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田舎暮らしつづき。サソリや雨漏りその後

※サソリについては、最近は日本でも沖縄のみならず東京でも発見されたらしい。みなさんも、この記事を参考にして安全な都会暮らしを。

さて、高原の飛行クラブに格納庫をもっています。

上空から見た滑走路と格納庫群

着陸後、誘導路を格納庫までのこのこタキシングしているところ

格納庫の中はこんな感じ

週末、空を飛ぶのはたいてい早朝なので、前日夜から泊まり込みしています。

格納庫内の簡易居住区

格納庫生活の風物詩を書いてみます。

◎雨漏り

乾季と雨季の2つの季節しかないブラジリア。雨季となれば毎日雨。ふつーのしとしと、というのもあれば、疾風怒濤の豪雨もあり。トタン屋根の格納庫では、ザーザーと雨が屋根を叩く音がうざいですが、それよりも雨漏りが課題、ということで、以前の記事で対策した結果、今年の雨季はかなり改善しました。

でも、雨どいのところから滝のように雨漏りしていたりして。まあ壁際だし、雨が上がればこれまたからっと乾いちゃうので、気にしない気にしない。。。

やばいのは、トタン屋根を締めているねじの隙間からぽたぽた落ちて来るやつ。

飛行機の上にどうしても落ち来るので、うんしょうんしょ、と風防や尾翼のヒンジ(蝶番)に落ちないように、駐機の位置を普段よりタイヤ1個分ずらしたりして、ようやく納得できる場所に移動。今後はここが駐機の定位置となります。

テープでマーキングしていたところにタイヤを合わせていましたが、雨漏りに合わせてタイヤ1個分右に移動しました

尾翼と胴体の接合金具や、エレベータのヒンジに雨漏りが直撃しないようにくふうします。

よしよし、これでかんぺきだな、なんて安心していたら、胴体燃料タンクキャップのすぐ横に雨漏りの雫が落ちてきちゃった!

キャップの通気口から水が入っちゃったら大変なので、そのへんにあったカップをかぶせました。これがいいぐあいにキャップにフィットし、かつ通気もできる隙間もあったので、さっそく常備品として採用し、飛行中は機内にしまっておくこととしました。

ちなみに、Ⓒというのは、カップのCです。ははは

ドレンのⒹとセットでチェックリストに書いておき、飛行前チェックの時に忘れずはずして機内に入れるようにします。

まあ、わすれちゃっても、風圧で滑走路脇の芝生に飛んでっちゃうだけですけど。後で探すのに大変だし、へたに芝生を歩いていると蛇にかまれたりします。

ドレンの方はこちら。燃料系のチェックをする弁がある場所です。詳しくは別記事→「ドレン弁」に書いたのでご参照。

こんな感じで飛行機の安全を確保。風向きで雨漏りの位置が変わったりすることもあるので、ちょくちょく駐機位置をずらしています。

それでも、去年に比べ画期的な向上ですねー(去年の記事はこちら→田舎暮らし)

去年の雨季では、格納庫中だだもれだったのですが

いやいやまいりました

その後雨漏り対策が奏功して、ことしはからっからになりました

ポルシェのバンパー後ろにある斑点が、豪雨でどうしても出てきちゃうねじ穴からの雨漏りです。

ちなみに、こういう点々とした雨漏りは格納庫施設ではなかなか避けがたく(あっちをふさいだらこっちが、というケース多し)、飛行機にカバーをかぶせる人もいますが、自動車と同じに、これはこれでいろいろあり、ぼくは換気重視でカバーはかぶせていません。

◎ワイルドな生き物たち

雨季になると、灼熱の太陽と豪雨の恵みにより、いろいろな生き物たちがすくすくとそだちます。

まず、サソリがおり。

ブラジリアでは、2種類のサソリが発生しています。

まず、黄色いサソリ。

写真のはつぶしちゃった後なので、伸びたラーメンみたいにぐったりしていますが、生きているうちはもっとしゃきっとしています。尻尾無しで4センチくらいでした。

こいつはたしかにやばい毒を持っており。とあるHPによれば、呼吸困難を誘発して、急速に死亡を招く可能性がある、なんて書いてあったりします。でもよく見ると、害虫駆除企業のHPだったりして。

サソリの駆除が儲けにつながらない新聞とかの情報ソースでは「痛いけど9歳以下の小児や老人以外はリスクはない」となっていました。ははは

黒いサソリ

体長は尻尾を入れて5センチくらいの、まだ中学生くらいのやつでした

こちらはさっきの害虫駆除会社のHPで「毒は黄色いサソリより弱い」となっていました。

というわけで、対策ですが

スニーカーや靴は地面に置かず、ドアのノブなどにひっかけておく。

以前は地面に追いたままにしていたのですが、とある吉日、心休まるフライトから帰ってきて、なにげにスニーカーを脱いだら、靴下の小指当たりのところに、小さなやつがつぶれてひっついていました。ははは

さすがに気が動転し、写真撮るのをわすれました。でもそれから1か月以上たって別に何の症状もなく。刺されなかったんじゃね?と安心しています。

それからは神妙に、写真のように用心しています。

ちなみに、とある元兵士によれば「ジャングルの生存訓練でサソリを食べる訓練があった」そうで、刺されないように尻尾をつまんで、頭の方からバリバリ食べたそうです。

過酷な訓練で「お前はもう死んでいる」意識朦朧の状態だったので、特にうまいまずいとかなく、なにげに食べました、とのことですが、そんな状況でも「カブト虫の幼虫だけはいやだ」そうです。

確かに、サソリってなんとなくロブスターに似ているよね、って思います。一方、クモの方は「カニそっくりじゃん」という人もいますが、生理的にいやですよねー。

というわけで、クモです。

タランチュラ(Aranha da Grama)

こちらは生前のお姿を撮影できました。

タランチュラ自身はとても穏やかで毒も弱い、かつ他の害虫をやっつけてくれるという、日本でいえば「アシダカ軍曹」みたいな益虫?なので、本当は殺したくないのですが、タランチュラにそっくりでものすごく獰猛なアルマデイラというのがおり、どっちかわからなかったので、殺しちゃいました。

殺害後の写真。でかいです

ちなみに、アルマデイラの方は猛毒で、噛まれると心臓麻痺を起こすこともあるらしい。また、ものすごく敏捷で、1.8メートルくらいは跳躍して襲い掛かってくることもあり、「見たら逃げろ」が正解ですので、この記事みたいに「どっちかわからないから殺しちゃえ」というのは実はやらないほうがよい。

そして超重要:飛行機のドアは必ず閉めておくこと。そもそも降着装置で地上から高く持ち上げられてはいますが、念には念を入れた方が良いですよね。。。

で、雨季の飛行はこんなかんじ。

雨の中のほうが、気流は穏やかです。(雨にもよりますけど)

緑の大農場

雲の下を飛ぶ

晴れた日は、青空がとても爽やかです

着陸後。パンなしサンドを食べています

最後に、着陸動画。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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「風の時代」のスタート。仕事とお金はどう変わる?

2020年の12月22日より、西洋占星術による判断では「風の時代」がスタートしたそうです。

220年に一度の大変動として、これまでの常識が一変する新たな時代になったらしい。アストロロジーという古代からのビッグデータに基づいた先人の知恵が「もう後戻りできない大変動が始ってしまったのですよ」という見解を示したことになります。

西洋占星術では、200年ぐらいで「火、土、風、水」と時代が変わってゆき。1800年頃から2020年までは「土の時代」だった。

「土の時代」の象徴は「物質主義」

物質、物理、科学優先の世の中だったということである。

その特色は

―目に見えるモノによって価値基準を決定した

―所有物や年収の金額などでランク付けがなされ、勝ち組と負け組が生まれてしまった。

―負け組になると衣食住にありつけることができなくなり、餓死などの危険が現実化してしまうため、人々は勝ち組になるため必死に闘争した。

―勝ち組のシンボル:巨大な邸宅(タワマン含む)、高級車、ブランド物のファッションなど。そしてこのシンボルを持つことができるのは地獄の競争を生き抜いたビジネスオーナー、医師や弁護士など。会社においては出世して高い地位につくことが生き残る前提となった。

―上下関係がこの時代のエッセンス。肩書や学歴、年功の序列、本人自身というより、どんな組織に所属しているかによって人間のランクが決定され、「その他大勢」は社畜の運命に。

と言ったところでしょうか。

要するに、「土の時代」は「権威による、恐怖を原動力とした強権的支配の時代」と言ってもいいかもしれん。

では、「風の時代」はどうなるか。

―上下関係は瓦解する。命令されて動く人間はいなくなり、人々はそれぞれの適性に沿って自ら生活を切り開く(すべての責任は自分にあることが前提になる)

―物質によるランク付け、社会的地位によるランク付けはなくなる。キャデラックもスバル360も個性が違うだけで同じく尊い自動車であり、どちらが高級かという概念そのものがなくなる。イケメン、美人という概念がなくなり「すべての個性は美しい」となる。

―貧困の恐怖によって統制され、いやいやながら生活のために強制的に働かされる、という人々はいなくなり、好きなことに没頭することで生活していく人々が増えてゆく。

つまり、「風の時代」は物質に束縛されずに、わくわく!を基礎に生きてく時代になる、ということらしい。

ふむふむそんなにバラ色なのか?

