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飛行機大嫌い人間との対話と、空港乗り継ぎテクニック

◎空港乗り継ぎテクニック

コロナ禍で旅行の機会もぐっと減ってしまいましたが、日本から海外への旅行には必ず通過する空港。以下、いろいろな耳より情報です。

1-荷物検査は、一番奥、かつ左の列に行こう

理由は簡単で、大多数の人は右利きなので、無意識に右寄りのステーに向かってしまうためです。同じく、無意識になるべく手前の列に行ってしまうので、奥の列は比較的すいていることが多い。

https://wired.jp/2018/12/29/super-fast-airport-scanners/

 

 

2-携帯式充電器を忘れず持っていこう

これはいわずもがなですね、トランジットで何時間、というときに「あああスマホの電池がきれちゃった」とならないための、必須アイテムです

*空港にも充電プラグが多数ありますが、ふつう満員というか、空いているプラグを見つけるのに狂乱します。

3-濡れた紙ナプキンは、フライト内で何かと便利です。

*飛行機の中は、基本的に「乾いた缶詰の中」です

https://www.gratispng.com/png-ck3t29/

 

 

4-揺れる飛行機が苦手の人は、早朝便で飛ぼう

軽飛行機も早朝に飛ぶのが大好き。まだ太陽が昇らず、太陽熱によるサーマルなど乱気流が発生しないうちに飛んじゃう、という意味です。

 

5-透明なZiplocの袋をもっていこう

*空港でやれ薬を買っただのいろいろ起きた時に、ここに入れておけばすぐ取り出せて、入管検査などでも安心。

6-預入荷物は、あらかじめ写真を撮っておこう

*残念ながらロストが起きた時に、空港の職員や航空会社の人に「このスーツケースだよ!」と写真で見せることができます。

Pixabay無料画像

 

 

7-深夜のフライトで飛べ

早朝フライトは気流の安定を狙っていますが、深夜便の場合は、フライトも空港も閑散としてのんびりできます。旅行の玄人がよく使う手口。喧噪が嫌いな人はお勧め。

8- ラウンジを使ってみよう

クレジットカードでは、特典でラウンジ使用料がただになるケースもありますが、国際便で乗り継ぎ時間が長い時など、お金を払ってラウンジを使うというのも一法です。下手なレストランより豪華な食事とか、ゆったりとくつろげる空間をホテルのデイユースより安く使えるかも?そして、ともかく空港内、ゲート近くにあるので、フライト時間が変更だ!なんて場合でもあまりあわてずにすみます。

 

 

9-ノートブックはすぐ取り出せる場所にしまっておこう

機内持ち込みの荷物で、ついあれもこれも、とパンパンになってしまうのはいいとして、パソコンがスーツケースの奥底、取り出すのにケース中をぶちまけないと。。。。なんてならないようにしましょう。空港でのパソコンは意外な秘密兵器になります。

 

10-駐車場の写真を撮っておこう

自家用車を空港の駐車場に止めて、一週間の出張だ!みたいな時、帰ってきたけど、広い駐車場のどこに車を止めたかわからなくなっちゃった!とならずに済みます。

スーパーやショッピングセンターでも有効です

 

 

11-空港では「着ぶくれ」しよう

その分、衣類以外の荷物をスーツケースに入れることができます。

 

12-携帯式重量計をもっていこう

これは買い物大好き人間へのおすすめ。やばいぞ!エクセスか?というときに、重量オーバーしていないか測ることができます。

 

13-イヤホーンにご用心

ゲートやラウンジでイヤホーンを付けている人がいますが、お勧めしません。つい、重要な空港アナウンスを聞き逃す危険あり。

 

14-ボーディングボードや空港の地図は印刷して持っていこう

いつどんな時でもポケットからすぐ取り出せるし、よりによって搭乗ゲートでスマホの電池が切れちゃった!というときでもぜんぜん安心です。

ブラジリア空港の見取り図

https://www.bsb.aero/br/antes-de-viajar/planeje-seu-caminho/mapa-aeroporto/

 

 

15-コンタクトはやめて眼鏡にしよう

空港にいる間、そして機上では眼鏡のほうが安心で、ドライアイとかも防げます

操縦しているときはコンタクト派だったのですが、コロナ禍でメガネにしました

 

 

16-機上では靴下でいよう

靴を脱いでも、靴下をはいていれば周りの人にも失礼になりません(失礼の定義にもよるけど、少なくとも嫌がられるケースは激減します)

 

17-おやつをもっていこう

ビスケットだの保存のきくのをもっていきましょう。空港で買うと何かと高いです。

ラウンジに逃げ込む手もある

 

 

◎客席シートから見たジェット旅客機の操縦

とある友達に、飛行機大嫌い人間がおり。「飛行機は意味不明の振動をしたり、翼に穴が開いたりして怖い、乗りたくない」というので、もう少し詳しく聞いてみました。

①滑走時に、ごんごごん、と機体が振動する→飛行機のせいではなく、滑走路の凹凸のせいです。整備された滑走路でも、誘導灯が埋め込まれており、この上を飛行機のタイヤが通過するときは、やっぱり、ごん!と振動します

滑走路の誘導灯。上はPixabay無料画像。下はhttp://building-pc.cocolog-nifty.com/map/2007/08/post_4279.html

 

 

②離陸したはいいが、急にエンジン音が低くなり、低い高さなのに上昇しなくなっちゃう→これはパイロット目線から見ても嫌ですねー、でも、騒音対策やトラフィックの都合とかで、その区間は緩上昇でエンジン音を低く抑えるしかないのだと思います。その区間が終われば、また元気よくエンジン加速、ぐんぐん上昇していきます。

③上昇中に、突然「ばこん」という音が!→車輪を格納しています。なお、着陸降下時は、「ばこん!ごごごご」と、脚を下したことによる乱気流の音も聞こえます。

主脚を格納中。こんなでかい扉を開け閉めすれば、音もでかいですよね。。。https://www.youtube.com/watch?v=TNw1WkHRJzU

 

 

④翼を見ていると、後ろの端っこがちぎれそうになったり、翼に穴があいているぞ!→ちぎれそうなのは、スプリット・フラップといって、特に着陸時にゆっくり飛べるように翼の形を変化させているのです。穴があくのは、スポイラーといって速度調節、言ってみればブレーキみたいなものです。いずれもぜんぜん安全です。

 

 

⑤飛んでいると眠くなります→これは、高度1万メートルだと本来は無酸素状態のところを、人為的に酸素を供給しているため。地上に比べて酸素濃度70%くらいにしているので、眠くなります。

たしかに、ジェット旅客機なんて、言ってみれば金庫に翼を付けて無理やり飛ばしているようなものですからねーやっぱり飛行機はピストンエンジンの軽飛行機じゃなきゃ。。。。

ジャンボジェットの最大重量は447,696kgに達するらしい

 

 

ちなみに、僕の乗っている飛行機は①~⑤とも無縁です。

①凹凸を感じるほど滑走路の上を走りません。ボーイング737の滑走距離は1700m。軽飛行機は170mもあればエアボーンです

②エンジン全開でも音量が全然違いますし、軽飛行機は大都会の国際空港とかにはあまり発着しません。僕の軽飛行機でエンジン全開の離陸でも、隣の牧場から迷い込んできたのら牛が知らん顔してはんすうしています。

③セスナとかは固定脚なので、こうゆう音は発生しません

④軽飛行機の翼にはスポイラーなんてないし、フラップも「穴が開く」ような上等なのはついていません

⑤軽飛行機が飛ぶ高度は、せいぜい高くて3000メートルだし、適度に揺れるので、眠くはならないと思います。。。。

最大重量620kgの、小さな飛行機で飛んでいます

 

ではでは。

 

Posted by 猫機長
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小説宮古島沖陸自ヘリ航空事故

これまで何回か「小説もの」を書いており、いずれもギャグ満載、かつハッピーエンドとなった「よいこの創作童話」ですが、今回に限っては、とてもシリアスで暗澹たる内容となっています。

小説であり、フィクションであること、明記しておきます。

さて、

とある吉日。

「そうだロサンゼルスに行こう」

と言い出したのは、とある台湾のおばさん。

ただのおばさんではなく、台湾の大総統だったのでした

ロサンゼルスで買い出しでもしたのか?

ではなく、アメリカの下院議長と会談をしたのでした。

https://www.chunichi.co.jp/article_photo/list?article_id=667374&pid=3312947

 

 

お話の内容は世界に発表され。

「アメリカと台湾はなかよしの独立国。アメリカは今後も台湾への支援を継続していく」

これを聞いた中国は、烈火のごとく怒り、

「1つの中国という原則を根底から覆す発言だ。許さん」

と大爆発したのでした。

当たり前と言えば当たり前の反応である(正しい反応かどうか、はまた別)。

なぜ、蔡総統とマッカーシー議員は、わざわざ世界中にこんな「茶番」を演出したのか?

もともとは、中国側の「進出」があった。

共産中国は、国府政府を打倒した後、共産中国のみがデファクトの政権であると世界(国連他)に認めさせ。

一方、台湾という「もう一つの中国」がこれもデファクトで存在していることは容認してきた。

これで、自由世界も共産世界も、なんとかバランスを保つことに成功。

台湾をめぐる米中の微妙な関係によって引かれてきた、様々な「境界」

https://blog.goo.ne.jp/o2009kay/e/d4874b8ee5574a7a8ec1b485e1bd600b

 

 

しかし、ウクライナ戦争が始まってしまい。

暴力による現状変更が、開戦より1年以上も継続してしまっている状況に。

もちろん、自由世界は大反発し、ウクライナ支援を継続しています。

こうした状況で、自由ではない世界の住人である中国も、「暴力による現状変更」に目覚めてしまったら?

