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田舎暮らし②(コロナ記事からちょっと小休止)

田舎暮らし②(コロナ記事からちょっと小休止)

小休止と言いつつ。まずは新型コロナウイルス対策について、日本でもいよいよロックダウン、巣ごもりが本格化かと理解しています。

一方で、最近のニュースでは

「新型肺炎は、上気道(喉から上の風邪のような症状)を犯す類型と、気管支から下のすなわち肺炎を起こす類型があるが、これらの2類型からの分岐や各類型の劇症化などの変異は幸いあまり報告されていない(消化器に炎症を起こすという報告はある)」

「欧州では最悪人口の80%が感染する恐れがあり、これは実は世界中でも同様の趨勢である。しかし、幸い重篤になる例はいまだ僅少である(ただしぼくやあなたがどうなるかはわからないので、しっかり巣ごもりして感染から逃げましょう)」

「今後の趨勢は、こうした『80%』の人々が軽症で治っていくに従い、「集団免疫」が生まれ、その後のCOVIDウイルスの拡大を押さえることが期待される(治った人の維持する抗体にさえぎられて、ウイルスはこれ以上伝染・伝播できなくなる)」

など、収束に向けた明るいともいえるニュースもちらほら聞けるようになってきました。

心強いのは、人類の行く手を無慈悲に示す市場の状況がL字型で暴落ストップしつつあること。これは、パンデミックによる暴落は防げているという(パンデミックは収束に向かっているという)かすかな希望を示しているとおもいます。。。。

でも、実体経済の破壊と影響はこれからなので、実体経済による暴落はありえます。というわけで、ぼくは4月のリートたちの配当は再投資しないで現金で維持しています。「キャッシュ・イズ・キング」。

いちおうここまででコロナ関連現状報告終わり。

ちょっと小休止して、飛行機乗りの週末ライフについてまたまた記事掲載します(飛行機格納庫の整備についてです)。実はこの記事を書いたのは1月の初めで、コロナの「こ」の字も知らない状況でした。巣ごもりで家を出れない今、この記事の田舎暮らしに早く戻れたらなー、と思いつつ皆さんにお送りします。

― O ―

さて、以前の奮闘が功を奏し、なんとか雨漏りも止めることができ。引き続き格納庫の整備をすすめます。

机にはしごをのっけてなんとか屋根裏の修繕をしました

今回は居住区角の改修。前オーナーから引き継いだ状況では、天井などかなりぼろっちくなっており。

さっそく管理人かつ修理工かつ農夫のお兄ちゃんを雇い、でも雇っているのか共同で土方になっているのか、要するに社会的分業の全くぼやけた(お金がある世界)自給自足的なDIYを開始します。

まずはグラインダーで亀裂のある部分、はがれかけている部分を徹底的に削りとり、石灰と壁用パテで埋め、乾いたらまたグラインダーの繰り返し。でも2回ぐらいで凹凸なくきれいに仕上がり、ペンキ塗りへ移行できました。

一方で、ホームセンターへ行き椅子や机、棚や照明器具など購入。

週末のDIY。3週間ぐらいで修繕できました

左下の黄色い枠構造物は折り畳みベッドです。

引き続いて電気系統の修復。

コンセントも少ないので、電線など買ってきて自分で配線延長します。ちなみに上の写真のペンギンくんは常夜灯です。

完成後はこんな感じ。写真左の白い部屋が今回のDIYで修復したもの。

左奥はトイレ兼シャワールーム。

部屋の中からの眺めはこんなかんじ

格納庫すぐ裏で、蛇の抜け殻を発見

ぼくの身長より長いやつでした

そして、土日の早朝はこんな感じで飛んでいます(レディオ空港)。

雨季のブラジリア。緑の地面が目に沁みます。

飛行機遊びの軍資金は、金融資産投資からの配当収入(収入の川)が主となっています。こうしてのこのこDIYごっこで遊んでいたり空を飛んでいるときでも、リートや債券(株とリート)がお金を生んでくれているので助かっています。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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日本からでは見えない新型コロナ問題の解決:本質はどこに?

