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投資の始め方がわからない人へおくります

年金制度の破綻で、老後の生活はどうなる?事態はコロナ禍にウクライナと、いよいよ悪化し、生涯現役で働いても、はたして生活費がまかなえるのか?という懸念はますます増大しています。

 

 

そんななか、投資による「自分年金」を作って、政府からお金が出なくなってもなんとか生き延びるという備えが、ますます切迫したニーズとなっています。

といって、生涯を会社で過ごしてきた人たちにとって、投資っていったいなに?どうやってやるの?と、まじめに会社や仕事に打ち込んできた人であればあるほどちんぷんかんぷんで、悪徳金融機関に騙されて、なけなしの貯金や退職金を奪われてしまうという悲劇が多発。

そろそろ定年も近づいてきたけれど、どうしよう。。。。という人たちに、この記事をお送りします。

そこで、この記事は①安心の老後を過ごすための投資ってなに? ➁具体的にどうやって始めればいいのか ③どんな投資対象ジャンルなどがあるか、に分けて書いてみます。

また、本稿は、僕の経験と、「かぶまるのゆっくりチャンネル」からの情報をもとに書いています。

ぼく自身はずっとブラジルで投資していたので、世界でユニバーサルな部分は書けますが、日本独自の状況、については、かぶまるさんからの情報を参考にさせていただいています。この記事の最後に、かぶまるさんの「神回」の動画を掲載しますので、ぜひご覧ください。

 

 

①安心の老後を過ごすための投資ってなに?

あまり複雑に考えないほうがよい。要するに、退職後、アルバイトだのなんだのしなくても生きていける毎月の生活費を、給料ではなく投資の利益によって得ること。それだけの利益が得られる投資元本を築き上げること、です。

投資の利益には、次の種類がある。

(1)キャピタルゲイン:1000円の株を買って、2週間たったら1002円になっていた。つまり株の元本そのもの変化です。

(2)インカムゲイン:1000円の株を買って、3か月後に6円の配当がもらえた。

キャピタルゲインは、上がるときは上がるが、下がるときも底知らずです。若い時に資産倍増のためにチャレンジというのはよいが、定年近くの人はブルーチップ(優良企業で、値動きが少ないが、利益も少ない株のことです)を慎重に、とするべき。

インカムゲインは、元本が102になろうと98になろうと配当は2円もらえるので、老後資金としてはこのほうが安全であるが、業績悪化や留保などで配当が出ない時もあるので、多数の高配当株・優良企業の株を持っている必要があるとともに、はっきりいって配当は投資額に比べて雀の涙なので、生活費が賄える配当を得るためには、それなりの元本が必要。

例えば、年間で200万円あればなんとか生きていけるぞ!という場合、日本だと1億円必要か?要するに、投資額の2%から4%なんて、そんな世界です。

でも、ここであきらめないで下さい。

配当で生活している人はいくらでもいるのです。

ぼく自身のケースでは、生活費を差し引いて40万円毎月配当を得ています。純金融資産総額は8月15日時点で103,060,825円でした。

(ブラジルの不動産信託つまりリート投資では、年率10%を超える年もあるが、ブラジルの不動産や経済事情に親しんでいないとやばいのでここではおすすめせず、後でかぶまるさん情報による日本の投資について記載します)。

どうやったら配当生活ができるか?

頭を空っぽにして、いったんインカムもキャピタルも忘れてください。とにかくなすべきことがあるのです。

それは「まず100万円を貯金すること」

かならずだれにでもできます。

 

 

➁具体的にどうやって始めたらいいのか。

皆さんは銀行に口座を持っていますよね。銀行で買える低リスクの債券投資で十分です。100万円も、皆さんの銀行のふつーの債権にふつーに投資していれば達成できます。

投資というより、貯金の感覚でいいのです。

でも、思いついたように、今月は3万円債権に投資したけれど、それから3か月はぜんぜん。。。というのではだめです。最終目標は1億円です。あなたが毎月投資できる金額を、毎月の給料が出たその時、なによりもまず債権に投資するのです。反射的にそうなるよう、ふつーの生活習慣になったときに、100万円たまっていることでしょう。

100万円たまったら、次は500万円をめざします。

このレベルになると、どうしても投資市場に参入せざるを得ない。銀行によく似てはいるが別のものに証券会社というのがあり、そこに口座を開けることになります。

ここで多数の人が海千山千の業者に騙されてしまいます。

マンガでは、正直な業者もいますが、漫画の世界です。下のは不動産業者ですが。証券会社も似たようなものですねえ。。。

正直不動産

 

 

証券会社のほうではとにかくマージンを稼がないと生きていけない。そのマージンは、お客に次々と個別株を買売させ、回転させて手数料を稼ぐ、という操作で生まれます。その結果、多数の人々がロクでもない商品を買い、売らざるを得なくなり、また別のガラクタを買い、と誘導され、証券会社向けの手数料製造機になってしまっています。

これを逆手に取って、販売員の人に聞いてみてください。「米国市場インデックスファンドを20年間保有したいので、教えてください」

露骨に嫌な顔をする人は、組みやすしです。この人が嫌な顔をするインデックスファンドを買えばよいのです。

「それは賢明ですね、関連商品をお見せします」なんて顔色を変えずに「インデックス」と名前の付いた無数の商品を展開する人からは、逃げましょう。ロクな商品はありません。

この段階で、市場での勝ち負けを学びましょう。

毎月3万円を債権に投資してきた人は、それをつづけたまま、さらに1万円でも5000円でもいいので、市場に何らか投資してみましょう。

暴落に次ぐ暴落で、最初の1年で半分にへっちゃったけど、毎月粘って投資して、あれ、負けたと思った時こそ大安売りの買い場だったね、と気づくころには、500万円になっているでしょう。

 

 

500万円のつぎは1000万円をめざします。

ここまでくれば、市場におけるあなたの得意技(株、ファンド、リート)が確立しているほか、ビットコインなどのガチャをうまく余剰金で買い増していくなどの手練手管が身についているでしょう。1000万円貯まれば人生が変わります。

どう変わるのかというと、今日あすの出費は全然余裕だぜ、という実感です。これは、会社からの給料やお客さんからの料金など、他の人に依存したお金ではなく、自分自身のお金が、自動的に生活費を生んでくれるという事を知った時に、初めて理解されると思います。

 

 

そして最後の関門、5000万円

1000万円の段階で、年利4%あれば年間40万円が何もしなくても自動的に入ってくることになりました。毎月3万3千円。5000万円になると、これが毎月16万6千円になります。

ここまでくればお金がお金を呼ぶようになります。女やギャンブルで身を崩さず、100万円時代の志を忘れず、不労所得の恩恵を楽しみましょう。

かぶまるさんによれば、日本ではこれで十分ゴールだぞ!ぼくとしては、1億円をめざせ!と言いたいですが、さいわい、準富裕層すなわち5000万で十分そうなので、経済的自由を達成した生活でのんびりがよいとおもいます。

 

 

③ここまでに書いた債権とインデックスの積み立てが鉄板で、20代の人だったらこれだけでも30年かければ1億いくかな?5000万はいくぜーと思いますが、定年まじかとなると時間的な制約が厳しい。でも目指せ人生100年だ!というわけで、死ぬまで働かなくても、何とか1000万までなら。。。。ということなら希望は持てるのではないでしょうか。

ぼくも1億達成はしましたが、飛行機に手を出したりして散在してしまい。でも、現地通貨暴落などあってもなんとか1億円を維持しています(実は円安で助かった)。ひやひや1億ではなく、1億5千万は目指したいなーなんて考えています。みんな一緒にがんばりましょう。

最後に、100万円から5000万円への道について、大迫力で説明した、かぶまるさんの動画リンクを掲載しますので、ぜひ見てね!お気にいられたら、動画のコメント欄に、猫機長からのレコメンドがあってきました、とか書いていただければ、かぶまるさんも喜ぶかもしれん。

https://www.youtube.com/watch?v=n4jkmzgFRLo

ではでは。。。。

 

Posted by 猫機長
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店と客は対等:4にたくない人へ送ります。

店と客は対等、というのは「ラーメンの鬼」佐野実さんの言葉だそうです。

炎のラーメン職人・佐野実さん https://www.favy.jp/topics/29045

 

 

お金が存在する世界で、お金をめぐる「お店」と「お客」が生まれた瞬間から、両者の恐ろしいせめぎあいが生まれ。

改革開放前の中国では、お店の方が好き勝手に売ることができ。お客さんのほうで「おねげえしますだ!売ってくだせえ!」と必死に取りすがるのを「メイヨウ(没有=無いよ)」とにべもなく断ったりしていたらしい。その店員の後ろの棚には、買おうとしていた物品がちゃんとあったにもかかわらず。

これが先進国だと良くも悪くも競争原理が働き。「お客様は神様です」とか「モンスタークレーマー」とかの恐ろしい言葉が生まれてしまい。

なぜ、このような両極端になってしまうのか?

