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新説:零戦の機首はなぜ黒塗りなのか?

世界を代表する戦闘機いろいろ

P51ムスタング Pixabay無料画像

 

 

スピットファイア Pixabay無料画像

 

 

P40ホーク Pixabay無料画像

 

 
P47 Pixabay無料画像

 

 

F4F  Public Domain

 

 

メッサーシュミットBf109

https://stormbirds.files.wordpress.com/2020/11/bf109g-6late-b25-gunpods.jpg?w=1000

 

 

Mc200 Saetta  Public Domain (カウル先端は、むき出しの銅パイプを仕組んで滑油冷却器としているため、無塗装)

 

 

こんな感じで、無塗装の銀色もありますが、大体は機首含め機体全体が迷彩塗装になっています。派手な白帯とかがあるのは、味方識別のためのマークです。

ところが、なぜかゼロ戦だけは、機首がぐるりと黒く塗られており。

https://girlschannel.net/topics/2131246/https://girlschannel.net/topics/2131246/https://girlschannel.net/topics/2131246/

ガールズチャンネル?まあいいや

 

 

この、黒い機首のなぞが、長年にわたり飛行機マニアの間で大論争を巻き起こしてきました。

大体、以下の主張に分かれています

①黒い色は熱を吸収するので、エンジン過熱を防ぐことができる。

②黒い色は光を吸収するので、光の乱反射によるパイロットの視界不良を防ぐことができる

③敵味方識別のために、黒く塗った

④汚れ対策。日本のエンジンはオイル漏れがひどく。カウルを黒く塗っちゃえば目だたないから、という事らしい。

その他、そのほうがかっこいいからとかいう意見も複数あったりしますが、操縦や整備など、もっと切迫したニーズに対応するものではないので、ここではカウントしません。

さて、それぞれの意見を考察すると、それぞれに一長一短があり。

①の場合、零戦がカウリング全体を黒くした理由にはなるのですが、じゃあP51だのP47だのが、ぜんぜん黒くしていないのはなぜ?となります。

②の場合、これも、エンジン全体を黒くする必要なんてないじゃん、コクピット前方の機体上面だけで十分ですよね?というわけで、実際隼とか雷電とかは、機体上面だけが黒色塗装です。

隼の例。ほかにも飛燕だの紫電だの、だいたいみんなこんな感じです。https://www.finemolds.co.jp/FB/FB17-sokumen.jpg

 

 

③味方識別ですが、日本の場合、大体主翼の前縁をオレンジ色に塗ることで対処しており。黒い機首、というのはいまいち説得力がなく。

④これも、零戦だけじゃなくて、他の飛行機でも機首全体を黒くしないと、汚れが目立っちゃうじゃん?隼とかはそんなにオイル漏れがなかったの?ということで、やっぱり説得力が。。。。

というわけで、尽きざる議論の泉となっています。

そこで、この投稿で、パイロット目線から、真の理由はこれだ!という新説をぶち上げるのでした。

「真相はこうだ」

実は簡単で

「光の乱反射によるパイロットの視界不良を防ぐ」すなわち上記の②そのまんまです。

どへー新説でもなんでもないじゃん、でもなんで?

これは、零戦の生い立ちというか、活躍した時代によるものが理由の大きなウエイトを占めているとの理解です。

零戦のビフォーアフターじゃなかった、一世代前の戦闘機、そして一世代後の戦闘機と見比べてみましょう

まずは零戦の先代となる96式艦上戦闘機です。

http://www.nags-gallery.com/gallery/A5M4.htm

 

 

機首の形に注目。カウリングが、シリンダを覆うあたりで最も膨らんでおり、そこから胴体に向かってぎゅっと絞り込まれています。

こういうカウリングを、タウネンドリングというのです。

タウネンドリングの発端は、シリンダむき出しにするよりも、整流覆いを付けたほうが空気抵抗も減り、冷却にも有利だね!と気づいたところから始まり。

当初のタウネンドリングは、たんに一枚の板を輪っかにして、エンジンをぐるっと巻いただけの、なんとなくダクトファンみたいなものでしたが、次第に膨らみ・丸みをおびたものとなり。

初期のタウネンドリング(ダウンエンドリング)

Westland Wallace

https://i.pinimg.com/originals/32/a2/b0/32a2b07da03e2fbd0ffc4a4e67ac4361.jpg

 

https://www.webmodelers.com/202007katoucolumn.html

こげ茶色のタウネンドリングもあったらしい。

 

 

Westland機が一枚板をのり巻きみたいにぐるっとエンジンに一周させただけなのに対し、91戦はタウネンドリング自体を前方からの気流に対して流線形に整形しています。

この整形の過程で、96式艦上戦闘機のように、胴体側はぎゅっと絞ったタウネンドリング、というよりエンジンカウルのはしり、という形状がうまれ。

ところが、この形状では、操縦席に向けての光の乱反射も相当なものになり。

赤色の矢印のように、機首上面だけでなく、水平近くまでの下からであっても乱反射してしまう、というか、むしろ操縦席に乱反射しようとする一種の鏡みたいになってしまい。(画像はこちらを加工させていただきました。http://kurage55.blog60.fc2.com/blog-entry-536.html?sp )

 

 

結局「リングを全部黒く塗るしかなくなった」のだと理解します。

ちなみに、P26とかソードフィッシュとか、タウネンドリングが操縦席より遠く離れている、あるいは操縦席がぐんと上にせりあがって設置されているような場合は、防眩塗装なし或いは上面だけでもOkだったらしい。

ソードフィッシュ

https://img.amiami.jp/images/product/main/163/TOY-SCL2-44324.jpg

 

 

P26 ピーシューター

http://www.fiddlersgreen.net/aircraft/Boeing-P26/IMAGES/Boeing-P-26-Peashooter-Title.jpg

 

 

日本の飛行機は、非力なエンジンをカバーするために極力機体の太さを絞り(操縦席を高くする余裕がない)、また格闘性能のために視界を重視してコクピットをなるべく前に出そうとする傾向があり、防眩塗装が重要になったと思います。

さて零戦になると、タウネンドリングから明らかにカウリングになり、カウリングの絞り込みもなくなった、つまり最も太いところから水平で胴体につながるようになったので、乱反射も減ったけれど、これまでの慣習もあり全部黒く塗りました、というのが真相と理解します。

 

 

ガールズチャンネルの画像から抜粋。上が初期型で、カウルは水平絞り込みなしに抑えられており。下は改良型で、むしろ先細りの紡錘型になっています。

同時期に開発された隼は、先代の97戦ですでに胴と一体化したカウルだったこともあり、カウル全体を黒くしなくてもよくね?と気づいて、上面だけにしました、という事だと思います。

そして、次世代機の雷電はこんな感じ。

https://www.sankei.com/resizer/CIO0sGSF7SHHGD96NrG0c3bRiiI=/730×0/smart/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/RCSGBHO7PFNIJDYCP4427GIJBU.jpg

 

 

雷電は、機体全体が紡錘形で、操縦席から機首に向けてぐっと細くなっていくので、防眩塗装も上面だけでよくなった。

というわけで、カウリング形状変動の過渡期にあった零戦は、旧世代の名残でカウリング全体を黒くしました、という事だとおもいます。

ちなみに、零戦と同世代の99艦爆や97艦攻も、カウリング全体が黒くなっています。パイロット目線から見れば、これらの機体みたいに、カウリングだけでなく操縦席までの機体が大きく黒塗りになっているのが一番親切かなーと思います。

97艦攻の例

http://c2ssdt.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2017/05/11/862_1.jpg

 

 

ただ、黒色塗装は確かに熱を吸収するので、甲板だの飛行場だのに機体を係留・駐機していると、太陽熱で「目玉焼きができちゃう」くらい熱くなってしまったのではないかな?機体が痛むような気がします。

あと、上記で「こげ茶のカウリング」が出てきましたが、どうも零戦、90艦戦、96艦戦や96陸攻あたりは、鮮やかな紺のカウリングがあった気がします(学研の図鑑「飛行機・ロケット」で見た記憶あり)。ところが、ぐぐっても黒いのや、鼠色?みたいなのばっかりなのですよねーでも確かに存在していたと思います、いつかまた見てみたいな。

Youtube では発見。https://www.youtube.com/watch?v=nIRYc-p1J2A

 

 