まず、4月3日時点でみつけた「ニューヨークの新型コロナ肺炎」についてのリンクを貼っておきますので、見ておいてください。

(外部リンク)

新型コロナウイルスの病理的な側面については、これまで「コロナウイルスの隠れた凶暴性」の記事などに書いてきましたが、その当時に比べ著しく凶悪化が進んでいるようです。まさに同記事で有識者の大学教授が懸念した「変異」が起きつつあり、強健な人、若い人でも「せいぜい7,8時間で」急激に悪化する、という情報がちらほら入ってきていますので、皆さんも巣ごもりなどで「3密」をさけ、ぜひ健康・安全第一で行動ください。

今回の記事は、そもそもなぜこのような世界的伝播が起きてしまったのかということについて日本からでは見えない国際大規模農業ビジネスの側面から書いてみます。

さて、先進国、新興国ともに都市封鎖、ロックアウト、自宅勤務、までいかない国でも集会禁止、商業は停止の状況で、町はゴーストタウンと化しています。

いよいよ世界は終わってしまうのでしょうか。いやいや全然そんなことはないのです、ははは

都市部こそ前代未聞の緊急事態ですが、ちょっと離れて農村部に行けば、全然普通の生活状況、生産状況だったりします。

世界諸国では小規模農家でも20ヘクタール(田舎暮らし)、大規模となれば3000ヘクタール(農業エキスポ)なんてふつーにあり。空調完備の操縦室をもつ巨大トラクターではるかな地平線を見ながら作業している人からみれば、「人と人の間隔を2メートル以内に縮めないようにしましょう」どころか、周囲300メートルはだれもいない、寂しいな(Niquelandia)、というのが日常です。

というわけで、幸いながら世界の食料をになう大規模農業はいままでどうり生産しています。

ちなみに、米国と世界の大豆供給を2分するブラジルの大豆生産は今年は12%の増産が見込める状況にあり、主な購入者である中国は、うはうは!と大喜びです。

あれ?中国?

中国です。

さて、ここからがコロナ騒動の大規模農業ビジネスから見た本質です。

中国の農業生産は限界に達しており、10億中国人民の胃を満たすためにはブラジルはじめ農業国からの輸入が必須ですが、近年のコモデティーの高騰で中国経済は圧迫されており。

一方、HUAWEIだのチベットだの、米国との制裁合戦は、実は誰のためにもならないことは分かっていながら降りることができないチキンレースと化しており。これも中国経済を苦しめている。

こうした状況などなどから、中国経済は恐ろしいスタグフレーションつまりインフレとデフレが一緒に来る事態が懸念されていました(参考資料はこちら『いよいよ「スタグフレーション」が警戒される中国経済(第一生命経済研究所―外部リンクです)』))

この状況で新型コロナが発生。

武漢封鎖から始まる一連の措置は、経済的には無理やり消費を冷却した形となり。中国のインフレ圧力の重要な部分を取り除くことができたらしい。

また、ドルが暴騰(というか新興国通貨が暴落かな?)し、ここ2週間(3月中旬)でブラジルの通貨レアルも25%の暴落なので、為替差益を利用して生産・貿易する側も青田買いで買い叩かれようが、ディスカウントしてでもここぞとばかり中国に売りたい。

一方人民元は(為替介入などちゃっかり中央集権な施策で)ここ1か月あたり1ドル7.04元から7.06元で、ぜんぜん変化していない。つまり、ブラジルの大豆を、いくらでも安く買える状況になった。

こうした中国のちゃっかりした儲け方は、実はアメリカにとっても有益でありこそすれ害にはならなかったりします。

上記のとおり米中のチキンレースはがっぷり四つの抜けるに抜けられない泥仕合と化しており。

一方、米国経済自体が「11年来の上昇相場」と、見てくれはいいがしかし実態は一連のQE緩和やマイナス金利など、つまりはヘテロドックスのけれん技を出しまくって取り繕った「張り子の虎」であり。近い将来破裂・クラッシュは避けられない(ソフトランディングはありえた)状況だった。

