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中国塩政とビットコイン

久しぶりの「ビットコイン阿鼻叫喚シリーズ」です。

1月27日に至り、世界経済を震動させる恐ろしい事件が発生。

それは「張又侠が捕まった」

誰だそいつ?どこが大事件なの?

張という野郎は、中国軍部の重鎮で、習近平の野郎の腹心といってよい重要人物であり。

それが、よりによって粛清されやがった。

張又俠・中央軍事委員会副主席
https://www.sankei.com/article/20260125-AQXOPWTQC5ORLBQG3YFTFNNXVQ/photo/TSR66ISPPVNNRO3S6IM3MLKZ6M/
 

 

張の野郎は、中国経済を開放路線に乗せるためにはこいつしかいないというくらい重要な人物なのだが、開放という言葉が大嫌いな習近平に、ついに〆られてしまい。

これで習近平の独裁・暴走を止める常識を持った奴が中国から消え去ってしまった。

ビットコイン解禁なんて夢のまた夢。

真逆の政策として、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の強要がいよいよ懸念され。

こうした反動政治を見るにつき、中国人というのは歴史に学ばない奴らだなー、へへん、と思わず軽蔑してしまうのでした。

歴史の国中国。

しかし、それは血塗られた支配者による人民抑圧、専横の歴史だったのです。

中でも、悪名の高いのに「塩政」があり。

古代中国が始めた塩の専売制は、単なる財源確保ではなく、「国民の生命線を国家が握り、逆らう者を飢え死にさせる」統治システムだった。

一言で説明すれば

「生存に不可欠な物資を人質に取った、実質的な徴税権の独占」

かつての王朝は塩を支配することで民衆と経済をコントロールし。ポイントは

◎必須性: 人間は塩を摂取しなければ4にます。現代人が経済活動に「通貨」を必要とするのと同じレベルの強制力があった。

◎供給の限定: 塩はどこでも採れるわけではなく、塩田や塩井(塩の井戸)など特定の場所に限られ。管理がしやすかった。

◎安定した収益: 景気に左右されず、全人口が毎日消費するため、政府にとっては「打ち出の小槌」のような財源になった。

 

漢の時代、武帝は匈奴との戦争費用を捻出するため、民間の塩ビジネスを禁止。

生産から販売まで政府が直営とし。勝手に塩を作ったり売ったりした者は処刑した。

唐・宋以降になると、政府が直接売るのではなく、商人が政府に食糧や金を納め、代わりに「塩の販売許可証(塩引)」をもらう仕組みにより、政府はリスクを負わずに確実に利益(税)を吸い上げることができた。

福建省の塩田 https://www.kobaien-shop.com/SHOP/101205103.html
 

 

こうして、一時的には皇帝や支配者層の懐を大いに潤し。うはうはだったが、しかし天帝はこういった非道を長くは許すはずはなかった。

塩政の破綻は少しづつ顕在化し。

政府は飽くことなく市場価格を吊り上げ(独占販売)。しかも役人、小役人にほしいままに中抜きされ。民衆は「このままじゃ4ぬかも?」というところまで搾取されてしまい。

結果、密売が蔓延した。

官売の塩が、原価の数十倍、時には百倍以上の高値で売られる一方、密売人はその数分の一の価格で高品質な塩を届け。一般市民の命綱になったのである。

塩の利権をめぐる政府と非合法勢力の暗闘はついに革命を勃発させた。

中国の歴史を見ると、「政府が塩で民衆を縛ろうとし、耐えかねた民衆が密売人のリーダーと共に立ち上がる」かつ「中国で革命(政府の転覆・転換)が起きるのは、農民反乱から始まる」というサイクルが繰り返されることになった。

黄巣の乱
https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcTzd_fQyZ45WjtPjohdp7ylTPpFxfntH_Hlyw&s
 

 

しかし、歴史に学ぼうとしない共産主義者たちは、新たな「塩」の「専売」を始めようとしているのである。

みなさんピンと来られたと思います。「塩の独占販売」を「デジタル人民元(e-CNY)の導入」と読み替えれば、中国政府が何をしようとしているのか瞭然となるのである。

塩の場合は、腐りもしなければ価値基準にもなり、何にでも交換できるので、それ自体が貨幣として通用したのだが、しかしデジタル人民元すなわちCBDCには、塩も真っ青な恐怖政治を可能とする特性があり。

それは「プログラム可能な通貨である」ということ。

「政府が気に入らないデモに参加した者の口座を止める」「特定の思想を持つ者の購買記録を追跡する」といったことが技術的に可能になり、逐一トレースできてしまうので、CBDCの導入により、中国は、政府側の気まぐれでどうとでも国民を搾取できてしまう巨大な強制収容所と化してしまうのだった。

 

塩の専売制とCBDC(デジタル専売制)が、どのように酷似しているか。

比較項目
古塩の専売
現代のデジタル人民元

独占の対象
生活に不可欠な「塩」
社会活動に不可欠な「決済手段」

統治の目的
商人の勢力を削ぎ、皇帝に富を集中
アリペイ等の民間プラットフォームを無力化

監視能力
流通経路の把握による反乱抑制
すべての取引をリアルタイムで追跡・凍結

副作用
闇市場(私塩)の横行と品質低下
資本逃避(地下経済)の激化と経済の硬直化

塩の専売は一時的に皇帝の財布を潤したが、長期的には国家を衰退させた。

官僚機構の腐敗: 専売を管理する官吏が特権を悪用し、私腹を肥やす場となり。デジタル人民元も、アルゴリズムを操作できる特権階級による「新たな利権」となるリスクがある。
民間活力の窒息: 民間の商人が自由な商売を禁じられたことで、物流や技術革新が停滞しました。現在、中国のハイテク企業が「共同富裕」の名の下に抑圧されている状況と重なり。
地下経済の肥大: 国家が厳しく縛るほど、人々は「私塩(密売された塩)」を求め。現代における「ビットコイン」や「地下銀行」への根強い需要に重なるのだった。

 

ついにビットコインが出てきましたねー

塩の専売が厳しくなればなるほど、人々は「自分たちだけの塩(闇塩)」を命がけで確保し。同様に、習の野郎がデジタル人民元で国民の全財産を「プログラム可能な監視対象」にするほど、国家の手が届かないビットコインの「非中央集権性」は、中国人民にとっての「生存の知恵」としてより深く地下に根を張ることになるであろう。

 

このへんを見通し、クレバーに対策をとっているのがアメリカだった。

米国がCBDCに対し「導入禁止」を訴える法案(CBDCアンチ・サーベイランス国家法など)を推進している理由として、「自由の防衛」という強い政治的意志があり。

以下の理由が挙げられ。

民間イニシアチブとイノベーションの保護

米国は、金融サービスは政府ではなく民間が競い合うことで進化すると考えており。

政府がCBDCを発行することは、USDCやUSDTといった、民間発行のドル連動型ステーブルコインを「国有化」で塗りつぶす行為であり、イノベーションを阻害することになる。

国民が中央銀行(FRB)に直接口座を持つようになれば、民間の商業銀行から預金が流出し、銀行が融資を行う能力(信用創造)が弱まってしまい、資本主義の根幹を揺るがすことになるのである。

「監視国家」への強い拒絶(プライバシー問題)

中国のデジタル人民元(e-CNY)推進との決定的な違いであり、米国が最も恐れている点である。上記の通り「政府による個人のコントロール」、政治的弾圧への懸念すなわち「中国のような監視社会を米国に持ち込むな」という意味である。

どきどき https://finance.yahoo.com/news/why-women-hesitant-invest-crypto-190010089.html
 

 

アメリカが中国のデジタル専売に対抗して、経済の自由を守る秘密兵器が、実はビットコインだった。ひえええー!

中国のモデル: 国家が発行し、取引を監視・凍結・プログラムできる「垂直的なデジタル管理(デジタル人民元)」。
米国のモデル: 国家が発行しない、発行上限が決まっている、誰にも凍結できない「水平的で分散型の資産(ビットコイン)」。

米国がビットコインを戦略準備金の設立などで「戦略資産」として認めることは、世界中の富裕層や知識層に対して、「あなたの資産を守るなら、監視される人民元ではなく、米国の法の下で保護された自由なビットコインとドルのエコシステムに来なさい」という強烈なメッセージなのである。米国のビットコイン戦略は、「中国のデジタル専売制という檻(おり)に対抗するための、自由な経済の要塞作り」なのだった。

 

米国は、ビットコインを「デジタル・ゴールド(準備資産)」として政府が保有し、その上で動くドル建ての民間デジタル決済を支援することで、「金(ゴールド)+ドル」の体制をデジタル時代に再構築しようとしており。

まるで「ビットコイン本位制」がくるみたいな展開ですねー

こういった楽しい陰謀論が、実は陰謀論ではないかも?今後が楽しみなビットコインですね。

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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リートリバランスその2

その1はこちら→リーマンリートリバランス

*本稿画像は、特にお断りのない限りhttps://www.vincifundoslistados.com/nossos-fundos/vinci-imoveis-urbanos-fundo-de-investimento-imobiliario/portfolio/portfolio-viur/

が出展です。

 

生きているといろいろな目にあい。今般、高配当でインカム狙いには最適だったVIURという銘柄で異変が起きたので、お知らせします。

ぼくはブラジルのリートを24銘柄(中にインフラファンドや農業ファンドもある)持っており、だいたい毎月の配当で40,000.00レアル、2026年1月18日のレート@29.47で1,178,800円くらい出ています。

このうち734レアル、21,630円がVIUR11というリートから出ていた。ポートフォリオの中での比重は小さいほうであるが、年間DYが14%に達しており。月1%を超えれば超高DYと呼べるところ、夢の高配当株ではあった。

インフレ国家で負債による成長を目指した企業の末路

 

 

ところが、去年(2025年)の12月11日、変な情報が株主一般に提示され。

「不動産投資信託(VIUR11)の臨時投資主総会に関する招集通知

投資主各位

DAYCOVAL 銀行(以下「当行」)は、VINCI IMÓVEIS URBANOS FUNDO DE INVESTIMENTO IMOBILIÁRIO(以下「本ファンド」または「VIUR11」)の管理会社として、以下の通り臨時投資主総会を開催し、投資主の皆様を招集する。

【審議事項】

本ファンド投資口(株)の償還(1回または複数回):現行の規制に従い、投資主に対して本ファンドの保有資産である金融資産、有価証券、および/または現金の交付によって行う。

【一般情報】

投票期間: 書面投票の案内は2025年12月12日開始。2025年12月28日 23時59分まで投票が可能。

 

結果発表: 本書面投票の結果は2025年12月29日に集計され、12月30日までに開示される。

敬具

DAYCOVAL 銀行」

 

なんのこっちゃ?