なお、もっとおたくちっくな議論はこちら(外部リンク)。→ https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=22269&id=39709305

「塗粧」とか「通達」とか、中島製はこうだけど三菱製はああだとか、マニアックすぎて頭がこんがらかりました。

最後に、ぼくが乗っている白い軽飛行機は、機首上面も白ですが、特にまぶしいとかはないですよーという事で追記。

とある大農場の滑走路に着陸

着陸動画はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=_v6jWNWwFHI

 

 

こんな飛行機に乗っています

というわけで、今回は思い切り飛行機おたくの投稿でした。ではでは

Posted by 猫機長
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短編集:軽飛行機と紙飛行機、ラジオ修理ほか

◎軽飛行機と紙飛行機の類似点

小さな飛行機で飛んでいます。

 

 

飛行機つながりで、敬愛するブロ友の「さとさんちゃん」が、素敵な紙飛行機の記事をいっぱい書いており。ぼくも子供のころ紙飛行機を作って飛ばしていたことを思い出しました。

これがなかなか飛んでくれないんですよねーなんかすとんと落っこちちゃうとか。「水平尾翼にタブをつければいいよ」と教えられて、おおおほんとにぐんぐんまっすぐに飛んでいくようになった!なんてこともあったのでした。

組み立て式紙飛行機

 

 

折り紙飛行機にもタブをつけるひとがいるらしい

https://www.quora.com/How-do-you-make-your-paper-airplane-more-aerodynamic

 

 

ぼくの飛行機にもちゃんとタブが付いていたのでした。

まずは垂直尾翼から。

紙飛行機とおんなじで、手でひん曲げる固定タブです

 

 

最近、まっすぐ飛んでいても、左足をペダルから離すと、ふわ-と機首が右に回ってしまうので、なんか踏みっぱなしにしなければならなくなり。1時間も飛んでいると左足が疲れちゃうので、意を決してペンチでひん曲げました。

タブと方向舵を接続しているリベット(左写真の赤枠の部分)にストレスがかからないよう、木の板を噛ませて固定します。

 

 

曲げすぎると今度は機首が左に振られてしまうので、おっかなびっくり、ちょっとだけ。。。。

 

 

でも、あまり効果が出ていません。まあ、気休めにはなったかな、というかんじです。

水平尾翼はもっとシビアな調整が必要なので、電動式のタブがついています

赤丸の部分が電動タブ。左右の水平尾翼は連動しているので、タブは右翼だけです。

 

 

◎ラジオの液晶が漏れて周波数が見えなくなっちゃった!

優秀な日本製のICOM IC-A200ラジオで交信しています。

 

 

優秀ですが液晶パネルが弱いらしく。写真のように液晶漏れが進んでしまいました。

よわったなーそもそもこのラジオそのものが生産終了して十数年?というアンティークなので、取り換え用の液晶なんてないし、どうしよう?

折から年一度の機体点検(車検みたいなもの)の時期にさしかかっていたので、点検を頼んでいる整備工のお兄ちゃんに相談したところ、

▽液晶パネルのみでは交換はできない。ちょっとした取り付け時の圧力の差で液晶がすべて漏れ出してしまい、真っ黒になり見えなくなってしまう事多々あり。

▽一方で、操作パネルそのものを交換するというのならできる。問題は、この部分が使用可能な中古品の個体を探し出してきて、そこだけとっぱずすという、いわゆる「共食い整備」になるので、その個体を見つけるのがちょっと難しいかも。。。

赤い四角の部分が操作パネル。

画像出展は:http://www.aeroelectric.com/Installation_Data/Icom/A200/A200_SM.pdf

 

 

という事だったのですが、なんと1週間もたたずに「見つけたよ!」と連絡があったので、さっそく取り換えてもらいました。

ただ、中古品ゆえ、万一うまく作動しなかったら。。。という懸念もあり。その場合、今のにまた戻さなければらないのですが、そういうストレスがかかると、液晶はいよいよ見えなくなっちゃうかも、というリスクを負いながらの交換なので、ちょっと躊躇しましたが、現状でも第2周波数はほとんど見えないばかりか、第1周波数もやばくなってきたので、えいやーと取り換えることにしました。

修理前の状況。左が第1周波数(現在交信中の周波数)。右が第2周波数(スイッチで第1周波数に転換)。この写真では、第1は軽飛行機同士の自由通信周波数、第2が管制(ブラジリアアプローチ)との交信用周波数です。

 

 

ネットなどで似たような修理をした人の情報を見てみると、液晶がうまくいっても、周波数がずれちゃった?みたいなのもあったりして、果たしてうまくいくのか?

結論から行けば、うまくいきました

見た目は新品になりました

 

 

取り換えてから、まだ2回しか飛んでいませんが、今のところ管制との通信もできており、どうやらうまくいったか?配線とかが外れちゃわないことを祈っています。

計器盤の真ん中を陣取る通信機器群。上からGPS, トランスポンダーとラジオ。

 

 

さてお値段ですが、お兄ちゃんがサービスでタイヤ1本を取り換えてくれたりして、それも含めて420ドルでした。もしラジオ本体そのものを交換となったら、それだけでも600ドルかかるし、その本体がちゃんと作動しているか、それこそ周波数の調整なども必要になってしまう事を考えれば、安かったと思っています。

おにいちゃんが取り換えてくれたタイヤ(上)。こちらも中古品ですが、もとのタイヤ(下)に比べてトレッドがまだしっかりしています。

 

 

乾季の初めになり、雲が減って青い空が広がるようになりました。

今年は、ちょっと風が強めです。。。

ではでは。

 

Posted by 猫機長
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格納庫の休日

格納庫全景。ちいさな飛行機に乗っています。

 

◎操縦索、タイヤ空気圧などなど。

いまいち方向舵の遊びがおおきいんじゃね?という事で、尾翼部分の点検扉を外して確認することに。

点検窓にスマホを潜らせて、胴体側から尾翼に向けて撮影。

 

 

同じ点検扉ですが、今度は尾翼側から胴体中心へ向けて撮影。

写真下の左右に、ケーブルの留め具があり。幸い異常なしでした

ついでに、操縦席のシートを倒して、尾翼に向けて再確認しました

 

 

そのあと、タイヤ圧調整

なぜかコパイ側の空気が抜ける傾向があるんですよねー、次回のタイヤ交換はタイヤチューブも買い替える必要があるかも。。。。

 

 

それから、弓道ごっこで遊びました。

4射2中。射距離10メートルの弓道ごっこなのに、ぜんぜんだめですねえ

 

 

なんか飛行機と全然関係ないオチになっちゃった。

というわけで、飛行機に戻ります。

 

 

◎アクセルケーブルと、命の値段

軽飛行機も自動車もガソリンエンジンで動き。その操作は、スロットルの開閉で行います。マンガで「アクセル全開だああーー!」というのは、まさにエンジンキャブのスロットルから運転席まで引っ張ってきたケーブルにつながれたアクセルを床まで踏み込んでいるという事なのです。

飛行機の場合、アクセルペダルではなく、手で操作するスロットルレバーです。

画面中央にスロットルレバー。すぐ下にチョークレバー。チョークの左下にある黒いボタンはELTの作動装置です。

 

 

このレバーを引いたり押し込んだりします。すべて押し込んで黒いボタンしか見えなくなった時が全開。写真では全閉の状況です。

このレバーは操縦席パネルの後ろで4分割されたケーブルのうち、上の二つに接続され。(下の2つはチョーク)

画面下の四角い銀色のが、左右方向舵を操作するペダル。左ペダルの上に小さく四角い箱があり、ここからにょきと伸びている4本のケーブルのうち、上2本が、計器盤パネルのスロットルレバーから伸びてきた制動索に接続されています。

 

 

4本のケーブルは、防火壁を通過して、左右のキャブレターにつながり。

ツインキャブのROTAX80馬力エンジン。右キャブが見えにくくてごめんなさい

 

 

このスロットルは、スプリング の作用で、通常は全開近くのポジションになるよう設定されており。

一方駐機中は全閉にしておくもので、通常の飛行時も60%くらいかな?以上は押し込むことは少ないので、要すれば操縦者の好きなポジションにセットされたら動かないようにホールドする仕掛けが必要となっています。

セスナや、ぼくの乗っているRANS Supercoyoteでは、スロットルレバー根元の円盤を回して、スロットルを押さえつけたり、開放したりしています。

ねじを締めるのと同じで、右に回せば閉まってレバーが動かなくなるし、左に回せば緩まります。

 

 

ところが、7年間も乗っていると、この円盤の後ろに仕組まれたパッキンが摩耗してしまい。いくら締めてもスロットルが勝手に引き込まれるようになってしまい。

パッキンだけ別売りはなかったので、レバーとケーブル一式になったものを新たに購入しました。

画面中央の白い奴がパッキン。その右が例の円盤。この円盤を回すと、パッキンが変形していってスロットルレバーを押し付けるあるいは緩める仕組みです

 

 

新品一式はこんな感じ。

 

 

からくりは自動車とやはりあまり変わらず。VWかぶと虫のアクセルケーブル一式はこんな感じ。

世界の名車かぶと虫ですが、アクセルケーブルは泣きどころで、これまで20年乗っていて、3回くらい切れちゃったかな?

