを提出。

 
 

 

空軍のサイトでオンライン提出ができます。

 

 

そして、週半ばから計画してきた飛行経路を航空地図で再確認。

今回はホームベースから、Santa Rosa市、 Pe da Serra市、マラニョン川とサル川の合流地を経由してホームベースに帰る経路で、対気速度平均80ノット、向かい風を食らって平均70ノットとして、総飛行時間1時間40分くらい、飛行距離は215キロくらいを計画。地図に書き込んでおいた経路上の地形で、山や平野、道路や川、湖や水たまりがどこにあるかなどを頭に叩き込んで、その夜は酔っ払い、ぐーぐー寝ました。

酔っぱらっているところ。翌日の惨劇を、この時は知る由もなかった。。。

 

さて翌朝。気温6℃、今年一番の寒さ、となることは前もって予想していたので、ヒートテックももひきに手袋、襟巻だ!と防寒対策も万全にして、朝6時からいそいそと飛行機の機体確認を開始。順調に格納庫から飛行機を引き出し、7時離陸にあわせて、のこのことタキシングしたまでは良かったのですが。。。

いよいよ誘導路から滑走路端へ進出しようとすると同時に、ラジオから飛び込んでくる管制と旅客機間の交信に聞き耳を立てて、今日は風向きがブラジリア国際空港とアラインしているから、僕のいるホームベース上空を突っ切ってくる737やエアバスはいないね、と安心し、今日のQNH(気圧)に合わせて高度計を最終調整、さあ滑走路進入だ!というせつな。

がしゃん

あっ!

機体がかたむいてストップ。

瞬時に、うっかり誘導路わきの排水溝に右メインギアを落としちゃった!ことに気づき。

泣く泣くエンジンストップ。さらに泣く泣くAPP(管制当局・ブラジリアアプローチ)に電話して離陸ストップ。

もうちょっとで誘導路から、滑走路までの芝生に行けるところだったのに。。。。

 

 

ぼくのホームベースは、ちょっとした傾斜地にあり、お上(環境当局)から「なるべくコンクリで地面を埋めるな。誘導路とかも最小限にして、かならず排水溝をつけるように」と厳命されているという噂があり。

この辺の丘に降った雨が、ブラジリア全体の給水に重要な地下水になるとかで、排水溝はとても重要らしい。

もちろん溝があることは百も承知なので、はまらないようにいつも注意してタキシングしているのですが、つい管制に気を取られて、いつもより早く右折してしまったというのが真相でした。

格納庫から延びる誘導路。

 

 

排水溝のほか、原生植種の木をひっこぬかないように、誘導路自体を迂回させ。アートな誘導路になりました。

 

 

このアートなカーブの部分が一番落っこちやすいので、赤い矢印のうえにペイントした線より左に主車輪が出ないようにとか、細心の注意を払うのですが、ここを抜けて油断してしまいました。

 

 

ちなみに、僕のハンガーの前には、タイヤが落ち込まないように自前で網をつくったのですが、えんえん130メートル?続く排水溝すべてに。。。。というのもめんどいのでそのままにしていたら、見事に誘導路出口ではまっちゃったのでした。

格納庫の出口付近は、自腹で排水溝を覆う網を付けたのですが。。。

 

 

滑走路目前でうっかり。絶好の飛行日和なのに。。。。。

 

 

ただ、溝なりに、ちょうどスパッツの幅だけ落っこちたので、多少擦り傷がついちゃいましたが、溝の端でちょうど車軸のジャッキポイントを支える感じになり。要はジャッキアップしているような状態で、タイヤや車輪、ブレーキ機構や車軸などに影響が出なかったのが不幸中の幸いでした。

ジャッキアップしてホイールのねじを確認しているところ。

 

 
排水溝の縁が、この写真でジャッキの当たっている車軸部分で機体を支える形になり、事なきを得ました。

一方、人っ子一人いない朝7時の滑走路。すぐそこに管理人のおうちがあるのですが、家族そろって幸せに寝ているところを起こしにも行けないし。。。。(起こそうとしても起きないですけど)。

しゃあないので、格納庫に戻ってふて寝、もできず、アメブロとかをながめ。それでも8時には管理人のお兄ちゃんが起きだして、立ち往生した飛行機を発見。いやーおにいちゃんが起きるまでの時間が長かった。。。。

そこで、2人がかりで飛行機の支柱をささえて、よっこらしょ!車輪を持ち上げて、芝生の上へ置き換えることができました。

以前やっぱりこの溝にギアを落っことしたパイロットがおり、その時はどういう落ち方をしたのか?スパッツ全損、車軸なども要分解、となってしまったことがあるので、二人がかりで慎重に、溝にタイヤが水平に(溝の壁にタイヤやスパッツが当たらないように)、そして押し上げるときはとにかく垂直に。。。。とやったら、すぽんと、全然ダメージなくうまく抜けました。

APP(アプローチ)に連絡してフライトプラン即時提出、その45分後の9時ちょっと、今度はちゃんと離陸でき、のしのしと計画どうり飛ぶことができました。この日は風がとても穏やかで、離陸時間が2時間も遅れちゃったけれど、それほどサーマル等に会わず、いい感じで飛び、着陸することができました。

離陸上昇中。いやいや一時はどうなることかと思いました

 

 

Santa Rosa

 

 

Pe da Serra

 

 

サル川とマラニョン川の合流地点

 

 

乾季初め、まだ緑のブラジリア(6月頃のお話です)

 

 

結局、修理が必要となることはなく。ゆいいつの出費は、飛行機を持ち上げてくれたお礼に、管理人のお兄ちゃんにあげた腸詰のパックでした。お兄ちゃんは怪力で、僕はエサじゃなかった食べ物で、それぞれ提供できるものを提供して課題解決、田舎暮らしのひとこまでした。

腸詰パック。1ドルくらいです

 

 

最後にまじめな考察。ヒヤリハットと言いますが、事故は小さな要因が積み重なって起きるもので、まず排水溝があり、網がなく、ふだんは気を付けていてもこの日は管制と旅客機の交信に気を取られて(こうした交信を注意して傍受するのは重要であり基本ですが)、ほんの数秒注意がそれたその一瞬にタイヤを溝に落としてしまい。今回は事故でもなんでもないですが、いかにふだんからの注意・心掛けが大切かという、とてもよい教訓になったのでした。

プロでもやっちゃうことがあるらしい。

 

 

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
ブログBlog

飛行機づくしの短編集

先週は気難しい、数字ばっかり、「ふむふむ」の資産投資の話で、はたして最後まで読んでいただけるか?だったのですが、たくさん「いいね!」いただき、ありがとうございました。今回はもっとぽけっと「わくわく」、短編集でいってみます。

というわけで。。。。①恐ろしいドレン弁のお話、②引っ込み脚と固定脚、③飛行機乗りの格言です。

恐るべしドレン弁

製造から25年(購入からは7年)を経過したこよーて(自家用機の名前)。エンジンを開けてフルオーバーホールし、経年劣化で硬くなったエンジンベッドのゴムなども取りかえて、完璧になったぞ!と、数週間ぶりのフライトをもくろみ。いそいそと早朝から機体のチェックを開始。

こんな飛行機に乗っています

 

 

でも、この時点で、なにか変だぞ?虫の知らせがあり。

というのも、オーバーホールでまたもやマグネトー交換をしたりとか、要は巨万の富をつぎ込んだかなりの大手術が、遂に完璧に完了だ!というだけでも上出来なのに、乾季の始まりではまだめずらしい、雲一つない完璧な青空、無風というこれ以上ないグッドコンディション、ようするに完璧すぎるシチュエーションになり。

ふつーは、やれ風が強いだの、やれ雲が出ているだの、風向きが悪くて滑走路直上にエアバスや737がバンバン侵入してくるとか、離陸しにくくするなにかがあるんですよねーここまで完璧で、いかにも神様から飛べとべー!とけしかけらているようなかんじだと、なにか恐ろしい落とし穴があるんじゃないか?と勘繰りたくなるのです。気のせいか?本当になにかあるのか?

