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ペットを治療していたら、飼い主が病院行きになった話

ペット、といっても、犬や猫みたいな生き物ではなくて、ポルシェ356Aレプリカという、「怪車」のことです。

怪車356A

 

 

さて、とある吉日、ブラジリア市内のアパートを出発して45分、とある田舎の飛行クラブへ到着。

クラブの門を開くためにエンジンを切って、南京錠をとりはずし。

車に戻ってセルモーターを回そうとしたら「ぐに、ぐに」と回らなくなってしまいました。

にっくき門

 

 

幸い、キャブレター整備をしたばかりで、クランク2,3回転程度でかかる状態だったので、強引にセルを回し、アクセルをふかしてかけちゃいました。

その後格納庫で、バッテリー充電器をつないで電池を復活させ。

充電しているところ

 

 

充電器(左)とバッテリー(右)

 

 

それだけならよかったのですが。。。。

車のバッテリーは、何年もたつと、どうしても端子のところに白い粉が吹いてしまいます。

この粉が絶縁体となって電気が通らなくなってしまうので、端子の金属肌が出てくるまで、紙やすりだのでがしがし!とこすり。

これでいいじゃん、と気を抜いてしまったのが、かえすがえすも失敗のもとだった。

こすったターミナルからの白い粉は、バッテリーの上部一面に積もっています。

これを、なにげに「ぷうう」と吹いてしまったため、ぶわわーと埃のように舞った粉が顔に吹きかかってしまい。

びょん!と後ずさってよけました。

よけられたからいいじゃん、と、その時は、とにかくど田舎の格納庫でポルシェのエンジンがかからなくなっちゃったら大変だ、とバッテリーの再生に注意がいってしまい。

硫酸鉛錆の一例。http://blog.goo.ne.jp/nishimituru/e/011fb4dd0380ce5272075c71498f7d8a

 

 

車いじりも一段落して、よしよしシャワーでも、という段階になって、あれ、この粉、意外に危険じゃね?と思い至り。

別に「死の灰」じゃないからいいよね。念のため、ぐぐってみようか。

「バッテリーの粉 目に入った」

みたいな感じで探してみたら。。。

「バッテリーの白い粉は、漏れたバッテリー液が端子と反応して、錆状になったものです」

「もしこの硫酸鉛錆(りゅうさんなまりさび)が目に入ったら、ただちに流水で15分以上目を洗うこと」

「そして直ちに眼医者に行きなさい。さもないと、錆は目の中で化学反応を起こして、失明するぞ」

なんて書いてありました。

ぎゃああああー

鏡をみたら、一応黒目や白目はふつーの状態であり、痛いとかぼやけるとかは全くなし。無意識に一瞬安心しようとするのですが、しかし、まつげだのまゆげだのに、しろっぽいこなが点々としてるじゃん!

でも、なんか湿っていて、バッテリーの粉じゃないよね、単なるフケじゃん、とまた無意識に信じようとしてることに気づき。

もう一度HP検索。そこには

「その日には症状は出なくても、翌日から目がぼやけ、涙が止まらなくなり、痛みで七転八倒するぞ」なんて書いてあり。

血の気が凍りました。

土曜日の午後です。病院なんてどこにもない、かぼちゃに囲まれたど田舎の格納庫です。

田舎の滑走路で飛んでいます

 

 

必死になって、「救急 土日 眼科」とぐぐりました。

すると、土日というのはヒットしなかったのですが、24時間営業というのは見つかり。

写真とかを見る限り、単なる眼科とは思えない大病院らしい。

その病院にとにかく電話。全然アテンドしてくれず。

Whatsappがあったので、メッセージを送りました:「失明の瀬戸際にいる。アテンドしてくれ」

なんと返信がすぐきましたが

「お問い合わせ可能な時間は月~金の朝7時から午後8時、土曜日の朝7時から午後1時までです」

なんて自動回答が流れてきちゃいました。

このときは土曜も午後5時を過ぎており。なんか右目に違和感が出てきたぞ!

この病院のHPでは、とにかく24時間アテンドです、とあり、それが月~金だけなのか、土日も24時間開いていることは開いているのか?開いてはいるが、緊急対応はしませんとか?

ともかく、ポルシェをかっ飛ばし、その病院に直行することに。

格納庫のある田舎から30キロ突っ走ってブラジリア市に。そのブラジリア市をさらに南北縦断して病院に到着しました。1時間半以上はかかりましたかねー

確かにでかい病院だ!でも、がらんとして、だれもいなさそうだぞ?

その時は午後7時近くになっており。がらんとしていましたが、建物の奥で明かりが見えたので、正門ではなく横手に回ってみたら、なんと、ちゃんと門があいているではないか!

 

 

守衛のお兄ちゃんが、緊急アテンド病棟があるから、そこへどうぞ、と教えてくれ。

ちゃんと受付があり。フツーに稼働していました

 

 

一方、受付、待合室ともがらがら。

 

 

ぼく以外は、おばさんに連れられた子供とかが2組いるのみでした。

ほどなく医師の診察を受けることができ。

化学反応とかないか確認しましょう、と麻酔を点眼され。上瞼をひっくり返されて綿棒でごしごしやられるなど、ぎゃああーだったのですが、結論は

「確かに角膜とかに複数の傷があり、このままにしていたら、夜寝ることもできないくらい痛くなっていたかもしれん。抗菌薬とカルボキシメチルセルロースを処方するので、3日間使用すること」ということでした。

ちなみに、カルボキシメチルセルロースというのは、アルカリ性の粉末が角膜と反応して目に穴をあけちゃうことを防ぐ魔法の薬ではなく、単に「ドライアイ」などに対応する「潤滑剤」だそうです。

この診察で、「バッテリーの粉」といっても、お医者さんは特に反応せず。化学反応の恐れはないのか?と聞いたら、一瞬恐怖の表情になりましたが、とにかく見てみよう、と上記のごとく瞼を引きちぎられそうになったり、綿棒でぐりぐりやられ、結局はメカニカル(物理的)に傷があるだけだよん、という判断でした。

ちなみに、ほっておいて痛くなってから駆け込むのではなく、事前にとっとと診察に来たことについては、ほめられました。

別にご褒美、というわけでもないのでしょうが、上記の2つの目薬は、非売品のサンプルを無料でくれました。うれしいな

今回殊勲の目薬たち

 

 

たぶん、土日で薬局も空いていないことを見越しての配慮かも?

薬はタダになったが、診察料そのものは。。。。

260レアル、日本円で7600円でした。

重大なリスクを回避できたという点から見れば、安いと思っています。

その後1週間。遅発性の症状も出ず。ほっとしながらこの記事を書いています。

おまけ。上がりかけたバッテリーの復活法

バッテリーは上がるもの、お金の価値は下がるもの、なので、バッテリー用充電器というものもこの世に存在しています。

充電器(左)とバッテリー(右)

 

 

この充電器ですが、なかなか味わいのあるからくりを持っており。

充電器から伸びた黒の配線をバッテリーの⊖、赤を⊕につなぎ。電源は壁のコンセントから一般家庭用の220Vを取り入れています。

黒のワニ口は、いろいろあって行方不明なので、別の奴をテキトーにつけました

さて充電方法ですが、パネルの「BAT OK」のランプを見て行います。(ちなみに、右の赤いランプは、電源ON/OFFの表示灯です)。

壁のコンセントから取り入れた220V の電流は、この器械の中で12Vに変電され。BAT OKのランプ配線を通ってバッテリーに流入しています。

バッテリーが上がっちゃっているうちは、電気はランプ配線を素通りしてバッテリーに流れるので、写真左みたいに、ほとんど消えかかったようになっています。

これが、バッテリーに蓄電したよ!となると、余剰の電気がランプのところでせき止められて、緑のランプが点灯するという仕組みなのでした。

電気はパルス式に送られ。この緑のランプも、ぴっこんぴっこん、と規則正しく点滅を繰りかえし。

バッテリーがいっぱいになるにしたがって、1秒消えたら5秒点灯したまま、みたいになってきます。

バッテリーにダメージを与えないよう、この充電は「超低速」です。だいたい夜の9時ごろつないだら、翌朝7時ごろにはバッテリー容量がいっぱいになり、緑のランプはほとんどつきっぱなしになります。

今回は午後いちでつなぎ、5時過ぎに外しましたが、いい感じに充電できていました。もともとそれほど上っていなかったということですね。。。。

*備忘録として、24時間アテンドの眼科病院についての情報は

HOB – Brasília

HOB Brasilia :SGAS II St. de Grandes Áreas Sul 607 – Asa Sul, Brasília – DF, 70200-670

ではでは。

Posted by 猫機長
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日本航空516便衝突炎上事故について

前置きは省いて、どんどん書いていきます。

情報ソースは以下の通り

日本航空516便衝突炎上事故 – Wikipedia

夜中の羽田空港に着陸するボーイング777のコックピットを撮影した4K映像 – DNA (dailynewsagency.com)

海保機に滑走路への進入指示は見当たらず 国交省が交信記録を公表 [日航機・海保機事故]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

海保機は滑走路に40秒停止、管制官「進入に気付かなかった」…許可なく停止位置で止まらず : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

事故が起きた1月2日の17時47分ごろ、風は西から3ノット、視程は30キロ。ただし、日没で真っ暗になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

降りてきたJAL機から見て、地上は一面の街明かりになっており。

ぼくは夜間着陸はやったことはないけれど、やったことのある人から見れば、「ともかく高度が把握できんのと、地面からめちゃくちゃ光が目に飛び込んで幻惑される」らしい。空港上の飛行機の航行灯も、これらの光に幻惑されて目えないんじゃね?という状況だったと思います。

シミュレーション動画。上が街上空からのアプロ―チ。下はファイナルで、左に滑走路、右は真っ暗な海ですね

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当日の気象状況では雲や霧はなかった。管制塔からは、暗い空を降りてくるJAL機の航行灯とともに、地上の照明に浮かび上がった海保機がくっきり見えていたはずである。

海保機から管制塔やJAL機が見えたか?

