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こんな飛行機に乗っています

どんな飛行機に乗っているの?とよく聞かれます。

小さなLSAに乗っています。と答えるのですが、みなさんそこで一瞬フリーズします。

LSAってなに?

軽い軽飛行機のことです、と小学生みたいな、でも真実そのものの説明をするのですが、みなさんはいよいよ、(・◇・)????となるのでした。

というわけで、軽い軽飛行機ってなに?ということの説明を試みます。

例えば零戦はこんな飛行機です、と説明するのにグラマンと比べると説明しやすいように、なんか僕の乗っている「RANS COYOTE(以下こよーて)」と比較するいい飛行機がないかなーと思ったら、ちゃんとありました。

その名も「パイパースーパーカブ」

ともかく、外見だけでもまずは「こよーて」と「スーパーカブ」を比べてみましょう

こよーて(上)とスーパーカブ(下)https://www.airliners.net/photo/Untitled/Piper-PA-18-150-Super-Cub/1112500
 

 

なあんだ、両方ともセスナじゃん。

いやいや、セスナに似ていますが、セスナじゃないんですよ。

こんがらかるので、とりあえずセスナは忘れて、両方ともセスナみたいな高翼のチープな単発プロペラ機、と理解いただければよいと思います。

 

なぜスーパーカブを引き合いに出したか。

ひとこと「世界のだれもが認めるこれ以上ない名機」だからです。レファレンスとなる名機に比べられれば「こよーて」も光栄なり、という意味で、お手本としました。

ちなみに、「名機」の定義は人により異なり。零戦は駄作だがF6Fは最高の名機だ、という人はまさかいないでしょうが、いたとしてもそれはその人の勝手です。

でも、スーパーカブについては、飛行機乗りならだれでも「世界の名機」と称賛を惜しまない飛行機なのです。

飛行機乗りでスーパーカブを名機だといわない人は、はっきり言って自分で何らかの飛行機を操縦して空を飛んだことのない人でしょう。

 

というわけで、比較いってみます

実は、「スーパーカブとこよーてを比べてみい」とGoogleジェミニに聞いた内容ですが、なるほどこよーてについてはなかなかうなづける内容であり、スーパーカブについてもみなさん知らなかった!なんて発見もあるとおもうので、面白おかしく編集しますが以下の通りです。

                                      

 

質問:スーパーカブの飛行特性とRANS Supercoyote(ES Wing)の飛行特性はどの程度違うでしょうか

 

回答(下線部分が回答そのもの。その下におもしろ解説です):

「スーパーカブ(Piper PA-18)とRANS S-6スーパーコヨーテ(ES Wing)の飛行特性は、外見上のカテゴリー(高翼式)は同じですが、機体重量、制御応答性において大きく異なります。

S-6スーパーコヨーテは、PA-18よりも軽量で軽快であり、特に操縦の応答性(ロールレート)が速いのが特徴です。」

へえええー!こよーてのほうが敏捷だった?

 

 

 

機体重量(空虚重量)

スーパーカブ:450キロ

こよーて:270キロ

重量差:1.66倍

 

あれ、どこかで見たぞ?この数字をだいたい10倍にすると。。。。(全備重量)

グラマンF6F:5,704キロ

零戦:2,733キロ

重量差:2.08倍

 

ええええー?、カブってそんなに重かったっけ?零戦とグラマン、まではいかないにしても、それにちかいじゃん?

いかにこよーてが「ひ弱なひょろっ傑」かということが浮き彫りになってしまった。だって、スーパーカブだって「軽い飛行機の代表選手」ですからねえ。。。

コヨーテに乗るのが怖くなってしまいました

 

気を取り直して、制御応答性です。

「スーパーカブ: 構造が頑丈で重く、制御系統が伝統的なため、操縦感覚は重く、ロール(横転)の応答は比較的穏やかです。乱気流の中でも安定しやすく、パイロットの操作に対する許容度が高い(少々「雑」な操作でも破綻しにくい)です。

RANS S-6 (Rotax機): 複合材や軽量な構造材を使用し、エンジンも軽いため、非常に軽快で応答性がクイックです。特にエルロンによるロールレートが速く、空のスポーツカーのような感覚です。しかし、機体が軽いため、乱気流や突風に対してPA-18より敏感に反応し、常に積極的な操縦(”Fly the plane”)が求められます。」

 

「頑丈で重く、制御系統が伝統的」ってなにを言いたいんだジェミニ?

いろいろ更問したら、だいたい以下の通りになった。

◎スーパーカブのほうは、グライダーを引っ張ったりとか力仕事も多いので、こよーてと同じ鋼管布張りでも、鋼管の肉厚が違った。

◎制御系統もケーブル主体で、こよーてがコンロッドを多用しているのに比べ昔ながらの仕様です

ということらしい。

ふむふむ興味深いですねえ。

コヨーテのコンロッド
 

 

いきおい「操縦感覚は重く、ロール(横転)の応答は比較的穏やか」というのは理解でき。

一方「乱気流の中でも安定しやすく、パイロットの操作に対する許容度が高い(少々「雑」な操作でも破綻しにくい)です。」というのはちょっと?

あくまで、こよーてに比べて、ということなんでしょうねえ。だって、確かにコヨーテの倍近い重さがあるにしても、カブみたいな小さな飛行機が「乱気流の中でも安定」なんてありえないですよねー

さらには「許容度が高い(少々「雑」な操作でも破綻しにくい)」に至っては、取りようによってはスーパーカブへの侮辱になりかねないので、ちょっと補足します。

そもそも、カブというのは「決して操縦の優しい飛行機ではない。しかし、三舵のバランスがよくて、ちゃんと操縦ができる奴なら、自分の手足のように動いてくれる。カブで学んだ飛行機乗りは基本がしっかりしている」(高橋淳さんというジェネアビの神によるご意見の受け売り)ことから、許容度とか破綻しにくいとかだとセスナになるとおもいます。

 

おっとまたセスナだ。今回の記事ではセスナは忘れて、ずんずんカブとの比較いきます

「RANS S-6 (Rotax機): 複合材や軽量な構造材を使用し、エンジンも軽いため、非常に軽快で応答性がクイックです。特にエルロンによるロールレートが速く、空のスポーツカーのような感覚です。しかし、機体が軽いため、乱気流や突風に対してPA-18より敏感に反応し、常に積極的な操縦(”Fly the plane”)が求められます。」

どん亀のこよーてを「空のスポーツカー」と言ってくれてありがとうジェミニ!

感動しました。うるうる。。。。

確かに、スーパーカブに比べてもコヨーテは乱気流に弱い、まっすぐ飛んでくれん、というのはわかった。でも、エルロンによるロールレートがいいというのはやっぱりうれしいでつねー一方で、スーパーカブがフォワードスリップで着陸してくるのをみると、戦闘機みたいなキレがあり。やっぱりカブ乗りは神だなーと感心するのでした。

カブのフォワードスリップ

こちらも神着陸→https://www.youtube.com/shorts/0bz7Wt2EfPE

 

 

あと、両者の大きな違いがエンジン。

エンジン以前に、こよーてはエンジンフードが複合材「ガラス繊維」でずるっこ成型しています。スーパーカブのほうはアルミニウム合金。

「スーパーカブ: Lycomingエンジンは低速・高トルクが特徴で、固定ピッチプロペラ(または改造可変ピッチ)と相まって、低速でのパワフルな引きを提供し、STOL時の力強さにつながります。巡航速度は控えめです。

RANS S-6: Rotax 912エンジンは、その軽さから機体のSTOL性能向上に貢献しつつ、スーパーカブに比べて高回転型です。これにより、スーパーカブとほぼ同じか少し速い程度の巡航速度を発揮でき、移動性が向上しています。」

 

このへんはこよーてのほうがメンテがしやすいとの理解。一方、高回転型でエンジンの作動はなめらかですが、プロペラ回転に合わせるために減速歯車を噛ませる必要があり。この歯車がほにゃららになったときに何が起こるかはこちらをご参照→頓死するところでした

 

この記事に書いていなかったところで、カブとこよーての最大の相違点は、カブが尾輪式であること。こよーてのほうは前輪式、尾輪式とあり、ぼくの乗っているのは前輪式ですが、尾輪式に改造しようかな、なんてたくらみも持っています。

 

 

飛行機ごっこから本物のスポーツとしてのフライトへ進化する関門の一つに、尾輪式を乗りこなせるかどうかがあり。でも、カブに比べても安定性がないといわれてしまったこよーて。おとなしく前輪式のままにしといたほうがいいかも。。。

 

ではでは

 

Posted by 猫機長
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リートリバランスその2

その1はこちら→リーマンリートリバランス

*本稿画像は、特にお断りのない限りhttps://www.vincifundoslistados.com/nossos-fundos/vinci-imoveis-urbanos-fundo-de-investimento-imobiliario/portfolio/portfolio-viur/

が出展です。

 

生きているといろいろな目にあい。今般、高配当でインカム狙いには最適だったVIURという銘柄で異変が起きたので、お知らせします。

ぼくはブラジルのリートを24銘柄(中にインフラファンドや農業ファンドもある)持っており、だいたい毎月の配当で40,000.00レアル、2026年1月18日のレート@29.47で1,178,800円くらい出ています。

このうち734レアル、21,630円がVIUR11というリートから出ていた。ポートフォリオの中での比重は小さいほうであるが、年間DYが14%に達しており。月1%を超えれば超高DYと呼べるところ、夢の高配当株ではあった。

インフレ国家で負債による成長を目指した企業の末路

 

 

ところが、去年(2025年)の12月11日、変な情報が株主一般に提示され。

「不動産投資信託(VIUR11)の臨時投資主総会に関する招集通知

投資主各位

DAYCOVAL 銀行(以下「当行」)は、VINCI IMÓVEIS URBANOS FUNDO DE INVESTIMENTO IMOBILIÁRIO(以下「本ファンド」または「VIUR11」)の管理会社として、以下の通り臨時投資主総会を開催し、投資主の皆様を招集する。

【審議事項】

本ファンド投資口(株)の償還(1回または複数回):現行の規制に従い、投資主に対して本ファンドの保有資産である金融資産、有価証券、および/または現金の交付によって行う。

【一般情報】

投票期間: 書面投票の案内は2025年12月12日開始。2025年12月28日 23時59分まで投票が可能。

 

結果発表: 本書面投票の結果は2025年12月29日に集計され、12月30日までに開示される。

敬具

DAYCOVAL 銀行」

 

なんのこっちゃ?

