精神と知能:幸不幸、成功と失敗を分ける分水嶺

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精神と知能:幸不幸、成功と失敗を分ける分水嶺

人間は知能を持っており、動物ではできない高度な頭脳活動によって現在の文明を作り上げました。その重要性から、知能指数という言葉があり、IQが高ければ高いほど成功した幸せな人生が待っているといわれます。

でも、悪知恵、という言葉ある通り、知能はどうとでも使えてしまうため、かえって自分や周りを不幸のどん底に陥れることもあるのです。

幸不幸の分水嶺は?それを決定するのが「精神」です。

というわけで、よいこの少年漫画などは、とりわけこの「精神」を強調した展開が好まれています(それで正しい、そうあるべきと思います)。

一例行ってみます。

無料で全巻読める「駒が舞う」https://www.sukima.me/book/title/BT0000377890/

から抜粋。

将棋日本一を目指す少年2人の地方レベル決勝戦


右のメガネの少年は、この一戦に勝てば「会社の将棋部の管理」だったか、就職して家族を極貧から救うことができる状況。

その家族は、極貧のため妹のチヨちゃんが思わずパンを盗んじゃいます



チヨちゃんが妹と知らない対戦相手の少年(こちらが漫画の主人公)は行きががり上チヨちゃんをつかまえてしまい。


チヨちゃんのなりいきを心配して眺める主人公。その家が決勝相手のメガネくんの家だったことに気が付き。

メガネ君はがめついパン屋のおっさんを撃退


妹チヨちゃんをしばくメガネ君


でも心優しいお兄さんだったのでした


見てはいけないものを見てしまった主人公


で、決勝戦に戻ります


押されていた主人公が、形勢逆転


しかし、打てない



打てば、メガネ君の未来がつぶれます

知能では、打てば勝つ!ですが、精神が「打つな!」と言っているのです。ははは


たまらず、席を立ち、棄権(投了)


しかし、そういう勝ち方は認めないメガネ君。主人公をぶん殴っちゃいました。

メガネ君サイドも「負けた」と表明。でも主人公も席を立っちゃったし?


この美しい譲り合いがどうなったかは上記リンクでどうぞ。なお、あまっちょろい「両者優勝」とかではないので念のため。

いやいやすごく長くなりましたが、この場合、単に計算だけの物質的利益だけではなく、その利益をもたらす背景と影響に配慮して、あえて不利益も辞さず、という確固とした自覚、自己意識、自己遡及があって初めて知能もポジティブな方向に生かされる、ということですね。

この漫画では、「情をかけた」という言い方になっていますが、ぼくは情けとか移ろいやすい言葉は好きではありません。「魂」「哲学」という意味での「精神」が良い言葉だと思います。

精神が全くないまま、知能だけが発達してしまった場合どうなるか?

「昼寝するブタ」というサイトhttp://buta.exjw2.org/denpa/denpa_8.htmに、喧嘩のやり方について以下の記載があります。まんま抜粋、コピーです。

「日本人側は元寇の時の鎌倉武士団みたいな感じで「やぁやぁ我こそは」とばか

りに、喧嘩をする時に獲物(棒とかナイフ)を使うような卑怯な喧嘩は男のす

る喧嘩じゃない。男は男同士、正々堂々と一対一でタイマン(決闘)して拳で

決着を付けるべき。という、本宮ひろしの「男一匹ガキ大将」の描く古い不良

の伝統を忠実に守っています。

しかし朝鮮高校側は日本人とは常識やメンタリティが全然違いますから、喧嘩

はどんな汚い手を使っても最終的に勝てばいい。だから集団で敵に向かうのは

当たり前、もし負けそうになったら自分のプライドなんか関係なく命乞いして

油断させる、そこで相手が油断したらそこら辺にある鉄パイプを拾ってきて後

ろから力任せにぶんなぐって形勢逆転を計る。という大陸的な実用的な喧嘩を

します。こういうのはまさに鎌倉武士団と元寇の争いそのものです

殴り合いで負けそうになると相撲に持ち込んででも体勢を有利にして勝負をかける

日本人学生に対して、朝鮮人学生は有利な体勢の時にはやたら強いんだけど、

ちょっと形勢不利になるとすぐに泣きを入れる、あっけないほど簡単に泣きを入れる。

涙流して土下座までする。

日本人の感覚からすると「なんだこいつ、それでも男か」みたいな感じで泣き

を入れるんだけど、油断すると負けを認めた後でも平気で後ろから逆襲する。

しかも手当たり次第にそこらへんにある道具を使って後ろから徹底的に殴りに

来る。そんな喧嘩が多かったですね

こういう喧嘩のしかたの違いは両国の文化の違いです。」引用ここまで。

上記は、朝鮮の人たちに対する差別ではありません。一部の学生たちはこうだったという事実のことであり、知能のずるがしこさだけが発達してしまうとどうなるかということを知って警戒するため、自分も含め、啓蒙のために書いています。

欧米人のアジア蔑視は、中国進出の過程で「大陸的文化」を目の当たりにしたのが根源にあると思います。一方、アメリカ進駐軍など、日本の文化を知ったアメリカは「日本人は12歳だ」と称賛しています。

ちなみに、日本が明治維新で列強の植民地にならず、終戦後もしっかり国体を保って復活できたのも、徳川慶喜さんや明治の元勲、昭和天皇や吉田首相などが、「精神ある知能」を実践した結果とおもいます。

この「精神ある知能を実践する道」が武士道だと思っています。新渡戸稲造から、現代は少年漫画にまで広く伝承されている大切な日本の文化と理解しています。

最後に、武士道を凝縮した格言で終わります。

「仁なき勇は暴勇と化し、仁無き智は狡智と化す。ゆえに仁をもって仁智勇三徳の王となす(詠み人知らず)」

ではでは。。。

 

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