富裕層の定義。お金がある世界でのカーストと自由とは

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富裕層の定義。お金がある世界でのカーストと自由とは

もともと「大衆、アッパーマス、準富裕層、富裕層」なんて階層はなく「士農工商」だった日本。ペリー提督が、浮かぶはずのない鉄の船で江戸湾に乗り込み「自分の意見を絶対言わない小役人の国日本」に自由と平等を与えるため、艦砲で「レーダー照射」をくらわせ、日本の自由なんてまるで考えずにとても平等とは言えない修好条約を結びました。

その日本は、太平洋戦争で鬼畜米英を一時的ながらアジアから追い払い、これらの国の独立のきっかけを作りました。でもアジアの人から見れば爆弾を落とされたり使役にこき使われたりで「何の因果でこんな目に。。。」というのが真相だったらしい。

それでも、世界は少しづつ自由になっており。ぼくの母が小学生のころ米軍が進駐してきましたが「戦中の日本人の大人、軍人や憲兵隊なんかよりよっぽど人間らしい、いい人たちばっかりだった」そうで、「だから絶対進駐軍の悪口を言うな」といわれて育ちました。これは戦中戦後を生き抜いたの人たちの偽らざる実感だそうです。

アメリカは原爆を落としたが、アメリカ人は自由・平等・博愛の人たちだった

こうしてアメリカ民主主義の押し付けを得て、日本は自由な国になり。みんな平等になったのさ、とは実はなっていないようです。世界的に見ても奴隷制度や、強制収容所にぶち込まれる、というのは将軍様の国を除き無くなりましたが、自由かどうかというのは別で、実は食うや食わずの日銭を稼ぐために、遠い故郷から出稼ぎでたこ部屋にぶち込まれ重労働、という人たちが多数存在しています。

いったい何が多数の人たちをたこ部屋行きにしているのでしょうか。

実は、何かが存在しているから、ではなく、何かが不足しているから、が理由なのです。

お金の不足が人々の不幸にしているのです。十分なお金があれば、ご飯も食べられるし薬も買える。インド人だろうが日本人だろうがお金はお金の持ち主を差別したりカーストに分けたりはしません。フィリピン人研修生だろうと宮さまだろうと、300円の牛丼は300円を出せば食べられるのです。「黒人お断わり」という店があるのは、お金がお断りしているのではなく、店の人種差別主義者がお断りしているのです。

繰り返しますが、お金は悪ではありません。お金の不足が悪なのです。

封建領主が治める中世国家ではなく、資本主義の現代国家では、お金をどれだけ持っているか、つまり所得の水準にしたがって社会階層が生まれています。

とある証券会社による資産別の構成はこんな感じ。

お客さんのお金(現金)が欲しい証券会社なので、所得の算定には「純金融資産」にこだわっていますが、実はロバートキヨサキ1.3さん式の「お金をふところに入れてくれるもの」であればなんでも資産に計上してよいのです。この考えに近いのがRBCウェルス・マネジメント社などで、居住用不動産などを除いた投資可能資産、となっています。

いろいろ階層が分かれていますが、重要なのは、どこまでが自分の人生を他の人に握られて自由のない家畜(社畜)になってしまうのか、どこからが自由を確保できるのかということです。貨幣が生まれた後の世界(3.5)、人権が制度としては保証された今日では、この自由は「経済的自由」に直結するため、実はこのピラミッドは「経済的自由を達成した人」と「達成していない人」の二つのみに分割されます。言い換えれば、自由達成には、この二つのうちの勝ち組になれるように集中して努力すればよいのです。

そして、この分水嶺は「資産1億円」になっています。1億円の理由はこれまでの記事、特に4%ルールについてを参照ください。

その結果、このピラミッドは2.36%の「自由人」と97.64%の「自由を得られていない人」に分かれてしまっています。(この際、富裕層であるないなんて実はどうでもよいのです、ははは)

あらゆる人は自由となる権利と手段を持っています。

でも、97.64%の人たちが「鍋の中のかえる(3.4)の状態に置かれており。この状態にある人たちの大部分が、なけなしの給料と、テレビなどの娯楽つまり「パンとサーカス(3.6)に踊らされて、「自由を得られていない人」のまま居続けることに何の疑問もなく一生を終えてしまっているのです。

最近は「身分階級ピラミッド」などといって

  • 第1階層:殿上人(年収1億円~)
  • 第2階層:超成功者(年収3,000万円~)
  • 第3階層:超富裕層(年収2,000万円~)
  • 第4階層:富裕層(年収1,000万円~)
  • 第5階層:プチ富裕層(年収800万円~)
  • 第6階層:勘違いエセ金持層(年収600万円~)
  • 第7階層:中流階級層(年収500万円~)
  • 第8階層:脱下流層(年収400万円~)
  • 第9階層:貧乏予備軍(年収300万円~)
  • 第10階層:低所得層(年収200万円~)
  • 第11階層:貧困層(年収100万円~)

などと面白おかしく書いたものあり。

でもこのHPをここまでお読みいただけた方は、こういう情報を単に娯楽とする以上に、

◎年収200万が不労所得で獲得できており、それが支出を上回っているのであれば、低所得層でも立派な自由人であり、

◎殿上人のサッカー選手であっても、ケガなどで戦力外通知を受けたとたん、借金まみれになり屋上から飛び降りるというのでははっきり言って奴隷です、

ということを読み取って、無数の情報の中でも混乱せず「質素ながらも自由人」を目指す旅SpitirualS1.0.へ進むことができると理解します。精神的にはすでに自由人です。後は物理的に経済的自由を達成すればよいのです。

このホームページが皆様の経済的自由達成の一助になれば、大変幸いです。

自由人の世界。アテネの学堂

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