「初めに、光があった」
原初の世界は、全知全能の光で満たされていた。
しかし、すべてが完璧な光に埋没された世界で、光は自分が何者かわからなくなってしまった。
そこで、全知全能の光は、その能力を使って「光と光でないもの」に世界を分割した。
「光でないもの」があって初めて「光というもの」が認識できることに気づいた光は、大喜びで、さらに世界をどんどん分割していった。
昼と夜。空、陸地、海。陸地を構成する土や鉱物。そしてついに植物や動物を創造した。
光は、自分が作った生き物たちの行いを大喜びで眺めていた。小鳥のさえずり、咲き誇る野花。草原を疾走する野生馬。一方で、ひがな一日ひなたぼっこを楽しむ猫。そういった生き物たちがうごめく大自然の移ろいを興味深く観察していたが、ある日、外から眺めているだけではなく、自らが生命というものを体験したくなってしまった。
そこで、全知全能の光は、自分自身の分身を作り。地球上の生き物、すなわち人間として地球上に降臨させた。
人間の目を通して、光は生きる者の世界と直接つながることができるようになった。ただ、人間のほうでは、光の宿る魂よりも動物としての肉体が勝り、光の分身であることを忘れざるを得なかった。
神の目から見た人間は、人間から見た「メタバースのアバター」みたいなものなのかも。「意志を持ったアバター」ですけど。画像出展:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000021.000080034&g=prt
さて、人間は、動物とは一線を画した自由意志つまり考えるちからをもって、どんどん進化していった。
火を発見し、石器や鉄器を作ることを覚え。言葉や文字を発明した。文学や美術の発展といった人間の進化を、光は人間の体を乗り物として大喜びで体験し、文明の発展、農村から都会の生活を謳歌し。飛行機の発明に至っては、パイロットの目と体を通じて、熱狂して曲技飛行や大陸横断などの大冒険を楽しんだ。
https://aucview.aucfan.com/yahoo/r111606346/
ところが、このころから、人間は、光が予期しなかった行動をとるようになった。銃や大砲、戦車に毒ガスなど、残虐な新兵器を次々と使用し、人間同士でいがみ合い、殺し合いをするようになってしまった。
光は、戦慄した。なぜ人間は、このような、光が期待したものとは全く逆の、悪魔のような行いをするのか。
しかし、原初の光が「光と闇」に分割して以来、次々と再分割していった、その究極の着地点が人間だった、という事であれば、確かに、人間は、この世の被造物の中で、最も光から離れたものになってしまったことも事実であり。すなわち、「光と光でないもの」の「光でない部分」を本能的に追い求める存在になってしまったことも必然であった。
光は、なんとか人間に光の被造物であることを思い出させ、暴力が横行する世界から救い出し、大量破壊兵器で世界全体を滅亡の危機にさらしてしまうような状況に陥ってしまった人々を光の世界に立ち戻らせようとした。
しかし、人間のほうでは、光の分身であることを忘れてしまっており、光の呼びかけを聞く心の扉が、獣性によって閉ざされてしまっていた。
そこで、光は考えた。人間と同じ生き物(獣)であるが、光の属性そのものを現した被造物を送り込むことで、人間の目を覚ますことができるであろう、と。
この時点で、実は、世界において人間は男しか存在していなかった。そこで、光は「男の肋骨から女を作り」、男同士で凄惨な殺戮を繰り返している地球上に送り込んだ。
その時の地球は、名誉や地位、富や名声を得るため、敵とみればこれを倒し、勇敢に死ぬことこそが喜びという世界になっていた。
そんな世界で、忽然と現れた女という生き物を前にして、男は愕然とした。男と同じ人間ではあるのに、闘争、勝利、そういったものを最初から放棄した、女という存在を目の前にして、男は「自分が光の分身であることを思い出した」。そのとき、男は、女の存在によって、生きる喜びを知ることができたのである。
なああんて!
「創世記」からインサイトを受けて、例によって面白おかしく捏造したお話でした。ははは
日向ぼっこ
画像はこちらからお貸りしました:https://ameblo.jp/mjngtrinity/entry-12724254372.html
さて、ぼくが飛行機に乗りになったきっかけの一つに、素晴らしい生き方をした女性のブログにめぐりあったことがあり。
その名も「カナダの青い空を飛ぶ ~女性パイロット・村上千代子物語~」
「マドモアゼル・カミカゼ」と呼ばれた女性の飛行練習生が、日本からフランス、そしてカナダと、文字通り世界に羽ばたいて、プロの女性パイロットそしてカナダの飛行学校の校長さんとして活躍する過程を描いたすごいブログです。
村上千代子さんは、悪天候の飛行で遭難しかかったり、仕事上でも想像を絶する困難に会いながらも、それが「克服される」過程で、キリスト者として生まれ変わり。一方、こう書かないと熱心な宗教者であることがわからないくらい、ブログの内容は一般の人にもとてもなじみやすい内容になっています。
こんにちのストレスフルで、ブラックな世相では、くじけそうになっている素敵女子やナイスガイも多いと思います。そんな人たちに、このブログを紹介します。村上千代子さんの自由で力強い生き方に、きっと励まされると思います。
マドモアゼル・カミカゼ
ではでは。。。。
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