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都会の風物詩

「田舎の風物詩」がなかなか人気だったので、図に乗って都会暮らし編です。でも、それほど風物詩ではなかったりします。。。

◎イペーの木

ノウゼンカズラ科の広葉樹で、材木としても使われ、Wikipediaによると「横浜大さん橋(くじらの背中)でも、フロア材として大量に使用されたが、乾燥すると割れやすいという性質が考慮されなかったために亀裂が多数発生し、来客が転倒した際に怪我をするという問題が多数発生した」という、お騒がせな木だそうです。

ブラジリアの町では、白い花のイペーが咲いていました。

あれ、Joao de Barro (セアカカマドドリ)が大きな巣を作っているぞ!

セアカカマドドリ

どれどれ、その辺の小石を投げてちょっかい出してやろう、と近づいて行ったら。。。。

鳥ではなく、ハチの巣だったので、逃げました

こんな感じの蜂くんが、いっぱい木の周りを飛んでいました

ちなみに、「ヴァイオリンの弓材として希少なブラジルボク(フェルナンブーコ)の代替材として世界で評価されている(Wikipedia)」他、水にぶくぶく沈んでしまう「ハードウッド」だそうです。

◎テレビ塔

1967年完成、高さ224メートル(東京タワーは333メートル)。大体テレビ塔の高さの3倍くらいが、ブラジリアで軽飛行機が飛んでいる高さになります(それ以上高く飛ぼうとすると、管制官のお姉さんに「また旅客機の航空エリアに侵入しようとしてる!しっしっ!」と怒られます)。

テレビ塔からは、ブラジリアの官庁街が一望できるのですが、展望台は閉鎖中。そしてちょうど朝日が順光だったので、日光を避けて展望台の下、日影から撮影しました。

丸っこいオブジェは「宇宙の世紀」という名前らしい。

http://www.museucapital.com.br/artecapital/inicial.html

テレビ塔の裏の広場には、緑の屋根の民芸品売り場があり。その裏に国立競技場

それほど早朝でもないけど、閉まっている店ばかりでした

 

ちょうど9月7日の独立記念日で、旗だのなんだのを売っていた

 

民芸品店のおばちゃん

 

いろいろなお土産。あんまりブラジリアでないのもあるけど

 

勤務中に制服で買い食いしている警察官を発見

 

熊猫餐館?となりはタピオカ屋さん
 

テレビ塔のある風景。都会か?それとも田舎か?

 

国立競技場のある風景。オリンピック以降ガラガラとなり、現在は刑務所に改装中らしい

 

◎冬の街路樹

あまり季節感のないブラジリア。

葉っぱがほとんど落ちちゃったバオパブのすぐ横手に、青々と茂った巨木があったりして。。。

 

◎バス停

別になんてことない、ただのバス停

 

でも、座っているお兄ちゃんの後ろに注目

 

なんと、本棚になっているのでした

 

これは、2008年に、T-BoneというNGOのイニシアチブで「文化なバス停」というプロジェクトが実施され。ブラジリア市内の34か所のバス停でこうゆう棚を設置し、だれでも自由に読んだり持ち帰ったりできるように本を置いた。プロジェクト開始時にこれらのバス停へ800冊の本が分配され、紛失率(なくなっちゃったとか、破かれたとか)はわずか2%らしい。ただこれは2009年ころのデータで、その後モニタリングされてないのか?破けたとかそういのは多くなっているみたいです。

このバス停では「統一保健システムにおける医療機関人員給与一覧表」とか、医療系ばっかりでした

ふむふむ、ぼくも「アーリーリタイア・軽飛行機で空を飛ぶ」が本になったら、一冊置いておこう、なあんて。

まじめな話をすれば、もっと子供向けの絵本とかあったらいいなとかおもいました。持っていかれてしまい、棚に残っていないのだろうか?

 
◎カテドラル(大聖堂)とギマランエス博物館

まずはギマランエス博物館から

空飛ぶ円盤みたいな建物で、2006年に完成という新しい博物館。ギマランエスという、学生運動で何度か投獄され、最後は行方不明になってしまったお兄ちゃんを記念した命名となっているらしい。

ちょうどボルソナロ大統領の支持集会にぶちあたってしまい。恐れをなしたか?閉館していたので、入れず。いつかこの博物館に潜入して内部の状況を書いてみたいと思っています。

カテドラル(大聖堂)

1970年完成。

デモ途中の群衆にまぎれこんでしまいました

 

入口への通路には、マタイ伝の4使途(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)の像が設置された「瞑想の道」になっているのですが、今回はデモ行進の群衆で占拠されてしまい、瞑想もへったくれもなく。迷走の道、なんちって

 

やはり閉鎖されており中には入れず。中にはすてきなステンドグラスなどあるのですが、別の機会に記事にしようと思っています。

 

◎ドンボスコ聖堂

ステンドグラスといえばドンボスコ。

1970年建設。

入り口にはアルコールで手を洗浄するためのトーテムが。ご時世ですね

 

いったん中に入れば、さっきのデモ行進でのバカ騒ぎが嘘のような静かな空間が。

お祈りしている女性が二人

 

◎ブラジリア飛行クラブ

ぼくの所属しているEXPERIMENTAL機のクラブとは別ですが、ちょっとおじゃましてきました。

◎空から見たブラジリア

飛行機乗りのブログなので、「空撮が見たい」とのご要望が来そうなのですが。。。

ぼくたちEXPERIMENTAL機(軽飛行機)は、市街地の上を飛ぶことは禁止されており、されてなくても安全上飛びません。でも、既定の有視界航空路で、市街地に隣接する部分もあるわけで。そんなところからの写真を掲載しておきます。

こんな飛行機に乗っています

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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山火事で生き残る木、ワクチンで生き残る変異株   

乾季たけなわ。ブラジル高原では降雨のない日が9月12日に連続114日目を記録した地域も生まれ。気温は連日30度を超しており、乾燥と高温が、山火事を頻発させています。

そこかしこから白い煙が吹き上がり、上空で合流しています。

 

パイロット目線から見た山火事は、意外と焼けている面積自体は小さな「点」みたいですが、この煙が立ち上り、乾季特有のダスト(乾燥した塵など)にまじって、視界がめちゃくちゃ悪くなっちゃったぞ、となり。

こんな感じ。乾季の終わりの風物詩ですね

 

この時期は、冬のはずなのにすさまじい暑さとなり。ちょっと上昇した(エンジンスロットルを開けた)だけでラジエター温度がぎゅーんと上がっちゃうので、早めに機首下げ、水平飛行にして、ラジエータに冷気をあてるようにするなど、神経を使います。

油温、水温、エンジンヘッドなどなど、微妙に高くなっています。

写真右端の温度計は30℃に。ほんとか?

 

風防の空気取り入れ口からの風も、上空らしからぬなま暖かさで、ついこないだまで、凍え死ぬ―!という寒さだったのに、自然の移ろいに対して、いかに人間がちっぽけなのか、操縦席で痛感するのでした。

ブラジリアの植生はサバンナですが、アフリカに比べてもうちょっと茂っており。セラード(CerradoあるいはCerradão)と呼ばれています。

 

こんな感じ(出展はICMBIO)

上空から見た山火事は、地上ではこんな感じになるらしい。(pesquisafogo .icmbio.gov.br)

そして、あとにやけぼっくいが残ります。(pesquisafogo .icmbio.gov.br)

 

ただ、ブラジル高原での山火事は、もともと自然の生物多様性のサイクルの一部であり。すべてがすべて「大規模農家の焼き畑だー!自然破壊だー!」というのとは違い。

焼け跡に残っているやけぼっくいのなかで、表面の樹皮は黒焦げだけれど、中はちゃんと元気いっぱい生きている、という木もあり。

山火事前の、いろいろ茂っている状態では、こういう樹種はあまり成長できずに埋もれてしまっているけれど、火事で周りの植生が全滅状態になると、太陽光などを競合する植物がなくなりすくすくと育ち始める。そして、この樹が、こんどは木の実だの枯葉だので、黒焦げの大地に養分を与え。その養分で再び生まれぐんぐん育ってくるもろもろの在来種によって、また青々と茂るセラードに回復、となっています。

上記で、山火事も乾季の風物詩、と書いたのはそうゆう意味です。

従って、「山火事だー環境破壊だー!すぐ消せー!」というのは、かえって環境破壊に寄与してしまう。

問題は、人間の都合で、まだ自然の発火点に達していないところに火をつけてしまうと、上記のサイクルがいびつになって、再生できるものもできなくなってしまうので、焼き畑以前に、たばこのポイ捨てとかそのレベルから気を付ける必要があると考えています。

ブラジリア市内での発火例。こういうのはたいていタバコが原因らしい

市内でもあり、消防車が駆け付け鎮火。

上の写真で、奥のほうに枝が折れ曲がり、くねりくねっている木があるのが見えるでしょうか。

写真ではあんまりうまく写っていませんが、Flickrからもっと典型的なのがあったので拝借。

Baixinha e retorcida

 

これらの木は、やけぼっくいになったとき、新たな芽が横に生えるために、横に伸びてゆき。そのあと太陽に向かって上に伸びてゆくが、また火事で。。。と繰り返してこのように曲がりくねった感じになるらしい。

山火事で生き残る木。そして森林再生のバトンをつなぐ木。

こういう木をみていると、なんか勇気づけられたりします。

でも、コロナ禍の今日、この「山火事のサイクル」から、「ウイルス株のサイクル」を想起してしまいました。

森林の場合、山火事があって、焼ける樹種、残る樹種が交代してゆき、植生は継続してゆく。

ウイルスの場合、ワクチンが山火事のような働きをし。ワクチンがなければ、ウイルスは世界を覆ってしまうため、焼き畑で雑草を駆除するように、世界各国が団結して、ワクチンで制御を図りました。