ハッピーではあるのですが、そこに行き付くまでに意識革命や技術革命が必須である。

で、それぞれ行ってみます。

1)意識の革命

労働しなければ生きていけない、から、労働するしないに関わらず、基本的人権(衣食住含む)は保証される。にみんなの常識が進化する必要がある。

「働かざる者食うべからず」という常識があるから、どんなブラック企業でもしがみつかざるを得なくなってしまうのです。

「風の時代」は、お金にしがみつく必要のなくなる時代ということらしい。

これは、お金が無くなる、ということではなく。お金は存在し続けますが、「お金が不足するために地獄の底に落とされることはなくなる」ということです。

そこに行き着く方法とは、これまでにない働き方が生まれたこと。そして労働由来でない所得が再発見されたこと。ユーチューバーとか、SNSとかE-コマース(TaobaoにWechatなど)、トークンエコノミー・代替通貨、ソーシャルレンディングに金融投資など、要するに既成のインフラ、会社組織、権威に頼らないでも個人同士のネットワークや市場で直接取引、契約、報酬のやり取りができるようになった。会社員でも、テレワークによって、会社という存在から物理的に分離されても、むしろ自宅で仕事することによってコスト削減かつ各社員がフラットな個人経営者として仕事ができることが明らかになった(ただし、各個人の自覚が前提であることはいうまでもなし。命令されないと何もできない、という人は消え去る運命にあります)。

つまり、今後テレワーク的な労働、配当などの不労所得、そして最後には、後に記載する技術革新で、人々はお金の心配から解放され、自分の情熱を傾けることのできるなにか(労働と報酬)を選んで仕事にできるようになるということですね。。。。

とういうわけで、

2)技術革新。

これは「AI世界征服」「ベーシックインカム」などの記事で書いたので、そこから抜粋、修正して記載します。

エッセンスは「生産手段として、AIの方が人間より優秀となる時がくる(シンギュラリティ)」。その時、いろいろ生みの苦しみはあっても、AIによる生産で得られた余剰利益によって、人々はベーシックインカムで生活できるようになる。

ちなみに、200年ごとに火→土→風→水と進化しているということは、昔にも風の時代があり、その当時(1186~1425年ごろ、鎌倉から室町時代)にはとくに風だからって目立った特徴ないじゃん、藤原さんから源さんに支配者が変わっただけで、お上(武家だろうが貴族だろうが同じ)にどやされる庶民の生活は土の時代と同じだよ?と思う人もいるでしょう。これは、同じ「風の時代」でも、その時代における人類の進化(物質・精神両方)に応じてそのあらわれ方が違ってくるためです。

つまり、火→土→風→水とくるくる回りながら、人類は螺旋状に進化してきたのであるが、いっぽう、ルネサンス以前の世界の進化度合いはものすごくゆっくりであり、実は火だろうが水だろうがあまり変わり映えはしなかった。

上からは、ぐるぐる回っているだけのように見えて、

しかしスプリングのように、らせん状に進化は続いている。

しかし、地理上の発見、産業革命そしてAIと続く近・現代史の怒涛の変革にあわせ、直近の「火→土→風」では、かなり劇的な変動が浮き彫りになっています。

労働とお金、について大航海時代(以前含む)から現在までを考察すると

◎火の時代(1500頃~1800頃):「貴族と奴隷」つまり人間の形をした家畜(奴隷、農奴など)が生産して貴族(教会、武士、絶対君主などなど)が管理するという世界だった。でも、家畜の維持管理は大変ということに気づきます。畜舎の維持もあれば飯も食わせにゃならんし、病気になったら薬も、と次から次へコストが絶えず。

◎土の時代(1800頃~2020年):そこで考え出されたのが「自由な労働者」です。どこへ住むのも働くのも自由。でも衣食住は労働者が自前で確保しなければならなくなり。一方「雇用主」は賃金だけ払えば生産施設の確保・維持向上だけですみます。この形態を可能にさせたのは産業革命などで生産性が上がり、労働者に自分の時間とお金を与える余裕ができたことが需要なファクターです。

◎風の時代(2021年~):自由な労働者、つまり社会保障が高額で投資(給料)当たりの生産性が低い人間より、従順、優秀で安いAIロボットがあれば、人間なんていらねーや!ということになり。人間にはお客として機能するように「ベーシックインカムでも食わせておけ!」となってゆく。要するに一種の所得再分配ですね。

2020年の今日「奴隷労働があったなんて信じられなーい!人間は自由に労働できる権利があるのに!」と言っている人々も、2040年ころには「労働しないと生活費が獲得できないなんて信じられなーい!人間にはだれでも飢え死にしない権利があるのに!」なんて言っているかもしれません。

ただし、何度も繰り返しますが、これは政府だのなんだのがあなたを養ってくれるということではないのです。あなたが、自分自身の意志、意見、希望をはっきり持って社畜・奴隷の境涯から自らを解き放ち(収入の川)、同じく自由な、自らの意志をもった(十牛図)人々と交流し、互いに学び、影響しあう中で、お金のことを気にせずに生きていける時代がすぐそこまできているぞ!ということなのだと思います。

ラファエロ「アテネの学堂」

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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今年の不労所得総決算。コロナより為替にやられました

年の瀬もいよいよせまり。怒涛の2020年、資産状況がどんなかなーというのを振り返ってみます。

まず、なにより大事な毎月のインカムゲイン、すなわち、リートの配当、債券の金利など、投資した資産たちが生み出してくれる所得のことで、仕事しようがしていまいが自動的に入ってくる「不労所得」の情況について。

1月当時の月収インカムゲインを「100」とすると、

3月のコロナ暴落勃発まで 100のラインで継続

暴落だ!4月には早くも   70に減少

6月に底打ちしました    67。ほとんど半減か?

7,8月に横這い      69くらい。

9,10月に回復してきた  79くらい

11月、全面的に回復   100に復帰

12月、さらに上昇    101くらい。へえー!

でも12月に上がったのは、年末の余剰利益分配とかもあるためなので、来月からまた下がっちゃうかもしれない。かなしいな。。。

暴落時に底値でリート買いまくったのが収入回復に役立ちました

ちなみに、とある日本企業でのリーマン生活を継続しています。でもこちらの給料は年収200万円にも満たないし、不労所得ではないので上記の計算には入れていません。

というわけで不労所得に戻り。具体的金額で行ってみます。

毎月のリート配当などで口座に入ってくる金額のうち、もちろん生活費と健康保険の「2大固定費」を引いた、「再投資できる金額」は、

今年一年累計で3.605.523円 (レートは1レアル=20.529円/12月11日)

毎月300,460円

ということで、ほんとうにぎりぎり「投資額毎月30万円の確保」を死守だ!

一方、総所得つまり労働所得(給料)と不労所得(リートなどインカムゲイン)すべて含め、「収入の川」理論で図解にするとこんな感じ。

ブラジル在住なので資産はすべて現地通貨のレアル(R$)建てですが、恐ろしいのは

●2020年1月1日のレートが1R$=27.046円

●2020年12月11日のレートは1R$=20.529円

ということで、なんと25%レアルが安くなってしまった!

つまり円建てでの資産価値が75%に減ってしまったということである。

でも、わりとのほほんとしています。

それは

①現地で資産構築している限り、現地通貨で順調に増えていれば恐れることはない。(「お金儲けの神様」邱永漢さんも「いちいち為替レートを気にするな」と言っているし。。。)

②そして、25%の下落為替相場でも、日本円にして「毎月30万円の投資可能な不労所得」が出せた。まあこれは実利的などうこうより、精神的な安堵の方が大きいですが。

③不労所得で投資に回せた360万円と、リーマン奴隷労働の給料200万合わせて560万。一方で、自家用機のエンジンTBO(分解修理)他、臨時の出費で100万とんだかな、ということで、460万円が投資できた。つまり、これは資産総額に460万円の増加ができたということである。なんて資産総額が25%減なので「焼け石に水」ですが。

まあ、為替にやられた分は、5年くらいかけて為替が元に戻るのを待ちます。ははは

以上から、わりとのんびりしています。

ここまでは今年の振り返りですねー来年はどうなるかな?ワクチンで相場や経済がガタガタするでしょうが、スペイン風邪みたいな大災害にならなければ、ブラジルでは横ばいから回復になり、為替も安定、と祈っています。。。

さて、今回はまだスペースもあるので、ちょっと飛行機操縦について載せて終わりにします。

お題はやっぱり「失速訓練」。ははは

まずは、十分安全な高度まで上がっていきます。本来200フィート以内の降下で完了させる動作ですが、ぼくはなるべく地上1000フィートまで上がってからやるようにしています。

エンジンオン・ストールとエンジンオフ・ストールがあります。ここではエンジンオフのほうをやってみます。

エンジンをほとんどアイドルまで絞って、機首をぐっと、でもおだやかに上げていくと、スピードが落ちてゆくとともに、垂直か?みたいな所で機体が震えだし、すとんと機首が下がります。これが失速です。

このときどちらかの翼がぐらりと傾いて落ちそうになるので、反対側のラダーを踏んでおっとっと、と水平に保つのがコツです。このときおっちょこちょいに操縦かんで修正しようとすると、アドバースヨーが発生してきりもみになっちゃうので、操縦かんは引っ張った状態のままであくまでロールは中立に保つのが鉄則です。

この後は引っ張っていた操縦かんをもどし(左右は中立を崩さない)、降下して速度が上がるのに合わせてスロットルを入れ、なるべく高度を落とさずに水平飛行にもどります。日曜飛行士にはちょっと怖いが重要な訓練ですね。

もっと詳しい記事を「失速訓練。失速できないと飛べない理由」に掲載しています。

失速訓練の動画。ぼくはチキンなので、ぬき足さし足の失速になってます。動画だと穏やかですが、実際に操縦していると、ふわーと操縦かんに手ごたえがなくなり、機首が真っ逆さまに地面に向いて、こわいぞ!