情報を集めたら

「VIUR11は、経営方針刷新のため、TRXF11という別のファンドに物件のうち6つを売却し、戦略的再編成を行うことにした」という趣旨の決定がなされ、上記の総会はこれを株主に認めてもらうため、ということらしいと分かり。

数年前からVIUR11の高配当の陰に潜むリスクは露見しており。これって、もしかして「経営方針の刷新」「戦略的再編」なんてかっこよくごまかしながら、結局はTRXFに身売りする気じゃ?

VIUR11はRenda Urbanaすなわち都市部、人口集積地域における様ざまな商業物件からの家賃収入をもとに配当を行う、わりかし新しい種類のリートであり。古来からのリート、例えばSHPH11の「ショッピングセンター」、FLMA11の「ホテル」といったジャンルにこだわらず、人口活動の中心である都市部で収益がみこめる物件ならなんでもいいやという、バッタ屋的発想で、とにかく儲かってるやつを集めて、実物資産型リートなのに不動産債権型リートもびっくりの高配当をたたき出していた。

アニマ(Anima)グループによる管理施設(Uniritter大学、上がポルトアレグレ市、下がカノアス市)

 

 

VIUR11のポートフォリオは7件という危うく少ない物件で成り立っており、列挙すると

教育施設(Educacionais):以下の都市で私立大学ほか総合教育施設管理

1)Ânima(カノアス – RS州)

2)Ânima(ポルト・アレグレ – RS州)

3)Anhanguera(ラパ – サンパウロ/SP州)

小売・都市型商業施設(Varejo/Renda Urbana):

4)Grande Center(サン・ルイス – MA州):大規模商業センター。

5)Dasa(リオデジャネイロ – RJ州):ヘルスケアネットワークが占有する物件。

6)Cândido Benício(リオデジャネイロ – RJ州):小売店舗。

7)FACAMP(カンピーナス – SP州): カンピーナス私立大学(Faculdade de Campinas)が占有する教育用物件

 

アニャングエラ大学
 

 

これらからの賃貸収益が配当となってぼくの懐に転がり込んでいたのでした。ははは

しかし、これらの「優良物件」を購入するうえで、VIUR11の管理者は大きな負債を背負ってしまい。

設立当初、手元資金が不足している状態で不動産を購入するため、「戦術的負債」と言えばかっこいいのですが、借入(CRI:不動産債権証書)によって購入し、その後、証券取引所で投資口の追加発行(増資)を行って資金を調達し、その借入金を返済するという計画だった。

グランドセンター
 

 

ところが、ブラジルの金利上昇と、実物資産型リートの価格下落により、VIUR11は大幅なディスカウント状態(純資産価値を下回る価格)で取引されるようになってしまい。価格が「割安」な状態での増資は既存投資家の利益を損なうため、追加発行ができなくなり、ファンドは返済不可能な高コストの負債を抱えたまま「身動きが取れない」状態に陥いってしまった。債務水準はファンドの規模に対してい異常に高く、純資産の約 40~49% にまで達し。負債の多くは「IPCA(消費者物価指数)+固定金利(約5.6%〜6%)」に連動していたため、インフレと高金利の影響で、この負債を維持するためのコストが、賃料収入から得られる利益の大部分を「食いつぶす」事態に。

*念のため、数値は情報源によってばらつきあり

カンジド・ベニシオ及びDASA(同居)
 

 

2024年から2025年にかけて、VIUR11は負債の分割返済のためだけに、年間数百万レアルを支出する必要にせまられた。

結果として、VIUR11は、手元資金が逼迫し、市場価格も回復しない中で、運用会社は「資産を売却しなければ、最低限の配当金(分配金)の支払いを維持することすら困難になる」状況に陥いり。やむなく、そもそも7件しかない物件の6件をよその会社(TRXF)に売りはらい、FACCAMP大学のみが寂しく手元に残る、という事態になり。

FACCAMP大学 https://www.youtube.com/watch?v=Sbd4UNcdy4g
 

 

売っぱらった結果どうなるかというと

負債の返済: リスクが軽減され、配当(分配金)を「食いつぶしていた」分割返済が終了。

売却益(キャピタルゲイン): 利益分は配当金として分配。

物件取得コストの回収 :元本相当分は「投資口の償還(Amortização)」として分配され、投資家の取得簿価(平均取得単価)を押し下げる。

手元現金の留保(キャッシュリザーブ) :ポートフォリオに残る唯一の物件の運用や修繕、将来のリスクに備えるための安全資金とする。

超重要ポイントは、売却による利益の分配は「配当」。物件の元本の払い戻しは「償還(Amortização)」。であり、上記の「元本相当分」はまさにもともと投資家が投資した金額を単に払い戻ししているだけなので要注意である。

そして、利益分配だのと威勢のいいことを言ってはいるが、その前に今回の騒動の原因となった負債を支払わなければならない。

ものすごく簡素化すると

6物件をとにかく叩き売って現金化→これで負債を解消→この間に元本の償還や売却益が発生すれば株主に送金

ということであり、実際償還などは一時的には多額の金額が株主に送金されるが、これにだまされると、すべてのオペレーションが終わった後には「単一の物件しかなく、負債も支払い切れていないクズファンドとなったVIUR11のみが手元に残る」ということになってしまうのである。

事実、2025年12月度の運用報告書(2026年1月初旬公開)において、VIUR11は次のように明言しており。

「VIUR11の月次分配金を2026年12月まで停止することを通知した。この決定は、ポートフォリオの主要物件売却に伴う財務および会計上の影響によるもの。」

根拠と理由:

キャッシュフローへの影響: 7物件中6物件を売却したことで、ファンドは即時的な賃料収入の大部分を失った。

投資口(株)による決済: TRXF11からの支払額の大部分は「現金」ではなく、TRXF11の「株」で支払われた。つまり、通常の月次配当として分配することはできず、売却するか、あるいは「償還(Amortização)」という形で投資主に引き渡す必要がある。

負債の引き継ぎ: 残りの金は、負債(CRI)を買い手側に移転させることで決済された。これによりバランスシートは健全化されるが、投資主の手元に即時現金が入るわけではない。

保証留保金: 今後数ヶ月間のテナント関連のトラブルに備え、約4,900万レアルを「保証留保金」として維持する必要があり、これが分配金の支払いを制限している。

結局、大動乱が見込まれるVIUR11を持っていてもしょうがないと判断し、1月2日に市場が開いたところで全額売却し、AAZQ11という農業ファンドに買い換えました。DYは実はAAZQ11のほうが高いので、決して損なオペレーションではなかったのですが、ぽけっとしていたらあやうくVIUR11は無配当のジャンク株化していたところ、胸をなでおろしています。

AAZQはCRA(アグリビジネス収益権証券)を中心に投している債権投資型のファンドです。写真はイメージ。https://s1.static.brasilescola.uol.com.br/be/2020/09/agronegocio.jpg
 

 

今の時点に至ってVIURを売却していないのは、単にぽけっとしているか、あるいは当面発生可能性のある多額の償還を手に入れた次の瞬間ドロンを狙う札付きのハゲタカかと思います。

さて、ブラジルの場合、株主に対して、悲劇が現実化する前に、表面上はかっこよく「転身です」なんて書いているが、注意深く読めば、「退却」どころか「壊滅だ」とわかる情報をちゃあんと株主に出してくれるのだった。

日本は、償還と配当をごっちゃにしたタコ足配当の製品をまことしやかに消費者に押し付けたりしていないでしょうか。

日本の皆さんには関係ないようで、資産運営のポイントが詰まった事件と判断して、今回投稿しました。ご参考になることを願っています。

*投資は自己責任で。

 

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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ジェミニ恐るべし

最近は「会話型人工知能」などといって、いろいろな質問に答えてくれる人工知能が生まれており。ChatGPTはログインだのなんだのめんどいので疎遠になっていましたが、Google Geminiなんてのが出てきたので、早速試してみました。以下、質問と回答です。下線の付いているのがGeminiの野郎による回答です。

 

*以下、挿絵というか画像はすべてPIXABAY無料画像です。

質問:

現在、月当たりR$29,000.00(1レアル25円として725000円)の不労所得を持っています。このうちR$26,000.00が不動産ファンドの配当、残りR$2,000.00がカバードコール型ビットコインETFの配当により構成されています。ブラジリア在住です。この不労所得に基づきアーリーリタイアは可能でしょうか。また、これら配当収入の将来的な見通しについて教えてください。

 

以下回答あり。

まず、総論

R$29,000.00という不労所得は、ブラジルではかなりの高額であり、早期リタイアの可能性は十分にあります。しかし、それが持続可能であるかを判断するには、具体的な支出額と生活設計が不可欠です。これらの情報をご提供いただければ、より詳細な分析とアドバイスが可能です。投資されている具体的な不動産ファンドの銘柄名が分かれば、より詳細な見通しを立てることができます。

 

カバードコールETFについてはかなり詳しい答えが出ており。

ビットコインETFからの配当は、不動産ファンドの配当と比較して非常に変動性が高く、長期的な安定性には疑問符がつきます。ビットコインのボラティリティは非常に大きく、ETFの価値と配当に直接影響します。カバードコール戦略は、オプション料という形でインカムを得る一方で、原資産(ビットコイン)の大きな上昇からの恩恵を限定し、下落局面では損失を被る可能性があります。大きく下落した場合、配当が大幅に減少したり、停止する可能性も十分にあります。長期的な不労所得の柱として期待することは現実的ではありません。将来的にこの配当が大幅に減少、あるいはゼロになる可能性も視野に入れておくべきです。

なんかものすごく常識的な回答。でも、もやもや感じいていたのを明確に言語化しており、ナイスです。

 

総論のところで「具体的な不動産ファンドの銘柄名が分かれば、より詳細な見通しを立てることができます」なんて回答しているのに注目。ブラジルの得体の知れないリートについて、銘柄レベルで解析できるのかジェミニ?

