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与圧の話

いつぞや、サッカーのW杯予選で「ブラジル対ボリビア」をやっていました。

6対0とか、ブラジルの圧勝と思っていたら、当初は機敏に動いていたブラジルの選手たちが、しだいにふらふらよたよたとくたばっていくのです。

ボリビアの方は終始元気いっぱい。

結局、2対0とか、ブラジルは勝ったけれど、なんか物足りない結果に。

ブラジルの選手は試合後「お前はもう死んでいる」状態になっていました。

高度3000メートル近いラパス市での試合で、富士山の8合目を走り回るのと同じになり。ブラジル選手は酸欠を起こしていたのです。

ボリビア人は、現地人の強みで、血中濃度が高まっていたらしい。

Elenco da Seleção Brasileira 1982


 

 

飛行機でも同じことが起こります。

ぼくが乗っている軽飛行機だと、高い時で7500フィート、すなわち2500メートルくらい。

この程度だと、寒いけれど、呼吸とかはぜんぜんふつーです。

3000メートルを超えると、サッカーみたいな運動をしなくても判断力が鈍り。これ以上の高度は酸素マスクとかが推奨されるらしい。ぼくはそれほど上がったことがないから知らないけど。

でも、パイロット以前に飛行機が悲鳴を上げ始めます。

高度を上げると、飛行機の過給機に十分な酸素がいきわたらず、エンジンの出力が落ちてしまうのです。

こうした状況を逆手にとって、偵察機とかは戦闘機の上がってこれない高度を飛ぶことができるようにしたのが多い。

その好例が「SR-71」。

Pixabay無料画像
 

 

実用高度25,929mと、飛ぶ高度が高すぎて、パイロットも生身だとたちまち窒息したうえ凍死してしまうので、宇宙服みたいな飛行服で保温し、酸素をいきわたらせるなどしています。

https://airandspace.si.edu/multimedia-gallery/08awinterjan2022interview-pressuresuitlivejpg
 

 

 

日本の「百式司令部偵察機」では、別に与圧服があるわけでないのに、酸素マスクと闘魂でアメリカのB29と同じ1万メートル近くまで上がってがんばった。

B29のほうは、やっぱり宇宙服か?

いやいや、半そで半ズボンとかで飛んでいたという記録があります。

なぜだ?B29搭乗員は、メチールでもきめて、狂乱していたのか?

いやいや、ある工夫で、B29の機内は、地上とあまり変わらないように調節されていたのです。

その調整の秘法が「与圧」。

エンジンで空気を圧縮し、なんとか人間の生き延びられる気圧、温度、湿度にしたうえで、畿内に導入しているのです。

地上と同じ1気圧にしようとすると、エンジンの推力が与圧の維持に取られすぎるなどして非効率なので、だいたい0.7気圧から、最近は0.8気圧まで上げることができるようになったらしい。

1万メートルの上空では、温度は―50度、気圧は地上の4分の1なので、いかに強力に与圧されているかということですねーそれでも何とか高度2500メートルくらいの気圧に持って行っているということなので、地上にいるのに比べて相当乾燥し、かつ酸素濃度も70%くらいまで下がってしまい。乗客も、何もしなくてもふらふらし始め、気が付いたら寝ちまってた、というのも多いと思います。

畿内全体を与圧できるようになったのは、戦前にもボーイング307とかあるにはあったが、実態上は戦後になってから。

B29の場合は、操縦区画や、銃手のいる区画に限定して与圧していた。

Pixabay無料画像
 

 

https://www.quora.com/Was-the-B-29-pressurized
 

 

https://www.sun-inet.or.jp/~ja2tko/jap/jap.b29/b29no2.html
 

 

ちなみに、日本の百式司令部偵察機のスケルトンはこんなかんじ


もちろん与圧はなし。
 

 

その与圧の経験が戦後の花形マンモス輸送機であるコンステレーションやB377,DC4などに生かされました。

与圧が大量高空輸送にとっていかに重要であり、しかし困難かつセンシブルな先端技術であったか。与圧の失敗がいかに重大な被害をもたらすかというのに、コメット旅客機の連続事故があります。

コメット旅客機(パブリックドメイン)
 

 

 

戦後、「最後のレシプロ旅客機」と言われたボーイング377が、B29譲りの機体とB307 からの集大成である与圧設備で世界の空を制覇していたころ、与圧の技術を会得しつつあった英国が、満を持してコメット旅客機を開発しました。

先進的な後退翼の4発ジェット旅客機で、さしものB377も時代遅れになったか?

がしかし、コメット旅客機に連続して重大な空中分解事故が発生。

乗員も乗客もみんな4んじまうので、原因究明にも苦労し。

それでも、そのうち、与圧が事故の原因であることが明らかになり。

与圧した飛行機というのは、機内の圧力が外気に比べて異常に高くなっており。要すれば風船がぱちん!と破けちゃうみたいな、一歩手前にあるのを、機体の骨組みだ外皮だとかで無理やり抑えこむことになってしまい。

風船に針、と同じとは言わないが似たような感じで、穴が開きでもしたら、そこから亀裂が走り、機体が破裂してしまうことが分かった。

そして、穴が開く重大な原因の一つが「四角い窓」

 

 

つまり、窓の鋭角(角)の部分に圧力が集中して、ひびが入ってしまうのである。

アメリカ側は、四角い窓の危険を知っていたのか?B377では、まるい窓のバージョンが多かった。でもユナイテッド航空などの使用していた機体は四角い窓だし、四角と丸の混合した機体もあり。ボーイングもまだ試行錯誤だったらしく、別にアメリカが英国に与圧の情報を出し惜しみしたから発生した事故ということでもなさそうである。

https://flyawaysimulation.com/images/add-ons/18640/b377-lia-1zip-1-image.jpg
 

 

上部キャビンが角窓。下部キャビンが丸窓の例。
https://www.airliners.net/photo/Ghana-Airways-Nigerian-Airways/Boeing-377-10-34-Stratocruiser/92259/L
 

 

四角窓でも与圧に問題を起こさなかったB377おそるべし。これなら、機銃掃射を食らってハチの巣になっても、空中分解とかはせずに、ユウユウと飛び続けるのではないかと思ったりします。

これは、英国の飛行機がひ弱なのではなくて、アメリカの飛行機がどこかおかしいのです。

与圧はアメリカの得意技ではあるけれど、別に専売特許でもなく。

バトル・オブ・ブリテンの段階で、ドイツは超高空を飛ぶJU86という大型偵察機を開発しており。

高度1万2千メートルという、泣く子も黙る高空性能で、もちろん与圧室を備えていました。でも、乗員は2名のみで、全長17メートル、全幅25メートルという大きな機体(東京を初空襲したB25くらいの大きさ)になんとか2名分の与圧設備を搭載できた。

https://i.pinimg.com/originals/df/31/ce/df31ceee9dd35f3290c06e15dd46bd07.jpg
 

 

ttps://br.pinterest.com/kadyshevks/
 

スピードは時速400キロくらいで、遅くはなかったけれど速くもなく。ディーゼルエンジン搭載とか、なかなか妙味のある機体なのでいつか詳しく書いてみたいですが、そんな与圧装置付きの不思議な飛行機が存在しており、大戦中期にイギリスが高高度型スピットファイアを開発するまでは、1400キロの航続距離を生かして、のこのこと敵地上空に侵入し。

JU86を追っ払った高空型スピットも与圧装置を備え。2重の風防をスライド式ではなくねじ止めにしたりとか、与圧隔壁をコクピットに新設したとか、いろいろ工夫し。実はあまりうまく作動しなかったらしいのですが、英米は電熱服や酸素吸入など進んでいたので、パイロットも、あああ!ちびってあそこが凍っちゃった!壊死だ!なんてならずに済んだらしい。

 

B29を迎撃した日本の屠龍だの雷電だの飛燕だのは、作動するしない以前にそもそも与圧がなく。米英に比べ粗末な飛行服でよくぞ成層圏まで上がれたものと思います。リポビタンDでも飲んで、「ガンバラナクッチャ」と、はっちゃきになって飛んで行ったんでしょうねえ。

ガンバラナクッチャ

 

 

与圧のなかった大戦中の戦闘機でも、米英のは「気密性」がよく、要すればキャノピーを閉めれば寒い外気は100%遮断され、エンジンの熱でそこそこ暖かかったらしいです。

日本機はどうだったでしょうか。なんか「ブラックな職場」という言葉が浮かんできてしまうのは、ぼくだけでしょうか。

ああ無情。。。

ちなみに、ぼくの乗っている軽飛行機は、ぜんぜん気密性がなく、隙間風吹きまくりで、冬は凍えます。。。

小さな飛行機に乗っています
 

 

いまどきの旅客機は、素敵女子のCAさんがにこにこと機内食を配り、映画だなんだと、あたかもお家の居間にいるような感覚にしてお客をけむに巻いていますが、舟板一枚下は地獄じゃなかった、隔壁一枚裏は。。。。なので、理解して乗りましょう。

もちろん、隔壁が破れたりすると、遺族への補償でエアラインはつぶれるし、同型機は一斉に飛行停止とかになってしまうので、絶対隔壁が破れない構造になっているのが現代の飛行機ではあります。

最後はおどかしてしまいました。まあ、隔壁なんてない軽飛行機に比べれば、ジェット旅客機は急減圧とかが起こらないとは言えないけれど、全然大丈夫ですよーと、皆さんの飛行機旅行を無責任にけしかけて、結びといたします。

 

ではでは

Posted by 猫機長
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ブラジリア 冬の風物詩

7月現在、冬のブラジリア。とあるブラジル日本移民の生活について、ちょっと写真で紹介します。

◎冬の青空

 

 

ブラジリア郊外にある飛行クラブの格納庫。真冬ですがジャトバの木はまだ青々としています。朝夕は気温12度まで下がり。でも日中は30度近くまでいきます。サバンナ気候です。