自由世界は危惧していました。

そして、中国の共産主義者たちは、策動を開始し。

「中国軍機が台湾との中間線を越えて飛行することが常態化するなど、「現状変更」を常態化するようになった(台湾 蔡総統 米下院議長と会談 連携強化で一致 中国側は反発 | NHK | 台湾)」

台湾そして米国は、戦慄しました。

「これでは、リトルグリーンメン以降のウクライナの二の舞だ!」

リトルグリーンメンというのは、2014年当時、クリミアなどに不法上陸した、「緑の軍服を着た人たち」のことです。

軍服を着たプロの軍人ですが、どこの国の軍隊かを明示する標識をいっさい装着していなかったので、どこの誰なのかわからず。

誰か分からずとも、現地の治安当局をはるかに凌駕する武器を装備していたので、あっというまにクリミアなどを実効支配してしまい。

その後、「国民投票」でなぜかロシア領ということにされてしまっているのは皆さんご存じの通りです。

「緑の人たち」。日本には自衛隊がおり、こうした卑怯な行いを防いでいます。

パブリックドメイン

 

 

中国の場合、謎の漁船が近隣諸国の領海に押し寄せるのは昔からありましたが、これは、漁船のふりをしているが実は中国海警ですよ、というのはみなわかっていて、ようするに、おおむねデモンストレーションのレベルで、なんとか食い止められていた。

しかし、今や、堂々と軍用機で「中間線の侵犯」を常態化させている。

要すれば、「リトルグリーンメン」を超えた一線に踏み込んでしまっており、このままでは本当に軍事力占拠に出てきてしまうぞ!

絶対にそんなことはさせない、という意思表示が、蔡総統とマッカーシー議員の会合と、その声明として世界に発信されたのでした。

さて、

中国による「中間線」を侵犯するという行動と

米国による「侵犯はするな」という声明で

双方の主張が危うくバランスを保ち、それ以上にエスカレートしないというエクスキューズが会談により生み出されることになりました。

つまり、中国も、蔡総統とマッカーシー議員の会談と声明(あるいは類似の行動)がいつかはなされることはわかっており。

同会談のメッセージを受け、表面上は大反発しても、少なくとも当面は台湾侵略を控えるということは、米中の暗黙の了解だった。

https://www.istockphoto.com

 

もちろん、中国もはいどうぞと受け入れるわけはなく、中国側のメンツが保たれる形をちゃんと米国が用意しておくことが前提条件であり。

これは、米国と中国が了解しておけばよいので、声明みたいに世界中に発信しないが、米国も相応の損をしましたよ、ということを中国に納得させればよいということになり。

中国が被った損とは「共産中国の舎弟である台湾に、米国が手出しをするのを許した」であり。中国のメンツは丸つぶれとなった。

であれば、米国の舎弟を中国がシバクことを、米国が黙認することで帳消しにする必要が出てきた。

本当にシバクと武力行使になるので、そこは米国とその舎弟側のほうで、うまく「指」をつめてもらおう。いいよな、ということになっていったのでした。

‐〇‐

会見の翌日。沖縄海域。

自衛隊師団長以下、8人の高官を乗せたヘリコプターが、日中共に領土と主張する地域に至近の空域を飛行していた。

エンジン快調ななか、師団長が訓示。

「われわれは、日本の平和を守るために必須の作戦行動を開始する。皆事情は分かっていると思うが、要するに我々は海の藻屑と消えなければならなくなった。眼下の海面を、敵艦の甲板と思え。直ちに急降下し、全速で突撃せよ」

そして、ヘリコプターは真っ逆さまに海面に激突したのでした。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1690964.html

‐〇‐

 

 

中国人的なアプローチから言えば「ヘリコプターの1機と、将軍数人程度で、何が指つめだ!」

となるかもしれませんが、日本人から見れば、不可解なことだらけであり。米中の緊張に巻き込まれた、という考えも出てくると思います。

中国電磁波による撃墜というのをはじめ、証明する根拠が不足していますが。

言いたいのは、中国も日本も、知らないうちに戦前の悪夢のような世界に戻ろうとしていませんか、ということです。

最近、日本側で「日本は強い正義の味方だ」という論調が、少しづつ増えていっています。

中国側も同様で、「愛国無罪」はいうに及ばず。

以後、わざわざ中国については言う必要はないですよね。日本に言えることは中国に対しても同じです。

さて、悪い共産主義者の軍隊が沖縄に上陸して、小学校を拠点にし、子供たちを盾にして攻勢をかけてきたとします。

自衛隊は、こどもたちを避けながら、ピンポイントに中国兵を倒せるでしょうか。

国防においては、実は民間人の安全は考慮されません。

小学校を叩き潰すことで、敵の拠点を消し去って、勝てるのであれば、中国軍だろうが自衛隊だろうが、任務遂行のために、児童たちもろとも、小学校を爆破しなければならないのです。

「犠牲になれというのが命令であれば、その命令に従うのが軍人だ」という言葉があります。

太平洋戦争初頭、日本海軍の進撃を止めるために圧倒的不利な反抗を試みた米軍魚雷艇部隊のことばと言われます

*犠牲になれというのは、極限まで抵抗したら捕虜になれ、援軍は来ない、という意味であり、特攻で死ね、というのとは180度違うので念のため。

戦争というのは、プロの軍人だろうが、小学校の児童だろうが、すべての人間を犠牲にしてぶち56します。

そこには、正義も強いもありません。

ウクライナ戦争。https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/04/20220405-OYT1I50116-1.jpg?type=large

 

 

自由主義陣営は、先制攻撃は行いません。経済が豊かで、戦争に訴える必要がないからです。

独裁主義の国は、この逆です。

戦争になると、侵略者の先制攻撃によって自衛隊が大打撃を受け、民間の人々が虫けらのように56される事態になってはじめて、世界から「侵略された」と認知される、そんな状況になるということです。やっと米軍が出てくるころには、日本は破壊しつくされているでしょう。

前回の戦争で最大の被害者となった日中の民衆が、新たな戦争は生み出さないことを願っています。

ではでは。

 

Posted by 猫機長
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ポルシェくんが壊れちゃいました

ポルシェくん。かわいいなあ

 

 

とある金曜日。ブラジリア市の北部地区にあるアパートから、30キロ北東の飛行クラブまで、ポルシェくん(356Aレプリカ)に土日の食料など詰め込んで、いよいよ出発だ!駐車場を発車し、アパート敷地の出口まで来たとき、突然エンジンがぷすん、と止まっちゃいました。

いくらセルモータをまわしてもかからず。

アパートに出入りする車が集中する場所だったので、あわてて管理人さんたちといっしょに、業者用の駐車スポットに押してゆき。

アパートから徒歩5分の所にある修理工場へ修理屋のにいちゃんを探しに行ったら、工場長みずから(Biraという名のおっちゃん)が救援にきてくれました。

別に何もへんなところはないよ?ディストリビューターの蓋を開けたら、ローター中心のコンタクトポイントが汚れて真っ黒になっていたので、がしがし!きれいにしたら、一発でエンジンがかかりました。

画面まんなかのまるい容器(ディストリビューター)の中から飛び出しているような四角いのがローター。その回転軸にあるまるい金属の部分が汚れで真っ黒になっていました。

 

 

でも、蓋のほうで電極がすり減っちゃってたので、早めに交換したほうがいいね、という事でその日は決着し、事実30キロ先の飛行クラブまで全然問題なく行き。日曜にはなにげに帰ってきました。

ところが、2日たった火曜日。

会社からの帰り道、5キロも走ったところで、今度は、バーン!とバックファイアを起こしてエンスト。

しゃあないなあ、と慣性で走ってゆき。すぐそこに車道を外れてスペースがあったので、避難してストップ。

例の蓋を開けて、電極をがしがし。エンジンケーブルで緩んでたのがあったので、バックファイアはこれだな、と差し込みなおして、エンジンも素直にかかったので、そのまま帰宅しました。

ところが、翌日も、こんどはすとんとエンストしちゃう症状が発生したので、そこかしこでストップ、休憩しながらBiraの修理工場まで逃げ込み。蓋の方は見つけてくれており、さっそく付け替えて、その日はまた問題なく自宅へ。Biraいわく、もしこれでなおらなかったら、CDIユニットかもしれん、とのことでした。

ディストリビューターのふた。右は内側を覗いたところで、中央の電極がすりへっちゃってます。

 

 

はたして、翌日またもや同じ症状が再発。そこかしこで止まりながら、その日は何とか逃げ帰り。

ブラジリアには、ちょくちょく「避難スポット」みたいなのがあり。

 

 

ふだんから、その辺を飛行しているとき、無意識に万一の不時着点を探しているのが、道路の避難スポットを見つけるのに役に立ったかもしれん。

さらに翌日の早朝、まだエンジンがうまく作動しているすきに、近くの部品屋さんに滑り込んでCDIユニットを購入し、付け替え。

CDIユニット。オリジナルは機械式イグニッションでしたが、メンテがめんどいので、電子式(CDI)に取りかえています。

 

 

でも、やっぱり再発したのでした。ははは

Biraに電話。燃料系かもしれんということになり。

その時はもう金曜になっていましたが、Biraの工場はいつも大人気、超満員で余裕がなく。ほかで土曜日もやっているというところをBiraに教えてもらいました。

さて土曜日。

Biraの紹介で行ったところは、朝早かったのでまだ開店しておらず。看板を見たら電気関係となっていて燃料系はできなそうだったし、隣近所も修理工場が多数あったので、とにかく開いているところにとびこんでみたら「かぶと虫の修理を得意としているLuizinhoというのがいるから、そこへ行け」と教えてもらい。

 

 

やっと本格的に修理開始ができました。

手始めに燃料のフィルターでも確認しようか、とタンクからの接続をはずして、中に入っていたガソリンを容器に開けたとたん、

どばどばー!と土やらゴミやらで茶色に染まったガソリンが。

下の写真の白いやつがガソリンフィルター

 

 

これじゃあガソリンの配線がつまっちゃうよねーということで、フィルター、ガソリンポンプ、そしてこれらをエンジンやガソリンタンクにつなぐホースを付け替えました。

いやいや、ピストンの圧縮抜けとかだったら大手術だぞ!とLuizinhoともども戦々恐々としていたら、「フィルターの詰まり」なんて意外に基本的なトラブルすぎて拍子抜けじゃん?