もろ人為的な干渉ですが、はっきり言ってそうせざるを得ない事例であると思います。

こないだ第2回接種を受けました。この話は別の記事で。

 

問題は、ワクチンではなく、ワクチンを使用した人間の、その後の行動にあります。この行動のいかんによって、人間たちは、壊滅的な打撃を受けることになるかもしれません。

山火事が大平原の草から灌木、森林を焼き払って広大な焼けあとを作るように、ワクチンによってアルファーだのベータだの、ワクチンが相手できる範囲のコロナ株は「焼き払う」ことはできます。

問題は、その隙に生まれてくる変異株です。

デルタとかは、ワクチンがあろうがなかろうが生まれてきた、ということだそうですが、危険なのは、本来アルファー等の在来株が覆いつくしていれば、その陰で成長できなかっただろう変異株が、「焼け跡」で猛威を振るう事です。

焼け跡で生き残った「樹皮の固い種族の木」は、植生再生の頼もしい味方ですが、アルファー等がいなくなった隙に生き残った変異株は、ものすごく繁殖力が強く、かつエボラも戦慄するような致死率で、かつ生まれたての赤ちゃんから、おじいちゃんおばあちゃんまで、年齢、性別を問わず大感染をもたらす、そんな恐ろしい、人類の敵となるかもしれないのです。

専門家でなくてもわかる疫学の常識として、がんらい致死率の高い変異株は、感染した人間とともにウイルス自体も死んじまう(正確には分解?)ので、自然の摂理として、あまり宿主(人間)の生命を脅かさないウイルス株が広がるのは明らかと思います。

ところが、人為的な山火事のように、ワクチンで、こうした「穏やかウイルス」を抑え込んで、凶悪ウイルスが繁殖できる「焼野原」を人間が作ってしまったとしたら?

もちろん、「穏やかウイルス」アルファだのベータだのも、実は全然穏やかではなく、それどころか「容易ならざるすごい病気(外部リンク)」なので、ワクチンは重要な対抗手段と理解しています。

問題は、ワクチン打てばすべて解決、と勘違いするところにあるのです。

実は、解決どころか、ワクチンを打ったがゆえに、ワクチンなしの場合ではありえなかった凶悪株の大流行を招く可能性もある、という事を再認識する必要があると理解します。

政治家は、「ワクチンを打ったから解決だ」「ワクチンパスポートさえあればどこに行ってもいい」「はやく3密にもどって税金を稼ぎ、収めろ」と言ってくるでしょう。

そのとき、あなたは、言われるままに、マスクなんて外して、大喜びで群衆の中にまぎれこもうとするのでしょうか。

あるいは、ワクチンの限界、医療の限界を見据えて、社会的なディスタンスを堅持し、ウイルスが弱毒化するまでの持久戦を耐え抜く決意を新たにするのでしょうか。

これから「なんで他人行儀にマスクするの?」「なんでみんなと一緒に行動しないの?」「飲み会に来ないの?」「まだ在宅勤務にこだわるの?」など、悪気のない質問や、そして批判があなたに投げかけられることになるでしょう。

しかし、考えてください。誰が本当に「冷たい人」なのでしょうか?「容易ならざるすごい病気」を防ぐために、ソーシャルディスタンスを徹底することこそが、本当に周囲を思いやった、温かい行為なのではないでしょうか。

焼け跡に残る木は、再生への希望のシンボルですが、ウイルス後に残る変異株は、人類を不幸に突き落とす絶望の象徴です。

医療関係者たちが、自らの感染リスクも顧みず必死になってウイルス接種を展開した今こそ、絶対に変異種の出現はゆるさないぞ!と、今度は一般の我々が、ますます感染対策を強化する時期になっていると思います。

なんか偉そうですみません。でも、アメブロのブロ友や、ドクターハッシーなど、医療関係者の人たちからの情報に接していると、やっぱり患者予備軍の我々一般市民がまずは防御を固めなければ、という考えから、書かせていただきました。

最後に、植物のほうのお話で、「焼け跡の希望の木」は、ブラジルだけではなく、乾燥地帯に共通にしてあるようです。

オーストラリアに「ブラシの木」というのがあり。

Wikipediaによると、「果実には粉状の種子が入っており、オーストラリアでよく起こる森林火災が起こると割れて種子を放出する。」とあり。周りにほかの草花が青々と茂っている間は、花が枯れても、実のままの状態で何年でも待ち続けるらしい(出展:https://www.townnews.co.jp/0110/2020/07/16/534360.html)。

ではでは。。。。

 

Posted by 猫機長
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神と人と物。西洋美術と哲学で暴く人類のゆくえ③

鉄と血の世紀

人類の最大の革命とは何か?いろいろ議論されながらも、上位に出てくるものに「火の使用」があります。

肉を焼いて寄生虫やばい菌を殺し、食べやすくできたことで栄養摂取が容易になって、知能の大幅な向上をもたらし。寒さをしのぐ暖房や、明かりを得るために火は大活躍した。

一方、縄文時代の竪穴式住居にあったいろりから、ベルばら時代フランス貴族の豪邸にあった暖炉まで、箱モノは立派になったけれども、肝心の中身つまり「火」は、変わりなく。つまり、電気・電球・電熱装置が発見された1789年くらいまでは、火をよりどころにした、人間の生活様式のエッセンスは変わらなかったという不思議な事実があるのです。

ベルサイユのばら(1975年)花組

https://www.youtube.com/watch?v=rUE_3EJ9vvQ

 

人間は神に与えられた「火」を使うことでかろうじて動物と分けられている非力な被造物でした。とある大事件が起きるまでは。

その大事件は「産業革命」(もっと正確には、第2次産業革命)

人間は電気、蒸気という、火よりも何倍もパワーのあるエネルギーを獲得し。産業革命からせいぜい200年くらいか?で光速ワープ的な進化を遂げたのでした。

この進化で、人類が学びなおしたものは

◎物質:人間は神が作った「概念」ではなく、肉体を持った「物質」である。そして、物質である人間は、工場、機械、そういった物質に影響を受けて生きている。

◎時間:工場では、材料が加工されて製品に変化する。人間も、神の思し召しである不変の毎日を過ごすのではなく、今日とは違う明日へ変化してゆく生命体であった。

そして、この進化をもっとも明確に提示するキーワードが「スピード」

遂に「神は死に」、「機械」の時代が始ったのでした。

この時代を代表するのが「未来派美術」。

主にイタリアで推進され、こんな感じの作品が多数生まれました。

夜行列車 1920

 

speeding_motorboat1923

 

ジーノ・セヴァリーニ「装甲列車」(1915年)

 

機関車は、未来派が好んで描いた題材の一つで、「機械の持つスピード、躍動、そして破壊や暴力」をぶちまけた。

おなじ機関車でも、機関車というモチーフそしてその周りで「楽しく遊んでいるいろいろな光の粒子たち」を「光に忠実という意味で」写実的に画面に落とした印象派とは画期的な違いが生じていることに注目。

左はモネのThe Gare Saint-Lazare1877。右はPippo Rizzo – Treno in corsa 1929

 

「破壊や暴力」という恐ろしい言葉が出てきてしまいました。

1909年、イタリアの全国紙「フィガロ」に、「未来派宣言」が掲載。

「我々は労働、快楽、反逆に衝き動かされる群衆を謳おう。首都にわき起こる革命の潮を謳おう。荒々しい電気の月光に浮かび上がる兵器庫や造船所の震える情熱を、煙を吐く蛇をむさぼり喰う貪欲な鉄道の駅を、煙の紐で雲から宙吊りにされた工場を、河を巨大な体操家のように跨いだ橋を、水平線を嗅ぎ回る冒険好きの汽船を、長いチューブの手綱をつけられた巨大な鋼鉄の馬のような、線路を蹴る胸の厚い機関車を、熱狂した群衆のように喝采するプロペラを持つ飛行機の滑らかな飛行を、謳おう。(https://pdmagazine.jp/people/futurism/)」

ここまでならともかく、

「戦争は美しいものである。なぜなら、ガスマスクや火焔放射器や戦車をあやつる人間の力が機械を支配していることを証明できるからだ。戦争は美しい」

と、一気に戦争賛美、暴力肯定に走ってしまい。

そしてエッセンスは

「機銃掃射のように彷徨する自動車は、「サモトラケのニケ」より美しい」

ここまで書けば、未来派がどういうものだったかが明らかになると思います。

つまり、

「王侯貴族や聖職者に都合よく押し付けられた既存の秩序を、機械文明の力で破壊しつくす運動」

これって、「共産主義」のことじゃ。。。。

資本主義ピラミッド

最上位に「資本」が君臨し、「貴方を支配する人(資本家、貴族)」、

「貴方を騙す人(聖職者)」、「貴方を襲う人(軍人)」、「貴方の為に食す人(金持ち)」、

そして「搾取される人(労働者)」が最下層に。

 

唯物論が、神という絶対唯一の価値基準を粉砕し始めた時代。

マルクスが、この時代の一つの代表となる哲学を打ち立てました。

「Der Kapital」つまり「資本論」です。

あれ哲学じゃないの?いえいえ、マルクスにとっては、経済という物質世界こそが哲学だったのです。

つまり、世の中すべて物質。人も物質。

マルクスにとって、人間は神によって導かれる魂ではなく、物質によって規定される商品に過ぎなかったりします。

そして、労働者と資本家という感じに世界の人々を2分し。

労働者は、資本家の提供する工具や機械がなければ商品を作れないので、安い賃金で働かされ、商品を売った利鞘はほとんど資本家に持っていかれてしまう。

搾取はどんどん進み、労働者側が「このままじゃ死ぬかも?」と気づいたときに、暴力革命によって資本家は滅ぼされ、共産主義政権が労働者を管理することで平等な世界が実現する、と説明しました。