滑走路の雑草(というか灌木か?)に紫のきれいな花が。ぶんぶんとすごい音がするので近寄ってみたら大きなくまばちが飛んでいました。
 

 

上空は雲一つない青空。
 

 

ドアからの隙間風が膝に冷たい季節になりました
 

 

色とりどりの畑が絨毯みたいでした
 

 

この後、管制から許可が出て、ブラジリア市街地の端っこをかする感じで通過しました

 

 

◎インディオ居留地に乱入

ひょんなことからブラジリア市高級住宅街(Noroesteと言います)の横ちょにある先住民居留地で開催された「人権保護のつどい」みたいなのに参加することになり。どんな催しがあるのかと思ったら、酋長のおっさんが演説をぶった後、呪術師みたいなおばちゃんがなんかいろいろ話し。そのあとはみんなでホットドッグパーティーになりました。ははは

酋長のおっちゃんと呪術おばちゃん
 

 

集いは居留地のあばら家で実施。みんなで地面にぺたんこと座りました
 

 

酋長のおっちゃんが手に持っているのは、ポルトガルのカラベル船の絵がある本。いわく「こいつらに不法占拠された。ここはわしらの国じゃ」
でも、聞いているみんなは、本のことより、酋長の後ろの机のうえにあるお鍋やパンの方が気にかかっていたりして。。。
 

 

インディオ居留地ですが、黒人のおばちゃんも飛び入り。ブラジル通の人は「バイアナじゃん」とわかるでしょうが。本人はバイア州生まれではなくミナス州生まれだそうでした。
 

 

バイアナ(バイア州生まれ)ではないバイアナのかっこをしたおばちゃんは炊事で大活躍し、みんなでホットドックと、なんかよくわからない焼きめしを食べました。

真正のバイアナはこちら https://www.pinterest.co.uk/pin/bahia-varig-airlines-brazil-1960s-travel-posters-f-lanzara-100×65-original-vintage-trav–635992778609561361/
 

 

謎のスープもあり。おなか壊しそうなので食べませんでした
 

 

食べた後はみんなで後片付け。水道があるのか、井戸水かは不明。
 

 

カポエラの実演もあり。インディオではなく黒人文化だけど。
 

 

いろいろな木の種とかを使って作った民芸品を売っていた。これはインディオの文化ですね
 

 

ペルー人みたいな呪術おばちゃん、偽バイアナ、酋長、現地の小学校の先生、謎のアフリカ人(みたいなブラジル人)。ブラジルに来ると人種も文化もごちゃごちゃになるのでした。
 

 

居留地集落の風景
 

 

居留地の看板。グアジャジャラ族のTeko-Haw居留地というらしい
 

 

◎ブラジリア国際空港のラウンジ

インディオ集落に行く前か後かだったっけ?出張で旅客として飛行機に乗ることになり。出発よりかなり前に空港に着いて、ラウンジでのんびりしました。

朝早くだったので、軽く軽食
 

 

というか、あまりバラエティのないブラジリアのラウンジ
 

 

奥の方に、バスの運ちゃんと車掌さんを発見。じゃなかったエアバスのパイロットとCAさんを発見。
 

 

いやいや、別にエアバスが路線バスに見えるというわけではないですよー

バスの画像出展https://onibusbrasil.com/anddytur/1553803
 

 

一方、エアラインパイロットから軽飛行機がどう見えるかについてはこちら

三輪車の画像出展https://www.oxygencycles.in/%E6%98%AD%E5%92%8C-%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%AD-%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB-%E4%B8%89%E8%BC%AA%E8%BB%8A-%E3%83%9A%E3%82%B3%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93-%E3%82%82%E3%81%A9%E3%81%8D-poko-%E5%8F%A4%E3%81%84-%E9%9D%92-kk-1872840
 

 

文字数は1500字に満たないけれど、写真いっぱいで15ページを超してしまったので、今回はこの辺で。

ではでは

Posted by 猫機長
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渦と揚力

鳥も飛行機も、翼によって揚力を得て、飛んでいます。

どちらもつばさですが、飛行機の主翼がまっすぐ伸び切った状態で固定されているのに比べ、鳥の翼は自由に折りたためるようになっています。

鳥の手の骨格は、人間に比べて羽ばたくのに特化して進化したことがうかがえます。

https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/kabutogani/24359.html

 

 

鳥の場合、指は親指、人差し指、中指しかありません。

その一方で、手の甲の骨(手根骨、中手骨)が異様に発達しています。

これが、のちに述べる飛行機と鳥の翼の違いに大きくかかわってくるので、覚えておいてください。

さて、飛行機の翼は、翼上面と翼下面を通る空気の流れに圧力差を生じさせて、圧力の低いほうすなわち上方に飛行機を引っ張る、吸い上げる、押し上げるという仕組みになっています。

http://www.jsme-fed.org/experiment/2010_2/002.html

 

 

圧力差の作り方ですが、黎明期は単に平べったい板に迎角をつけて、だったのが、湾曲をつけた、いわゆるゲッチンゲン翼になり。現在では翼内に燃料タンクや主脚を格納できる厚翼型が主流になっています。

https://japaneseclass.jp/trends/about/%E7%BF%BC%E5%9E%8B

 

 

飛行機が実現可能になったのは、揚力と推力を分けるというひらめきがあったから。

レイノルズ数など、いろいろな定理によって、羽ばたきによって前進ができるのは大きくても鷹だのなんだの(隊長1メートル、翼長3メートル)までであり、人間みたいな重たい生き物を飛翔させるような巨大な翼になると、少なくとも人間の科学力、技術力ではとても羽ばたきなんて不可能ということがわかり。

*要すれば、体がでかくなるほどレイノルズ数の作用によって羽ばたきより滑空が効率的となり、逆に昆虫レベルになるとほとんど常時羽ばたいていないと飛べなくなるらしい。225 ›ð’à ›Ífià9.2 (jst.go.jp))

つまり、エンジンで飛行機を前進させ、生じた向かい風を翼にあてて揚力を得る、という分担によって、はじめて飛行機は飛べる物体となりました。

一方、鳥はどんなかというと。

翼のみで、揚力と推力を生み出しているのでした。

鳥の翼は、胴から手のひらの付け根までは、ブレリオ機みたいなゲッチンゲン翼型をたもち、揚力を発生させ。

そこから先の、手の甲から指先までの翼をうまく使って推力を生んでいるのでした。

バドミントン/シャトルコック/羽毛球の飛行 (fc2.com)

 

 

推力を受け持つ「初列風切羽」は、上に羽ばたいたとき、風圧で隙間が開き、うまく抵抗が出ないように空気を逃したうえで、下(斜め下)に羽ばたくときは、ぴたりと閉じて、巨大なうちわみたいに前進のための推力を生むことができたのでした。

この間、揚力を受け持つ「次列風切羽」はいいぐあいにゲッチンゲン翼型を保つらしい。

新たなる飛翔伝説~鳥類の翼 | 川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba (ameblo.jp)

 

 

効率としては、やっぱり翼はぜんぶ揚力に使って、推力はエンジンで。。。。という方がいいですけど。

というわけで、鳥と飛行機は、揚力という面では、根本は同じ原理を共有しているのでした。

深いところで分かりあっているのですね。

京都人と大阪人の間柄みたいなものかもしれん。

というか、翼というものはみんな同じ原理を共有しているんじゃないの?

いやいやそうとも言えないんですよ。

鳥や、特に飛行機では絶対にうまくいかない原理で飛んでいる、恐ろしい生き物がいるのです。

その名も「昆虫」

昆虫も翼を持っていますし、鳥や飛行機と同じく翼により揚力を生み出しています。

でも、昆虫の翼は、体に比べて小さく(蝶みたいな、でかい翼のもいることはいる)鳥や飛行機と同じやり方だと、到底飛ぶことはできない。

そこで、昆虫たちが編み出した揚力発生の秘法があり。

それが「渦」です。

乱流です。飛行機を失速させ、墜落に導く剥離気流です。

ぎゃあああー!

飛行機が揚力を得るためには、いかに渦を作らず、翼に沿って滑らかに気流を導くかが勝負となっており。

以下の図で説明するとわかりやすいと思いますが。。。

スバリズムレポート第2弾「航空機はなぜ飛ぶのか?〜飛行機が飛ぶ原理とは〜」 | スバルショップ三河安城 愛知県 (chubu-jihan.com)

が、いい感じに飛んでいる状態。

になると、翼の後部上面にうまく気流が流れてくれず、その分揚力を失ってしまい。

この状況でも飛べることは飛べるが、制御不能一歩手前の恐ろしい状況。

さらに悪化するとこうなります。

https://www.researchgate.net/figure/Photograph-of-an-aerodynamic-profile-in-a-wind-tunnel-showing-the-flow-detachment-in-the_fig1_344149720

 

 

翼の上面全体に剥離が広がり、乱流の渦によって揚力はかき消され。

待っているのは墜落です。

というわけで、飛行機乗りにとって「渦」というのは呪いの言葉だったのでした。

さて、昆虫です。

昆虫の翼に、どんな感じで気流が流れているのかというと。。。

生物を規範とした超小型飛翔体の空気力学的課題研究の発展と挑戦(その2) | Science Portal China (jst.go.jp)

 

 

渦だ?ぎゃあああー!

かぶと虫くんに聞いてみました。

「どうして昆虫の翼は渦がでまくりなのに、飛べることができるの?」

その答えは

世界の名車かぶと虫

 

 

ええええ?

