布張りあるある

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布張りあるある

鋼管布張りのこよーて君(飛行機の名前)。飛んでいるといろいろな目にあい、羽布のペイントがはがれたりします。そういうときの対応について説明します。

  1. 燃料タンク注入口周辺の塗料とドープ(羽布ののりみたいなもの)がはがれてしまった。これは何回も給油していくうえで少しづつガソリンが塗料と、その下のドープ(接着剤)に浸透してゆき、点検の時にはがれちゃった!ので、オレンジ色の塗料で再塗装しました。一応見栄えはまあまあ?耐久性のある仕上がりになったことを祈っています。

  2. 前オーナ―が安全ベルトを締め忘れてしまい、機外に飛び出したままの状態で滑走してしまった結果、バックルがドア後ろの側面をひっかいてしまった。なおしてから引き渡すね!という約束だったのですが、案の定なおっていなかったので、一番やばい所(塗料とドープがはげたのみならず羽布すなわちダクロンにほころびが発生していた)に前オーナー所属の飛行クラブのワッペンを張りつけてもらい当座をしのいだうえ、ハート型ワッペン(どこかの漫画で見た記憶あり)を自作し、最後にはバスやタクシー(パトカーも?)の側面に貼るステッカーを制作している印刷工場から白色のステッカー切れ端を貰ってきて、ギザギザに切れるハサミでかっこよく加工して損傷している部分に貼り付けました。

    ちなみに、このバス用ステッカーは強靭で、神経を使う舵面の修復にも重宝しています。

  3. そろそろ時効なので記載。近所の空港へ遊びに行ったとき、滑走路のトラフィックパターンに入り際、突如ビリビリビリ!バンバーン!とすさまじい音が。

    うあああぁー、と一瞬背筋が凍りましたが、飛行機は普通に空港周回を続けており。恐る恐る補助翼や昇降舵を動かしてみると、3舵の効きは良好で、ガリガリガリ、バンバーン!というすさまじい音さえなければあとは全く普通なので、主翼に何か起こっていなければいいけれど。。。とぬき足さし足で着陸。でエプロンまで行って確認したら、なんと座席下の胴体下面の羽布が四角く破れてバタバタとはためいていたのでした。こういうこともあろうかと持参していたセロハンテープ(小学校で使う奴ではなく、もっとぶっといもの)で修復し、ホームベースに帰ってから本格的に例のバス用ステッカーで修復しました。どうもトランスポンダーの発信端末を設置した際に微小な破れがあり、経年劣化ではがれたらしい。

修復後。白い四角の部分がステッカーをあてて強化した場所です

これでも現時点では機体全体では塗料、ドープとも張りがありしっかりきっちりしているので、部分的修復のみにしています。経年劣化で機体全体のドープが固くなってきちゃったら、全体を張り替えることを考えています。

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