分散投資の本当の意味 その2

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分散投資の本当の意味 その2

前回では、へたな分散よりも得意な分野に集中した方がよい、ということを書きました。

分散投資は、もうひとつのアプローチがあります。前回は飛行機ネタ1.7aで説明しましたが、今回はよくある「バスケットと卵」のネタをつかいます。

まずバスケットの話をしますが、今回の本題は実はたまごですので、そこまでぜひお付き合いお願いします。

 

さて、よくある解説が「一つのバスケットにすべての卵を盛ってはってはいけません。バスケットが落っこちたらすべて割っちゃいます」です。

ところが、上の写真のとおり、バスケットにもいろいろあり。机の上に置かれたバスケットより、木の上の巣の方がしっかり固定されていて安全だったりします。

つまり「落っこちたらたいへんだああ!」といたずらにバスケットを多数用意するより、「落っこちないバスケット」を作り上げることの方が重要である。

お金を置いておく場所という意味でのバスケットつまり銀行は、確かに一つでは危ないので、2つの世界レベルで支店を持つ大銀行、つまり潰れる可能性の少ない銀行とすることをお勧めします。万一どちらかが危ない、というときは他方に移動すればいいのです。

ぼくの場合は片方は市場投資が得意な銀行なので、リートをガンガンぶち込んでいます。もう一方は守りの姿勢の強い銀行で、債券投資に使っています。

大手銀行を使うメリットは、銀行そのものの体力があるというだけでなく、現物不動産などまとまった金額を動かすようなケースに、その銀行のブラックカードを見せれば一発で業者や先方取引先が協力的になり、大優先で対応してくれることです。あと空港のラウンジが無料で使えるとか何かと便利です。

ブラックカードでもいろいろなランクがあり、名前だけで

実は全然使えないのもあるので気を付けましょう

若者のうちは手数料のない新しい小さな銀行で、銀行の人と一緒に攻めの投資というのもいいけれど、ある程度お金がたまったら(1.11)「安全なバスケット」つまり大きな銀行に移し替えるのがよいと思います。

次は投資種目としてのバスケット。きょうびいろいろ選択肢があり。日本に住んでいる人は

A.株、リート、債券、投資信託など銀行・市場系の投資

B.ソーシャルトレンディング

C.太陽光発電

D.実物資産(不動産)

E.ブロックチェーンと仮想通貨

などあり。

ぼくはA.のうちリートと債券しかやっていません。不動産は安アパート(分譲個室)を持っていましたが、リーマンショック以後の停滞が続き家賃収入が思わしくないので売っちゃいました。でも売りに出してから1か月で売れてしまい、うれしいことですが安くしすぎたかな?かもしれません。

ソーシャルトレンディングと太陽光発電について、特に前者はこれから収益性の高く比較的安全な投資になるかもしれません。特に日本のような人口オーナスの国(1.8)では資産構築の決定打となるかもしれません。ぼくは高金利国での投資なので中央銀行による基本金利の行方を見ながらまあまあリターンがある債券など伝統的なものばかりやってるので、こういったニューフェイスについては知らないけれど、若い人にはいい機会かもしれません。

やばいのは仮想通貨。大化けするかもしれないけれど、まさにバスケットそのものがいつ「ぱかーん」と底が抜け、下は奈落の底でしたなんてなりかねないと理解します。仮想通貨については別記事にします。仮想通貨のプラットフォームであるブロックチェーンは避けて通れない重要なパラダイムシフトであるが、これを管理する人と人の間でのセーフガードの体制が整っていないので、現在では投資より投機となっている。ブロックチェーンを扱う企業の株を市場で買う、というのならありとはおもいます。

さて、やっと卵に到着、と思ったらここまでで記事が長くなっちゃったので、次回にします。ではでは。。。。

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