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コロナ暴落後の世界経済:資産1億の達成と防衛

コロナ暴落後の世界経済:資産1億の達成と防衛

2020年3月13日時点で、米NYダウ株価指数1464ドル暴落、2度目だったかな?のサーキットブレーカ―(取引緊急停止)発動など、すごいことになってます。

果たして世界経済は破滅し、コロナにより世界人口は何分の一かに落ち込んでしまい、生き残った人々は物々交換の縄文時代に戻ってしまうのか?

単に、これまでの人類の歴史からの経験値でいえば、ぜんぜん恐れる必要なし!世界経済は回復し、暴落局面をうまく利用した人が大量に資産1億を達成(本物の富裕層)します、となるのですが、しかし今回に限ってはこれまでの経験則が通用しないかも?と懸念する声もあります。

人類が経験した数々のクラッシュの中で、最も参考となりうるのがリーマンショックですが、今回は次の点でリーマンと違い、展開の予測を困難にしています。

―リーマンの時はまだまだ株式市場における有人取引というか「相場師」が活躍しており、生身の人間のはったりなど感情・感性に基づく取引が主流だった。ところが現在はロボット取引が主流になっており、将棋ソフトであるあるのバグ手ではないが、例えば「10%下がったら自動的に売り」など、アルゴリズムの自動取引が暴落に暴落を呼ぶということもありうる。

ハム将棋。バグ手を誘発して「神」ランクゲットも可能。

―今回の暴落発信源は「病気・ウイルス」であり、すなわち「人知を超えた外敵要因である」。リーマンの時のように「不良債権」つまり「人間の手でどうとでも処理ができる」ものではないため「まさに予測不能な展開が起きるかもしれない」。

といって、病気による恐慌は、スペイン風邪の例などあり、どんな恐慌でも結局は終息するんじゃ?はいそうです。でも収束するまでの破壊の度合いがけた違いになる恐れがあり。

つまり、スペイン風邪の当時(1918年)には、エアバスやジャンボジェットによる世界中での人口の移動とかはほとんどなく、国内でも新幹線以前にふつーの満員電車に感染者一名がいればあとはどうなるか自明の理である。つまり、現代社会では「封鎖」がいかに困難であるかということですね。。。

この議事を読んでいるみなさん、書いているぼくともども犠牲者にならないよう、予防に努力して乗り切りましょう。

でもって切っても切れないつながりで繋がってしまっている世界の経済被害(株式市場へのインパクト)がどんなかというと、ここ1か月で

 アメリカ -26%

 イギリス -26%

 ブラジル-27%

 ロシア -20%

 南アフリカ-16%

 インド -14%

と出ています。

うわああー世界の牽引車アメリカで、財産の4分の1が消えちゃたあああーー!もうだめだー!世界は終わりだー!なのかというと

一方では

 中国+ 0,3%

となっています。

+(プラス)です。

よりによって、今回の騒動の原因を作った中国です。

ふざけんな (゚Д゚#)ゴルア!

よりによって世界中の暴落の原因を作っておいて、その張本人はプラス成長かい!どないおとしまえつけるんじゃ!

いてまうで (゚Д゚#)ゴルアアアア!

でもこれが事実です。ははは

この数字が、何よりも今回の暴落の本質を雄弁に物語っているのかもしれません。

こういうときにはいろいろな流言飛語が飛び交い、「コロナウイルスはスタグフレーションにおちいりつつある中国が、インフレ圧力を軽減させるために仕組んだ狂言だ」などという責任もへったくれもない意見が出てきたりしているのですが、この数字を見る限り「本当かもしれない。。。。」なんて思ってしまいます。

さて、こうした数字やフェイクニュースなど、裏の情報も考慮したうえで読み取れる今後の趨勢はどうでしょうか。

1―収束、回復、成長再開は必ずある。これは人類の存在と経済活動は分離できず、現在の経済活動には貨幣と市場は不可欠(お金がある世界)だからです。

2-しかしいつ回復かはわからない。あえて言えば、今回はウイルスが原因(実は石油もある)なので、このウイルスに対する明確な対応が確立され、これで安全だ、とみんな安心(ラットレース)した時点が回復のスタートとなると思います。

さて今回の記事はコロナ騒動の金融面での影響にフォーカスを当てましたが、金融面での動きを知るための根本的なポイントがコロナそのものの病理的な動き(世界への影響)にあるので、病気としてフォーカスした記事については「コロナウイルスの隠れた凶暴性」をご参照お願いします。

ううむ今回はものすごく当たり前な記載の羅列になってしまった、でもパニック局面こそ、当たり前の再確認が重要ですよね。。。

今回の暴落を機会に、米市場は長期下落トレンドに転じるなどの情報もあるので、みなさん慎重に、ボコられても死なないファンダメンタルズのしっかりした銘柄を買いましょう。

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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コロナウイルスの隠れた凶暴性:身を守るためには?

つい最近、とある著名な感染症関連の大学教授とお話しする機会もあったので、その凶暴性と、防御策について書いてみます。

そもそもコロナってなに?まず一般的な情報をおさらい。

・SARS関連ウイルスに分類される。急性呼吸器疾患(COVID-19)を引き起こす。2020年(令和2年)3月現在、中国武漢市での肺炎の流行をはじめ、世界各地で感染が拡大している。(Wikipediaより)

・症状は40℃程度の高熱、乾いた咳、息切れなど。他に、全身倦怠感、吐き気、筋肉痛等を催す。顕著な合併症は肺炎である。→でもこれは初期中国の重病者のデータが考慮されており、実際はもっと軽いらしい。

というのがいわゆる基本データ。

人によっては「とっとと感染して軽い風邪ぐらいの症状で治して、ウイルス耐性の体になったほうがいいじゃん」なんて意見も出てきています。

こうした状況から、コロナの前にもっと重大な危機や世界的課題があるじゃないかー!コロナを隠れ蓑にしてこうした課題から逃げるなー!みたいなマニフェストをする人もいます。

世界の少年少女の12人に1人か児童労働を強制され、

2千2百万人の難民がいるなどで多数の人が犠牲(かえる)になっているのに、

なぜコロナばかり優先するの?というプラカードを掲げる人

今回の騒ぎは、実は「春節消費」などをストップし供給インフレを冷却させるための中国の狂言で、米中の経済チキンレース小休止のためにアメリカもこれに同意しただけだった、なんて陰謀論もあります

一方、世界中で国家権力を挙げたコロナ上陸防止がなされており。豪華客船で、すし詰めのまま上陸拒否とか、学校閉鎖とか、オリンピック延期かも?とか、また中国の人は世界中から入国拒否など、人々の生活や国際経済を揺るがす懸念が発生。

ちなみに、本当に世界を揺るがす大問題の場合、アメリカのダウだのNasdaqで大暴落などが始まるのですが、当初米インフルエンザの陰に隠れてアメリカ市場ではコロナは遠い東洋のお話、対岸の火事になっており。そのうちCDC(疫病予防管理センター)が警告を発するに至り、政府対応をめぐって大統領選にも影響しそうになりつつある状況。→ここまで書いていたら、米市場が暴落・一時停止になっちゃった(3月9日)!でも真因は石油とかかもしれないので、投資家の皆さんは舞い上がらずに慎重に買い攻勢仕掛けてくださいね

結局、コロナは危険なのか危険でないのか?どんな犠牲を強いても上陸防止しないと、日本人は全滅なのか?あるいは暖かくなる春まで待てば収束?消滅?するから全然OKなのか?