ありました。

ドレン弁からのガソリン漏れを発見。

ドレン弁。燃料の状態を確認する大切なパーツです

水や埃はガソリンより重くタンクの底に溜まるので、エンジンまでの配管にドレン弁をつけて、離陸前の機体チェックの時に少量のガソリンを抜き取って除去します。

 

 

ちょっと写真では見えにくいですが、ドレン弁のガソリン排出コック先のビニール管(写真で黒っぽく変色しているところ)にガソリンが貯まって雫になっており。

 

 

そして床に落ちた雫が地面に染みを作っていたのでした。

ちなみに、燃料タンクから送られてくるガソリンの圧力というのはなかなかのもので、1週間も駐機しているとキャブレターからプラグまでガソリンが染み出て、がぶっちゃうこともあるので、駐機しているときは燃料タンクのメインコックは閉じて、ドレンから先へガソリンが流入しないようにしておきます。

 

 

そして、土曜日の早朝、勇躍してメインコック開け、ドレン弁にガソリンが流入しタンクからの圧力がかかったとたんに、ガソリン漏れが始ってしまったのでした。

ガスコレイタ―(Gascolator)本体内のガソリン点検排出口に汚れが貯まって、ドレン弁コックのパッキン(パチンコ玉みたいなやつ)が密閉しなくなっていました

 

 

これを確認しないで離陸したらどうなるか。

ちゃんとドレン弁が密閉された状況では、こんな感じです。

 

 

ところが、ドレン弁からガソリン漏れがあると、

 

 

燃料系統と上空における外気の気圧差でガソリンが機外に噴射されてしまい、あっというまにガス欠でエンジンが止まっちゃうのでした。

もっとも、今回の程度であればまだまだ安全に飛行できますけど、やっぱり完璧に密閉しないといやですよねー。

いやいやエンジンフル整備の直後、いかにも安心、というときに限ってなんかあるぞ!といつにもまして警戒したのと、別の記事に書きましたが、レストア完成したばかりの世界の名機J3カブが、やっぱりドレン弁のガス漏れで不時着、全損というかわいそうな事故のことが脳裏に焼き付いていたのが大きいかなともいます。

世界の名機パイパーJ3カブ

 

 

「人は、長生きするに従って知識を獲得していくが、飛行機乗りは、知識を持っているやつが長生きする」ですね。はははは

 

②引っ込み脚と固定脚

ランディングギアは離陸した瞬間に単なる抵抗物と化すため、引込めることができれば。。。となるのは進化の必然ですが、引込みの機構(モーター他)はそれこそ「飛行機が一番嫌う重量増加そのもの」だし、だいいち故障でもしたら、ということで、超音速で飛ぶジェット戦闘機はともかく、小型飛行機は引っ込みとするかどうかは永遠の課題です。さる研究結果によると「時速350キロくらいまでは固定脚のほうがよい。これを超えると重量増加や引っ込み機構設置による機体・翼の補強などを考慮しても引込み式のほうが効率的」だそうで、せいぜい100マイル(時速160キロ)で飛ぶ「こよーて君(僕の自家用機)」はもちろん固定脚です。飛行中、操縦席の窓から主脚スパッツがぽかんと空に浮かんでいるのをみると心がなごみます。

こんな感じ

 

 

左が固定脚(こよーて)、右が引っ込み脚(グラマンF3F)

 

 

ちなみに、固定脚でも流線型のスパッツ装着で空気抵抗を10分の1程度に減らせるので、昔の戦闘機には必須の装備でした(そして現在の日曜パイロットには燃費低減のため必須です。ははは)。吉村昭の小説「零式戦闘機」では、96式戦闘機という傑作戦闘機を設計するとき、スパッツの形状を工夫することで、当時の引っ込み脚の戦闘機と同等のスピードを出すことに成功したうんぬんとあり。

96艦戦

 

 

96艦戦は、艦上戦闘機ですが陸上基地でも盛んに使われ。ろくな舗装もないでこぼこの平原で離着陸した昔の飛行機らしく、巨大なメインギアですね。。。

一方、実戦では下の写真のとおりタイヤむき出しで使用されたこともあったようで、陸軍の97戦では、ある記録いわく「戦友が敵陣に不時着し、おもわず自分も近くに着陸し救出した。その日はたまたま整備が間に合わずスパッツをはずしていたため、不整地の強行着陸でも転覆しなかった。人の命なんてほんのハズミで左右されてしまうのですね」。

97戦

 

 

現在でもHOTEL FAZENDA(農場ホテル)等の滑走路は赤土むき出しのところもあり。「ぬきあしさしあし」で離着陸しています。

 

 

③飛行機乗りの格言その2

その1はこちらをどうぞ→飛行気乗りの格言(axiomas-de-aviador)

◎滑走路の長さ、燃料と女性の愛は多いに越したことはない。

Três coisas que nunca são demais: pista, carinho da mulher e combustível.

◎地上にいて飛びたがっている方が、飛んでいて降りられなくなるよりはましである。

É bem melhor estar aqui em baixo desejando estar lá em cima, que estar lá em cima desejando estar aqui em baixo.

◎飛ぶことは危険ではない。危険なのは落ちることである。

Voar não é perigoso. Perigoso é cair.

◎安全に落ちれば危険なことはない。これを着陸という。

Se cair em segurança não existe perigo . A isto chamamos de Pouso.

◎恐怖のひとときは、高価な大型旅客機も最小の価格で購入した部品で組み立てられていることに気づいたとき。

O que me assusta ao voar de avião é imaginar que tudo que está dentro dele foi colocado pelas empresas que ofereceram o menor preço.

◎正しい決断は経験から。そして経験は間違った判断を重ねて得ていくもの。 Decisões acertadas vêm com a experiência, e a experiência vem com decisões erradas.

◎人は、長生きするに従って知識を獲得していくが、飛行機乗りは、知識を持っているやつが長生きする

Na terra, quanto mais se vive, mais se conhece. No ar, quanto mais se conhece, mais se vive.

ではでは。。。

Posted by 猫機長
ブログBlog

B29によって築かれたエアライン運航の基礎

B29って何?アメリカの巨人爆撃機のことです。

と、説明しなければならないほど戦争は過去の話になり。

ぼくが幼稚園ぐらいだったかの昔は、当時の大人たちが語った「暗い夜に空襲警報が鳴って、サーチライトに照らされたB29の上や下に、ぼっかんぼっかんとまるで当たらない対空砲火。地上は猛火で荒れ狂い、みんな防空壕に逃げ込んで震えていた」という恐怖体験が身近なこととして残っていました。

サーチライトに照らされるB29のイメージ図

https://wararchive.yahoo.co.jp/airraid/detail/26/

 

 

日本から2356キロ離れたサイパンという島がアメリカに取られた時点で、当時の東条内閣は責任を取って総辞職しました。その理由には「サイパンの滑走路から飛び立つB29の行動半径に東京含め日本の大部分が入ってしまう」ためというのが重要な部分を占めていたと言います。

そして、B29に多数の都市を焼き払われ。

この時点で降伏していればいいものを、ずるずると黙殺だのなんだのと引き延ばしたため、原爆を落とされて終戦になりました。

その原爆を落としたのもB29です。

というわけで、(アメリカから見れば)B29は対日戦争終結の最大級の功労者であり、対独戦争終結の最大級の功労者であるB17とともに、世界中の飛行機マニアから尊敬を集めては、実はいなかったりします。

B17は、「大空の女王」「空の要塞」と呼ばれる有名な飛行機ですが、B29は?「超空の要塞」という呼称があるにはあるけど、それでどうなの?というかわいそうな扱いになってしまっています。

その理由はなぜか。この記事で真相にせまります

さて、結論を先に書いてしまうと、「B17は戦争終結の原動力になった」一方、B29は「戦争という状況を利用して、戦後の金もうけに向けた実験台となった」からと理解しています。

なんだそりゃ?

B17と、B29、それぞれ行ってみます。

◎B17

Pixabay無料画像

 

 

B17は、もともとが1930年代に、「東海岸、西海岸と長大な海岸を防衛するために、船(戦艦)よりスピードがものすごく早く、どこの海岸が攻撃されてもすぐ飛んで行って悪い敵の戦艦に弾をぶち込むことができる飛行機」というコンセプトで開発がスタートしました。

つまり、空を飛べる戦艦ということで、大砲の替わりに爆弾を、となり、その結果人呼んで「空の要塞」となりました。

でも、実は海岸防御などではなく、大西洋をひとっ飛びして悪いナチや共産主義者をぶち殺してやれ!と画策していた(これを、戦略爆撃と言います)。

当時、アメリカは孤立主義、すなわちヨーロッパのことなんて知らないよーん、という政策が国民から支持されていたので、戦略爆撃で欧州攻撃だ、なんて飛行機は許可が下りなかったのでした。

こうした言いかえは現在でも続いており、日本でも、最初は病院船だったのが、気が付いたら戦闘機を乗せた空母になっていた、という例もあったりします。

「いずも」。実は空母としてはいろいろあって機能せず、次世代で本物の空母を作るための訓練用・実験用だ、という意見もある。

https://www.mod.go.jp/msdf/jmp/index.html

 

 

というわけで、実は渡洋爆撃でよその国の工業地帯を爆撃し麻痺させてやるぞーという悪だくみを実現させるために作られたのがB17だったのでした。

このため、以下の特徴がある飛行機になりました。

―とにかく落ちない。尾翼が吹き飛ぼうが敵戦闘機が衝突しようがお構いなしに飛び続け「死なない奴が生き残り、勝つ」という、小学生の作文みたいですが究極の真理を体現した。ろくに戦闘機の援護もないままヨーロッパ奥地まで侵入し、対空砲火、迎撃戦闘機などあらゆる防空網にボコられまくり、一時は総出撃機数の3分の1に及ぶ損害をだしながらも、ドイツの恐るべき工業生産力に致命傷を与えるまでにボコり返し、凄惨な「殴り合い」をねじ伏せて勝利しました。

 

 

―数の暴力:200機を超える大編隊でドイツに侵入した

―航続距離:ドイツのすぐ近くにイギリスという滑走路があったので、重爆撃機としては実用的な距離といえる半径960キロの円内にベルリンを収めることができた。でも護衛戦闘機にとっては遠すぎ、長距離戦闘機が開発されるまでは敵戦闘機から一方的にボコられた。

http://ktymtskz.my.coocan.jp/E/EU5/app3.htm

 

 

これらは、すべて敵に勝つためであり、搭乗員の快適さとかは考慮しきれないところもあった。

B17の側方銃座。高度8000メートルで吹きさらしなので、電熱服でぬいぐるみ状態、酸素マスクでかろうじて呼吸しています

(https://secure.boeingimages.com/サンプル画像)

 

 