情報を集めたら

「VIUR11は、経営方針刷新のため、TRXF11という別のファンドに物件のうち6つを売却し、戦略的再編成を行うことにした」という趣旨の決定がなされ、上記の総会はこれを株主に認めてもらうため、ということらしいと分かり。

数年前からVIUR11の高配当の陰に潜むリスクは露見しており。これって、もしかして「経営方針の刷新」「戦略的再編」なんてかっこよくごまかしながら、結局はTRXFに身売りする気じゃ?

VIUR11はRenda Urbanaすなわち都市部、人口集積地域における様ざまな商業物件からの家賃収入をもとに配当を行う、わりかし新しい種類のリートであり。古来からのリート、例えばSHPH11の「ショッピングセンター」、FLMA11の「ホテル」といったジャンルにこだわらず、人口活動の中心である都市部で収益がみこめる物件ならなんでもいいやという、バッタ屋的発想で、とにかく儲かってるやつを集めて、実物資産型リートなのに不動産債権型リートもびっくりの高配当をたたき出していた。

アニマ(Anima)グループによる管理施設(Uniritter大学、上がポルトアレグレ市、下がカノアス市)

 

 

VIUR11のポートフォリオは7件という危うく少ない物件で成り立っており、列挙すると

教育施設(Educacionais):以下の都市で私立大学ほか総合教育施設管理

1)Ânima(カノアス – RS州)

2)Ânima(ポルト・アレグレ – RS州)

3)Anhanguera(ラパ – サンパウロ/SP州)

小売・都市型商業施設(Varejo/Renda Urbana):

4)Grande Center(サン・ルイス – MA州):大規模商業センター。

5)Dasa(リオデジャネイロ – RJ州):ヘルスケアネットワークが占有する物件。

6)Cândido Benício(リオデジャネイロ – RJ州):小売店舗。

7)FACAMP(カンピーナス – SP州): カンピーナス私立大学(Faculdade de Campinas)が占有する教育用物件

 

アニャングエラ大学
 

 

これらからの賃貸収益が配当となってぼくの懐に転がり込んでいたのでした。ははは

しかし、これらの「優良物件」を購入するうえで、VIUR11の管理者は大きな負債を背負ってしまい。

設立当初、手元資金が不足している状態で不動産を購入するため、「戦術的負債」と言えばかっこいいのですが、借入(CRI:不動産債権証書)によって購入し、その後、証券取引所で投資口の追加発行(増資)を行って資金を調達し、その借入金を返済するという計画だった。

グランドセンター
 

 

ところが、ブラジルの金利上昇と、実物資産型リートの価格下落により、VIUR11は大幅なディスカウント状態(純資産価値を下回る価格)で取引されるようになってしまい。価格が「割安」な状態での増資は既存投資家の利益を損なうため、追加発行ができなくなり、ファンドは返済不可能な高コストの負債を抱えたまま「身動きが取れない」状態に陥いってしまった。債務水準はファンドの規模に対してい異常に高く、純資産の約 40~49% にまで達し。負債の多くは「IPCA(消費者物価指数)+固定金利(約5.6%〜6%)」に連動していたため、インフレと高金利の影響で、この負債を維持するためのコストが、賃料収入から得られる利益の大部分を「食いつぶす」事態に。

*念のため、数値は情報源によってばらつきあり

カンジド・ベニシオ及びDASA(同居)
 

 

2024年から2025年にかけて、VIUR11は負債の分割返済のためだけに、年間数百万レアルを支出する必要にせまられた。

結果として、VIUR11は、手元資金が逼迫し、市場価格も回復しない中で、運用会社は「資産を売却しなければ、最低限の配当金(分配金)の支払いを維持することすら困難になる」状況に陥いり。やむなく、そもそも7件しかない物件の6件をよその会社(TRXF)に売りはらい、FACCAMP大学のみが寂しく手元に残る、という事態になり。

FACCAMP大学 https://www.youtube.com/watch?v=Sbd4UNcdy4g
 

 

売っぱらった結果どうなるかというと

負債の返済: リスクが軽減され、配当(分配金)を「食いつぶしていた」分割返済が終了。

売却益(キャピタルゲイン): 利益分は配当金として分配。

物件取得コストの回収 :元本相当分は「投資口の償還(Amortização)」として分配され、投資家の取得簿価(平均取得単価)を押し下げる。

手元現金の留保(キャッシュリザーブ) :ポートフォリオに残る唯一の物件の運用や修繕、将来のリスクに備えるための安全資金とする。

超重要ポイントは、売却による利益の分配は「配当」。物件の元本の払い戻しは「償還(Amortização)」。であり、上記の「元本相当分」はまさにもともと投資家が投資した金額を単に払い戻ししているだけなので要注意である。

そして、利益分配だのと威勢のいいことを言ってはいるが、その前に今回の騒動の原因となった負債を支払わなければならない。

ものすごく簡素化すると

6物件をとにかく叩き売って現金化→これで負債を解消→この間に元本の償還や売却益が発生すれば株主に送金

ということであり、実際償還などは一時的には多額の金額が株主に送金されるが、これにだまされると、すべてのオペレーションが終わった後には「単一の物件しかなく、負債も支払い切れていないクズファンドとなったVIUR11のみが手元に残る」ということになってしまうのである。

事実、2025年12月度の運用報告書(2026年1月初旬公開)において、VIUR11は次のように明言しており。

「VIUR11の月次分配金を2026年12月まで停止することを通知した。この決定は、ポートフォリオの主要物件売却に伴う財務および会計上の影響によるもの。」

根拠と理由:

キャッシュフローへの影響: 7物件中6物件を売却したことで、ファンドは即時的な賃料収入の大部分を失った。

投資口(株)による決済: TRXF11からの支払額の大部分は「現金」ではなく、TRXF11の「株」で支払われた。つまり、通常の月次配当として分配することはできず、売却するか、あるいは「償還(Amortização)」という形で投資主に引き渡す必要がある。

負債の引き継ぎ: 残りの金は、負債(CRI)を買い手側に移転させることで決済された。これによりバランスシートは健全化されるが、投資主の手元に即時現金が入るわけではない。

保証留保金: 今後数ヶ月間のテナント関連のトラブルに備え、約4,900万レアルを「保証留保金」として維持する必要があり、これが分配金の支払いを制限している。

結局、大動乱が見込まれるVIUR11を持っていてもしょうがないと判断し、1月2日に市場が開いたところで全額売却し、AAZQ11という農業ファンドに買い換えました。DYは実はAAZQ11のほうが高いので、決して損なオペレーションではなかったのですが、ぽけっとしていたらあやうくVIUR11は無配当のジャンク株化していたところ、胸をなでおろしています。

AAZQはCRA(アグリビジネス収益権証券)を中心に投している債権投資型のファンドです。写真はイメージ。https://s1.static.brasilescola.uol.com.br/be/2020/09/agronegocio.jpg
 

 

今の時点に至ってVIURを売却していないのは、単にぽけっとしているか、あるいは当面発生可能性のある多額の償還を手に入れた次の瞬間ドロンを狙う札付きのハゲタカかと思います。

さて、ブラジルの場合、株主に対して、悲劇が現実化する前に、表面上はかっこよく「転身です」なんて書いているが、注意深く読めば、「退却」どころか「壊滅だ」とわかる情報をちゃあんと株主に出してくれるのだった。

日本は、償還と配当をごっちゃにしたタコ足配当の製品をまことしやかに消費者に押し付けたりしていないでしょうか。

日本の皆さんには関係ないようで、資産運営のポイントが詰まった事件と判断して、今回投稿しました。ご参考になることを願っています。

*投資は自己責任で。

 

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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大ウソつきジェミニ

最近、いつでもどこでもお手軽にジェミニ。でも、ものすごく信頼できるような回答に見えて、実は。。。というのも散見するので、今回そういう珍回答について特集してみました。

どきどき https://course-net.com/blog/apa-itu-gemini-ai/
 

 

◎宿命の天中殺

50年も生きていると、あの時この時、気が付けばいろいろな無料サイトで天中殺をしらべたりしており。昔は手計算なので間違いとかもあったのですが、近年ではサイトのアルゴリズムもしっかりしてきて、ぼくの天中殺は以下で一致しています。

「午未天中殺の生年天中殺」

サイトによっては、ほかにも「互換中殺」「生日中殺」がでてるよ!と親切に掘り下げて教えてくれるところもあり。

よしよし、ジェミニでこうした生年だの互換だのについてどんな事を言うか調べてみよう。

そこで以下質問しました。

「西暦XXXX年X月XX日午前4時、埼玉県朝霞市生まれの男性です。どの天中殺になるのか、宿命天中殺があるかを教えてください。」

あれ午前4時はいらなかったっけ、まあいいや。

ジェミニの答えは

◎「あなたの天中殺: 戌亥(いぬい)天中殺」

◎宿命天中殺の有無: 宿命天中殺はありません。

 

えつ、あつ、あれ?

これって、新暦(太陽暦)と旧暦(大陰暦)を間違えているんじゃね?

どきどき占い師さん。算命学は水晶占いじゃないけど(IllustAC)
 

 

 

質問を追加

「旧暦をもとに、どの天中殺になるのか、宿命天中殺があるかを教えてください。」

ジェミニの答えは、再び

◎「あなたの天中殺: 戌亥(いぬい)天中殺」

◎宿命天中殺の有無: 宿命天中殺はありません。

 

なぜこの結果になったか?ジェミニいわく

◎「旧暦(太陰太陽暦)は、「月(太陰)」の満ち欠けを基準に日を数える暦法ですが、四柱推命や算命術などの占術で用いる「天中殺」は、「太陽」の運行に基づく干支暦(節月)で算出するため、旧暦(太陰太陽暦)の日付で占うことはありません。」

 

という、なんか断定的で納得できないですよねー。

そうだ高尾学とか学派の基準で計算せい、とすればちゃんとした結果が出てくるじゃね?

新たに質問

「高尾学あるいは朱子学による計算ではどの天中殺になるでしょうか。宿命天中殺はあるでしょうか。」

ジェミニの回答は。。。

◎「天中殺の基本的な計算方法(どの天中殺になるか)は、高尾学でも朱子学でも共通です。」

これは御意。でも次の回答が。。。。

◎「お客様の属する天中殺は、辰巳天中殺 となります。宿命天中殺(生年・生月天中殺)の条件は揃っていません。」

 

わあああ?また別の天中殺がでできたあああ?