「具体的な支出計画」と個別銘柄情報について、以下の通りインプット。

◎現在の月々の生活費:XXXX(ひみつ)

◎リタイア後の希望する生活水準:現在の水準を維持。

◎ご年齢と予想されるリタイア期間:58歳。150歳まで配当が維持できるか。

◎退職後の医療保険や年金の見込み:ブラジルの公的年金制度(INSS)や、個人の医療保険に加入済。これらの支出含めて上記の月々の生活費となっています。

◎近々予定されている大きな出費(住宅改修、子女の教育費、車の買い替えなど)の有無:特になし。

◎借金:特になし。

◎個別銘柄:以下の銘柄に投資しています。RZAG11,SHPH11,TVRI11,BPFF11,HABT11,MFII11,VRTA11,VIUR11,KFOF11,GARE11,TGAR11,RZTR11,CVBI11,HGBS11,BTAL11,FLMA11,HFOF11,FIIB11,BCRI11,RBVA11,HGLG11

 

以下回答あり。

その1:早期リタイアの可能性

現在の月々の生活費がXXXXとのこと、そして現在の月々の不労所得がR$29,000.00であることを考えると、早期リタイアは十分に可能であると言えます。現在の不労所得は生活費の約XX倍に相当し、月にR$XXXXの余裕があることになります。この余裕資金は、不測の事態への備えや、より安定した資産への再投資、インフレへの対応などに充てることができます。

ふむふむいいじゃん。このへんは「逃げ切り計算機(外部リンク)」と同じかんじ。「計算機」の方ははっきり「あなたは、100年間以上生きられそうです」と断言してくれたけど。ははは

 

 

その2:具体的リート銘柄

情報ありがとうございます。投資されている不動産ファンドの具体的な銘柄名を把握できました。

これらの銘柄は、ブラジルの不動産ファンド(FIIs)の中でも比較的よく知られたものですね。総じて配当利回りを重視し、異なる種類の不動産(ショッピングセンター、物流倉庫、オフィス、住宅、不動産債権など)や運用戦略に分散投資されていることがうかがえます。

「配当利回りを重視し」なんてブラジルリート業界を知り尽くしたような回答するなよGemini!たしかに、その通りだけど。。。

 

お伝えいただいた銘柄の多くは、多様なセクターと運用戦略を持つファンドです。この分散は、単一のセクターに偏るリスクを軽減する点で良い傾向です。

不動産ファンドの配当は、不動産の賃料収入や、不動産債権の金利収入に連動します。多くのブラジル不動産ファンドはインフレ調整機能を持つ契約を含んでいますが、その具体的な内容はファンドや契約によって異なります。

偉そうに「個別銘柄教えろー!」という割には、それぞれのどれがインフレ調整機能を持つかというところまでは答えられないGemini。この辺がAIの限界なのでしょうねえ。へへん

と思っていたら、意外と個別ちっくな分析もあり。

 

 

各ファンドの個別リスク:

セクターリスク: ショッピングセンター(HGBS11など)は消費動向に、オフィス(FLMA11、RBVA11など)は企業の需要に、物流倉庫(HGLG11など)はECの成長にそれぞれ影響を受けます。

ポートフォリオ内のバランス:それぞれのファンドがどのような資産クラスに投資しているかを把握し、リスクとリターンのバランスを定期的に確認することが重要です。例えば、高利回りですがリスクが高い不動産債権(CRI)系のファンド(RZAG11, HABT11, MFII11, VRTA11, CVBI11, RZTR11など)と、比較的安定した賃料収入が期待できる不動産資産に直接投資するファンド(SHPH11, TVRI11, HGLG11など)の両方があるようです。

ふむふむ、債権系でも多数の債権を購入している銘柄のほうが、直接投資でも1件の不動産にしか投資していない銘柄より安全なはずだが?そこまで頭が回らないかジェミニ?

 

最後に、ご丁寧にも以下の助言ありました
早期リタイア後の生活についてのアドバイス
現在の月々の生活費に対して、不労所得は十分すぎるほどの余裕があります。この月々の余剰資金をどのように活用するかが、長期的な資産寿命を延ばし、インフレリスクに対応する鍵となります。

以下にいくつかの選択肢を提示します。

緊急資金の確保と増強: 現在の生活費の6ヶ月~12ヶ月分程度の緊急資金を、流動性の高い低リスクな口座に確保することをおすすめします。

分散された世界的投資: ブラジルの資産だけでなく、より成熟した市場のインフレ連動債や、世界規模で分散されたETFなどへの投資も検討することで、為替リスクの分散にもつながります。

ここまではふつーに常識で、あえてコメントなし。

 

 

インフレ対策:インフレ連動型国債(Tesouro IPCA+)の他、インフレ連動型の契約が多いFIIsや、インフレに強い事業を行う企業の不動産を組み入れているFIIsを研究し、追加投資を検討するのも良いでしょう。

具体的な銘柄を示せい!あとで質問してみよう。

 

より安定した資産へのシフト検討: 長期的な視点から、カバードコールETFのような高リスク・高ボラティリティの資産からの収入を、徐々に不動産ファンドやインフレ連動債のような、より安定した収入源にシフト。これにより、精神的な安心感も高まるでしょう。

大きなおせわだよーん。カバードコールETFは、ビットコイン現物ほど高騰しないかもしれんが、インフレを上回る元本の成長と、配当は毎月1.85%以上のDY(対権利確定日価格)が長期的に維持できれば、リートの悲惨な低DYに飼いならされた投資家に革命的なオプションを提示するものとなり。リート業界ももっと投資家を優遇つまりDY向上せざるを得なくなる、そんなゲームチェンジャ―となることを期待しています。

 

何かご不明な点がありましたら、お気軽にご質問ください。

へいへい、ありがとうございました

 

 

チャットボット(GeminiやGPT)は、一般的な情報を瞬時に世界中からかき集めて詳細を明快に提示するという意味では優れているが、上で書いたように、一般常識では高ボラテリティで高リスク、で終わってしまっているカバードコールETFが、実は現在の金融商品の隙をついたパラダイムシフトになる可能性があるぞ!などの分析(あるいは妄想)はしない、できないのが限界かもしれん。

妄想ができるのは人間の特権ですね、なんて勝手に思っています。

 

ではでは

 

Posted by 猫機長
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2023年の不労所得総決算

今回の記事は、例によってふむふむ難解・難読の書です。でもおしゃれな挿絵をいっぱい入れたので、素敵女子の皆様もスルーしないで、いいね!してね!

投資女子やセミプロ投資あんちゃんには重要情報と理解します。数字は目安、アバウトなのでご了承お願いします。

https://www.pinterest.co.uk/pin/334251603605487363/

 

 

ウクライナ戦争膠着に裏金問題発覚の2023年も終わり。

ビットコインも1万6千ドルから4万ドルへの「回復」、そして2024年1月10日に期待される現物ETFの承認があり。米金利も異次元の収縮から利下げが現実的になるなど、一言でいえば「雪解けの一年」でしたねー元本の市場価格が下げ止まり、来年はどうよ?という希望の12か月でした。

さて、このブログはお題も「不労所得」なので、この「破壊の後の放心の一年」で、なけなしの資産がどうなったかについて、いつも「いいね!」いただいている素敵女子やナイスガイたちに開示するのでした。

昨年から今年の変動はこんな感じ。数字は基本、現地通貨です。

あと、Santander銀行に債券投資がありますが、こちらは給与所得をぶち込んでおり、不労所得ではないので考慮外にしました。

①金融資産種目

2022年12月31日

2023年12月31日

債権(Itau銀行)

787,851.95

777,000.00

金地金

75,500.00

71,000.00

リート+ETF(Santander)

2,784,095.47

3,165,916.10

リート(Itau)

221,930.80

245,613.58

3,869,378.22

4,259,529.68

@29.01=123,568,956円

労働保険(FGTS)

358,704.00

398,054.58

総計

4,228,082.22

4,657,584.26

円額換算

@24.80=104,856,439円

@29.01=135,116,519円

➁投資用不動産等

760,000.00

700,000.00

①+➁(現地通貨)

4,988,082.22

5,357,584.26

①+➁(円額)

@24.80=123,704,439円

@29.01=155,423,519円

ここで注目は、まず①の純然たる金融資産の残高。

2022年12月はR$4,228,082.22

2023年12月はR$4,657,584.26

12,481,329円(429.502.04レアル)の増加。まあまあいいじゃん

2023年についてさらに掘り下げます。

毎月の配当や金利のうち、再投資できた金額が毎月平均でR$27,014.00なので、一年ではRS324,168.00を再投資した。

うちR$170,000.00を②に分類される実物不動産に振り分けたので、上記①すなわち金融資産に振り分けることができたのはR$154,168.00になります。

したがって

2023 年末における①金融資産の元本から配当の再投資分を除いたがんらいの元本の金額は(R$4,657,584.26―R$154,168.00)=R$4,503,416.26

すなわち、配当を除いた元本のみの増減でみると

2022年12月のR$4,122,118.22から、2023 年12月実質R$4,503,416.26へ、ざっくり9.2%の増加。

R$⇔円のレートがこれまた@24.80から@29.01 に大変動したのに助けられはしたが、2023年は金融資産で1億、特に労働保険を抜いても1憶達成しているのには安堵しました。

要すれば、今年が異次元円安ということなので、来年はまた投資用不動産とかを総動員してやっと1億に逆戻りしちゃいそうな気がします。かなしいな

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今年要注意だったのは、投資用不動産を購入したこと(実際は去年購入した土地に今年は施設用の資金を投入した)。

ほんとうは元本価格すなわち株価の一株(リートは一口)当たりの時価が急落し、DY(配当利回り)が相対的に急上昇するいまこそ株やリートを買いあさりたかったのですが、実物不動産でとある物件を買わざるを得なくなり。

この物件の時価総額はR$490,000.00とし、投資用不動産等に組み入れました。2022年は居住用不動産もいれちゃってましたが、2023年はこれは除きました(投資用不動産の値上がりもあるので、単純な引き算ではないですが)。

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ここまでは元本のおはなし。

実はそれより毎月の配当の方が重要です。

というわけで、2022年と2021年の配当及び金利すなわちこれこそまさに純然たる不労所得については以下の通り

*注意:以下は、生活費とかを除いて再投資した金額なので、念のため。

*も一つ注意:2023年の金利収入は、ブラジル政策金利の低下を受けて減少。年間平均はもうちょっと多いのですが、来年さらに低下を見越して低めにしました。

2022年(@24.80)

2,023年(@29.01)

リート配当(1か月平均)

18,998.00

21,014.00

債権金利(1か月平均)

6,500.00

6,000

1か月あたり計

25,497.00

27,014.00

1年分総額

305,964.00

324,168.00

1年分総額(円換算)