ここで新型コロナが発生したため、あれよあれよという間に市場経済がクラッシュ、1929を超すかもしれない大暴落が「始まってくれた」状況になりました。

さて、ここからは、いわゆる一つの陰謀論になってしまいますが、楽しいフイクションの中にも実は真実が?というかんじで読んでいただくようお願いします。

上記もろもろの問題を抱え、解決策を考えあぐねていた中国共産党政権。

そんな時、武漢で謎の新型肺炎が発生。天性のエコノミックアニマルである中国は、一瞬にしてその経済面での影響を悟り。

悟ったがゆえに、新型肺炎の危険性を指摘した医師やジャーナリストなどを、おもわず処刑しちゃった。そして政府見解発表「別にへんことないよ」

しかし、その後良心の呵責が。「あああでも世界のためにやっぱり食い止めなくちゃ!」と武漢を封鎖したが、すでに遅し。

その後の世界への伝播についてはみなさんご存じのとおりです。

一方米国のほうでも、インフルエンザが猛威を振るっていたし、誰のせいでもない原因で市場クラック、再スタートできることは悪いことではない。そもそも中国は米国ひいては世界経済の重要な資本主義(的)パートナーであり、長い目で見れば中国の経済回復は世界にとって必須である。

ということでこちらもやはり思わず対応が鈍ってしまった。

結局、新型コロナ問題は、世界の農業ビジネスによる米中超大国の利害を抜きに解決には持っていけないということですね。でも個人的には米中とも得するところは十分トクした(無理なく経済減速を説明できるスケープゴートを見つけたという意味も含めて)と理解しており。無数の人々の生命に甚大な危険をもたらすパンデミックをおもちゃみたいに使うな!とっとと(主に米中が)ワクチンでもなんでも開発して収束させろー!と思っています。

ううむ陰謀論で遊んでいたら記事が散漫になってしまった。

この記事の要諦を書いておきます。

新型コロナという前代未聞のグローバルな産業破壊によって、食糧生産・貿易の世界バランスがリセットされたが、一方でパンデミックによる都市活動の崩壊が発生した。そして都市生活者の労働のあり方に、血も涙もない恐ろしい変革が起きつつある。その変革とは:

◎新型コロナ以降は、これまでの労働に関するパラダイムが粉砕されていきますよ

◎会社という物理的な存在から在宅勤務への移転が、一時的であれ現実になった。つまり、IT・AIが仕事に占める比率が拡大していきますよ(AIに仕事を取られていきますよ)

ドローン搭載の医療検知ロボットで、医師を危険にさらさずに

感染症の診断が技術的には可能になっている。(医者いらずになっている)

AI、ブロックチェーン、ビッグデータなど、技術革新は労働にも革命(尋牛)をもたらす。

◎「生涯現役(つまり死ぬまで労働の機会は存在し続ける)」とか、「労働をすれば報酬が得られる」という「大本営発表」をうのみにせず、雇用主に頼らない生活を実現した方がいいですよ(労働崩壊が起きますよ)

そして、労働崩壊に備えた生活へのキーワードが、①不労所得、②ベーシックインカム

ですかね、ぜひ本ホームページの経済コンテンツをじっくりご覧ください。

最後に、陰謀論ではない現実の農業コモディティー生産にかかる現状について、ブラジルの状況をリンクしときます(でもポルトガル語です、すみません。外部リンク)

ではでは

 