あとは、エンジンを再始動して、いちおうテスト。

と思ったら、エンジンがかからねえじゃん!というか、かかったはしからすとん、ととまってしまい

うああああー何か重大な故障でもあるのか?

考えていたLuizinhoは、さっき取り換えたばかりのあたらしいガソリンポンプを外し。ごきゅごきゅ、と可動部分をいじっていましたが、

ガソリンポンプ。

https://lista.mercadolivre.com.br/bomba-de-gasolina-fusca

 

 

「これは不良品だ。とりかえてこい」

となり。

上記のフィルター他一式を買ってきた部品屋さんに行って、ポンプを交換してもらいました。

そのポンプをつけたら、なんと全然ふつーにエンジンかかりました。ははは

画面中央がポンプ。その左がディストリビューター

 

 

これで解決かと思ったら。。。。

2日ぐらい後、再発しちゃいました。

すとんとエンジンが落ちちゃう、まったく同じ症状。泣きました

その後、うだうだ、いろいろあったのですが、結局はHallセンサーだね、ということになり。

HALLセンサー(赤い蓋の下にある黒い四角い箱)付きのディストリビューター。

https://shopee.com.br/Distribuidor-Fusca-Kombi-Sensor-Hall-Com-Avan%C3%A7o-Igni%C3%A7%C3%A3o-Eletr%C3%B4nica-i.410131925.15911259314

 

 

Luizinhoのところで、新品と取り換えてもらいました。

しかしこのHallセンサーですが、なかなか新品がみつからず。Luizinhoがわぎゃぎゃぎゃー!と大騒ぎして、ブラジリアから西に30キロくらいか?にあるタグアチンガというところまで取りにいくなどあり。

なぜブラジリアという中心都市になくて、得体のしれないタグアチンガなどという暗黒都市にあるのかというと、こちらはポルシェくんや、かぶと虫などの怪車で使っている時代遅れの部品をいっぱい売っている、ディープなまちだからです。

タグアチンガなどの暗黒都市でときたま見かけるディープな怪車たち

 

 

ポルシェくんのエンジンは1982年製ですからねー新品が即日見つかるほうがおかしかったりして。見つかったけど

いつまでも部品供給のとぎれないVWエンジン恐るべし。

ポルシェくんやかぶと虫のエンジン。基本設計は1930年代の「恐竜エンジン」です。

 

 

というわけで、Luizinhoはディストリビューターをばらして、Hallセンサーを付けかえ。

赤丸がHALLセンサー。

 

 

それにしても、治癒じゃなかった修理完了まで2週間もかかり。

電気系の故障は、不具合の兆候も見せず突然発生し、作動しなくなったと思ったら復活したりとか、どこが悪いのか特定も困難(今回は、CDIユニットやガソリンポンプは無駄な交換になっちゃいました。寿命が迫っていたからいいけど)で、HALLセンサーだな!と交換しても、数日はやっぱり安心できず。これが機械系なら、ステアリングボックスの時みたいに、すぐ特定でき、その部品を取りかえればスパッと治るんですけどねー

というわけで、最近電気モーターの飛行機や空飛ぶクルマなどが話題になっていますが、ぼくは電気飛行機は怖くて操縦できないです。乗客ならいいけど。

乗客だったら、落ちてもぼくのせいじゃないもーん。

あれ?

ちなみに、今回の故障特定するまでにチェックした部位は次の通り

◎エンジンコイル

◎CDIユニット

◎イグニッションケーブルなど、ケーブル類

◎ウインカーリレー等と共有しているアース配線

◎燃料タンクからエンジンまでの燃料ホース(フィルタ含む)

◎ガソリンポンプと作動用ロッド

◎キャブレター吸気フィルター

よりによっていちばん後回しにしていたディストリビューター(HALLセンサー)が故障していました。

確認途上で取り換えたりした部品たちなどなど

 

 

その後は週末まで再発せず。

金曜のうちにアパートから飛行クラブへ無事行きつき。翌朝その辺をひとっ飛びした後、この記事を書いています。

ちいさな飛行機で飛んでいます。

 

 

ではでは

Posted by 猫機長
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恐るべしタイガーバーム

ブラジルとパラグアイの国境に、プレジデンテ・ストロエスネルという町があります。ブラジル側のフォズ・ド・イグアスとは、パラナ川で隔たれており、「友情の橋」で通行ができるようになっています。

と書くと、あれプレジデンテ・ストロエスネルじゃないよ、シウダージ・デル・エステだよ、とご指摘があるかもしれません。

 

 

はい、その通りですが、デル・エステになる以前は、ストロエスネルでした。そして、ストロエスネルという恐ろしい独裁者の名前から、デル・エステすなわち「東の町」という、優しさいっぱいの名前に替わったように、現在のデル・エステが優しさいっぱいな国境の貿易・観光都市であるのに比べて、当時のストロエスネルは、身の毛もよだつ、血も涙もない野獣資本主義の渦巻く世界だった、のかもしれません。

要すればスラムだった。

中国人が流入し、窮状で生まれ育った現地の底辺の人の中から、人を出し抜いてでも金儲けをする才能のある人たちを使用人に抜擢して、巨大市場を形成しました。

もともと中国人なんて金儲けの天才ですが、さらに抜きんでた「やりての商売人」が、パラグアイとブラジルの国境という戦略的要地に集まって発展した町、と言ってよいでしょう。

別に、金儲けのためなら、人だろうが犬だろうが56して眉一つ動かさない人たち、とは言っていないので、念のため。

ストロエスネル当時の隣国ブラジルは、自国の産業を育成するために「輸入ゼロだ!すべてを国産にせよ!」と軍事政権が指令を出しており。国産と言っても部品は輸入とかもあったので「100 por cento Nacional(国産化率100%達成)」をアドバルーンに掲げていました。

つまり、それは、外国から見れば、なんちゅう粗悪品じゃ、というような製品が、ものすごく高い値段になってしまうという事を意味していました。

たとえは悪いかもしれませんが、自衛隊の装備を国産としたため、外国の同等品にくらべて高くなっちゃった、というのと似たような話かと思います。

微妙な国産化の例。64式小銃

https://rikuzi-chousadan.com/soubihin/zyuukaki/type64rifle.html

 

 

つまり、うまくブラジル官憲の目を盗んで、著しく安く高品質な外国製品をブラジルに運び込めば。。。。と気が付く中国人が出てきたのも自然な成り行きだったのかもしれません。

https://viagemeturismo.abril.com.br/cidades/ciudad-del-este/

きれいな新車が走りまわる現在のデル・エステ。穏やかになりましたね。。。

 

 

ブラジルとの国境で、うまく抜け荷を運び込める拠点といえば、フォズ・ド・イグアスのほかにもポンタ・ポランなどがありますが、もろもろの事情により(深入りする気はありませんのでご容赦ください)、フォズ・ド・イグアスが一番便利であり、対岸のパラグアイ都市、プレジデンテ・ストロエスネルが最大の拠点となったらしい。

https://www.h2foz.com.br/paraguai/ciudad-del-este-a-que-nasceu-duas-vezes-faz-65-anos/

ストロエスネル時代。ちょっと古い写真だけど。

 

 

もともと、パラグアイという国は、農業国です。

パラグアイの人たちは、働き者の女性と、穏やかなインディオ系の人々、というとステレオタイプ化してしまっていますが、密輸をして大儲けしてやろう、というような種類の人はそう多くなく。

ただ、少なくとも昔は貧しくて、食べていけるなら。。。という人もいた。

九龍城砦という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

端折った説明になりますが、英国が香港を侵略した時、いろいろあって英国の主権が及ばない飛び地が生まれ。

その飛び地には、清(中国)の主権も及ばなくなってしまい。

その結果、警察とかの手が届かない、恐ろしい無法地帯としてのスラム「九龍城砦」が誕生した。

九龍寨城(1989年)
Author: Jidanni, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

 

 

もちろん、九龍城砦の住人のほとんどは、まじめな、働き者の人たちであり、お医者さんや歯医者さんといった知識人もいれば、日常の雑貨を売るお店屋さんやスーパーみたいなのとか、床屋さんなど、要すれば、国家権力が届かない「九龍城砦」という一つの独立共同体が存在していた。

ストロエスネルの場合、貿易、というお題で発生した、ブラジル・パラグアイの国家権力があまり厳しく取り締まらない(わいろを絞り取っていたとは言いません)、一つの巨大なスラムだった、という事が言えると思います(繰り返しますが。過去形です。現在はデル・エステという都市になっています)。

こういった場所の常で、いわゆる反社組織が強い力をもっていた。これがリオデジャネイロのスラム(ファヴェーラ)だと、「コマンド・ヴェルメーリョ」だのといった組織が、警察を追い払ってデファクトの権力を大っぴらに握ったりしていますが、ストロエスネルの中国組織はもっとクレバーで、別にパラグアイやブラジルの国家権力とケンカするでもなく、でもストロエスネルの貿易を牛耳る中国商人の手綱はしっかりと握っていたらしい。

時代は過ぎ。

ブラジル製品もいちおう外国製品と肩を並べる品質と価格になってきて、それほど密輸のうまみはなくなってしまいました。

でも、以前からつちかわれた、中国人のコネクションを通じたパラグアイからブラジルのへの輸送販路は継続され。

現在は、穏やかな国境都市デル・エステから、「友情の橋」を渡って、中国や東洋の特産品をサンパウロの東洋人街へ運ぶ重要な拠点になっていると理解します。

友情の橋

História e curiosidades sobre a simbólica Ponte da Amizade

 

 

こないだサンパウロの東洋人街に行ってきましたが、以前の日本人街だった時の、日本書籍店や、日本食品店が並んでいた、一種のどかな風景から変化して、すさまじい数の極小店舗が雑居ビルに密集した九龍城砦みたいなのが生まれており、びっくりしました。

まあ、ブラジルの九龍要塞は、明るくてあっけらかんとしていましたが。

東洋人街、雑居ビルの入り口。いろいろなお店の看板が密集しています。

 

内部はこんな感じ。クリスマスの飾りつけとががなされています。

 

 

というわけで、どんなものが売られているかというと、こんな感じ

 

 

これらがすべてデル・エステ経由か、あるいは直接サンパウロ空港からなのかはわかりません。

というわけで、やっと表題のタイガーバームにたどり着いたのでした。

そもそも、タイガーバームってなに?

