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タロットに見るアートのエッセンス

誰もが知りたい未来の秘密。運命のゆくえを紐解くタロットカードは、IT時代の今日でも世界中で親しみを持って使われ続けています。

中世から現代まで、いろいろなタロットが生まれ。一枚一枚のカードを彩るアートも、千差万別のバラエティに富んでいます。

例えば、1番最初のカード「魔術師」にしても

https://i1.wp.com/oficinadasbruxas.com/wp-content/uploads/2014/05/cartas-o-mago.png?ssl=1

左から、ウエイト版、エジプト版、神託のタロット

 

 

和製の「軍国百人一首かるた」みたいなのもあり。

http://cosmosmococo1689.blog.fc2.com/blog-entry-4.html
 

 
名前からしてアートです、みたいな「アールヌーボー版」なんてのもあったりします。

https://br.pinterest.com/pin/417920040422972565/?amp_client_id=CLIENT_ID(_)&mweb_unauth_id={{default.session}}&simplified=true

 

 

時代や地域によって変化する美的感覚で、いろいろなタロットがもてはやされてきました。今日の日本でもてはやされるタロットは、たぶん上のアールヌーボーとか、こんなのではないでしょうか?

https://www.illust-factory.com/sample_a47/

かわゆい猫タロット

 

 

一方、浮世絵の美人と、現在の美人のイメージが必ずしも合致しないように、時代時代の美的感覚にマッチしたタロットは、時代が変わればあまり顧みられないようになり。代わって新しい時代にマッチしたカードが登場。

現在ポピュラーなカードがウエイト版との理解です。「1909年にロンドンのライダー社から発売され、イギリスでタロットと言えば、ほとんどこれを指すほどになった(Wikipedia )」など、いくつかの国では代表的なタロットの地位を築いているようです。

一方で、「1650年頃(Wikipedia )」と、現在とは美的感覚も相当違っていたはずの時代に生まれながらも、多くの愛好家から「タロットの源泉」「あらゆるタロットの中で最も本来の姿を保っている(Wikipedia)」すなわち「本物のカード」として、現在でも主役の座を明け渡さない、すごいカードが存在します。

それが「マルセイユのタロット」

 

 

マルセイユのカードは、絵柄はちょっとおどろおどろしいけれど、圧倒的な迫力をもって迫ってきます。「猫タロット」が、かわいいいいいい!だけど、「かわゆい」の一言で終わってしまうのに比べ、マルセイユのほうはカードをめくる一人一人に、魂の奥底から揺さぶるようなインパクトを与えています。そして、カードの奥底から放射される恐ろしいエネルギーをもって、観る人を虜にしてしまう。そんな魔力を秘めたカードです。

その魔力は、どこから出てくるのでしょうか。

マルセイユのカードがアートなのは、マルセイユがアートになろうとしなかったことこそにその源泉があるのだと思います。

以下、マルセイユ版「魔術師」についての考察です。

机の上に、ナイフやコイン、カップなどが並べられています。

これらの品物は「火・風・土・水」すなわち万物の元であり。魔術師が若者であることとともに、「すべてのスタートであり、無限の可能性が広がっていますよ」という意味なのです。

ここで、他の版との違いが浮き彫りになります。ウエイト版のように、比較的忠実に机の上の物品、つまり「どのような存在にも変化しうる未来」を示したものもあれば、猫タロットみたいに机(変化が起こる、スタートの場所が用意されましたよ、というメッセージ)が最初から無い、なんてカードもあります。同様に、アールヌーボーも、アートとしては美しいけれど、美しい青年とその付属物の絵、になってしまっていて、マルセイユ版のような生々しいメッセージの提示はなくなってしまっているのでは?と思います。

まあ、マルセイユ版を使い倒して、そのうえで他のカードを使うなら、例えばエジプトタロットの机にある壺は要すればカップであり、神話タロットでお兄ちゃんが持っているろうそくは、本来であればワンドなんだな、と合点がいくものと思います。

つまり、マルセイユ以外のタロットは、マルセイユにインスパイアして、見栄えをよくした各時代のポップアート、という事なのかもしれん。

いわゆる一つのポップアートの金字塔として「50年代アメ車」があります。

平べったく巨大な車体と、巨大なテールフィン

画像出展はいずれもhttps://web.motormagazine.co.jp/_ct/17440107/album/16798476/image/16928828

 

 

つまり、50年代では、こうゆう走行性能とはあまり関係ない、巨大な、装飾でゴテゴテの車が「かっこいい!」日常の足だったわけで。

でも、今日では「博物館で見る美しいクラッシックカー」ではあっても、これで日常的にスーパーにお買い物、というのは、ちょっと抵抗があるのではないでしょうか。

一方で、さらに前の1930年代に作られたのに、多くの国々で、まだまだ日常の足として「おしゃれだね」という車が存在しています。

このブログの読者であれば、すでにお分かりですよね。。。。

世界の名車かぶと虫。

パン屋さんへ行ったら、もう一台、うすこげ茶?のが駐車していました

 

 

かぶと虫には、50年代で流行したテールフィンはないけれど、テールフィンの流行が去っても、車としてのエッセンスはずっと持ちづつけていたので、今日まで現役で残り。街角でちょくちょく見かけます。部品とかもフツーに生産されていて、これは工業面から言えば画期的な現象らしい。

マルセイユ版タロットが今日まで残っているのも、すべてのタロットの源泉となるエッセンスが隠されているからと理解します。どんなエッセンスがあるのか?そしてどこに隠れているのか?

マルセイユ版と、ウエイト版を見比べてみましょう。

 

 

ここでは、マルセイユ版のおにいちゃんの帽子に注目してください。

なかなかおしゃれな帽子じゃん?いえいえアートな帽子を目指しているのではなくて、∞を図案化しているのです。

∞すなわち「無限大」。そんなわかりにくい「絵解き」にしないで、ウエイト版みたいに、兄ちゃんの頭の上に∞と描けばいいじゃん?

いえいえそういうわけにはいかないのです。

マルセイユ版が成立した時代は、中世の封建主義から大航海時代の絶対主義王権が確立されていった時代であり。教会あるいは絶対君主がキリスト教の名において独裁的な政治を「合法化」していました。

この時代は、「神の作りたもうた秩序が永遠に続く」ことこそが正義であり。唯一ひっくり返すとすれば「終末のラッパが鳴り響く」黙示録の時代が到来した時で、いつ到来するのかは「神のみぞ知る」なので、ともかく「今日を牛馬のように働け」そして「そのまま生涯現役で働き、廃人になって死んでしまえ」という事が「キリストの教え」とされていた時代であり。

要すれば「今日と違った、より良い明日があるかもしれない」「より良くしたい」「より良くなるかどうか知りたい」などという考えは、悪魔のささやきであり、神の与えたもうた今日の境遇を、死ぬまで文句をいわずに受け入れなさい、ということである。

そういう「教義」「権威」が最も嫌うものは、まさに「人間は無限大の可能性を持つ」そして「(占い含めて)その可能性を開花させるために努力する」ことであった。というわけで、表立って∞だのと書き立てたら、ひっとらえられて火あぶりになったらしい。

この辺は、敬愛するブロ友のべるっちさんが「知ってる?マルセイユ版の愚者に0が無い理由」で書いてます。また、拙ブログの「神と人と物」のトマス・アクィナスのくだりでも書いていますので、ご参考まで。

つまり、マルセイユ版タロットが他の追随を許さないのは「必要な情報を、必要な形で」すべて含んでおり、必要でないゴテゴテした飾りは全くない、そして、出し方を間違えると、強権によって処刑されるが、しかしだからこそ人々のために本当に必要な情報をうまく「絵」という「抽象の核」に包んで教えてくれている。

こうした、一見簡略化されたような絵柄の中にこめられた真理が、カードの奥底から強大なオーラとなって、人々の魂を突き刺す。

マルセイユタロットの美を「おどろおどろしい」「生々しい」と書きましたが、むしろ、軍艦のような、極限まで鍛えぬいた結果生まれた「すさまじい」機能美と形容するのが良いのかもしれませんね。

航空戦艦「日向」。プラモの箱絵。

出展は:https://ameblo.jp/a-itougunkan/entry-12615470400.html

 

ではでは。

Posted by 猫機長
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飛行時間800時間到達

まずは、Ameblo公式ランクインに感謝。今回の1位は「三十三間堂」という珍しいタグで、記事は、先週掲載の「不条理演劇とロマン主義的イロニー」でした。見に行ってね!

 

 

さて、本題です。。。

今年初めはいろいろあって全然飛べず。4月になって、気候も穏やかになり、久しぶりにその辺を飛びました。

穏やかな青空が広がる、乾季初めの空

 

 

小さな飛行機で飛んでいます

着陸後、なにげにログブックを記載していたら、知らないうちに飛行時間800時間に達していました。へえー

 

 

800時間というのは、多いのか少ないのか?