ここまでは巷のうわさや新聞、Wikipedia、公的機関からの「大本営発表」をかき集めた情報ですが、問題の核心と対処法については全然ぼやけてしまっています。

そこで、この記事の初めに書いた通り、とある感染症の権威(ペルナンブコ大学教授。ブラジルの大学なんてと侮るなかれ。熱帯病含め感染症の世界的なリファレンスでもあるのです)からいただいたナマで本音の情報をここだけのひみつ?で公開します。「真相はこうだ」

結論から言っちゃうととてもシンプルです。

教授による情報の要諦は「変異が怖い」の一言に尽きる、ということでした。

要するに、現在コロナウイルスのメカニズムなど、実は誰も解明しきれていないのが最大の問題である。対症療法的にインフルエンザと似た治療で治ったとか、もともと重大疾患を持っていた人にコロナが日和見感染したから悪化して死んじゃったとか、経験値でのみしか語れないのが正直なところである。恐るべきはいつどんな変異で劇症SARSみたいになってしまうか誰にも見当がつかないので、拡散する前に封じ込めることが重要になっている。

一旦コロナに感染して、なおった、という人でも再び症状があらわれているケースが最もやばくて、これは単にウイルスが残っていて再び勢いを盛り返しただけか、あるいは人の免疫システムをウイルスが学んで、この免疫システムに耐性のある新たなウイルスに変化しつつあるのか、などが全く分からない。

そういう状況が正直なところであるとの教授のお言葉でした

五里霧中の状況なので、一方では子供には感染しない、という情報が出ていながら、他方では学校を閉鎖するとか、そして学校は閉鎖しても満員電車はそのまんま、なんてちぐはぐな対応が多発してしまうらしい。

そろそろ結論です。

コロナ対策は、ずばり!「自分の間合いにコロナを入れさせない」です。

例によって剣道にこじつけて説明しますが、大会などで得体のしれない相手と対戦したとします。意外とふんわりほにゃらら、弱そうだけど、どんな担ぎ技(サプライズ)を隠しているかわからない。

そういう時に、無理やり攻撃しようとすると自滅します。見事な返し技か、あるいは卑怯そのものの逃げ小手か?は分かりませんが、衝撃的なサプライズが待っている可能性が高い。

そういう時はどうするのか。

右手の小太刀でぐっと相手の竹刀を制し、大太刀は振り下ろすのみの体制で、相手が不用意に動けば(隙を見せれば)打つぞ!と攻め(プレス)を利かせます。相手と攻め合いになりがまんする必要がありますが、そのうち相手のほうで集中力が切れて竹刀が泳いだりぽけっと動きが止まったりするので、その時に相手が動く(動こうとする)のを抑えて打つ。

コロナの場合も同じで、要するにはっきりした正体が分からず、したがってどんな対処法が最適なのかわからないのであれば、お手洗い、うがい、マスクなどでコロナとの接触を遮断するしかない。しばらく面倒をがまんする必要がありますが、そのうち変異の規則性なりが解明され(あるいは中国のインフレ・スタグフレーションが鎮静し、なんてははは)、 その時に開発されたワクチンなどで対応。

なお、あるニュースソースによれば、元来製薬業界はこうしたワクチンを迅速に作る実力は持っているらしいが、できたころにはコロナウイルスが収束して開発費丸損、倒産になるのが嫌なので開発には及び腰らしい。ご参考まで。

というわけで、基本は紫微斗数でいうところの「不怕(プパ)」つまり恐れなくてもよいが、その不怕の度合いも今後の状況の変化を考慮して判断する要あり、といったところでしょうか。紫微斗数好きの皆さんであれば、コロナってなんか「火忌星」に似てるな?なんて思われるかもしれません。吉星にくっつけば「解厄」されるし、凶星にくっついたら大災害になるし。。。すみませんまた脱線、なんじゃこりゃ、という人は読み飛ばしてさい。

結局、アルコール消毒だのお手あらいだの、今回は厚生省などの大本営発表と同じ結論になってしまいました。でも今度ばかりは大本営も信頼できる発表をしているようです。上記総合すれば、今後やばいサプライスが起きる可能性もあるけれど、大勢としてはそれほど劇症化するという情報はなく、日本など温かくなるにつれ収束していく傾向にあり、それまで頑張って予防しましょう、ということになると思います。

でもまだまだ寒い日本。この記事を読んで下さっている素敵女子のみなさん(Miuさん外部リンク)は、ぜひお体に気を付けて健やかな日々を送られることを願っています(もちろんその他おっさんやあんちゃんなどもです、ははは)

ではでは。。。

*中国インフレの参考資料はこちら「いよいよ「スタグフレーション」が警戒される中国経済(第一生命経済研究所:外部リンク)」

Posted by 猫機長
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カルロスゴーン65歳。ビジネスオーナーの最後。

カルロスゴーン65歳。ビジネスオーナーの最後。

日産中興の祖(だった?)ゴーンさん。ブラジルに生まれ、ハイパーインフレ時代のミシュラン南米事業部立て直しに成功し、北米事業部のCEOを務めた後にルノーの上席社長へ華麗な転身。日産との提携により日本に乗り込み、日産のCEOに。日産リバイバルプランを発表し、大幅なリストラを断行。3年後には最終損益3414億円の黒字を達成し、トヨタの2835億円を追い越して日本いちいいいー!さらには三菱自動車の株式34%も購入するなど日本の自動車会を牛耳るドンになりました。

まさに「天下一大物伝」というか、「なれあい禁止・なあなあはダメ!絶対!」の欧米式のビジネスモデルを導入して日産のV字回復を可能とした稀代のビジネスオーナ―に。

で完結していればよかったのだけれど。。。

「金品商品取引法違反」で逮捕されちゃいました。自分の報酬を実際より少なく見せかけたという容疑がかけられ、さらには会社の資金を着服したという疑惑も発生したりして、保釈からさらに再逮捕になってしまい。マクロン大統領と安部さんの話し合いがあったか?再保釈された機会に見事日本を脱出しレバノンへ。大英雄として迎えられているらしい。

その脱出がまた傑作で、元グリーンベレー(米軍特殊部隊)のつわものの協力で「楽器の箱に隠れて」出国したそうな。

The Asahi Shimbunコレクションより

さて、世界有数の大企業を渡り歩き、報酬もはんぱなかったはずなのに、なんで「着服」だのなんだのをやる必要があるんだ?ゴーンシンパによれば、これはリストラなどで恨みを買い、うまく罪状をでっちあげられてダメにされたんだ!という意見もあり、また、「日本の検察・警察・司法は推定有罪としか言えない対応を行っている!中世暗黒時代も真っ青な一方的・強圧的な司法だ!」というかなり鋭いツッコミが欧米からなされ、ゴーンさんの脱出を妥当とする空気さえあるのですが、オランダで設立した「ルノー日産」合弁会社関連で使用されるべき資金の一部がなぜかブラジルとレバノンのゴーンさん自宅に化けていたなど、どこまで本当かはともかく、こうした騒ぎを引き起こす行動をしたということは否めないと思います(でもそれが犯罪かどうかは少なくとも今のところ不明)。

せっかく業界を制覇し、資産もうなるほどになったのに、なぜ自分からぶち壊してしまったのか?なんとなく豊臣秀吉を思い浮かべてしまします。

秀吉さんの場合はゴーンさんよりもっと貧しいお百姓さんからのスタートでしたが、海賊だろうがお百姓だろうが味方につけて目指す成果を達成してしまう「多文化体制のクロスマネジメント」で、一夜城とか、高松城の水攻めとか、頭の固い武士であれば「卑怯だ!そんないくさがあるか!」みたいな、言い換えればあっと驚くアイデアを駆使して関白まで上り詰めました。