軟膏です。世界中で売れているベストセラーであり、日本では第三類医薬品に区分されている、外用鎮痛消炎薬です。

このタイガーバームを見て、ストロエスネルでの記憶を思い出しました(以下、脚色しています)。

 

 

ストロエスネルでは、いわゆる担ぎ屋さん(パラグアイでの免税を利用して大量に買い付け、うまく「友好の橋」を渡ってブラジルで売りつける人たち)と、観光客としてやってきて、でもパラグアイで安く購入してブラジルに持って帰る人が主な客であり、特に後者はせいぜいお土産程度しか買っていきませんが、上の写真みたいにひしめく店舗に展示しているタイガーバームふくめ、もろもろの輸入品を、「やったー中国の本物を、ブラジルの政治家に中抜きされない値段でゲットだ!」と大喜びして買っていきました。

そんなお客さんたちを見ながら、とある中国のお兄さんのひとこと。

「タイガーバームには、実は古来のタイガーバームと、一般向けのタイガーバームがあるんだ。古来のタイガーバームは、歯が痛ければ歯に塗る(本当は歯茎か?)、おなかが痛ければお湯に溶かして飲む。肺がやられたらお湯に混ぜて吸引する、という事で、なんにでも聞く万能の薬なんだけど、お湯に溶かすとか歯に塗るとかはちゃんとやらなければ副作用を起こすし、そう誰にでも売っていい薬じゃない」

「そこで、一般向けのタイガーバームには、消炎・鎮痛の外用塗り薬という部分をのこして、世界のどこでも売れるようにしている。みんなが買っているのはこっちの方なのさ。でも中国人には、古来のものを売っているし、欲しかったら売ってあげるよ」

ということでした。

さて、「古来のタイガーバーム」に何が成分として入っているのか、もちろん聞くことはしませんでした。する人は4にます。

奇跡の万能薬タイガーバームは、現在では、外用消炎鎮痛薬、第3種医薬品として順応し、日本に世界に愛されています。

デル・エステから送られてくる現代に合致したメントール薬品タイガーバーム。

時代の流れは、少しづつでも「風の時代」に向かっているのかな、と願っています。

アメリカにもタイガーバームちっくなのがありました

https://jp.rohto.com/mentholatum-ointment/ointment/

 

 

ではでは

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軽飛行機で「幽霊バス」の上空を飛行

このブログは「軽飛行機で空を飛ぶ」ですが、飛んでいるという投稿が切れちゃっていることに気づき。さっそく、その辺を飛んできたよ!というフライトログを投稿するのでした。

 

 

寒い寒い冬のブラジリア。日の出とともに起き出し。

まずは寒さ対策だ!

という事で、ユニクロのももひき、さらにはフラジャケを着込み。

 

 

えりまきはフラジャケの金具や、ヘッドセットと干渉してボロボロになっちゃったので、殿堂入りで永久保存します。代わって、日常づかいでは、写真右下のネックウオーマーを起用。

首のところの金具で擦り切れちゃったらしい

 

 

日の出から1時間後くらい(午前7時30分)に合わせて、空軍にフライトプランを提出。

 

 

きょうび、さいわい空軍のシステムで離陸一時間前に提出すれば、15分くらいで許可になるので助かっています。

航空地図で今回のフライト経路を確認。

 

 

今回は、下図の赤線の通り①Sal川とMaranhao川の合流点、②『幽霊バス』、③Lagoa Bonita湖、を回った三角コース。1時間半、120NMつまり222キロくらいを飛ぶこととします。

 

 

格納庫から飛行機を引っ張りだして。。。

ブラジリア・アプローチ(空軍)に電話してトランスポンダーコード取得。

飛行機に乗り込み、チェックリストで操縦系、燃料計、計器などなど確認。エンジンスタートして滑走路に進出。

乾季のブラジリア

 

 

離陸。ぐんぐん上昇して、最初のチェックポイントに向かいます。

 

 

管制空域を離脱。ブラジリアアプローチに報告して、それからは管制飛行を脱して自由に(さびしく)①の河川合流点に向かいます。

想定どうりブラジリア連邦区境界の道路を横切り。

航空地図だと、赤丸の地点です

 

 

そして、Maranhao川が大きく蛇行しているところを通過。ふむふむ進路をはずれてはいないな。。。。

ううむ、なんだかわからないか?

 

 

というわけで、赤線で表示

 

 

地図上はこうなる。赤丸がさっきの道路。青丸が大蛇行。緑が河川合流点。

 

 

これらのポイントから外れないように、実ははるか前方に指標を設定していたのでした。うねうねくねっている山脈のなかで、一つだけちょっと高めの、富士山みたいなのがあり。この富士山からちょっと左に機首を向けて飛んで行きます。

 

 

ごめんなさい、スマホのカメラで撮影した写真ををこれまたスマホのブログに、なので全然みえないでつね。。。。

でも、へんな望遠カメラと違って、いがいと肉眼に近い見え方になっては、います。

ちなみに、ちょっと左はどれくらい左なの?は、毎回気流だの太陽の当たり具合だのによって変わってしまうので、正確には言えないのでした。ははは

さて、大蛇行から、川をロストしないように飛んでいきます。そこかしこに白く水面が光っているので、目印にして飛びます。

画面の左下から右上に、うねうね蛇行しながら、ちょうど日陰と日向の境界あたりに川が伸びています。

 

 

下流にいくにつれ、川幅も広がり、見やすくなってきました

 

 

 

 

雲の下に入ると、風景も一転。

 

 

そんなこんなで、合流点直上に到着。エンジンスタートから33分、離陸から26分くらいでした。

 

 

ちなみに、グーグルマップで、地上から見たらこうだよ!という写真があったので添付。

https://goo.gl/maps/xUZqf9uJGvD96ZNy5

 

 

機首を返して「幽霊バス」に向かいます。

 

 

まず、「幽霊バス」って何?

もともとは、このへんの大地主が、自分の土地にへんな侵入者がないかを監視させるため、土地の中でも一番見晴らしのいいところまで宿泊施設を装備したバスを登らせ。このバスに警備員みたいな手下を常駐させて監視していたらしい。

そのうち、警備員とかいなくなり、バスの方もエンコしたまま放置され。

マウンテンバイクのあんちゃんたちに格好のレジャーポイント?としてもてはやされるようになり、有名になりました。

地上からは、こんな感じらしい。

A Casa de Pedra e o Ônibus Fantasma – 06/10/2018

 

 

ぼくは、自転車でこんな無頼の荒野(というか山脈、台地)の奥深くまで、なんて狂ったまねはできませんが、飛行機で上空を通過する分には、山奥の秘境に突然バスが出現という、なぞですが面白い指標なので、ちょくちょく行っています。

というわけで、上空からはどんなかというと

まずは、はるか遠くから平べったい台地が見え始め

 

 

 

 

台地の端っこに、四角く赤茶けた土地というか用地というかが見え。

この四角の中に、幽霊バスがいるというかおかれているはずだったのだが?

 

 

自力でどこかへ走って行ったのか、あるいはバラバラにされてスクラップか?いなくなっていました。かなしいな。

というわけで、幽霊バスが、幽霊ではあるがちゃんと存在していたころに撮影した写真を流用します。

 

 

今回、どこかにまだバスがいないかな、と探しまくっていたら、ついつい高度が下がりすぎちゃいました

 

 

本物の幽霊になってしまったバス。でも、自力で都市部まで降りて、レストアされてブラジリア市内を走り待っていることを願っています。

さて、最後の行程はLagoa Bonita。ポルトガル語で「美しい湖」です。

緩上昇で、のんびり高度をとり直して。。。

 

 

さっきの写真のちょっとアップ。迷子にならないよう、帰路は「デジタル塔」を指標に飛んでいきます。見えない。。。。

 

 

地上から見たデジタルタワー

https://g1.globo.com/df/distrito-federal/noticia/2019/10/17/gdf-abre-edital-para-conceder-torre-de-tv-digital-a-iniciativa-privada.ghtml

 

 

「美しい湖」にむかってのしのし飛んでいきます。

 

 

 

 

ここまでくれば、ブラジリアの市街地はすぐそこです

デジタル塔が見えますねー。くどいか?

 

 

いよいよホームベースに帰着。

今日は、滑走路上でへんなつむじ風があり。どしん!という着陸でした。

 

 

おまけ

今回、気流が荒れそうだとはわかっていたので、離陸前に自撮り。

こんな人です

 

 

小さな飛行機で飛んでいます。

 

 

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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マストのお話や片思い相談ほか。短編集

◎短編その1:パゴダマストは日本美術だった

船舶の重要な構成部分の一つに「マスト」というのがあります。

もともとは、帆柱です。

二本マストのカラベル船

https://marsemfim.com.br/wp-content/uploads/2018/04/caravela_portuguesa.jpg

 

 

そのうち、帆柱の高いところに見張り台を付けると、遠くまで見渡せることに気づき

http://www7.plala.or.jp/B1F/master/report-o2.html

 

 

帆がない蒸気船の時代になってもマスト(と見張り台)は残ったのでした。

戦艦三笠

 

 

そのうち、日本ではマストが独自な発展を遂げ。

こんなかんじになりました

https://livedoor.blogimg.jp/irootoko_jr/imgs/e/f/ef26b7af.jpg

 

 

写真は、マニアの間でも有名な、戦艦扶桑のマスト(艦橋)です。

アートすぎるので、艦橋単品で再現するマニアも数知れず。

扶桑、艦橋2

 

 

これは、やれ主砲の着弾観測だの、見晴らしのいい指揮所だのを求めていったらこうなったらしい。

じゃあ、アメリカの戦艦とかはもっとすごいんじゃね?