これは、売る側、そして買う側ともに原因があるのだと思います。

まず、売る側。

「売っている商品(サービス)について、お店自身が十分な知識もないままに、単にお金を得る手段としてのみ商品とお客をとらえている」のが一番根本的な原因と理解します。

「ブラジリアパン食紀行」で書きましたが、ダメなお店の一例について抜粋すると

「看板の名前が違うだけでどの店にいっても代わり映えがしない種類の、くたびれてまずそうな品々。決定的なのは店員さんの態度です。寂れていくお店では、店員さん自身が疲れており、いかにもコスト削減、なるべくいい加減に作って稼ぎを大きくしようとしている」

「店員の給料を犠牲にして1セント安くしたパンだ、四の五の言わずにとっとと買って帰れ」と、まるで憂さを晴らすようにお客さんに当たりちらす店になってしまいます。

次は、買う側つまりお客さん。

「買っている商品(サービス)について、お客自身が十分な知識もないままに、単にお金を費やす対象としてのみ商品とお店をとらえている」のが一番根本的な原因と理解します。

パンの場合でも、クッペ · ブール · フィセル · エピ · 田舎パンなどなどの、パンの知識なんて全くなくて、その辺のスーパーに売っているかび臭い食パンを、ここで買ったら5セントやすいぞ!と、みみっちい値引きでしか価値を計ることができない。

フランス大使館員とかが大喜びで通う、本物のパン屋さんはこんな感じ

https://www.facebook.com/LaBoutiquePadariaFrancesa/

 

 

これじゃあいくらいいパンを作っても売れなくなっちゃうわけで。佐野実さんがお客さんをどやしつけてしまう理由もこの点にあるのだと思います。

いきおい、あやしい健康器具とかを大金をはたいて大喜びで買ったり、ほとんどタダ同然のジャンクフードで、やれケチャップが足りないなどと店員に突っかかったりとかになってしまう。

でも、このくらいだったらまだましで、いかにもソフトな対応のお店で、お客さんも大満足!なのに、実はお客にジャンクをつかませて大喜び!という悪徳店舗もあり。

名前は伏せてもわかっちゃうと思いますが、某ファストフードで、「お手軽に、明るく。すべてがうまくいってます」という楽しいお店の雰囲気に浸って、でも肝心のハンバーガーは、はたして?みたいなケースもあります。

ここまでくると、キャバクラだので、とにかくお客をちやほやして、ポケットからお金をふんだくろう、というのとあまり変わらなかったりします。

 

 

でも、夜の女性の、心にもないお世辞を聞きたくて、そうゆう場所でお金を散財しまくるお客がいるから、そうゆう商売も成り立ってしまっているようです。。。。

さて、お客に怒鳴り散らす頑固なラーメン屋がいたとします。

パフォーマンスでやっているお店は、さびれます。だってラーメンまずいんだもん。

これが、おおおこれはすごい!親父は怖いけど、つい。。。というラーメン屋に、ついつい通ってしまう素敵女子の場合、ある日大将から怒鳴られるかわりに「つぎは香水なしで来な」なんておだやかに言われたりして。香水なしで行ったら、それまで気が付かなかった香りを持つラーメンだったことに気が付き。そのうち、大将と仲良く談笑する日々になっていたりします。

 

 

この時、本物のラーメンを知るお客(素敵女子)と店(大将)の対等な関係が生まれます。この客はラーメンのことがわかっている!と大将のほうで安心して、和やかになることができるのでした。

店と客が対等でなければ、人が死ぬ業界があります。

それが「航空機の整備」

ぼくは民間の日曜レジャーパイロットなので、空軍とかエアラインの整備の世界はわからないのですが、ぼくが乗っているような小さなEXPERIMENTAL単発ピストン軽飛行機では、小さな個人経営の整備工場に、オーナーパイロット自身が飛行機を持って行って整備してもらう、というのが普通であり。

練習生時代の鬼教官の親友に、佐野実みたいな「エンジン職人のおっちゃん」がおり。

おっちゃんに遭遇したのは、免許を取り、自分の飛行機を買って間もないころでした。

ぼくが鬼教官の生徒であることを知っているおっちゃんは、一見さんのぼくに対してもフレンドリーに接してくれました。この当時は全くエンジンの知識はなくて(今もそうですけど。ははは)、スロットル操作一つにしても、鬼教官の言うとおりの操作を、実はなぜそうするのかわからぬままにやっていた。そんな段階で、「鬼教官の言うとおりの操作ができるような」エンジンに仕上げてくれたのがおっちゃんでした。

おっちゃん

 

 

そのうち多少なりともエンジンの特性にパイロットとして適応できるようになってくると、たとえば「3600回転から4000回転までの間は、機体の特性でエンジンが震えるから、なるべくその範囲は使わない」などできるようになり。また「高回転のなめらかな状態でも、エンジンの振動が伝わりすぎて操縦かんとペダルがびりびり震えちゃう」のを感知できる感性が備わり、そうゆう話をおっちゃんにすると、おっちゃんはエンジンベッドのゴムを適度な硬さのものに取り換え、みごと振動しない感じにエンジンを調整し。そのかわり始動時にがぶりやくなったから、しっかりスロットル全閉の状態で駐機保管し、始動にも気を付けるように、など僕に対して注文も付けてくるようになりました。

つまり、ぼくの習熟度に合わせて、おっちゃんが「整備員とパイロット」の対等さを維持してくれたので、独りよがりな整備あるいは独りよがりな操縦にならずに、今日まで無事その辺を飛んでいることができているのだと思います。ううむ説明になったかな。。。。

空軍などでは、パイロットと整備員の、階級・職種を越えた対等さというか仲間意識を、緊急脱出のケースなどで垣間見ることができます。

自衛隊パイロットだったか?飛行中に機体のエンジン点検扉がぱかっと開いて、エンジンの推力がどんどん落ちてしまい。

脱出だ!でもあいにく市街地の真上で、ここで飛行機を捨てたら、機体が家だの学校だのの上におちてしまうぞ!となんとか滑空しながら洋上に出た。

しかし、その間に著しく高度を失ってしまっており。もはやパラシュートを開く高度がないため、そのまま海岸線だったか?に強引に不時着を敢行。

飛行機はさほど損傷はなく。でも衝撃でパイロットは死んじまいました。

その後、現場で機体の状況確認がなされ。脱出のための安全装置は外され、運悪く市街地上空でなければゆうゆう(でもないけど)脱出してパイロットは助かっていたであろうことが判明。

つまり、「安全装置は外すことができ、脱出はいつでもできた。パイロットは整備不良で脱出できなかったのではなく、自らの意志で脱出しなかったのだ」というメッセージを整備員に残していったという事ですね。すこしでも整備員の心痛を和らげようとして。

*類似の例は複数あり、やはり高度が足りないけれど、あえて脱出して「ちゃんと作動したよ!」としたケースもあります。この場合もパイロット二名は死亡しましたが。

お店の人もお客さんも、同じ人権を持った人間ですよ、と自然に尊重しあえる、そんな日が来たらいいですね。

ちいさな飛行機に乗っています

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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のらマンゴーとベーシックインカムのお話

以前、いろいろなトロピカルフルーツのお話をしましたが、なかでもマンゴーが圧倒的に登場場面が多く。他のフルーツに比べてもふだんから目にする機会も多くて、それこそ「そのへんの草」みたいな感じで見つけることができます。まるでブラジル高原がマンゴーの原産地みたいな感じ。

というわけで、ブラジルののらマンゴーをお題として、行ってみます。

まず、田舎の農村地帯にある飛行機クラブの敷地内に生えている、のらマンゴーの木 から。

飛行機を格納庫から引っ張り出して床掃除。

右翼の前方、緑に繁げる木々の下にマンゴーの木もあり。

 

 

マンゴーの木

 

 

たわわに実っているマンゴー

 

 

どアップ

 

 

写真をとっていたら、空港管理人のお兄ちゃんが「それはまだまだ熟していないよ。こっちを食べな」と教えてくれました

管理人推薦の完熟マンゴー。地面にもぽとぽと落っこちています。

 

 

上二つが文字通り青いマンゴー。下二つが熟したやつです。

 

 

青いやつを切ってみたら、固くて酸っぱく、食べられず。ごめんねマンゴーくん。

 

 

熟れたほうのは、お金を出して買ってくるのとまったくかわらぬおいしさでした。

 

 

青いやつも、3週間後、表面は青いままですが、なかは黄色く柔らかくなり。やっぱりおいしくなりました。

 

 

はっきり言って、以前の記事で書いた、お店屋さんで買って食べるマンゴーと全然変わりなかったりして。

田舎っていいねー、わざわざお金を出して買うようなのが、いくらでも地面にごろごろ転がってるもんねー、と思いきや、実はブラジリアの都会でも、街角にいくらでもマンゴーの木があり。

街路樹にまじってマンゴーの巨木もあり。

 

 

マンゴーじゃなかったみごとなジャックフルーツの巨木もあり。

 

 

ごめんなさい脱線しました

マンゴーの巨木はこちら(写真手前)

 

 

よく見ると、地面の排水溝あたりに、マンゴーが無数に落っこちていました。

ううむもったいないなあ

 

 

とあるドイツ人の知り合いが、「赤道に近くなればなるほど人間は怠け者になる。赤道の近くでは、温かくて雨も多く、いろんなフルーツの実が落っこちているから、働かなくてもいつでも食い物があるし、家がなくたって全然凍えないからだ」と言っていたのを思い出します。確かにドイツ民族みたいに、中世だの近世だののころから、やれ三十年戦争だとヨーロッパ中からいじめられ、プロシアから統一ドイツ帝国になってやっとうまくいきかけたら、今度は第1次世界大戦で世界中にまたしてもいじめられたあげくに、ついには発狂して第三帝国をぶちあげ、世界を征服しようとしたら、逆に征服されてしまい。シベリアへ連行されて凍え死ぬところだった、という苛烈な環境では、だれよりも勤勉となり世界征服をたくらむくらいでないと生き残れないのだと思います。ブラジルだと、雪なんて降らないし(降るところもある)、何もしなくても天からマンゴーが降ってきますからねー。

マンゴーついでにブラジリアの写真をいくつか

なんか間延びしたブラジリア

 

 

きれいな黄色い花が咲いていました。なんの木だろう?

 

 

日曜日の交差点。道路の真ん中で写真を撮っていたら、遠くの前方からバスが突進してきたので、逃げました

 

 

ブラジリアの中心部

 

 

住居地区。アパート群の間に塀とかはなく、

その辺の通行人でも入っていけるのでした

 

 

歩道近くの垣根

 

 

北部居住地区。マンゴーやジャックフルーツもあり

 

 

町と言わず田舎といわずそこら中にマンゴーが転がっているのに、なぜわざわざスーパーとかに買いに行くのか?