◎B29

Pixabay無料画像

 

 

B29の場合は、B17と同じことをやれば勝てる、という事はすでに分かっていたので、さらに付加価値をつけよう、となったらしい。

B17の戦訓で得た結果から、新たな悪だくみが盛り込まれました。

1-高空を飛べば、中高度で飛ぶDC3のように、乱気流に巻き込まれて、乗客がきゃー!なんて騒ぐ恐れも少なくなり。寒いが気流は穏やかである(あるいは一定している)ことが分かった。→与圧室の設置により、半そでシャツでも快適に飛べるように改良。

B29の与圧隔壁

 

 

いまどきの旅客機。与圧によって、ハイヒールでも飛べるようになりました(www.independent.co.uk)

 

 

ただし、日本戦闘機(マニアの人へ:屠龍です)の37ミリ砲弾一発が操縦区画に命中し、与圧が抜けて急に零下何十度の世界になってしまい。だれもケガしなかったけれど、「このままでは11人の冷凍人間が出来上がってしまう!」と、飛行機自体は全然飛べるのに、11名の搭乗員は脱出やむなき、なんて、与圧したばっかりに、意外に打たれ弱い、ひ弱な一面も生まれてしまったらしい。

 

2-無数の巨人機を運用する空港施設や、管制のノウハウを蓄積した。

左はグアム島ノースフィールド(https://www.jiji.com/jc/d4?p=bsf226-0906251234090&d=d4_mili)。右はアトランタ空港(https://www.hisour.com/ja/airline-hub-37949/)

 

3-どうせ戦争はすぐ終わる。エンジンとかは寿命が短くてもいいや(アメリカ人の見方。日本のエンジンよりしっかりしていた)。そして、いろいろな新機構を試してみよう。→安普請で大量生産を計るとともに、大型旅客機製造に向けた各種データ取得に貢献。ただし、その後旅客機含めエンジンはジェット化しちゃったけど。

安普請ではあるが機体構造の不死身さは継承した。https://makkiblog.com/b29_fcs/

 

4-世界はわれらのものだ!サイパンから東京へ行って帰ってこれる航続性能。そしてこれだけの距離を迷子にならずに飛べる航法装置。後にニューヨーク・パリの5830キロ等を定期便のアメリカ旅客機が飛ぶうえで重要な実験台になった。

戦後の巨人旅客機、ロッキードコンステレーション(Pixabay無料画像)

 

 

つまり、B29というのは、実は戦争なんてどうでもいいや、その後の世界の航空輸送を牛耳ってやるぜー!というアメリカの恐ろしい野望を体現した飛行機だったのである。

ヨーロッパも日本も死に物狂いになって戦争している中、こうゆう戦後の金もうけのための実験台をのうのうと作っているいやらしさから、B29はB17に劣らない貢献をしているのに、あまり好かれない飛行機になってしまっています。

もちろん、戦争道具としてもすごいところもあり。

例えば、遠隔機銃

https://www.sun-inet.or.jp/~ja2tko/jap/ok_b29.museum.html
 

 
詳しい技術は良くわからないけれど、リモコン方式、かつコンピュータ制御で自動的に敵機の経路を計算して、射手は照準器に入った敵機に向けて引き金を引けば、機銃のほうで勝手に見越し射撃をやってくれるという恐ろしい装置です。

その当時日本がやっていたことは

竹槍訓練。ははは

 

 

ここまで読んで、そんなことないよ!アメリカも必死になって日本に勝とうとしていて、B29が戦後の旅客機の参考になったのは、あくまで副産物だよ!という人がいるかもしれません。

たしかに、必死と言えば言えば必死でした。

でも、必死さのレベルがぜんぜん。。。。というかんじであり。

1945年7月の雑誌TIMEの表紙。戦争?なにそれ?

https://www.ebay.com/itm/304101850719

 

 

ミリオタサイト「兵器生活(http://www2.ttcn.ne.jp/~heikiseikatsu/index.html)」によると、8月15日のニューヨークタイムズでは「前日のナ・リーグ野球の結果は以下の通り。パイレーツ7-ブレーブス5(第一試合)、パイレーツ6-ブレーブス2(第二試合)。ジャイアンツ5-レッズ2。カーズ2-ドヂャース1」なんて掲載していたそうです。

最後に、B29の旅客機バージョンです。

ニューヨーク・ロンドン間5,578キロを、1947年には飛んでいたらしいが、こちらもB17じゃなかったコンステレーションの影にかくれて、いまいち知名度が?だったらしい。

Bill Larkins – B377unitedSFO, CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=29362764による

 

 

http://www.ovi.ch/domains/ovi.ch/public_html/b377/

ではでは。。。

Posted by 猫機長
ブログBlog

新説:零戦の機首はなぜ黒塗りなのか?

世界を代表する戦闘機いろいろ

P51ムスタング Pixabay無料画像

 

 

スピットファイア Pixabay無料画像

 

 

P40ホーク Pixabay無料画像

 

 
P47 Pixabay無料画像

 

 

F4F  Public Domain

 

 

メッサーシュミットBf109

https://stormbirds.files.wordpress.com/2020/11/bf109g-6late-b25-gunpods.jpg?w=1000

 

 

Mc200 Saetta  Public Domain (カウル先端は、むき出しの銅パイプを仕組んで滑油冷却器としているため、無塗装)

 

 

こんな感じで、無塗装の銀色もありますが、大体は機首含め機体全体が迷彩塗装になっています。派手な白帯とかがあるのは、味方識別のためのマークです。

ところが、なぜかゼロ戦だけは、機首がぐるりと黒く塗られており。

https://girlschannel.net/topics/2131246/https://girlschannel.net/topics/2131246/https://girlschannel.net/topics/2131246/

ガールズチャンネル?まあいいや

 

 

この、黒い機首のなぞが、長年にわたり飛行機マニアの間で大論争を巻き起こしてきました。

大体、以下の主張に分かれています

①黒い色は熱を吸収するので、エンジン過熱を防ぐことができる。

②黒い色は光を吸収するので、光の乱反射によるパイロットの視界不良を防ぐことができる

③敵味方識別のために、黒く塗った

④汚れ対策。日本のエンジンはオイル漏れがひどく。カウルを黒く塗っちゃえば目だたないから、という事らしい。

その他、そのほうがかっこいいからとかいう意見も複数あったりしますが、操縦や整備など、もっと切迫したニーズに対応するものではないので、ここではカウントしません。

さて、それぞれの意見を考察すると、それぞれに一長一短があり。

①の場合、零戦がカウリング全体を黒くした理由にはなるのですが、じゃあP51だのP47だのが、ぜんぜん黒くしていないのはなぜ?となります。

②の場合、これも、エンジン全体を黒くする必要なんてないじゃん、コクピット前方の機体上面だけで十分ですよね?というわけで、実際隼とか雷電とかは、機体上面だけが黒色塗装です。

隼の例。ほかにも飛燕だの紫電だの、だいたいみんなこんな感じです。https://www.finemolds.co.jp/FB/FB17-sokumen.jpg

 

 

③味方識別ですが、日本の場合、大体主翼の前縁をオレンジ色に塗ることで対処しており。黒い機首、というのはいまいち説得力がなく。

④これも、零戦だけじゃなくて、他の飛行機でも機首全体を黒くしないと、汚れが目立っちゃうじゃん?隼とかはそんなにオイル漏れがなかったの?ということで、やっぱり説得力が。。。。

というわけで、尽きざる議論の泉となっています。

そこで、この投稿で、パイロット目線から、真の理由はこれだ!という新説をぶち上げるのでした。

「真相はこうだ」

実は簡単で

「光の乱反射によるパイロットの視界不良を防ぐ」すなわち上記の②そのまんまです。

どへー新説でもなんでもないじゃん、でもなんで?

これは、零戦の生い立ちというか、活躍した時代によるものが理由の大きなウエイトを占めているとの理解です。

零戦のビフォーアフターじゃなかった、一世代前の戦闘機、そして一世代後の戦闘機と見比べてみましょう

まずは零戦の先代となる96式艦上戦闘機です。

http://www.nags-gallery.com/gallery/A5M4.htm

 

 

機首の形に注目。カウリングが、シリンダを覆うあたりで最も膨らんでおり、そこから胴体に向かってぎゅっと絞り込まれています。

こういうカウリングを、タウネンドリングというのです。

タウネンドリングの発端は、シリンダむき出しにするよりも、整流覆いを付けたほうが空気抵抗も減り、冷却にも有利だね!と気づいたところから始まり。

当初のタウネンドリングは、たんに一枚の板を輪っかにして、エンジンをぐるっと巻いただけの、なんとなくダクトファンみたいなものでしたが、次第に膨らみ・丸みをおびたものとなり。

初期のタウネンドリング(ダウンエンドリング)

Westland Wallace

https://i.pinimg.com/originals/32/a2/b0/32a2b07da03e2fbd0ffc4a4e67ac4361.jpg

 

https://www.webmodelers.com/202007katoucolumn.html

こげ茶色のタウネンドリングもあったらしい。

 

 

Westland機が一枚板をのり巻きみたいにぐるっとエンジンに一周させただけなのに対し、91戦はタウネンドリング自体を前方からの気流に対して流線形に整形しています。