滑走路前の停止位置にいれば、管制塔もJAL機もよく見えたでしょう。でないと、できそこないの空港になってしまいます。

T1とT2の間にある星のマークが管制塔。

 

 

 

一方、滑走路に侵入してしまえば、後方にのぞき窓がない飛行機からは、明るい暗い以前に全く後ろは見えなくなります。ここで海保機は後ろからでかい旅客機が突進してきても全くわからない状況になった。

この時点で、地上の海保機とアプローチしてくるJAL機を同時に視認(あるいはレーダー探知)できるのは、管制塔しかなかった。

これは当然で、空港発着含め、航空管制というのは、「飛行機対管制」の2者間の通信でないと成り立たないのである。

勝手に「飛行機対飛行機」で行動されてしまっては困る。

空港の離着陸経路上は無数の飛行機が飛んでおり、管制の許可なしに、海保機が「滑走路に侵入しちゃったから、そのまま飛び立っちゃえ!」とか、JAL機が「なんか滑走路にいやがりそうだから変針して回避だ!」なんてやったら、たちまち周辺の飛行機の列の中につっこみ。空中衝突しないまでも大混乱を引き起こしてしまうでしょう。

空港近くにおける離着陸経路上のパイロットは、なかなか「瞬時の進路変更(上昇下降も含む)」はやりたがらないし、やってはいけません、なのです。

滑走路上に誤侵入した飛行機が出て、しかも後ろから別の機が着陸せんと迫っている状況では、管制が、反射的に「JALゴーアラウンド!」と絶叫し、その後周囲の飛行機が適切なスペースを保つよう、はっちゃきになってこれらの機に速度調節、周回経路離脱などを指示しなければなりません。と同時に、海保機には「とっとと離陸しろ!」あるいは、「滑走路出口XXで離脱!離陸待ちの列に戻れ!」と言わなければならない場面です。

海保機。https://www.flickr.com/photos/sjbyles/51513024997/

 

 

海保機が40秒も滑走路上で通せんぼする形になってしまったのも、管制からの「離陸せよ!」の指示がないと。。。というパイロットの性が出てしまったものと思われます。

ぼくはブラジリア近辺で飛んで、ブラジリアアプローチの管制交信を受信したりしています。管制と旅客機側でいいぐあいに着陸アプローチの通信しているなと思ったら、突然旅客機より「着陸中止。ゴーアラウンド」と、なんか一方的だな?そこは管制もすかさず「ゴーアラウンド許可」そして近辺の各旅客機に「VASP0000,そのまま進路メィンティン」「TAM1111,COGNO(チェックポイント)へ変針せよ」などと一通りさばいたあと、ゴーアラウンドした機へ「GOL2222,理由提示せよ」GOLからは「農業機」と返信があったりします。この場合は、ラジオ装備を持たない農業機がGOL機の下前方のどこかを突っ切ってしまい、その挙動が予測できなかったので、念のため機長の独断でゴーアラウンドしました、ということらしいです。

安全のためには機長の独断専行も可能ですが、それこそ管制と飛行機の連絡がうまくとれていないと危ない。

ぼくの個人的見解ですが、よっぽど農業機が近寄ってきちゃった、というのでなければ、まずGOLから「前下方に農業機。ゴーアラウンド許可願う」、管制が「貴機と農業機には十分スペースあり。着陸続行せよ」とか「ゴーアラウンド許可」とやった方が、周りで聞き耳を立てている飛行機たちも安心すると思います。

レーダーも水物で、飛行機が「目視するほど近くでヘリを発見」しても、そのヘリは管制のレーダーには映っていなかったとか、いろいろありますけど。

というわけで、ぼくは必ずフライトプランを作成・許可もらったうえで、出発前にブラジリアアプローチに電話してトランスポンダーコードをもらい、自分の位置を明確にして飛ぶようにしています。。。

羽田の場合は、海保機もJALも管制もフリーズしてしまい、事故になった。海保は、管制の離陸許可を待ってじりじり。JALはそもそも海保機が見えなかった。そして両者に連絡すべき管制が、これは本当にフリーズしてしまった。

羽田空港の管制塔。https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fvs-kindberg.at%2Ftuwaperu758&psig=AOvVaw007492y8_wHCYv37mvw-7S&ust=1705960154616000&source=images&cd=vfe&opi=89978449&ved=0CBQQjhxqFwoTCKC5vc2674MDFQAAAAAdAAAAABAH

 

 

念のため、ここではだれが悪い、ということは一言も言っていないし、事故の原因究明と再発防止の為なので、読者のみなさんにご理解お願いいたします。

さて、事故の最大の原因は

「空港離着陸トラフィックのコントロールに穴が生じた」

ことにつきます。解決には

「管制システムによる常時滑走路確認の徹底。異常確認時直ちに列機へ指示する体制の確立」

が必要です。

ここまで書けば、海保の機長が指示を聞き間違えた、とか、管制官が滑走路を見なかったという個々の事象というより、それらの事象を発生させた何か重大な理由があったことがうかがえると思います。

超過密の羽田で、管制官が40秒間海保機に指示を出さなかった。そして海保機が40秒間滑走路上で管制の指示を待った、というところに、この理由が垣間見えると思います。

もし、管制が「海保機は滑走路に出たな。許可を出したものと理解したのだろう」「だから、そのまま離陸するだろう」と、海保機への確認をしなかったとしたら。。。。

そして、確認をしなかったのは、怠慢ではなくて、なにか確認をしにくくする何らかの圧力があったとしたら。。。。。

超過密の状態で管制が1機にでもゴーアラウンドを命じたら、たちまち序列が混乱します。

また、地上でも無数の飛行機が離陸待ちでやきもきしており。

ここで海保機に滑走路離脱を命じたら、今度は地上が大混乱になってしまう。

混乱させたら管制官は「日勤教育」になり、最後は電車に飛び込むように仕向けられてしまう。

*日勤教育、としましたが、振武寮その他、同等の意味の言葉が入れられると理解します。

海保機もわかっているよね?

でも、もう直後にJALが迫っている状況で、何も知らなかったように離陸許可したら、後で「なんでこんな危険な間隔(海保機の後ろのJALもあれば、前方すなわち離陸経路の無数の飛行機もあります)で離着陸させたんだ!」とやっぱり電車行きだよね?

だから海保機くん、早く離陸してよね?

ぼくは何も言っていないからね?

しかし海保機は管制の許可を待っていた。。。。

というのは全くの「妄想」です。

海保機が「C5誘導路ホールド」を間違えなければすむ話じゃん、というアプローチではないことはもうみなさんご理解いただいていると思います。

この辺は、上記資料中「記録を見る限り、海保機に対して、滑走路への進入許可は出ていない一方で海保機の機長は管制官から進入許可が下りていたという認識だった」とあり、正しい悪いでいえば、どちらも正しいからです。

間違っている、正さなければならないのは、「間違っていたら日勤教育」という「しきたり」です。

さらに言えば「日勤教育行き」をほのめかした恐怖によるブラックな雇用体制と理解します。

不幸中の幸いながら一般の人たち、女子供は生き延びました。

JAL機。 https://www.flickr.com/photos/sjbyles/52392612878/

 

 

海保隊員やパイロットの死を、彼らのせいにして終わらせるのではなく、かつ特定の個人を人身御供にしてすますのではなく、実利的な管制システムについて、もう一度見直す時期になったのかと理解しています。

ではでは

Posted by 猫機長
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アドセンス入金、零戦のスリット、U2飛行艇

◎アドセンス入金

以前の記事で、アドセンス開設した話を書きました。以下、その記事で書いたことのおさらいも含め今回、アドセンス報酬初入金だ!なので、お知らせします。

さて。

ホームページ作成の楽しみの一つに、アフィリエイトでお小遣いを。。。というのがあります。

アフィリエイトのかんたん概念図。

まず、①広告主が「アフィリエイトサービスプロパイダー(ASP)」に広告依頼。

②ASPはブロガー(アフィリエイター)に広告提供。

③ブロガーは、HPに広告を貼り付け。

④読者がクリック、あるいは広告製品購入し、⑤利益発生

⑥この利益がASPからブロガーへ還元。

ちなみに、ASPとしては楽天、A8、afbなどなどあり。アドセンスとアフィリエイトはちがうぞ!という人もいますが、どちらも広告収入です、ということで、細かいこと言わんと!進めさせていただきます。

もちろんプロのブロガーみたいに「アフィリエイト収入で億り人」というのではなく、HP作成や更新そのものが趣味であるところに、プラスアルファでアドセンスも、という感じです。

要するに、パチプロではなく、ちんちんじゃらじゃら、という玉打ちそのものをほどほどに楽しむ、という感じですねー。

広告を貼るには、アドセンスの他にも楽天だのなんだのあるのですが、報酬については、支払先口座を日本に持っている必要があり。日本人向けのHPで支払先はぼくの居住地ブラジルの口座、というのができるのはアドセンスしかなく。

ただ、アドセンスの本拠はアメリカらしく、報酬支払いに当たっては米当局の出した何とかフォーム(様式)に従う必要があるとか、いろいろややこしかったのですが、その後しっかり報酬の発生状況などがアドセンスの画面で分かるようになったので、一安心はしていた。

アドセンスの画面

 

 

さて、肝心の報酬発生ですが、こちらはすずめのなみだのごとく。平均で毎月2ドル程度、うまくいって30ドルくらいですかねーというわけで、100ドルたまるのに4年かかりました。

報酬のぼくの口座への送金は100ドルごとに、というシステムになっており、ちょうど100ドル貯まった去年の12月、「送金先のデータを確認せい」というメールが来ました。別にメールの内容自体で間違った部分はなかったので、これでいいですよ、と返したら、今度は「商業日で6日間の間に送金するので、入金されていなかったら連絡しろ、というのが来ました。

これって、死亡フラグですよね。。。

よく聞く話に、最初は順調にたまっていくが、100ドルに達する直前にアドセンスから「おまえのHPはエロサイトだ。打ち切り」とBanされてしまうというのがあり。

別にBanされなくても、送金されるはずがいろいろあってされないまま、いくら泣こうがわめこうがそのまま消滅。。。とかになったりして。

特に、100ドルが貯まったのがクリスマスの時期に重なったので、これはアメ公のオペレーター野郎がものの見事に忘れ、「幻の報酬」になってしまうのだなーとあきらめていました。

6日間はあっという間に過ぎ。

やっぱりアドセンスからなにもこなかったねーと思ったら、口座の明細に、なんかへんな「為替送金」みたいなのがあり。

この金額が、だいたい100ドルを現地通貨にした金額だったので、これのことじゃね?と気が付きました。

上記の中のR$475.14です。あやうく見落とすところでした

 

 

へええーアメリカはやっぱり違いますねえ。

ほんとに送金してくるとは思いませんでした。めでたしめでたし

でも、もっとはっきり「アドセンス送金」みたいに書いてほしかった。危うく銀行に「身に覚えのないトランザクションが来たぞ!二度と起きないように封鎖しろ!」と言っちゃうところでした。。。。

アメリカの送金用フォーム。その名もW-8BENだそうです

 

 

◎Quora回答でアドセンス広告を稼ぐ

Quoaraという、Yahoo知恵袋みたいなQ&Aサイトがあり。ぼくはほとんど回答専門で、回答の中にぼくのHPのリンクを入れることでアドセンス広告を稼ぐ重要な一助となっています。Quoraのいいところは、どんどん回答にリンクを張れるところですねーということで、一例を添付します

質問:飛行艇のUS-2はなぜあんなに遅く飛べるの?

回答:興味深いご質問で、思わず回答。

US2が遅く飛べるのは、4発のエンジンに加えて、実はもう1発「遅く飛ぶためのエンジン」を秘蔵っ子として隠し持っているからなのです。

秘蔵っ子なので、外からは見えにくいのですが、両翼に挟まれた胴体のなかに、「圧縮空気発生装置用ターボシャフトエンジン」、通称「BLCエンジン」というのが埋め込まれています。

画像出展:

防衛庁に救難飛行艇「US-1A改」用圧縮空気発生装置(BLC装置)を納入 | プレスリリース | 川崎重工業株式会社

 

 
このエンジンは、正確には、「遅く飛ぶためのエンジン」というより、「遅くても飛ぶことができるようにするエンジン」です。同じか?

