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ウクライナ侵略で暴かれた独裁政権の闇

ウクライナ戦争が勃発してから18日目の、3月14日にこの記事を書いています。

当初、ロシアはあっという間にウクライナを蹂躙し、衛星国家を樹立。いつぞやのポーランドみたいに、国民の抵抗むなしく、ますます踏みにじられる東欧、という図式がまたしても定着してしまうのか?と危惧しました。

ところが、ふたを開けてみると。。。。

3月14日時点で、ウクライナは北部、東部、南部の国境地域を占領されていますが、全体ではソ連軍じゃなかったロシア軍の侵入を防いでいる!

すごいぞウクライナ!

ぼくも、思わず安堵している一人です。なぜなら、今日ウクライナで起きていることは、日本含めロシアの周辺諸国でいつでも起きうることだからです。

https://www.asahi.com/articles/ASQ3D7WRFQ3DUHBI03R.html

 

 

なぜ、ロシアはウクライナに侵攻したのでしょうか。

〇ウクライナ政府が、第2次大戦時以来の親ナチ政権だから、ロシアがウクライナ人民を開放するために正義の戦いを始めた

〇プーチンがスターリンを超える独裁者としてロシアを恐怖政治に陥れ、たんなる事自己顕示欲で趣味的に始めた

といった両極端の間に、様々な理由が議論されています。

ぼくの個人的な考えですが、実は「地政学的とか経済的な理由などではなく、ロシアの残念な存在の在り方によって、知らないうちに始まってしまった」のだと思います。

世界屈指の優秀な戦車を筆頭に、19万の大軍でウクライナに攻め入ったロシアですが、17日たっても内陸地帯に攻め込んでいくことができていません。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fwww.bbc.com%2Fjapanese%2F60613307&psig=AOvVaw1XCo_hXpdwYIbc3d1njdM6&ust=1646860693478000&source=images&cd=vfe&ved=0CAsQjRxqFwoTCLip0qu4t_YCFQAAAAAdAAAAABAD

 

 

写真は、キエフ近郊で立往生していたロシア軍の車列です。

まるで平時みたいに、フツーの一般道路で丸見えになっています。

燃料などの補給がうまくいっていないらしい。燃料がなければかぶと虫だって走ってくれませんからねー

世界の名車かぶと虫

 

 

この辺から、ロシアの残念な在り方、が浮き彫りになってきます。

欠乏は、兵隊たちの食料にも及び。どんなものを食わされているかというと、賞味期限を1年以上過ぎた配食、だそうで、これじゃあおなかを壊して、敵の弾を食らう前に病院行きになってしまい。戦車を捨てて逃走する兵隊が多数いるらしい。

賞味期限が切れたロシアのレーション

https://livedoor.blogimg.jp/zzcj/imgs/c/d/cd9707bb.jpg

 

なんとかキエフ近郊までたどり着き、食い物だー!とスーパーなどを襲撃しているうち、今度は通信網が機能しなくなってしまい。

「そうだ、その辺の電話を使おう」と、「現地の電話回線を使用した(https://www.youtube.com/watch?v=pmP89Gn5lNc)」ため、当たり前ながら通話内容はウクライナ軍にだだもれになってしまい。

敵の電話回線で自軍への命令を出しまくっていたロシア軍の将軍は、その所在が逆探知されて、あえなくウクライナ軍に56されてしまったのでした。ははは

とんまなロシアの将軍。ご冥福をお祈りします。https://www.youtube.com/watch?v=pmP89Gn5lNc

*この将軍すなわちゲラシモフ参謀長は、実はロシア軍内の内ゲバで、身内に「消された」という情報もでてきましたので、追記しときます。

 

 

ロシアのとんまさは、それにとどまらず。

戦闘機にしても、戦車にしても、世界最先端のものを持っているのですが、ドイツ戦勝記念のパレードではかっこよく行進できても、実際の戦場ではからきしダメという事が明らかになってしまいました。

例えば、最新ミサイルを装備した軍用トラック

 

 

ウクライナの泥濘に踏み入れたとたん、たちまちタイヤがパンク、立往生に。

あれ、軍用車両って、悪路でも自在に行動できるよう、大きな車輪を何個も、というんじゃなかったんだっけ?

ウクライナの春の泥濘ではキャタピラでも走破できない、というのもあるのだそうですが、しかし、泥濘に至る以前にぽんぽことタイヤが破裂してしまい。

よくしらべたら、ミシュランのタイヤを付けるべきところ、「黄海轮胎」などという中国製のまがい物だったので、ちょっとした悪路でも破裂してしまったようです。

これじゃあ荷台に乗っているランチャーがいかに最先端でも意味がないですよね。。。。

立往生した戦車には、徒歩のウクライナ兵がのこのこ近づいてきて、アメリカだのEUだのからもらった携帯式ロケット弾をぶっぱなすので、ロシア兵は、戦車に残ってひき肉スープにされてたまるか!と車両を捨てて逃げるしかなくなり。

パンツアーファウスト(携帯ロケットランチャー)http://eaglet.skr.jp/MILITARY/PzFst3.htm

 

 

携帯式ミサイル:https://fpsjp.net/archives/8759

自由に走行できている戦車も相当餌食になったらしい

 

 

そんな感じで撃破された戦車の残骸を、トラクターで引っ張っていって、屑鉄屋に売って大儲けするという猛者もすでにいるそうです。

ここまで書けば、なぜこんな戦争が起きてしまったのかが浮き彫りになると理解します。

ロシアでは、プーチンとその取り巻きにいかに取り入るかが重要となっており。疎まれるとシベリア送りなので、否応なく、切実にゴマをすりまくることになります。

ウクライナでは市民が逃げまどっている3月5日、CAさんたちとの宴会を開いて喜んでいるプーチン。いったい何考えているんだこいつ?

https://www.sankei.com/article/20220306-6UGAOL3WX5NMRLWZXVBOZHJVZE/

 

 

がんらい韓国程度のGNPしかないロシアが、アメリカもびっくりの軍備を揃える経済的余裕なんて、実はなかったりします。

プーチン「皇帝」閲兵のパレードで行進する戦車や兵隊の軍服、備品は新品を揃えても、お金はそこで尽きてしまい。でも、ウクライナに軍隊送る余裕なんてありません、などとプーチンに本当のことを言ったが最後、その場でシベリア送りです。

「兵士ら約1万2000人、 車両約190両が行進」対ドイツ戦勝76周年パレード

https://trafficnews.jp/post/106920

 

 

そこで、軍首脳は、最新のミサイルや自走砲は揃えるけれど、自走砲のタイヤは中国製の安物にするとかでお茶を濁すしかなくなってしまったのでした。兵隊の食料も「その辺の草でも食わせておけ!」となり、通信設備とか、プーチンが目にしない、パレードで見せるものでもないや、というのは、しゃあない糸電話だ!というレベルになってしまったらしい。

シベリア行きを恐れた政府高官たちが、見せかけだけ世界最強の軍隊を作っていたら、ウクライナなんて瞬殺だ、とプーチンに思われてしまい。あれよあれよと戦争にもつれ込んでしまった結果、実は西側の援助で強化されたウクライナにけちょんけちょんにやられてしまった、という事なのだと思います。

独裁国家では、誰もがわが身を滅ぼさないようにすることだけで精いっぱいで、本来の意味での軍備、国防指針などはどうでもよくなってしまっていたのでした。

一方、ウクライナのほうでは、町の本屋さんだの魚屋さんだのが、これでローンも払い終わって、やっと明日からの儲けは自分のぽっけに入るぞ!という矢先に、得体のしれないミサイルが飛んできてお店もろとも爆破、という危険にさらされてしまい。

ボコすぞ!と怒り爆発!ゼレンスキーのおっちゃんから配られた機関銃で、ロシア軍へ突っかかってゆくことになりました。

ロシアでは、まだ年端もゆかない少年が無理やり徴兵され。「演習だよ」そして「ナチスからウクライナのかわいそうな人たちを開放するんだ」と騙されまくり。しかし、ウクライナに入ったとたん、激高した住民たちから、帰れ!の大合唱を食らい。

いつまでも食料はこない。通信も取れなくなり、結局わけがわからないままに、虚構にまみれた軍隊を脱走するしかなくなった、というケースが後を絶たないようです。

https://sirabee.com/2022/03/05/20162811195/

写真の若者(ロシア兵)は、軍から使い物にならない古い地図を渡されて、迷子になってしまったところ、ウクライナの人たちに保護され。温かいお茶と食べ物をもらい、お母さんに「生きてるよ」と携帯で連絡しているところだそうです。若者が涙ながらにお母さんとコンタクトをするのを見て、ウクライナの人たちもやはり涙してしまったらしい。

 

 