しかし実際はこの通り行かず。

それは

1.マルクスが予言していた革命は、資本主義が究極まで進行した国で矛盾が爆発して革命に至る、はずだったが

2.実際に「共産主義革命」が起きたのは、ロシア、中国など、資本主義が進んでいなくて、工場労働者(プロレタリアート)がそもそもそんなにいなかった。

3.しかし、強権政治、人権侵害で下層民は耐えきれない状況にあり。レーニンなどが上手に「農業労働者や、自営業者とかもプロレタリアートの仲間です」とプロレタリアの分母を著しく拡大させることに成功。

4.そして、ソ連や共産中国は、こうした「怒れる民衆」の力で、当時の支配者であった貴族や大企業家を滅ぼし、民衆を「平和、土地、パン」などの政策で取り込んだ(というか、ダマした)上で、

5.今度は「プロレタリアの指導層」つまりスターリンだの毛沢東だのが貴族等にとって代わり、独裁政治を敷いた

つまり「共産革命」は政権転覆の口実に過ぎなかった、というのが事実ではないでしょうか。

マルクスが「私はマルクス主義者ではない」と嘆いたのもむべなるかなと思います。

一旦は世界を席巻しそうだった「共産諸国」ですが、結局はブルジョアが残した遺産を食いつぶしたあげく、代わりとなる生産力を形成できずに、あえなく崩壊した。

「共産主義国家」がどういうものかは、「将軍様の国」が雄弁に物語っています。

アートになったマルクス。でも写真にしか見えない(マレーヴィチ)のは、ぼくだけでしょうか

 

マルクス資本論の弱点というかが二つあり。

1-人間は「単なる商品」ではない(自由意思を持った唯一の生物としての属性を失うことはない)

2-商品の価値を形成するのは、労働者というより、消費者の方が重要な比率を占める。

というわけで、「政府が生産と販売を独占し、強制的に国民に分配する」というのは、自由意思を持った個人の個性を無視したできそこないの製品しか作れなくなり。消費者を無視してしまったので、経済が回らなくなった。

結局、共産主義は、毛沢東みたいな悪人がゆがめた形で利用しなかったとしても、実現不可能と理解しています。

「共産主義みたいな未来派美術」は、やっぱり「共産主義みたいなファシズム」に結びついたりして、日本の「戦争画」のような「黒歴史」の部分もあるのですが、アカデミズムで停滞していた美術界に無慈悲な鉄槌を加え、概念の遊びに迷い込もうとしていた美術を無理やり機械文明の現実の中に引き戻したという点では、すごい運動だったと思います。

一方、現在まで続く「科学・物質」の世界が、どのように人間に不幸をもたらすかをも克明に見せてもおり。

AI革命のこれからの未来が「風の時代」のキーワードである「理解と平和」をもたらすために、とても重要な教訓をもたらしていると思います。

ううむなんか重苦しい結論になってしまった。我々はかなりやばい時代の延長に生きているようですね。。。。

以下、未来派絵画いろいろ

Fortunato Depero The New Babel plastic and mobile stage setting1930

 

corsa-ad-ostacoli(障害物競走)-1923

 

the-red-horseman-1913

 

Fortunato Depero, Skyscrapers and Tunnels ,1930

 

 

Dynamism of an Automobile, 1911

 

Dynamism_of_a_Dog_on_a_Leash_Albright-Knox_Art_Gallery-1912

ではでは

 

Posted by 猫機長
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空飛ぶクルマ:パイロット目線から見た課題と可能性

コロナ禍でステイホームの世の中でも、なぜか道路の渋滞は続き。ドライバーたちから「車ごと空に飛びあがって渋滞なんて飛び越せて行けたらなあ」なんて声が聞こえてきます。

一方、自動運転、電気自動車、シェアカーなどの到来近し!と、脅威におののく大手自動車産業界も、これまでからのパラダイムシフトが必要になっており。

その結果、かどうか「空飛ぶクルマ」が2020年代にも実現するぞ!という勢いになっています。

こんな感じになるらしい。

https://tabi-labo.com/281449/aeromobil-flying-car

 

ううむ?このトビウオみたいなやつは、地上では主翼をハエみたいにたたみ、飛ぶときは尻尾のプロペラで推進するらしい。

でも、はっきり言って、かなり不合理、非効率、悪いけどどんなにうまく作っても出来損ない必至だと思います。

がんらい自動車と飛行機は全く別の乗り物であって、空を飛ぶなら写真のクルマのような大きな前車輪そしてステアリング機構、サスペンションとかはただの余計な重量物です。写真のように尾翼がほとんど地面に接しており、比較的小さな後輪では、地面の石ころやらなんやらが尾翼に当たって、へたしたら、ぱっと見は気が付かないけれど空中の安定を損なうようなひん曲がりを生んじゃうかもしれない。

要するに飛行機としても自動車としても中途半端になってしまうのである。

ううむ自動車ファンで、「僕のクルマに翼を付けて飛ぶぞー」とか夢見ている人たち、ごめんなさい。。。。

でも、効率度外視で「フォルクスワーゲンで空を飛んでやる」と、かぶと虫に翼とプロペラを付けて本当に飛んだ人がいたそうです。そうゆう「鳥人間コンテスト」的なやつは「いいね!」と思います。

ぼくもVWかぶと虫に乗っています

 

脱線しました。

「空飛ぶクルマ」は、米国連邦航空局(FAA)が試験飛行を許可しており、航法・管制関連の法整備も進んでいるらしい。

つまり、世界の主要国家が未来の移動手段として認めているということである。

ぼくなりに、どんな「クルマ」なら実現可能か考えてみました。

こんな感じ

 

基本は「有人ドローン」です。手動操縦想定です。

上の図では、車庫から出て離陸するまでの、地上での取り回しのため、ダクテッドファンは垂直にしてます。

地上では通行人がいるので、プロペラみたいな殺人装置は不可。ジェットエンジンもゴミやネコを吸い込んじゃうのでだめ。残る選択がダクトでした。「扇風機みたいに覆ったプロペラ」でもいいかもしれん。

車輪は、車庫から離陸地点(道路のどこか)まで、のこのこ移動するためのものなので、思い切って大きめのを1輪。大きめなのは、空港と違い一般道路はめちゃくちゃ凹凸があるため。

1輪だけだとこけちゃうので、補助輪を左右に付けてます。ハリアー戦闘機みたいな感じ。

ハリアー戦闘機

出展:https://www.jiji.com/jc/d4?p=vtl207-DNSC8705770&d=d4_mili

 

この一輪の取り付けで、地上高を稼ぎ、石ころとかでファンを傷つける可能性を低くしています。

そして、この一輪が、空中でも超重要な働きをするのです。それは後で書きます。

で、車庫から出た「ドローンくん」は、ダクトファンを上向きにして空に浮かび上がり。

こんな感じ

 

さて、ここで「空飛ぶクルマ」が実現できるかどうかの最大の課題というか危機に直面してしまいます。

それは「空中衝突」

70年代のサンパウロ市の情況はこんな感じ

 

同じことが、2030年代の東京の上空で起きたら?

空には道路がありません。中央分離帯も、信号機も何にもなーい空域で、多数の「空飛ぶクルマ」がおしくらまんじゅうだ!となったらどうなるか。

地上では、進行方向は前後左右だけです。左右と進行方向は道路で明確に制限されるので、基本は前を見ていれば衝突を防げる。

空の場合は、制限するものがなにもないうえに上下の運動が加わるので、一台の「ドローンくん」が移動するベクター(方向)は、文字通り「無限」です。

さらに、空の乗り物はスピードが速いと相場が決まっている。二台の「ドローンくん」が、それぞれ真正面から同高度を反航で飛んでいたとして、それぞれ時速150キロだったら、相対速度は時速300キロ、つまり秒速83メートルです。

晴れた空でも、830メートルの距離でゴマ粒みたいな相手を発見し、適切な回避操作を10秒内にできるかと言われると、なかなかできないと思います。

空を飛んでいて「あ航空機だ」とわかるゴマ粒を同高度で発見したときは恐怖の一瞬で、そのゴマ粒が直進しているのかカーブしているのか、上昇しているのか下降か、はたまたこちらに向かってきているのか遠ざかっているかを判断するのは難しく、はっきり言って何秒もかかります。いいかげんな判断で回避操作しようとすると、相手の方も混乱して、かえってニアミスや衝突の可能性を高くしてしまいます。

というわけで、空を飛ぶときはフライトプランの事前提出と離陸後の管制との交信が必須になっているのです。

上記のケースでも、ちゃんとフライトプランを提示していれば、管制が両機をレーダでとらえていて、ぼくの方には「(前方)12時より反航の小型機あり、100フィート上昇せよ」と、目視できるちょっと前には教えてくれるので「了解」と素直に上がっていけば、その間に、管制は向うの機体に「猫機長機が12時よりあと2分で交差する。100フィート下降せよ」と教え、相手の機が「はいはーい」と答えているのが航空無線でちゃんと聞こえ。あとは1,2分で200フィート下にその小型機がぼくの下をくぐっていくのを安全に目視できる。200フィートなんてたかだか60メートルですから、相手が低翼機だった場合は(ぼくは高翼機)、すれちがいざまに笑顔で手を振っているパイロットが見えたりします。

高翼機(左)は下がよく見え、低翼機(右)は上がよく見えます。

 

鼠算式に増えていく「ドローンくん」をどうやってさばくのか?「ドローンくん」だっていちいちフライトプランなんて提出できないし、だいいち管制がパンクしちゃいます。

というわけで、「ドローンくん」のための「線路」が、少なくとも大都会では必須になると思います。都会を出れば線路も終了。そこからは自由に飛び立て!なあんて

こんな感じ。画家への道は遠い

 