この時点で何が正しいのか全く分からなくなり。

しゃあねえ別の無料サイト複数で計算してみよう、となり。

その結果はこちら

https://sanmei-stock.com/category/basic/tenchusatsu/fate/#google_vignette
 

 

やっぱり、「午未天中殺の生年天中殺、互換中殺、生日中殺」

でした。生日とか互換とかはサイトによってあったりなかったりですが、午未であることは間違いないのだった。

ははは。あーよかった

 

戌亥だの辰巳だのという結果を出すにあたって、ジェミニは「日干、新暦」にこだわっているらしい。

占い好き、プロ占い師の素敵女子読者の皆さん、この辺についてなにか補足情報、おもしろ情報ありましたらぜひコメントとかメールください。

 

 

◎B-29

上記は占いというかなりな専門知識がないと。。。というお話ですが、ぼくでもわかるよ~ん、という実例を提示します。というか、飛行機オタクだったら有名な事実についてです。

Pixabay無料
 

 

質問「アメリカがソ連にレンドリースした飛行機は、戦後どうなったのでしょうか」

回答として、ソ連が約束を踏み倒してアメリカに返さなかった。勝手にスクラップにしてアルミ材として使った、またはソ連の技術革新のための教材として使った、というような答え(念のため、一字一句同じではない)から続いて、問題の一文が。

◎「2. 技術研究と複製

最も重要な例外は、ソ連が自国の兵器開発のために供与機体を技術研究に使用したことです。

B-29の複製: 特に有名な事例は、米国から供与されたB-29爆撃機です。故障などでソ連領内に不時着した4機が分解・徹底的に研究され、その技術がソ連初の戦略爆撃機であるTu-4(「ブル」というNATOコードネーム)の完全なコピー生産に繋がりました。」

あたかも当然な事実みたいで、ああそうだよね、と思わず読み飛ばしそうになるのですが。ちょっと待った!

「米国から供与されたB-29爆撃機」

あれれ?B29なんて秘密兵器中の秘密兵器で、特にソ連なんて「明日の敵確定」の相手に供与なんてしていないよね?

だからこそ、ソ連領内にB29が不時着したとき、ソ連は大喜びで「日ソ不可侵条約」を口実にアメリカのクルーをひっとらえて拘束し、もちろん金づるの大事なお客さんなので丁重に扱ってアメリカに返したが、機体自体はちゃっかりくすねてリバースエンジニアリングし、ジェミニの回答にもあるとおりTU4という、本物かとまがうレプリカを作りだしてしていたのだった。

なお、こいつはソ連製のエンジがなかなか優秀で、本家のB29よりも高性能だったかも?だそうです。

あとでジェミニに聞いてみよう。

そうだジェミニでした

問題の一言は「米国から供与されたB-29爆撃機」、ということで更問:

「上記で「米国から供与された」とありますが、事実でしょうか」

するとあっさり以下の答えが来ました。

◎「いいえ、「米国から供与されたB-29爆撃機です」という記載は事実ではありません。

正確には、レンドリース法に基づき供与されたわけではなく、日本への爆撃任務中にソ連領内に不時着または緊急着陸した4機のB-29を、ソ連が無許可で押収し、研究・複製したものです。これは以前のご回答で述べた通り、私が前の応答で「供与された」と誤って述べてしまった箇所があり、誤解を生んでしまいました。大変申し訳ありません。」

TU4 パブリックドメイン
 

 

いやいや別に謝る必要はないんですよ、重要なのは事実の確認ですから。。。。

処罰だのなんだのの方向に血道をあげるのではなく、大事なのは無数の情報のなかから有用なものを見つけ出すことであって、その過程で必然的に生じる、こうした「勘違い情報」が発生することをゼロにしようとしたら、前向きな探求はそこで止まってしまいます。

というわけで、どんどん間違えろジェミニ!でも、間違えたら、すぐ修正してね。

 

B29についてはすっきりしました。

問題は天中殺計算のほうで、こうした、計算式のクラィテリアによって結果が大きく変わってしまうものを、ジェミニなりの計算方法に固執して修正に応じない、あるいはさらに迷走するというのはゆくゆく重大な結果を招く可能性があり。

でも、これにしても問題はジェミニではなくて、ジェミニと対話する人間が、ちゃんとジェミニをリードしなければならない話なんですよね。

幸い、人間はまだ「AIを飼いならす知見」を持っているようですね。といって、シンギュラリティだの、遠からず人間のほうが機械に飼われる時代がやってくるでしょうが。

そんな恐ろしい時代が来ても、経済的自由を達成した人は機械に支配されないで済むそうです。

要するに、世の中すべて金ですねえ。

というわけで、経済的自由を達成するために、みんなで、楽しくてためになるホームページ「アーリーリタイア・軽飛行機で空を飛ぶ」を精読しよう!

はいすみません

ではでは

 

 

 

Posted by 猫機長
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2025 年の不労所得総決算

今回の記事は、例によってふむふむ難解・難読の書です。でもおしゃれな挿絵をいっぱい入れたので、素敵女子の皆様もスルーしないで、いいね!してね!

投資女子やセミプロ投資あんちゃんには重要情報と理解します。数字は目安、アバウトなのでご了承お願いします。

*今回の画像出典はすべて

です。

 

 

ブタ野郎がトークン発行で私腹を肥やす一方、アメリカ全体ではシャットダウンで機能不全にというお粗末な2025年も終わり。

ビットコインは2024年末には10万ドルへ「躍進」していたくせに、半減期サイクルでは今年が「大爆発」にならず、2025年末には8万ドルへ後退というそれこそ「お粗末な一年」でしたねー一方で為替や金利など、海外(ブラジル)在住者にとっては年度後半からドル安、現地政策金利高どまりの、安堵の一年でした。

さて、このブログはお題も「不労所得」なので、この「破壊の後のじれったい一年」で、なけなしの資産がどうなったかについて、いつも「いいね!」いただいている素敵女子やナイスガイたちに開示するのでした。

2023年から今年にかけての変動はこんな感じ。数字は基本、現地通貨です。

あと、Santander銀行に債券投資がありますが、こちらは給与所得をぶち込んでおり、不労所得ではないので考慮外にしました。

①金融資産種目
2023年

12月31日
2024年

12月31日
2025年

12月31日

債権(Itau銀行)
777,000.00
777,000.00
780,000.00

金地金
71,000.00
130,897.00
192,347.50

リート+ETF(Santander)
3,165,916.10
3,384,298.00
3,819,845.00

リート(Itau)
245,613.58
213,603.14
293,347.45


4,259,529.68

@29.01=

123,568,956円
4,505,798.14

@25.42=

114,537,388円
5,085,539.90

@28.44=

144,632,754円 

労働保険(FGTS)
398,054.58
         437,000.00
483,091.33

総計
4,657,584.26
4,942,798.14
5,568,631.20

円額換算
@29.01=

135,116,519円
@25.42=

125,645,928
@28.44=

158,371,871円

➁投資用不動産等
700,000.00
850,000.00
850,000.00

①+➁(現地通貨)
5,357,584.26
5,792,798.14
6,418,631.20

①   +➁(円額)
@29.01=

155,423,519円
@25.42=

147,252,928円
@28.44=

182,545,871円

*U$1.00 = R$5.52

ここで注目は、まず①の純然たる金融資産の残高。

2024年12月はR$4,942,798.14

2025年12月はR$5,568,631.20

現地通貨ではまあ順調な増加。レアルの対円レート回復で1.5億強を突破し、安堵。

2025年についてさらに掘り下げます。

毎月の配当や金利のうち、再投資できた金額が毎月平均でR$33,502.00なので、一年ではRS402,024.00を再投資した。

したがって

2025 年末における①金融資産の元本から配当の再投資分を除いたがんらいの元本の金額は(R$5,568,631.20―RS402,024.00)=R$5,166,607.20

すなわち、配当を除いた元本のみの増減でみると

2024 年12月実質R$4,588,834.14から、2025年12月のR$5,166,607.20へ、12.59%増加。月当たり単純に1%の打率で、これはブラジルの政策金利が年間15%という未曽有(に近い)高金利だったことが好影響となった。

 

 

2024年10月以降、ブラジルの政策金利が急騰して、投資の主体を占めているリート元本が大暴落したが、今年は、金利は高止まりしつつもリートが回復といううれしい展開になった。

下図で、2024年末と2025年末を比較。

Fundos Imobiliariosすなわちリートが2024年は-7.08%の下落だったのか、高金利を織り込んで2025年は+12,44%の上昇。

ETFすなわちビットコイン+イーサリアムのETFが2024年に+155.79%の爆発的上昇したが、2025年は-21.77%と情けない下落。

Acoesというのは株という意味ですが、ここでは株ではなく、農業リートです。22024年は微妙に下落したが、2025年はこれを補って余りある上昇。

 

 

さて。

元本価格すなわち株価の一株(リートは一口)当たりの時価が回復傾向にあり、一方でDY(配当利回り)が高止まりなので、まだまだ株やリートを買いこむ好機であり、2026年なかばまでは草刈り場というか、どこまで買い下がることができるかという状況。

 

 

ここまでは元本のおはなし。

実はそれより毎月の配当の方が重要です。

というわけで、2023年から2025年の配当及び金利すなわちこれこそまさに純然たる不労所得については以下の通り

*注意:以下は、生活費とかを除いて再投資した金額なので、念のため。

*2024年の金利収入は、ブラジル政策金利の低下を受けて減少。と思っていたら年末に急上昇。幸い2025年では順当に債権金利に反映して救われました。

 

2023年

(@29.01)
2024年

(@25.42)
2025年

(@28.44)

リート配当(1か月平均)
R$21,014.00
R$23,677.00
R$27,002.00

債権金利(1か月平均)
R$6,000.00
R$5,750.00
R$6,500.00

1か月あたり計
R$27,014.00
R$29,497.00
R$33,502.00

1年分総額
R$324,168.00
R$353,964.00
R$402,024.00

1年分総額(円換算)
9,404,113円
8,997,764円
11,433,562円

 

ちなみに、毎月955,477 円ということで、ベンチマークとしている毎月30万円をこえることができて一応安堵。現地通貨において、今年のインフレ(IPCA指標)が4.46%だったので、昨年の月間R$29,497.00X1.0446=R$30,812.57を超えており、超えたR$2,689.43=76,487円づつ毎月収入が増えたという事になり。さあ多いか少ないか?

