生まれて初めてリート売りました

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生まれて初めてリート売りました

投資戦略として、デイトレード、Buy and Hold(買って保持せよ)、Buy and Forget(買ったら忘れろ)などいろいろあり。はっきり言って大多数の人が、自分は気づかなくてもDay Tradeに近い短期的なキャピタルゲインの獲得に血道をあげ、あわれ大損して市場撤退という悲劇がおおいなか、20年間「買うことはあっても売ることはなかった」ことがささやかな誇りでした。

ところが。。。。

2019年10月。とあるリート「FLMA11」が4日間でR$4.5からR$5.2すなわち15%上昇。1月1日のR$2,74からほとんど倍増したぞ!社会保障改革(Blog25)を口実とした投機アタックだな!と、意を決して持ち株の半分を売ることにしました(でも流動性がなく実際は20%くらいしか売れず)。

別記事(Blog22)でも記載したように、FLMAはこのリートのIPOつまり発足時にR$1,00で買っています。つまり差益一株当たりR$4,20。

上記20%を売り払い、総額でR$169,000.00(430万円)が口座に入金。しかし税金で20%とられてしまい、実質340万円が残りました。

この340万円で早速別のリート「MFII」を購入。

この結果、リート全般への投資額は税金の金額だけ減少。あれ、損してませんか?いやいや、この減少をカバーするステキなからくりがあるのです。

それは、ずばり!「リート銘柄組み換えによるインカムゲインの上昇」です。


キャピタルゲインの上昇を、インカムゲインの上昇に転換することによって、

恒常的な不労所得の増収が可能となる。

さて、FLMAの元本に対する毎月の配当は0,34%まで落ち込んじゃってます。上記のとおり額面15%上昇が5日で、なんてなればなおさら。

一方で、MFIIのほうは、ひところの1.1%なんてバケモノの配当率はなくなりましたが、0.85%で推移。ふつうは0.5%くらいのリートがおおいので、「開戦時のゼロ戦」みたいに無敵の配当を維持しています。

で、この2つの銘柄を足した配当がどうなったというと

組み換え前:R$6,157.00

FLMA R$2,662.00

MFII  R$3,495.00

組み換え後R$7,090.00

FLMA R$2,181.00

MFII  R$4,909.00

差額でR$933.00、23.375円が毎月の配当額に加算されることになりました。

つまり、一番重要なのは、高値で売って儲けたぞーという元本での利益(キャピタルゲイン)ではなく、毎月の収入が2万3千円増えたぞー、ということなのですね。たいしたことない金額とはいえ、単にリートの銘柄を組み替えるだけの「濡れ手にあわ」で不労所得の増加が可能、という実例が提示できました。なお、これらの金額は2019年10月の配当額なので、あくまで目安です。念のため。

生まれて初めて市場の瞬間的な変動を対象にした投機的な売買でした。でもこれからはこつこつ少しづつのBuy and Hold (気がついたらForgetになっていることあり)、草食投資の弱小動物にもどります。

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