空のルール
空のルール(Aviation E.1) (Australian Aviation誌より):
1. 離陸はどれも任意だが、着陸は必ず行わなければならない。
2. フライトは危険なものではない。クラッシュすることが危険なのだ。
3. 地上にいて上空にいたいと思うほうが、上空にいて地上にいたいと思うより良いに決まっている。
4. 燃料を搭載しすぎたといえるのは、火災になったときだけだ。
5. もし判断に迷ったならば、高度を保つこと。だれも空と衝突したものはいない。
6. 「良い着陸」とは、パイロットが飛行機から歩いて出てこられるものをいい、「すごく良い着陸」とは、飛行機が再び使えるような着陸を言う。
7. 教訓は他人のミステークから学べ。自分のミスだけを教訓のすべてにできるほどの長生きはとてもできない。
8. 5分前に考えていなかった場所に、飛行機によって連れて行かれるようなことはやってはならない。
9. 着陸回数と離陸回数が等しくなるよう常時努力せよ。
10. スムースな着陸を行う方法が3つある。しかし、誰もそれを知らない。
11. パイロットはスタートの時点では、運で満杯のバッグと、経験という空のバッグを持っている。生き残る秘訣は、運のバッグが空っぽになる前に、経験のバッグを満たすことである。
12. ずっと続いている時速数百マイルのアルミニウム構造物と時速ゼロの地面との戦いで、地面が負けたことは一度もない。
13. 良い判断とは経験から生れるものだが、経験というものは、悪い判断の産物である。
14. とがっているほうを常時進行方向に向けておくのは良いアイデアだ。
15. 見張りを怠るな。見落としというものは必ずあるものだ。
16. 重力というものは単なる理論ではなく法則である。それも廃止できない法則である。
17. パイロットにとって無用のもの3つ:背後の滑走路、頭上の高度、1/10秒前の時間.。
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