この整形の過程で、96式艦上戦闘機のように、胴体側はぎゅっと絞ったタウネンドリング、というよりエンジンカウルのはしり、という形状がうまれ。

ところが、この形状では、操縦席に向けての光の乱反射も相当なものになり。

赤色の矢印のように、機首上面だけでなく、水平近くまでの下からであっても乱反射してしまう、というか、むしろ操縦席に乱反射しようとする一種の鏡みたいになってしまい。(画像はこちらを加工させていただきました。http://kurage55.blog60.fc2.com/blog-entry-536.html?sp )

 

 

結局「リングを全部黒く塗るしかなくなった」のだと理解します。

ちなみに、P26とかソードフィッシュとか、タウネンドリングが操縦席より遠く離れている、あるいは操縦席がぐんと上にせりあがって設置されているような場合は、防眩塗装なし或いは上面だけでもOkだったらしい。

ソードフィッシュ

https://img.amiami.jp/images/product/main/163/TOY-SCL2-44324.jpg

 

 

P26 ピーシューター

http://www.fiddlersgreen.net/aircraft/Boeing-P26/IMAGES/Boeing-P-26-Peashooter-Title.jpg

 

 

日本の飛行機は、非力なエンジンをカバーするために極力機体の太さを絞り(操縦席を高くする余裕がない)、また格闘性能のために視界を重視してコクピットをなるべく前に出そうとする傾向があり、防眩塗装が重要になったと思います。

さて零戦になると、タウネンドリングから明らかにカウリングになり、カウリングの絞り込みもなくなった、つまり最も太いところから水平で胴体につながるようになったので、乱反射も減ったけれど、これまでの慣習もあり全部黒く塗りました、というのが真相と理解します。

 

 

ガールズチャンネルの画像から抜粋。上が初期型で、カウルは水平絞り込みなしに抑えられており。下は改良型で、むしろ先細りの紡錘型になっています。

同時期に開発された隼は、先代の97戦ですでに胴と一体化したカウルだったこともあり、カウル全体を黒くしなくてもよくね?と気づいて、上面だけにしました、という事だと思います。

そして、次世代機の雷電はこんな感じ。

https://www.sankei.com/resizer/CIO0sGSF7SHHGD96NrG0c3bRiiI=/730×0/smart/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/RCSGBHO7PFNIJDYCP4427GIJBU.jpg

 

 

雷電は、機体全体が紡錘形で、操縦席から機首に向けてぐっと細くなっていくので、防眩塗装も上面だけでよくなった。

というわけで、カウリング形状変動の過渡期にあった零戦は、旧世代の名残でカウリング全体を黒くしました、という事だとおもいます。

ちなみに、零戦と同世代の99艦爆や97艦攻も、カウリング全体が黒くなっています。パイロット目線から見れば、これらの機体みたいに、カウリングだけでなく操縦席までの機体が大きく黒塗りになっているのが一番親切かなーと思います。

97艦攻の例

http://c2ssdt.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/05/11/862_1.jpg

 

 

ただ、黒色塗装は確かに熱を吸収するので、甲板だの飛行場だのに機体を係留・駐機していると、太陽熱で「目玉焼きができちゃう」くらい熱くなってしまったのではないかな?機体が痛むような気がします。

あと、上記で「こげ茶のカウリング」が出てきましたが、どうも零戦、90艦戦、96艦戦や96陸攻あたりは、鮮やかな紺のカウリングがあった気がします(学研の図鑑「飛行機・ロケット」で見た記憶あり)。ところが、ぐぐっても黒いのや、鼠色?みたいなのばっかりなのですよねーでも確かに存在していたと思います、いつかまた見てみたいな。

Youtube では発見。https://www.youtube.com/watch?v=nIRYc-p1J2A

 

 

なお、もっとおたくちっくな議論はこちら(外部リンク)。→ https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=22269&id=39709305

「塗粧」とか「通達」とか、中島製はこうだけど三菱製はああだとか、マニアックすぎて頭がこんがらかりました。

最後に、ぼくが乗っている白い軽飛行機は、機首上面も白ですが、特にまぶしいとかはないですよーという事で追記。

とある大農場の滑走路に着陸

着陸動画はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=_v6jWNWwFHI

 

 

こんな飛行機に乗っています

というわけで、今回は思い切り飛行機おたくの投稿でした。ではでは

Posted by 猫機長
ブログBlog

短編集:軽飛行機と紙飛行機、ラジオ修理ほか

◎軽飛行機と紙飛行機の類似点

小さな飛行機で飛んでいます。

 

 

飛行機つながりで、敬愛するブロ友の「さとさんちゃん」が、素敵な紙飛行機の記事をいっぱい書いており。ぼくも子供のころ紙飛行機を作って飛ばしていたことを思い出しました。

これがなかなか飛んでくれないんですよねーなんかすとんと落っこちちゃうとか。「水平尾翼にタブをつければいいよ」と教えられて、おおおほんとにぐんぐんまっすぐに飛んでいくようになった!なんてこともあったのでした。

組み立て式紙飛行機

 

 

折り紙飛行機にもタブをつけるひとがいるらしい

https://www.quora.com/How-do-you-make-your-paper-airplane-more-aerodynamic

 

 

ぼくの飛行機にもちゃんとタブが付いていたのでした。

まずは垂直尾翼から。

紙飛行機とおんなじで、手でひん曲げる固定タブです

 

 

最近、まっすぐ飛んでいても、左足をペダルから離すと、ふわ-と機首が右に回ってしまうので、なんか踏みっぱなしにしなければならなくなり。1時間も飛んでいると左足が疲れちゃうので、意を決してペンチでひん曲げました。

タブと方向舵を接続しているリベット(左写真の赤枠の部分)にストレスがかからないよう、木の板を噛ませて固定します。

 

 

曲げすぎると今度は機首が左に振られてしまうので、おっかなびっくり、ちょっとだけ。。。。

 

 

でも、あまり効果が出ていません。まあ、気休めにはなったかな、というかんじです。

水平尾翼はもっとシビアな調整が必要なので、電動式のタブがついています

赤丸の部分が電動タブ。左右の水平尾翼は連動しているので、タブは右翼だけです。

 

 

◎ラジオの液晶が漏れて周波数が見えなくなっちゃった!

優秀な日本製のICOM IC-A200ラジオで交信しています。

 

 

優秀ですが液晶パネルが弱いらしく。写真のように液晶漏れが進んでしまいました。

よわったなーそもそもこのラジオそのものが生産終了して十数年?というアンティークなので、取り換え用の液晶なんてないし、どうしよう?

折から年一度の機体点検(車検みたいなもの)の時期にさしかかっていたので、点検を頼んでいる整備工のお兄ちゃんに相談したところ、

▽液晶パネルのみでは交換はできない。ちょっとした取り付け時の圧力の差で液晶がすべて漏れ出してしまい、真っ黒になり見えなくなってしまう事多々あり。

▽一方で、操作パネルそのものを交換するというのならできる。問題は、この部分が使用可能な中古品の個体を探し出してきて、そこだけとっぱずすという、いわゆる「共食い整備」になるので、その個体を見つけるのがちょっと難しいかも。。。

赤い四角の部分が操作パネル。

画像出展は:http://www.aeroelectric.com/Installation_Data/Icom/A200/A200_SM.pdf

 

 

という事だったのですが、なんと1週間もたたずに「見つけたよ!」と連絡があったので、さっそく取り換えてもらいました。

ただ、中古品ゆえ、万一うまく作動しなかったら。。。という懸念もあり。その場合、今のにまた戻さなければらないのですが、そういうストレスがかかると、液晶はいよいよ見えなくなっちゃうかも、というリスクを負いながらの交換なので、ちょっと躊躇しましたが、現状でも第2周波数はほとんど見えないばかりか、第1周波数もやばくなってきたので、えいやーと取り換えることにしました。

修理前の状況。左が第1周波数(現在交信中の周波数)。右が第2周波数(スイッチで第1周波数に転換)。この写真では、第1は軽飛行機同士の自由通信周波数、第2が管制(ブラジリアアプローチ)との交信用周波数です。

 

 

ネットなどで似たような修理をした人の情報を見てみると、液晶がうまくいっても、周波数がずれちゃった?みたいなのもあったりして、果たしてうまくいくのか?

結論から行けば、うまくいきました

見た目は新品になりました

 

 

取り換えてから、まだ2回しか飛んでいませんが、今のところ管制との通信もできており、どうやらうまくいったか?配線とかが外れちゃわないことを祈っています。

計器盤の真ん中を陣取る通信機器群。上からGPS, トランスポンダーとラジオ。

 

 

さてお値段ですが、お兄ちゃんがサービスでタイヤ1本を取り換えてくれたりして、それも含めて420ドルでした。もしラジオ本体そのものを交換となったら、それだけでも600ドルかかるし、その本体がちゃんと作動しているか、それこそ周波数の調整なども必要になってしまう事を考えれば、安かったと思っています。

おにいちゃんが取り換えてくれたタイヤ(上)。こちらも中古品ですが、もとのタイヤ(下)に比べてトレッドがまだしっかりしています。

 

 

乾季の初めになり、雲が減って青い空が広がるようになりました。

今年は、ちょっと風が強めです。。。

ではでは。

 

Posted by 猫機長
ブログBlog

飛行時間800時間到達

まずは、Ameblo公式ランクインに感謝。今回の1位は「三十三間堂」という珍しいタグで、記事は、先週掲載の「不条理演劇とロマン主義的イロニー」でした。見に行ってね!

