以前、そっくりなタイトルで投稿したのですが、投資は悪じゃないよ、という説明で3000字使ってしまい、肝心のr>g(くどいけど「あーるだいなりじー」)についての説明ができなかったので、こちらの記事で書かせていただきます。
なお、このブログの読者の皆様はもうご存じと思いますが、この記事には全然学術的な価値はありません(あるかも?)。一方、ぼくが資産1億達成したうえで、こうした解釈と活用をしましたよ、ということを知っていただき、皆さんが経済的自由を獲得するうえでの参考になることを願って、書いています。
さて、r>gです。
rとは投資による利益、利率、利益の拡大。gとは労働による収益とその拡大のことです。
読んで字のごとく「投資による利益>労働による利益」です。
かんたんにいえば、月日が経つほど、死にそうになって労働する社畜はますます貧乏になり、スマホのタッチひとつでホームブローカーを操作する投資家はますます金持ちになってゆくぞということです。
労働者はつらいよ
https://blog.goo.ne.jp/nora_kohri/e/af9bfda85a9c2c919afbb54bff43abb0
資本主義経済では必然的にそうなるのです。
資本主義について最もわかりやすい説明をしているのが、資本主義絶対反対!の共産主義者だったりします。
共産主義者すなわちマルクスとかエンゲルスとかの理論をうまく悪用して恐怖政治に持ち込むセクトの人たちは、こんな感じで資本主義を説明しています。
◎資本主義経済とは、生産手段を持つ者と持たない者に2極化される経済体制である。
◎持つ者つまり大農場主や大工場主は、持たないものすなわち労働者をこき使い、搾取して大儲け。
◎持たざる者は、身一つで文字通り生産手段がないので、資本家の施設を使わせてもらい生産し。その成果品(農産品、工業製品、その売買などによる利潤)はほとんど資本家に取られるが、労働の見返りに給料をもらって生き延びることになる。
◎資本家のほうでも、工場や機械を回す人間が必要なので労働者を雇用するが、スケール化などで労働者一人当たりの単価(労働者から見れば給料)はどんどん低くしていくことができた。
◎どんなに賃金が安くても、「いくらも代わりがいる」労働者は、安い賃金に甘んじて働くしかなくなり。
この結果、労働者はいくら働いても生活は楽にならず、じっと手を見る、という人生になってしまいます。
たしかに、東京駅とかの毎朝の殺人ラッシュを見ていると、見渡す限り所狭しとひしめき合う群衆のうち、100人や200人はふっと消えてもなにも変わらない、いてもいなくても同じ、という風に見えてしまいます。
一方資本家はというと、労働ではなく資本が本人に代わって働いてくれる。ここでの資本とは、農場であったり工場であったりしますが、それを買うためのお金すなわち資本と考えていただくとなおよいです。
資本主義経済はすなわち市場経済です。いい商品を作れば飛ぶように売れますが、いい商品というのは、皆さんご存じの通り「安い」というのが重要なファクターになります。安くてもクズにならない商品を作るには、単品当たりのコストを下げるのが鉄則ですが、その一番いい方法が人件費を削減することです。
値段は高いがいい味です、というのもあることはある
https://www.komi.co.jp/feature/koikuchi.html
この結果、過労死するまで働いても、ろくに衣食住もまかなえない社畜があふれかえることになります。
この記事の目的は、投資家が悪でも社畜が善でもなく、事態はそう言った感情なものよりももっと冷徹なMathematics(数学)によって決せられるものであり、これを知らないと死ぬまで奴隷ですよ、ということをわかりやすく説明することにあります。
投資家は悪だー!56してしまえ!と共産革命を起こした国々がどうなったかは改めて書く必要はないとの理解です。
「収容所群島」ソルジェニーツイン
https://oldmagazine.thebase.in/items/9244351
要すれば、世の中もっとも公平なシステムが資本主義だからなのです。
もちろん、資本主義は恐ろしい格差を内包しています。でも、ファラオ時代のエジプトとか、専制君主の意のままに人権もへったくれもない生活を行ってきた古代の人々が、フランス革命に至って「自由、人権、博愛」を前面に出せるほど豊かになった背景に、恐ろしい発明があります。