7,587,907円

9,404,113円

円額だと、2022年から2023年で24%増加と、いかにもすごそうですが、これも狂乱円安のトリックなので、実質は現地通貨の5.9%増加にとどまった。

これでもよさそうだけれど、今度はインフレがあり。IPCA指標で4.72%なので、現地通貨による実質の年間収入額の増加は5.9-4.72=1.18%にとどまりました。

まあ、インフレを差し引いて、かつ日々の生活費を差し引いた再投資額なので、まずは順調かなとは考えます。

ちなみに、毎月783,676 円ということで、ベンチマークとしている毎月30万円をこえることができて一応安堵。でも、これも為替に幻惑されているので、あえて去年の為替でやってみると669,947円で、こっちの方がリアリスティックかなーと思います。

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なんか数字ばっかりでこんがらかっちゃった?ので、ごくおおざっぱに、まとめてみます。

金融資産の時価評価額:ざっくり10%の増加。安堵(インフレを引いたら5.28%。かなしいな)

不労所得(再投資可能分):インフレを差し引いて1.18%増加。

ううむこの2行を書くためにどれだけ計算じゃい。くたばりました。

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というわけで、結論として、不労所得、元本ともに何とか増加しているから、まあいいかと、安堵しています。

特に元本の増減は要注意で、1年単位で増えた減った、と一喜一憂しているとかえって資産を失う結果になると思います。

じゃあどのくらいのスパンでみればいいの?というわけで、一例としてリート「SHPH11」でみてみます。

1999年に一口R$100.00で購入。

2023年12月29日(実質31日)の段階で1口R$850.00になっていました。つまり850 %の上昇ですねえ。

その間のインフレ(IPCA指標)は以下の通り

 

というわけで、1999年から2023年までの24年では、

R$850.00―R$642 .55=R$207.45がインフレを超えた純利益。

つまり、

インフレを超えて207.45%上がっているのでした。

一年あたりインフレを超えて8.6%(単利計算)なので、ここ2,3年落ち込んではいても、20年のスパンでは勝っているということになります。

ここでこのリートの重要なポイントとして、上記はあくまで元本のみの変動であり、これとは別に配当が毎月、コロナ禍で営業中止した1年程度を除いて必ず分配されてきたことです。つまり、元本はインフレに勝る上昇で資産保全を達成し、さらに配当による不労所得で生活費の充当を可能としてきた、ということです。

タコ配とは別世界の毎月分配もありますよ、という実例になっていれば幸いです。

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もちろん、金融資産の総体を構成する銘柄は、SHPHだけではなく、雑多のリートや債券で構成され、下がるいっぽうだー!なんてダメダメなのもあるのですが、総体的には拡大していってくれているので安心しています。

人口ボーナス期にある新興国の不動産投資が主体なのでこうした安心も得られますが、日本の場合は、はっきり言って投資するにできないんじゃね?というか、結局S&P500へのインデックス投資とか、日本に住んではいても投資先は米国を選ぶ人が多数。でも、Jリートでがんばって資産拡大している人もいることはいるらしい。

去年はこう書きました

「2023年の年末には、うだうだ書かなくても、すぱっと元本総額が増加していることを祈りたいですが、難しそうですねー2024年から2025年にかけての世界市場の復調を願っています。」

今年はこう書き直します

2023年の年末は、意外とすなおに元本総額が増加して、安堵しています。2024年のビットコインスポットETF承認による爆上げと、2024年から2025年にかけての世界市場の復調を願っています。

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ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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軽飛行機で「幽霊バス」の上空を飛行

このブログは「軽飛行機で空を飛ぶ」ですが、飛んでいるという投稿が切れちゃっていることに気づき。さっそく、その辺を飛んできたよ!というフライトログを投稿するのでした。

 

 

寒い寒い冬のブラジリア。日の出とともに起き出し。

まずは寒さ対策だ!

という事で、ユニクロのももひき、さらにはフラジャケを着込み。

 

 

えりまきはフラジャケの金具や、ヘッドセットと干渉してボロボロになっちゃったので、殿堂入りで永久保存します。代わって、日常づかいでは、写真右下のネックウオーマーを起用。

首のところの金具で擦り切れちゃったらしい

 

 

日の出から1時間後くらい(午前7時30分)に合わせて、空軍にフライトプランを提出。

 

 

きょうび、さいわい空軍のシステムで離陸一時間前に提出すれば、15分くらいで許可になるので助かっています。

航空地図で今回のフライト経路を確認。

 

 

今回は、下図の赤線の通り①Sal川とMaranhao川の合流点、②『幽霊バス』、③Lagoa Bonita湖、を回った三角コース。1時間半、120NMつまり222キロくらいを飛ぶこととします。

 

 

格納庫から飛行機を引っ張りだして。。。

ブラジリア・アプローチ(空軍)に電話してトランスポンダーコード取得。

飛行機に乗り込み、チェックリストで操縦系、燃料計、計器などなど確認。エンジンスタートして滑走路に進出。

乾季のブラジリア

 

 

離陸。ぐんぐん上昇して、最初のチェックポイントに向かいます。

 

 

管制空域を離脱。ブラジリアアプローチに報告して、それからは管制飛行を脱して自由に(さびしく)①の河川合流点に向かいます。

想定どうりブラジリア連邦区境界の道路を横切り。

航空地図だと、赤丸の地点です

 

 

そして、Maranhao川が大きく蛇行しているところを通過。ふむふむ進路をはずれてはいないな。。。。

ううむ、なんだかわからないか?

 

 

というわけで、赤線で表示

 

 

地図上はこうなる。赤丸がさっきの道路。青丸が大蛇行。緑が河川合流点。

 

 

これらのポイントから外れないように、実ははるか前方に指標を設定していたのでした。うねうねくねっている山脈のなかで、一つだけちょっと高めの、富士山みたいなのがあり。この富士山からちょっと左に機首を向けて飛んで行きます。

 

 

ごめんなさい、スマホのカメラで撮影した写真ををこれまたスマホのブログに、なので全然みえないでつね。。。。

でも、へんな望遠カメラと違って、いがいと肉眼に近い見え方になっては、います。

ちなみに、ちょっと左はどれくらい左なの?は、毎回気流だの太陽の当たり具合だのによって変わってしまうので、正確には言えないのでした。ははは

さて、大蛇行から、川をロストしないように飛んでいきます。そこかしこに白く水面が光っているので、目印にして飛びます。

画面の左下から右上に、うねうね蛇行しながら、ちょうど日陰と日向の境界あたりに川が伸びています。

 

 

下流にいくにつれ、川幅も広がり、見やすくなってきました

 

 

 

 

雲の下に入ると、風景も一転。

 

 

そんなこんなで、合流点直上に到着。エンジンスタートから33分、離陸から26分くらいでした。

 

 

ちなみに、グーグルマップで、地上から見たらこうだよ!という写真があったので添付。

https://goo.gl/maps/xUZqf9uJGvD96ZNy5

 

 

機首を返して「幽霊バス」に向かいます。

 

 

まず、「幽霊バス」って何?

もともとは、このへんの大地主が、自分の土地にへんな侵入者がないかを監視させるため、土地の中でも一番見晴らしのいいところまで宿泊施設を装備したバスを登らせ。このバスに警備員みたいな手下を常駐させて監視していたらしい。

そのうち、警備員とかいなくなり、バスの方もエンコしたまま放置され。

マウンテンバイクのあんちゃんたちに格好のレジャーポイント?としてもてはやされるようになり、有名になりました。

地上からは、こんな感じらしい。

A Casa de Pedra e o Ônibus Fantasma – 06/10/2018

 

 

ぼくは、自転車でこんな無頼の荒野(というか山脈、台地)の奥深くまで、なんて狂ったまねはできませんが、飛行機で上空を通過する分には、山奥の秘境に突然バスが出現という、なぞですが面白い指標なので、ちょくちょく行っています。

というわけで、上空からはどんなかというと

まずは、はるか遠くから平べったい台地が見え始め

 

 

 

 

台地の端っこに、四角く赤茶けた土地というか用地というかが見え。

この四角の中に、幽霊バスがいるというかおかれているはずだったのだが?

 

 

自力でどこかへ走って行ったのか、あるいはバラバラにされてスクラップか?いなくなっていました。かなしいな。

というわけで、幽霊バスが、幽霊ではあるがちゃんと存在していたころに撮影した写真を流用します。

 

 

今回、どこかにまだバスがいないかな、と探しまくっていたら、ついつい高度が下がりすぎちゃいました

 

 

本物の幽霊になってしまったバス。でも、自力で都市部まで降りて、レストアされてブラジリア市内を走り待っていることを願っています。

さて、最後の行程はLagoa Bonita。ポルトガル語で「美しい湖」です。

緩上昇で、のんびり高度をとり直して。。。

 

 

さっきの写真のちょっとアップ。迷子にならないよう、帰路は「デジタル塔」を指標に飛んでいきます。見えない。。。。

 

 

地上から見たデジタルタワー

https://g1.globo.com/df/distrito-federal/noticia/2019/10/17/gdf-abre-edital-para-conceder-torre-de-tv-digital-a-iniciativa-privada.ghtml

 

 

「美しい湖」にむかってのしのし飛んでいきます。

 

 

 

 

ここまでくれば、ブラジリアの市街地はすぐそこです

デジタル塔が見えますねー。くどいか?

 

 

いよいよホームベースに帰着。

今日は、滑走路上でへんなつむじ風があり。どしん!という着陸でした。

 

 

おまけ

今回、気流が荒れそうだとはわかっていたので、離陸前に自撮り。

こんな人です

 

 

小さな飛行機で飛んでいます。

 

 

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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ルーラ大統領復活に見る新興国社会の闇

雨季たけなわのブラジリア。週末は飛行機格納庫で暮らしていますが、雨を逃れて、巨大なタランチュラが侵入してきやがった!

スリッパの半分ぐらいの、丸々太ったやつでした

 

 

ベッドにもぐりこまれて、あそこを嚙まれたら大変!なので、かわいそうだけど、ガソリンをかけたら、死んじゃいました。ちーん。

というわけで、楽しい田舎暮らしのひとこまでした。

さて本題。今回も野郎向けの気難しい記事ですが、素敵女子たちも、いいね!してね!