 

 

さて、本題です。。。

今年初めはいろいろあって全然飛べず。4月になって、気候も穏やかになり、久しぶりにその辺を飛びました。

穏やかな青空が広がる、乾季初めの空

 

 

小さな飛行機で飛んでいます

着陸後、なにげにログブックを記載していたら、知らないうちに飛行時間800時間に達していました。へえー

 

 

800時間というのは、多いのか少ないのか?

コミューター会社のパイロット募集だと「総飛行時間500時間以上(2000時間以上優遇:http://www.sacc.co.jp/saiyou2.html)」などとあり。でも、よく見たらヘリパイロットの募集でした。ははは

はっきりした基準はないらしいが、プロのパイロットは1000時間を越えればベテラン、アマチュアはその半分、という事で、500時間がフツーの飛行機乗りとしての一つの指標かもしれん。

幸い、これまで一度も落っこちることなく飛んでこれたので、ますます安全運転を意識して、のしのしのこのこ、その辺を飛んでいきたいと思っています。

高原の空をのし歩きだ!

 

 

これまでどんなところを飛んできたかというと

赤丸がぼくのホームベース、青丸がブラジリア国際空港、黄色い丸がゴイアニア国際空港。赤い線が一番長距離の飛行で、カルダス・ノーバス国際空港に行きました。直線で片道260キロ、片道2時間くらいかかりました。

カルダス・ノーバス空港での写真をちょっとだけ掲載。詳しくはこちらの記事をご参照→レディオ空港で管制飛行の練習

 

 

ちなみに、近年、航空当局が法律の整備というか整備しようとして実は混乱に陥っており、身に覚えのない違反だの罰金とかが来るのはいやなので、ここ数年は管制空港へは行っていません。かなしいな

というわけで、管制のない地方空港とか農場の滑走路におじゃますることが多く。農場によっては、目を見張るような立派な滑走路もあり。

例えばこちら→家電王の農場に着陸

 

 

上記の航空マップでは、緑色の線です。だいたい片道40分くらい。

さて、ここまで読んだ皆さん。「800時間になるまでに、落っこちそうになったりとか、いろいろあっただろう。書け書けー!いひひひひひ!」

と、意地悪く思っているお兄ちゃんも多いことでしょう。

実は。。。。という事で、いろいろあったのを列挙してみます。

ちゃんと修理していたことは忘れないようにしよう

マグネト―。こいつのせいでデートが。。。。

減速ギアがすりへった、プロペラがとまっちゃうぞ!

布張りあるある

ピトー管

などなど。詳しくはリンク先を見てくださいねー

さて、字数がまだあるので、最近の「飛行場の風物詩」をちらりとお見せします

◎セリエマ(Seriema)

とある吉日、車で自宅を出発、飛行場敷地内にはいったら、柵越しにトリさんが。

保護色になっていて、分かりにくいな。。。。

なかなかほっそりしてかっこいい鳥です。鳴き声はこんな感じ→https://www.youtube.com/watch?v=ha6Wdd8cjm4

 

 

飛んでいるのを見たことがないけど、飛ぶのも得意らしい。蛇をやっつけてくれる益鳥でもある。

◎カピバラ注意

自宅(ブラジリア市内)から飛行場(北西30キロ)までの道すがらに、最近変な道路標識が。

野生動物注意、でした。でも、カピバラって野生ちっくでないなあ。。。

 

 

◎六射六中

早朝にひとっ飛びした後や、雨の日などは、ハンガーで弓道ごっこをしています。

珍しく6射6中したので、さっそく写真を撮って自慢するのでした

このあと、裏手のハンガーに遊びに行き、帰ってきたら、飛行場管理人の飼い犬が寝ていました。

こいつはいいやつです。
 

もう一匹、見張ってないと飛行機のタイヤにお◎っこをする奴がいるので、そいつはハンガーに入れてやらないのでした。

今回は「おち」はなし。

空が好き。パイロットになってよかったと思っています

 

 

ではでは。。。

Posted by 猫機長
ブログBlog

着陸灯の換装

まず、記事の前に、ロシアのウクライナ侵略によせて:

がんばれウクライナ!なんとか戦争が国内に広がらないように、国境地帯で防御しきって、SWIFT停止や兵器援助によって、ロシアが侵略をあきらめるまで持ちこたえることを願っています。

 
 

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220228-OYT1T50173/?from=rss

 

 

そして、記事いきます。

小さな飛行機で空を飛んでいます。

 

 

アメリカの飛行機をブラジルでライセンス生産したものですが、おおらかなアメリカと違い、ブラジルは変なところで小役人みたいな規制があり。ろくろくラジオの電源もない、小さなExperimental機なのに、なぜか着陸灯が必要になってしまっています。

というわけで、ブラジルの場合、いろいろなExperimental機がいろいろ工夫を凝らして着陸灯を設置しています。

Paradise(veja.abril.com.br)。プロペラスピナーの下に、小さい四角が滑油冷却器、大きい四角がラジエター、その下に光っているのが着陸灯。

 

 

これもParadise。左右翼端に設置した例(loopingaviacao.com.br)

 

 

RV9(Flightmarket.com.br)。翼端に、航法灯とセットで格納したゴージャスな例

 

 

AeroBravo(aeroanuncios.com.br)。機首の上下エアインテークの間に設置した例

 

 

Dynamic(lionheartcreations com)。プロペラスピナー直下に左右2個の着陸灯。

 

 

RV9という、Experimental機というよりは重戦闘機みたいな全金属性の機体では、主翼に組み込んでおり、着陸灯というより前照灯でも通じるんじゃね?みたいな強力なのを装備しています。Paradiseみたいな堅牢なベストセラー機も同様。

一方、機首のプロペラ直下、あるいは左右などに設置している機体も多いですが、これはエンジンとの兼ね合いでなかなか配置が難しく。

結局、ぼくの乗っているこよーて(Rans Super Coyote)は、羽布張りの機体なので、唯一鋼製の主翼前縁に穴をあけて。。。というのも嫌だし、かといって機首はぎりぎりエンジンが入るような設計で空気抵抗を減らそうとしているしで、結局、機首にぼこんと着陸灯が突き出ているという、なんともさえない感じになってしまっています。

以下、ブラジルにおけるコヨーテ着陸灯の配置。

Culpi.com.br

Aeroanuncios.com .br

 

 

これじゃ機首に乱気流出まくりだよねー、という何とも残念なことに。

もっとやばかったのは、へんなところにライトを設置したため、エンジン始動時やスロットルテストなどで機首がびりりり、と揺られるたびにミキサーのように振動してしまい。7年間の使用で、ライト本体と機首の出っ張りを接合しているねじが吹き飛んじゃった!飛んだねじや、ライト本体がプロペラにぶつかったら大変!と、意を決して着陸灯の位置を変えることにしました。

ねじが飛んでしまったので、とりあえず鋲止めして急場をしのいでいました

 

 

といって、とても小さなこよーて君に唯一設置可能な、といってもよいスペースが、この機首直下だったので、どこに移動するかはすごく悩みました。コヨーテを購入した直後から、この電車みたいな着陸灯のでっぱりは取っ払いたいなーとおもいながら手を付けずにいたのも、ここしかないんじゃね?という事情があり。

電車と、前照灯(trafficnews.jp)

 

 

一方、世の中では技術革新が進み、7年前はあまり普及していなかったLEDライトがきょうび簡単に手に入るようになり。在来型のライトに比べて、著しく省エネ・小型化しながら同じ照度が得られるようになった。

そこで購入したのが角型のLEDライト。平べったいライトを機首下面にくっつけることで投影面積(空気抵抗)を少なくすることができ。

機首下面、といっても、どこにつけるかということでいろいろ悩みました。

①当初予定していた位置と、

 

 

②実際に設置した位置。

 

 

なるべくプロペラから遠くにつけたかったので、当初案は①としたのですが、そうすると、機首下面の固定カウルフラップ付近で乱気流を生じ、カウルの排気口からの気流吸出しに支障が出るぞ!という意見があったので、②のようにカウルフラップと干渉しないようにしました。

固定式カウルフラップ、というとなんか精巧なものを思い浮かべますが、実は、カウルの排気口にちょっとフラップみたいなフィン(というよりでっぱり)をつけただけだったりします。ところが、このでっぱりがあるがゆえにカウル外部を流れる気流とエンジンルームに取り込んだ空気の気流で著しい気圧差?が生まれ、エンジンルーム内の熱くなった空気が一気に噴出される(吸いだされる)という、なかなかおつな構造になっています。

Ⓐプロペラ直後の冷却用空気取り入れ口、そして機首下面のⒷ排出口とカウルフラップ。機首下の塗装は、電車みたいな以前の着陸灯をとっぱずして整形した後、仮の塗装なので今後さらに塗装しなおします。

 

 

一方、プロペラ直後では、プロペラ自身が生み出す乱気流の中に組み込まれ、かえってカウルフラップ付近への影響はなくなる、ということも、ぶきっちょにプロペラにかすりそうな位置へせり出して設置されていた理由でもあった、ということに今更気づき。

排気カウルフラップは小型ピストン機のエンジン冷却において「魔法の杖」みたいな効力を発揮し。いろいろな形が工夫されています。

鬼教官のParadiseの例。機首下面の着陸灯がやはり乱気流を生んでしまうらしく、前輪前、カウル気流排出口に、オリジナルの白い固定フラップのほか、銀色無塗装の延長フラップ?を設置しています。

 

 