こんなかんじ

戦艦アリゾナ

https://waterline.sakura.ne.jp/images/plamo/arizona/arizona59.jpg

 

 

https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-category-209.html

 

 

アメリカらしく、艦橋そのものと観測マストがくっきりクレバーに分かれていたのでした。もっと正確には、鳥かごみたいな白いのは「羅針艦橋」というらしい。

日本のように下から上までごっちゃになった艦橋を、アメリカは「バゴダ・マスト」と呼んでいたらしい。

本家のパゴダマスト(西安大雁塔の例)

Pixabay無料画像

 

 

ちなみに、日本側の呼称は

「不法建築」

艦橋をのぼるとこんな感じ、という動画があったのでシェアします。

 

 

たしかに「九龍城砦」をほうふつとするのでした。

https://aipict.com/kowloon_walled_city/

 

 

なお、九龍城砦というは、むかし香港にあった巨大なスラム街のことです。

わるいけど、小汚くて気味が悪い九龍城砦に比べて、扶桑の方はアートですよね。。。

その気がなくてもなんでもアートにしちゃう日本の本性が、ここに表れているのかもしれません。

 

 

◎短編その2:OKWave でベストアンサーいただきました

片思いに悩むかわいそうな青年がいたので、ウエルテルみたいになっちゃわないよう相談に乗ったら、ベストアンサーいただきました。(https://okwave.jp/qa/q10122960.html?f=mail_Close_ba#answers)

*ここでは概要・要約のみとします。詳しく知りたい方は上記の引用元へどうそ。

片思い相談

質問者:悩める青年

沼にはまったような気持ちで過ごしていて、だれにも相談できないのでここで相談させていただきます… 私:3◎歳男 相手:2◎歳女、同僚 1年くらい前から私が片思いをしていて、まずは関係性から作ろうとLINEから遊びに行ったり、仕事終わりや休日にご飯に行くようになりました。

仕事終わりに「暇だったら飯行く?」→「いーですね、何食べます?」くらいのノリです。 今の関係性は、他の人より仲のいい同僚恋人未満程度かと思います。 私が先輩ではありますが、比較的会話やLINEもだいぶゆるい感じです。

相手も彼氏がいないとのことでマッチングアプリなどをしているのを雑談から知りましたが1年間ログイン程度で動きはないようです。

私の入っているスポーツクラブに毎週一緒に通ったり、これまでに休日に美術館や映画にも行きました。だいたいいつも楽しく帰ってこれます。 他には週1で1時間程度ゲームを通話しながらやったりもします。 スポーツの練習も誘えば1対1で忙しくなければ来てくれます。 (職場の人に見られるのはちょっと…というので1時間くらい離れた場所にだいたい出かけます。)

雰囲気的にもしかしたらいけるのかなぁと思っていますが、私が恋愛経験がないのでどういうタイミングで告白したらいいのか良く分かりません…。 ネットで脈ありの女性について調べるとあまり該当しなさそうだし…と思うと自信がなくなってしまいます。

3月末で相手が異動になってしまい、これまでのようにはいかないのかなと思い、この先どうしたらいいのかな?と沼っています。

ヘタレは承知の上で誰か助言いただけますか?

映画版:君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」

 

 

質問者が選んだベストアンサー

回答者:猫機長

ベストアンサー

ベストアンサー率40% (2/5)

きょうび、何をやってもハラスメントなので、以下はあくまでご参考として、 お相手の女性に不快感を与えないようご留意ください。

さて。

女性は、自分から物事を決めるということは嫌いで、誰かがかわって決めてくれることを好む「一面があります」。

でも、だいたいこういう事が好き、という自覚はあるので、この女性が「好きだと思っていることをするように、彼女に替わって決めてくれる人」をいつも探しています。

ああめんどくさい

というわけで、あなたが、「彼女が求めている恋人」を演じて、なり切ってしまえばよいのです。

それができれば、あとは「ぼくはあなたを求めている」と、「彼女があなたを求めていることを、彼女に替わっていってあげる」というステップを踏めば、彼女は喜んであなたのとりこになるでしょう。

いよいよめんどくさくて、訳がわからなくなってきた。

要すれば、ある程度彼女の好みを把握して、あなたこそが彼女の好みの男性だ、と彼女を洗脳してしまいましょう。 あと、洗脳の方法がわかればいいのですが。。。これがわかったら、モテ本を書いて億万長者になるでしょう。

ながくなりました。応援しています。

以上回答でした。

△このブログを読んでいるモテモテ素敵女子の皆様、純情な青少年を持てあそぶのはやめましょう。。。。

 

 

◎短編園3:ビットコイン狂乱

こないだ、ビットコインに革命をもたらす出来事として、ブラックロックの現物ETFの申請について書いたのですが、だいたいその数日後、ようつべだのなんだのでバカ騒ぎがはじまってしまいました。

いわく

◇ビットコインの勢いがもう止まらない!世界を動かす巨人たちが続々参入!

◇世界的大企業の大部分が既にクリプトの参戦!仮想通貨の未来は明るい。

◇ビットコインの好材料が止まらない。ビットコイン急騰!

などなど。

大フィーバーです。

でも、つい1,2か月前は

◇仮想通貨はもうアメリカではオワコン扱い?

なあんて、もうビットコインはおしまいだー!とこぞって連呼していたんですけどねー

いやいやちょっと価格が5日間で2万6千から3万に上がった程度で、なにを騒ぐのか?ばっかじゃねー?と思ってしまいます。

 

 

そんなことより、

◆ブラックロックに続いて複数の現物ETF申請の動き

◆インドネシアで世界初の国家暗号資産取引所がオープンの兆し

というような爆弾情報を逃さず収集しておく方が重要と思います。

特に、交換所、というのは、STC(米国株式取引委員会)などお上が目の敵にしていじめているものを、なんと、お上そのものが取引所をオープンし、国中の利益を独占しようという、よくもそんなあこぎなことを思いつきやがって!ぎゃはははは!と思います。

たとえが悪いかもしれないけれど、これまで、「よいこのお遊戯所」として営業していて、じつはカジノじゃね?と政府が摘発しまくっていた施設を、政府そのものが「安全なよいこのお遊戯所」と、独占して「国営◎館」じゃなかった「国営カジノ」でもうけまくってやるぜー!みたいなものですからねー

まあ、どこのだれかもわからない、いかがわしい民営企業より、国家直営の方がいいかもしれないけれど。。。。

ではでは

Posted by 猫機長
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恐るべしブラックロック。ビットコインの逆襲

*美術女子や飛行機女子の皆様へ:今回は、仮想通貨界をゆるがす大事件についての時事ネタなので、ちんぷんかんぷんの内容かもしれません。でも、素敵な絵画をたくさん挿絵にいれたので、ぜひ見ていって、いいね!してね!

シュプレマティスト作曲No.56

 

 

さて、血も涙もない経済情報です。

2023年6月。ブラックロックという資産運用会社が、ビットコインの現物ETFを上場するためSEC(米国証券取引委員会)に申請を行いました。

ええええー?SECって、いまバイナンス(世界最大級のビットコイン取引所)を訴えて、ぶっ潰そうとしているんじゃなかったっけ?そのSECに、よりによっていま、多数の企業が申請に失敗してきた現物ETFの申請をするの?

狂ったかブラックロック?

と、思ったとたん、「SECとバイナンスが和解」というニュースが飛び込んできました。ははは

要するに、SECのバイナンスいじめは、このほど議会を通過した米債務上限問題とおなじくらい茶番だった、のかもしれません?

そもそもブラックロックって何者?

以下、Wikipediaからの受け売りですが。。。。

◎ニューヨークに本社を置く、世界最大の資産運用会社。

◎債券運用のみならず株式やオルタナティブ、アドバイザリー戦略など、幅広い金融サービスを提供

◎ゴールドマン・サックスやJPモルガンなどと覇を競う強大な組織。

◎インデックス運用については、ブラックロック、バンガード・グループ、ステート・ストリートは「ビッグ・スリー」と呼ばれている。

◎もちろん。S&P100、S&P500、ダウ・ジョーンズ USなどの株価指数において、構成銘柄の一つである。

以上でWikipedia引用終わり。

シュプレマティスム コンポジション

 

 

要すれば、アメリカつまり世界を代表する金融機関の一つという事なのでした。

ブラックロックは、現在8兆5000億ドルのお金を動かしているとのことである。これがのちに重要な情報になるので、覚えていてください。

さて、6月17日時点で、SECとバイナンスの合意を好感して2万6千ドルあたりに上昇したビットコイン。

ブラックロックのETFで、10万ドルへの上昇がささやかされ始めています(来年以降になりそうですが)。

どうやって上昇するのか?

これは、ビットコイン以前に、あらゆる金融商品に共通する、「不足の原理」が関係しています。

2021年6月現在、世界に存在しているビットコインは、その70%以上が長期ホルダー(ホドラー)よってがっちりしまい込まれており。市場で回っているのは30%程度しかない状況とのことです。

要すれば、ビットコインは不足した商品になりつつあるという事である。

読者の皆さんが、たい焼き一匹買いに行ったとします。ふつーは100円のたい焼きが、今日は売り切れ、ごめんなさい、となってしまい。落胆していたら、裏通りに別のたい焼き屋さんを発見し、なんと同じたい焼きが102円で売られていたら、大喜びで買ったりしないでしょうか?

