短編集続き。今回は①お料理、②絵画の世界、③Quora質問リクエストに答えて、④居合です。
①NHK今日の料理
ではなく、猫機長今日の料理、行ってみます。
時には豪華にということで、①長ネギ、サラミ、インスタントラーメン購入。ちなみに長ネギは太目のやつと細めのやつの2つの束に分けておきます。②ここで玉散る鋭利なはさみを取り出し、③細めの束を切り刻んでいきます。ちょきちょき。。。④この辺で水を入れたなべに点火。⑤どんぶりの中で切り刻んだ長ネギにしょうゆ、味の素、食用油をからめて混ぜておきます。⑥一方で、太目の長ネギをまるかじりだぜ!辛くて耐え切れん、というときにサラミを食べます。至福の一瞬。⑦そうしているうちにお湯が沸いてくるのでラーメンを入れます。大学時代からの技でアルデンテに仕上げます。⑧というわけでおいしいネギラーメンの出来上がり。おそまつさまです、ちゃんちゃん。
②カンディンスキー
少年時代より、なぜかこの絵「コンポジション8」にこだわりがあり。どこかでみたなーなんですが、あれ、もしかしてこれって操縦席からの眺めじゃん、なんて気づきました。もちろんカンディンスキーが生きてたら「ふざけんなー!」でしょうが、死人に口なし。悔しかったら化けて出てみろー!ぎゃははは!
③Quora質問リクエストに答えて
「Quora(クオーラ)は、ユーザーコミュニティで作成、編集、運営を行うQ&Aサイト(Wikipedia )」だそうです。なんとなく2Chみたい、なんて言ったら怒られるかもしれませんが、ランダムに立てられたスレに回答する、みたいな感じ。気ままにいろいろなスレに回答していたら、名指しでぼくに回答してくれ、という質問スレが立ち。こんな感じで答えました、というのを抜粋。
頂いた質問:
「在日ウクライナ大使館が外国人で構成する「義勇兵」への参加を公式ツイッター上で呼び掛けたところ、元自衛官ら日本人約70人が志願したことが分かりました。志願された方々を 貴方はどう思われますか」
ぼくの回答:
個人としてみれば、とても勇気のある勇敢な行為と思います。国家という観点から見れば、元自衛官など、今後ロシア周辺国である日本がウクライナのような事態に直面した時、決定的な経験、情報、スキルを持った人たちが養成されているという理解であり、防衛省はこれらの人たちを戦後教官などとして招き入れるなどすれば、防衛力向上への大きな人的資源になると理解します。
人命を重視する西側諸国の一員として実戦参加し、必要とあらば捕虜になることで、死ななければ強制収容所(振武寮含め)送りにされる全体主義国家とは根本的に違った兵士として戻ってくることを期待します。
沖田総司。「ああ、斬れない。婆さん、俺は猫が斬れないよ」
画像出展:https://ameblo.jp/akira-typeo/entry-11459556216.html
これにより、陸上自衛隊が、二度と旧帝国陸軍とならぬよう。また「たちかぜ事件の海上自衛隊」が「敵も味方も同仁の明治海軍」に復帰できるよう、重要な人材が得られることと信じます。
小生食用のために鶏を斬ろうとしましたが、殺すことができませんでした。今回の戦争で、眉一つ動かさずに敵兵という人間を殺すことを覚えた人材が日本の自衛隊に還流することは、兵自身のみならず一般日本市民の生命を守るために決定的な重要性を持つことと理解します。
人間性を失わずに殺し、生き残ること。西欧の軍隊(ウクライナは東欧ですが、原理は西欧の軍隊と合一化して動いているとの理解です)での経験により、旧軍とならない日本の防衛装置の確立に重要と考えます。
④居合
幕末。江戸の北辰一刀流小千葉道場に、土佐生まれの血気盛んな若者が。
その名も坂本龍馬。
めきめきと剣術の腕を上げて、皆伝並みに強くなりました。
「いひひひひ、これで並み大抵の野郎なら一撃で斬り倒せるようになったぜー!黒船で押し寄せてきやがる南蛮人どもをさくさく斬りきざんでやる」
と血気にはやっていたのを見かねた上役の松平春嶽が
「きみきみ刀を殺人に使うなどと物騒なことを考えてはいかん。だいいち人の血でさび付いた刀は研いでも使えなくなっちゃうぞ」
「おおお松平様、ぼくは貧乏で刀は一振りしかありません、じゃ人を斬るのはやめますね」
「そうそう。人を斬るなんて時代劇でも口にする言葉じゃないね。もっとも刀の錆にしたい奴もいるがな」