このエンジンで生み出した圧縮空気を、フラップ直上から噴き出すことによって、巨大なフラップを90度か?みたいに極端に下げても、気流の剥離を起こさず、強力な揚力を生むようになっています。(これを境界層制御:BLCといいます)

画像出展:最新鋭機「US-2」の能力

 

 
この吹き出し機構によって、時速90キロという恐るべき低速でも離陸できるようになり。でも、遅すぎて舵の効きも悪くなってしまうので、エレベーターやラダーにも同じような吹き出し機構が付いています。

秘蔵っ子の補助エンジン、ということだけだったら、別にUS2の専売特許ではなく。P2哨戒機にも、左右両エンジンの外側にそれぞれ1基づつ補助のジェットエンジンが付いています。でも、ぱっと見は補助燃料タンク、あるいは爆弾かな?みたいで、つい見落とします。

P2哨戒機 パブリックドメイン

 

 
ふつー補助エンジンは、飛行機の推力を増してスピードを高めるためのエンジンなのですが、US2のエンジンは、この逆の用途に使われる、あまのじゃくなエンジンなのでした。

ちなみに、US2と同じく4発のターボプロップ機P3Cの失速速度は時速207キロだそうで、時速90キロで離水できる、というのがいかに恐るべきものであるかがわかると思います。

P3C

Orion.usnavy.750pix

 

 
US2は、その他にも「3メートルの高波でも離着水できる」などの性能を持っており、これを可能とするために数々の工夫がなされています。それ等については、こちらの記事をご参照ください。→空を飛ぶ船のお話 – アーリーリタイア

こちらで紹介されました

獎賞回答集

飛行機 戦闘機

 

 

◎零戦の「スリット」について

みんな大好き零戦。子供のころ「学研の図鑑」に描かれた零戦のイラストを持て、あれ機首の方にへんな「すきま」が開いてるね、と発見したことはなかったでしょうか。

https://hobby.dengeki.com/news/747425/

 

 

 

 

この切り欠きを見て、日本の工作技術はだめだめだなあ、とか、こんなところに換気用の穴が開いてる、サンバーみたいとかの感想を皆さんいだいたかと思います。

サンバー。フロントのウインカーの間にある換気扉に注目。

https://www.subaru.jp/onlinemuseum/find/collection/1st-sambar-van/

 

 

この切り欠きは、工作がずさんで開いちゃった、というものではなく。防火隔壁に沿って設置した「スリット」のことなのでした。

飛行機のエンジンはものすごい高温になります。

そのエンジンの後ろにあるエンジンベッドやオイルタンクが異常高温になることを避けるため、空気抜きをするための穴だった。

飛燕とゼロ戦

 

 

https://ameblo.jp/mobamatsu/entry-12635616485.html

 

 

 

 

スリットは雷電や隼などなど、陸海軍機問わず様々な飛行機で設置され。

https://www.google.com/url?sa=i&url=http%3A%2F%2Fwww.nags-gallery.com%2Fgallery%2FJ2M3.htm&psig=AOvVaw1zDxt0YTZGpmXdlHx2AH6e&ust=1705114788164000&source=images&cd=vfe&opi=89978449&ved=0CBQQjhxqFwoTCPDL37bt1oMDFQAAAAAdAAAAABAV

 

 

https://www.nags-gallery.com/Raiden-cutaway.html

 

 

https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17238799

 

 

 

 

スリットは、日本機の特色の一つなのでした。目的は「空気抜き・排気」という事であれば、排気するための空気はどこかから入ってきているはずなのですが。。。。

零戦の場合、カウル下面の滑油冷却器に入った空気がこれに当たる、という意見もありますが、隼、鍾馗、疾風すなわち中島系は滑油冷却器空気取り口そのものの後方から空気が抜けていくようになっているし。。。。

やぱりなぞの隙間なのです。詳しく知っている方がいたら、教えていただけますと幸いです。

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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アルマダの戦いにみるビットコインのゆくえ

いやいやビットコインが上昇して、投資家のみなさんが狂乱していますが、はたしてそのゆくえは?というところを、恐ろしい史実をもとにひも解くことを試みます。

今回取り上げるのは、「アルマダの戦い」

1588年の7月末から9月末にかけて起きたイギリスとスペインの間の一連の海戦であり、世界の覇権を競った両国のパワーバランス転換を物語る画期的な出来事でした。

パブリックドメイン

 

 

といっても日本人のみなさんにはピンとこないですよねー

日米の太平洋決戦すなわち珊瑚海、南太平洋、ミッドウエー、マリアナなどで起きた一連の決戦が、英仏海峡の要所である、プリマス沖、ポートランド沖、ワイト島沖、グラヴリンヌ沖で起きた、というふうに書けばちょっとはわかりやすいでしょうか。

当時は空母や飛行機なんてないので、ガレー船、ガレアス船やガレオン船、すなわち海賊映画に出てくるみたいな船。

英国に至ってはドレークという正真正銘の海賊がハワードという貴族と一緒に総指揮をとっていました。山口組の組長と警視総監が一緒になって駐車違反の一斉摘発だ!みたいな感じだったらしい。

英国側227隻、スペインは「無敵艦隊」130隻で対決。なんか数量では英国が圧倒していますが、小さなのが多いとか、格という面では同等だったらしい。

結果から先にってしまうと、以下Wikipediaからの引用の通りで

イギリス
戦死50–100人
戦傷400人戦病死:
数千人
スペイン:
戦死600人以上
戦傷800人
捕虜397人
遭難と戦病死:
死者20,000人

 

 

英国側の圧勝でした。

イギリス側はおおむねガレオン船で構成。画像は「トライアンフ」

Triumph 1562 001

 

 

スペイン側で本国に帰還できたのは67隻と半減してしまったのに対し、イギリスは1隻も失なわず。

どうやってイギリス艦隊はスペインの「無敵艦隊」を壊滅させたのか?

イギリス人のいつものやり方で、開戦前に情報を収集し、画期的なイノベーションを駆使して優勢な敵をやっつけた。

突然第2次大戦を引用しますが、例えば「英国の戦い」では、当時まだビットコインもびっくりの、得体のしれない新発明であったレーダーを国土の要所に設置し。ドイツ爆撃隊の進路を事前に察知して効果的に戦闘機隊を展開しましたが、アルマダの海戦でも、ぱっと見は優勢な無敵艦隊の弱点を事前に見抜いてボコりまくり、見事勝利を手にしました。

 

 

Early warning

英国の戦いにおける早期警戒体制

 

 

勝利のポイントは。。。。

◎「帆の最大活用」:当時の軍艦と言えば、ガレー船といって何十人もの人が漕ぐというやつが主体だった。レパント沖の海戦等の前例において、波の穏やかな地中海でガレー船による機動の威力を身に染みて知っていたスペイン人たちが、オール(櫂)でこぐことができない、風まかせの船なんて。。。と思うのも自然と考えます。

レパント海戦当時スペインのガレー船の一例。

https://infographics90.com/en/how_they_use/galley-warship

 

 

がレー船を発展させたガレアス船。

https://thehistorymanatlarge.blogspot.com/2011/04/16th-century-galleass-of-spanish-armada.html

 

 

しかし、イギリスの方は、当時の高等先端技術であった「帆」をうまく使えば、ガレー船よりもきびきびうごけるぞ!という手ごたえを得ており。大航海時代のナウ(キャラック)船を発展させた、大砲多数積載かつ帆走に適したガレオン船を投入しました。

なんとなく、ノモンハンや中国上空での経験から格闘戦至上に凝り固まってしまった日本と、よりどりみどりの強力なエンジンを裏付けにした一撃離脱を導入できたアメリカみたいな感じですねー

ここでの強力なエンジンが「風」なのでした。

地中海と違って、英物海峡は海峡ですが外洋であり、波も荒ければ烈風もすさんでおり。

言い換えれば、この烈風を受け切り、使いこなす装置があれば、それだけでも相当な優位に立てたということである。

その装置が「帆船」。

実はスペイン側もうすうす気づいており。「漕ぎ手の上層部に大砲を配置した帆船とガレー船の混合型ガレアス船を導入(Wikipedia)」して艦隊の主力にはしたのですが、どっちつかず、欲張りすぎの設計では防弾設備が皆無となりグラマンに撃墜され、じゃなかった、ともかく実戦では重心のすわりが悪く荒波で安定できないなどが露呈し、成功できなかったらしい。

速度、航続距離、格闘性能など欲張りすぎた零戦。傑作機ではあるのですけど。。。。

https://i.ytimg.com/vi/xoop9o9nUIM/sddefault.jpg

 

 

◎大砲の活用:この当時の常識と言えば、ともかく船体を敵船にぶちあて、どわわわーと水兵が敵船に躍り込みチャンバラで勝敗を決するという、要すれば元寇の時に鎌倉武士が小舟で元の軍船に押し寄せていったのとあまり変わりがなかった。ただそのためには、敵艦が逃げないように停止させる必要があり、「数発で敵船の動きを止めて従来の接舷斬り込み戦法に持ち込むための、重量の大きい砲弾を放つ、威力は強いが短射程のカノン砲や全カルバリン砲が多用されていた。また、接舷切り込み直前の接近戦で人員殺傷を狙うため、ペリエール砲以下の軽砲が搭載砲約2,500門の3分の2を占めていた(Wikipedia)」

英国側は、「大砲の95パーセントが、軽量弾を放つ長射程の半カルバリン砲で、砲戦で終始主導権を握る展開へとつながった(Wikipedia)」とあり。

カルバリン砲。徳川方が大阪冬の陣で使ったらしい。

https://ameblo.jp/dodongo-neroga/entry-12687429792.html

 

 

要すれば、刀をぶんぶんふりまわす侍を、ストリートチルドレンが4メートル先からピストルで撃ち56すみたいな感じだったらしい。

インディジョーンズでも似たようなシーンがありました

 

 

ここまで書けばもう明らかですが、要すれば、英国は「相手の間合いより遠くから火砲でやっつける」という、現代では常識ですが、当時ではまだわからなかったかも?という法則を見事に導きだし、実行しました。当たり前すぎて法則と言えないかもしれませんが。

この結果、イギリス側は無傷で生き延び。

一方でスペイン側には130-67=63隻という甚大な撃沈被害を与えた。。。。のでは、全然なかったのでした。

実は、撃沈されたのはたったの11隻にすぎず。

両艦隊は、プリマスあたりからダンケルクに抜ける英仏海峡を連戦し。

Routes_of_the_Spanish_Armada.gif (415×756) (wikimedia.org)

 

 

確かに、グラヴリンヌ沖(Gravelines)に差し掛かるころにはスペイン側は11隻がやられ、劣勢になってはいた。

しかし、勝敗を決したのは、人知を超える大自然の猛威だったのである。

上記の図を見れば、グラブリンヌから折り返してポートランドまで帰ろうか、というのが自然と思います。

たしかにイギリスが通せんぼするでしょうが、この時点ではイギリスもスペインも相当に弾薬を消費しており。イギリスが肉弾戦を避ける以上、組まずほぐれずで、スペインまで帰れるんじゃね?