上のイメージ図では、線路というよりモノレールみたいな誘導路になっています。地上の移動に使った一輪を、誘導路に差し込んで、レール上を滑走していくイメージです。

誘導路の利点は、衝突防止の注意を上下左右の3次元から前後の2方向のみに減少させるだけではなくて、日々刻々と変わる気候による、乱気流だのなんだのを食らっても、誘導輪が誘導路にがっちりホールドしてくれるところ。

せいぜい自動車程度の大きさ(そして重さは自動車の半分以下)しかない「ドローンくん」では、ちょっとした突風でも、わあああー!と木の葉落としみたいになり。誘導路で紐付けていれば、紐のきれた風船みたいに制御不能にならずにすみます。

というわけで、実は航空技術より土木技術がネックかもしれません。鉄道の高架とかよりははるかに高く、願わくはビルの谷間の乱気流を受けないために、高層ビルの頂上よりちょっと上くらい、高層ビルの屋根から支柱が伸びるくらいでいいかもしれんが、要するにそうゆう高さで、乱気流にあっても地震の時のビルみたいにゆーらゆーらと柔軟にぶれるくらいのしなやかでかつ堅固な構造物が必要となるためです。

ここまで読んで、あれ?誘導路なんてフィジカルに作らなくても、レーダー制御とかできるんじゃね?「ドローンくん」各個体にもレーダーを付けて、自動的に衝突回避できないの?と疑問に思った人もいると思います。

正直、その通りと思います。技術的には。

でも、ぼくが「ドローンくん」に乗るとしたら、ぼく自身の手足と目で操縦系統を操り、有視界飛行するやつじゃないと乗らないと思います。コンピュータとか電子制御で作動する、すべて機械任せでは、素敵女子を隣に載せてランデブーなんてとても怖くてできません。

といって「オリラジのあっちゃん」中田敦彦さんによれば、そう遠くない未来に「昔の自動車は自動運転がなくて、みんな自分で運転してたんだって!そんな危険なことが良くできたねー」が常識になる日が来るらしいですけど。

最後に、1900年頃のフランスで、2030年にはこうなるぞ!という「未来図」が描かれていたので、掲載します。いい線いってるじゃん。。。。

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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オリンピックいろいろ考

前回のオリンピック記事は未消化のまま終わってしまい。もう一度考察してみます。

◎観客から見たオリンピック

一般市民の目から見たオリンピックというと、圧倒的に「TV画面」になると思います。どんなに大きなスタジアムでも収容人数は限られていますが、TVなら世界中で同時に共有でき。スタジアムで押しくらまんじゅう、フーリガンにおびえ、そもそもバスやタクシーでひいひい言いながら会場まで移動しなきゃならないし、チケットだってものすごく高い。というのにくらべると、TVの場合はコストは最小に抑えられ、のんびりと居間のソファにくつろいで、ネコと遊びながら、とはっきり言って全然楽です。じゃあ決死の覚悟でスタジアムに出て行って、何が見えるかというと、はるか遠くに小さくかすむ試合場に、ゴマ粒みたいに選手が動いているのが見えるだけになってしまい。TVであれば、試合場全景、あるいはカンカンに怒る監督のドアップ、試合のハイライト場面はこれもドアップで正面だのネット裏だの観客席では絶対見れない視点、大きさ、解像度で何度も繰り返し、あるいはスローモーションで楽しめます。確かにTV視聴者は受け身になりますが、プロのカメラマンやプロデューサーがあらかじめ何か所も設置したカメラをスイッチして送る画像であり、観客はお任せしていればおのずと最高の映像が飛び込んできます。

つまり、スタジアムで観戦、というのは、せいぜいラジオくらいしか放送手段がなかった時代の遺物になりつつある。

すごくお行儀が良い観衆。共産圏か?

宝塚とか、観客とスターが一体の歌劇なら、確かに最後列でも十分価値があると思いますが、サッカーの試合になってしまうと、目の前は応援の旗や、飛び上がって喜ぶおっちゃんのむくつけき手や頭で全く見えず、時たま地震のように揺れ響く観客席の振動で「あれ点を入れたかな」というのがわかるくらいで、要するにそういうのこそが好きで、わああーい、オーラだ!なんて大喜びでオーラの波に加わるくらいでないと、花火の煙で目はやられ、おやじの怒号で耳は聞こえなくなり、と、拷問になってしまうとしか思えないのはぼくだけでしょうか?

ぼくとしては、上記のとおりプロが計算しつくした最高の画像を、TVでもコンピュータでもスマホでも、自分の都合に合わせて見る方がいいと思います。彼女から電話が来ればすぐそっちにスイッチできるし。また、オリンピックだと多種目同時開催していて、柔道、体操、馬術、射撃、などなど、チャンネルを渡り歩いて、見たい種目を見る。あるいは「こんな種目あったっけ?」みたいな新しい発見もできて、知的な興味を刺激される、そいういのがいいなと思っています。

前回の記事に書いたように、アスリートによっては、観客の存在こそが最重要だ!とする競技者もいるし、また、サッカーの決勝戦でも、スタジアムを揺るがす大歓声、旗の波、飛び交うテープ、すなわち満員の観客席がないと。。。。と思わないでもないです。でも、F1(オリンピックじゃないけど)みたいに、無観客でも、実は全然気にならない、みたいなのもあると思います(世界中から得体のしれない変異株が観客にくっついて日本へ、というのに比べればずっとましと思います)。

アトランタ五輪 クレー射撃。

こういう静かな観衆というのも存在していた

 

結論として、試合というより、観客席で騒ぎたい人はこれからもスタジアムを埋め尽くすでしょうが、コロナ後の大会の在り方として、メジャーな球技(サッカー、バレー、バスケット、テニスなど)は別として、無観客試合があったとて基本試合の質をそぐことはないと思いますが、いかがでしょうか。野球は「打球音や捕球音が聞こえてよくなった」なんて感想もあり、謎です。

◎ビジネスとしてのオリンピック

メジャーな球技は、テレビ局はじめビジネス界のドル箱ですね。超人的なプレーを見たい観衆が大喜びで試合のチケットを買う、チームのグッズを買う、新しい大画面テレビを買う、何も買えない貧乏人でも、一か月の給料をはたいてバスに乗ってフラメンゴの試合は欠かさず通う、というのでも企業から見れば得難い収入であるから、スーパースターにハリウッド俳優もびっくりのギャラを払ってもペイするし、むしろ、さらにお客を呼ぶアピールになったりします。

フラメンゴFC。選手時代のジーコ
https://ameblo.jp/nagatsuna1977/entry-12521878095.html
 

というわけで、企業界にとってはオリンピックはウハウハ!これ以上ないおいしいビジネスですね。ただし、「無観客試合」などという呪いの言葉はもってのほかだ!と、選手に対しても「無観客の試合は出るなよ」みたいなプレッシャーをかけていなければよいのですが。

ここで、お金そして権力をもつものが、どのようにオリンピックを牛耳るのか、という要注意な課題が浮かび上がります。

◎政治から見たオリンピック

五輪憲章50条で「政治的、民族的宣伝活動の禁止」されており、今どき「北朝鮮がメダル!みんな共産主義になって将軍様に続くのだー!」なんてしらじらしいタイプのはありえなくなってはいます。一方、両手でバツ印を掲げて「僕らの民族が虐殺されている、助けて!」と訴えたマラソンランナーや、「ブラックパワーサリュート(黒人人権の訴え)」の場合は「一部政治グループ(政党・国家)の損得ではなく、世界の人類の共通の課題についてトップアスリートが直訴した」ということであり処罰すべきできないと思います。

左がリレサさん(出展:https://globe.asahi.com/article/11629675)

右がブラックパワーサリュート(出展:https://ameblo.jp/chihaya-furu/entry-12241906194.html)

 

そんなことを言ったら今後直訴・マニフェストだらけになってしまうぞ!という声が出るかと思います。世界中で報道されるオリンピックはプロパガンダ(善悪かかわらず)には最良のステージだからです。

商業ショーとして運営される限りはショーを見ようと群衆も押しかけ、アスリート側も群衆の知らない(忘れていた)事実について捨て身で訴えるということも避けられないと考えます。商業ショーに回せるほどの余剰があるのであれば、まず差別・貧困・飢餓の解消に回し、どの国でも、選手が悲痛な訴えをしないで済むくらいには豊かにするべきでは、ということです(理念です、実現性とかではありません)。

解決がないでもない。たとえば、ブラジルチームが1点ゴールするたび、まずはボルソナロ大統領が私費で100万ドルをスラムの病院に、次のゴールはドリアサンパウロ州知事が学校に寄付する、とかいうのだったらブラジル全国が熱狂的に応援するでしょうねえ。

◎まとめ

やはりオリンピックは「アマチュアが損得抜きで競技そのものの最高を目指す」という方向に全面的に回帰しなければ、と考えます(現在でも大したサポート体制もなく報酬(と言って悪ければ賞与)も得られない選手も多数いるとは思いますが)。

現状だと、サッカーなどプロチームのスーパースターがナショナルチーム代表でも出ていますが、このままだとW杯と全然変わんなくなっちゃう気がします。

あと、やめてほしいのは、メダル欲しさに選手の体を壊してしまうこと。女子体操などで、体が小さく軽い方がいい、ということなのか、まだ年端もいかない少女が栄養失調になってまで(一度食べた食事を吐いてまで減量する少女もいるらしい)、というのは禁止すべきと思います。いい大人がとにかく勝てばいいとドーピングに走るというのは論外。ここでも、スポンサーが選手に無理矢理ヤクの注射をさせる、というのがなければよいのですが。

結局、オリンピックは、あれ街角の八百屋さんが、ここ2か月閉まっているから潰れたかな?なんて思っていたら、TV中継で、アーチェリー・ナショナルチームの中に八百屋のおっちゃんを発見!みたいな感じになればと思っています。