以下の学術論文に詳しく書いてありましたが。。。

「昆 虫飛 行 の 流体 構 造 連 成 モ デ リング* (第1報,自 動的な翼の回転 と揚力発生の 2次 元数値解析 による検討)」  _pdf (jst.go.jp)

難解な文書であり、結局なんのことかわからなかったのですが、昆虫が揚力を獲得する秘法らしきものとして

「マ グヌス効果と 同 じ原理で発生す る(回 転循環)」

と書いてあり。

マグヌス効果というのは、くるくる回っている円筒や球体に気流が当たると、その気流がすさまじい渦を生み。

https://en.pic2.work/r/liveplus/1590900370/

 

 

上の画像では、ビール缶みたいなやつがくるくる回っていますが、その回転と気流の作用で、渦が缶の左下から左斜め上に抜けていき。その結果、缶には下向きの「揚力」が発生して、下に向かって押し下げられるそうである。

この作用を活用したのに「ローター船」があり。

ローター船

https://japaneseclass.jp/trends/about/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E8%88%B9

 

 

4本の煙突みたいなやつがローターで、これらがくるくる回ることで、本当に前へ進むことができるらしい。ただし、スクリューと併用、というのが主流らしいですけど。

昆虫たちは、なんと翼でこのローターセイルと同じ、というかそれを凌ぐ効果を生み出しているらしい。

要すれば、渦が生み出す空気の動き?圧力?によって、翼、そして体を吸い上げ、浮き上がらせているということらしいです。

ううむすごいな

具体的には、「前縁渦」というのがあり。

InsectFlight – 千葉大学|生物機械工学研究室 (chiba-u.jp)

鼠色の「物体」が昆虫の体で、それを取り巻くいろいろな色のやつが翼とその前縁流らしい。

 

 

もうちょっとわかりやすいのを見つけました

なぜ昆虫は飛べるのか? – 蚊の特殊な飛行メカニズムが明らかに | academist Journal (academist-cf.com)

 

 

これが「蚊」になると、「後縁渦」というのまで生み出すらしい。

なぜ昆虫は飛べるのか? – 蚊の特殊な飛行メカニズムが明らかに | academist Journal (academist-cf.com)

 

 

こうして、昆虫たちはホバリングのすさまじい反復によって空中に静止したり縦横に飛んでいる。

きっと、深いところでヘリコプターと分かり合っているのだろう。

ところで、すべての昆虫がぶんぶん羽ばたいているかというとそうでもなく。

トンボは、あまり羽ばたかなくて、滑空したりしています。

こちらは、渦だけど飛行機の主翼みたいに作用しているという、いよいよわけのわからないからくりですが、長くなるので、別の記事にします。

ー0-

小さな軽飛行機で飛んでいます。

そのへんを飛んでいると、ふと鷹が横によってきて、目があったりします。

また前上方から下方に風防をかすめて滑空していく鳥もおり。

なんか鳥たちの世界を覗くことができたかも?なんて幸せの一瞬です。

鳥に比べたらとてもぶきっちょな飛び方しかできない飛行機ですが、人間にとってとても大切な発明かなと思っています。

ではでは

Posted by 猫機長
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男性の性、女性の性

男性の性、女性の性

世はバレンタインで盛り上がっています。ぼくも、ちょっと恋愛について書いてみようかな。。。

というわけで、恐るべき男女の「さが」について掲載するのでした。

男性の場合はともかく単純明快である。

セクシーな素敵女子を目の当たりにすると、うおおおー!と、情熱の発作にうなされ、狂おしく行い。一気に発散して、ああよかったね、で終わってしまいます。

ところが、女性というものはとてもそうはいかず。

https://br.freepik.com/fotos-premium/dois-gatinhos-abracados_65021602.htm
 

まずは出会いから。

フェイスブックだの、どこかのショッピングで出会っただの、場合によっては親戚のお通夜で出会ったとか、きっかけはいろいろあるのですが、だいたいWhatsappの交換からはじまり。

さいしょのうちは、やれ晩御飯は何を食べただの、女性の方の娘の学校がどうだっただの、とりとめのない話がつづき。

ここが要注意で、男の方では、このとりとめのない話に、無理やり起承転結をつけて、目標→活動→成果を可視化しようとしてしまいます。男性にとって、コミュニケーションとは、何か解決すべき課題について認知し、その解決に導くツールなので、要すれば結論のない話というものは生理的に耐えられないのです。

でも、ここで男はぐっとこらえなければなりません。

女性から「クッキーがうまく焼けなくて悩んでいるの」というメッセージが来たとします。

ここで、男の方は、間違っても「小麦粉の濃度を調整しよう」「オーブンの温度を変えてみよう」などという「解決策の提示」はやってはいけません。

正しい答えは

「それはたいへんだねー」「クッキーっておいしいよねー」「でも○○ちゃんのクッキーはいつもおいしいよー」とか、要すれば相槌をうっていればよいのです。

女性の会話というものは、小鳥のさえずりとおなじで?さえずること自体に意義があり。さえずることで優しさいっぱいのコミュニケーションをしており、その内容自体は別にどうでもよいのです。

*小鳥のコミュニケーションではちゃんと三項関係が成り立っているよ!というような突っ込みはやめましょう。こうした突っ込み自体が「男性脳」の解釈であり、ふられる原因になってしまいます。

女性の性(さが)。

「神の雫」https://www.sukima.me/bv/st/BT0001432866/v/1/p/1 より

 

 

「クッキーが作れなくてつらいのー」という言葉を真に受けて「ボーメ度を3%から6%に調整し、湿度が40%を超えればかん水の濃度を半減させろ。辛いなどという感情的な判断はするな」なんて、男に対するような回答をしたら、いっぺんで「はっきり言って、あなたモテないでしょ」と振られてしまうでしょう。

「つらいのー」なんていわれて、まじめな男性ほど回答に窮してしまうでしょうが、ここは「僕もクッキーだいすきなのー」とか、てきとうに向こうから出してきた言葉と、なんかポジティブな言葉をつなげば、和やかな会話が続いていきます。

内容的に脈絡があるかなんて、どうでもいいのです。

わざと脈絡を抹殺して

「ぼく頭が弱くてつらいのー」なんてやれば、きゃははは!なんてよろこんでくれることうけあい!

さて。

男の場合、下記再掲の3行でことは成就してしまいました。

「男性の場合はともかく単純明快である。

セクシーな素敵女子を目の当たりにすると、うおおおー!と、情熱の発作にうなされ、狂おしく行い。一気に発散して、ああよかったね、で終わってしまいます。」

男性の性(さが)。

左出典はhttps://note.com/onepiece_kingdom/n/n8222bb4115f3

右出典はhttps://ameblo.jp/6n-6oll/entry-12266268823.html

 

 

女性の場合は、すでに30行が消費されています(原稿の書式による計算)。

でもまだまだ続くのだった。

Whatsapp交換後のこうしたやり取りが長期化していきますが、実は、それはかなり良い兆候です。

だいたい仕事から帰ってきて、ビールいっぱい、一休みだ!というころ合いに、狙ったようにWhatsappがぴっこーん!

「今日は、とても大きな魚を買ってきたの」

「大きな魚、おいしいね」

「でも、小さな魚の方が好きなの」

「僕もちいさな魚大好きなの」

「雨で靴下が濡れちゃった」

「じめじめ、いやだね、大変だね」

「でもたい焼き屋さんに行って、とてもおいしかったの」

「うんうん、たい焼きっておいしいね」

と40分は延々と続くことを覚悟せねばならず。

しかし、この時、女性の方はあなたに安心しきって、小鳥のようにぴよぴよちゅんちゅんとさえずっているのです。

ぜひ心行くまでさえずらせてあげましょう。

こうした習慣が続いていくうち、女性の方で、あたかもあなたがご主人で、彼女は奥さんであるかのように錯覚していきます。

そこまでくれば、時は至れりです。

元ネタでは「時は迫れり」でした

https://aucview.com/yahoo/f125107612/

 

 

頃合いをみて、彼女をランデヴーにさそいましょう。

ここに行くまでのスピードは、ぼくの経験では、最短で3日。最長で1か月ちょっとでした。

3日から1か月と、ここまで違うのは、女性側の個性の違いもありますが、こちらの出張とかの都合で、デートを引き延ばしていたなんてこともあります。ようするに、あなたの生活に合わせたリズムでデートを決めればよいということである。

さて、デートです。

何度かデートを重ねて、おもむろに。。。。というのもあれば、初デートでぶちゅーというのもあったりします。

ブラジルの場合、男女でもハグがふつーの挨拶なので、そのハグでぎゅーっと抱きしめてくるような女性は、そのまま次の段階に進んでしまえばよいし、なんか控えめ、怖がっているみたいだったら、デートを重ねてさらに安心させましょう。

ここまででさらに30行消費。

デートの次はお持ち帰りです。

ここまでとりとめのない会話をつづけることができたあなたと彼女は、フィーリングがとても合った、お似合いのカップルであることを互いに自覚していることでしょう。

彼女も喜んでお持ち帰りされてくれると思います。

でも、ここでいきなりことに及ぼうとしてはいけません。

まず、これまでの会話で何度となく話題になった、「バナナとカラスムギにシナモンの晩餐(朝ごはんでも昼ご飯でもよい)」を二人で食べましょう。

バナナをすぱすぱ切って、シナモンとカラスムギを振りかけただけです。

ポンデケイジョもあるのでした。おいしいな

 

 

この際、アルコールはあまり入れません。彼女の方で受け入れる気になっていればアルコールなんていらないし、また、彼女の方でアルコールを言い訳に使いたそうであれば、その時はワインの一杯(実はもっと少なく)でもロマンチックにかんぱいすればよいのです。

いよいよか?まだまだ。

次は、Richard Claydermanのピアノに乗せて、ロマンチックにチークダンスをしましょう。

Richard Clayderman。

今時の若い女子には「お母さんが大好きだった曲ね」なんていわれちゃうことあり。

 

 

最初はダンスですが、そのうちぴったりくっつきあって、腰を揺らせているだけになっていきます。

ここで、優しさいっぱい、でも情熱的なキスを交わしましょう。

そして、いよいよ。。。。

良い子のブログなので、詳しくは書けませんが、ここでも彼女を尊重して、男が本能で振り回すのではなく、あくまで彼女の気持ちが高まっていくように、優しく前◎しましょう。前◎はライトでいいのですが、終了後の「ピロートーク」はとても重要なので、彼女がさえずり疲れて眠ってしまうくらいまで付き合ってあげましょう。男の方が先にぐーぐー寝ちゃうなんてのは論外。