 

 

かぶと虫の場合は、全閉が通常のセットポジションなので、ぷちん!と切れたら、アクセルは踏み込んだままなのに、エンジンは、ちきちきちきちき。。。。とアイドリングになっちゃうのでした。

世界の名車かぶと虫

 

 

しょうがないなあ。。。と路肩に止めて、エンジンフードを開き。

キャブレターのスロットルバルブが半開ぐらいになるように石ころなどを挟みます。写真では消しコムを使用。

 

 

エンジンは回転しっぱなしになるので、止まりたいときはクラッチを切り、ギアはニュートラルにしておきます。

こうゆう時に信号待ちをしていると、車は止まっているのにエンジンはうおんうおんとうなっていたりして、通行人の素敵女子とかが驚いて逃げて行ったりします。

でも、この便法で、なにげにお家にたどり着くことができるのでした。

軽飛行機の場合は、ケーブルが切れちゃったら、エンジンは一気に全開まで行ってしまうので、

①ともかくエンジンが過熱でブローしないうち(1.5分くらいの間)に、上昇できるだけ上昇し

②左右のマグネトーカット。つまりエンジン停止

③あとは滑空して最寄りの空き地に不時着

となってしまうので、飛行機のケーブルは切れてはならない、というのがあります。まあ自動車に比べると、ケーブルにかかる負荷ははるかに少ないですけど。

ということで、上記のスロットル一式ですが、実際に摩耗しているのはパッキンだけなのに、一式しか売ってくれないのでした。

ちなみに、VWかぶと虫のスロットル一式は、上記の通りR$33くらい、まあ7ドル程度です。

一方飛行機の一式は、R$800と、160ドルが飛んでしまいました。

この差額が、命の値段、という事なのでしょうか。。。。。

最後に、早朝フライトでの景色。やっぱり飛ぶのがやめられないですね。。。(この写真は9月19日撮影)

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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空からの雑感と、Ameblo1位ランクインに感謝

◎乾季の空、雨季の空

10月の初め。ブラジリアは乾燥が一番厳しい時期になり。

枯れた草木に覆われた荒野

 

山火事や、農場でも火事が頻発。まあ農場のは休耕時の雑草が焼ける(あるいは、焼く)ことが多いので、被害というのとは違うけれど。。。

農地の例。黒っぽく焦げているのが火の通った跡。

 

山脈も火事の跡が。煙が発生して、今まさに燃えている、という場所も。

 

山火事の煙。つい「この煙は向かい風15ノットだな」というふうにとってしまいます。ははは

 

ホームベースの滑走路も黄ばんだ茶色の枯れ草が一面に。

誘導路をのぼっている横を、離陸する鬼教官の飛行機。左主輪のスパッツを外しており、ブレーキでも調整中なのかな?

 

さて、これが雨季ともなるとこんな感じ。以下、大体4月頃の撮影です。

緑の滑走路

 

山肌も緑。

 

きわめつけはこの写真。みどりが目にしみます。

 

乾季では、枯れはてたような荒野ですが、ちょっと2,3日雨が降ると、ぱっと緑の芽が鮮やかになります。

山火事で焦げちゃったところは茶色・こげ茶ですが、延焼を免れたところで、2日前の小雨から淡い緑が生まれています。

 

そして、乾季なのに緑、のところも

青い貯水池の周りでの、円形灌漑農地。

 

環境保全は重要だけれど、荒野の中に立派な滑走路が現れたりすると、なんかとても希望に満ちた気持ちになるのでした。

SBOB(ブリチ農場・個人所有の滑走路)。16 19 21S/047 13 24W

 

 

◎Ameblo1位ランクインに感謝

こないだの記事「都会の風物詩」が、なんと「パイロット」公式ハッシュタグで1位になっていました。

18,762件の投稿からの一位だそうです。パイロットなんてマイナーなタグですからねー投稿数自体が全然すくないけれど、1位になるほどたくさんの人から見ていただけたという事で、うれしいです。いつもご訪問いただいたり、「いいね!」いただいている皆様に、あらためて感謝申し上げます。

で、他にはどんな記事があるかというと

こんな感じ

うううーむ?、2位、3位は確かにパイロットだけれど、4位は女子力そのものの記事だったりして?どうやらパイロットの奥さんらしい、という事で納得。

その後のランキングには、エアラインパイロットを目指す人への自社養成や航空大学校への受験情報とか、すごく切実な情報がつまったブログが続いたりしており、ぼくのブログみたいに、その辺を飛んで遊んでいたとか、素敵女子とミルフィーユを食べにいったとか、そんな内容だとちょっと申し訳ないですけど、皆様の「いいね!」などに勇気づけられて、これからも続けられればと思っています。

格納庫全景。小さな飛行に乗っています

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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田舎の風物詩

これまで何度か田舎暮らしの話を書きましたが、ウケ狙いでサソリだのクモだのとそんなのばっかりだったので、今回はもっとおだやか、なにげな風物詩?でいってみます。

◎クールバリルの木

ジャトバの木、といったほうが知名度が高いか?

週末はブラジル高原のど真ん中にある飛行クラブで寝起きしていますが、3軒隣の格納庫の前に大きなジャトバの木。絶滅懸念種?とかで環境当局から「切り倒してはいかん」とされており、写真の通りタクシーウエイがこの木を迂回して、アートなジグザグになっています。

この写真は雨季のはじまりの状態で、後述する固い果実がタクシーウエイ上に散乱して、軽飛行機の小さなタイヤでは乗り越えるのに苦労したりします。

一転して乾季になると、葉っぱが落ちまくり。

タクシーウエイじゃなくて、ただの歩道じゃね?に見えるので、もう一枚飛行機のある風景を掲載しときます。

赤い矢印のうえにペイントした線より左に主車輪が出ないようにタキシングします。出ちゃうと、翼が木の幹にごちん!と当たってしまい、泣きます。

さて雨季にはごんごろと果実が地面に落ち。一つ拾って格納庫内へ持ってきました。

かたい殻をトンカチでかち割ると、食べることのできる果実が出てきます。

姿かたちはバナナみたいな感じ。食感は、きな粉を無理やり押し固めて固体化したみたいで、ぱさぱさ、うううのどが詰まる、水、みずー!みたいな感じ。

あまりおいしくないけれど、でんぷんとタンパク質を豊富にふくみ、栄養価が高いとのことです。でもやっぱりぽてちのほうがおいしかったりして。。。

ぽてち。やっぱり超写実絵画になっているようです。

◎小鳥の巣

飛行場は鳥にとっても楽園らしく、格納庫の扉の隙間から小鳥が入ってきて、ちゅんちゅんうるさいなーと思ったら、巣をつくっていました。

屋根を支えている梁の内側に巣を作っていて、外からは見えなかったけれど、ひなたちがぴーぴー、うるさいぞ!そして、親鳥が飛行機の上にう◎ちをしてないか?なんて、ちょうど巣の下になっていた翼の上に雑巾を用心してかぶせておくとか、なかなかめんどかったのですが、しらないうちにひなたちは育ち、巣立って静かになりました。そうなると今度はさびしいな。。。。

こいつのう◎ちが飛行機の風防(プレキシガラス)に落ち、化学反応を起こして曇っちゃったら。。。なんて心配では、ありました。

◎のら牛

隣の農場から柵を越えて侵入してくることあり。滑走路の上でのそのそされると着陸できなくなることもあり。そういう時は、機上から電話で飛行場の管理人を呼び出して、追っ払ってもらうなどのケースもあるようです。幸い僕が飛んでいた時は、滑走路の端っこにいたので、ちょっと着地点を前に伸ばすくらいですんでいますが。。。