でも朝鮮出兵とか百害あって一利なしのことをやってしまい。豊臣家滅亡になってしまいました。

ゴーンさんももうかるビジネスを作って繁栄へ一直線!だったのに?なぜ、最後は破滅への道を歩んでしまったのでしょうか。

結局、成金にはなれても資本家には進化できなかったということなのでしょう。

成金の人は、24時間利益を追い求め。リストラだろうが水攻めだろうが普通の人ではできないような奇想天外な荒業を次々と繰り出して頂点まで上り詰めますが、その過程でいつの間にか「事業達成のために荒業も辞さず」から「荒業をやることこそが人生だ」になってしまい、事業達成後も空回りしてしまう。あげく「あれ、警察から犯罪者にされちゃった。そんなつもりはないのに(ゴーンさん)」「朝鮮の人から悪魔呼ばわりされちゃった。そんなつもりないのに(秀吉さん)」となってしまうのだとおもいます。

目的と手段の区別がつかなくなり、手段におぼれて破滅してしまうのです。

成金から破滅してしまう人と、資本家として継続できる人の違い。目的と手段の区別がつかなくなってしまう理由は、どこにあるのでしょうか。

それは、ずばり!「自己遡及性があるかどうか」です。

詳しくは別記事(食われる側の倫理)に書いていますが、要するに破滅する人は自分自身についての意識(自覚)がないのです。ソクラテス(ベーシックインカム)は「自分は自分が無知であることを知っている(十牛図)」といいましたが、ゴーンさんは「無知であるかどうか以前に自分というものを把握(哲学的に考察)する気がない」。秀吉さんは「ものすごくつよい自我があり、この自我こそが爆発的な成功の原動力」ながら「一方で自我の発生源である自己(人格)が確立しておらず、常に外部からの賞賛を浴びていないと安心できない」「そのためにとどまるところを知らない膨張(権力・富の集中)をやめることができない」という残念な「生涯現役(労働所得と不労所得)」タイプで、ゴーンさんに至っては、膨脹は法の一線を越えて塀の内側へ落ちてしまいました。

昆虫をつかまえると、脚をバタバタさせることあり。しかし、「つかまえるということの反射でバタバタさせている」だけであって、脳に大脳皮質がない昆虫は「つかまえられた、やばいぞ、逃げろ」という思考活動をしているわけではありません。逃げようとしますが、これは思考の結果ではなく本能により動いているだけです。

成金の人も、本能的にお金儲けをしているだけで、お金もうけをしている自分はだれ?なぜお金もうけをしているの?その結果どうしたいの?という自分自身に対する問いかけつまり「自己遡及」がないので、お金という「神の手」につかまれたバッタのごとく死ぬまでもがもがと手足をばたつかせ、最後は「神の手」で握りつぶされてしまうのです。

というわけで、ビジネスなりで一定の成功(4%ルール)を納めたら、しゃかりきに努力している自分からいったん幽体離脱(とにかく飛んでみよう)して客観的に自分を見つめなおし(本物の富裕層とは)、新たな自分(第1図)さがしの旅を考えてみるのもよいかもしれません。

すごいえらそうになってしまいました。ゴーンさんはレバノンでたい焼きが食べたいな、なんて思っているかもしれません。ラーメンもたいやきもあるブラジルに来ればいいのにね。(その前に服役が必要になるか?)

東京の四谷にある「わかば」のたい焼き

ではでは。。。

Posted by 猫機長
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暴騰株のその後。リート投資の注意点

暴騰株のその後。リート投資の注意点

以前、バブル爆発!の記事において1か月で144%株価上昇(R$4,00からR$6,00に迫った)したリート銘柄「FLMA11」をすかさず売って他の高配当銘柄に替え、2日間の市場取引で年収36万円アップを達成したことを書きました。さらに株価狂乱してR$7,00までいったらまた売ろうと思っていたら、その後2か月になるかならないかでこんどはR$4,00に急落。6か月前の水準に逆戻りしちゃった。

2020年1月17日時点でのFLMAのグラフはこんな感じ

グラフの左端が2019年6月。10月30日が冒頭のピークでR$6,47まで行ったが、乱降下して2020年1月17日時点(青〇)で左端とほぼ同じR$4,09に戻ってしまいました。赤〇の部分が、上記の売り・利益確定した10月末で、平均でR$5,40くらいで売ることができました。わーい!

でも、もしその後1日待っていればなんとR$6,10台で売れていました。しくしく。。。

とはいえ、上記から見るに、最高値はつかめなかったもののまずまずのタイミングで売れていたことが分かります。

そして、FLMAの挙動から、ブラジルリートのひとつの類型を見ることができ。皆さんが将来ブラジル投資を行う際のご参考までということで記載します。

まずブラジルの市場規模はまだまだ小さく、リート市場はさらに小さい。つまり、ちょっとしたハズミでこういう乱降下が起きる。投機筋が何らかのインタレストにより空売り、買い攻勢などをやることが多い。

ブラジルのリート市場はまだまだ生まれたて(といっても30年はたっていますが)。新しい銘柄が日々生まれ、既存の銘柄も日々増資しています。既存の銘柄の株増発による増資が曲者で、機関投資家?あたりが株増発をいち早く察知し、すかさず買い攻勢で株価を吊り上げたうえで高値圏でバンバン売り払い、株増発が実施され株価が安くなったらまた買いたたくみたいなことあり。個人投資家もこれに便乗する「フリッパー技法」を駆使する人もいます。

2019年から2020年は、リート界はどの銘柄も増資に次ぐ増資がみこまれる。これは公然の秘密でもないですが将来リートへの課税(現時点で個人投資家の受け取る配当は課税免除となっています)が想定されており、それまでに各銘柄とも極力資本、株数増発しておきたい。課税制定日以前に売買・発行された株については法の不遡及の原則で課税を逃れる可能性が高いからです。

一方、こういう準備が効果的なのは多数の事業(物件)を対象としているリートであり、FLMAのようにホテル・事務所一棟のみのリートでは事業規模に限りあり株数の増加もないので「増加による株価のインフレつまり価格低下がない数少ないリート」という利点あり。そして上記のとおり1株R$4,00台(ふつうはR$150,00台が多い)とだれでも買える低位株なので、リート初心者がむらがり爆買いの結果1か月で株価144%上昇、「BitReit」なんてあだながつきました。

初心者という言葉はいわゆる一つのキーワードであり。日本も同じでしょうがブラジルも未曽有の低金利時代に突入し(2020年1月で法定金利4%。つい2,3年前は14%だった)、定期預金に安住していた一般の人たちが堰を切って市場投資に大量乱入しています。しかし株は怖くてとても手が出せず(妥当な判断だと思います)、毎月配当が振り込まれて定期預金に似ているリートに大挙して押し寄せている状況。こうして今後数年はリート界は上昇傾向、ブルマーケットを維持すると見込まれています。

構造的なポイントとしての経済サイクルに配慮(別記事で書いたのでそちらを参照)するとともに、初心者投資家の大流入:「イワシの群れ」と呼ばれますが、この群れをうまくつかまえればキャピタルゲインなどで荒稼ぎが可能‐などを抑えるとよい投資ができると思います。

でも本当はポイント的な荒稼ぎではなく、継続的なコツコツ草食投資の方が重要だったりします。
ブラジルリート(倒食)が決め手となり、少しづつインカムゲインを増やしていったらこの写真の飛行機、
車そして格納庫を入手することができるようになりました

ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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ブラジリアパン食紀行(自営業で成功したい人必見)

ひょんなことから京都府警の有名な警部とお知り合いになる奇遇あり、彼女とピレノポリスなど遊びに行ったりしたのですが「ブラジリアにもすてきなスポットがあるのですよ」と教えていただきました。いずれも「パン屋さん」で、とても楽しいティータイムを過ごすことができ。いま考えると彼女は「パン食女子」だったのですねーぼくも「パン食男子」になりました。

というわけでグルメパン買い出し紀行いってみます。ブラジリア旅行の際はこれらパン屋さん巡りも楽しいと思います。

まず、お店から。ブラジリア内に4件くらいかな?あり。

「愛のパン」www.lamourdupain.com.br

「ブティック」https://www.facebook.com/LaBoutiquePadariaFrancesa/

「ブーランジエ」https://www.facebook.com/LaB.306Sul/ (複数支店あり)

「Philippe Verstraete」https://www.facebook.com/philippeverstraete.com.br/

こんな感じです

ブーランジエ

ブティック

どんなパンがあるの?