 

なんか数字ばっかりでこんがらかっちゃった?ので、ごくおおざっぱに、まとめてみます。

総資産の時価評価額:インフレを差し引いてざっくり1.06%の増加。(6,418,631.20X100÷6.051,156.93)

不労所得(再投資可能分):インフレを差し引いて1.08%増加。(33,502.00X100÷30,812.56)

ううむこの2行がコアですが、ここまでたどりつくまでにくたばりました。

 

 

というわけで、結論として、不労所得、元本ともに何とか微増しているから、まあいいかと、安堵しています。

2024年時点での結論と、2025年の感想について比較し、結びとます。

◎2024年:共産主義者の懲役野郎ルーラが大統領という状況では、いつかは避けえなかった金利高暴騰ではあるが、それが意外な時期に爆発して、リート元本が大崩れになったところを、ビットコインETFが下支えして、金融資産総体としては横ばい状態でしのげました。2025年は、どこまでビットコインが上がってくれるか?かつ、どこまで金利高を利用して安くなったリスク資産を買いあさることができるか?なかなか勝負の年ですねー来年のいまごろはもっとのんびりできていることを祈っています。

◎2025年:共産主義者の反動政治は続き。幸いマドウロやプーチンと同盟を組むには至っていないが、ボルソナロをブタ箱にぶち込むことで復讐を果たそうという低次元の政争に血道をあげている一方、米国に倣ってビットコイン準備金構想も動き出すなど、ルーラは(ボルソナロも)クズだが、ブラジルでも頭のいいやつはいることが救いです。未曽有の高金利政策は続き、リートを買いあさる草刈り場は2026年中盤まで続く模様。意外と円安が進んで、現地通貨生活者はほくほく、安堵の年になりました。ビットコインがほにゃららだが、もしかして4年サイクルが消滅し、2026年は未曽有の大爆発になるかも?まあならなくても失うものもないので、にやにやしながら待つことにします。

*知らないうちに、マドウロは捕まっていました。ははは(1月3日追記)

 

 

ではでは。。。

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実用化された無尾翼機カットラス

ふつー、戦闘機というとこんなのを思い浮かべると思います

彩雲  https://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/cl-pln/saiun.html
 

 

戦闘機じゃないぞ!というアプローチではなく、飛行機工学の見地からご確認ください。

すなわち、胴体と主翼、そして尾翼がセットになって、飛行機を形作っています。

主翼が揚力を生み出す一方で、尾翼が、まっすぐならまっすぐ、宙返りなら宙返りで、飛行機がパイロットの思う通り飛行するためのバランスをとり、舵として作動しています。

尾翼の開発によって、鳥に比べて限りなくとろい人間でも、なんとか飛行機を操り、空を飛ぶことができるようになったのでした。

飛行機の黎明期は、尾翼って、なんてすごい発明なんだ!うるうる。。。と感動していたのですが。

そのうち、尾翼がエンジンパワーの相当な部分を食ってしまっていることに気づき。

だいたい「有害抗力」の20%から50%が尾翼によって生まれているらしい(全翼機の世界(全翼機とは?))。

上の写真の彩雲ですが、登場したてのころは

「ワレニオイツクグラマンナシ」

と戦闘機を振り切るハイスピードでしたが、そのうち、とろいグラマンではなく、本当に早いP51が投入されてくるようになると、あえなく叩き落されるようになってしまった。

もし、彩雲の尾翼をブチ切って「有害抗力」の20%が減少できたら。。。。

ドイツは、実際に尾翼をブチ切った飛行機の開発に成功しました。

その名も「コメート」

Me163  https://vintageaviationnews.com/warbirds-news/replica-messerschmitt-me-163-komet-to-fly-in-germany.html
 

 

https://reviews.ipmsusa.org/review/kagero-top-drawing-1173-messerschmitt-me-163-komet
 

 

ただ、垂直尾翼は取り去ることができなかったほかに、水平尾翼をもいじゃってもまだエンジンパワーが足らず。小さくした胴体にパイロットを危険な腐食性・爆発性に満ちた燃料といっしょくたにして押し込んでしまったため、上空で発火(被弾や、単に故障による火事もある)すると、パイロットもろとも、文字通り流れ星のように燃え尽きてしまうという恐ろしい飛行機だったそうである。

それでも、無尾翼機が実用として多数配備されたという事実は快挙であり。

あとは、「コメート」みたいに、「星になったパイロット」を量産しないで済む、もちっと安全なのができないかなーというのが課題になった。

第二次大戦でドイツを踏みにじって、「コメート」とかの技術をネコババしたアメリカで、無尾翼機の決定版みたいなのが生まれました。

それが「カットラス」

よりによって艦上戦闘機である。

なかなかかっこいいF7Uカットラス https://asasdeferro.blogspot.com/2018/01/vought-f7u-cutlass.html
 

 

http://onami.blue.coocan.jp/models/gall/f7u3_f72.html
 

空母という、とても滑走路とは呼べない、ただのカマボコ板に離発着しなければならない艦上機というのは、多少スピードが遅かろうが安全に「カマボコ板」に降りられるような優れた着陸性能がなければならないのである。

カマボコ板 https://kamabokoita.com/sugi/
 

 

それは、すなわち、スピードがどんどん下がり、高度もぐんぐんと下がっていくという、飛行機にとっては一番苦手な場面でも、パイロットのコマンドのとおり素直に動いてくれなければこまるということであり。

どんなでかい飛行場でも着陸はやばい瞬間なのです。が、よりによって、カマボコ板ですよカマボコ板。

しかし、狂ったアメリカ海軍は、カマボコ板用に、よりによって無尾翼機を配備してしまった。

くどいかもしれないですが、飛行機を安定させるための必須装備である尾翼を引きちぎり。主翼だけで「エレボン」だのなんだのというふざけたごまかしでお茶を濁したため、いったん空に上がっちゃえば何とかなったが、離着艦となると。。。という恐ろしい飛行機になってしまいました。

この飛行機を作った会社が「チャンスボート社」

あれ、どこかで聞いたような?

はい、F4Uコルセアです。

海賊F4U
Oren Rozen, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons
 

 

このブログの読者の方ならもうお分かりと思いますが、いろいろな記事で何度もこき下ろした通り、このF4Uという飛行機はクズです。

クズ過ぎて、艦上戦闘機のくせに、空母に乗せられるようになったのは大戦末期である。

問題は、艦上戦闘機では絶対やってはいけない「超大馬力エンジン、巨大なプロペラに、主脚を何とか短くできるように逆ガル翼」という3点セットを盛り込んでしまい。

エンジンとプロペラはものすごいPファクター(乱流)をもたらし、それだけでも狭い空母に着艦なんて至難なのに、コクピットの場所が後ろすぎて前が見えず。極めつけは、逆ガル翼が、低速旋回中など、風が翼に当たる角度によっては下向きの揚力を発生させたりして、横転・大破の大事故続出だったらしい。

http://seafurry.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/f4uf4u-30ef.html
 

 

敵との空戦以前に、着艦事故で大量の後家さんを製造してしまったF4U。

チャンスボート社は、この教訓を深く胸に刻み。

やっぱり離着陸が困難なF7Uカットラスを量産したのでした。ははは

海賊F7U https://www.historynet.com/modeling-vought-f7u-3-cutlass/
 

 

 

要すれば、とにかく空の上での性能が良ければ、あとはどうでもいいやあ!という教訓を学んだということなのだろう。

さてF7Uです。

三面図 https://tr.pinterest.com/pin/485051822378345712/
 

 

 

なんか、上から見たら、「コメート」のコピーに失敗し、垂直尾翼を2枚にするしかなくなった、みたいにしか見えないのはぼくだけでしょうか?

もひとつカットラスの写真

駐機時はこんな感じ https://www.history.navy.mil/our-collections/photography/numerical-list-of-images/nhhc-series/nh-series/Other/K-20587.html
 

 

なんか、ノーズギアが長すぎておばけなんですけど。。。

無尾翼機なのでフラップが装備できず。フラップがないのであれば迎え角を大きくするしか離着艦時の低速で飛ぶことができなくなってしまったので、地上にいるときからこんな感じでひっくり返りそうな機首上げ状態にするしかなくなってしまったのです。

でも、そうしたら今度は前がみえなくなってしまった。

仕方なく、操縦席をできるだけ前に出して、しかも上の方に突き出した感じに設置。

コックピットが機体に埋め込まれた感じのF4ファントムhttps://www.aviationgraphic.com/aviation-lithographs/78-f-4c-phantom-ii-oregon-ang-jp-1006.htmlと、
ぶざまにつきだしたカットラスhttps://mapsairmuseum.org/vought-f7u-3-cutlass/
 

 

結局、努力して空気抵抗を増しているのか?みたいになってしまったのでした。ははは

なんか、前が見えん、コクピットをいじれとか、F4Uの時代からぜんぜん学習してないじゃん。。。。

結局、着艦時にギアが折れたあ!とかの事故が多発したらしい。でも、どのくらいの数が壊れて、どのくらいの人間が4んだかとかの情報は出てこないんですよね。

結局、ちゃんと尾翼のあるまっとうなF8戦闘機に交代する形で退役しました。

F8戦闘機 https://warhistory.org/@msw/article/f-8-crusader
 

 

それでも、320機が生産されて、1954年から1957年の3年間、最前線に配備されたわけであるから、使いにくいなりに役に立つ飛行機ではあったのだと思います。いったん空に上がってしまえば、「速度性能は同時期の他の機体と比べても一段高いもので、アメリカ軍艦上機の最高速度記録を更新している(Wikipedia)」と、最先端の飛行機だったことは疑いのない事実と理解します。

あと、F7Uを擁護するとすれば、現在大量配備されているB2爆撃機がコンピュータ制御のずるっこで安定を保っているバチモンなのに対し、F7Uはいちおう機体のエアロダイナミクスだけで静的安定を達成しているという点は評価すべきと考えます。

いまどきのバチモン、B2爆撃機 https://www.airway.com.br/eua-usou-bombardeiro-invisivel-para-atacar-estado-islamico/
 

 

独特の形状から、マニアには大人気の飛行機。操縦しろ、といわれても遠慮しますですが、SF映画みたいな、ぶさかわの、楽しい「傑作機」と思います。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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プラットフォームを脱出だ!