重要なのは、誰かが(あるいは多数の購買者、あるいは一人の大人買い)、品切れになるくらい資金を投入して、たい焼きを買い占めたということです。

つまり、とある物品に、資金を投入すればするほど、その物品の価格は吊り上がるということなのである。

釣りあがる割合は物品によって違いますが、ビットコインについては、1ドル投入するごとに3ドルの効果がみられると言われています。(もちろん、上記の大人買いの購入規模が必要ですが)

実はその大人買いが起こり始めているらしい。

ダイナミックシュプレマティスム

 

 

今年の初めあたりから、ブラックロック、バンクオフアメリカ、そしてフィデリティという大手が、ひそかにビットコインを買い溜めてきており。

購入にあたっては、これら3社はいずれもマイクロストラテジーという、これまた世界最大のビットコイン保有量(38億ドル。出典https://www.coindeskjapan.com/186152/)を誇る企業の株を購入することで、間接的にビットコインに手を出しているという事である。

バイナンスとか、直接の取引所が恐慌状態なので、マイクロストラテジー株で代替しているのです。

そして、ブラックロックが株の6.24%、バンクオフアメリカが2.37%、フィデリティが1.01%と、筆頭株主ではないにしろ、上位の株主になっています。バンクオフアメリカは、2023年に4万7千%同株の購入を増やすという狂った戦略を取っています。

さて、今日では2万6千ドルのビットコイン。

ビットコインの発行は2千100万枚で打ち止め。その総額は5000億ドルくらいだそうです。

ビットコイン1枚の値段が10万ドルになるためには、ビットコイン全体の総額も2兆100億ドルまで上がる必要があり。

*2.100.000.000.000÷21.000.000=100.000

( 1 億の 100 倍は 100 億、1億の 1000 倍は 1000 億 1億の 10000 倍は1兆です。)

要すれば、今あるビットコインの時価総額に、この3倍相当がプラスされれば達成できるという事である。

シュプレマティズム(二次元の自画像 )

 

 

ここで、ブラックロックの「大人買い」の真意が見えてきます。8兆5000億ドルの資金のうち、なるべく少額の予算を動かして、ビットコインの1ドル投入当たり3倍の効果(あるいは1兆5000幾ドル)が得られる投資規模を達成したい。

そして、その秘密兵器が現物ETFの上場という事になるのである。

ETFが発足できれば、投資者からバンバンETFを買ってもらい。かき集めたお金でいよいよ大規模スケールの投資をして、ビットコイン10万ドルを達成だ!

これにアメリカ政府も乗ったようです。

FTXだのの交換所については、政府の規制が行き届かない平行勢力になってしまうので、いじめて叩きつぶした米政府ですが、ビットコインがおいしい投資先であることは知っており。

バイナンスいじめの茶番で、「政府の方が強いぞ!」と見せしめにしたうえで、その裏ではこっそり(でもないけど)ブラックロックのETF承認に向け準備しているのかもしれません。

ETFであれば、ビットコインはコモデティーの一つであり、その値動きに従ってETFの価格が上下するだけなので、ビットコインそのものの売買ではありませんから、政府公認の経済活動を公認の金融機関(この場合ブラックロック)によって実施できることになり。ETFに関する税金などでちゃっかりビットコインから利益を徴収しようということなのでしょう。

シュプレマティスム 黄と黒

 

 

これまで、幾多のファンドが現物ビットコイン上場を試みて却下されましたが、今回はどこが違うのか?

これまで、SECは却下の理由の一つとして、承認後のファンドによる価格操作の可能性を上げていました。

ところが、今回は、ブラックロックの事業に関与して価格操作を行わないような監視機構を設ける、というような動きになっており、引き換えに上場を許す、みたいな感じ。

監視機構なんて作ってしまうと、SECはこの機能を維持するために過労死してしまうくらい激務になることが危惧されたのですが、それでも踏み切った理由に、申請者がブラックロックだった、という事がささやかれています。

ブラックロックは、これまで500件以上の様々なETFを申請し、なんと1件を除いてすべて認可されたという恐るべき実績を持っています。

つまり、SECの承認という、FAAによる形式証明の認可も真っ青の難関を、これまでさまざまなETFで実現してきた恐ろしい機関であるという事です。

承認のためのすべてを知っているというべきでしょうか。

ホンダジェットが、背負い式の翼上エンジンというパラダイムシフトを抱えながらも見事FAAの認可を得たがごとく、ビットコインのETFというパラダイムシフトを達成できるか?

この逆がバンクマンフリードさん率いるFTXで、米当局の逆鱗に触れるあらゆることをやってしまい(当初はうまくゴマをすっていたようには見えた)。

FTXの件で、三菱MRJの形式証明取得失敗を思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか?飛行機としてはとても有望そうだったのに。。。。

ブラックロックがETFの承認を獲得するのは、来年初頭とうわさされます。来年4月が半減期ですからねーうまく価格上昇の波に乗れるか、あるいは乗って税金も倍増だ!というSECのもくろみも織り込まれているのか?恐怖の進展を期待しています。

赤の正方形

 

 

ではでは。

本件は、以下の参考動画から多くの情報を得ています。

Posted by 猫機長
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アデューロマンティーク:チキンラーメンの挑戦

「アデューロマンティーク」というすごいブログがあり。アートを呼吸して生きているお兄ちゃんが怒涛の勢いでアップした、圧倒する感性の世界がこれでもかと迫っています。

かっこいいなー、というわけで、ちょっと真似をしてみることにしました。

なあんて、もちろん「ちゃぶ屋とんこつらぁ麺」と「のびちゃったインスタントラーメン」くらいの差が出ちゃっているでしょうが、細かいこと言わんと!やってみます。

ちゃぶ屋さんのホームページhttp://www.chabuton.com/chabuton/chikara/index.html

 

 

お題は「心に残る日本の歌」

まずは、「花の首飾り」

タイガースの少年たちは、姿かたちはビートルズ。でもあぶらご飯に肉ばっかりのイギリス人では歌えない、みずみずしい幻想的なのになってます。

https://www.youtube.com/watch?v=Khgh1Fb5E4Y

 

 

「大都会」

カラオケがはやり出してから、プロでないと歌えない難しい曲は廃れてしまい、誰でも無難に歌える、というなのばかりになってしまったそうな。じゃあ、プロでなきゃというのはどんな曲?このボイスを聞いてください。

クリスタルキング大都会 – YouTube

 

 

「哀しみのソレアード」

ボイスという意味では、綺麗な声だけどちょっと単調だなー、でもメロディーと歌詞に引き寄せられました。大学卒業当時に遭遇した曲。

 

 

Instrumental version

ごめんなさい日本の歌じゃなかった?脱線だ!

 

 

「青い珊瑚礁」

といいつつ、歌謡曲はやっぱり「ボイス」ですよねー、歌よりルックスのアイドル全盛期に、超大型新人として歌唱力で一世を風靡した。すごいぞ!

松田聖子 青い珊瑚礁 – YouTube

 

 

「Canary」

もひとつこの人のミラクルボイスを堪能。異性だから特別に聞こえるのかなー女性の方たちの評価はいかに。ミラクルボイスといえば美空ひばりですが、完成し切ったひばりさんに比べると素人っぽくて好きです。ルックスについてはノーコメント。

松田聖子 Canary – YouTube

 

 

「三百六十五歩のマーチ」

大学は出たけれど、卒業直後ひょんなことから病院行きになり、集中治療室から回復して病院内を散歩できるようになったころ、元気づけられた一曲

三百六十五歩のマーチ 唄:水前寺清子 – YouTube

 

 

「断じて勝つぞ」

とある古武道の大会に出ていた時に元気づけられた。ううむだんだん選曲がやばくなってきたな

 

 

「加藤隼戦闘隊」

もうひとつのせちゃえ!ソ連の「航空行進曲」の日本版。元気いっぱい。

 

 

 

 

「燃ゆる大空」

はいこれで最後です。だって最近の歌で、こういう勇気を鼓舞するようなのがないんだもん。。。。

 

 

「スーダラ節」

まだサラリーマンになっていないときから大好きな曲。うきうき!やっぱりこういう明るいのがいいね!

https://www.youtube.com/watch?v=YufjuWRJRAc

 

 

「いつでも夢を」

これも同様。こちらは安心して歌える内容で、なおよいです

橋 幸夫・吉永小百合/いつでも夢を – YouTube

いつでも夢を – YouTube

 

 

吉永小百合でもうひとつ

「寒い朝」

寒い朝 吉永小百合 Yoshinaga Sayuri – YouTube

 

 

「東京ブギウギ」

進駐軍が闊歩していたご時世の歌。最初はブルースを基調にしようとしたら、もっと元気なのがいいよ、とブギになったそうです。空襲はもうないんだ!という喜びにあふれる和風ブギ。

笠置シヅ子 東京ブギウギ – YouTube

 

 

「銀座カンカン娘」

こちらも廃墟の中から立ち上がる希望に満ちあふれている。歌って踊れる大女優でこちゃん(高峰秀子)もいいけれど、やっぱり笠置シヅ子の存在感ですね、「買い物ブギ」「セコハン娘」などこの人ありきのポップアートと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=lMd0l_mT-GY

 

 

「セコハン娘」

セコハン娘(笠置シヅ子)1949 – YouTube

 

 

「夏の思い出」

すいません歌謡曲じゃないですが、掲載せずにはいられないのでした

 

 

「ケサラ」

菅原洋一のを載せたかったのですが、発見できず。すみません題名だけです。

 

 

「襟裳岬」

森進一の初期バーション。ううむここに載せてる曲の多くが、だいたい1974年の紅白が選曲のベースになってしまっていることにいまさら気づきました

森進一 襟裳岬 – YouTube

 

 

「冬のリビエラ」

もう一つ森進一

森 進一 ♪ 冬のリヴィエラ/19821220 – YouTube

アメリカの貨物船。やっぱり隅田川のはしけじゃ雰囲気が出ないよね。。。

 

 

森昌子バージョンも発見。すなおに「いいね!」

 

 

「知床旅情」

しれとこーの、みさきにー、はまなすーのさくころー♪

 

 

「影を慕いて」

森進一ばっかりだな。。。

森さんの写真が遺影になっちゃってます。ははは

 

 

「世情」

暗い暗い中島みゆき。でもこれは明るいので好きです。なんか声が「風邪をひいた美空ひばり」みたいだけど。

 

 

ちなみに、別の歌手によるカバー版ばかりで、中島さんのすなおな原盤がみつからず。いろいろな人たちの都合によりようつべには掲載されないのかなー、そんな都合なんて全く考えずに好き勝手にアップしてた中国人のバージョンです。日本が退潮になり、中国が躍進しているのが、こういうところでも見えていますね。。。。

「男はつらいよ」

寅さんはあんまりファンじゃないけれど、この歌や、映画に出てくる日本の風景は大好き。

 

 

「ジャイアントロボ」

子供のころはこればっかり。いまでももちろん大好きな歌。

 

 

「岬めぐり」

サラリーマン初年兵時代の思い出の歌

 

 

「昴」

おなじくリーマンはじめましての時代によく聞いた

 

 

そして、最後はやっぱりこの歌。

「ある日突然」

ようつべのコメント欄に「ちょっと真似すれば出来そうにみせて実はとてつもなく高レベル」とあり。

これ以上「優しさいっぱい」の曲は出てこないんだろうなあ。。。

 

 

ということで、思い切り脈絡のない羅列でした。

はたして、こんな記事で読んでくれる人がいるのか?