これは個人的意見?ですが、のらマンゴーは虫食いとかも多く、街路樹というか巨大化した奴は実もそうそうもげない高さになってしまう。といって、地面に落っこちたやつはあまり拾って食べる気にもならない(熟れすぎとか、地面に当たったところが腐る、虫がついちゃうとかあり)。食べたいときにさっと買えるスーパーで、ということなのかなーと思います。

いくらでも地面に落ちているマンゴ―なのに、農業製品としての栽培や売買もなりたっています。ふしぎだな

 

 

日本は寒すぎてマンゴーは育ちにくいだろうけれど、リンゴやなしとかで「のらなし」なんてのはないでしょうかねー、ううむやっぱり無理か。

ドイツ人に並び日本人が勤勉なのも、厳しい冬(特に雪国)などあり、働かないと生きていけない(餓死、凍死)というのがあるのだと思います。

では、赤道に近い国では、みんななまけものになるのかというとそうでもなく。ブラジルの場合、ペレやビラロボス、オスバルドクルスやセナなど、「努力の天才」もたくさんおり。つまり、生活ができるようになれば仕事をしなくなるぞ!という事ではなくて、「凍死しないために必死になって家を建てる」みたいな「労働の枷」がなくなって、お金のためではない労働、というか努力、スポーツだの芸術だのが促進されるのではないかと思います。

というわけで、ぼくはベーシックインカム推進派です。でも、推進派でない人が大多数なので、個人的には不労所得で自分自身のベーシックインカムを作っています。

*ベーシックインカムってなに?についてはこちらの記事をどうぞ→ベーシックインカム:愚民政策か、AI時代の必然か①

まだリーマン継続中ですが、別に今日クビになってもリートや債券の配当や利子で生活費を払ったうえ、毎月40万円くらいかな?再投資に回せているので、会社勤めでも、こう言うと怒られそうですが、いろいろと恐れずにいい仕事ができる、という気がします。

ハンガーに戻って、休日のハンガー生活はこんな感じ

ハンガーの風景

 

 

ハンガー内の居住区(手前はキッチン、その後ろが寝室です)

 

 

寝室兼書斎からのながめ

 

 

暑いときは、キッチンスペースにデッキチェアを持ち出して涼んでいます

 

 

実は、デッキチェアに半袖半ズボン、という時にスマホで投資の操作をしており、背広を着て会社にいるときより◎倍(ひみつです)の年収を得ていたのでした。

スマホの投資操作画面。リートの一部分をちらりとお見せします

 

 

田舎の飛行場

 

 

今回はあまり「おち」がないですね、のらマンゴーから、ふと労働や収入といったお題が思い浮かんだので、つらつらと書かせていただきました。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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自家製麺の極意:恐るべしマグネトー

まず、アメブロランキング1位に感謝。今回は「刀」というタグでした。皆様のご訪問に、改めて感謝させていただきます。

あれこんな記事あったっけ?すみません、時事ネタ(安倍首相銃撃と、超円安)が2回続いたので、その前の記事のランキングでした。

ちな先週の記事(超円安)はこんな感じ。

さて、本題です。。。。

一流のラーメン屋さんを見つける一つの指標として「自家製麺」つまり店主自らが文字通り麺を作っているか、があります。

もちろん製麺機を使って作るのですが、外部の製麺会社から買ってくる「仕入れ麺」と一線を画した、その店だけの麺を作れるという利点があり。でも一方でコストはうなぎのぼりなので、出来合いのものより上等な麺を作れなければ元も子もない、というのもあるし、仕入れ麺でも、げきうま!のラーメン屋さんもいっぱいある。

自家製麺で有名になったラーメン屋さんに「ラーメンの鬼」佐野実さんの「志那そばや」があり。かん水だの以前に、小麦粉まで厳選して、「スープとの微妙なバランスを調整できる麺」を作り出して、他の追随を許さない独自のラーメンを生み出し。一説によれば、フランス料理みたいな繊細なラーメンらしい。ぼくは結局「志那そばや」へは行けずじまいでしたけど。

「ラーメンの鬼」を大迫力で表現したのが「―ラーメン人物伝―一杯の魂1」

電子書籍じゃなくて、印刷版を持っています。えっへん

 

 

マイホーム費用まで手を付けて製麺機一式を買ったおっちゃん

 

 

試行錯誤。奥さんに愛想をつかされ始めています。ははは

 

 

しかし、ついに開眼

「自家製麺をやらなかったら絶対わからなかった。ラーメンは奥が深い」

この言葉が本稿のエッセンスです。

 

 

というわけで、記事スタート。

とある吉日。るんるんエンジン始動、暖機運転を始めたその時。

ばすん、とエンジンが止まっちゃいました。

これって燃料系じゃね?というわけで、チョークをいじったり、電気燃料ポンプを作動させたりといろいろやってみたのですが、一向に始動する気配がなく。

通りすがりの飛行機仲間もひやかし応援に加わり。「エンジンがストップした時の音は聞いていた。明らかに燃料系だ」などとまたしても始動しようとしたのですが、やはりうまくゆかず。

僕が飛行練習生のころにいろいろいじめられた教えてもらった鬼教官を呼んできて、見てもらいました

鬼教官(半ズボンのおっさん)が校長かつ事務員の飛行学校。僕のハンガーの3軒裏手にあります

鬼教官いわく「プラグに火花が飛んでおらん」

ガソリン流量以前の話なので、その日はギブアップ。エンジン職人のおっちゃんに見てもらうことになりました。

エンジン覆いを外したところ

 

 

その結果「マグネトーのフライホイールステーターコイルが焼き付いたため、点火系に配電されなくなった」ことが判明。

カタカナばかりですみません、以下説明します。

軽飛行機の点火系はバッテリーではなく、マグネトーという一種の発電機から供給される電気で作動しています。

そのマグネトーは、永久磁石の仕組まれたフライホイールと、その内側のステーターコイルによって構成されており。

フライホイールはエンジンのシャフトと一緒に回転しますが、ステーターはエンジン本体に固定されているので、磁力が発生し、これを電力に転換するのが基本的な仕組みです。

エンジンを裏側から撮影。エンジンシャフト(クランク軸)が見えています。

 

 

フライホイール

 

 

分解図はこんな感じ:https://www.cps-parts.com/catalog/rtxpages/912914magneto.php

 

 

マグネトーは、バッテリーなしでもプラグに電気を供給できる「発電機」なので、バッテリーが上がっちゃってもOkみたいに安心していました。

でも、「発電機」ということは、発電するためのコイルが焼けちゃったら、電気が通らなくなり、今回みたいな故障が起こるということに気がまわらず。

地上試運転で起きてよかったです。というか、上空で起こらないように試運転するのですけど。。。。

これで修理完了か?と思ったら、悲劇は再び。

今度は点火系(点火プラグ)の半分はうまく発火するけれど、残り半分が死んじゃってるぞ?

というわけで、CDI(点火ボックス)を確認したら、2つあるボックスの一つでアース配線が外れちゃっていました。

赤丸の中に見える青い箱がCDI点火ボックス

 

 

アース配線が外れてました

 

 

そんな、最近総点検したばっかりで、ありえねーんじゃね?しかしこのせいでCDIボックスも焼けちゃったのでした。

責任を感じたか?おっちゃんはDucati製のオリジナルを提供してくれました。

色が黒いのがイタリア製純正品。青いのはブラジル製。規格・性能は同じです。

 

 

点火系のトラブルはピストン機の泣きどころで、近年では電子インジェクションだの工夫はあるのですが、自動車と違ってものの数分でなん百メートルと上昇下降する飛行機のエンジンでは、温度、湿度、密度などが激変するため、下手にコンピュータ化されたシステムだと、変化に追随するのが過剰なストレスになり、厳正な整備をしないと故障の原因になったりするらしい。

今日でも軽飛行機のエンジンが「コンチネンタルザウルス」つまり第二次大戦前からあまり変わらないライカミング社やコンチネンタル社製のエンジンが主流だったりするのは、ローテクのほうがかえって故障しないということがあったりするのです。

これがディーゼルエンジンだと、燃料そのものの圧縮と高温化で爆発するので、点火系は不要なところから、これを航空エンジン化する試みもあったのですが、いまいちメジャー化できていないらしい。

ちなみに、ブラジルではアルコールエンジンというのもありますが、これはちょっと高い高度へ上がると、大気密度と温度の変化に敏感なアルコールがたちまち揮発してエンストになっちゃう(ガソリンに比べてアルコールは化学変化が著しい)ので、基本地上十数メートルで肥料や農薬を散布する農業機に使われています。ブラジルは世界有数のサトウキビ生産国であり、広大なサトウキビ農場で使う分には、いくらでも安くサトウキビからアルコールが生成できるので、その意味ではなかなか便利らしい。(*追記。別に高度変ってもどうってことないよ?という情報あり。でも。その情報源もやっぱり農業機パイロットだったりして。。。)

電気モーターは。。。。あまり故障の予兆も見せず、突然壊れたり、なおしたつもりなのに思わぬ再発が起きる電気機器の残念な特性と、雨の中に入ればモーターは冷水のシャワーを浴びる感じになるし。。。。なので、ぼくとしてはあまり信用できないで、います。

やっぱり軽飛行機のエンジンは、空冷の水平対向、キャブレターじゃなきゃ。。。むかしのスバルみたいなエンジンが最良ですね

元祖空冷。かぶと虫のエンジン

 

 

これまでの一連の飛行機整備で実感するのは、教習所で習う知識がいかに表面的か、ということ。パイロット練習生は、みなひととおりエンジン整備についても習うのですが、教室で教科書をめくるだけだと、本当に重要な情報は覚えられない。

パイロット用の飛行機整備教本。でも「畳の上の水練」ということに

後になって気づくのでした。

 

 

例えば

◎「飛行機はマグネトー発電だから、点火系はメンテフリー」みたいな早とちりとか

◎エンジンの振動とエンジンベッドパッキングの関係

◎ガソリンタンクの整備

◎フラップの修理

など、レンタルではない自分の飛行機をいじらないとわからないということを痛感。

結論は。。。

ううむなんかくだらないオチだな。。。

 