コミューター会社のパイロット募集だと「総飛行時間500時間以上(2000時間以上優遇:http://www.sacc.co.jp/saiyou2.html)」などとあり。でも、よく見たらヘリパイロットの募集でした。ははは

はっきりした基準はないらしいが、プロのパイロットは1000時間を越えればベテラン、アマチュアはその半分、という事で、500時間がフツーの飛行機乗りとしての一つの指標かもしれん。

幸い、これまで一度も落っこちることなく飛んでこれたので、ますます安全運転を意識して、のしのしのこのこ、その辺を飛んでいきたいと思っています。

高原の空をのし歩きだ!

 

 

これまでどんなところを飛んできたかというと

赤丸がぼくのホームベース、青丸がブラジリア国際空港、黄色い丸がゴイアニア国際空港。赤い線が一番長距離の飛行で、カルダス・ノーバス国際空港に行きました。直線で片道260キロ、片道2時間くらいかかりました。

カルダス・ノーバス空港での写真をちょっとだけ掲載。詳しくはこちらの記事をご参照→レディオ空港で管制飛行の練習

 

 

ちなみに、近年、航空当局が法律の整備というか整備しようとして実は混乱に陥っており、身に覚えのない違反だの罰金とかが来るのはいやなので、ここ数年は管制空港へは行っていません。かなしいな

というわけで、管制のない地方空港とか農場の滑走路におじゃますることが多く。農場によっては、目を見張るような立派な滑走路もあり。

例えばこちら→家電王の農場に着陸

 

 

上記の航空マップでは、緑色の線です。だいたい片道40分くらい。

さて、ここまで読んだ皆さん。「800時間になるまでに、落っこちそうになったりとか、いろいろあっただろう。書け書けー!いひひひひひ!」

と、意地悪く思っているお兄ちゃんも多いことでしょう。

実は。。。。という事で、いろいろあったのを列挙してみます。

ちゃんと修理していたことは忘れないようにしよう

マグネト―。こいつのせいでデートが。。。。

減速ギアがすりへった、プロペラがとまっちゃうぞ!

布張りあるある

ピトー管

などなど。詳しくはリンク先を見てくださいねー

さて、字数がまだあるので、最近の「飛行場の風物詩」をちらりとお見せします

◎セリエマ(Seriema)

とある吉日、車で自宅を出発、飛行場敷地内にはいったら、柵越しにトリさんが。

保護色になっていて、分かりにくいな。。。。

なかなかほっそりしてかっこいい鳥です。鳴き声はこんな感じ→https://www.youtube.com/watch?v=ha6Wdd8cjm4

 

 

飛んでいるのを見たことがないけど、飛ぶのも得意らしい。蛇をやっつけてくれる益鳥でもある。

◎カピバラ注意

自宅(ブラジリア市内)から飛行場(北西30キロ)までの道すがらに、最近変な道路標識が。

野生動物注意、でした。でも、カピバラって野生ちっくでないなあ。。。

 

 

◎六射六中

早朝にひとっ飛びした後や、雨の日などは、ハンガーで弓道ごっこをしています。

珍しく6射6中したので、さっそく写真を撮って自慢するのでした

このあと、裏手のハンガーに遊びに行き、帰ってきたら、飛行場管理人の飼い犬が寝ていました。

こいつはいいやつです。
 

もう一匹、見張ってないと飛行機のタイヤにお◎っこをする奴がいるので、そいつはハンガーに入れてやらないのでした。

今回は「おち」はなし。

空が好き。パイロットになってよかったと思っています

 

 

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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ポルシェくんのステアリングギアボックス交換

クルマ好きの中で、60年代や70年代のヒストリックカーで集まり、当時さながらのレースを楽しむマニアがいますが、最近では、そのオンボード画像をようつべで視聴できるというすごい世の中になってます。

以下は、Spaというからにはベルギーかな?(温泉のことじゃないよ)での、ルマン耐久出走車を集めた親善レース?の動画です。

この当時のクルマの特徴として「全然まっすぐに走ってくれない」「カーブでめちゃくちゃ安定性がなくなる」ので、動画でのレーサーのハンドルさばきを見ていると、カーブのみならずストレートでもステアリングを修正しまくっています。まあ現代のF1でも似たようなものらしいが。

これは時速200キロの世界ですが、ポルシェくんのステアリングが、街乗りの時速40キロでもこんなうふうになっちゃった、ので修理することに。

修理工場で、ポルシェ君をジャッキアップ。

あんのじょうステアリングギアボックスが摩耗して、ハンドルの遊びが大きくなりすぎていたのでした。

ポルシェくんのフロントサスペンション機構。赤丸がステアリングボックスです。

ステアリングボックスの拡大図はこんな感じ

左の透視図は出展:http://jornalailha.com.br/2017/10/02/folga-na-direcao-do-fusca-e-normal.html

右はポルシェくんからはずしたやつです。

①がステアリングシャフト(ハンドルとつながっている)。その先端には③ウオームギアで④ボックス内の定置ギアをまわし、連動して回転する②ピットマンアーム軸を通じて車軸側のステアリングアーム機構を操作しています。

ポルシェくんの場合は、上記③が摩耗して④との隙間ができてしまい。その摩耗も一律ではなくイレギュラーなので、まっすぐ走るにもめちゃくちゃハンドルを右左、だけでなく、カーブの途中で突然車の向きが変わっちゃうなんてやばいことになっていたので、この修理で大幅改善できました。

修理自体は、③のウオームギアを交換するだけで済むはずだったのですが、ブラジリアではポルシェくんみたいな「怪車」のギアボックスを分解できるウデのいいメカニックは存在せず。新品のギアボックスをサンパウロから取り寄せてボックスごと交換しました。

新旧ギアボックス

以下、交換風景。

新品のギアボックスをフロントサスの定位置に設置したところ。

下から。ピットマンアーム軸が見えます。

こちらはまだ交換前。ピットマンアームの固定状況が見えます。

ギアボックス自体は隠れて見えませんが、前輪の機構はこんな感じです。

装着後を上から見たらこんな感じ(交換してから1か月後に思い出して写真に撮ったので、早くも汚れが出ています)

さてステアリングギアを取り換えたはいいが、こんどはキャンバーとトーインを修正しなきゃ。。。

自動車の車輪には、まっすぐ走れるよう、

トーやキャンバーという角度がついています。

というわけで、別の工場へ。

ジャッキアップして、車軸にセンサー装置取り付け

探知機とモニター

画像の赤い半円が緑になるまで調整。かなり規定値をずれていたらしい

調整は車の下から行います。ジャッキアップしたのはそのためです。

ほんとうに完璧にするには、ステアリングダンパーの交換や、いろいろなパッキンなど、ステアリングを超えたフロントサス全般の更新が必要ですが、今回の修理で安全に走れるようになったのでとりあえず良しとします。

ちなみに、ポルシェくんは356レプリカで、今回のステアリングボックスもVWビートルのものを流用しているなど、メンテは比較的簡単のはずなのですが、それでも、「怪車」にランクされているらしく、なかなか精通したメカニックを見つけるのに苦労しました。

ポルシェくんやビートルは、基礎設計が1930年代から50年代というのもあり。まっすぐ走ってくれない、ブレーキが効かない、ヘッドライトが弱すぎて夜は前が見えない、などあるのですが、運転そのものがとても楽しい、ふしぎな車です。

古い方のステアリングボックスは、あとで分解して遊びました

最後に、ブラジリア名物 IPE Branco(日本名パオロペあるいはノウゼンカズラ)の花が咲く季節に撮った写真を掲載します。こちらは「旧車の集い」の記事にも載せてますので、お立ち寄りいただけたら幸いです。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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ウクライナ侵略で暴かれた独裁政権の闇

ウクライナ戦争が勃発してから18日目の、3月14日にこの記事を書いています。

当初、ロシアはあっという間にウクライナを蹂躙し、衛星国家を樹立。いつぞやのポーランドみたいに、国民の抵抗むなしく、ますます踏みにじられる東欧、という図式がまたしても定着してしまうのか?と危惧しました。

ところが、ふたを開けてみると。。。。

3月14日時点で、ウクライナは北部、東部、南部の国境地域を占領されていますが、全体ではソ連軍じゃなかったロシア軍の侵入を防いでいる!

すごいぞウクライナ!