「くるみとゴルゴンゾーラチーズのパン」「マスタードパン」「ヤギチーズのパン」「カカオパン」「乾燥フルーツのパン」「田舎パン」「全粒パン」

などを売っています。

おおむね全粒粉を使った黒っぽくて硬めのパンで、パン自体に味わいがありマーガリンとはつけずにそのまま食べるパンです。

「クルミとゴルゴンゾーラ」

余り硬くなく、ゴルゴンゾーラチーズが強烈でとろけるような個性あふれるパン。「パン食男子」初心のころはインパクトに中毒してしまいこればかり食べていました

「マスタードパン」

警部殿(2019年。今日はもっと出世しているかもしれん)ご用達。これは全粒粉じゃない白いパンですが、マスタードがいい具合に隠し味で入っていて、ゴルゴンゾーラが全力で主張!に比べてとても奥ゆかしい「はんなりのパン」です。

「ヤギチーズのパン」

これも全粒粉少なめ、皮が薄くて中身はもっちり。日本でいう一般的なフランスパンに似た食感。田舎パンのがさつさと対称的なお上品なパン。

「カカオパン」

真っ黒。カカオの色だそうですが、甘ったるく柔らかい何となくケーキに近いテイスト。デートで「なにこれきもい」とか言われる可能性あり。

「乾燥フルーツのパン」

ゴルゴンゾーラ中毒から卒業し、もうちっと素朴であるが深みのある味わいが欲しくなった時とてもおいしいと感じるようになりました。今日はこのパンばかり食べています

「田舎パン」

パン・ド・カンパーニュともいいます。本来ぼこっとまんまる「ブール(ボール)」系が多いが、ぼくが行く店では「とんがったラグビーボール」です。中身はもっちり、でも皮がめちゃくちゃ硬いぞ!フランスの「堅パン」かもしれん

「全粒パン」

パン・コンプレ。完全無欠・パンの完成形。ちょっとぼそぼそしすぎかな、と感じてあまり食べていません。

警部とパン屋さん巡りをして気づいたのですが、成功するビジネスモデルの一つの重要な要素がこれらのおしゃれなパン屋さんに共通して存在しているようです。

そしてこの要素が、毎日何十店と生まれていくパン屋さんのなかで、生き残っていくお店とつぶれちゃうお店を分ける重要な働きをしているようなのです。

その要素とは、ずばり!「パラダイムシフト(第1図)を的確に実行している」です。

「何百とあり」「つぶれちゃう」タイプのお店はどんな感じでしょうか。看板の名前が違うだけでどこにいっても同じようなレイアウト、どこにでもある代わり映えがしない種類の、くたびれてまずそうな品々。決定的なのは店員さんの態度です(写真にとれませんでした、ごめんなさい)

要するに、寂れていくお店では、店員さん自身が疲れており、パンの種類もいかにもコスト削減、なるべくいい加減に作って稼ぎを大きくしようとしている。

繁盛していないというわけではないのですが、いくら繁盛しても利鞘が低すぎて利益にならず。従業員も疲れるだけで報われることがないためいよいよ仕事がおざなりになってしまう。

お客さんもそこは気づき、どうせ不健康そのものの安ものなんだからここで買うよりもう1セント安い3件隣のパン屋にいこう、となり。

こうした悪循環に耐えられず閉店、というケースが多いようです。

いっぽう、上記のおしゃれなパン屋さんの場合。

まずは、店主がフランスで本場の修行をしているというところが大きい。店を切り盛りする手腕や人望も必要ですが、ともかく人類の長い歴史のなかで「こういうパンなら、健康的で、おいしく、おしゃれで楽しく食べれるよ」という最高のパンを作り上げてきた本場の中心で本物のパンを知り、作りかたを学んで帰ってきた。

そして、フランスから小麦粉を輸入するなどの工夫をこらしてフランス顔負け?のパンを作り、本当においしいパンを食べたい人たちが集まるようになる。ちなみにフランス大使館の外交官が好んでお茶に来るらしい。

そういう「意識の高い店」には店員も比較的お店に誇りを持った人たちが雇われるようになり。お客さんに対しても「店員の給料を犠牲にして1セント安くしたパンだ、四の五の言わずにとっとと買って帰れ」というのとは正反対に「今日のゴルゴンゾーラパンは3本焼き立てですよ、どれにしますか」とお客さんが一番自分の気に入った焼き加減(形、大きさ)のを選ぶことができる余裕がある。

もちろんお客さんも「カビが生えていたが1セント安く買った、今日は1日幸せ」という人は来ず。本物のパンを食べる喜びを求める「意識の高い人」が来るようになります。

さて、ここで「お値段は?」と突っ込みが入ると思います。確かに高いですねーでも豚小屋みたいな店でろくな対応も受けずなんていうよりよっぽどいいと思います。要するにコスト対利益が段違いなのである。

結論ですが、お金を稼ぐために店を開けるというのではなく、いいものを作ったらお金ももうかった、という「パラダイムシフト」しないとだめですよ、ということですね。当たり前か?

どうやって「当たり前へのパラダイムシフト」を可能にするのか?

それは、ずばり!

仕事に自信を持つこと。「炎のおっちゃんの話」をご参照。

お店の収入に頼らないでも生きていける経済体制を築くこと。これはこのホームページの経済コンテンツをくまなくお読みください。

「売上なんてどうだっていい、納得のいくラーメンを出したい」

こういう店主になれるかが成否の分かれ目。

(出展は「一杯の魂―ラーメン人物伝」です)

 

Posted by 猫機長
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生涯現役、8050問題、引きこもりそして孤独死

生涯現役、8050問題、引きこもりそして孤独死

最近、引きこもりの人が孤独死した等のニュースが多く。親御さんが老化で死亡してしまい、お小遣いや身の回りの必要な物資が途切れ、そのまま餓死というケースもあれば、金銭的にはまだ遺産を引き出して使えてはいたが、セルフネグレクトに陥り衰弱して死んじゃう、みたいなのも多いようです。

じゃあ引きこもりでない人は?『初日に上司が「残業代・有休なし」宣言 “壮絶パワハラ”(文春オンライン)』と、今度はパワハラが待っている。『残業代はつけない』『有給休暇もとらせない』といった金銭面・待遇面でのハラスメントや、『なんで時間内に終わらせられないの?』『業務時間をちゃんと与えてるのに終わらないのは、あなたの能力がないからじゃないの?』という言葉の暴力(洗脳)など、実は日本企業ではどこでも多かれ少なかれあって労働者全体に覆いかぶさっているのではないでしょうか。

いじめや学級崩壊から何とか生き延び、社会人になったら今度は言葉の暴力やタダ働きで心身ともにすり減らされ。心が優しく耐えられない人は引きこもりになってしまい、セルフネグレクトに陥って孤独死。

こうしたニュースを見るにつけ、日本は気づかないうちに労働環境が回復不能なほどにいびつになってしまっているのでは?と戦慄します。

アジアは全般的にそうですが、日本では人間の命が軽すぎると思います。「義は山よりもなお重く、死をば軽しと覚悟せよ」なんて類の言葉は世界中にあるのですが、先進国で日本だけがこの言葉通り生きるか、でなければ出社できなくなり公園で一日を過ごす(カエル)ことになったり、あるいは引きこもりで孤独死、となっていないでしょうか。