「正論」を振りかざして、人々を抑圧する国家が、いかに恐ろしい破壊をもたらすかが、今回の戦争で明らかになりました。

日本は、世界は、「ロシア化」していないでしょうか。「シベリア行き」のような恐ろしい懲罰をひっさげて強大な権力があなたを襲ったとき、「お前の正論なんてうそっぱちだ!」「お前なんかには絶対負けないぞ!」と、ウクライナの人たちのように立ち上がれるでしょうか。

暴力で暴力は解決できないけれど、暴力を仕掛けてきた侵略者が、その暴力をあきらめるまでは屈しない、という事はとても重要なことだともいます。

がんばれウクライナ!戦争反対を叫んでいる、一部の勇気あるロシアの人たちとともに、一日も早く侵略をはねのけて、和平が実現することを望んでいます。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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国際女性デーに寄せて・村上千代子物語

「初めに、光があった」

原初の世界は、全知全能の光で満たされていた。

しかし、すべてが完璧な光に埋没された世界で、光は自分が何者かわからなくなってしまった。

そこで、全知全能の光は、その能力を使って「光と光でないもの」に世界を分割した。

「光でないもの」があって初めて「光というもの」が認識できることに気づいた光は、大喜びで、さらに世界をどんどん分割していった。

昼と夜。空、陸地、海。陸地を構成する土や鉱物。そしてついに植物や動物を創造した。

光は、自分が作った生き物たちの行いを大喜びで眺めていた。小鳥のさえずり、咲き誇る野花。草原を疾走する野生馬。一方で、ひがな一日ひなたぼっこを楽しむ猫。そういった生き物たちがうごめく大自然の移ろいを興味深く観察していたが、ある日、外から眺めているだけではなく、自らが生命というものを体験したくなってしまった。

そこで、全知全能の光は、自分自身の分身を作り。地球上の生き物、すなわち人間として地球上に降臨させた。

人間の目を通して、光は生きる者の世界と直接つながることができるようになった。ただ、人間のほうでは、光の宿る魂よりも動物としての肉体が勝り、光の分身であることを忘れざるを得なかった。

神の目から見た人間は、人間から見た「メタバースのアバター」みたいなものなのかも。「意志を持ったアバター」ですけど。画像出展:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000021.000080034&g=prt

 

さて、人間は、動物とは一線を画した自由意志つまり考えるちからをもって、どんどん進化していった。

火を発見し、石器や鉄器を作ることを覚え。言葉や文字を発明した。文学や美術の発展といった人間の進化を、光は人間の体を乗り物として大喜びで体験し、文明の発展、農村から都会の生活を謳歌し。飛行機の発明に至っては、パイロットの目と体を通じて、熱狂して曲技飛行や大陸横断などの大冒険を楽しんだ。

https://aucview.aucfan.com/yahoo/r111606346/

 

 

ところが、このころから、人間は、光が予期しなかった行動をとるようになった。銃や大砲、戦車に毒ガスなど、残虐な新兵器を次々と使用し、人間同士でいがみ合い、殺し合いをするようになってしまった。

光は、戦慄した。なぜ人間は、このような、光が期待したものとは全く逆の、悪魔のような行いをするのか。

しかし、原初の光が「光と闇」に分割して以来、次々と再分割していった、その究極の着地点が人間だった、という事であれば、確かに、人間は、この世の被造物の中で、最も光から離れたものになってしまったことも事実であり。すなわち、「光と光でないもの」の「光でない部分」を本能的に追い求める存在になってしまったことも必然であった。

光は、なんとか人間に光の被造物であることを思い出させ、暴力が横行する世界から救い出し、大量破壊兵器で世界全体を滅亡の危機にさらしてしまうような状況に陥ってしまった人々を光の世界に立ち戻らせようとした。

しかし、人間のほうでは、光の分身であることを忘れてしまっており、光の呼びかけを聞く心の扉が、獣性によって閉ざされてしまっていた。

そこで、光は考えた。人間と同じ生き物(獣)であるが、光の属性そのものを現した被造物を送り込むことで、人間の目を覚ますことができるであろう、と。

この時点で、実は、世界において人間は男しか存在していなかった。そこで、光は「男の肋骨から女を作り」、男同士で凄惨な殺戮を繰り返している地球上に送り込んだ。

その時の地球は、名誉や地位、富や名声を得るため、敵とみればこれを倒し、勇敢に死ぬことこそが喜びという世界になっていた。

そんな世界で、忽然と現れた女という生き物を前にして、男は愕然とした。男と同じ人間ではあるのに、闘争、勝利、そういったものを最初から放棄した、女という存在を目の前にして、男は「自分が光の分身であることを思い出した」。そのとき、男は、女の存在によって、生きる喜びを知ることができたのである。

なああんて!

「創世記」からインサイトを受けて、例によって面白おかしく捏造したお話でした。ははは

日向ぼっこ

画像はこちらからお貸りしました:https://ameblo.jp/mjngtrinity/entry-12724254372.html

 

 

さて、ぼくが飛行機に乗りになったきっかけの一つに、素晴らしい生き方をした女性のブログにめぐりあったことがあり。

その名も「カナダの青い空を飛ぶ ~女性パイロット・村上千代子物語~」

「マドモアゼル・カミカゼ」と呼ばれた女性の飛行練習生が、日本からフランス、そしてカナダと、文字通り世界に羽ばたいて、プロの女性パイロットそしてカナダの飛行学校の校長さんとして活躍する過程を描いたすごいブログです。

村上千代子さんは、悪天候の飛行で遭難しかかったり、仕事上でも想像を絶する困難に会いながらも、それが「克服される」過程で、キリスト者として生まれ変わり。一方、こう書かないと熱心な宗教者であることがわからないくらい、ブログの内容は一般の人にもとてもなじみやすい内容になっています。

こんにちのストレスフルで、ブラックな世相では、くじけそうになっている素敵女子やナイスガイも多いと思います。そんな人たちに、このブログを紹介します。村上千代子さんの自由で力強い生き方に、きっと励まされると思います。

マドモアゼル・カミカゼ

https://cmtruth.exblog.jp/

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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正岡子規と西洋絵画

子供のころ、「坂の上の雲」という恐ろしい小説を読み。

文化人の描いた「文人画」 与謝蕪村「宜暁(あかつきがよろし)」1771年

 

 

ロシアにカツアゲされた日本が、軍艦や軍隊で先制攻撃して日露戦争を開始し、ロシアをやっつける、というのを書いたすごい小説です。

でも、当時はまだまだ「ジエイターイ!税金ドロボー!」の時代で、よくも軍隊が活躍して外国に攻め込むなんて小説が書けるなーなんて子供心に驚いていました。

左翼全盛の時代に小説を、となれば、主人公は「暴力装置を破壊する革命的文化人」でないと、、、と司馬遼太郎氏が考えたかどうかはわかりませんが、主人公を3名として、陸軍1名、海軍1名のほか、ちゃんと文化人も1名登場しているのでした。

子供のころは、へへんやっぱり戦前の「共産主義者排斥」が戦後は「軍国主義者排斥」になっただけで、日本ってぜんぜん変わらないな、なんてうがった見方をしていました。

ううむひねた子供だな。

長じて頭空っぽの、ぱーな大人になり。

時代は変わり、自衛隊も暴力装置ではなくなり。戦争アレルギーも治癒に向かい、「坂の上の雲」も重要な歴史文学としての地位を不動にすることができました。

ふりかえってみれば、文化人の主人公は、戦争では活躍していないけれど、日本人の思想にすごい変革を促した恐るべき人物であり、他の2名の主人公より、日本の躍進に与えた影響は、実は上なんじゃね?と思うようになりました。

その名も正岡子規

和歌(正確には俳句)の世界の住人なのでした。なお、以後、短歌、俳句などひっくるめて、この記事では和歌、と総称させていただきます。

日本の文化を代表するもののひとつに、平安時代の最高峰の一つとされる「古今和歌集」があり。

ふむふむどうゆうところが最高峰なの?