Posted by 猫機長
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田舎暮らし

田舎暮らし

この記事は「高原の飛行機たち」「畑の中の滑走路」の姉妹編です。

ブラジリア市から車で45分の場所に格納庫があり。

大切な飛行機のお家ですが、雨季の荒れ狂うTSRA(雷雨)で雨漏り、水浸しに。

要するに谷樋(雨どい)が変形してしまい、水が流れずに留まってしまうためトタンの腐食・亀裂を招いてしまったらしい。

で、飛行場の管理人(実はガソリンタンク修理の時のお兄ちゃん)と、まずは亀裂の入った部分を新しい板で覆ってみたのですが、満足な結果は出ず。

じゃあ、ということで新旧トタンのあいだにパテを詰めてみたが、乾く前に豪雨が来てしまい流れ出て失敗。

ついには「防水アルミシート」も動員して広範囲に覆ってみたら、なんとか雨漏りストップに成功。

でも本当は屋根を引っぺがして屋上から新しい雨どいを設置しないと根本的な解決にはならなそうですが、それには来年6月ごろの乾季の到来を待つ必要があり。

それまで持つのだろうか?持たなかったら、「雨どい2号」を雨漏りしている奴の下にもう一つ設置することを考えています。

スーパーの駐車場でこんな雨どいあり。これに似たようなやつになるもよう
でもこの場合、雨どい2号用の排水管を新たにつけなきゃとか、かなりめんどくなりそうです。しくしく。。。

飛行機の格納庫で「あるある」ですが、トタン屋根を適当にねじ止めしているため、ねじの穴からも雨が。飛行機の翼に水滴が落ちるのを防ぐため、机にはしごをのっけて何とかおっとと、とアルミシートで蓋をしました。こちらはいい感じで防水できています。

 

 

天井(屋根裏はないので屋根そのもの)の高さは地上3メートルくらいか?こわかったですねー普段は地上2000メートルなんて飛んでるのですが、はしごで足を滑らせ、2メートルから落ちて死んじゃった(Spiritual1.8)、なんて漫画みたいにならないですみました、ははは。

何回もうだうだやっているうちに腹減った、となり。管理人の格納庫(実は修理工場)でお昼ご飯をごちそうになりました。

ブラジル定番の黒豆(フェイジョアーダとご飯。あと鶏鍋。
以前写真に撮ったひよこかもしれん)
こうして管理人なのか農夫なのかはたまたメカニックなのかわからない(Financial3.5)兄ちゃんと、その兄ちゃんを雇っているのか単にDIYごっこをして、結局お昼を食べに遊びに行っているのかわからない状況になってしまい。

果たして雨漏りは解決するのか?スパッといかないのが田舎暮らしですねーまあ飛行機が濡れないようにし、格納庫としてはなんとかなってるぜ、という状況までは改善しておいて乾季を待つというところで妥協しています。土日だけ田舎暮らし、ふだんは何でも迅速に解決する都会暮らしに慣れたシティボーイにはなんともじれったい状態になってしまいました。

田舎暮らしついでに、写真いろいろ

着陸後誘導路を上っているところ。管理人の兄ちゃんが荷車の後ろで農夫になりきっています。

格納庫裏手のバナナ畑から切り落としたバナナ。ふつうの半分ぐらいの小ささだが、なかなかあまかった。

マンゴーも熟れつつあり。でも畑として植えてるのではなく、野生の「のらマンゴー」なので、硬く酸っぱくあまりうまくなかった。

週末の「田舎暮らしごっこ」で痛感するのは、いかに自給自足というものが苦労の多いものであるかということ。ぼくの場合は幸い資産がお金を稼いでくれている(Financial1.1)ので、あくまで「ごっこ」ですみ、自活を可能とする労働レベルを求めなくて済んでいる(Blog14)ので安堵しています。

Posted by 猫機長
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零戦に見る仕事のスマート化必勝法②

零戦に見る仕事のスマート化必勝法②

前回では、零戦がスマートさの世界的なリファレンス(見本)であることを書きました。今回は、そのスマートさこそが実は大日本帝国を滅亡に追いやった元凶であり、実は全然スマートではなかったことを記載します。

零戦は、非力なエンジンしかない日本が世界一の性能を出すため、徹底的に機体性能を引き出すしかなくなり。そのため細部の精密さにこだわった設計となったが、製造段階において当時の工業技術ではこの細かいデイテールを1機1機全く同じに再現できないので、例えばフィレットなど生産の段階で熟練工が各個体の状況に合わせて最適な形に引き伸ばしていたと言います(この辺は隼とかもおなじらしい)。→ここまでは前回のおさらい。