 

というわけで、ちゃんちゃん。ご拝読ありがとうございました。

Posted by 猫機長
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空を飛ぶ船のお話

以前「空飛ぶクルマ」について書きましたが、今回は船なのに空を飛ぶ、その名も「飛行艇」というふしぎな物体についてお話させていただきます。

その前に一つ告知。久しぶりにアメブロランキング1位に返り咲き。ブロ友の皆様に感謝させていただきます。今回は「ブラジル」というベタなジャンルですね。。。

さて、本題です。

飛行艇以前に、水上機、というのがあり。

Pixabay無料画像

 

 

飛行艇との違いは、フツーの陸上機にフロートという、通称「下駄ばき」という姿かたちになっていることです。飛行艇は、文字通り船に翼を付けたような形。

 

2枚の画像でわかるように、1人乗り単発機みたいな小さいのは水上機、旅客や荷物をたくさん載せたい場合は飛行艇が適している。

水上機が全盛となったのは、1930年ごろ。日本でいうと昭和のはじめですねー、なぜ全盛となったのかは、ひとえに「当時、陸上の滑走路が整備されていなかった」ことにつきます。

当時の滑走路は、だいたい「広い原っぱ」であり、現在のような 長大で舗装されたのはなかなかなく。そんな原っぱから飛び上がったり着地した陸上機は、大きな車輪で、でこぼこの地面でもひっくり返らないように工夫していました。

ロッキード・ベガ連絡機 http://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/cl-pln2/TW007.html

 

 

山あり谷ありの陸上では、原っぱといっても広さに限界があり。その限界の中で離陸できるようにするには、大きく、分厚い翼で、離陸速度を極力低くしなければならず。

しかし、これは飛行機の最大の利点であるスピードを殺してしまうことにもなり。大きいという事は重くて、その分エンジンの馬力を殺してしまうし、分厚いという事は、すなわち空気抵抗が大きくなって、スピードが出せなくなってしまうことを意味するからです。

そういった状況から、スピード命!の競争機などは、なるべく翼を細く、小さくしたいのですが、そうすると離陸速度も著しく早くなって、いくら滑走路が長くても足りなくなってしまい。

これが海だったら、滑走(滑水)距離は無限です。波の穏やかな湾内を海岸から外洋向けに走っていけば、障害物となりうる山とかも避けることができ。

えええ、でも大きなフロートを付けたら、空気抵抗とか重量増加とかでスピード落ちちゃうんじゃないの?

ところが、翼面積と断面を減らして得る効果が、フロートで発生する抵抗を補って余りあるぞ!という事がわかり。

シュナイダー杯など、水上機が世界速度記録をガンガン塗り替えるようになりました。

水上機:マッキMC72 https://grabcad.com/library/idrocorsa-macchi-castoldi-mc72-1934

 

 

確かに、陸上機の降着装置なんて重量物のかたまりですからねー大きな下駄をはいていても、陸上バージョンと重さとかはあまり変わらなかったのかもしれん?

イメージですが。。。

陸上機の降着装置をずっしり金地金250g(左)とすると、

水上機のフロートは、Pet容器(右)なみ、みたいな感じ。

 

 

無限の滑走路が使える、という事は、いくらでも巨大な飛行機を作れるということでもあり。

当時のエンジンはあまり信頼性もなかったので、外洋を横断するような航路では、海上に不時着できる飛行艇は安全面でも貴重な存在であり、巨人飛行艇の全盛期が生まれました。

マーチンM130 チャイナクリッパー飛行艇

 

 

ショートサンダーランド

amazon.co.jp/スペシャルホビー-SH72162-72-ショート-サンダーランドMk-Ⅴ/dp/B07R682D3P

 

 

ところで、無限の滑走距離はあるものの、飛行艇の滑走は水の上です、という根本的な課題があり。

硬い地面の上を滑走する陸上機は、機首上げするもしないも操縦かんの操作一つです。

ところが、「やわらかい」液体の上を滑走する飛行艇は、ちょっとした波のかげんとかで、操縦かんを操作してもいないのに機体が水面から沈んだり浮き上がったりしてしまい。

それだけならいいのですが、浮き沈みで機首上げの角度が変わってしまう、つまり翼のアタックアングル(迎角)が勝手に変わり、急浮上や失速、ついには操縦不能に陥って中途半端な高さから水面に激突、大破なんて大事故が起こりかねず。

ぼくは陸上機乗りなので、詳しくはわかりませんが、水面からの離水はなにげに神のような技術が必要であり、荒れ狂う飛沫の中でエンジン全開なんて狂ったまねはとてもできません。もし読者の中で水上機パイロットがいたら、ぜひこのへん教えてくださいね。

https://www.youtube.com/watch?v=En0JX4HmSuo

水上機の狂った離水。よくプロペラを壊さないなあ

 

 

実際、日本の二式大型飛行艇で、離水失敗事故が相次ぎ。離水角度指示器というのを取り付けて、この指示器を「ものさし」にして、どんな波を食らおうが機首上げ角度を一定に保つようにしたら、事故がなくなったそうです。

この画像の③が離水角度指示器。

画像出展:http://hikokikumo.net/AT-Kanzasi-000.htm

 

 

ちなみに、上記画像の⑥を「かつおぶし」といって、このでっぱりがうまく波を切って機体、特にプロペラやエンジンに飛沫がぶち当たることを避けることができるようになったらしい。

機首下面、緑から白に塗装が変わったすぐ横に突出しているのがかつおぶし(スプレーストリップ)です。

画像出展:http://hikokikumo.net/AT-Kanzasi-000.htm

 

 

この飛沫というか波しぶきは、飛行艇にとって致命的な打撃となってしまうため、これを打ち消すため、飛行艇の設計では涙ぐましい努力がはらわれており。例として、最新の飛行艇US2の機首下面に独創的な工夫を見ることができます。

https://www.mod.go.jp/msdf/iwakuni/about/unit/71fs.html

 

 

機首下面のドアップで説明します

①「溝形波消し装置」。

出展:https://www.shinmaywa.co.jp/aircraft/us2/us2_capability.html

 

 

②波消し装置のチャイン接続部(スリット)

ここから「側面へ波を逃がす(Wikipedia)」らしい。

③水平に波抑え板があり。

④機首のスプレーストリップ。

⑤飛沫に隠れているけど、側面スプレーストリップ。

二式大型飛行艇のシンプルな「船底」に比べすごい発展・進歩ですね。。。。

しかし、時代は変わり、ここまでして離着水する必要もなくなってきた。

それは

◎エンジンの信頼性が向上し、大西洋だろうが太平洋だろうが、ピストンエンジンだろうがジェットだろうが、洋上飛行しても全然へっちゃらになった。

◎フラップなどの技術革新により、薄く小さな翼でも離着陸速度を低くすることができるようになった。

◎一方で、3000メートル級の長大な舗装された滑走路が世界中にでき、ジャンボジェットでも問題なく離着陸できるようになった。

◎飛行艇は、上記の波消し装置などの工夫のほか、機体自体を着水の衝撃や恐ろしい波しぶきの打撃に耐えるようにする必要があり、その分余計に頑丈つまり重い飛行機になってしまう。

波しぶき。葛飾北斎 「神奈川沖浪裏」1831頃

◎主翼やエンジンが飛沫に当たらないようにするため、縦長の機体断面や、船のように機体下面を整形しなけれならず、余計な空気抵抗が生まれる。

等デメリットも多く、飛行艇はいまや絶滅危惧種なのかもしれません。

一方で、日本のように、無数の小島が散らばる国での飛行場のない島々の間の連絡や、ヘリコプターが飛んでいけない天候、大荒れの海面にも着水して救難する能力。カナダなどでは、湖水に着水・給水したうで、山火事上空まで飛んで行って放水・消火するなど、飛行艇が必要な場面も多々あるとは理解します。

ところで、なぜ飛行艇の投稿をしたのか?

それは、とある吉日、ふとこんな写真に遭遇し。

ウオーラス(Walrus)飛行艇 (パブリックドメイン)

写真の説明に「Walrus_carrier_landing」とあり。

飛行艇のくせに、海の上に降りないで、航空母艦に降りているのでした。ははは

確かに陸上機が着水するのはできないけれど(墜落は別)、飛行艇ですからねーどっちでも好きなほうに降りちゃえ、ということなのでしょうか。

ちなみに、この飛行艇は、飛行艇のくせに4名くらいしか乗ることができず、全長も10.2m、全幅も14mということで、セスナをちょっと大きくしたくらいの、軽飛行機じゃんという、ふしぎな飛行艇です。でも、ナチに撃墜され、海に落っこちた飛行機の乗員を救助するために大活躍したという、とても心優しい飛行艇だったそうです。

へえええーと、飛行艇に改めて興味がわき、今回の記事にしました。

ウオーラスのカラー画像

https://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/cl-pln9/SMWFB.html

 

 

ちなみに、ウオーラス飛行艇はじめ、この記事の大多数の画像を「古典航空機電脳博物館(https://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/index.html)」から引用させていただいています。きょうび古典機でもレストア後のカラー写真がいっぱいありますが、こうゆうプラモの箱絵みたいなのも、見るだけでわくわく!いいなーと思っています。

ううむ今回はあんちゃん向けになってしまったかな?、というわけで、素敵女子のみなさまに動画を一つ投下して、結びとさせていただきます。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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日本刀の強さの秘密

折れず曲がらずよく切れる、世界でも異彩を放つ日本刀。

新選組とかが使っていた日本刀はどんなふうに製造されていたのでしょうか。

①原料は砂鉄。「たたら」という炉で溶かし、燃焼させるのですが、この火加減と燃焼時間を調節して日本刀に最適な「玉鋼」を作った。

日本刀一振りを作るのに必要な玉鋼が10キロくらいだそうです。完成した日本刀は拵えを入れても平均で1キロですから、鍛錬とかで9キロが消えてしまうという事ですね。。。