2023年1月1日、ルーラ氏が大統領に返り咲きしました。

ルーラ氏は、1945年、東北地方の貧しい農家に生まれ、学校もろくに通うことができず。靴みがきの少年、港の労働者、製鉄所での工員として苦労を重ねる中、労働運動にいそしみ。この過程で、大規模ストライキを扇動したりして、1980年には、ブタ箱に。35才にして前科者になってしまいましたが、まあ政治犯だから、幼女連続猟奇殺人犯とは違い、また麻薬犯罪組織の人たちとは関わり合いにならずに済んだらしい。

その後、3度出馬して3度落選しながらも、2002年に見事大統領に当選したのでした。

ルーラ大統領

https://www.metropoles.com/brasil/politica-brasil/ex-presidente-lula-completa-1-ano-preso-pela-lava-jato

 

 

ところで、ルーラは決してただの共産主義者ではなく。前任のフェルナンド・ヘンリッケ・カルドーゾ(FHC)による経済政策を受け継ぎ、そこは動かさなかったため、ルーラの第1期政権では、IMFに対する債権国になるなど、発展しました。

しかし、第2期政権以降ポピュリスト的傾向が頭をもたげ。「ボルサ・ファミリア(家族賃金)」という、日本での「ナマポ」みたいなのを創設するなど、せっかくFHCが必死になって均衡をもたらした財政に陰りが出てきてしまい。

貧困家庭への所得分配ならまだしも、ルーラ政権を継承したジルマ政権(2011~2016)では、「クリエティブな経理」「新たな経済マトリックス」など、要するに歯止めの効かない政府支出の増大に走ってしまい。

なぜ共産主義者は支出ばかり増やして、その支出を支える生産(企業)をないがしろにするのか?

このままでは経済崩壊だ!80年代からのハイパーインフレで恐ろしさを知り抜いている国民が、共産主義者だけは大統領にするな!とにかく誰でもいいから、ルーラのカムバックだけは阻むんだ!ということで、どこのだれかは知らないけれど、知らないということは汚職もしていないよねという、ボルソナロがSNSなどで若者の人気を集め、気が付いたら、ほにゃららーと大統領に当選していたのでした。

しかし、ジルマ政権からボルソナロ政権への移行には、ほにゃららにみえて、血みどろの

抗争がくりひろげられていた。

麻原彰晃やプーチンなど、いくら無辜の人々を殺しても狂信的な信徒がいるように、ルーラにも狂信的な信者がおり(ルーラ自身はそんな悪いやつじゃないけど)。

ルーラ氏とその信者じゃなかった支持者

Mais de 400 juristas lançam manifesto por Lula Livre

 

 

ほっておくと、信者に担ぎ上げられて再選してしまうぞ!と常識ある知識人が恐怖していたところに、折よく「汚職とマネーロンダリング疑惑が浮かび上がり」見事禁固9年6か月の実刑でルーラをブタ箱にぶちこみ。右派大統領ボルソナロの誕生となりました。

一方、ルーラ擁護派は、この投獄や、時期を同じくしたジルマ大統領の弾劾罷免など「すべてファシストの策動だー!」としており。真実は神のみぞ知る、なのですが、ルーラやジルマも決してシロではなく、自業自得であったと思います。

ここまで読んだみなさん、猫機長はボルソナロ擁護派なの?と思われたかもしれませんが、ぼくとしては、だれが大統領かなんて実はどうでもよくて、そんなことより、せっかくFHCが、当時の社会的な犠牲の上に打ち立てた経済安定をぶち壊して、ベネズエラやアルゼンチンみたいにしてしまわないことを願っています。

要すれば、FHC当時のレアル・プラン(経済政策)で、財政支出の削減と管理、為替の安定による通貨価値の保全、金利政策に基づくインフレ制御という3本柱が成立したのに、ぶち壊すようなことをやるなということである。

財政支出の削減と管理、という言葉一つをとっても、響きは美しいけれど、それが貧困層にとって何を意味するのか。

もとから脆弱なブラジルの医療制度で、支出の削減が意味するのは、貧困地域での医療崩壊です。政府の補助に頼っていた貧困家庭では、医療が受けられなくなって悪化・死亡する人が続出。

こんな感じ

「銭ゲバ」より:https://www.sukima.me/bv/t/gomabooks0000167/v/1/s/1/p/15

 

 

ハイパーインフレからレアルプランの安定までには、国家レベルで社会的弱者の切り捨てが行われたということである。

遠いブラジルの話でピンとこないでしょうか?

第1次大戦後の恐慌によりドイツでナチが台頭し、ユダヤ人から財産を没収して、強制収容所で奴隷労働をさせた、という側面があるように、ブラジルでもハイパーインフレから新自由主義政策が台頭する段階で大量の失業者が出て、日本へデカセギの大移動が起きました。

ユダヤ人迫害は、ドイツ人らしいくそまじめさで、有無を言わさず「ユダヤ人認定」して、収容所送りにしたのに比べて、ブラジルの場合は、日本で外貨を稼げるぞ!と自ら「日系人認定(ビザ申請等)」して、自費で日本へ出てゆくよう仕向け。普通の日本人がやりたがらない3K労働で搾り取った挙句、給与はブラジルに流れるように。。。。という、どこまで狡猾なんだブラジル?という、一種ナチスも血の気が引くような行いでした。

日本側は、低賃金でなり手のいない労働に、そこそこ日本的な習慣にも慣れてくれる便利な労働力がきたー!と、悪意はなかったでしょうが。

一方、食うや食わずで働けば一財産築けるぞ!とそうはならずに工事現場で背骨を折ってゴキブリみたいに死んじゃったお兄ちゃんも多かっただろうけれど、ゴキブリより生命力が強ければ、ブラジルに帰ってまあまあ裕福になれた人も多く。

日本におけるブラジル人デカセギ労働者

O que é ser um “Dekassegui” no Japão?

 

 

ホロコーストと違って「労働は人を自由にする(Arbeit Macht Frei)」が、一定の確率で望めた、という点は特記しておきます。

日本に残って日本人化した人も一定数おり、日本人もデカセギも同じ人間だよ!という実例が生まれて、ほっとしています。

日本人が犠牲になった例ではシベリア抑留があり。これは、日本政府がソ連に対し「いま大挙して帰ってこられても、みんな飢え死にだから、シベリアで養ってね!そのかわりどんなにこきつかってもいいからね!」とお願いしたといううわさがあり。

ハイパーインフレ時代のブラジルも、FHCに至って、「みんな飢え死に」にならないために、社会的弱者は病気になったら死んじまえ。日系人はデカセギで日本抑留になって、とっととブラジルに送金しろ、という血も涙もない切り捨ての結果「財政を抑制すれば、為替も安定し、インフレもコントロールできる」というところまで到達した。

その遺産を、ルーラ第2期からジルマ政権の代になって食いつぶそうとしたので、みんないたたまれなくなって共産主義者を政権から引きずり下ろした、というのがボルソナロ出現の実態でもあるのです。

さてボルソナロですが、失脚だの暗殺だのもなく、ほにゃららーと任期満了まで生き延び。共産政権にならないよう、もう一期継続を。。。と願ったのは、ぼくだけでなく、ブラジル国民のほとんど半数に達していたことが、決選投票で明らかになりました。

しかし、結果は、半数+僅差でルーラが勝利。

監獄からの、ゴキブリみたいじゃなかった不死鳥のような復活でした。

この辺に、ブラジルの病巣があらわになっていると思います。

レアルプランをもって経済が安定しても、いまだに、ブラジル国内で、医者にかかれずに死んでしまう人、工事現場でゴキブリのようにつぶされて死んでしまう人など、まだまだ生活苦にあえぎすぎている人々が多すぎ。これらの人たちが、一縷の望みを「ルーラのバラマキ」につないだ、という事実があるのだと思います。

サッカーとカーニバル。「パンとサーカス」。

 

 

しかし、バラマキの先に待っているのは経済崩壊と、ハイパーインフレの地獄。

ルーラが再選されるほど貧困の深刻なブラジルは、格差の是正が必須になっていますが、具体的な解決策は難しいし、これだよ!なんて安易に提示する奴がいたら、詐欺師だと思います。

シンギュラリティなどによるAIの発達で、ベーシックインカムが可能になれば。。。と個人的に思っています。

それまでは、一人一人が、自分自身のベーシックインカムを構築することだと思います。ブラジルの若者たちにも、リテラシーのあるやつも出はじめている、ということを信じたいと思っています。

ARBEIT MACHT FREI | Il portico dipinto

 

 

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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2022年の不労所得総決算

今回の記事は、例によってふむふむ難解・難読の書です。でもおしゃれな挿絵をいっぱい入れたので、素敵女子の皆様もスルーしないで、いいね!してね!

投資女子やセミプロ投資あんちゃんには重要情報と理解します。数字は目安、アバウトなのでご了承お願いします。

 

 

ウクライナ戦争にコロナ禍、米国異次元利上げと、怒涛の2022年も終わり。

一言でいえば「さんざんな一年」でしたねーこれでもかと下がってゆく元本の市場価格に、資産が溶けてなくなっていっちゃうのでは、という恐怖の12か月でした。

さて、このブログはお題も「不労所得」なので、この「絶望的な破壊の一年」で、なけなしの資産がどうなったかについて、いつも「いいね!」いただいている素敵女子やナイスガイたちに開示するのでした。

昨年から今年の変動はこんな感じ。数字は基本、現地通貨です。

あと、Santander銀行に債券投資がありますが、こちらは給与所得をぶち込んでおり、不労所得ではないので考慮外にしました。

また、年央あたりにItau銀行の債権をちょっとかなり(つまりまあまあ)崩して、リート購入したら、リートの元本がその後急落して、泣きました。

①金融資産種目

2021年12月31日

2022年12月31日

債権(Itau銀行)

789,091.37

787,851.95

金地金

81,125.00

75,500.00

リート+ETF(Santander)

3,017,131.99

2,784,095.47

リート(Itau)

238,285.00

221,930.80

4,125,633.36

3,869,378.22

労働保険(FGTS)

325,242,63

358,704.00

総計

4,450,875.99

4,228,082.22

円額換算

@20.653=91,923,941 円

@24.80=104,856,439円

➁投資用不動産等

560,000.00

760,000.00

①+➁(現地通貨)

5,010,875.99

4,988,082.22

①+➁(円額)

@20.653=103,489,621円

@24.80=123,704,439円

ここで注目は、まず①の純然たる金融資産の残高。

2021年12月はR$4,450,875.99

2022年12月はR$4,228,082.22

2022年についてさらに掘り下げます。

毎月の配当や金利のうち、再投資できた金額が毎月平均でR$25,497.00なので、一年ではRS305,964.00を再投資した。

うちR$200,000.00を②に分類される実物不動産に振り分けたので、上記①すなわち金融資産に振り分けることができたのはR$105,964.00になります。

したがって

2022年末における①金融資産の元本から配当の再投資分を除いたがんらいの元本の金額は(R$4,228,082.22―R$105,964.00)=R$4,122,118.22

すなわち、配当を除いた元本のみの増減でみると

2021年12月のR$4,450,875.99から、2022年12月実質R$4,122,118.22へ、ざっくり8.4%の減少になっちゃった!