風雅な大和言葉でつづられた和歌。究極まで研ぎ澄まされた修辞(表現手法の工夫)。具体的な修辞として、掛詞(同音異義を利用して1語に2つ以上の意味を持たせる)、縁語(一首の中に意味上関連する語を用いる)などの精緻な技巧により、知的で、深遠な、常人では到達できない歌が詰まっている、ということらしい。

例えば

「吉野川 岩波たかく 行く水の はやくぞ人を 思ひそめてし」(紀貫之)

紀貫之は、この歌で、とある素敵女子に一目ぼれ!つまり「早くぞ人を思ひそめ」てしまったことについて記述しており。それが、いかにも吉野川の「行く水の早くぞ」みたいな感じです、という和歌にしたのですねー。すごいな。

百人一首にも登場。紀貫之

 

 

ここでは、「はやくぞ」が「川(かわ)」の縁語になっています。

縁語となるべき語句のリストもあり。

芦(あし):よ、ふし、ね

泡(あわ):きえ、う(浮)、ながれ

糸(いと):ほころぶ、みだる、よりかくる

岩(いは):くだける

浮き海布(うきめ):なかる、かる

浦(うら):あま、みる

などなど、果てしなく続いています。

(以上類語の出典はhttps://wakadokoro.com/learn/%E5%92%8C%E6%AD%8C%E3%81%AE%E5%85%A5%E9%96%80%E6%95%99%E5%AE%A4%EF%BC%88%E4%BF%AE%E8%BE%9E%E6%B3%95%EF%BC%89%E3%80%8C%E7%B8%81%E8%AA%9E%E3%80%8D/)

ううーむ、なんかルネサンスや古典主義系統の絵画を思い出してしまいました。

例えばこれ。

ダヴィッド「ホラティウス兄弟の誓い」1784年

 

 

この絵では、左から右へ3人、1人、3人(子供もいるけど)の均整の取れた配置、そして柱で分割された四角い荘厳な空間に、三角に両足を踏ん張ったにいちゃんたちとじっさまの剛直、安定(揺るがぬ決意)と、その後ろではおねえさんたちがへなへなと曲線で崩れて悲しみを強調しており。剣のうち1本のみがまっすぐな刀身なのは、この絵の後に戦争に出ていった3人のうち、1人しか生き残れなかったことを暗示しているらしい。

こういう、理知的な、ち密そのものの構成がみごとな調和を生み出しているというところが、洋の東西は違っても、かつ文学、美術の差はあっても、人間の到達する一つの頂点なのかなーと思ったりしました。

西洋人ダビッドが、なんか崇高なお題なのにくらべ、日本人の紀貫之さんは「お姉ちゃん、好き好きー」と、なんとも情けないですけど。

日本人って、ふしぎですねえ。

も一つ投下。このブログの読者の皆様には、おなじみの北方ルネサンスの名作。

ヤン・ファン・エイク「アルノルフィーニ夫妻像」1434年

 

 

単なる「できちゃった婚」の絵ではなくて、教養の詰まった、知的探求の絵です。例えば、お兄ちゃんの後ろ、窓際のみかんは、お兄ちゃんが裕福な商人であることの象徴とか、シャンデリアにぶら下がったろうそくが「神に祝福された結婚」を表しているとか。犬くんやサンダルもそれぞれ深い意味があり、まさに「掛詞」「縁語」の世界になっています。なんていったらこじつけすぎかな?

なお、シャンデリアについては「表には出せない黒い意味」があったりするのですが、古今和歌集では「ひねり」「くすぐり」はあっても、もっとあっけらかん(陰ひなたのない和歌)らしい。

さて、明治時代。

知識・教養を結集した西洋芸術にも劣らない古今和歌集の作品群を、正岡子規がどう発展させたかというと

「こうした和歌を全否定し、まったく新しい俳句を生み出した」ははは

子規曰く

「貫之は下手な歌よみにて古今集はくだらぬ集に有之候」

◎和歌は規則や理屈で形式ばって作るものではない。

◎和歌は知識のひけらかしでもなければ、謎解きゲームでもない。

◎掛け詞や縁語は「駄洒落」。ははは

◎現代語、漢語、外来語を用いてもよい。表現を限定するほうがおかしい。

つまりは、文壇の権威たちが「これは正しい、これはだめ」と、本質をかけ離れて作り上げてしまったヒエラルヒー、規則、基準なんて、関係ないぜー!本当の芸術は、もっと自然なものなんだ!

と豪語。

そして、「自然」な芸術とは「写生」である、という大革命を起こしたのでした。

観念ではなく写生。形式ではなく本質。

野球青年・正岡子規

 

 

Wikipediaでは、江戸時代に日本で集大成された写生の4つのエッセンスが記載されています。

◎生意(生きた感じ、生気)を把握し描写すること「生意写生」、

◎客観的正確さを主眼として描くこと「客観写生」、

◎精巧・細密な描写を行うこと「精密写生」、

◎対象の観察と同時に描いていくこと「対看写生」

これって、西洋美術でもあったんじゃ。。。。

そうなのです。

その1。印象派美術

ルノワール「ラ・グルヌイエーヌ」1869年
 

チューブ入り絵の具が生まれたおかげで、野外で文字通り写生ができるようになり。筆触分割による視覚混合で、これまでのアカデミーにおける決まりごとのお題や技法では描けなかった「光の本質」を精密に、正確に描写しています(ルノアールなりの正確さだけど)。

光の本質。印象派が写実絵画といわれるゆえんです。

ちなみに、写実でない絵がよくわかる対象例を掲載。

左はモネのThe Gare Saint-Lazare1877。右はPippo Rizzo – Treno in corsa 1929ですが、右は「未来派」といって、機関車が生み出す躍動、力、スピードそして暴力という概念をぶちまけた絵です。左は、蒸気機関車というお題を形作っているさまざまな光の粒子を写生した、概念ではなく、目に見えるままを描いた写実絵画です。

 

 

その2。超写実絵画

こちらは、あまり説明もへったくれもないですよね。。。

五味文彦 《いにしえの王は語る》 2018年 油彩・パネル

出展:https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_choshajitsu/

 

 

ドミニク・アングルもびっくりの精密画像。

ただ、ゆいいつ課題なのは「とにかく描くのに手間がかかりすぎる」らしい。

手間暇をかけてやっていると、どうしても一瞬の感性!というより、地道な技巧努力の積み重ね、という感じになり。言葉のあやになりますが、写「実」ですが写「生」には一歩遅れるか?

「生」つまり生意(生きた感じ、生気)の一瞬の煌めきを、すかさずとらえるには、超写実は精密すぎてちょっと、かもしれん。

正岡子規は、アカデミズムに疲弊していた(ことも自覚していなかった?)日本の文壇に、写生という革命で新時代を築き。

文字の世界に印象派と超写実を一気にもたらし、そして写生へ昇華した、恐るべき俳人正岡子規の革命的な芸術が、現在の我々の思考・性向にも息づいている、という事なのかもしれません。

最後に一句ぐらい子規の俳句を載せておきましょう

「柿食えば鐘がなるなり法隆寺」

文字一本で映像から音楽まで一気に突き抜け。すごいぞ子規!

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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2022年:メタバースの世紀の開幕

 

以前にもちょっと書きましたが、2021年あたりから、メタバースという仮想現実が世界を席巻し始め。

メタバースを読んで字のごとく理解すると、メタ(超越した・超現実の) ユニバース(世界)となります。

基本、VRゴーグルという、アイパッチのお化けみたいのものを装着して、そこに映し出される仮想現実に乱入だ!というものになっています。(ゴーグルをつかわず、PCやスマートフォン画面からの参加も可能だが、操作性が課題となるらしい)

上の図のように、VRゴーグルをつけると、例えば下の図のような、大都会の中に入り込んだようになり。

出展::https://article-image-ix.nikkei.com/

 

背中を向けている女の子のキャラが、上の図でのVRゴーグルをつけている女性のアバター(メタバース上での自分の分身・アイコン)となり、仮想大都会での文字通り分身・化身として、街中をお散歩したり、同じようにこのメタバースに参加してきたいろいろな人たち(のアバター)と交流したりができるようになっています。

ちなみに、アバターは、上記のようなアニメちっくなのから、「メタクローンアバター」といって、顔写真をもとに、3D印刷技術で、ほとんど本人とまがうようなのもできるらしい。

© TOPPAN INC.

上記は、都市連動型メタバースですが、他にも、歌手とかアーティストのライブをメタバースで配信して、観客は自宅に居ながらにして、VRゴーグルを通じてライブ会場へ誘い込まれ、大観衆の中で熱狂の応援だ!というのも可能となっているらしい。

出展:https://prtimes.jp/i/69815/4/resize/d69815-4-849919-12.png

 

 

野球観戦も可能

出展:https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/review/1270738.html

 

 

ここまでは、メタバースの舞台となるのは実存の大都会や野球場などでしたが、メタバースのステージそのものが仮想現実というのもあり。

出展:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000021.000080034&g=prt

 

 

◎メタバース参加者同士で、トレーディングカード交換や、ゲームができる

◎仮想都市において、いろいろな製品を購入したりできる

等が可能となっています。

特に、「いろいろな製品」となってくると、「不動産の売買」もでき。

出展:https://images.wsj.net/im-442162?width=700&height=467

 

 

かのWSJによれば、「メタバースで不動産ブーム、市場最高額を再び更新」だそうで、上の画像でいえばお家を買ったり売ったり、あるいは賃貸収入を得るとか、ヨットも転売して儲けるとかができるらしい。

これにはNFTという技術が関係していて、上記のお家やヨットなど、一つ一つが「唯一無二のトークン」として認識され、このトークンを売買やら賃貸するということらしい。

一つ課題があり。「100万円で買うぜー」と、日本銀行券すなわちお札を、売り主(のアバター)の前でビラビラさせても買えません。スマートコントラクトによる決済が必要になっています。