と思ったら、海流や風向きの問題があり。

結局、イギリスの北をぐるっと迂回していくしかなくなってしまったのでした。

「悲惨な運命が待っていた。無敵艦隊の航海士たちはアイルランド周辺の海岸線についてまったく無知であり、多くの船がここで難破して沈没し、上陸した乗組員たちも土着民やイングランド兵によって虐殺された。

溺死や餓死、そして虐殺された犠牲者は戦闘によるものよりもはるかに多く、スペイン無敵艦隊の半数だけがスペインに帰還できた(Wikipedia)」

結局、スペイン側の損害のうち、実に54隻が難波だのなんだので、戦闘による喪失ではなかったのでした。

Routes_of_the_Spanish_Armada.gif (415×756) (wikimedia.org)

アルマダ壊滅の現実。

 

 

確かに、英国はクレバーにイノベーションを導入し、スペインを撃破。海戦における損傷でスペイン側の難波が増大したのは事実だが、じかし趨勢を決したのは、決して人間のこそくなちまちました努力なのではなく、荒々しい外洋の疾風怒濤という、人間ではコントロールできない恐るべき神の配剤によるものであったということに配慮すべきと思います。

さて、ビットコインですが、最近やれ上がっただの下がっただの、今後はいつ4万ドルだ、それにはデッドクロスだのなんだのというテクニカル分析華やかなりですが、本当の値動きは、米国スポットETFが認可になる、という海峡の出口から、いよいよ外洋でもみくちゃになり、仮想通貨も法定通貨もへったくれもない世界経済の転換という疾風怒濤に乗って、壊滅ではなく、いよいよ10万、20万の大台に乗っていくものと理解します。

めちゃくちゃこじつけそのものの記事でした。

ビットコインとかなんとかより、面白かったね!と言っていただければ成果達成です。

ご拝読感謝。ではでは。。。。

 

Posted by 猫機長
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「リア―・ガンナー」

アメリカ映画に「Rear Gunner」というのがあり。

 

 

アメリカ陸軍航空軍のつくったプロパガンダ映画ですが、アメリカがどれだけぜいたくに、ゆうゆうと無数の機上銃手を養成していたがが一目瞭然です。

 

 

無数のトラックの荷台に、惜しげもなく爆撃機用の銃座を取り付け。自走式トロッコに立てた的(布)に向かって撃ちまくっていた。

日本側は、機関銃どころか、歩兵銃で一発撃つごとに「薬莢はどこだー」と探し回り。一個でも紛失したら、誰かが首を吊るはめになったそうですからねー

三八式歩兵銃の薬莢

https://aucview.aucfan.com/yahoo/w172434885/

 

 

*自衛隊も薬莢を回収してますが、安全対策上?の措置だそうです。

自衛隊ヘリの薬莢受け(カートキャッチャー)

http://rightwing.sakura.ne.jp/eventreport/sokaen05/sokaen05-10.html

 

 

一方、米軍は回収もへったくれもなく撃ちまくり。

薬莢が散乱しまくっています。

https://www.nationalmuseum.af.mil/Visit/Museum-Exhibits/Fact-Sheets/Display/Article/1519644/bomber-crew-protection/

 

 

もちろん実戦に入る前に、練習機上からもカンガン撃ちまくっていた。

 

 

この結果、アメリカの銃手は、坂井三郎のようなべテラン戦闘機乗りも「その射撃は非常に正確(「大空のサムライ」193ページ)」と評価。下手に近寄ろうものなら戦闘機の方が火だるまにされて撃墜されるという、強力な防御砲火を構築したのでした。

加藤隼戦闘隊の加藤隊長や、坂井三郎さんは、いずれも小型爆撃機の後方銃手によって撃墜ないしは致命傷に近い被害を受け。

一方日本側がどうだったかというと。

上から零戦、99艦爆、97艦攻

零戦 21型 & 九九艦爆 11型 & 九七式三号艦攻 “真珠湾攻撃隊”

 

 

「飛翔雲」という、当時の艦爆乗りの回想があり。

http://navgunschl.sblo.jp/category/796030-5.html

http://navgunschl.sblo.jp/category/796030-6.html

そこでは

「敵空母を攻撃する前に、艦爆隊は何故全滅したか?原因の第一は、艦爆には敵戦闘機に反撃する装備がないことであった。艦爆は7粍の旋回機銃を持っていたが、これでは敵戦闘機ワイルドキャットの防弾ガラスを貫撒できないし、敵の燃料タンクは防弾ゴムで守られていたので、火災を起こさせる力がないのであった。」

「7粍機銃に代る13粍機銃を要求することには非常に難しい問題があった。直接横須賀航空隊に訴えるしかなかった。」

つまり、どのような訓練を積んだか、日本の銃手は相当に優秀だったのですが、問題は「当たっても落ちない」という、悲しいけれどいつもの結論にたどりついてしまっています。

艦爆接敵隊形

 

 

敵戦闘機に襲撃され、36時間海にぷかぷか漂流したのち、写真の船に救助された。その名も「玄洋丸」だそうです。

 

 

さて、このパイロットは、「敵戦闘機の防弾ガラスを、7粍弾で貫徹できないもんでしょうかねえ、隊長!」という戦地の切実な声を、内地の空技廠などに「ソロモンの戦況を告げ、艦爆隊の空戦について詳しく説明し、13粍の必要性を力説した」のですが、回答は

「 九九艦爆の機体と銃座の強度は13粍機銃には不足であるから、改造補強しなければ装備できない。」

という、要すれば全機改造なんて妄想だ、99艦爆では7ミリが精一杯だ、と言われてしまいました。

結果、99式は、「艦爆」ではなく「棺桶」になり果ててしまい。

他の国の単発爆撃機はどんなだったでしょうか。

ますは、スツーカです。

https://centurabooks.com/index.php?route=product/product&path=25_60&product_id=116

 

 

こちらも、大戦中期には味方戦闘機の援護がないとバタバタ落とされるようになってしまい。

一方、機体の方に余裕があり、エンジンも610馬力から1400馬力に強化できたので、防弾装備をガンガン増強し。

後期型スツーカにおける防弾の強化。風防左右に防弾版が追加された。

https://i.redd.it/urwdn9gtumi61.png

 

 

「Ju87D-5は、搭乗員防護の強化で、通常の厚さ約四センチの防弾ガラスにくわえて、一〇ミリの装甲板が取付けられた。

 これは下方と後方からの砲火にたいして足をまもり、さらに後方からの砲火にたいして頭と肩をまもるよう、座席まわりに装備された。

 後席も同じように、特に射撃中、銃手の両手をまもる、取り外し可能な装甲板も装備され、さらに機体側方からの銃弾をふせぐ、ひざくらいの高さの装甲板も取付けられた。(http://ktymtskz.my.coocan.jp/E/EU/astuka11.htm)」

この改装が1944年ですから、ドイツ魂で最後の最後まで改良を続けていたことがうかがえます。

Ju87D-5の後方機銃は7,92ミリで、口径は日本とあまり変わらなかったようですが、2連装で相当の威力増があったかも?

https://www.pinterest.pt/pin/571886852675161669/

 

 

https://www.pinterest.pt/pin/901564419133339370/

 

 

初期の単装から、2連装に進化しており。99艦爆もこうできなかったのだろうか?

初期の単装機銃

https://www.worldwarphotos.info/gallery/germany/aircrafts-2/junkers-ju87-stuka/junkers-ju87-b-code-6gcd-of-stg-51-rear-gunner-in-his-position/

 

 

もう一度99艦爆を見てみます

https://m.media-amazon.com/images/I/71gHJdnwemL._AC_UF894,1000_QL80_.jpg

 

 

空気抵抗を減少させるために、ふだんは機内に格納して、すっぽり風防に覆われていますが、なかなか凝ったギミックで機銃を引き出すようになっており。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14223246349

見ての通り、防弾はパイロットも機銃手も皆無だった。

 

 

それでも、雷撃機と違い、艦爆は爆弾投下後に戦闘機との空中戦も想定しているところから、防弾よりも運動性を重視する思想というのはやむを得ないかもしれません。

さて、アメリカです。

SBD  ドーントレス

https://planesoffame.org/aircraft/plane-SBD-5

 

 

アメリカにしては地味でおとなしいデザインですが、Slow but Deadlyと言われた通り、ミッドウエーでは日本の主力空母4隻を一気に撃沈して、太平洋戦争の形勢を逆転させました。

その後方銃座はどうかというと

https://www.reddit.com/svc/shreddit/cdn-media-page?imgUrl=https%3A%2F%2Fi.redd.it%2Fmwn0equ5koc51.jpg

https://www.si.edu/object/douglas-sbd-6-dauntless%3Anasm_A19610109000

 

 

機銃自体に装甲が施されており、機銃手は、装甲の覗き穴から照準して撃つようになっていたのでした。

戦車の銃眼か?ははは

Ⅲ号ベルゲパンツァー 2cm砲搭載 戦闘車両

http://www5b.biglobe.ne.jp/~O-NINE/factory09_Making2009-2.htm

 

 

ドーントレスの機銃は7.62ミリですが、2連装であり。

坂井三郎さんの零戦を撃破した時は、風防をみじんにして、坂井さんに瀕死の重傷を負わせた。もうちょっと下すなわちエンジンに当たっていたら、たぶんその場で撃墜になっていたと思います。

要すれば、二連装の威力と日本機の脆弱性がセットになって絶大な成果をもたらした。

ここまで書いて、切実に思うのは、

「結局、世の中金がすべて」

国家間の戦争なので、かっこいい言葉を使って、経済力が生み出す技術力、工業力や産業力、と言い換えることもできます。

搭乗員の安全を真っ先に考えて、そのための飛行機を作れる余裕を有り余るほど持っていたアメリカと、そのアメリカと何とか張り合うために、防弾も機体強度もかなぐり捨てた哀しい飛行機を必死になって開発した日本の差が、まじまじと見えてきてしまうのです。

世界をしのぐ性能を持った99艦爆も、13ミリとは言わず、せめて7,7ミリを連装化できたいたら。。。。でも、機体性能をぎりぎりに引き出していて、これ以上乗員の生命を守る装備を加えることができなかった。

しかも、それは前線でのはなしであって、後方では、アメリカは無数の搭乗員を、機銃ふくむ装備やお金を無尽蔵に使って育成していたのに比べ、日本では、マリアナ沖海戦の段階でベテランパイロットは払底し(4んじまっており)、新前の若者たちは、技量未熟により「ターキーシュート」といって、事実上の虐殺になってしまいました。

日本は、それでもまだましです。

ソ連は、日本も真っ青の状況だった。

その象徴がIL2 シュツルモビーク。

 

 

機体前面を外板からもろ装甲で覆い、地上の敵をやっつけるうえでは、世界に類を見ない「空飛ぶ戦車」でしたが。。。。

https://www.tamiya.com/japan/products/61113/index.html

 

 

この断面図でわかることは、まずパイロットの後ろに防弾板。その後ろに燃料タンク。そしてさらにその後ろにもう一枚防弾板。

一方で、機銃手には何も防弾がないことに注目。

後方から襲いかかるドイツ戦闘機の機銃弾は、銃手をブギャー!とハチの巣にはするが、その後ろの防弾版は血まみれにするのみで貫通できず。

つまり、燃料タンクの保護と引き換えに、機銃手を丸裸で敵に差し出していたのです。

機銃手の座席はこんなかんじ

https://www.britmodeller.com/forums/index.php?/topic/235056334-the-flying-tank-ilyushin-il-2-shturmovik/

 

 