鬼教官の飛行機は、練習生をのせて離着陸を繰り返し、スロットル全開、全閉の連続という過酷な使い方をするので、延長フラップで冷却効果を向上させたいらしい。

一方、ぼくの乗っているCoyoteについては、カウル形状の違いもあり、また上でも書いたようにライト自体が大いに小型化された恩恵もあり、カウルフラップ付近にもっていっても悪影響となる乱気流は避けることができるようになった、ということなのですねーLEDを発明した人に感謝。

そこで、こよーてを購入してから7年余、ついに決断して、機首のライトをとっぱずすことに。

何でも屋の飛行場管理人と共同で、ライトと機首を接続していた円筒をのこぎりで切断。グラスファイバーが固く、なかなか苦労しました。

切断後、空いた穴をカーボンファイバーで塞ぎ、パテで矯正。その後サーフェイスと塗装。

 

 

 

 

同時並行で、新しい着陸灯の設置。

点灯テスト。特に照度が上がったわけでもないけれど、懸念していたラジオとの干渉もなく、安堵しました(干渉すると、ラジオに「ザー」という雑音が入り交信が困難になってしまう)。

 

 

結果、こんな感じになりました。

 

 

ちなみに、アルゼンチンや日本でも同じように悩んでいるらしく。まずは日本の写真(出典はスカイライフ:http://www.skylife.co.jp/pg14.html)ですが、丸形ランプを機首からさらに後ろの胴体下面に設置しています。個人的にはこっちのほうがかっこいいなーと思ったのですが、写真の設置場所は羽布しかないのでは?なので、鋼管骨組みのところにライト設置の足場を作ったのかな?かなり手の込んだ取り付けになってます。

 

 

ぼくのコヨーテはそこまで大きな工作をする余裕(と職人、お金)がなかったので、ファイバー製でなんとかライト設置の足場になるエンジンカウルにつけちゃいました。下の写真はアルゼンチンの例で、こちらはぼくがつけたのと反対側、排気ノズルの前方につけてますねーノズルで乱気流が発生してる側につけちゃえ、という考えなのかな?ぼくは片側だけに乱気流が発生するのはいやなので、あえて排気管の反対側にしました。

アルゼンチンの例(freddiaviones.com)

 

 

今回の学びというか、ぱっと見は、電車か?みたいな、なんちゅういい加減な、センスのないライトの設置じゃ、と思っても、そこには考えぬいて、やっぱりここが一番だよねーという知恵があったのでした。Experimental機なので、改造などは比較的自由ですが、プラスマイナスに係らずその影響はオーナー自身が直に受けることになるので、改良が改悪にならないよう十分気を付ける必要があることを痛感したのでした。

最後に、例によっていろいろなフライトの写真を掲載しておしまいにします。

この日は、離陸してから烈風がすさびはじめ、着陸に苦労しました

 

 

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
ブログBlog

飛行機泣かせのにくい奴。ラジエターのお話

*サイトがハッキング被害か?ダウンしてしまい、3週間更新できませんでした。幸いサイトは復活したので、その間投稿できなかった記事を徐々に掲載して、最終的にはこれまで通り週1投稿のペースに戻ります。

ここでの飛行機とは、ピストンエンジンでプロペラを回して飛ぶ飛行機のことです。そして、ラジエターは、以後冷却器と呼ばせていただきます。

さて、飛行機にとって何が一番大切かというと、「速度です」。

高性能な飛行機ほど速度が速い。高速にこだわるあまり、低速では最低の安定性さえ確保困難で、着陸事故続発、という機種さえ大量生産されたほどなのです。(例:F4Uコルセア。なぜこの飛行機が「後家製造機」の殺人機械となったかはこちら→プロペラの話)

で、スピードを出すためには

①とにかく大馬力のエンジンが欲しい

②そして、とにかく空気抵抗を減少させたい

この2つが重要になります。

①の場合、基本は機体を小さくして、でかい(強力な)エンジンをつめばよい。という事で、こんな飛行機が生まれました。

https://ocoze.net/pulamo/02tannyou/32/GB-R1/GB-R1.html
空飛ぶビヤ樽、ジービー・レーサー
 

 

同じような思想で生まれた飛行機では、ドイツのBF109があり。

https://www.asisbiz.com/il2/Bf-109E/LG2-I/images/Airworthy-Bf-109E4-1.LG2-White-14-Hans-Joachim-Marseille-France-1940-01.jpg
ほっそりしています
 

 

両者を正面から見ると、こんな感じ

Bf109は、ジービーに比べ著しく前面投影面積が小さいことがわかります。
 

 

流体力学上、空気の抵抗は速度の2乗に達することがあり。ジービーは巨大な機首で、まるで空気抵抗を増やしたくてしょうがないみたいになっちゃっています。一方Bf109 のほうは、ほとんどプロペラしか見えないほど胴体を細く洗練させることに成功しています。

なぜこうなるのか?

要するに、エンジンです

ジービーの星型エンジン
http://www.neam.org/shell.php?page=engine_collection_detail&name=pwr1340rt
 

 

Bf109の倒立V型エンジン
https://artsandculture.google.com/asset/aircraft-engine-daimler-benz-db-605/YgGvoPOt-GxU-Q
 

 

ジービーは空冷なので、すべてのシリンダーをあえて風上にさらして放射状(星形)に配列するしかなくなり。まるで大きな盾を風上に掲げて走るみたいになってしまっており。

https://ja.topwar.ru/164597-vizantijskij-soldat-v-polnyj-rost.html
 

一方、液冷のほうはシリンダーそのものを直接外気に当てる必要はなく、シリンダー配置もなるべく前方投射面積を小さく、すなわち直列・V型にできる。

この差が両者に如実に表れていたのでした。

いきおい、高速機のエンジンは液冷式になり。世界の代表的な戦闘機は多くが液冷式です。例外は日本とアメリカで、日本の場合は液冷式エンジンを作る技術がなかった(アツタエンジンとかは頑張った。でもメンテの能力もなかったので結局だめだった)ので、零戦とか五式戦とかでしのぎ、アメリカの場合は、空気抵抗なんてどうでもいいわみたいなバケモノ高出力空冷エンジンをいくらでも生産できたので、みみっちく液冷式にこだわる必要がなかった、ということでした。

日本はどうしようもない相手と戦争をしたもんですねーイタリアも日本と似たような状況ながら、ドイツがお隣で、DB601エンジンの輸入やアルファロメオでのライセンス生産がうまくいったらしい。

液冷式が機首を細くするための「魔法の杖」がラジエターすなわち冷却器です。

冷却器が、空気抵抗をエンジン全体のかわりに引きうけてくれるので、投影面積を著しく減少はできるが、しかし少ないとはいえもろ空気抵抗の発生源となるわけで。

同じエンジンでも、冷却器配置の差で性能に差が出てしまうため、各国で、どこにするか四苦八苦し。以下が生まれました。

①アゴ型

一番古典的というか、自然というか、手抜きの配置です。

代表的な例が、P40


 

 

機首直下に、大きな衝立を立てているみたいで、残念な配置です。せっかく液冷式にしたのに、機首がぶっとくなってしまい。ジービーとあまり変わらなかったりして。。。

ぶきっちょなP40は、性能もそれなりになってしまい。性能より「シャークノーズ」で有名になってしまいました。

シャークノーズ
https://media.gettyimages.com/photos/curtiss-p40e-warhawk-on-display-at-the-warhawk-air-museum-nampa-idaho-picture-id188057614?s=612×612
 

 

もっとも、試作段階では、もっとほっそりしていました。

Public Domain
 

 

でも、実戦投入でパワーアップを余儀なくされ、エラじゃなかったアゴも巨大化せざるを得なかったという事情があったらしい。

でも、アゴがでかくなりすぎて、横風を食らったときなどの直進性に問題があったのでは?なんて、心配してしまいます。

一方、アゴ型で大成した飛行機に、スツーカがあります。

https://www.the-blueprints.com/blueprints/ww2planes/junkers/78640/view/junkers_ju_87_stuka/
上から下へ、改良型になっていきます。
 

 

初期型では、アゴがにょきっと突き出していますが、次第に洗練され、機首から翼よりに移動しています。

ただ、この飛行機は、地上の兵隊やタンクをやっつける急降下爆撃機なので、水平飛行でのスピードはあまり要求されてなかったりして。ははは

急降下爆撃機なのにスピードを求められた機体に「彗星」があります。

http://www.gahoh.net/traffic/ww2/profile/D4Y-J1N/index.php

 

 

スピードだけでなく、格闘戦も可能という神のような飛行機でしたが、やはりエンジンメンテがうまくいかず、あまり活躍できなかったようです。

注目は、アゴの後縁が胴体と一体になっているところで、気流をうまく整えています。この場合は、もともと機内に爆弾を格納するため、胴体が下に膨らまざるを得ないところを、冷却器のカウルとうまく組みあわせたのが成功の要因らしい。

②翼内格納型

代表がBf109。でも、初期のB型はアゴじゃん?だったりして

Early Bf109B


 

 

その後翼の下面に移して、おなじみの姿かたちになりました。

https://www.wingsykits.com/wp-content/uploads/2021/02/D5_07.jpg
 

 

この方式はライバルのスピットファイアでも採用されており。

スピットファイアの流れるような機首。(Pixabay無料画像)
 

 

個人的にはこの形式が最適と思っています。

その理由は?