野間宏や大岡昇平という有名な小説家がおり。「日本株式会社」の暗部を見事にあぶりだしています。旧陸軍の末端の兵士の日常を描いていますが、初年兵いじめの描写など、2020年の日本企業とほとんどかわってないじゃん?と戦慄します。「俘虜記」か「真空地帯」か忘れてしまいましたが、

たとえば(記憶なので一字一句その通りではないです)

「フィリピン軍砲兵と日本軍砲兵がある丘の取り合いになった。両者とも丘の頂上を目指して山砲を引っ張っていた。最初に頂上に到達したほうが生き残れることは明らかだった。日本軍は、山砲を馬に引かせるだけでなく、初年兵数名にも押すよう命じた。しかし、山の傾斜は急で、初年兵たちは体力が続かず、ともすれば倒れ、うずくまりそうになる。それを見た軍曹は、馬用の鞭で初年兵をビシッと叩き『馬鹿野郎!お前らの代わりはいくらでもいるが、馬の代わりはいねえんだ!世話を焼かせるんじゃねえ!』と罵倒した」

とあり。

つまり、日本における労働者とは

『お前らの代わりはいくらでもいるが、馬の代わりはいねえんだ!』-つまりいくらでも代替のきく消耗品であり、馬(機械、AI)よりさらに下の「廃棄物」にしか見られていないということです。

この言葉は、そのまま『なんで時間内に終わらせられないの?』『業務時間をちゃんと与えてるのに終わらないのは、あなたの能力がないからじゃないの?』でもあるのです。わざわざ書く必要がありますか?

あれ?そんなに『いくらでもいる』の?現在の日本って、そんなに人余りだったっけ?

「生涯現役」が至上の命題となる世界。人口オーナスつまり労働人口が少ないので、本来定年の域に達した人でも労働を続けていないと国庫枯渇で年金さえもらえない。もらえる年齢も60歳、65歳、70歳とどんどん上がってゆき、働けるうちはともかく、働きすぎて体を壊したら貧困老人が待っている。

ぜんぜん労働人口が足りてないじゃないですか。

その一方で、MSNによれば「内閣府は2019年4月に初めて、自宅に半年以上閉じこもっている「広義のひきこもり」の40~64歳が、全国で推計61万3000人いるとの調査結果を出した。」とあります。

労働者の人数は足りてないのに、労働できず強制リタイアさせられている人が61万人?

相当深刻なひずみがあるとしか思えません。

人間は家畜の群れとは違います(Financial3.8)

いちいち出展を上げる必要もないと思いますが「日本の労働者の質は世界一」なのに、多数の労働者が心を病んでしまい引き込もりになってしまう現実。そして、欧米も首をかしげる「日本の生産性って、実は先進国中最低なんだってねー(Financial3.8)」という現実。

つまり、今日の状況に至ってしまった理由は、実は労働力の供給とか、人口の減少とかいった生物学的、経済学的、構造的なものではなく、足りていない人口を「いくらでもいる。今いる人口が死ぬまで働けばいい」と国民をだまし、その場しのぎをする「指導者層の無能」が重要な要因です。

もちろん「こうすればよくなる」といったインスタント(成功法則)な解決はないのですが、少なくとも現在の指導者層が掲げている「生涯現役」など、働いている人にさらに鞭をうち、死ぬまで働け!というしかないのでは無能呼ばわりは避けられないと思います。労働人口の枯渇という根本的な原因は放置し、とりあえず絞れる一般の国民から搾りつくすというのでは、行きつく先は「一億総過労死」なのではないのでしょうか。

でも、無能な指導者をのさばらせているのは国民(洗脳)という現実もあります。

絞られている、とわかってしまった人が出社拒否や引きこもりになってしまう一方で、会社に残れたほうは無意識にハラスメントする権力側に同調・助長していないでしょうか。

ぼくはこの文章をブラジルで書いています。30数年前に移民としてブラジルに来ましたが、現地の言葉や習慣をまったく知らなかった10歳に満たない少年でも、気が付いたら現地の大学を卒業し、現在では1億2千万円くらいかな?の金融投資を通じてブラジルの経済に参加しています(リーマンでもあります、ははは)。そして、GDPだけはイギリスを抜いたり抜かれたりと先進国の金額を達成したブラジルの労働人口の一人になっているのです。

ブラジルは、移住者つまり実質は経済難民でも、労働人口にしてしまいました。

日本に「外国人労働者を受け入れろ」とは言いません。その前に、引きこもりになった人たちが働ける環境を作る必要があります。でなければ外国から来た労働者は「自国民同士で恐ろしい差別をする国だ、こんな所にはとてもいられない」と逃げ出し、それこそ逃亡中の犯罪者とかしか来ない国になってしまうと思います。

まず、絞られていないか?絞られるような弱みを作らないことだとおもいます。絞るほうの伝家の宝刀は「労働は尊い。人はみな労働するべきだ」ですが、ハラスメントで引きこもりを生み出すような国情でははっきり言って奴隷労働しか存在していない状況になっているとしか言いようがありません。打開のためには、国民の一人ひとりが「奴隷労働なんて受け付けないよ」と言えるようになる必要があるのです。

奴隷労働と、本当に尊い労働との差はなに?については「労働と報酬」の記事で書きました。

最後に「本当に尊い労働をするためには、労働しなくても生きていける状況になる必要がある」と記載して結びにします。

話題が深刻で、気難しい記事になってしまいました。ぜひ飛行機生活の記事などを訪問してのんびりまったりしていってくださいね、ではでは。。。

不労所得で飛行機を購入。これは実話であり、あなたも現実にすることができます。

Posted by 猫機長
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12歳:日本人の精神年齢

12歳:日本人の精神年齢

戦時中、「汝の敵日本を知れ」と米軍は日本人の民族的、個人的な性質を研究し、その結果「12歳の少年である」という結論を得たらしい。

しかし、ここで注意いただきたいのは、12歳という言葉は理解と称賛の言葉ではあっても決して侮蔑や非難の言葉ではないということです。

最近のネットを見ていると、12歳イコール智慧遅れ、と短絡的に侮蔑の言葉ととらえ激昂している人たちがいますが、当時どんな意味で使われたのかを考えたうえで判断することが必要だと思います。

例えばぼくの母の世代は空襲を逃げまどったり、少年兵になるかならないか?で終戦、生き残った人たちが多いですが、そういう人たちいわく「ほんとうにマッカーサーの言うとおり12歳だったねー、ははは(十牛図)」と懐かしんでいます。

では、当時「12歳」とはどういう意味だったのか。「真相はこうだ」

「神国日本は米英帝国主義から日本と東洋を守るため正義の大戦争に突入した。日本人は勝利の日まで粉骨砕身努力せよ。義は山よりもなお重く、死は鴻毛より軽いと覚悟せよ」と言われて育った軍国少年たちは、この言葉を疑いのない真実と信じ切っていました(ここでは「真実であるかどうか」は議論しません)。当時農婦だった女性に「出征兵士が出陣するときは、本当に歓喜の声で送ってねー」というコメントもあり(出展は「家の光」)。

田川水泡著「のらくろ決死隊」

こうした出征兵士が、どのようにアメリカに映ったのでしょうか。

バンザイ突撃、サイパンなど民間人を含んだ自決や投降拒否、ついには特攻など、西洋人の常識では理解できない行動に走る日本人の、ドイツを含めた欧米人とはかけ離れた思考を解読した結果