その発明とは「お金」
*お金の発明と共に、生産・分配体制の発達で人権を重視する余裕がうまれたのもあります
吉野家で300円の豚丼が売っていたとします。この豚丼は、300円出せばファラオだろうがユダヤ人だろうが、埼玉県人だろうが宮さまだろうが等しく購入することができるのです。
つまり、ユニバーサルで貯蔵でき価値の尺度となる、そんな魔法の物質であるお金が生まれたために、お金の前ではファラオだろうが大岡越前だろうが平等となることができるようになりました。
言い換えれば、どんな大資本家でも、お金に見放されればたちまち乞食であり。どんな社畜でも、お金の使い方、貯め方、増やし方を知っていれば少なくとも経済的な自由を獲得できる世界になっているのです。
北朝鮮に行けば、どんなにお金を持っていても、黒電話頭の野郎に目をつけられれば終わりです。こういう国では、いくらドルを持っていようが、突然強制収容所に送られて4ぬことになり、あなたから没収されたお金で黒電話頭の野郎がマクドナルドのハンバーガーをうはうは!と買いまくることになるのです。
世界でも最もお金について知っている、お金を持っているユダヤ人も、ヒトラーという専制君主(というかナチという体制)の前では、みぐるみを剥がれて絶滅収容所送りという搾取のターゲットにしかなりませんでした。
「働けば自由になる(Arbeit Macht Frei)
https://mitsuyahideto.com/auschwitz-birkenau2/
お金によって自由が得られる資本主義の国に生まれたことを、みんなもっと喜んでよいと思います。
つまり、資本主義の国では、社畜から脱出できるいちるの望みは確かに存在しているということを力説します。
でも、そのためには、
◎まず自分が社畜であることを自覚し
◎社畜とは違った経済的自由のある生活の存在を理解し
◎具体的に経済的自由達成まで行動
しなければなりません。
そして、その行動が「投資」なのです。
要すれば、自分が投資家になればいいだけの話なのであった。ははは
さいわい、今日の投資では、工場をぶったてて、ベトナムからの密航者をタダ働きさせる必要はありませんし、また、自営業(ラーメン屋でもなんでも)で奥さん子供をタダでウエイトレスやコックにしてこきつかう必要もありません。
ホームブローカーを通じて、ETFやリート、株などを買い、配当でのんびり暮らせる世の中になっているのです。
もちろん、配当でのんびり、のためには少なくとも1億円の元本はほしいところです。簡単か?と言えばそうではないが、可能です。北朝鮮ではなく日本に住んでいるあなたには、そういうことが可能な国に生まれたという恐るべきアドバンテージがあるのです
*日本よりもっと稼ぎやすい国・場所もある。ドバイだのなんだの、実は選択肢には事欠かなかったりして。そういうぼくはブラジルにいます。
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最後にもう一度
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つまり、投資で得た所得は年利5%程度で拡大できる一方、給与所得はせいぜい2%程度しか上昇しないということです。この5%が複利で働くと、20年後には決定的な差となっているのです。
というわけで、資本とか投資とかを毛嫌いしないで、毛嫌いさせようとする社会の風潮(実は指導層の洗脳)なんて気にしないで、正面からお金、投資というものを直視する必要があると思います。
あとは、インカムゲインを主体とした配当による恒常的な収入を拡大させていけば、知らないうちに1億円に到達しています。
最後に一つだけ警笛を。現在までの資本主義拡大の過程では、
◎資本家のほうでも、工場や機械を回す人間が必要なので労働者を雇用した
ですが、AIの台頭によって、労働者なんていらないよ、という世の中が遠からずやってくるものと理解します。つまり、労働所得に頼っていると、飢え死にだぞ!という世の中も身近になっており、投資は生き残りに必須だぞ!と個人的意見ですが、しるします。
ではでは。。。
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