ここまで何行かかったか、計算できなくなってしまいました。

これは、女性にとって、セックスとは壮大なロマンスであるということなのです。

愛と哀しみの果てに https://www.youtube.com/watch?v=Rjzf_cWzlp8

 

 

さて、ここで大団円ではなく、「愛してる」の後に果てしなく続く恐るべき日々がまっています。

ここまで読んでげっそりしてしまったナイスガイはいないでしょうか。それでも男性を魅了してやまない女性という魔性の生き物に、大いなる敬意を表して、結びとさせていただきます。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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日本航空516便衝突炎上事故について

前置きは省いて、どんどん書いていきます。

情報ソースは以下の通り

日本航空516便衝突炎上事故 – Wikipedia

夜中の羽田空港に着陸するボーイング777のコックピットを撮影した4K映像 – DNA (dailynewsagency.com)

海保機に滑走路への進入指示は見当たらず 国交省が交信記録を公表 [日航機・海保機事故]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

海保機は滑走路に40秒停止、管制官「進入に気付かなかった」…許可なく停止位置で止まらず : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

事故が起きた1月2日の17時47分ごろ、風は西から3ノット、視程は30キロ。ただし、日没で真っ暗になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

降りてきたJAL機から見て、地上は一面の街明かりになっており。

ぼくは夜間着陸はやったことはないけれど、やったことのある人から見れば、「ともかく高度が把握できんのと、地面からめちゃくちゃ光が目に飛び込んで幻惑される」らしい。空港上の飛行機の航行灯も、これらの光に幻惑されて目えないんじゃね?という状況だったと思います。

シミュレーション動画。上が街上空からのアプロ―チ。下はファイナルで、左に滑走路、右は真っ暗な海ですね

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当日の気象状況では雲や霧はなかった。管制塔からは、暗い空を降りてくるJAL機の航行灯とともに、地上の照明に浮かび上がった海保機がくっきり見えていたはずである。

海保機から管制塔やJAL機が見えたか?

滑走路前の停止位置にいれば、管制塔もJAL機もよく見えたでしょう。でないと、できそこないの空港になってしまいます。

T1とT2の間にある星のマークが管制塔。

 

 

 

一方、滑走路に侵入してしまえば、後方にのぞき窓がない飛行機からは、明るい暗い以前に全く後ろは見えなくなります。ここで海保機は後ろからでかい旅客機が突進してきても全くわからない状況になった。

この時点で、地上の海保機とアプローチしてくるJAL機を同時に視認(あるいはレーダー探知)できるのは、管制塔しかなかった。

これは当然で、空港発着含め、航空管制というのは、「飛行機対管制」の2者間の通信でないと成り立たないのである。

勝手に「飛行機対飛行機」で行動されてしまっては困る。

空港の離着陸経路上は無数の飛行機が飛んでおり、管制の許可なしに、海保機が「滑走路に侵入しちゃったから、そのまま飛び立っちゃえ!」とか、JAL機が「なんか滑走路にいやがりそうだから変針して回避だ!」なんてやったら、たちまち周辺の飛行機の列の中につっこみ。空中衝突しないまでも大混乱を引き起こしてしまうでしょう。

空港近くにおける離着陸経路上のパイロットは、なかなか「瞬時の進路変更(上昇下降も含む)」はやりたがらないし、やってはいけません、なのです。

滑走路上に誤侵入した飛行機が出て、しかも後ろから別の機が着陸せんと迫っている状況では、管制が、反射的に「JALゴーアラウンド!」と絶叫し、その後周囲の飛行機が適切なスペースを保つよう、はっちゃきになってこれらの機に速度調節、周回経路離脱などを指示しなければなりません。と同時に、海保機には「とっとと離陸しろ!」あるいは、「滑走路出口XXで離脱!離陸待ちの列に戻れ!」と言わなければならない場面です。

海保機。https://www.flickr.com/photos/sjbyles/51513024997/

 

 

海保機が40秒も滑走路上で通せんぼする形になってしまったのも、管制からの「離陸せよ!」の指示がないと。。。というパイロットの性が出てしまったものと思われます。

ぼくはブラジリア近辺で飛んで、ブラジリアアプローチの管制交信を受信したりしています。管制と旅客機側でいいぐあいに着陸アプローチの通信しているなと思ったら、突然旅客機より「着陸中止。ゴーアラウンド」と、なんか一方的だな?そこは管制もすかさず「ゴーアラウンド許可」そして近辺の各旅客機に「VASP0000,そのまま進路メィンティン」「TAM1111,COGNO(チェックポイント)へ変針せよ」などと一通りさばいたあと、ゴーアラウンドした機へ「GOL2222,理由提示せよ」GOLからは「農業機」と返信があったりします。この場合は、ラジオ装備を持たない農業機がGOL機の下前方のどこかを突っ切ってしまい、その挙動が予測できなかったので、念のため機長の独断でゴーアラウンドしました、ということらしいです。

安全のためには機長の独断専行も可能ですが、それこそ管制と飛行機の連絡がうまくとれていないと危ない。

ぼくの個人的見解ですが、よっぽど農業機が近寄ってきちゃった、というのでなければ、まずGOLから「前下方に農業機。ゴーアラウンド許可願う」、管制が「貴機と農業機には十分スペースあり。着陸続行せよ」とか「ゴーアラウンド許可」とやった方が、周りで聞き耳を立てている飛行機たちも安心すると思います。

レーダーも水物で、飛行機が「目視するほど近くでヘリを発見」しても、そのヘリは管制のレーダーには映っていなかったとか、いろいろありますけど。

というわけで、ぼくは必ずフライトプランを作成・許可もらったうえで、出発前にブラジリアアプローチに電話してトランスポンダーコードをもらい、自分の位置を明確にして飛ぶようにしています。。。

羽田の場合は、海保機もJALも管制もフリーズしてしまい、事故になった。海保は、管制の離陸許可を待ってじりじり。JALはそもそも海保機が見えなかった。そして両者に連絡すべき管制が、これは本当にフリーズしてしまった。

羽田空港の管制塔。https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fvs-kindberg.at%2Ftuwaperu758&psig=AOvVaw007492y8_wHCYv37mvw-7S&ust=1705960154616000&source=images&cd=vfe&opi=89978449&ved=0CBQQjhxqFwoTCKC5vc2674MDFQAAAAAdAAAAABAH

 

 

念のため、ここではだれが悪い、ということは一言も言っていないし、事故の原因究明と再発防止の為なので、読者のみなさんにご理解お願いいたします。

さて、事故の最大の原因は

「空港離着陸トラフィックのコントロールに穴が生じた」

ことにつきます。解決には

「管制システムによる常時滑走路確認の徹底。異常確認時直ちに列機へ指示する体制の確立」

が必要です。

ここまで書けば、海保の機長が指示を聞き間違えた、とか、管制官が滑走路を見なかったという個々の事象というより、それらの事象を発生させた何か重大な理由があったことがうかがえると思います。

超過密の羽田で、管制官が40秒間海保機に指示を出さなかった。そして海保機が40秒間滑走路上で管制の指示を待った、というところに、この理由が垣間見えると思います。

もし、管制が「海保機は滑走路に出たな。許可を出したものと理解したのだろう」「だから、そのまま離陸するだろう」と、海保機への確認をしなかったとしたら。。。。

そして、確認をしなかったのは、怠慢ではなくて、なにか確認をしにくくする何らかの圧力があったとしたら。。。。。

超過密の状態で管制が1機にでもゴーアラウンドを命じたら、たちまち序列が混乱します。

また、地上でも無数の飛行機が離陸待ちでやきもきしており。

ここで海保機に滑走路離脱を命じたら、今度は地上が大混乱になってしまう。

混乱させたら管制官は「日勤教育」になり、最後は電車に飛び込むように仕向けられてしまう。

*日勤教育、としましたが、振武寮その他、同等の意味の言葉が入れられると理解します。

海保機もわかっているよね?

でも、もう直後にJALが迫っている状況で、何も知らなかったように離陸許可したら、後で「なんでこんな危険な間隔(海保機の後ろのJALもあれば、前方すなわち離陸経路の無数の飛行機もあります)で離着陸させたんだ!」とやっぱり電車行きだよね?

だから海保機くん、早く離陸してよね?

ぼくは何も言っていないからね?

しかし海保機は管制の許可を待っていた。。。。

というのは全くの「妄想」です。

海保機が「C5誘導路ホールド」を間違えなければすむ話じゃん、というアプローチではないことはもうみなさんご理解いただいていると思います。

この辺は、上記資料中「記録を見る限り、海保機に対して、滑走路への進入許可は出ていない一方で海保機の機長は管制官から進入許可が下りていたという認識だった」とあり、正しい悪いでいえば、どちらも正しいからです。

間違っている、正さなければならないのは、「間違っていたら日勤教育」という「しきたり」です。

さらに言えば「日勤教育行き」をほのめかした恐怖によるブラックな雇用体制と理解します。

不幸中の幸いながら一般の人たち、女子供は生き延びました。

JAL機。 https://www.flickr.com/photos/sjbyles/52392612878/

 

 

海保隊員やパイロットの死を、彼らのせいにして終わらせるのではなく、かつ特定の個人を人身御供にしてすますのではなく、実利的な管制システムについて、もう一度見直す時期になったのかと理解しています。

ではでは

Posted by 猫機長
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遂に来た米国スポットETF:ビットコインの大革命はじまる

いやいや2021年の5月に初めて言及してから2年半、ついに2024年1月10日、米国で現物ETFの承認となりました。

当時から、一時はETFどころかビットコインそのものがオワコンだ!となりかかったものが、2024年1月1日時点では最高値から見て半額ちょっとまで回復。それでも1万6千ドルの最低値当時に投資を始めた子供たちから見れば、「倍増だあああー!」と大騒ぎになっています。

いやいやいかに世の人々が、目の前の短期的な推移に攪乱されているかという事ですねー

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しかし、そんなスポット的な変動も、ブロックチェーンの構造的な発展から見れば小さなものだったと気づくときがくる。

その構造的な大変動のもっとも巨大なものが、今回の現物ETFの承認と理解しています。

かくいうぼくも、保有している現物ビットコインETFが、購入してから2年半で爆下がりするばかりで、もうだめだー!と流されていた一人です。

あれ?この記事の最初で①「ついに今年の1月10日に現物ETF承認になった」って書かなかった?なのに②「現物ETF購入して2年半で爆下がり」っていいうのはありえないんじゃね?