ぼくも、思わず安堵している一人です。なぜなら、今日ウクライナで起きていることは、日本含めロシアの周辺諸国でいつでも起きうることだからです。

https://www.asahi.com/articles/ASQ3D7WRFQ3DUHBI03R.html

 

 

なぜ、ロシアはウクライナに侵攻したのでしょうか。

〇ウクライナ政府が、第2次大戦時以来の親ナチ政権だから、ロシアがウクライナ人民を開放するために正義の戦いを始めた

〇プーチンがスターリンを超える独裁者としてロシアを恐怖政治に陥れ、たんなる事自己顕示欲で趣味的に始めた

といった両極端の間に、様々な理由が議論されています。

ぼくの個人的な考えですが、実は「地政学的とか経済的な理由などではなく、ロシアの残念な存在の在り方によって、知らないうちに始まってしまった」のだと思います。

世界屈指の優秀な戦車を筆頭に、19万の大軍でウクライナに攻め入ったロシアですが、17日たっても内陸地帯に攻め込んでいくことができていません。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fwww.bbc.com%2Fjapanese%2F60613307&psig=AOvVaw1XCo_hXpdwYIbc3d1njdM6&ust=1646860693478000&source=images&cd=vfe&ved=0CAsQjRxqFwoTCLip0qu4t_YCFQAAAAAdAAAAABAD

 

 

写真は、キエフ近郊で立往生していたロシア軍の車列です。

まるで平時みたいに、フツーの一般道路で丸見えになっています。

燃料などの補給がうまくいっていないらしい。燃料がなければかぶと虫だって走ってくれませんからねー

世界の名車かぶと虫

 

 

この辺から、ロシアの残念な在り方、が浮き彫りになってきます。

欠乏は、兵隊たちの食料にも及び。どんなものを食わされているかというと、賞味期限を1年以上過ぎた配食、だそうで、これじゃあおなかを壊して、敵の弾を食らう前に病院行きになってしまい。戦車を捨てて逃走する兵隊が多数いるらしい。

賞味期限が切れたロシアのレーション

https://livedoor.blogimg.jp/zzcj/imgs/c/d/cd9707bb.jpg

 

なんとかキエフ近郊までたどり着き、食い物だー!とスーパーなどを襲撃しているうち、今度は通信網が機能しなくなってしまい。

「そうだ、その辺の電話を使おう」と、「現地の電話回線を使用した(https://www.youtube.com/watch?v=pmP89Gn5lNc)」ため、当たり前ながら通話内容はウクライナ軍にだだもれになってしまい。

敵の電話回線で自軍への命令を出しまくっていたロシア軍の将軍は、その所在が逆探知されて、あえなくウクライナ軍に56されてしまったのでした。ははは

とんまなロシアの将軍。ご冥福をお祈りします。https://www.youtube.com/watch?v=pmP89Gn5lNc

*この将軍すなわちゲラシモフ参謀長は、実はロシア軍内の内ゲバで、身内に「消された」という情報もでてきましたので、追記しときます。

 

 

ロシアのとんまさは、それにとどまらず。

戦闘機にしても、戦車にしても、世界最先端のものを持っているのですが、ドイツ戦勝記念のパレードではかっこよく行進できても、実際の戦場ではからきしダメという事が明らかになってしまいました。

例えば、最新ミサイルを装備した軍用トラック

 

 

ウクライナの泥濘に踏み入れたとたん、たちまちタイヤがパンク、立往生に。

あれ、軍用車両って、悪路でも自在に行動できるよう、大きな車輪を何個も、というんじゃなかったんだっけ?

ウクライナの春の泥濘ではキャタピラでも走破できない、というのもあるのだそうですが、しかし、泥濘に至る以前にぽんぽことタイヤが破裂してしまい。

よくしらべたら、ミシュランのタイヤを付けるべきところ、「黄海轮胎」などという中国製のまがい物だったので、ちょっとした悪路でも破裂してしまったようです。

これじゃあ荷台に乗っているランチャーがいかに最先端でも意味がないですよね。。。。

立往生した戦車には、徒歩のウクライナ兵がのこのこ近づいてきて、アメリカだのEUだのからもらった携帯式ロケット弾をぶっぱなすので、ロシア兵は、戦車に残ってひき肉スープにされてたまるか!と車両を捨てて逃げるしかなくなり。

パンツアーファウスト(携帯ロケットランチャー)http://eaglet.skr.jp/MILITARY/PzFst3.htm

 

 

携帯式ミサイル:https://fpsjp.net/archives/8759

自由に走行できている戦車も相当餌食になったらしい

 

 

そんな感じで撃破された戦車の残骸を、トラクターで引っ張っていって、屑鉄屋に売って大儲けするという猛者もすでにいるそうです。

ここまで書けば、なぜこんな戦争が起きてしまったのかが浮き彫りになると理解します。

ロシアでは、プーチンとその取り巻きにいかに取り入るかが重要となっており。疎まれるとシベリア送りなので、否応なく、切実にゴマをすりまくることになります。

ウクライナでは市民が逃げまどっている3月5日、CAさんたちとの宴会を開いて喜んでいるプーチン。いったい何考えているんだこいつ?

https://www.sankei.com/article/20220306-6UGAOL3WX5NMRLWZXVBOZHJVZE/

 

 

がんらい韓国程度のGNPしかないロシアが、アメリカもびっくりの軍備を揃える経済的余裕なんて、実はなかったりします。

プーチン「皇帝」閲兵のパレードで行進する戦車や兵隊の軍服、備品は新品を揃えても、お金はそこで尽きてしまい。でも、ウクライナに軍隊送る余裕なんてありません、などとプーチンに本当のことを言ったが最後、その場でシベリア送りです。

「兵士ら約1万2000人、 車両約190両が行進」対ドイツ戦勝76周年パレード

https://trafficnews.jp/post/106920

 

 

そこで、軍首脳は、最新のミサイルや自走砲は揃えるけれど、自走砲のタイヤは中国製の安物にするとかでお茶を濁すしかなくなってしまったのでした。兵隊の食料も「その辺の草でも食わせておけ!」となり、通信設備とか、プーチンが目にしない、パレードで見せるものでもないや、というのは、しゃあない糸電話だ!というレベルになってしまったらしい。

シベリア行きを恐れた政府高官たちが、見せかけだけ世界最強の軍隊を作っていたら、ウクライナなんて瞬殺だ、とプーチンに思われてしまい。あれよあれよと戦争にもつれ込んでしまった結果、実は西側の援助で強化されたウクライナにけちょんけちょんにやられてしまった、という事なのだと思います。

独裁国家では、誰もがわが身を滅ぼさないようにすることだけで精いっぱいで、本来の意味での軍備、国防指針などはどうでもよくなってしまっていたのでした。

一方、ウクライナのほうでは、町の本屋さんだの魚屋さんだのが、これでローンも払い終わって、やっと明日からの儲けは自分のぽっけに入るぞ!という矢先に、得体のしれないミサイルが飛んできてお店もろとも爆破、という危険にさらされてしまい。

ボコすぞ!と怒り爆発!ゼレンスキーのおっちゃんから配られた機関銃で、ロシア軍へ突っかかってゆくことになりました。

ロシアでは、まだ年端もゆかない少年が無理やり徴兵され。「演習だよ」そして「ナチスからウクライナのかわいそうな人たちを開放するんだ」と騙されまくり。しかし、ウクライナに入ったとたん、激高した住民たちから、帰れ!の大合唱を食らい。

いつまでも食料はこない。通信も取れなくなり、結局わけがわからないままに、虚構にまみれた軍隊を脱走するしかなくなった、というケースが後を絶たないようです。

https://sirabee.com/2022/03/05/20162811195/

写真の若者(ロシア兵)は、軍から使い物にならない古い地図を渡されて、迷子になってしまったところ、ウクライナの人たちに保護され。温かいお茶と食べ物をもらい、お母さんに「生きてるよ」と携帯で連絡しているところだそうです。若者が涙ながらにお母さんとコンタクトをするのを見て、ウクライナの人たちもやはり涙してしまったらしい。

 

 

「正論」を振りかざして、人々を抑圧する国家が、いかに恐ろしい破壊をもたらすかが、今回の戦争で明らかになりました。

日本は、世界は、「ロシア化」していないでしょうか。「シベリア行き」のような恐ろしい懲罰をひっさげて強大な権力があなたを襲ったとき、「お前の正論なんてうそっぱちだ!」「お前なんかには絶対負けないぞ!」と、ウクライナの人たちのように立ち上がれるでしょうか。

暴力で暴力は解決できないけれど、暴力を仕掛けてきた侵略者が、その暴力をあきらめるまでは屈しない、という事はとても重要なことだともいます。

がんばれウクライナ!戦争反対を叫んでいる、一部の勇気あるロシアの人たちとともに、一日も早く侵略をはねのけて、和平が実現することを望んでいます。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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国際女性デーに寄せて・村上千代子物語

「初めに、光があった」

原初の世界は、全知全能の光で満たされていた。

しかし、すべてが完璧な光に埋没された世界で、光は自分が何者かわからなくなってしまった。

そこで、全知全能の光は、その能力を使って「光と光でないもの」に世界を分割した。

「光でないもの」があって初めて「光というもの」が認識できることに気づいた光は、大喜びで、さらに世界をどんどん分割していった。

昼と夜。空、陸地、海。陸地を構成する土や鉱物。そしてついに植物や動物を創造した。

光は、自分が作った生き物たちの行いを大喜びで眺めていた。小鳥のさえずり、咲き誇る野花。草原を疾走する野生馬。一方で、ひがな一日ひなたぼっこを楽しむ猫。そういった生き物たちがうごめく大自然の移ろいを興味深く観察していたが、ある日、外から眺めているだけではなく、自らが生命というものを体験したくなってしまった。