経済も失速は今年で終わり、来年からは、急上昇とはいわず、穏やかな空を緩やかに上昇、みたいになればいいですね。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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アドセンス広告収入:振込住所確認が来たぞー

ホームページ作成の楽しみの一つに、アフィリエイトでお小遣いを。。。というのがあります。

アフィリエイトのかんたん概念図。

まず、①広告主が「アフィリエイトサービスプロパイダー(ASP)」に広告依頼。

②ASPはブロガー(アフィリエイター)に広告提供。

③ブロガーは、HPに広告を貼り付け。

④読者がクリック、あるいは広告製品購入し、⑤利益発生

⑥この利益がASPからブロガーへ還元。

ちなみに、ASPとしては楽天、A8、afbなどなどあり。アドセンスとアフィリエイトはちがうぞ!という人もいますが、どちらも広告収入です、ということで、細かいこと言わんと!進めさせていただきます。

もちろんプロのブロガーみたいに「アフィリエイト収入で億り人」というのではなく、HP作成や更新そのものが趣味であるところに、プラスアルファでアドセンスも、という感じです。

要するに、パチプロではなく、ちんちんじゃらじゃら、という玉打ちそのものをほどほどに楽しむ、という感じですねー。

ううむたとえが悪かったか?

というわけで、ぼくもHP開設と同時にGoogle Adsenseに申し込みしました。

アドセンスというのは、コンテンツ連動型広告配信サービス、というふうに考えたらわかりやすと思います。ほかにも楽天とかAmazonとかいろいろな企業がアフィリエイトを提供していますが、ぼくの場合は

◎そもそも海外在住で、海外作成ながら、でも日本人向けという悩ましいサイトで、日本で日本人が日本語の広告をクリックしたその報酬を、ぼくの居住地の通貨で、居住地の銀行口座に振り込んでくれる

というのが実質アドセンスしかなかった、というのが決定的な理由でした。すごいぞアドセンス!

で、アドセンス申請しました。

ぼくの場合はすでにグーグルアカウント持っていましたが、持っていない人はまずこのアカウント開設が必要。いろいろなリンクから作成できるようですが、例えば

https://support.google.com/accounts/answer/27441?hl=ja

などから可能と理解。

こんな感じの画面が出るので、指示に従い開設。

で、いよいよアドセンスですが、こちらは

https://support.google.com/adsense/answer/7402253?hl=ja

などをご参照。

こんな画面が出てきます

で、めでたく登録が終わったら、いよいよ審査が始まり。これがなかなかめんどく、かつセンシブルですが、特にやばい内容のサイトでなければ合格できるらしい。ぼくのHPでは、2週間くらい審査にかかったかな?でも一発OKでした。よかったね。。。。

さてアドセンスに合格すると、HPの画面に広告が表示されはじめます。

上のは、隠れた人気記事「逃げ切り計算は重要だが、逃げてはいけない」の画面ですが、左下に緑の四角があり。これが広告です。この広告がクリックされるとポイントになり、一定のポイント数に達すると報酬として換金してくれるらしい。

ちなみに、ぼくはブラジルでこのHPを管理なり閲覧しているので、時たまブラジルの広告が出てきたりします。これはアドセンスのほうで、AIにより閲覧者のIPかな?から、閲覧履歴などを分析して、もっとも興味を引きそうな広告を自動的に選別しているということらしい。つまりアメリカ在住者だったら、HOOTERSの宣伝が出てきたりして、とか。

おなじページを下の方にスクロールしたら、

ちゃんと日本の広告も出てきました。

というわけで、収入になる以前に、広告が出てるだけでもいっぱしのブロガー・HP管理者になったみたいで、わくわくしながら毎週の記事更新とかを楽しんでいました。

*ちなみに、広告料がとある金額に達しないと、払ってくれません。その金額までたまったら送金してくれるシステムです。

そんなある日、アドセンス管理者よりメールで連絡が。

「ご対応のお願い: AdSense のお支払い先住所の確認が必要です」と題して

こんなのが送られてきました。

ごちゃごちゃ書いているけれど、要は

◎広告料を支払いするために必要な住所を教えろ→→→わーい、いよいよ送金額に到達か?

と喜ばせておいて

◎今回は住所確認のための金額で、支払いが許可される金額ははるか上である。→→→えええー悲しいな

と突き落とし。

さらには

◎確認のために暗証番号(PIN)を郵送したから、ちゃんと受け取って入力するように。とある期日までに入力しなかったら、アドセンスは停止する

と脅迫されてしまいました。

ぎゃあああー!どうしよう!

もともと郵便事情がほにゃららなブラジル。コロナ禍で、行方不明となる郵便も多数発生しているのに、ちゃんと地の果てブラジリアまで届くのだろうか?

アドセンス側は「発送してから3週間くらいかかります」としており。うあああ3週間もどうしよう、と毎日ブルーの日々。届かなかったら?

届きました。

2週間かかりませんでした。すごいぞGoogle!

さっそくわくわく、戦々恐々と開封。

「ひみつ」のところに大きく暗証番号が書かれていました

さて、アドセンスの管理画面に行って、いよいよPIN番号の登録。

ところが、登録画面に

「3回PINの入力に失敗したら、PINは失効します」

なあんて書いてあり。

ぎゃああー!システムエラーで認識してくれないとか、3回くらい十分ありえるんじゃね?

通信事情劣悪の途上国ブラジルで、一発必中の入力。「とー!」

一発で認証してくれました。

というわけで、再び安心して広告いろいろの画面を見ることができる日々に。

なあんて、一週間したら「PIN登録に失敗しました」なんてメールが来たりして?

やっぱり戦々恐々としながらすごすのでした。しくしく。

なお、HPに広告を載せることの本当の利点は、広告収入ではなく、世界中の(あるいは日本中の)大企業から無印の新進企業まで、「お前のサイトやブログは、うちの会社の広告を載せることができるしっかりしたブログだ」という意思表示をしていただいている、ということであり、つまり、ぼくのサイトは常識的で、公序良俗つまり善良な風俗や倫理に従っているよ!と認めていただいている、という点にあると思います。

これからも、楽しくてためになる、そんなサイト・ブログにしていきたいと努力しています。

HOOTERS。どきどき!わあああーい!

出展はhttps://www.atpress.ne.jp/news/182166

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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死ぬかと思った

人間生きているといろいろな目にあい。

とある土曜日、早朝の心和むフライトでその辺を飛んできました。

朝6時の飛行機格納庫(ハンガー)。

まぶしい日差しが差し込んでいます

 

こんな飛行機に乗っています。Rans Super Coyote、「こよーて」と呼んでいます

 

快晴の空をとびました

 

で、帰ってきたのが朝8時半くらい。

滑走路近くでサーマルが発生しており、滑走路アプローチ(降下)途上でちょっと揺られましたが、まあまあスムーズに着陸でき。のこのことタクシーウエイをつたって、無事に格納庫にたどり着いたのでした。

この時点では、あの恐ろしい事故が起こるとはつゆも知らず。

早朝5時からいろいろ準備してきたこともあり、ビールを一杯、フランスパンを食べたら眠くなり。いい感じでデッキチェアでうとうと、ぐーぐー寝ていました。

左が「愛のパン」というお店で買ってきたくるみパン。近くの日本食品店であんパンも買ってきたよ!

 

デッキチェア

 

と、突然格納庫に「わぎゃあああー」とひげむじゃらの怪物が躍り込む夢を見。ふぎゃぎゃぎゃーと飛び起きてしまいました。

こんなかんじ

 

よく見たら、飛行場管理人のお兄ちゃんでした

なかなか働き者です

 

にいちゃんのただならぬ様子にこちらも一気に目が覚め。

「一体どうした?嫁さんがひきつけでも起こしたか?」

それがね。。。。と話し出したところによると。

ぼくがその辺を飛んでいるあいだ、お兄ちゃんは近くの、と言っても田舎なので車で15分くらいの場所にあるスーパーへ買い物に行き。

ぼく「ふんふん、それで?」

おにいちゃん「なかなか大安売りで、お肉や野菜を一杯買ったんだよ。カートが一杯になっちゃった」

ぼ「ふんふん、それで??」

お「で、気が付いたんだけど、ぼくスクーターで来てたんだ。とても積み込めないから、レジのお姉さんに頼んで見張ってもらっている間、こっちにもどってきたんだよ」

ぼ「ふむふむよくわかった。それで、その話と私に何の関係があるのだ?」

お「それでね、きみの持っている車なら買い物全部積めるから、ぼくと一緒にスーパーに取りに行ってくれない?」

一瞬沈黙が流れ。

ぼ「ふんぐおー!人がいい気持で寝てるところを叩き起こしたうえ、運送屋かい!ゆるさん!いてまうで!ごるあああああーーー!!!」

お「早くいかないとお肉が腐っちゃうんだ。お願いだからたすけてー」

とまで頼まれればいやとも言えず。

しゃあないので自家用車「ポルシェ君」でスーパーまで行くことにしました。

ポルシェ君。VWベース、356A カブリオ―レの

レプリカ(つまりにせもの)です

 

さて、管理人のおにいちゃんと二人してスーパーへ。

ちきちきちきちき。。。とエンジン快調だったのですが、とあるカーブを抜けたとたん

ビシッ!