茶色い革帯を張り渡しただけでした。

ちゃんとした座席にすると、敵の機銃に撃たれたときにのけぞった姿勢で4んじまうので、敵の方でも、これで安全だ!と襲いかかってくるのに比べ、この「簡易シート」が、ばねみたいに作用して、機銃手はうつぶせで絶命し。敵戦闘機から見れば、あたかも銃を構えているかのようにみえるので、なかなかそれ以上接近できなかった、という情報があります。

ドーントレスとスツルモビーク。アメリカ、ソ連両国の勝利へ決定打を与えた傑作機ですが、その貢献の裏に何が潜んでいたかが解明されると、資本主義がもたらす「個人の尊重(簡単に言えば、自由)」が大切なのだなと、思っています。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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短編集:マフラー修理ほか

◎エンジン音が。。。。

とある吉日。

絶好の飛行日和だねーと、飛行機をハンガーから引っ張り出し。

チェックリスト通り各種点検OK、エンジンスタート、暖機運転、マグネトーチェックなどなどいい感じにこなし。ぐっとブレーキを踏み込んでスロットル全開にしたとき、こころなしか、すかっと抜けたようなかんじで、エンジン音がちょっと高くなり。

なんかいつもに比べうるさいな。でもエンジン計器などすべて問題なしなので、気にせずに離陸しちゃいました。

ぜんぜんいいかんじで飛んでいたのですが、なんかうるさいんですよねースロットルを閉じたときはいいのですが、ちょっとふかすとヴぉろろーみたいになり。

早めに着陸して、マフラーでも見てみるか、とエンジンナセルを覗き込んだら。。。。

排気管がマフラーからすっぽ抜けてました。

 

 

 

 

鬼教官に連絡したら「新しいマフラーを買うより、今のを直した方がよい」ということで、以前ランディングギアを直してもらったお兄ちゃんに連絡。

お兄ちゃんはさっそくマフラーをばらし。

パンチングパイプと言って、無数に穴があいており、ここに排気をくぐらせているパイプがちぎれちゃっていたので、この部分をステンレススチールで作り直すことに。

古いパイプと同じように新しいパイプにパンチングするためマーキング(左)。パンチングされた新しいパイプ(右)

 

 

お兄ちゃんいわく、3000個以上の穴らしい。

ぼくとしては、個数はともかく、純正品と同じ大きさ、同じ間隔で開けているよね?という方が気になったのですが。。。

パンチングパイプを、マフラーの外殻に組み入れ、溶接して完成。

マフラー筒の、左側についている2つの出っ張りが機体側のエンジンベッドにねじ止めされ。筒から出ている4個のたこの口みたいなのが、エンジン各気筒からの排気管と接合する部分です。

 

 

気筒からのエキパイ接続口(たこの口みたいなやつ)の中に、パンチングパイプが見えます。

マフラーとエンジン側からのメインパイプ接続。エンジンもマフラーもエンジンベッド上のゴム(ブッシュ)で振動するため。メインパイプ(エキパイ)とマフラーがわの「たこ口」との接続部でこの振動を吸収できるよう、ばねで連結しています。

完成後の一枚。

 

 

その後、いったん地上でエンジンをまわしてテスト。翌朝そのへんを飛んで、問題なくフィットしていることが確認できました。

 

 

◎一枚の紙

MSN.JPのニュースに「侍ベンチで「便利だ!」と日米納得の”思いやり”が反響拡大「日本では分かりやすい」 (msn.com)」というのがあり。

概要は以下の通り。

「野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した日本代表ベンチのたった1枚の”気遣い”に注目が集まっている。球速表示の変換表を発見した米識者が画像を公開。

ベンチに置かれたドリンクキーパー。その側面に1枚の紙が貼られていた。左側には68~104マイルと表記。それぞれの数字の隣には110~167とキロが書かれていた。マイルとキロをすぐに換算できる工夫。米国ではマイルが一般的だが、馴染みのない日本人選手にとって一目で球速変換ができるありがたい表だった。

日本のファンも、 “思いやり”に続々と反応。「日本では、マイルは使わないからねーこういうのあると分かりやすいです」「すごく助かりますね」「これは分かりやすい!」「マイル、キロ換算 これホントいるよねw」「便利だね!」などと納得した様子の声が広がっている。

THE ANSWER編集部」

とのことでした。

その気持ちはよくわかりますよーぼくの軽飛行機にも、コクピットに似たような表を張り付てますからねー

 

 

こちらは、ノット(法定単位)→マイル(速度計の単位)→キロ(ふつーの人が使う単位)、の3段階になっていて、アメリカ生まれの軽飛行機が提示するマイル表示を、管制の素敵女子と交信するときはノット、燃料が持つかな?なんて航法計算するときはキロに変換しています。

あと、アナログの速度計はマイル表示ですが、GPSが表示する対地速度はやっぱりノットなので、対照表で全部ノットにして向かい風、追い風を確認しています。

例えば、GPSで68ノット、速度計で100マイルだったら、対地速度が68ノット→80マイル、速度計は100マイルだから、20マイル→18ノットの向かい風うけちゃってんじゃん、みたいな感じです。

*速度計測のベースはあくまで速度計なので、速度計がマイルである以上、いったんはすべてマイルにしたうえで、改めてノットにして、管制官のお姉さんにすぐ回答できるようにしています。

 

 

◎たかがねじ、されどねじ

似たような話で、軽飛行機のねじの単位があり。

ブラジルは、ヨーロッパふうなので、単位はセンチやミリですが、軽飛行機はアメリカのねじを使っているので、ぜんぶインチです。

結果、ブラジルの工具では軽飛行機の整備ができないので、アメリカの工具を輸入しないと、、、、となってしまうのでした。

といって、オーナであるぼくはせいぜいホイールのねじの閉めぐあいを確認するくらいなので、写真のように、袋ねじ用の工具は中国製のテキトーな奴(インチではある)、そのねじを後から止めているナットは、10番(10センチ)のスパナで代用しちゃってます。

 

 

ときどき閉めぐあいを確認しないと、ねじがはずれて飛んで行っちゃうんですよね。。。

工具の話ついでに。

なんかマイナスドライバーがなくなっちゃったよねーと思っていたら、ひょんなことからかぶと虫のエンジンルームを除いたとき、見事プーリーとエンジン本体(厳密には遮風板)の間でコロコロしていたことに気づき。

 

 

2週間近くこの状態で走っちゃってました。

結局どこにも傷とかつかず、よかったです。めでたしめでたし

 

 

◎ツカノ

ブラジルを代表する鳥に、「ツカノ」というのがおり。

ブラジリアの議員会館で群れを成して行動し、大規模ゼネコンから秘密の献金をうけているかも?という恐ろしい疑惑の種族です。

でも、それは鳥のツカノではなく「ブラジル社会民主党(PSDB)」のことでした。

PSDBのシンボルがツカノです

 

 

今日の記事はこちらのツカノのことではなく。

ブラジルの代表的な鳥にツカノがあり。

熱帯雨林に生息し、和名は「オオハシ」。

なかなか人懐っこく、トロピカルフルーツ大好きないいやつらしい。

Pixabay無料画像

 

 

でも、今日の記事は、やっぱり鳥のツカノではなく。

「ツカノ」という名前のついた飛行機のことなのでした。

新型も売れるか? 攻撃機A-29「スーパーツカノ 」南米生まれのベストセラー 意外過ぎる元々の使い道 | 乗りものニュース (trafficnews.jp)
 

 

さて、スーパーツカノですが、もともとは練習機だったものを襲撃機に改造し。

これもブラジル製の早期警戒機と組んで、南米で唯一といってよい電子戦能力を持っているのでした。

衛星は日本製かも?

 

 

あれ、ブラジルの周りには、ロシアも中国も、北朝鮮も韓国もないよ?

せいぜいアルゼンチンですからねー、パラグアイ海軍もあるけど。

内陸国パラグアイ。でも海軍もあったりして。。。

http://xn--dckd3hkj8lqe.com/%E5%8D%97%E7%B1%B3%E3%83%91%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%82%A4/

 

 

税金の無駄使いじゃないの?いやいや税収の増加をもくろんでいるのです。

要するに、ブラジルの場合、広大な国土を持てあましており。

アマゾン地域など、レーダーが届かない地域で、麻薬を乗せた小型輸送機が我が物顔に飛びまわっていたのでした。

密林のど真ん中に開かれた不法滑走路

 

 

そこで、密輸ダメ!ゼッタイ!と、早期警戒機が密輸機をレーダーでとらえ。誘導されたツカノがこれをつかまえて、最寄りの空港へ連行する体制を構築し。

でも、空港には警察が待ち構えていて、着陸しようものならパイロットは処刑なので、その辺の空き地が見つかったら強行着陸して、密林へ逃げこむ、という例が多発しています。

強行着陸後、銃撃を受けて炎上するセスナ。かわいそう。。。

 

 

密林を低空飛行するツカノ。

 

 

こんな不時着のできないところを低空飛行なんて、ぼくなら絶対やりませんけどねー

ブラジル空軍も人使いが荒いですねえ。サラリーマンはつらいよ。

ちなみに、ツカノは零戦と大体同じくらいの性能らしく。空中戦が見てみたいなーなんて妄想します。

ははは

ではでは

Posted by 猫機長
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ウクライナ戦争にみるアチソンラインの実効性

ウクライナ戦争にみるアチソンラインの実効性

「パラサイト 半地下の家族」という韓国映画があり。貧困にあえぐ一家が、ひょんなことから裕福な家庭に取り入り、少しずつ資産家一族の家庭を崩壊させていくという映画ですが、この貧困一家がまさに「韓国の一部の人たち」そして知らないうちに身ぐるみはがされていく資産家一族が「戦後の日本」そのものではないかと慄然としてしまいました。

「GSOMIA破棄」「慰安婦」「元徴用工」など、韓国政府は際限なく「謝罪を要求」実はたかろうとしており。さすがに日本側も気付き「韓国なんてシカトしろ、付き合おうとするとしゃぶられるだけだ」という論調が強くなっています。

GSOMIAは米国が韓国に「抗議」する事態に。日米も面倒見きれん、というのが正直なところではないでしょうか。

*注意:韓国人、特にブラジルで知り合った韓国系の人たちは韓国政府とは全く違った、個人としても独立国民としても常識豊かな人たちであること。そして陶器をはじめとして韓国は世界でも有数の文化国家であることを明記しておきます。良識派の韓国の人たちごめんなさい。

ぼくは埼玉生まれ、ブラジルに土着化した移民ですが、中立の国から韓国政府の行いを見るにつけ、ここまでわかりやすく常識を逸脱している状況をむしろ断絶の好機ととらえるべきと考えています。

日韓基本条約により韓国政府と日本は互いに独立国として承認したにもかかわらず、元徴用工の賠償請求権を振りかざすなど、自分から基本条約に反した行動を取っています。

世界から見れば、韓国政府は基本条約をデファクトで破棄したということである。

自分から独立を破棄した国と外交関係を継続することはできません。日本は韓国在留邦人を引き揚げ、工場など日本企業の財産は持って帰れればよし、でなければ放棄する覚悟が必要です。残った施設が罪のない韓国の人たちの生活を助ける生産につながるならいいじゃないですか。