隼のフィレット
で、今回の内容に入りますが、そもそも、大量生産が前提の小型戦闘機で「1機1機で完全に同じものを作れない精密さ・複雑さ」というものを求めたところからつまづき始め。主翼の構造材にしても「1グラムでも軽く、しかし空中戦には強く」とやってしまったため、結局は複雑な配置に本数、「作りにくい小骨があちこちにランダムで発生し」量産以前に1機でさえとても生産しにくい飛行機になってしまいました。

当時の日本の生産インフラでは、飛行機組み立て工場に滑走路がなく、いったん組みあがりかけた零戦をバラして馬車に乗せて納品先まで運んだ、というから泣きます。その馬車が「牛と同じに強くおとなしく、馬と同じに早く運べる」ペルシュロン馬としたのがこれまた悲しい日本のスマートさですね、ははは、しくしく。。。。

こうして日本株式会社では末端の労働者が終電ぎりぎりの深夜まで働き、驚異の生産1万機を達成しました。でも「週末(Blog34)はバーベキュー」のアメリカ労働者が自動化された工場で楽ちん!に生産したグラマンF6Fの1万2千機に及ばなかったりします。

このへんで「本当のスマートさってなに?」が浮き彫りになってくると思います。

グラマンの場合、フィレットはロボットが自動整形して、日本のように熟練労働者が1機1機機体の個性に合わせてとんかんとんかんしないで済んだ、ということでしょうか。いえいえ、グラマンの場合、そもそも「フィレットなんて必要ない設計」になっていたのです。

機首から見てみれば一目瞭然ですが

フィレット、日本語で整流覆いとは、翼と胴体の取り付け角が鋭角(90度以下)になった場合、翼をもごうとする乱気流が発生するのを防ぐしかけであり。グラマンのように取り付け角が90度以上の場合は、そもそも必要がないのです。こうしてグラマンは資材、工程、労働などの劇的な節約に成功しました。

ちなみに零戦やスピットファイア(Financial1.7ª)など、当時の戦闘機がほとんど低翼なのは、フィレットが必要になったとしても車輪の格納の都合や、パイロットの視界を遮る翼をなるべくコクピットから離したい、というのが理由です。この場合でもグラマンF6Fは胴体の断面を縦長に設計して、低翼と変わらないぐらい翼をコクピットから離し、でも中翼と同じぐらいの取り付け角を実現しています。ちなみに、こうゆう配置を「中低翼」と呼んでいます。

つまり、零戦は「飛行機固体としてのスマートさ」は世界に比類のない「芸術品のような」飛行機になりました。問題は「芸術品でボコりボコられる戦争に勝てる」と思い込んだ戦争指導部の全くスマートとは逆の無能な用兵にあったのです。

アメリカの場合「戦争に勝つにはいかに多数の武器(機銃)を戦場(空)に持って行き、弾薬(銃弾や爆弾)を思う存分バラ撒いて、かつ無事に帰れるか」に尽きることを知っており。初速抜群、一分当たりばらまける弾数が驚異的なブローニング機関銃をグラマン1機当たり六丁しつらえて圧倒的機数を投入しました。零戦の場合、グラマンの装甲を撃ち抜けない7.7ミリ2丁、そもそも初速が遅く当てられない20ミリ2丁ということで「芸術品としては一流でも武器としては三流」になってしまい。鈍足の旧式爆撃機には20ミリ、これまたとろくて装甲のよわいP40やP39には「なななな(7.7ミリ)」で何とか対処できたが、アメリカが西部劇・インディアン虐殺の本性を発揮して「2丁拳銃」じゃなかった「6丁機銃のヘルキャット」を繰り出して来たころには日本側はベテラン搭乗員もすでに壊滅(死んじゃった)しており、簡単にひねられちゃった。