でも、R$⇔円のレートがこれまた@20.653から@24.80に大変動したので、2021年は金融資産のみでは1億を割ってしまっており投資用不動産とかを入れて何とか1億だったのに、今年は金融資産のみで1億という、現地通貨では減ったのに円額では増えた、という恐るべき結果になっています。

要すれば、今年が異次元円安ということなので、来年はまた投資用不動産とかを総動員してやっと1億に逆戻りしちゃいそうな気がします。かなしいな

 

 

今年要注意だったのは、投資用不動産を購入したこと。

ほんとうは元本価格すなわち株価の一株(リートは一口)当たりの時価が急落し、DY(配当利回り)が相対的に急上昇するいまこそ株やリートを買いあさりたかったのですが、実物不動産でとある物件を買わざるを得なくなり。

この物件購入は、無利子(固定割賦)で頭金+10か月の分割払いにできたので、年利13%を超えるブラジルではとても好条件で買えました。なんてその分購入金額にすでに織り込まれちゃってるのだろうけれど。。。。

この物件の時価総額はR$300,000.00ですが、12月末時点でまだ未払い分の割賦がR$100,000.00あったので、資産計上には差し引きのR$200,000.00としています。

ここまでは元本のおはなし。

実はそれより毎月の配当の方が重要です。

というわけで、2022年と2021年の配当及び金利すなわちこれこそまさに純然たる不労所得については以下の通り

*注意:以下は、生活費とかを除いて再投資した金額なので、念のため。

*も一つ注意:2021年の金利収入は、もうちょっと少なかったはずなのですが、1年間でどれだけ増加したかを確認するのが目的なので、多め(2022年とおなじ金額)にしちゃいました。ははは

2021年(@20.653)

2022年(@24.80)

リート配当(1か月平均)

16,480.00

18,998.00

債権金利(1か月平均)

6,500.00

6,500.00

1か月あたり計

22,980.00

25,497.00

1年分総額

275,760.00

305,964.00

1年分総額(円換算)

5,695,271円

7,587,907円

円額だと、2021年から2022年で33%増加と、いかにもすごそうですが、これも狂乱円安のトリックなので、実質は現地通貨の10%増加にとどまった。

これでもよさそうだけれど、今度はインフレがあり。IPCA指標で5.79%なので、実質の収入増は10-5.79=4.71%にとどまりました。

まあ、インフレを差し引いて、かつ日々の生活費を差し引いた再投資額なので、まずは順調かなとは考えます。

ちなみに、毎月632,325円ということで、ベンチマークとしている毎月30万円をこえることができて一応安堵。でも、これも為替に幻惑されているので、あえて去年の為替でやってみると526,589円で、こっちの方がリアリスティックかなーと思います。

 

 

なんか数字ばっかりでこんがらかっちゃった?ので、ごくおおざっぱに、まとめてみます。

金融資産の時価評価額:ざっくり8.4%の減少になっちゃった!

不労所得:インフレを差し引いて4.71%増加。

ううむこの2行を書くためにどれだけ計算じゃい。くたばりました。

 

 

というわけで、結論として、不労所得は何とか増加しているし、元本の減少も「恐慌の1年」の割には抑えられたと、安堵しています。

特に元本の増減は要注意で、1年単位で増えた減った、と一喜一憂しているとかえって資産を失う結果になると思います。

じゃあどのくらいのスパンでみればいいの?というわけで、一例としてリート「SHPH11」でみてみます。

1999年に一口R$100.00で購入。

2023年1月11日の段階で1口R$729.00になっていました。つまり792%の上昇ですねえ。

その間のインフレ(IPCA指標)は以下の通り

 

 

というわけで、1999年から2022年までの23年では、

R$729.00―R$663.66=R$65.34がインフレを超えた純利益。

つまり、

インフレを超えて65.34%上がっているのでした。

一年あたりインフレを超えて2.8%(単利計算)なので、ここ2,3年落ち込んではいても、20年のスパンでは勝っているということになります。

ここでこのリートの重要なポイントとして、上記はあくまで元本のみの変動であり、これとは別に配当が毎月、コロナかで営業中止した1年程度を除いて必ず分配されてきたことです。つまり、元本はインフレに勝る上昇で資産保全を達成し、さらに配当による不労所得で生活費の充当を可能としてきた、ということです。

タコ配とは別世界の毎月分配もありますよ、という実例になっていれば幸いです。

 

 

もちろん、金融資産の総体を構成する銘柄の中には、SHPHだけではなく、雑多のリートや債券で構成され、下がるいっぽうだー!なんてダメダメなのもあるのですが、総体的には拡大していってくれているので安心しています。

人口ボーナス期にある新興国の不動産投資が主体なのでこうした安心も得られますが、日本の場合は、はっきり言って投資するにできないんじゃね?というか、結局S&P500へのインデックス投資とか、日本に住んではいても投資先は米国を選ぶ人が多数。でも、Jリートでがんばって資産拡大している人もいることはいるらしい。

2023年の年末には、うだうだ書かなくても、すぱっと元本総額が増加していることを祈りたいですが、難しそうですねー2024年から2025年にかけての世界市場の復調を願っています。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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「楽して億万長者になることはできない」

FTX破綻で、創業者サム・バンクマンフリードさんがボロクソにたたかれる事態に。

メディアの典型的な論調に、MSN日本の「資産3兆円が吹っ飛んだ!大谷翔平も孫正義もウクライナも巻き添えにした30歳の男、ついに逮捕 (msn.com)」があるので、ぼくなりにポイントと思うところを抜粋してみます。

引用開始

◎12月12日、暗号資産(仮想通貨)の交換所大手・FTXトレーディングの創業者サム・バンクマンフリード容疑者が、バハマで逮捕された。260億ドル(約3兆6000億円)もの資産を築き、それをわずか数日で失った30歳の男は、現状8つの罪で起訴されている。

◎FTXは、世界最大級の規模を誇る暗号資産の交換所。だが、11月初頭、財務面の問題が指摘されると、投資家たちが一斉に資金を引き上げ、1週間ほどで経営破綻に追い込まれてしまった。債権者は100万人以上、推定負債額は100億ドルから500億ドル、日本円で1兆4000億円から7兆円。

◎元参議院議員で、国際政治学者の浜田和幸さんが、こう語る。

「バンクマンフリード氏は、暗号資産の世界で若くして成功した出世頭として、注目を集めていました。マサチューセッツ工科大学で物理と数学を専攻し、両親はスタンフォード大学の教授という家庭で育ちました。(中略)バハマに大豪邸を建てたのですが、自宅とオフィスの行き来はトヨタのカローラを自分で運転するなど、メディア受けする姿を巧みに売り込んでいきました。

宣伝も上手で、エンゼルスの大谷翔平選手や女子テニスの大坂なおみ選手など著名人をアンバサダーに据えることで、社会的な信用を勝ち取ったんです」

◎浜田氏が、FTXのずさんな経営についてこう説明する。

「専門家がいたわけではなく、資産管理は相当いいかげんだったようです。元ガールフレンドに任せていた運用会社に、彼が集めたお金をどんどんつぎ込んで、自転車操業みたいな形で回していたと言われます。

バンクマンフリード容疑者は、11月におこなわれたアメリカの中間選挙で、民主党におよそ4000万ドル(56億円)も個人献金したと報道されました。

それだけではなく、対抗馬の共和党にも莫大な選挙資金を投じていたと言われます。これはきちんとした収支報告書に出ていないお金でもある」

◎「バンクマンフリード容疑者は、8つの罪で起訴されており、少なくとも50〜60年は刑務所に入ることになるでしょう。世の中、楽して億万長者になれる方法なんてないんですよ」(浜田さん)

以上で引用終わりです。

要すれば、アメリカの超一流大学教授を両親に持つ天才インテリ青年が、トラディショナルな金融市場でのオペレーションの枠にはまらずに、暗号資産という新ジャンルで時代の寵児になり。バハマの大豪邸だの、有名タレントじゃなかった選手を広告塔にして世界中から賞賛を浴びたが、知らないうちにアメリカの2大政党に巨額の献金をしていたなどで暗雲がたちこみ始め、FTXのずさんな経営により「財務面の問題」が指摘されるやいなや、奈落の谷を転げ落ちるかのように逮捕。

https://www.nytimes.com/live/2022/12/13/business/sam-bankman-fried-arrest-news

 

 

つまりは、才覚によって電光のごとく一瞬に3兆円の一攫千金なんてありえない。人生は苦しみぬいて雀の涙のような給料をもらいながら、ボロボロになって定年を迎え。でも年金はもうもらえないので、結局「生涯現役」で寿命を縮め、過労死で文字通り人生最後の日まで働いていました、というものなんだ!死んだその日まで口座はカラなのが人生だから、楽してかどうか以前に、億万長者になる方法なんてないんだ!億万長者になんてなっちゃいけないんだ!なんていうメッセージが聞こえてくるのはぼくだけでしょうか。

まあ、読者が受け取りたいメッセージを書くのが物書きの商売ですけど。その辺はニワトリと卵で、執筆者のほうで「楽して億万長者になることはできない」というように洗脳しようする一方では、読者の方でも「だから僕は億万長者になれないんだ」とこうした記事を読んで安心できるから、両者の利害が一致してこうした記事が飛ぶように売れることになるのだと思います。

ところで、バンクマンフリードさんがブタ箱に入れられれば、あなたの口座にはお金がいっぱいになるのでしょうか。

関係ない、とは言えないですよーむしろあなたの口座からますますお金が引き落とされる布石になっているかも知れないのです。

バンクマンフリードさんは、これまでにはない方法で、億万長者になりました。

つまりは、これまでの方法でトクしていた人たちにとっては、自分たちの知らない、好ましくない方法を示した、嫌な奴ということになります。

そして、その方法は、仮想通貨という、中央銀行を通じた国家による資本の集中に挑戦状をたたきつけるものだった。

要するに、消してしまえ!ということにならなかったか?