突っ込みを入れてくれたみなさんありがとう。ここが、今日の記事の核心です。

そして、この核心に気づけた人は、今後の現物ETFで大成功するための重要な情報を手に入れることができる人だと、信じています。

さて。

①と②は、全然齟齬はありません。逆に、②があるからこそ①について理解ができるという事を説明します。

種明かしをすると。。。。

①「米国の」現物ビットコインETF。2024年1月10日承認

②「ブラジルの」現物ビットコインETF。2021年4月時点で承認。

ブラジル以外にも、カナダやドイツでこれまで現物ビットコインETFは承認済みであり。別に米国が世界で初めてではないという事に注目。

つまり、ブラジルだのドイツなどの先行事例に投資していた人たちは、現物ビットコインの具体的なからくりがどうであるかを、実体験として知る事ができているのである。

しかし、重要なポイントとして、世界経済のなかで、ブラジルだのカナダだのドイツだのを合わせても、アメリカの現物ビットコインETFの規模には遠く及ばないというのがあります。

米国市場(とそして連動する世界市場)を動かすことによって、はじめて現物ビットコインETFは個人投資家含む世界の投資家が参加する超巨大市場を形成するのである。

イメージ的にはこんなかんじですかねー

◎ブラジルやカナダ、ドイツなど→すべてあわせれば琵琶湖くらいにはなるかも。

◎アメリカ→一国で太平洋、大西洋、地中海もろもろの海を合わせたくらいの巨大さ。

つまり、アメリカでの現物ビットコインETF出現により、ビットコインは一部のマニアによる代替通貨ごっこから、石油や鉄鋼、金も真っ青となる巨大コモディティ資産へ大転換を遂げることになった。

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この大異変(大転換)の根底となるファクターが「ビットコイン取引の大衆化」です。

ETF出現前のビットコインへの投資と言えば、「現物を直接買って、自己責任で保管する」という、著しく困難で危険性の高い、一部の人々にしか手の届かないものであった。

ビットコインを買うためには、まずは「仮想通貨取引所」というところを通じて口座から「ウオレット」へと移転して保存し。

このウオレットつまり日本語では財布ですが、金庫のような物理的なものではなく、まさに「暗号」のかたちでホットあるいはコールドウオレットに保管しなければならない。

ここで、ビットコイン爆上げだ!利確だぜ!の場合は、今度はウオレットから取引所へ送金し、換金しなければならない。

ここまで読んで、なんのこっちゃ?ちんぷんかんぷん?という人が大多数と思います。

でも、ちんぷんかんぷんではすまないのです。。。

ビットコインの直接売買に使われる「うたい文句」は「政府の管理、中央集権を離れた自由な取引」ですが、それが現実に何を意味するかは「個人対ビットコイン取引所という限りなく力関係が不均衡な契約」なのである。

「ビットコインについては、警察はじめ国家権力は管理していません」という世界なとうことであれば、いかに正式登録した取引所と言えど、「作為または不作為の不手際」をしでかした際、対決し解決するにはあなた個人の独力しか頼るものがありません。警察など国家権力が、あなた個人の為にどれだけ力になってくれるか、また、力になるための「事件性」をどこまで真面目に追及してくれるかは疑問です。

要するに、よほど事情に精通した投資家でない限り、個人による直接のビットコイン購入では、個人に覆いかぶさるリスクが大きすぎるのである。

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ETFであれば、ブラックロックだのフィデリティだの、要すれば三菱みたいな誰でも安心のマンモス金融機関に口座を開けて「ビットコイン現物の値動きをターゲットとしたETFを購入」するだけですから、換金もウオレットもへったくれもなく。証券会社で行う法定通貨の金融資産として、誰でもふつーに投資することができます。投資家と銀行(証券会社)の契約であり、取引所など外部との交渉のリスクが存在すれば、それは銀行(証券会社)が負ってくれる。銀行(証券会社)は個人とは桁外れ、取引所も圧倒する交渉基盤を持っている。国家権力も銀行はつぶしませんからねー

これを世界の大規模機関投資家が先取りして大規模投資を敢行中。。。。というような話題は今日の本題からは外れるのでここでは書きませんが、要すれば、今回の米国現物ETF承認で、直接取引所(交換業者)に口座を開設して入金するしかなかった時代でのリスク、つまり、取引所がハッキングされるだの以前に、投資家が個人で所有するコールドウオレットつまりインターネット環境から切り離した専用デパイスや、紙に印刷するペーパーウオレットが、紛失や盗難という危険や、紙の場合、コーヒーこぼしちゃった!などなくても自然な劣化で秘密鍵が読み取れなくなり、その時点で永久に投資がパーになったり、ハードウオレット等の秘密鍵を念失、紛失し、やはりその時点で永遠に投資がパーになるという危険から解放されたという事である。

左がハードウエアウオレットの一例https://hardwarewallet.jp/

右はペーパーウオレットの一例https://payment-revolution.net/pepar.html

 

 
ETFの承認によってこうしたリスクから解放された世界の投資家によって、ビットコインというコモディティが投資イシューとして大躍進する基礎が整った。

ぼくはブラジルで現物ETF「HASH11」を保有していますが、S&P500のETFみたいなかんじでお手軽に値動きを確認し、さらにお手軽にSantander証券を通じで購入、売買できるという事を事実として体験することにより、上記の「仮想通貨直接購入リスク」が全く無縁の世界もあるぞ!ということを具体的な現実としてこの記事に提示することができています。

HASH11。実はBTC80%、ETH20%のバスケット型です。

 

 
こうした実体験から、現物ETFは、本物のコモディティETF、しかも未曽有のコモディティETFであるということを確信できています。

*念のため。あくまで情報提供です。投資の判断は皆様の自己判断、自己責任でお願いします。

もちろん、「ファクト売り」で、いったんビットコイン価格は半減すると思います。そこから、半減期などのいいわけじゃなかった材料を織り込み、少しづつ、最後は雪崩のように怒涛の爆上げが2025年くらいまでに起こることを期待しています。

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 ではでは

Posted by 猫機長
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2023年の不労所得総決算

今回の記事は、例によってふむふむ難解・難読の書です。でもおしゃれな挿絵をいっぱい入れたので、素敵女子の皆様もスルーしないで、いいね!してね!

投資女子やセミプロ投資あんちゃんには重要情報と理解します。数字は目安、アバウトなのでご了承お願いします。

https://www.pinterest.co.uk/pin/334251603605487363/

 

 

ウクライナ戦争膠着に裏金問題発覚の2023年も終わり。

ビットコインも1万6千ドルから4万ドルへの「回復」、そして2024年1月10日に期待される現物ETFの承認があり。米金利も異次元の収縮から利下げが現実的になるなど、一言でいえば「雪解けの一年」でしたねー元本の市場価格が下げ止まり、来年はどうよ?という希望の12か月でした。

さて、このブログはお題も「不労所得」なので、この「破壊の後の放心の一年」で、なけなしの資産がどうなったかについて、いつも「いいね!」いただいている素敵女子やナイスガイたちに開示するのでした。

昨年から今年の変動はこんな感じ。数字は基本、現地通貨です。

あと、Santander銀行に債券投資がありますが、こちらは給与所得をぶち込んでおり、不労所得ではないので考慮外にしました。

①金融資産種目

2022年12月31日

2023年12月31日

債権(Itau銀行)

787,851.95

777,000.00

金地金

75,500.00

71,000.00

リート+ETF(Santander)

2,784,095.47

3,165,916.10

リート(Itau)

221,930.80

245,613.58

3,869,378.22

4,259,529.68

@29.01=123,568,956円

労働保険(FGTS)

358,704.00

398,054.58

総計

4,228,082.22

4,657,584.26

円額換算

@24.80=104,856,439円

@29.01=135,116,519円

➁投資用不動産等

760,000.00

700,000.00

①+➁(現地通貨)

4,988,082.22

5,357,584.26

①+➁(円額)

@24.80=123,704,439円

@29.01=155,423,519円

ここで注目は、まず①の純然たる金融資産の残高。

2022年12月はR$4,228,082.22

2023年12月はR$4,657,584.26

12,481,329円(429.502.04レアル)の増加。まあまあいいじゃん

2023年についてさらに掘り下げます。

毎月の配当や金利のうち、再投資できた金額が毎月平均でR$27,014.00なので、一年ではRS324,168.00を再投資した。

うちR$170,000.00を②に分類される実物不動産に振り分けたので、上記①すなわち金融資産に振り分けることができたのはR$154,168.00になります。

したがって

2023 年末における①金融資産の元本から配当の再投資分を除いたがんらいの元本の金額は(R$4,657,584.26―R$154,168.00)=R$4,503,416.26

すなわち、配当を除いた元本のみの増減でみると

2022年12月のR$4,122,118.22から、2023 年12月実質R$4,503,416.26へ、ざっくり9.2%の増加。

R$⇔円のレートがこれまた@24.80から@29.01 に大変動したのに助けられはしたが、2023年は金融資産で1億、特に労働保険を抜いても1憶達成しているのには安堵しました。