プロのスーパースターによる奇跡のプレーよりもっとすごいエンタメが、スマホのバーチャルワールドでふつーの善男善女でも「体験」できる時代です。見世物とは一線を画した、アマチュア精神てなに(精神と知能)?というのがもっとわかる何か、になってほしいと思っています。

アテネにある古代オリンピックスタジアム

紀元前に作られ 、二世紀に大理石で改修、第一回近代オリンピック(1896)の主会場となった。 (パンアテナイ競技場)

ではでは

Posted by 猫機長
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短文集です:お料理や仏教思想、軽飛行機などなど

いろいろブログネタを集めていると、一本の原稿としては短すぎるけれど、なかなか捨てがたいという短文が出始め。今回4つのショートストーリをまとめてみました。

 

 

その①:天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)

お釈迦様が生まれた時に発したということば。さすがに人間離れしたIQで、生まれながらに哲学していたのですね。

ところが「これほど誤解された仏教用語もない」そうです。つまり、つい「この世界で俺様だけが偉いんだ!みんなひれ伏せ!」と解釈してしまいますが、これは間違いで、もっと心温まる言葉なのだそうです。

まず、「我」という言葉が誤解の根源となっており。お釈迦様自身というより「人間(人類)」のことだそうです。

そして、「天上天下」は「世界(宇宙)」ですが、仏教から見た世界というのはすなわち六道(天界、人間界、修羅、畜生、餓鬼、地獄)のことで、人はこの六道のどれかに必ず生まれ変わり。

六道のうち、天界では喜び(快楽)の欲におぼれて盲目になってしまい、覚醒することができず。そして修羅、畜生、餓鬼、地獄では、苦しみにもがき、とても覚醒どころではなく。

というわけで、覚醒できない以上はいつまでも六道の中でもがき苦しむのかというと、唯一人間という、喜び・苦しみの中間にいる存在のみが、仏法と遭遇することで、喜び・苦しみの無限の輪廻からワープして仏の世界へ進むことが可能だということなのだそうです。

つまり、

「俺様が一番偉いんだ!」というのではなくて

「宇宙の万物の中で、人間のみが、魂の次元上昇という尊い機会を得ているんだよ!」

という、善男善女を支援・応援している言葉だったのです。

へえー、すごいな。。。。(もちろんかなりの意訳ですけど。ははは)

ちなみに、次元上昇、進化、成仏、覚醒ってなんだ?についての、ぼくなりの考えは「十牛図」の一連の記事に書いてあるので、読んでみてくださいね。

 

 

②天は人の上に人を作らず

人の下に人を作らず、と続く福沢諭吉の有名な言葉ですが、こちらは見かけはすごくまっとうなのに、実はまっ黒な裏があり。

福沢さん言う通り、天すなわち、神なり主なりアラーなりは、人の上に人を作っていません。神様から見れば、人なんて「個体差はあってもみんな塵カス」ですから。ははは

問題は「天は」とあざとく言い放つところにあります。

士農工商の時代が終わったときの言葉なので、「もう日本はカーストなんてないぞー、みんな同じ、自由民権だー!」というふうに解釈され、確かにその通りですが、一方で、「天は人の上に人を作っていないけれど、人はいつでも人の上に人をつくれるよ」という恐ろしい意味が隠されているのです。

つまり、自由主義だ!という美名の裏で、人々が競争を余儀無くされ「勝ち組」「負け組」に分かれてしまうことを容認している言葉なのである。

この言葉の意味をあざとく理解し、「生きるとは勝つことだ」と血も涙もない生存競争に血道をあげた人が富や地位、権力を手にして繁栄して行き。一方で、ぽけっと「人はみんな平等なんだ。みんななかよくしようね」なんて受け取り方をした人は、下等国民に転落して段ボールハウス行きになってしまうのでした。

「人はおもいきり人の上に人をつくった」そして「下」に行ってしまった人は「無能」「怠け者」のレッテルを貼られて復活できなくなるという恐怖が、全ての原動力となってゆき。(欧州ではこの恐怖が先鋭化して、「ユダヤ人」「共産主義者」「ナチ」「敵対階層」などの差別や、強制労働の正当化につながった)。

でも、考えてください。首相だったら、普通の人より優れ、進化した人なのでしょうか。トランプさんだろうが、名無しのたい焼き屋さんだろうが、はたまた乞食の人だろうが、要するに人であり。

おなじ人間を、地位、職業や富などで序列付けしようとするから、勝ち組・負け組の世界が生まれてしまっているのです。

いよいよ「風の時代」に入っており、人は誰でも生きる権利があるんだよ、という当然すぎることが当然の実感として常識化する時代になるとは思います。ただ、現実化にはシンギュラリティ(AI技術革新)到来(2040年くらいか?)が必須で、それまでは、大失業時代などの恐ろしい「生みの苦しみ」が避けられないとは思いますが。

この辺をもう少しわかりやすく説明した「ベーシックインカム」関連の記事もぜひ読んでみてください。

 

 

③お料理

アメブロや、はてななどのブログを見ていると、みなさんおいしいお料理をたくさん掲載しており。

ぼくもまねしてみよう!というわけで「ナポリタンラーメン」いってみます。

ナポリタンスパゲッティがあるなら、ケチャップ基調のラーメンがあってもいいよねー、と軽いノリでぐぐって遊んでいたら、本当にあった!

出展はクックパッドhttps://cookpad.com/recipe/4380582です

 

で、さっそく持ち合わせの材料でまねしてみました。

まずはケチャップ。ウスターソースはないから醤油でいいや。砂糖、タバスコ、黒コショウ、粉チーズもないから省略。オリーブオイルは大豆油で代用。袋ラーメンのスープもチキンの黄色いやつだけどいいんじゃね?あとはもちろん味の素、ということで一通りそろえました。

まずはお湯を沸かすとともに、どんぶりに醤油、ケチャップ、スープの粉、大豆油をぶちこみ。袋も切ってラーメンを出しておきます。

鍋が沸騰してきたらラーメンをいれます。3分間待つのだぞ。。。

で、お湯を切った状態の麺。びしっと腰ののこるゆで加減が重要です。

そして麺とお湯をどんぶりに入れてかきまぜ、完成。

せいぜいブログのネタだねーなんて思っていたら、なかなかどうして、おいしいラーメンになりました。

あと余談ですが、ケチャップの賞味期限が去年の8月で切れていたことに気が付きました。まあ味噌やケチャップはもともと長期保存用の調味料ですけど、みなさんは賞味期限内に使い切ってくださいね。。。。

 

 

④フラップケーブルが切れちゃた

とある吉日、穏やかな空の中を軽飛行機でお散歩。

ちいさな飛行機で飛んでいます

 

とある農場の滑走路に着陸態勢に入り。フラップ1、2、と順調に下げてゆき、フラップスリーだ、とレバー引いたとたん

ぷちん!あっ!

ケーブルが切れた音が。

とっさにフラップあげ、ノーフラップの体制で着陸。

地上滑走しながら、フラップ1、2、3と上げ下げしたのですが、フツーに動くじゃん?

これはケーブルが寸断に至らず、切れかかっている状態だな、つまり地上滑走程度のほとんど風圧のない状況では上げ下げできるけれど、着陸速度でフラップに負荷がかかったらやばいね、と判断。

といって、田舎の農場の滑走路では特に修理ということもできないし、要するにノーフラップで行けば問題ないので、35分くらいの飛行でホームベースに帰ってきました。

で、ハンガーまでのタキシング中にまたがちゃがちゃ上げ下げしたら、今度は最大、フラップスリーの位置でぷちんと本当に切断してしまい、このポジションでスタックしちゃいました。

格納庫でケーブル再確認したら、機長席後ろのケーブル接合部分は問題なし。

ふだんはカバーがかぶさっています

フラップレバー(下の写真のハンドブレーキみたいなやつ)から、上の写真の接合部分まで伸びる単線でのケーブルのどこかが切れたらしい。これが各フラップに伸びる左右のケーブルのどちらかだったら、左右のフラップ角度に差が出てしまい、墜落なんてこともありうるのですが、その点はまずは単線の方で切れるように設計されており、問題なく飛行できました。

さっそく修理屋のお兄ちゃんに見てもらい。

フラップレバーとケーブルをつなぐコネクターが経年劣化で壊れちゃったということでした。ううむ定期点検ではOKだったはずなんだけど。

なんか頼りないコネクター。ううむ写真だどわかりにくいな

比較的軽微な修理でしたが、100ドルが飛んじゃいました。かなしいな。。。

ではでは。

 

Posted by 猫機長
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24時間戦えますか?死ぬまで現役やれますか?