「いいね!」していただいたら幸いです。。。。

 

※もひとつ最後に、中島みゆきの「世情」は明るい歌だよ!という意味が分からない人がいると思います。

引きこもり、ニート、会社に行けずに公園で一日を過ごす人。日本ではそういう世情になってます。

香港や北朝鮮では、有無を言わさず強制収容所にぶち込まれ。まさに手足を縛られたうえで井戸の底に投げ込まれるみたいな、どう解釈してもぜったい明るいとは言えない状況に。

でも、「世情」の歌では、そんな世の中をぶち壊せ!とシュプレヒコールを叫んで行進している人たちがでてきます。縛られていた縄をぶち切って、堂々の行進だ!抑圧を破壊して、新たな明日へ突進だ!

明るいじゃないですか。

ううむ?そういう明るさをもった曲をもう一つ掲載して、終わりにします。なお、ぼくは共産主義者ではないので、念のため。

 

 

日本の曲じゃなくなってしまいました。ははは

ではでは

 

Posted by 猫機長
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レプリカ。模写のお話

以前、茶道のお話について書いていたところ、楽焼(らくやき)という種類の、安土桃山時代の湯のみが、現在でも3億円だよ!と聞いてびっくり。写真のやつは、ほんらいは金銭に代えがたし、であるが、むりやり現在価格を付けようとすると3億以上になるらしい。

重文 黒楽茶碗『大黒』|長次郎

出展:https://tea-ceremony-tokyo.club/

 

 

その一方で「赤楽」です、というのが7672円で売っていることも発見。(https://store.shopping.yahoo.co.jp/imaya-storo/rakutyawann-100.html?sc_e=afvc_shp_2327384)。

さらには、「抹茶道具4点セット(https://item.rakuten.co.jp/honjien/000-set-sugu4/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_109_1_10000237)」などと言って、茶碗4個に茶筅までついて、3200円なんてのもありました。ただし、茶碗は写真の中から一つ選びなさい、ということでした。ははは

 

 

たしかに、3つ並べると、写真でも格が違いますねー、でも、さすがに3億と3千円の差というのはありすぎと思います。

 

 

3億ものの楽焼は、まず歴史的に代えがたい価値があり。初代長次郎の作であり、信長や秀吉が使っていたかも?いわば「フェルメールの絵画」みたいな価値がある、と言えばわかりやすいでしょうか?もちろん、美術品としてもファン・エイクといらすとやさんの差ぐらいあり。

北方ルネサンスの巨匠ファン・エイクと平成イラストの巨匠いらすとやさん。

お題はどちらも「結婚」です。

 

 

ここで気が付くのは、長次郎さんもいらすとやさんも、どちらもアートだぜ!優劣ではなく、ファン・エイクの迫力、精緻さが他の追随を許さないとすれば、いらすとやさんの親しみやすさ、お手軽さもやはり当代随一。

つまり、表現の差はあっても、いずれも「すごい表現力だ!」となっています。

ぼくも茶道いいなー、やってみたいなーなんて思うときあり。でも、初心者の思い描く茶道というのは、こんな感じ

素敵女子が、優しさいっぱいの優雅な所作をしているところ。どきどき!

 

 

はっきり言って湯のみだのなんだのは二の次なのでした。

一方、実物の飛行機を操縦していると、やっぱりフライトシムとはちがうよねーとなるように、3000円の楽焼もいいけれど、やっぱりファン・エイク級のが一つ欲しいよねーとなると思います。

左が、ぼくが実際に操縦しているライトスポーツ機の計器盤。右がフライトシム。

シムの画像はこちらからお借りしました:http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/fssim/2014/04/post-b027.html

 

 

もちろん3億の歴史遺産なんて全然必要ないけれど、でも長次郎の楽焼がほしいな。。。

ちゃんとあったりします。

初代の長次郎さんから450年、代替わりしながらも一子相伝で継承すること16代、樂吉左衞門さんがいまも「長次郎の楽焼」を伝え続けているのです。

そして、15代くらいからの樂吉左衞門さんの楽焼のお値段は、平均で8万5千円くらいだそうです(Aucfan調べ)。

日経電子版によると、

「樂家には、伝統として守り継ぐ茶わんの型や色づけする釉薬(ゆうやく)の調合法など制作のための秘伝書はない。受け継ぐのは、焼き方や利休の精神を受け継いだ長次郎の意識だけという。「父も歴代も、長次郎の茶わんと向き合いながら、それぞれの時代の中で自分だけの茶わんを作っている」」

とあり。

どの代の吉左衛門さんの楽焼も当代超一級ですが、代替わりに従って時代とともに変わってゆく部分もあるらしい。

言ってみれば、長次郎さんの楽焼が、初代のポルシェすなわちポルシェ356とすると、16代吉左衛門さんの楽焼はポルシェケイマンかな?

どちらもポルシェ。かたや歴史遺産で、かたや現代の憧れですよね。

356とケイマン。

出展:356はhttps://www.cepolina.com/photo/transport/car/Porsche/5/Porsche-356A-Convertible-D-1958.jpg

ケイマンはhttps://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2016/07/718cay2_0718_001.jpg

 

 

ううむ、ケイマンつまり当代吉左衛門さんのもいいけれど、初代長次郎の魔力に取りつかれてしまった!何とかして一個ほしいぜー!という人も、実は一定数いると思います。

でも、初代長次郎って、死んじゃってるよね。注文のしようもないし、今あるのは売ってくれても3億円じゃねえ。。。という人に朗報あり。

復刻版があるのです。

もちろんオリジナルには及ばないけれども、「ケイマンにはない、ポルシェの原風景を追体験できる」。

写真は昭楽窯3代目佐々木昭楽という著名な陶芸家が、初代長次郎の楽焼を復刻したもの。

長次郎写『一文字』

 

 

ここで超重要なポイント一つ。あくまで復刻版であり、贋作ではないことに注目ください。こういう復刻版は、作成した芸術家がちゃんと押印をいれ、特製の箱などに入れて出回るものとなっています。下の写真は、本阿弥光悦という、長次郎さんとはまた別の達人が作った楽焼を、佐々木昭楽さんが模写したものです。

出展:https://item.rakuten.co.jp/shogeikan/10001236/

 

 

初代長次郎さんの楽焼は直径11センチくらい、抹茶茶碗は現在でも12センチくらいのところ、上記の復刻版は直径6センチくらいと、扱いやすい大きさになっているようです。飲んべえ用か?

さて私事恐縮ですが、ぼくも復刻品を持っています。

楽焼ではなくて、くるまです

 

 

正真正銘の、にせものポルシェです。

でも、本物のカイマンより、ずっとポルシェの原風景に近づくことができていると思っています。。。

356は、そもそもかぶと虫のベース、骨格にスポーツカーのボディを乗せたくるまなので、VWベースのレプリカ356も、構造は同じだったりします。(その後の911になると、新機構のクルマになります)

違うのは、車体がFRP(本物はスチール製)であること、エンジンや部品がほとんどかぶと虫のを流用していること(オリジナルはかぶと虫と共有している部品と、独自パーツが混合している)などですが、復刻版のいい所は、昔のポルシェはこうだった、というのを、現代のご時世にかなった安全基準を満たした形で再現してくれているというところですね。

ちなみに、日本も「インターメカニカ」という世界有数の356レプリカを作っており、世界のマニアから賞賛を集めています。一方、日本の法律基準に合わせて空冷エンジンは廃止、VWサンタナだったっけかな?の水冷エンジンに換装したとのことで、本物よりよく走るけれど、VWと356に共通の「ちきちきちき・・・」という優しさいっぱいのエンジン音がなくなっちゃったのは残念だなーと思っています。

ようつべで本物356の空冷ツインキャブエンジンのサウンド動画を発見。

1:57から典型的なエンジン音です

 

 

レプリカ356のエンジン。ツインキャブの同調ができなくなっちゃたので、

シングルキャブにつけかえました

 

 

元祖VWのエンジンはこちら

 

 

ぼくのは「ブラジル自動車工業(INBRAVE)」という会社が作った、ほとんどかぶと虫に356の皮をかぶせただけのへなちょこですが、ふんいき重視の楽しいおもちゃになっています。

INBRAVEのレプリカは、はっきりいって出来損ないの部分があり、全部で27台かな?28台かな?くらいしか作られなったそうです。というわけで、「えええー!幻のにせものポルシェだ!」とそっちの方で有名になっちゃってます。

ちなみに、ぼくのへなちょこ356くんは、製造番号0007、つまり7台目の生産車らしい。

いつか「へなちょこポルシェの復刻品」が作られるようになったりして。まあ、かぶと虫も、356も、そこからどんな怪車が派生しようとも、「はっきり言ってみんなビートル」ですけど。

なかなかまっすぐ走ってくれないし、ブレーキもあまり効かないけれど、

乗って楽しいかぶと虫。

 

 

出来損ないとは言わないけれど、「サッポロLAGERビール」のはずが「サッポロLAGARビール」と表示してしまい、危うく廃棄になるところを、「売って売ってー!」と大コールになり。めでたく販売しました、というお話がありました。このカンを捨てないで持っていたら、将来プレミア付きの希少な工芸品として有名になったりして?