これは、イーサリアム(ETH)や、その派生のMANAなど、ブロックチェーン上に契約の内容を保存できる(すなわちスマートコントラクト機能がある)仮想通貨をもって、メタバース上でNTF(家だのなんだの)の所有権を変更・確定するので、そもそも仮想通貨取引所でETH等を購入しておかないと。。。というなんか高い障壁があることはある。

一方、ビットコインでもETFで万人に戸口が開かれたように(この言い方は語弊があるかな?一種極論と受け取って下さい)、遅かれはやかれ、メタバースでの経済活動も、仮想通貨に頼らず、円だのレアルだののデジタル決裁(あるいはCBDC)でできる日が来ると思っています。

ただ、そのときにはメタバースも一般に浸透しきっていて、現在みたいな一攫千金の土地ころがしみたいなチャンスはなくなっていると思います。ははは

さて、要注意なメタバースの活用として「N階」があり。

マイクロソフトのエンタープライズ・メタバース「アクセンチュアN階」が発祥ですが、基本はメタバースで職場を再現しようというもの。

要すれば、会社員一人一人がVRゴーグルをかけて、上記の3D超精密アバターかなんかで、バーチャルな会社空間内へ「出勤」して、仕事するというもの。会議とかにはとても有効であるし、会社内の大部屋の中で、いかにも出勤しているようにバーチャルな自分の仕事デスクの目で、山のような書類に埋もれて。。。。なんて日が来るかもしれないのです。

やだなあ。。。

ちなみに、「オフィスのXRポッドを介してエンタープライズ・メタバースに入る」というスタイル、すなわち下図みたいなのもあれば。

出展:Wikipedia (Benholfeld – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=112191677による)
 

 

それぞれの自宅で、という方式もあるらしい。

上記のXRポッドで、「カラオケボックス」を想像してしまった人はいないでしょうか。得意でもないカラオケを、忘年会で歌う歌のために、仕事で疲れた体に鞭打って練習、なんて嫌な記憶がよみがえりますねえ。

カラオケボックスではなく、電話ボックスにしておきましょう。電話ボックスだったら、彼女と電話しながら、あっ切れそう、コイン補充だ!かんからこん(コインを電話に入れる音)なんてそれなりに楽しい思い出がみなさんあって、いいかとおもいます。

https://www.pinterest.jp/pin/496381190148723157/

ちょっと古すぎました

 

 

さて、メタバースというには参加者が限定されていますが、VR技術で、亡くなった娘とのバーチャルな再開、という事も可能です。

出展:https://toyokeizai.net/articles/-/333116

 

 

ただ、こうした使用の方法は、大切な人のロストにより心を病んでしまった人の回復とかに使うべきで、だれでもやたらに、というものではないと考えます。

過去の回顧も大切だけれど、やっぱりVRだのメタバースだのは、未来への希望ふくらむ、という発展にしていきたいものですね。。。。

今回はVR型のメタバースを取り上げましたが、AR型やMR型もあり。また、上記の通り仮想通貨とのしがらみじゃなかった関連とか、NFTの乱入とか(そもそも、各参加者のアバターが一種のNFTだったりして)、現状でも、実は何が何だかわからない混沌のるつぼ状態であり、将来はいよいよ魑魅魍魎の恐ろしい世界となって発展していくことが予見されます。

*メタバース上で飲み食いができるか、という課題があり、将来を左右し得る話でもあるところ、別途記事にしました。乞うご期待

 

 

今回のお題とは関係なさそうですが「Hino dos Aviadores(飛行機乗りの賛歌)」というのがあり。

Cavaleiro do século do aço 鉄の世紀の騎士よ

という歌詞が入っています。

飛行機黎明期の歌で、実はまだまだ蒸気機関車だのが現役で走っていた時代なので、「飛行士」を表現するのに「馬に乗る人」をイメージしているのでした。

なんちゅうレトロな表現じゃ!ははは

でも、その当時は、飛行機?空を飛ぶ鉄の機械?その操縦とは?気象?航法?なんじゃそりゃ?なんちゅう魑魅魍魎の、恐ろしい世界じゃ?なんて、みんな思っていたのかもしれません。

でも、そんなわけのわからん飛行機が世界に革命をもたらしたように、メタバースも世界を根本からひっくり返す可能性があると思います。

B29と原爆は、大日本帝国の滅亡という形で世界をひっくり返しアメリカ型覇権を生み出しましたが、メタバースとNFTは、もっと生産的な、「分散した、ヒエラルヒーのない」世界を生み出すかもしれません。

我々は、もしかしたら「アバターの世紀の騎士」なのかもしれませんね。

 

 

つい2,3年前まではSF映画の中の世界が、今や眼前に広がっている。ブロ友の皆さんと意見交換しながら、 前向きに、楽しんで、こうした世界史上の大転換に適応していきたいと願っています。

ではでは。

Posted by 猫機長
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パイロットと雲、そしてギョウザ

大陸の高原で小さな飛行機に乗っています。

2人乗りのExperimental機です

 

小さな飛行機なので、レーダーとか上等なものはついておらず。有視界飛行といって、目に見える地形などを指標にしながら飛んでいます。

きょうびグーグルアースとかもあり、目的地までにどんな山や川、町や建物、農場や道路、湖があるかなど事前に調べておき、空に上がれば、おっとこの道路はもっと左寄りになるはずだから、横風で機体が右に流されちゃってるね、と機首を左に向けて修正したりなど、要は地面が見えてさえいればレーダーなしに(GPSは便利)なにげに飛んでゆくことができます。

問題は、雲が出てきて、視界が遮られちゃうとき。

雲というのは水蒸気とダストが目に見える密度に凝縮したものですから、あらかじめ地図上でここにあるよ、と書いておくことはできません。霧雨、雨、雷雨、降らなくても雲が空一面を覆っちゃうなど、雨季の雲は小型機パイロット泣かせです。

離陸時に、滑走路周辺は青空でも、いったん空に上がって50キロくらい先まで視界が効くようになると、50キロどころか、意外に近くで層雲がにょごにょご横に伸びているのが見えたりします。こういうときは、時々360度旋回などして、後方のかなたに離れていった滑走路周辺にこうした雲が伸びていっていないか確認しながら飛ぶ必要があります。

もちろん、こうした雲が滑走路上へ伸びていきそうだったら、管制官へ「出発空港へ進路変更(Alterna Origem)、プラン変更で帰路につく」と要請して「了解」をもらったらすぐに引き返す必要ありです。

離陸時は青空だったのに、着陸時には層雲が発達してきた例

 

ちなみに、雲にはいろいろなタイプがあり。

平べったくて薄く伸びていくのが層雲。この雲が出るときは気流は穏やかで、中層から上に出ていれば飛行にはとても良い天気になります。これが地表にへばりつくように出ている場合は要注意で、フライトプランで翌朝8時離陸、としていたのに、飛行場に行ったら一面の霧だった、泣く泣くフライトキャンセルなんてこともあります。上下ににょきにょき発達するのは積雲。雲の間の視界はよくなるが気流が荒れていることも示しており、要注意の雲です。

*このへんは別記事「いろいろな雲」に書いているので、ぜひ読んでね!

左が下層の積雲(Cumulus)、右が高層の巻雲(Cirrus)

 

最初から入道雲がにょきにょきとか、滑走路直上が真っ暗で今にも豪雨が、というときは判断も簡単ですが、判断がつかないときは、しょうがないので一点飛行(ホームベースから離陸して、ホームベースに着陸する飛行)のフライトプランを提示して、飛行場の周回とかでうさを晴らしたりすることもあります。

そこかしこで強烈な積乱雲(CB)が発生するケースでは、無線機に飛び込んでくる旅客機と管制官の交信も、旅客機が次々に(雲を避けるための)進路変更を要求してくるので、管制官もこれをさばくのに「はっちゃき」になり。そんな時は、管制の邪魔にならないよう、交信に余裕が生じた合間を見計って早めに「最終着陸に入る。フライトプラン終了願う」として、さっさと管制終了(着陸)しちゃうこともあります。

といって、地面にいてばかりじゃ操縦技能も鈍るし、飛行機のメンテにもよくないし。

たとえば、下の写真では、離陸できるかできないか?