そこで、全知全能の光は、自分自身の分身を作り。地球上の生き物、すなわち人間として地球上に降臨させた。

人間の目を通して、光は生きる者の世界と直接つながることができるようになった。ただ、人間のほうでは、光の宿る魂よりも動物としての肉体が勝り、光の分身であることを忘れざるを得なかった。

神の目から見た人間は、人間から見た「メタバースのアバター」みたいなものなのかも。「意志を持ったアバター」ですけど。画像出展:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000021.000080034&g=prt

 

さて、人間は、動物とは一線を画した自由意志つまり考えるちからをもって、どんどん進化していった。

火を発見し、石器や鉄器を作ることを覚え。言葉や文字を発明した。文学や美術の発展といった人間の進化を、光は人間の体を乗り物として大喜びで体験し、文明の発展、農村から都会の生活を謳歌し。飛行機の発明に至っては、パイロットの目と体を通じて、熱狂して曲技飛行や大陸横断などの大冒険を楽しんだ。

https://aucview.aucfan.com/yahoo/r111606346/

 

 

ところが、このころから、人間は、光が予期しなかった行動をとるようになった。銃や大砲、戦車に毒ガスなど、残虐な新兵器を次々と使用し、人間同士でいがみ合い、殺し合いをするようになってしまった。

光は、戦慄した。なぜ人間は、このような、光が期待したものとは全く逆の、悪魔のような行いをするのか。

しかし、原初の光が「光と闇」に分割して以来、次々と再分割していった、その究極の着地点が人間だった、という事であれば、確かに、人間は、この世の被造物の中で、最も光から離れたものになってしまったことも事実であり。すなわち、「光と光でないもの」の「光でない部分」を本能的に追い求める存在になってしまったことも必然であった。

光は、なんとか人間に光の被造物であることを思い出させ、暴力が横行する世界から救い出し、大量破壊兵器で世界全体を滅亡の危機にさらしてしまうような状況に陥ってしまった人々を光の世界に立ち戻らせようとした。

しかし、人間のほうでは、光の分身であることを忘れてしまっており、光の呼びかけを聞く心の扉が、獣性によって閉ざされてしまっていた。

そこで、光は考えた。人間と同じ生き物(獣)であるが、光の属性そのものを現した被造物を送り込むことで、人間の目を覚ますことができるであろう、と。

この時点で、実は、世界において人間は男しか存在していなかった。そこで、光は「男の肋骨から女を作り」、男同士で凄惨な殺戮を繰り返している地球上に送り込んだ。

その時の地球は、名誉や地位、富や名声を得るため、敵とみればこれを倒し、勇敢に死ぬことこそが喜びという世界になっていた。

そんな世界で、忽然と現れた女という生き物を前にして、男は愕然とした。男と同じ人間ではあるのに、闘争、勝利、そういったものを最初から放棄した、女という存在を目の前にして、男は「自分が光の分身であることを思い出した」。そのとき、男は、女の存在によって、生きる喜びを知ることができたのである。

なああんて!

「創世記」からインサイトを受けて、例によって面白おかしく捏造したお話でした。ははは

日向ぼっこ

画像はこちらからお貸りしました:https://ameblo.jp/mjngtrinity/entry-12724254372.html

 

 

さて、ぼくが飛行機に乗りになったきっかけの一つに、素晴らしい生き方をした女性のブログにめぐりあったことがあり。

その名も「カナダの青い空を飛ぶ ~女性パイロット・村上千代子物語~」

「マドモアゼル・カミカゼ」と呼ばれた女性の飛行練習生が、日本からフランス、そしてカナダと、文字通り世界に羽ばたいて、プロの女性パイロットそしてカナダの飛行学校の校長さんとして活躍する過程を描いたすごいブログです。

村上千代子さんは、悪天候の飛行で遭難しかかったり、仕事上でも想像を絶する困難に会いながらも、それが「克服される」過程で、キリスト者として生まれ変わり。一方、こう書かないと熱心な宗教者であることがわからないくらい、ブログの内容は一般の人にもとてもなじみやすい内容になっています。

こんにちのストレスフルで、ブラックな世相では、くじけそうになっている素敵女子やナイスガイも多いと思います。そんな人たちに、このブログを紹介します。村上千代子さんの自由で力強い生き方に、きっと励まされると思います。

マドモアゼル・カミカゼ

https://cmtruth.exblog.jp/

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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着陸灯の換装

まず、記事の前に、ロシアのウクライナ侵略によせて:

がんばれウクライナ!なんとか戦争が国内に広がらないように、国境地帯で防御しきって、SWIFT停止や兵器援助によって、ロシアが侵略をあきらめるまで持ちこたえることを願っています。

 
 

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220228-OYT1T50173/?from=rss

 

 

そして、記事いきます。

小さな飛行機で空を飛んでいます。

 

 

アメリカの飛行機をブラジルでライセンス生産したものですが、おおらかなアメリカと違い、ブラジルは変なところで小役人みたいな規制があり。ろくろくラジオの電源もない、小さなExperimental機なのに、なぜか着陸灯が必要になってしまっています。

というわけで、ブラジルの場合、いろいろなExperimental機がいろいろ工夫を凝らして着陸灯を設置しています。

Paradise(veja.abril.com.br)。プロペラスピナーの下に、小さい四角が滑油冷却器、大きい四角がラジエター、その下に光っているのが着陸灯。

 

 

これもParadise。左右翼端に設置した例(loopingaviacao.com.br)

 

 

RV9(Flightmarket.com.br)。翼端に、航法灯とセットで格納したゴージャスな例

 

 

AeroBravo(aeroanuncios.com.br)。機首の上下エアインテークの間に設置した例

 

 

Dynamic(lionheartcreations com)。プロペラスピナー直下に左右2個の着陸灯。

 

 

RV9という、Experimental機というよりは重戦闘機みたいな全金属性の機体では、主翼に組み込んでおり、着陸灯というより前照灯でも通じるんじゃね?みたいな強力なのを装備しています。Paradiseみたいな堅牢なベストセラー機も同様。

一方、機首のプロペラ直下、あるいは左右などに設置している機体も多いですが、これはエンジンとの兼ね合いでなかなか配置が難しく。

結局、ぼくの乗っているこよーて(Rans Super Coyote)は、羽布張りの機体なので、唯一鋼製の主翼前縁に穴をあけて。。。というのも嫌だし、かといって機首はぎりぎりエンジンが入るような設計で空気抵抗を減らそうとしているしで、結局、機首にぼこんと着陸灯が突き出ているという、なんともさえない感じになってしまっています。

以下、ブラジルにおけるコヨーテ着陸灯の配置。

Culpi.com.br

Aeroanuncios.com .br

 

 

これじゃ機首に乱気流出まくりだよねー、という何とも残念なことに。

もっとやばかったのは、へんなところにライトを設置したため、エンジン始動時やスロットルテストなどで機首がびりりり、と揺られるたびにミキサーのように振動してしまい。7年間の使用で、ライト本体と機首の出っ張りを接合しているねじが吹き飛んじゃった!飛んだねじや、ライト本体がプロペラにぶつかったら大変!と、意を決して着陸灯の位置を変えることにしました。

ねじが飛んでしまったので、とりあえず鋲止めして急場をしのいでいました

 

 

といって、とても小さなこよーて君に唯一設置可能な、といってもよいスペースが、この機首直下だったので、どこに移動するかはすごく悩みました。コヨーテを購入した直後から、この電車みたいな着陸灯のでっぱりは取っ払いたいなーとおもいながら手を付けずにいたのも、ここしかないんじゃね?という事情があり。

電車と、前照灯(trafficnews.jp)

 

 

一方、世の中では技術革新が進み、7年前はあまり普及していなかったLEDライトがきょうび簡単に手に入るようになり。在来型のライトに比べて、著しく省エネ・小型化しながら同じ照度が得られるようになった。

そこで購入したのが角型のLEDライト。平べったいライトを機首下面にくっつけることで投影面積(空気抵抗)を少なくすることができ。

機首下面、といっても、どこにつけるかということでいろいろ悩みました。

①当初予定していた位置と、

 

 

②実際に設置した位置。

 

 

なるべくプロペラから遠くにつけたかったので、当初案は①としたのですが、そうすると、機首下面の固定カウルフラップ付近で乱気流を生じ、カウルの排気口からの気流吸出しに支障が出るぞ!という意見があったので、②のようにカウルフラップと干渉しないようにしました。

固定式カウルフラップ、というとなんか精巧なものを思い浮かべますが、実は、カウルの排気口にちょっとフラップみたいなフィン(というよりでっぱり)をつけただけだったりします。ところが、このでっぱりがあるがゆえにカウル外部を流れる気流とエンジンルームに取り込んだ空気の気流で著しい気圧差?が生まれ、エンジンルーム内の熱くなった空気が一気に噴出される(吸いだされる)という、なかなかおつな構造になっています。

Ⓐプロペラ直後の冷却用空気取り入れ口、そして機首下面のⒷ排出口とカウルフラップ。機首下の塗装は、電車みたいな以前の着陸灯をとっぱずして整形した後、仮の塗装なので今後さらに塗装しなおします。