そして、やっぱりいやなのが、う◎ち。滑走路のどまんなかにぽたぽた、という時があり、離陸速度に達しないときにぐんぐん迫った来たときは、ちょっとだけ片翼を上げてタイヤが踏まないように、なんて滑走をするときもあります。

◎円形農場

購入から7年ぶりにエンジンを取り外して大修理。エンジン自体は町の工場で分解検査、機体はその間格納庫で保管しました。

プロペラスピンナーとか、こうして見るとプラモデルとかと変わらなったりして。。。

プロペラとオイルタンク

ふだんはキッチンとして使っているスペースに部品たちが鎮座してしまい。ラーメンとどんぶりの上にある白い部品は「エンジンベッド」といって、エンジンと機体を接続するとても重要なパーツです。

エンジンを外すと、重心が変わってしりもちをついちゃうので、椅子などでつっかいぼうをしておきます。

飛行場の朝

フランスパンにワインでなごんでいるところ

分解修理も終えて、とある農場へ遊びに行きました。

乾季のど真ん中(8月撮影)なのに、灌漑で青々と茂る作物、その先、画面左上には収穫直前のトウモロコシかな?が茶色く広がっており、さらにその先に細長く滑走路が見えています。

着陸の模様は動画でご覧ください

ちょっと高度をとって、上の畑の全容はこんな感じ。センターピボット灌漑といって、コンパスみたいな感じで灌漑装置がぐるっと回るので、丸い畑になっています。

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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短文集です:お料理や仏教思想、軽飛行機などなど

いろいろブログネタを集めていると、一本の原稿としては短すぎるけれど、なかなか捨てがたいという短文が出始め。今回4つのショートストーリをまとめてみました。

 

 

その①:天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)

お釈迦様が生まれた時に発したということば。さすがに人間離れしたIQで、生まれながらに哲学していたのですね。

ところが「これほど誤解された仏教用語もない」そうです。つまり、つい「この世界で俺様だけが偉いんだ!みんなひれ伏せ!」と解釈してしまいますが、これは間違いで、もっと心温まる言葉なのだそうです。

まず、「我」という言葉が誤解の根源となっており。お釈迦様自身というより「人間(人類)」のことだそうです。

そして、「天上天下」は「世界(宇宙)」ですが、仏教から見た世界というのはすなわち六道(天界、人間界、修羅、畜生、餓鬼、地獄)のことで、人はこの六道のどれかに必ず生まれ変わり。

六道のうち、天界では喜び(快楽)の欲におぼれて盲目になってしまい、覚醒することができず。そして修羅、畜生、餓鬼、地獄では、苦しみにもがき、とても覚醒どころではなく。

というわけで、覚醒できない以上はいつまでも六道の中でもがき苦しむのかというと、唯一人間という、喜び・苦しみの中間にいる存在のみが、仏法と遭遇することで、喜び・苦しみの無限の輪廻からワープして仏の世界へ進むことが可能だということなのだそうです。

つまり、

「俺様が一番偉いんだ!」というのではなくて

「宇宙の万物の中で、人間のみが、魂の次元上昇という尊い機会を得ているんだよ!」

という、善男善女を支援・応援している言葉だったのです。

へえー、すごいな。。。。(もちろんかなりの意訳ですけど。ははは)

ちなみに、次元上昇、進化、成仏、覚醒ってなんだ?についての、ぼくなりの考えは「十牛図」の一連の記事に書いてあるので、読んでみてくださいね。

 

 

②天は人の上に人を作らず

人の下に人を作らず、と続く福沢諭吉の有名な言葉ですが、こちらは見かけはすごくまっとうなのに、実はまっ黒な裏があり。

福沢さん言う通り、天すなわち、神なり主なりアラーなりは、人の上に人を作っていません。神様から見れば、人なんて「個体差はあってもみんな塵カス」ですから。ははは

問題は「天は」とあざとく言い放つところにあります。

士農工商の時代が終わったときの言葉なので、「もう日本はカーストなんてないぞー、みんな同じ、自由民権だー!」というふうに解釈され、確かにその通りですが、一方で、「天は人の上に人を作っていないけれど、人はいつでも人の上に人をつくれるよ」という恐ろしい意味が隠されているのです。

つまり、自由主義だ!という美名の裏で、人々が競争を余儀無くされ「勝ち組」「負け組」に分かれてしまうことを容認している言葉なのである。

この言葉の意味をあざとく理解し、「生きるとは勝つことだ」と血も涙もない生存競争に血道をあげた人が富や地位、権力を手にして繁栄して行き。一方で、ぽけっと「人はみんな平等なんだ。みんななかよくしようね」なんて受け取り方をした人は、下等国民に転落して段ボールハウス行きになってしまうのでした。

「人はおもいきり人の上に人をつくった」そして「下」に行ってしまった人は「無能」「怠け者」のレッテルを貼られて復活できなくなるという恐怖が、全ての原動力となってゆき。(欧州ではこの恐怖が先鋭化して、「ユダヤ人」「共産主義者」「ナチ」「敵対階層」などの差別や、強制労働の正当化につながった)。

でも、考えてください。首相だったら、普通の人より優れ、進化した人なのでしょうか。トランプさんだろうが、名無しのたい焼き屋さんだろうが、はたまた乞食の人だろうが、要するに人であり。

おなじ人間を、地位、職業や富などで序列付けしようとするから、勝ち組・負け組の世界が生まれてしまっているのです。

いよいよ「風の時代」に入っており、人は誰でも生きる権利があるんだよ、という当然すぎることが当然の実感として常識化する時代になるとは思います。ただ、現実化にはシンギュラリティ(AI技術革新)到来(2040年くらいか?)が必須で、それまでは、大失業時代などの恐ろしい「生みの苦しみ」が避けられないとは思いますが。

この辺をもう少しわかりやすく説明した「ベーシックインカム」関連の記事もぜひ読んでみてください。

 

 

③お料理

アメブロや、はてななどのブログを見ていると、みなさんおいしいお料理をたくさん掲載しており。

ぼくもまねしてみよう!というわけで「ナポリタンラーメン」いってみます。

ナポリタンスパゲッティがあるなら、ケチャップ基調のラーメンがあってもいいよねー、と軽いノリでぐぐって遊んでいたら、本当にあった!

出展はクックパッドhttps://cookpad.com/recipe/4380582です

 

で、さっそく持ち合わせの材料でまねしてみました。

まずはケチャップ。ウスターソースはないから醤油でいいや。砂糖、タバスコ、黒コショウ、粉チーズもないから省略。オリーブオイルは大豆油で代用。袋ラーメンのスープもチキンの黄色いやつだけどいいんじゃね?あとはもちろん味の素、ということで一通りそろえました。

まずはお湯を沸かすとともに、どんぶりに醤油、ケチャップ、スープの粉、大豆油をぶちこみ。袋も切ってラーメンを出しておきます。

鍋が沸騰してきたらラーメンをいれます。3分間待つのだぞ。。。

で、お湯を切った状態の麺。びしっと腰ののこるゆで加減が重要です。

そして麺とお湯をどんぶりに入れてかきまぜ、完成。

せいぜいブログのネタだねーなんて思っていたら、なかなかどうして、おいしいラーメンになりました。

あと余談ですが、ケチャップの賞味期限が去年の8月で切れていたことに気が付きました。まあ味噌やケチャップはもともと長期保存用の調味料ですけど、みなさんは賞味期限内に使い切ってくださいね。。。。

 

 

④フラップケーブルが切れちゃた

とある吉日、穏やかな空の中を軽飛行機でお散歩。

ちいさな飛行機で飛んでいます

 

とある農場の滑走路に着陸態勢に入り。フラップ1、2、と順調に下げてゆき、フラップスリーだ、とレバー引いたとたん

ぷちん!あっ!

ケーブルが切れた音が。

とっさにフラップあげ、ノーフラップの体制で着陸。

地上滑走しながら、フラップ1、2、3と上げ下げしたのですが、フツーに動くじゃん?