ハフィントンポストより:https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6018ba36c5b63b0fb283b85e

 

 

初代長次郎さんの楽焼は、御茶湯御政道(おんちゃのゆごせいどう)という政治の道具にされちゃったけど、その実、お茶を満喫する優しさいっぱいの、かぶと虫みたいな楽焼なのかもしれませんね。

なあんて無理やりこじつけて終わります。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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スパッツ考

実は飛んでいるよりも地上で駐機している時間の方が圧倒的に多い軽飛行機。重要な装備に、ランディングギア(以後、ギアと呼称)があります。

滑走や、着地の衝撃を吸収するために強度が必要となりますが、一方で離陸してしまえば、単なる重量物となってしまうため、軽飛行機のギアはバネのように弾力を持たせた鋼製の棒が頼りなげに伸びているだけだったりします。

こんなかんじ

https://abpic.co.uk/pictures/model/Rans%20S-6%20Coyote%20II

 

 

実際頼りないので、着陸には気を使います→「着陸の奥義」ご参照。

上の写真のとおり、ギアは、小さいように見えてなかなか大きな空気抵抗の発生源となっています。なんとなく、皆さんが学校で使っていた下敷きを三つ風にかざしている感じになってしまい。いくら機体そのものを細い流線形にしても、操縦席ではパイロットほとんど身動きが取れないほどなのに、いくらスロットルを入れてもスピ―ドが出ず、燃料消費ばかりが多くなるという、残念な飛行機になってしまいます。

引っ込み式にすればいいじゃん?

実際引っ込み式の軽飛行機も存在するのですが、ぼくは「引っ込み式はダメ!ゼッタイ!」派です。

引っ込み式のギアを持つLSA軽飛行機(Fascination)

https://www.aircraftdc.de/en/products/repair/98-d4-fascination.html

 

 

なぜかというと、軽飛行機なんて、操縦も管制(通信)も航法も全部ひとりでやらなければならないところに、やれ積乱雲にまきこれそうになっただの、晴れていれば晴天乱気流(以前の単なるサーマル)だの、ふぎゃぎゃーともみくちゃにされながら、一方で管制からは「旅客機のそばに寄るな、しっしっ!」とさらに積乱雲がいっぱいのところに追いやられ。どうせ1年に数回は命からがら(たとえですよ)何とかホームベースの滑走路に帰り着いた、なんてさんざんなフライトの発生を避け得ず。

そんな時、やっといつもの慣れた滑走路で着陸動作、うまく「滑走路上数センチで失速」滑り込むようにギアが着地、と思ったら、あれ、全然着地せず、変に尻(機体)が落ち込んだぞ!うああ?

次の瞬間、ものの見事に「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ、ぎりぎりぎりぎりー」と胴体着陸してしまったことに気づき。

へんに引っ込み式の飛行機なんかに乗るから、ギアの出し忘れとかいう事故を誘発してしまうのである。

空自の超ベテランでも「出し忘れ」をしてしまうらしい。

写真の出典は→ http://komatsuairfield.web.fc2.com/page165.html

出し忘れのいきさつはこちら→ http://komatsuairfield.web.fc2.com/page182.html

 

 

胴着なんてしてしまうと、機体の腹にあたる部分の外板交換程度ではすまず。

胴着一瞬前に、しまった!と気づいて咄嗟にエンジンを切れば、運よくプロペラを地面に当てないで済むケースもありますが、ちょっとでもかすってしまうと、プロペラ軸がやられ、クランクシャフトや周辺のベアリングなどがだめになってしまい。パイパーカブなど、往年の尾輪式飛行機では、プロップヒットを前提に木製のプロペラにして、ペラはぶち折れるがエンジンシャフトには影響が出ないように、というのもありますが、現在のカーボン製高性能プロペラだと、ペラもですがエンジンの方が先にやられてしまいます。

そこに機体の修理を含めたら、新品の機体を買う方が安くなってしまうばかりか、見えないどこかでフレームに歪み出ていたら。。。。なんていつまでも懸念が残る状況になってしまいます。

パイパーJ3カブの木製プロペラ

http://pics.woodenpropeller.com/J3.html

 

 

「舞い上がれ」の福原遥ちゃんみたいに、エアラインパイロットの訓練用となるボナンザ機とかはともかく、日曜パイロットがそのへんを飛び回るような軽飛行機の場合、引っ込み脚なんていらないのでした。ははは

といって、ギアがにょきっと突き出ていれば、残念な抵抗の発生源になってしまうわけで。

そこで考え出されたのが「スパッツ」という整流覆いです。

スパッツと聞いて素敵女子の、どきどき!を思い浮かべた人はいないでしょうか。

冷え取り用だそうです。

https://tshop.r10s.jp/silkparty/cabinet/silk_op/touroku3/spats_s3.jpg?fitin=720%3A720

 

 

そっちの◎っちなほうではなくて、第二次大戦で米軍が使っていたような、脚絆(きゃはん)のことです。おえええー

フランス軍のスパッツ

user:VIGNERON – 投稿者自身による著作物, CC 表示 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=20261424による

 

 

要すれば、スパッツみたいにギアにかぶせた整流覆いということである。

こういった覆いをかぶせることで、空気抵抗を9割がた減らせる、という事で、固定脚の飛行機には必須の装備となっていたのでした。

円形断面は、流線形断面の10倍の空気抵抗を生み、乱流も発生させる

(出展:https://pigeon-poppo.com/pressure-drag/)

 

 

スパッツをかぶせた状態(写真右後ろ)と、タイヤむき出しの状態。

 

 

スパッツと言っても、いろいろな軽飛行機でいろいろな形状があり。

まずは、ぼくの乗っているRANS SUPER COYOTEから。

 

なんか角ばってて、あまり抵抗低減に役立っていなさそうだなあ。。。。無いよりはいいけど。

次はPARADISE P1

 

 

上の写真は最新型で、下の写真のに比べてスパッツ後部が延長されています。

いずれにしろ、ヨーロッパ的な繊細な形状。

Paradise の開発者の一人である鬼教官いわく、スパッツ前縁がとんがりすぎ。もっと丸くする必要があるとのこと。

なお、P1のすごいところは、スパッツよりも、その上の支柱にごっついショックアブソーバーがあることで、かなりの衝撃でもふわっと吸収してくれます。

Flyer/Paradise RV9

 

もともとVANSというアメリカの会社から、ブラジルのFlyer社とParadise社がそれぞれライセンス制作しているもの。なんとなく、中島製と三菱製の零戦の違いみたいに、微妙にそれぞれ違っています。写真のは鬼教官がからんでいるParadise製です。

文句ない流線形!最新空力理論が取り入れられた完成形ですねーこの飛行機は、飛行機が乗り手を選ぶ、スーパーカーみたいなところがあり。ノーズギアの支柱そして車輪自身もメインギアに比べて小さく軽量になっています。

PARADISE P1が、練習生の落着に耐えられる作りになっているのに比べ、こちらはパイロットにパーフェクトな着陸を強いることで、スピードなどのハイスペックとバーターしており。そもそも翼面荷重が高くて短い不整地などでは着陸しにくく、ノーズギアの支柱をひん曲げる事故が多発しているといううわさも。

超富裕層向けのRV9は別として、ヨーロッパちっくに繊細なスパッツにこだわるP1と、なんかくっつけとけばいいやのアメリカンなCOYOTEなど、なかなか個性がありますねーしかし世界でもっともハイスペックなスパッツを作ったのは、なんと日本だったりします。

その好例が「97式戦闘機」

https://m.media-amazon.com/images/I/6114aChqJZL._AC_SL1500_.jpg

 

 

1936年10月に初飛行。1932年3月に初飛行のP26に比べて、洗練が確認できると思います。

https://www.nationalmuseum.af.mil/Visit/Museum-Exhibits/Fact-Sheets/Display/Article/198089/boeing-p-26a/

 

 

これはP26の方がいい加減すぎるというのもありますけどねー

なぜこうなるのかというと、エンジンの違いです。

例えば、グラマンF6Fは2000馬力ですが、零戦は1000馬力ちょっとしかなく。日本は、とにかく空気抵抗を減らすしかなった、というのが実態だった。

じゃあ、97戦と同世代のグラマンF3F(1935年3月初飛行)は、どんなキテレツなスパッツだったかなーというと

パブリックドメイン

 

 

引っ込み脚だった。

複葉の艦上機(つまり低速の飛行機)で、引っ込み脚なんて必要ねえだろごるあ!

でも、アメリカは、この当時からすでに単葉全金属戦闘機の先駆けとなる引っ込み脚の戦闘機をじゃんじゃん作って、技術革新に備えていたのです。

日本では97戦や96艦戦で、とにかく当座の高性能を達成するために血道を上げていたのに比べて、アメリカは、固定脚なんてどうせすぐなくなる。スパッツなんてテキトーでいいから、その分引っ込み脚の勉強をしとこうぜー、という事だったのだと思います。

この差がゆくゆくはF6Fと零戦の差にもつながってゆき。日米戦の勝敗は、物量とかの前に、こうした先見の明や、人権を最優先とする精神の優越によって、開戦前から決まっていた、と考えるのはぼくだけでしょうか。

最後に、戦前では世界1の性能だった97戦のスパッツですが、現代の最新技術で作られたRV9のスパッツと、正面から見比べてみましょう。

97戦 http://ktymtskz.my.coocan.jp/J/JP/abu5.htm

 

 

RV9

 

 

97戦がとにかく細く、なのに比べて、RV9の方は見事な円形、砲弾型になっています。

 

 

ぱっと見は97戦の方が投影面積が少なくて有利に見えますが、ところがどっこい、飛行機というのはまっすぐ飛んでいるようで、実際は斜めに風が当たることも多く。

97戦のように平べったい、うちわみたいのだと、横風に対し抵抗になってしまいます。砲弾型だと、どこからでもうまく風が流れてくれる。

当時の設計ではわからなかった実情もあり。設計時に見える細部にこだわるより、将来を見据えた進取性のほうが重要であると考察して、結びといたします。

ではでは。。。

Posted by 猫機長