要すれば、今年が異次元円安ということなので、来年はまた投資用不動産とかを総動員してやっと1億に逆戻りしちゃいそうな気がします。かなしいな

https://www.pinterest.co.uk/pin/302374562493640734/

 

 

今年要注意だったのは、投資用不動産を購入したこと(実際は去年購入した土地に今年は施設用の資金を投入した)。

ほんとうは元本価格すなわち株価の一株(リートは一口)当たりの時価が急落し、DY(配当利回り)が相対的に急上昇するいまこそ株やリートを買いあさりたかったのですが、実物不動産でとある物件を買わざるを得なくなり。

この物件の時価総額はR$490,000.00とし、投資用不動産等に組み入れました。2022年は居住用不動産もいれちゃってましたが、2023年はこれは除きました(投資用不動産の値上がりもあるので、単純な引き算ではないですが)。

https://www.pinterest.co.uk/pin/1092897034558147046/

 

 

ここまでは元本のおはなし。

実はそれより毎月の配当の方が重要です。

というわけで、2022年と2021年の配当及び金利すなわちこれこそまさに純然たる不労所得については以下の通り

*注意:以下は、生活費とかを除いて再投資した金額なので、念のため。

*も一つ注意:2023年の金利収入は、ブラジル政策金利の低下を受けて減少。年間平均はもうちょっと多いのですが、来年さらに低下を見越して低めにしました。

2022年(@24.80)

2,023年(@29.01)

リート配当(1か月平均)

18,998.00

21,014.00

債権金利(1か月平均)

6,500.00

6,000

1か月あたり計

25,497.00

27,014.00

1年分総額

305,964.00

324,168.00

1年分総額(円換算)

7,587,907円

9,404,113円

円額だと、2022年から2023年で24%増加と、いかにもすごそうですが、これも狂乱円安のトリックなので、実質は現地通貨の5.9%増加にとどまった。

これでもよさそうだけれど、今度はインフレがあり。IPCA指標で4.72%なので、現地通貨による実質の年間収入額の増加は5.9-4.72=1.18%にとどまりました。

まあ、インフレを差し引いて、かつ日々の生活費を差し引いた再投資額なので、まずは順調かなとは考えます。

ちなみに、毎月783,676 円ということで、ベンチマークとしている毎月30万円をこえることができて一応安堵。でも、これも為替に幻惑されているので、あえて去年の為替でやってみると669,947円で、こっちの方がリアリスティックかなーと思います。

https://www.pinterest.co.uk/pin/409053578670621841/
 

 

なんか数字ばっかりでこんがらかっちゃった?ので、ごくおおざっぱに、まとめてみます。

金融資産の時価評価額:ざっくり10%の増加。安堵(インフレを引いたら5.28%。かなしいな)

不労所得(再投資可能分):インフレを差し引いて1.18%増加。

ううむこの2行を書くためにどれだけ計算じゃい。くたばりました。

https://www.pinterest.co.uk/pin/1688918583888005/
 

 

というわけで、結論として、不労所得、元本ともに何とか増加しているから、まあいいかと、安堵しています。

特に元本の増減は要注意で、1年単位で増えた減った、と一喜一憂しているとかえって資産を失う結果になると思います。

じゃあどのくらいのスパンでみればいいの?というわけで、一例としてリート「SHPH11」でみてみます。

1999年に一口R$100.00で購入。

2023年12月29日(実質31日)の段階で1口R$850.00になっていました。つまり850 %の上昇ですねえ。

その間のインフレ(IPCA指標)は以下の通り

 

というわけで、1999年から2023年までの24年では、

R$850.00―R$642 .55=R$207.45がインフレを超えた純利益。

つまり、

インフレを超えて207.45%上がっているのでした。

一年あたりインフレを超えて8.6%(単利計算)なので、ここ2,3年落ち込んではいても、20年のスパンでは勝っているということになります。

ここでこのリートの重要なポイントとして、上記はあくまで元本のみの変動であり、これとは別に配当が毎月、コロナ禍で営業中止した1年程度を除いて必ず分配されてきたことです。つまり、元本はインフレに勝る上昇で資産保全を達成し、さらに配当による不労所得で生活費の充当を可能としてきた、ということです。

タコ配とは別世界の毎月分配もありますよ、という実例になっていれば幸いです。

https://www.pinterest.co.uk/pin/606015693623362996/
 

 

もちろん、金融資産の総体を構成する銘柄は、SHPHだけではなく、雑多のリートや債券で構成され、下がるいっぽうだー!なんてダメダメなのもあるのですが、総体的には拡大していってくれているので安心しています。

人口ボーナス期にある新興国の不動産投資が主体なのでこうした安心も得られますが、日本の場合は、はっきり言って投資するにできないんじゃね?というか、結局S&P500へのインデックス投資とか、日本に住んではいても投資先は米国を選ぶ人が多数。でも、Jリートでがんばって資産拡大している人もいることはいるらしい。

去年はこう書きました

「2023年の年末には、うだうだ書かなくても、すぱっと元本総額が増加していることを祈りたいですが、難しそうですねー2024年から2025年にかけての世界市場の復調を願っています。」

今年はこう書き直します

2023年の年末は、意外とすなおに元本総額が増加して、安堵しています。2024年のビットコインスポットETF承認による爆上げと、2024年から2025年にかけての世界市場の復調を願っています。

https://www.pinterest.co.uk/pin/279293614369237653/
 

 

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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ポルシェと電話とベアリング(おまけあり)

 

 

以前、ステアリングボックスの修理をした時の記事で、本当はフロントサス全体をリニューアルしなきゃ。。。と書いたのですが、それから1年3か月、喉元過ぎれば熱さを忘れるで、リニューアルなんて忘れてそのまま乗っていたら、時速80キロを超えたくらいの時点で、ハンドルがぶるぶるぶる。。。とすごい振動をするようになっちゃいました。

ポルシェくん。356Aカブリオーレのレプリカです

 

 

やばいぜ、と、いろいろな修理工から意見を聴収。

まあ、フロントサスということは異論はないのですが

修理工A→「それは、サスペンションアームのパッキンだ」

修理工B→「Aはうそをついている。これはステアリングダンパーだ」

修理工C→「AとBはデマを飛ばすクズだ。車軸がずれが原因で、アライントメントでなおる」

などなど、百家争鳴でした。ははは

幸い、調達や調整が難しいステアリングボックスがヘタレた、ということではなさそうなので一安心。

ポルシェくんのフロントサスペンション機構。赤丸がステアリングボックスです。

 

 

で、そのへんのサスペンション専門修理工場に持っていったら、修理工の兄ちゃんがポルシェを目の当たりにして怖気づいてしまい。

「ううう、こんな怪車はいじれない」

メカはかぶと虫だよ?でも、今どきの若者には、異世界の昆虫のように見えるらしい。

その兄ちゃんに、かぶと虫のフロントサスをいじることのできる修理工場を紹介してもらいました。

その名も「R2モーターズ」

R2という修理工場でかぶと虫を修理しました。

なんてギャグは、きょうび、もう通じないんだろうなあ。。。

世界の名車かぶと虫

ギャグはともかく。

ここも修理工場長のRuiという爺さんが自ら修理を手掛けてくれました。

 

 

ポルシェくんをジャッキアップ。

なんか、口を開けて、ぐえええーとへばっているみたいなポルシェ

 

 

Ruiいわく、これは「電話の中にあるベアリングだ」

えっ?

電話

https://p.potaufeu.asahi.com/c3bd-p/picture/15861677/76d3b63ec8ca366a2c5f80c32fa51541.jpg

 

 

電話とポルシェに何の関係があるのか?

VW系のフロントサスは、トーションバー主体になっています。

トーションバー

https://www.bunnitu.com.br/menu-de-carros/fusca/grupo-jogo-feixe-molas-suspensao-diant-vw-fusca-1200-1300-1953-a-1970-1a-serie-1970-a-1982-sistema-embucham-014413

 

 

そして、このトーションバーが、下の写真のフロントビームにおける、水平の黒い上下の管の中に入っており。

https://produto.mercadolivre.com.br/MLB-1456476889-suspenso-fusca-1300-l-1500-piv-freio-tambor-19721983-_JM

 

 

緑の矢印がトーションバー。赤丸の中に入っているのが、ベアリングとパッキン(ブッシュ)

Suspensão de Buggy Tradicional – Fusca

 

 

トーションバーとフロントビームはブッシュとベアリングで接続されており。グリスで充填され、サスペンションアームがぐりぐり動くぶん、トーションバーがねじれ。地面からのショックを吸収する仕組みになっています。

赤丸がサスペンションアーム。

 

 

今回は、サスペンションアームの付け根にあるベアリングがヘタレたということなのでした。

つまり、「電話」というのは「サスペンションアーム」のことでした。ははは

Ruiなど、ろくろく学校も出ることができず、現場のたたき上げで生活してきた古参のメカニックは、「サスペンションアーム」という名を知らないわけではないけれど「電話」とか、自らの勘と経験で覚えた名前をつかっています。

こんなかんじ(「一杯の魂―ラーメン人物伝―」ISBN4-08-859357)

 

 

いまどきかぶと虫系の車をいじれるというのは、苔の生えた「ラーメン職人のおっちゃん」みたいなのが多いけれど、とても気のいいおっちゃんが多く、助かっています。

電気系統と違って、原因特定も修理も具体的に進めることができる機械系の故障ですが、今回は、まずフロントビームを車体の骨格から外したうえで、「電話」を一つ一つ引っこ抜いてばらばらにするなどなかなか大掛かりになってしまいました。

フロントビームから引っこ抜いた「電話」はこんな感じ

https://produto.mercadolivre.com.br/MLB-699432685-braco-suspenso-pivo-fusca-_JM

 

 

3日ほど工場に留め置かれてしまい。その間はてくしー生活でした。

車のない生活というのはめんどうですねえ。

ステアリング系をいじってしまったので、ホイールアライントメントも必要になってしまい。

自動車の車輪には、まっすぐ走れるよう、

トーやキャンバーという角度がついています。

 