これはケーブルが寸断に至らず、切れかかっている状態だな、つまり地上滑走程度のほとんど風圧のない状況では上げ下げできるけれど、着陸速度でフラップに負荷がかかったらやばいね、と判断。

といって、田舎の農場の滑走路では特に修理ということもできないし、要するにノーフラップで行けば問題ないので、35分くらいの飛行でホームベースに帰ってきました。

で、ハンガーまでのタキシング中にまたがちゃがちゃ上げ下げしたら、今度は最大、フラップスリーの位置でぷちんと本当に切断してしまい、このポジションでスタックしちゃいました。

格納庫でケーブル再確認したら、機長席後ろのケーブル接合部分は問題なし。

ふだんはカバーがかぶさっています

フラップレバー(下の写真のハンドブレーキみたいなやつ)から、上の写真の接合部分まで伸びる単線でのケーブルのどこかが切れたらしい。これが各フラップに伸びる左右のケーブルのどちらかだったら、左右のフラップ角度に差が出てしまい、墜落なんてこともありうるのですが、その点はまずは単線の方で切れるように設計されており、問題なく飛行できました。

さっそく修理屋のお兄ちゃんに見てもらい。

フラップレバーとケーブルをつなぐコネクターが経年劣化で壊れちゃったということでした。ううむ定期点検ではOKだったはずなんだけど。

なんか頼りないコネクター。ううむ写真だどわかりにくいな

比較的軽微な修理でしたが、100ドルが飛んじゃいました。かなしいな。。。

ではでは。

 

Posted by 猫機長
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才能と適性。必要な才能は誰でも持っている。

シュバイツアーなど医学界の偉人、ミケランジェロやリキテンシュタインなど美術の巨星。レオナルド・ダ・ヴィンチに至っては、芸術家なのか科学者なのかわからないくらいに多彩な「技のデパート」状態で、うううこんな天才にはとてもなれない、せめてその何分の一かの才能があれば、平々凡々のリーマンを脱出して、ちょっとは楽な生活ができるだろうに、とほほ。。。。と嘆いている人も多いと思います。

レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプター。

現代の知識で工夫を加えた改良版だと、ちゃんと飛ぶらしい。

F1中継など見ると、シューマッハ(はい古いです、すみません)がガンガンぶっちぎりで勝利しています。

カッコいいレーサーになりたいぜー!なんてレーシングスクールを目指す青少年も生まれ。でも、ヨーロッパの一流どころでは「ドライビングには才能が必要だ。才能がない者は、努力と時間の無駄なのでこのスクールに来る資格はない」なあんて追い返されたりすることもあるらしい。

その一方で、レーサーになるために生まれたような「脳みそとケツがつながった」才能あふれる人でも、本人は「車なんて興味ないよ」と、いっしょうけんめい美術大学で勉強したりしているみたいなケースもあります。

旧ソ連などで「天才陸上選手」ともてはやされながら、本人は「実は科学者になりたかったんだけど、むりやり体育選手にされちゃった」みたいなのもあり。

となりの芝生は青く見える、ということなのでしょうか。ぼくは運動音痴なので、スポーツ選手とかうらやましいなーと思っています。

こうしてみると、F1レーサーと言っても別に人類全体を導く選ばれた人、というのではなくて、自動車レースの世界で人類の極限に達した人、というかんじで、それぞれの得意分野で「適性」がある、ということなのだと思います。

すなわち、天は誰にでも才能を与えており。ダ・ヴィンチみたいなマルチ人間は別として、人それぞれで与えられた才能の種類が違っている。そしてそれはごく少数の選ばれた人のみに与えられた特権ではなくて、「適性」があったところに訓練が重なり、うまく開花した人が「天才」と呼ばれるようになる、のだと考えます。

つまり、「天才」という特別な人種はおらず、普通の人がそれぞれの「適性」を持っているということである。

日本の人には、ピンと来ないかもしれませんが、これは人種差別などを防ぐとても大切な考え方なのです。

「特別に選ばれた人」の存在を認めてしまうとどうなるか。ナチスドイツが典型的で、ユダヤ人迫害が始り。その恐ろしさを当のドイツ人自身が知り抜いているので、ドイツ人同士の間でも「密告されて迫害されたらどうしよう?」と戦々恐々の日々が始まってしまいました。差別が容認された社会とはそういうものです。

というわけで、「才能」「天才」を「適性」におきかえてみましょう。ぼくでもできるぞ!と希望がわいてきませんか?

適性に恵まれなくても、かえって成功する人もいます。

日本語教師あるあるですが、ネイティブの日本人が、友達としてはいいけれど、教師としてはどうも。。。。となるケースがあり。一方、生まれも育ちもブラジルの非日系の先生が、とても生徒に頼られるというようなことがあります。

これは、ネィティブの人は、「最初から自然にしゃべれる」ため、0スタートの生徒さんたちに「どうやったらしゃべれるようになるか」を教えることができないためです。同じく0スタートして、ネィティブレベルまでたたき上げた非日系教師の方が、「どうやったら」という部分の引き出しが多くて、大切な知識の移転ができ。ハンデを克服したからこそ教師として成功できるのだと思います。

ただし、気を付けてください。虚弱体質でもやしの人(ぼく自身がそうです)は、相撲取りにはなれません。やはり自分自身を知ることが重要です。「ウルフ」千代の富士みたいに、小さい体を知恵と勇気で克服し大成することも可能ですが、それは、千代の富士が自分自身を十分に分析して、相撲取りとしての最低限の適性をはぐくんだから可能となったのです。

小錦(左)と千代の富士(右)

出展:https://grapee.jp/208009

やせっぽちの人がプロレスラーになりたい、と考えるようなケースでは、実は体格への劣等感を、筋骨りゅうりゅうなプロレスラーという別世界のキャラクターになれたらなーみたいな、実はうすっぺらい要求の満足で解消しようとしている程度だったりします。もっと適性のある分野がないか考えてみましょう。一方、やせっぽちでも「強さの証明」としてのプロレス好きが高じて武道の世界に入り、なかなかのところまでいく、というようなのはたくさんある。

ウルフの場合は、実績もあるけれど「適性(体、技)を鋼鉄の意志(心)で鍛え上げた」のが本当の強さだと思っています。

要は、プロレスラーになりたいのか、強い人になりたいのか。そして「強いってなに?」ということをあなたの適性が教えてくれますよ。ということである。

弟の仕送りで生き永らえ、人々と仲良くなれず、ろくに絵も売れないまま、最後は自殺しちゃった(他殺説もある)、どうしょうもなくしょうがないゴッホでも、ぼくとしては、「美術を最後の最後まで追求し、主張し、伝えた」勇気のあるとても強い人だと思います。でもこの記事を読んでいる素敵女子のみなさんは、こういう男性からは逃げましょう。ははは

ゴッホ「アルルの跳ね橋(1888年)」

おなじお題で5枚の絵がありますが、一番好きな一枚です

自分の適性はどうやって見極めるのか。

自分は何になりたいのか?どんなことで成功したいのか?考えてみると、結局はやりたいことと得意なことはつながっていることに気づきます。

自衛隊パイロットの養成で、ある一定の飛行時間に達しても単独飛行できないという生徒は「適性なし」とレッテルを貼られてエリミネート、つまり飛行学校を退学にされてしまいます。

もしこの記事を読んでいるあなたが、エリミネ―トされたばかりで悲嘆に暮れているとしたら、なぜ悲しいのか考えてみましょう。

ジェット戦闘機に乗って、ミサイルとかを使いこなしたい:なるほど。でもジェット戦闘機でないとなぜだめなのか?だってミサイル撃てないから、というのであれば、あなたは適性は飛行機のりではなくて、戦闘マシーンになるということであるから、防大などそっちの道がある。外人部隊とかで伝説になったりして。

ミサイルなんて余計。とにかくジェット戦闘機に乗りたい:おおお君は飛行機乗りだ!でもカデットから抜け切れていませんね。もっと民間精神旺盛になって、河原桟敷のULPクラブに行ってみましょう。本物の飛行機乗りであれば、ULPだろうがF15だろうが飛行機で空を飛ぶということに変わりないことがわかると思います。なんてぼくはF15を飛ばしたことはないけれど、セスナだろうが737だろうが、飛行機を操縦するという根本は変わらないよ、と言いたいのです。

で、ぼくはやっぱり飛行機乗りだ、となった場合は、民間だろうが自衛隊だろうが地上勤務でいいからじゃんじゃん仕事してお金をためてULPを買い(モーターグライダーやセスナもいいが、お金かかりすぎ。)、自由に飛べばいいのです。まあこれは機長として飛ばなきゃわからないだろうなー。プロのジェネアビパイロットになるなどの手もある。

ジェネアビの神パイロット「淳さんのおおぞら人生、俺流」

すごいぞ!