こないだ、現代日本をそのままカリカチュア化したんじゃね?というような、へんな映画を見ました。

その名も「プラットフォーム」及び「プラットフォーム2」
出展:相関図あり『プラットフォーム』ネタバレ考察・解説|気持ち悪い映画の意味とは – モヤシネマ
 

 

例によって、Wikipediaから、まず第1作「プラットフォーム」のネタバレ(要約)です。(プラットフォーム (映画) – Wikipedia)

「“穴”と呼ばれる場所の48層で目覚めたゴレン。牢獄のような部屋には中央の天井と床に四角い穴が開いており、上下にも同様の部屋がいくつも確認できる。

食事は1日に1度、浮遊する不思議な台“プラットフォーム”に乗せられた山盛りのご馳走が天井の穴を通って降りてくるが、上の層から順番に食べるため下の層になるほど酷い有様になっていく。 “プラットフォーム”は最下層まで到達すると上昇するが、高速すぎて飛び乗ることは不可能だった。1ヶ月が経つと部屋の住人2人は階層が変更される。

部屋替えによってゴレンは骨の1本すら残らない171階層に送られてしまう。同室者に拘束されたゴレンは、非常食として太ももを切り取られそうになるが、逆に同室者が殺害され、その死体に群がる虫で飢えを凌ぐ。

最下層が250層だと予想したゴレンは“穴”のルールを変えるため、武器を持って“プラットフォーム”に乗り、下りていった。

予想を超えて到達した333層には幼い少女が息を潜めて隠れていた。

333層の下は明かりのない巨大な空洞で、そこが“穴”の最下層だった。ゴレンが“プラットフォーム”を降り、“メッセージ”として上っていく少女を見送ったところで物語は終わる。」

 

要すれば、牢屋の話ということである。

その牢屋は、2人の相部屋で、ど真ん中が四角くぶちぬかれた穴になっており、ここに食い物を乗せた台すなわちプラットフォームが上の階から下の階まで下りていくという設定である。

https://note.com/maro4716/n/n06e6fe18866b
 

https://www.filmaffinity.com/ve/film675103.html
 

 

この設定をみれば、この映画が現代社会の戯曲化だということが一発で分かってしまうと思います。

「食い物(金)」が上流階級から順に食い荒らされて、下層の住民は文字通り飢え死に。

スペイン人が作った映画らしく、カラっと明るい比喩ですねえ。

 

さて、特に産業革命このかた、世界中で資本主義批判が展開されてきました。

有名なのに、下の絵画があります。

https://sekainorekisi.com/glossary/%E8%B3%87%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A9/
 

 

上の絵では、一番上にお金の詰まった袋が描いてありますが、映画の方はこれが「プラットフォームいっぱいのごちそう」ということである。

上の絵(1911年)から今日(映画)まで、どのような変遷があったかというと。

1900年代初頭は、王侯貴族や僧侶、労働者階級と社会階層が分けられており。経済以前にそもそも身分による差別が公然と存在していた。お金は上の階層から下の階層まで順次中抜きじゃなかった間引きされてゆき。最下層は、他の階層に比べても著しく悲惨な状況になっていた。

現在は「一億総中流」ですが、実態はやれマス層だ、やれアッパーマスだと、映画でいえば「0階」から「333階」まで身の毛のよだつ「機会の格差」をもがき苦しんで上下している。王侯貴族は、いることはいるけど希少種になり、ほとんどは「中流」と見えて実態はすなわち一番下の労働者層なのである。くどいけれど、上から下まで、社会的には同じ下層階層に属する現代人が、物理的に生存を左右する、垂直配置のセルに不作為に放り込まれ、一か月ごとにこれも不作為にシャッフルされるという設定になっている。

このへんで、この映画から感知することのできる現代社会の恐ろしいからくりが明らかにできると思います。

つまり、1900年当時は「上流階級から搾取される貧困層」だったものが、現在では「一般市民同士で互いに搾取し合う」に転換されてしまっていたのだった。

救いようがないですねえ。めでたくなしめでたくなし。

というところで、映画は終わってしまいました。ははは

何がはははだ!こんなおちもへったくれもない終わり方をする気か!ボコるぞ猫機長!

いやいや、ちゃんと映画の方でも「資本主義の歪みをどうぶち破るか」を提示する続編を作っていたんですよ。

https://psy.su/feed/6036/

Preço do boi gordo, bezerro, milho e soja em julho, de 2018 a 2024


 

 

というわけで、「プラットフォーム2」です。

牢屋の管理者は、囚人たちの階層は不作為に毎月シャッフルするという規則の他にも、破ったら抹殺だ!という恐ろしい規則を多々作っており。

例えば「宵越しの金は持ってはならない」じゃなかった「食べものをしまっておいて後で食べようとしてはならない」というのがあり、それをやろうとすると、たちまち牢屋がすさまじい高温になり、黒焦げにされるか、その逆に凍り付いて凍死か、という、黒電話頭野郎も真っ青の無慈悲な鉄槌が下されてしまうのでした。

いっぽうで、囚人同士で食い物を奪い合おうが56しあおうが、その辺は管理者側は気にもかけないのだった。

この点に気づいた囚人たちが、「プラットフォーム2」ですべての囚人が生き残れる妙案を思いつき。

念のため、「プラットフォーム2」の方が「プラットフォーム」より時系列では前、昔の話なのですが、こんがらかるのでそこは不問にしておきます。

さて。

そもそも、プラットフォームに乗っている食べ物は、囚人の一人一人が管理者側に要望したものが載せられてきている。

つまり、囚人全員分の食糧が載せられており、一人一人が自分の要望したものを食べて、ほかの人のものを荒らさなければ、自動的に全員にいきわたることになっていたのだった。

ははは

このことに気づいたグループが「ロイヤリスト」を結成し。ダギン・バビというリーダーのもと「自分の食べ物だけを食べましょう」という規則を囚人全員に徹底させようと行動を開始。

富農による寡占を排斥したコルホーズ(集団農業)推進のポスター。パブリックドメイン
 

 

こうして、みんな平等に自分の分け前にありつき、みんなが共生できる社会ができました、とはならず。

約束破りが続発。

「同士諸君!規則を破る不穏分子は処刑だ!」「規則(正義)のためなら、女子供もぶち56せー!」と、黒電話頭の野郎も戦慄するような恐怖政治に転換し。

映画では、「バルバリアン」という反乱勢力があらわれ、血で血を洗う抗争に発展し、無政府状態に学戻りしてしまいます。

要すれば、資本主義のゆがみをコミュニズムで解決はできませんよ、という、人類が血まみれの歴史で得た教訓が、スペイン映画らしくカラっと明るく提示されていて、安堵しました。

映画自体は、やっぱりどうとでも取れる終わり方をしており、だからどうなの?という感想になってしまいますが、そんなことより、映画が明示した恐ろしい「資本主義のゆがみ」について、「このまま目を背けていたら死ぬかも?」というメッセージが重要であると理解。

コミュニズムが解決できないなら、どうすればいいのか?

もう一度、映画における「階層」の画像を掲載します。

 

 

あたかも、無数の階層があるように見えますが、その実は「社畜」というただ一つの「社会層」が「333階の牢獄」の中で互いにつぶし合っているだけだった。

つぶし合いしかない牢獄が唯一の世界だと思っているから、いつまでも牢獄につながれた生活になってしまうのです。

要すれば、牢屋なんて脱出すればいいだけの話なのであった。

狂ったか猫機長?脱出なんてできるわけないじゃね?

いやいや、映画では脱出不可能ですが、現実世界では「経済的自由」というものを達成することができるのです。

映画では、お上から降ろされてくる食い物を必死になって食つなぐ生活であり、現代人も会社だの社長(お客様も含め)だのからお恵み頂く給与とかで食いつないでいますが、働いて、その報酬をいただくという人生がすべてだと思うから「食い物すなわち労働所得」に依存し脱出できない「無期懲役(生涯現役)」になってしまうのです。

映画の囚人たちは、プラットフォームの食糧に生死を握られていましたが、現実世界の我々は労働所得以外の「不労所得」によって自由を得ることが可能です。

3000字越えで終了。最後はかなり強引になってしまいましたが、本稿に出会った皆様は、楽しくてためになるHP「アーリーリタイア・軽飛行機で空を飛ぶ」を熟読いただき、経済的自由を達成されんことを願っています。ははは

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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エンジンフードのお話

人間生きているといろいろな目にあい。ポルシェ356Aのいいかげんなレプリカに乗っていますが、ブレーキが壊れて「4ぬかと思った」みたいな体験もしながら、あちこち修理して乗っています。

ほかにもエンジンをほとんど再製造する羽目になったとか、電気部品が壊れてはてしないエンコが続いたとか、そのたびになんとか修理して、やっとまともに走ってくれるようになりました。

ブレーキ故障についてはこちら→「4んだかもしれん」

エンジンについてはこちら→「オイルだだ洩れ」

電気部品についてはこちら→「えんこ」

なかなかかわゆいポルシェ
 

 

さて。

いいかんじにエンジンとかが動くようになったら、それまでは目につかなかったところが気になるようになり。

それが「エンジンフード」

かぶと虫とポルシェのエンジンフード
 

 

リアエンジンなので、エンジンフードも後ろです。
 

 

かぶと虫はフードのそのものの外側に取っ手と鍵があり。ポルシェの方は車内からレバー(ケーブル)で開閉するタイプ。ドロ(悪人)に対する安全性や見栄えはポルシェの方がいいけれど、メンテンナンスが大変なのだった。

ぼくの乗っているレプリカは車体全体の作りこみがいい加減で、本来ならば鉄板一枚のエンジンフードが、無駄に分厚いFRPでごまかしたため、それほど大きくはないパーツなのに、機動隊の盾もびっくり、それこそ金庫のドアみたいにずっしりとなってしまいました。

そのエンジンフードを、やれ電気系統だやれキャブレターだ、とひっきりなしに開け閉めしていたため、ロック機構を引っ張るケーブルが切れちゃいました。

しかたなしに、これもぶちぎれて使用できなくなっていた廃品のアクセルケーブルで代用していたのですが、メカニカルは一巡して修理完成したので、いよいよこっちも。。。と、勇躍部品屋さんに向かい。

 

むりやりアクセルケーブルで代用していました
 

ポルシェと言っても部品はほとんどかぶと虫。でも、上で書いたとおり、かぶと虫は直接エンジンフードの取っ手で開閉なので、こちらはかぶと虫派生の「VWブラジリア」のトランクフード用のケーブルを流用していました。

ブラジルでしか生産していなかった「ブラジリア」
https://motortudo.com/volkswagen-brasilia-1976-lideranca-absoluta/
 

 

ケーブル https://soccolbarbieriecialtda.mercadoshops.com.br/MLB-3770142954-cabo-capo-vw-brasilia-completo-1714-_JM
 

 

さて、ケーブルを購入したはいいが、この先端にねじ止めする取っ手というかボタンを購入しようとしたら、あれ品切れじゃん?