いってみれば、零戦が「法隆寺」つまり建築界を代表する世界最高の芸術品であるとすれば、グラマンはそこら中にある「適当なプレファブ住宅」であり。戦争に勝つにはプレファブの粗製乱造、もちろん「まるで木造のワンショットライター」ではなく「それなりに防弾対策をした」グラマン鉄工所の「死なない飛行機」こそ必要であり、そうであってこそ初めて戦場に投入できる、となるのです。そういった意味で、グラマンはプレファブですが、クレバーな機体処理により零戦に劣らない性能を発揮した真にスマートな飛行機であると考えます。

法隆寺とプレファブ住宅
そろそろ結論です。

実効的、実利的、効率的、つまりスマートな仕事、スマートな成果を達成するために必要なのは、手段の精密化ではなく、目標の明確化です。

例えば「雨を凌ぐための建設物が必要」となった場合、「プレファブ住宅(Financial1.8 )」で十分であり「法隆寺」は必要ありません。この場合の最重要な「武器」は「雨漏りしない屋根」だからで、法隆寺のように精密な瓦屋根が5重の塔に、というのは全く必要なく、お荷物でしかありません。

零戦の場合、飛行機としては世界一でしたが、スマートな飛行機を作れば戦争に勝てるのではなく。どんなぶきっちょでもいいので、勝つために必要な飛行機が作れればそれでよいのです。

日本の指導者たちは、戦争を始めるということと戦争に勝つということを取り間違えてしまったのではないでしょうか。勝つということが念頭になかったため、零戦や戦艦大和など世界一の兵器を作ることで満足してしまった。こうして本質とは実はかけ離れた枝葉(SpiritualS.9)であっと世界を驚かし、目的達成した気になってしまったのが返す返すも遺憾であると考えます。

現在の日本でも、とある調査の報告書がそれはそれはち密に書かれているが、肝心の結論が、関係者のだれにとっても安心な(つごうのよい)、オブラートに包まれたような、いいかえれば何の結論にもなっていない、というようなのが多くなっていないでしょうか。日本だけではなくアップルやアマゾン、トヨタのように「パワーポイント濫用禁止。見かけばかりでわかったようになり、しかし本当の結論が隠されてしまうような手段を使った仕事はやめる」と言った企業も世界的に出始めてはいるようです。

手段なんていい加減、おおざっぱでもいい。それ以前に しっかり目指す目的を明確化し、その目的に沿った手段を講じる、ということを徹底する必要があると理解します。みなさんの業務効率化の何らかの参考になれば幸いです。

Posted by 猫機長
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零戦に見る仕事のスマート化必勝法①

零戦に見る仕事のスマート化必勝法①

休日の飛行機格納庫。こよーて君(自家用機)をワックスがけしていて、ふと主翼後縁、補助翼との隙間を最小化している整流板に気がつき。

うううむ!アメリカがうまく2度の世界大戦を利用して世界最強の経済大国となった秘密は、これだな!とうなってしまいました。

こよーて君は、Rans社というアメリカの会社の設計図もとに、ブラジルの会社がライセンス生産して作っています。

そして、操縦すればわかるのですが、なんちゅういい加減な、大味な飛行機じゃ!たとえば、横の安定性がほにゃららで、いつも左右のラダーペダルでおっとと、と調子をとる必要があり。日本の会社だったら、もっと素直で安定した、操縦(AviationA1)の楽な飛行機を作っていると思います。

でも、すごい上昇力だ!エンジン全開にすればぐわーんとあがっていくし、全閉にすればこれまたひゅーんと降下してくれる。

いかにもアメリカらしい豪快な飛行機で、おっとと、といつも軌道修正しながらも楽しく乗っています。

ぼくが知っているほかの飛行機と比較すると、例えばブラジル製のParadise P1(Blog29)(実はイタリアのテクナム社からインスパイアしてます)の場合、いったんトリムを合わせたが最後どこまでもまっすぐ飛んでゆき。また滑空降下率が良すぎ(不時着を考えるとよすぎるということはないのですが)、いくらエンジンオフにしても一向に沈下しないので、空港が見えるかみえないか?のはるか遠くから下降を開始しないと着陸できずに滑走路を飛び越しちゃいます。こよーての場合は、あれ滑走路直上で気づいた、というときでもすとんと降りてくれる。要するにParadiseはヨーロッパ的な、飛行機自身が自分でまっすぐ飛んでくれる安全設計ではあるが、離陸上昇が全然ものたりないし、はっきりいって操縦がつまんねーです。