 

こうした角度をつけることで、直進性や安定性をが大きく向上。先人の知恵はすごいですねえ。

今回の修理代は、8万円くらいになりました。予定外の出費としてはちょっときついな。。。

幸い、ハンドルの震えは解消し、いい感じで乗ることができています。

 

 

おまけ

このブログは「軽飛行機で空を飛ぶ」なので、とある吉日、とある空港に飛んで行った時の写真を再掲・掲載します。

この空港は「レディオ空港」といって、空港に通信室があり、管制官がいますが、あくまで空港近辺の飛行機たちへの情報提供にとどまり、アプローチやトラフィック、離着陸は飛行機側の責任で行うというもの。

それほど交通量のない地方空港に多く、今回の記事にしたカルダス・ノーバス空港も、観光地(温泉)ゆえ、月曜から金曜日は閑散としており、管制官はおらず。土日にエアラインの旅客機が下りてくるときに、この交通整理のためレディオ空港として機能するという感じ。ちょうど管制官やエアライン旅客機との通信を練習したかったので、土曜日に行ってきました。

ちなみに、レディオというのは「ラジオ」のことです。ラジオ通信のできる空港だよ!という意味ですね。。。

以下、空港の風景です。

このフライトについてのもっと詳細な記事はこちら→レディオ空港で管制飛行の練習

 

 

おまけその2

吹き流し(風向指示器)

英語では、おしゃれに「ウインドソックス」と言います。

でも日本語にしたら、「風になびく靴下」。

うああああー

おっと、洗濯済みで、ちょうど乾かしている、というのならいいですね。

あれ?

ブラジルでは「ビルッタ」すなわち「狂人。低脳」

呼び方が低脳そのものでした。ははは

確かに狂ったうすら◎カみたいに、ぐるぐると竿の周りをまわる吹き流しですが、パイロットにとってはなかなか頼もしい設備だったりします。

滑走路の9メートル上空あたりで、どんな風が吹いているかを明示してくれるため、離陸や、特に着陸の時に重宝します。

吹き流しの折曲がり具合で、風の強さも見ることができ。

こんなかんじ

https://item.rakuten.co.jp/ohstore/2b6gjp4ujl/

 

 

ちなみに、ぼくのホームベースでは、早朝の7時半ではだいたい6ノット以下ですが、9時ごろから風が荒れ始め、10時から午後4時ごろまでは15ノット以上の烈風が吹き荒れています。

でも、一方向で一定の風なら、12ノットでもそれほど問題にはならず。怖いのは、それこそ吹き流しが狂ったようにぐるぐると方向を変え、急にびゅーんと水平に伸びたと思ったら、次の一秒ではぶらんと垂直に、となるような日です。

乾季では、風は強いがわりかし一定しており。雨季になると狂って揺さぶるような、怖い風の日が多くなっています。

ちいさな飛行機で飛んでいます

ではでは

 

Posted by 猫機長
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ビットコイン「高騰」にご用心

*飛行機で墜落した話(ぼくじゃないですよ)を書こうと思ったのですが、ビットコインが大荒れなので、時事ネタに急遽変更。墜落については来週にします。

10月頃からでしょうかねー仮想通貨好きのみなさんがえへへへと喜びはじめ。

いわく

「ビットコインが1年半ぶり高値、DTCC掲載やグレイスケール勝訴で現物ETF承認期待が影響か(あたらしい経済) – Yahoo!ニュース」

「ビットコインは変換点を迎える…2025年に15万ドルになると投資会社が予測 (msn.com)」

確かに、去年の11月にUS$15,720.25だったビットコインが今年の11月6日にはU$S34,670.00すなわち1年間で220%の上昇ですからねー1か月当たり18%の上昇なんてバケモノの投資ほかにないじゃね!暴騰だー!ぎゃはははー!と大喜びしているトレーダー兄ちゃんたちの声が聞こえてきます。

bitcoin dolar – 検索 (bing.com)

 

 

でも、ぼくから言わせれば、そんな金魚のふんみたいなていどの上昇の、どこが暴騰だ!とけいべつのまなこであしらうのでした。

暴騰だー!なんてのは、去年の11月に比べてということであって。

さらに1年前の11月は、US$64,084.00というわけで、こちらを基準にすれば

bitcoin dolar – 検索 (bing.com)

 

 
2021年11月:US$64,084.00→100%

2022年11月:US$15,720.25→25%

2023年11月:US$34,670.00→54%

2021から、2022年にはなんと4分の1へと地獄の大暴落をしてしまい、2023年に至ってもいまだ半値程度にしか回復していないということなのである。

ネットや新聞で「ビットコイン爆発だー!」ともてはやしても、単にメディアにとって都合のいい時間軸でのあだ花のような変動を面白おかしく記事にしただけで、乗せられて大喜びで大人買いしてしまうと、次なる「ブラックスワン」でまたしても「大暴落」、すかんぴんになっちゃうぜーなので、気を付ける必要があります。

ビットコインが生まれたばかりの2010年頃に比べて、現在の価格は約2000万倍になってはいる。

これからまた2000万倍になるというのは非現実的ですが、上記の通り1年で倍だの半分だのなんてのはぜんぜんカッパのへだということがお分かりいただけたと思います。

要するにリスク資産であり、相応の覚悟が必要である。

Pixabay無料画像

 

 

さて、どうやってビットコインで儲けるかですが、日々のテクニカル分析もあるが、現状では、ビットコイン含む世界全体のマクロを考慮するのがよいと思います。

ここから先は、ぼくの個人的な考えなので、念のため。

現在、ウクライナ戦争は膠着し、パレスチナも短期的にはがたつくがそれよりも結局アメリカの金利政策が長期的には影響がでかい。コア指標も打ち止め感が強く、金利も据え置きが一定期間(長く)続く、という局面は、ビットコインみたいなちゃらちゃらしたリスクオンのお遊びには不利に見えます(おっとこの辺は三菱のオピニオンリーダー、スイスの小鬼というある達人の影響を受けています。ここから先は個人的見解が強くなります)。

上記から見ればダメダメそうにみえて、しかし、ビットコインのようなパラダイムシフトはいつか金融の表舞台にも影響をもたらすことになり。

ちょっと脱線ですが。。。

むかしむかし、計算と言えばそろばんか、巨大な電子計算機か、という時代に、「カシオミニ」が生まれました。(以下電卓草創期 – 電卓の歴史 – 電卓 – CASIOを参考にしています)。

それまでの計算機というのは、ずっしりと会社の作業机に鎮座し、プロの経理マンとかが複雑な操作法を駆使して、みたいな、要すれば一部の人たちしか知らない、使えないものだった。

https://funse.net/gurucomi/?id=1036317

 

 

ところが、カシオミニが発明されると、手のひらサイズでどこでも持ち歩け、そのへんのおにいちゃんがボウリングの点数を計算するとか、万人に操作できるようになった。

http://museum.ipsj.or.jp/heritage/casio_mini.html

 

 

ボウリング大会に持っていくなんてお手軽さは画期的で、世紀の大ヒットとなったそうです。

要すれば、どんな重要な発明でも、一部の人たちしか使えないというのではだめで、世界どこでも誰でも、というのが大ヒットの決定的要因なのである。

ビットコインにしても、現在では一部のもの好きしか知らず。その保有にしても、まずは取引会社でウオレットを開き。。。。と、この時点で、読者の皆様はちんぷんかんぷんと思います。

さらに重要なところで「安全性」があります。

何とかウオレットを開いた取引会社も、突然「つぶれました」となったとたんにすべてパーです。コ◎ベースとか、F◎Xとか、どこまで安心してあなたのお金を投資できるでしょうか。得体のしれない仮想通貨の取引所と違って、法定通貨の天下の老舗三菱銀行とかなら、つぶれる可能性はないとは言えないけれど、安心の度合いが違いますよね。。。。。

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ビットコインも、いまいち「機械式計算機」みたいな、ふつーの人から見ればどこか別の星の話、というのから、「カシオミニ」みたいに、だれでもどこでも投資できます、というふうになる時がくる。

その時が、本格的なビットコイン上昇の始まりということになるとの理解です。

ここまで言えば、もうみなさんお分かりと思いますが、その契機となるのが

「アメリカにおける現物ビットコインETFの承認」

ETFですから、得体のしれない取引会社ではなくて、皆さんがご存じの大手金融機関で口座を開設するか、あるいは他にも株とかを取引きしている口座がすでにあれば、そこにビットコイン現物ETFも入れ込むことができる。

実は、カナダやブラジルでは現物ビットコインETFはすでに存在しており。ブラジルではサンタンデル銀行などで現物ETF (HASH11及びQTBC11)を取り扱っています。

厳密には、「サンタンデル銀行」ではなく「サンタンデル証券」ですが、世界有数の金融機関であるサンタンデルの系列であることには変わりはなく。要すれば①「コ◎ンベース」などとは企業体力が違う、そして➁仮想通貨ではない、在来型とでもいうか?の法定通貨による世界経済のけん引を行っている金融機関であり、政府もむげにはできない、そういった機関が、ETF承認によってこぞって参加してくる。

そもそもビットコインETFというのは「ビットコインの値動きを指標に変動する、法定通貨による投資モダリティ」なので、投資家は仮想通貨のウオレットなんて全然持つ必要はなかったのでした。法定通貨の投資ですから。くどいか?