とフロントガラスがめちゃめちゃに割れてしまった?

こんな感じ

 

半狂乱になって叫ぶおにいちゃん。「ぎゃああー事故だー!死ぬ!死にたくないー!ぎええええー!」

そういう情けない悲鳴を聞くと、かえって落ち着くもので。ポルシェは、ちきちきちき。。。と元気よく走り続けており、幸い誰もいないまっすぐな一本道で、他の車との衝突や路肩転落の恐れもなく。そして、冷静に観察すると、一面ひびが入ったフロントガラスながら、前がまだ見えるじゃん、と一安心したのでした。

こんな感じ。ゴッホの絵か?

 

いずれにしろ、肉が腐っちゃわないうちに取りに行かなきゃ。。。と、お兄ちゃんをなだめて、そのままスーパーへ。

もともと人目を引くポルシェ。フロントガラスがめちゃめちゃになったまま「お買い物です」と駐車場に侵入したため、他の車が怖がって逃げていくとか、好奇の目が集まるなかを、でもサイレンと回転灯をつけた取り締まり当局の作業用車両がいなかったのが幸いで、そろりそろりと、ヒビの入ったフロントガラスが風圧で飛び散らないように気を付けながら帰ってきました。

ちなみに、車内はお肉や野菜、お米などでいっぱいになり。貧乏だ、大変だ、と言っている割には、食い物とかゴージャスにいいもの買っているなあ。。。

人のいいお兄ちゃんは、この時点で「悪いことをしてしまったー!買い物にぼくをひっぱり出したばっかりにー!」と意気消沈。でも、ぼくとしては「割れるならちょうどいいときに割れてくれたぞ!これでお兄ちゃんにタダで修理してもらえるぜー!」と内心ほくそ笑んでいたのです。

ゴッホ「オリーブ園(1889年)」

で、修理です。

といっても、ポルシェ356Aなんて1950年代の車ですから、フロントウインドーなんてなかなか見つからず。あーでもないこーでもないとネットなどで探して、クラッシクカーのフロントウインドーを特注で作る業者2社をなんとか探し出しました。2社というのは、1社目は、「ポルシェ356ね、取り扱ってはいるけど、356のウインドーはすぐ割れちゃって取り付けにくいんだよねー」などと、のらりくらりと逃げ回られてしまい。2社目のRAROVIDRO社のほうは、たしかにすぐ割れて、取り付けにくいが、寸法がわかれば。。。。ということで作ってくれました

Rarovidro社:https://rarovidro.com.br/

 

この寸法というのが曲者で、基本上下の長さ(下の写真の矢印)がわかれば左右の長さはそれに対応しているから計らんでもよい、ということだったのですが、この時点でかなりガラスが吹き飛んでしまっており、本来ゴムのラバーに入っていた(差し込まれていた)のは5ミリ?10ミリ?と謎だらけなうえに、業者さんからの情報では、ラウンド型の356フロントウインドーでも、レプリカの年式によって寸法は3種類くらいあるらしく。えいやーと計って業者さんに連絡しました。

 

その後3週間くらいかな、ウインドー到着。ちなみに、こういう業者はブラジリアみたいな田舎にはなく、すべからく南方1010キロのサンパウロからの取り寄せです。ウインドー自体のお値段300ドルに、運送料50ドルかかり、泣きました。

ウインドー到着。ここまでで破損発生から4か月経過。

 

さあやっと装着だ、ということで、まずは割れたウインドーを取り除き。

 

車内に飛散した破片を掃除機で吸い出します。

清掃など終わった状態のポルシェ

 

今度はウインドーの準備です。

どうやら寸法は間違っていないようだぞ。。。。

 

ラバー取り付け

 

 

そしてついに装着。

 

なんて書くとすごくあっさりしていますが、ラバーにしろガラスにはめ込むのにものすごく苦労し、はめ込んだしりからぶにゅ、なんて外れちゃったりして、さらに苦行だったのは車体へのはめ込みで、右が入れば左が外れ、といってへんに叩いたらガラスが割れちゃうぞ!と、やじ馬で遊びに来たクラブのパイロットを引きずり込んで3人がかりでうんしょ、うんしょ、と朝から晩まで、日が落ちて真っ暗になるころ、ようやくはめ込みに成功したのでした。

でもなんとかこれで7カ月ぶりに走れるようになったぞー!放置されている間1回だけバッテリーに充電しましたが、ちょっとセルがぐずついて、キャブも少々ポンピングしたくらいで無事エンジンがかかり、いまのところぼこん、なんてウインドーが外れたりせずに乗ることができています。

画面左上の赤い箱が、コンセントの220Vをバッテリーの12Vに転化する

バッテリーチャージャー。だいたい8時間から12時間くらいの

スロー充電でセルが良く回るようになります。

 

今回、石が当たったようにも見えず、原因不明のオカルトな割れ方でしたが、はっきりいって、怒りとか落胆とかはなく、ある意味安堵しているところがあります。

なかなかかわゆいポルシェ

 

これが車でなくて、こよーて(自家用機)の飛行中に、バードストライクなどでこよーてのウインドーが飛散したら?サンパウロからのウインドーの取り寄せにかかった費用などは、見えない世界への税金と考えて、ポルシェ君がこよーて君に替わって今回の事故を引き受けてくれたというふうに思っています。

こよーての着陸。ようつべでご視聴ください https://www.youtube.com/watch?v=DUUxuoGdlks

ではでは。。。

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上手な絵、へたな絵。名作と駄作の違いとは

これまで数度西洋絵画や日本絵画についての記事を書いてきました。当初の目的は、くっきり違う西洋と日本の絵を比較することで、日本人の思考や行動について解明することだったのですが、絵そのものの探求が面白くなり。ちょくちょく今後書かせていただきます。

*なお、あくまで観賞する側のアプロ―チから、個人的な意見を勝手に書いているだけなので、専門的にはプロの人の絵画教室などでお勉強ください。ははは

さて、美術ってかなり主観性(Subjetivity)に左右される世界であり、主観のもたらすあやふやさが「みんなにわかりやすい評価」を困難にしています。

これが工業製品の場合、具体的な数値で「名作、駄作」が一目瞭然です。

例えば「零戦」

「1000馬力しかない低出力エンジンで、高度3000mまで3.5分以内、最高時速523キロ、2200㎞の航続距離」とか、1939年当時の技術ではありえない名作だ!と物理的に証明できます。

零戦の操縦席https://br.pinterest.com/pin/689332286686560735/

ちなみに、エンジンを2000馬力にすれば、零戦と同等の性能の飛行機がうじゃうじゃでてきます。これら2000馬力級の「駄作」とくらべれば、零戦がなぜ「名作」なのかがわかると思います。

絵画の場合はどうでしょうか。

これらの絵画で、名作はどれで駄作はどれでしょうか?と質問されたら、みなさん天使の表情で「ぜんぶ名作でーす」と即答するでしょう。

では、質問を変えてみます。

この絵は、なぜ名作なのでしょうか?

たちまちだれも答えられなくなってしまうのでした。ははは

なかなか有名なムンクさんの「叫び」。この絵が名作と言われるゆえんは?