仕方なく、部品屋のおやじといろいろねじの直径が合うやつを探し。

ライター用のボタンになっちゃいました
https://www.bunnitu.com.br/menu-de-carros/fusca/botao-do-acendedor-painel-vw-fusca-kombi-brasilia-variant-passat
 

 

なんかへなへなとたよりないボタンだなー、まあ作動には問題なさそうだからいいや。

さて、こうした旧車・怪車の部品を売っているような怪しい店の前には、ふつー流れ者の工員がたむろしており。酒を飲んだり、段ボール箱かなんかを机にドミノをしていたりするので、部品屋のおやじにちゃんと仕事できそうなやつを一人紹介してもらい。

部品屋の前で早速交換しました。

「Auto Pecas」が部品屋さん。駐車場に、勝手に車をばらしたりとか、思いおもいに流れ者のメカニックが、部品屋からのお客をつかまえてシノギをしています。
ちなみに、部品屋の左隣の「Puro Pano」は反物屋、右隣の「Otica」はメガネ屋です。
 

 

歩道の上に勝手に作業台をつくっているのだった。
 

 

さて、問題はケーブルではなく、ケーブルの先に設置したロック機構であり。

幸いこちらは交換する必要はなかったのですが、がちゃがちゃと調整すること2時間余、なんとかちゃんと開閉できるようになりました。

アルコールで拭きまくったけれど、まだライターの絵が残ってしまいました
 

 

これでなんとか開け閉めはできるようになったエンジンフード。でも、上で書いた通り、重い重いFRP製のまがい物なので、開けたはいいがとにかく重くて。。。と、つっかいぼうを入れておかないと開いたままの状態にできなかったのでした。

ポルシェ台無し。ははは
 

 

そこで、飛行クラブの管理人で、なんでも屋のお兄ちゃんに相談してみました。

おにいちゃんいわく、確かにバカみたいに重いが、うまく適切なダンパーをかませれば開いたまま維持できるじゃね?

そこで、1個余っていたコヨーテ(自家用機)用のダンパー(ドアの開閉用)を使い。フードの重さをうまく中和?できるような支点をブリキ板で自作して、てきとーにねじ止めしたら、うまくいきました。

軽飛行機コヨーテ
 

 

コヨーテのドアとダンパー
 

 

ポル公に試着してみたところ
 

 

ところで、上の方の写真の、空気取りいれ口グリルの中に写っている緑のへんな物体は何だ?

 

 

これは、雨がエンジンの電子部品(ディストリビュータ、Hallセンサー)に振りかかり、ショートを起こすのを防ぐための「水よけ」なのです。まあ傘みたいなものですねえ。

 

がんらいツインキャブだったエンジンを、整備の簡易さからシングルキャブに替えてしまったため、純正の「水よけ」だとキャブのフィルターに干渉してフードが閉まらなくなっちゃうので、そのへんの文房具屋さんで買ったプラスチック製のファイルバッグでいいかげんに空気取り入れ口に縛り付けておいたら、効果てきめんだったのでそのままにしていたのです。

でも、フードにダンパーを入れたりとか、ここまでくれば、この「水よけ」ももっとかっこいいのに替えたくなりますよねー

よしよしてきとーに自作してやろう。このていどならぼくでもできるよーん

新たなファイルバッグを購入。

透明ちっくなのが今回購入したもの。緑のは上の写真の「水よけ」材料と同じものです。
 

 

両面テープも使い。切ったり貼ったりしたら、こんなふうになりました。

透明のクリアファイルで、なんか高級ちっくになりました
 

 

 

 

その後、幸いオーバーヒートもなく、無事に走っています。

 

 

おまけ

エンジンルームに入り込んでDIYのじゃまをするクズネコ
 

 

ではでは

Posted by 猫機長
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F1戦闘機に見る日本の人権レベル

こないだようつべでなかなか興味深い動画を見ました

 

 

見ていて、いかにも日本の国の現状を象徴する内容だなあ、とちょっと残念だったので、ここで掲載しておきます。

F1というのは、支援戦闘機というカテゴリーに入る超音速ジェット戦闘機です。

という一行が、すでにこの投稿のコアを語っています。

まず、支援戦闘機ってなに?

きょうびの言葉でいえば、攻撃機、戦闘爆撃機になります。でも、この飛行機が作られた1977年だったかでは、まだまだ国民の軍隊アレルギーが強く。

この当時は、中国だの北朝鮮だのはそれほど強圧的ではなかったのですが、国民自体が「軍隊なんて許さん」という鉄の意志を持っており。すなわち空軍ではない航空自衛隊の、攻撃機や爆撃機ではない、支援のための飛行機という名称になったのでした。

海上自衛隊で軍艦といわず護衛艦、陸自で歩兵や砲兵といわずに普通科、特科というのも同じ理由です。ぼくは母が空襲を逃げまどい、とにかく戦争なんて嫌だ!と実感を持って語っているという世代なので、こうした認識はとても大切だと思っています。

自衛隊の前身、警察予備隊のバッジ。鷹ではなく、鳩です。
https://auctions.afimg.jp/s806702122/ya/image/s806702122.2.jpg
 

 

ただの言いかえではなくて、北朝鮮や中国、ロシアが攻めてこないための自衛隊(軍隊ではない)。そしてそのための普通科連隊や特科連隊だ!という概念は、日本人が戦争で悲惨な体験をしたうえでの重要な学びであり、継続維持すべきものと考えています。

一方、1970年代で、すでに国産超音速戦闘機を作れる技術力を日本は持っていたわけで。この辺は素直に賞賛すべきと理解。

さて、上記の2点だけだったら、日本もすごいね!という幸せなエンドになるのですが、このブログの読者の皆様はすでにご存じの通り、ここから怪しい展開になっていくのでした。

念のため、ぼくは日本や日本人をおちょくる気持ちは全くありません。でも、海外在住の移住者として、やばいぞ日本人!このままじゃまた戦前に逆戻りだぞ!という危惧について記載させていただきます。

さて。

この動画において、F1戦闘機の特色について述べられていますが、もとはT2練習機からの派生であり。T2超音速練習機という優秀な機体ではあるのですが、やはりいろいろな制約も生まざるを得ず。

F1戦闘機そっくりのT2練習機 https://hs-tamtam.co.jp/product/detail/349347/
 

 

その最大なのがパワー不足で、「アフターバーナーを焚いても加速が出なかった、アフターバーナー焚いているのに気が付かなかった」というのがあり。F4とか当時の第一線の戦闘機に比べて推力が半分だったといいますから、対地攻撃とかはともかく、ミグ戦闘機に襲われたら相当心もとなかったものと理解します。

動画では、この辺「そこは自衛隊パイロットの腕の見せどころだぜ(8:12)」とコメントしていますが、はやくも戦時中の精神主義を感じてしまうのは私だけでしょうか。

非力なエンジンで性能を無理やり引き出そうとしたので、空気抵抗の少ない小さな翼になってしまい。燃料が入れられずに航続距離がはてな?(増槽を付けたら超音速性能がだいなし)になったとか、またこの動画では語られていない未確認情報ですが、はっきり言ってF1は安定性に欠けた、操縦のやばい飛行機だったといううわさも聞いています。

F1戦闘機の操縦席後のぽっこり突き出た部分には、慣性航法装置、レーダー警戒装置、管制計算機、オートパイロットが搭載されていた。
https://warbirdperformance.livedoor.blog/archives/13542062.html
 

 

その装備も世界最高峰のソ連軍を相手にするにはちょっと頼りなく。

13:42あたりか、無誘導爆弾をまるで誘導しているかのように的中させる射撃管制装置と、そのための神のような操縦を行う自衛隊パイロットが賞賛されていますが、でもそのころアメリカでは別に神でも何でもないふつーのパイロットがテキトーに発射ボタンを押せば自分から標的に命中してくれる誘導弾が生まれていたのですよね。。。。

11:25あたりでも、アメリカの新鋭F16二機対F1六機、つまり1対3の非対称戦でもF16が優勢なのを、自衛隊が工夫して勝つという場面がありますが、勝つ理由の一つに、米軍パイロットの飛行時間200時間に対し自衛隊は2000時間だった、とあり。

これって、太平洋戦争初期に日本の大ベテランのゼロ戦乗りが新米の乗っている米軍機をばたばた落としたのと同じなのでは?

アメリカが飛行時間の少ないパイロットを無数に展開し、機体の性能向上で勝っているときに、自衛隊はパイロットの練度に頼っているとしたら、熟練パイロットが払底したのちに起きる悲劇について考えていないのでしょうか。

自衛隊の稼働期間はせいぜい2週間で、その先は米軍に肩代わりしてもらう、という想定はわかりますが、ウクライナなんて2年近く続いていますよね。

要すれば、日本は「マリアナの七面鳥撃ち」を忘れてしまったのでしょうか。

*七面鳥撃ちについての説明はこちら→「ジープ空母」

日本パイロットの墓場、マリアナ
https://www.travel.co.jp/guide/matome/815/
 

 

労働者の職人芸に頼るのは、「自衛隊のパイロットはすごい(14:00)」というコメントでも強調されています。

結局、「装備に劣る部分は人材側の努力で補う」そして「補って余りある熟練自衛隊パイロットを称賛する」というストーリーになっていて、見る側も一緒になって熱狂していることがうかがえます。

用兵者(国家指導層、軍上層)が無能で、勝てない敵に「日本人は強いから」とむりやり戦争を仕掛けた体質が残ってしまっているのではないでしょうか。

日本人が世界を驚かす職人芸を発揮しているとき、その職人芸は何を目標として発揮されているのでしょうか。この動画の日本人パイロットたちは確かに超人的な能力を持っていますが、それがどこまで国防に役に立つのでしょうか。F16をやっつけるより「こんな飛行機にはパイロットは乗せられない」そこで「パイロットを乗せられる飛行機はどんな」あるいは「ドローンにすればパイロットなんていらないじゃん(おっとドローンの操作を行う人は必要ですね)」というように、本来の目的に向かった思考を持つ必要があると理解します。

もちろん、訓練は重要ですが、日本人はその点はもう120点なので、それより訓練の限界はここだから、限界を補うためのその先はどうするということをパイロット(労働者)に押し付けないで指導層がイノベーションしていく必要があるといいたいのです。

これまでエアロスバル、YS11など、機体個体の性能や特色について書いてきたのですが、今回は機体そのものより、それを使う人側の見識、常識についてのお話になってしまいました。

この記事を読んで、そうかすごい性能を持った戦闘機も、超人的なパイロットも実は必要なくて、そもそも戦争なんてしなくてもよいように、戦う前からしゅーきんぺーの野郎や黒電話頭の野郎を抑え込むことのほうが重要だな、と思い至っていただけた人がいればと思っています。

日本は、この抑え込みをこれまでみごと達成してきたじゃないですか。

日米安保条約によって、吉田首相の時代から、見事「他人のふんどしで相撲を取る」体制の確立に成功した日本は、トランプの野郎がどういおうが、日本の防衛のためにアメリカ人の血を流すというとても都合のいい条約をこれからも強化していきましょう。

でも、もっと重要なのが、中国との間のように、いい意味で腐れ縁になることである。インバウンドで中国人が殺到し、わあわあがあがあと日本の観光地が豚小屋になるのはいやだ!という気持ちはわかりますが、こうした交流(商売)を強化して日本、中国ともに戦争なんて仕掛けたら結局自分が損する、という状況にもっていくのが大切と思います。

戦争以外の金もうけのほうが儲かるよ、という関係を築きましょう。
https://www.nanmuxuan.com/zh-hk/classic/fasdfccatyn.html
 

 

日本に軍隊はいらないのか?