 

 

一方、プロペラ直後では、プロペラ自身が生み出す乱気流の中に組み込まれ、かえってカウルフラップ付近への影響はなくなる、ということも、ぶきっちょにプロペラにかすりそうな位置へせり出して設置されていた理由でもあった、ということに今更気づき。

排気カウルフラップは小型ピストン機のエンジン冷却において「魔法の杖」みたいな効力を発揮し。いろいろな形が工夫されています。

鬼教官のParadiseの例。機首下面の着陸灯がやはり乱気流を生んでしまうらしく、前輪前、カウル気流排出口に、オリジナルの白い固定フラップのほか、銀色無塗装の延長フラップ?を設置しています。

 

 

鬼教官の飛行機は、練習生をのせて離着陸を繰り返し、スロットル全開、全閉の連続という過酷な使い方をするので、延長フラップで冷却効果を向上させたいらしい。

一方、ぼくの乗っているCoyoteについては、カウル形状の違いもあり、また上でも書いたようにライト自体が大いに小型化された恩恵もあり、カウルフラップ付近にもっていっても悪影響となる乱気流は避けることができるようになった、ということなのですねーLEDを発明した人に感謝。

そこで、こよーてを購入してから7年余、ついに決断して、機首のライトをとっぱずすことに。

何でも屋の飛行場管理人と共同で、ライトと機首を接続していた円筒をのこぎりで切断。グラスファイバーが固く、なかなか苦労しました。

切断後、空いた穴をカーボンファイバーで塞ぎ、パテで矯正。その後サーフェイスと塗装。

 

 

 

 

同時並行で、新しい着陸灯の設置。

点灯テスト。特に照度が上がったわけでもないけれど、懸念していたラジオとの干渉もなく、安堵しました(干渉すると、ラジオに「ザー」という雑音が入り交信が困難になってしまう)。

 

 

結果、こんな感じになりました。

 

 

ちなみに、アルゼンチンや日本でも同じように悩んでいるらしく。まずは日本の写真(出典はスカイライフ:http://www.skylife.co.jp/pg14.html)ですが、丸形ランプを機首からさらに後ろの胴体下面に設置しています。個人的にはこっちのほうがかっこいいなーと思ったのですが、写真の設置場所は羽布しかないのでは?なので、鋼管骨組みのところにライト設置の足場を作ったのかな?かなり手の込んだ取り付けになってます。

 

 

ぼくのコヨーテはそこまで大きな工作をする余裕(と職人、お金)がなかったので、ファイバー製でなんとかライト設置の足場になるエンジンカウルにつけちゃいました。下の写真はアルゼンチンの例で、こちらはぼくがつけたのと反対側、排気ノズルの前方につけてますねーノズルで乱気流が発生してる側につけちゃえ、という考えなのかな?ぼくは片側だけに乱気流が発生するのはいやなので、あえて排気管の反対側にしました。

アルゼンチンの例(freddiaviones.com)

 

 

今回の学びというか、ぱっと見は、電車か?みたいな、なんちゅういい加減な、センスのないライトの設置じゃ、と思っても、そこには考えぬいて、やっぱりここが一番だよねーという知恵があったのでした。Experimental機なので、改造などは比較的自由ですが、プラスマイナスに係らずその影響はオーナー自身が直に受けることになるので、改良が改悪にならないよう十分気を付ける必要があることを痛感したのでした。

最後に、例によっていろいろなフライトの写真を掲載しておしまいにします。

この日は、離陸してから烈風がすさびはじめ、着陸に苦労しました

 

 

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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ビットコインと「神の谷底」

2022年2月20日。

ビットコインが4万ドルを割って、またまた年初来の最低へ向かってまっしぐら。

あれ?去年の終わりには、10万ドル越えとかいってなかったっけ?

多数のテクニカル分析ユーチューバーなどの予想を見事うらぎり、奈落の底へ真っ逆さまに墜落したのでした。

ビットコイン反対派は大喜びで

「やーいやーい!やっぱりぜんぜんだめだったー!」

「ビットコインなんて裏付けがないものがうまくいくわけねーだろー!ぎゃははは!」

と大騒ぎしています。

こうゆうリアクションを見ていると、なるほどこれも成功法則の一つのパターンかと、納得するのでした。

要するに「だめだだめだー!やっぱりだめだったー!」という喜び方をする者は、自分自身をもダメにする者であるということです。

ぼく自身の経験談から、パイロット免許を取ったときのことを述べてみます。

会社のお昼休みとかに、パイロット教本でお勉強(というか、お勉強ですけど、楽しい読書というかんじ)していると、意地の悪いやつが必ずいて、

「なんで会社以外のことをするの?」

「うまくいくわけないじゃん」

本当に意地悪く言ってくる人もいれば、本心の親切心から「飛行機乗りはすぐ死ぬから、やめなさい」なんて感じの人もいました。ははは

パイロット用の、エアトラフィック(有視界飛行)教本

 

 

さて、親切心から言ってくる場合は別として、こうした人たちの精神構造はどんなかというと

「うまくいかない」

「やっぱり失敗した」

というマイナス思考で脳内がいっぱいになっているのだと思います。

こうした人たちがどのように時事世相を判断するかというと

◎ビットコインはうさんくさい悪徳商品だ。手を出すな

◎日本の経済が世界で一番いい。ブラジルのような狂乱インフレの国は絶対にうまくいかない

というような感じで、やれ将軍様がミサイル発射だ、やれロシアとウクライナが戦争だ、と大喜びでマイナスのニュースを探し出して「もうだめだー!」と大騒ぎしています。

はっきり言って、自分の人生がうまくいかなくて、不満たらたらなのを、ウクライナだのブラジルだのがうまくいっていない、ビットコインが急落した、というニュースにすり替えて安心しようとしているにすぎないのです。

いじめっ子が、実は四六時中自己否定に悩まされ続けていて、いじめによってしか自分の優位性を証明し、アイデンティティーを救うことができないのと同じかもしれません。

しかし、そういう人たちは、自分から失敗の底へ底へと自分自身を導くという恐ろしい人生になってしまいます。

 

例えばビットコイン

 

 

上の図の青い〇のように、大暴落が発生。

「やーいやーい!やっぱりだめだー!」と大喜びした人たちは、それで満足して、次にこきおろす標的を探しに行き、ビットコインのことは忘れてしまうのでした。

一方、冷静にこの大暴落を分析して「これは局限的な大暴落だな!節度ある投資をすればかなりのリターンになるぞ!」と適切な投入をした人が6か月後にどうなったかというと

上記赤の□右上まで上昇。なんと5倍近く資産を増やしていたのでした。ははは

画像出展:https://livecoins.com.br/bitcoin-mira-alta-historica-no-brasil-apos-dobrar-de-preco/

 

 

もちろん、ビットコインはうさん臭い、というのは本当です。

でも、うさん臭いぞー、とこき下ろして満足してしまう人と、うさん臭いなかから、そのうさん臭さを取り除いてまっとうな投資とできた人で、決定的な差が生じています。

つまり、ビットコインに限らず、すべてのものにはプラス面とマイナス面があり。プラス面を引き出して成果につなげる人は繁栄してゆき、マイナス面をあげつらってこき下ろす人は、自分自身も奈落の底に落ちてゆくという事である。

*ちなみに、ビットコインのどこがうさんくさいか、そしてどのようにすればうさん臭さをとりのぞいた投資ができるか、という僕なりの考えは別記事にしていますので、そちらも読んでね!→ビットコインのETF

パイロット免許の話に戻ると、教本からいよいよ朝5時起きで実地訓練(飛行練習)に移ったころは、いじめっ子たちの反応は「ばっかだねー」とあざ笑いになり。でも筆記試験に受かったころからなりをひそめはじめ、実技に受かり、その辺を飛んでいる今日では、どこへ行ったか消滅してしまったのでした。

 

 

無視、嘲笑、排斥をしていた人たちは、いまでも誰か、何かをターゲットとして、無視、嘲笑、排斥ばかりの人生を送っているのだと思います。

ただ、ここで要注意の落とし穴があり、

嘲笑だのなんだのの暇があったら自分自身の未来のために努力しよう!というのは出発点ですが、単に努力しているだけでは成果はついてきません。

要するに、勝つことがわかる勝負をしろ、という事です。

若いうちは、たくさん負けて、どんな理由で負け、そして勝つのかを学びましょう。

どうすれば勝つのかがわかったら、いよいよ努力して成果を勝ち取りましょう。

中島悟というすごいF1レーサーがおり。でも最初は正式なレースには出ずに「峠の公道」を上ったり下りたり。その理由が

「峠を走っていれば、勝つレベルになったかどうかが学べる。レベルに達しないうちはレースに出ない」

そして、よしこれなら!という時にレースに出場し、いきなり3位で一大センセーショナルに。その後F1まで登り詰めました。

*F1におけるリゾルトはここでは議論のまな板にはあげませんが、表面的な結果しか見ない一部の評論家たちと違い、レース仲間等では十分に評価されていたそうです。

1987年鈴鹿グランプリ

https://www.youtube.com/watch?v=Q99l4Vjlhrc

ビットコインはどうかというと、いつどんな値動きをするぞ!というのはわかりません。わかればビットコイン長者が続出です。

でも、ビットコインを裏付けているブロックチェーン技術が、今後発展間違いなしであり、エルサルバドルの法定通貨化、ウクライナでの使用認可、そろそろ米国の現物ETFも認可かな?という動きによって、中長期的には有望という足がかりがあるので、投資ポートフォリオの中で打撃にならない程度の、いいかえればなくなってもいいやくらいの金額で賢く投資するのがいいと思います。すくなくとも「こんなわけのわからんものがうまくいくわけないじゃん、奈落の底まで暴落しろー!」なんてこき下ろすしか能がない、というよりはずっとましである。