②日本刀は「鍛造」つまり叩いて作ります(型に流し込むのが「鋳造」で、青龍刀など中国の刀は鋳造が多かったらしい)。

叩くことで「鉄滓(非鉄不純物)・空孔の除去と炭素量の調整(出展:http://ohmura-study.net/004.html)」を行う。

この段階で2種類の鋼を作り。一つは柔らかいが弾力のある「芯鉄」となり、一つは「皮鉄」すなわち芯鉄をぐるっと取り巻いて、鋭利な切れ味を出すために必要な硬さを確保します。

③造りこみといって、芯鉄と皮鉄を組み合わせ、一体化するまで加熱したり鍛錬を繰り返す。

新刀以降の刀の断面図

出展:https://tetsunomichi.gr.jp/katana/

 

 

④素述べと火造り:一体化させた皮鉄と心鉄を打ち延ばし、さらに過熱鍛錬して日本刀の形に整形。

⑤土置き:刀身に焼刃土(やきばつち・砥石や炭の粉に水を練り合わせて粘土みたいにしたもの)を塗ります。固くしたい刃の部分には薄く、それ以外は厚く塗る。薄い部分と厚い部分の境界線が後に刃紋となります。

出展:http://ja.shoku-nin.org/12_akihira/4/

 

 

⑥焼き入れ・焼き戻し:刀身全体に均一に加熱し、800℃くらいに達したら、一気に水槽みたいなのに突っ込んで冷やす。

出展:https://amped-up.net/wp-content/uploads/2018/05/46-2.jpg

 

 

⑦その後、研いだり、銘を入れたりして、完成。

全工程を集約した画像を発見しました。

出展:「アボカド日記:かたなの博物館に行ってきました 大阪・平野区」

https://avocado-diary.xyz/wp-content/uploads/2016/06/IMG_2206.jpg

 

 

一方、西洋の剣はどうかというと、液化するまで熱した鋼を、型に流し込んで作る鋳造や、鋼を加熱して叩きのばす鍛造、両者統合したものなどいろいろ製法があったらしいが、鍛造といっても単に剣の形に整形して伸ばしていただけらしい。

一行で終わっちゃうのでした。ははは

愛好家が鋳造型刀剣の制作実験をしている動画。

 

 

なんとなく、日本酒とワインに似ています。

日本酒の場合、よりによって米という、およそアルコール飲料にするには一番不適な(発酵のための糖分が足りないという意味)素材を選んでしまったため、麹ででんぷんから多糖類を生成し、そこから今度はもろみにしてブドウ糖を。。。。と、日本刀と同じように、名人芸の連続となる多数の工程を得て、なんとかお酒になるのに比べて、ワインのほうは、極論ですが、ぶどうを踏みつぶしてマストという果汁を作り、適切に保管すれば、「ブドウの果皮、葉、梗、あるいはワイナリー内の建屋や製造設備等、此処彼処に存在する野生酵母がマスト中で成長し、自然発酵と呼ばれるアルコール発酵を起こす。(https://jwine.net/glossary/detail.php?id=29)」すなわち、自動的にに発酵してお酒になっちゃうのでした。

*もちろん、ワインも野生酵母のほか培養酵母など厳密に管理されていて、日本酒に劣らぬ名人芸により製造されていると理解します。

きょうびでは、麹菌のかわりにワイン酵母を使った日本酒もあるらしい

出展:https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66489

 

 

つまり、幕末の切りあいに使われていた新刀の複雑怪奇な製造法は、良くも悪くも、玉鋼という原料によって左右されていたという事なのかも?

言い方は悪いかもしれないけれど、玉鋼は、ぶっちゃけ刀を作るにはあまり適さない素材だった、という事なのではないでしょうか(疑問形にしておきます。ははは)。

玉鋼は、その名の通り日本の魂みたいな鋼であり、言い換えれば純粋すぎる素材だった。玉鋼にも「鶴」、「松」、「竹」、「梅」など等級があるそうで、不純物がないほど上とされています。

そんな純粋な素材を生かし切るために生まれたのが、上記の製造法だった。

しかし、そういった新刀より、さらに「折れず、曲がらず、よく切れる」日本刀があるのです。

それが「古刀」

新刀との恐ろしい違いは、古刀は「芯鉄、皮鉄の接合」という凝った構造ではなく、硬質、軟質の材料を練り合わせた鋼により「一枚構造(丸鍛え)」で作っていること。

この製造法の違いによって、日本刀の世界では、古刀がおおむね戦国末期までに作られた刀、新刀がそれ以後に作られたものとして別々に分類されているのです(大雑把な分類です。本当は末古刀とか、新々刀とかいろいろある)。

というわけで、古刀すなわち軟固練り合わせ鋼で作った一枚構造の刀の断面はこんな感じ

出展:「古代鉄と国内鍛冶刀剣」http://ohmura-study.net/404.html

 

 

刀身が、全然均一でなく、なんか不純物だらけじゃん、みたいになっています。

実は、玉鋼に比べると

「銅(Cu):耐蝕性(耐錆)向上。錆の進行を抑える。但し、量が多いと割れ易くなる

チタン(Ti):焼き入れを阻害する元素。但し、鋼に添加されると耐蝕性、強靱性を増す

(以上http://ohmura-study.netより)」

みたいな不純物(でも実は刀を強くする素材)がいろいろ入っていました。

チタンについては、強さとかのほかに、「古刀が青く見えるのはチタンが含まれているため」という人もおり。

ここで要注意なのは、東京工大製鉄史研究会などで「銅を0.1%以上含む鉄は日本では産出されない」として、蕨手刀など、黎明期の日本刀はじめ、素材は大陸から輸入していたのでは?という見解があり(出展:http://ohmura-study.net/007.html)。

実際、日明勘合貿易では、日本は鉄を輸入して刀を輸出していました。当時の世界最先進国から原料を輸入して、加工品を輸出していたのですね。すごいぞ日本!

一方、裏歴史として、倭寇が中国を荒らしまわったときに奪ったものの中に鉄や鉄製品があったそうで、お隣さんからタダで頂戴した原料で刀を作って、お隣さんに売りさばき利益をふんだくっていたという情報もあり。悪魔か日本?

でも、倭寇が中国人から略奪した鍋とか釜はとかは、大体が戦国大名の鉄砲とかに化けたというお話もあり。あーよかった、刀じゃないよね。あれ?

脱線したので戻ります。

倭寇に怒り狂った明(清)が「海禁政策」を打ちだすまでは、公的ルートや密売で「志那鉄」がじゃんじゃん日本に入ってきた。

そして、その舶来の鉄は、実は和製の玉鋼より、ずっと刀剣用として優秀な素材だったーと、海禁政策によって鉄などが輸入できなくなり、国産の鉄を使うしかなくなった時になって、初めて気づいた。

どうやら、舶来鉄と和鉄では、米とブドウくらいの差があったらしい。

というわけで、死に物狂いになって、古刀に文字通り太刀打ちできる新しい刀すなわち新刀をつくる努力の結果、上記で述べた、精密すぎる工程で、ち密すぎる構成の刀が生まれたーというのが真相ではないでしょうか。

この記事を書いていて、「ゼロ戦とグラマン」の話を思い出してしまいました。

こちらはエンジン出力の差で、ゼロ戦の「栄」発動機が、がんばって1000馬力ちょっとだったのに、グラマンF6Fの「ダブルワスプ」エンジンがゆうゆう2000馬力と、まさに米とブドウもびっくりの格差があり。

でも性能的にあまり差が出なかったのは、零戦が防弾装置をかなぐり捨て、機体強度をかなぐり捨て、操縦系統の鋼性低下などの禁じ手を堂々とやり、ようするに死に物狂いになって空中性能(飛行性能)を向上させたのが効果を奏したという事だと思います。

零戦とグラマン(出展:https://ameblo.jp/headhunterslovebass/entry-12379202409.html)

 

 

結局、日本の刀は日本の玉鋼でなければだめだ、皮心鉄構造じゃない丸鍛えは刀じゃない、なんてこだわりは全く必要ないと思います。そういう純血主義が国家間の軋轢や、同じ国の中でも階級差別(と言ってぴんと来なければ経済格差)を生んで、人々がいがみ合うような世の中を促進してしまっているのではないでしょうか。

武士の魂を象徴する日本刀であればこそ、ミナスジェライス産のチタン合金とステンレスを合わせて、シベリアの極地にあっても破断せず、インドの塩田にあっても錆びない、古刀の上位転換みたいな丸鍛えの美術刀剣が、風の時代の象徴として、チタン地肌の青味の冴えで人々を魅了する、そんな世界がすぐそこに来ていると考えています。

 

Posted by 猫機長
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新説:零戦の機首はなぜ黒塗りなのか?