◎神国日本、粉骨砕身、正義の大戦争、といったキャッチコピーを信じ切り、その達成に超人的な努力を惜しまない素直さ、敢闘力。

◎一方で降伏しか意味をなさなくなった状態で自決、バンザイ突撃、はては特攻など、人間として再重要である生命を簡単に放棄する浅はかさ。

が同居していることを発見。

その結果「燃えるような情熱と、正義感を発達させているが、その代償にしてもよいものと良くないもの(生命)の見分けがつかない程度の知能の発達状況」したがって「精神年齢12歳」となった。

やっぱり「知能の発達しきっていない」という侮蔑じゃないかー!と怒る前に、欧米人自身の自己採点はというと。

日本人に慕われたマッカーサー。「マッカーサーの命令により立小便を禁ずる」

と立札を立てたら、周辺一帯が本当にお◎っこ臭くなくなったといううわさもあり。

まずドイツ人については「民主主義、人権、博愛、暴力、虐待」といった見識を十分わきまえ、ワイマールなどで民主体制を体現し知り尽くしていながら、ユダヤ虐待など基本的な倫理を踏みにじる行為を行い、最後は「ヒットラーの扇動にだまされた」と言い逃れしている、とまさに侮蔑そのもの評価を下し、「45歳の成人だ。弁解の余地はない」ととどめを刺しています。

つまり、ここでの「12歳」は、アメリカ・イギリスでさえ持ちえなかった「日本人の純朴、素直さ」のことであり、この対局に位置する「ドイツのずる賢さ」を「45歳」と憎しみを込めて言っているのです。

さらに重要なのは、この「45歳」の意味として、単にドイツ人を侮蔑するというためではなく、ナチスをスケープゴートにしているドイツ人が、実はそのままドイツ人を悪者にして自己弁護しようとしているアメリカ・イギリス人たち自身のことでもあることをマッカーサーはじめ英米の人たちは熟知している、ということです。

太平洋戦争(純朴な日本人から見れば「大東亜戦争」)において、特攻で死亡した人たちは4000名前後とされています。(以後人数はおおむねWikipediaから引用)

大日本帝国の第二次大戦時における戦死者数は2,120,000名に上っています。

特攻なんて外道だ、そんな命令を下す奴の気が知れない、という批判があり、僕もそう思う一人ですが、そういった命令により「罪もないのに死刑執行にされた」という人たちは総戦死者数の0.18%に幸いながらとどまっています。

アメリカの総戦死者数は416,800名、対独爆撃で死亡した米国搭乗員は8万人、つまり、対独爆撃だけで総戦死者数の5分の1(20%)に上っています。

この事実の意味を米英の人たちは十分わかっており。

特攻隊は「水盃に紙の飛行帽、万一死ねずに戻ってくれば振武寮(一種の刑務所)で虐待」。

でも4000名ですみました。それでも多すぎますが。。。。

B17の搭乗員は、防弾装置万全の「空の要塞」に、サンドイッチなどたくさん積んで、撃墜されてもパラシュート脱出。ゲリラやレジスタンスが保護して中立国まで送ってくれる地下組織があり。海上であれば要所要所に潜水艦や飛行艇が待っている。もちろんエンジン不調などで戻ってもよいし、捕虜になるのも名誉のうち、という至れり尽くせりの人道的な配慮がなされていました。

でも8万人が死にました。

この差は何を意味しているのでしょうか。

ドイツ爆撃における爆撃機の損耗率は出撃機数の3分の1にのぼり、つまり、出撃ごとに3人に一人が「死刑執行になる」計算である。もちろん、搭乗員から見れば「必ず死ね」の特攻とは天と地の差がありますが、命令する側から見れば「いちおう安全策は取っています、後は個人の運ですね♪」とこうした作戦を繰り返し行っていたのです。(出展:ドイツ空襲は”地獄への急行便”/北山敏和の鉄道いまむかし)

その結果が8万人。イギリス爆撃隊を加えると倍になるそうです。

用兵者として、どちらが残酷なのでしょうか。日本は残酷、は当たり前ながら、アメリカは人道的だといえるのでしょうか。殺すと知っていながら、安全策を隠れ蓑にして「3人に1人」の賭けを搭乗者に強いた「45歳の狡猾な成人」だということを自分自身が良く分かっているのだと思います。

搭乗員はこの「巧妙な人道詐称のトリック(洗脳)」を見抜いており。連合軍(イギリス空軍)爆撃機運用の最高責任者アーサー・ハリス卿を「殺し屋ハリス」とあだ名していたらしい。

アーサー・ハリス卿。イギリスの切手

それでも率先して出撃していった。「いちおう人道配慮されたアメリカ」「死んじまえの特攻日本」ともに勇気の面では優劣つけがたいと理解します。そして上層部の愚劣さも程度問題でたいして変わらない ― 占領軍の総指揮官であるマッカーサーは、自分を慕って平和と復興に協力してくれた日本人に対し「45歳のひけめ」を感じていたのではないのでしょうか。「12歳」発言には、こうした戦中・戦後のそれぞれの当事者諸国の人々の本音がまじりあって、賞賛の意味合いがこもっているのだと思っています。

前谷惟光「ロボット三等兵」

Posted by 猫機長
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田舎暮らし

田舎暮らし

この記事は「高原の飛行機たち」「畑の中の滑走路」の姉妹編です。

ブラジリア市から車で45分の場所に格納庫があり。

大切な飛行機のお家ですが、雨季の荒れ狂うTSRA(雷雨)で雨漏り、水浸しに。

要するに谷樋(雨どい)が変形してしまい、水が流れずに留まってしまうためトタンの腐食・亀裂を招いてしまったらしい。

で、飛行場の管理人(実はガソリンタンク修理の時のお兄ちゃん)と、まずは亀裂の入った部分を新しい板で覆ってみたのですが、満足な結果は出ず。

じゃあ、ということで新旧トタンのあいだにパテを詰めてみたが、乾く前に豪雨が来てしまい流れ出て失敗。

ついには「防水アルミシート」も動員して広範囲に覆ってみたら、なんとか雨漏りストップに成功。

でも本当は屋根を引っぺがして屋上から新しい雨どいを設置しないと根本的な解決にはならなそうですが、それには来年6月ごろの乾季の到来を待つ必要があり。

それまで持つのだろうか?持たなかったら、「雨どい2号」を雨漏りしている奴の下にもう一つ設置することを考えています。

スーパーの駐車場でこんな雨どいあり。これに似たようなやつになるもよう
でもこの場合、雨どい2号用の排水管を新たにつけなきゃとか、かなりめんどくなりそうです。しくしく。。。

飛行機の格納庫で「あるある」ですが、トタン屋根を適当にねじ止めしているため、ねじの穴からも雨が。飛行機の翼に水滴が落ちるのを防ぐため、机にはしごをのっけて何とかおっとと、とアルミシートで蓋をしました。こちらはいい感じで防水できています。

 

 

天井(屋根裏はないので屋根そのもの)の高さは地上3メートルくらいか?こわかったですねー普段は地上2000メートルなんて飛んでるのですが、はしごで足を滑らせ、2メートルから落ちて死んじゃった(Spiritual1.8)、なんて漫画みたいにならないですみました、ははは。

何回もうだうだやっているうちに腹減った、となり。管理人の格納庫(実は修理工場)でお昼ご飯をごちそうになりました。

ブラジル定番の黒豆(フェイジョアーダとご飯。あと鶏鍋。
以前写真に撮ったひよこかもしれん)
こうして管理人なのか農夫なのかはたまたメカニックなのかわからない(Financial3.5)兄ちゃんと、その兄ちゃんを雇っているのか単にDIYごっこをして、結局お昼を食べに遊びに行っているのかわからない状況になってしまい。