あとは韓国政府が北朝鮮と統合しようが、統合しないまま日米の経済援助を失って経済恐慌に入ろうが、北朝鮮に武断政治を引かれようが知ったことではない。

しかし、ミサイルなどの牙を日本に向けるようであれば日米同盟によって阻止する。

簡単に言えば、アチソンラインがデファクトで実現するということである。

*超重要:ここでは、台湾が自由主義側に入っている「新アチソンライン」としています。

https://blog.goo.ne.jp/o2009kay/e/d4874b8ee5574a7a8ec1b485e1bd600b

 

 

アチソンラインとは、第二次大戦後の自由主義陣営と共産主義陣営の境界線がまだはっきりしていなかった時代に、アジアにおける一つの考えを提示したもの。よりによってアチソン米国務長官が「これがアメリカの考えです」みたいに公表してしまったため、北朝鮮は「韓国は入っていないわけやね」と電撃侵攻を開始し、朝鮮動乱になってしまいました。

今日の両陣営の対峙線は、青点線となっています。

でも、読者の皆さんは「対峙?」「共産主義陣営?」とちょっと違和感を持たれたと思います。なぜなら、きょうび実質的には「対峙する共産主義陣営」なんて無いからです

*プーチンと将軍様は別枠、政治体制とは関係なく、対峙するために対峙しているテロ国家と考えたほうが良い。

例えば中国は共産主義国家の雄ということになっていますが、「社会主義核心価値観」として以下を掲げています。

「富強、民主、文明、和諧、自由、平等、公正、法治、愛国、敬業、誠信、友善」

自由に平等です。これってどこかの国の「航行の自由作戦」とかを連想しないでしょうか。

つまり、きょうび「政治体制としての共産主義」は存在できても「経済体制としては資本主義しかありません」ということなのです。

中国みたいに「一国2制度」なんて、ちゃっかりと「政治は共産主義のくせに経済は資本主義」になってしまう国家もあり。ドイツみたいに真面目なのは東西統合し自由主義国家になりました。ソ連にいたっては「あれ昔そんなのあったっけ」になってしまい。「モスクワ5輪ボイコット。ミーシャがかわいそう」なんて現実があったことさえ忘れられてしまっています。

いま見直してみたら意外に憎たらしい、でもやっぱりかわいいミーシャ

 

 

アチソンラインが生まれた50年代は、共産主義と資本主義の覇権が全く未知数で寸土の奪い合いだったため、アチソンさんの不用意な一言で本当に戦争になってしまいました。

しかし、ベルリンの壁の崩壊や、ソ連の瓦解に象徴されるように、共産主義による統制経済は欠陥があり失敗が明らかとなり。

2020年代の今日では、イスラム教諸国だろうが、共産圏だろうが、デファクトの経済体制は資本主義しかなく。アチソンラインにしても単に政治体制としての「共産」か「自由」か、はっきりいって千葉と埼玉の県境はどこかくらいの意味しかなく。そんなことより、中国、米国、日本みんななかよく資本主義的な交流で儲けることのほうが重要になっているのである。

むしろ恐ろしいのは、北朝鮮のような「テロ国家」であり。ウクライナ戦争で、ロシアが仲間入りしてしまいました。

バイデン大統領が「ウクライナは米国の守備範囲にはいっていないよ」とうっかり言ってしまい、プーチンみたいな狂った独裁者に引きずられて戦争に、という情報もあり、残念ながら、防衛力の維持は必要という事が裏書されてしまいました。

上記から、ここが境界線だという「アチソンライン」がアジア・ヨーロッパ共に再び重要になっていると理解します。ヨーロッパでは、クリミアや東ウクライナもすべてウクライナに返還したうえで、両国国境から、フィンランド国境に伸びるラインを、暴力による現状変更は許さない、と明確にする必要はあると思います。

韓国はアチソンラインに入れるべきか?

日米の同盟国のはずなのに実は北に「せどり」等支援していた、というのでは、ミサイル防衛などの機密が韓国政府を通じて将軍様に筒抜けになってしまう危険もあり。韓国消滅のほうがましです。日米同盟で将軍様と対話し「北朝鮮は存続させてあげるから、東京にミサイルなんて狂ったまねはしないでね。本当にやるそぶりを見せたらB2爆撃機で将軍さま一族の脳天をスイカ割りみたいにぐちゃぐちゃにしちゃうからね」とはっきり言える相手が北1国だけのほうが良く。

北のほうでも将軍様の大好きなマグドナルドのハンバーガーが食卓に届いていれば文句はないので、新聞をにぎわせながらも共存していく。というわけで韓半島は北(実は中国)に統合したほうがいいかもしれません。韓流ドラマは見れなくなっちゃいますけど。

B2爆撃機。将軍様のお家上空にずけずけと侵入し、急降下爆撃の

そぶりを見せて北朝鮮をけん制したといううわさあり。

(パブリックドメイン)

 

 

さて、中国ですが、韓半島の人たちの思考回路を理解するには中国との歴史を認識しておく必要があります。

高麗、新羅、百済、李氏朝鮮、と韓半島ではいろいろな国が興亡し。しかし、実は独立国というより、中国の保護国ないしは属国だったことに注意する必要があります。新羅の時代に唐を攻めたとか断片的に独立国的な動きはしますが、結局は中国の圧政に苦しむ衛星国というのが韓半島国家の姿だった。

つまり、慰安婦、徴用工の問題についても、韓国を独立国だと思っているからかみ合わないのであって、元朝を恨みぬいて、でも服従した高麗と同じ感覚で、恨みぬいている倭王の国(日本)に、でも実はお恵みをお願いしている、と考えれば理解できると思います。

*高麗については「北山敏和の鉄道いまむかし」というサイトに「悲劇の朝鮮半島」というすごい記事あり。リンクはhttp://ktymtskz.my.coocan.jp/E/W/mongol/mon11.htm

日韓基本条約で、韓国も独立国ですと決めた以上は独立国としてふるまってもらわなければ付き合いようがないのですが、時には中国、時にはアメリカ、そして時には日本に対して属国としての態度しか取れない現状では、日米にあいそをつかされ、中国の衛星国に逆戻りしかないのではと思います。

ただ、世界で活躍している韓国系の人たちは、独立した国際社会の一員として「世界市民」として行動しており。世代交代に従って、将来への希望を提示しています。

長くなりました。ではでは。。。

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紫微斗数と飛行機②

本題の前に、まずはランクイン1位達成で、読者の皆さまに感謝。

 

 

最近、たまにランク付けされていても80位だのなんだので、さびしいな、と思っていたら、一挙大量にベストテン入りと、いつもながら謎のAmebloランク計算ですが、ありがたく掲載させていただくのでした。特に、「ブロックチェーン」のタグで1位になったのは、ぼくが常々主張していることと、世間一般の関心ごとが一致してきたのかなと、勝手に喜んでいます。

さて、本題です。

第1回に引き続き、紫微斗数がらみのお話です。まずは前回のおさらいから。

封神演義、という神話があり。

殷王朝が倒れて周王朝が生まれるまでの壮大なストーリーを、楽しい物語の形で綴っています。両王朝の英雄たちを紫微、貪狼、巨門、廉貞、武曲、破軍、天府、天梁、天機、天同、天相、七殺、太陽、太陰の14星になぞらえて、それらの星の性格や、生年月日にこれらの星たちが夜空のどこにいたかで、恋愛とか仕事とかの運勢を占うことできます。

風神演義。左が殷陣営。右が周陣営。https://kknews.cc/zh-hk/history/l2b8242.html

 

 

ランダムに、特徴的な星たちについて記載してみます。

ここからが新しい記事になります。

◎巨門星「沈黙は金」

馬千金、といっても競馬で一千万円儲けました、というのではなく。姓は「馬」名は「千金」という名のおばちゃんです。

https://services.shen88.cn/ziweidoushu/jumenxing.html

 

 

殷側の登場人物なので、夫を尻に敷いたあげく、離婚でけりだした悪女にされてしまっています。強烈なおばちゃんではあるのですが、殷や周の皇帝にまじっておばちゃんが?

中国の神話おそるべし。

確かにただもののおばちゃんではなく。雄弁、弁舌、マニアックな観察力・分析力。いがいと几帳面。飲み食いとも縁があるらしい。

となると、やっぱりこんな飛行機ですよね。。。

その1:イタリア機全般

飛行機というより、飛行機に乗るほうのイタリア人がぺらぺらシャベリーノしながらパスタをマンジャーレと、巨門星なのですよね。ここでは代表選手でフィアットG50を挙げておきます。

Fiat G.50 Freccia

 

 

日本の隼と比べると、不思議さが際立ちますよね。。。

隼は、素直にエンジンから胴体か伸びており。前方視界をよくするために、風防を極力前に引っ張ってきています。

フィアットも前方視界をよくしたい、のですが、前に引っ張るのではなく、無理やり上に持ち上げてしまったのでした。ははは

 

 

 

 

これを「せむし型コクピット」という人もいるらしい。

コクピットを上に持ち上げる、というのはわりかしフツーな設計ですが、その場合、機首から一定した曲線あるいは直線で持ち上げ、コクピットの後ろもやっぱり同じような放物線で。。。というのが一般的である。

F8Fの例。https://cdn.airplane-pictures.net/images/uploaded-images/2010/11/23/110161.jpg

 

 

でも、そうなると、胴体が太くなってしまい。

ところが、さすが芸術の国イタリアだけあり。奇想天外な解決策をひねくりだしたのでした。

それは「エンジンを機体の下にずらして設置してしまう」。

特にマッキMC200で顕著な特徴です。

https://www.pinterest.fr/pin/556687203924833709/

 

 

エンジンカウルの下に、大きな空白があいちゃってるじゃん?乱気流でまくりじゃないの?と危ぶむのですが、これでそれほど空力的損失をしたという記載がないので、カウルから後ろの形状処理になにか秘密があるのか?

でも、かっこいいいなー。やっぱりイタリアは違うね!

その2:マッキ速度記録機

イタリアですが、マニアックな分析で、几帳面に速度を追い求めたらこうなった、という、あまり陽気ではないけれど、論理(この場合は物理・化学)を突き詰めた、よく言えば芸術品。悪く言えばおたくでヘンタイな飛行機です。

マッキMC72 https://grabcad.com/library/idrocorsa-macchi-castoldi-mc72-1934

 

 

ジェロラモ・カルダーノ(1501-1578、3次方程式の解法、虚数概念の導入)やルドヴィコ・フェラーリ(1522-1565、4次方程式の解法)など、世界を変えた数学者を輩出したイタリア。論理思考は日本人より得意かもしれませんね。

 

 

 

◎天機星「女ってこわいな」

世の女性は、パートナーだの夫だのが仕事で疲れ果てて帰ってきたところを、待ってました!とつかまえて、起承転結のない、とりとめのない、どうでもいいお話を1時間、2時間とえんえんと話し、聞かせないと気が済まない、恐ろしい生き物ですが、天機星すなわち呂商くんは、とりとめのないどころか、甲斐性なし!などとさんざん罵倒する悪妻を引いてしまい。

https://services.shen88.cn/ziweidoushu/tianjixing.html

 

 

その悪妻すなわち馬千金に、離婚だ!とけり出されて、途方に暮れているところを、九天玄女という素敵女子に拾われ。20年にわたる仙人修行の後、武王の右腕として殷を倒し、周の建国に決定的な役割を担った最強の軍師になりました。

でも、20年も素敵女子九天玄女といっしょながら、霊山での「とても健康的な友情」を越えられなかったのでしょうねえ。かわいそうに。。。

そんな天機星みたいな飛行機は。。。。

善意の人、知恵・学問、まじめ(礼儀正しい)、でもシャイ、冷たい人とみられる。。

となると、やっぱり「ドイツ機全般」ですよね。

ワールドカップで、ドイツとイタリアが決勝で当たったとき、やっぱり、ずるっこいイタリアがゆうずうの利かないドイツの裏をかいて勝ったりしましたが、飛行機の世界でも、貴重なDB601エンジンをじゃんじゃんイタリアに供給したら、そのイタリアは連合国側に寝返り、DB601エンジンを付けた戦闘機で逆襲してきたりしました。

かわいそうなドイツ人。

そんなドイツを象徴する飛行機は。。。

https://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/cl-pln4/290Ju87.html

 

 

Ju88です。

こちらも、まずは主翼に注目ください。

https://www.the-blueprints.com/blueprints/ww2planes/junkers/36557/view/junkers_ju_88_1936/

 

 

うううむ?直線翼なのか?後退翼なのか?