「リゲインのテーマ」のお話ではなくて(関係はある)、この記事を読んでいるあなたの収入が、「今後こうなってしまうぞ!」というお話です。

ひょんなことから、2045年の未来よりタイムスリップして2020年の日本にやってきたロボットの「AIくん」。

とある開業医「猫医院」の一室で、院長さんとお話になりました。

AIくん「初めまして。2020年の日本はコロナ禍でたいへんですね」

院長さん「初めまして。いやいや24時間働けますか、ですよ。でも有給休暇も昇給もありゃしないけどね」

A「有給休暇?昇給?それってなんですか?」

院「AIくんは機械だからわからないんだね。人間の社会では定期昇給があって、誰が何年務めたか、どれだけ成果を上げたか、による給与の修正をおこなっているんだよ」

A「院長さんは、お医者さんなのによくご存じですね」

院「病院経営していると、院長の他に社長もしなきゃならなくてね。部下の査定がなかなかたいへんなんだよ」

A「部下のお医者さんの給与計算とか、残業管理とかそうゆうことが患者さんを診察するほかに生まれるということなんですね」

院「その通り。ぼくは人事管理、査定とかで、毎晩遅くまで大変なんだ。。。2045年ではどんな感じ?」

A「残業とかはありません。だって最初から24時間体制なんだもん」

院「えつ?お医者さんが過労死しちゃう?」

A「実は。。。。2045年には、人間のお医者さんはほとんどいないんです」

院「えつ?」

A「ぼくたちの仲間に「治療くん」というのがいて、病気になったか不安だ、診断してほしい、という人のお家のコンピュータを通じて、コンピュータのカメラやマイク、さらにはキーボードから打ち込んでもらう情報でたいてい診断できちゃうから、その場で治療法を伝えてはいOK、おしまいです。場合によっては「治療くん診断デパイス」をUAVで運んで出張診察もあります。」

院「ううう、では、いつも悩む人事考課もないし、そもそも人事部門や経理部門の存在が必要なくなる、ということなのか?」

A「院長さんのケースでは、人事部門はいらなくなりますね。院長さんの下で働いているお医者さんたちはみんな「治療くん」で代替できるので、給料も有給もなくなります。ぼくたちAIが24時間体制でアテンドするので、残業もありません」

院「人事コスト0で24時間営業ということだね!すごいコスト削減かつ利益倍増だ!」

A「病院は、入院施設のある大学病院みたいなのだけが残って、院長さんみたいな小さな開業医は、わざわざ物理的に病院を作る必要はなくなりますよ」

院「というと?」

A「院長さんは、自宅で「治療くん」の管理者になって、「治療くんクラウド」を通じた患者さんの診察状況をモニタリングする。そして、「治療くん」だけでは対応できない難病の人などを、大学病院とかにレコメンドするみたいなかんじになると思います」

院「ううーむすべて自宅のコンピュータにより、クラウドなどのITを通じたリモート操作になるということか。でも大学病院には医者がいるんだよね」

A「その数はすごく少なくなります。「移動型治療くんロボット」が病棟を巡回して看護師さんに指示をだして、患者さんの対応をしますから、人間のお医者さんは、「治療くん」のモニター役になります。でも、看護師さんや、介護の人たちなどはまだまだたくさんいますよー」

院「つまり、人の体を手に取って、物理的に手をたずさえて行う活動には、AIは介入できないということなの?」

A「おしめ取り換え、う◎ち清掃の「身体介護ロボット」とか、外骨格スーツみたいな補助具はできてます。でも患者さん、ご老人との触れ合いは人間の介護士ですねー」

院「ううむ、看護師の方が医者より上だ!と言われている気がしてきた。職にあぶれた医師が、大量にタクシー運転手になっちゃった、とか起きているのだろうか?」

A「全然大丈夫ですよーリストラだの、乞食だのそういうのは存在しない世界になっています。国民は、誰でも経済的な不足がなく生活できるよう、一律にベーシックインカムをもらいますから、ふつーの生活には全然問題ないですよー」

院「ううむついにベーシックインカムがきたか!要するに、上記で出てきたコスト0化と収益激増によって発生した余裕・余剰分が、税金になってベーシックインカムの財源になるということだな!」

A「その通りです。ぼくたちのお客さんとなる人間がお金を持っていないと、ぼくたちも困りますから。。。」

院「うううーむ、家内への給料配達人から逃れられると思ったら、今度はロボットのえさやりおじさんか。かなしいな」

A「鋭利な推理ですね。看護師さんにはない発想だと思いますよ」

院「そんなみえすいたお世辞で喜ぶ医者はいないだろうけれど、好意的に受け取っておくよ」

A「院長さんにお聞きしたいことがあるんです。むかし飲み会っていう儀式があったそうなんですけれど、どんなものだったんですか?」

オンライン飲み会でさえ、ハラスメント(ズムハラ)があるらしい

院「まさにいま君が言ったような心にもないお世辞を言いまくって、会社の中での自分の立場をよくするための課外活動だ」

A「ふむふむ課外活動ですか?」

院「話の初めに出てきた昇給にしろ、若い医者は「仕事しないおじさんが年功で高い金を貰っている」と憤るし、年寄りは「若いころにはもらえなかった賞与を、成果だのなんだのでどんどんもらいやがって」と妬む。そもそも何が成果で、なんでAさんがもらえてCさんがもらえないないんだ?とすさまじい闘争があるのだよ」

A「人間て大変ですね。AIだったら電源を入れて作動させれば故障しないかぎり1年365日24時間作動してます。AI同士で妬みそねみもないですよー」

院「というわけで、うわべはみんな「おはようございまーす」なんてさわやかにご挨拶しているが、裏ではすさまじいルサンチマンのいがみ合いがあるのだよ」

A「ガス抜き、説得等のために飲み会が必要ということなのでしょうか」

院「そうだ。さらには、本来ありえないゆがんだ事業を闇のうちに合意してしまうツールでもある」

A「国民が望んでいないオリンピックが、知らないうちに実施になってたとか。政治は料亭で決するということでしょうか」

院「まさにその通りだ。オリンピックは重要だが、何が何でもやりさえすればいいなんてものではないのに、政界・財界がトクをして一般市民は世界中からのコロナウイルスに晒され、我々医者は過労死か、患者からコロナを貰って死んじまうかという、そういうゆがんだ形での開催が我々の頭越しに決まってしまうのだ」

A「世界中の選手とかが得体のしれない変異株をもってくるわけですからねえ。世界同時開催の巣ごもりオリンピックとかにすればいいのにね。でもそれじゃビジネスとしておいしくなくなっちゃう」

世界各国で同時開催し、実況を世界中に配信する「在宅オリンピック」

院「脱線したが、同じ会社の仲間なのに背中から刺しあうような暗闘が起きるのも、結局いくら働いても給与が足りないからだ」

A「働かないと生きていけない、という体制だから、給料をもらうためなら、人は何をしても許される、となるのですね」

院「そこでだAIくん。2045年ではみんな給与はたくさんもらえているのかね?」

A「そこポイントですね。実は給与額は現在と変わらないですが、給与を貰っている人間の数がものすごく少なくなっています」

院「ベーシックインカムで生きていけることと、そもそも人間が入っていける職場が激減しているということだね」

A「そのとおり。お医者さんにしても、生活費はベーシックインカムで保障されているので、飲み会で暗闘してまで組織にしがみつくなんて人はいなくなります。でも、ただのお医者さんではだめで、「治療くん」すなわちAI機構をモニタリング、使いこなし、その不備を補い向上していく、そんなお医者さんでないと職にありつけないでしょう」

院「要は、人間が「考える葦」として「我あるために、思うことを忘れない」ことが大切だと言いたいんだね。さて3000字越えなので、今日はこの辺にしよう。AIくん、どうもありがとう」

A「こちらこそ、どうもありがとうございました」

AIくんの言うことが、どこまで実現するか?ではでは。。。

映画「本日休診」1952年松竹

 

Posted by 猫機長
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リーマンリートリバランス

コロナ禍勃発から1年。ちょうど去年の今頃は金融市場でサーキットブレーカー発動だ!と暴落相場で優良リート(不動産投資信託)買いあさりに血道をあげていましたが、今年は暴落後の「にせV字回復」つまりドルに換算したら底のままL字(つまりそのぶん為替が下落した)で推移した後、さらに下落基調になっています。悲しいな

2020年3月大暴落からの推移。SPXつまり米SP500は緩やかなV字。ブラジル(EWZ)に至ってはV字になりたいけど実はL字で底のまま推移。

出展https://media.seudinheiro.com/uploads/2020/09/grafico-richard.jpg

一方、それは、銘柄によってはDY(配当率)が向上しているということでもあり。つまり元本(と1株)あたりの市場価格は暴落したけれど、実体経済上で配当を維持できた銘柄は、同じ投資額で得られる配当の金額が上がったということです。

数字で説明

コロナ禍以前に1株100円で、一株当たりの配当5円の株のDYは5÷100=0,05%

コロナ禍で株の値段が暴落だ!1株50円になったが、Eコマース部門の銘柄だったとかで事業はコロナの影響を逃れ、配当は5円のまま継続。この場合のDYは5÷50=0,10%に倍増だ!

この例では、コロナ後、100円の投資で配当が10円もらえるようになったということです。

つまり、現金を持っている人は、割引値段でリートを買える好機到来である。

(*ブラジルのリートです。日本は別ですが、ここでの情報は、いつかは日本でも役に立ちますよー)

ぼくは貧乏で現金がなかったので、すでに持っているリートのリバランスで対応することにしました。

で、現金化に選んだのが、ホテル業のリート「FLMA」

このリートはなかなかおつなやつで、天文学的暴騰をしたときに売ってキャピタルゲイン獲得→高配当リートに買い替えした履歴があり。

今回は天文学的暴騰ではないが、コロナ禍で配当激減、ここ2年はホテル業はもとに戻らないだろう、というところで、リバランス候補になってはいた。

でも、買い替えしても買った方のDYがやっぱり低ければ意味がないわけで。とりあえず様子見でコロナ過から1年のんびりしていました。

この期間に、なかなか有望であることを証明したのがFOFすなわちFund of Funds。

これはリートだけれど、直接不動産に投資するのではなくて、他のリートを買いまくって、その配当を株主に分配すると言うものです。

あれそんなんで儲かるの?