「ええええ?平和主義の松平様でもそんな奴がいるんですか?もしかして、松平様が大好きな、わかばのたい焼きをくすねてドロンした空き巣のことでしょうか」
「それに近いが、もっと悪いやつだ。そいつは南蛮人と結託して日本を商売人に売り渡そうとしているのだ」
「ええええー!そいつこそ輪切りにぶった切ってやります」
「だから刀を人殺しに使うなと言ったではないか。確かにぶった切ってやりたいとは思うがな。そいつは赤坂に住んでいる、勝海舟というふざけた名前の野郎だ。ここに地図もあるからよかったらやるぞ」
「ありがとうございます。ようし、こうなったら日本のために、勝とかいう「働かないおっさん」をぶった切ってやるぜー!」
「これこれ物騒なことを言うなというに。わしは勝を切れなんて一言もいっておらんからなー」
と、松平のおっちゃんにけしかけられたのか、あるいは血気にはやる若者の情熱なのか、気が付いた時には勝さんのお家に到着していたのでした。
マッチ売りに変装して、勝家の戸を叩く龍馬
「おっさんよう、マッチ一本いらねえかい」
「ちょうどマッチを切らしていたところだ、どうぞお入んなさい」
戸を開けた使用人さんを蹴り倒し、勝さんの部屋に乱入する龍馬。
「ようおっさん、三枚におろしてやるから覚悟しな」
しかし、勝海舟は舶来の椅子にすわったまま全く動じず。
悠々と地球儀を持てあそぶ勝海舟に、龍馬は刀が抜けず。
「う、ううう?ううーむ?」
隙だらけのようで全く隙のない海舟は、地球儀をかざしながら、竜馬に言って聞かせました。
「あっしを斬ったところで、せいぜい君が塀の内側に落ちるくらいで、世の中全然変わらないよ」
と地球儀を見せながら
「ごらん、この地球儀の中で、大きなヨーロッパ大陸がある。もっと大きなメリケンがある。エゲレスやメリケンでは、電線というものでエレキを町中に配電して、夜でも明るいナショナル電球が煌煌としているのだ。町にはテロの標的になるような超高層ビルが建っており、線路の上ではデゴイチ機関車がごうごうと走っているのだぞ」
想像もしなかった事実を聞かされて、きょとんとする龍馬。
「おっさん、おフランスじゃあ素敵女子と真昼間からデートしてても怒られないんですか?」
「当たり前だ。フランスでは仕事よりも新婚旅行の方が大切なのだ。だが、そんなことより、NASDACというのがあって、全米の主要な株が取り引きされているのだ。そして、うまく高配当株を組み合わせれば、配当生活でアーリーリタイアも可能なのだぞ」
雀躍する龍馬
「勝先生スゲー!ぜひ先生と一緒に海運会社を立ち上げて、イランからガソリンを買い付け、日本をエコノミックアニマルの大資本主義国家に発展させましょう。みんないっしょにジャパニーズビジネスマンだ!」
優秀な若者を説得できて喜ぶ勝さん
「よしよし、ではいっしょにサンバパーティーで楽しくお祝いをしよう」
と、龍馬さんとなかよく街角のサンバホールに遊びに行き。
サンバパーティー
https://www.youtube.com/watch?v=Lzb1BSyy4ZQ
それから龍馬さんは勝さんのお弟子さんとなり、明治維新の基礎を作ったのでした。
ううむ、坂本龍馬フアンの人たちに怒られそうだ。決して龍馬さんをけなしているわけではないので、許してくださいね。。。。
おっとこの文章の本題を忘れるところでした。
こういう場面で、なみの武士であれば、相手より先に斬って勝つ。
でも、達人は「抜かずして勝つ」。
龍馬さんは、皆伝並みの腕だけれど、勝さんの前で刀が抜けませんでした。
勝さんも、直心影流の免許皆伝で、斬りあいに持っていけば勝さんが優位だったかもしれません。
でも、勝さんは龍馬さんを「気で威圧して、抜かせませんでした」。
そして、龍馬さんを説得したうえで、斬りあいの流血沙汰なんて非生産的なことではなく、欧米帝国主義に対抗するための重要な人材として龍馬さんを取り込んじゃったのでした。
これが、「抜かずして勝つ」ほんものの居合の姿だと思っています。
というわけで3000字越え。ではでは。。。
明るいナショナルメドレーhttps://www.youtube.com/watch?v=Kw76bnsS5hU
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