世界を代表する戦闘機いろいろ

P51ムスタング Pixabay無料画像

 

 

スピットファイア Pixabay無料画像

 

 

P40ホーク Pixabay無料画像

 

 
P47 Pixabay無料画像

 

 

F4F  Public Domain

 

 

メッサーシュミットBf109

https://stormbirds.files.wordpress.com/2020/11/bf109g-6late-b25-gunpods.jpg?w=1000

 

 

Mc200 Saetta  Public Domain (カウル先端は、むき出しの銅パイプを仕組んで滑油冷却器としているため、無塗装)

 

 

こんな感じで、無塗装の銀色もありますが、大体は機首含め機体全体が迷彩塗装になっています。派手な白帯とかがあるのは、味方識別のためのマークです。

ところが、なぜかゼロ戦だけは、機首がぐるりと黒く塗られており。

https://girlschannel.net/topics/2131246/https://girlschannel.net/topics/2131246/https://girlschannel.net/topics/2131246/

ガールズチャンネル?まあいいや

 

 

この、黒い機首のなぞが、長年にわたり飛行機マニアの間で大論争を巻き起こしてきました。

大体、以下の主張に分かれています

①黒い色は熱を吸収するので、エンジン過熱を防ぐことができる。

②黒い色は光を吸収するので、光の乱反射によるパイロットの視界不良を防ぐことができる

③敵味方識別のために、黒く塗った

④汚れ対策。日本のエンジンはオイル漏れがひどく。カウルを黒く塗っちゃえば目だたないから、という事らしい。

その他、そのほうがかっこいいからとかいう意見も複数あったりしますが、操縦や整備など、もっと切迫したニーズに対応するものではないので、ここではカウントしません。

さて、それぞれの意見を考察すると、それぞれに一長一短があり。

①の場合、零戦がカウリング全体を黒くした理由にはなるのですが、じゃあP51だのP47だのが、ぜんぜん黒くしていないのはなぜ?となります。

②の場合、これも、エンジン全体を黒くする必要なんてないじゃん、コクピット前方の機体上面だけで十分ですよね?というわけで、実際隼とか雷電とかは、機体上面だけが黒色塗装です。

隼の例。ほかにも飛燕だの紫電だの、だいたいみんなこんな感じです。https://www.finemolds.co.jp/FB/FB17-sokumen.jpg

 

 

③味方識別ですが、日本の場合、大体主翼の前縁をオレンジ色に塗ることで対処しており。黒い機首、というのはいまいち説得力がなく。

④これも、零戦だけじゃなくて、他の飛行機でも機首全体を黒くしないと、汚れが目立っちゃうじゃん?隼とかはそんなにオイル漏れがなかったの?ということで、やっぱり説得力が。。。。

というわけで、尽きざる議論の泉となっています。

そこで、この投稿で、パイロット目線から、真の理由はこれだ!という新説をぶち上げるのでした。

「真相はこうだ」

実は簡単で

「光の乱反射によるパイロットの視界不良を防ぐ」すなわち上記の②そのまんまです。

どへー新説でもなんでもないじゃん、でもなんで?

これは、零戦の生い立ちというか、活躍した時代によるものが理由の大きなウエイトを占めているとの理解です。

零戦のビフォーアフターじゃなかった、一世代前の戦闘機、そして一世代後の戦闘機と見比べてみましょう

まずは零戦の先代となる96式艦上戦闘機です。

http://www.nags-gallery.com/gallery/A5M4.htm

 

 

機首の形に注目。カウリングが、シリンダを覆うあたりで最も膨らんでおり、そこから胴体に向かってぎゅっと絞り込まれています。

こういうカウリングを、タウネンドリングというのです。

タウネンドリングの発端は、シリンダむき出しにするよりも、整流覆いを付けたほうが空気抵抗も減り、冷却にも有利だね!と気づいたところから始まり。

当初のタウネンドリングは、たんに一枚の板を輪っかにして、エンジンをぐるっと巻いただけの、なんとなくダクトファンみたいなものでしたが、次第に膨らみ・丸みをおびたものとなり。

初期のタウネンドリング(ダウンエンドリング)

Westland Wallace

https://i.pinimg.com/originals/32/a2/b0/32a2b07da03e2fbd0ffc4a4e67ac4361.jpg

 

https://www.webmodelers.com/202007katoucolumn.html

こげ茶色のタウネンドリングもあったらしい。

 

 

Westland機が一枚板をのり巻きみたいにぐるっとエンジンに一周させただけなのに対し、91戦はタウネンドリング自体を前方からの気流に対して流線形に整形しています。

この整形の過程で、96式艦上戦闘機のように、胴体側はぎゅっと絞ったタウネンドリング、というよりエンジンカウルのはしり、という形状がうまれ。

ところが、この形状では、操縦席に向けての光の乱反射も相当なものになり。

赤色の矢印のように、機首上面だけでなく、水平近くまでの下からであっても乱反射してしまう、というか、むしろ操縦席に乱反射しようとする一種の鏡みたいになってしまい。(画像はこちらを加工させていただきました。http://kurage55.blog60.fc2.com/blog-entry-536.html?sp )

 

 

結局「リングを全部黒く塗るしかなくなった」のだと理解します。

ちなみに、P26とかソードフィッシュとか、タウネンドリングが操縦席より遠く離れている、あるいは操縦席がぐんと上にせりあがって設置されているような場合は、防眩塗装なし或いは上面だけでもOkだったらしい。

ソードフィッシュ

https://img.amiami.jp/images/product/main/163/TOY-SCL2-44324.jpg

 

 

P26 ピーシューター

http://www.fiddlersgreen.net/aircraft/Boeing-P26/IMAGES/Boeing-P-26-Peashooter-Title.jpg

 

 

日本の飛行機は、非力なエンジンをカバーするために極力機体の太さを絞り(操縦席を高くする余裕がない)、また格闘性能のために視界を重視してコクピットをなるべく前に出そうとする傾向があり、防眩塗装が重要になったと思います。

さて零戦になると、タウネンドリングから明らかにカウリングになり、カウリングの絞り込みもなくなった、つまり最も太いところから水平で胴体につながるようになったので、乱反射も減ったけれど、これまでの慣習もあり全部黒く塗りました、というのが真相と理解します。

 

 

ガールズチャンネルの画像から抜粋。上が初期型で、カウルは水平絞り込みなしに抑えられており。下は改良型で、むしろ先細りの紡錘型になっています。

同時期に開発された隼は、先代の97戦ですでに胴と一体化したカウルだったこともあり、カウル全体を黒くしなくてもよくね?と気づいて、上面だけにしました、という事だと思います。

そして、次世代機の雷電はこんな感じ。

https://www.sankei.com/resizer/CIO0sGSF7SHHGD96NrG0c3bRiiI=/730×0/smart/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/RCSGBHO7PFNIJDYCP4427GIJBU.jpg

 

 

雷電は、機体全体が紡錘形で、操縦席から機首に向けてぐっと細くなっていくので、防眩塗装も上面だけでよくなった。

というわけで、カウリング形状変動の過渡期にあった零戦は、旧世代の名残でカウリング全体を黒くしました、という事だとおもいます。

ちなみに、零戦と同世代の99艦爆や97艦攻も、カウリング全体が黒くなっています。パイロット目線から見れば、これらの機体みたいに、カウリングだけでなく操縦席までの機体が大きく黒塗りになっているのが一番親切かなーと思います。

97艦攻の例

http://c2ssdt.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/05/11/862_1.jpg

 

 

ただ、黒色塗装は確かに熱を吸収するので、甲板だの飛行場だのに機体を係留・駐機していると、太陽熱で「目玉焼きができちゃう」くらい熱くなってしまったのではないかな?機体が痛むような気がします。

あと、上記で「こげ茶のカウリング」が出てきましたが、どうも零戦、90艦戦、96艦戦や96陸攻あたりは、鮮やかな紺のカウリングがあった気がします(学研の図鑑「飛行機・ロケット」で見た記憶あり)。ところが、ぐぐっても黒いのや、鼠色?みたいなのばっかりなのですよねーでも確かに存在していたと思います、いつかまた見てみたいな。

Youtube では発見。https://www.youtube.com/watch?v=nIRYc-p1J2A

 

 

なお、もっとおたくちっくな議論はこちら(外部リンク)。→ https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=22269&id=39709305

「塗粧」とか「通達」とか、中島製はこうだけど三菱製はああだとか、マニアックすぎて頭がこんがらかりました。

最後に、ぼくが乗っている白い軽飛行機は、機首上面も白ですが、特にまぶしいとかはないですよーという事で追記。

とある大農場の滑走路に着陸

着陸動画はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=_v6jWNWwFHI

 

 

こんな飛行機に乗っています

というわけで、今回は思い切り飛行機おたくの投稿でした。ではでは

Posted by 猫機長
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ちょっと気の早い話や、いまさらか?半年前のお話などなど

①ロシアの戦後処理

ちょっと気が早いけれど。。。ウクライナ戦争が終わったら、世界がロシアに対して要求すべきことを、書いてみました。

*ウクライナ人のお友達がいたら、お見せしたら喜ぶかも。

1-非武装地帯の設置

もちろんウクライナはドンバス地域やクリミアなどすべて回復。

そのうえで、ロシア領内に100Kmの非武装地帯を設置して国連平和維持軍が管理。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ukraine_Map_CIA_20201118.jpg

から加工しました

 

 

2—首都の割譲と分割。国旗と憲法の制定。

モスクワは、ロシアからウクライナに割譲したうえで、ウクライナと、ウクライナ難民をもっとも受け入れた上位4か国で共同管理する。ロシアはどこかほかの場所に首都を作る。

http://www1.plala.or.jp/stein/GSK_honbun/Berlin/から加工しました

モスクワ分割統治イメージ図

 

 

そして、ロシアの旗はこんな感じに変更

出展:https://en.wikipedia.org/wiki/Occupation_of_Japan

軍隊の保有を認めない第9条を盛り込んだ憲法に変更。非核三原則もいれましょう。

 

 

3-戦争犯罪の処罰

ニュルンベルグにオリガルヒやロシア軍、政界、財界の首脳を連行し、「共産主義に敵対する敵性身分である」との判決の上で、毒ガス室に送り込む。とやると、本当にナチやソ連になってしまうので、ブラジルのカランジルー刑務所に送り込んで、刑務所を仕切っている「赤いコマンド」(ブラジル反社組織の名前です)にかわいがってもらう。

「赤いコマンド」が占拠する不法住宅地。刑務所より、こちらに送り込んで「ラランジャ」の修行をさせたほうがいいかもしれん。

出展:https://veja.abril.com.br/brasil/comando-vermelho-reata-com-pcc-para-reaver-favelas/

 

 

プーチンはこんな生ぬるい刑罰ではなく、日本のコンビニにおくりこみ、店長として働いてもらう。

 

4-戦後賠償

人命は賠償のしようがないが、物損はきっちり再建、賠償してもらう。どうせロシアは経済破綻して払うお金もないので、主要なエネルギーの産出地帯は、ウクライナをリーダーとする国連多国籍維持管理機構が占拠して、賠償金額に達するまで無料で債権国となる西側諸国に供給する。