そうゆうぼくも、とある金額をビットコインのETFに投資しています。別にレパレッジしているわけでもないので、大暴落してもぜんぜんふつーに、こんな自画自賛の記事を書いて、えへらえへらと投稿しています。

あと、今回暴落のプラスの部分は、ウクライナの戦争危機だの、アメリカの経済情勢だをうまく言い訳にして、クジラども(大規模投資家)が価格の調整をしやがったな、なのかもしれません。こうして、クジラの背中に乗ってレパレッジで儲けようするこざかしいイワシども(その他大勢の投資家)を振り落とし、レパレッジ由来の売り買いによる嫌な価格変動をシャットアウトしたうえで、全世界でイワシの大軍が「やーいやーいやっぱりビットコインなんてだめなんだー!」と大合唱になったまさにその時、世紀の大暴騰になるか!なんて、楽しんで妄想しています。

こう書いていて思うのは、確かにビットコインなんてまだまだスペキュレーションですねー、ということ。紫微斗数でいうところの「横発之財」で、それなりの対応をしないと、儲けてもまた一瞬でなくなっちゃうかも?

努力をすれば、だれでも空を飛べる世界。

ネガティブにいじけちゃうのはもったいないですよね。。。

 

 

結論ですが、人間はどうしてもネガティブなニュースに大喜びする傾向がありますが、ネガティブな出来事、恐慌・狂乱の中に息づいている再生・発展の芽をいかに見極め、育てることができるか―――これが、負け組で一生を終えるか、成功して自由な人生を手に入れることができるかの分かれ目と考えています。狂乱インフレのブラジルで、インフレと同居した高金利を前向きに投資に活用した、つまり借りるほうではなく貸す方に回ったことで、今日では資産1億円を超えて、偉そうに資産運営のブログを書けるようになりました。これを読む皆さんも、マイナス思考しかできない人たちに惑わされずに、冬来たならば春遠からじ、厳冬こそ、神がこれ以上は寒くならないよ、と教えてくれた「神の谷底」で、前向きに未来へのタネをまいて、成功されることを願っています。

ではでは。

 

Posted by 猫機長
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格納庫の休日

格納庫全景。ちいさな飛行機に乗っています。

 

◎操縦索、タイヤ空気圧などなど。

いまいち方向舵の遊びがおおきいんじゃね?という事で、尾翼部分の点検扉を外して確認することに。

点検窓にスマホを潜らせて、胴体側から尾翼に向けて撮影。

 

 

同じ点検扉ですが、今度は尾翼側から胴体中心へ向けて撮影。

写真下の左右に、ケーブルの留め具があり。幸い異常なしでした

ついでに、操縦席のシートを倒して、尾翼に向けて再確認しました

 

 

そのあと、タイヤ圧調整

なぜかコパイ側の空気が抜ける傾向があるんですよねー、次回のタイヤ交換はタイヤチューブも買い替える必要があるかも。。。。

 

 

それから、弓道ごっこで遊びました。

4射2中。射距離10メートルの弓道ごっこなのに、ぜんぜんだめですねえ

 

 

なんか飛行機と全然関係ないオチになっちゃった。

というわけで、飛行機に戻ります。

 

 

◎アクセルケーブルと、命の値段

軽飛行機も自動車もガソリンエンジンで動き。その操作は、スロットルの開閉で行います。マンガで「アクセル全開だああーー!」というのは、まさにエンジンキャブのスロットルから運転席まで引っ張ってきたケーブルにつながれたアクセルを床まで踏み込んでいるという事なのです。

飛行機の場合、アクセルペダルではなく、手で操作するスロットルレバーです。

画面中央にスロットルレバー。すぐ下にチョークレバー。チョークの左下にある黒いボタンはELTの作動装置です。

 

 

このレバーを引いたり押し込んだりします。すべて押し込んで黒いボタンしか見えなくなった時が全開。写真では全閉の状況です。

このレバーは操縦席パネルの後ろで4分割されたケーブルのうち、上の二つに接続され。(下の2つはチョーク)

画面下の四角い銀色のが、左右方向舵を操作するペダル。左ペダルの上に小さく四角い箱があり、ここからにょきと伸びている4本のケーブルのうち、上2本が、計器盤パネルのスロットルレバーから伸びてきた制動索に接続されています。

 

 

4本のケーブルは、防火壁を通過して、左右のキャブレターにつながり。

ツインキャブのROTAX80馬力エンジン。右キャブが見えにくくてごめんなさい

 

 

このスロットルは、スプリング の作用で、通常は全開近くのポジションになるよう設定されており。

一方駐機中は全閉にしておくもので、通常の飛行時も60%くらいかな?以上は押し込むことは少ないので、要すれば操縦者の好きなポジションにセットされたら動かないようにホールドする仕掛けが必要となっています。

セスナや、ぼくの乗っているRANS Supercoyoteでは、スロットルレバー根元の円盤を回して、スロットルを押さえつけたり、開放したりしています。

ねじを締めるのと同じで、右に回せば閉まってレバーが動かなくなるし、左に回せば緩まります。

 

 

ところが、7年間も乗っていると、この円盤の後ろに仕組まれたパッキンが摩耗してしまい。いくら締めてもスロットルが勝手に引き込まれるようになってしまい。

パッキンだけ別売りはなかったので、レバーとケーブル一式になったものを新たに購入しました。

画面中央の白い奴がパッキン。その右が例の円盤。この円盤を回すと、パッキンが変形していってスロットルレバーを押し付けるあるいは緩める仕組みです

 

 

新品一式はこんな感じ。

 

 

からくりは自動車とやはりあまり変わらず。VWかぶと虫のアクセルケーブル一式はこんな感じ。

世界の名車かぶと虫ですが、アクセルケーブルは泣きどころで、これまで20年乗っていて、3回くらい切れちゃったかな?

 

 

かぶと虫の場合は、全閉が通常のセットポジションなので、ぷちん!と切れたら、アクセルは踏み込んだままなのに、エンジンは、ちきちきちきちき。。。。とアイドリングになっちゃうのでした。

世界の名車かぶと虫

 

 

しょうがないなあ。。。と路肩に止めて、エンジンフードを開き。

キャブレターのスロットルバルブが半開ぐらいになるように石ころなどを挟みます。写真では消しコムを使用。

 

 

エンジンは回転しっぱなしになるので、止まりたいときはクラッチを切り、ギアはニュートラルにしておきます。

こうゆう時に信号待ちをしていると、車は止まっているのにエンジンはうおんうおんとうなっていたりして、通行人の素敵女子とかが驚いて逃げて行ったりします。

でも、この便法で、なにげにお家にたどり着くことができるのでした。

軽飛行機の場合は、ケーブルが切れちゃったら、エンジンは一気に全開まで行ってしまうので、

①ともかくエンジンが過熱でブローしないうち(1.5分くらいの間)に、上昇できるだけ上昇し

②左右のマグネトーカット。つまりエンジン停止

③あとは滑空して最寄りの空き地に不時着

となってしまうので、飛行機のケーブルは切れてはならない、というのがあります。まあ自動車に比べると、ケーブルにかかる負荷ははるかに少ないですけど。

ということで、上記のスロットル一式ですが、実際に摩耗しているのはパッキンだけなのに、一式しか売ってくれないのでした。

ちなみに、VWかぶと虫のスロットル一式は、上記の通りR$33くらい、まあ7ドル程度です。

一方飛行機の一式は、R$800と、160ドルが飛んでしまいました。

この差額が、命の値段、という事なのでしょうか。。。。。

最後に、早朝フライトでの景色。やっぱり飛ぶのがやめられないですね。。。(この写真は9月19日撮影)

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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飛行機泣かせのにくい奴。ラジエターのお話

*サイトがハッキング被害か?ダウンしてしまい、3週間更新できませんでした。幸いサイトは復活したので、その間投稿できなかった記事を徐々に掲載して、最終的にはこれまで通り週1投稿のペースに戻ります。