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著名な伝統的金融機関がこぞってETF開設すれば、これら機関のもつ信用力に安心して、多数の個人のみでなく、企業もどんどん投資するようになってきます。

その結果、ETFにすさまじい投資資金の流入が始まります。

さて、サンタンデルなど、ETFの発行元自身は、現物市場で購入したビットコインを信託として証券を発行するため、ビットコインの「一次市場」でも購入需要がうなぎ上りになり、ビットコイン自体の価格も上昇することになり。

結局、単にチャートを見て、「ろうそく足」がどうだからとか、200日平均線がこうだから、というのを超えた、上昇の確かな裏付けを見ることができるのです。

上記から、実は数年前から「米国の現物ETFは本当に承認になるのか?」「承認するなら、それはいつか?」というのが、世界中で大議論になっていました。

ブラックロックのETF申請によって、BTC現物ETFという、「仮想通貨と従来型投資手法がコンバインされた画期的な投資手段」の誕生が夢物語ではないぞ!とみんな納得しだし。来年の1月あたりには米国初の現物ETF承認が当確か?という状況にまで進展しています。

カナダやブラジルとは市場規模が全く違いますからねーアメリカで承認になれば、世界中で同じようなETFが生まれだしたりして、ビットコインが法定通貨経済に取り込まれる、といって怒られるのであれば、共存がなされる、という画期的なパラダイムシフトになると理解します。

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もちろん、認可がなされたから爆発的に上昇、ではなくて、上記のような世界中におけるパラダイムシフト、構造変化によって、ビットコイン投資が限られた一部のグループから世界の経済人口全体に行き渡ることにより、達人の言葉を借りれば「ボディブロー」のように、ぼく自身の言葉でいえば「時間差エフェクト」でじわじわと、そして最後は雪だるまのようにビットコイン価格が上昇していくことを期待して、結びといたします。

(僕はブラジルのETFを平均購買価格R$38で持っています。これがR$200までいけば、売り逃げだあああー!ともくろんでいます)

ではでは

Posted by 猫機長
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ウクライナ戦争にみるアチソンラインの実効性

ウクライナ戦争にみるアチソンラインの実効性

「パラサイト 半地下の家族」という韓国映画があり。貧困にあえぐ一家が、ひょんなことから裕福な家庭に取り入り、少しずつ資産家一族の家庭を崩壊させていくという映画ですが、この貧困一家がまさに「韓国の一部の人たち」そして知らないうちに身ぐるみはがされていく資産家一族が「戦後の日本」そのものではないかと慄然としてしまいました。

「GSOMIA破棄」「慰安婦」「元徴用工」など、韓国政府は際限なく「謝罪を要求」実はたかろうとしており。さすがに日本側も気付き「韓国なんてシカトしろ、付き合おうとするとしゃぶられるだけだ」という論調が強くなっています。

GSOMIAは米国が韓国に「抗議」する事態に。日米も面倒見きれん、というのが正直なところではないでしょうか。

*注意:韓国人、特にブラジルで知り合った韓国系の人たちは韓国政府とは全く違った、個人としても独立国民としても常識豊かな人たちであること。そして陶器をはじめとして韓国は世界でも有数の文化国家であることを明記しておきます。良識派の韓国の人たちごめんなさい。

ぼくは埼玉生まれ、ブラジルに土着化した移民ですが、中立の国から韓国政府の行いを見るにつけ、ここまでわかりやすく常識を逸脱している状況をむしろ断絶の好機ととらえるべきと考えています。

日韓基本条約により韓国政府と日本は互いに独立国として承認したにもかかわらず、元徴用工の賠償請求権を振りかざすなど、自分から基本条約に反した行動を取っています。

世界から見れば、韓国政府は基本条約をデファクトで破棄したということである。

自分から独立を破棄した国と外交関係を継続することはできません。日本は韓国在留邦人を引き揚げ、工場など日本企業の財産は持って帰れればよし、でなければ放棄する覚悟が必要です。残った施設が罪のない韓国の人たちの生活を助ける生産につながるならいいじゃないですか。

あとは韓国政府が北朝鮮と統合しようが、統合しないまま日米の経済援助を失って経済恐慌に入ろうが、北朝鮮に武断政治を引かれようが知ったことではない。

しかし、ミサイルなどの牙を日本に向けるようであれば日米同盟によって阻止する。

簡単に言えば、アチソンラインがデファクトで実現するということである。

*超重要:ここでは、台湾が自由主義側に入っている「新アチソンライン」としています。

https://blog.goo.ne.jp/o2009kay/e/d4874b8ee5574a7a8ec1b485e1bd600b

 

 

アチソンラインとは、第二次大戦後の自由主義陣営と共産主義陣営の境界線がまだはっきりしていなかった時代に、アジアにおける一つの考えを提示したもの。よりによってアチソン米国務長官が「これがアメリカの考えです」みたいに公表してしまったため、北朝鮮は「韓国は入っていないわけやね」と電撃侵攻を開始し、朝鮮動乱になってしまいました。

今日の両陣営の対峙線は、青点線となっています。

でも、読者の皆さんは「対峙?」「共産主義陣営?」とちょっと違和感を持たれたと思います。なぜなら、きょうび実質的には「対峙する共産主義陣営」なんて無いからです

*プーチンと将軍様は別枠、政治体制とは関係なく、対峙するために対峙しているテロ国家と考えたほうが良い。

例えば中国は共産主義国家の雄ということになっていますが、「社会主義核心価値観」として以下を掲げています。

「富強、民主、文明、和諧、自由、平等、公正、法治、愛国、敬業、誠信、友善」

自由に平等です。これってどこかの国の「航行の自由作戦」とかを連想しないでしょうか。

つまり、きょうび「政治体制としての共産主義」は存在できても「経済体制としては資本主義しかありません」ということなのです。

中国みたいに「一国2制度」なんて、ちゃっかりと「政治は共産主義のくせに経済は資本主義」になってしまう国家もあり。ドイツみたいに真面目なのは東西統合し自由主義国家になりました。ソ連にいたっては「あれ昔そんなのあったっけ」になってしまい。「モスクワ5輪ボイコット。ミーシャがかわいそう」なんて現実があったことさえ忘れられてしまっています。

いま見直してみたら意外に憎たらしい、でもやっぱりかわいいミーシャ

 

 

アチソンラインが生まれた50年代は、共産主義と資本主義の覇権が全く未知数で寸土の奪い合いだったため、アチソンさんの不用意な一言で本当に戦争になってしまいました。

しかし、ベルリンの壁の崩壊や、ソ連の瓦解に象徴されるように、共産主義による統制経済は欠陥があり失敗が明らかとなり。

2020年代の今日では、イスラム教諸国だろうが、共産圏だろうが、デファクトの経済体制は資本主義しかなく。アチソンラインにしても単に政治体制としての「共産」か「自由」か、はっきりいって千葉と埼玉の県境はどこかくらいの意味しかなく。そんなことより、中国、米国、日本みんななかよく資本主義的な交流で儲けることのほうが重要になっているのである。

むしろ恐ろしいのは、北朝鮮のような「テロ国家」であり。ウクライナ戦争で、ロシアが仲間入りしてしまいました。

バイデン大統領が「ウクライナは米国の守備範囲にはいっていないよ」とうっかり言ってしまい、プーチンみたいな狂った独裁者に引きずられて戦争に、という情報もあり、残念ながら、防衛力の維持は必要という事が裏書されてしまいました。

上記から、ここが境界線だという「アチソンライン」がアジア・ヨーロッパ共に再び重要になっていると理解します。ヨーロッパでは、クリミアや東ウクライナもすべてウクライナに返還したうえで、両国国境から、フィンランド国境に伸びるラインを、暴力による現状変更は許さない、と明確にする必要はあると思います。

韓国はアチソンラインに入れるべきか?

日米の同盟国のはずなのに実は北に「せどり」等支援していた、というのでは、ミサイル防衛などの機密が韓国政府を通じて将軍様に筒抜けになってしまう危険もあり。韓国消滅のほうがましです。日米同盟で将軍様と対話し「北朝鮮は存続させてあげるから、東京にミサイルなんて狂ったまねはしないでね。本当にやるそぶりを見せたらB2爆撃機で将軍さま一族の脳天をスイカ割りみたいにぐちゃぐちゃにしちゃうからね」とはっきり言える相手が北1国だけのほうが良く。

北のほうでも将軍様の大好きなマグドナルドのハンバーガーが食卓に届いていれば文句はないので、新聞をにぎわせながらも共存していく。というわけで韓半島は北(実は中国)に統合したほうがいいかもしれません。韓流ドラマは見れなくなっちゃいますけど。

B2爆撃機。将軍様のお家上空にずけずけと侵入し、急降下爆撃の

そぶりを見せて北朝鮮をけん制したといううわさあり。

(パブリックドメイン)

 

 

さて、中国ですが、韓半島の人たちの思考回路を理解するには中国との歴史を認識しておく必要があります。

高麗、新羅、百済、李氏朝鮮、と韓半島ではいろいろな国が興亡し。しかし、実は独立国というより、中国の保護国ないしは属国だったことに注意する必要があります。新羅の時代に唐を攻めたとか断片的に独立国的な動きはしますが、結局は中国の圧政に苦しむ衛星国というのが韓半島国家の姿だった。

つまり、慰安婦、徴用工の問題についても、韓国を独立国だと思っているからかみ合わないのであって、元朝を恨みぬいて、でも服従した高麗と同じ感覚で、恨みぬいている倭王の国(日本)に、でも実はお恵みをお願いしている、と考えれば理解できると思います。

*高麗については「北山敏和の鉄道いまむかし」というサイトに「悲劇の朝鮮半島」というすごい記事あり。リンクはhttp://ktymtskz.my.coocan.jp/E/W/mongol/mon11.htm

日韓基本条約で、韓国も独立国ですと決めた以上は独立国としてふるまってもらわなければ付き合いようがないのですが、時には中国、時にはアメリカ、そして時には日本に対して属国としての態度しか取れない現状では、日米にあいそをつかされ、中国の衛星国に逆戻りしかないのではと思います。

ただ、世界で活躍している韓国系の人たちは、独立した国際社会の一員として「世界市民」として行動しており。世代交代に従って、将来への希望を提示しています。

長くなりました。ではでは。。。

Posted by 猫機長