そして、河原桟敷で飛んでも物足りないや、という人は、やっぱり飛行機乗りとしての適性がそれほど。。。ということなので、自分の適性を見つけ出してその分野で頑張りましょう。

適性が発見できたとして、どう開花させるか。

剣道選手あるあるの例で行きます。この記事を読んでいるあなたが「大会でいい所まで行くけど、そこでストップ。ぼくって才能ないのかな。。。。」と落ち込んでいたら。

「いい所まで行く」時点で、十分適性はありますよー。問題は「メダル、賞状がほしい」「負けたくない、恥ずかしい」という方向に意識がずれちゃっているので、そんなことは忘れて「こうと思った面打ちを、どんな場面でも必ず打てる」ように、訓練(稽古)に浸りきればいいのです。夢中で、時のたつのを忘れる、となれば、気が付いた時には自分でも驚く面を打って、勝っています。

ではでは。。。。

 

Posted by 猫機長
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逃げ切り計算:4%ルールのお話

※今回は、資産運用の世界ではわりとポピュラーな「4%ルール」について、ごく基本を記載した入門編です。

実践編はこちら→「お金がたまってきたら」をご参照ください。

コロナ禍でリストラや店じまいの憂き目にあったり、そうでなくても家計が苦しくなった人は多いと思います。

「働いているのに、収入が少なくなるばかり。家計を黒字にするために、ほんとにお小遣い程度でもいいから、さっと一振りでお金を生んでくれる打出の小づちがないかなあ」という切実な声が聞こえてきます。

打出の小槌

そんな気休め言ってないで働け!働かなきゃお金はもらえないぞ!とつっこもうとしているそこのあなた。ちょっと待ってください。

「不労所得」といって、別に働かなくてもお金を自動的にもらえる仕組みがちゃんとあるのです。

労働して得る所得は、くどいけど労働というお母さんがあり、そのお母さんから生まれる赤ちゃんが報酬すなわち所得ですよね。

でも、所得という赤ちゃんのお母さんは、労働だけに限らないのです。「労働」と同じくらい所得を生んでくれるお母さんに「資産」があるのです。

あなたが今住んでいるお家の家賃は、大家さんがあなたのために、あなたに代わって営業に駆けずり回ったり、上司にどやされたりして働いたから、その報酬として大家さんに払っているのでしょうか?

いやいや大家さんはそんな労働はしていないですよね。さらにいえば、あなたがひいひい働いているときに、大家さんはパチンコをしていようがぐーぐー昼寝していようが、毎月必ずあなたから家賃を受け取っています。

「お家」という「資産」が「打出の小槌」になって、大家さんは「不労所得」を、「家賃」という形でもらっているのです。

つまり、あなたも「資産」を持つことができれば、その「資産」が「打出の小槌」になって、コロナ禍で会社をクビになろうが営業停止になろうが、あなたにお金を運んでくれるようになるのです。

FIREとか、アーリーリタイアとか、そういう言葉を聞いたことがありませんか?これらは、すべて「働かなくても生きていけるだけの毎月の不労所得を得るために、資産を構築する」ことを根本としています。

ここまでで、超重要なポイントが2つ出てきましたので、おさらい

①人は、働けなくなっても生きていける!

②働けなくても生きていくためには、資産という打出の小槌が必要。

そして、だれにでも「資産」を築くことは可能なのです。

だって、毎月あなたのお給料から家賃を差っ引いていく、あのにくらしい大家のおっちゃんだって、「お家(不動産)」という資産を持っているわけですよね。

いかにもぽけっとした大家のおっちゃんが資産を持つことができて、あなたが持てないわけがないじゃないですか。

でも、お家を買うような大金がないよー!はいはい、資産は、お家である必要は全くありません。あなたにもすぐ手が届く資産としては

A.債券

B.株式(リート含む)

等があります。インデックスファンドやソーシャルレンディングなどもある。

債券であれば年利◎%とか、株式やリートでは配当が年当たり元本の◎%とかもらえるようになっています。

年利や配当は、元本を崩さずにもらえるお金です。

例えば年利1%の債権があったとして、1000円を預ければ、1000円はそのままに、1年あたり10円があなたの口座に振り込まれます。

この10円は、それこそあなたがパチンコに行っていようがぐーぐー昼寝していようがもらえる「不労所得」です。

つまり、債券や株という打出の小槌を、あなたもゲット可能なのです。

一方、大家さんがあなたからもらっている5万円なり10万円なりは、大家さんがそれ相応の不動産を持っているから生み出されるもので、ワンルームマンションでも安くて1000万円なりしています。それなりの「おこづかい」を貰うためには、やはり相応の「資産」を持つ必要があるのです。

というわけで、いったいどのくらいの資産を持ったらいいんだ?

というのが、不労所得で生活したい(あるいは、リストラなどで不労所得しか収入の宛がなくなった)場合の決定的な課題となります。

でも、必要となる資産の大きさなんて、人それぞれ。

私の場合はいくらなんだ?とみなさん悩むと思います。

これは世界中の人が悩んだところで、実はちゃんと誰にでも通用する答えが存在しているのです。

その名も「4%ルール」

アメリカの有名な理論です。ウイリアム・ベンゲンという有名な金融アナリストが提唱したもので、

「毎年使うお金の25倍の資産を築くこと」

という内容になっています。

つまり、毎年使うお金の金額が、資産総額の4%以内に収まるようにしなさい、ということで、そこから「4%ルール」と呼ばれています。

毎月30万円使う家庭は、年間で生活費360万円ですから、4%ルールを適用すると9000万円の資産が必要である、となります。

ひえええーそんなの無理だ―、とマイナス思考になってはいけません。9000万円あれば会社をクビなっても生活できるのだな!とプラスに受け取ってください。

この受け取り方が、本当に9000万円達成できるかできないかを分ける決定的な分水嶺になるのです。

ここで、やっぱりいいや、と逃げずに、どうにかして9000万円を達成してやるぞー、と食らいつける人は、経済的自由を達成できる人です。

方法は、いろいろ(分散投資)あります。あなたなりの方法を見つければよいのです。

そういうお前はどうなんだー!はいぼくの場合は

資産1億円(ブラジルレアルで持っているので円換算では変動します)

資産の種類

◎債券

◎リート(ブラジルです。Jリートじゃないよ)

そして、現在これら2つの打出の小槌(資産)が毎月生み出してくれている配当及び金利(つまり不労所得)」は45万円くらい。年間で540万円くらいとなります。

コロナによる暴落前は600万円いってました。

つまり、年率5~6%の不労所得を維持しているということである。

このぼく自身の経験から、あなたにも達成可能ですよと言うことができるのです。

達成できないのは、目標があやふや(零戦)なため、そもそも明確・具体的な努力ができないからなのです。

あなたなりの、明確な目標を立ててみましょう。

上の試算では、毎月の経費30万円としましたが、独り者なら15万円でもいいかも?この場合4%ルールで行くと15万円X12か月X25=4500万円で済みます。

これならできるかも?