というわけで、どんな判断基準があるのかをさぐってみます。

◎作画の技術:

画家の人が思い描くものをどこまで再現できるか。みなさん図工の時間で花瓶だのなんだのを写生したとき、似ても似つかない「抽象絵画」みたいになっちゃった、という記憶はないでしょうか。残念ながら、この場合の絵はアートでもなんでもなく、ただの「下手な絵」です。

というわけで、基礎は「ともかく画題を正確に描写できる技量」。絵画教室に行くと、「線を引きなさい、たくさんの線を」と言われて、最初は線と点(というか丸)と平面的なえんぴつ書きの練習がえんえんと続きます。でもまじめにやっていると、花瓶なら花瓶で「写真とまがう鉛筆画」が描ける技量が身に着いたりします。これが「うまい絵」です。油絵具だろうがアクリルだろうが、自在にこなす技量が必要である。この技量が歴然としており、見る人を震撼させるような絵が名作の一つの条件となります。ムンクの絵にしても、そもそも写真みたいに描ける画家が、あえてデフォルメしているのです。

*「プリミティビズム絵画」みたいに、あえて技量に制限されない表現を目指すなんてのもありますが、この記事ではあくまで基本一辺倒の直球勝負でいかせていただきます。

◎画面の鮮明度:「カドが立っているか」

西洋美術でよくあるお題「聖ギオルゲウスの竜退治」いってみます。

いうまでもなく、左はてきとーな絵、右がラファエロさんの名作です。

部分抜粋。左側の絵は、線画に原色を塗った「4色刷りマンガ?」の状態。右は多彩な色の混合とグラデーションによって人や馬、そして竜が「絵のなかからくっきり浮かび上がってきています」

びしっと人、物(動物含む)、背景が区別され浮かび上がるこの鮮烈鮮明、立体的なインパクトが見る人を圧倒するのです。陰影のない、6原色をそのままぺたっと平面的に塗りたくった、つまり「へたくそな」絵だと、なかなかそうはいきません。

ちなみに、ブラジルでは「竜はインフレのシンボル」で、狂乱インフレに苦しんだ歴史から、商店街のお店屋さんの壁などに、「聖ゲオルギウスが竜(インフレ)を退治している絵」がフツーに飾られていたりしました。左の絵は10ドルくらいで売られている大量生産、作者不明の「無印良品」です。

安物の大量生産だと、線画でなんとか輪郭を際立たせていますが、それこそ醤油のカドが立ったえぐいラーメン、あるいはへたな包丁さばきでネタのカドがぐちゃっと潰れた寿司みたいになってしまい。右のように、まろやかだけれどくっきりと色彩や輪郭が浮きあがり「ネタがびしっと切り立ったお寿司」みたいなのが名作なのではないかなーと思います。

カドの立った中トロ。出展はhttps://hitosara.com/0006079316/

*まろやかさをわざとぶち消した「フォーヴィズム」なんてのもある。

◎構図

いちおうおことわりしますが、ぼくは絵画から感性を排除する気は全くありません。でも、感性こそすべて、という人に限って感性なのかその場の気分なのかわからないままに漫然と絵をみて「感動した気になって終わり」という恐ろしい世界に落ちいってしまうと理解しています。まず理性に照らし合わせて、さらに理性を超える魂の世界に入る、ほうがよいと思っています。。。。

で構図ですが、3分割構図、対角線構図、三角構図、キアロスクーロ(レンブラント様式)、シメトリー構図、色による構図(補色、反対色など)その他無数にあり。いえることは、名作はこれらの無数のオプションから、選び抜かれた構図をもって「カドの立った寿司」みたいな切れ味を実現している、ということでしょうか。

ひらめきで一気に、ということもあるのでしょうが、多くの場合は何枚も何十枚もデッサンをかさねて、構図を考え抜いて。。。というのが名画を通じて伝わってくると思います。ちなみに、レオナルド・ダヴィンチは、本番の絵でも何度も何度も修正して書き上げたため、完成するのがめちゃくちゃ遅かったらしい。

究極のファッションのごとく、なにげにコーディネートしているけれど、細部まで鍛え(考え)抜かれ、選び抜かれた構成が自然にかつ魂の奥底に迫るインパクトで見るものを圧倒する、というところでしょうか。

*フォービズムや現代アートでは、この「優しさいっぱいの自然さ」を放棄してグロテスクなやつもある。

構図の例いくつか。

オランダに「集団肖像画」があり。「なんとか手工業ギルド」などの構成員を一堂に集めて記録した。町工場の社長や工員が一緒に記念撮影、みたいなものですねー、王様一人の国じゃないぞ!市民みんなの国だぞ!と主張していたらしい。

写真左も決して駄作ではないけれど、やっぱりたんなる集合写真ですよね。。。右が有名な「夜警」ですが、ちょっと構図をひねっただけでがらりと変わっています。この「ちょっと」つまり多すぎも少なすぎもしない絶妙なところが、世界の名画となるゆえんかもしれません。

ちなみに、「夜警」は間違いで昼の情景らしい。明るかった背景が、絵の具の劣化で黒くなっちゃったとのことです。

「米国ワールドカップにおけるベベト選手のゴール」があり。決勝進出をかけたすさまじいプレッシャーの中、なにげに地面を転がっていく一直線のシュートが、キーパーの指先10センチ、ゴールポストから10センチをかすめてゴールに。動画(外部リンク)ご覧ください。こういうなにげにふつーのシュートを打てる人が最高の芸術家かもしれん。

画像出展はhttps://internacional.estadao.com.br/

もう一つは、葛飾北斎。

出展:https://artscape.jp/study/art-achive/1205252_1983.htmlにおける引用:

『《神奈川沖浪裏》構図を読む 中村英樹『新・北斎万華鏡』参考』

この画像は引用の引用、という禁じ手ですが、これ以上構図というお題にぴったりのがなく。

さて、北斎さんが、考え抜いてこの構図を構築したのか?あるいはその場のノリで「自動書記」でやったら結果こうなったのか?本人に聞くことはできないのですが、緻密な構図になっています。日本画の場合は大首絵(上半身アップ)みたいな固定化した構図とか、犬図みたいな禅の世界(あっぱらぱ)も多いのですが、あっぱらぱに見えても名画は構図もしっかりしている、と思います。

大首絵。これも構図ですね。。。

大好きな「犬図」。これもむりやり構図にあてはめようとすると、なんと「日の丸構図」というのになるそうです。

◎弘法筆を選ばず、名画鑑賞者を選ばず

書道の達人は、どんな筆を使っても名作を残します。絵画も、本物の名作であれば、鑑賞者がヒッピーであろうが共産主義者であろうが、絵に目を止めた瞬間、画面の中に引き込まれるように迷い込んでしまいます。要するにそういう絵が名作であり、上記に書いた技術、立体度(鮮明さ)、構図すべての総合力です。

ムンクさんのようなオカルトな引き込み方もあれば、フェルメールさんの、なんてことない市民の日常ですがその日常の画面に迷い込んでしまう、というのもあります。フェルメールさんについては、別の記事にさせていただきます。

記事が長くなりました。いったんおしまいにして、またの機会に続けさせていただきます。

ではでは。。。

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家電王の農場に着陸

*今回は、動画も入れました

日本の国土の23倍くらい大きいブラジル。事業で成功した勝ち組の人は(宝くじに当たった!とかも)大規模粗放農場を経営して、牧牛をするのが一つのステータスになっています。

そして、これらの農場で、牛の蹄にけとばされながら、カウボーイごっこで遊んだ後、街に出てきておしゃれなフランスパンを食べよう、というときには自家用機を操縦して飛んできたりします。

つまり、自分の農場に長さ800メートルくらいの立派な滑走路を持っている農場がブラジルじゅうにたくさんあるのです。

まずは、そんな大農場への着陸動画

今回は、小生のホームベース(これは飛行クラブのみんなが、なけなしのお金を出し合い、滑走路とメンバーぶんのハンガーを作った)から、そんな大規模粗放農場の滑走路に遊びに行った時のお話です。

飛行前日のうちにホームベースに行き。ハンガー内の居住施設で一泊します。

ガソリンの補充や、機体の確認とかをやっておきます

翌朝6時には、はやくも明るくなっています。昨夜PCで提出しておいたフライトプランをもとに、管制当局に電話してトランスポンダーコード(飛行識別番号)をもらい、PC手前のニーボード(チェックリスト)に書き込んでおきます。

さて、居住区角からとび出して機体の移動だ!そのまえに、スニーカーを軽く振ってクモとかが隠れていないか確認します。

こういうのがいるかもしれん

そして、毎回くどいけれど、ドレン(ガソリンを検査弁から抜き出して沈殿物を検査)と、ピトー管のカバーを外します。

それぞれ、忘れるとこうなるぞ!という記事を「ピトー管」と「ドレン弁」に書きましたので、寄ってみていってください。ははは

飛行機をハンガーから引っ張り出します。

爽やかな朝を実感する瞬間。

コクピットに乗り込みます。

右ひざにくくりつけたニーボードでチェックリスト(飛行点検リスト)確認。

左のチェックリストで、SIGFの落書きは目的地空港の記号。0307はさっき管制からもらった認識番号です。

ここでかぶと虫のエンジンキーを差しっぱなしにしたことに気が付き。しゃあないな、飛行機からいったん降りて取りにいきました

で、もう一回コクピットへ。

ラジオのダイヤルを管制の周波数に合わせたら、さかんにいろいろな旅客機と交信していました。今日はブラジリア国際空港の11Lと11Rで離着陸していることが聞き取れ、ぼくのホームベース05からの離陸経路とは干渉しないな、と安心。交信の中で管制が本日の気圧1022と言っていたので、高度計のダイヤルをあわせたら、ぴったりホームベースの標高3200フィートになりました

航空計器チェック、エンジンスタート。エンジン計器チェック

エンジン開始直後にしては、ちょっと油圧低めだけどいいかんじ。

いよいよ滑走路エンドに進出。

離陸。動画でどうぞ

ぐんぐん上昇していきます。

ブラジリアの10月は乾季の終わりにあたり。4月から少しづつ舞い上がってきた砂塵が上空を覆って視界がかなりぼやけます。でも雨季に入り一雨降ると、とたんに洗われて地面におち、鮮明な空になるのがふしぎです

やっぱり赤茶けたブラジル高原をのしのし飛んでいきます

翼支柱の三角すぐ右に見えるのがPadre Bernardo市。

ということは農場の滑走路はすぐ近くだぞ!離陸から40分くらい経過していました。

さて、ダスト(塵)が浮遊していて、なかなか見えにくい地表。やばいな、滑走路どこだっけ、と探したのですがなかなか見つからず。

ふつうは目的地到着の8分くらい前には、小さな点ながら滑走路やハンガーなど施設が見えてくるのですが、今日はばっちり直上まで来てるのに?とやむなく機首をあれこれめぐらして探しました

やばいな、管制官のおねえさんに「ちゃんと航空図見てきたの?」なんて怒られそうだ、と思っていたら、ブラジリア国際空港では、そのときちょうどランディングギアが作動不良になった飛行機が出たらしく、それまで11L、11Rの2つの滑走路で同時離発着をやっていたのを、片方は故障機専用、もう一方にその他すべてを誘導し始め。ひっきりなしにお姉さんから多数の旅客機をさばきはじめていました。

よしよし、このあいだに滑走路みつけちゃおっと、ともう一度探したら、ありました

みなさん、この写真のどこに滑走路があるかわかりますか?