そして、主翼後縁やフラップのつくりなども、ヨーロッパしてますで、フィレットなどLSA(スポーツ軽飛行機)のくせにちゃんとしています。

さて、アメリカンな「こよーて」はどうかというと

フィレットはなし。まあいいけど

翼端。

あれ、鋼管が羽布の中からまんま見えてるじゃん?

ぐおおおー!なんちゅう雑な処理をする奴だ!これじゃあ空気抵抗10倍、乱気流発生してろくにスピードも出せなくなっちゃうじゃん!

円形断面は、流線形断面の10倍の空気抵抗を生み、乱流も発生させる
(出展:https://pigeon-poppo.com/pressure-drag/)
でもよく見ると、ちゃんと対策してあり、例えばさっきの整流板だったりします。

これで結局Paradiseのヨーロッパ式な伝統的処理と変わらない効果を出しているのですね。。。。ううむまいった。

一方で、さっき出てきた「日本機の操縦のしやすさ」はどこから来るのでしょうか、ということでやっと表題の零戦です。

零戦は、圧倒的に優勢な欧米の航空戦力をやっつけるという不可能な命題を可能とするために生まれ、実際戦争の初期では可能にしただけあって、設計者堀越さんはじめ人間離れした努力の結果が詰まっています。

例えば主翼

出展はhttp://seafurry.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/ww-612d.html。
F4U(AviationE4)など、とても興味深い考察がいっぱい。参考になりました
イラストではあまり目立ちませんが、構造材の本数、配置、穴あけによる軽量化など、神がかった精密さで実施されており、日本人らしい緻密な計算、設計や実験で、アメリカ的な大味な設計では得られない細かいディテールとなり。

そして設計から生産に移った段階で、今度は世界一の技量を持った熟練工が登場します。零戦も整流フィレットを持っていますが、当時の工業技術では上記の細かいデイテールを1機1機全く同じに再現できないので、熟練工が各個体の状況に合わせて最適な形に引き伸ばしていたと言います(この辺は隼とかもおなじらしい)。

要するに零戦は日本人でしか作れない、すべてを最適化した飛行機だったということですね。

零戦のフィレット
しかし、一見スマート技術の結晶に見える零戦も、結局はグラマンにやられてしまった。これは零戦のスマートさがそのまま弱点になってしまったからです。

とここまで書いて、記事が長くなりすぎ。スマートゆえにスマートでない末路を余儀なくされた零戦と日本株式会社については、次の記事で続けさせていただきます。

 

Posted by 猫機長
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高原の飛行機たち

高原の飛行機たち

ブラジル中央高原の小さな飛行場で飛んでいます(Aviation1.)。

着陸直後。右側にハンガー群。

12mX12mのハンガーに飛行機を格納しています

ニワトリとひよこたち。離陸途中に滑走路を横切って、わあああ!と驚くことあり

サソリもいたりします。ニワトリはサソリを大喜びで食べるので助かっています

雨季にはジルマ大統領じゃなかった、大きなかえるさんが格納庫を訪問。飛行機が近寄ると逃げ出し、下の写真は尻隠さずですが隠れたつもりらしい。
回りのハンガーには、いろいろな飛行機たちが。

元祖ウルトラライト。まだ航空規制の厳しくなかった時代「燃料が無くなった、ガソリンポストに降りよう」と自動車の道路に割り込んだら、みんな喜んで着陸、離陸とも道を空けてくれたとかの武勇団(伝説です)が残っています。