ここでの飛行機とは、ピストンエンジンでプロペラを回して飛ぶ飛行機のことです。そして、ラジエターは、以後冷却器と呼ばせていただきます。

さて、飛行機にとって何が一番大切かというと、「速度です」。

高性能な飛行機ほど速度が速い。高速にこだわるあまり、低速では最低の安定性さえ確保困難で、着陸事故続発、という機種さえ大量生産されたほどなのです。(例:F4Uコルセア。なぜこの飛行機が「後家製造機」の殺人機械となったかはこちら→プロペラの話)

で、スピードを出すためには

①とにかく大馬力のエンジンが欲しい

②そして、とにかく空気抵抗を減少させたい

この2つが重要になります。

①の場合、基本は機体を小さくして、でかい(強力な)エンジンをつめばよい。という事で、こんな飛行機が生まれました。

https://ocoze.net/pulamo/02tannyou/32/GB-R1/GB-R1.html
空飛ぶビヤ樽、ジービー・レーサー
 

 

同じような思想で生まれた飛行機では、ドイツのBF109があり。

https://www.asisbiz.com/il2/Bf-109E/LG2-I/images/Airworthy-Bf-109E4-1.LG2-White-14-Hans-Joachim-Marseille-France-1940-01.jpg
ほっそりしています
 

 

両者を正面から見ると、こんな感じ

Bf109は、ジービーに比べ著しく前面投影面積が小さいことがわかります。
 

 

流体力学上、空気の抵抗は速度の2乗に達することがあり。ジービーは巨大な機首で、まるで空気抵抗を増やしたくてしょうがないみたいになっちゃっています。一方Bf109 のほうは、ほとんどプロペラしか見えないほど胴体を細く洗練させることに成功しています。

なぜこうなるのか?

要するに、エンジンです

ジービーの星型エンジン
http://www.neam.org/shell.php?page=engine_collection_detail&name=pwr1340rt
 

 

Bf109の倒立V型エンジン
https://artsandculture.google.com/asset/aircraft-engine-daimler-benz-db-605/YgGvoPOt-GxU-Q
 

 

ジービーは空冷なので、すべてのシリンダーをあえて風上にさらして放射状(星形)に配列するしかなくなり。まるで大きな盾を風上に掲げて走るみたいになってしまっており。

https://ja.topwar.ru/164597-vizantijskij-soldat-v-polnyj-rost.html
 

一方、液冷のほうはシリンダーそのものを直接外気に当てる必要はなく、シリンダー配置もなるべく前方投射面積を小さく、すなわち直列・V型にできる。

この差が両者に如実に表れていたのでした。

いきおい、高速機のエンジンは液冷式になり。世界の代表的な戦闘機は多くが液冷式です。例外は日本とアメリカで、日本の場合は液冷式エンジンを作る技術がなかった(アツタエンジンとかは頑張った。でもメンテの能力もなかったので結局だめだった)ので、零戦とか五式戦とかでしのぎ、アメリカの場合は、空気抵抗なんてどうでもいいわみたいなバケモノ高出力空冷エンジンをいくらでも生産できたので、みみっちく液冷式にこだわる必要がなかった、ということでした。

日本はどうしようもない相手と戦争をしたもんですねーイタリアも日本と似たような状況ながら、ドイツがお隣で、DB601エンジンの輸入やアルファロメオでのライセンス生産がうまくいったらしい。

液冷式が機首を細くするための「魔法の杖」がラジエターすなわち冷却器です。

冷却器が、空気抵抗をエンジン全体のかわりに引きうけてくれるので、投影面積を著しく減少はできるが、しかし少ないとはいえもろ空気抵抗の発生源となるわけで。

同じエンジンでも、冷却器配置の差で性能に差が出てしまうため、各国で、どこにするか四苦八苦し。以下が生まれました。

①アゴ型

一番古典的というか、自然というか、手抜きの配置です。

代表的な例が、P40


 

 

機首直下に、大きな衝立を立てているみたいで、残念な配置です。せっかく液冷式にしたのに、機首がぶっとくなってしまい。ジービーとあまり変わらなかったりして。。。

ぶきっちょなP40は、性能もそれなりになってしまい。性能より「シャークノーズ」で有名になってしまいました。

シャークノーズ
https://media.gettyimages.com/photos/curtiss-p40e-warhawk-on-display-at-the-warhawk-air-museum-nampa-idaho-picture-id188057614?s=612×612
 

 

もっとも、試作段階では、もっとほっそりしていました。

Public Domain
 

 

でも、実戦投入でパワーアップを余儀なくされ、エラじゃなかったアゴも巨大化せざるを得なかったという事情があったらしい。

でも、アゴがでかくなりすぎて、横風を食らったときなどの直進性に問題があったのでは?なんて、心配してしまいます。

一方、アゴ型で大成した飛行機に、スツーカがあります。

https://www.the-blueprints.com/blueprints/ww2planes/junkers/78640/view/junkers_ju_87_stuka/
上から下へ、改良型になっていきます。
 

 

初期型では、アゴがにょきっと突き出していますが、次第に洗練され、機首から翼よりに移動しています。

ただ、この飛行機は、地上の兵隊やタンクをやっつける急降下爆撃機なので、水平飛行でのスピードはあまり要求されてなかったりして。ははは

急降下爆撃機なのにスピードを求められた機体に「彗星」があります。

http://www.gahoh.net/traffic/ww2/profile/D4Y-J1N/index.php

 

 

スピードだけでなく、格闘戦も可能という神のような飛行機でしたが、やはりエンジンメンテがうまくいかず、あまり活躍できなかったようです。

注目は、アゴの後縁が胴体と一体になっているところで、気流をうまく整えています。この場合は、もともと機内に爆弾を格納するため、胴体が下に膨らまざるを得ないところを、冷却器のカウルとうまく組みあわせたのが成功の要因らしい。

②翼内格納型

代表がBf109。でも、初期のB型はアゴじゃん?だったりして

https://www.worldwarphotos.info/gallery/germany/aircrafts-2/bf_109/early-bf109b/
 

 

その後翼の下面に移して、おなじみの姿かたちになりました。

https://www.wingsykits.com/wp-content/uploads/2021/02/D5_07.jpg
 

 

この方式はライバルのスピットファイアでも採用されており。

スピットファイアの流れるような機首。(Pixabay無料画像)
 

 

個人的にはこの形式が最適と思っています。

その理由は?

「かっこいいから」

飛行機乗りの格言の中で「美しい飛行機は性能も優秀」というのがあり。単に笑い話でもないですよーただ、空力屋さんから「負の気圧を発生させる冷却器を、よりによって高い気圧を発生させなければならない翼の下面に設置するなんて論外だ!」なんて意見もあるそうです。ははは

③胴体下面

ハリケーン、飛燕、イタリアのレジアーネ が採用した。

https://www.imgmsplus.com/item/93000/93901_1.jpg

https://br.pinterest.com/pin/774478467149005186/

https://i.pinimg.com/originals/79/72/72/797272f92d00bdaba1c32f7536f3d727.jpg
 

 

飛行機の機体表面では、空気に粘り気が生じ、機体に張り付くようにして流速がぐっとおちる境界層という流れの層が生じます。

境界層は、機首部分はほとんどなく、機体の後ろに行くにしたがって厚くなり。主翼直下の胴体では、機体表面から10センチ前後の厚さになるらしい。

というわけで、おなかに突き出た飛燕の冷却器空気取り入れ口は、大きい割には境界層すなわち機体から10センチくらい(空気取り入れ口の高さの3分の1くらい?)までの空気はあんまり入ってこず、冷却の足しにならない、という残念なことになってしまい。

飛燕の冷却器
http://www.green.dti.ne.jp/microkosmos/IMG_42031.jpg
 

 

もちろんこれはイタ機であろうが同じです。

一方、機体構造上は、うまく主翼主桁(と胴体の接合・貫通部) とかを避ければ、翼内とかに比べて設置しやすいらしい。

こうした胴体下面の流体力学的な特性を逆手にとって、うまく利用することで、優秀な冷却機構を設置することに成功したのがP51。

 

 

高速の気流が入る場所まで空気取り入れ口を下げて機体下面からはなし、境界線の気流は渦が発生しないように流線形の「支柱」を整え。

空気取り入れ口をあえて機体から離しているのがよく見える一枚(Pixabay無料画像)
 

 

さらには、取り入れ口は小さめ、中で広がるようにして、空気の膨張・拡散?で、最適な速度・気圧でラジエターに当たるようにしたうえで、さらにはダクト出口のフラップを適切に開くことにより、ダクト内外の気圧差で冷却器からの空気をジェットみたいに噴出、抵抗を低減できたというから完璧ですねー

http://www.warbirds.jp/data/us/htm/p-51s.htm
大きく開いたフラップに注目。
 

 

取り入れ口を境界層の外に持っていく手口は、ハリケーンでも見られたようです。この辺米英の科学先進国はやっぱり違いますねー

でも、個人的には、グッピーみたいなP51のおなかはかっこわるーい!ぶきっちょだけど高性能、という例外と思います。ははは

https://www.kagoshima-kankou.com/guide/52782/
グッピーというより、タツノオトシゴかもしれん
 

 

