METAR:定時飛行場実況気象通報式

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METAR:定時飛行場実況気象通報式

共産中国のスローガンみたいな日本語訳はスルーして、「メタール」と英語読みしましょう(メチールではない)。

飛行機にとって気象はものすごく重要であり(C3)飛行場とその周辺における気候を付近の飛行機や遠くから飛んでくる飛行機に知らせるために、簡潔な記号で空港または航空気象台から定期的に発信する情報です。

風、視程、降水、滑走路視距離や視程障害現象、雲量、雲高、温度、露点、気圧などの情報を一行の暗号じゃなかった記号で提示しています。一例を示すと

METAR SBBR 041600Z 11007KT 300V290 1400 R11L/P1500N R29L/P1500U +DZ BKN022 OVC050 24/22Q1023 =

METAR ですよ、と冒頭でことわっておいて(ほかにもTAFとか似たのがある)、

SBBRつまりブラジリア国際空港において、

041600Z :とある月の4日、国際標準時16時つまりブラジリアでは13時

11007KT:風向110度から 風速7ノットの風が吹いており

300V290 :風向が300度~290度の間で変動しており

1400 :視程は1400メートル。

R11L/P1500N :滑走路11Lの滑走路視距離 (RVR) が1500メートル以上、変化なし。R29L/P1500U :滑走路29Lでの RVR が1500メートル以上で、上昇している。

+DZ :小雨が降っている(この部分はRAだったら雨、TSRAだったら豪雨とかとにかく多数の記号があり暗記が大変です)。

BKN022 :雲底が地上2,200フィートで雲に隙間がある(雲量が5/8~7/8)

OVC050 :雲底が地上高5,000フィートで雲に隙間が無い(雲量が8/8)

M04/M07 :気温が摂氏24度で、露点が摂氏22度。

Q1023 :高度計規正値(QNH方式)が1023hPaである。

= は、METAR の終わりを示しています。お疲れさまでした。

実際は、軽飛行機が飛んでいくような地方の空港にはMETARが発信されていないことも多く。その場合はふつうにインターネットで空港のある町の天気予報を確認して飛んでいきます。

 サザエさん第2巻より

ではでは。。。

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