がんばって4500万円なりの資産を築いてみましょう。

と、持ち上げておいて、

「①4%ルールでは、4%以上の金利や配当等が得られる投資を行っていることが前提だ」

そして、

「②日本での投資なんて、だいたい1%程度、4%というのはかなりむずかしいぞ」

と突き落としておきます。

この最後の一行を読んで落胆してしまった人、あるいは、ちょっとこの①、②はよくわからなかったー、という人に、応援の一言をおくります。

「めそめそすんな!とにかく1億円ためてみろ!」

(*高いぞ!という人に。1000万円でもよいです)

繰り返しますが、このブログを読んでいる、意識の高いあなた(お世辞じゃないよ、操作される大衆からは抜け出しているよ、という意味ですよ)なら、はっきり言って1億達成はできます。

そして、その過程で上記の①②の意味も体で分かってくるので、馬券を買うなりパチンコ玉に消えるなりしていたお小遣いで、1株でも買ってみるところから始めてみましょう。実際に市場に参加することで、インカムやキャピタル、複利の重要性など、資産構築に必須の情報や知識を体得することができます。

日本の場合、株主優待と言って「不労所得を、優待というギフトで物理的に受け取ることができる」という、おつな制度もあるので、優待株を狙ってみるのも、スタートにはよいかもしれません。

ここまでで「入門編」は終わりです。

がんばって、1000万円くらい貯まってきたら、ぜひ「実践編」もお読みください(今読んでもいいですよ!ははは)。そこでは、4%ルールを適用する上での恐るべき落とし穴についても記載しています。

みなさまのご健闘をお祈りします。ではでは。。。

 

Posted by 猫機長
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田舎暮らしつづき。サソリや雨漏りその後

※サソリについては、最近は日本でも沖縄のみならず東京でも発見されたらしい。みなさんも、この記事を参考にして安全な都会暮らしを。

さて、高原の飛行クラブに格納庫をもっています。

上空から見た滑走路と格納庫群

着陸後、誘導路を格納庫までのこのこタキシングしているところ

格納庫の中はこんな感じ

週末、空を飛ぶのはたいてい早朝なので、前日夜から泊まり込みしています。

格納庫内の簡易居住区

格納庫生活の風物詩を書いてみます。

◎雨漏り

乾季と雨季の2つの季節しかないブラジリア。雨季となれば毎日雨。ふつーのしとしと、というのもあれば、疾風怒濤の豪雨もあり。トタン屋根の格納庫では、ザーザーと雨が屋根を叩く音がうざいですが、それよりも雨漏りが課題、ということで、以前の記事で対策した結果、今年の雨季はかなり改善しました。

でも、雨どいのところから滝のように雨漏りしていたりして。まあ壁際だし、雨が上がればこれまたからっと乾いちゃうので、気にしない気にしない。。。

やばいのは、トタン屋根を締めているねじの隙間からぽたぽた落ちて来るやつ。

飛行機の上にどうしても落ち来るので、うんしょうんしょ、と風防や尾翼のヒンジ(蝶番)に落ちないように、駐機の位置を普段よりタイヤ1個分ずらしたりして、ようやく納得できる場所に移動。今後はここが駐機の定位置となります。

テープでマーキングしていたところにタイヤを合わせていましたが、雨漏りに合わせてタイヤ1個分右に移動しました

尾翼と胴体の接合金具や、エレベータのヒンジに雨漏りが直撃しないようにくふうします。

よしよし、これでかんぺきだな、なんて安心していたら、胴体燃料タンクキャップのすぐ横に雨漏りの雫が落ちてきちゃった!

キャップの通気口から水が入っちゃったら大変なので、そのへんにあったカップをかぶせました。これがいいぐあいにキャップにフィットし、かつ通気もできる隙間もあったので、さっそく常備品として採用し、飛行中は機内にしまっておくこととしました。

ちなみに、Ⓒというのは、カップのCです。ははは

ドレンのⒹとセットでチェックリストに書いておき、飛行前チェックの時に忘れずはずして機内に入れるようにします。

まあ、わすれちゃっても、風圧で滑走路脇の芝生に飛んでっちゃうだけですけど。後で探すのに大変だし、へたに芝生を歩いていると蛇にかまれたりします。

ドレンの方はこちら。燃料系のチェックをする弁がある場所です。詳しくは別記事→「ドレン弁」に書いたのでご参照。

こんな感じで飛行機の安全を確保。風向きで雨漏りの位置が変わったりすることもあるので、ちょくちょく駐機位置をずらしています。

それでも、去年に比べ画期的な向上ですねー(去年の記事はこちら→田舎暮らし)

去年の雨季では、格納庫中だだもれだったのですが

いやいやまいりました

その後雨漏り対策が奏功して、ことしはからっからになりました

ポルシェのバンパー後ろにある斑点が、豪雨でどうしても出てきちゃうねじ穴からの雨漏りです。

ちなみに、こういう点々とした雨漏りは格納庫施設ではなかなか避けがたく(あっちをふさいだらこっちが、というケース多し)、飛行機にカバーをかぶせる人もいますが、自動車と同じに、これはこれでいろいろあり、ぼくは換気重視でカバーはかぶせていません。

◎ワイルドな生き物たち

雨季になると、灼熱の太陽と豪雨の恵みにより、いろいろな生き物たちがすくすくとそだちます。

まず、サソリがおり。

ブラジリアでは、2種類のサソリが発生しています。

まず、黄色いサソリ。

写真のはつぶしちゃった後なので、伸びたラーメンみたいにぐったりしていますが、生きているうちはもっとしゃきっとしています。尻尾無しで4センチくらいでした。

こいつはたしかにやばい毒を持っており。とあるHPによれば、呼吸困難を誘発して、急速に死亡を招く可能性がある、なんて書いてあったりします。でもよく見ると、害虫駆除企業のHPだったりして。

サソリの駆除が儲けにつながらない新聞とかの情報ソースでは「痛いけど9歳以下の小児や老人以外はリスクはない」となっていました。ははは

黒いサソリ

体長は尻尾を入れて5センチくらいの、まだ中学生くらいのやつでした

こちらはさっきの害虫駆除会社のHPで「毒は黄色いサソリより弱い」となっていました。

というわけで、対策ですが

スニーカーや靴は地面に置かず、ドアのノブなどにひっかけておく。

以前は地面に追いたままにしていたのですが、とある吉日、心休まるフライトから帰ってきて、なにげにスニーカーを脱いだら、靴下の小指当たりのところに、小さなやつがつぶれてひっついていました。ははは

さすがに気が動転し、写真撮るのをわすれました。でもそれから1か月以上たって別に何の症状もなく。刺されなかったんじゃね?と安心しています。

それからは神妙に、写真のように用心しています。

ちなみに、とある元兵士によれば「ジャングルの生存訓練でサソリを食べる訓練があった」そうで、刺されないように尻尾をつまんで、頭の方からバリバリ食べたそうです。

過酷な訓練で「お前はもう死んでいる」意識朦朧の状態だったので、特にうまいまずいとかなく、なにげに食べました、とのことですが、そんな状況でも「カブト虫の幼虫だけはいやだ」そうです。

確かに、サソリってなんとなくロブスターに似ているよね、って思います。一方、クモの方は「カニそっくりじゃん」という人もいますが、生理的にいやですよねー。

というわけで、クモです。

タランチュラ(Aranha da Grama)

こちらは生前のお姿を撮影できました。

タランチュラ自身はとても穏やかで毒も弱い、かつ他の害虫をやっつけてくれるという、日本でいえば「アシダカ軍曹」みたいな益虫?なので、本当は殺したくないのですが、タランチュラにそっくりでものすごく獰猛なアルマデイラというのがおり、どっちかわからなかったので、殺しちゃいました。

殺害後の写真。でかいです

ちなみに、アルマデイラの方は猛毒で、噛まれると心臓麻痺を起こすこともあるらしい。また、ものすごく敏捷で、1.8メートルくらいは跳躍して襲い掛かってくることもあり、「見たら逃げろ」が正解ですので、この記事みたいに「どっちかわからないから殺しちゃえ」というのは実はやらないほうがよい。

そして超重要:飛行機のドアは必ず閉めておくこと。そもそも降着装置で地上から高く持ち上げられてはいますが、念には念を入れた方が良いですよね。。。

で、雨季の飛行はこんなかんじ。

雨の中のほうが、気流は穏やかです。(雨にもよりますけど)

緑の大農場

雲の下を飛ぶ

晴れた日は、青空がとても爽やかです

着陸後。パンなしサンドを食べています

最後に、着陸動画。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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小説日章丸事件:中東を救った日本人たち

日本とイランの懸け橋となった日章丸

*今回は、戦後の緊迫する中東情勢の中で世界をあっと言わせ、「海賊とよばれた男」で映画化された事件についてのお話です。

1950年代。

世界大戦の結果、独立国として認められたイラン。でもどうやって経済を維持していくのか?世界有数の産油国だけど、はっきり言ってそれしか、のイランには石油の輸出が生命線となっていました。

ところが、石油の採掘、販売は石油メジャーすなわちイギリス資本に握られており。例えば10円の儲けが出てもイラン側には1円しか転がり込まず。残りの9円はメジャーがごっそり持って行ってしまうのでした。

これじゃ生きられん!と石油資源開発の国有化を断行したイラン。

なんてことない、自分の家の庭で作ったなすやきゅうりを自分の手で売って、儲けも自分の懐に入れます、と同じごくフツーのことなんですけど。。。。

でもイギリスは激怒。

メジャーを通じないで、イランから直接買うやつは許さん!となり。海軍を派遣して、イラン直売の原油を運ぶタンカーを拿捕する挙に出ました。

危うし新生イラン!