答えは、離陸可能です

 

なぜかというと、写真の赤丸に注目

拡大します

赤丸の中に、セルタワー(通信塔)があり。このてっぺんちょっと上くらいが、だいたい海抜3,700フィートつまり滑走路の着陸旋回を行う高度なので、このタワーが雲で隠れていなければ離陸差支えなし、となります。

 

こんな感じで、滑走路近辺の目印を「ものさし」にして判断しています。生活の知恵ですねー

こういうのっぺりした雲が、上記のようなトラフィック高度ぎりぎりではなく、7千フィート以上に出ていてくれれば、太陽の直射熱によるサーマルが発生せず、とても穏やかな空になるので、実はこういった層雲はパイロット好みの雲だったりします。

層雲の高さ、というのはなかなか重要で、雨季になると、よりによって5,000フィートくらいに出てしまうことも多く。これは、Experimental機の巡航高度なんですよね。。。

まあ、薄切り肉みたいに薄っぺらい雲なので、ちょっと降下して雲の下に出れば、大体は穏やかな気流の中、地上の指標をゆうゆう確認して飛ぶことができます。

これが、シュウマイみたいなまるっこいのや、ギョウザみたいなのがいっぱい、という時があります。

大きさにもよりますが、白くて小さいのが多数ふわふわ、むしろ、わたあめみたい!という場合は、気流も穏やかで視界も十分開けているので、こうした雲の間にまぎれこんでいって遊んだりします。

(でも、雲の中に入っちゃうのは厳禁!です)

わたあめみたいな雲

 

ギョウザみたいなのもあり

 

雲の間から、道路や畑、集落などが見え。軽飛行機は地文航法です。

 

パイロットというのは、なかなかあまのじゃくで、空を飛んでいるときは、地面ばっかり見ています。そして、地面にいるときは、空ばかり見ています。。。。

飛行機乗りになって、空を見上げるようになりました

 

まだ記事スペースがあるので、ギョウザのお話を。。。

①蒸しギョウザ

ステンレス蒸し器を購入し、さっそくギョウザ作戦を開始。

日本食品店で、できあいの冷凍餃子を売っているので、冷凍したまま蒸し器に並べて、沸騰している鍋の中に入れます。

蓋をして蒸すこと30分。。。。

 

ぱっと見はとてもいい感じになり。

 

そして、ぜんぜん蒸し器にくっつかなかった!すごいぞ!

 

いい感じに焼けました。すくなくとも、凍ったまま残ってしまい、シャリシャリ。。。というのはなく。

皮は、すごくもちもちになりました。よかったね。。。

 

②焼きギョウザ

ギョウザといえば焼きギョウザ。

まずは、冷凍状態ではこんな感じです、というところから。。。

 

ギョウザたちが3分の2くらい沈む深さに水を入れて、沸騰させ、蓋をして蒸し焼きに。

 

5分間待つのだぞ。。。。

そこで水を切ったまではよかったのですが。。。

やばいぜ、くっつきはじめてるじゃん

 

というわけで、あわてて油で焼いたのですが。。。。

こんな感じになりました。

 

ぜんぜん焦げあとが。。。。

そして、裏返っていないやつの底が、どうなっているかは、お察しください。かなしいな。。。

でも、おいしかったので〇

失敗以前に、もともとがあまりギョウザちっくじゃないじゃん?という人に、少なくとも包装の写真ではかっこいいギョウザでした

こんなふうにうまく焼きたいな。

 

ではでは。

Posted by 猫機長
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ポルシェは生き物である。そして生きることを選んだのである。

*VWかぶと虫ベースのレプリカ356Aのお話です。

さて、とある日曜、田舎の飛行場から自家用機で飛び立ち。いい感じで空をお散歩したあと、飛行場から30キロの先にある自宅アパートに帰ってきました。

12mX12mのハンガーに飛行機を格納しています
 

いつものとおりレプリカ356Aをフツーに運転してアパートにつき。敷地内で旋回したとき「ぎりぎりぎり、ぐににに」と前輪サスからへんな音がしたな、グリースアップしなきゃ、なんて思いながら、駐車場前の誘導路の坂道を登り切ったとたん。

「べきん、ぎぎぎぎ」と、車体が斜め前のめりになってしまい。

あれ、パンクかめんどいな、といったんストップして前輪を確認したら、タイヤは全然OKなのに、車体が傾いてしまっています。

やばいぜ、サスが折れちゃったか?

さらにまずいのは、アパートに住む多数の善男善女が通過する駐車場通路でエンコした形になってしまい。

赤丸の場所でエンコしてしまい、焦りました
 

さすがに気が動転していて、エンコ中の写真は撮影を忘れちゃいました。

それでも、恐る恐る356くんを動かすことができ。障碍者専用駐車スペースに避難させることができました。

VWベースの356だけあって、何とか故障したなりに、下の写真のように車輪がひしゃげたまま、それ以上悪化させずに避難場所まで走ってくれました。せいぜい20メートルちょっとだったけれど、旋回もすればバックもしなきゃで、普通の車だったら、サス全体が壊れちゃっていると思います。

 

前車輪がひしゃげちゃったポルシェくん
 

とりあえず人様のご迷惑にならない場所に避難できたので、あらためてゆっくり故障個所を確認してみました。

ふむふむ、サスペンションアーム(緑の〇)とハブベアリングを結合するピボット(赤の〇)が破損して、ハブベアリングがサスペンションからはずれちゃったのでつね。。。

 

その日は日曜だったので、356くんはそのまま避難させておくしかなく。アパートの管理人さんに、動かせるようになるまで数日かかるから置かせてね、と許可を取っただけでそれ以上の対応はできず。

月曜日に、アパートの目の前にある修理工場のおっさんに上記の写真を見せながら説明したら「これならピボットだけで済みそう。サスペンションアームとその中にある板ばね(サスペンション本体)には影響はないが、即日解決というものでもなく、超多忙なので修理開始は水曜までまってほしい」とのことでした。

ちなみに、VW(レプリカポルシェも)の前部サスペンションはこんな感じ↓

 

故障部分をアップしたらこんな感じ↓

赤丸の部分がサスとハブベアリングの結合部。結合のための接続ピンとでもいうのがPIVOT(ピボット)です。

 

上図のとおり、ピボットは上下2個、左右のハブベアリングで合計4個あり。このうちのひとつが破損したということですね。。。

で水曜日。修理工場からベテランのお兄ちゃんが推参。

きょうびVWや昔のポルシェをいじれるメカニックは絶滅種となりながも、いまだにどこの工場にも一人はいるらしく、今回「出張修理」で来てくれたおにいちゃんも、仕事というより、かぶと虫が壊れていたらほっておけない!といういかにもVWメカニック的なお兄ちゃんでした。

お兄ちゃんと一緒に356くんをジャッキアップしたり、タイヤ(ホイール)を外したりしましたが、VW系統だと、やっぱり「しかたなく修理している」のではなくて「修理をして遊んでいる」という雰囲気になるから不思議です。

まずはタイヤをはずして。。。

 

ダンパーとサスペンションアームを外します。

 

このあと、修理工のお兄ちゃんはサスペンションアームを工場へ持って行き、古いピボットを抜き取ったうえで、新しいピボットを仕込んで持って帰ってきました。工場へ持っていくのは、ピボットの取り外しはなかなか繊細な作業で、相応の設備が必要だからです。

サスペンションアーム。ピボットが仕込まれた状態の写真。

出展:https://produto.mercadolivre.com.br

 

このあと、サスペンションアームを元に戻し、無事ハブベアリング(ブレーキディスクのついている円盤状の部品)との結合に成功。

 

なんとか走れる状態になったので、修理工場まで移送しました。

ここでお兄ちゃんといったん分かれて、ポルシェくんは工場でもう一度サスをばらして再点検することに。

週末までには修理完了できるよ、ということでしたが、左右の前輪をとっぱずし、上のようなサスペンションアームの取り外し、ピボットの交換をそれぞれあと3回、さらには元通り組み上げなければならないし、それ以前にステアリングアームや、ステアリングのピボットに影響が出なかったかとかも調べなければならないので、水曜に工場へ置いて、本当に金曜までにできるのか?

ステアリングアームとピボット

 

やむなくとはいえ、車輪がひしゃげたままカーブやバックまでせざるを得なかったため、ステアリング機構がゆがんじゃってたらいやだな。。。

というわけで、進捗状況確認のため、木曜日に工場まで見に行きました。どのくらいまで修理すすんでいるのだろう。全然修理されずに放置されていたらどうしよう。。。

なんと、修理完成していました。

修理工のお兄ちゃんと、その辺をテスト走行。確かにステアリング機構もやられておらず、ついでにお願いしていたハンドブレーキ調整とキャブの洗浄も終わっていました。

修理代200ドル。ううむ高いか安いかわからん

 

というわけで、修理工場から出発。フランスパンを買って帰りました。

フランス大使館員も御用達のお店。

「ブティック」https://www.facebook.com/LaBoutiquePadariaFrancesa/

 

くるみとゴルゴンゾーラチーズのパン。中毒になりました

 

修理後。何事もなかったかのように、パン屋さん前の駐車場に鎮座する356。えらいね!