いらないといいたいのですが。。。。ウクライナ以後、まるで19世紀もびっくりの低能な侵略戦争が現実になったという状況をかんがみれば。。。。

ただ、自衛隊は、ぜったいに旧軍になってはなりません。そして、実戦経験のない組織、かつ、社会から見捨てられたどうしようもないクソガキをだまして営内に連れ込み、その性根をたたきなおして一人前の男にする組織であり続けることを願っています。

*最後の一文は、ぼくが昭和の屑野郎だから書きました。令和では、愚連隊やチンピラはもういない、意識の高い若者の国になったようですね。

ははは

ではでは

 

 

 

Posted by 猫機長
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風防と窓枠

みなさんが駅前を歩いているとき、あああ突風だー!と、傘だのカバンだのをもぎ取られそうになったことはないでしょうか。

この時の風速は12m/sくらいか?

気象庁・各気象台が用いている基準によると、以下の図みたいになります。

「リスク対策.com」より https://www.risktaisaku.com/articles/-/40193
 

 

スピードの遅い軽飛行機でも、離陸時の速度が41ノットくらいで、これは台風の時と同じくらいの風速らしい。巡航速度となると85ノットで「非常に強い台風」と同じくらい強烈だそうです。

9
20.8 m/s (41 knot)
台風88.2Km/h

10
24.5 m/s (48 knot)

11
28.5 m/s (56 knot)

12
32.7 m/s (64 knot)
強い台風117.2Km/h

43.8 m/s (85 knot)
非常に強い台風157.68km/h

54.1 m/s (105 knot)
猛烈な台風194.76km/h

Wikipediaによる区分

風速 – Wikipedia

 

 

黎明期は吹きさらしで飛んでいた飛行機も、次第にすっぽりと風防がかぶさるようになり。

黎明期の旅客機 https://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/cl-pln8/DH66.html
 

 

これは飛行機だけの専売特許ではなく、白バイとかも大きな風防を装着しています。

https://www.pinterest.co.uk/pin/pictures-photos-from-chips-tv-series-19771983–276549233344289783/
 

 

 

白バイの風防は、まるで風上に衝立をたてているみたいで、空気抵抗でまくりですが、その陰に隠れるライダーは「台風もびっくりの強風」から身を守られ。疲労の度合いを著しく低減できるらしい。

衝立型の風防は、白バイのおまわりさんが1日を通じて楽な姿勢で操縦するための装置ですが、レース用のバイクになると、空気抵抗を減らすためにライダー自体がオートバイにへばりつくような姿勢になり。

この場合の風防は、搭乗者を守るというより、空気抵抗を減らして速度性能を極限まで引き出すのが目的となります。

https://scontent.fbsb8-1.fna.fbcdn.net/v/t1.6435-9/53046721_1128091794036913_4710854219131781120_n.jpg?_nc_cat=105&ccb=1-7&_nc_sid=13d280&_nc_eui2=AeEnb4fKM7ouwsonBO9j2jiT9Y-nFFcOKnT1j6cUVw4qdJ7lVHkdeMi_YiEn6cgAbbSYYjCcVJB-ZTIm4lx3-2Yz&_nc_ohc=iMFXS0jT90UQ7kNvgHRJC_a&_nc_ht=scontent.fbsb8-1.fna&oh=00_AYAUvtlohITlFSVUgSlhyaqHzXK-1cRHZBQnkjwTCJGi4w&oe=66ABED0C
 

 

飛行機の場合は、そもそもある程度のスピードとそれに伴う適切な風圧、でも人間から見れば、ぎゃああー!台風だー!という烈風の中でないと離陸できません、ということで、風防は、飛行機自体の空気抵抗削減と搭乗員の保護の両面から必須となっています。

第1次大戦時の複葉機では、機首に装備した機関銃の後ろくらいに透明の衝立を置き。

フォッカーDR1のコックピット。機関銃の間に風防。
Fokker Dr. I Dreidecker 1917 | Military Aviation Museum
 

 

ソッピース・キャメルの例 https://br.pinterest.com/pin/374643262769089409/
 

 

単葉機の時代になると、もっと立体的な風防が現れはじめ。

96戦の風防https://www.jiji.com/jc/d4?p=ina817-scn130896002&d=d4_mili
 

 

最初はコクピット前面のみで、操縦席自体は吹きさらしでしたが、パイロットが「顔に当たる風でスピードを判断」しなくても正確に速度を提示してくれる速度計が登場してから、コクピット全体を覆うものに変化してきました。

過渡期の形状https://makeshop-multi-images.akamaized.net/hobbyland/shopimages/73/41/7_000000104173.jpg?1678209902
 

このへんで、時代は格闘戦至上主義から一撃離脱へと変化し。風防の役割も搭乗者の保護より機体の空気抵抗削減が重視されるようになり。ファストバックと言って、風防後部は胴体と同じラインとなった形が一般的になりました。

P47のファストバック式風防 http://www.hasegawa-model.co.jp/product/02099/
 

 

しかし、実戦の場においては、ファストバックで後ろが見えないというのは重大な欠陥となり。せっかくファストバックにしたのに、空気抵抗でまくりのバックミラーを追加するなどの修正が必要になってしまった。

http://majo44.sakura.ne.jp/planes/spitVtrop/04.html
 

 

 

その結果、涙滴型風防に置き換わっていきました。

涙滴型風防に変化したP47 http://www.hasegawa-model.co.jp/product/02099/
 

 

P47の新旧コクピット https://www.pinterest.jp/pin/766386061571406718/
 

 

こういったわけで、プラモや写真を見ると、欧米や独ソの戦闘機はファストバック型が多いのに比べ、日本の戦闘機は「飛燕」「五式戦」や「雷電」をのぞき、涙滴型なのがわかります。

https://onemore01.blog.ss-blog.jp/2016-09-29-2
 

 

日本の場合はいつまでも格闘戦至上が抜けなかった、というか、一撃離脱のできる大馬力エンジンが作れなかった、という事情もあるのでしょうが、前も後ろもよく見えるというのを重視した。

その中でも、次第に洗練された流線形になっていったのがわかります。

隼の風防の変遷
上がI型 1/144 プラスチックモデルキット 陸軍 一式戦闘機 隼1型 Platz (プラッツ) (ms-plus.com)
下がII型 Ki43-III 一式戦闘機 隼3型デカールセット(1/72) – v1models – BOOTH
 

しかし、涙滴型風防を作り量産するには、それなりの技術が必要であり。

飛行機の風防はだいたいアクリル樹脂というかプレキシガラス製ですが、その整形がなかなか難しかったらしい。

流線形と言えば流れるような曲面が重要ですが、これを見事体現したのにアメリカの風防があり。P51やP47等、大戦終期に大いに生産されました。

P51の風防 https://qph.cf2.quoracdn.net/main-qimg-d6dd077b46dc6dfad0d53c06fa7bdc58-lq
 

 

でも、大戦前は、まだまだ曲面は最小限に抑え、窓枠で区切った風防が主流であり。F4Uに至っては、初期型は胴体に埋もれたみたいだったのが、次第に「マルコム型」の、ぽこんと丸い風防を装着し、空気抵抗の低減とパイロットの視界確保に貢献しました

F4Uの初期型(上)と後期型(下)の風防https://www.reddit.com/media?url=https%3A%2F%2Fi.redd.it%2Fb3wtoliyngdc1.jpeg&rdt=37219
 

 

ちなみに、マルコム風防はイギリスのスピットファイアで多用され、初期型のP51などにも流用されたらしい。

スピットファイア  スピットファイア Mk.Ia Supermarine Spitfire Mk.Ia Tamiya 1/48 part-2 (soyuyo.main.jp)
 

 

ファストバックにマルコム風防のP51
Malcolm Hood’s Instagram, Twitter & Facebook on IDCrawl
 

 

一方、涙滴型の採用では世界に先んじた日本も、風防自体は窓枠だらけになってしまいまいました。

零戦の風防 http://underzero.net/html/tz/tz_385_1.htm
 

 

アメリカのような全面一体成型(以後一体型とします)とはいかないまでも、隼みたいに、いいかんじのところまでは行けたのですが、特に海軍の場合、窓枠だらけの風防が多くなってしまい。

この理由として、いろいろ言われていますが、だいたいコンセンサスを得たのに以下があり(特に技術的な裏付けはありません。マニアたちの推定です)。

◎成型技術。作ろうとすればアメリカ式のも作れたが、当時の日本の技術では、分厚くなり。ならなくても透明でなくなってしまった。

◎曲面ガラスは、光の乱反射をもたらし、外に写る景色がゆがんでしまった。

◎海軍が窓枠だらけなのは、極力平面のガラスとして、乱反射を防ごうとしたため。さらに、着艦などの狂った衝撃も考慮する必要があった。陸軍では、多少視界がゆがんでも空気抵抗重視の一体型が使えた。

◎窓枠型は、枠で囲まれたガラスが破損しても、そのガラスを取り換えるだけで済んだ。一体型は、風防全体の取り換えが必要となり、部品備蓄のスペースがない空母では窓枠型にするしかなかった。

◎ガラスはアルミやジュラルミンに比べ重く。窓枠の分だけ軽くできた。

などなど。

でも、個人的にはそもそもの成型技術に難があったのではないかなーと思います。戦中に技術が向上したのか、海軍でも紫電等になってくると窓枠が減少しています。

日本もびっくりの窓枠風防を多用したのがドイツ。

JU88 https://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/cl-pln4/290Ju87.html
 

 

 