ロシアの資源。http://yuken-jp.com/report/2020/08/11/127/

 

 

5-ロシア国民の扱い

プーチンにダマされ戦争に協力した面々はもとより、シカトした一般市民も同罪なので、まずはウクライナへの賠償のために働いてもらいましょう。「一億総懺悔」

一方、プーチンに迫害されて国外に逃れていた人たちやラーゲリにぶち込まれていた人たちを主体に新政府を樹立。

有無を言わさず戦争に放り込まれながら、勇気ある謀反や脱走をした兵士たち、そしてその家族には、積極的に経済援助をして、「自由で繁栄したロシア」を確立するうえでの中心的な役割を担ってもらえるよう留学なども含め支援する。

下の写真のような若者が、のびのびと自由に学び、そして働く国になれたらいいですね。

https://sirabee.com/2022/03/05/20162811195/

写真の若者(ロシア兵)は、軍から使い物にならない古い地図を渡されて、迷子になってしまったところ、ウクライナの人たちに保護され。温かいお茶と食べ物をもらい、お母さんに「生きてるよ」と携帯で連絡しているところだそうです。若者が涙ながらにお母さんとコンタクトをするのを見て、ウクライナの人たちもやはり涙してしまったらしい。

 

 

②よい子のワインと悪い子のワイン

ワインの国フランスには、千差万別のワインがあるあらしく。小生は残念ながら野蛮国ブラジルに土着化した原始人なので、いいなーと想像するしかないのですが、いわばジゼレ・ブンチェンみたいな至高かつ人格のあるワインとか、あるいはヨハスカみたいに強烈なハリウッド的なのとか、あるいは意識高い系が喜ぶ?エロディ・ブシェーズみたいなのとか、よりどりみどりで、あこがれます。

左から

Gisele Bundechen  https://f5.folha.uol.com.br/celebridades/2021/05/gisele-bundchen-diz-que-se-sente-melhor-aos-40-que-aos-30.shtml

ヨハスカ https://moviewalker.jp/person/142158/

Elodie Bouchez https://www.liberation.fr/cinema/2016/07/04/elodie-bouchez-oubliez-moi_1463954/

 

 

ちなみに、ぼくが好きなのは、「仁と愛とに富む」日本女性のようなワインです。

どんな銘柄なの?

どんなのでもよいのです。たとえ「ヨハスカみたいなワイン」だったとしても、日本女性とのデートで飲むワインは、すべて「仁と愛とに富む」ワインになるのでした。

ブロ友の素敵女子のみなさんと、いつか空の散歩をして、そのあとワインを楽しむ、そんなデートができたらな、と思っています。

軽飛行機で空をお散歩

 

 

ところで、フランスには「ラングドック」という地方があり。ワインの革命を進めている恐ろしい地域だそうです。

ラングドック地方には「良い子」と「悪い子」のワインがあり。もともとは安ワインの大産地だったが高級志向で売れなくなり、伝統的なブドウの品種を格式作法?にのっとり、がんばって1980年代に「AOC(高級品質保証)」をもらったのが「良い子」、一方そんな権威なんて信じねーぜ!自分の思うように外来の品種を混ぜたり創作してやる、というのが「悪い子」で、実は「悪い子」のほうが品質は上だ、という人も多いらしい。

なんのはずみか?ブラジリアでもラングドックのコルビエールドーマインのワインを見つけることができ。(なんて、スーパーの輸入ワイン安売りコーナーでした)。

このワインは、まじめにがんばってAOC取得の、日本人みたいなワインですね。テイストは、上記の黒猫ワイン(Gato Negro、チリ)とあまり変わらず。値段も同じくらいでした。

 

 

http://www.tintosetantos.com/index.php/denominando/1105-corbieres

南仏ラングドック、コルビエール地方

 

 

悪い子のほうのワインは、ネットで探しても発見できず。まあ、知る人ぞ知る、AOCとか権威なんてく◎くらえ!といういかにもフランス人的なワインなので、やっぱりへそまがりに広告とかは出さないらしい。

ちなみに、フランスでは、最上級の血統書付きみたいなワインは、天文学的な金額で中国の成金に売りさばき。フランス人自身は、そのちょっと下ランクの、味じたいは実は最上級より上かも?というのを、格安な価格で買って飲んでいるらしい。

悪い子でも、箔なんかなくても、本当においしいものは認める、という、懐が深いフランスらしいお話でした。

なかなかかっこいい旅客機。いつか操縦してみたいな。。。

 

 

③飛行機格納庫に、小鳥が巣を作りました(2022年1月)

毎年つがいで飛んでくる黄色い小鳥がおり。今年も去年と同じ場所に巣をつくりました

この写真は去年のやつを借用しました。ははは

 

 

今年は、ぴーぴーぴーぴーと、ひなたちが輪をかけてうるさいぞ!とおもったら、とくに元気なやつがおり、巣というか鉄筋のすきまから顔を出してこちらをのぞいたりしていました。

めしよこせー!

 

 

でも、やっぱり1か月もしないうちに、巣立っていなくなっちゃいました。やっぱりさびしいな。。。

格納庫。赤丸のところが、小鳥たちお気に入りの巣作りスポット。

 

 

雨季の空。うっすらと虹が出ていました

 

 

④おまけ

Q&AサイトのQuoraで、なかなかおつな質問があったので、ぼくなりの回答をしてみました。

「Quora 世界最大級の知識共有プラットフォーム ビジネスと人生の課題をすべて解決する (アスキームック) Mook」

 

 

質問:どの国の外国人を恋人にしたいと思いますか ?

回答:日本育ちのウクライナ女性。もっとも、日本で育ち、日本女性とまがう仁と愛とに富む婦人なら、どの国の女性でもいいな、と、思います。

パラグアイ女性であれば、日本育ちでなくてもOkです。

日本女性であれば、日本育ちでも外国育ちでも、ウエルカムです。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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短編集:軽飛行機と紙飛行機、ラジオ修理ほか

◎軽飛行機と紙飛行機の類似点

小さな飛行機で飛んでいます。

 

 

飛行機つながりで、敬愛するブロ友の「さとさんちゃん」が、素敵な紙飛行機の記事をいっぱい書いており。ぼくも子供のころ紙飛行機を作って飛ばしていたことを思い出しました。

これがなかなか飛んでくれないんですよねーなんかすとんと落っこちちゃうとか。「水平尾翼にタブをつければいいよ」と教えられて、おおおほんとにぐんぐんまっすぐに飛んでいくようになった!なんてこともあったのでした。

組み立て式紙飛行機

 

 

折り紙飛行機にもタブをつけるひとがいるらしい

https://www.quora.com/How-do-you-make-your-paper-airplane-more-aerodynamic

 

 

ぼくの飛行機にもちゃんとタブが付いていたのでした。

まずは垂直尾翼から。

紙飛行機とおんなじで、手でひん曲げる固定タブです

 

 

最近、まっすぐ飛んでいても、左足をペダルから離すと、ふわ-と機首が右に回ってしまうので、なんか踏みっぱなしにしなければならなくなり。1時間も飛んでいると左足が疲れちゃうので、意を決してペンチでひん曲げました。

タブと方向舵を接続しているリベット(左写真の赤枠の部分)にストレスがかからないよう、木の板を噛ませて固定します。

 

 

曲げすぎると今度は機首が左に振られてしまうので、おっかなびっくり、ちょっとだけ。。。。

 

 

でも、あまり効果が出ていません。まあ、気休めにはなったかな、というかんじです。

水平尾翼はもっとシビアな調整が必要なので、電動式のタブがついています

赤丸の部分が電動タブ。左右の水平尾翼は連動しているので、タブは右翼だけです。

 

 

◎ラジオの液晶が漏れて周波数が見えなくなっちゃった!

優秀な日本製のICOM IC-A200ラジオで交信しています。

 

 

優秀ですが液晶パネルが弱いらしく。写真のように液晶漏れが進んでしまいました。

よわったなーそもそもこのラジオそのものが生産終了して十数年?というアンティークなので、取り換え用の液晶なんてないし、どうしよう?

折から年一度の機体点検(車検みたいなもの)の時期にさしかかっていたので、点検を頼んでいる整備工のお兄ちゃんに相談したところ、

▽液晶パネルのみでは交換はできない。ちょっとした取り付け時の圧力の差で液晶がすべて漏れ出してしまい、真っ黒になり見えなくなってしまう事多々あり。

▽一方で、操作パネルそのものを交換するというのならできる。問題は、この部分が使用可能な中古品の個体を探し出してきて、そこだけとっぱずすという、いわゆる「共食い整備」になるので、その個体を見つけるのがちょっと難しいかも。。。

赤い四角の部分が操作パネル。

画像出展は:http://www.aeroelectric.com/Installation_Data/Icom/A200/A200_SM.pdf

 

 

という事だったのですが、なんと1週間もたたずに「見つけたよ!」と連絡があったので、さっそく取り換えてもらいました。

ただ、中古品ゆえ、万一うまく作動しなかったら。。。という懸念もあり。その場合、今のにまた戻さなければらないのですが、そういうストレスがかかると、液晶はいよいよ見えなくなっちゃうかも、というリスクを負いながらの交換なので、ちょっと躊躇しましたが、現状でも第2周波数はほとんど見えないばかりか、第1周波数もやばくなってきたので、えいやーと取り換えることにしました。

修理前の状況。左が第1周波数(現在交信中の周波数)。右が第2周波数(スイッチで第1周波数に転換)。この写真では、第1は軽飛行機同士の自由通信周波数、第2が管制(ブラジリアアプローチ)との交信用周波数です。

 

 

ネットなどで似たような修理をした人の情報を見てみると、液晶がうまくいっても、周波数がずれちゃった?みたいなのもあったりして、果たしてうまくいくのか?