こちらは高級ウルトラライト。新規則でライトスポーツエアクラフト(LSA)になりました。アメリカでも好評なParadiseP1型。ぼくもParadaiseで免許取りました。

修理中のMistral。フランス製らしいカッコいい飛行機。フォルモーザ空港(AviationD8)でのこのこタキシングしていたのをよく見かけ、あれ、いなくなったな、寂しいな、と思ったらぼくのホームベースでレストアしていました。ははは

https://en.wikipedia.org/wiki/Aviasud_Mistral#/media/File:PH-2R8.JPG

レストア完成後はこんな感じになると思われます

いまどきのLSAに交じって、世界の名機パイパーカブが遊びに飛来していました。

カッコいい尾輪式。ぼくのこよーても尾輪式に改造しようかな、なんて離着陸が難しい尾輪式は本当に操縦のできる人でないと乗れないです、ぼくはこよーてで十分満足。

こよーて2枚。

最後におまけ。その辺を飛んだ後、ワインを飲んで寝転がっています。右の写真の平べったいパンみたいなのはPastelといってブラジルのスナックです。フォルモーザ市(AviationD8)でおいしいのを売っているので、ひとっとびして買ってきます。

雲が多くて飛べないときは上左画面の奥にみえるように、ハンガーの引き戸に据え付けた的に向かって、弓道ごっこ(SpiritualS1.3)で遊んでいます。

ときどきスマホで投資状況チェックします。こうして寝転がっている間にもリートや債券が不労所得(Financial1.1)でお金を生んでくれており。「配当は寝て待て」(Financial1.4a)でのんびりしています。

ジルマ(元)大統領。出展g1.globo.com

Posted by mobilizze
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畑の中の飛行場

畑の中の飛行場

パイロット免許取得後いろいろあり、ブラジリアから車で40分の場所にある、畑の中の飛行場をホームベースにして飛んでいます。
飛行場近くになると道路もアスファルトから赤土むき出しの未舗装に変わり。突然牛くん(SpiritualS1.0)に遭遇したりします。

道路を横切る牛たち。こらこら!フライトプランの離陸時間にまにあわなくなっちゃうじゃないか!

で飛行場に到着し、ハンガーから飛行機を引っ張り出します。ううむFPL(フライトプラン)(AviationC1.)に間に合った。。。

回りの畑ではいろいろ作っており。

かぼちゃ。

一抱えもある大きなぼちゃができました。なかなかかわゆい黄色い花が咲いています。

この写真の飛行機左主翼翼端に植えたか自生していたか?カシューナッツがあり。

一見熟れていたけれど、酸っぱく、皮が固くてたべられませんでした。ごめんねカシューナッツくん。。。

ブラジルならどこにでもあるキャッサバ。

ブラジルでなくてもどこにでもある長ネギに隠れちゃっていますが、これは畑を耕している管理人に「すごいよ!大きなネギがとれたんだよ!キャッサバと一緒にネギも撮ってね!撮るんだよ!絶対取るんだよ!!!!!」と詰め寄られて撮りました

もともとこのブログは飛行機生活ホームページ(Aviation0.)のスピンアウトなので、フライトの写真も掲載

離陸直前

この日は雲底が低い上に気流が荒れており低空で揺さぶられるというちょっと怖い飛行でした

飛行の後はワインやおつまみでまったり

このブログは経済的自由達成のホームページ(Financial1.1)からのスピンオフでもあるので、まったりしながらスマホで投資状況のチェックしている画像も掲載します。

画像にある記号、たとえばSHPH11というのは、リートの銘柄です。これらのリートつまり金の卵(Financial1.7c)たちは、寝っ転がってぽけっとしていても不労所得を生み出してくれています。

格納庫の簡易ベッドで寝っ転がりながらスマホで投資操作中(Blog33)。
格納庫でえへらえへらスマホをいじっていたら、農村地帯での票を得ようとあいさつ回りをしていたジルマ元大統領がひょっこり訪問!この模様は別記事(Blog29)ご参照。

Posted by mobilizze