まあ、楕円翼じゃないよね?

いえいえ、楕円翼なのです。

というか、楕円翼にしたかったけど、ドイツ式にやったら、カチンコチンのカクカクした「直線でできた楕円翼」になってしまったのでした。ははは

マニアの人は、そんなことないぞ!ドイツもちゃんと楕円翼の名機があるぞ!と怒るでしょうので、「ドイツの誇る楕円翼」はこんな感じ。

99式艦爆。http://kurage55.web.fc2.com/AREA144/IJN/99KB_03.html

 

 

ドイツ機じゃないじゃん?

いやいや、ドイツのハインケル爆撃機があまりに優秀だったので、日本人が思わずまねをしたのです。

そうしたら、世界一の急降下爆撃機になりました。

そして、お手本になったドイツ機はこちら

ハインケルHe70 https://hobbycom.jp/my/kashiwagi/photo/products/116416

 

 

日本機のみではなく、後のスピットファイアを設計したMJミッチェルという技師が、ハインケルさんに「感動した!」みたいな手紙を書いており、スピットの特徴的な楕円翼に、すくなくともインスピレーションは与えていた(コピーしたというとイギリス人に怒られるので)との理解です。

楕円翼の完成形。スピットファイア(パブリックドメイン)

 

 

じゃあ、なんでJu88が、あんなできそこないの楕円翼もどきになったの?

要すれば、工業力です。

第1次大戦後、戦勝国たちに虐待されて滅亡寸前になってしまったドイツ。

逆切れして、ナチスになってしまいました。

必死に再軍備し。Ju70爆撃機もがんばって324機作りました。

でも、それじゃ全然足りないよね、となり。

要するに、完璧な楕円翼というのは、ものすごく生産しにくいのです。

次世代のJu88では、苦肉の策として、楕円翼とほとんど同じエフェクトは得られるけど、工程工数を減らせるように直線を多用した、特徴的な翼になった。

世界の名車かぶと虫。

別に、すべてのドイツ製品が角ばっているというわけではありません。

 

 

その結果、33,984機という恐ろしい数が生産されました。

零戦が10,430機、グラマンF6Fが12,272機ですから、その多さがわかるというものです。

Ju88は、当初は素直に爆撃機として、しかしドイツが多方面で死闘に入ると、あるものは巨大な機関砲を積んで戦車をやっつけ、あるものはレーダーを積んで爆撃機と戦い、偵察型など、ドイツ行くところJu88ありという活躍をしました。

ドイツの知恵・学問、そしてまじめな探求は、世界の技術革新に貢献していますが、ドイツ人の「愚直さ」をシンボライズするような飛行機があるので、今回記事の最後を締めくくる名機として掲載。

Ju52輸送機。https://avioesemusicas.com/junkers-ju523m-um-pouco-de-historia-parte-2.html

 

 

こちらも、経済恐慌から第二次大戦の時代の、虐げられたドイツを支えた、愚直な馬車馬、みたいな飛行機で、波型外板など、デビュー当時は最新の技術で作られ、戦闘機みたいな華やかさはないけれど本当に頼られる信頼性を持った名機と思います。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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愛と優しさのノルデン精密照準器

きょうびどこへ行くにも飛行機。素敵女子たちの大好きな台湾、グアム、沖縄、みんな快適なジェット旅客機でひとっ飛びです。

でも、素敵女子たちのおじいさん、おばあさんの世代は、そうひとっ飛びでもなく。

黎明期の旅客機は、えっちらおっちら、入道雲を避けながらも、毎回乱気流にもてあそばれて、がんががん!きゃー!という飛行を余儀なくされていた。

当時の企業家たちは、もっと楽ちんに揺れないで飛ぶ方法はないものか、そうすれば電車なんかよりずっと早い飛行機は、きっと料金より時間を大切にするお金持ちがよろこんでお金を落とすドル箱になるのに、とくやしがっていました。

そんな時に世界大戦が勃発。

当初の、ソードフィッシュみたいな乗員吹きさらしの複葉布張り機から、ランカスターみたいな単葉ですっぽり乗員に覆いかぶさる風防がついた金属製の飛行機に変わってきた。

ソードフィッシュ(上)とランカスター(下)

Pixabay無料画像

 

 

企業家たちは、ふむふむ、いいじゃん、と喜び。

政府や軍が大金をつぎ込んでエンジンの開発に血道をあげてくれた。例えばメッサーシュミットBF109は、当初は570馬力だったのに、後期型では1400馬力と、3倍近くになっており。

Bf109A。エンジンはなんと英国ロールス・ロイス
製570馬力。

Willy Messerschmitt’s Bf 109

 

 

飛行機なんて、1にエンジン、2にエンジン、3、4がなくて5がエンジンですからねーベルサイユ条約でいじめられて、食うや食わずのドイツでここまでエンジンにお金をかけたわけですから、イギリス、アメリカがどんなバケモノエンジンを開発したかはおして知るべし。

その結果、飛行機への武器弾薬の搭載量が飛躍的にのびた。

これもいいね!と企業家たちはまた喜び。

でも、地上でそろばんをはじいていた企業家たちが気づかなかった恐るべき事実が、戦争の推移で明らかになってきたのでした。

それは「高高度性能の充実」

ゼロ戦に手を焼いたアメリカですが、そのうちゼロ戦のエンジンなんて実はたいしたことなくて、P51だのがぐわーんとエンジンをふかして高度1万メートルまで駆け上がってしまえば、はるか下でくるくる回っているだけということに気づき。

高度優位によるエネルギー差を生かして、格闘戦もへったくれもなく、ゼロ戦や隼を粉砕しました。

でも、別に零戦や隼なんて粉砕しなくても戦争は勝てる。

いくら零戦に撃たれても落ちない不死身の爆撃機を雲霞のごとく日本の空に放ち、零戦を作っている工場を爆破してしまえばよいのです。

この際高空かどうかなんてあまり関係なかったりします。

独ソ戦で、低空を這うようにして地上の戦車などを撃破していたシュツルモビークなどが、勝つために本当に必要な飛行機とは何か、を物語っています。

空の戦車シュツルモビーク(PIXABAY無料画像)

 

 

これを援護するソ連の戦闘機も、迎撃のドイツ機もやっぱり低空。低空ではエンジンの出力差もあまり出ないので、ソ連戦闘機は天下のBf109やフォッケウルフと互角の奮闘をしたらしい。

大陸の戦争は広域にわたる陸地面積の取り合いで、まずは兵隊を雲霞のごとく繰り出して、地雷でもなんでも踏ませて戦車の通り道を確保し、次は戦車を雲霞のごとく繰り出してドイツの砲弾やバズーカの餌食にさせ、さらに次は兵隊を雲霞のごとく繰り出して弾の尽きたドイツ兵と相打ちにし、その次はまた戦車を。。。。と、敵も味方も殺しつくし、最後は「畑(ラーゲリ)からいくらでも取れるソ連兵が残った」とゆうふうに持って行き。

このやり方を「縦深攻撃」といいます。

ソ連が絶滅戦争の汚れ仕事を引き受けているうち、アメリカとイギリスは何をしたか。

独ソ戦線のはるか後方にあるドイツ工業地帯を壊滅させたのですが、そのやり方がちょっと。。。

「皆殺しのルメイ」すなわち米軍戦略航空隊のボス、カーチス・ルメイによる「戦略爆撃」で、日本とドイツの主要都市は、女性や子供も見境なしに爆殺され、灰燼に帰してしまいました。

いちおう、クリーンな戦争をやろうというポーズは見せた。

それが「高高度精密爆撃」

世界一の高性能エンジンで可能となった高高度性能を活用して、零戦や隼がはるか下方でくるくるしているところ(Bf109はがんばって高空まで上がってきた)を安全に、かつ軍事施設だけを爆撃しましょう、という、アイデアとしては完璧で、後年の湾岸戦争などで見事に花開き。ピンポイント攻撃の「クリーンな」戦争を可能としました(誤爆も多いけれど、独ソ戦のような絶滅戦争よりはずっとまし)。

その原型ちっくな秘密兵器が、第2次大戦ですでに生まれていたのです。

米英おそるべし。

その名は「ノルデン精密照準器」

ともかくものすごーく精緻な爆撃を行うことが可能で、理論上は1万メートルの高空から、ベルリンのパン屋さんの前の電柱におしっこをしている野良犬に爆弾を命中させる精度があったらしい。

B17の機首。爆撃手席中央のノルデン照準器

PIXABAY無料画像

 

 

こうして高空を覆うB17の大群が、軍事目標のみを見事に壊滅、とはなかなかいかないことが判明。

B17

 

 

「アメリカ航空軍は、軍需工場に対する戦略爆撃において、工場のみを目標とする精密爆撃をしようとしたが、十分な成果が得られず、絨毯爆撃に切り替えた(Wikipedia)」。

照準もへったくれもない大量殺りくで血も涙もなくドイツと日本を壊滅させたアメリカ。

じゃあ、なんでノルデン照準器なんて開発したの?

ノルデン照準器は、実は戦争に勝つための装備ではなく。「戦争に勝つために高空を飛ぶ」という言い訳を正当化するための道具でしかなかったのです。

本当の狙いは、高空で無数の大型輸送機を飛ばす実験をしたかっただけであり、爆弾を落とすなんてどうでもよかった。

そんなことは口が裂けても言えないので、ノルデン照準器でクリーンな戦争をしましょう、と言いつつ、実は長距離旅客機のプロトタイプ実験を繰り返していたのです。

なぜそこまで高空にこだわったのか。

以前の記事(「B29によって築かれたエアライン運航の基礎」、「日本がリードしていた戦前のエアライン」)に書いた通りなので、要点だけ書き出しますが。。。

◎高空の低い大気密度では、気流が安定しており、機体(おっと乗客もですよ)へのストレスを軽減できる。スピードが出せて燃料が節約できる。

旅客数や、もうけなど、大喜びでそろばんをはじいていたのでしょう。

あとはみなさんご存じですね。高空での厳寒や酸素不足を与圧設備で解消したB29で、Tシャツを着た搭乗員がサイパンから東京をなにげに往復し、ついでに爆弾も落とせることが証明できました。

B29(旅客機型B377)

https://web.facebook.com/groups/218033175139/?_rdc=1&_rdr

日本を実験台にして踏みにじり、アメリカは戦後の経済超大国へ躍進。

ああ無情。。。。

ちなみに、ノルデン照準器が、戦争の趨勢に大きく貢献したのは、実は「低高度雷撃」。

当時の傑作機に、グラマンTBF「アベンジャー」というのがあり。マニアの人ならピンとくると思いますが、グラマンF6F戦闘機が日本の戦闘機など大多数を撃墜して太平洋戦争の制空権を獲得したのと同じく、この制空権を生かし切って日本海軍の軍艦の多数を沈めたのがアベンジャー雷撃機でした。

大げさに言えば、この2機とB29 でアメリカは日本を屈服させたとも言えるのである。

F6F

 

 

TBF

 

 

B29(以上F6F、TBFともパブリックドメイン)

 

 

そのアベンジャーが装備していたのが「ノルデン高高度精密照準器」

戦争に決定的な影響を与えた軍用機の例にもれず、アベンジャーも低高度、海面すれすれを飛んで日本の軍艦に魚雷をぶち込みました。

どこでノルデン照準器の出番があるんじゃい?