その点バンクマンフリードさんもなんとか賢く立ち回り、上記の通り二大政党に貢献していたとか、SEC議長と良好な意思疎通を保ち、仮想通貨の規制促進にも前向きという、いわば体制側ともうまくやっていたように見えたのですが?

一方、今回の件は、実はライバルの仮想通貨交換業者であるBINANCEが裏で糸を引いていた、なんてうわさもあったりして?まあここまで来ると陰謀論なのでやめますけど。

そろそろ結論です。

パラダイムシフトをする人は、たたかれます。

◎写真とまがうかのような具象画のみが絵だと思われていた時代に、ピカソ、マレーヴィチやカンディンスキーは、小学生か?らりっているのか?それとも両方か?という絵を描き。現在の抽象絵画の基礎を築きました。

カジミール・マレーヴィチ「シュプレマティスト作曲No.56、1916」

 

 

◎地上で大砲を撃ち合い、戦車で蹂躙するのが戦争だった時代に、B17爆撃機が空から爆弾をバラまき。当初は出撃機数の3分の1に及ぶ被害を受けながらも、制空権と戦略爆撃が戦争を決するという新たなパラダイムを作りました。

B17(Pixabay無料画像)

◎不動産投資と言えば、現物不動産を、ローンで押しつぶされそうになりながら買い、せっかくの家賃収入はローン支払いと修繕に回されて、利益はほとんど残らない、という常識しかなかった時代に、リート(不動産投資信託)によって、小口の投資で、不動産の維持はリート管理会社にやってもらい、投資額に応じて毎月(ブラジルの場合。国によって2か月おきとか違いますが)配当がもらえるという「夢のような」投資アイテムが生まれ。これも別記事に書いたように、当初はサンドバック状態でしたが、現在は有力な投資種目として定着しています。

などなど。

リート「SHPH11」を構成するショッピングセンターの内部

要すれば、バンクマンフリードさんを「やーいやっぱりただの屑だー」とこき下ろして満足している人は、利権をむさぼる体制派へのおいしい養分になってしまっているのです。

バンクマンフリードさんですが、いろいろな会見などで「あまりにお粗末で幼稚な発言のオンパレード(パウエル氏とFTX社CEO会見を繋ぐ時代の糸|アーカイブ一覧|豊島逸夫の手帖|純金積立なら三菱マテリアル GOLDPARK(ゴールドパーク) 三菱の金 (mmc.co.jp))」だったらしい。

では、バンクマンフリードさんが幼稚なのかと言えばそうではなく、会見だの捜査だの裁判だのという場面で、それこそ海千山千の政治家でもない、天才肌の投資家がフルボッコにされたわけですから、それこそ研究室にこもりっきりの学者を拉致して893の親分の家に引っ立て、「兄ちゃん、ちょいと親分は機嫌が悪いんで、楽しい落語でもやって笑わせてやってくんねえか」なんて要求するのよりやばい話ともおもいます。

さて、お題の記事を書いた記者の資産はいくらなのでしょうか?僕は2022年12月時点でぎりぎり資産1億円ですけど、星飛雄馬みたいな苦労をしたわけではないし、「楽、楽でない」という言い方がちょっとずれていると思います。

じゃあ、1億円という成果を達成するのは、どんな感じだったの?という人に、以下の3つの記事をリンクしておきます。ご訪問時は、ぜひ広告をぽちぽちしていってね!

◎成功の実現は自分でコントロールできるか①

◎成功の実現は自分でコントロールできるか②

◎ノーペイン・ノーゲイン

大リーグボール養成ギプス。

画像はこちらからお借りしました:https://ameblo.jp/uwf-saki2013/entry-12416719907.html

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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毎月分配型REITの真相:具体例の解明

今回は、ふむふむ・投資情報なので、そちら方面が苦手な素敵女子たちにはごめんなさい。でも、ビットコインとかよりはとっつきやすいかも?

投資女子の皆さんはぜひぜひコメントなどお待ちします。投資女子でなくても、コメントや、いいね!してね!

というわけで、素敵女子たちに、素敵な歌をプレゼント。でも、できたら、最後まで読んでね!

https://www.youtube.com/watch?v=l1zkDyl-cTk

花の首飾り

 

 

*一方、プロ、セミプロ投資家の皆さん。なんちゅういいかげんな記事じゃ!とかの突っ込みは禁止です。

さて、このブログではあくまでご時世の移り変わりに影響されない投資の基本についてをお題としてきたので、あまり個別銘柄の分析なんてやらなかったのですが、敬愛するブロ友のTiaraさんと、「毎月分配型リートは、タコ足か?タコ足でないのか?」というお題で「ラサール・グローバルREITファンド」についていろいろ意見交換したら、なかなか興味深い情報が出てきたじゃね?ということで、皆さんに共有させていただきます。

なお、消費者目線からのおもいきりポジショントークなので、あらかじめご了承ください。へんなオピニオンリーダーのへんなポジショントークよりはましかもしれませんが。。。。

さて、「ラサール・グローバル・REITファンド」です。

とてもよくレイアウトされた説明資料が以下PDFにまとまっています。

「ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)/(1年決算型)」インフレ環境の中で改めて注目されるグローバルREIT投資 (nikkoam.com)

今回の記事は、この資料から目についた部分をいじわるく指摘するのでした。

(1)まずは、このファンドの概要について把握。

株式との比較、インフレへの言及、不動産ファンダメンタルズ、ポートフォリオも先進国で固められていて手堅いか?などなど、穏当な記載で、これらはプラス要因。

株式との比較(ほんとはここでリート指数との比較が欲しかった)

 

 

でも、アメリカ不動産市場が堅調だ、なんて書いていて(2022年9月時点の掲載)、ほんとか?

堅調な不動産ファンダメンタルズだそうです

 

 

人によっては「リーマン以上の不動産恐慌が来るぞ」なんてあおっている者もいるくらいなので、その辺は書いておくべきと思います。6月から、米FRBは4回連続0.75%の利上げという異次元の政策に及び、英国の年金基金も破綻が懸念されていた(その後本当にショックになった)。こちらはマイナス要因ですが、確かにファンド運営者の責任でないとはいえる。

毎月分配は魅力です。

 

分配金は毎月変動しており、すなわち母体となる事業(賃貸、ショッピング、オフィス)などの業績も考慮して増減資していることがうかがえ。これはタコ足とは真逆なのはナイス!ですね。なんか激減してるけど。。。。

また、ポートフォリオの銘柄も明示しており、これもナイスですね

先進国といいつつ、ほとんどUSREITじゃね?ははは

*腐っても鯛のアメリカなので、プラスポイントです

 

 

要注意なのが

「投資者のファンドの購入価格によっては、分配金の一部または全部が、実質的には元本の一部払い戻しに相当する場合があります。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価格の値上がりが小さかった場合も同様です。」という記載。

特別分配金とは何か? 設立からこの方、いつ、どんな時に分配されたかが気になります。

一生懸命説明しているが、結局めんどくてわかりませんでした。

 

 

もっとわかりやすいのを見つけました

 

 

残念ながら「グローバルREIT指数」ではあっても「ラサール・グローバルREITファンド」の実績ではなかったのですが。。。

でも

①キャピタル、インカム、トータルリターンという根本的・決定的な指数をわかりやすく一目で明示している。

②ラサールREITファンドも、優良な先進国のREITで構成されているので、上記のグローバルREIT指数をなぞるような推移をしていることと推察(逆にそういった推移をしていなければ、インデックス投資ともいうべき優良ファンドとしては失格)して、

上記を総合して、独断と偏見の「猫機長による判断」をお送りいたします。

(2)ぱんぱかぱーん!恐怖の?診断結果はこれだ!

悪い投資ではなさそう。

ここ数年の配当について、ちょっと減少度合いが激しいのが懸念ですが、皆さんのポートフォリオの中の1銘柄として前向きに考えられるかもしれん(もちろん自己責任ですよ)。

なさそう?かもしれん?

だって、決定打があやふやなんだもん。。。

決定打は、やはりこのグラフ(なんてINDEXですけど)

*この資料の一番やばいマイナス点として、このINDEXと当該ファンドの成績を対比したグラフがない、というかなり重大なのがありますが、まあ両者似たような軌跡であると独断しています。

 

 

コロナだのなんだので、落ちているときは素直に、ガーンとキャピタルゲインが落ちている。

結果、トータルリターンがマイナスの年がありますが、これは「普通」です。

リートも、株の一種です。要すれば高配当株の一つだと思っていれば間違いない。

株ですから、リーマンだの英国年金ショックだので元本(Capital→キャピタル)はガーン!と落ちて当然である。

重要なのは、(A)インカムが維持されていることと(B)維持とはいってもめくらめっぽう支払っているのではなくて、企業実績に従って、利益のある月は多く支払い、そうでない月はそれなりに、となっていること。

この(A)と(B)の両立がそれこそファンダメンタルな重要性を持っています。

(A)で、元本が墜落したら、配当も払われなくなっちゃうというのは、なにかおかしい。つまり、賃貸だのは、元本の額面がどうだろうが稼働しており、配当の原資となる毎月の家賃だのなんだのはちゃんと支払われているためである。言い換えれば、元本の上下なんてNasdacだのの金融市場におけるマネーゲームですから、配当とごっちゃにする方がおかしい。

(B)といって、元本を急減させるような重大イベントは、中期的には業績も悪化させて、利益も減少し、配当も少なくなってしまうのですが、ここで何もなかったように同じような金額を払っていたとしたら、そちらも怪しい(保留していた利益を払うとかもあるけど)。

これまで何度も書いているのと同じ結論になっちゃいますが、キャピタルが増減しようとも、インカム(企業利益)がちゃんと出ていれば問題ないのである。

このケースでちょっとこんがらかるのが、「特別分配金」とか言ってキャピタルが減少したときの支払では「トータルゲインでマイナス」になるから、いかにも「たこ足」に見えますが、その場合は、毎月分配型だろうが四半期決算の3か月事の配当だろうが、どんなリートだろうが株だろうがマイナスになり、それをもってタコ足とは言えないと理解します。

タコ足というのは、繰り返しますが「キャピタルゲインとは別に、事業の業績がマイナスになっているのに配当を続ける」ことです。

*世間一般の「タコ配」の定義と違っているぞ!という人に。「iFinance – 金融情報サイト」によれば「タコ配は、「蛸配当(タコ配当)」や「タコ足配当」の略で、企業(株式会社)において、実際には配当に必要な利益が出ていないにも関わらず、無理に配当を行うことをいいます。」なので、同じと思います。ただ、「利益」にキャピタルゲインを混ぜちゃうと、訳が分からなくなるのだと思います。

この辺を納得するかどうかですねーでないと配当を生かして元本を保全するという考えができなくなり、元本の値上がり益だけが利益と思ってしまうので、結局は元本を切り崩す逃げ切りの思考になってしまうと思います。こっちの方がよっぽどタコ足なんですけどねー

 

 

というわけで、皆さんご理解いただけたでしょうか?