 

このレプリカは、1982年製の旧車ですが、壊れてもなにげになお ってくれるので重宝しています。フロントガラス破損の時は半年以上稼働不能になったけれど。。。

今回のタイトルは、Amebroのブロ友さんの「パンは生き物である。そして生きることを選んだのである」からぱくらせていただきました。なかなか鋭い観察でお勧めです。でも今日では「You ( 人間 ) @ 情報」にタイトル改称してます。ははは(リンクはhttps://ameblo.jp/taiyou-pan/entry-12706266375.htmlです)

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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成功法則:逐次投入で勝つということ

*あらかじめお断り。この記事は「マリアナ沖海戦」をお題に成功法則(特に資産運用)を探るのが目的であり、かなり面白おかしく加工してます。ご了承お願いします。

数字や理論ばっかりの記事。美術関連の記事などを応援していただいている素敵女子やナイスガイのみなさんへこの動画で埋め合わせ希望。ごめんなさい。。。

 

さて、古今東西の兵学で、勝つための定石として「大軍で、寡兵の敵をボコる」というのがあり。ナポレオンは、プロシア、イギリス、ロシアと周りを敵に囲まれていながら、これらが合流して巨大にならないうちにうまく「各個撃破」して、ヨーロッパを席捲しました。

映画だと特殊部隊とかが大軍をバタバタ倒し殲滅しますが、現実はその逆で、多少の技術的な優位は物量の前にはかなわず。中国古典でも「大軍に兵法なし」としています。

すなわち「全力をもって分力を討つ」というのが定石となり。

一方、すごい大軍を持っているのに、少しづつしか兵力を使わないというのは、もっとも忌むべきやり方とされています。これを「兵力の逐次投入」といいます。

まじめな日本の空母艦隊は、せいぜい15分で200機近い飛行機を発進させて、雲霞のごとき大編隊を形成するという離れ業を行っていました。ただ、集中発進にこだわりすぎて、ミッドウエーでは4隻の空母で「ちょっと準備に遅れている空母がいるから、残りのみんなも発艦をあと5分待ってね!」とやったら、まさにその5分にアメリカ爆撃機に襲われ壊滅、ということも起きたりしましたが、これは偶然・例外に類するものと考えます。

南太平洋海戦(1942年)。この時はまだ勝っていた

 

その後のマリアナ沖航空戦(1944年)となると、数的な優位がアメリカに移ってしまい。日本側498機に対して、アメリカは倍近い901機を参加させ、日本は「アメリカから『マリアナの七面鳥撃ち(Great Marianas Turkey Shoot)』と揶揄される壊滅的敗北(Wikipedia)」を喫してしまいました。

「七面鳥撃ち」の背景には、日本の編隊がアメリカ空母に近づく前にレーダーでばっちり捕捉されてしまうなどあり。余裕で迎撃態勢を整えたグラマン戦闘機には、重たい爆弾を積んだ攻撃機はまさに七面鳥だし、零戦も技量未熟のパイロットが多く、簡単に撃墜されてしまった。

といって、航空戦は消耗戦であり、敵も味方もバタバタ落とされる。ろくな防弾設備もない日本機は、パイロットも助からず、老練なパイロットは多くが死んじまい。一方アメリカは、開戦時は女性とデートとか、ダンス踊ってばっかりで操縦は下手だったけれど、何度落とされても防弾装置や手厚いレスキューにより生き延び、開戦後3年のマリアナでは、大ベテランに成長しており。パイロットの技量も逆転していたのでした。

とまあここまではフツーの分析ですが、飛行機運用の面から見たら、アメリカの一方的勝利が成立するための恐ろしい前提条件が隠れていたのです。

その前提条件は「逐次投入」。

何を隠そう、アメリカが「徹底的な戦力の逐次補充をしたから勝った」

あれ?逆じゃないの?

いやいやこれで正しいのです。

さらに言えば、アメリカが「4次元ポケット」を持っていたことが、勝敗を決しました。

零戦とグラマン(出展:https://ameblo.jp/headhunterslovebass/entry-12379202409.html)

 

日本側は、6月19日に「6次にわたる攻撃隊を送りだしたが、どの部隊も敵の迎撃と行方不明によってそのほとんどを失った(Wikipedia)。」

各攻撃隊の機数は、第1次64機、第2次128機、第3次49機、第4次50機、第5次18機、第6次15機となっています。

まとまった数を発進出来たのは第2次くらいで、他は多くても50機程度です。

要するに、広い海上にぽつねんと浮かぶ空母群からでは、いかにまとまった兵力を維持することが難しいかということである。

必要な場所に必要な機数(規模)をどうやって維持し飛ばすのか?が勝敗の意外なカギになっていたが、この点、日本側は空母からのみでなく、ヤップ、サイパン、テニアン、グアムなど最寄りの島の陸上基地を使うことができた。それだけ飛行機発着のオプションがあった。

出展:https://ameblo.jp/houzankai/entry-12444524559.html

 

アメリカは空母のみという状況で、その点実は不利だった。なのに、どうやって空母・陸上滑走路をマトリックス的に使用した日本側の「6次にわたる攻撃隊を撃退できた」のか。

この海戦での米軍の損害は「艦載機約130機」となっています。ざっくり出撃した10機のうち1機。

でも内訳は「撃墜されたのが50機くらいで、燃料切れの不時着や夜間着艦の失敗が80機くらい」すなわち着艦できなかった飛行機の数との理解なので、何とか空母に帰り着いたけど、エンジンがやられていてもう飛べない、海に廃棄とかいうのを含めたら、使用不可能になった機数はもっと増えると思います。

というか、アメリカの喪失1割というのは、どう見ても低すぎるのである。

本来はどんなかというと、下記の表のとおりで、主要な空母決戦において、日本、アメリカそれぞれ半数を喪失という恐るべき数値が出ています。ミッドウエーは、上記の「魔の5分」があり、日本は事実上全滅。(数値は英文Wikipediaから引用)

日本
アメリカ

海戦
参加
損失
損耗率
参加
損失
損耗率

珊瑚海海戦(1942.05)
139機
69機
50%
128機
69機
54%

南太平洋海戦(1942.10)
136機
92機
68%
199機
81機
41%

ミッドウエー海戦(1942.06)
248機
248機
100%
233機
150機
64%

*珊瑚海での米軍損失は97機という情報もある。Battle of the Coral Sea – Wikipedia

 

つまり、マリアナのように6次にもわたる戦闘を繰り返していれば、攻めるほうも守るほうも損耗してしまい。

日本側は事実上壊滅。5次、6次攻撃の出撃機数なんて見るも哀れですよね。。。

一方、アメリカがどうして10分の一程度ですんだのか?アメリカ空母の格納庫に「4次元ポケット」があって、たとえば5機使用不可になるごとに、4次元ポケットから新たに3機出てきます、なんてのがないと計算があわないじゃん?

 

実は、アメリカはちゃっかり「4次元ポケット」を用意していたのです。

その名も「補充空母」

正規空母が日本機の相手をしている後方(近辺海域)で、「補充空母」が整備万全の予備機、休養たっぷりの搭乗員を載せて待機していた。

これら補充空母は、その小ささから「ジープ空母」などともよばれていたようです。日本だったら「ドラえもん空母」かもしれん。

下から上へ、3隻の正規空母と1隻の補充空母
 

ドラえもん空母は速力も正規空母の半分ぐらいしか出せず、正面装備の艦隊行動にはついていけなかった。でも、ドラえもん空母から正規空母まで飛んで行って未帰還機や廃棄した飛行機の補充、状況が許せば戦闘空域で味方と合流して、着艦は正規空母というのなら余裕で運用できる。

究極の「逐次投入」ですが、集中した全兵力を1日ですりつぶしちゃった日本側に比べ、アメリカは日本と直接対峙する前衛のほかに、予備を必要に応じて展開していたということで、これ以上効果的なやり方もないと思います。

ドラえもん空母からいくらでも補充されてくる新手に、休む間もなく襲いかかられては、日本の戦闘機乗りが開戦時級の玄人だったとしても、やっぱり最後は落とされちゃったのでは?

要するに、この海戦では 「逐次投入」こそが正しい選択だった。これに気づいたアメリカおそるべし。

この辺を迫力たっぷりに描いた映画「荒鷲の翼(The Wings of Eagles)」があります。


 

3000字を超えちゃったので打ち止め。

で、最後にこの記事のエッセンスです。

これって、ナンピンのことじゃ?はいその通りです(押し目買いという言い方もある)。

この記事を書いた2021年5月19日時点でビットコイン関連がなかなか強烈な下げになっており、この下落を利用して買い増し、ある程度の元本規模を維持できた人は、将来の暴騰局面で爆発的な資産増加が可能かも?と思っていたらこの記事を掲載した10月19日時点では記録的最高値更新かも?に上昇していました。

一方、買い増しにしても4次元ポケットがあるでなし、補充可能な金額もおのずと制限されると思います。自己責任でじっくり安全にやりましょう。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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空からの雑感と、Ameblo1位ランクインに感謝

◎乾季の空、雨季の空

10月の初め。ブラジリアは乾燥が一番厳しい時期になり。

枯れた草木に覆われた荒野

 

山火事や、農場でも火事が頻発。まあ農場のは休耕時の雑草が焼ける(あるいは、焼く)ことが多いので、被害というのとは違うけれど。。。

農地の例。黒っぽく焦げているのが火の通った跡。

 

山脈も火事の跡が。煙が発生して、今まさに燃えている、という場所も。

 

山火事の煙。つい「この煙は向かい風15ノットだな」というふうにとってしまいます。ははは

 

ホームベースの滑走路も黄ばんだ茶色の枯れ草が一面に。

誘導路をのぼっている横を、離陸する鬼教官の飛行機。左主輪のスパッツを外しており、ブレーキでも調整中なのかな?