3000字を越えたので打ち止め。

最後に、ぼくが乗っている軽飛行機も、ぱっと見は空冷ですが、実は冷却器もあったりして。

風防近くのスリットに注目。この中に、いかにも旧式な、さえないラジエターが収まっています
 

 

エンジンヘッドは液冷、シリンダは空冷とすることによって、液冷の安定した温度管理と、空冷の整備性を合わせた今ふうのエンジンです(ROTAX912、80Hp)。エンジンの上に冷却器という珍妙な組み合わせですが、上昇時に加熱気味な以外は、とてもよく作動してくれて、満足です。

ではでは。

Posted by 猫機長
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南半球の飛行場でトロピカルフルーツ生活

日本ではさぞや寒い季節でしょうが、地球の裏側ブラジル高原では、まさに夏の盛り。照り付ける太陽とぞんぶんな雨ですくすくと育った果物たちを堪能する季節になりました。

①マンゴー

いろいろな種類があり。

左のPalmer種は、大きさは右のRosa種より一回り大きいけれど、値段は1キロ当たり1ドルくらいと、半値でした

 

 

まずは、Palmerで行ってみます。

赤と緑がきれいなマンゴー

 

 

ちょっと甘酸っぱい感じ。繊維はやっぱり粗くて、皮をはぐとかなり荒っぽいテイストになりました。一方、ナイフの通りはよくて、スパッと繊維を切ることができました

 

 

ごちそうさま。きれいに種が残りました

 

 

つぎは、Tomy種。

繊維がかなり粗くて、ナイフもぶちぶち、と梱包用の「繊維テープ」を切るような感じに。

繊維テープ。出典はhttps://www.amazon.co.jp/Romack

 

 

外見も、マンゴーで差があり。

左がRosa(バラ色)種。色覚障害か?そして、右がEspada(剣)種。こんな丸っこい剣あったっけ?

 

 

マンゴーの品種の名前って、なんかてきとーすぎる気がします。。。。

ちなみに、「マンゴー」という言葉は英語だそうです。

南洋開拓でとある島に上陸したイギリス探検隊が、現地の先住民に「この果物がいっぱいあるところを教えてほしい」といったところ、先住民答えて曰く「女性のいるところにけばよい」。

イギリス人「なんのこっちゃ?」

土人「だから、女性のいるところには”Man Goes”(男が群がる)」

はいすみません、ちなみに、元ネタはOshoラジニーシの「十牛図」をご覧ください。

さて、「剣」種のマンゴーはさらに繊維が荒々しく、ナイフの刃を通そうとしても通らないという恐るべきマンゴーでした。

 

 

Rosa種のほうはこんな感じ

繊維の粗さは「剣」に勝らず劣らず。マンゴーは種にそって3枚におろすのが一番たべやすいですね。。。。

 

 

結局、一番最初のPalmerが一番おいしかったです。その他はみんな、甘ったるいな、という印象ばっかり。おいしかったですけど。

マンゴーとビール。意外なベストカップルかも?

 

 

◎ココヤシ

スーパーで乾燥したココヤシ(半分に割ったもの)を売っていました

 

 

さっそくナイフで果肉を取ろうとしたのですが、硬いかたい!ガジガジやってもぜんぜんとれず。

 

 

ゆるせん!火あぶりじゃー!ひひひ火火!!!!

 

 

皮が黒焦げになるくらい焼いたら、タオルで手をやけどしないように気をつけながら押さえつけて、トンカチでめったやたらに殴打だ!がんががんがん!ぎゃはははは!

そのあと、もう一度ナイフでこじったら、今度はぽこんと取れました。

 

 

ぼくは薄皮(茶色の表皮)は好きではないので、ナイフで削りとって。。。。

 

 

刺身みたいな感じで醤油で食べました。ワサビがあったらもっとよかったです。。。。

 

 

◎アボガド

ワサビ醤油といえばアボガド。

アボガドは、ココヤシみたいに、殻が黒焦げになるまで火あぶりとかしないですむし、マンゴーみたいに、うまく三枚におろさないと種にナイフが当たって実が切れない、みたいな面倒なことはなく、ものぐさにはとてもうれしい果物ですが、熟れているのかいないのか?を判別するのが難しく。皆さんいろいろ苦労しているようです。

判別法には一長一短あり

-へたの色(上記写真で白っぽい、いわば「へそ」)で見分ける。黄色はまだだめ。緑が食べ時。黒くなったら腐っちゃったぞ!とするのですが、実は黄色にしろ緑にしろ、1人1人で取りようが違い。緑だ!いいね!と素敵女子に見せたら「それは黄緑。まだ熟れてない」なんて言われたりして。

―皮の色で見分ける。鮮やかな濃い緑だったら、まだだめ。黒くなったらOK、というのですが、品種によってはまだ熟れてないのに、最初から黒い色です。なんてのもあり。なかなかうまくいかないですねえ。

-触って、固ければまだだめ。柔らかく、指で押して弾力があればOk、かといえばそうでもなく。ちょうどいいなと思ったときには、すでに時遅し、という事も多々あるらしい。

そこで、必殺の見分け方を伝授します(なんて皆さん信じないでくださいね)。

スーパーで売っているアボガドの山から、比較的黒ずんでおり、指あたりも柔らかいやつを選んで両手で(片手でもいいけど)振ってみましょう。

ごんごろ、と実の中で種が動いている感触があればOKです。

この記事のネタにしようと買ってきたアボガドは、確認を忘れて、テキトーに選んでしまったため、熟するまで2週間かかってしまいました。写真は熟した時のもので、皮は柔らかすぎ、やばいぜ!なのに、へそのほうはまだ緑でした。種がごんごろ動くようになったので、切ってみたら、あやうく熟れすぎの手前でした。

こんな感じ

 

 

ワサビ練りすぎました

 

 

さっそくワサビ醤油で食べました。たしかにトロと言えなくもないが、素直にアボガドの刺身、で成り立つとおもいます。でもくせがあり、醤油だけだと厳しいか?ワサビが必要と感じ。そのワサビは、メーカーのミステイクで「おさび」になってますが、ちゃんとしたワサビでした。ははは

 

 

◎バナナ

これは日本でもいっぱいありますが。。。。

3本がくっついていた房から、1本をはがしたら、あああ3本ともはがれちゃった!そこで2本は食べちゃったのですが、残り1本を何とか腐らせずに残したい、となり。

冷蔵庫に入れてみようか?でもにおいとかが残っちゃったらやだなー、と思っていたところ、ちょうど氷を入れたアイスボックスがあったので、ぶち込んでみました。

蓋をしておけばブヨとかも飛び込んでこないし。なかなかいいかんじ。

 

 

夜8時ころにアイスボックスに入れて、翌日の午前11時に蓋を開けたら、氷は溶けて水になっていましたが、でも十分冷たく。やっぱりいいかんじ。

皮は黒ずみ始めていたけれど、中身は新鮮そのものでした。

 

 

念のため火を通しておこうか、という事で、フライパンに油を入れて、どろどろにならないように焼きました

アルデンテ?いい感じの歯ごたえ。

 

 

南国のフルーツライフでした

 

 

ちなみに、バナナ畑にはArmadeiraという猛毒のクモがおり。こいつに嚙まれると、「お◎ん◎んが4時間の連続強制勃起に至り、痛さにのたうち回る」という恐ろしい毒を持っており。このブログの読者の素敵女子たちにはあまり関係ないかもしれませんが、老人とか病弱の人は、噛まれて死んじゃうということもあり。

もちろん、基本は人間がクモを脅かさなければよいだけの話であるが、一方、ノミみたいに「刺された、かゆいね」では済まないので、身を守るためには駆除せざるを得ない場合もあります。

Armadeiraはとても獰猛で、あまり挑発しなくても飛び掛かってくる(1.5メートルくらいは跳躍するらしい)。これも、獰猛になることで捕食者を撃退しよう、というサムライみたいな知恵ですが、一方、このクモにそっくりなタランチュラがおり。こちらはCarangejeira、別名「草地のクモ」で、草のあるところならどこでも、というかなりポピュラー、言い換えれば人間とも遭遇しやすいので、さて、どっちだ?と気を使います。

いたって穏やかなcaranguejeira。でも、万一Armadeira だったら。。。

という事で、殺しちゃいました。ごめんね。。。

 

 

というわけで、皆さんも「バナナのたたき売り」があったときは、バナナの山の中で「ブラジルドクシボグモ(Brazilian wandering spider)」がごそごそしていないか気を付けてくださいね。なああんて!

スペースがまだあるので、滑走路近辺の風景を。

滑走路直上を通過。

 

 

滑走路近辺の格納庫群。一番手前のがぼくの格納庫です

 

 

格納庫からの眺め。牧場に囲まれた滑走路です

 

 

弓道ごっこ。的の左に矢が集まるという謎のバイアスが?

 

 

雨季の空。

 

 

ブラジリア近郊。画面中央上あたりに見えるのがブラジリア名物デジタルタワーです

 

 

こんな飛行機に乗っています

 

 

ではでは。。。

Posted by 猫機長