ちょうど発見を待っていたかのように、管制のお姉さんから通信あり。 「PU-XXX(僕の飛行機の識別名)、現在位置を連絡せよ」もちろんすかさず「目的地滑走路直上、管制解除願う」と回答したら、すぐ解除となり。お姉さんは再び旅客機をさばきまくり始めたのでした。なんかいかにも滑走路直上にいるけど、お姉さんが大変そうだから、旅客機との通信が一息つくまでぐるぐる回って待っててあげたよーん、みたいな結果になったのでした。ははは

降下開始。

高度が下がり、滑走路が写真からはみだすくらいになってきました

周回経路を回りながら、ぐんぐん地表に向けて降りていきます

ファイナルレグ。前方に滑走路

ベースレグからファイナル、そして着陸までの動画はこちら

家畜の群れを左前方に見ながらタキシング

畜舎とかの整備も立派で、これぞザ・農場ですね。。。

滑走路端に到着。降りた側の反対から離陸します。

離陸動画

上昇中

乾季のただなかでも枯れない川があり。農場立地の重要な条件です

かなり急角度で上昇中ですが、気流が穏やかで、操縦かんから手を離したまま飛べました

さらば滑走路。ううむ写真じゃ見えにくいな、左上に小さくなっています

水平飛行になったところで、ガソリン残量チェック。胴体内タンクが3分の2を切ったところ(写真の赤丸)で、翼内タンクからの流入コックを開きます。

左右翼内タンクのゲージでこちらも残量確認。左タンクがいつも右に比べ残量が低くなる傾向あり。これは軽飛行機でよく見られる現象らしい。

ついでに自撮り。今日はこの時点で機内が暑めになり。窓の空気取り入れ口を開いたら涼しくなりました。

空気取り入れ口

大農場地帯の上空を行く。まるく見えるのが「センターピボット式灌漑農地」で、だいたい1年に1~2期作、大豆が主力となっています。赤茶けているのは、収穫後か、あるいはまだ種まきをしていないかな、かもしれん。

山脈地帯、といっても岡程度ですが。

いやしかしダスト(塵)がおおいな。地平線がぼやけちゃっています

航空計器とGPS,トランスポンダー。黄色域ぎりぎりの時速100マイルでいいかんじ。でもGPSによる対地速度は73.2ノット、80マイルくらいで、20マイル(時速30キロくらい)の向かい風になっていました。

そうこうしているうち、青い湖と白い建築物のブラジリアに到着。

ホームベース上空へ到着。

周回路を回って、無事着陸したのでした

ホームベースの周回と着陸の動画はこちら

ハンガーまでタキシングしてきて駐機。ご拝読ありがとうございました。

*なお、国際空港でギアに課題発生した飛行機のその後については、新聞などで「ブラジリア空港へ胴体着陸」などの報道はなし。どうやら無事着陸できたらしい。

おまけ

いや暑い暑い!まだ朝9時半なのに、地上は30度近い暑さでした。デッキチェアを風当たりのいい場所に持ち出して、寝なおしました

ではでは。。。。

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美術ってなんだ?西洋美術と日本美術の差③

美術ってなんだ?西洋美術と日本美術の差③

これまで2回にわたり、西洋美術と日本美術をそれぞれダイジェストしました。今回、このシリーズのお題である「頭でっかちな西洋美術と、ほにゃららな日本美術の接点を探り、美術に現れる日本のお国柄を理解し、日本の不可思議な新型コロナ対策の解明を試みようと思います」についに到達。

さっそく「接点」というか、まずは「どう違うか」です。

これがなかなか奥が深く。表面上の差と、「奥義」に分かれます。

表面上は技法の面で明確な差があり。

すなわち

◎日本絵画は写実にこだわっていない

◎陰影によって成り立っているのが西洋絵画。

◎日本絵画は、陰影(グラデーション)のかわりに、輪郭線で成り立っている。

◎日本絵画は、色調があっさりしている(水墨画のように、モノクロの絵さえある)

◎日本絵画は、表現が簡潔である

というのが共通認識で、明治時代にフェノロサという人が指摘しました(ぼく個人の「感性」で脚色しました。ははは)。

これらの差が、西洋人と日本人の精神や文化の差を雄弁に物語っています。

西洋人が写実から出発したのはなぜか。「抽象的な想像に左右される主観ではなく、具体的な現実から導き出される客観」が西洋人のメンタリティの基礎だからです。

絵画は視覚芸術であり。だれの目にもこう写っているぞ、本物に似てるね!そっくりだね!というのが基本中の基本である。

できうる限りの写実があって、さらに写実を超えた「輝き」を目指すのが西洋美術であった。例えばみんな大好きフェルメールの「真珠の耳飾の少女(青いターバンの少女)」ですが、「カメラ・オブスクーラ」という装置でとらえたモデルさんの姿を平面(キャンバス等)に転写して描き出しています。当時の画家が共通して使用していた装置らしい。

カマラ・オブスクーラ。
ただしフェルメールは使っていないぞ!と主張する人もいます。

こうして描き出した、写真とまがう肖像がまずはベースになり。
しかし、単なるイラストではない「内部から輝くような芸術に」するため、それぞれの芸術家がいろいろな秘法を駆使していますが、フェルメールの場合は「ポワンティエ(点綴法)」で「写実を超えた一歩先」を実現しています。ポワンティエなんて、いかにも芸術的なお名前ですが、実はシンプル(容易とは言いません)で、「光の粒で明暗、特に輝きを表現した」。

例えば目。

白い点(星)が入っています。

えええー!じゃあ「ベルばら」のキラキラおめめのキャラクターたちと同じなんですか?その通り。「アルフレッド―!」の藤原栄子の原点はフェルメールだったのだった。へえええ。。。。

ちなみに、日本絵画に写実がないわけではなく、陰影による表現がないわけではない。例えば、ドミニク・アングルの(泉)部分と、渡辺崋山の絵を比べてみると

アングルのお姉さんは「泉」の擬人化。艦これの先祖ですが、実在の人間とまがうばかりの写実的表現です。渡辺崋山の方は鷹見泉石という実在の蘭学者で、当時日本では、実はここまで写実的な絵は「魂を取られる」などと言われ、嫌がられたらしい。

艦これ「空母赤城の擬人化」。実在の空母は、艦尾の
安定がわるく、なかなか着艦しにくかったらしい。
出展:https://wikiwiki.jp/kancolle/%E8%B5%A4%E5%9F%8E

日本画らしい、明るくあっぱらぱな陰影。富士山は輪郭線くっきりです。
葛飾北斎「凱風快晴」
でも線画、あっさり、あえて余白を作る一方、表面的で奥行(パース、遠近)を「気にしない、あるいは独特の表現をする」日本絵画の特徴がわかると思います。

さて、技法による差が見えれば、その奥にある根源(民族的素養)も明確になります。

西洋美術とは、論理を視覚化したものであった。

一方、日本美術は、情緒を絵の形でぶちまけたものだった。

従って、西洋世界の思考論理や思考の裏付けとなる教養についての知識がないと、西洋絵画はそもそも理解ができないのです。この「知識」にはいろいろありますが、わかりやすいのに「アトリビュート」があります。

簡単に言えば「持ち物」のことで、例えば下のダビンチさんの絵ですが、アトリビュートがわかれば、誰がみても「受胎告知」という聖書の物語だと論理的にわかるようになっています。

あれれ、この絵って、工務店のおかみさんが「どすこい!」と税金取り立てのお兄ちゃんを後ずさりさせてる所じゃないの?いやいや。

まず、お兄ちゃんは、白い百合の花を持っています。この「持ち物」で描かれる天使は「ガブリエル」といって神様のお言葉をつたえるメッセンジャーということがわかります。(ちょっと見えにくいけれど、左手から顔の前に伸びています)

お姉さんの方は、青と赤のお洋服(アトリビュート)で、聖母マリアであるということがわかります。

そして、背後に立っている細長い木は「糸杉」で、西洋では生と死のシンボルです。つまり、キリストが生まれ、殉教することを示しています。

これらの情報から、西洋人ならみんな知っている「天使ガブリエルが聖母マリアにイエスキリストの妊娠を伝える」という聖書の物語にたどり着き。「おおお、なんと美しい救世主の誕生の秘話なのだ!」という結論に達するのです。