果たして雨漏りは解決するのか?スパッといかないのが田舎暮らしですねーまあ飛行機が濡れないようにし、格納庫としてはなんとかなってるぜ、という状況までは改善しておいて乾季を待つというところで妥協しています。土日だけ田舎暮らし、ふだんは何でも迅速に解決する都会暮らしに慣れたシティボーイにはなんともじれったい状態になってしまいました。

田舎暮らしついでに、写真いろいろ

着陸後誘導路を上っているところ。管理人の兄ちゃんが荷車の後ろで農夫になりきっています。

格納庫裏手のバナナ畑から切り落としたバナナ。ふつうの半分ぐらいの小ささだが、なかなかあまかった。

マンゴーも熟れつつあり。でも畑として植えてるのではなく、野生の「のらマンゴー」なので、硬く酸っぱくあまりうまくなかった。

週末の「田舎暮らしごっこ」で痛感するのは、いかに自給自足というものが苦労の多いものであるかということ。ぼくの場合は幸い資産がお金を稼いでくれている(Financial1.1)ので、あくまで「ごっこ」ですみ、自活を可能とする労働レベルを求めなくて済んでいる(Blog14)ので安堵しています。

Posted by 猫機長
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必ず成長する株とは:「ボコられている銘柄を探せ!」

必ず成長する株とは:「ボコられている銘柄を探せ!」

株の儲けは我慢料(Blog13)といいますが、キャピタルゲイン狙いだろうがインカム狙いだろうが(Financial1.6)、買った銘柄が事業に成功し発展してゆくことは株(リート)主にとって死活的な重要性を持っています。ブルマーケットつまり経済成長局面では猫も杓子も株価上昇してゆきますが、企業としての実力がない会社の株をうっかり買ってしまうと、経済冷却つまりベアマーケット局面で大暴落となり、せっかく投資した資金が文字通り消滅してしまいます。

ブルマーケットでいい加減な企業の株(リート)を買ってしまうと、

経済後退局面で資産崩壊を招く

どんな銘柄を買えばいいのか?安全第一で考えればいわゆる優良企業のブルーチップ。でも、配当率もものすごく少なく、すでに資産一億を達成してこれを維持継続という人ならともかく、これから資産構築を、という人にはこうゆう「毒にも薬にもならない(Blog1)」銘柄ではいつまでたっても経済的自由の達成は困難である。

したがって、どうしてもスモールキャップつまりまだ知られていない小さな企業の銘柄を買って、企業の著しい業績向上とその結果である配当(株価もある)の増加による利益を得るしかない。といって、そんな企業を見つけることができれば誰も苦労しないわけで。

しゃあ、将来有望な銘柄は狙って見つけることはできないの?いやいやそんなことはありません。もちろん女性をデート(AviationB3)に誘うのと同じで、達成率100%というのはありませんが、まずまずこれならうまくいくぜ!という銘柄を探し出すことは簡単ではないにしろ可能です。

そしてその方法は、ずばり!「ボコられている銘柄をさがせ!」です。

まず前提条件から。

ぼくが投資を始めた20何年前は、市場もまだまだ単純で「不動産投資」といえば「現物不動産を買う」のが唯一の選択肢でしたが、その当時無理して居住用不動産を買った、その契約先の不動産屋さんのおねえさんが「堅実・確実・成長必須の『SHPH』という銘柄があるから試してみない?」というすごい情報を教えてくれた。

これが詐欺でないことは不動産購入の時のおねえさんの仕事ぶりで見えていたので、さっそく乗ることにしました。

つまり、「成長必須の無名銘柄を買う前提条件」があり。

それは、「重要情報を持っている優良業者から信頼される顧客になること」です。自慢ではなくて、おねえさんも「確実にもうかる物件は確実に買ってくれる優良な顧客」にしか提示することはできないからです。

でも、現在はインターネットで事実上「どんな情報でも入手可能」になっているので、まだ駆け出しで「信頼してもらえるほどのお客さんになれていない人」でもこういう情報の取得は可能です。がんばりましょう。

いよいよ本題。おねえさんが教えてくれた銘柄「SHPH11」は、なぜ「成長必須」だったのでしょうか。

南米のNY、サンパウロ。

この銘柄は南米最大の経済都市サンパウロのこれまた屈指の富裕層居住区であるHIGIENOPOLIS地区において、前代未聞の高級ショッピングセンターを開設するものでした。この地区はがんらい住宅街で、ショッピングセンターはちょっと遠いし、富裕層から見れば既存のショッピングセンターは客層もちょっと貧乏で、自分たちが目立ってしまいスリや強盗のいい目標になってしまうぞ!それじゃ行きたくないないなあ。自宅の近くに安心して富裕層好みの物品を売っているおしゃれなショッピングセンターがあったら。。。という願いを見事かなえた「成功必須」の物件だった。

しかし、他のショッピングセンターでは持ちえない優位「富裕層の居住地区ただなかの立地で、競合するショッピングの建設許可は将来得られないであろうこと」は、既存の競争相手から見れば憎らしいことこの上なく。

ここでバッシングが始まります。「このショッピングは駐車場が法律に従った基準で作られていない。整備するまで営業禁止にしろ」みたいな密告が規制当局に出されたりしました。

もう一つボコられる理由があり、SHPHがブラジルで初めてのリートであったことです。

SHPH以前は不動産投資と言えば現物しかなく。つまり、相当の資産を蓄積し、立地、整備状況などあらゆる条件を検討したうえで最後はバクチ覚悟で購入に踏み切るよりなく。

これがリートの場合、1株いくらの、ほんの雀の涙で購入でき。しかもその不動産がうまくいくための苦労はすべてリート管理会社が代行でやってくれる。購入対象となる不動産も、個人ではとても買うことのできない富裕層向けショッピングセンターとか、ようするに「不動産投資のパラダイムシフト」を呼んだ風雲児がSHPHでした。

もちろん、このパラダイムシフトは既存のシステムに安住していたいい加減な不動産業者には死活を脅かす存在であり、ここでもバッシングが始まる理由となりました(念のため、優良な現物不動産はかならず優良な顧客があり、リートの存在は健全な不動産業界の発展にはプラスになりこそすれ阻害にはなりません。リートたたきをする業者がいたら、それはいわくつき物件を無知な初心者に売っている悪徳業者がリートに初心者を奪われるのが嫌で難癖をつけているということなので、そういう業者からは逃げましょう(SpiritualS2))。

さてSHPHは上記の駐車場の一件であやうく営業停止になりかけましたが、結局やましい所はなかったので無事に今日まで発展を続けています。

ボコられても死なない物件を探しましょう。写真はめちゃくちゃボコられながら、

ボコり返し最後はナチスドイツを滅亡させたB17

これで本稿の第1のポイント「ボコられている物件をさがせ!」と言った意味がご理解いただけたと思います。

ただし、この法則を適用するときに重要な注意点があり。すなわち「誰がボコろうとしているのか」を見極めることが必須です。ただ、それほど難しくなく「大本営発表(Financial3.3)でボコられているものは買い、褒められているものは近づくな」ということに留意すればよいのです。

キーワードは「大本営発表」。ここでは世間で権威となっている証券会社や金融機関、そして大企業がスポンサーのアナリストなどが不特定多数の人々に向けて発する情報、としておきます。現在の秩序を崩す下剋上(無名企業が発展すること)を快く思わないからです。

ただし、権威の人でも本音のトークを語る場合は超重要な情報満載なので欠かさずゲットしましょう。

ここで上記の前提条件に帰ってきました。つまり「不動産屋さんのお姉さん」しかり「本質を知っている権威の本音のトーク」しかり、そもそも重要な情報はどうやって得るの?という問題です。

20数年前は、はっきりっ言って「すべて宿命(さだめ)」で、ぼくの場合、たまたま不動産を買った業者のおねえさんがただものではない(Financial3.11)優秀な業者だったというのがあり。ただし、彼女に認められた顧客になるという点では、自ら努力できる余地はあった(現物不動産)。