これも数字で説明。

とあるFoF、BRFF11があったとします(実在します)

このリートは、下記のリートを購入して、その配当を収益にしています

FII AESAPAR

FII BB PRGI

FII BC FUND

FII GALERIA

FII RIOB RC

FII RB CAP

FII RRG

FII CSHGSHO

FII CSHG CR

FII CSHGJHS

FII CSHG LO

FII HG REAL

FII SHOPJSU

FII KINEA

FII POLO CR

FII RB GSB

FII SANT AG

FII SDI LOG

FII SPA

FII SP DOWN

FII TBOFFIC

FII BM THER

FII OLIMPIA

FII XP MACA

ううむすさまじい数の銘柄だ。

問題は、これらの銘柄の一つ一つの配当を得た時点で、すでにその配当の管理費が引かれてしまっているということである。

そして、これら各銘柄の配当をかき集めて、BPFFの配当に一本化し、BPFFの株主に対する配当として再分配するときには、当然ながらさらにBPFF管理会社が管理費を差し引きます。

というわけで、事実上2回管理費が引かれて、株主の手元に残る配当はかなり減少しちゃうのでした。

FoFはあまり玄人受けしない種類のリートだったのは事実である。

ところが、コロナ暴落が起き。

個人投資家が保有銘柄の元本激減をなすすべもなく見守っていた時、FoFは、企業として持っている豊富な現金で、暴落した優良株を買いあさっていたのです。

結果どうなったかというと、「安く買って配当は下がらず」つまり、FoFのDYもぐんと上がったのでした。

さらに、この期間FoFがのきなみ「株数増発により増資」を行い、しかも増発した株の1株当たり価格を低く抑えた(資産上の本来の価格より低くしたのもある)ので、FoF自身の1株当たり額面も減少して、これもDYを向上させた。

BPFFの場合

2020年5月29日 1株当たり価格R$97,99、DY0.51%

2021年2月26日 1株当たり価格R$79,00、DY0.72%

DYが0.7%を超えた段階で、FLMAを売ってBPFFに取り換えることを決意。

ちなみにFLMAのDYは2月で0.3%ですから、買い替えによって投資格当たりDYは事実上倍増したわけである。

その結果。。。

残念ながらこの売買に係る税金もはんぱなく、売った金額全てを買い替えには使えないなどあるのですが、何とかこの買い替えにより月収でR$938すなわち17,822円上昇。

以前、同じくFLMAを組み替えて月間3万円の配当増を達成したことを「バブル爆発!」の記事で書きました。

今回と合わせて4万7千円の月収増加。

今回は「リバランスつまり買い替え」がお題ですが、「コロナ暴落で獲得した配当増」で別途月収2万円増達成しているので、マネーゲームのみで得た月収増は総額で6万7千円。年額で80万円となります。安アパートの家賃ぐらいだったらまかなえるかも?

でも、一番重要なのは今後配当が維持するかだったりします。

BPFFの場合、DYは今後下がるであろうことが予見されます。だって元本がディスカウントされまくっている状況で買ったんだもん。でも、それは元本価格(資産額)が今後上がるということでウエルカム。

懸念は、DYよりも、物理的な配当額が減少にならないかどうか。今後ブラジルでも金利増が見込まれ、リートは元気がなくなることが予想されるのですが、これも元本市場価格の話で、FoFとしての収入源となっている諸リートの業績悪化がなければ維持していくであろう、と期待しています。ううむコロナ禍の趨勢が影響するな。。。。

FoFのいいところは、実質的にインデックスファンドになっているところ。かつ、個人ではなかなか苦しい機動力で、FoFの管理会社がどんどんポートフォリオを組み替えていけるので、結局「管理費2度払い」でも十分ペイする配当を叩き出せること、かつブラックスワンのような緊急事態で意外と打たれ強いこと、が明示されました。

というわけで、ぼくもFoF第1弾としてBRFF,うまくいくようであればもう一銘柄買おうと思っています。2銘柄にするのは、いつぞや書いた「スピットファイヤとハリケーンのたとえ」の考え方に従ったものです。

シャンプーとリンス、じゃなかったハリケーンとスピットファイア

一方、FoFの要注意なところは、管理会社によって業績に差が出るところ。

例えば、とあるFoFでは、DYが0.5%で推移しているのに、別のFoFではDYが1%近いぞ!というときに慌てて後者を買ってしまうと、2,3か月後に後者の配当が激減!なんてことがあり得ます。

これはどうゆうことかというと、DYの低い方は、真面目にリートのみポートフォリオに組み込んでいたのに比べて、DYの高い方は、リート購入は申し訳程度で、大半の資金を実はオーバーナイトみたいな超短期投資につぎ込んでいた等があり。こういう超短期投資は、うまくいけばすごい利益が出るけど、長期的にはいつかこける時が来るので、その時にDY激減!泣くぞ、となります。

さて、資産1億もいいけれど、やっぱり「毎月30万円は再投資できる不労所得」が重要ですよねー。

ぼく個人の例で恐縮ですが、現時点での不労所得は月額45万円くらい。というわけで、不労所得だけでも、生活費を差し引いたうえで「毎月30万の再投資」は何とか出来るけれど、コロナ暴落で相応に減少しており。なかなかリーマンをやめる気になれません(うまく会社の方で早期退職制度とか作ってくれないかなーとかは思っています。クビにするなら受けて立つぞ!)。

一方、今回のリバランスで月収1万7千円増加を達成し、コロナ暴落で減少した分を多少ながらも巻き返して、完全リタイアに月収1万ちょっとながらも近づいたぞ、という安堵はあります。1年365日、千里の道もあと一歩、ですかね。

ではでは

365日のマーチ。蘭寿とむではありません。

 

Posted by 猫機長
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逃げ切り計算:4%ルールのお話

※今回は、資産運用の世界ではわりとポピュラーな「4%ルール」について、ごく基本を記載した入門編です。

実践編はこちら→「お金がたまってきたら」をご参照ください。

コロナ禍でリストラや店じまいの憂き目にあったり、そうでなくても家計が苦しくなった人は多いと思います。

「働いているのに、収入が少なくなるばかり。家計を黒字にするために、ほんとにお小遣い程度でもいいから、さっと一振りでお金を生んでくれる打出の小づちがないかなあ」という切実な声が聞こえてきます。

打出の小槌

そんな気休め言ってないで働け!働かなきゃお金はもらえないぞ!とつっこもうとしているそこのあなた。ちょっと待ってください。

「不労所得」といって、別に働かなくてもお金を自動的にもらえる仕組みがちゃんとあるのです。

労働して得る所得は、くどいけど労働というお母さんがあり、そのお母さんから生まれる赤ちゃんが報酬すなわち所得ですよね。

でも、所得という赤ちゃんのお母さんは、労働だけに限らないのです。「労働」と同じくらい所得を生んでくれるお母さんに「資産」があるのです。

あなたが今住んでいるお家の家賃は、大家さんがあなたのために、あなたに代わって営業に駆けずり回ったり、上司にどやされたりして働いたから、その報酬として大家さんに払っているのでしょうか?

いやいや大家さんはそんな労働はしていないですよね。さらにいえば、あなたがひいひい働いているときに、大家さんはパチンコをしていようがぐーぐー昼寝していようが、毎月必ずあなたから家賃を受け取っています。

「お家」という「資産」が「打出の小槌」になって、大家さんは「不労所得」を、「家賃」という形でもらっているのです。

つまり、あなたも「資産」を持つことができれば、その「資産」が「打出の小槌」になって、コロナ禍で会社をクビになろうが営業停止になろうが、あなたにお金を運んでくれるようになるのです。

FIREとか、アーリーリタイアとか、そういう言葉を聞いたことがありませんか?これらは、すべて「働かなくても生きていけるだけの毎月の不労所得を得るために、資産を構築する」ことを根本としています。

ここまでで、超重要なポイントが2つ出てきましたので、おさらい

①人は、働けなくなっても生きていける!

②働けなくても生きていくためには、資産という打出の小槌が必要。

そして、だれにでも「資産」を築くことは可能なのです。

だって、毎月あなたのお給料から家賃を差っ引いていく、あのにくらしい大家のおっちゃんだって、「お家(不動産)」という資産を持っているわけですよね。

いかにもぽけっとした大家のおっちゃんが資産を持つことができて、あなたが持てないわけがないじゃないですか。

でも、お家を買うような大金がないよー!はいはい、資産は、お家である必要は全くありません。あなたにもすぐ手が届く資産としては

A.債券

B.株式(リート含む)

等があります。インデックスファンドやソーシャルレンディングなどもある。

債券であれば年利◎%とか、株式やリートでは配当が年当たり元本の◎%とかもらえるようになっています。

年利や配当は、元本を崩さずにもらえるお金です。

例えば年利1%の債権があったとして、1000円を預ければ、1000円はそのままに、1年あたり10円があなたの口座に振り込まれます。

この10円は、それこそあなたがパチンコに行っていようがぐーぐー昼寝していようがもらえる「不労所得」です。

つまり、債券や株という打出の小槌を、あなたもゲット可能なのです。

一方、大家さんがあなたからもらっている5万円なり10万円なりは、大家さんがそれ相応の不動産を持っているから生み出されるもので、ワンルームマンションでも安くて1000万円なりしています。それなりの「おこづかい」を貰うためには、やはり相応の「資産」を持つ必要があるのです。

というわけで、いったいどのくらいの資産を持ったらいいんだ?