聖書の「ルカによる福音書1章26~38節」に、こう書かれています(以下ちょっと省略しました)。

『28 天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」

29 マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。

30 すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。

31 あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。

32 その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。」

34 マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」

35 天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。」

38 マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。』

ふむふむ。。。。

一方で、日本絵画。仙厓和尚です

絵の名は「犬図」。きゃふんきゃふん。

かわいいね!終わり。

わくわく。。。。。

ここでついに奥義です。それは

『西洋絵画は「ふむふむ」であり、日本絵画は「わくわく」である』

です。

つまり、くどいけれど、西洋絵画は「情報・知識にもとづいて解明する」ものであり、日本絵画は「印象、心象、情緒を楽しむ」ものだったということである。

ううむ西洋と日本の違いは分かった。では、ジャポニズムなど、どうして西洋の最高の画家たちが日本の絵画に熱狂し、その影響を受けることになったのか?そして、このシリーズのお題である、日本のコロナ対策(はじめとする政策等)がなぜ不可思議なものとなるのか?の解明については、次の記事にさせていただきます。

なお、日本と西洋の違いというと、紙や布が豊富な日本と、毛皮を着る西洋。水が豊富な日本と、料理や絵の具まで油の西洋、といった自然条件や気候風土による違いも美術に如実に反映されるのですが、これもまた別の記事とさせていただきます。

今回はかなり繊細・コアな内容で、書いていて力尽きました。いつまでも終わらずすみませんが、見捨てずにごひいきください。

「ラーメン才遊記」から抜粋。
ラーメンは「ふむふむ」と気難しく考えながら食べるものではなく
「わくわく」でなければ。。。。そして絵画は?
ではでは。。。

*「犬図」について、あの犬は、実は禅の「〇」のことであり、「エデンの園を脱出せよ!」というメッセージなんだ!という人もいますが、こまかいこといわんと、わくわく!かわいいね!でいいじゃないですか。ははは追記でした。

Posted by 猫機長
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軽飛行機で乾季の高原を飛行

軽飛行機で乾季の高原を飛行

最近、やれ西洋美術史だのやれ不動産投資だの「ふむふむ」と考え込む気難しい記事ばっかりだったので、久しぶりにぽけっと空を飛んだ記事にします。

さて、新型コロナ自粛によって飛行回数が激減しちゃってますが、機材(つまり飛行機、特にエンジン)のメンテとパイロット自身の技量の維持のため、こないだぼくのホームベースから、とある農場の滑走路まで行って帰ってきました。これがコロナ禍とかでなかったら、素敵女子と一緒に観光地(ピレノポリスの記事ご参照)とかにいくんだけどなー。まあいいや。

で、ぼくの自宅のあるブラジリア市内から車で40分の距離にあるホームベースの格納庫に、前日のうちに移動しておき、格納庫内の居住スペースで一泊。

格納庫。左奥の白い部屋が居住スペース。

翌朝6時起床。格納庫内は18度。外気温度は16度くらいかな。。。フライトジャケットがちょうどいい温度です。

飛行機乗りに便利な機能がつまったフラジャケ。

真っ先にピトー管の保護カバーを外します。外さないとどうなるかはこちらの記事→「ピトー管」をどうぞ。

そして、すぐ正副操縦士席の間にあるフラップレバー(ハンドブレーキみたいなやつ)の下にあるメイン燃料コックを開いておきます。

これも駐機中は閉めておき、ガソリンタンクからの圧力がキャブレターにストレスをかけるのを防いでいます。ただし、閉めたまま離陸してしまい、離陸途中でガス欠、落着なんて事故が後を絶たず。ピトー管と燃料計は何より先に!確認するよう自動反射で覚えこむよう努力しています。

ハンガーの戸をあけ放ちます。ううむ開放感がたまらん

8月にしては穏やかそのものの空。木々の葉っぱや、飛行場管理人の家の洗濯物が微動だにせず。

管理人の飼っている犬がのこのこ遊びに来ましたが、おまえなんかかまってやらないよーん、と知らん顔していたら、すねて居なくなりました。

そんなことよりドレンの方が重要です。写真の赤丸の部分がドレン弁で、ここからガソリンを少し抜き取り、水や不純物がないか調べます。

飛行機(Rans Super Coyote,こよーて君と呼んでいます)をハンガーの外に引っ張り出し

いったん居住区内にもどり、電話でAPP(空軍の管制当局)を呼び出します。

昨日のうちに許可をもらっておいたフライトプラン(写真左)の情報を提示して、トランスポンダー番号(管制と通信する際のぼくの飛行機のコード番号となるもの)をもらいます。今日は0433,ということで、チェックリスト(右写真の二―ボードにはりつけてます)にえんぴつで書いておきます。

格納庫の戸締りをして、飛行機にもどります。

おっと、飛行機けん引用アームを外し忘れちゃってた!はずします

これまた、外さないでタキシングしてしまい、地面の凹凸で跳ね上がってプロペラに当たっちゃたら大変!プロペラだけでなくクランクシャフトもやられるので、忘れるのはダメ!絶対!です。(離陸しちゃうと、着陸時に事故は免れないので、くれぐれも皆さんが自家用機で飛ぶ場合はお気を付けください)。

飛行機に乗り込みます。

ピトー管カバーとり外しからここまでで30分。ううむ安物そのものの腕時計だ。

離陸はフライトプランで7時30分、ちょっと時間があるので自撮りしました

   
本来はコンタクトレンズですが、COVID対策で、めがねです

計器のある風景

写真を撮って遊んでいたら離陸時間が迫り。まず電気ガソリンポンプのボタン(上の写真の中の一つです、ははは)を押して、燃料フィルターとキャブにガソリンを送り込みます。

ぽちっとスイッチを押すと、カタカタカタ、ブルブルブル、チチチチ、ぐぐぐぎゅるぎゅるぎゅる、ぎゅぎゅぎゅぎゅ、とだんだん音がくぐもっていきます。ぎゅぎゅぎゅ、まで行ったらスイッチをオフにします。

2週間に1度と低頻度でしかエンジンを回していないため、キャブなどガソリン蒸発してカラになっちゃうので、こうしてガソリンをあらかじめ送り込んでおきます。やりすぎるとがぶるので注意。こういうちょっとしたあんちょこ?がROTAX4サイクルエンジン全般で活用できるので、覚えておいて下さい(航空エンジンです。バイクの方は?です)。

エンジンスタート。暖機運転開始。

この眺めはやっぱり「COMPOSITIONVIII」ですねーカンディンスキーは飛行機乗りだったかもしれん

なんのこっちゃ?脱線でしたすみません

この時点でのエンジン計器はこんな感じ。

上左から電気系当(電圧計)OK,エンジン回転計2500でOK,左シリンダーヘッド180度下でOK,中左から油圧計ちょっと高いけどまだエンジンが冷えてるからOK、油温計OK,バキュームメータはROTAXエンジンでは使用しない(自動ミクスチャーなので不用。コンチネンタルエンジンとかだったら重要です)ので、そもそも接続されておらず数値0でOK。下段は画面から這い出ちゃいましたが、ラジエター水圧、水温計と、右シリンダーヘッド温度でいずれもOK。

この間、ラジオやGPS,航法灯、着陸灯などもONにします。

いよいよ滑走路エンドに進出。画面右の吹き流しが風速ゼロの穏やかな空を示していることに注目。

エンジン全開、離陸します。

ブラジリア市街を左に見ながら、ぐんぐん上昇していきます。4500フィートでAPP(管制)を呼び出し、飛行許可と飛行高度(FL065)、目的地までの直進許可をもらい、今日の大気密度でのFL065に該当する7200フィートくらいだったかな?まで上がって行きます。

水平飛行に移る直前のエンジン計器。離陸・上昇はエンジンに最も負荷がかかる状態なので、注意します。写真ではおおむね温度関連は高め、油圧は低めですが、ぜんぶ緑色内におさまっておりOK。左に見える0433が飛行前にもらっておいたトランスポンダーコード。FL064↑はまだ上昇してるよ、という表示です。

雲一つない青空をのしのし飛んでいきます。

赤茶けた乾季のブラジル高原

航空図、眼下の地形、GPSで機位確認します。対地速度73.3ノットで速度計の対気速度とほぼ同じ、つまり向かい風など無しの微風であること、目的地滑走路まで14分55秒で到達予定、針路328度のところ、機首が327度なので右に1度修正せよ、などの表示がわかります。

さらに6分くらい飛んで、そろそろ滑走路が見え始めるかな。。。でも全然見えてこないな、とのこのこ飛んでいたら、滑走路直上になってやっと気づきました。ははは

上と下はそっくりに見えますが、180度旋回前後の写真です。よしよし、のら牛とかが滑走路上に歩いていないな。。。。

周回経路を回って、下降していきます。

ここから先より着陸までは、両手両足をフルに使うので写真はなし。ごめんなさい。。。

で、着陸直後の写真。

いいぐあいに滑走路端の3分の一地点で接地、滑走路のまんなかぐらいでストップできました。ちなみにここの滑走路は830メートル、アスファルト舗装ですが、なぜかつるつる滑ってしまい。離着陸とも気をつかいました。この地点からでも離陸できそうですが、奥に木が連なっているので、おとなしく滑走路端(つまり木の根元)までタキシングしてゆき、180度転回して離陸することにしました。

で、離陸。こちら側からは、滑走路前方に全く障害物がないことがわかります。

上昇旋回。離陸から180度旋回した状態。

ぐんぐん上昇していきます。

 

この区間では気流がとても穏やかで、トリムを合わせたら操縦かんを離したままでまっすぐ上昇できました

 

副燃料コックを開けて、胴体内タンクに加え翼内タンクも使用。

帰りはFL055まで上昇。計器高度(今日の気圧で計った真正高度)は6000フィートでした。GPSは「マップモード」にして管制とのコンタクトポイント(地点)などがわかるようにしています。

青い湖や白い建物のブラジリアに戻ってきました。市街地の直上は避けて飛んでいます。

 

ホームベースの滑走路に到着。

朝9時ちょっとに着陸。早くも8月の風が荒れくるい始めており、ノーフラップでちょっと揺られながら接地しました。

吹き流し。15ノットくらいでているかな?