Bf109 https://br.pinterest.com/pin/482659285064000242/
 

 

ウーフー偵察機 https://pit-road.jp/l4803/#L4803%201/48%20WWII%20%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E7%A9%BA%E8%BB%8D%20%E5%81%B5%E5%AF%9F%E6%A9%9F%20%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%B1%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95%20Fw189%20A-2
 

 

でも、Fw190は最初から一体成型の涙滴(見ようによってはファストバックともいえるけど)なんですよねー

Fw190 https://qph.cf2.quoracdn.net/main-qimg-68952aa3aac16f060ffec129e9972522-lq
 

 

泣く子も黙るドイツの技術力では、一体成型だろうと窓枠型だろうと作れたが、カクカクととんがった窓枠型の方がドイツ人の美的感覚にマッチしたのかもしれん。

*というより、乱反射を嫌がったのが真相と思います。

美的感覚というと「涙滴型なのに風防後部は鋼製」という、利点をぶち壊して欠点(乱気流増加)を引き出そうとしたようなのもあり。

イタリアの戦闘機がおおむねそんなのなのでした。

マッキMC202 http://www.spmodelismo.com.br/howto/am/mc202.php
 

 

この場合は、やっぱり重量増加と共に、成型技術がまだなかった時代だったのだと思います。

この辺はアメリカも一緒で、P35も後部風防の曲面の部分はガラスをあきらめています。

P35 https://www.armedconflicts.com/Republic-P-35A-t43562#valka_group-2
 

 

今日では技術革新は頂点に達し。文字通り360度ほぼ全周が見渡せます、というのも生まれています。

F16の例 The extremely limited space of an F-16 cockpit [1000×667] : r/WarplanePorn (reddit.com)
 

 

 

一方、よく見えては困る、という飛行機も生まれてしまいました。

それがB52。

https://wired.jp/2014/05/28/b-52-gets-first-full-it-upgrade/
 

 

もちろん、通常の飛行ではよく見えたほうがいいのですが、戦略爆撃機という性格上、原爆を落としたときにその閃光にさらされることが想定されており。コクピットの内側に遮光カーテンがあって、爆撃時はこれでふさいで閃光が通らないようにする、というのをトム・クランシーの小説だったか?で読んだことがあります。

B52のコックピット https://www.flickr.com/photos/isaiasmalta/3200274538
 

 

F16とかの場合は、そもそも閃光の影響を受ける距離での飛行を想定していないか、あるいはバイザーで閃光を遮るということなのだと理解します。バイザーでさえぎることができるかは疑問ですけど。。。。

最後は脱線でした。

ではでは

 

 

Posted by 猫機長
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「送り込み」は奥義かずるっこか

今回はものすごくニッチな剣道おたくの話題になってしまいましたが、実は投資や恋愛にも応用できる内容と自負していますので、剣道なんてばっちいのやだ!というヤングのみなさんもぜひお読みいただけると幸いです。

 

さて。

最近の全日本剣道大会のビデオを見ていると、緋村剣心もびっくりの、流星のような打ちによって、目にもとまらぬ以前に、ぜんぜん見えません、という恐ろしい進化を遂げているようです。

でも、実はどっかで見たことがあるような?

なんか、流星の打ちですが、打ちの軌跡というか刃筋というかが途中ですとんと変化するような感じじゃね?

よく考えてみたら、昭和の青少年はよく知っているあれだねーということに気が付きました。

その名も「直角斬り」

小山ゆう「おれは直角」https://middle-edge.jp/articles/T3u9U
 

 

マンガなので、直角に大きく軌跡が変わっていますが、全日本選手権のほうは、なんか気のせいじゃね?くらいの繊細なレベルなのだった。

繊細ではあるが気になり。

だってまっすぐ大きく振る、が小さくシャープになるのはいいけど、刃筋が変わるなんて、ありうるのだろうか?

 

文明開化の世の中なので、Google Geminiに聞いてみました。

「今日の全日本剣道選手権大会を見ていると、打ちの途中で刃筋が変わるというか、竹刀の軌跡が変化するような印象を受けますが、単なる印象でしょうか。」

 

じぇみにくんから衝撃の回答が。(要約・編集してます)

「そのように感じられたのには、いくつかの理由が考えられます。

全日本剣道選手権大会のようなトップレベルの試合では、非常に速い動作の中で、以下のような技術的な要素が影響している可能性があります。

竹刀の「送り込み」:

相手との間合いや体勢に応じて、打ち込みの途中で僅かに軌道修正(送り込み)をしたり、相手の動きに合わせて竹刀の操作を微調整します。

打突部位への正確性:

少しでも有効打突の部位を捉えようと、打ちの終盤で手首や指先で微調整を加えることがあり、それが竹刀の軌跡が変わったように見えることがあります。

「刃筋」への意識と現実の動作:

剣道では、真剣で斬るのと同じように「刃筋正しく」打つことが基本ですが、競技としての剣道では、速い動きの中で「一本」を取るために、理想的な刃筋からわずかにずれることもあります。

現代剣道では、指先を使った竹刀の操作が非常に洗練されており、その微細な操作が観客の目には「軌道が変化した」あるいは「刃筋が変わった」という印象を与えることがあるかもしれません。(ここで引用終わり)」

 

おおおおー?

本当に「意識的に刃筋を修正」して、有効打突の部位に「送り込んでいる」だと???

現在剣道の選手は神か?ひええええー

 

まさに「神の指先」による「微細な操作」であり。当たっているときには刃筋正しくびしっと!なので、有効な一本であること自体には誰も異論はないと思います。

一方で、「速い動きの中で一本を取るために、理想的な刃筋からわずかにずれる」というか、意識的に指幅一本分とか?ずらしているってことじゃん!

素質に恵まれた限られたエリートにしかできないことだと思います。わかりやすく言えば、軽飛行機乗りとイーグルドライバーの差ですねえ。

F15イーグル。五輪メダリスト並みのアスリートでないと乗りこなせないらしい
(PIXABAY無料画像)
 

 

考えるのは、これを真剣でできるか、ということです。

全日本選手権の猛者はガタイも体力もあり、真剣でもやると思います。

ただ、それがふつーの剣道の技能かというと、やっぱり試合に勝つために特化した進化(退化とは言っていませんよ)と思います。

 

みなさんは、面打ちを習うときに

「それでアメリカ兵が斬れるかー!」とか叱咤されたと思います。

ぼくの世代は軍隊には取られずに済み。兵隊世代の先生から「昔はそういわれたんだぞー、みんなもアメリカ兵の鉄兜をぶち割るつもりで打てー」といわれながら育ちました。

 

別に米兵を斬るのと、全日本で勝つののどちらが正しいのかといっているのではありません。

でも、アメリカ人の頭をかち割るには、意外に力ではだめで、冴えが必要だなーなんて工夫し、その工夫の一つに、多少当たり所がずれようが大きくまっすぐやれば刃は正確に入っていくという理解から、自分から刃筋をずらす(繰り返しますが、ずれてはいてもちゃんと立っていますよ)なんていうことは想像もしなかったのだった。

角の立った寿司。刃筋がずれても立っていれば、人の肉でもこういう角がたった切り口になるらしい https://hitosara.com/0006079316/
 

 

昭和の終わりとでもいうのですかねーぼくの世代の習った剣道は、今日の茶の間で見るスター選手たちの剣道ともまた違っており。

逆二刀上下太刀です。
 

 

以下は二刀の考えですが、一刀もおなじと思っています。

対戦相手と正対したならば、姿勢を崩さずに交刃の間合いに入り。

小太刀でぐっと相手の竹刀を抑え、相手がつんのめる、フリーズする、下がろうあるいは出ようとする、その「う」の瞬間に大刀が相手の面を打っている、という、単純な竹刀同時操作がすなわち基本であり目指すところである。

 

この場合、相手は太刀を抑えられて体制を崩されることになり。崩れてしまえばあとは打つだけです。

何を言いたいのかというと、打つというのは実は単なる結果であって、本当は崩すことこそが勝負なのである。

これを「技前(わざまえ)」とか「攻め」とかいうのですが、この「攻め」が効いていれば、相手はいわば面をさらけ出した感じでフリーズしてしまうので、気が付いたら面を打っていました、となります。

つまり、送り込みとかなんて全く不要であり、こちらが素直に大刀を落としたまっすぐその先に相手が面を差し出してくれるのである。

野球で「球が止まって見える」といった選手がいたようですが、似たような感覚かもしれん。「相手の面がぐっとせりだして見える」。

 

一方、技が決まるというか、竹刀が打突部位に当たる直前に、「指先による微細な操作」で相手の面(打突部位)の動きに追随するというのは、いっちゃわるいが「攻め」が効いていないってことじゃね?

この場合は、相手はまだ攻め負けておらず、「面を動かせる」状態ですからねー

昭和の剣道における正中線の攻め。この動画では佐藤選手に注目してください。

 

 

 

みなさんは、零戦のプラモを組んでいた時、無駄に窓枠の多いキャノピーが、あのへんな機銃覆いのふくらみにうまくはまらずに狂乱したことはないでしょうか。

へたくそだと、田宮のキットでも見事に失敗しますが、うまい人になると、たとえ得体のしれないポーランドのキットでもぴたりと合わせます。

これは、合わせる前にキャノピーだのふくらみだのを削ったりパテうめしたりして見事に整形しているからなのである。

このパテ埋めだのなんだのを、剣道でいえば技前・攻め、そしてかちゃりとキャノピーと胴体を組み込むところを技と思っていただければわかりやすいと思います。

 

つまり、「送り込み」で「刃筋を修正する」というのは、パテ埋めが足りなくて、組むその時にキャノピーをちょっとだけ右(左)にずらしてごまかした、というのと同じじゃん、なんて思ってしまうのである。

 

これはあくまで個人的な考えです。とある先生にこういう話をしたら「へへん攻めなんて20年前の話で、今はみんな忘れているよ」とせせら笑われてしまいました。ははは

 

勝つということは重要ですが、全日本とかになればやっぱり内容も問われますよねーアルゼンチンみたいに、日本が相手だろうがオランダが相手だろうが1対0で勝つ(1点差で逃げ切る)、みたいなつまんねーのじゃなくて、82年のブラジル対イタリアみたいな、勝ち負け以前にみんなが喝采するような試合ができたら、なあんて、すみませんサッカーになってしまいましたが、剣道もそういうのがいいと思います。

剣道だったら、この動画の大将戦みたいに前へ出る面2本で勝ちたいですね。https://www.youtube.com/watch?v=X2Rkcqe331U
 

 

ではでは

 

Posted by 猫機長