自動操縦装置として重要だったのでした。

四方八方見渡す限り海、という状況では、まっすぐ飛ぶことさえ至難ですが、爆撃進路を一定に保つ機能を持ったノルデン照準器に「この進路に向けて飛びましょう」とインプットしちゃえば、あとはパイロットがぐーぐー寝ていようが、横風成分などを自動的に計算して、その進路に向かって飛んでくれる。

迷子にならずに生還率を高めるうえで、ノルデン照準器は必須アイテムだったのかもしれません。

*このへんの情報については、こちらもご覧ください(外部リンク)https://www.youtube.com/watch?v=M2w3CFPqnxs

いろいろあって、戦争とは違う目的や、戦争目的だけど、本来の用途とは違う場面で活躍したノルデン照準器。アメリカの国力を象徴する、恐ろしい「武器」だと思います。

ついでに、ようつべで面白いのがあったので、リンクしときます。

ではでは。

Posted by 猫機長
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短編集:干しバナナとバックミラー

◎バナナ

みなさん、干しバナナはお好きでしょうか。

https://escoladereceitas.com/como-fazer-doce-de-banana-caseiro-de-cortar-5-receitas-incriveis/

 

 

日本ではなじみが薄いかもしれませんが、ブラジルではめちゃくちゃあまーく加工したお菓子として、なかなかポピュラーだったりします。

でも、今回は、食べ物ではなく、戦闘機の「干しバナナ」についてのお話です。

水上戦闘機「強風」https://www.tamiya.com/japan/products/61036/index.html

 

 

第2次大戦。日本とアメリカにまたがる広大な太平洋が戦場となり。南洋の無数の島々に戦闘機を配備する必要に迫られた日本。

でも、ブルドーザーで瞬く間に滑走路を建設してしまうアメリカと違って、工兵がもっこを担いで。。。という日本では、遠洋の小さな島に滑走路なんて夢のまた夢でした。

苦肉の策として「零戦にフロートを付けて、波打ち際に着水できるようにしてしまえ」とやったら、意外にうまくいき。

巨大なフロートなのに、米英の戦闘機を見事追い払って、島々への空襲を防ぎました。

そのうち、零戦を無理やり水上機にするんじゃなくて、最初から水上戦闘機で設計したのを作ろう、ということになり。

そこでできたのが「強風」です。

零戦の水上機型と比べて、効率化が随所に現れています。

https://www.imgmsplus.com/item/36000/36970.jpg

 

 

写真は、上が零戦(二式水戦)、下が強風です。

両者の最大の違いは、零戦が低翼といって、機体の下部に翼を設置しているのに比べて、強風の方は中翼と言って、機体のまんなかに、団子に串を刺したみたいにしているところです。

もともと陸上機の零戦は、低翼にすることで主脚(着陸装置)を格納する必要があった。強風は、最初から水上機なので、そんな配慮は必要なく。空気抵抗が一番少なく、スピードが出しやすい中翼を採用出来ました。

これがアメリカになると、中翼大好きで、陸上機にも採用しています。

https://aerocorner.com/aircraft/grumman-f4f-wildcat/

 

 

上の写真はF4Fの例で、翼からだととても地面に届かないので、胴体に降着装置を格納することで、なんとか対応しています。

空気抵抗削減のほかに、中翼が低翼に比べて有利なもう一つの点に、「フィレットが不要」というのがあります。

フィレット、日本語で整流覆いとは、翼と胴体の取り付け角が鋭角(90度以下)になった場合、翼をもごうとする乱気流が発生するのを防ぐしかけであり。グラマンのように取り付け角が90度以上の場合は、そもそも必要がないのです。こうしてグラマンは資材、工程、労働などの劇的な節約に成功しました。

図はF6Fですが、F4Fも同様です。

 

 

ハリケーン戦闘機のフィレット後端。https://www.webmodelers.com/201905Ogawa.html

 

 

というわけで、強風もフィレットなしだぜーと大喜びで作ったのですが。。。。

試作機で、離水、フラップ格納だ!のとたんに、びりびりびりびりー!と水平尾翼が大振動を起こしちゃった!

危うく空中分解寸前で緊急着水。

なぜだ?

「層流翼」のせいでした。

層流翼は、当時最新の技術革新で、フツーの翼に比べてスピードが出せる翼型なのですが、失速特性に難があることが明らかになり始め。

強風の場合、翼と胴体の付け根で、「翼根失速」という現象により乱気流が発生し、それが尾翼を叩きまくっていたのでした。いやーあぶないあぶない。

せっかく中翼にしたのに、フツーの翼型と違って、層流翼では乱気流が発生しちゃうことが判明してしまい。

結局、これを防ぐために、零戦もびっくりの巨大なフィレットを取り付けるという、残念な結果になってしまったのでした。

そして、この巨大なフィレットについたあだ名が「干しバナナ」だったのでした。ははは

翼の付け根から、日の丸マークまで伸びる巨大なフィレット。

https://hobbycom.jp/my/1f4755c0c4/photo/products/138193

 

 

ちなみに、「強風」を陸上機に改修したのが「紫電」(写真上。中低翼)、そして「紫電改」(写真下。低翼)ですが、やっぱり翼根後縁の乱気流は防げなかったようで、どちらも「おばけフィレット」になっています。

 

 

紫電そして紫電改も世界水準を超えた傑作機なのに、これも層流翼のP51が、最小限のすっきりしたフィレットなのにくらべて、こうゆうところで米英との差がみえちゃうんですねえ。かなしいな

P51。Pixabay無料画像

 

 

◎バックミラー

「強風」にあってグラマンにないものがフィレットですが、今度はスピットファイアにあって零戦にないもののお話です。

それが「バックミラー」。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12261719707

 

 
上の写真で、風防上部についているのが丸いバックミラーです。

第二次大戦初期、戦闘機のスタンダードとして「ファストバック」という姿になっています。これは、キャノピー後方と胴体を一体化して空気抵抗の削減を図ったものです。

https://onemore01.c.blog.ss-blog.jp/_images/blog/_18f/onemore01/E4BA94E5BC8FE688A6-0a020.jpg

 

 
画像上が、ファストバック型風防。下が水滴型風防です。

さて、理屈上はともかく、実際戦闘に入ってみると、後ろの見えないファストバックでは、敵に食いつかれたら最後、というか、食いつかれても気づけずに撃墜されちゃった!というのが続出し。

やっぱり後ろが見えなくちゃ困るよねー、と慌ててバックミラーを付けたのでした。

http://majo44.sakura.ne.jp/planes/spitVtrop/04.html

 

 

ドイツの場合は、もっと潔く、空気抵抗でまくりのバックミラーを装着。

https://www.bild.bundesarchiv.de/cross-search/search/_1523207131/

 

 

https://www.quora.com/How-useful-were-rear-view-mirrors-on-World-War-Two-fighter-planes-like-the-Supermarine-Spitfire-and-Hawker-Hurricane

フ

 

ァストバックもへったくれもなくなってしまったのでした。

というわけで、大戦も後半になってくると、だんだん水滴型が主流になっていった。

https://onemore01.blog.ss-blog.jp/2016-10-07-1

水滴型風防のスピットファイア。スピットらしくないなあ。。。

 

 

なお、水滴型でもバックミラーを付けていたのもあり。爆撃機で、パイロットの後ろにも乗員が、という場合には有用だったのかも?しれません。

JU87急降下爆撃機の例 https://www.worldwarphotos.info/gallery/germany/aircrafts-2/junkers-ju87-stuka/junkers-ju-87-pilot-and-cockpit/

 

 

JU87 スツーカ https://hobby.dengeki.com/news/1417545/

 

 

ところで、バックミラーが本当に役に立ったのか?いろいろ意見があり。みなさんご存じミリオタサイト:http://www.warbirds.jp/ansq/1/A2000756.htmlや、なんでも質問箱Quoraからの情報では

「小さなバックミラーで、遠くから忍び寄る敵機なんて見えない。見えた時には近寄りすぎていてもう退避できない」

「バックミラーが振動してみえたもんじゃなかった」

なんて批判的なのもあれば

「無駄な装備だなどといわれながらも、誰も取り外さなかった。装備されていない機には、パイロットやクルーが自ら取り付けた」

なんてのもあり。

現実としては、味方同士の編隊飛行に便利だったのかもしれません。

以下、Quoraからの画像です。

こんな見え方らしい

https://www.quora.com/How-useful-were-rear-view-mirrors-on-World-War-Two-fighter-planes-like-the-Supermarine-Spitfire-and-Hawker-Hurricane

 

 

「数マイルほど速度性能が落ちた」そうです。

https://qph.cf2.quoracdn.net/main-qimg-f1e77b6788a2d98aa77d44f7ba58b581-lq

 

 

角型のバックミラーもあった。

https://qph.cf2.quoracdn.net/main-qimg-878a1f9e7a1489a3fa3352bb3ed3c811-lq

 

 

バックミラーはあっても使い物にならない、という事もあり。

たとえば、かぶと虫の場合、バックミラーは運転手側だけだったりします。

世界の名車かぶと虫

 

 

なぜかというと、車体が丸すぎて、バックミラーを使っても、車体しか映らなくなってしまうのでした。

運転席側でも、なんとかまるい車体をすかして後ろの道路が見えるように調整しています。

左ハンドル。運転手側です

 

 

後期型のかぶと虫で、助手席側にバックミラーが付いているのもありますが、あまり過信しないで、ルックバックで直接安全を確認したほうがいいと思います。

ポルシェの場合は、へんな幌を付けたので、ルックバックにも死角が生まれてしまい。何とか助手席側のバックミラーで後方確認ですが、せいぜい気休めにしかならないので、ルームミラーと併用し、安全確保につとめています。カメラモニタリングにしようかな。。。。

かわゆい356レプリカ

 

 
助手席がわのバックミラー。何も見えなかったりして

 

 

スピットみたいな丸いバックミラーをぼくの軽飛行機にもつけたらかっこいいなーなんて思うのですが、ばき!なんて折れて尾翼に当たったら大変だし。

でも、離陸前の暖機運転で、垂直水平尾翼のチェックをするにはとても有益だし。燃費に影響が出ないようなら、つけてみたいと思っています。

ちいさな飛行機に乗っています

ではでは。

Posted by 猫機長