どんな努力をすればいいの?というせっかちな人に:その1「インスタントな答えはありません。このHPのスピリチュアルコンテンツををぜひごらんあれ」そしてその2「インスタントな答えが絶対ないわけではない。インターネットを活用しよう」。その2については、うまくキーワードを入れると得難い情報が得られたリします。例えば「豊島逸夫」とか。

このホームページは、運命の導きでおねえさんから得たような情報が、前向きに運命を開拓しようとしているすべての人々へアクセス可能となることを願って書いています。

長くなりました。ではでは。。。。

Posted by 猫機長
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零戦に見る仕事のスマート化必勝法②

零戦に見る仕事のスマート化必勝法②

前回では、零戦がスマートさの世界的なリファレンス(見本)であることを書きました。今回は、そのスマートさこそが実は大日本帝国を滅亡に追いやった元凶であり、実は全然スマートではなかったことを記載します。

零戦は、非力なエンジンしかない日本が世界一の性能を出すため、徹底的に機体性能を引き出すしかなくなり。そのため細部の精密さにこだわった設計となったが、製造段階において当時の工業技術ではこの細かいデイテールを1機1機全く同じに再現できないので、例えばフィレットなど生産の段階で熟練工が各個体の状況に合わせて最適な形に引き伸ばしていたと言います(この辺は隼とかもおなじらしい)。→ここまでは前回のおさらい。

隼のフィレット
で、今回の内容に入りますが、そもそも、大量生産が前提の小型戦闘機で「1機1機で完全に同じものを作れない精密さ・複雑さ」というものを求めたところからつまづき始め。主翼の構造材にしても「1グラムでも軽く、しかし空中戦には強く」とやってしまったため、結局は複雑な配置に本数、「作りにくい小骨があちこちにランダムで発生し」量産以前に1機でさえとても生産しにくい飛行機になってしまいました。

当時の日本の生産インフラでは、飛行機組み立て工場に滑走路がなく、いったん組みあがりかけた零戦をバラして馬車に乗せて納品先まで運んだ、というから泣きます。その馬車が「牛と同じに強くおとなしく、馬と同じに早く運べる」ペルシュロン馬としたのがこれまた悲しい日本のスマートさですね、ははは、しくしく。。。。

こうして日本株式会社では末端の労働者が終電ぎりぎりの深夜まで働き、驚異の生産1万機を達成しました。でも「週末(Blog34)はバーベキュー」のアメリカ労働者が自動化された工場で楽ちん!に生産したグラマンF6Fの1万2千機に及ばなかったりします。

このへんで「本当のスマートさってなに?」が浮き彫りになってくると思います。

グラマンの場合、フィレットはロボットが自動整形して、日本のように熟練労働者が1機1機機体の個性に合わせてとんかんとんかんしないで済んだ、ということでしょうか。いえいえ、グラマンの場合、そもそも「フィレットなんて必要ない設計」になっていたのです。

機首から見てみれば一目瞭然ですが

フィレット、日本語で整流覆いとは、翼と胴体の取り付け角が鋭角(90度以下)になった場合、翼をもごうとする乱気流が発生するのを防ぐしかけであり。グラマンのように取り付け角が90度以上の場合は、そもそも必要がないのです。こうしてグラマンは資材、工程、労働などの劇的な節約に成功しました。

ちなみに零戦やスピットファイア(Financial1.7ª)など、当時の戦闘機がほとんど低翼なのは、フィレットが必要になったとしても車輪の格納の都合や、パイロットの視界を遮る翼をなるべくコクピットから離したい、というのが理由です。この場合でもグラマンF6Fは胴体の断面を縦長に設計して、低翼と変わらないぐらい翼をコクピットから離し、でも中翼と同じぐらいの取り付け角を実現しています。ちなみに、こうゆう配置を「中低翼」と呼んでいます。

つまり、零戦は「飛行機固体としてのスマートさ」は世界に比類のない「芸術品のような」飛行機になりました。問題は「芸術品でボコりボコられる戦争に勝てる」と思い込んだ戦争指導部の全くスマートとは逆の無能な用兵にあったのです。

アメリカの場合「戦争に勝つにはいかに多数の武器(機銃)を戦場(空)に持って行き、弾薬(銃弾や爆弾)を思う存分バラ撒いて、かつ無事に帰れるか」に尽きることを知っており。初速抜群、一分当たりばらまける弾数が驚異的なブローニング機関銃をグラマン1機当たり六丁しつらえて圧倒的機数を投入しました。零戦の場合、グラマンの装甲を撃ち抜けない7.7ミリ2丁、そもそも初速が遅く当てられない20ミリ2丁ということで「芸術品としては一流でも武器としては三流」になってしまい。鈍足の旧式爆撃機には20ミリ、これまたとろくて装甲のよわいP40やP39には「なななな(7.7ミリ)」で何とか対処できたが、アメリカが西部劇・インディアン虐殺の本性を発揮して「2丁拳銃」じゃなかった「6丁機銃のヘルキャット」を繰り出して来たころには日本側はベテラン搭乗員もすでに壊滅(死んじゃった)しており、簡単にひねられちゃった。

いってみれば、零戦が「法隆寺」つまり建築界を代表する世界最高の芸術品であるとすれば、グラマンはそこら中にある「適当なプレファブ住宅」であり。戦争に勝つにはプレファブの粗製乱造、もちろん「まるで木造のワンショットライター」ではなく「それなりに防弾対策をした」グラマン鉄工所の「死なない飛行機」こそ必要であり、そうであってこそ初めて戦場に投入できる、となるのです。そういった意味で、グラマンはプレファブですが、クレバーな機体処理により零戦に劣らない性能を発揮した真にスマートな飛行機であると考えます。

法隆寺とプレファブ住宅
そろそろ結論です。

実効的、実利的、効率的、つまりスマートな仕事、スマートな成果を達成するために必要なのは、手段の精密化ではなく、目標の明確化です。

例えば「雨を凌ぐための建設物が必要」となった場合、「プレファブ住宅(Financial1.8 )」で十分であり「法隆寺」は必要ありません。この場合の最重要な「武器」は「雨漏りしない屋根」だからで、法隆寺のように精密な瓦屋根が5重の塔に、というのは全く必要なく、お荷物でしかありません。

零戦の場合、飛行機としては世界一でしたが、スマートな飛行機を作れば戦争に勝てるのではなく。どんなぶきっちょでもいいので、勝つために必要な飛行機が作れればそれでよいのです。

日本の指導者たちは、戦争を始めるということと戦争に勝つということを取り間違えてしまったのではないでしょうか。勝つということが念頭になかったため、零戦や戦艦大和など世界一の兵器を作ることで満足してしまった。こうして本質とは実はかけ離れた枝葉(SpiritualS.9)であっと世界を驚かし、目的達成した気になってしまったのが返す返すも遺憾であると考えます。

現在の日本でも、とある調査の報告書がそれはそれはち密に書かれているが、肝心の結論が、関係者のだれにとっても安心な(つごうのよい)、オブラートに包まれたような、いいかえれば何の結論にもなっていない、というようなのが多くなっていないでしょうか。日本だけではなくアップルやアマゾン、トヨタのように「パワーポイント濫用禁止。見かけばかりでわかったようになり、しかし本当の結論が隠されてしまうような手段を使った仕事はやめる」と言った企業も世界的に出始めてはいるようです。

手段なんていい加減、おおざっぱでもいい。それ以前に しっかり目指す目的を明確化し、その目的に沿った手段を講じる、ということを徹底する必要があると理解します。みなさんの業務効率化の何らかの参考になれば幸いです。

Posted by 猫機長