というのが、不労所得で生活したい(あるいは、リストラなどで不労所得しか収入の宛がなくなった)場合の決定的な課題となります。

でも、必要となる資産の大きさなんて、人それぞれ。

私の場合はいくらなんだ?とみなさん悩むと思います。

これは世界中の人が悩んだところで、実はちゃんと誰にでも通用する答えが存在しているのです。

その名も「4%ルール」

アメリカの有名な理論です。ウイリアム・ベンゲンという有名な金融アナリストが提唱したもので、

「毎年使うお金の25倍の資産を築くこと」

という内容になっています。

つまり、毎年使うお金の金額が、資産総額の4%以内に収まるようにしなさい、ということで、そこから「4%ルール」と呼ばれています。

毎月30万円使う家庭は、年間で生活費360万円ですから、4%ルールを適用すると9000万円の資産が必要である、となります。

ひえええーそんなの無理だ―、とマイナス思考になってはいけません。9000万円あれば会社をクビなっても生活できるのだな!とプラスに受け取ってください。

この受け取り方が、本当に9000万円達成できるかできないかを分ける決定的な分水嶺になるのです。

ここで、やっぱりいいや、と逃げずに、どうにかして9000万円を達成してやるぞー、と食らいつける人は、経済的自由を達成できる人です。

方法は、いろいろ(分散投資)あります。あなたなりの方法を見つければよいのです。

そういうお前はどうなんだー!はいぼくの場合は

資産1億円(ブラジルレアルで持っているので円換算では変動します)

資産の種類

◎債券

◎リート(ブラジルです。Jリートじゃないよ)

そして、現在これら2つの打出の小槌(資産)が毎月生み出してくれている配当及び金利(つまり不労所得)」は45万円くらい。年間で540万円くらいとなります。

コロナによる暴落前は600万円いってました。

つまり、年率5~6%の不労所得を維持しているということである。

このぼく自身の経験から、あなたにも達成可能ですよと言うことができるのです。

達成できないのは、目標があやふや(零戦)なため、そもそも明確・具体的な努力ができないからなのです。

あなたなりの、明確な目標を立ててみましょう。

上の試算では、毎月の経費30万円としましたが、独り者なら15万円でもいいかも?この場合4%ルールで行くと15万円X12か月X25=4500万円で済みます。

これならできるかも?

がんばって4500万円なりの資産を築いてみましょう。

と、持ち上げておいて、

「①4%ルールでは、4%以上の金利や配当等が得られる投資を行っていることが前提だ」

そして、

「②日本での投資なんて、だいたい1%程度、4%というのはかなりむずかしいぞ」

と突き落としておきます。

この最後の一行を読んで落胆してしまった人、あるいは、ちょっとこの①、②はよくわからなかったー、という人に、応援の一言をおくります。

「めそめそすんな!とにかく1億円ためてみろ!」

(*高いぞ!という人に。1000万円でもよいです)

繰り返しますが、このブログを読んでいる、意識の高いあなた(お世辞じゃないよ、操作される大衆からは抜け出しているよ、という意味ですよ)なら、はっきり言って1億達成はできます。

そして、その過程で上記の①②の意味も体で分かってくるので、馬券を買うなりパチンコ玉に消えるなりしていたお小遣いで、1株でも買ってみるところから始めてみましょう。実際に市場に参加することで、インカムやキャピタル、複利の重要性など、資産構築に必須の情報や知識を体得することができます。

日本の場合、株主優待と言って「不労所得を、優待というギフトで物理的に受け取ることができる」という、おつな制度もあるので、優待株を狙ってみるのも、スタートにはよいかもしれません。

ここまでで「入門編」は終わりです。

がんばって、1000万円くらい貯まってきたら、ぜひ「実践編」もお読みください(今読んでもいいですよ!ははは)。そこでは、4%ルールを適用する上での恐るべき落とし穴についても記載しています。

みなさまのご健闘をお祈りします。ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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田舎暮らしつづき。サソリや雨漏りその後

※サソリについては、最近は日本でも沖縄のみならず東京でも発見されたらしい。みなさんも、この記事を参考にして安全な都会暮らしを。

さて、高原の飛行クラブに格納庫をもっています。

上空から見た滑走路と格納庫群

着陸後、誘導路を格納庫までのこのこタキシングしているところ

格納庫の中はこんな感じ

週末、空を飛ぶのはたいてい早朝なので、前日夜から泊まり込みしています。

格納庫内の簡易居住区

格納庫生活の風物詩を書いてみます。

◎雨漏り

乾季と雨季の2つの季節しかないブラジリア。雨季となれば毎日雨。ふつーのしとしと、というのもあれば、疾風怒濤の豪雨もあり。トタン屋根の格納庫では、ザーザーと雨が屋根を叩く音がうざいですが、それよりも雨漏りが課題、ということで、以前の記事で対策した結果、今年の雨季はかなり改善しました。

でも、雨どいのところから滝のように雨漏りしていたりして。まあ壁際だし、雨が上がればこれまたからっと乾いちゃうので、気にしない気にしない。。。

やばいのは、トタン屋根を締めているねじの隙間からぽたぽた落ちて来るやつ。

飛行機の上にどうしても落ち来るので、うんしょうんしょ、と風防や尾翼のヒンジ(蝶番)に落ちないように、駐機の位置を普段よりタイヤ1個分ずらしたりして、ようやく納得できる場所に移動。今後はここが駐機の定位置となります。

テープでマーキングしていたところにタイヤを合わせていましたが、雨漏りに合わせてタイヤ1個分右に移動しました

尾翼と胴体の接合金具や、エレベータのヒンジに雨漏りが直撃しないようにくふうします。

よしよし、これでかんぺきだな、なんて安心していたら、胴体燃料タンクキャップのすぐ横に雨漏りの雫が落ちてきちゃった!

キャップの通気口から水が入っちゃったら大変なので、そのへんにあったカップをかぶせました。これがいいぐあいにキャップにフィットし、かつ通気もできる隙間もあったので、さっそく常備品として採用し、飛行中は機内にしまっておくこととしました。

ちなみに、Ⓒというのは、カップのCです。ははは

ドレンのⒹとセットでチェックリストに書いておき、飛行前チェックの時に忘れずはずして機内に入れるようにします。

まあ、わすれちゃっても、風圧で滑走路脇の芝生に飛んでっちゃうだけですけど。後で探すのに大変だし、へたに芝生を歩いていると蛇にかまれたりします。

ドレンの方はこちら。燃料系のチェックをする弁がある場所です。詳しくは別記事→「ドレン弁」に書いたのでご参照。

こんな感じで飛行機の安全を確保。風向きで雨漏りの位置が変わったりすることもあるので、ちょくちょく駐機位置をずらしています。

それでも、去年に比べ画期的な向上ですねー(去年の記事はこちら→田舎暮らし)

去年の雨季では、格納庫中だだもれだったのですが

いやいやまいりました

その後雨漏り対策が奏功して、ことしはからっからになりました

ポルシェのバンパー後ろにある斑点が、豪雨でどうしても出てきちゃうねじ穴からの雨漏りです。

ちなみに、こういう点々とした雨漏りは格納庫施設ではなかなか避けがたく(あっちをふさいだらこっちが、というケース多し)、飛行機にカバーをかぶせる人もいますが、自動車と同じに、これはこれでいろいろあり、ぼくは換気重視でカバーはかぶせていません。

◎ワイルドな生き物たち

雨季になると、灼熱の太陽と豪雨の恵みにより、いろいろな生き物たちがすくすくとそだちます。

まず、サソリがおり。

ブラジリアでは、2種類のサソリが発生しています。

まず、黄色いサソリ。

写真のはつぶしちゃった後なので、伸びたラーメンみたいにぐったりしていますが、生きているうちはもっとしゃきっとしています。尻尾無しで4センチくらいでした。

こいつはたしかにやばい毒を持っており。とあるHPによれば、呼吸困難を誘発して、急速に死亡を招く可能性がある、なんて書いてあったりします。でもよく見ると、害虫駆除企業のHPだったりして。

サソリの駆除が儲けにつながらない新聞とかの情報ソースでは「痛いけど9歳以下の小児や老人以外はリスクはない」となっていました。ははは

黒いサソリ

体長は尻尾を入れて5センチくらいの、まだ中学生くらいのやつでした

こちらはさっきの害虫駆除会社のHPで「毒は黄色いサソリより弱い」となっていました。

というわけで、対策ですが

スニーカーや靴は地面に置かず、ドアのノブなどにひっかけておく。

以前は地面に追いたままにしていたのですが、とある吉日、心休まるフライトから帰ってきて、なにげにスニーカーを脱いだら、靴下の小指当たりのところに、小さなやつがつぶれてひっついていました。ははは

さすがに気が動転し、写真撮るのをわすれました。でもそれから1か月以上たって別に何の症状もなく。刺されなかったんじゃね?と安心しています。

それからは神妙に、写真のように用心しています。

ちなみに、とある元兵士によれば「ジャングルの生存訓練でサソリを食べる訓練があった」そうで、刺されないように尻尾をつまんで、頭の方からバリバリ食べたそうです。

過酷な訓練で「お前はもう死んでいる」意識朦朧の状態だったので、特にうまいまずいとかなく、なにげに食べました、とのことですが、そんな状況でも「カブト虫の幼虫だけはいやだ」そうです。

確かに、サソリってなんとなくロブスターに似ているよね、って思います。一方、クモの方は「カニそっくりじゃん」という人もいますが、生理的にいやですよねー。

というわけで、クモです。

タランチュラ(Aranha da Grama)

こちらは生前のお姿を撮影できました。

タランチュラ自身はとても穏やかで毒も弱い、かつ他の害虫をやっつけてくれるという、日本でいえば「アシダカ軍曹」みたいな益虫?なので、本当は殺したくないのですが、タランチュラにそっくりでものすごく獰猛なアルマデイラというのがおり、どっちかわからなかったので、殺しちゃいました。

殺害後の写真。でかいです

ちなみに、アルマデイラの方は猛毒で、噛まれると心臓麻痺を起こすこともあるらしい。また、ものすごく敏捷で、1.8メートルくらいは跳躍して襲い掛かってくることもあり、「見たら逃げろ」が正解ですので、この記事みたいに「どっちかわからないから殺しちゃえ」というのは実はやらないほうがよい。

そして超重要:飛行機のドアは必ず閉めておくこと。そもそも降着装置で地上から高く持ち上げられてはいますが、念には念を入れた方が良いですよね。。。

で、雨季の飛行はこんなかんじ。

雨の中のほうが、気流は穏やかです。(雨にもよりますけど)

緑の大農場

雲の下を飛ぶ

晴れた日は、青空がとても爽やかです

着陸後。パンなしサンドを食べています

最後に、着陸動画。

ではでは。。。

Posted by 猫機長