「かっこいいから」

飛行機乗りの格言の中で「美しい飛行機は性能も優秀」というのがあり。単に笑い話でもないですよーただ、空力屋さんから「負の気圧を発生させる冷却器を、よりによって高い気圧を発生させなければならない翼の下面に設置するなんて論外だ!」なんて意見もあるそうです。ははは

③胴体下面

ハリケーン、飛燕、イタリアのレジアーネ が採用した。

https://www.imgmsplus.com/item/93000/93901_1.jpg

https://br.pinterest.com/pin/774478467149005186/

https://i.pinimg.com/originals/79/72/72/797272f92d00bdaba1c32f7536f3d727.jpg
 

 

飛行機の機体表面では、空気に粘り気が生じ、機体に張り付くようにして流速がぐっとおちる境界層という流れの層が生じます。

境界層は、機首部分はほとんどなく、機体の後ろに行くにしたがって厚くなり。主翼直下の胴体では、機体表面から10センチ前後の厚さになるらしい。

というわけで、おなかに突き出た飛燕の冷却器空気取り入れ口は、大きい割には境界層すなわち機体から10センチくらい(空気取り入れ口の高さの3分の1くらい?)までの空気はあんまり入ってこず、冷却の足しにならない、という残念なことになってしまい。

飛燕の冷却器
http://www.green.dti.ne.jp/microkosmos/IMG_42031.jpg
 

 

もちろんこれはイタ機であろうが同じです。

一方、機体構造上は、うまく主翼主桁(と胴体の接合・貫通部) とかを避ければ、翼内とかに比べて設置しやすいらしい。

こうした胴体下面の流体力学的な特性を逆手にとって、うまく利用することで、優秀な冷却機構を設置することに成功したのがP51。

 

 

高速の気流が入る場所まで空気取り入れ口を下げて機体下面からはなし、境界線の気流は渦が発生しないように流線形の「支柱」を整え。

空気取り入れ口をあえて機体から離しているのがよく見える一枚(Pixabay無料画像)
 

 

さらには、取り入れ口は小さめ、中で広がるようにして、空気の膨張・拡散?で、最適な速度・気圧でラジエターに当たるようにしたうえで、さらにはダクト出口のフラップを適切に開くことにより、ダクト内外の気圧差で冷却器からの空気をジェットみたいに噴出、抵抗を低減できたというから完璧ですねー

http://www.warbirds.jp/data/us/htm/p-51s.htm
大きく開いたフラップに注目。
 

 

取り入れ口を境界層の外に持っていく手口は、ハリケーンでも見られたようです。この辺米英の科学先進国はやっぱり違いますねー

でも、個人的には、グッピーみたいなP51のおなかはかっこわるーい!ぶきっちょだけど高性能、という例外と思います。ははは

https://www.kagoshima-kankou.com/guide/52782/
グッピーというより、タツノオトシゴかもしれん
 

 

3000字を越えたので打ち止め。

最後に、ぼくが乗っている軽飛行機も、ぱっと見は空冷ですが、実は冷却器もあったりして。

風防近くのスリットに注目。この中に、いかにも旧式な、さえないラジエターが収まっています
 

 

エンジンヘッドは液冷、シリンダは空冷とすることによって、液冷の安定した温度管理と、空冷の整備性を合わせた今ふうのエンジンです(ROTAX912、80Hp)。エンジンの上に冷却器という珍妙な組み合わせですが、上昇時に加熱気味な以外は、とてもよく作動してくれて、満足です。

ではでは。

Posted by 猫機長
ブログBlog

パイロットと雲、そしてギョウザ

大陸の高原で小さな飛行機に乗っています。

2人乗りのExperimental機です

 

小さな飛行機なので、レーダーとか上等なものはついておらず。有視界飛行といって、目に見える地形などを指標にしながら飛んでいます。

きょうびグーグルアースとかもあり、目的地までにどんな山や川、町や建物、農場や道路、湖があるかなど事前に調べておき、空に上がれば、おっとこの道路はもっと左寄りになるはずだから、横風で機体が右に流されちゃってるね、と機首を左に向けて修正したりなど、要は地面が見えてさえいればレーダーなしに(GPSは便利)なにげに飛んでゆくことができます。

問題は、雲が出てきて、視界が遮られちゃうとき。

雲というのは水蒸気とダストが目に見える密度に凝縮したものですから、あらかじめ地図上でここにあるよ、と書いておくことはできません。霧雨、雨、雷雨、降らなくても雲が空一面を覆っちゃうなど、雨季の雲は小型機パイロット泣かせです。

離陸時に、滑走路周辺は青空でも、いったん空に上がって50キロくらい先まで視界が効くようになると、50キロどころか、意外に近くで層雲がにょごにょご横に伸びているのが見えたりします。こういうときは、時々360度旋回などして、後方のかなたに離れていった滑走路周辺にこうした雲が伸びていっていないか確認しながら飛ぶ必要があります。

もちろん、こうした雲が滑走路上へ伸びていきそうだったら、管制官へ「出発空港へ進路変更(Alterna Origem)、プラン変更で帰路につく」と要請して「了解」をもらったらすぐに引き返す必要ありです。

離陸時は青空だったのに、着陸時には層雲が発達してきた例

 

ちなみに、雲にはいろいろなタイプがあり。

平べったくて薄く伸びていくのが層雲。この雲が出るときは気流は穏やかで、中層から上に出ていれば飛行にはとても良い天気になります。これが地表にへばりつくように出ている場合は要注意で、フライトプランで翌朝8時離陸、としていたのに、飛行場に行ったら一面の霧だった、泣く泣くフライトキャンセルなんてこともあります。上下ににょきにょき発達するのは積雲。雲の間の視界はよくなるが気流が荒れていることも示しており、要注意の雲です。

*このへんは別記事「いろいろな雲」に書いているので、ぜひ読んでね!

左が下層の積雲(Cumulus)、右が高層の巻雲(Cirrus)

 

最初から入道雲がにょきにょきとか、滑走路直上が真っ暗で今にも豪雨が、というときは判断も簡単ですが、判断がつかないときは、しょうがないので一点飛行(ホームベースから離陸して、ホームベースに着陸する飛行)のフライトプランを提示して、飛行場の周回とかでうさを晴らしたりすることもあります。

そこかしこで強烈な積乱雲(CB)が発生するケースでは、無線機に飛び込んでくる旅客機と管制官の交信も、旅客機が次々に(雲を避けるための)進路変更を要求してくるので、管制官もこれをさばくのに「はっちゃき」になり。そんな時は、管制の邪魔にならないよう、交信に余裕が生じた合間を見計って早めに「最終着陸に入る。フライトプラン終了願う」として、さっさと管制終了(着陸)しちゃうこともあります。

といって、地面にいてばかりじゃ操縦技能も鈍るし、飛行機のメンテにもよくないし。

たとえば、下の写真では、離陸できるかできないか?

答えは、離陸可能です

 

なぜかというと、写真の赤丸に注目

拡大します

赤丸の中に、セルタワー(通信塔)があり。このてっぺんちょっと上くらいが、だいたい海抜3,700フィートつまり滑走路の着陸旋回を行う高度なので、このタワーが雲で隠れていなければ離陸差支えなし、となります。

 

こんな感じで、滑走路近辺の目印を「ものさし」にして判断しています。生活の知恵ですねー

こういうのっぺりした雲が、上記のようなトラフィック高度ぎりぎりではなく、7千フィート以上に出ていてくれれば、太陽の直射熱によるサーマルが発生せず、とても穏やかな空になるので、実はこういった層雲はパイロット好みの雲だったりします。

層雲の高さ、というのはなかなか重要で、雨季になると、よりによって5,000フィートくらいに出てしまうことも多く。これは、Experimental機の巡航高度なんですよね。。。

まあ、薄切り肉みたいに薄っぺらい雲なので、ちょっと降下して雲の下に出れば、大体は穏やかな気流の中、地上の指標をゆうゆう確認して飛ぶことができます。

これが、シュウマイみたいなまるっこいのや、ギョウザみたいなのがいっぱい、という時があります。

大きさにもよりますが、白くて小さいのが多数ふわふわ、むしろ、わたあめみたい!という場合は、気流も穏やかで視界も十分開けているので、こうした雲の間にまぎれこんでいって遊んだりします。

(でも、雲の中に入っちゃうのは厳禁!です)

わたあめみたいな雲

 

ギョウザみたいなのもあり

 

雲の間から、道路や畑、集落などが見え。軽飛行機は地文航法です。

 

パイロットというのは、なかなかあまのじゃくで、空を飛んでいるときは、地面ばっかり見ています。そして、地面にいるときは、空ばかり見ています。。。。

飛行機乗りになって、空を見上げるようになりました

 

まだ記事スペースがあるので、ギョウザのお話を。。。

①蒸しギョウザ

ステンレス蒸し器を購入し、さっそくギョウザ作戦を開始。

日本食品店で、できあいの冷凍餃子を売っているので、冷凍したまま蒸し器に並べて、沸騰している鍋の中に入れます。

蓋をして蒸すこと30分。。。。

 

ぱっと見はとてもいい感じになり。

 

そして、ぜんぜん蒸し器にくっつかなかった!すごいぞ!