 

さて、これが雨季ともなるとこんな感じ。以下、大体4月頃の撮影です。

緑の滑走路

 

山肌も緑。

 

きわめつけはこの写真。みどりが目にしみます。

 

乾季では、枯れはてたような荒野ですが、ちょっと2,3日雨が降ると、ぱっと緑の芽が鮮やかになります。

山火事で焦げちゃったところは茶色・こげ茶ですが、延焼を免れたところで、2日前の小雨から淡い緑が生まれています。

 

そして、乾季なのに緑、のところも

青い貯水池の周りでの、円形灌漑農地。

 

環境保全は重要だけれど、荒野の中に立派な滑走路が現れたりすると、なんかとても希望に満ちた気持ちになるのでした。

SBOB(ブリチ農場・個人所有の滑走路)。16 19 21S/047 13 24W

 

 

◎Ameblo1位ランクインに感謝

こないだの記事「都会の風物詩」が、なんと「パイロット」公式ハッシュタグで1位になっていました。

18,762件の投稿からの一位だそうです。パイロットなんてマイナーなタグですからねー投稿数自体が全然すくないけれど、1位になるほどたくさんの人から見ていただけたという事で、うれしいです。いつもご訪問いただいたり、「いいね!」いただいている皆様に、あらためて感謝申し上げます。

で、他にはどんな記事があるかというと

こんな感じ

うううーむ?、2位、3位は確かにパイロットだけれど、4位は女子力そのものの記事だったりして?どうやらパイロットの奥さんらしい、という事で納得。

その後のランキングには、エアラインパイロットを目指す人への自社養成や航空大学校への受験情報とか、すごく切実な情報がつまったブログが続いたりしており、ぼくのブログみたいに、その辺を飛んで遊んでいたとか、素敵女子とミルフィーユを食べにいったとか、そんな内容だとちょっと申し訳ないですけど、皆様の「いいね!」などに勇気づけられて、これからも続けられればと思っています。

格納庫全景。小さな飛行に乗っています

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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廃墟の中から(そしておいしいピザのお話)

奇跡の躍進へ進撃だ!

https://www.youtube.com/watch?v=3XC_rq1OEB8

 

廃墟の中から

コロナ禍による大暴落からの復活もつかの間、マスク氏の暴言、中国の暴挙などなどにより、大暴落をきたしたビットコイン。

史上最高値の6万ドルから、6月には3か月で半額の3万ドルに墜落。

多数の投資家が大打撃に耐えられず、投げ売りに追いやられ。市場はかつてない修羅場となったのでした。

市場分析でも、暴落の凶兆とされる「デッドクロス」がついに生じてしまい。

画像左はhttps://cryptoslate.com/bitcoin-faces-death-cross-if-bulls-dont-step-up/

右はhttp://www.clubedotaro.com.br/site/m32_13_sem_nome.asp

 

人々の希望を打ち砕き、メルトダウンを続けてきたビットコイン。

もはや消滅するしかないのか?危うしビットコイン!

 

えへへへへ

デッドクロスの発生により、ついに奇跡の回復の第一歩が記されたのでした。

 

もちろん、これから何か月も悲惨な下げ相場が続くことでしょう。

3万ドルが2万ドルに落ちることもあるでしょう。

でも、下げに下げて、廃墟の状況まで荒れ果てて、そこで初めて上昇することができるのです。

つまり、今回の大暴落こそが、再生・復活の第一歩だということである。

 

今回の記事は、この暴落を記念して投稿しています。

なぜ復活開始とわかる?と聞いてくるせっかちな人に。

今後掲載を予定しているビットコイン関連記事をじっくりお読みください(カッコ内は掲載予定時期です)

◎狙って当てるビットコイン(8月)

◎デッドクロスと日本海(9月)

◎成功法則:逐次投入で勝つということ(10 月)

*要注意!僕は海外在住なので、日本にはないビットコインETFに投資しています。初心者投資家の皆さんは、ビットコインへの直接投資はお勧めしません。日本でETF等が発足するまで待ちましょう。なぜかは、以前の記事をご参照ください。

日本海海戦https://www.kinenkan-mikasa.or.jp/kids/war/kaisen.html

 

お金に成功法則の話ばっかりで、頭がこんがらかっちゃった、ので、おいしいピザのお話にスイッチします。

 

ピザいろいろ

大好きなピザ。僕の住んでいるブラジリアで、いろいろなお店のを食べ比べてみました。すべてテイクアウトです。

 

その1。Not Just Pizza

とあるショッピングセンターにあるピザ屋さん

Not Just Pizzaという謎のピザ屋

 

アテンドのきさくなお姉さんに、Calabreza(カラブリア風ピザ)を頼んだら、10分を待たず出してくれました。

気が付いたら、お店から車まで、大きなハートの入ったピンク色の包装を持ち歩くことになっちゃった!通り過ぎてゆく素敵女子たちが笑っています(マスクしてるけど一目瞭然)。

ううむ、次は大きなテディベアをもっていこう。まだそっちのほうが。。。

あー恥ずかしかった。

アパートに到着して、さあて一安心!

わくわく包装開けてみると、あれ?

Calabreza じゃなくて、ハムじゃん?

 

ちなみに、真正のCalabreza はこんな感じ。

出展:https://lizux.loja2.com.br/958532-Pizza-Calabresa-Grande

Calabreza ソーセージを薄切り、輪切りにしたのがCalabrezaピザです

https://veja.abril.com.br/blog/dias-lopes/a-calabresa-e-nossa/

 

Just Not Calabrezaでした。とほほ

でも、フツーにおいしかったです。ただ、なんか歯切れの悪い部分があるなー

と思ったら、知らないうちにピザの底に敷いてあった紙を一緒に食べていました。ははは

 

その2。至高のピザ

ジャン・オーギュスト・アングルの新古典主義絵画みたいな至高のピザ。

アングル「泉」。1820年 – 1856年

ブラジリア最高といわれるピザ屋さんでふんぱつしてテイクアウト。

こちらの包装はオーソドックスで安心?

もちろんCalabrezaたのみました。わくわく包装を開けてみると。。。。。

うううう?たしかにCalabreza だが?この輪切りソーセージの配列は?

 

絶妙な赤と黄色の配列。ピエト・モンドリアン風ピザ、なんちって

モンドリアン

https://bijutsutecho.com/magazine/news/exhibition/23295

 

へたなユーバーEatsのお兄ちゃんなんかより、よっぽど慎重に運んだんだもーん!というわけで、最初からこうした前衛的な盛り付けになっていたとしか思えないのでした。

でもお味はやっぱり古典的でよかったです。ただし値段も名作古典絵画みたいで、泣きました。

 

その3。みじん切り作戦

まだまだ続くピザ遍歴。今回は、「その2」のお店のすぐ裏で、そのお店にやってくるお客のおこぼれを狙ったかどうか?無飲良品の無名ピザ屋さん。

その名もPizzeria Napoletana。

ううむ、まるで「ラーメン中華軒」みたいだ。もっと工夫しろよな。

新進気鋭のお店。ピザを焼いているところを公開していました

 

こんどこそはちゃんとしたCalabrezaを頼むぞ!

包装も無印良品

 

わくわく。。。開けてみると

まいりました。みじん切りとはちときつうござるぞ。

 

たしかに、正真正銘のCalabrezaソーセージを使っていたけれど。。。。

 

その4。4度目の正直

Calabrezaピザを訪ねて3千里。。。。

とある吉日、ピザなんて全然頭の片隅にもない状態で、インスタントラーメンにネギ買おっと、と飛び込んだスーパーマーケット。押しも押されもせぬ世界の老舗Carrefourフラッグのスーパーです。

駐車場にかぶと虫を止めて、さてお店に、と上がっていく通路に「ピザ作り始めました。買っていってね!」という看板が。

その場で焼く、出来立てピザだそうです

 

おおお!と期待して売り場に行きました。

なかなか清潔そうなピザ焼きコーナーがちゃんとあり。僕も含めて数名が、わくわく!とピザ焼き職人(といってもスーパーの店員さん)が現れるのを待っていたのですが。。。。。

その後40分、ピザ焼きの人は結局現れず。

インスタントラーメンとネギを買って帰りました。。。。。

 

最後に蛇足。「その3」のお店に、こんなポスターが

確かにマラドーナは「ナポリ」の選手ですけど、こんな気味悪いのよりもっとましなモデルはいないのか?