結論から行けば、うまくいきました

見た目は新品になりました

 

 

取り換えてから、まだ2回しか飛んでいませんが、今のところ管制との通信もできており、どうやらうまくいったか?配線とかが外れちゃわないことを祈っています。

計器盤の真ん中を陣取る通信機器群。上からGPS, トランスポンダーとラジオ。

 

 

さてお値段ですが、お兄ちゃんがサービスでタイヤ1本を取り換えてくれたりして、それも含めて420ドルでした。もしラジオ本体そのものを交換となったら、それだけでも600ドルかかるし、その本体がちゃんと作動しているか、それこそ周波数の調整なども必要になってしまう事を考えれば、安かったと思っています。

おにいちゃんが取り換えてくれたタイヤ(上)。こちらも中古品ですが、もとのタイヤ(下)に比べてトレッドがまだしっかりしています。

 

 

乾季の初めになり、雲が減って青い空が広がるようになりました。

今年は、ちょっと風が強めです。。。

ではでは。

 

Posted by 猫機長
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短編集:お料理、絵画、Quoraと居合

短編集続き。今回は①お料理、②絵画の世界、③Quora質問リクエストに答えて、④居合です。

①NHK今日の料理

ではなく、猫機長今日の料理、行ってみます。

時には豪華にということで、①長ネギ、サラミ、インスタントラーメン購入。ちなみに長ネギは太目のやつと細めのやつの2つの束に分けておきます。②ここで玉散る鋭利なはさみを取り出し、③細めの束を切り刻んでいきます。ちょきちょき。。。④この辺で水を入れたなべに点火。⑤どんぶりの中で切り刻んだ長ネギにしょうゆ、味の素、食用油をからめて混ぜておきます。⑥一方で、太目の長ネギをまるかじりだぜ!辛くて耐え切れん、というときにサラミを食べます。至福の一瞬。⑦そうしているうちにお湯が沸いてくるのでラーメンを入れます。大学時代からの技でアルデンテに仕上げます。⑧というわけでおいしいネギラーメンの出来上がり。おそまつさまです、ちゃんちゃん。

 

 

②カンディンスキー

少年時代より、なぜかこの絵「コンポジション8」にこだわりがあり。どこかでみたなーなんですが、あれ、もしかしてこれって操縦席からの眺めじゃん、なんて気づきました。もちろんカンディンスキーが生きてたら「ふざけんなー!」でしょうが、死人に口なし。悔しかったら化けて出てみろー!ぎゃははは!

 

 

③Quora質問リクエストに答えて

「Quora(クオーラ)は、ユーザーコミュニティで作成、編集、運営を行うQ&Aサイト(Wikipedia )」だそうです。なんとなく2Chみたい、なんて言ったら怒られるかもしれませんが、ランダムに立てられたスレに回答する、みたいな感じ。気ままにいろいろなスレに回答していたら、名指しでぼくに回答してくれ、という質問スレが立ち。こんな感じで答えました、というのを抜粋。

頂いた質問:

「在日ウクライナ大使館が外国人で構成する「義勇兵」への参加を公式ツイッター上で呼び掛けたところ、元自衛官ら日本人約70人が志願したことが分かりました。志願された方々を 貴方はどう思われますか」

ぼくの回答:

個人としてみれば、とても勇気のある勇敢な行為と思います。国家という観点から見れば、元自衛官など、今後ロシア周辺国である日本がウクライナのような事態に直面した時、決定的な経験、情報、スキルを持った人たちが養成されているという理解であり、防衛省はこれらの人たちを戦後教官などとして招き入れるなどすれば、防衛力向上への大きな人的資源になると理解します。

人命を重視する西側諸国の一員として実戦参加し、必要とあらば捕虜になることで、死ななければ強制収容所(振武寮含め)送りにされる全体主義国家とは根本的に違った兵士として戻ってくることを期待します。

沖田総司。「ああ、斬れない。婆さん、俺は猫が斬れないよ」

画像出展:https://ameblo.jp/akira-typeo/entry-11459556216.html

 

 

これにより、陸上自衛隊が、二度と旧帝国陸軍とならぬよう。また「たちかぜ事件の海上自衛隊」が「敵も味方も同仁の明治海軍」に復帰できるよう、重要な人材が得られることと信じます。

小生食用のために鶏を斬ろうとしましたが、殺すことができませんでした。今回の戦争で、眉一つ動かさずに敵兵という人間を殺すことを覚えた人材が日本の自衛隊に還流することは、兵自身のみならず一般日本市民の生命を守るために決定的な重要性を持つことと理解します。

人間性を失わずに殺し、生き残ること。西欧の軍隊(ウクライナは東欧ですが、原理は西欧の軍隊と合一化して動いているとの理解です)での経験により、旧軍とならない日本の防衛装置の確立に重要と考えます。

④居合

幕末。江戸の北辰一刀流小千葉道場に、土佐生まれの血気盛んな若者が。

その名も坂本龍馬。

めきめきと剣術の腕を上げて、皆伝並みに強くなりました。

「いひひひひ、これで並み大抵の野郎なら一撃で斬り倒せるようになったぜー!黒船で押し寄せてきやがる南蛮人どもをさくさく斬りきざんでやる」

と血気にはやっていたのを見かねた上役の松平春嶽が

「きみきみ刀を殺人に使うなどと物騒なことを考えてはいかん。だいいち人の血でさび付いた刀は研いでも使えなくなっちゃうぞ」

「おおお松平様、ぼくは貧乏で刀は一振りしかありません、じゃ人を斬るのはやめますね」

「そうそう。人を斬るなんて時代劇でも口にする言葉じゃないね。もっとも刀の錆にしたい奴もいるがな」

「ええええ?平和主義の松平様でもそんな奴がいるんですか?もしかして、松平様が大好きな、わかばのたい焼きをくすねてドロンした空き巣のことでしょうか」

「それに近いが、もっと悪いやつだ。そいつは南蛮人と結託して日本を商売人に売り渡そうとしているのだ」

「ええええー!そいつこそ輪切りにぶった切ってやります」

「だから刀を人殺しに使うなと言ったではないか。確かにぶった切ってやりたいとは思うがな。そいつは赤坂に住んでいる、勝海舟というふざけた名前の野郎だ。ここに地図もあるからよかったらやるぞ」

「ありがとうございます。ようし、こうなったら日本のために、勝とかいう「働かないおっさん」をぶった切ってやるぜー!」

「これこれ物騒なことを言うなというに。わしは勝を切れなんて一言もいっておらんからなー」

と、松平のおっちゃんにけしかけられたのか、あるいは血気にはやる若者の情熱なのか、気が付いた時には勝さんのお家に到着していたのでした。

マッチ売りに変装して、勝家の戸を叩く龍馬

「おっさんよう、マッチ一本いらねえかい」

「ちょうどマッチを切らしていたところだ、どうぞお入んなさい」

戸を開けた使用人さんを蹴り倒し、勝さんの部屋に乱入する龍馬。

「ようおっさん、三枚におろしてやるから覚悟しな」

しかし、勝海舟は舶来の椅子にすわったまま全く動じず。

悠々と地球儀を持てあそぶ勝海舟に、龍馬は刀が抜けず。

「う、ううう?ううーむ?」

隙だらけのようで全く隙のない海舟は、地球儀をかざしながら、竜馬に言って聞かせました。

「あっしを斬ったところで、せいぜい君が塀の内側に落ちるくらいで、世の中全然変わらないよ」

と地球儀を見せながら

「ごらん、この地球儀の中で、大きなヨーロッパ大陸がある。もっと大きなメリケンがある。エゲレスやメリケンでは、電線というものでエレキを町中に配電して、夜でも明るいナショナル電球が煌煌としているのだ。町にはテロの標的になるような超高層ビルが建っており、線路の上ではデゴイチ機関車がごうごうと走っているのだぞ」

 

 

想像もしなかった事実を聞かされて、きょとんとする龍馬。

「おっさん、おフランスじゃあ素敵女子と真昼間からデートしてても怒られないんですか?」

「当たり前だ。フランスでは仕事よりも新婚旅行の方が大切なのだ。だが、そんなことより、NASDACというのがあって、全米の主要な株が取り引きされているのだ。そして、うまく高配当株を組み合わせれば、配当生活でアーリーリタイアも可能なのだぞ」

雀躍する龍馬

「勝先生スゲー!ぜひ先生と一緒に海運会社を立ち上げて、イランからガソリンを買い付け、日本をエコノミックアニマルの大資本主義国家に発展させましょう。みんないっしょにジャパニーズビジネスマンだ!」

優秀な若者を説得できて喜ぶ勝さん

「よしよし、ではいっしょにサンバパーティーで楽しくお祝いをしよう」

と、龍馬さんとなかよく街角のサンバホールに遊びに行き。

サンバパーティー

https://www.youtube.com/watch?v=Lzb1BSyy4ZQ

 

 

それから龍馬さんは勝さんのお弟子さんとなり、明治維新の基礎を作ったのでした。

ううむ、坂本龍馬フアンの人たちに怒られそうだ。決して龍馬さんをけなしているわけではないので、許してくださいね。。。。

おっとこの文章の本題を忘れるところでした。

こういう場面で、なみの武士であれば、相手より先に斬って勝つ。

でも、達人は「抜かずして勝つ」。

龍馬さんは、皆伝並みの腕だけれど、勝さんの前で刀が抜けませんでした。

勝さんも、直心影流の免許皆伝で、斬りあいに持っていけば勝さんが優位だったかもしれません。

でも、勝さんは龍馬さんを「気で威圧して、抜かせませんでした」。

そして、龍馬さんを説得したうえで、斬りあいの流血沙汰なんて非生産的なことではなく、欧米帝国主義に対抗するための重要な人材として龍馬さんを取り込んじゃったのでした。

これが、「抜かずして勝つ」ほんものの居合の姿だと思っています。

というわけで3000字越え。ではでは。。。

明るいナショナルメドレーhttps://www.youtube.com/watch?v=Kw76bnsS5hU

 

Posted by 猫機長