 

いい感じに焼けました。すくなくとも、凍ったまま残ってしまい、シャリシャリ。。。というのはなく。

皮は、すごくもちもちになりました。よかったね。。。

 

②焼きギョウザ

ギョウザといえば焼きギョウザ。

まずは、冷凍状態ではこんな感じです、というところから。。。

 

ギョウザたちが3分の2くらい沈む深さに水を入れて、沸騰させ、蓋をして蒸し焼きに。

 

5分間待つのだぞ。。。。

そこで水を切ったまではよかったのですが。。。

やばいぜ、くっつきはじめてるじゃん

 

というわけで、あわてて油で焼いたのですが。。。。

こんな感じになりました。

 

ぜんぜん焦げあとが。。。。

そして、裏返っていないやつの底が、どうなっているかは、お察しください。かなしいな。。。

でも、おいしかったので〇

失敗以前に、もともとがあまりギョウザちっくじゃないじゃん?という人に、少なくとも包装の写真ではかっこいいギョウザでした

こんなふうにうまく焼きたいな。

 

ではでは。

Posted by 猫機長
ブログBlog

空飛ぶクルマ:パイロット目線から見た課題と可能性

コロナ禍でステイホームの世の中でも、なぜか道路の渋滞は続き。ドライバーたちから「車ごと空に飛びあがって渋滞なんて飛び越せて行けたらなあ」なんて声が聞こえてきます。

一方、自動運転、電気自動車、シェアカーなどの到来近し!と、脅威におののく大手自動車産業界も、これまでからのパラダイムシフトが必要になっており。

その結果、かどうか「空飛ぶクルマ」が2020年代にも実現するぞ!という勢いになっています。

こんな感じになるらしい。

https://tabi-labo.com/281449/aeromobil-flying-car

 

ううむ?このトビウオみたいなやつは、地上では主翼をハエみたいにたたみ、飛ぶときは尻尾のプロペラで推進するらしい。

でも、はっきり言って、かなり不合理、非効率、悪いけどどんなにうまく作っても出来損ない必至だと思います。

がんらい自動車と飛行機は全く別の乗り物であって、空を飛ぶなら写真のクルマのような大きな前車輪そしてステアリング機構、サスペンションとかはただの余計な重量物です。写真のように尾翼がほとんど地面に接しており、比較的小さな後輪では、地面の石ころやらなんやらが尾翼に当たって、へたしたら、ぱっと見は気が付かないけれど空中の安定を損なうようなひん曲がりを生んじゃうかもしれない。

要するに飛行機としても自動車としても中途半端になってしまうのである。

ううむ自動車ファンで、「僕のクルマに翼を付けて飛ぶぞー」とか夢見ている人たち、ごめんなさい。。。。

でも、効率度外視で「フォルクスワーゲンで空を飛んでやる」と、かぶと虫に翼とプロペラを付けて本当に飛んだ人がいたそうです。そうゆう「鳥人間コンテスト」的なやつは「いいね!」と思います。

ぼくもVWかぶと虫に乗っています

 

脱線しました。

「空飛ぶクルマ」は、米国連邦航空局(FAA)が試験飛行を許可しており、航法・管制関連の法整備も進んでいるらしい。

つまり、世界の主要国家が未来の移動手段として認めているということである。

ぼくなりに、どんな「クルマ」なら実現可能か考えてみました。

こんな感じ

 

基本は「有人ドローン」です。手動操縦想定です。

上の図では、車庫から出て離陸するまでの、地上での取り回しのため、ダクテッドファンは垂直にしてます。

地上では通行人がいるので、プロペラみたいな殺人装置は不可。ジェットエンジンもゴミやネコを吸い込んじゃうのでだめ。残る選択がダクトでした。「扇風機みたいに覆ったプロペラ」でもいいかもしれん。

車輪は、車庫から離陸地点(道路のどこか)まで、のこのこ移動するためのものなので、思い切って大きめのを1輪。大きめなのは、空港と違い一般道路はめちゃくちゃ凹凸があるため。

1輪だけだとこけちゃうので、補助輪を左右に付けてます。ハリアー戦闘機みたいな感じ。

ハリアー戦闘機

出展:https://www.jiji.com/jc/d4?p=vtl207-DNSC8705770&d=d4_mili

 

この一輪の取り付けで、地上高を稼ぎ、石ころとかでファンを傷つける可能性を低くしています。

そして、この一輪が、空中でも超重要な働きをするのです。それは後で書きます。

で、車庫から出た「ドローンくん」は、ダクトファンを上向きにして空に浮かび上がり。

こんな感じ

 

さて、ここで「空飛ぶクルマ」が実現できるかどうかの最大の課題というか危機に直面してしまいます。

それは「空中衝突」

70年代のサンパウロ市の情況はこんな感じ

 

同じことが、2030年代の東京の上空で起きたら?

空には道路がありません。中央分離帯も、信号機も何にもなーい空域で、多数の「空飛ぶクルマ」がおしくらまんじゅうだ!となったらどうなるか。

地上では、進行方向は前後左右だけです。左右と進行方向は道路で明確に制限されるので、基本は前を見ていれば衝突を防げる。

空の場合は、制限するものがなにもないうえに上下の運動が加わるので、一台の「ドローンくん」が移動するベクター(方向)は、文字通り「無限」です。

さらに、空の乗り物はスピードが速いと相場が決まっている。二台の「ドローンくん」が、それぞれ真正面から同高度を反航で飛んでいたとして、それぞれ時速150キロだったら、相対速度は時速300キロ、つまり秒速83メートルです。

晴れた空でも、830メートルの距離でゴマ粒みたいな相手を発見し、適切な回避操作を10秒内にできるかと言われると、なかなかできないと思います。

空を飛んでいて「あ航空機だ」とわかるゴマ粒を同高度で発見したときは恐怖の一瞬で、そのゴマ粒が直進しているのかカーブしているのか、上昇しているのか下降か、はたまたこちらに向かってきているのか遠ざかっているかを判断するのは難しく、はっきり言って何秒もかかります。いいかげんな判断で回避操作しようとすると、相手の方も混乱して、かえってニアミスや衝突の可能性を高くしてしまいます。

というわけで、空を飛ぶときはフライトプランの事前提出と離陸後の管制との交信が必須になっているのです。

上記のケースでも、ちゃんとフライトプランを提示していれば、管制が両機をレーダでとらえていて、ぼくの方には「(前方)12時より反航の小型機あり、100フィート上昇せよ」と、目視できるちょっと前には教えてくれるので「了解」と素直に上がっていけば、その間に、管制は向うの機体に「猫機長機が12時よりあと2分で交差する。100フィート下降せよ」と教え、相手の機が「はいはーい」と答えているのが航空無線でちゃんと聞こえ。あとは1,2分で200フィート下にその小型機がぼくの下をくぐっていくのを安全に目視できる。200フィートなんてたかだか60メートルですから、相手が低翼機だった場合は(ぼくは高翼機)、すれちがいざまに笑顔で手を振っているパイロットが見えたりします。

高翼機(左)は下がよく見え、低翼機(右)は上がよく見えます。

 

鼠算式に増えていく「ドローンくん」をどうやってさばくのか?「ドローンくん」だっていちいちフライトプランなんて提出できないし、だいいち管制がパンクしちゃいます。

というわけで、「ドローンくん」のための「線路」が、少なくとも大都会では必須になると思います。都会を出れば線路も終了。そこからは自由に飛び立て!なあんて

こんな感じ。画家への道は遠い

 

上のイメージ図では、線路というよりモノレールみたいな誘導路になっています。地上の移動に使った一輪を、誘導路に差し込んで、レール上を滑走していくイメージです。

誘導路の利点は、衝突防止の注意を上下左右の3次元から前後の2方向のみに減少させるだけではなくて、日々刻々と変わる気候による、乱気流だのなんだのを食らっても、誘導輪が誘導路にがっちりホールドしてくれるところ。

せいぜい自動車程度の大きさ(そして重さは自動車の半分以下)しかない「ドローンくん」では、ちょっとした突風でも、わあああー!と木の葉落としみたいになり。誘導路で紐付けていれば、紐のきれた風船みたいに制御不能にならずにすみます。

というわけで、実は航空技術より土木技術がネックかもしれません。鉄道の高架とかよりははるかに高く、願わくはビルの谷間の乱気流を受けないために、高層ビルの頂上よりちょっと上くらい、高層ビルの屋根から支柱が伸びるくらいでいいかもしれんが、要するにそうゆう高さで、乱気流にあっても地震の時のビルみたいにゆーらゆーらと柔軟にぶれるくらいのしなやかでかつ堅固な構造物が必要となるためです。

ここまで読んで、あれ?誘導路なんてフィジカルに作らなくても、レーダー制御とかできるんじゃね?「ドローンくん」各個体にもレーダーを付けて、自動的に衝突回避できないの?と疑問に思った人もいると思います。

正直、その通りと思います。技術的には。

でも、ぼくが「ドローンくん」に乗るとしたら、ぼく自身の手足と目で操縦系統を操り、有視界飛行するやつじゃないと乗らないと思います。コンピュータとか電子制御で作動する、すべて機械任せでは、素敵女子を隣に載せてランデブーなんてとても怖くてできません。

といって「オリラジのあっちゃん」中田敦彦さんによれば、そう遠くない未来に「昔の自動車は自動運転がなくて、みんな自分で運転してたんだって!そんな危険なことが良くできたねー」が常識になる日が来るらしいですけど。

最後に、1900年頃のフランスで、2030年にはこうなるぞ!という「未来図」が描かれていたので、掲載します。いい線いってるじゃん。。。。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長