この事態に、義憤にかられた日本人がいました。その名も出光のおっちゃん。

「まるでABCD包囲陣だ!他人事じゃないぞ!」

ABCD包囲陣というのは、アメリカ、イギリス、中国、オランダの悪だくみのことで、結託して石油を日本に売らないようにしたため、日本は切羽詰まり、真珠湾攻撃(と東南アジアの油田占領)というキチガイ沙汰に至ったことは、学校で皆さん習っているとおりです。

イランの場合は売る方ですが、経済の生命線を絶たれることに変わりはなく。

出光さんは、遂に決意します。「わしも石油屋じゃ!メジャーの言いなりにはさせんぞ!」

メジャーなんてほっといて直接イランから石油を買ってしまえ。

でも、イギリス艦隊が待ち受けるホルムズ海峡の、レーダーや哨戒機うじゃうじゃの近代ピケット網を突破しなけば。。。。

ううう、と頭を抱えうなだれる出光さん。

そのとき、じりりりりん、と電話が鳴り。

秘書嬢からお取次ぎ。「似道(にみち)さんからお電話です」

そんな奴いたっけ?まあ出てみよう。

と、いかにもアメリカなまりの外人さんの声で

「お前が民族系石油のボス、イロコワだな?お前のやろうしているキチガイ沙汰をうまく実現させてやるぜー」

「イロコワじゃねえ!出光だ!てめえ似道かニンジンかしらねえが、ふざけんな!いてまうでごるああああ!」

「ヘイユ―、ニンジンちゃう、ニミッツあるね。お前らジャップとは太平洋で面白いボコりあいをしたから、その縁でお前らがイギリスを出し抜いてもシカトしてやると言っているんだよ。バカで偉そうなイギリスの植民地主義者に一泡吹かせてやろうじゃないか」

ふむ!と感触を得た出光さん。

その後いろいろあって、日章丸というタンカーを仕立て。こっそりとイランにガソリン買い付けにやらしたのでした。

映画「海賊と呼ばれた男」での日章丸。画像出展は

http://fuseishoyo-roku.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-50ee.html

帝国海軍生き残りの船長はじめ、猛者ぞろいの船員たちに操船され、イギリスの艦隊が待ち受けるホルムズ海峡へ、さびしくお使いに行かされた日章丸。

はたしてその運命は?

ホルムズ海峡への航路には、戦時中ドイツにジャガイモを輸送した日本の潜水艦が通過した海域もあり。艦長じゃなった船長はじめ、どの辺が浅瀬で、イギリス軍艦が接近を嫌がるかとかに精通していたため、無線封鎖をしたうえで、わざとこういう難所ばかり選んで航海したのでした。

ちなみに、ドイツへ潜入した日本潜水艦は、ジャガイモをあげる代わりにロケット戦闘機の設計図をもらって帰ってきましたが、これは余談です。

ドイツの「コメート」

http://asasdeferro.blogspot.com/2016/08/messerschmitt-me-163-komet.html

日本版「秋水」https://i.pinimg.com/564x/9d/6f/00/9d6f006c1b71705ba2acd1a8837bd908.jpg

船長から訓示

「我々は、これから鬼畜米英によって沈められたわが輸送艦の墓場を通過する。総員が粉骨砕身努力し、帝国海軍伝統の技量を発揮せよ。本日天気晴朗なれども波高し」

と、Z旗を勇ましく掲揚して、かどうかはともかく、勇躍、人の嫌がる難所に飛び込んでいったのでした。

その時英海軍は。

実はホワイトハウスからのGSOMIA(機密情報協定)情報が入っており。巡洋艦隊を海峡の出口に展開していたのでした。

艦橋に陣取るイギリス司令長官に、参謀から連絡。

「長官殿、人工衛星からの写真を現像しました」

「フムン。でニッショーマルとかいう不審な工作船は写っていたのかね」

「粗製乱造の米国衛星なので画質が悪すぎ、なかなか判別できませんが、タンカーらしきものに、下駄、メガネにキモノを着た人夫と思われる陰影が多数写っております」

「中国人かもしれんぞ」

「マストに向かって『たちしょん』をしているとしか思えない陰影も写っています」

「全艦に指令。日本のタンカー発見。浅瀬から抜けて、我々でも操艦できる広い場所に出てきたら、夜のうちにレーダー射撃で沈める。朝のティー・タイムの前にやっちまえ」

「長官殿、なぜ日本人はこういうずる賢いまねをしようとするのでしょうか」

「参謀君、きみはウインザー侯爵家の出だったね。私はサーの称号を得るまではしがないフリーターだったのだよ」

「ふりいたあ、でありますか?」

「簡単に言えば無職ということだ。でだな、貴族は不労所得のあるお金持ちだから、コンビニに行ってもお金を払って賞味期限内のおにぎらずを買うだろう」

「このまえ賞味期限が切れていたのを発見したので、店長につっかえしておきました」

「まさにそこなのだよ。私のような貧乏人は、そういう賞味期限切れのやつを、裏口からこっそり店長に恵んでもらって生きて来たのさ」

「つまり、日本のタンカーも裏口からこっそりやろうとしているのですね」

「そういうことだ。ううむかわいそうに、他人とは思えなくなってきた」

と、そのとき。

ごごごご。。。と目の前の海が隆起し。

くじらか?とおもったら、突如原潜が巡洋艦の目の前に出現。

原潜の艦橋に現れたニミッツ。

「ヘイユ―、いままで気が付かなかったのかい?あいかわらずとんまだな」

激昂する英司令官

「なにおこいつっ!こそこそ隠れていやがったくせに!言っとくがアメリカのバカ空母みたいに、目の前で中国のクズ原潜が浮かびあがっても気づかないようなスカタンとはわけが違うからな!」

「まあまあこまかいこといわんと、一緒に楽しいことをしないか?」

尻込みする英司令官

「突然BLか?そんな趣味はないぞ」

「おまえといっしょにするな!甲板を見ろ」

巨大な潜水艦の甲板には、ブラジルから連れてきた数十人の美女と、山と積まれたバーベキュー用の肉や酒が。

おおおおー!大歓声の上がるイギリス艦隊。

おやおやという間に、潜水艦のまわりは艦隊から漕ぎ寄せるボートでいっぱいに。

みんなでサンバパーティーだ!美女と踊り狂い、バーベキュー食べ放題の楽しい親睦が始ったのでした。

ちょうどその横を、日章丸がそそくさと通過していったのに誰も気づかず。

サンバパーティー

https://www.youtube.com/watch?v=fVidhHZfbrw

無事にイランについた日章丸。石油メジャーにいじめられていたイランの人々から大歓迎を受け、ガソリンをたくさん積んで、日本に帰ってまた大歓迎を受けたのでした。

怒り狂ったイギリスは日本をいじめようとしましたが、ホワイトハウスから「石油はみんなのものだよ?そうだよね?」と無言の圧力があり。みんな、つまりアメリカのものである石油はイギリス資本が独占できるものではないことが明らかになり。

ホルムズ海峡(出展はhttps://www.nikkei.com/article/DGXKZO46145120U9A610C1EA2000/)

アメリカも、自分は表舞台に出ないでイギリスの独占に風穴を開けることに成功したのでした。

これは決して荒唐無稽な作り話ではなく。もちろん面白おかしく脚色していますが「日章丸事件」として本当にあった事件をもとにしたフィクションです。

日章丸の航海は想像を絶した困難なものだったそうで、「日本輸送船の墓場」では「夜明けになってなにげに航跡をみたら、沈没船のマスト二本の間を通過していた。沈没船の残骸に船底をひっかけてこちらも沈没にならなかったのは奇跡だった」みたいな「まさに戦没の英霊が日章丸の壮挙に呼応して加護した」結果の成功だと思います。

一方で、米英の駆け引きにも否応なく巻き込まれたと考えます。出光さんや日章丸の勇気、世界政治・経済状況が絡み合っての結果だと考えています。

真面目な日章丸のお話はこちら→日章丸事件(Wikipedia)

ではでは。。。

 

Posted by 猫機長