 

往復で140キロ、エンジンスタートからカットまで1時間44分でした(実際の飛行時間は1時間20分くらい)

最後までお付き合いありがとうございました。ではでは。。。

Posted by 猫機長
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姓名判断に学ぶ不動産購入の決定的な要点

姓名判断に学ぶ不動産購入の決定的な要点

経験豊富な人がしっかり検討して買った不動産なのに、買ったとたん問題が噴出!「書類や建物を透過して瑕疵(かし)を見つける神通力があったらなあ」なんて声が聞こえてきます。

ジェット旅客機は機首のレーダーではるか先を透過して見えない積乱雲を探知し、乱気流を避けて快適な旅を可能にしています(でも燃料を節約したいときは、あえて雨雲の中をつっきって、がんががん!きゃー!なんてなるときもあります)。

文字通り「立ちはだかる暗雲を事前に察知する」レーダー

業者さんの宣伝文句の裏や、美しい化粧板の裏が実はぼろぼろだった、などの「見えない瑕疵」を透過するレーダーはないのでしょうか。

そこで参考になるのが、レーダーなんてなかった時代に見えない先を探ろうとして先人たちが積み上げてきた知恵があります。すなわち紫微斗数、姓名判断などです。

なんで突然占いが?いえいえ占いとして使うのではなく、現在把握可能な情報をもとに将来起こりうる可能性を確認する、情報の取り扱い方法やアプローチに学び、応用するのです。

そもそも「何のために占う(不動産を買う)の?」に関わる根幹である幸不幸の解明・説明・定義、この根幹に決定的な影響を与える、千差万別な人々の性格や資質といった諸元を分析した恐るべきビッグデータとして活用するのがポイント。かえって占い師の人は嫌がるとらえ方かもしれませんが「将来予測に重要なレーダーとなる情報は目ざとく活用しよう」

ちなみにタロットやおみくじ、花びらを一枚いちまい、みたいな毎回違う答えが出てくるのは、デートで女性とたむわれるのにはよいですが、今回のように因果関係の明確かつ一定した情報獲得が必要な場合にはそれほど使えないので念のため。

今回は姓名判断でいってみます。

姓名判断は、漢字の画数で名前を数値化します。ぼくのハンドルネーム「猫機長」でやってみると

総格は35で、「頭が良く、感受性・創造性の豊かさに加え、表現力に長け、文芸や技術に秀でており」などと判断します。自画自賛ではなく、無料診断サイト(https://enamae.net/)にちゃんとこう書いてました。えへへへ

このくらいだったら、不動産を買うときに、「築何年で、お値段は」みたいな基本の基本です。

で、総格が「大吉」だったとします。

ところが、他にもやれ天格だの、人格だのとあり、そういったいろいろな数字をはじき出してこれら単体の吉凶や、相互に影響しあって発生させる吉凶を検討して、総合的にこれなら、という名前にする必要があります。

不動産もおなじで、資産価値だの住環境だのといろいろな緒元が影響しあうので、見落とさないようにしなきゃ!と皆さん努力されると思います。

まずは立地(ご近所様、駅前かどうか、学校、病院は、刑務所・自衛隊が近くにないかなど)から始まり、新築・中古・戸建・分譲・耐震性・津波・液状化リスク・リフォームや管理費・諸費用や税金、なかなかよさそうだけどでも車庫がないからダメ、でも間取りがいいから買いたい、でもやっぱり収納部がよくないから、水回りはいいのに。。。と次から次へ調べることになり。でも数限りなく出てくるので結局は全て調べつくすなんて不可能で、緻密にすべてを検討して決定したぞー、と買ったら実はすべてにおいて中途半端で住むに住めないなんてケースもあり。

もちろん諸元の知識はとても重要である。ただし、すべて的確に適応しなきゃ!というバイアスがかかってしまうと、細かい断片にしか目がいかず、せっかく現場視察に行っても現物をありのままに見れなくなり、あえなく不良物件を買っちゃう、ということになるのです。

弓道体験のある人はお分かりと思いますが「的を見ようとすればするほどぼやけてみえない。見ようとするこだわりを捨てるとはっきり見えるようになる」というのと同じです。弓道と的の話については「十牛図(見牛)」で記載しているのでご一読ください。

まさにこの辺が姓名判断と同じところで。うろ覚えの知識でやれ総格はいいが外格はだめ、でも人格がいいからこれにしよう。へへんすべての緒元を考慮した完璧な名前だ!と安心していると、その裏に隠された「同格現象」という恐るべき秘密の現象で不幸のどん底に突き落とされることになるのでした。

名前には上記の「表層の画数」のほかに、これらの画数をさらに足し引きした「内画数」というのがあり、この数たちが苗字、名前のどこにどう表れるかで「ナナメ同格」「タスキ同格」などが発生する。同格によっては禍々しい凶兆の暗示となり、「なんとか同格があると、いかに総格(基本の数)が良くても一家離散、大病、事故など逃れられない」なんて震え上がるようなことが書いてあったりします。ははは

総格だの外格だのは不特定多数の初心者でも理解できるやさしい内容で、基本ではあるが表層の知識であって、それをすべてだと勘違いしてしまうからどんでん返しの悲劇が待っているのです。不動産でも同じように、カタログなどの宣伝文句や表面上の数値や情報をすべてと思ってしまうと、後になって「知らなかった」から始まる悲劇に突き落とされるリスクがあるのです。

そろそろまとめです。。。

姓名判断という先人からの智慧を振り返ることで、現代の不動産購入についても次の学びが得られます。

その①、そして最も重要な学びは、「どんな不動産がいい不動産なの?」という問いに、明確な答えが得られること。

「いい不動産」とはスマートな機能が詰まったタワマンでしょうか?それとも風光明媚な田舎の一軒家でしょうか?

占いの智慧からの答えは「住んだ人に、健康、愛情(友情)、お金をもたらす物件であれば、どちらも正解」なのでした。

これは、「健康、愛情(友情)、お金」がどんな人でも幸福を決定する要素であると、幸福の学問である占いが人類の歴史にまたがる壮大なビッグデータの分析によって導き出してくれているからなのです。

その②、不動産を調査するための諸元は確かに存在する。しかし、表面上は分からない「同格現象」のような裏があるということを覚悟しなければならない。

では「同格現象があるような恐ろしい不動産を避ける方法」とは?

これは本物のプロ、かつ信頼関係のある不動屋さんとタッグで購入するしかないと思います。こうした情報は、素人では見分けることが困難な(できないとはいわない)ためです。

で、本物の不動産屋さんを見つける方法、そして不動産屋さんから信頼される顧客になる方法とは?これは「ブラックカード」の記事をご参照ください。

最後に、素人でもできる、不動産を含む投資全般の物件・銘柄決定の秘訣を一つ伝授いたします。

それは、ずばり!「物件概要の印象を正しい距離で把握しろ!」です。ははは

なんじゃいそりゃあ?

「金(ゴールド)投資の神」豊島逸夫さんいわく

『「マーケットは印象派の絵を鑑賞する如く見よ」つまり、モネの睡蓮は近くで見ると絵具の塊にしか見えないが、距離を置くと睡蓮が浮かび上がって見えるもの。細かな統計数字のエクセルばかり見てもダメということ。』

人それぞれなので、皆さん一人一人が自分で把握するしかないのですが、要は弓道の例でも書いた通り「バイアスのない状況で見えている」位置を把握する、ということです。買いたい、買う必要がある、というとそれが雑念となって見えなくなる。

投資用不動産(Financial1.8)なら、普段から「あこのラーメン屋さんは駅前でいつも繁盛してるな」「あれこのカレー屋さんは駅前なのにガラガラだな」とアンテナを伸ばしておく。居住用だったら、ここは学校からは近いけどなんかしなびてる、やだな、と、深く考えないで自然な印象でこれはいい、これはどうか、と見分ける判断力を磨いておく(もちろんおみくじみたいに、日によって変わっちゃう、というのではないしっかりした判断力です)。そうすればいざ買うぞというとき、自然と欲や雑念に曇らされることのない的確な購入が可能になると思います。

ジョルジュ・スーラの印象主義絵画

ではでは。。。

Posted by 猫機長