ソフィアローレンはナイス!どきどき

おそまつさまでした。ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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フラップの話

以前、ぼくが乗っている軽飛行機のフラップが故障しちゃった話を掲載しました(ここでも最後に増量して再掲)。今回は、飛行機の発達にとってフラップがいかほど重要だったかということをお題にしてみます。

飛行機の根本は主翼です。主翼を見れば、だいたいどんな性能で、どんな目的を持っている飛行機なのかがわかります。

翼の諸元。A翼弦長、B中心線、C最大翼厚、D最大キャンバー、E翼弦線、F前縁、G後縁。出展はhttps://commons.wikimedia.org/wiki/User:Toshinori_baba

主翼の決め手は「アスペクト比」。主翼の長さ(翼弦長)と幅の比率で、高性能グライダーでは22に達するものあり。ジェット旅客機では6くらい。

グライダー(アスペクト比22くらい)とF104戦闘機(同2.5)

この比率が大きければ大きいほど低速でも揚力が大きく、小さければ小さいほどスピードが出せてロール(横転)性能もよくなる。

グライダーの通常の速度は時速90キロぐらいで、F104はマッハ2まで到達。

一方、グライダーの場合、着陸もだいたい60~80キロで飛行速度とあまり変わらないが、F104だと278キロだそうで、マッハ2用の翼だとめちゃくちゃ遅すぎ。揚力以前に安定もへったくれもなくなってしまうぞ!どうしよう?

そこでフラップの出番です。

フラップは、通常の飛行速度の時は翼の後縁にたたまれており。着陸や離陸といった、低速度だけど揚力が欲しい、というときに展開して使用します。

典型的なジェット旅客機のフラップ。

みなさんが737やエアバスで旅行されているとき、着陸態勢において、にょごごご。。。。と翼のうしろからせり出してくるあれですね。

見ていると、翼の幅がほとんど倍くらいになるほど伸びてゆき。こんなに翼の形が変わっているのに、よく重心とかが変わっちゃわないのかと感心します。

もう一つフラップ全展の画像

飛行中に重心が移動してしまうとこうなる。この事故では、搭載していた貨物の拘束具が切れた?のか、重い貨物が機体後部に滑ったらしい。

 

フラップの作動原理としては、

まず、単純に翼面積を増やす、というのがある。面積が増えれば面積当たりで支えなければならない機体重量も減らすことができるわけで。この重量のことを翼面過重と言いますが、97戦という傑作機の翼面過重は96.44Kg/m2で、同世代のメッサー109の173Kg/m2に比べたら、ほとんど半分じゃね?つまりメッサーは「高速の一撃離脱」、97戦は「世界最高の旋回性能」を志向していた。

この差がパイロットの日常にどう影響したかというと、97戦はソ連のI16に振り切られて逃げられてしまい。その程度ならともかく、Bf109の方はフラップをもってしても着陸速度高すぎなどで事故多発の「後家製造機」になってしまいました。

ええええ!?97戦とbf109が同世代なの?そうです。

97戦の初飛行は1936年10月15日。Bf109は1935年5月29日です。

これは、ドイツが優秀すぎるというのもありますが、97戦がじっさいBf109に迫る名機だったということも決してよいしょではない事実と思っています。

97戦 出展 https://www.knet-web.net/m/xCatItem2.html?mID=3&sID=&uID=2784

Bf109  出展https://www.jiji.com/jc/d4?p=lfw522&d=d4_mili#photo2

I-16 出展 https://flyingheritage.org/Explore/The-Collection/Russia/Polikarpov-I-16-Type-24-(Rata).aspx

ちなみに、日本の戦闘機に「蝶型空戦フラップ」というのがあり。「空戦性能が向上する」らしい。

http://www.hasegawa-model.co.jp/hp/catalog/st_series/st30.html

 

ただ、フラップというのは、低速でこそ威力を発揮する(言い換えれば、高速で使ったら壊れちゃうぞ!)ものであり。

空戦性能の概念が「フラップで旋回半径を減少させる」という巴戦の思考で停止してしまったため、ハイスピードで一瞬に勝負を決する一撃離脱の米高性能戦闘機機相手にどこまで通用したか?くるくる回れれば撃墜されることもなかったでしょうけど。

97戦にもフラップはついていたが、着陸というより「高迎角時における失速を防いで空戦性能を向上させる」のが狙いだったらしい。実際は空戦性能良すぎで、フラップに頼るまでもなかったようですが。(外部リンクhttp://ktymtskz.my.coocan.jp/J/JP/abu5.htm に興味深い記述あり)

97戦の海軍版である96艦戦になると、試作機の時点で、機体が軽すぎて着陸速度になってもいつまでも沈下せず。思う着地点で接地できないという、艦上機では致命的な欠点があったが、フラップを付けたらすとんと降りれるようになり、正式採用されたらしい(吉村昭「零式戦闘機」)。

96艦戦

ここで、フラップのもう一つの側面、ブレーキとしての役割があります。

巡航速度300キロの飛行機も、着陸速度90キロだったら、なるべく短い時間にこの差200キロを減速したいわけで。

一方、スピードが命の飛行機は、あらゆる設計の努力が空気抵抗の減少に注がれており。減速はにがてだったりします。

シャーリーズ・セロン。女性が美しさを求めるのと同じくらい、飛行機にはスピードが重要、かもしれん。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%AD%E3%83%B3#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Charlize_Theron_by_Gage_Skidmore.jpg

そんななかで、速度をすみやかに落とし、かつ安全な降下を可能とするフラップは、現在の大型旅客機による大量輸送を実現する上で必須の発明だったと思います。

着陸態勢のエアバス

さて、実体験「フラップ故障」です。

とある吉日、穏やかな空の中を軽飛行機でお散歩。

小さな飛行機で飛んでいます

とある農場の滑走路に着陸態勢に入り。フラップ1、2、と順調に下げてゆき、フラップスリーだ、とレバー引いたとたん

ぷちん!あっ!

ケーブルが切れた音が。

とっさにフラップあげ、ノーフラップの体制で着陸。

地上滑走しながら、フラップ1、2、3と上げ下げしたのですが、フツーに動くじゃん?

これはケーブルが寸断に至らず、切れかかっている状態だな、つまりタキシング程度のほとんど風圧のない状況では上げ下げできるけれど、着陸速度でフラップに負荷がかかったらやばいね、と判断。

といって、田舎の農場の滑走路では修理もできないし、要するにノーフラップで行けば問題ないので、35分くらいの飛行でホームベースに帰ってきました。

で、ハンガーまでのタキシング中にまたがちゃがちゃ上げ下げしたら、今度は最大、フラップスリーの位置でぷちんと本当に切断してしまい、このポジションでスタックしちゃいました。

格納庫でケーブル再確認したら、機長席後ろのケーブル接合部分は問題なし。

ふだんはカバーがかぶさっています

フラップレバー(下の写真のハンドブレーキみたいなやつ)から、上の写真の接合部分まで伸びる単線でのケーブルのどこかが切れたらしい。これが各フラップに伸びる左右のケーブルのどちらかだったら、左右のフラップ角度に差が出てしまい、墜落なんてこともありうるのですが、その点はまずは単線の方で切れるように設計されており、問題なく飛行できました。

さっそく修理屋のお兄ちゃんに見てもらい。

フラップレバーとケーブルをつなぐコネクターが経年劣化で壊れちゃったということでした。ううむ定期点検ではOKだったはずなんだけど。

なんか頼りないコネクター。写真だどわかりにくいな

比較的軽微な修理でしたが、100ドルが飛んじゃいました。かなしいな。。。

この飛行機のフラップは、エアバスとかに比べたらおもちゃみたいな感じですが、ちゃんと3段階で展開できるようになってます。

下の写真右が全閉、右が全開です。

あまり変わらなかったりして。。。

効果も、あまり変わらなかったりします。全開で降りて、路面が滑るぞ!というときにさっとフラップを上げるとタイヤが地面に押し付けられて安定が増すというケースはある。

ぼくが飛んでいるブラジルの場合、田舎の滑走路でも長さ1000メートルはあるし、実はフラップなんて使わなくてもぜんぜんフツーに着陸できたりします。300メートル級ばかりの日本では、フラップは必須かもしれん。

こういうLSA(ライトスポーツエアクラフト)でも、機種により差があり。今乗っているCoyoteは上記のとおりですが、練習生の頃にのっていたParadiseはフラップを下ろすと、ぐん、と機首を下にふり、パイロットに「ノーズアップしすぎるな」と教えてくれる、えらそうですが頼もしい飛行機でした。

LSAの傑作Paradise

ファーストソロの時、いつもは教官とわいわいがやがや騒がしいコクピットが、ひとりぼっちでしーんとさみしい中(エンジン音はなぜか聞こえず)、フラップワン、ツーと下げていくたびに「キーン」とロック機構の音がコクピット内に響き渡ったのが、忘れられない思い出です。

ではでは。。。

Posted by 猫機長