ご理解いただけた人は、このファンド含めたあなたの投資ポートフォリオ全体のインカムゲイン・配当が、元本増減の山あり谷ありはあっても毎年(毎月、毎日)の生活コストを払いきって余りがある、というところまで積み立てを続けている人だと思います。

がんばれ!みんなで夢の配当生活を実現しましょう。このブログに巡り合った人で、このブログの本家HP「アーリーリタイア・軽飛行機で空を飛ぶ」の「経済コンテンツ」を熟読しご理解いただけたなら、必ずや経済的自由に到達し、不労所得だけでも生活できるようになると確信しています。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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ウクライナで核戦争は起きるか。切り札を握る中国

まず、ひさびさのランクイン。たくさんのアクセスや、いいね!この場でお礼申し上げます。

すごい個人的な記事の内容なのに、認めていただき感謝です。大学のお話の続きは来週に掲載します。

さて、今週の本題です。

そもそも、ウクライナって、どんな国?

どきどき!美人がいっぱい、ですが、日本女性に勝るものでもなく。

世界の安全保障(経済、軍事)に、ウクライナがどれだけ影響力のある国なのかを見てみます。以下、特に明記していない限り、出典はWikipediaです。

1991年、ソビエト連邦の崩壊とともに独立。

ソ連時代からの先進科学技術を引き継ぎ、発展させ、ヨーロッパの隠れた技術大国になっていました。

その1:宇宙開発

「ソビエト時代に培われた技術力は西側諸国からも一目置かれ、各国との共同計画に参加する。1995年にはアメリカ、ロシア、ウクライナ、ノルウェーの4ヶ国合弁事業に参加した。」

「2005年にはインドと新型ロケットのエンジンに関する協力関係を締結した。」

ウクライナ製人工衛星の記念コイン

 

 

ここまで宇宙開発できる国って、なかなかないですよね。西側先進国もびっくりの技術力です。

その2:軍事産業

航空機エンジンも、世界有数のものを持っている

「モトール・シーチは、ウクライナのザポリージャに本社を置く航空用エンジンや産業用ガスタービンエンジンの製造メーカーである。

ソビエト連邦時代からアントノフ An-124とAn-225に搭載されるターボファンや様々な航空機のエンジンを生産。ソ連崩壊後もKa-50やMi-24、Mi-28のようなロシア連邦のヘリコプターの80%以上にエンジン(クリーモフ TV3-117など)を供給していた」

もトール・シーチのロゴ。なんと創業1907年

 

 

造船技術も、世界最高峰

「ヴァリャーグは、ソ連で設計された航空母艦である。

ソ連の崩壊後、ウクライナ海軍に編入されたが完成せず、廃艦となった。

1985年12月6日にウクライナ・ソビエト社会主義共和国・ムィコラーイウの黒海造船工場で起工され、1988年11月25日に進水した。」

つまり、空母を建造できる世界有数の工業力、港湾施設を持っているという事である。

そして、みなさんもうお気づきかもしれませんが、ソ連崩壊後の経済大混乱をうまく利用して、資金難のウクライナから「中国本国で海上カジノとして使用する予定」という、ふざけたいいわけで、中国がお得な購入!

「中国人」になるまえのワリャーグ

 

 

その後「遼寧」という、とても海上カジノとは言えない物体と化し。

「空母だぞ!」と自由主義陣営を恫喝する道具になり果ててしまいました。

このへんは、中国人Motoyamaさんの鋭い解説動画で詳述されています。

 

 

そして、造船産業の要ウクライナにそっぽを向かれてしまったロシアは、日常のメンテにも事欠く事態に陥ってしまい。

詳細はこちらをご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=q_WRk3bAZlQ

 

 

その3:農業

こちらはあまり詳しく説明する必要もありませんよね。ウクライナは、世界でも有数の穀倉地帯です。

さて、ここまでで、恐るべき事実が浮き彫りになってきます。

◎ソ連やロシアの躍進の原動力である技術の重要な部分が、実はロシアではなく、ウクライナから生まれていた。

◎しかし、ソ連・ロシアは、ウクライナを正当に評価しないばかりか、ホロドモールなどで虐待・搾取した。

「ホロドモール」とは、1450万人が犠牲になった大飢饉ですが、ソ連邦の工業化促進のためにウクライナの農産物を無理やり輸出して外貨獲得に走ったために発生。一説では、ウクライナを弱体化して支配しやすくするため、人為的に起こされたジェノサイドと言われています。

スターリンに苦しめられるウクライナを象徴的に描いた絵画

https://www.meijigakuin.ac.jp/about/mg_plus/1380

 

 

◎戦慄したウクライナは、悪魔のナチスと協力する(部分的ですが)など、ロシアからの自立を必死になって模索した。

◎ソ連崩壊により悲願達成。

しかし、この後も受難は続き。

ロシアから見れば、極論ですが、ウクライナが本当に自立してしまったら、ロシア側に残されるのはシベリアの原野だけになっちゃうぞ!という危惧があったのだと思います。

一方、ロシアに三行半をつきつけ、ホロドモール以降続く虐待から解放されたウクライナではあるが、とにかくお金がない。

どうしよう。。。。

西側も、ロシアに忖度してあまりウクライナを支援できない。

やはりまたロシアに吸収されてしまうのか?という時に、すり手をしながら現れた恐ろしい商売人が。

もうお分かりですよね。中国です。

有り余るお金を背景に、やれ遼寧だのモトール・シーチ買収(こちらは不発)だのと、ウクライナの技術をどんどん吸収し。

中国とウクライナの危険な関係については、Weekly Economist紙が喝破しています。

「中国はいち早く、92年1月にウクライナと国交を樹立。以来、旧ソ連の武器製造の拠点であったウクライナの関係技術者を異常なまでの高給で中国に迎え入れ、ミサイルや航空母艦製造の技術のすべてを教授してもらった。

 米国の国防総省(ペンタゴン)が「中国のミサイルと造船技術は米国より優れている」と書くほど、中国の軍事力が成長したのはウクライナのおかげなのである。」

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20220317/se1/00m/020/003000d

最たるものが、2013年に両国間で締結された「中国ウクライナ友好協力条約」。

「もし、ウクライナが核兵器の使用によって侵略された場合、またはそのような侵略の脅威に晒された場合は、中国はウクライナにそれ相応の安全保障を提供することを約束する。(https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20220329-00288894)」

という恐るべき一文が明記されています。

これって。。。。

日米安保条約で、日本がアメリカの核の傘に入っているのと同じじゃね?

中国は、「友好条約」で、ウクライナをまんまと自分の核の傘に入れてしまいました。

中国による、一連の「静かな簒奪」をぽけっと見ていたロシアですが、いくらとんまでも、何かしなければ!と焦ったのだと思います。

成算があるにはあった。

読者の皆さんは、「緑の人たち」という言葉をご存じでしょうか。

環境団体のことではなくて、緑の制服、つまり軍服を着た人たちのことです。

軍服ですが、国籍を表示しないので、どこの誰だかわからないという、卑怯そのものの団体様ご一行のことでした。

英語では「リトル・グリーンメン」といわれるこのご一行は、2014年、東ウクライナや、クリミア半島に侵入し、行政組織の警備員が持っていない機関銃で武力占拠し。

あれよあれよというまに投票だのなんだのでロシアに編入。

「緑の人たち」。日本には自衛隊がおり、こうした卑怯な行いを防いでいます。

パブリックドメイン

 

 

もちろん、ウクライナはそんなふざけたやり方には同意せず、今日のウクライナ戦争まで続く紛争になりました。

要するに、プーチンは、ウクライナ全土で同じことをやりたかった。

ところが、ゼレンスキーは見事この悪だくみを挫折させ。

あれよあれよと、今度はウクライナ全域を巻き込んだ泥沼の戦争になってしまいました。

さて、中国です。

ウクライナを自分の子分として杯を交わしたはいいが、前の親分が怒り、この子分をボコって戦争を始めてしまった。

でも、今のところは「西側対ロシア」と、いわば中国にとって都合の良い状況になっており。西側に対しては「ロシアに味方する悪役」を演じながら、実はロシアが自滅していくのを大喜びでながめていたりして?

ロシアの自滅にプーチンが狂って、核を使おうとした時、中国がどう動くか。

孫子の国です。日本は、憲法第九条など「戦争は悲惨で、不幸をもたらすから」という美しい、芸術的な理由で戦争放棄していますが、中国の場合「戦争なんて、せっかく儲けたお金を散財するばっかりで、全然利益の出ない、下の下の行為」だから、あらゆる努力をして避けます。

ただ、戦争をした方が儲かるぞ!という場面ではいそいそと参戦し、戦争をしないと儲けを奪われるぞ!という場合はいやいやながら参戦するでしょう。

ウクライナの場合も、報復すれば儲ける(あるいは損をしない)、と判断した時が危ない。

さて、本稿も3000字を越えてしまいましたので、尻切れトンボですかこのへんにします。

西側はウクライナを支援を抜本的に強化して、プーチンが狂ったり、中国が干渉したりする隙を与えず、電撃で国境までロシアを押し返して休戦にもちこみ、暴力による現状変更を許さずに、戦争を終わらせるべきと考えています。

大阪人もびっくり。商人の国、中国

上はhttps://www.nanmuxuan.com/zh-hk/classic/fasdfccatyn.html

下はhttp://businessmacroanalysis.blogspot.com/2016/11/blog-post_14.html

ではでは。

Posted by 猫機長